以下、添付図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。先ず、図1を参照して装置の特徴を説明する。図1は、本実施の形態におけるMDレコーダ10の構成を示す図である。
本発明の実施の形態における、録音再生用の光磁気記録媒体であるMD50を録音及び再生可能なMDレコーダ10は、MD50を装填可能なターンテーブル11と、MD50を磁気記録する記録ヘッド12と、ターンテーブル11の回転動力を供給するスピンドルモータ13と、半導体レーザ光によりMD50の情報記録面上の情報を再生及び記録する光ピックアップ14と、光ピックアップ14をMD50のディスクの半径方向に移動させる送りモータ15と、MD50から読み出した信号又はMD50に記録する情報を電気的に変換するRFアンプ16と、記録ヘッド12の移動を制御するヘッドドライバ17と、各種デジタル信号処理を行うデジタル信号回路18と、デジタル信号回路18の各種処理で用いるデータのバッファメモリ19と、各部を制御するシステムコントローラ20とから構成され、各部は物理的に又はバスにより接続されている。
デジタル信号回路18は、録音再生可能なMD50に記録されているアドレスをデコードするADIP(ADress In Pre-groove on Recordable Disc)デコーダと、信号の変調方式であるEFM(Eight to Fourteen Modulation)変調して誤り符号訂正用のCIRC(Cross Interleave Read-Solomon Coding)を付加するEFM/CIRCエンコーダデコーダと、耐震用にデータをバッファメモリ19に退避するメモリコントローラと、人間の聴覚特性に適応してデータ圧縮伸長するATRAC(Acoustic Transferred Adapted Coding)エンコーダデコーダと、MD50の回転、情報再生及び情報記録等についてサーバ制御するサーボ制御回路とを有する。
また、デジタル信号処理回路18は、端子21においてD/Aコンバータに接続され、端子22においてA/Dコンバータに接続される。また、システムコントローラ20は、赤外線通信方式等により通信接続されてユーザの情報操作入力を受付ける操作部30と、ユーザに情報を表示する表示パネル40とに接続される。
システムコントローラ20は、MDレコーダ10の各部を中央制御するCPU(Central Processing Unit)20aと、各種情報を一時的に格納する内蔵のRAM(Random Access Memory)20bと、各種情報が記憶される内蔵のROM(Read Only Memory)20cとにより構成され、各部はバスにより接続されており、そのバスは図示しない接続部により、デジタル信号処理回路18、操作部30及び表示パネル部40と接続されている。具体的には、ROM20cは、MDレコーダ10の動作を制御する各種アプリケーションプログラム及びそのアプリケーションプログラムで使用するデータ等が記憶されている。また、CPU2aは、ROM20cに記憶された各種アプリケーションプログラムを読み出して、RAM20bにデータを展開してそのアプリケーションプログラムを実行して各部を中央制御する。
より具体的には、CPU20aは、ROM20cに記憶されるグループ管理実行判別処理のプログラムを読み出して、グループ管理実行判別処理を実行する。グループ管理実行判別処理の実行により、CPU20aは、MD50に記録されたTOC情報及びそのTOC情報中のディスクタイトルを読み込み、読み込んだディスクタイトル中のグループタイトルのカタカナ区切文字位置が誤っている場合に、その位置補正をして補正後ディスクタイトルとしてRAM20bに記憶し、ディスクタイトル又は補正後ディスクタイトルを用いてグループ管理が可能であるか否かを示すグループ管理フラグをRAM20bにセットする(図2〜図5参照)。
本発明の請求項に記載の補正部は、プログラムとCPUとの協働で実現されているものとして、例えば本実施の形態の図3に示すステップS50を実行するCPU20aである。同じく請求項に記載の記憶部は、例えば本実施の形態のRAM20bである。同じく請求項に記載の処理部は、例えば本実施の形態で実データを再生処理するターンテーブル11、記録ヘッド12、スピンドルモータ13、光ピックアップ14、送りモータ15、RFアンプ16、ヘッドドライバ17、デジタル信号回路18、バッファメモリ19及びシステムコントローラ20である。本発明の請求項に記載の記録媒体は、例えば本実施の形態のMD50である。
また、請求項に記載の編集部は、例えば本実施の形態のシステムコントローラ20及び操作部30である。同じく請求項に記載の記録部は、例えば本実施の形態のターンテーブル11、記録ヘッド12、スピンドルモータ13、光ピックアップ14、送りモータ15、RFアンプ16、ヘッドドライバ17、デジタル信号回路18、バッファメモリ19及びシステムコントローラ20である。
