JP4350558B2 - レーザビーム光学系およびレーザ加工装置 - Google Patents

レーザビーム光学系およびレーザ加工装置 Download PDF

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Description

本発明は、レーザビームの強度分布を制御するためのレーザビーム光学系に関する。また本発明は、レーザビームを用いて、孔あけ、切断、溶接などの加工を行うためのレーザ加工装置に関する。
従来の電子基板用レーザ加工装置では、ビーム強度分布を凹型に整形するために単一の非球面レンズを使用している(特許文献1参照)。
特開2001−129679号公報(4頁、7頁、図1、図10)
レーザ加工を実施する際、加工内容やワークの形状、材質等に応じて、ワークに照射するビームの強度分布を任意のプロファイルに制御できることが望ましい。
従来のレーザ加工装置では、ワーク上でのビーム強度分布を変化させたい場合、非球面レンズを別の非球面レンズに交換する必要がある。また、ビーム強度分布を凹型に整形する非球面レンズの場合、ビーム強度分布のエッジ部での強度と中心部での強度の比率は、個々のレンズ毎に固定されているため、この強度比を変えたい場合であっても別の非球面レンズに交換する必要がある。
レンズ交換は、一般に、光学系の再調整作業が不可欠となるため、メンテナンス費用が増加し、レーザ加工装置の稼働率も低下する。
また、レーザ発振器の取り出しミラーの性能が寸法誤差や熱ひずみによって変動すると、レーザ発振器から出射されるビームの発散角が変動するので、非球面レンズに所定のビーム径を持つビームが入力されなくなる。すると、非球面レンズによって整形されるビーム強度分布が変化したり、時間経過とともに不安定になることがある。
本発明の目的は、ビーム整形レンズを交換することなく、ビーム強度分布を所望のプロファイルに容易に制御できるレーザビーム光学系およびこれを用いたレーザ加工装置を提供ることである。
本発明は、CO レーザ、YAGレーザ、YAG2倍高調波レーザ、YAG3倍高調波レーザまたはYAG4倍高調波レーザから供給されるレーザビームの強度分布を変換するためのレーザビーム光学系であって、
所定位置においてトップハット形状の強度分布に変換するための第1ビーム強度分布変換素子と、
該所定位置に配置され、レーザビームの波面曲率を変換するための波面曲率変換素子と、
該第1ビーム強度分布変換素子と該波面曲率変換素子との間に縦列配置され、該波面曲率変換素子配置位置において第1ビーム強度分布変換素子が変換するトップハット形状とは異なる凹形状の強度分布に変換するための第2ビーム強度分布変換素子とを備え、
2ビーム強度分布変換素子光軸方向に移動可能であることによって、該波面曲率変換素子配置位置におけるビーム強度分布が、トップハット形状から凹形状に連続的に可変であることを特徴とする。
また本発明は、CO レーザ、YAGレーザ、YAG2倍高調波レーザ、YAG3倍高調波レーザまたはYAG4倍高調波レーザから供給される、ガウシアン形状の強度分布を有するレーザビームを任意の強度分布に変換するためのレーザビーム光学系であって、
所定位置においてトップハット形状の強度分布に変換するための第1ビーム強度分布変換素子と、
該所定位置に配置され、レーザビームの波面曲率を変換するための波面曲率変換素子と、
該第1ビーム強度分布変換素子と該波面曲率変換素子との間に縦列配置され、該波面曲率変換素子配置位置において第1ビーム強度分布変換素子が変換するトップハット形状とは異なる任意の強度分布に変換するための第2ビーム強度分布変換素子とを備え、
2ビーム強度分布変換素子光軸方向に移動可能であることによって、該波面曲率変換素子配置位置におけるビーム強度分布が、トップハット形状から任意の形状に連続的に可変であることを特徴とする。
本発明によれば、レーザビームの光軸に沿って第1および第2ビーム強度分布変換素子を縦列配置し、このうち第2ビーム強度分布変換素子が光軸方向に移動可能であることによって、ビーム強度分布変換素子間の距離は連続的に変化できる。そのため、波面曲率変換素子配置位置におけるビーム強度分布は、第1ビーム強度分布変換素子によって整形されるビーム強度分布Paと、第1および第2ビーム強度分布変換素子によって整形されるビーム強度分布Pbとの間で連続的に変化させることが可能になる。従って、ビーム強度分布変換素子間の距離を変化させるだけで、ワークにおけるビーム強度分布の最適化を容易に達成できる。
実施の形態1.
