JP4347235B2 - 帯電装置および画像形成装置 - Google Patents

帯電装置および画像形成装置 Download PDF

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本発明は、帯電装置および画像形成装置に関する。
複写機、プリンタ、ファクシミリなどの、電子写真方式の画像形成装置においては、像担持体として表面に光導電性物質を含む感光層を形成した感光体を用い、感光体表面に電荷を付与して均一に帯電させた後、種々の作像プロセスにて画像情報に対応する静電潜像を形成し、この静電潜像を、現像手段から供給されかつトナーを含む現像剤により現像して可視像とし、この可視像を紙などの記録材に転写した後、現像ローラによって加熱および加圧し、記録材に定着させることにより、記録紙上に画像が形成される。
このような画像形成装置では、感光体表面を帯電させるには、帯電装置が用いられる。帯電装置には、感光体に対してコロナ放電を行うための電極と、必要に応じて感光体表面と電極との間に設けられて、電極により感光体表面に付与される電荷量ひいては感光体表面の帯電電位を制御する電極であるグリッド電極と、電極およびグリッド電極を支持する支持部材とを含んで構成される。グリッド電極は感光体表面の帯電電位をほぼ正確に制御できるので、現在では、グリッド電極を設けた帯電装置が主流になりつつある。グリッド電極には、ステンレス鋼、タングステンなどからなるワイヤグリッド、ステンレス鋼などからなる金属板(グリッド基材)に多数の貫通孔が形成された多孔板状グリッド電極などが使用される。
帯電装置用の電極としては、ワイヤ電極、複数の針状部を有する金属板電極(以後「針状電極」と称す)などが用いられる。これらの中でも、構成部品が少なく、寿命が長く、オゾン発生量が少なく、断線が起こらないので故障が少ないといった利点を有する針状電極が好ましく使用される。針状電極は、主にステンレス鋼などの鉄系金属材料からなる金属板にエッチングを施して複数の針状部を形成することにより作製される。エッチングにより作製される針状電極は、エッチング加工の電極とも呼ばれる。この針状電極のエッチング加工断面は滑らかさに欠け、針状部の先端部分には放電を行うためのエッジが複数存在するため、また、複数の針状部の先端部分に存在するエッジの形状が不揃いであるため、各針状部の放電が不均一になる。その結果、感光体表面の帯電電位が充分に制御できなくなり、感光体表面の帯電電位が不均一になる。
グリッド電極および針状電極の材料になるステンレス鋼などの鉄系金属材料は、高い耐久性を有する反面、高湿環境下での水分、帯電動作時のコロナ放電により発生するオゾンなどによって酸化され易いという欠点を有する。そして、グリッドおよび針状電極を長時間にわたって使用する上では、高湿環境下での使用、オゾンとの接触などは避けることができない。このため、ステンレス鋼などの金属材料からなるグリッド電極および針状電極では、空気中の水分、オゾンなどによって腐食が発生し、その耐久性が低下する。それとともに、針状部からコロナ放電するために針状電極に印加される高圧の制御能力が低下し、感光体表面の帯電電位が不均一になり、所望の帯電電位を常に安定して感光体表面に付与できない。また、グリッド電極は、トナーを担持する感光体表面の近傍に配置されるので、トナーなどが付着することによってグリッド電極自体の帯電電位が不均一かつ不安定になり、感光体表面に安定的に所望の帯電電位を付与できない。
このような解決すべき課題に鑑み、たとえば、グリッド電極の表面に金めっきを施すことが行われる(たとえば、特許文献1参照)。特許文献1は、ワイヤ電極と、多孔状ステンレス鋼製金属板の表面にパルス電流を用いる電解めっき法により直接金めっき層を形成した板状グリッド電極とを含む帯電装置を開示する。この板状グリッド電極も金めっき層が剥離し難く、耐腐食性が高く、感光体表面の帯電電位の制御性も良好である。この板状グリッド電極に前記のような好ましい特性を充分に発揮させるには、金めっき層の厚みを0.3μm以上とすることが必要である。加えて、板状グリッド電極は感光体とほぼ同じ寸法を有する比較的大きな部材であるから、めっき層を厚くしなければならないことも相俟って、金の使用量は必然的に増加する。しかしながら、そのような金の多用は、帯電装置ひいては画像形成装置の価格を必要以上に上昇させ、画像形成装置の長所の一つである、比較的低価格であることに基因する汎用性を損なうものである。したがって、金などの高価な材料を用いることなく、耐久性および感光体表面での帯電電位の制御性に優れる針状電極や板状グリッド電極を有する帯電装置が望まれる。
また、感光体と、帯電手段と、露光手段と、現像手段と、転写手段と、定着手段とを含む画像形成装置において、感光体の表面電位を制御する表面電位制御部と、感光体の使用時間を積算する使用時間積算部とを含み、感光体の使用累積時間に応じて表面電位を制御する制御部を設けたことを特徴とする画像形成装置が提案されている(たとえば、特許文献2参照)。この画像形成装置は、たとえば、感光体の経時劣化を補正するために、感光体の使用累積時間に応じて帯電手段のグリッド電極により感光体の表面電位を制御するものである。また、特許文献2の画像形成装置では、さらに湿度検知手段を設け、湿度検知手段により検知される湿度に応じて感光体の表面電位を制御することも行われる。
しかしながら、特許文献2の画像形成装置においては、感光体の表面電位の制御をグリッド電極によって実施するけれども、前述のように、グリッド電極そのものが空気中の水分、オゾンなどによって腐食を起こし、所望の帯電電位を安定的に感光体表面に付与できないという解決すべき課題を有する。したがって、グリッド電極のみにより感光体の表面電位を制御することは、実際には実現可能性が低い。
このように、従来には、グリッド電極の表面電位を制御することによって、感光体の表面電位を一定に保持しようとする技術思想は見当たらない。
特開2001−166569号公報 特開2003−76075号公報
本発明の目的は、グリッド電極の表面電位を制御することによって感光体に安定的に所定の表面電位を付与できる帯電装置および該帯電装置を含む画像形成装置を提供する
本発明は、放電により感光体表面に電圧を印加して該表面を帯電させる電極と、
感光体を臨む面に開口部を有し、その内部に電極を収容するシールドケースと、
電極と感光体との間に設けられて感光体表面の帯電電位を制御するグリッド電極と、
グリッド電極の表面状態を検知するグリッド表面検知手段と、
グリッド表面検知手段から出力されるグリッド電極の表面電位に応じて、グリッド電極に印加する電圧を制御する表面電位制御手段とを含むこと特徴とする帯電装置である。
さらに本発明の帯電装置は、グリッド表面検知手段が、
グリッド電極の表面電位を検知するグリッド表面電位検知手段であることを特徴とする。
さらに本発明の帯電装置は、さらに帯電装置の使用時間を積算する帯電装置積算手段を含み、
表面電位制御手段は、帯電装置積算手段から出力される使用積算時間に応じて、板状グリッド電極に印加する電圧を制御することを特徴とする。
さらに本発明の帯電装置は、
さらに電極が放電する際にシールドケースに流れるケース電流およびグリッド電極に流れるグリッド電流をそれらの合計値として検出するケース・グリッド電流検知手段と、
