JP4347740B2 - シャーベット氷製造・貯氷・輸送システム及び貯氷庫 - Google Patents

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Description

本発明は、粒子が細かく様々な特徴を有するシャーベット氷を製造し、貯氷、輸送するシステム及び其の貯氷庫に関するものである。
従来より製造されている氷は塊氷や割氷などがあるが、近年は粒子が細かいシャーベット状の氷が注目され、この製氷機が開発されている。また、製氷機の開発に伴って貯氷庫の開発も行われている。
シャーベット氷の製造方法は、冷却円筒内壁に氷結した薄氷を削り落とす掻き出し式や、氷点下まで過冷却した水を一挙に氷結させ微粒子氷を製造する過冷却方式がある。
小型のシャーベット氷菓があるが、これはシャーベット状のフローズンアイスの小型製造機であり、貯蔵庫も兼ねる製造機である。フローズンアイスを製造し、そのまま貯蔵するので、取出口の一体化された製造機である。これは小型の製造機であるので掻き出し式を採用している。
大型のシャーベット氷製造機の例として次の方式がある。
過冷却槽で生成されたシャーベット氷は貯氷槽に送られ、貯氷槽内において上部から噴出され貯留される。噴出される氷は、シャーベット氷と共に過冷却処理液であるが、シャーベット氷は比重が軽いので水面に浮遊し、過冷却処理液は貯氷槽下部に溜まる。貯氷槽内部では、シャーベット氷は微粒子であるが、やがて微粒子が相互に結合を始めて氷塊となる。この氷塊を粉砕する機構を備え、攪拌部材も備えるので、貯氷槽内部はシャーベット氷のまま貯氷される。
次に、超大型のシャーベット氷製造機と貯氷庫の例として次の方式がある。
冷却部でスラリー状のシャーベット氷と冷海水の混合液をポンプで貯氷庫に送り貯氷する。貯氷後、時間経過と共に貯氷庫内では、比重が軽いシャーベット氷は上部に、比重の重い冷海水は下部に溜まる。この状態で放置すると、シャーベット氷と冷海水が分離してしまい、均一なシャーベット氷とはならないので、スラリー状態の混合液を貯氷槽外に出し、分離器を通した後、シャーベット氷は貯氷槽へ、冷海水は冷却部へ戻してスラリー状の混合液を造る。
この貯氷庫の特徴は、冷却部で製造されたシャーベット氷と冷海水の混合液をポンプで貯氷庫に送り貯氷する。貯氷庫内部では、搬送された直後の混合液は、シャーベット氷と冷海水の混合状態を呈するが、次第に比重の重い冷海水は下方へ、比重の軽いシャーベット氷は上部へと分離する。更に、時間が経過すると、冷海水表面上に水分が少ない乾燥したシャーベット氷が浮遊し、水面から水中にかけてはシャーベット氷と冷海水の混合状態となり、更に下方は冷海水のみとなる。
この貯氷庫からシャーベット氷を取り出す方法は、最上部の乾燥した粉状のシャーベット氷を掻き出し手段で取り出している。取り出したシャーベット氷は、水分が少ない粉状の氷であり、さらさらしている。氷を鮮魚等に入れて鮮度保持する。この粉状のシャーベット氷は、貯氷庫の近辺で使用するか、それともコンテナ等に一旦貯蔵した状態で搬送し、別の場所で粉状のシャーベット氷をスコップ等で運び出す方法を採っている。また、連続的にシャーベット氷を搬送するために、次の手段を採っている。シャーベット氷は、ポンプでは搬送することができないので、粉状のシャーベット氷に冷海水を混合してスラリー状にし、ポンプで送っている。ポンプの能力と配管特性を考慮すれば、ある程度の遠方までシャーベット氷を送ることはできる。
このシステムの特徴は、水分が少ない粉状のシャーベット氷が貯氷庫から取り出され、連続して他の場所に送るために、冷海水を混合させてからポンプで送る方式を採用している。
この方式を開発した企業のホームページには、この貯氷槽の透し解説図が掲載さえている。
特開2000−163651号公報 特開2002−350017号公報 特開2001−153406号公報 従来の実施例を示すホームページアドレス「http://www.sunwell.com/systems2.htm」