操作部30は、録音、再生、停止、消去等を指示する各種操作キー並びに各種記号、アルファベット及びカタカナの入力キーを備え、各種キーが押下されると、対応する操作信号を生成してシステムコントローラ20に出力する。表示パネル部40は、LCD(Liquid Crystal Display)等の表示画面を備えて構成され、操作部30から入力される情報やシステムコントローラ20から出力される各種表示情報を表示する。
MD50はカートリッジ内に収納されて、カートリッジに設けられているシャッター機構を記録時又は再生時に開閉することで光学ピックアップ14からのレーザ光を照射したり、磁気ヘッド12からの磁界を印加することができるように構成されている。
MD50はターンテーブル11に乗せられて装填され、スピンドルモータ13によって線速度一定(CLV:Constant Liner Velocity)に回転制御される。また、MDレコーダ10におけるMD50の装填部位に対して、MD50の脱着状態(装填の有無)を検出するためのメカスイッチやフォトインタラプタ等又は光ピックアップ14のレーザ光の反射光を用いて検出する図示しないディスク検出部が設けられる。
光ピックアップ14は、磁気ヘッド12に対して、装填されたMD50を挟んで対向する位置に設けられている。この光ピックアップ14は図示しない対物レンズと2軸機構と半導体レーザ光源と半導体レーザ光源の出射光が上記光磁気ディスクの表面で反射して、その反射光を受光する受光部を有して構成され、また、サーボ制御のために対物レンズを移動するフォーカス用コイルと、トラッキング用コイルとを有する。
光ピックアップ14内の受光部にて検知した反射光情報は、RFアンプ16に供給され、電流/電圧変換して増幅された後、マトリクス演算処理が行われ、フォーカスサーボ用のフォーカスエラー信号FE、トラッキングサーボ用のトラッキングエラー信号TEが生成されるとともにRF信号も生成される。
RFアンプ16で生成されたフォーカスエラー信号FE、トラッキングエラー信号TEは、デジタル信号処理回路18内のサーボ制御回路にて位相補償、利得調整等をされたのちにドライブアンプを介して2軸機構のフォーカス用コイルと、トラッキング用コイルとに印加される。
さらにトラッキングエラー信号TEからスレッドエラー信号が生成されて送りモータ15に送信されることにより、光ピックアップ14の送り制御がなされる。また、RFアンプ16にて生成されたRF信号は、デジタル信号処理回路18内のEFM/CIRCエンコーダデコーダにより、2値化されてEFM復調されるとともに、CIRC誤り訂正処理が行われて、デジタル信号処理回路18内のメモリコントローラに供給される。
ここで、MDレコーダ10におけるMD50内の情報の再生動作について説明する。MD50には予めトラッキング用溝が所定周波数にて蛇行して設けられアドレスデータが記録されており、再生されたRF信号中のアドレスデータは、デジタル信号処理回路18内のADIPデコーダによりCLV制御用信号に変調される。デジタル信号処理回路18内のEFM/CIRCエンコーダデコーダでは2値化したEFM信号若しくは前記CLV制御用信号に基づいてMD50のディスクをCLV回転制御するためのスピンドルエラー信号を生成してデジタル信号処理回路18に内蔵されたサーボ制御回路を介してスピンドルモータ13に印加されCLV制御される。
更にEFM/CIRCエンコーダデコーダでは2値化したEFM信号に基づいてフェーズロックドループの引込み動作を制御し、デコード処理のための再生クロックを生成させる。また、メモリコントローラによって、エラー訂正後の2値化データはバッファメモリ19に書き込まれる。2値化データはMD50のオーディオデータとなる。メモリコントローラは、バッファメモリ19に所定量以上のデータが蓄積されたら、バッファメモリ19から書き込みの転送レートより十分遅い転送レートにて読み出しを行い、オーディオデータとして出力する。メモリコントローラは、データをバッファメモリ19に一旦蓄積した後にオーディオデータとして出力するので、振動等の外乱に対して不要なトラックジャンプ等が生じて光ピックアップ14からの連続したデータ読み出しが途絶えたとしても、そのトラックジャンプが発生したアドレスへの再配置中にバッファメモリ19に蓄積されたオーディオデータを出力するので、オーディオ出力の音声としては連続した音のとぎれのない出力が実現できる。
また、メモリコントローラによりバッファメモリ19から読み出されたオーディオデータは、デジタル信号処理回路18内のATRACデコーダにより圧縮が解かれてデジタルオーディオデータとされ、端子21を介して図示しないD/Aコンバータに印加される。そのD/Aコンバータは、オーディオデジタルデータをアナログオーディオ信号に変換し、図示しない増幅器、スピーカ、ヘッドホン等の再生出力系に供給され、再生オーディオとして出力される。
このような再生動作時において、システムコントローラ20は、操作部30の操作に応じて各種サーボ用のコマンドをサーボ制御回路に転送したり、メモリコントローラに対してバッファメモリ19の制御の指令を与えたり、演奏経過時間や再生しているトラック(曲)のタイトル等の文字情報の表示を表示パネル部40に実行させるように制御したり、EFM/CIRCエンコーダデコーダによりスピンドルサーボ制御したりデコード処理制御する。