ケース・グリッド電流検知手段により出力されるケース電流値とグリッド電流値との和からグリッド電圧値を算出する演算手段とを含み、
表面電位制御手段は、演算手段から出力されるグリッド電圧値に応じて、グリッド電極に印加する電圧を制御することを特徴とする。
さらに本発明の帯電装置は、さらに、シールドケースおよびグリッド電極に電圧を印加するケース・グリッド電源を含み、
ケース・グリッド電流検知手段によるケース・グリッド電流和が、ケース・グリッド電源に負帰還されることを特徴とする。
また本発明は、その表面に静電荷像が形成される感光体と、感光体の表面を帯電させるための帯電装置と、帯電した感光体表面に画像情報に基づく信号光を照射して静電荷像を形成する露光手段と、感光体の表面に形成される静電荷像を現像してトナー像を形成する現像手段と、トナー像を記録材に転写させる転写手段と、記録材に転写されるトナー像を定着させる定着手段とを含む画像形成装置において、
帯電装置は、前述のいずれか1つに記載の帯電装置であることを特徴とする画像形成装置である。
さらに本発明の画像形成装置は、さらに画像形成装置内の湿度を検知する湿度検知手段を含み、
表面電位制御手段は、湿度検知手段から出力される湿度に応じて、グリッド電極に印加する電圧を制御することを特徴とする。
さらに本発明の画像形成装置は、さらに感光体の使用時間を積算する感光体積算手段を含み、
表面電位制御手段は、感光体積算手段から出力される使用積算時間に応じて、グリッド電極に印加する電圧を制御することを特徴とする。
さらに本発明の画像形成装置は、さらに感光体の帯電電流値を検知する感光体電流検知手段を含み、
表面電位制御手段は、感光体電流検知手段から出力される帯電電流値に応じて、感光体の帯電電流が所定の値になるように、グリッド電極に印加する電圧を制御することを特徴とする。
本発明によれば、放電用電極と、放電用電極を収容するシールドケースと、感光体の帯電電位を制御するグリッド電極と、グリッド電極の表面状態を検知するグリッド表面検知手段(好ましくはグリッド電極の表面電位を検知するグリッド表面電位検知手段)と、グリッド表面検知手段から出力されるグリッド電極の表面状態に応じて、グリッド電極に印加する電圧を制御する表面電位制御手段とを含む帯電装置が提供される。この帯電装置において、グリッド電極の表面状態を示す目安として表面電位を検知する。
本発明の帯電装置によれば、グリッド電極が長期使用により表面にトナーなどの汚染物質が付着するかまたはオゾンなどにより表面が腐食して表面状態が変化しても、グリッド電極の表面状態(好ましくは表面電位)を検知し、グリッド電極の疲労度に応じてグリッド電極に印加する電圧を適宜変更することによって、感光体の表面電位を高画質品位の画像を得るための適切な範囲に制御できる。なお、グリッド電極に一定の電圧を印加し続けると、前述のようにグリッド電極の表面状態の変化によって、感光体の表面電位が上昇するので好ましくない。
また本発明によれば、本発明の帯電装置において、該帯電装置の使用時間を積算する帯電装置積算手段を設け、帯電装置の使用積算時間に応じて表面電位制御手段によりグリッド電極に印加する電圧を適宜変更できる。帯電装置は使用時間が長くなるほど、その疲労度が大きくなる。すなわち、帯電装置の実使用による疲労度の変化とともに、感光体を所望の電位に帯電させるための放電電極電位およびグリッド電極電位も変化する。ここでは、帯電装置の疲労度に応じてグリッド電極に印加する電圧を制御することによって、感光体の表面電位を適切な画像形成ができる範囲に制御できる。
また本発明によれば、本発明の帯電装置において、ケース電流およびグリッド電流をそれらの合計値(和)として検出するケース・グリッド電流検知手段と、ケース・グリッド電流検知手段から出力される前記の和からグリッド電極の電圧値を算出する演算手段とを設け、演算手段から出力されるグリッド電極の電圧値に応じて、表面電位制御手段により、グリッド電極に印加する電圧を適宜変更できる。すなわち、電極によるコロナ放電が定電流駆動であるので、ケース・グリッド電流和からグリッド電極の電圧を求め、その値に応じてグリッド電極に印加する電圧を適宜変更できる。また、コロナ放電電流とケース・グリッド電流和との差分が帯電電流であり、帯電電流を直接検知する場合に比べて、現像バイアスの流れ込みなどを排除できるので、ケース・グリッド電流和を求めることによって、より安定した検知が可能になる。
また本発明によれば、本発明の帯電装置が、さらにシールドケースおよびグリッド電極に電圧を印加するケース・グリッド電源を含み、ケース・グリッド電流検知手段によるケース電流値とグリッド電流値との和が、ケース・グリッド電源に負帰還するように回路構成することによって、回路がケース・グリッド電流和を所定の値に収束させようと作用するので、感光体の表面電位を所望の値に調整し易い。
また本発明によれば、本発明の帯電装置を含む画像形成装置が提供される。本発明の画像形成装置は、感光体の疲労、グリッド電極および電極の腐食、グリッド電極へのトナーなどの汚染物質の付着などが多少起こっても、感光体の表面電位が、感光体の疲労に対応する所定の範囲内に維持され続けるので、安定した高画質の画像を長期間にわたって形成することができる。
また本発明によれば、本発明の画像形成装置において、該画像形成装置内の湿度を検知する湿度検知手段を設け、湿度検知手段から出力される湿度値に応じて、表面電位制御手段によりグリッド電極に印加される電圧を制御することによって、湿度に応じた適正な制御を実施できる。グリッド電極表面にトナーなどの汚染物質が付着する場合には、湿度が影響を及ぼし、湿度が低い時には影響が顕著であり、湿度が高い時にも僅かではあるが影響があるので、湿度に応じてグリッド電極に印加される電圧を適宜調整するのは重要である。
また本発明によれば、本発明の画像形成装置において、感光体の使用時間を積算する感光体積算手段を設け、感光体積算手段から出力される感光体の使用積算時間に応じて表面電位制御手段によりグリッド電極に印加される電圧を制御し、たとえば、感光体の劣化に応じてその表面電位を高めることによって、良好な画質を有する画像を安定的に形成できる。感光体の使用時間が長くなり、感光体の疲労度が大きくなるにつれて、高画質品位の画像を得るための感光体の適切な帯電電位は変化する。したがって、本発明の帯電装置によれば、感光体の疲労度に応じて感光体の帯電電位を適宜制御し、感光体の疲労度に関係なく、高画質品位の画像を安定的に得ることができる。
また本発明によれば、本発明の画像形成装置において、感光体の帯電電流値を検知する感光体電流検知手段を設け、感光体電流検知手段から出力される帯電電流値に応じて、感光体の帯電電流が所定の値になるように、表面電位制御手段によりグリッド電極に印加される電圧を制御することによって、感光体の表面電位を良好な画像形成が実施できる範囲に制御できる。たとえば、露光および転写をオフにし、光除電を作動させて感光体の帯電電流が所定の値になるグリッド電圧を求め、そのグリッド電圧を保持することによって、感光体周辺の環境条件、感光体の使用累計時間などに関係なく、感光体の表面電位を所定の範囲に制御できる。
図1は、本発明の実施の第1形態である画像形成装置1の構成を概略的に示す断面図である。
