JP4345408B2 - 燃料電池用の冷却系配管 - Google Patents

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本発明は、固体型燃料電池の冷却系回路に使用される燃料電池用の冷却系配管に関する。
従来、自動車などに搭載される固体型燃料電池は、発電効率を高めるために80℃前後に温度調節することが求められており、冷却液を循環させることにより水冷を行なっている。こうした冷却系配管は、ステンレス製パイプに、耐振動性を考慮してゴムホースを接続することにより構成している。ステンレス製パイプは、エチレングリコールを主成分とする冷却液(LLC)に対する耐性を有している。
しかし、燃料電池用の冷却系配管では、ゴムホースを構成するゴム加硫物の内部に存在する電解質成分(イオンなど)が冷却液中に徐々に溶出するため、冷却液の導電性が徐々に上昇する。そのため、冷却液に電気が流れ易くなり、ホース内面の電気劣化性を促進したり、燃料電池システムの制御に不具合を生じたりするという問題があった。
こうした問題に対処するために、ゴムホースとして、ZnOを加硫系に存在させることなく、過酸化物を用いて加硫することにより体積抵抗値が10Ωcm以上とするゴム材料で形成する技術が知られている(特許文献1)。また、他の技術として、ホース内部に存在する電解質成分を予め溶媒により抽出した配管も知られているが、予め溶出処理が面倒であり、コストアップとなる(特許文献2)。
また、冷却水に溶出されるイオン成分を低減するために、配管系統にイオン交換フィルタなどを配設するなどして対処しているが、イオン溶出量が多くなるとイオン交換フィルタの頻繁な交換を必要とし、メンテナンスが面倒である。
さらに、このようにゴムホースから溶出されるイオン量を低減するとともに、重くかつ高価なステンレス製パイプの代わりに、配管全体の樹脂化が検討されている。
特開平10−19173号公報 特開平2001−371945号公報
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、軽量化およびコストダウンを図るとともに、冷却液へのイオンの溶出量を低減した燃料電池用の冷却系配管を提供することを目的とする。
上記課題を解決するためになされた本発明は、
燃料電池に対して冷却液を循環させる回路に使用される燃料電池用冷却系配管において、
樹脂パイプと、ゴムホースと、上記樹脂パイプと上記ゴムホースとを接続し樹脂による射出成形により形成された接続部と、を備え、
上記接続部は、該接続部の外周部の一端部に3列または4列突設された環状突起と、該接続部の外周部の他端部に突設された抜止突起とを備え、ガラス繊維を含有したポリアミド樹脂からなる材料で形成され、
上記樹脂パイプは、該樹脂パイプの接続端が上記環状突起を押圧するように上記接続部の一端部に圧入することで上記接続部に接続され、
上記ゴムホースは該ゴムホースの接続端を上記接続部の他端部に上記抜止突起を乗り越えた状態で挿入し、該接続端の外周部をクランプで止めることで接続部に接続され、
上記冷却液に対するイオン溶出量は、80℃×168時間の条件下で10μmS/cm以下としたこと、を特徴とする。

本発明による冷却用配管によれば、ステンレス製のパイプの代わりに、樹脂パイプおよび接続部を用いることにより、軽量化および低コスト化を実現することができる。
また、冷却用配管によれば、イオン溶出量を所定以下に抑えることができるから、燃料電池に悪影響を与える迷走電流(漏電)の防止を図ることができ、また、イオンの溶出量の増大に伴うイオン交換器の劣化を防止し、メンテナンスを容易にすることができる。
なお、上記作用を高めるには、イオン溶出量は、冷却液(LLC)の劣化に伴うイオン増加と合わせて、80℃×168時間の条件下で20μS/cm以下とすることが好ましい。
ここで、ゴムホースの好適な態様は、冷却液に接触する内層の体積抵抗率が1010Ω・cm以上のゴム加硫物で形成する構成をとることができる。このような加硫物は、補強用充填剤として添加しているカーボンブラックを減らし、白色充填剤を増加させることにより得られる。
また、接続部の好適な態様として、ポリアミド樹脂からなり、熱安定化剤が0.01重量%以下とする構成をとり、また、着色する場合には、無機顔料、例えばカーボンブラックを用いることが好ましく、この添加量を1重量%以下とすることが好ましい。これは、熱安定化剤や有機染料は、冷却水へのイオン溶出の要因となる原因物質を含んでいることから、これらをできるだけ除くことが好ましいからである。
次に、本発明の実施の形態にかかる燃料電池用の冷却系配管を実施例に基づき説明する。
A.第1実施例
(1) 燃料電池用の冷却系配管の概略構成