従来のシャーベット氷を貯蔵する手段は、冷却部で製造されたシャーベット氷と冷海水の混合液を貯氷庫に貯蔵し、最上部の水分が少ない粉氷を取り出して使っていた。水分が少ない粉氷は、高IPF値のシャーベット氷である。この状態の氷は、さらさらした粉氷であるので、コンテナ等に一旦貯蔵してから取り出す方法が採られていた。この粉氷の状態での使用は、主に貯氷庫の近辺で使用する場合に適している。しかし、シャーベット氷を遠方に輸送するには粉状態ではポンプ輸送ができないので、粉氷に冷海水を混合した混合液状態にしてポンプ輸送していた。
実際のシャーベット氷を使用する現場では、貯氷庫の近辺で使用する場合は少なく、離れた場所で使用する場合が多い。このため、貯氷庫から取り出したさらさらの粉氷をそのまま使用する場合は少なく、遠方に輸送して使用する場合が多いのが現状である。
遠方に輸送するためには、粉氷ではポンプ輸送ができないので、主要な使用条件を鑑みると、必ずしも粉氷を製造しなければいけないという意義が薄らいでくる。
そこで、従来のシャーベット氷製造及び貯氷の基本的な考えを再考するこが課題となっていた。
解決しようとする問題点は、実際の使用現場におけるシャーベット氷の使用状態を考慮し、不必要な工程を省略し、安価で効率的な製造、貯蔵及び輸送方法を開発する点である。
本発明は、さらさらした乾燥粉氷を製造することを目的とはしていない。むしろ、水分が多いシャーベット氷の製造及び貯氷を目的としている。つまり、本発明は、低IPF値のシャーベット氷を製造し、貯氷及び輸送を目的としている。
冷却部においてシャーベット氷を製造するが、冷却部において任意の水分比率のシャーベット氷を製造することができる。しかし、水分量が少ないシャーベット氷、換言すると低水分比率(高IPF値)のシャーベット氷では、冷却部から貯氷庫まで輸送が困難となるので、ある程度の水分量を含む混合液となる。
本発明の低IPF値を有するシャーベット氷の製造方法は以下のシステムとする。
先ず、貯氷庫内を原水で満たす。水位は最上部までが好ましい。この水をポンプで冷却部まで送り、冷却してシャーベット氷を製造する。冷却方式として、本発明では、掻き出し式を採用するが、過冷却方式でもよい。
シャーベット氷が生成され、流動性がある程度にし、ポンプで貯氷庫に送る。
シャーベット氷を製造するために、貯氷庫から水を冷却部に送ると水位が低下するが、生成されたシャーベット氷が送られてくるので、貯氷庫内は満杯状態で保持される。
水は氷結すると体積が膨張するので、冷却前に貯氷庫が満水状態になっていると、冷却前後では体積膨張となってしまう。そこで、余剰水を貯氷庫外部に出すドレイン設備が必要となる。
ここで、冷却開始の状態であるが、原水を冷却部に注入してシャーベット氷を製造し、貯氷庫へ送って満杯にする方法でもよい。
連続冷却が始まると、貯氷庫の内部では、比重の軽いシャーベット氷が上方へ、原水或いは冷原水が下部に位置する。
貯氷庫の断熱が完璧であれば、連続して冷却すれば、シャーベット氷と冷原水の二層となって安定する。
本発明の貯氷庫の特徴は、略密閉状態の貯氷庫とし、原水を貯氷庫の最上部まで満水状態にしていることである。よって、シャーベット氷は、冷原水表面に浮遊するのではなく、冷原水に浸漬した状態となっている。本発明のシャーベット氷は、さらさらした乾燥粉氷を製造するものではなく、水分比率が高いスラリー状のシャーベット氷を製造する点が特徴である。
製造されたシャーベット氷は、使用目的によって水分比率を調節する必要がでるが、これは、貯氷庫内の冷原水をシャーベット氷の取出口付近において混合させて水分調整を行う。
そして、水分調整されたシャーベット氷は流動性を有するため、容易にポンプ輸送が可能となる。
原水は、最も一般的なものとして、海水や塩水が一般的に使われるが、真水や溶媒に様々な物質を溶解させた溶液でもよい。なぜなら、真水ではシャーベット氷の製造は可能であるが、時間を待たず氷塊となってしまい、本来のシャーベット氷の特徴である微粒子の性質を失ってしまうから、真水を原水として使用することはない。ただし、真水に非凝固剤を添加する場合はある。
