JP4345231B2 - データ変換装置および方法、並びに記録媒体 - Google Patents

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健治 高橋
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、データ変換装置および方法、並びに記録媒体に関し、特に、原画像とほぼ同一の画像を復元できる圧縮画像を生成するデータ変換装置および方法、並びに記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
本願発明者によって、特開平10−93980号公報に開示されているように、低解像度の画像を用いて、高解像度の画像を生成する技術が提案されており、高解像度の原画像を縮小した低解像度画像を用いて原画像とほぼ同一の高解像度画像を復元することができるとされている。この提案においては、例えば第1図に示すように、低解像度画像(上位階層画像)の注目画素Iに対応する位置の高解像度画像(復元画像)の画素iを中心とする3×3個の画素a乃至iの画素値を、その近傍に位置する低解像度画像の複数の画素(例えば、3×3個の画素A乃至I)と所定の予測係数との線形1次結合等を演算することにより求めている。さらに、その復元画像の画素値と原画像の画素値との誤差を演算し、その結果に対応して低解像度画像の画素値、または予測係数の更新を繰り返している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述したように、低解像度画像の画素値、または予測係数の更新を繰り返す方法は、復元画像の画素値と原画像の画素値との誤差を徐々に小さくしているものの、その誤差の減少速度は遅く、誤差を所望の閾値よりも小さくするためには低解像度画像の画素値、または予測係数の更新を数多く繰り返さなければならない問題があった。
【0004】
したがって、この発明の目的は、低解像度画像の画素値および予測係数の更新後、非線形処理を行うことにより、原画像に復元できる圧縮画像を少ない演算回数で生成できるようにするものである。
【0005】
請求項1の発明は、第1の画像データを、第1の画像データより画素数が少ない第2の画像データに変換し、第2の画像データおよび予測係数を出力し、第2の画像データおよび予測係数から第1の画像データを復元するようにした画像データ変換装置において、
第1の画像データから第2の画像データと画素数が同一の中間画像データを生成する中間画像データ生成部と、
中間画像データを記憶する記憶部と、
記憶部に記憶された中間画像データ中の複数の予測タップの画素値と予測係数との線形演算によって第1の画像データの画素値を予測した時に、誤差が最小となる予測係数を生成する予測係数生成部と、
記憶部に記憶された中間画像データと予測係数との線形演算によって、第1の画像データと画素数が同一の予測画像データを生成する予測画像データ生成部と、
第1の画像データと予測画像データの誤差を検出する誤差検出部と、
誤差検出部で検出された誤差の変化量が第1の閾値以上か否かを判定する第1の判定部と、
誤差検出部で検出された誤差が上記第1の閾値と異なる第2の閾値以上か否かを判定する第2の判定部と、
第1の判定部が、誤差の変化量が第1の閾値以上であると判定した時に、誤差が小さくなるように、記憶部に記憶されている中間画像データの画素値を更新する第1の調整処理を行ない、
第1の判定部が、誤差の変化量が第1の閾値未満と判定し、第2の判定部が誤差が第2の閾値以上であると判定した時に、誤差検出部で検出された誤差の変化の方向が増加の場合に、記憶部に記憶されている中間画像データの画素値に、所定の値を加算し、誤差検出部で検出された誤差の変化の方向が減少の場合に、記憶部に記憶されている中間画像データの画素値に、所定の値を減算することで第2の調整処理を行なう調整部と
第2の画像データおよび予測係数を出力する出力部とを備え、
第1の判定部が誤差の変化量が第1の閾値未満と判定し、第2の判定部が第2の閾値未満であると判定した時に、記憶部に記憶されている中間画像データを第2の画像データとして決定し、第2の画像データが出力部を介して出力され、
予測係数生成部は、調整部によって中間画像データの画素値が調整される毎に、新たな予測係数を生成することを特徴とする画像データ変換装置である。
【0006】
請求項の発明は、第1の画像データを、第1の画像データより画素数が少ない第2の画像データに変換し、第2の画像データおよび予測係数を出力し、第2の画像データおよび予測係数から第1の画像データを復元するようにした画像データ変換方法において、
第1の画像データから第2の画像データと画素数が同一の中間画像データを生成する中間画像データ生成ステップと、
中間画像データを記憶部に記憶する記憶ステップと、
記憶部に記憶された中間画像データ中の複数の予測タップの画素値と予測係数との線形演算によって第1の画像データの画素値を予測した時に、誤差が最小となる予測係数を生成する予測係数生成ステップと、
記憶部に記憶された中間画像データと予測係数との線形演算によって、第1の画像データと画素数が同一の予測画像データを生成する予測画像データ生成ステップと、
第1の画像データと予測画像データの誤差を検出する誤差検出ステップと、
誤差検出ステップで検出された誤差の変化量が第1の閾値以上か否かを判定する第1の判定ステップと、
誤差検出ステップで検出された誤差が第1の閾値と異なる第2の閾値以上か否かを判定する第2の判定ステップと、