次に、MDレコーダ10におけるMD50への情報の記録動作について説明する。MDレコーダ10において、CDプレーヤ等の再生装置のアナログ出力端子から出力されたアナログオーディオ信号は図示しないA/Dコンバータにてデジタルオーディオデータに変換され、端子22を介してデジタル信号処理回路18に入力される。
そして、デジタルオーディオデータは、デジタル信号処理回路18内のATRACエンコーダデコーダに入力されてATRAC方式により圧縮され、圧縮されたデジタルオーディオデータはメモリコントローラによりバッファメモリ19に一旦蓄積される。メモリコントローラは、バッファメモリ19に蓄積された圧縮されたデジタルオーディオデータが所定量蓄積されたことを検知してバッファメモリ19からの読み出しを許可する。その許可によりバッファメモリ13から読み出された圧縮データはEFM/CIRCエンコーダデコーダによりCIRC方式のエラー訂正符号付加、EFM変調等の処理が施されてヘッドドライバ17に供給される。
ヘッドドライバ17は、EFM/CIRCエンコーダデコーダから供給されたデータに応じて記録ヘッド12のN極又はS極を磁界印加駆動する。またこのような磁界印加を行う記録時には、システムコントローラ20は光ピックアップ14の図示しない半導体レーザの出射パワーを再生時のときよりも高パワーに制御して光磁気ディスクの表面をキューリ温度まで加熱するようにする。これにより記録ヘッド12から印加された磁界情報がMD50の情報記録面に固定され、データが磁界情報として記録される。
情報記録時にも情報再生時と同様に、システムコントローラ20は、各種サーボ用のコマンドをサーボ制御回路に転送したり、メモリコントローラに対してバッファメモリ19の制御の指令を与えたり、記録経過時間や記録しているプログラムのトラックナンバー等の表示を表示パネル部40に実行させるように制御したり、EFM/CIRCエンコーダデコーダでスピンドルサーボ制御したりエンコード処理制御する。
MDレコーダ10は、実データとしてのオーディオデータの他に、そのオーディオデータの各トラック及びディスク全体に対応する管理データであるTOC情報をMD50に記録することができる。TOC情報中のユーザが書換可能な情報であるUTOCは、操作部30を介してユーザから入力される。
TOC情報には、MD50の固有情報で書換え不可能な情報と、ユーザが書換え可能なUTOC等とを含む。UTOCには、MD上に記録されているトラックについてのトラック情報と、そのMD及び各トラックについてのネーム情報とが記録される。トラック情報は、トラックナンバーにより識別される全トラックのトラック数(曲数)や、複数のトラックのフラグメンテーション情報等を含む。ネーム情報は、そのMDについての、ディスクタイトルと、各トラックの開始及び終了アドレス、各トラックタイトル(例えば曲タイトル)、各曲の録音年月日時分秒等を含む。この、UTOCにより、実データの記録されたエリアを直接操作することなく、UTOCの記録されたエリア上のUTOCの内容だけで、簡単にMD及びその各トラックを管理することができる。
MDレコーダ10は、従来の技術で説明したように、MDのUTOCのディスクタイトルにグループタイトルを付加してグループ情報とすることにより、各グループを認識可能でグループ管理が可能な機能を有するものとする。またMDレコーダ10は、グループタイトルにカタカナを用いることも可能であり、操作部30では、各種数字、アルファベットに加え、カタカナを入力操作可能であり、表示パネル部40では、それらの文字を表示可能である。
次に、図2〜図5を参照して、MDレコーダ10のプログラム実行動作を説明する。図2は、グループ管理実行判別処理を示すフローチャートであり、図3は、図2に示すグループ管理実行判別処理中のグループ管理フォーマットチェック処理を示すフローチャートであり、図4は、図3に示すグループ管理フォーマットチェック処理中のカタカナ区切文字位置補正処理を示すフローチャートであり、図5は、図4に示すカタカナ区切文字位置補正処理の続きを示すフローチャートである。
先ず、図2を参照して、MDレコーダ10に装填されたMD50についてグループ情報が記録されていて、そのMD50に対してグループ管理が実行可能であるか否かを判別するグループ管理実行判別処理について説明する。システムコントローラ20において、CPU20aは、MDレコーダ10にMD50が装填されたことが図示しないディスク検出部により検出されたことをトリガとして、グループ管理実行判別処理のプログラムをROM20cから読み出してRAM20bに展開することによりグループ管理実行判別処理を実行する。
また、MDレコーダ10にMD50が装填された場合に、CPU20aは、光ピックアップ14等の情報再生系によりMDレコーダ10に装填されたMD50の情報記録面のTOC情報が記憶されたTOC領域からTOC情報を読み込んでRAM20bに格納するものとする。先ず、CPU20aは、TOC情報の読み込みを開始したか否かを判別する(ステップS1)。TOC情報の読み込みが開始されていない場合(ステップS1;No)、CPU20aは、ステップS1に戻る。