図1は本発明の一実施例にかかる燃料電池用の冷却系配管を示す断面図であり、樹脂パイプとゴムホースとの接続箇所を示している。冷却用配管10は、自動車の燃料電池に対する冷却液、つまりエチレングリコールを主成分とする不凍液(LLC)を循環させる回路に使用され、以下の構成を有する。冷却用配管10は、樹脂パイプ20と、ゴムホース30と、樹脂パイプ20とゴムホース30とを接続し樹脂による射出成形された接続部40とを備えている。接続部40は、その外周部に突設された3列の環状突起40aと、その端部に突設された抜止突起40bを備えている。ここで、内径φが16mm以下の場合には、上述のように3列の環状突起40aとし、内径φが16ミリを越える場合には、4列の環状突起とすることが好ましい。
樹脂パイプ20は、その接続端20aが環状突起40aに圧入されるとともに環状の補強層52を外装することにより接続部40に接続され、一方、ゴムホース30は、その接続端30aが抜止突起40bを乗り越えるとともに、クランプ54により締結されることにより接続部40に接続されている。なお、樹脂パイプ20、ゴムホース30は、流路内径φが5.8〜44mm、肉厚が3.2〜5.5mmに構成することができ、接続部40は、流路内径φが5.8〜44mm、肉厚が3.2〜5.5mmに構成することができる。以下、各部の構成について説明する。
(2) 各部の構成
(2)−1 樹脂パイプ20
図2は図1の2−2線に沿った樹脂パイプ20を示す断面図である。樹脂パイプ20は、内管層22と、外管層24と、内管層22と外管層24との間に介在する中間層26とを備え、これらを共押出成形により一体形成している。すなわち、内管層22は、ポリフェニレンサルファイドまたはその変性物であるポリフェニレンサルファイド(以下、PPS樹脂と略称する)を用いたバリア層であり、エチレングリコールを主成分とする冷却液に浸漬した場合において、168時間後の電気伝導率が10μS/cm以下になるように形成されている。外管層24は、樹脂パイプ20の機械的強度を与える層であり、ポリアミド樹脂を用いている。また、中間層26は、PPS樹脂とポリアミド樹脂とを混合した材料を用いている。この構成により、内管層22は、中間層26との界面付近で両層のPPS樹脂が融合することにより接着し、また外管層24は、中間層26のポリアミド樹脂が融合することにより接着する。よって、各層の界面で各層に含まれている樹脂材料が融合接着することから接着強度も高く、剥離することもないから、自動車などの冷却系水系の回路に好適に適用することができる。
(2)−2 ゴムホース30
図3は図2の3−3線に沿ったゴムホース30を示す断面図である。ゴムホース30は、内管層32と、内管層32の外周面に積層される外管層34と、内管層32と外管層34とに介在する補強層36とを備えている。内管層32および外管層34は、冷却液に浸漬した場合における168時間後の電気伝導率が10μS/cm以下になるように形成されている。
こうしたゴム材料は、上述の電気伝導率の範囲に収まるために、以下の材料および処理がとられている。
内管層32および外管層34は、体積抵抗率(JIS K 6911)が1010Ω・cm以上、望ましくは1012Ω・cm以上、さらに望ましくは、1014Ω・cm以上のゴム加硫物で形成する。
ゴム加硫物は、エチレン−αオレフィン形共重合体(EOR)を全部または主体とする原料ゴムの過酸化物加硫系ゴム配合物を加硫したものを用いる。過酸化物加硫系とすることにより、加硫促進剤なしで加硫を行なうことができるため、イオウ加硫で形成したゴム加硫物に比べて、格段に冷却液へのイオン溶出量を低減させることができるからである。
加硫剤としては、ジクミルパーオキサイド(DCP)、2,5−ジメチル−2,5−ビス(t−ブチルパーオキラヘキサン)などの汎用の加硫剤を使用することができる。
ゴムホース30は、補強用充填剤として、カーボンブラックとともに白色充填剤を含む。すなわち、白色充填剤の配合量が約22重量%以下であることが望ましい。白色充填剤を充填することにより、押出加工性が改善されるとともに、相対的にカーボンブラックの配合量を低下させてゴムホース30の体積抵抗率を大きくすることが容易になる。このようなゴム加硫物によれば、イオンの溶出量を低減し、従来に比べて電流が格段に流れ難くすることができる。
(2)−3 接続部40
図1に戻り、接続部40は、樹脂パイプ20とゴムホース30とを接続する部材であり、樹脂による射出成形により形成されている。接続部40は、樹脂パイプ20とゴムホース30とを接続した状態における形状保持性を有する必要から、機械的強度の大きい樹脂材料、例えば、ポリアミド樹脂(PA−6、PA−66)などに、ガラス繊維を含有して、120℃程度までの耐圧性を有する材料で形成されている。