本発明では、貯氷庫内の冷原水をシャーベット氷の取出口付近において混合させて水分調整を行うが、水分比率は原水のそれ以上にはなり得ない。原水中に含まれる溶質の量を下げるには、真水を混合して溶質の濃度を下げる必要がある。
従来のシャーベット氷の貯氷庫は、シャーベット氷は水面上に浮遊する状態で貯氷されている。水面上に浮遊するので、シャーベット氷はその水分が重力により下降するために乾燥した粉状の氷となる。シャーベット氷を取り出すには、この乾燥した粉氷を掻き出し具の駆動で取り出している。長時間貯氷庫内部で貯氷すると、シャーベット氷は益々水分を失い、氷間の結合が生じ易くなる。この氷の結合は氷塊となって取り出しを悪くする原因の一つにもなる。
しかし、本発明は、貯氷庫内部にさらさらの乾燥粉氷を貯氷するものではなく、貯氷庫の最上部まで原水を溜めてあるので、シャーベット氷は貯氷庫の最上部においも冷原水との混合状態を維持している。
換言すると、水面に蓋をし、シャーベット氷が水面上に出ないよう、常に冷原水中に浸漬するようにした貯氷庫である。これが、本発明の特徴であり、以下に示すように様々な効果を奏する。
十分に乾燥した粉氷は、そのままの状態では氷塊になり難いが、大量に積載されると圧力が加わり氷塊になってしまう。貯氷庫から取り出す際に、取出口で氷結して氷塊となり、取り出しを困難にする場合もある。従来のシャーベット氷用貯氷庫はこの方式であるので、取出口における取出しトラブルもあった。
しかし、本発明の貯氷庫においては、シャーベット氷は冷原水中で浸漬される状態で貯氷されているので、シャーベット氷は冷原水とスラリー状態を呈している。
本発明のスラリー状シャーベット氷は冷原水が潤滑剤となり、極めて流動性が高い氷である。この特長は、氷に圧力が加わっても圧力が分散されるので微粒子氷が結合することはなく、取出口で詰まってしまうことはない。ただし、氷の微細粒子は分子間力のために多少の結合はあるが、外部からの僅かな力によって容易に分離される程度のものであるので全く問題ない。
このように、本発明の貯氷庫において貯氷すると、氷の氷塊ができ難く、取り出しが容易であるという利点がある。
次に、シャーベット氷の一般的な使用方法であるが、小型の製氷機であれば問題は少ないが、大型の製氷設備になればなるほど設置場所と使用場所は異なってくる。大型の製氷設備であれば、設置場所の制限があり、使用場所の近辺に設置することが困難となる。そこで、大型の製氷設備であれば、シャーベット氷を輸送した上で使用することになる。
すると、貯氷庫から取り出したシャーベット氷が乾燥した粉氷であると、ポンプ輸送が不可能であるので、この仕様には問題点が潜在すると言える。
しかし、本発明の製氷システム及び貯氷庫を使用すると、貯氷庫からはシャーベット氷と冷原水が混合された流動性に富むスラリー状のシャーベット氷が取り出される。このスラリー状のシャーベット氷は、容易にポンプ輸送が可能であるので、使用目的に適った方式であると言えよう。
従来の粉氷を貯氷するシステムでは、取り出した粉氷のままではポンプ輸送が不可能であるので、冷原水を混合してスラリー状の氷にしてから輸送している。
しかし、本発明は大型の製氷設備を考慮した方式であって、製造されたシャーベット氷をポンプ輸送することを最優先として製造する氷を、乾燥した粉氷ではなくスラリー状のシャーベット氷としている。
従来の方式と異なり、最初からスラリー状のシャーベット氷を製造することで、粉氷のポンプ輸送には不可欠の冷原水との混合設備を省略することが可能となった。これは、製氷設備のコスト削減になる利点を有する。
本発明では、貯氷庫から取り出すシャーベット氷は、水分比率が高い低IPF値のスラリー状の氷である。使用目的として乾燥した粉氷が必要になる場合には、取り出されたスラリー状のシャーベット氷の水切りを行えばよい。水切りは、脱水設備を設けてもよいが、シャーベット氷を入れるコンテナ等の容器の底面に水抜き用の排水孔を設けた簡単な方法でも粉氷を得ることができる。
