JP4348654B2 - 脱水素化工程を含む炭素原子数8を有する芳香族化合物の異性化方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、炭素原子数8を有する芳香族化合物の異性化方法に関する。
【0002】
この分野は、既に研究の対象になっていたものであり、これらの研究は、特に米国特許第3,538,173号、米国特許第3,553,276号、米国特許第4,128,591号および米国特許第4,255,606号に記載されている。炭素原子数8を有する芳香族化合物の公知の異性化方法によれば、混合物の熱力学的平衡に対してパラキシレンに乏しくかつ(熱力学的平衡を有する同混合物に対して)エチルベンゼンに富む仕込原料が、少なくとも1つの触媒を含む反応器内に導入される。この仕込原料は、反応器出口において炭素原子数8を有する芳香族化合物の組成を得るのに適切な温度および圧力の条件を維持する反応器内に導入される。この芳香族化合物組成物は、熱力学的平衡を有する前記混合物の組成にできるだけ近いものである。別の文献には、処理すべき仕込原料が、キシレンに富みかつエチルベンゼンに乏しい、炭素原子数8を有する芳香族化合物の異性化方法が記載されている。本明細書の意味での「パラキシレンに乏しい」および「エチルベンゼンに富む」とは、検討される温度および圧力条件下に熱力学的平衡を有する混合物中のパラキシレン含有量よりもパラキシレン含有量が実質的に少なく、また同混合物中のエチルベンゼン含有量よりもエチルベンゼン含有量が実質的に多いことを意味する(混合物は、メタキシレン、オルトキシレン、パラキシレンおよびエチルベンゼンからなる)。
【0003】
この混合物から、パラキシレン、および多くの場合オルトキシレンも分離される。これらパラキシレンおよびオルトキシレンは目的とする異性体である。何故なら、これらは、特に合成繊維産業において大きな重要性を示すからである。この場合、メタキシレンおよび場合によってはエチルベンゼンは、パラキシレンおよびオルトキシレンの生産を増加させるために異性化反応器の入口に再循環されてよい。
【0004】
しかしながら、1分子当り炭素原子数8を有する芳香族化合物の異性化反応は、副次的反応により引き起こされるいくつかの問題に遭遇するものである。このように、主要異性化反応以外に、水素化反応が認められる。すなわち、芳香族化合物のナフテンへの水素化である。ナフテン環の開環反応は、1分子当りナフテンと同じ炭素原子数を有しかつ該ナフテンより生じるパラフィンの生成をもたらすものである。これらパラフィンはクラッキング反応を受けるものであり、これらクラッキング反応は、典型的には1分子当り炭素原子数3〜5を有する軽質パラフィンの生成をもたらす。芳香族化合物は、1分子当り炭素原子数8を有する芳香族化合物の場合、ベンゼンと、トルエンと、1分子当り炭素原子数9を有する芳香族化合物(例えば、トリメチルベンゼン)と、より重質芳香族化合物とを生じる不均化反応およびトランスアルキル化反応を受ける。
【0005】
これら副次的反応の全体は、目的物質の収率に非常に不利な条件を与えるものである。
【0006】
生成された副次的物質(ナフテン、パラフィン、ベンゼン、トルエンおよび概して1分子当り炭素原子数9〜10を有する芳香族化合物)の量は、触媒の種類および異性化反応器の操作条件(温度、並びに水素および炭化水素の分圧)に依存するものである。
【0007】
先行文献を検討することにより、副次的物質の生産を最小限にするために、異性化反応器からの流出物中に含まれるいくつかの成分を前記反応器の入口に再循環することが考案されていたのがわかる。
【0008】
例えば、米国特許第3,553,276号、米国特許第3,558,173号および米国特許第4,255,606号には、副次的物質における損失を低減するために、処理すべき仕込原料にいくつかの物質を添加することが推奨されている。
【0009】
米国特許第3,553,276号には、トルエンの濃度が、この再循環を用いないで得られる濃度の2倍であるように維持されるようにトルエンが再循環される装置が記載されている。