第1の判定ステップが、誤差の変化量が第1の閾値以上であると判定した時に、誤差が小さくなるように、記憶ステップに記憶されている中間画像データの画素値を更新する第1の調整処理を行ない、
第1の判定ステップが、誤差の変化量が第1の閾値未満と判定し、第2の判定ステップが誤差が第2の閾値以上であると判定した時に、誤差検出ステップで検出された誤差の変化の方向が増加の場合に、記憶ステップに記憶されている中間画像データの画素値に、所定の値を加算し、誤差検出ステップで検出された誤差の変化の方向が減少の場合に、記憶ステップに記憶されている中間画像データの画素値に、所定の値を減算することで第2の調整処理を行なう調整ステップと
第2の画像データおよび予測係数を出力する出力ステップとを備え、
第1の判定ステップが誤差の変化量が第1の閾値未満と判定し、第2の判定ステップが第2の閾値未満であると判定した時に、記憶部に記憶されている中間画像データを第2の画像データとして決定し、第2の画像データが出力ステップで出力され、
予測係数生成ステップは、調整ステップによって中間画像データの画素値が調整される毎に、新たな予測係数を生成することを特徴とする画像データ変換方法である。
【0007】
請求項の発明は、第1の画像データを、第1の画像データより画素数が少ない第2の画像データに変換し、第2の画像データおよび予測係数を出力し、第2の画像データおよび予測係数から第1の画像データを復元するようにした画像データ変換方法をコンピュータに実行させるためのプログラムが記録された記録媒体において、
プログラムは、
第1の画像データから第2の画像データと画素数が同一の中間画像データを生成する中間画像データ生成ステップと、
中間画像データを記憶部に記憶する記憶ステップと、
記憶部に記憶された中間画像データ中の複数の予測タップの画素値と予測係数との線形演算によって第1の画像データの画素値を予測した時に、誤差が最小となる予測係数を生成する予測係数生成ステップと、
記憶部に記憶された中間画像データと予測係数との線形演算によって、第1の画像データと画素数が同一の予測画像データを生成する予測画像データ生成ステップと、
第1の画像データと予測画像データの誤差を検出する誤差検出ステップと、
誤差検出ステップで検出された誤差の変化量が第1の閾値以上か否かを判定する第1の判定ステップと、
誤差検出ステップで検出された誤差が第1の閾値と異なる第2の閾値以上か否かを判定する第2の判定ステップと、
第1の判定ステップが、誤差の変化量が第1の閾値以上であると判定した時に、誤差が小さくなるように、記憶ステップに記憶されている中間画像データの画素値を更新する第1の調整処理を行ない、
第1の判定ステップが、誤差の変化量が第1の閾値未満と判定し、第2の判定ステップが誤差が第2の閾値以上であると判定した時に、誤差検出ステップで検出された誤差の変化の方向が増加の場合に、記憶ステップに記憶されている中間画像データの画素値に、所定の値を加算し、誤差検出ステップで検出された誤差の変化の方向が減少の場合に、記憶ステップに記憶されている中間画像データの画素値に、所定の値を減算することで第2の調整処理を行なう調整ステップと
第2の画像データおよび予測係数を出力する出力ステップとを備え、
第1の判定ステップが誤差の変化量が第1の閾値未満と判定し、第2の判定ステップが第2の閾値未満であると判定した時に、記憶部に記憶されている中間画像データを第2の画像データとして決定し、第2の画像データが出力ステップで出力され、
予測係数生成ステップは、調整ステップによって中間画像データの画素値が調整される毎に、新たな予測係数を生成することを特徴とする記録媒体である。
【0008】
請求項の発明は、第1の画像データを、第1の画像データより画素数が少ない第2の画像データに変換し、第2の画像データおよび予測係数を出力し、第2の画像データおよび予測係数から第1の画像データを復元するようにした画像データ変換装置において、
第1の画像データから第2の画像データと画素数が同一の中間画像データを生成する中間画像データ生成部と、
中間画像データを記憶する記憶部と、
記憶部に記憶された中間画像データ中の複数の予測タップの画素値と予測係数との線形演算によって第1の画像データの画素値を予測した時に、誤差が最小となる予測係数を生成する予測係数生成部と、
記憶部に記憶された中間画像データと予測係数との線形演算によって、第1の画像データと画素数が同一の予測画像データを生成する予測画像データ生成部と、
第1の画像データと予測画像データの誤差を検出する誤差検出部と、
誤差検出部で検出された誤差が第1の閾値以上か否かを判定し、第1の閾値未満の時に、中間画像データを第2の画像データとして決定する第1の判定部と、
第1の判定部が、誤差が第1の閾値以上と判定した時に、画素値の更新が連続的に行なわれた回数が第1の閾値と異なる第2の閾値以上か否かを判定する第2の判定部と、
第2の判定部が、回数が、第2の閾値未満と検出した時に、誤差が小さくなるように、中間画像データの画素値を更新する第1の調整部と、
第2の判定部が、回数が、第2の閾値以上と検出した時に、誤差検出部で検出された誤差の変化の方向が増加の場合に、記憶部に記憶されている中間画像データの画素値に、所定の値を加算し、誤差検出部で検出された誤差の変化の方向が減少の場合に、記憶部に記憶されている中間画像データの画素値に、所定の値を減算することで第2の調整処理を行なう第2の調整部と、
第2の画像データおよび予測係数を出力する出力部とを備え、
第1の判定部が誤差の変化量が第1の閾値未満と判定した時に、記憶部に記憶されている中間画像データを第2の画像データとして決定し、第2の画像データが出力部を介して出力され、