図1は、本発明の第1実施形態を示す構成図である。レーザ加工装置は、ガスレーザや固体レーザなどのレーザ発振器1と、レーザ発振器1から出射されるレーザビームを加工対象ワークまで伝達するためのレーザビーム光学系LAなどで構成される。
レーザ発振器1は、レーザ媒質と光共振器などを含み、必要に応じて出力向上のための光増幅器が組み込まれており、図1ではレーザビームを外部へ出力するための取り出しミラー2を示している。
レーザビーム光学系LAは、転写レンズ系3と、第1のビーム強度分布変換素子として機能する非球面レンズ4と、第2のビーム強度分布変換素子として機能する非球面レンズ5と、レンズ6と、倍率可変転写光学系7と、マスク8と、加工レンズ9などで構成され、これらはレーザビームの光軸に沿って縦列的に配置される。なお、必要に応じて光軸を屈曲させるための折れ返しミラーや光路長を調整するためのリレーレンズなどが介在しても構わない。
転写レンズ系3は、複数のレンズを含み、レーザ発振器1からのレーザビームを非球面レンズ4に伝達する。非球面レンズ4,5は、ガウシアン形状の強度分布を有するレーザビームを非ガウシアン形状の強度分布を有するレーザビームに変換する。レンズ6は、非球面レンズ4の像面位置に配置され、レーザビームの波面曲率を変換する。
倍率可変転写光学系7は、変倍ビームエキスパンダなどで構成され、レンズ6上でのビーム強度分布を所望の倍率で拡大または縮小して、マスク8上に転写する。マスク8は、円形や矩形などのアパーチャを有し、レーザビームを部分的に遮断することによってビーム整形を行う。加工レンズ9は、ワークWの直前に配置される対物レンズであり、マスク8を通過したビームを縮小転写する。
こうした構成により、レーザ発振器1の取り出しミラー2でのビームプロファイルは、転写レンズ系3によって非球面レンズ4上に転写され、非球面レンズ4でのビームプロファイルは、非球面レンズ5によってレンズ6上に整形されたビームプロファイルを形成し、レンズ6でのビームプロファイルは、倍率可変転写光学系7によってマスク8上に転写され、マスク8でのビームプロファイルは、加工レンズ9によってワークW上に転写される。
図2は、非球面レンズ4の機能を示す説明図である。ここでは、非球面レンズ4自体の機能について説明するため、非球面レンズ5が存在しない状態を示している。
転写レンズ系3から入力されるレーザビームは、非球面レンズ4上でガウシアン形状のビーム強度分布Piを示す。非球面レンズ4は、レンズの片面または両面が非球面となるように設計されており、球面収差などの光学収差を積極的に利用することによって、所定距離隔てて配置されたレンズ6の位置において任意のビーム強度分布Poに変換することができる。
ここでは、図2に示すように、レンズ6の位置においてトップハット形状のビーム強度分布Poに整形することによって、半径方向に均一な強度分布を有するビームが得られる。
図3は、非球面レンズ5の機能を示す説明図である。ここでは、非球面レンズ4とレンズ6との間に、光軸方向に移動可能な非球面レンズ5が介在した状態を示している。
上述と同様に、転写レンズ系3から入力されるレーザビームは、非球面レンズ4上でガウシアン形状のビーム強度分布Piを示す。非球面レンズ5も、非球面レンズ4と同様に、レンズの片面または両面が非球面となるように設計されており、球面収差などの光学収差を積極的に利用することによって、非球面レンズ5上でのビーム強度分布Pmを、レンズ6の位置において非球面レンズ4が単独で変換する強度分布とは異なる任意のビーム強度分布Poに変換することができる。
ここでは、図3に示すように、非球面レンズ4と非球面レンズ5を組み合わせることによって、レンズ6の位置でのビーム強度分布Poを図2に示すトップハット形状から凹形状に整形して、光強度がビーム中心よりビームエッジ付近で高くなるプロファイルを実現している。
図4は、非球面レンズ5が後方に移動した状態を示す説明図である。非球面レンズ5が、図3に示す初期位置からレンズ6側に移動した場合、レンズ6の位置でのビーム強度分布Poは、図3に示す凹形状から図2に示すトップハット形状へ遷移する中間形状になる。さらに、非球面レンズ5が後方に移動して、光学理論上でレンズ6の位置と完全に一致した場合、図2に示した光学系と同じになり、レンズ6の位置でのビーム強度分布Poは、図2に示すトップハット形状と一致する。なお、実際のレンズは一定のレンズ厚さを有するため、非球面レンズ5をレンズ6に可能な限り接近させることになる。
従って、非球面レンズ5の位置を初期位置を基準として光軸に沿って連続的に変化させることによって、非球面レンズ4の像面位置におけるビーム強度分布Poを初期プロファイルから連続的に変化させることができる。その結果、ワークW上でのビーム強度分布を所望のプロファイルに制御することができ、加工内容やワークの形状、材質等に応じてビーム強度分布の最適化を容易に達成できる。
