JP4347006B2 - サーバとなる情報処理装置 - Google Patents

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本発明は、ネットワークにより複数のコンピュータが接続されたシステム構成における電子文書の表示、編集等の閲覧、及び電子文書作成、管理等に適した電子文書のデータ構造、及び情報処理装置に関する。
会議システムにおいては、自動での議事録作成が一つの大きな課題となっている。
従来から、会議中に発せられる音声を認識してテキスト化したり、電子的な会議資料と、発言や映像などを同期させたりして会議を振り返りやすくしようという試みが多くなされている(特許文献1〜7参照)。
特許文献1には、プロジェクトにおいて作成される文書とその文書のレビュー会議の議事録を関連付けて格納する発明が開示されている。文書のイベント記録に関しては言及がない。
特許文献2には、会議端末にログインすると自動的に出席者が登録され、全員が会議端末からログアウトするとサーバが自動的に議事録を編集し、すべての出席者へ議事録の自動配布を行うようにした発明が開示されている。文書のイベント記録に関しては言及がない。
特許文献3には、プレゼンテーションデータをプロジェクタに出力した時間やスキャナで生成した資料をプロジェクタに出力した時間などの情報を記録し、議事録作成時の情報とするようにした発明が開示されている。文書のページ送り、加筆などのイベントを記録することについては言及がない。
特許文献4には、通信回線を介して複数のクライアントと会議用Webサーバとが接続されており、会議用Webサーバ上に会議用情報提供ページを設定し、そのページを介して参加者に情報を提供するようにした発明が開示されている。
特許文献5には、各ユーザからのメモ書きとマルチメディアとの関連を生成して記録する、という内容の発明が開示されている。この場合、ユーザのメモ書きが一種のイベントと受け取ることができる。
特許文献6には、ライアントで発生したイベントデータにデータID、シーケンス番号、データタイプ、時間情報が付加され、ブロードキャストされるという発明が開示されている。ブロードキャストされたデータをもとに文字、図形、音声、動画などを会議用の共有ウインドウに表示再生する、という内容も開示されている。
特許文献7には、会議の議事録をHTML化してWWWサーバに格納し、メールサーバから会議参加者全員に対して、HTML議事録のURLを電子メールで送信する、という内容の発明が開示されている。
特開2001−005874公報 特開2001−331613公報 特開2001−331614公報 特開2002−223423公報 特開2003−037677公報 特開平08−297624号公報 特開平11−205375号公報
しかしながら、従来から知られている議事録生成システムは、会議で使用する資料(電子文書)と発言等のイベントとの関連付けをすることが困難である。ここで言う関連付けというのは、例えば、資料の1ページ目において誰がどのような発言をしたかとういうようなことである。このようなことができなかったのは、資料のページをめくったり、加筆をしたりといったイベントごとに時間情報を取得することをしていなかったためで、これが、会議を振り返るための有用な議事録が作成できない一つの理由となっていた。
ここで、上記特許文献1〜7について個別に検討する。
特許文献1〜3に開示された発明は、どれもイベント発生時の時刻を取得する手段がなく、実用的でない。
特許文献4〜6に開示された発明では、イベント発生時の時刻の記録が可能である。
しかしながら、特許文献4に記載された発明では、イベント発生時の時刻情報を取得できる反面、イベント記録に関する言及が全くない。また、特許文献5に記載された発明では、ユーザのメモ書きが一種のイベントと考えられるが、イベントの発生がユーザのメモ書きに限られてしまっている。
これに対して、特許文献6に記載された発明では、イベントとこのイベント発生時の時刻情報とを対応付けた記録が可能であると思量される。しかしながら、ネットワークに接続された複数のコンピュータのそれぞれに同一データを表示するための共有ウインドウを開く必要がある。こうして開いた共有ウインドウに、文書、画像、音声などのデータを入力していくわけである。このため、使い勝手が悪いものとなる。また、様々なデータは、その都度すべてブロードキャストされているので、画像や音声などもデータごとブロードキャストされることになり、ネットワークトラフィックを圧迫してしまうという問題もある。
さらに、特許文献7に開示された発明では、会議の議事録をHTML化しておく必要があり、その機能は、ハイパーリンク程度のものである。
請求項1記載の発明は、サーバとなる情報処理装置であって、文書上での表現実体となるコンテンツ情報ファイルと、ネットワーク上に接続されたコンピュータにより解釈、実行されて所定の処理を行う複数の機能モジュールを記述するプログラムコードファイルと、が単一の文書としてカプセル化され、前記プログラムコードファイルは、少なくとも、前記コンテンツ情報ファイルに対する操作がなされた場合にその操作内容を特定する操作情報を操作時刻情報と対応付けたイベント情報を送受信するイベント情報送受信機能モジュールを有する、そのようなデータ構造の電子文書に含まれる前記複数の機能モジュールを起動し実行する処理手段を有するクライアントとなる情報処理装置において実行される前記イベント情報送受信機能モジュールの機能により前記クライアントとなる情報処理装置から発信される前記イベント情報を取得する情報取得手段と、前記情報取得手段が取得した前記イベント情報を記憶領域に記録する情報記録手段と、前記電子文書またはその保管先情報を取得し前記電子文書の保管先情報を設定する文書保管先情報設定手段と、前記文書保管先情報設定手段によって設定された保管先情報に基づいて前記電子文書を取得する文書取得手段と、前記文書取得手段により取得した電子文書中の前記コンテンツ情報ファイルに前記情報記録手段により記録した前記イベント情報を付加して議事録を作成する議事録作成手段と、を有する。
請求項記載の発明は、請求項記載のサーバとなる情報処理装置において、前記議事録を公開可能とする議事録公開手段をさらに有する。
請求項記載の発明は、請求項又は記載のサーバとなる情報処理装置において、前記議事録へのアクセス権を設定するアクセス権設定手段をさらに有する。
請求項記載の発明は、請求項記載のサーバとなる情報処理装置において、前記アクセス権設定手段によって設定されたアクセス権情報に基づいて、アクセス権のあるユーザに対して前記議事録又は前記議事録へのURLを通知、回覧する通知手段をさらに有する。