画像形成装置1は、複写機能、プリンタ機能およびファクシミリ機能を併せ持つ複合機である。すなわち、画像形成装置1においては、コピアモード(複写モード)、プリンタモードおよびFAXモードという3種の印刷モードを有しており、図示しない操作部からの操作入力、パーソナルコンピューターなどの外部ホスト装置からの印刷ジョブの受信などに応じて、図示しない制御部(CPU)により、印刷モードが選択される。
画像形成装置1は、記録媒体Pを貯留しかつ画像形成部3に記録媒体Pを送給する給紙ユニット部2と、記録媒体Pに画像を形成する画像形成部3と、排紙部4と、複写用原稿に記載される画像を読み取り、その情報を電気的信号に変換して画像形成部3に伝達する原稿読み取り部5とを含んで構成される。
給紙ユニット部2は、記録紙、OHP用シートなどの記録媒体Pを収容する給紙トレイ10,11,12,13と、給紙トレイ10〜13に収容される記録媒体Pを画像形成部3に搬送するための第1および第2搬送路14,15と、給紙トレイ10〜13ならびに第1および第2搬送路14,15を収容して保護するフレーム16と、フレーム16の上部に設けられる手差し部17とを含んで構成される。
給紙トレイ10〜13は、たとえば、トレイ毎に異なるサイズおよび/または種類の記録媒体Pを収容できる。ここで、サイズとは、たとえば、JIS P 0138またはJIS P 0202に規定されるA3、A4、B4、B5などのサイズを意味する。また、これらのサイズに限定されず、不定形の記録媒体Pも収容できる。一方、種類とは、普通紙、カラーコピー用紙などの記録紙、OHP用シートなどを意味する。勿論、給紙トレイ10〜13には、同じサイズおよび同じ種類の記録媒体Pを収容することもできる。
給紙トレイ10,11は互いに並列配置され、これらの下側に給紙トレイ12が配置され、さらにその下側に給紙トレイ13が配置される。給紙トレイ10〜13への記録媒体Pの補給は、たとえば、画像形成装置1の正面側(操作側)に、給紙トレイ10〜13を引き出して行われる。
第1搬送路14は、給紙ユニット部2のフレーム16に沿って、画像形成装置1の設置面78に対して垂直方向であるほぼ鉛直方向に延びるように設けられ、給紙トレイ10,12,13に収容される記録媒体Pを画像形成部3に送給する。また、第2搬送路15は、給紙ユニット部2のフレーム16に沿って、画像形成装置1の設置面78に対して平行方向であるほぼ水平方向に延びるように設けられ、給紙トレイ11に収容される記録媒体Pを画像形成部3に送給する。
このように、給紙ユニット部2のフレーム16内には、給紙トレイ10〜13ならびに第1および第2搬送路14,15が効率良く配置され、省スペース化が実現される。
手差し部17は、フレーム16の上方に設けられ、手差しトレイ18と、手差しトレイ18に供給される記録媒体Pを画像形成装置1の内部に取り込むための給紙ローラ19a,19bと、第2搬送路15に接続するように設けられ、給紙ローラ19a,19bにより画像形成装置1の内部に取り込まれる記録媒体Pを画像形成部3に送給する手差し送給路20とを含んで構成される。
手差しトレイ18は、画像形成装置1の内部において、フレーム16の上側に固定され、かつその一部が画像形成装置1の側面1aから外方に向けて突出するように設けられる。また、手差しトレイ18は、画像形成装置1の内部に収納可能に設けられる。手差しトレイ18から、画像形成装置1の内部に記録媒体Pが供給される。
給紙ローラ19a,19bは互いに圧接し、かつそれぞれ図示しない駆動手段により軸線回りに回転駆動可能に設けられる。手差しトレイ18から給紙ローラ19a,19bの圧接部に供給される記録媒体Pは、給紙ローラ19a,19bの回転駆動によって、手差し送給路20に送られる。
手差し送給路20は、フレーム16を貫通して第2搬送路15に接続するように設けられる。給紙ローラ19a,19bによって手差し送給路20に送られて来た記録媒体Pは、第2搬送路15を通過して画像形成部3に送給される。
手差し部17によれば、手差しトレイ18から供給される記録媒体Pは、給紙ローラ19a,19bによって手差し送給路20に送られ、さらに第2搬送路15を介して、画像形成部3に送られる。
給紙ユニット部2においては、記録媒体Pに画像形成を行う場合に、給紙トレイ10〜13の中から、予め指定されるサイズおよび種類の記録媒体Pが収容されるトレイが選択され、そのトレイから記録媒体Pが1枚ずつ分離され、分離される記録媒体Pは、第1搬送路14および第2搬送路15のいずれかを介して、画像形成部3に送給され、画像形成が行われる。また、手差し部17から供給される記録媒体Pも、同様にして、画像形成部3に送給され、画像形成が行われる。
画像形成部3は、画像情報に対応して形成されるトナー像を記録媒体Pに転写する電子写真プロセス部21と、電子写真プロセス部21において記録媒体P上に転写されるトナー像を記録媒体Pに定着させる定着部22とを含んで構成される。
電子写真プロセス部21は、感光体ドラム23と、帯電装置24と、光走査ユニット25と、現像ユニット26と、現像剤貯留ユニット27と、転写ユニット28と、クリーニングユニット29とを含んで構成される。
感光体ドラム23は、図示しない駆動手段により軸線回りに回転駆動可能に支持され、図示しない円筒状または円柱状の導電性基体と、導電性基体の表面に形成される感光層とを含んで構成される。感光体ドラム23にはこの分野で常用されるものを使用でき、たとえば、導電性基体であるアルミニウム素管と、アルミニウム素管の表面に形成される有機感光層とを含み、GND電位に接続される直径30mmの感光体が挙げられる。有機感光層は、電荷発生物質を含む電荷発生層と、電荷輸送物質を含む電荷輸送層とを積層して形成される。有機感光層は、電荷発生物質と電荷輸送物質とを1つの層に含むものであってもよい。有機感光層の層厚は、たとえば、20μmである。また、導電性基体と有機感光層との間に下地層を設けてもよい。
図2は、電子写真プロセス部21における帯電装置24の構成を概略的に示す系統図である。図3は、帯電装置24における電極51周辺の構成を示す斜視図である。図3では帯電装置24の構成要素のうち、主電源52、ケース・グリッド電源56、グリッド表面電位検知手段55、A/D変換回路57、表面電位制御手段58およびD/A変換回路59,60の図示を省略する。
帯電装置24は、放電により感光体23表面に電圧を印加して該表面を帯電させる電極51と、電極51に電圧を印加する主電源52と、シールドケース53と、グリッド電極54と、ケース・グリッド電源55と、グリッド表面電位検知手段56と、A/D変換回路57と、表面電位制御手段58と、D/A変換回路59,60とを含んで構成される。
電極51は、複数の先鋭状突起部71を有する板状電極であり(以後「針状電極」と称す)、一方向に長く延びる平板部70と平板部70の長手方向に延びる辺を構成する一端面から短手方向に突出するように形成される先鋭状突起部71とによって構成される。針状電極51は、たとえば、平板部70の短手方向の長さL2が10mm程度、先鋭状突起部71の突出方向の長さL3が2mm程度、先鋭状突起部71の先端の曲率半径が40μm程度、先鋭状突起部71の形成されるピッチTPが2mm程度になるように形成される。針状電極51は、たとえば、ステンレス鋼の薄板から形成され、必要に応じてニッケルめっき、ニッケルPTFE複合めっき、金めっきなどを施すことができる。さらに、カーボンナノチューブを含む樹脂層を被覆することもできる。針状電極51には、感光体23を帯電させる動作中は、主電源52からたとえば5kV程度の電圧が印加され、それによって針状電極51が感光体23表面に向けて放電を行い、感光体23表面が帯電する。