【0010】
米国特許第3,558,173号には、対応する芳香族化合物の水素化により生成される炭素原子数8を有するナフテンを、反応器の入口に再循環することが記載されている。
【0011】
米国特許第4,255,606号の記載においては、全体仕込原料に対する、1分子当り少なくとも炭素原子数5を含む脂肪族炭化水素の1〜10重量%が、トルエンの添加を伴ってあるいはトルエン添加なしで反応帯域内に導入される。このトルエン添加は再循環により実施されうる。導入される炭化水素はまたn−ペンタンの前駆体であってよい。
【0012】
【発明の構成】
本発明による1分子当り炭素原子数8を有する芳香族化合物の異性化方法は、異性化用芳香族化合物を含む仕込原料と、反応に必要な水素と共に、少なくとも下記の化合物からなる沸点約80〜135℃の化合物を含む混合物を反応帯域へ導入することからなるものである:
・1分子当り炭素原子数8を有する少なくとも1つのパラフィン、
・少なくとも1つのベンゼン、
・少なくとも1つのトルエン、および
・1分子当り炭素原子数8を有する少なくとも1つのナフテン。
【0013】
これらの化合物は、添加される化合物の重量割合が、反応器に導入される仕込原料全体に対して、下記のとおりである量で、再循環物形態であるいは新品化合物形態で、新品仕込原料に添加される:
・1分子当り炭素原子数8を有するパラフィンの重量割合は、約0.1〜10%、好ましくは約0.2〜2%、
・1分子当り炭素原子数8を有するナフテンの重量割合は、約0.5〜15%、好ましくは約2〜8%、
・トルエンの重量割合は、約0.1〜10%、好ましくは約0.2〜5%、および
・ベンゼンの重量割合は、約0.1〜10%、好ましくは約0.2〜2%。
【0014】
前記添加される化合物の総重量割合は、反応器に導入される仕込原料全体に対して約0.8〜20%、多くの場合2〜15%である。
【0015】
予期しないことではあるが、この混合物を処理すべき仕込原料中に添加することにより、上記副次的物質の生産を低減させることが可能になる。特に、この添加により、1分子当り炭素原子数8を有するパラフィンおよび1分子当り少なくとも炭素原子数9を含む芳香族化合物の生産を低減させることが可能になり、かつ1分子当り炭素原子数8を有するナフテンの生産を低減させ、さらには除去することが可能になる。
【0016】
他方では、本発明による方法により、より低い圧力およびより低い温度条件下により高いPPH(仕込原料の重量/触媒の重量/時間)で触媒を使用することが可能になる。これは、先行技術の使用条件に比して使用の利点を示すものである。
【0017】
1分子当り炭素原子数8を有するパラフィンと、ベンゼンと、トルエンと、1分子当り炭素原子数8を有するナフテンとを含む混合物は、反応により生じた1分子当り炭素原子数8を有するパラフィンと、ベンゼンと、トルエンと、1分子当り炭素原子数8を有するナフテンとの再循環により得られたものであってもよい。この混合物もまた特定の新品物質の添加により、あるいは再循環と新品物質の添加との組合わせにより得られてよい。
【0018】
先行技術に比して本発明による方法は、多数の利点を示す。これらの利点として、不均化、トランスアルキル化、水素化およびクラッキングの寄生する副次的反応による1分子当り炭素原子数8を有する芳香族化合物の損失を低減することが挙げられる。
【0019】
炭素原子数8を有する芳香族化合物の従来の異性化方法において、キシレンと場合によってはエチルベンゼンとの混合物は、1分子当り炭素原子数8を有する芳香族化合物の混合物を、検討される温度での熱力学的平衡に対応する組成にできるだけ近い組成に導くために、一般に貴金属と無機担体とを含む適当な触媒との接触に付される。本発明による方法は、1分子当り炭素原子数8を有する芳香族化合物の混合物の異性化を行うことを可能にするあらゆる触媒、並びにエチルベンゼンのベンゼンへの脱アルキル異性化を行うことを可能にする触媒に適用される。
【0020】