請求項記載の発明は、請求項記載のサーバとなる情報処理装置において、前記議事録に対するアクセス権があるユーザからの入力を受け付ける入力受付手段と、前記入力受付手段からの入力に応じて前記議事録の表示の仕方を変更する表示変更手段と、をさらに有する。
請求項記載の発明は、請求項記載のサーバとなる情報処理装置において、前記議事録に対するアクセス権があるユーザからの前記イベント情報の送信要求を受け付ける要求受付手段と、前記イベント情報の送信要求を送信したユーザに対して前記情報記録手段によって記録した前記イベント情報を送信する記録情報送信手段と、をさらに有する。
請求項記載の発明は、サーバとなる情報処理装置であって、文書上での表現実体となるコンテンツ情報ファイルと、ネットワーク上に接続されたコンピュータにより解釈、実行されて所定の処理を行う複数の機能モジュールを記述するプログラムコードファイルと、が単一の文書としてカプセル化され、前記プログラムコードファイルは、少なくとも、イベント情報を受信し受信した情報を記録する情報受信記録機能モジュールを有する、そのようなデータ構造の電子文書に含まれる前記複数の機能モジュールを起動し実行する処理手段を有するクライアントとなる情報処理装置から、前記コンテンツ情報ファイルに対する操作がなされた場合にその操作内容を特定する操作情報を操作時刻情報と対応付けた前記イベント情報と該イベント情報が会議の参加者全員に向けて送受信されたイベント情報であるか否かの判別を可能とする識別子とからなる通信情報が記録された前記電子文書を受信する文書受信手段と、前記文書受信手段により受信した前記電子文書の記録情報から、前記識別子を基に会議の参加者全員に向けて送受信されたイベント情報のみを抽出する情報抽出手段と、前記文書受信手段により受信した前記電子文書および前記情報抽出手段により抽出した前記イベント情報をもとに議事録を作成する議事録作成手段と、前記議事録作成手段により作成した議事録を公開する議事録公開手段と、を有する。
請求項1記載の発明によれば、通信機能を有する電子文書が発信する情報をサーバで受信し、議事録作成にあたって必要な発生したイベントの情報を記録することにより、議事録作成に必要な情報を容易に取得できる。また、簡易的な議事録を容易に作成できる。
請求項記載の発明によれば、作成された議事録を容易に閲覧可能とすることができる。また、各議事録の一覧などを提供できるようにすることにより、ユーザに各議事録に対するアクセスの容易化を提供することができる。
請求項記載の発明によれば、作成される議事録に関してアクセス権を設定することにより、文書の機密性を確保することができる。
請求項記載の発明によれば、会議参加者に対して議事録を自動的に配布したり回覧したりすることにより、作成された議事録に関するレビュー、承認などの容易を提供することができる。
請求項記載の発明によれば、ユーザが望む形式で記録されたデータをユーザに表示提供することができる。
請求項記載の発明によれば、クライアント側でも簡易的な議事録を作成できるようになり、例えば、各クライアントが自分の保持している文書の議事録を容易に作成できるようになる。
請求項記載の発明によれば、ある1ユーザが使用した文書を利用して議事録を作成することができる。
本発明の一実施の形態を図面に基づいて説明する。
本発明は、パーソナルコンピュータに代表される各種情報処理装置によって動作する電子文書のデータ構造(カプセル化文書構造)とその実装形態に関するものであるので、まず、一般的なパソコンで説明する。
図1は本実施の形態も適用される一般的又は標準的なパーソナルコンピュータのハードウェアの構成図である。コンピュータ1は、情報処理を行うCPU(Central Processing Unit)2と、BIOS(Basic Input Output System)等を格納するROM(Read Only Memory)3と、情報を処理中に一時的に格納するRAM(Random Access Memory)4等の一次記憶装置と、処理結果等を保存するHDD(Hard Disk Drive)5等の二次記憶装置と、情報を外部に保管又は配布し若しくは情報(カプセル化文書21)を外部から入手するための記憶媒体であるリムーバブルメディア6のドライブ6aと、外部の他のコンピュータ1′,…と通信するためのネットワーク7に接続するためのネットワークインターフェイス8と、処理経過や処理結果等をユーザに表示するディスプレイ9と、操作者がコンピュータ1に命令や情報等を入力するためのキーボード10やマウス11等の入力装置とから構成され、これらの間のデータ通信をバスコントローラ12が調停して動作している。
なお、リムーバブルメディア6としては、フレキシブルディスク、ハードディスク、磁気テープ等のような磁気的な記憶媒体、MOのような光磁気的な記憶媒体、CD、CD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD−R、DVD−RAM、DVD−RW、DVD+RW等のような光学的な記憶媒体、半導体メモリ等、各種の記憶媒体が適用できる。
データ送信は、コンピュータ1のネットワークインターフェイス8へとデータを送ることにより、ネットワークインターフェイス8がネットワーク7へと信号を出力する。また、ネットワークインターフェイス8が受け取った信号については、ネットワークインターフェイス8において必要かどうかの判断がなされ、必要なデータであれば取り込み、不必要であれば破棄する、というような処理が行われる。すなわち、あらゆるデータの送受信は、すべてネットワークインターフェイス8を経由して行われることになる。
一般的に、このようなコンピュータ1ではユーザが電源を投入すると、CPU2はROM3内のBIOSに含まれるローダーというプログラムを起動させ、HDD5からオペレーティングシステムという当該コンピュータ1のハードウェアとソフトウェアとを管理するプログラムをRAM4に読み込む。オペレーティングシステムは起動すると、ユーザの操作に応じてアプリケーションプログラムの起動、情報の読み込み、保存等をサポートする。代表的なオペレーティングシステムはWindows(登録商標)、UNIX(登録商標)等である。ユーザは、通常、このOSを通してユーザの目的とするプログラムを起動、必要なデータを編集、保存、消去等を行うために記憶装置に記録されているデジタル情報をファイルと言う単位で操作する。つまり、ユーザがコンピュータに対して各種の操作を行う場合はプログラムやデータは全て“ファイル”と言う単位で扱い、それらは記憶装置に保持されている。