シールドケース53は、たとえばステンレス鋼製であり、その外観形状が直方体で内部空間を有するとともに、前述の感光体23を臨む一方の面に開口部を有する容器状の部材である。またシールドケース53は、針状電極51と同一方向に長く延び、長手方向に直交する方向の断面形状が略U字状を有する。
グリッド電極54は、電極51と感光体23との間に設けられて感光体23表面の帯電電位を制御する。詳しくは、グリッド電極54に電圧を印加することによって、感光体23表面の帯電状態のばらつきを調整し、帯電電位を均一化する。グリッド電極54は、針状電極51と同様金属素材を含んで構成される。また、グリッド電極54は、化学研磨工程において多孔状に形成されるようにマスキングおよびエッチングを行う以外は、針状電極51と同様に作製できる。さらに、グリッド電極54には、針状電極51と同様のニッケルめっき、ニッケルPTFE複合めっきなどを施すことができる。
保持部材72は、針状電極51と同様に一方向に長く延び、長手方向に直交する断面が逆T字状の部材であり、たとえば樹脂製である。針状電極51は、その長手方向の両端部付近において、保持部材72の突出部分の一側面に、ねじ部材74によってねじ止めされる。保持部材72自体は、シールドケース53の底部に装着される。
清掃部材73a,73bは、たとえば、金属素材または高分子材料の弾性体からなる平面投影形状がT字状の部材であり、その厚さはたとえば20〜40μmである。ここで用いられる金属素材としては、りん青銅、普通鋼、ステンレス鋼などが挙げられる。これらの中でも、耐酸化性に基づく耐久寿命の観点から、たとえば、日本工業規格(JIS)G4305に規定されるオーステナイト系ステンレス鋼(SUS304)、フェライト系ステンレス鋼(SUS430)などが好ましい。清掃部材73a,73bの硬さは、米国材料試験協会(ASTM)規格D785に規定されるロックウェル硬さMスケールで好ましくは115以上、さらに好ましくは115以上、130以下である。清掃部材73a,73bの移動方向に対して垂直方向かつ突起部71が延びる方向に対して垂直方向における清掃部材73a,73bの寸法は、好ましくは3.5mm以上、さらに好ましくは3.5mm以上、10mm以下である。また、清掃部材73a,73bと針状電極51とは、清掃部材73a,73bに対する針状電極51の突起部71の食込み量が0.2〜0.8mmになるように配置されるのが好ましい。ここで、食込み量は、清掃部材73a,73bと突起部71とを、清掃部材73a,73bが針状電極51に対して相対的に移動する方向に垂直な仮想平面に投影させた状態で、清掃部材73a,73bと突起部71とが、突起部71の延びる方向に重なり合う長さを意味する。食込み量が0.2〜0.8mmの範囲を外れると、帯電不良による画像むらなどが発生する可能性が生じる。さらに、清掃部材73a,73bを針状電極51に当接させて清掃するときの押圧力は、好ましくは10〜30gfである。
支持部材75は、清掃部材73a,73bを支持する逆L字状の形状を有する部材であり、その梁状部分に、T字状を有する清掃部材73a,73bの腕部分が装着される。2枚の清掃部材73a,73bは、一方の清掃部材73aが針状電極51に当接して変形するとき、他方の清掃部材73bが変形している清掃部材73aに当たることのない間隔で配置される。この間隔は支持部材75の梁状部分の厚みで調整できる。清掃部材73a,73bが、たとえば厚さが30μmのステンレス鋼からなるとき、この間隔は2mmが好ましい。この間隔を設けることによって、針状電極51の先端部を変形損傷させることなく充分に清掃できる。
支持部材75の柱状部分には、針状電極51の延びる方向と平行に貫通孔77が形成され、貫通孔77を挿通して移動用部材76が設けられる。移動用部材76は、貫通孔77に挿通される部位で支持部材75に固定されるので、移動用部材76を針状電極51の延びる方向に牽引することによって、支持部材75は、シールドケース53の内側面と保持部材32とによって形成される溝部に対して摺動しかつ溝部に案内されて針状電極51の延びる方向に移動できる。すなわち、支持部材75に支持される清掃部材73a,73bを針状電極51に当接させて擦過することができる。
移動用部材76は糸状またはワイヤ状の部材であり、シールドケース53に形成される孔または隙間からシールドケース53の外方に延び、シールドケース53の外面または画像形成装置1の機体に設けられる図示しない滑車を介してその端部が垂下される。なお、移動用部材76との端部は図2では省略される。移動用部材76の端部は、画像形成装置1の機体外方にまで延長するのが好ましい。これによって、帯電装置24を画像形成装置1から取外すことなくまたは画像形成装置1を開放することなく、針状電極51の清掃を実施できる。針状電極51に対する清掃部材73a,73bの押圧力は、たとえば、移動用部材76の端部に吊り下げる錘の重量を適宜変更することによって調節できる。また、錘の代わりに、電動機を接続し、回転トルクを適宜調整しても良い。
ケース・グリッド電源55は、シールドケース53およびグリッド電極54に電圧を印加する。ケース・グリッド電源55からグリッド電極54に電圧を印加することによって、電極51の放電量ひいては感光体23表面の帯電電位が制御される。
グリッド表面電位検知手段56は、グリッド電極54の表面状態(疲労度)の目安として、グリッド電極54の表面電位を検知し、検知結果をアナログ信号として出力する。A/D変換回路57は、グリッド表面電位検知手段56から出力されるアナログ信号をデジタル信号に変換し、表面電位制御手段58に向けて出力する。
表面電位制御手段58は、CPU61内に設けられ、A/D変換回路57によりデジタル信号に変換されるグリッド表面電位検知手段56からの出力に応じかつグリッド電極54の設定電圧値に基づいて、ケース・グリッド電源55からグリッド電極54に印加される電圧を制御する。具体的に、表面電位制御手段58は、グリッド表面電位検知手段56から出力される検知結果からグリッド電極54の疲労度を判断し、ケース・グリッド電源55に対して、グリッド電極54の疲労度に応じた電圧を印加するようにデジタル式の制御信号を出力する。この制御信号は、D/A変換回路によりアナログ信号に変換されてケース・グリッド電源55に入力される。検知結果から判断されるグリッド電極54の疲労度が前回の判断における疲労度とほぼ同じ範囲内にある場合は、前回の判断の際に出力されたのと同じ制御信号が出力される。
さらに、グリッド表面電位検知手段56は、たとえば、感光体ドラム23、帯電装置24などの使用積算時間に応じて、グリッド電極54の表面電位を推定し、適宜制御することもできる。
なお、表面電位制御手段58は、主電源52から電極51に印加される電圧を制御することもできる。表面電位制御手段58から出力されるデジタルの制御信号は、D/A変換回路60によりアナログ信号に変換されて主電源52に送られ、それによって、主電源52による電極51への電圧の印加が制御される。
帯電装置24によれば、電極51およびケース・グリッド電極55への電圧の印加により、感光体23表面を帯電させる。さらに、グリッド電極54の表面状態(疲労度)による表面電位の変化に応じて、グリッド電極54に印加される電圧を制御することによって、感光体23表面の帯電電位を長期間にわたって画像形成に適切な範囲に維持することができる。