予測係数生成部は、調整部によって中間画像データの画素値が調整される毎に、新たな予測係数を生成することを特徴とする画像データ変換装置である。
【0009】
請求項の発明は、第1の画像データを、第1の画像データより画素数が少ない第2の画像データに変換し、第2の画像データおよび予測係数を出力し、第2の画像データおよび予測係数から第1の画像データを復元するようにした画像データ変換方法において、
第1の画像データから第2の画像データと画素数が同一の中間画像データを生成する中間画像データ生成ステップと、
中間画像データを記憶部に記憶する記憶ステップと、
記憶部に記憶された中間画像データ中の複数の予測タップの画素値と予測係数との線形演算によって第1の画像データの画素値を予測した時に、誤差が最小となる予測係数を生成する予測係数生成ステップと、
記憶部に記憶された中間画像データと予測係数との線形演算によって、第1の画像データと画素数が同一の予測画像データを生成する予測画像データ生成ステップと、
第1の画像データと予測画像データの誤差を検出する誤差検出ステップと、
誤差検出ステップで検出された誤差が第1の閾値以上か否かを判定し、第1の閾値未満の時に、中間画像データを第2の画像データとして決定する第1の判定ステップと、
第1の判定ステップが、誤差が第1の閾値以上と判定した時に、画素値の更新が連続的に行なわれた回数が第1の閾値と異なる第2の閾値以上か否かを判定する第2の判定ステップと、
第2の判定ステップが、回数が、第2の閾値未満と検出した時に、誤差が小さくなるように、中間画像データの画素値を更新する第1の調整ステップと、
第2の判定ステップが、回数が、第2の閾値以上と検出した時に、誤差検出ステップで検出された誤差の変化の方向が増加の場合に、記憶部に記憶されている中間画像データの画素値に、所定の値を加算し、誤差検出ステップで検出された誤差の変化の方向が減少の場合に、記憶部に記憶されている中間画像データの画素値に、所定の値を減算することで第2の調整処理を行なう第2の調整ステップと、
第2の画像データおよび予測係数を出力する出力ステップとを備え、
第1の判定ステップが誤差の変化量が第1の閾値未満と判定した時に、記憶部に記憶されている中間画像データを第2の画像データとして決定し、第2の画像データが出力ステップを介して出力され、
予測係数生成ステップは、調整ステップによって中間画像データの画素値が調整される毎に、新たな予測係数を生成することを特徴とする画像データ変換方法である。
【0010】
請求項の発明は、第1の画像データを、第1の画像データより画素数が少ない第2の画像データに変換し、第2の画像データおよび予測係数を出力し、第2の画像データおよび予測係数から第1の画像データを復元するようにした画像データ変換方法をコンピュータに実行させるためのプログラムが記録された記録媒体において、
プログラムは、
第1の画像データから第2の画像データと画素数が同一の中間画像データを生成する中間画像データ生成ステップと、
中間画像データを記憶部に記憶する記憶ステップと、
記憶部に記憶された中間画像データ中の複数の予測タップの画素値と予測係数との線形演算によって第1の画像データの画素値を予測した時に、誤差が最小となる予測係数を生成する予測係数生成ステップと、
記憶部に記憶された中間画像データと予測係数との線形演算によって、第1の画像データと画素数が同一の予測画像データを生成する予測画像データ生成ステップと、
第1の画像データと予測画像データの誤差を検出する誤差検出ステップと、
誤差検出ステップで検出された誤差が第1の閾値以上か否かを判定し、第1の閾値未満の時に、中間画像データを第2の画像データとして決定する第1の判定ステップと、
第1の判定ステップが、誤差が第1の閾値以上と判定した時に、画素値の更新が連続的に行なわれた回数が第1の閾値と異なる第2の閾値以上か否かを判定する第2の判定ステップと、
第2の判定ステップが、回数が、第2の閾値未満と検出した時に、誤差が小さくなるように、中間画像データの画素値を更新する第1の調整ステップと、
第2の判定ステップが、回数が、第2の閾値以上と検出した時に、誤差検出ステップで検出された誤差の変化の方向が増加の場合に、記憶部に記憶されている中間画像データの画素値に、所定の値を加算し、誤差検出ステップで検出された誤差の変化の方向が減少の場合に、記憶部に記憶されている中間画像データの画素値に、所定の値を減算することで第2の調整処理を行なう第2の調整ステップと、
第2の画像データおよび予測係数を出力する出力ステップとを備え、
第1の判定ステップが誤差の変化量が第1の閾値未満と判定した時に、記憶部に記憶されている中間画像データを第2の画像データとして決定し、第2の画像データが出力ステップを介して出力され、
予測係数生成ステップは、調整ステップによって中間画像データの画素値が調整される毎に、新たな予測係数を生成することを特徴とする記録媒体である。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を説明する。第2図は、この発明を適用した画像処理装置の一実施の形態の構成を示している。
【0018】
送信装置101には、ディジタル化された画像データが供給されるようになされている。送信装置101は、入力された画像データを間引くことによって、データ量を圧縮し、その結果得られる符号化データを光ディスク、磁気テープ等の記録媒体102に記録し、または放送回線(衛星放送等)、電話回線、インターネット等の伝送路103を介して伝送する。
【0019】