本発明による方法において、触媒は、従来方法におけるよりも低い温度範囲(370〜420℃)で、従来方法におけるよりも低い水素分圧(5〜12絶対バール)で、従来方法におけるよりも高いPPH(仕込原料の重量/触媒の重量/時間)(3〜6h−1)で使用されてよい。
【0021】
本発明の方法において、処理済留分は、少なくとも1つの触媒を含む反応器内に水素と共に注入される。本発明による方法において使用可能な触媒として、元素周期律表(Handbook of Chemistry and Physics 、1964-1965 、第45版) の第VIII族の少なくとも1つの金属、例えば白金と、少なくとも1つの無機担体とを含む触媒が挙げられる。多くの場合、触媒の担体としてゼオライトが使用される。使用されるゼオライトとして、モルデナイト、オメガ・ゼオライトおよびMFI構造型ゼオライトが挙げられる。さらに結晶質アルミノリン酸塩のような非ゼオライト性モレキュラーシーブが使用されてよい。これらの例は、使用可能な触媒の選択をどんな場合においても制限するものではない。
【0022】
反応温度は、約300〜500℃、好ましくは約350〜450℃、より好ましくは約370〜420℃である。水素分圧は、約3〜15絶対バール、好ましくは約4〜12絶対バール、より好ましくは7〜12絶対バールである。全体圧力は、約4〜20絶対バール、好ましくは6〜15絶対バールである。PPH(仕込原料の重量/触媒の重量/時間)は、約0.2〜10h−1、好ましくは約1〜15h−1、より好ましくは3〜6h−1である。
【0023】
特別な実施の形態において、本発明による方法は、異性化工程の後に実施される脱水素化工程を含んでよい。
【0024】
従って、特別な実施の形態において、本発明は、炭素原子数8を有する芳香族化合物を含む仕込原料の少なくとも1つの異性化工程(a)と少なくとも1つの脱水素化工程(b)とを含む異性化方法に関する。
【0025】
ナフテン型化合物を芳香族化合物に脱水素化し得るあらゆる触媒が、本方法の工程(b)において使用される。脱水素化反応器の出口で、一定分子当りの炭素原子数について、得られた芳香族化合物は、この反応器出口での温度および圧力条件下での熱力学的平衡の割合で存在する。
【0026】
従って、本方法の特別な実施の形態の異性化工程において、異性化帯域での操作条件は、酸触媒作用を介する反応(クラッキング、脱アルキル化、不均化等)により生じる所望でない化合物の生産を最小限にするように選ばれる。
【0027】
これらの操作条件は、1分子当り炭素原子数8を有するナフテンの生産率が、炭素原子数8を有する芳香族化合物の従来の異性化方法によって得られる生産率に比べ有意に高い(すなわち、異性化帯域からの流出物:約10〜30重量%、通常は異性化帯域からの流出物:約5〜10重量%)ような条件である。
【0028】
反応の第一工程終了時に得られた流出物は、第二工程の際、少なくとも1つの脱水素化触媒を含む反応帯域内において処理される。この第二工程の操作条件は、第一工程の操作条件とは異なってもよいし、あるいは同一であってもよい。好ましくは、これら2工程の操作条件は、異なるものである。この第二工程の操作条件は、熱力学的平衡にある組成物にできるだけ近い、キシレンおよびエチルベンゼンの混合物の組成物を得るように決定される。
【0029】
パラフィンおよびナフテンの脱水素化触媒は、当業者に公知である。これらの触媒の担体は、一般に耐火性酸化物であり、ほとんどの場合、アルミナが選ばれる。これら脱水素化触媒は、周期律表第VIII族の少なくとも1つの貴金属と、周期律表第Ia族および第IIa 族の少なくとも1つのアルカリ元素またはアルカリ土類元素とを含む。好ましくは、選ばれる第VIII族貴金属は、白金である。周期律表第Ia族および第IIa 族の元素は、マグネシウム、カリウムおよびカルシウムからなる群から選ばれる。
【0030】
これら脱水素化触媒は、トリウムおよび/または元素周期律表第IVa 族または第IVb 族の少なくとも1つの金属Mを含んでもよい。第IVa 族または第IVb 族の元素は、ほとんどの場合、スズ、ケイ素、チタンおよびジルコニウムからなる群から選ばれる。いくつかの脱水素化触媒は、硫黄および/またはハロゲンも含む。より詳細には、本発明による方法の脱水素化工程において、米国特許第3,998,900号および米国特許第3,531,543号に記載されている脱水素化触媒が使用されてよい。