ここで図1に戻り、光走査ユニット25は、半導体レーザなどからなり、原稿読み取り部5または外部機器から入力される画像原稿情報に応じて変調されるレーザ光を出射するレーザ光源25aと、レーザ光源25aから出射されるレーザ光を主走査方向に偏向させるポリゴンミラー25bと、ポリゴンミラー25bにより主走査方向に偏向されるレーザ光を感光体ドラム23の表面に結像するように収束するレンズ25cと、レンズ25cにより収束されるレーザ光を反射するミラー25d,25eとを含んで構成される。レーザ光源25aから出射されるレーザ光は、ポリゴンミラー25bにより偏向され、さらにレンズ25cにより収束され、ミラー25d,25eによって反射され、所定の電位および極性に帯電する感光体ドラム23の表面に照射され、画像原稿情報に応じた静電潜像が形成される。
現像ユニット26は、感光体ドラム23に対向しかつ圧接するように設けられ、感光体ドラム23表面に形成される静電潜像にトナーを含む現像剤を供給する現像ローラ26aと、現像ローラ26aに圧接するように設けられ、現像ローラ26aにトナーを含む現像剤を供給する供給ローラ26bと、現像ローラ26aおよび供給ローラ26bを回転自在に支持するとともに、その内部空間に現像剤を収容するケーシング26cとを含んで構成される。ケーシング26c中に収容される現像剤は、供給ローラ26bの回転駆動により現像ローラ26aの表面に付着し、さらに現像ローラ26aの表面から感光体ドラム23表面の静電潜像に供給され、静電潜像が現像されてトナー像が得られる。
現像剤貯留ユニット27は、現像ユニット26に隣接するように設けられる現像剤貯留容器であり、現像ユニット26内の現像剤残量に応じて、適量の現像剤を現像ユニット26に供給する。
転写ユニット28は、図示しない駆動手段により軸線回りに回転駆動可能に設けられる駆動ローラ28aと、従動ローラ28b,28cと、駆動ローラ28aおよび従動ローラ28b,28cに張架される無端ベルト28dとを含んで構成される。駆動ローラ28aは、回転駆動可能に設けられるだけでなく、無端ベルト28dを介して感光体ドラム23と対向しかつ感光体ドラム23、無端ベルト28dおよび駆動ローラ28aがこの順番で圧接するように設けられる。転写ユニット28によれば、記録媒体Pは給紙ユニット部2から第3搬送路33を通過して感光体ドラム23と無端ベルト28dとの間に供給され、駆動ローラ28aによる押圧によって記録媒体Pが感光体ドラム23表面に圧接し、該表面のトナー像が記録媒体Pに転写される。このようにトナー像が転写された後、記録媒体Pは定着部22に送給される。
クリーニングユニット29は、転写ユニット28にて記録媒体Pにトナー像を転写した後に、感光体ドラム23の表面に残留するトナー、紙粉などを除去し、感光体ドラム23の表面を清浄化する。クリーニングユニット29には、たとえば、クリーニングブレードが用いられる。なお、本発明の画像形成装置においては、感光体ドラム23として、主に有機感光体ドラムが用いられ、有機感光体の表面は樹脂成分を主体とするものであるため、帯電装置によるコロナ放電によって発生するオゾンの化学的作用により表面の劣化が進行しやすい。ところが、劣化した表面部分はクリーニングユニット29による擦過作用を受けて摩耗し、徐々にではあるが確実に除去される。したがって、オゾンなどによる感光体表面の劣化の問題が実際上解消され、長期間にわたって、帯電動作による帯電電位を安定に維持できる。
本実施の形態では、クリーニングユニット29よりも感光体ドラム23の回転方向下流側でかつ帯電装置24よりも感光体ドラム23の回転方向上流側には、トナー像転写後の感光体ドラム23表面を除電するための除電ユニットを設けることもできる。
電子写真プロセス部21によれば、感光体ドラム23の回転駆動に伴い、帯電、露光による静電潜像の形成、静電潜像の現像によるトナー像の形成、トナー像の記録媒体Pへの転写、および感光体ドラム23表面の清浄化という一連の動作を実行することにより、トナー像が記録媒体Pに転写され、この記録媒体Pは定着部22に送給される。
定着部22は、軸線回りに回転駆動可能に設けられ、その内部に図示しない加熱手段を有する定着ローラ30と、定着ローラ30の表面に圧接し、軸線回りに回転駆動可能に設けられる加圧ローラ31と、定着ローラ30の表面に対向するように設けられ、定着ローラ30の表面温度を検出する温度センサ32とを含んで構成される。定着ローラ30の内部に設けられる不図示の加熱手段には、たとえば、ヒータなどが使用される。また、温度センサ32による検出結果に応じて、定着ローラ30の表面温度が所定温度に維持されるように、図示しない制御部によって、ヒータに供給される電力量が制御される。定着部22によれば、電子写真プロセス部21において得られる、トナー像が転写された記録媒体Pが、定着ローラ30と加圧ローラ31との圧接部に供給され、定着ローラ30および加圧ローラ31の回転駆動に伴って該圧接部中を通過する際に加圧および加熱を受けることによって、トナー像が記録媒体Pに固定化され、画像記録済み記録媒体Pが得られる。
画像形成部3によれば、給紙ユニット部2から送給される記録媒体Pに、画像原稿情報に応じたトナー像が転写され、さらに加熱加圧してトナー像を記録媒体Pに固定化することにより、長期的かつ連続的に、高画質画像が形成された記録媒体Pが得られる。
排紙部4は、画像形成部3の定着部22において得られる画像記録済み記録媒体Pを後述の反転ローラ36a,36bに供給する第4搬送路34と、画像記録済み記録媒体Pの搬送方向を変更する反転ローラ36a,36bと、画像記録済み記録媒体Pを画像形成装置1の外部に設けられる図示しない排紙トレイまたは第6搬送路37に搬送する第5搬送路35と、画像記録済み記録媒体Pを再度第3搬送路33に搬送する第6搬送路37とを含んで構成される。ここで、反転ローラ36a,36bは、いずれも軸線回りに順逆回転可能に設けられ、かつ圧接するように設けられる。第4搬送路34を介して反転ローラ36a,36bの圧接部に供給される画像記録済み記録媒体Pは、その端部が反転ローラ36a,36bの順方向の回転によって反転ローラ36a,36b間に挟持される。その後、反転ローラ36a,36bの逆方向の回転によって、第5搬送路35内を搬送される。そして、記録媒体Pの片面のみに画像が記録される場合には、第5搬送路35を介して、図示しない切換えゲートの動作によって矢符79の方向に、画像形成装置1外部の図示しない排紙トレイに排出される。また、記録媒体Pの両面に画像が形成される場合には、図示しない切換えゲートの動作によって第5搬送路35から第6搬送路37に搬送され、表裏反転された後、第3搬送路33を経由して画像形成部3に搬送され、トナー像の転写および定着が行われる。
原稿読み取り部5は、原稿供給部38と画像読み取り部39とを含む。