次に、OSが二次記憶装置等の記憶媒体に保持されているプログラムをユーザの指示により起動する場合について図2を参照して説明する。ユーザがOSに特定のプログラムの起動を指示すると、OSはそのプログラムコードを記憶媒体より記憶装置のハードウェアを使用して読み込み、これをコンピュータ1の一次記憶装置(メモリ)であるRAM4にコードを展開し、展開された特定のアドレスよりCPU2が実行することでプログラムが実行される。通常、このような独立に実行されているプログラムのことを“プロセス”又は“タスク”と称し、記憶媒体に保持された“プログラムコード”と区別している。
現在の多くのOSは、このようなプロセス又はタスクを複数同時に走らせることのできるマルチタスク機能を有するものが一般的である。また、今日のOSはこのような複数のプロセスを同時に走らせるためにプロセス毎に独立してメモリを割り当て動作している。
また、このようなプロセス間でデータをやり取りするプロセス間通信のためにメモリ上にメタファイルと言う仮想的なファイルを形成し、ファイルアクセスを介して情報の送受信を行っている。
次に、本出願人既提案の文書のデータ構造(カプセル化文書構造)の概要について図3を参照して説明する。本実施の形態では、電子文書としてこのカプセル化文書21を用いる。このようなカプセル化文書21の特徴は、表示されるコンテンツ情報を保持するコンテンツ情報ファイル22とそれをコンピュータに解釈、実行されることにより表示したり、加筆したりする複数の機能モジュールをモジュール毎にプログラムコードファイル23として一つのファイル形式でカプセル化している点である。
ここで、このようなカプセル化文書21の各機能モジュールの起動について図4を参照して説明する。図4に示すように、各機能モジュールとしてコンピュータに実行されるプログラムコードは大きく分けて二つに分類される。最初の一つの機能モジュールのプログラムコードは、OSの指示に従いコンピュータによって最初に起動される“起動機能モジュールのプログラムコード”23aである。他の一つは、この起動機能モジュールにより読み出し起動される“機能モジュールのプログラムコード”23bである。
コンピュータを利用してこのようなカプセル化文書21を起動させ表示させるステップについて説明する。これは図5に示すように、まず、ユーザが特定のカプセル化文書の起動を行うためにOSを通じて指示する(ステップS1)。次に、OSは文書内の起動機能モジュールのプログラムコード23aをメモリ内に展開し、展開されたプログラムコードを実行することで起動機能モジュールを実行する(S2)。次に、起動された起動機能モジュールはカプセル化文書21内の機能モジュールのプログラムコード23bを読み出して起動する(S3)。起動された機能モジュールはカプセル化文書21内のコンテンツ情報ファイル22を読み出し表示等の機能を実行する(S4)。
このようなステップの様子をブロック図に表したのが図6である。まず、ユーザが文書の起動を指示すると、OSは記憶媒体上に保持されたカプセル化文書21内の起動機能モジュールのプログラムコード23aをメモリ(RAM4)内に展開し起動し、実行を開始する。次に、コンピュータにより実行中の起動機能モジュールは必要な機能モジュールをメモリ(RAM4)内に展開し、起動させる。起動した機能モジュールは必要なコンテンツ情報をカプセル化文書21内から読み込み、機能に応じてOSを通じてコンピュータに接続されたマウス、ディスプレイ等に入出力を行うことで文書を表示したり、編集したりする。
ここで、各機能モジュールは単独で動作する場合もあるが、多くの場合は、他の機能モジュールと情報を伝達し、協調して動作する。
そこで、本実施の形態では、この情報伝達に複数のコンピュータ1,1′,…間を接続するネットワーク7のネットワークプロトコルを使って他の機能モジュールと情報を送受信可能とし、協調して動作できるようにしたものである。その方法について図7を参照して説明する。図7はコンピュータ1により実行されている複数の機能モジュールA,Bがネットワークプロトコルにより相互に情報を送受信する例を示している。
OS31はユーザのマウス操作が有るとマウスイベントを発生させる。そのマウスイベントを入出力API32を通じて機能モジュールAに送信する。機能モジュールAは受け取ったマウスイベントに対して動作を行い、その結果を他の機能モジュールに伝達する必要が有る場合はネットワークAPI33を通じて情報を送信する。送信された情報をOS31はネットワーク7を通じて情報を送信する。また、送信アドレスが自分と同じ場合や特定のIPアドレス(127.0.0.1等)の場合は自分にも送信する。
つまり、図7に示すように同一のコンピュータ1中に、送信している機能モジュールAと受信を待っている機能モジュールBとがある場合は、機能モジュールAからの送信情報をネットワークAPI33は機能モジュールBに送信し、機能モジュールBはOS31から送られてきた情報をネットワークプロトコルを通じて受信することで機能モジュールAからの情報を受け取る。そして、機能モジュールBは必要な処理を行い、描画API34等を使って表示機器に表示する。
なお、図7中に示すAPIはアプリケーションプログラムがOS31を通じて動作を行うためのインターフェースで、このAPIを介することでコンピュータのハードウェア構成が異なっても共通の呼び出しで行うことができるようにハードウェアをラップするものである。
図8は異なるコンピュータ1,1′間で情報を送受信する例を示すもので、特定の機能モジュール23がある情報を他の機能モジュール23′又は23に送信する場合に送信先を自分と他のコンピュータのアドレスや指定したり、マルチキャストアドレスやブロードキャストアドレスを指定したりすることで異なるコンピュータ1,1′上の機能モジュール23,23′に情報を送信できる。
図8の例は予め複数のコンピュータ1,1′において機能モジュールが動作している場合であるが、他のコンピュータ1′に機能モジュールを転送して動作させる場合について図9を参照して説明する。まず、図6に示したようにカプセル化文書21内に保持されている起動機能モジュールのプログラムコード23aをコンピュータ1がOS31を使って起動して動作を開始する。次に、図9の起動機能モジュール23aはコンピュータ1に接続されているネットワーク7上の他のコンピュータ1′上で起動したい機能モジュール23cを選択し、読み出す。そして、FTP等のファイル転送サービスを使って機能モジュール23cを起動したい他のコンピュータ1′に機能モジュール23cのプログラムコードやその機能モジュール23cに必要なコンテンツ情報等と共に転送する。転送後、起動機能モジュール23aは転送された他のコンピュータ1′上の機能モジュール23c′を他のコンピュータ1′上のOS31′に起動を指示する。