次に、非球面レンズ4,5の設計手法について説明する。まず1枚目の非球面レンズ4に関して、図5(a)に示すように、非球面レンズ4の位置をAとし、非球面レンズ4の像面位置(レンズ6の位置)をBとして、位置Aと位置Bとの間の距離をLABとする。
図5(b)はビーム強度分布の変換前と変換後の状態を示し、横軸はビーム中心からの半径方向の位置で、縦軸は光強度である。ここでは理解容易のため、ビーム強度分布が軸対称である例を示すが、光軸に対して垂直なX方向とY方向について独立に設計することも可能である。
位置Aでのビーム強度分布Iは、位置Aでの半径位置rについての関数f(r)で表現でき、位置Bでのビーム強度分布Iは、位置Bでの半径位置rについての関数f(r)で表現できる。図5(b)では、関数f(r)がガウス関数で、関数f(r)レクタングル関数である場合を示しているが、関数f(r),f(r)ともに任意の関数に設定可能である。
そこで、ビーム強度分布I,Iをビーム中心から半径方向で積分すると、図5(c)に示すようなエネルギー関数E,Eが得られる。なお、変換効率を100%とすると、エネルギー関数E,Eともに1で規格化される。
Figure 0004350558
位置A,Bでの振幅u,uは、式(3)(4)で表される。但し、jは虚数単位、Φ,Φは位相である。
Figure 0004350558
エネルギー関数E,Eはビーム強度分布I,Iの積分値で、E(r1A),E(r1B)はビーム中心から各半径位置r1A,r1Bまでのエネルギー含有率を示す。
Figure 0004350558
ここで、エネルギー含有率が等しいときのr1A,r1Bの関係は、式(7)で表される。
Figure 0004350558
,Eはともに単調増加関数であるため、r1BはEの関数hで表すことができ、さらにr1Aの関数で表される。
Figure 0004350558
次に、r1Aからr1Bへ伝搬する光線の傾きをθとすると、式(9)が成立し、これを書き換えると式(10)が得られる。
Figure 0004350558
このとき位相Φは式(11)で表され、式(10)を用いて書き換えると式(12)(13)が得られる。
Figure 0004350558
式(12)は数値計算により求めることができ、つまりE(r)の形状が分かれば設計が可能であり、位置Aでの位相分布をΦに変換することにより、位置Bでのビーム強度分布Iを任意の形状に変換することができる。
次に、2枚目の非球面レンズ5の設計手法について説明する。図6(a)に示すように、非球面レンズ4の位置Aと像面位置Bとの間にある位置Cに非球面レンズ5を配置して、図6(b)に示すように、位置Bでのビーム強度分布Iを上述と異なるビーム強度分布に設定することを考える。ここで、位置Cと位置Bとの間の距離をLCBとする。
このとき位置Cでの振幅は、軸対称の円柱座標系でのフレネル回折式を用いて、下記の式(14)で表される。
Figure 0004350558
ここで、式(1)〜(13)と同様に、位置Cでのビーム強度分布Iから位置Bでのビーム強度分布I’への変換を考える。ビーム強度分布Iは、位置Cでの半径位置rについての関数f(r)で表現でき、位置Bでの新たなビーム強度分布I’は、位置Bでの半径位置rについての関数f’(r)で表現できる。
Figure 0004350558
位置C,Bでの振幅u,u’は、式(17)(18)で表される。但し、jは虚数単位、Φ,Φ’は位相である。
Figure 0004350558
また、下記のE(r2C),E’(r2B)はビーム中心から各半径位置r2C,r2Bまでのエネルギー含有率を示す。
Figure 0004350558
ここで、I’は、1枚目と2枚目の非球面レンズによりBの位置にできるビーム強度分布を示し、式(1)〜(13)に示したIとは異なる強度分布である。前記(1)〜(13)の場合と同様に考えると、エネルギー含有率はともに単調増加関数であるため、r2BはE’の関数gで表すことができる。
Figure 0004350558
式(9)〜(12)と同様に解くと、Cの位置で必要な位相分布Φは式(20b)で示される。
Figure 0004350558
従って、2枚目の非球面レンズ5を用いて、位相分布をΦからΦに変換することにより、位置Bで所望のビーム強度分布I’を得ることができる。
なお本実施形態では、ビーム強度分布変換素子として2つの非球面レンズ4,5を使用した例を説明したが、3つ以上の非球面レンズを使用することも可能である。
実施の形態2.