原稿供給部38は、原稿を載置する原稿トレイ40と、原稿を送給する原稿規制板41と、原稿の画像面が反転するように搬送する湾曲搬送路42と、原料供給部38と後述する原稿台(プラテンガラス)44との接触面に設けられる保護マット43とを含んで構成される。原稿トレイ40には、原稿の画像面が上方を向くように載置される。原稿規制板41は、原稿を1枚ずつ湾曲搬送路42に送給する。湾曲搬送路42は、原稿の画像面が下方を向くように反転させながら原稿を原稿台44の真上まで搬送する。また、原稿規制板41は、主に、プラテンガラスで形成される原稿台44を保護する。原稿供給部38によれば、画像形成装置1の外装前面部に配置される図示しない操作パネルにおいて、条件入力キーにより印刷枚数、印刷倍率、用紙サイズなどの印刷条件を入力したのち、スタートキーを押すことにより、コピー動作が開始され、原稿トレイ40に画像面を上方に向けて載置される原稿が1枚ずつ自動的に搬送され、搬送の途中で画像面が下方を向くように反転処理され、原稿台45の真上まで搬送される。そして、原稿が原稿台45の上を通過する間に、原稿の画像原稿情報が後述の画像読み取り部39により読み取られる。なお、原稿台45上を通過する原稿は、その後、排出ローラ49によって、画像形成装置1の外部に設けられる図示しない排出トレイに排出される。
画像読み取り部39は、自動搬送が不可能な原稿を載置し、その画像原稿情報を読み取るための原稿台44と、副走査方向において原稿台44から離間して設けられ、原稿トレイ40からの自動搬送が可能な原稿を通過させ、通過の際にその画像原稿情報を読み取るための原稿台45と、原稿台44,45の面に平行な方向(副走査方向)に移動可能に設けられる光源ユニット46と、原稿からの反射光を後述のCCD読み取りユニット48に導くミラーユニット47と、原稿からの反射光を電気信号に変換するCCD読み取りユニット48とを含んで構成される。
光源ユニット46は、光源46aと、光源46aから出射される読み取り用の照明光を原稿台44または原稿台45の所定の読み取り位置に集光する図示しない凹面のリフレクタと、原稿からの反射光のみを選択的に通過させる図示しないスリットと、原稿からの反射光をさらに90°反射するミラー46bとを含む。光源ユニット46は、原稿に読み取り用照明光を出射し、原稿から反射される光をミラーユニット47に供給する。
ミラーユニット47は、反射面が相互に直交するように配置される一対のミラー47a,47bを含む。光源ユニット46から供給される原稿からの反射光は、ミラー47a,47bによって、その光路を180°変更され、CCD読み取りユニット48に導かれる。
CCD読み取りユニット48は、ミラーユニット47からの反射光を結像する結像レンズ48aと、結像レンズ48aにより結像される光に応じる電気信号を出力するCCDイメージセンサ48bとを含む。ミラーユニット47から結像レンズ48aに入射する反射光は結像され、その像がCCDイメージセンサ48bによって電気信号に変換され、図示しない制御部を介して、電気信号としての画像原稿情報が光走査ユニット25に入力され、それに応じる画像形成が実行される。
画像読み取り部39によれば、原稿台44,45に載置される原稿の画像原稿情報が、光源ユニット46からの光照射により原稿からの反射光として取り込まれ、さらにこの反射光がミラーユニット47を介してCCD読み取りユニット48に導かれ、電気信号の画像原稿情報に変化される。この情報は、予め設定される条件で画像処理が行われ、画像形成部3の光走査ユニット25へ送信され、画像形成が実施される。
図4は、本発明の実施の第2形態である画像形成装置80の要部の構成を示す系統図である。画像形成装置80は、画像形成装置1に類似し、同一の構造を有する部分は図示および説明を省略する。また、図示した中で対応する部分については同一の参照符号を付し、説明を省略する。
画像形成装置80は、画像形成部80において、帯電装置82が帯電装置82の使用時間を積算する帯電装置積算手段83を含むことを特徴とする。帯電装置積算手段83を設けることによって、帯電装置82の実使用による疲労度に応じて、電極51および/またはグリッド電極54に印加する電圧を適宜制御できる。帯電装置82の疲労に伴って、感光体ドラム23の帯電電位を画像形成に適した範囲に制御するための、電極51および/またはグリッド電極54に印加すべき電圧も変化する。よって、帯電装置82の疲労に応じて、電極51および/またはグリッド電極51への印加電圧を制御すれば、感光体ドラム23の帯電電位を常に適切な範囲に制御するのが容易になる。
帯電装置積算手段83は、CPU84内に設けられ、表面電位制御手段58と電気的に接続される。帯電装置積算手段83は、帯電装置82の使用積算時間の累積を計時する図示しない計時手段と、帯電装置82の使用積算時間の、感光体23表面の帯電電位に対する影響を予め測定したデータテーブルを記憶する図示しない記憶手段とを含んで構成される。帯電装置積算手段83は、計時手段により累積計時される帯電装置82の使用積算時間に応じて、記憶手段内のデータテーブルからデータを取り出し、表面電位制御手段58に信号を送る。表面電位制御手段58は、グリッド表面電位検知手段56によるグリッド電極54の表面電位の検知結果と、帯電装置積算手段83から送られるデータに応じて、ケース・グリッド電源55に制御信号を送り、グリッド電極54に印加する電圧を制御する。たとえば、グリッド電極54に−600Vの電圧値を印可したのに関らず、グリッド電極54の表面電位が−630Vとなった時には、表面電位を−600Vになるようにグリッド電極54に印加する電圧値を−570Vとするようにそれぞれ制御する。
なお、表面電位制御手段58は、帯電装置積算手段83から送られるデータのみによりグリッド表面電位の経時変化を推定して、グリッド電極54に印加する電圧を制御することもできる。
帯電装置82によれば、グリッド表面電位検知手段56によるグリッド電極54の表面電位の検知結果と、帯電装置積算手段83からの帯電装置82の使用積算時間に基づくデータとに応じて総合的にグリッド電極54の表面電位が制御される。したがって、画像形成装置80によれば、グリッド電極54の表面電位がきめ細かく制御されるので、感光体23表面の帯電電位が長期間にわたって安定的に維持され、高画質品位の画像を形成できる。
図5は、本発明の実施の第3形態である画像形成装置85の要部の構成を示す系統図である。画像形成装置85は、画像形成装置1に類似し、同一の構造を有する部分は図示および説明を省略する。また、図示した中で対応する部分については同一の参照符号を付し、説明を省略する。
画像形成装置85は、画像形成部86において、帯電装置87が電極51の放電の際にシールドケース53に流れるケース電流およびグリッド電極54に流れるグリッド電流をそれらの合計値Iとして検出するケース・グリッド電流検知手段88と、ケース・グリッド電流検知手段88から出力されるケース電流とグリッド電流との和Iからグリッド電圧値を算出する演算手段92とを含むことを特徴とする。
画像形成装置85においては、主電源52は定電流下で電極51に電圧を印加する。また、ケース・グリッド電源55は、定電圧をシールドケース53およびグリッド電極54に印加する。
ケース・グリッド電流検知手段88は、抵抗89と、電流検知回路90と、A/D変換回路91とを含んで構成される。本実施の形態では、シールドケース53およびグリッド電極54は、共に同じ電源(ケース・グリッド電源55)に電気的に接続されるので、抵抗89には、電極51の放電の際に流れるケース電流Icとグリッド電流Igとを合わせた電流が流れる。したがって、電流検知回路90によって、ケース電流値とグリッド電流値との合計値として電流値Iが検出されてアナログの電気信号に変換され、さらにA/D変換回路91によりデジタル電気信号に変換され、表面電位制御手段58に出力される。表面電位制御手段58は、入力される電流値Iを演算手段92に出力する。演算手段92は、電流値Iに基づいてグリッド電極54のグリッド電圧値を算出し、この演算結果を表面電位制御手段58に出力する。電極51によるコロナ放電は定電流駆動であるので、電流値Iのみからグリッド電圧値を求めることができる。