なお、ここでは転送させる機能モジュール23cを一度読み出しているが、直接カプセル化文書21から他のコンピュータ1′に転送するようにOS31に指示しても良い。また、転送先はコンピュータ1上の二次記憶装置上に転送して、他のコンピュータ1′のOS31′に読み出し、起動を指示しても良いし、直接メモリ上に転送しても良い。
このようにして転送、起動された機能モジュール23c′は、図8で説明したように機能モジュール間でネットワーク7を通じて情報を送受信できる。このように異なるコンピュータ1,1′間で情報をやり取りして動作するためには、異なるコンピュータ1,1′で独立して動作する必要があるので、各機能モジュールは独立したプロセスで動作する必要がある。
つまり、本実施の形態の特徴は、独立したプロセスとして動作し、情報を送受信することで協調して動作する複数の機能モジュールのプログラムコードを一つのカプセル化文書21としてカプセル化し、カプセル化文書21をユーザが起動を指示した場合にコンピュータ1によって複数の機能モジュールが起動、動作し、カプセル化文書21内のコンテンツ情報を表示させ、このとき、各機能モジュール間はネットワークプロトコルを使って通信することで相互に情報を伝達できるようにしたことである。
また、独立したプロセスで動作し、ネットワークプロトコルにより情報を送受信することで、各機能モジュールは複数のコンピュータ1,1′,…に分散して相互に協調して動作することが可能となる。
つまり、文書を構成するコンテンツ情報ファイル22とそれを表示させる等の機能モジュールのプログラムコードファイル23とを一体にカプセル化することで容易に文書管理すると共に、実行時には複数のコンピュータ1,1′,…に分散して動作可能とすることでより柔軟な動作が可能となる。
前述したように、カプセル化文書21は、複数のコンピュータ1,1′間での情報送受信機能を有する。そこで、本実施の形態では、そのようなカプセル化文書21の情報送受信機能を利用し、サーバコンピュータとして機能する情報処理装置としてのサーバ101において、複数のコンピュータ1,1′間で実行されたカプセル化文書21を会議資料としての会議の議事録501の作成について説明する。このような議事録501は、一例として、サーバ101において作成される。
図10は、サーバ101の機能ブロック図である。サーバ101のハードウェア構成は、一般的又は標準的なパーソナルコンピュータのハードウェアの構成と同様であので、その説明は省略する。そこで、サーバ101は、例えばHDD5に格納されたコンピュータ読み取り可能なプログラムに従い、各種の機能を実行可能である。図10に例示する機能ブロック図は、そのようなサーバ101が有する各種の機能を示している。
サーバ101は、図10に示すように、カプセル化文書21が発信する情報を受信する情報取得手段102、受信した情報を記録する情報記録手段103、文書の保管先情報を取得する文書保管先情報設定手段104、文書保管先情報に基づいて文書を取得する文書取得手段105、記録した情報と取得した文書から簡易的な議事録501を作成する議事録作成手段106、作成した議事録501を表示する議事録表示手段107からなる。なお、基本的には、情報を受信する情報取得手段102及び情報記録手段103とその他の手段104〜107とは、それぞれ別のサーバ構成にすることができるが、ここでは、一つにまとめて説明する。また、後述するが、議事録501の作成等に関しては、情報処理装置として機能するクライアントとなるコンピュータ1でも実行可能である。
図11は、サーバ101とカプセル化文書21とのネットワーク接続関係を例示する模式図である。サーバ101は、図11に示すように、例えば、文書A、文書B、文書Cというカプセル化文書21がそれぞれやり取りするデータを受信するために、ネットワーク7に接続されている。
まず、情報取得手段102について説明する。各文書A、B、Cでは、ページめくりや加筆などのイベント発生時に、その操作情報を他の文書A、B、Cに通知する。この際、各マシン上で起動しているカプセル化文書21には、情報の宛先として、サーバのIPアドレスも設定されている。これは、カプセル化文書21を会議資料として会議を実行中のユーザ側にサーバ101の情報を設定させるのは煩雑であるので、予め、カプセル化文書21にサーバ101のIPアドレスなどを設定して配布しているものである。このような設定をすることにより、各カプセル化文書21が発信する情報がサーバ101に通知される。あるいは、同じサブネット内で使用することが前提であれば、サーバのIPアドレスを設定することなく、ブロードキャストによっても、各カプセル化文書21が発信する情報がサーバ101に通知される。
次いで、情報記録手段103として、サーバ101は、各カプセル化文書21から発信された情報を図示しない記憶領域に記録する。
図12は、カプセル化文書21がサーバ101に発信する情報を例示する模式図である。カプセル化文書21がサーバ101に発信する情報は、図12に示すように、シーケンシャルナンバー、文書ID、送信時刻、ユーザID、ユーザによる操作情報等である(図12)。本実施の形態では、このようなカプセル化文書21がサーバ101に発信する情報をイベント情報と呼ぶ。
サーバ101側では、受信したイベント情報を文書ID別に記録する。文書IDは、コンテンツ情報ファイル22に含まれている文書のコンテンツが異なれば異なる文書IDが振られることになっている。したがって、サーバ101は、受信したイベント情報を文書ID別に記録することで、受信した情報が同一のコンテンツ情報ファイル22を有する同一のカプセル化文書21からの送信であるか否かを判断することができる。これにより、異なるコンテンツ情報ファイル22を含む複数のカプセル化文書21が同時に起動された場合、サーバ101では、文書ID毎に分類して受信したイベント情報を記録していく。
図13は、異なるコンテンツ情報ファイル22を含む複数のカプセル化文書21が同時に起動されている状態を例示する模式図である。図13に示す例では、サーバ101は、文書ID=3のカプセル化文書21と文書ID=5のカプセル化文書21とからそれぞれ発信されるイベント情報を受信するが、それらのイベント情報を文書ID毎に区別することができ、そして、文書ID毎に区別して記録する。より詳細には、図13においては、文書ID=3のカプセル化文書21がmasami、koide、haseによって起動されており、文書ID=7のカプセル化文書21がtake、fumiによって起動されている状態が示されている。この場合、サーバ101は、図14に示すように、文書IDが異なるイベント情報を順番に受信していくが、その受信したイベント情報の記録に際しては、図15(a)、(b)に示すように、文書ID別に記録していく。