受信装置104は、記録媒体102に記録されている符号化データを再生し、または伝送路103を介して伝送される符号化データを受信し、符号化データを復号する。すなわち、間引かれた画素の値が復元される。受信装置104から得られる復号画像がディスプレイ(図示せず)に供給され、ディスプレイ上に表示される。
【0020】
第3図は、送信装置101の一例を示す。I/F(インターフェース)111は、外部から供給される画像データの受信処理と、送信機/記録装置116に対する符号化データの送信処理を行う。ROM112は、IPL(Initial Program Loading) 用のプログラム等を記憶している。RAM113は、外部記憶装置115に記録されているシステムプログラム(OS(Operating System))やアプリケーションプログラムを記憶したり、また、CPU114の動作に必要なデータを記憶する。
【0021】
CPU114は、ROM112に記憶されているIPLプログラムに従って外部記憶装置115からシステムプログラムおよびアプリケーションプログラムをRAM13に展開し、そのシステムプログラムの制御の下でアプリケーションプログラムを実行する。すなわち、インターフェース111から供給される画像データに対して、後述するような符号化処理を行う。
【0022】
外部記憶装置115は、例えばハードディスクであって、システムプログラム、アプリケーションプログラム、データを記憶する。送信機/記憶装置116は、インターフェース111から供給される符号化データを記録媒体2に記録し、または伝送路103を介して伝送する。インターフェース111、ROM112、RAM113、CPU114、および外部記憶装置115は、バスを介して互いに接続されている。
【0023】
上述した構成を有する送信装置101においては、インターフェース111に画像データが供給されると、その画像データがCPU114に供給される。CPU114は、画像データを符号化し、その結果得られる符号化データをインターフェース111に供給する。インターフェース111が符号化データを送信機/記録装置116を介して記録媒体102に記録し、または伝送路103に送出する。
【0024】
第4図は、送信機/記録装置116以外の第3図の送信装置101、すなわち、エンコーダの機能的な構成を示すものである。エンコーダは、ハードウエア、ソフトウェアまたは両者の組み合わせで実現することが可能である。例えば後述するフローチャートに示されるようなエンコード処理のプログラムが格納された記録媒体をドライブに装着することによって、このプログラムを外部記憶装置115にインストールし、エンコーダとしての機能を実現できる。
【0025】
なお、上述したような処理を行うコンピュータプログラムをユーザに提供する記録媒体としては、磁気ディスク、CD−ROM、固体メモリなどの記録媒体の他、ネットワーク、衛星などの通信媒体を利用することができる。
【0026】
第4図に示すエンコーダにおいては、入力される原画像データが画像縮小回路1、予測係数生成回路5、および誤差演算回路6に供給されるようになされている。
【0027】
画像縮小回路1は、供給された原画像(高解像度画像)を、例えば、3画素×3画素からなる複数のブロックに分割し、各ブロック内の9画素の画素値の平均値をブロックの中心に位置する上位階層画像(低解像度画像)の画素の画素値とした初期上位画像を生成して、上位画像メモリ2と差分演算用の画像メモリ11とに出力するようになされている。したがって、上位階層画像(以下、上位画像と記述する)は、原画像の縦および横の画素数が1/3に縮小されたものとなる。
【0028】
なお、上位画像を形成する場合、平均値以外に、各ブロックの中心に位置する画素の値、各ブロックの複数の画素値の中間値、各ブロックの複数の画素値の最も多い値等を用いても良い。
【0029】
上位画像メモリ2は、画像縮小回路1から入力された上位画像を記憶する。また、上位画像メモリ2は、画素値更新回路8から入力される更新上位画像、または非線形処理回路9から入力される非線形処理上位画像によって、記憶している上位画像を更新するようになされている。さらに、上位画像メモリ2は、記憶している上位画像データをスイッチ10aを介して図示せぬデコーダ(受信装置)に出力するようになされている。
【0030】
また、予測係数生成回路5で生成された最終的な予測係数がスイッチ10bを介して図示せぬデコーダ(受信装置)に出力するようになされている。スイッチ10aおよび10bは、比較判定回路7によって共通に制御される。
【0031】
予測タップ抽出回路3は、上位画像メモリ2に記憶されている上位画像の各画素(第1図中で黒丸で示す)を、順次、注目画素として、注目画素(例えば、第1図の注目画素I)を中心とする3画素×3画素(いまの例の場合、画素A乃至I)からなる予測タップを上位画像メモリ2から抽出し、マッピング回路4、予測係数生成回路5、および画素値更新回路8に出力するようになされている。なお、ここで抽出される予測タップのサイズは、3画素×3画素に限定されるものではなく、例えば、5画素×5画素を予測タップのサイズとしてもよい。
【0032】
予測係数生成回路5は、予測タップ抽出回路3から入力された9個の予測タップと、原画像の対応する9個の画素値とを用いて、最小自乗法により正規方程式を解いて予測係数を生成するようになされている。なお、ここでは、1セットが9個の予測係数からなる9セットの予測係数が演算されて、マッピング回路4に供給される。
【0033】
