JP4350017B2 - 起伏式ゲート - Google Patents

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Description

本発明は、河川(河口)や港湾に設置され、津波、或いは、高潮対策として利用される起伏式ゲートに関するものである。
この種の起伏式ゲートとして、浮力によって扉体の起伏を行い、起立時における扉体の転倒をテンションロッドやチェーンによって防止する起伏式ゲートが提案されている。
特開2003−227125号公報
しかしながら、図5(a)に示したような、チェーン1によって扉体2の転倒を防止するものでは、扉体2の起立時、チェーン1に作用する張力Tは、図5(b)に示すように、扉体2の起伏角度θの増加に伴って略比例的に増加し、たとえば扉体2浮上時の起伏角度θが50°程度のときにも、チェーン1の重量が作用するため、扉体2の浮上に大きな力(空気量)が必要となって、設備の大型化につながるという問題がある。
また、図6(a)に示したような、テンションロッド3によって扉体2の転倒を防止するものでは、扉体2の起立時、テンションロッド3に作用する張力Tは、図6(b)に示すように、前記チェーンを採用したものに比べて大幅に低下する。しかしながら、扉体2が90°程度起立したところで、テンションロッド3に作用する張力Tが急激に増加するので、テンションロッド3に衝撃力が作用することになる。また、テンションロッド3の長さにばらつきがあると、最も短いテンションロッド3に荷重が集中することになるという問題もある。
本発明が解決しようとする問題点は、従来のチェーンやテンションロッドによって扉体の転倒を防止する起伏式ゲートでは、扉体の浮上に大きな力が必要となって設備が大型化したり、テンションロッドに衝撃力が作用したり、最も短いテンションロッドに荷重が集中したりするという点である。
本発明に係る起伏式ゲートは、
テンションロッドに作用する衝撃力を緩和すると共にテンションロッドの支持荷重の平均化を図るために、
浮力の増減によって起伏する扉体と、
起立時、前記扉体に大きな水圧荷重が作用した際に、扉体の転倒を防止する複数のテンションロッドを扉体の幅方向に備え、
前記複数のテンションロッドのうち、適数のテンションロッドと基台との連結部にウェイトを介在させると共に、
このウェイトが、前記扉体の浮上後に、前記基台との連結部を支点として回動すべく、このウェイトと前記基台及び前記適数のテンションロッドとをそれぞれ回転が自在なように枢支したことを最も主要な特徴としている。
本発明では、テンションロッドと基台との連結部に、扉体の起立に際し、扉体が浮上した後は基台との連結部を支点として回転するウェイトを介在させたので、ウェイトが回転し始める扉体の浮上まではテンションロッドに作用する張力が小さく、扉体が浮上した後のウェイトの回転開始から扉体の起立完了までは扉体の起立に伴ってテンションロッドに作用する張力が徐々に増加することになって、テンションロッドに作用する張力を自動的に制御でき、テンションロッドに作用する衝撃力を緩和できる。
以下、本発明の最良の形態について、図1〜図4を用いて詳細に説明する。
図1は本発明の一例を説明する概略図、図2は本発明の具体例を示した側面から見た図、図3は図2の紙面右側から見た図、図4は本発明例の起立特性を示した図である。
これら図1〜図3に示した本発明に係る起伏式ゲートは、扉体2と、この扉体2の起立時に、扉体2に大きな水圧荷重が作用しても扉体2が転倒しないように、たとえば河川(河口)Rの海側に設けられた複数(図2、図3の例では2本)のテンションロッド3を備えた構成である。
これら図1〜図3に示した例では、前記扉体2は、基端側の回転軸2aを、たとえば河川(河口)Rの底部に設けた基台4に、図1のような滑り軸受や、図2、図3のようなローラ軸受などの軸受7によって回転自在に枢支することで、前記回転軸2aを支点として扉体2が起伏するものを示している。また、前記テンションロッド3は、2つ折りに形成され、一方端部は前記扉体2の先端部に、他方端部は基台4の前記回転軸2aの枢支部と反対の側にそれぞれ回転が自在なように枢支されている。
なお、前記テンションロッド3は、浮力によって水中での重量を軽減して、扉体2の起立初期にテンションロッド3に作用する張力が可及的に0となるようにするため、たとえば中空材が使用される。