次いで、文書保管先情報設定手段104について説明する。カプセル化文書21間のやり取りにより発生するイベント情報送信処理の終了後、カプセル化文書21を会議資料として使用しているクライアントとして機能するコンピュータ1は、サーバ101に会議資料として使用していたカプセル化文書21を送信する。カプセル化文書21は、予めサーバ101に送信しておいてもよいが、その場合は、終了コードをサーバ101に送信し、カプセル化文書21間でのやりとりが終了したことをサーバ101に通知する。通知を受けたサーバ101は、該当するカプセル化文書21の保管先情報を設定する。設定した保管先情報は、一例として、カプセル化文書210に記憶することができる。
なお、クライアントとして機能するコンピュータ1は、カプセル化文書21の保管先情報が設定された後は、カプセル化文書21自体をサーバ101に送信するのではなく、カプセル化文書21の保管先情報をサーバ101に通知してもよい。
次いで、文書取得手段105及び議事録作成手段106について説明する。サーバ101は、カプセル化文書21の保管先情報からカプセル化文書21を取得することができる。そこで、サーバ101は、クライアントとして機能するコンピュータ1から受信したカプセル化文書21又はクライアントとして機能するコンピュータ1から受信したカプセル化文書21の保管先情報に基づいて取得したカプセル化文書21と、前述した情報記録手段103によって記録したイベント情報とに基づいて、簡易的な議事録501を作成する。つまり、受信又は取得したカプセル化文書21と同じ文書IDを有するイベント情報の記録から、議事録501を生成するための図16に例示するようなXML文書を生成する。このXML文書は、サーバ101やクライアントとして機能するコンピュータ1において解釈可能な形式になっており、そのXML文書に基づいてカプセル化文書21を利用して行われた会議の進行状況を記録した議事録501の再生を行うことができるようになっている。
図16中、<record id>と記述されているid属性は、文書IDを表している。<event time>と記述されているtime属性は、そのイベント情報が発信された時刻(単なる8bytesの数値でもよい)を表している。<user>として記述されているuser属性は、イベント情報を発信したカプセル化文書21のユーザIDを表している。<data>と記述されているdata属性は、そのイベント情報の内容を表している。また、ここでは、サーバ101やクライアントとして機能するコンピュータ1においてXML文書が解釈可能であることを前提として話を進めたが、実施に際しては、カプセル化文書21が含んでいる機能モジュールのプログラムコードファイル23として、そのXML文書を解析し、カプセル化文書21上でイベント情報を再生可能にするような機能モジュールのプログラムコードファイル23を含ませてもよい。
次いで、議事録表示手段107について説明する。図17は、議事録501の一例を示す模式図である。議事録作成手段106は、受信又は取得したカプセル化文書21及び記録したイベント情報から、図17に例示するような形式で表示される簡易的な議事録501を作成する。この議事録501には、議事録フレーム502の枠内に、ユーザ指定チェックボックス503、開催日504、コンテンツ表示パネル505、及び記録再生制御ボタン506が配列されている。記録再生制御ボタン506は、再生ボタン506a、ストップボタン506b、早送りボタン506c、巻き戻しボタン506d、ポーズボタン506eを含んでいる。
ユーザ指定チェックボックス503は、図16に例示するXML文書を解析して出てくるユーザ名だけ表示する。
開催日504は、図16に例示するXML文書の最初の記録データから取得する。
コンテンツ表示パネル505には、受信したカプセル化文書21のコンテンツを表示する。
記録再生制御ボタン506は、コンテンツ表示パネル505に表示されたコンテンツに対する再生制御等の実行を指示する。例えば、再生ボタン506aをクリックすると、図16に例示するXML文書に記録されている通りの時間でイベント情報が再生される。つまり、図16に例示するXML文書を例に挙げると、ページ1が表示され、次にページ2が表示され、image.jpg画像が表示され、加筆がされる、という具合である。実際には、そのままの時間で再生するのは時間的に冗長であるので、早送りで再生するのがよい。また、イベント情報毎に決まった間隔で再生してもよい。
この際、ユーザ指定チェックボックス503において、記録再生をしたいユーザだけチェックすることにより、そのユーザによって生じたイベント情報だけを再生することができる。つまり、ユーザ指定チェックボックス503での操作により、再生する内容を制御することができる。一例として、図17中の“masami”だけチェックすれば、masamiが起こしたイベント情報のみが再生される(表示変更手段)。
このようなインタラクティブなコンテンツは、一例として、アプレットを使うことによって実現することができ、ブラウザを用いて閲覧することができる。また、サーバ101は、複数のカプセル化文書21を同時に記録できるので、図18に示すような議事録一覧をクライアントとしての機能するコンピュータ1に表示可能にすると便利である。
図19は、以上説明したような議事録作成表示処理の流れを示すフローチャートである。サーバ101は、イベント情報の待ち受け状態から(ステップS101)、カプセル化文書21が発信するイベント情報を受信し(ステップS102)、これを図示しない記憶領域に記録する(ステップS103)。カプセル化文書21から終了情報を受信するまで(ステップS104のY)、この処理を繰り返す。終了情報を受信したら(ステップS104のY)、文書保管先情報の設定処理に入り、クライアントとして機能するコンピュータ1から送られてくるカプセル化文書21を受信するか保管先からカプセル化文書21を取得するかして(ステップS105)、サーバ101が記録したイベント情報と共に簡易的な議事録501を作成し(ステップS106)、作成した議事録501を公開する(ステップS107)。
次いで、議事録501へのアクセス権を設定するアクセス権設定手段について説明する。議事録501というものは、基本的には機密性が必要なものである。したがって、その表示に際して、本実施の形態では、アクセス権を設定する。