マッピング回路4は、次式(1)に示すように、予測タップ抽出回路3から入力された予測タップの中心画素(例えば第1図の画素I)に対応する位置の下位階層画像(以下、下位画像または予測画像と記述する)の画素(画素i)を中心とする3画素×3画素(画素a乃至画素i)の画素値Yn(n=0,1,2,・・・,8)として、その予測タップ(画素A乃至I)の画素値Xj (j=0,1,2,・・・,8)と、予測係数生成回路5から供給される予測係数k(n,j) との線形1次結合による演算を行い、その演算結果を誤差演算回路6に出力するようになされている。
【0034】
Yn=Σk(n,j)Xj ・・・(1)
【0035】
誤差演算回路6は、マッピング回路4から入力された予測画像の画素値と、原画像の対応する画素値との誤差(S/N比)を演算する。
【0036】
画面全体で画素毎の誤差を積算したものを誤差としている。誤差とS/N比の関係は、誤差がS/N比の逆数(=1/(S/N))となる。誤差演算回路6がS/N比を比較判定回路7に出力する。
【0037】
比較判定回路7は、誤差演算回路6から入力された誤差(S/N比)と、内蔵するメモリに記憶している、誤差演算回路6から前回入力された誤差(S/N比)との差分を演算し、その差分が所定の閾値以下であるか(誤差の減少が収束しているか)否かを判定し、判定結果に基づいて、画素値更新回路8、または非線形処理回路9を制御する。さらに、比較判定回路7は、入力された誤差(S/N比)が所定の閾値以上であるか否かを判定し、判定結果に基づいて、スイッチ10aおよび10bを制御するようになされている。
【0038】
すなわち、S/N比が閾値以上であれば、スイッチ10aおよび10bがオンされて上位画像メモリ2に記憶されている上位画像の画素と、予測係数とが出力される。S/N比が閾値以上とならない限り、スイッチ10aおよび10bがオフであり、上位画像の画素が出力されない。
【0039】
画素値更新回路8は、予測画像と原画像の誤差が小さくなるように(S/N比が向上するように)、予測タップ抽出回路3から入力された上位画像の画素値を最適化し、最適化した上位画像(更新上位画像)を上位画像メモリ2に出力する。
【0040】
差分演算用画像メモリ11は、初期段階において、画像縮小回路1から初期上位画像を取得し、これを保持する。その後は、非線形処理を行う度に、その処理結果の画像を非線形処理回路9から取得し、処理結果の画像を保持する。この画像メモリ11の出力と、画素値更新回路8からの更新した画素値とが差分演算回路12に供給される。画像メモリ11は、差分演算回路12の求めに応じて、非線形処理を行う場合に差分を演算する基準として、保持している画像を差分演算回路12に出力する。
【0041】
差分演算回路12は、非線形処理を行う場合に、画素値更新回路8と、差分演算用の画像メモリ11から画像情報を取得し、両者の差分を演算し、差分を非線形処理回路9に転送する。
【0042】
非線形処理回路9は、差分演算回路12から入力された更新した画素値の変化に対応して、画素値更新回路8で更新された上位画像の画素の画素値に所定の値を加算、または減算して上位画像メモリ2および差分演算用画像メモリ11に出力するようになされている。
【0043】
次に、このエンコーダの最適上位画像生成処理について、第5図のフローチャートを参照して説明する。ステップS1において、画像縮小回路1は、供給された原画像(高解像度画像)を、例えば、3画素×3画素からなるブロックに分割し、各ブロック内の9画素の画素値の平均値をブロックの中心に位置する上位画像(低解像度画像)の画素の画素値とすることによって、初期上位画像を生成して、上位画像メモリ2に出力する。上位画像メモリ2は、画像縮小回路1から入力された上位画像を記憶する。また、画像縮小回路1が差分演算用画像メモリ11に初期上位画像を出力し、初期上位画像を画像メモリ11が保持する。
【0044】
ステップS2において、予測タップ抽出回路3は、上位画像メモリ2に記憶されている上位画像の画素を、順次、注目画素として、注目画素(例えば、第1図の注目画素I)を中心とする3画素×3画素(いまの例の場合、画素A乃至I)からなる予測タップを上位画像メモリ2から抽出し、マッピング回路4、予測係数生成回路5、および画素値更新回路8に出力する。予測係数生成回路5は、予測タップ抽出回路3から入力された予測タップと、対応する原画像の画素値とを用いて正規方程式を生成し、最小自乗法により正規方程式を解いて9セットの予測係数を生成し、マッピング回路4に供給する。
【0045】
ステップS3において、マッピング回路4は、式(1)に示すように、予測タップ抽出回路3から入力された予測タップの中心画素(例えば第1図の画素I)に対応する位置の下位画像(予測画像)の画素(画素i)を中心とする3画素×3画素(画素a乃至画素i)の画素値Yn (n=0,1,2,・・・,8)として、その予測タップ(画素A乃至I)の画素値Xj (j=0,1,2,・・・,8)と、予測係数生成回路5から供給される予測係数k(n,j) との線形1次結合を演算し、その値を誤差演算回路6に出力する。
【0046】
ステップS4において、誤差演算回路6は、マッピング回路4から入力された予測画像の画素値と、原画像の対応する画素値との誤差(S/N比)を演算し、その結果を比較判定回路7に出力する。ステップS5において、比較判定回路7は、誤差演算回路6から入力された誤差(S/N比)と、内蔵するメモリに記憶している、誤差演算回路6から前回入力された誤差(S/N比)との差分を演算し、その差分は所定の閾値以下であるか(S/N 比の変化量が収束しているか)否かを判定し、差分は所定の閾値以下ではない(S/N比が収束していない)と判定した場合、ステップS6に進む。
【0047】