【0031】
理論的に関連性はないが、白金は、水添化活性を示す。この水添化活性は、パラフィンの芳香族化合物への脱水素化活性を犠牲にして表される。この水添化活性はかなりに軽減される。また添加元素Mの添加により、脱水素化反応に対する触媒の選択性が増加される。
【0032】
使用される耐火性無機担体は、多くの場合、酸特性を有しかつクラッキング反応または異性化反応のような所望でない副次的反応を発生させるものである。それゆえに、酸化物担体は、一般に少なくとも1つのアルカリ元素またはアルカリ土類元素の添加により中和される。
【0033】
脱水素化工程は、水素の存在下に実施される。この水素は、新品水素の形態で、異性化帯域の出口から来る再循環水素の形態で、あるいは脱水素化帯域の出口から来る再循環水素の形態で導入されてよい。
【0034】
脱水素化工程の操作条件は、温度約300〜500℃、好ましくは約400〜420℃、水素の絶対分圧約1〜15バール、好ましくは約4〜10バール、絶対全体圧力約2〜20バール、好ましくは約5〜15バール、およびPPH(仕込原料の重量/触媒の重量/時間)約0.2〜10h−1、好ましくは約3〜6h−1である。
【0035】
さらに、所望の化合物、すなわちパラキシレンおよび場合によってはオルトキシレンを抽出した後に脱水素化帯域からの流出物中に含まれる炭素原子数8を有する芳香族化合物を再循環させてもよい。
【0036】
図1は、本発明による方法の簡単な実施の形態を示す。
【0037】
この図によれば、異性化すべき炭素原子数8を有する芳香族化合物の混合物を含む新品仕込原料は、管路(1) を経て反応器(R) 内に導入される。この新品仕込原料は、次の化合物を含む混合物に富むものである:すなわち、1分子当り炭素原子数8を有する少なくとも1つのパラフィン、ベンゼン、トルエンおよび1分子当り炭素原子数8を有する少なくとも1つのナフテンである。これらの物質の添加は、管路(6) を経て確保される再循環によるか、あるいは管路(11)を経る新品化合物の添加によるか、あるいはさらにはこれら2つの管路(6)(11) を経て確保される新品化合物と再循環化合物との組合わせにより行われる。水素の供給は、管路(15)を経て確保される。
【0038】
反応後、流出物は、分離帯域(S1)に搬送される。この分離帯域(S1)内で、流出物中に含まれる水素を単離し、この水素を、管路(14)を経て反応器の入口に再循環する。流出物の残部は、管路(3) を経て分離帯域(S2)に搬送される。この分離帯域(S2)内で、反応生成物を2つのフラクションに分離する:第1のフラクションは、パラフィン、ナフテン、並びに例えばベンゼンとトルエンのような最も軽質な芳香族化合物を含む軽質留分である。この最軽質芳香族化合物は、管路(4) を経て分離帯域(S3)に搬送される。別のフラクションは、少なくとも炭素原子数8を含む芳香族化合物を含む。このフラクションから、連続分離工程後に、所望物質、特にパラキシレンが抽出される。
【0039】
分離帯域(S3)内で、1分子当り炭素原子数1〜7を含む炭化水素が分離される。これら炭化水素は、1分子当り炭素原子数8を有するパラフィンと、1分子当り炭素原子数8を有するナフテンと、ベンゼンと、トルエンとを含む混合物相から管路(10)を経て排出される。この混合物は、管路(5) を経て分離帯域(S4)に搬送される。分離帯域(S4)内で、1分子当り炭素原子数8を有するパラフィンと、ベンゼンと、トルエンと、1分子当り炭素原子数8を有するナフテンとの再循環すべき量が選ばれる。次いで、この混合物は、管路(6) を経て反応器の上流に搬送される。この反応器内で、この混合物は、新品仕込原料を富ませる(この新品仕込原料に、分離帯域(S2)からのフラクションの一部がすでに添加されている。このフラクションは、1分子当り少なくとも炭素原子数8を含む芳香族化合物を含む。これらフラクションから、所望物質、特にパラキシレンがすでに抽出されている)。管路(12)は、再循環が望まれない1分子当り炭素原子数8を有するパラフィンと、1分子当り炭素原子数8を有するナフテンと、ベンゼンと、トルエンとを含む混合物の一部を排出するために備えられる。