例えば、図20に示すように、通信機能付きのカプセル化文書21が送信するイベント情報の中に、文書ID、ユーザID、パスワード、電子メールアドレス等を含め、これらの情報をカプセル化文書21の起動時等にサーバ101に送信する。この場合、平文のまま送信するのはセキュリティ上問題があるので、暗号化して送信するのが望ましい。
図20に例示するような情報を受信したサーバ101では、図21に例示するようなリストを得る。図21は、文書ID=3であるカプセル化文書21のアクセスコントロールリストになり、ユーザがアクセスしてくると、ユーザIDとパスワードとを要求するダイアログをユーザが使用するクライアントコンピュータ1に表示する。サーバ101は、文書ID毎に、前述したようなアクセスコントロールリストを持っているので、ダイアログに対してリストにあるセットが入力されれば、データをアクセスしてきたユーザに対して表示し、リストにないセットが入力されれば、何回かの再試行の後、アクセスを拒否する(入力受付手段)。
上記の文書ID、ユーザID(ユーザ名)については、自動的に取得して設定が可能であるのに対して、パスワード及び電子メールアドレス、場合によってはユーザIDも含めて、カプセル化文書21の起動時にダイアログとして出してユーザに入力を促す必要がある。
また、図20、図21に示すリストから明らかなように、サーバ101は、電子メールアドレスの情報も併せて取得している。したがって、この取得した電子メールアドレスを使って、議事録501の回覧や配布を行うことができる。例えば、議事録501の作成後に図21のリストをチェックし、各電子メールアドレスに議事録501を添付して送信したり、議事録501へのURLを記述して各電子メールアドレスに送信したりすることにより、各ユーザに対して議事録501を確実に配布することができる(通知手段)。
このように、アクセス権設定手段によって議事録501へのアクセス権を設定した場合にも、議事録表示手段107は図17に例示するような議事録501の表示を可能とする。この際、前述したように、ユーザ指定チェックボックス503において、記録再生をしたいユーザだけチェックすることにより、そのユーザによって生じたイベント情報だけを再生することができる。つまり、ユーザ指定チェックボックス503での操作により、再生する内容を制御することができる。一例として、図17中の“masami”だけチェックすれば、masamiが起こしたイベント情報のみが再生される(表示変更手段)。
以上説明した議事録501に対するアクセス権設定手法では、カプセル化文書21を会議資料として同時に閲覧した者、換言すると会議に参加した者しか議事録501を閲覧することができないかのようである。これに対して、会議資料は、通常、欠席者に関しても予め配布されているものであることから、最初から欠席が分かっているユーザは、予め会議資料となるカプセル化文書21を起動し、上記のようにユーザID及びパスワード等のようなデータを入力すればよい。また、急に出席できなくなった場合にも、後から会議文書となるカプセル化文書21を起動し、ユーザID及びパスワード等のようなデータを入力することで、サーバ101上では新たなアクセス権が設定される。つまり、会議資料さえ持っていれば、議事録501に関しても閲覧が可能になるということである。
また、通信機能を有するカプセル化文書21に対し、サーバ101の状態を取得する機能を設けることにより、例えば会議進行中に、「サーバ○○で記録中です。」などと表示させるようにすると、ユーザは本当に記録されているのかどうか不安になることがなくなる。このようなユーザへの通知処理を実行するために、一例として、カプセル化文書21の機能モジュールのプログラムコードファイル23として、サーバ101に対してその動作状態を問い合わせるサーバ情報取得機能モジュールと、サーバ101から受信したその動作状態をクライアントとなるコンピュータ1に通知する通知機能モジュールと、を設ける。これにより、カプセル化文書21は、サーバ101に対してその動作状態を問い合わせ、サーバ101から受信したその動作状態をクライアントとなるコンピュータ1に通知するため、クライアントコンピュータ1を使用するユーザにサーバ101の状態を知らせることができる。
以上、サーバ101で議事録501を作成する手法について述べた。これに対して、前述したように、カプセル化文書21を有しているクライアントコンピュータ1でも議事録501を作成することが可能である。そのための手法の一例として、クライアントコンピュータ1からサーバ101に対して、記録したイベント情報取得要求を出す。すると、サーバ101はユーザIDとパスワードとの入力を求めるダイアログをクライアントコンピュータ1に表示させる。ユーザがユーザIDとパスワードとを入力して送信すると、サーバ101は、アクセス権の有無を判断し、アクセス権があれば、クライアントコンピュータ1に対して記録情報、例えば図16に例示したXML文書を送信する。つまり、サーバ101は、議事録501に対するアクセス権があるユーザからのイベント情報の送信要求を受け付け(要求受付手段)、イベント情報の送信要求を送信したユーザに対して情報記録手段によって記録したイベント情報を送信する(記録情報送信手段)。こうして、クライアント側では、サーバ101から送信されXML文書等の記録情報と、自身が持っている会議資料であるカプセル化文書21とを用いて、簡易的な議事録501を作成することができる。
また、クライアントとして機能するコンピュータ1で議事録501を作成するのではなく、例えば、イベント情報記録用のサーバ101とは別の、会議資料に使用したカプセル化文書21を保管するサーバ101において議事録501を作成することも可能である。つまり、この場合には、イベント情報記録用のサーバ101と会議資料に使用したカプセル化文書21を保管するサーバ101とが分離されていることが前提となる。このような前提の下、文書を保管するサーバ101は、ユーザからの要求を受け付けると(要求受付手段)、情報記録サーバ101に問い合わせを行い、問い合わせを受けた情報記録サーバ101は、文書保管サーバ101に対して所望の文書IDに関する例えば図16に例示したXML文書等の情報を文書保管サーバ101に対して送信する(記録情報送信手段)。文書保管サーバ101は、受信した情報に基づいて議事録501を作成し、ユーザに提供する。議事録501や保管文書に関するアクセス権は、既に述べたような方法で設定しておき、ユーザがアクセスしてきたときに、ダイアログを出すなどして認証を行うことが可能である。