従来のシャーベット氷製造機では、先ず乾燥した粉氷を製造してから適宜応用していた。しかし、通常の使用方法は、スラリー状のシャーベット氷として輸送することが使い勝手がよいので、本発明は最初からスラリー状のシャーベット氷を製造することを目的としている。
冷却部でシャーベット氷を製造するが、製造方法は、過冷却式や掻き出し式等がある。何れも製造されたシャーベット氷は、微細な氷の粒子と冷原水が混合するスラリー状となる。このスラリー状のシャーベット氷を貯氷庫に送り貯氷する。貯氷庫の内部では、スラリー状のシャーベット氷は、比重の違いから冷原水は下降し、乾燥した粉氷が冷原水の表面に浮遊する。
従来のシャーベット氷製造機では、貯氷庫からの取り出しは、この乾燥した粉氷を取り出して利用する方式を採用している。
しかし、本発明では、貯氷庫から取り出す氷は、水分比率が高いスラリー状のシャーベット氷である。
原水からシャーベット氷を生成する冷却部は従来の方式と製氷原理は同じくしているが、貯氷原理が全く異なっている。
従来の貯氷庫では、貯氷庫の全容積以下までしかシャーベット氷を貯蔵しない。この状態において、攪拌を伴わない場合は、微粒子状の氷と冷原水の比重差から3層の分離現象が起こる。中間層はシャーベット氷と冷原水が混合するスラリー層となり、この層の上部は、乾燥した粉氷が浮遊する粉氷層となる。また、スラリー層の下方は、冷原水のみの冷原水層となる。従来の貯氷槽では、最上層の粉氷を取り出して利用している。
本発明において、貯氷庫内部は全容積に渡って冷原水及びスラリー状のシャーベット氷が貯蔵されている点が特長となっている。本発明の貯氷庫においては、攪拌を伴わない場合は、比重の差から分離現象が起こるが、3層分離とはならず2層分離となる。それは、冷原水が貯氷庫の最上部まで満たされているので、粉氷は必ず冷原水中に浸漬されるからである。2層中の上層は、シャーベット氷と冷原水が混合したスラリー状となる層であり、残る1層は、冷原水のみの層であって下層となる。
また、使用目的に応じて、冷原水のみの取り出しも可能となる。
貯氷庫の最上部までスラリー状のシャーベット氷が満たされるので、最上部より下の貯氷庫部分を開放すると、自然にスラリー状のシャーベット氷が出てくる。
こうして取り出されたシャーベット氷は、冷原水と混合されたスラリー状シャーベット氷であり、ポンプ輸送が容易である。
また、スラリー状シャーベット氷の水分調整をするために、冷原水や真水を混合させる。
そして、粉氷が必要となれば脱水装置を使用すればよい。
スラリー状シャーベット氷を長距離輸送する場合は、輸送管内での均一性を保つために、配管を循環式にして常時均一なスラリー状シャーベット氷が管内を流れるシステムにする。
図1は、本発明の第1実施例の断面図である。
冷却部(1)で製造されたシャーベット氷(2a)は、ポンプ(3a)で送られ貯氷庫(4)の投入口(5)から入る。シャーベット氷(2a)が順次貯氷庫(4)に貯氷されると、攪拌を伴わない場合は、シャーベット氷(2a)は水分を含むので、微粒子状氷と冷原水(6)との比重の差から冷原水(6)は下降し、シャーベット氷(2a)の層と冷原水(6)の層の2層に分離する。
次々と冷却部(1)でシャーベット氷(2a)が製造されてポンプ(3a)で貯氷庫(4)に輸送されると、やがて貯氷庫(4)は満杯状態になる。
ここで、貯氷庫(4)を満杯にするために最上部には空気抜き(7)を設ける。
この状態のシャーベット氷(2a)は、冷原水(6)中に微粒子状のシャーベット氷(2a)が浸漬するので、スラリー状シャーベット氷(2b)となる。貯氷庫(4)の最上部付近にドレイン(8)を設けて余剰水を貯氷庫(4)の外部に出し、水位調節部(9)に送る。
水位調節部(9)は、スラリー状シャーベット氷(2b)と冷原水(6)により貯氷庫(4)が満杯になるように、冷原水(6)を貯氷庫(4)の注水口(10)から注入して満水位に保持する。水位調節部(9)には原水給水口(27)が付き、外部より原水を給水する。
貯氷庫(4)の下部層の冷原水(6)は冷原水取出口A(11a)から出されて冷却部(1)に送られ、再び冷却されてシャーベット氷(2a)として貯氷庫(4)に戻され循環する。