TOC情報の読み込みが開始された場合(ステップS1;Yes)、CPU20aは、TOC情報の読み込みが完了したか否かを判別する(ステップS2)。TOC情報の読み込みが完了していない場合(ステップS2;No)、CPU20aは、ステップS2に戻る。TOC情報の読み込みが完了した場合(ステップS2;Yes)、CPU20aは、読み出したTOC情報内のディスクタイトルの読み込みを開始する。そして、CPU20aは、そのディスクタイトルの読み込みを完了したか否かを判別する(ステップS3)。ディスクタイトルの読み込みが完了していない場合(ステップS3;No)、CPU20aは、ステップS3に戻る。
ディスクタイトルの読み込みが完了した場合(ステップS3;No)、CPU20aは、RAM20bに格納されたディスクタイトルがグループ管理可能な形式か否かをチェックして、グループ管理可能な形式でないが補正が可能である場合に、そのディスクタイトルをグループ管理可能な形式に補正してRAM20bに格納するグループ管理フォーマットチェック処理を実行する(ステップS4)。グループ管理可能な形式への補正とは、具体的にはグループ情報を含むディスクタイトル中のカタカナ区切文字の位置の補正である。
そして、CPU20aは、ステップS4において補正されRAM20bに格納された補正後ディスクタイトル又はその補正後ディスクタイトルがない場合はステップS3においてRAM20bに格納されたディスクタイトルを参照して、グループ管理が可能であるか否かを判別する(ステップS5)。ステップS5は、例えば、各グループタイトルの記述形式が、そのグループの開始トラックナンバーN1、特殊記号「-」、そのグループの終了トラックナンバーN2、特殊記号「;」、正式なグループタイトル文字列、特殊記号「//」の順に並んでいるか否かを、全てのグループタイトルについて判別する。
正式なグループタイトルとは、アルファベット及び各種記号の部分はそのまま記載され、カタカナ文字列を示すアルファベット文字列には、カタカナ区別文字「^」を先頭と最後尾に付加され、そのカタカナを大文字アルファベットでローマ字表記されているものとする。例えば、あるグループのグループタイトルが「Kアイウエオ」である場合は、「N1-N2;K^AIUEO^//」と記述されているか否かを判別する。また、1つのグループに1つのトラックが所属することも可能であり、例えば、あるグループにトラックナンバーN1のみが所属する場合は、「N1;^AIUEO^//」と記述される。また、グループにグループタイトルをつけなくてもよく、その場合は、「N1-N2;//」と記述され、何れもグループ管理可能な記述形式と判別する。
これら以外の記述形式の一つとして、例えば、本発明の課題で説明したようなグループ管理機能が無いMDレコーダで記録された「N1-N2;K^AIUEO//^」という記述はステップS4において、「N1-N2;K^AIUEO^//」と補正されるので、特に、「//」がカタカナ区切文字の間に挟まれているか否かは考慮しなくてもよい。
また、カタカナ区切文字「^」と「^」との間のカタカナ文字列を示すアルファベット文字列の文字数は、カタカナ区切文字を含めて80字未満であることが既定されており、80文字以上である場合にはカタカナに変換されないことも既定されている。よって、ステップS4において、カタカナ区切文字の間の文字数が80文字以上であり、補正されなかった場合にも、「//」がカタカナ区切文字の間に挟まれているか否かは考慮しなくてもよい。
グループ管理が可能である場合(ステップS5;Yes)、CPU20aは、グループ管理フラグに1をセットして、RAM20bにそのグループ管理フラグを格納し(ステップS6)、グループ管理実行判別処理を終了する。グループ管理が可能でない場合(ステップS5;No)、CPU20aは、グループ管理フラグに0をセットして、RAM20bにそのグループ管理フラグを格納し(ステップS7)、グループ管理実行判別処理を終了する。
ここで、図3を参照して、図2に示したステップS4のグループ管理フォーマットチェック処理を説明する。ディスクタイトルの読み込みが完了した場合(ステップS3;No)、CPU20aは、グループ管理フォーマットチェック処理の実行を開始する。先ず、CPU20aは、RAM20b内のディスクタイトル内の全文字数をカウントする(ステップS41)。そして、CPU20aは、ステップS41において、カウントされた文字数が4文字以上であるか否かを判別する(ステップS42)。グループ情報の記述には、トラックナンバー、「;」及び「//」と最低でも4文字必要であるからである。
4文字以上でない場合(ステップS42;No)、CPU20aは、グループ管理フォーマットチェック処理を終了し、ステップS5に進む。ディスクタイトルにグループ情報の記述がある可能性がなくその補正も必要ないからである。4文字以上である場合(ステップS42;Yes)、ディスクタイトルにグループ情報の記述がある可能性があり、CPU20aは、RAM20b内のディスクタイトル中の全てのカタカナ区切文字「^」をチェックする(ステップS43)。
そして、CPU20aは、RAM20b内のディスクタイトルにカタカナ区切文字があるか否かを判別する(ステップS44)。カタカナ区切文字がない場合(ステップS44;No)、グループ情報にカタカナが記述されている可能性もなくその補正も必要ないので、CPU20aは、グループ管理フォーマットチェック処理を終了し、図2のステップS5に進む。