図7は、本発明の第2実施形態を示す構成図である。レーザ加工装置は、ガスレーザや固体レーザなどのレーザ発振器1と、レーザ発振器1から出射されるレーザビームを加工対象ワークまで伝達するためのレーザビーム光学系LAなどで構成される。
レーザ発振器1は、レーザ媒質と光共振器などを含み、必要に応じて出力向上のための光増幅器が組み込まれており、図1ではレーザビームを外部へ出力するための取り出しミラー2を示している。
レーザビーム光学系LAは、転写光学系17と、第1のビーム強度分布変換素子として機能する非球面レンズ4と、第2のビーム強度分布変換素子として機能する非球面レンズ5と、レンズ6と、倍率可変転写光学系7と、マスク8と、加工レンズ9などで構成され、これらはレーザビームの光軸に沿って縦列的に配置される。なお、必要に応じて光軸を屈曲させるための折れ返しミラーや光路長を調整するためのリレーレンズなどが介在しても構わない。
転写光学系17は、複数のレンズを含み、レーザ発振器1からのレーザビームを非球面レンズ4に伝達する。非球面レンズ4,5は、ガウシアン形状の強度分布を有するレーザビームを非ガウシアン形状の強度分布を有するレーザビームに変換する。レンズ6は、非球面レンズ4の像面位置に配置され、レーザビームの波面曲率を変換する。
倍率可変転写光学系7は、変倍ビームエキスパンダなどで構成され、レンズ6上でのビーム強度分布を所望の倍率で拡大または縮小して、マスク8上に転写する。マスク8は、円形や矩形などのアパーチャを有し、レーザビームを部分的に遮断することによってビーム整形を行う。加工レンズ9は、ワークWの直前に配置される対物レンズであり、マスク8を通過したビームを縮小転写する。
こうした構成により、レーザ発振器1の取り出しミラー2でのビームプロファイルは、転写光学系17によって非球面レンズ4上に転写され、非球面レンズ4でのビームプロファイルは、非球面レンズ5によってレンズ6上に整形されたビームプロファイルを形成し、レンズ6でのビームプロファイルは、倍率可変転写光学系7によってマスク8上に転写され、マスク8でのビームプロファイルは、加工レンズ9によってワークW上に転写される。
図8は、転写光学系17の機能を示す説明図である。レーザ発振器1の取り出しミラー2が、熱による屈折率変化などに起因してレンズ効果が生ずると、取り出しミラー2から出射するレーザビームの発散角が変動する。図8に示すビーム18は初期のビームであり、ビーム19はレンズ効果によって発散角が変動したビームである。また、取り出しミラー2の製作誤差や汚れにより光吸収率のばらつきが生じた場合も、レーザビームの発散角が変動することがある。
次に、転写光学系17の設計手法について説明する。転写光学系17は、取り出しミラー2直後のビームを後段の非球面レンズ4に転写する機能を有し、その光線行列ABCDのB要素がゼロの値となる光学系である。
取り出しミラー2の位置でのビームパラメータQは、行列ABCDを用いた下記の式(21)によって非球面レンズ4でのビームパラメータQに変換される。ビームパラメータQは、式(22)のように、レーザ波長λ、ビーム曲率半径R、ビーム半径ω、虚数単位jで表され、さらにパラメータP,Ωで書き換えられる。
Figure 0004350558
そこで、式(22)を式(21)に代入し、非球面レンズ4の位置でのパラメータΩについて整理する。
Figure 0004350558
ここで、Ωは取り出しミラー直後のビーム径、Pは取り出しミラー直後のビーム発散角、Ωは非球面レンズ4の位置でのビーム径を意味する。
転写光学系17の場合、光線行列ABCDのB要素がゼロであることから、ビーム径Ωはビーム径Ωと行列ABCDのA要素によって決定される。このことは、図8に示すように、取り出しミラー2から出射するレーザビームの発散角が変動したとしても、非球面レンズ4に転写されるビーム径Ωは変化しないことを意味する。