貯氷庫(4)の最上部より下位置にモータ(12)で駆動される氷取り出し用のスクリューコンベヤ(13)を設ける。スクリューコンベヤ(13)は、スクリューと円筒内壁とが密着してスラリー状シャーベット氷(2b)を漏らさない構造が好ましい。スクリューコンベヤ(13)の終端下方からスラリー状シャーベット氷(2b)が落下し、導氷管(14)を伝わってポンプ(3b)へ入る。ここでスラリー状シャーベット氷(2b)は圧送され、輸送管(15)を通って容器(16a)に入る。
容器(16a)にはスラリー状シャーベット氷(2b)を収容するが、乾燥した粉状シャーベット氷(2c)が必要なら、容器(16a)の代替に脱水容器(16b)を使用する。
脱水容器(16b)は、底面から冷原水(6)を抜いて排水するという簡単な構造でよく、本図の様に、抜いた冷原水(6)を集約し、ポンプ(3c)で貯氷庫(4)に戻す方式でもよい。
貯氷庫(4)の下部に冷原水取出口B(11b)を設け、冷原水(6)をポンプ(3d)でスクリューコンベヤ(13)の終端付近の噴射口(17)から噴射させて混合させるが、ポンプ(3d)と噴射口(17)の間で真水を混合させる真水注水部(18)を設けるが、省略も可能である。
ここで、スラリー状シャーベット氷(2b)に冷原水(6)を噴射させる理由であるが、スラリー状シャーベット氷(2b)に冷原水(6)を混合させることで、任意の水分比率を有するスラリー状シャーベット氷(2b)にするためである。使用目的に応じてスラリー状シャーベット氷(2b)の水分調整することが求められるので、貯氷庫(4)から出るスラリー状シャーベット氷(2b)に冷原水(6)を混合させている。更にスラリー状シャーベット氷(2b)の成分比率を低めるために真水注水部(18)から真水を注入する。スラリー状シャーベット氷(2b)と冷原水(6)を混合させる場所であるが、本図ではスクリューコンベヤ(13)の終点付近としている。通常、スラリー状シャーベット氷(2b)と冷原水(6)の混合は、ポンプ(3b)付近で行うので、本発明においても通常の混合方法でもよい。しかし、スラリー状シャーベット氷(2b)がスクリューコンベヤ(13)から出て輸送管(15)を通過する時点で、スラリー状シャーベット氷(2b)の水分比率が低いと流動性に欠けるので詰まる危険性がある。
以上の理由から、スクリューコンベヤ(13)の終端付近の出口において、冷原水(6)を噴射することで水分比率を上げ、流動性を上げることで輸送管(15)内部の詰まりを防止する。
尚、貯氷中にスラリー状シャーベット氷(2b)が氷塊となった場合の対策として攪拌装置(19)を設けることもある。
図2は、本発明の第2実施例の断面図である。
本実施例は、第1実施例と殆ど同様であるが、貯氷庫からスラリー状シャーベット氷を取り出す方法が異なる実施例である。
貯氷庫(4)の上部に氷取出口(20)を設ける。この位置は、第1実施例のスクリューコンベヤ(13)の位置でよい。貯氷庫(4)の下部に溜まった冷原水(6)を冷原水取出口B(11b)から取り出してポンプ(3d)で送り、氷取出口(20)から出たスラリー状シャーベット氷(2b)と冷原水(6)を氷取出口(20)の終端付近に設けた噴射口(17)から噴射混合させる。ポンプ(3d)と噴射口(17)の間で真水を混合させる真水注水部(18)を設けるとよい。また、氷取出口(20)とポンプ(3b)を結ぶ導氷管(14)の途中に弁(21a)を設け、弁(21a)を開閉することで貯氷庫(4)からのスラリー状シャーベット氷(2b)の取り出しを制御する。この弁(21a)は電動式や空圧、油圧式等の制御可能な弁(21a)がよい。
本図は、弁(21a)が閉じた状態を示している。
図3は、本発明の第3実施例の断面図である。
本実施例は、第2実施例と殆ど同様であるが、スラリー状シャーベット氷の取り出しを制御する弁を省略した実施例である。