カタカナ区切文字がある場合(ステップS44;Yes)、CPU20aは、参照位置を次のカタカナ区切文字位置に移動し、RAM20bに格納された区切文字位置カウンタをクリアする(ステップS45)。区切文字位置カウンタとは、カタカナの始まりを示すカタカナ区切文字から次のカタカナ区切文字までの文字数のカウンタである。そして、CPU20aは、RAM20b内の区切文字位置カウンタが80以上であるか否かを判別する(ステップS46)。区切文字位置カウンタが80以上であると、そのカタカナ文字列を示すアルファベット文字列はカタカナ変換されない。
区切文字位置カウンタが80以上でない場合(ステップS46;No)、CPU20aは、RAM20b内のディスクタイトルの先頭文字から順に、未だ取り出していない1文字を取り出す(ステップS47)。そして、CPU20aは、ステップS47で直前に取り出した文字がカタカナ区切文字であるか否かを判別する(ステップS48)。ステップS48は、カタカナ文字列の終わりを示すカタカナ区切文字を検出している。
カタカナ区切文字でない場合(ステップS48;No)、CPU20aは、現在の参照位置がグループ区切であるか否かを判別する(ステップS49)。具体的には、直前に取り出した文字が「/」で、その一つ前に取り出した文字が「/」であるかにより、グループ区切を示す「//」であるか否かを判別する。グループ区切である場合(ステップS49;Yes)、CPU20aは、ディスクタイトル中の誤った位置にあるカタカナ区切文字位置を補正するカタカナ区切文字位置補正処理を実行する(ステップS50)。カタカナ区切文字位置補正処理は、後で詳述する。
そして、CPU20aは、ステップS50において作成された補正文字列を、グループ情報が補正されたディスクタイトルとしてRAM20bに記憶し(ステップS51)、CPU20aは、グループ管理フォーマットチェック処理を終了し、ステップS5に進む。グループ区切でない場合(ステップS49;No)、CPU20aは、RAM20b内の区切り文字位置カウンタを1つインクリメントし(ステップS52)、ステップS46に戻る。
区切文字位置カウンタが80以上である場合(ステップS46;Yes)、そのカタカナ文字列はカタカナ変換の対象外であり、CPU20aは、ステップS47で未だ取り出していないディスクタイトルの範囲に、カタカナ区切文字があるか否かを判別する(ステップS53)。カタカナ区切文字である場合(ステップS48;Yes)、そのカタカナ文字列は正常で補正の対象外であるので、CPU20aは、ステップS53へ進む。
カタカナ区切文字がある場合(ステップS53;Yes)、CPU20aは、ステップS45へ戻る。カタカナ区切文字がない場合(ステップS53;No)、CPU20aは、グループ管理フォーマットチェック処理を終了し、図2のステップS5に進む。
ここで、図4及び図5を参照して、図3に示したステップS50のカタカナ区切文字位置補正処理を説明する。グループ区切である場合(ステップS49;Yes)、CPU20aは、RAM20b内のディスクタイトルの容量が1792バイト以上か否かを判別する(ステップS501)。これは、ディスクタイトルが許容された正常な容量以内であるか否かを判別している。1792バイトは、実際には、ディスクタイトル+トラックタイトルの総容量の許容できる最大の値であり、ここでは簡単のため、トラックタイトルが存在しなく0バイトである場合を示すものである。つまり、トラックタイトルのバイト数が増えると、そのバイト数だけ1792バイトから減じる。
1792バイト以上である場合(ステップS501;Yes)、ディスクタイトル容量は正常の範囲を超えており、CPU20aは、図3のグループ管理フォーマットチェック処理を終了し、図2のステップS5に進む。
1792バイト以上でない場合(ステップS501;No)、ディスクタイトル容量は正常の範囲にあり、CPU20aは、RAM20b内のディスクタイトルの先頭文字から順に未だ取り出していない1文字を取り出す(ステップS502)。そして、CPU20aは、RAM20b内に格納された文字数カウンタをインクリメントする(ステップS503)。初めてステップS503を通る場合は、文字数カウンタを1としてRAM20bに格納する。文字数カウンタは、カタカナ区切文字位置「^」から「^」までの文字数をカウントするためのものである。
そして、CPU20aは、文字数カウンタが80以上であるか否かを判別する(ステップS504)。文字数カウンタが80以上でない場合(ステップS504;No)、CPU20aは、ステップS502において直前に取り出されている文字がNullであるか否か(直前に取り出された文字が存在しないか存在するか)を判別する(ステップS505)。
直前に取り出された文字がNullでない場合(ステップS505;No)、CPU20aは、ステップS502において直前に取り出された文字をカタカナ変換の変換前文字列としてRAM20bに格納する(ステップS506)。既にRAM20b内に変換前文字列がある場合は、現在取り出されている文字を変換前文字列に追加する。そして、CPU20aは、ステップS502において直前に取り出された文字がカタカナ区切文字であるか否かを判別する(ステップS507)。