従って、レーザ発振器1の取り出しミラー2の性能が寸法誤差や熱ひずみによって変動し、取り出しミラー2から出射されるビームの発散角が変動したとしても、転写光学系17を採用することによって、非球面レンズ4でのビーム径を一定に維持することができ、さらに非球面レンズ4,5によって整形されたビーム形状も安定化することができる。
図9は、転写光学系17の一例を示す構成図である。転写光学系17は、2枚のレンズ22,23などで構成され、レンズ22とレンズ23との間の距離をLに設定し、取り出しミラー2とレンズ22との間の距離をLに設定し、レンズ23と非球面レンズ4との間の距離をLに設定している。
ここで、レンズ22の焦点距離をf、レンズ23の焦点距離をfとして、下記の式(24)が成立するように、距離L,L,Lおよび焦点距離f,fを決定することにより、ビーム発散角の変動の影響を排除できる転写光学系を実現できる。
Figure 0004350558
なお本実施形態では、転写光学系17として2つのレンズ22,23を使用した例を説明したが、3つ以上のレンズを使用することも可能である。
実施の形態3.
図10は、本発明の第3実施形態を示す構成図である。本実施形態のレーザ加工装置は、図7と同様に、取り出しミラー2を含むレーザ発振器1と、レーザビーム光学系LAなどで構成される。レーザビーム光学系LAは、図7に示した転写光学系17とは異なる光学特性を有する転写光学系24と、以下、図7に示した非球面レンズ4、非球面レンズ5、レンズ6、倍率可変転写光学系7、マスク8および加工レンズ9などで構成され、これらはレーザビームの光軸に沿って縦列的に配置される。
図11は、転写光学系24の機能を示す説明図である。転写光学系24は、取り出しミラー2から距離LVIだけ前方に隔てた位置VIでのビームプロファイルを非球面レンズ4上に転写するように構成される。図11において、符号20は、熱の影響を受ける前、すなわち初期ビーム18の発振器取り出しミラー直後のビーム波面曲率と、発振器取り出しミラーの熱の影響により波面曲率が変動したビーム19の発振器取り出しミラー直後のビーム波面曲率との平均の波面曲率を持つビームの、幾何光学的なビーム伝播の様子を示す。この波面曲率を持つ幾何光学的ビーム20の発振器取り出しミラーより手前の焦点位置をVIとする。つまり、このとき発振器取り出しミラーはないものとする。このVIの位置の一点から出射されたビーム20が、転写光学系24を通って非球面レンズ4上の一点に集光される幾何光学的なビームを示したものが符号21である。つまり転写光学系24は、このVIの位置のビームプロファイルを非球面レンズ上に転写する光学系となっている。
符号20で示されるビームは初期ビーム18と波面曲率が変動したビーム19の平均の波面曲率を持っているため、ビームが符号18から符号19に変化したときビームプロファイルの変動は共振器取り出しミラーの手前ではVIの位置で最も小さくなる。つまりVIの位置のビームを非球面レンズに転写する転写光学系24を採用することにより、非球面レンズ上のビーム径の変動を最小限に抑えることができる
次に、転写光学系24の設計手法について説明する。位置VIから取り出しミラー2までの距離LVIは、下記の式(25)によって表される。但し、初期ビーム18の波面曲率をP、取り出しミラー2の熱の影響を受けたビーム19の波面曲率をPとする。
Figure 0004350558
取り出しミラー2の熱の影響が小さい場合は、Pの値はPの値を採用してもよい。この場合、式(25)は1/LVI=−Pとなる。また、転写光学系24の光線行列ABCDは、下記の式(26)を満たすようにする。
Figure 0004350558
例えば、P=0.1411(m−1)、P=0.0411(m−1)の場合、LVI=−10.98mとなる。この場合、式(26)は下記の式(27)が成り立つ。
Figure 0004350558
VIの値は、−1(m−1)≦1/LVI≦1(m−1)を満たす範囲が好ましい。