【0040】
【発明の実施の形態】
次の実施例は、本発明を例証するが、その範囲を限定するものではない。
【0041】
[実施例]
次の実施例で使用した触媒は、モルデナイトと白金0.4重量%とを含む、アルミナをベースとする触媒であった。この触媒は、押出物形態を呈した。
【0042】
[実施例1および実施例2]
実施例1および実施例2を、次の操作条件下に実施した:温度385℃、炭化水素に対する水素のモル比4/1を伴う全体圧力8絶対バール。
【0043】
実施例1を、次の表に記載した組成を有する仕込原料1について実施した。実施例2において、仕込原料2を処理した。この仕込原料は、仕込原料1とほぼ同一であった。しかしながら、1分子当り炭素原子数8を有するパラフィンが、反応器に導入される全体仕込原料に対して1重量%添加されていた。
【0044】
【表1】
【0045】
実施例1において、1分子当り炭素原子数8を有するパラフィン形態の損失は、反応器内に導入された1分子当り少なくとも炭素原子数8を含む芳香族化合物量に対して0.28重量%であった。実施例2において、これら損失は、0.10重量%であった。
【0046】
1分子当り炭素原子数8を有するパラフィンを、反応器に導入される全仕込原料に対して1重量%を添加することにより(実施例2)、添加しないで実施した異性化に比して1分子当り炭素原子数8を有するパラフィン形態の損失は0.18重量%減少された(実施例1)。
【0047】
[実施例3および実施例4]
実施例3および実施例4を、次の操作条件下に実施した:温度390℃、炭化水素に対する水素のモル比4/1を伴う全体圧力9絶対バール。
【0048】
実施例3を、次の表に記載した組成を有する仕込原料3について実施した。実施例4において、仕込原料4を処理した。この仕込原料は、仕込原料3とほぼ同一であった。しかしながら、1分子当り炭素原子数8を有するナフテンが、反応器に導入される全体仕込原料に対して1.8重量%添加され、トルエンが同原料に対して1.2%添加されていた。
【0049】
【表2】
【0050】
実施例3において、1分子当り炭素原子数8を有するナフテン形態の損失は、反応器内に導入された1分子当り炭素原子数8を有する芳香族化合物量に対して5.03重量%であった。トルエン形態の損失は、反応器内に導入された1分子当り炭素原子数8を有する芳香族化合物量に対して0.92重量%であった。実施例4において、1分子当り炭素原子数8を有するナフテン形態の損失は、反応器内に導入された1分子当り炭素原子数8を有する芳香族化合物全量に対して3.12重量%であった。トルエン形態の損失は、反応器内に導入された1分子当り炭素原子数8を有する芳香族化合物量に対して0.42重量%であった。
【0051】
反応器に導入される全仕込原料に対して1分子当り炭素原子数8を有するナフテン1.8重量%と、同全仕込原料に対してトルエン1.2重量%とを添加することにより(実施例4)、添加しないで実施した異性化に比して1分子当り炭素原子数8を有するナフテン形態の損失が1.91重量%減少され、トルエン形態の損失が0.5重量%減少された(実施例3)。
【0052】
[実施例5]
実施例5は、留分の再循環効果を例証する。この留分の蒸留範囲は、1分子当り炭素原子数8を有する芳香族化合物の損失については約80〜135℃であった。これら実施例を、次の操作条件下に実施した:温度385℃、炭化水素に対する水素モル比4/1を伴う全体圧力8絶対バール。実施例5において、反応器(R) から排出された留分9重量%に一致する再循環物を、反応器に導入される仕込原料に管路(6) を経て添加した。この留分は、反応器(R) の流出物から分離後に得られる、1分子当り炭素原子数8を有するパラフィンと、ベンゼンと、トルエンと、1分子当り炭素原子数8を有するナフテンとからなる混合物を含む。実施例5の仕込原料5の組成を、下記表に記載した。