ステップS6において、画素値更新回路8は、比較判定回路7からの制御により、予測画像と原画像の誤差が小さくなるように(S/N比が向上するように)、予測タップ抽出回路3から入力された上位画像の画素値を最適化し(更新し)、更新した上位画像(更新上位画像)を上位画像メモリ2に出力する。
【0048】
その後、ステップS5で、誤差の差分が所定の閾値以下である(S/N比が収束した)と判定されるまで、ステップS2乃至S6の処理が繰り返され、誤差の差分が所定の閾値以下である(S/N比が収束した)と判定された場合、ステップS7に進む。
【0049】
ステップS7において、比較判定回路7は、誤差演算回路6から入力された誤差(S/N 比)が所定の閾値(誤差の差分の閾値とは異なる値)以上であるか否かを判定し、誤差(S/N比)は所定の閾値以上ではないと判定した場合、ステップS8に進む。
【0050】
ステップS8において、非線形処理回路9は、比較判定回路7からの制御により、画素値更新回路8で更新された上位画像の画素値に所定の値を加算、または減算して上位画像メモリ2に出力する。この非線形処理の詳細について、第6図のフローチャートを参照して説明する。
【0051】
ステップS11において、差分演算回路12は、画素値更新回路8から更新した画素値、すなわち、最適化して上位画像メモリ2に出力した更新上位画像の画素値から、差分演算用画像メモリ11上に保存してある対応する画素値を画素毎に減算し、非線形処理回路9に対して出力する。
【0052】
ステップS12において、非線形処理回路9は、ステップS11で差分演算回路12から入力された減算結果が正である場合、更新上位画像の画素値に所定の値を加算し、減算結果が負である場合、更新上位画像の画素値から所定の値を減算して、得られた非線形処理上位画像(第7図C)を上位画像メモリ2に出力する。上位画像メモリ2は、入力された非線形処理画像により、記憶している上位画像を更新する。さらに、非線形処理回路9は、非線形処理画像を差分演算用画像メモリ11に対して出力する。
【0053】
第7図Aは、予測タップ抽出回路3から入力された予測タップ(最適化前の画素値)の一例を示し、第7図Bは、画素値更新回路8が上位画像メモリ2に出力した更新上位画像の一例を示す。
【0054】
例えば、画素値更新回路8で最適化された更新上位画像の画素値が19であり、予測タップ抽出回路3から入力された予測タップの対応する画素値が18である場合、減算結果である1(=19−18)は正であるので、所定値(例えば、2)が加算されて、上位画像メモリ2に出力される画像の対応する画素値は、21(=19+2)となる。また、画素値更新回路8で最適化された更新上位画像の画素値が22であり、予測タップ抽出回路3から入力された予測タップの対応する画素値が26である場合、減算結果である−4(=22−26)は負であるので、所定値が減算されて、上位画像メモリ2に出力される画像の対応する画素値は、20(=22−2)となる。
【0055】
第5図の説明に戻る。その後、ステップS7で、誤差(S/N比)は所定の閾値以上であると判定されるまで、ステップS2乃至S8の処理が繰り返され、ステップS7で誤差(S/N比)は所定の閾値以上であると判定された場合、ステップS9に進む。ステップS9において、比較判定回路7は、スイッチ10aおよび10bをオンとして、上位画像メモリ2が記憶している上位画像データと予測係数とを図示せぬ記録媒体または伝送路に出力させる。
【0056】
このステップS9で、上位画像データおよび予測係数を出力せずに、画面全体の最終的な上位画像データおよび予測係数が得られた段階で、これらを出力するようにしても良い。また、上位画像データと予測係数を多重化して伝送することも可能である。
【0057】
なお、本実施の形態においては、誤差減少の度合い(S/N比向上の度合い)が収束したとき、非線形処理を実行するようにしたが、例えば、画素値および予測係数の更新の所定回数毎に非線形処理を実行するようにしてもよい。
【0058】
第8図は、このように所定回数毎に非線形処理を実行する例の処理の流れを示す。以下に説明する制御は、外部からインストールされ、または第3図中のROM112に格納されているソフトウェアプログラムに従ってCPU114が行うものである。すなわち、特に表記しないが、各ステップの処理は、ソフトウェアプログラムに従ってCPU114の制御の下でなされる。
【0059】
ステップS21において、線形処理回数の初期化がなされる。次に、ステップS22において、初期上位画像を生成する。ステップS23において、上位画像の画素を、順次、注目画素として、注目画素を中心とする3画素×3画素からなる予測タップを抽出する。抽出された予測タップと、対応する原画像の画素値とを用いて正規方程式を生成し、最小自乗法により正規方程式を解いて9セットの予測係数を生成する。
【0060】
ステップS24において、式(1)に示すように、予測タップの中心画素(例えば第1図の画素I)に対応する位置の下位画像(予測画像)の画素(画素i)を中心とする3画素×3画素(画素a乃至画素i)の画素値Yn(n=0,1,2,・・・,8)として、その予測タップ(画素A乃至I)の画素値Xj(j=0,1,2,・・・,8)と、生成された予測係数k(n,j) との線形1次結合を演算する。
【0061】
ステップS24において、予測画像の画素値と、原画像の対応する画素値との誤差(S/N比)を演算する。ステップS25において、誤差(S/N比)が閾値以上かどうかが決定される。若し、S/N比が閾値以上であれば、ステップS26において、その予測画像の画素値が出力される。
【0062】