図12は、転写光学系24の一例を示す構成図である。転写光学系24は、2枚のレンズ25,26などで構成され、レンズ25とレンズ26との間の距離をLに設定し、取り出しミラー2とレンズ25との間の距離をLに設定し、レンズ26と非球面レンズ4との間の距離をLに設定している。
ここで、レンズ25の焦点距離をf、レンズ26の焦点距離をfとして、下記の式(28)が成立するように、距離L,L,Lおよび焦点距離f,fを決定することにより、ビーム発散角の変動の影響を排除できる転写光学系を実現できる。
Figure 0004350558
なお本実施形態では、転写光学系24として2つのレンズ25,26を使用した例を説明したが、3つ以上のレンズを使用することも可能である。
実施の形態4.
図13は、本発明の第4実施形態を示す構成図である。本実施形態のレーザ加工装置は、図1と同様に、取り出しミラー2を含むレーザ発振器1と、レーザビーム光学系LAなどで構成される。レーザビーム光学系LAは、図1に示した転写光学系3と、第1のビーム強度分布変換素子として機能するフレネルレンズ4aと、第2のビーム強度分布変換素子として機能するフレネルレンズ5aと、以下、図1に示したレンズ6、倍率可変転写光学系7、マスク8および加工レンズ9などで構成され、これらはレーザビームの光軸に沿って縦列的に配置される。
フレネルレンズ4aは図1に示した非球面レンズ4と同様な機能を有し、フレネルレンズ5aは図1に示した非球面レンズ5と同様な機能を有し、これらのフレネルレンズ4a,5aは、ガウシアン形状の強度分布を有するレーザビームを非ガウシアン形状の強度分布を有するレーザビームに変換する。
こうした構成において、レーザ発振器1の取り出しミラー2でのビームプロファイルは、転写レンズ系3によってフレネルレンズ4a上に転写され、フレネルレンズ4aでのビームプロファイルは、フレネルレンズ5aによってレンズ6上に転写され、レンズ6でのビームプロファイルは、倍率可変転写光学系7によってマスク8上に転写され、マスク8でのビームプロファイルは、加工レンズ9によってワークW上に転写される。
図14は、フレネルレンズ4a,5aの設計手法を示す説明図である。図14(a)は、レンズの非球面形状の一例を示し、波面曲率ゼロの光が入射する様子を2π間隔の等位相波面で示している。レンズ面形状のピークを基準位置として、2π間隔の等位相波面でレンズ面を輪切りにして、分割したレンズ厚みを位相周期の整数倍だけ引き算し、基準位置から一周期までの範囲で再び接合すると、図14(b)に示す断面形状が得られ、残りのレンズ面を平面状に形成した場合、図14(c)に示すような断面形状を有するフレネルレンズが得られる。フレネルレンズは、正面から見ると光軸を中心とした輪帯状の曲面が多数形成されており、これらは単レンズと同等な集光作用を有する。
従って、フレネルレンズ4aは、非球面レンズ4と同様に、ガウシアン形状のビーム強度分布を有するレーザビームをレンズ6の位置においてトップハット形状のビーム強度分布Poに整形することができる。また、フレネルレンズ5aは、非球面レンズ5と同様に、フレネルレンズ4aとの組合せによって、レンズ6の位置でのビーム強度分布Poを凹形状に整形して、光強度がビーム中心よりビームエッジ付近で高くなるプロファイルを実現することができる。さらに、フレネルレンズ5aの位置を初期位置を基準として光軸に沿って連続的に変化させることによって、フレネルレンズ4aの像面位置におけるビーム強度分布Poを初期プロファイルから連続的に変化させることができる。その結果、ワークW上でのビーム強度分布を所望のプロファイルに制御することができ、加工内容やワークの形状、材質等に応じてビーム強度分布の最適化を容易に達成できる。
また、フレネルレンズ4a,5aは、光学素子自体の薄型化が可能であるため、光学系全体の小型化、軽量化が図られる。
本実施形態では、ビーム強度分布変換素子として2つのフレネルレンズ4a,5aを使用した例を説明したが、3つ以上のフレネルレンズを使用することも可能であり、さらに非球面レンズとフレネルレンズとの組合せも可能である。
実施の形態5.