【0053】
【表3】
【0054】
実施例1において、炭素原子数8を有するナフテン形態の損失は、反応器内に導入された1分子当り炭素原子数8を有する芳香族化合物量に対して5.75重量%であった。1分子当り8以外の炭素原子数を含む炭素鎖を有する芳香族化合物およびナフテン形態の損失(これらは、主としてベンゼン、トルエン、炭素原子数6〜7を有するナフテンおよび少なくとも炭素原子数9を含む芳香族化合物形態の損失である)は、反応器内に導入された1分子当り炭素原子数8を有する芳香族化合物量に対して3.49重量%であった。1分子当り炭素原子数8を有する芳香族化合物の収率は、90重量%であった。実施例5において、1分子当り炭素原子数8を有するナフテン形態の損失は、反応器内に導入された1分子当り炭素原子数8を有する芳香族化合物量に対して0.22重量%であった。1分子当り8以外の炭素原子数を含む炭素鎖を有する芳香族化合物およびナフテン形態の損失は、反応器内に導入された1分子当り炭素原子数8を有する芳香族化合物量に対して3.01重量%であった。
【0055】
1分子当り炭素原子数8を有する芳香族化合物の収率は、96.2重量%であった。
【0056】
従って、反応器(R) から排出されかつ反応器(R) の流出物から分離後に得られる1分子当り炭素原子数8を有するパラフィンと、ベンゼンと、トルエンと、1分子当り炭素原子数8を有するナフテンとからなる混合物を含む留分9重量%に一致する再循環物を、反応器に導入される仕込原料に添加することにより(実施例5)、添加をしないで実施した異性化に比して1分子当り炭素原子数8を有するナフテンの損失を5.53重量%減少させかつ1分子当り8以外の炭素原子数を含む炭素鎖を有する芳香族化合物およびナフテン形態の損失を0.48%減少させた(実施例1)。1分子当り炭素原子数8を有する芳香族化合物の重量収率を6.2%増加させた。
【0057】
[実施例6]
実施例6は、留分の再循環効果を例証する。この留分の蒸留範囲は、トルエンの添加と組合わせ、1分子当り炭素原子数8を有する芳香族化合物の損失については約80〜135℃であった。これら実施例を、次の操作条件下に実施した:温度385℃、炭化水素に対する水素モル比4/1を伴う全体圧力8絶対バール。実施例6において、反応器(R) から排出された留分9重量%に一致する再循環物を、反応器に導入される仕込原料に管路(6) を経て添加した。この留分は、反応器(R) の流出物から分離後に得られる、1分子当り炭素原子数8を有するパラフィンと、ベンゼンと、トルエンと、1分子当り炭素原子数8を有するナフテンとからなる混合物を含む。さらに新品トルエン1重量%を、反応器に導入される仕込原料に添加した。実施例6の仕込原料6の組成を下記表に記載した。
【0058】
【表4】
【0059】
実施例6において、1分子当り炭素原子数8を有するナフテン形態の損失は、反応器内に導入された1分子当り炭素原子数8を有する芳香族化合物量に対して0.22重量%であった。1分子当り8以外の炭素原子数を含む炭素鎖を有する芳香族化合物およびナフテン形態の損失は、反応器内に導入された1分子当り炭素原子数8を有する芳香族化合物量に対して3.03重量%であった。1分子当り炭素原子数8を有する芳香族化合物の収率は、96.2重量%であった。従って、反応器(R) から排出されかつ反応器(R) の流出物から分離後に得られる1分子当り炭素原子数8を有するパラフィンと、ベンゼンと、トルエンと、1分子当り炭素原子数8を有するナフテンとからなる混合物を含む留分9重量%に一致する再循環物と、新品トルエン1重量%とを、反応器に導入される仕込原料に添加することにより、添加しないで実施した異性化に比して1分子当り炭素原子数8を有するナフテン形態の損失を5.52重量%減少させかつ1分子当り8以外の炭素原子数を含む炭素鎖を有する芳香族化合物およびナフテン形態の損失を0.56%減少させた(実施例1)。1分子当り炭素原子数8を有する芳香族化合物の重量収率を6.2%増加させた。