貯氷庫(4)の上部に氷取出口(20)を設ける。この位置は、第1実施例のスクリューコンベヤ(13)の位置でよい。貯氷庫(4)の下部に溜まった冷原水(6)を冷原水取出口B(11b)から取り出してポンプ(3d)で送り、氷取出口(20)から出たスラリー状シャーベット氷(2b)と冷原水(6)を氷取出口(20)の終端付近に設けた噴射口(17)から噴射混合させる。ポンプ(3d)と噴射口(17)の間で真水を混合させる真水注水部(18)を設けるとよい。そして、氷取出口(20)の終端部とポンプ(3b)とを導氷管(14)で直結する。
スラリー状シャーベット氷(2b)は氷取出口(20)から出て導氷管(14)を通ってポンプ(3b)へと自然落下する。
図4は、本発明の第4実施例の断面図である。
本実施例は、第1乃至第3実施例と略同様であるが、貯氷庫の構造が異なる実施例である。
冷却部(1)で製造されたシャーベット氷(2a)は、ポンプ(3a)で送られ貯氷庫(4)の投入口(5)から入る。シャーベット氷(2a)が順次貯氷庫(4)に貯氷されると、シャーベット氷(2a)は多くの水分を含むので、微粒子氷と冷原水(6)の比重の差から冷原水(6)は下降し、シャーベット氷(2a)の層と冷原水(6)の層の2層にやがて分離する。
貯氷庫(4)の内部で、投入口(5)の上位置に上下に移動する浮き蓋(22)を設ける。この浮き蓋(22)は分離した上層のシャーベット氷(2a)を蓋する状態で浮遊するので、浮き蓋(22)の下はシャーベット氷(2a)が冷原水(6)に浸漬したスラリー状シャーベット氷(2b)となる。
浮き蓋(22)にポンプ(3e)を設け、浮き蓋(22)の底面直下のスラリー状シャーベット氷(2b)を貯氷庫(4)から送り出す。貯氷庫(4)の内部のスラリー状シャーベット氷(2b)の量は使用状況に応じて増減し、それに伴って浮き蓋(22)も上下する。ポンプ(3e)から送られるスラリー状シャーベット氷(2b)は、固定された輸送管ではなく、自由に曲がるフレキシブルホース(23)を使用してポンプ(3b)に送る。
ここで、ポンプ(3b)が自給式であれば、ポンプ(3e)は不要となる。
次に、指定の水分比率を有するスラリー状シャーベット氷(2b)を得るために、貯氷庫(4)の下部に溜まった冷原水(6)を混合するために、冷原水取出口B(11b)から冷原水(6)を抜き、ポンプ(3d)で冷原水(6)を送って噴射口(17)から噴射する。また、ポンプ(3d)と噴射口(17)の間で真水を混合させる真水注水部(18)を設けてもよい。
ここで、スラリー状シャーベット氷(2b)を指定の水分比率にする理由は、用途に応じた水分比率の必要性と、ポンプ(3b)で輸送するためには水分比率が低いスラリー状シャーベット氷(2b)では流動性が低いので輸送が困難となる場合があるからである。水分比率調整後のスラリー状シャーベット氷(2b)はポンプ(3b)で圧送され輸送管(15)を通って容器(16a)に入る。容器(16a)にはスラリー状シャーベット氷(2b)を収容するが、乾燥した粉状のシャーベット氷(2c)が必要なら、容器(16a)の代替に脱水容器(16b)を使用する。
貯氷庫(4)の内部で浮き蓋(22)が、スラリー状シャーベット氷(2b)と冷原水(6)の量に従って上下するが、最高位点に達した時点で、スラリー状シャーベット氷(2b)に含まれる余剰の冷原水(6)を抜くためのドレイン(8)を設ける。ドレイン(8)から出た冷原水(6)は水位調節部(9)に入り、注水口(10)から貯氷庫(4)適宜戻すことで水位を調整する。水位調節部(9)には原水給水口(27)が付き、外部より原水を給水する。
また、貯氷庫(4)の内部では、長時間の貯氷によりスラリー状シャーベット氷(2b)が冷原水(6)に戻るので、冷原水(6)を冷原水取出口A(11a)から取水し、冷却部(1)に戻して再び冷却させる循環式が好ましい。
尚、貯氷中にスラリー状シャーベット氷(2b)が氷塊となった場合の対策として攪拌装置(19)を設けることもある。
図5は、本発明の第5実施例の断面図である。
本実施例は、冷却と貯氷の方法は、第1乃至第4実施例と同様であるが、氷の輸送方法が異なる実施例である。
第1実施例を元に説明する。
本実施例は、シャーベット氷の長距離輸送に対応したシステムである。