ステップS25において、S/N比が閾値以上ではないと決定されると、ステップS27において、線形処理回数が閾値(すなわち、ステップS21で設定された回数)以上かどうかが決定される。ステップS27で閾値より線形処理回数が小と決定されると、ステップS28において、画素値が更新される(線形処理がなされる)。すなわち、予測画像と原画像の誤差が小さくなるように(S/N比が向上するように)、上位画像の画素値を最適化する。
【0063】
次に、線形処理回数のカウント値を+1とする(ステップS29)。そして、ステップS23(予測係数の生成の処理)に戻り、ステップS24以降の処理を繰り返す。ステップS25において、S/N比が閾値以上とならないで、且つステップS27において、線形処理回数が閾値以上と決定されると、ステップS30において非線形処理がなされる。非線形処理は、上述した一例と同様に、更新された上位画像の画素値に所定の値を加算、または減算した画素値を上位画像メモリに出力する処理である。
【0064】
ステップS30で非線形処理がなされると、ステップS31において、線形処理回数の初期化がなされ、ステップS23に戻る。
【0065】
第9図は、第8図に示す例において、画素値および予測係数の更新が4回行われた毎に非線形処理が行われた場合のシミュレーション結果を示している。この図によれば、誤差減少の速度(S/N比の変化量/計算回数)が収束していても、非線形処理を実行することで、単に画素値と予測係数の更新を繰り返すよりも少ない計算回数でS/N比が向上していることがわかる。
【0066】
上述したこの発明の一実施形態では、予測係数および上位画像の画素値の両方を最適化するようにしている。しかしながら、この発明においては、予め予測係数を求めておくことによって、画素値のみを最適化することも可能である。この場合、予測係数は、係数決定用のディジタル画像を使用して、エンコーダにおける予測係数生成処理と同様の処理を行うことによって予め生成されている。また、この予測係数は、エンコーダおよびデコーダにおいて共用されるので、記録媒体への記録または伝送が不要である。
【0067】
第10図は、予測係数が予め決定されている場合のエンコーダの概略的構成を示し、第11図は、エンコーダに対応するデコーダの概略的構成を示す。
【0068】
第10図において、21が原画像入力部である。例えば画像メモリにより原画像入力部が構成される。22が画素値最適化部である。画素値最適化部22に対して、係数供給部23から予測係数が供給される。係数供給部23は、予め決定されている予測係数を記憶するメモリを備えている。画素値最適化部22は、予測係数が予め決定されている点を除いては、上述した第4図の構成と同様のものである。
【0069】
すなわち、上位画像の注目画素を係数供給部23からの予測係数と抽出された予測タップとの線形1次結合によって予測値を生成し、予測値と注目画素の画素値との誤差(S/N比)を閾値より小とするように最適化された画素値を生成するものである。また、S/N比の変化が収束し、且つS/N比が閾値より小の場合に、または設定された回数、線形処理がなされ、且つS/N比が閾値より小の場合に、非線形処理が画素値最適化部22においてなされる。画素値最適化部22からの最終処理画像が圧縮画像出力部24を介して記録媒体に記録され、または伝送路に送出される。
【0070】
デコーダの圧縮画像入力部31は、エンコーダからの最適化された画素値で構成される圧縮画像を記録媒体から再生し、または伝送路から受信し、線形予測部32に対して出力する。線形予測部32には、係数供給部33からエンコーダで使用されたのと同様の予測係数が供給される。
【0071】
線形予測部32は、予測係数と抽出された予測タップとの線形1次結合の演算を行い、復元画像の画素値を演算する。線形予測部32からの復元画像の画素値が復元画像出力部34に出力される。復元画像出力部34は、画像メモリを有し、復元画像を図示せぬディスプレイ等の出力装置に対して出力する。
【0072】
第12図は、第10図に示すエンコーダ中の画素値最適化部22の処理の流れを示す。第5図を参照して上述した処理と対応するステップに対しては同一の参照符号を符してその説明を省略する。第5図と相違する点は、ステップS2'において、予測係数を生成する代わりに係数供給部23から予測係数を取得している点である。
【0073】
画素値最適化部22における処理について以下に説明する。すなわち、ある予測係数群が決まっているときに圧縮画像の画素値を最適化する手法について述べる。最も簡単な例で、そのアルゴリズムを示す。条件は以下の通りとする。
【0074】
タップ内の1画素(通常は中心画素)のみを最適化
計算ではなく一度デコードしその結果比較によって最適解を求める
【0075】
ある原画像の画素の値Iを圧縮画像上の画素から予測する場合を考える。圧縮画像上の予測タップ内の画素値をxjとすると(この場合jはタップ内の位置)タップ内の画素値にかかる係数はkijと表現される。
【0076】
このときの予測式は予測結果をI'として,
【数1】
Figure 0004345231
【0077】
となる。
タップ内の変化させる画素をx c とすると式は以下の様になる。
【0078】
I'= ki0x0+ ki1x1 +・・・+ kicxc+ ・・・+ kinxn
【0079】
ここでxcを取りうる値全て(例えば8ビットの場合には[0,255])で値を変化させ、全ての場合についてI'を計算する。
【0080】
I'0= ki0x0+ki1x1+・・・+kic・0+・・・+kinxn
I'1= ki0x0+ki1x1+・・・+kic・1 +・・・+kinxn