また、議事録501の表示に関しては、Webサーバ101を別に設けるか、もしくは既存のWebサーバ101を利用するなどして、そのWebサーバ101に作成した議事録501を配置するようにしてもよい。つまり、前述した記録サーバ101や文書保管サーバ101がWebサーバ101になってもよいが、Webサーバ101は一般的に相当の台数が起動しているので、そこに議事録501を配置して公開することにより、現有資源を有効に扱える可能性がある。
さらに、同じ文書を用いて複数回会議を行うことも考えられる。この場合、記録サーバ101の側で、その回ごとに例えば図16に例示するXML文書を作成する。つまり、3回同じ文書で会議を行うと、3つのXML文書が生成されることになる。ユーザが各回の議事録501を要求すれば、サーバ101は各回のXML文書を利用して議事録501を作成し、ユーザがすべての回をまとめた議事録501を要求すれば、3回分のXML文書を統合してそれを議事録501の作成に際して利用することも可能である。この場合、図18に例示したような議事録一覧を表示する際に、3回分の議事録501がある旨を明記しておき、チェックボックス等で必要な回数分だけ議事録501を作成できるようにしてもよい。このような処理は、例えば、JSP(Java Server Pages)で一覧表示を作成し、バックグランドでServletなどに一連の処理を行わせるようにすることで、容易に実現できる。また、図17に例示するようなインタラクティブなコンテンツ表示は、アプレットを使用することが実現可能であることを述べたが、アプレットにJSPやServletなどと組み合わせてもよい(Javaは登録商標)。
次に、情報を受信し記録する機能を有するカプセル化文書21をサーバ101で起動し、他のカプセル化文書21からの情報を受信することにより簡易的な議事録501を作成する方法について述べる。
サーバ101の機能ブロック構成は、図22に示すように、記録機能を有するカプセル化文書21を受信する文書受信手段151、受信した文書を起動する文書起動手段152、受信した情報を用いて簡易的な議事録501を作成する手段153、及び作成した議事録501を表示する議事録表示手段154からなる。図23に処理の流れを示すように、文書待ち受け状態から(ステップS201)、文書受信手段151により記録機能を有するカプセル化文書21を受信すると(ステップS202)、再び文書待ち受けに戻って新たなカプセル化文書21の待ち受けを行う(ステップS201)。この際、別プロセスでは、文書起動手段152により、受信したカプセル化文書21を起動し(ステップS203)、他のカプセル化文書21から送信されるイベント情報を受信する(ステップS204)。送信される情報としては、例えば図12に例示したような情報である。
そして、終了情報が送られるまでイベント情報の受信とその記録とが行われ(ステップS204、205)、終了情報を受信すると(ステップS205のY)、カプセル化文書21を閉じ、議事録501を作成し(ステップS206)、作成した議事録501を公開する(ステップS207)。
この一例においては、議事録501の公開が最後になっているが、最後にするのではなく、文書を受信した時点から文書の状態を公開し、適宜記録を振り返ることができるようにすることも可能である。議事録501に関するアクセス権の設定は、前述した処理と異なる点がないためその説明を省略するが、議事録501に関するアクセス権を容易に設定することが可能である。また、議事録501の配布、議事録501の作成方法に関しても、既に述べたように、容易に実現可能である。
次に、情報を受信し記録する機能を有するカプセル化文書21を用いてクライアント側で記録を取ったあと、そのカプセル化文書21をサーバ101にアップロードして議事録501の公開を行う手法について述べる。
サーバ101の構成は、図24に示すように、通信情報が記録されたカプセル化文書21を受信する文書受信手段161、受信したカプセル化文書21からパブリックなイベント情報を抽出する情報抽出手段162、受信したカプセル化文書21と抽出したイベント情報とに基づいて簡易的な議事録501を作成する議事録作成手段163、及びその議事録501を表示、公開する議事録表示手段164からなる。
図25に示すように、サーバ101は、カプセル化文書21の待ち受け状態(ステップS301)からカプセル化文書21を受信すると(ステップS302)、次のカプセル化文書21の待ち受けにリターンする(ステップS301)。この際、別プロセスでは、カプセル化文書21からパブリックなイベント情報を抽出し(ステップS303)、簡易的な議事録501の作成と(ステップS304)公開と(ステップS305)を行う。ここで言うところの「パブリックなイベント情報」というのは、個人的に加筆したものであるとか、ある特定の人とのやりとりにおいて起きたイベントなどとは異なり、同一のカプセル化文書21を閲覧している会議の参加者全員に向けて送受信されたイベント情報である。したがって、記録される情報の属性には、そういった、パブリックやローカルなどの識別子が付与され、サーバ101側でもそれを解釈する機能が要求される。
議事録501に関するアクセス権の設定は、既に述べたとおりであり、この例でも容易にアクセス権の設定が可能である。また、議事録501の配布、議事録501の作成方法に関しても、既に述べたように、容易に実現可能である。
次に、議事録作成機能付きのカプセル化文書21について述べる。図26は、例えばクライアントとして機能するコンピュータ1において閲覧されているカプセル化文書21中のコンテンツ情報ファイル22である。この実施の形態では、カプセル化文書21それ自体に議事録作成機能を設けるために、図26に例示するように、議事録作成ボタン601を出現させる。そして、ユーザがその議事録作成ボタン601をクリックすると、カプセル化文書21が記録したイベント情報からパブリックな情報を抽出し、コンテンツ情報ファイル22と共に議事録501を作成する。そのために要求されるカプセル化文書21のデータ構造として、カプセル化文書21は、その機能モジュールのプログラムコードファイル23が、コンテンツ情報ファイル22に対する操作がなされた場合にその操作内容を特定する操作情報を操作時刻情報と対応付けたイベント情報を取得する情報取得機能モジュールと、コンテンツ情報ファイル22に取得したイベント情報を付加して議事録501を作成する議事録作成機能モジュールと、を記述している。
このようなカプセル化文書21では、アクセス権も既に述べたような手法で設定でき、電子メールアドレス情報を利用することで、作成した議事録501の配布も可能である。