シャーベット氷を使用する場所が、貯氷庫(4)から数十メートルも離れている場合は、常時シャーベット氷が輸送管(15)を流れていると問題はないが、間欠使用であれば、輸送管(15)に停留する時間が長くなり、シャーベット氷が氷解して水分比率が増えたり、冷原水になることもある。また、輸送管(15)の内部で停滞することは、シャーベット氷の場所によって水分比率を変えてしまう危険性がある。つまり、停滞によって均一なシャーベット氷でなくなる危険性が生じる。更に、間欠使用では、ポンプ(3b)の断続が頻繁になるのでポンプ(3b)や制御システムに負荷が掛かる。
以上から、スラリー状シャーベット氷(2b)はポンプ(3b)の連続運転によって輸送管(15)で送り、使用する場合は弁(21b)を開閉して容器(16a)或いは脱水容器(16b)に収容する方法が好ましい。以上の危険性回避のために、使用量が少ない場合や間欠使用或いは使用しない場合は、帰還管(24)を通って貯氷庫(4)に戻り、循環させる。
スラリー状シャーベット氷(2b)は貯氷庫(4)から取り出され、ポンプ(3b)によって循環輸送されることで、スラリー状シャーベット氷(2b)が氷解或いは凝結することなく、常に安定して水均一な水分比率を有するスラリー状シャーベット氷(2b)を得ることが可能となる。
図6は、本発明の第6実施例の断面図である。
本実施例は、冷却、貯氷、輸送の方法は、第1乃至第5実施例と略同様であるが、氷の輸送方法が異なる実施例である。
第5実施例を元に説明する。
第5実施例は、シャーベット氷の長距離輸送に対応したシステムであるが、本実施例は、更に長距離輸送に対応したシステムである。
貯氷庫(4)から送られるスラリー状シャーベット氷(2b)の水分比率が高ければ高いほど流動性が高いので長距離輸送が容易となる。
そこで、貯氷庫(4)から取り出したスラリー状シャーベット氷(2b)に冷原水(6)或いは真水注水部(18)から真水を大量に注入して混合し、水分比率を十分に高めて流動性を高めてポンプ(3b)で送る。この方法は、極限或いは極限近辺まで水分比率を高めたので、実際に使用する場合には水分比率が高過ぎる可能性がある。そこで、使用状況に適した水分比率のスラリー状シャーベット氷(2b)に調整するために、輸送管(15)の途中に水分調整機構(25)を設ける。水分調整機構(25)で取り出された冷原水(6)は排水管(26)を通って貯氷庫(4)に戻すか排水する。
全実施例において、貯氷庫から取り出したスラリー状のシャーベット氷に冷原水或いは真水を混合する手段に関して、冷原水を送る手段或いは真水を混合する手段の内、一手段若しくは両手段を省略することも可能である。
また、全実施例において、貯氷庫から取り出したスラリー状のシャーベット氷に冷原水と真水を混合させるが、冷原水のみを混合させても原水の濃度以下にはならない。原水は真水に添加物等の溶質を溶解させた水や海水等の溶液であるので、原水のみ混合させても溶質の濃度はそれ以下にはなり得ない。そこで、溶質の濃度或いは海水濃度を原水以下にするためには真水を混合させて低濃度の原水を得ている。
更に、全実施例において、使用目的に応じて、冷原水のみの取り出しも可能なシステムとする。
氷は魚介類の保存に最も多く使用されている。通常、氷と言えばブロック状氷、割り氷がある。魚介類に氷を入れると、魚介類は、氷との接触面において熱エネルギーの交換を行い、魚介類は冷却され、氷は温度上昇に伴って融解する。
ブロック状氷や割り氷は、魚介類との接触面積が小さいが、微粒子状のシャーベット氷は粒子が細かいので、全体として接触面積が大きくなる。この接触面積が大きいことは、冷却効率がよく短時間で冷却されることを意味している。
魚介類の中で、高級魚は僅かな鮮度の違いで価格が全く異なる。水揚げした後は、可能な限り短時間で冷却する必要があるので、今までのブロック状氷や割り氷に比べて、各段にシャーベット氷の冷却時間は短く、鮮度保持効果が高い。
しかも、シャーベット氷は、微粒子であるために、魚体を傷つけないという特長がある。この効果は、魚体の付加価値を増し価値を増す特長となる。
このように、シャーベット氷は、ブロック状氷や割り氷より特徴ある効果を有するので、魚介類の鮮度保持には大変有効である。