表面電位制御手段58は、グリッド表面電位検知手段56によるグリッド電極54の表面電位の検知結果と、演算手段92から送られる演算結果に応じて、ケース・グリッド電源55に制御信号を送り、グリッド電極54に印加する電圧を制御する。なお、表面電位制御手段58は、演算手段92から送られる演算結果のみに応じて、グリッド電極54に印加する電圧を制御することもできる。
さらに表面電位制御手段58は、ケース・グリッド電流検知手段88から出力される合計電流値Iに応じて、該電流値Iをケース・グリッド電源55に負帰還させる機能をも有する。具体的には、たとえば、主電源52の電流設定値I=−450μA、目標とする感光体23の帯電電流値−40μAに対して、ケース・グリッド電源55の出力電圧V=−600Vをグリッド電極54に印加したときに合計電流I=−415μAが検出されると、
帯電電流誤差△I={(−450μA)−(−415μA)}−(−40μA)
=5μA
誤差演算し初手の係数α=0.8×10を帯電電流誤差△Iに乗じて
電圧補正値△V=α・△I=0.8×10×5μA=4V
を求め、ケース・グリッド電源55の出力電圧Vを補正し
出力電圧V=V+△V=−600V+4V=―594V
になるように制御する。ケース・グリッド電源55の出力電圧変更後、再度、帯電電流誤差△Iを求め、所定の誤差範囲に収束するまで、上記制御を繰り返すことにより負帰還が行われる。負帰還により合計電流値Iを設定値に収束できるので、グリッド電極54ひいては感光体ドラム23の表面電位を所定の値に調整できる。
帯電装置87によれば、電極51の放電の際に流れるケース電流Icおよびグリッド電流Igに基づいてグリッド電極54に印加する電圧を適宜変更できるので、放電が行われる度にグリッド電極54の表面電位を精度良く制御することが可能になる。したがって、帯電装置85を備える画像形成装置85においては、感光体ドラム23の表面電位は、常に一定の範囲内に保持され、長期間が経過しても、記録媒体に形成される画像に悪影響を及ぼすような感光体ドラムの表面電位の大きな変動が起こることがない。
また、電極51によるコロナ放電の際には、ケース電流Icおよびグリッド電流Igだけでなく、コロナ放電電流Iが流れる。コロナ放電電流Iの電流値と電流値I(ケース電流の電流値とグリッド電流の電流値との和)との差分が、感光体ドラム23の帯電電流値であり、帯電電流を直接検知する場合には、現像バイアスの流れ込みなどが起こり、実際の帯電電流値とは異なる値になることが多いので、帯電電流を直接検知するよりも正確で安定した制御が可能になる。
図6は、本発明の実施の第4形態である画像形成装置95の要部の構成を示す系統図である。画像形成装置95は、画像形成装置1に類似し、同一の構造を有する部分は図示および説明を省略する。また、図示した中で対応する部分については同一の参照符号を付し、説明を省略する。
画像形成装置95は、画像形成部96において、感光体ドラム23の帯電電流値を検知して表面電位制御手段58に出力する感光体電流検知手段100を含むことを特徴とする。
感光体電流検知手段100は、感光体ドラム23の帯電電流値を検知する帯電電流検知回路98と、帯電電流検知回路98から出力される検知結果であるアナログ信号をデジタル信号に変換し、表面電位制御手段58に出力するA/D変換回路99とを含んで構成される。感光体電流検知手段100によれば、感光体ドラム23の帯電電流値を検知し、その結果を表面電位制御手段100に出力する。
表面電位制御手段58は、感光体電流検知手段100から出力される感光体ドラム23の帯電電流値に応じて、感光体ドラム23の帯電電流値が設定される範囲内になるように、ケース・グリッド電源55に制御信号を伝達し、ケース・グリッド電源55がグリッド電極54に印加する電圧を制御する。
画像形成装置95によれば、グリッド表面電位検知手段56によるグリッド電極54の表面電位の検知結果と、感光体電流検知手段100による感光体ドラム23の帯電電流値の検知結果とに応じて、グリッド電極54に印加される電圧が制御される。たとえば、光走査ユニット25および転写ユニット28をオフにし、帯電装置97とクリーニングユニット29との間に配置される図示しない光除電ユニットを動作させ、その状態で、感光体ドラム23の帯電電流が所定の値になるグリッド電圧(グリッド電極54の表面電位)を求め、そのグリッド電圧を維持することによって、環境、感光体の使用積算時間などに関係なく、感光体ドラム23の表面電位を所定の範囲に維持できる。
本発明の画像形成装置においては、該装置の内部の湿度を検知する図示しない湿度検知手段を設けることができる。湿度検知手段による検知結果は表面電位制御手段58に出力される。表面電位制御手段58は湿度検知手段による検知結果に応じて、ケース・グリッド電源55に制御信号を送り、グリッド電極54に印加する電圧を制御する。特に、グリッド電極54表面における付着物の、グリッド電極54の表面電位に対する影響は低湿時に顕著であり、高湿時には僅かなので、湿度検知手段を用いることによって、湿度に応じて適正な制御を実施できる。
また本発明の画像形成装置においては、湿度検知手段とともに、感光体ドラム23の使用時間を積算する感光体積算手段を設けることができる。感光体積算手段による検知結果は表面電位制御手段58に出力される。
表面電位制御手段58は、それに付属して設けられる記憶部には表1に示すデータテーブルが格納される。該データテーブルは、感光体ドラム23の使用積算時間に応じた、グリッド電圧(グリッド電極54の表面電位)の補正値(グリッド補正値V1)を示す。ここで、補正値とは、グリッド電極54の表面電位の初期設定値に対する補正値である。グリッド補正値V1は、感光体ドラム23の使用積算時間と画像形成装置内部の湿度とに応じて予め測定された値である。グリッド電極54の表面電位に対する湿度の影響は大きいので、湿度範囲を35%未満、35〜60%および60%超に分け、各湿度範囲における使用積算時間との関係を示した。たとえば、湿度35%未満の場合には、感光体ドラム23の使用積算時間が80Ksecまではグリッド電圧を補正する必要がないけれども、100Ksecでは5V、120Ksecでは15Vというように表1に従ってグリッド電圧を減じる補正を行えばよい。
表面電位制御手段58は、感光体積算手段および湿度検知手段の検知結果に応じて、表1に示すデータテーブルから適正なグリッド補正V1を選択し、制御信号をケース・グリッド電源55に送り、グリッド電圧を補正する。