図15は、本発明の第5実施形態を示す構成図である。本実施形態のレーザ加工装置は、図1と同様に、取り出しミラー2を含むレーザ発振器1と、レーザビーム光学系LAなどで構成される。レーザビーム光学系LAは、図1に示した転写光学系3と、第1のビーム強度分布変換素子として機能する位相シフトマスク4bと、第2のビーム強度分布変換素子として機能する位相シフトマスク5bと、以下、図1に示したレンズ6、倍率可変転写光学系7、マスク8および加工レンズ9などで構成され、これらはレーザビームの光軸に沿って縦列的に配置される。
位相シフトマスク4bは図1に示した非球面レンズ4と同様な機能を有し、位相シフトマスク5bは図1に示した非球面レンズ5と同様な機能を有し、これらの位相シフトマスク4b,5bは、ガウシアン形状の強度分布を有するレーザビームを非ガウシアン形状の強度分布を有するレーザビームに変換する。
こうした構成において、レーザ発振器1の取り出しミラー2でのビームプロファイルは、転写レンズ系3によって位相シフトマスク4b上に転写され、位相シフトマスク4bでのビームプロファイルは、位相シフトマスク5bによってレンズ6上に転写され、レンズ6でのビームプロファイルは、倍率可変転写光学系7によってマスク8上に転写され、マスク8でのビームプロファイルは、加工レンズ9によってワークW上に転写される。
図16は、位相シフトマスク4b,5bの設計手法を示す説明図である。図16(a)は、レンズの非球面形状の一例を示し、波面曲率ゼロの光が入射する様子をπ間隔の等位相波面で示している。レンズ面形状のピークを基準位置として、3π間隔の等位相波面でレンズ面を輪切りにして、分割したレンズ厚みを位相周期の整数倍だけ引き算し、基準位置から一周期までの範囲で再び接合すると、図16(b)に示す断面形状が得られる。さらに、基準位置から位相πまでの範囲にある曲面は基準位置での平面に変換し、位相πから位相2πまでの範囲にある曲面は位相πの位置での平面に変換し、位相2πから位相3πまでの範囲にある曲面は位相2πの位置での平面に変換すると、図16(c)に示す断面形状が得られる。そして、光出射面を平面状に形成した場合、図16(d)に示すような断面形状を有する位相シフトマスクが得られる。位相シフトマスクは、所定の屈折率を有する透明材料で形成され、正面から見ると光軸を中心とした輪帯状の平面が多数形成されており、これらは全体として単レンズと同等な集光作用を有する。
従って、位相シフトマスク4bは、非球面レンズ4と同様に、ガウシアン形状のビーム強度分布を有するレーザビームをレンズ6の位置においてトップハット形状のビーム強度分布Poに整形することができる。また、位相シフトマスク5bは、非球面レンズ5と同様に、位相シフトマスク4bとの組合せによって、レンズ6の位置でのビーム強度分布Poを凹形状に整形して、光強度がビーム中心よりビームエッジ付近で高くなるプロファイルを実現することができる。さらに、位相シフトマスク5bの位置を初期位置を基準として光軸に沿って連続的に変化させることによって、位相シフトマスク4bの像面位置におけるビーム強度分布Poを初期プロファイルから連続的に変化させることができる。その結果、ワークW上でのビーム強度分布を所望のプロファイルに制御することができ、加工内容やワークの形状、材質等に応じてビーム強度分布の最適化を容易に達成できる。
また、位相シフトマスク4b,5b、光学素子自体の薄型化が可能であるため、光学系全体の小型化、軽量化が図られる。
本実施形態では、ビーム強度分布変換素子として2つの位相シフトマスク4b,5bを使用した例を説明したが、3つ以上の位相シフトマスクを使用することも可能であり、さらに非球面レンズ、フレネルレンズおよび位相シフトマスクの組合せも可能である。
また各実施形態において、レーザ発振器1として、COレーザ、YAGレーザ、YAG2倍高調波レーザ、YAG3倍高調波レーザまたはYAG4倍高調波レーザなどを使用することによって、高出力のレーザビームが得られるため、レーザ加工の作業効率を大幅に改善できる。