直前に取り出された文字がカタカナ区切文字である場合(ステップS507;Yes)、CPU20aは、RAM20bに格納された区切文字カウンタをインクリメントする(ステップS508)。初めてステップS508を通る場合は、区切文字カウンタを1としてRAM20bに格納する。区切文字カウンタは、カタカナ区切文字の個数について、カタカナ文字列を示すアルファベット文字列の始まりを示す1と終わりを示す2とをカウントするためのものである。
そして、CPU20aは、RAM20b内の区切文字カウンタが2であるか否かを判別する(ステップS509)。区切文字カウンタが2である場合(ステップS509;Yes)、ステップS502で直前に取り出された文字がカタカナ文字列を示すアルファベット文字列の終わりを示すので、CPU20aは、RAM20b内の変換前文字列をカタカナ文字に変換し、その文字列を変換後文字列とする(ステップS510)。ステップS510は、具体的には、変換前文字列中の最初のカタカナ区切文字から最後(次)のカタカナ区切文字までを、カタカナ区切文字を除いて、ローマ字のアルファベットのみをカタカナに変換する。この変換された文字列を変換後文字列とする。例えば、変換前文字列である「^AIUEO/^」は、変換後文字列として「アイウエオ/」と変換される。
そして、CPU20aは、RAM20b内の変換前文字列又は変換後文字列を、再変換前文字列としてRAM20bに記憶して、RAM20b内の変換前文字列又は変換後文字列はクリアする(ステップS511)。ステップS511は、RAM20b内に補正前文字列がある場合には、それに新たな文字列を追加する形で補正前文字列を更新する。
直前に取り出された文字がカタカナ区切文字でない場合(ステップS507;No)、CPU20aは、RAM20b内の区切文字カウンタが0であるか否かを判別する(ステップS512)。区切文字カウンタが0である場合(ステップS512;Yes)、直前に取り出した文字列はカタカナ文字列を示すアルファベット文字列の一部ではないので、CPU20aは、ステップS511へ進む。区切文字カウンタが0でない場合(ステップS512;No)、直前に取り出された文字がカタカナ文字列を示すアルファベット文字列の途中であるので、CPU20aは、ステップS502へ戻る。区切文字カウンタが2でない場合(ステップS509;No)、同様にステップS502で直前に取り出された文字がカタカナ文字列を示すアルファベット文字列の途中を示すので、CPU20aは、ステップS502へ戻る。
ステップS511の実行後、CPU20aは、RAM20b内の区切文字カウンタをクリアする(ステップS513)。そして、CPU20aは、RAM20b内の文字数カウンタから文字数を読み出してRAM20bに記憶し、文字数カウンタはクリアし(ステップS514)、ステップS502へ戻る。ステップS514で記憶された文字数は、ステップS502及びS515における次の文字の位置特定に用いる。
文字数カウンタが80以上である場合(ステップS504;Yes)、CPU20aは、RAM20b内のディスクタイトルから、ステップS502において直前に取り出された文字の次のカタカナ区切文字までの文字を取り出してRAM20bに変換前文字列として記憶し(ステップS515)、ステップS511へ進む。但し、ステップS515は、ステップS502において直前に取り出された文字がカタカナ区切文字であればそれ以上文字を取り出さない。
直前に取り出された文字がNullである場合(ステップS505;Yes)、ディスクタイトルの終わりを示すので、CPU20aは、RAM20b内の再変換前文字列の先頭から順に未だ取り出していないカタカナ以外の1文字を取り出す(ステップS516)。カタカナ以外の文字とは、カタカナ以外の全ての文字であり、特殊記号である「/」やカタカナ区切文字「^」を含める。そして、CPU20aは、ステップS516で直前に取り出された文字がNullであるか否かを判別する(ステップS517)。
直前に取り出された文字がNullでない場合(ステップS517;No)、CPU20aは、ステップS516で直前に取り出された文字をRAM20bに、補正後ディスクタイトルとして記憶する(ステップS518)。最初にステップS518を通る場合は、RAM20bに補正後ディスクタイトルを記憶し、以後は、RAM20b内の補正後ディスクタイトルに、直前に取り出された文字を記録する。そして、CPU20aは、RAM20b内の再変換前文字数カウンタを1つインクリメントし(ステップS519)、ステップS516へ戻る。最初にステップS519を通る場合は、RAM20bに再変換前文字数カウンタを1として設定する。この再変換前文字数カウンタの数字は、ステップS516及びS520において次の文字の特定に用いる。
直前に取り出された文字がNullである場合(ステップS517;Yes)、次はカタカナ文字が始まる又はディスクタイトルの終わりを示すので、CPU20aは、RAM20b内の再変換前文字列の先頭から順に未だ取り出していないカタカナ文字の1文字を取り出す(ステップS520)。そして、CPU20aは、ステップS520で直前に取り出された文字がNullであるか否かを判別する(ステップS521)。