また、接続部40は、その樹脂材料にイオン溶出を低減するために、以下の組成がとられている。すなわち、ヨウ化銅などの熱安定化剤は、高温環境下で使用される場合において、機械的強度を維持する必要性から添加されるが、燃料電池に使用される雰囲気は、100℃以下で樹脂部材の形状の変化量が大きくない。一方、熱安定化剤は、冷却液に晒されると、イオン溶出の原因物質となる。このような事実に鑑み、燃料電池に使用される100℃以下の雰囲気においては、接続部40の熱劣化が大きくないから、イオン溶出の原因となる熱安定化剤を添加しないか、0.01重量%以下とする。
また、接続部40に着色する場合には、無機顔料としてカーボンブラックを0.1〜1重量%添加する。樹脂部品で外観(表面平滑性)を要求される部材を着色する場合には、有機染料が添加されるが、有機染料は、イオンの溶出量を増大する原因物質となる。よって、着色剤として、イオン溶出の要因とならないカーボンブラックを用いる。
(3) 冷却用配管10のイオン溶出量
次に、冷却用配管10を流れる冷却液に対するイオン溶出量について説明する。図4ないし図6は、樹脂パイプ20、ゴムホース30および接続部40の各部材におけるイオン溶出量の経時変化をそれぞれ示すグラフである。ここで、イオン溶出量は、電気伝導率と比例することから、電気伝導率により測定している。なお、樹脂パイプ20およびゴムホース30はそれらの内径φを30mmとした。
図4におけるグラフは、樹脂パイプ20に80℃の冷却液を封入して、電気伝導率を測定することにより得られた。ここで、冷却液自体も、劣化によりイオンを溶出し、つまり、冷却液をステンレス管に封入した場合にもイオンを溶出し、このときの電気伝導率は、約10μS/cmで、これがバックグランドとなる。よって、樹脂パイプ20から溶出されるイオンが起因となる電気伝導率は、バックグランドとの差分で表わされる。ここで、168時間を経過した後は、電気伝導率の増加が少なくなり、安定することから、168時間経過後の電気伝導率を指標とした。すなわち、図4に示すように冷却液の168時間後の電気伝導率が13〜15μS/cmであることから、樹脂パイプ20に起因する電気伝導率は、3〜5μS/cmであり、10μS/cm以下とすることができた。
図5において、樹脂パイプ20と同様に、ゴムホース30についても、冷却液の電気伝導率は、12〜13μS/cmであり、ゴムホース30から溶出されるイオンが起因となる電気伝導率が2〜3μS/cmであり、10μS/cm以下とすることができた。
図6において、樹脂パイプ20と同様に、接続部40についても、実線で示すように冷却液の電気伝導率が18μS/cmであるから、接続部40から溶出されるイオンが起因となる電気伝導率は、8μS/cmであり、10μS/cm以下とすることができた。なお、比較例として、安定化剤および有機染料を添加した場合の電気伝導率を破線で示す。
(4) 実施例の作用・効果
上記実施例の構成により、上述した効果のほか、以下の効果を奏する。
(4)−1 本実施例による冷却用配管10によれば、ステンレス製のパイプの代わりに、樹脂パイプ20および接続部40を用いることにより、軽量化および低コスト化を実現することができる。
(4)−2 本実施例による冷却用配管10によれば、イオン溶出量を所定以下に抑えることができるから、燃料電池に悪影響を与える迷走電流(漏電)の防止を図ることができ、また、イオン溶出に伴うイオン交換器の劣化を防止し、メンテナンスを容易にすることができる。
B.他の実施例
(1) 樹脂パイプ
図7は他の実施例にかかる樹脂パイプ20Bを示す断面図である。樹脂パイプ20Bは、内管層などに変性したシンジオタクチック−ポリスチレン(以下、変性SPSと略称する)を用いた構成に特徴を有している。すなわち、内管層22Bは、耐LLCの特性を与えるためのバリア層であり、変性SPSから形成されている。ここで、変性SPSとしては、主鎖に直接極性官能基を導入したものや、極性基を導入した第2成分をブレンドすることにより調製することができる。可撓性、加工性の点からゴム状弾性体を10〜30重量%添加したり、耐熱性、機械的強度の点からポリフェニレンエーテル(PPE)樹脂を1〜10重量%添加した組成物が好ましい。ここで、ゴム状弾性体としては、スチレン−ブタジエンブロック共重合体、スチレンーブタジエンースチレンブロック共重合体、スチレンーイソプレンースチレンブロック共重合体およびそれらの水素添加物が好ましく用いられる。また、極性官能基を導入する変性剤としては、無水マレイン酸、アクリル酸エステル、グリシジルメタクリレートなどが好ましく、特に無水マレイン酸が好ましい。
外管層24Bは、変性SPSから形成されている。変性SPSは、内管層22Bと同一の材料を適用することができる。
中間層26Bは、内管層22Bと外管層24Bとを接着する接着層であり、ポリアミドのブレンド材から形成されており、変性SPSに反応接着するものである。ポリアミドとしては、ナイロン6、ナイロン66、ナイロン12等を用いることができる。