他に、肉類、作物等にも有効である。
シャーベット氷の使用方法には、次の方法もある。
近年、採用されている蓄熱冷暖房システムにおいてである。
通常の冷暖房は、冷媒を循環させて冷暖房しているが、冷媒(フロン等)は環境汚染を起こす原因として認知され、冷媒をできるだけ使用しない傾向となっている。そこで、冷媒の代替にシャーベット氷が注目されている。シャーベット氷は真水から製造された場合は、凝固し易いので配管内輸送には適さないが、真水に活性剤を混合すれば冷媒の代替となる。また、真水に塩や様々な物質を溶解させたシャーベット氷なら凝固しないので、この使用に適している。
このように、シャーベット氷は蓄熱冷暖房システムの冷媒として利用されている。
本発明の実施方法を示した説明図である。(実施例1) 本発明の実施方法を示した説明図である。(実施例2) 本発明の実施方法を示した説明図である。(実施例3) 本発明の実施方法を示した説明図である。(実施例4) 本発明の実施方法を示した説明図である。(実施例5) 本発明の実施方法を示した説明図である。(実施例6)
符号の説明
1 冷却部
2a シャーベット氷
2b スラリー状シャーベット氷
2c 粉状シャーベット氷
3a ポンプ
3b ポンプ
3c ポンプ
3d ポンプ
3e ポンプ
4 貯氷庫
5 投入口
6 冷原水
7 空気抜き
8 ドレイン
9 水位調節部
10 注水口
11a 冷原水取出口A
11b 冷原水取出口B
12 モータ
13 スクリューコンベヤ
14 導氷管
15 輸送管
16a 容器
16b 脱水容器
17 噴射口
18 真水注水部
19 攪拌装置
20 氷取出口
21a 弁
21b 弁
22 浮き蓋
23 フレキシブルホース
24 帰還管
25 水分調整機構
26 排水管
27 原水給水口

Claims (6)

  1. シャーベット氷の製造設備において、貯氷庫の略最上部から余剰冷原水を抜き貯氷庫に戻す水位調整部と、貯氷庫の略最上部より下の位置に氷の取出機構を設け、該取出機構の終端部に冷原水或いは真水或いは双方を散布して水分比率及び成分比率を調整する機構を設けた貯氷庫とし、常時貯氷庫を満杯に水位調整しながら循環冷却する冷却部と、スラリー状氷を送り出す機構を設けたシャーベット氷製造・貯氷・輸送システム及び貯氷庫。
  2. シャーベット氷の製造設備において、貯氷庫から余剰冷原水を抜き貯氷庫に戻す水位調整部と、貯氷庫内部を上下する浮き蓋に送氷機構を設け、柔軟なホース類を通して氷を取り出す取出機構を設け、該取出機構の終端部に冷原水或いは真水或いは双方を散布して水分比率及び成分比率を調整する機構を設けて貯氷庫とし、貯氷庫内を循環冷却する冷却部と、スラリー状氷を送り出す機構を設けたシャーベット氷製造・貯氷・輸送システム及び貯氷庫。
  3. 前記スラリー状氷を送り出す機構によって送り出されたスラリー状氷から粉氷を生成する機構を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載のシャーベット氷製造・貯氷・輸送システム及び貯氷庫。
  4. 前記スラリー状氷を送り出す機構によって送り出されたスラリー状氷を、
    該スラリー状氷を収容する容器、或いは前記スラリー状氷から粉氷を生成する機構へ送出することができ、
    前記スラリー状氷を収容する容器及び前記スラリー状氷から粉氷を生成する機構の何れにも送出されないスラリー状氷を貯氷庫へ戻し循環させることができる帰還管を備えることを特徴とする請求項3に記載のシャーベット氷製造・貯氷・輸送システム及び貯氷庫。
  5. 前記スラリー状氷を送り出す機構によって送り出されたスラリー状氷の過剰な水分比率を調整する水分調整機構を備えることを特徴とする請求項4に記載のシャーベット氷製造・貯氷・輸送システム及び貯氷庫。
  6. 原水を、海水或いは塩水とする請求項1乃至5に記載のシャーベット氷製造・貯氷・輸送システム及び貯氷庫。
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