本発明の第1実施形態を示す構成図である。 非球面レンズ4の機能を示す説明図である。 非球面レンズ5の機能を示す説明図である。 非球面レンズ5が後方に移動した状態を示す説明図である。 非球面レンズ4の設計手法を示す説明図である。 非球面レンズ5の設計手法を示す説明図である。 本発明の第2実施形態を示す構成図である。 転写光学系17の機能を示す説明図である。 転写光学系17の一例を示す構成図である。 本発明の第3実施形態を示す構成図である。 転写光学系24の機能を示す説明図である。 転写光学系24の一例を示す構成図である。 本発明の第4実施形態を示す構成図である。 フレネルレンズ4a,5aの設計手法を示す説明図である。 本発明の第5実施形態を示す構成図である。 位相シフトマスク4b,5bの設計手法を示す説明図である。
符号の説明
1 レーザ発振器、 2 取り出しミラー、 3 転写レンズ系、 4,5 非球面レンズ、 4a,5a フレネルレンズ、 4b,5b 位相シフトマスク、 6 レンズ、 7 倍率可変転写光学系、 8 マスク、 9 加工レンズ、 17,24 転写光学系、 18,19,20,21 ビーム、 22,23,25,26 レンズ、 LA レーザビーム光学系、 W ワーク。

Claims (4)

  1. CO レーザ、YAGレーザ、YAG2倍高調波レーザ、YAG3倍高調波レーザまたはYAG4倍高調波レーザから供給されるレーザビームの強度分布を変換するためのレーザビーム光学系であって、
    所定位置においてトップハット形状の強度分布に変換するための第1ビーム強度分布変換素子と、
    該所定位置に配置され、レーザビームの波面曲率を変換するための波面曲率変換素子と、
    該第1ビーム強度分布変換素子と該波面曲率変換素子との間に縦列配置され、該波面曲率変換素子配置位置において第1ビーム強度分布変換素子が変換するトップハット形状とは異なる凹形状の強度分布に変換するための第2ビーム強度分布変換素子とを備え、
    2ビーム強度分布変換素子光軸方向に移動可能であることによって、該波面曲率変換素子配置位置におけるビーム強度分布が、トップハット形状から凹形状に連続的に可変であることを特徴とするレーザビーム光学系。
  2. CO レーザ、YAGレーザ、YAG2倍高調波レーザ、YAG3倍高調波レーザまたはYAG4倍高調波レーザから供給される、ガウシアン形状の強度分布を有するレーザビームを任意の強度分布に変換するためのレーザビーム光学系であって、
    所定位置においてトップハット形状の強度分布に変換するための第1ビーム強度分布変換素子と、
    該所定位置に配置され、レーザビームの波面曲率を変換するための波面曲率変換素子と、
    該第1ビーム強度分布変換素子と該波面曲率変換素子との間に縦列配置され、該波面曲率変換素子配置位置において第1ビーム強度分布変換素子が変換するトップハット形状とは異なる任意の強度分布に変換するための第2ビーム強度分布変換素子とを備え、
    2ビーム強度分布変換素子光軸方向に移動可能であることによって、該波面曲率変換素子配置位置におけるビーム強度分布が、トップハット形状から任意の形状に連続的に可変であることを特徴とするレーザビーム光学系。
  3. 各ビーム強度分布変換素子は、非球面レンズ、フレネルレンズまたは位相シフトマスクで構成されることを特徴とする請求項1または2記載のレーザビーム光学系。
  4. レーザビームを発生するレーザ発振器と、
    レーザ発振器からのレーザビームの強度分布を変換する請求項1〜3のいずれかに記載のレーザビーム光学系とを備えることを特徴とするレーザ加工装置。
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