そして、扉体2のたとえば先端側に設けられた浮力発生部5(図2参照)に給排気装置から給気又は浮力発生部5からの排気による浮力の増減によって、扉体2が、図1(a)図、及び、図2に想像線で示した全開の倒伏状態から、図1(b)図に示した状態を経て、図1(c)図、及び、図2に示した全閉の起立状態となるように構成されている。
なお、この浮力発生部5は、図2に示したように、扉体2の外部に設けるものに限らず、扉体2の内部に設けても良い。また、扉体2の外部に設ける場合も、図2に示したような下流側に設けるものに限らず、上流側に設けても良い。
6は前記テンションロッド3の他方端部と基台4との連結部に介在されたウェイトであり、このウェイト6が、前記扉体2の浮上後に、前記基台4との連結部を支点として回動すべく、このウェイト6と前記基台4、及び、ウェイト6と前記テンションロッド3を、それぞれ回転が自在なように枢支している。
このウェイト6は、図2の例のように、全てのテンションロッド3に同じ重量のものを取り付けることが望ましいが、複数本のテンションロッド3に1つのウェイト6を設けても良いことは言うまでもない。
このような構成の本発明に係る起伏式ゲートでは、図1(b)図に示したような、扉体2が浮上するまで(図4では扉体2の起伏角度が50°まで)は、ウェイト6は回転せず、図4に示すように、従来のウェイトを介在させないものと同様に、テンションロッド3に作用する張力は小さく維持される。
そして、扉体2が浮上した後(図4では扉体2の起伏角度が50°〜90°)は、ウェイト6は徐々に回転し始め、図4に示すように、テンションロッド3に作用する張力はウェイト6の作用によって徐々に大きくなる。
従って、従来のウェイトを介在させないもののように、扉体2の起立時に衝撃力がテンションロッド3に作用せず、荷重の集中が緩和できるようになる。
また、設計荷重(最大荷重)に対して、扉体2の起伏角度θが88°程度となるようにウェイト6の重量を設定しておけば、テンションロッド3の長さに多少のばらつきが生じても、支持荷重の集中を緩和できるようになり、また、津波等の波力に対しても柔軟に荷重の伝達が可能になって、テンションロッド3に衝撃力が作用しなくなる。
このウェイト6は、前記作用を奏するものであれば、前記基台4及び前記テンションロッド3との枢支態様は、図1に示したような、ウェイト6の両端部で枢支するものに限らず、扉体2の起立時にウェイト6の上面となる位置でテンションロッド3と枢支するものでも良い。また、同様に、ウェイト6の重量や、形状等も適宜決定すれば良い。
本発明は、前記の例に限るものではなく、各請求項に記載の技術的思想の範囲内において、適宜実施の形態を変更しても良いことは言うまでもない。
本発明は、河川に設置するだけでなく、津波や高潮対策として港湾に設置することも可能である。また、船舶が航行する河川や港では、水深が浅くなるのを防止するためにピットを設け、このピットに基台を配置することも可能である。
本発明の一例を説明する概略図であり、(a)は扉体が倒伏した状態を側面から見た図、(b)は扉体の浮上時の状態を側面から見た図、(c)は扉体が起立した状態を側面から見た図である。 本発明の具体例を示した側面から見た図である。 図2の紙面右側から見た図である。 本発明例の起立特性を示した図である。 (a)はチェーンで扉体の転倒を防止する起伏式ゲートの説明図、(b)は(a)に示した起伏式ゲートの起立特性を示した図である。 テンションロッドで扉体の転倒を防止する起伏式ゲートの図5と同様の図である。
符号の説明
2 扉体
2a 回転軸
3 テンションロッド
4 基台
5 浮力発生部
6 ウェイト
7 軸受

Claims (2)

  1. 浮力の増減によって起伏する扉体と、
    起立時、前記扉体に大きな水圧荷重が作用した際に、扉体の転倒を防止する複数のテンションロッドを扉体の幅方向に備え、
    前記複数のテンションロッドのうち、適数のテンションロッドと基台との連結部にウェイトを介在させると共に、
    このウェイトが、前記扉体の浮上後に、前記基台との連結部を支点として回動すべく、このウェイトと前記基台及び前記適数のテンションロッドとをそれぞれ回転が自在なように枢支したことを特徴とする起伏式ゲート。
  2. 適数のテンションロッドに枢支されているウェイトが互いに独立していることを特徴とする請求項1に記載の起伏式ゲート。
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