本発明の一実施の形態のパーソナルコンピュータを示すハードウェア構成図である。 OSの役割の概要を示す模式図である。 カプセル化文書21のデータ構造の基本例を示す模式図である。 より実際的なカプセル化文書21のデータ構造の基本例を示す模式図である。 その閲覧処理例を示す概略フローチャートである。 その処理の流れを判りやすく示す模式図である。 同一コンピュータ内でネットワークプロトコルを利用した送受信の様子を示す模式図である。 同一コンピュータ内でネットワークプロトコルを利用した送受信の様子を示す模式図である。 他のコンピュータに機能モジュールを転送して動作させる場合の様子を示す模式図である。 情報処理装置(サーバ)の機能ブロック図である。 情報処理装置(サーバ)と電子文書(カプセル化文書)とのネットワーク接続関係を例示する模式図である。 電子文書(カプセル化文書)が情報処理装置(サーバ)に発信する情報を例示する模式図である。 異なるコンテンツ情報ファイルを含む複数の電子文書(カプセル化文書)が同時に起動されている状態を例示する模式図である。 情報処理装置(サーバ)におけるイベント情報の受信順序を例示する模式図である。 情報処理装置(サーバ)におけるイベント情報の記録状態を例示する模式図である。 議事録を生成するためのXML文書を例示する模式図である。 議事録の一例を示す模式図である。 議事録一覧を例示する模式図である。 議事録の作成表示処理の流れを示すフローチャートである。 電子文書(カプセル化文書)が情報処理装置(サーバ)に発信する情報を例示する模式図である。 情報処理装置(サーバ)におけるパスワード等の記録状態を例示する模式図である。 情報処理装置(サーバ)の機能ブロック図である。 議事録の作成表示処理の流れを示すフローチャートである。 情報処理装置(サーバ)の機能ブロック図である。 議事録の作成表示処理の流れを示すフローチャートである。 閲覧されているカプセル化文書中のコンテンツ情報を例示する模式図である。
符号の説明
1 コンピュータ
7 ネットワーク
21 電子文書(カプセル化文書)
22 コンテンツ情報ファイル
23 プログラムコードファイル
102 情報取得手段
103 情報記録手段
104 文書保管先情報設定手段
105 文書取得手段
106 議事録作成手段
107 議事録表示手段
151、161 文書受信手段
152 文書起動手段
153、163 議事録作成手段
154、164 議事録表示手段
162 情報抽出手段
501 議事録

Claims (7)

  1. サーバとなる情報処理装置であって、
    文書上での表現実体となるコンテンツ情報ファイルと、ネットワーク上に接続されたコンピュータにより解釈、実行されて所定の処理を行う複数の機能モジュールを記述するプログラムコードファイルと、が単一の文書としてカプセル化され、前記プログラムコードファイルは、少なくとも、前記コンテンツ情報ファイルに対する操作がなされた場合にその操作内容を特定する操作情報を操作時刻情報と対応付けたイベント情報を送受信するイベント情報送受信機能モジュールを有する、そのようなデータ構造の電子文書に含まれる前記複数の機能モジュールを起動し実行する処理手段を有するクライアントとなる情報処理装置において実行される前記イベント情報送受信機能モジュールの機能により前記クライアントとなる情報処理装置から発信される前記イベント情報を取得する情報取得手段と、
    前記情報取得手段が取得した前記イベント情報を記憶領域に記録する情報記録手段と、
    前記電子文書またはその保管先情報を取得し前記電子文書の保管先情報を設定する文書保管先情報設定手段と、
    前記文書保管先情報設定手段によって設定された保管先情報に基づいて前記電子文書を取得する文書取得手段と、
    前記文書取得手段により取得した電子文書中の前記コンテンツ情報ファイルに前記情報記録手段により記録した前記イベント情報を付加して議事録を作成する議事録作成手段と、
    を有することを特徴とするサーバとなる情報処理装置。
  2. 記議事録を公開可能とする議事録公開手段をさらに有することを特徴とする請求項記載のサーバとなる情報処理装置。
  3. 記議事録へのアクセス権を設定するアクセス権設定手段をさらに有することを特徴とする請求項1又は2記載のサーバとなる情報処理装置。
  4. 記アクセス権設定手段によって設定されたアクセス権情報に基づいて、アクセス権のあるユーザに対して前記議事録又は前記議事録へのURLを通知、回覧する通知手段をさらに有することを特徴とする請求項記載のサーバとなる情報処理装置。
  5. 記議事録に対するアクセス権があるユーザからの入力を受け付ける入力受付手段と、
    前記入力受付手段からの入力に応じて前記議事録の表示の仕方を変更する表示変更手段と、
    をさらに有することを特徴とする請求項記載のサーバとなる情報処理装置。
  6. 記議事録に対するアクセス権があるユーザからの前記イベント情報の送信要求を受け付ける要求受付手段と、
    前記イベント情報の送信要求を送信したユーザに対して前記情報記録手段によって記録した前記イベント情報を送信する記録情報送信手段と、
    をさらに有することを特徴とする請求項記載のサーバとなる情報処理装置。
  7. サーバとなる情報処理装置であって、
    文書上での表現実体となるコンテンツ情報ファイルと、ネットワーク上に接続されたコンピュータにより解釈、実行されて所定の処理を行う複数の機能モジュールを記述するプログラムコードファイルと、が単一の文書としてカプセル化され、前記プログラムコードファイルは、少なくとも、イベント情報を受信し受信したイベント情報を記録する情報受信記録機能モジュールを有する、そのようなデータ構造の電子文書に含まれる前記複数の機能モジュールを起動し実行する処理手段を有するクライアントとなる情報処理装置から、前記コンテンツ情報ファイルに対する操作がなされた場合にその操作内容を特定する操作情報を操作時刻情報と対応付けた前記イベント情報と該イベント情報が会議の参加者全員に向けて送受信されたイベント情報であるか否かの判別を可能とする識別子とからなる通信情報が記録された前記電子文書を受信する文書受信手段と、
    前記文書受信手段により受信した前記電子文書の記録情報から、前記識別子を基に会議の参加者全員に向けて送受信されたイベント情報のみを抽出する情報抽出手段と、
    前記文書受信手段により受信した前記電子文書および前記情報抽出手段により抽出した前記イベント情報をもとに議事録を作成する議事録作成手段と、
    前記議事録作成手段により作成した議事録を公開する議事録公開手段と、
    を有することを特徴とするサーバとなる情報処理装置。
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