直前に取り出された文字がNullでない場合(ステップS521;No)、CPU20aは、ステップS520で直前に取り出されたカタカナ文字をRAM20bにカタカナ文字列として記憶する(ステップS522)。そして、CPU20aは、RAM20b内の再変換前文字数カウンタを1つインクリメントし(ステップS523)、ステップS520へ戻る。
直前に取り出された文字がNullである場合(ステップS521;Yes)、CPU20aは、ステップS522において記憶されているRAM20b内のカタカナ文字列を、カタカナ区分文字とローマ字のアルファベットとからなる文字列に変換し、RAM20b内のカタカナ文字列をクリアする(ステップS524)。ステップS524は、具体的には、カタカナ文字列中のカタカナ文字を大文字のアルファベットに変換し、そのアルファベットの文字列の最初と最後とにカタカナ文字列を追加する。例えば、カタカナ文字列が、「アイウエオ」である場合は、「^AIUEO^」と変換される。
そして、CPU20aは、ステップS524において変換された文字列を、RAM20bに補正後ディスクタイトルとして記憶する(ステップS525)。すでにRAM20bに補正後ディスクタイトルがある場合は、その補正後ディスクタイトルにステップS524において変換された文字列を追加する。ステップS524において変換されなかった場合(例えば、再変換前文字列の最後の場合)は、ステップS525においては何も記憶されない。
そして、CPU20aは、ステップS516又はS520において再変換前文字列から直前に取り出された文字の次の文字がNullであるか否かを判別する(ステップS526)。次の文字がNullでない場合(ステップS526;No)、CPU20aは、ステップS516へ戻る。次の文字がNullである場合(ステップS526;Yes)、再変換前文字列の終わりを示すので、CPU20aは、図3のステップS51へ進む。
次に、図6を参照して、本実施の形態の状態遷移の一例を説明する。図6は、本実施の形態の状態遷移図である。図6の(1)に示すように、「1-2;^AIUEO^//3;ABC//5-10;^KAKIKUKEKO^//」と記録されるべきディスクタイトルが、グループ管理機能のないMDレコーダにより記録されたMD50のディスクタイトルに「1-2;^AIUEO//3;^ABC//5-10;^KAKIKUKEKO//^」と記録されている場合に、図4のステップS502〜S507、S512、S511〜S514の各ステップにより、カタカナ区切文字に挟まれていない部分である「1-2;」がRAM20b内の再変換前文字列にコピーされる。「1-2;^AIUEO//3;^ABC//5-10;^KAKIKUKEKO//^」は、トラックナンバーが1,2のトラックからなるグループのグループ名を「アイウエオ」とし、トラックナンバーが3のトラックからなるグループのグループ名を「ABC」とし、トラックナンバーが5,6,7,8,9,10のトラックからなるグループのグループ名を「カキクケコ」として、カタカナ区切文字の位置がずれているディスクタイトルである。
そして(2)に示すように、図4のステップS502〜S509、S512の各ステップによりカタカナ区切文字に挟まれている部分である「^AIUEO//3;^」が変換前文字列として取り出され、ステップSS510により「^AIUEO//3;^」が、変換後文字列として「アイウエオ//3;」に変換され、ステップS511、S513、S514により、「アイウエオ//3;」がRAM20b内の再変換前文字列に追記される。
そして(3)に示すように、(1)と同様にして、カタカナ区切文字に挟まれていない部分である「ABC//5-10;」がRAM20b内の再変換前文字列に追記される。そして(4)に示すように、(2)と同様にして、カタカナ区切文字に挟まれている部分である「^KAKIKUKEKO//^」が「カキクケコ//」に変換されてRAM20b内の再変換前文字列に追記される。
そして、(5)に示すように、図5のステップS516〜S519の各ステップにより、RAM20b内の再変換前文字列におけるカタカナ文字以外の文字列である「1-2;」がRAM20b内の補正後ディスクタイトルにコピーされる。そして、(6)に示すように、図5のステップS520〜S523の各ステップにより、RAM20b内の再変換前文字列におけるカタカナ文字列である「アイウエオ」が取り出されて、ステップS524、S525により「^AIUEO^」に変換してRAM20b内の補正後ディスクタイトルに追記される。
そして(7)に示すように、(5)と同様にしてRAM20b内の再変換前文字列におけるカタカナ文字以外の文字列である「//3;ABC//5-10;」がRAM20b内の補正後ディスクタイトルに追記される。そして(8)に示すように、(6)と同様にしてRAM20b内の再変換前文字列におけるカタカナ文字列である「カキクケコ」が「^KAKIKUKEKO^」に変換されRAM20b内の補正後ディスクタイトルに追記される。そして、(9)に示すように、(5)と同様にしてRAM20b内の再変換前文字列におけるカタカナ文字以外の文字列である「//」がRAM20b内の補正後ディスクタイトルに追記されて、カタカナ区切文字の位置が補正された補正後ディスクタイトルがRAM20bに記憶される。