なお、表1のデータテーブルには、感光体ドラム23の使用積算時間に応じた感光体電圧(感光体ドラム23の表面電位)の補正値(感光体補正値V2)も併記される。ここで、補正値とは、感光体ドラム23の表面電位の初期設定値に対する補正値である。感光体電圧の補正値は、感光体ドラム23の使用積算時間毎の感光体電位を予め測定することにより決定された値である。使用積算時間が40Ksecまでは補正をする必要はないけれども、60Ksecでは5V、80Ksecでは15Vというように表1に従ってグリッド電圧を減じる補正を行えばよい。なお、感光体補正値V2が75Vになると、感光体ドラム23の交換時期になる。感光体電位の補正は、たとえば、感光体積算手段の検知結果を表面電位制御手段58に出力し、表面電位制御手段58は、表1に示すデータテーブルから適正な感光体補正値V2を選択し、制御信号を主電源52に送り、電極51に印加する電圧を制御することによって行われる。
感光体積算手段および湿度検知手段を設けることによって、感光体ドラム23の劣化に応じて、感光体ドラム23および/またはグリッド電極54の表面電位を補正できるので、感光体ドラム23が使用時間の累積により劣化しても、安定的に高画質の画像を得ることができる。
図7は、感光体ドラム23の使用積算時間と、湿度35%未満におけるグリッド補正値V1および感光体補正値V2との関係を示すグラフである。
Figure 0004347235
本発明の画像形成装置においては、帯電装置4の電極11として針状電極を用いるけれども、それに限定されず、たとえば、タングステンワイヤなどのワイヤ電極なども使用できる。
本発明の実施の第1形態である画像形成装置の構成を概略的に示す断面図である。 帯電装置の構成を概略的に示す系統図である。 図2に示す帯電装置における電極周辺の構成を示す斜視図である。 本発明の実施の第2形態である画像形成装置の要部の構成を示す系統図である。 本発明の実施の第3形態である画像形成装置の要部の構成を示す系統図である。 本発明の実施の第4形態である画像形成装置の要部の構成を示す系統図である。 感光体ドラムの使用積算時間に対応する感光体ドラムおよびグリッド電極の補正電圧値を示すグラフである。
符号の説明
1,80,85,95 画像形成装置
1a 側面
2 給紙ユニット部
3,81,86,96 画像形成部
4 排紙部
5 原稿読み取り部
10,11,12,13 給紙トレイ
14 第1搬送路
15 第2搬送路
16 フレーム
17 手差し部
18 手差しトレイ
19a,19b 給紙ローラ
20 手差し送給路
21 電子写真プロセス部
22 定着部
23 感光体ドラム
24,82,87,97 帯電装置
25 光走査ユニット
25a レーザ光源
25b ポリゴンミラー
25c レンズ
25d,25e ミラー
26 現像ユニット
26a 現像ローラ
26b 供給ローラ
26c ケーシング
27 現像剤貯留ユニット
28 転写ユニット
28a 駆動ローラ
28b,28c 従動ローラ
28d 無端ベルト
29 クリーニングユニット
30 定着ローラ
31 加圧ローラ
32 温度センサ
33 第3搬送路
34 第4搬送路
35 第5搬送路
36a,36b 反転ローラ
37 第6搬送路
38 原稿供給部
39 画像読み取り部
40 原稿トレイ
41 原稿規制板
42 湾曲搬送路
43 保護マット
44,45 原稿台
46 光源ユニット
46a 光源
46b,47a,47b ミラー
47 ミラーユニット
48 CCD読み取りユニット
48a 結像レンズ
48b CCDイメージセンサ
51 電極
52 主電源
53 シールドケース
54 グリッド電極
55 ケース・グリッド電源
56 グリッド表面電位検知手段
57,91,99 A/D変換回路
58 表面電位制御手段
59,60 D/A変換回路
61,84 CPU
70 平板部
71 先鋭状突起部
72 保持部材
73a,73b 清掃部材
74 ねじ部材
75 支持部材
76 移動用部材
77 貫通孔
78 設置面
79 矢符
83 帯電装置積算手段
85 表面電位制御手段
88 ケース・グリッド電流検知手段
89 抵抗
90 電流検知回路
92 演算手段
98 帯電電流検知回路
100 感光体電流検知手段

Claims (9)

  1. 放電により感光体表面に電圧を印加して該表面を帯電させる電極と、
    感光体を臨む面に開口部を有し、その内部に電極を収容するシールドケースと、
    電極と感光体との間に設けられて感光体表面の帯電電位を制御するグリッド電極と、
    グリッド電極の表面状態を検知するグリッド表面検知手段と、
    グリッド表面検知手段から出力されるグリッド電極の表面電位に応じて、グリッド電極に印加する電圧を制御する表面電位制御手段とを含むこと特徴とする帯電装置。
  2. グリッド表面検知手段は、
    グリッド電極の表面電位を検知するグリッド表面電位検知手段であることを特徴とする請求項1記載の帯電装置。
  3. 帯電装置は、
    さらに帯電装置の使用時間を積算する帯電装置積算手段を含み、
    表面電位制御手段は、帯電装置積算手段から出力される使用積算時間に応じて、グリッド電極に印加する電圧を制御することを特徴とする請求項1または2記載の帯電装置。
  4. 帯電装置は、
    さらに電極が放電する際にシールドケースに流れるケース電流およびグリッド電極に流れるグリッド電流をそれらの合計値として検出するケース・グリッド電流検知手段と、
    ケース・グリッド電流検知手段により出力されるケース電流値とグリッド電流値との和からグリッド電圧値を算出する演算手段とを含み、
    表面電位制御手段は、演算手段から出力されるグリッド電圧値に応じて、グリッド電極に印加する電圧を制御することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の帯電装置。
  5. 帯電装置は、さらに、シールドケースおよびグリッド電極に電圧を印加するケース・グリッド電源を含み、
    ケース・グリッド電流検知手段によるケース電流値とグリッド電流値の和が、ケース・グリッド電源に負帰還されることを特徴とする請求項4記載の帯電装置。
  6. その表面に静電荷像が形成される感光体と、感光体の表面を帯電させるための帯電装置と、帯電した感光体表面に画像情報に基づく信号光を照射して静電荷像を形成する露光手段と、感光体の表面に形成される静電荷像を現像してトナー像を形成する現像手段と、トナー像を記録材に転写させる転写手段と、記録材に転写されるトナー像を定着させる定着手段とを含む画像形成装置において、
    帯電装置は、請求項1〜5のいずれか1つに記載の帯電装置であることを特徴とする画像形成装置。
  7. 画像形成装置は、さらに画像形成装置内の湿度を検知する湿度検知手段を含み、
    表面電位制御手段は、湿度検知手段から出力される湿度に応じて、グリッド電極に印加する電圧を制御することを特徴とする請求項6記載の画像形成装置。
  8. 画像形成装置は、さらに感光体の使用時間を積算する感光体積算手段を含み、
    表面電位制御手段は、感光体積算手段から出力される使用積算時間に応じて、グリッド電極に印加する電圧を制御することを特徴とする請求項6または7記載の画像形成装置。
  9. 画像形成装置は、さらに感光体の帯電電流値を検知する感光体電流検知手段を含み、
    表面電位制御手段は、感光体電流検知手段から出力される帯電電流値に応じて、感光体の帯電電流が所定の値になるように、グリッド電極に印加する電圧を制御することを特徴とする請求項6〜8のいずれか1つに記載の画像形成装置。
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