内管層22Bおよび外管層24Bは、極性官能基が添加された変性SPSであり、変性SPSは、中間層26Bのポリアミドと反応接着により接合する。よって、内管層22Bおよび外管層24Bは、中間層26Bを介して互いに接着する。これにより、内管層22B、中間層26Bおよび外管層24Bが強固に接着した樹脂パイプ20Bが得られる。
図8は樹脂パイプ20Bに冷却水を通している状態における電気伝導率の経時変化を説明するグラフである。ここで、樹脂パイプ20Bは内径φ30mmのものを用いた。このように形成された樹脂パイプ20Bによっても、冷却液に対する耐性を有し、しかもイオン溶出量を所定範囲内に抑制することができる。
(2) ゴムホース
図8は他の実施例にかかるゴムホース30Bを示す断面図である。ゴムホース30Bは、内管層32Bの内壁にバリア層38Bを備えている構成に特徴を有している。すなわち、内管層32Bの内壁には、PPS樹脂から形成されたバリア層38Bが積層されている。バリア層38Bは、ゴム加硫物で形成された内管層32Bから冷却液へのイオン溶出を防止する作用を果たす。したがって、イオンを加硫剤としたゴム材料を用いても、バリア層38Bによりイオンの溶出を防止することができる。こうしたバリア層38Bは、マンドレル上にPPS樹脂およびゴム材料を共押出し、その後、補強糸を巻回し、さらにゴム材料を押し出すことにより形成することができる。
なお、この発明は上記実施例に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能である。
本発明の一実施例にかかる燃料電池用の冷却系配管を示す断面図である。 図1の2−2線に沿った樹脂パイプを示す断面図である。 図2の3−3線に沿ったゴムホースを示す断面図である。 樹脂パイプに冷却水を通している状態における電気伝導率の経時変化を説明するグラフである。 ゴムホースに冷却水を通している状態における電気伝導率の経時変化を説明するグラフである。 接続部に冷却水を通している状態における電気伝導率の経時変化を説明するグラフである。 他の実施例にかかる樹脂パイプを示す断面図である。 他の実施例にかかる樹脂パイプに冷却水を通している状態における電気伝導率の経時変化を説明するグラフである。 他の実施例にかかるゴムホースを示す断面図である。
符号の説明
10...冷却用配管
20...樹脂パイプ
20B...樹脂パイプ
20a...接続端
22...内管層
22B...内管層
24...外管層
24B...外管層
26...中間層
26B...中間層
30...ゴムホース
30B...ゴムホース
30a...接続端
32...内管層
32B...内管層
34...外管層
36...補強層
38B...バリア層
40...接続部
40a...環状突起
40b...抜止突起
52...補強層
54...クランプ

Claims (4)

  1. 燃料電池に対して冷却液を循環させる回路に使用される燃料電池用冷却系配管において、
    樹脂パイプ(20)と、ゴムホース(30)と、上記樹脂パイプ(20)と上記ゴムホース(30)とを接続し樹脂による射出成形により形成された接続部(40)と、を備え、
    上記接続部(40)は、該接続部(40)の外周部の一端部に3列または4列突設された環状突起(40a)と、該接続部(40)の外周部の他端部に突設された抜止突起(40b)とを備え、ガラス繊維を含有したポリアミド樹脂からなる材料で形成され、
    上記樹脂パイプ(20)は、該樹脂パイプ(20)の接続端(20a)が上記環状突起(40a)を押圧するように上記接続部(40)の一端部に圧入することで上記接続部(40)に接続され、
    上記ゴムホース(30)は該ゴムホース(30)の接続端(30a)を上記接続部(40)の他端部に上記抜止突起(40b)を乗り越えた状態で挿入し、該接続端(30a)の外周部をクランプ(54)で止めることで接続部(40)に接続され、
    上記冷却液に対するイオン溶出量は、80℃×168時間の条件下で10μS/cm以下としたこと、を特徴とする燃料電池用の冷却系配管。
  2. 請求項1に記載の燃料電池用の冷却系配管において、
    上記ゴムホースは、上記冷却液に接触する内層の体積抵抗率が1010Ω・cm以上のゴム加硫物で形成されている燃料電池用の冷却系配管。
  3. 請求項1または請求項2に記載の燃料電池用の冷却系配管において、
    上記接続部は、上記ポリアミド樹脂からなり、熱安定化剤が0.01重量%以下である燃料電池用の冷却系配管。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の燃料電池用の冷却系配管において、
    上記接続部は、上記ポリアミド樹脂からなり、着色用の無機顔料が1重量%以下含有されている燃料電池用の冷却系配管。
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