【0060】
実施例の結果を下記表に要約した。
【0061】
【表5】
【0062】
実施例1および実施例3を、仕込原料に添加物を用いないで行った。実施例2および実施例4を、先行技術で既に行っていたように特別な添加物を用いて行った。実施例5および実施例6を、化合物の添加物を用いて、特定の反応器流出物のフラクション再循環物を用いて行った。これら実施例5および実施例6は、本発明に合致した。本発明による方法により、特に1分子当り炭素原子数8を有するパラフィンと、1分子当り炭素原子数8を有するナフテンと、トルエンとの損失を減少させることが可能になった。この方法により、1分子当り炭素原子数8を有する芳香族化合物の収率を増加させることが可能になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例を示すフローシートである。
Claims (7)
- 1分子当り炭素原子数8を有する芳香族化合物の異性化方法において、反応器の入口において、水素、並びに1分子当り炭素原子数8を有する少なくとも1つのパラフィンと、1分子当り炭素原子数8を有する少なくとも1つのナフテンと、少なくとも1つのベンゼンと、少なくとも1つのトルエンとを含む沸点80〜135℃の化合物を含む混合物を、処理すべき仕込原料に添加し、使用される触媒が、元素周期律表第VIII族の少なくとも1つの金属と、少なくとも1つの担体とを含み、該混合物が、少なくとも一部において、異性化反応器からの流出物から単離されたこれら化合物を含む留分の再循環により得られることを特徴とすることを特徴とする異性化方法。
- 1分子当り炭素原子数8を有する少なくとも1つのパラフィンと、少なくとも1つのベンゼンと、少なくとも1つのトルエンと、1分子当り炭素原子数8を有する少なくとも1つのナフテンとを含む、仕込原料に添加される混合物が、異性化反応器からの流出物から単離されたこれら化合物を含む留分の再循環と、新品物質の添加とにより得られることを特徴とする、請求項1に記載の1分子当り炭素原子数8を有する芳香族化合物の異性化方法。
- 新品仕込原料に添加される炭化水素混合物は、添加された化合物の総重量割合が反応器に導入される仕込原料全体に対して0.8〜20%であるようなものであることを特徴とする、請求項1または2に記載の1分子当り炭素原子数8を有する芳香族化合物の異性化方法。
- 新品仕込原料に添加される炭化水素混合物は、添加される1分子当り炭素原子数8を有するパラフィンの重量割合が、反応器内に導入される仕込原料全体に対して0.1〜10%であり、添加される1分子当り炭素原子数8を有するナフテンの重量割合が、反応器内に導入される全体仕込原料に対して0.5〜15%であり、添加されるトルエンの重量割合が、反応器内に導入される全体仕込原料に対して0.1〜10%であり、ベンゼンの重量割合が、反応器内に導入される全体仕込原料に対して0.1〜10%であるようなものであることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項記載の1分子当り炭素原子数8を有する芳香族化合物の異性化方法。
- 反応温度が300〜500℃であり、水素分圧が、3〜15絶対バールであり、全体圧力が4〜20絶対バールであり、PPH(仕込原料の重量/触媒の重量/時間)が0.2〜10h−1であることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項記載の1分子当り炭素原子数8を有する芳香族化合物の異性化方法。
- 触媒担体がゼオライトを含むことを特徴とする、請求項1〜5のいずれか1項記載の1分子当り炭素原子数8を有する芳香族化合物の異性化方法。
- 触媒担体が非ゼオライト系モレキュラーシーブであることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか1項記載の1分子当り炭素原子数8を有する芳香族化合物の異性化方法。
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