MDレコーダ1は、MDが装填されたことをトリガとして、CPU20aは、本実施の形態のグループ管理実行判別処理を実行する。そして、RAM20b内のグループ管理フラグが1である場合に、RAM20b内のディスクタイトル又は補正後ディスクタイトルをグループ情報として用いて、ディスクタイトル及びグループタイトルを表示パネル部に表示させることを含める各種グループ管理を可能にして、MDの実データの再生及び記録等の各種処理を実行することができる。
また、装填されたMDに、補正後ディスクタイトルは記録しない。これは、そのMDを取り出すまでに、ユーザが編集及び録音をしてないにも関わらず、そのMDに書き込みが発生することを防ぐためである。例えば、ユーザが補正をしたくない場合に、自動的に補正後ディスクタイトルが装填されたMDに記録されることを防ぐためである。
また、装填されたMDに対する補正後ディスクタイトルがRAM20bに記録された後、ユーザの操作により操作部30を介して、補正後ディスクタイトルを用いて、ディスクタイトル及びグループタイトル等のうちの少なくとも1つの編集が実行可能となる。これらの編集が実行された場合には、MDレコーダ10は、補正後ディスクタイトル又はこれが更に編集されたディスクタイトルをその装填されたMDに記録する。ユーザがディスクタイトルの変更を編集作業により了承しているからである。補正後ディスクタイトル又は更に編集されたディスクタイトルのMDへの記録のタイミングは、編集中又は編集後である構成でもよく、装填されたMDの取り出し直前である構成等でもよい。補正後ディスクタイトル又はこれが更に編集されたディスクタイトルが記録されたMDは、グループ管理機能を有するあらゆる装置で、そのMDのグループ管理を実行することができる。
よって、本実施の形態によれば、グループ管理機能を有しないMDレコーダ等により、グループ情報を含むディスクタイトル内のカタカナ区切文字位置が誤って記録されたMDが装填された際に、そのMDに記録されたディスクタイトルのカタカナ区切文字位置を補正するので、MDに記録されたグループ情報を含むディスクタイトルのカタカナ区切文字位置を補正することができる。
また、補正されたディスクタイトルを補正後ディスクタイトルとしてRAM20bに記憶し、装填されたMDに補正後ディスクタイトルを記録しないようにしたので、ユーザの意思に反してMD内のディスクタイトルを自動的に更新することを防ぐことができる。また、補正後ディスクタイトルをRAM20bに記憶した後、ユーザによりディスクタイトルの編集がなされた場合に、装填されたMDに補正後ディスクタイトル又はこれを更に編集されたディスクタイトルを記録するので、ユーザの意思に則してMD内のディスクタイトルを自動的に変更し、グループ管理機能を有するあらゆる装置で、そのMDのグループを管理することができる。
なお、本実施の形態においては、ディスクタイトルのカタカナ区切文字の位置補正が必要なMDに、補正後ディスクタイトルを書き込まない構成であるが、MD装填後にそのMDのディスクタイトルが補正された際に、強制的に補正ディスクタイトルをその装填されたMDに記録する構成でもよい。この場合、その記録されたMDは、グループ管理機能のある他の装置で使用することができ、ユーザは、補正ディスクタイトルのMDへの記録に際し、編集作業や操作選択をすることが要求されないので、操作性の簡易化を図ることができる。
また、MD装填後にそのMDのディスクタイトルが補正された際に、補正ディスクタイトルをその装填されたMDに記録するか否かをユーザに選択させる選択部を設け、MDを取り出した際に、その選択部における選択結果に基づき、補正ディスクタイトルをそのMDに記録する又は記録しないとする構成でもよい。選択部は、例えば、表示パネル部40に選択メニューを表示させて操作部30により選択させる構成であるが、操作部30に選択キーを新たに設けて実現する構成等でもよい。
また、本実施の形態は、本発明に係る記録媒体処理装置及び記録媒体処理プログラムの一例として、記録媒体としてMDを用いる構成について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、CD−RW(Compact Disc ReWritable)等の様に書き換え可能な他の記録媒体にも本実施の形態を適用できる。また、実データとして曲データを用いる構成に限定されるものではなく、他の種類のデータ及びプログラムのデータを用いる構成でもよい。これに関して、記録媒体処理装置としてMDレコーダ10を用いる構成に限られず、記録媒体に記録されたデータの再生処理及び記録処理のうちの少なくとも一つを行う他の装置にも本実施の形態を適用できる。
以上、本発明の実施の形態につき説明したが、本発明は、必ずしも上述した手段及び手法にのみ限定されるものではなく、本発明にいう目的を達成し、本発明にいう効果を有する範囲内において適宜に変更実施が可能なものである。