I'255= ki0x0+ki1x1+・・・+kic・225+・・・+kinxn
【0081】
ここで計算されたI'm:m=[0,255]のうち、|I-I'X |=minとなる(すなわち、誤差が最小となる)x が求まり、この値が最適値として出力される。
【0082】
なお、上述した説明では、原画像より低質な上位画像の例として、所定間隔で画素を間引いたものを用いている。しかしながら、各画素の量子化ビット数を削減することによって、上位画像を形成するようにしても良い。例えば特開平7−85267号公報に開示されているように、量子化ビット数を削減できる。
【0083】
また、画像データの処理に対してこの発明を適用した例について説明したが、この発明は、オーディオデータの処理に対しても適用することができる。オーディオデータの場合には、時間方向に連続する互いに相関を有する所定数のサンプル毎に処理がなされる。
【0084】
【発明の効果】
以上のように、この発明によれば、予測画像の画素値と入力画像の画素値との誤差が最小となるように、画素値の最適化を行う時に、非線形処理を行うことによって、処理時間の短縮化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 先に提案したエンコードを説明するための画素の配列を示す略線図である。
【図2】 この発明を適用した画像データ変換装置の全体的構成を示すブロック図である。
【図3】 第2図中の送信装置の機能的構成例を示すブロック図である。
【図4】 この発明を適用したエンコーダの構成例を示すブロック図である。
【図5】 エンコーダの最適上位画像生成処理の一例を説明するフローチャートである。
【図6】 第5図のステップS8の非線形処理を説明するフローチャートである。
【図7】 非線形処理を説明する略線図である。
【図8】 エンコーダの最適上位画像生成処理の他の例を説明するフローチャートである。
【図9】 非線形処理を説明する略線図である。
【図10】 この発明を適用した画像データ変換装置のさらに他の例のエンコーダの構成を示すブロック図である。
【図11】 この発明を適用した画像データ変換装置のさらに他の例のデコーダの構成を示すブロック図である。
【図12】 この発明を適用した画像データ変換装置のさらに他の例のエンコーダの最適上位画像生成処理を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
1・・・画像縮小回路、2・・・上位画像メモリ、3・・・予測タップ抽出回路、4・・・マッピング回路、5・・・予測係数生成回路、6・・・誤差演算回路、7・・・比較判定回路、8・・・画素値更新回路、9・・・非線形処理回路

Claims (6)

  1. 第1の画像データを、上記第1の画像データより画素数が少ない第2の画像データに変換し、上記第2の画像データおよび予測係数を出力し、上記第2の画像データおよび上記予測係数から上記第1の画像データを復元するようにした画像データ変換装置において、
    上記第1の画像データから上記第2の画像データと画素数が同一の中間画像データを生成する中間画像データ生成部と、
    上記中間画像データを記憶する記憶部と、
    上記記憶部に記憶された上記中間画像データ中の複数の予測タップの画素値と予測係数との線形演算によって上記第1の画像データの画素値を予測した時に、誤差が最小となる上記予測係数を生成する予測係数生成部と、
    上記記憶部に記憶された上記中間画像データと予測係数との線形演算によって、上記第1の画像データと画素数が同一の予測画像データを生成する予測画像データ生成部と、
    上記第1の画像データと上記予測画像データの誤差を検出する誤差検出部と、
    上記誤差検出部で検出された誤差の変化量が第1の閾値以上か否かを判定する第1の判定部と、
    上記誤差検出部で検出された誤差が上記第1の閾値と異なる第2の閾値以上か否かを判定する第2の判定部と、
    上記第1の判定部が、上記誤差の変化量が上記第1の閾値以上であると判定した時に、上記誤差が小さくなるように、上記記憶部に記憶されている上記中間画像データの画素値を更新する第1の調整処理を行ない、
    上記第1の判定部が、上記誤差の変化量が上記第1の閾値未満と判定し、上記第2の判定部が上記誤差が上記第2の閾値以上であると判定した時に、上記誤差検出部で検出された上記誤差の変化の方向が増加の場合に、上記記憶部に記憶されている上記中間画像データの画素値に、所定の値を加算し、上記誤差検出部で検出された上記誤差の変化の方向が減少の場合に、上記記憶部に記憶されている上記中間画像データの画素値に、所定の値を減算することで第2の調整処理を行なう調整部と
    上記第2の画像データおよび上記予測係数を出力する出力部とを備え、
    上記第1の判定部が上記誤差の変化量が上記第1の閾値未満と判定し、上記第2の判定部が上記第2の閾値未満であると判定した時に、上記記憶部に記憶されている中間画像データを上記第2の画像データとして決定し、上記第2の画像データが上記出力部を介して出力され、
    上記予測係数生成部は、調整部によって上記中間画像データの画素値が調整される毎に、新たな上記予測係数を生成することを特徴とする画像データ変換装置。
  2. 第1の画像データを、上記第1の画像データより画素数が少ない第2の画像データに変換し、上記第2の画像データおよび予測係数を出力し、上記第2の画像データおよび上記予測係数から上記第1の画像データを復元するようにした画像データ変換方法において、
    上記第1の画像データから上記第2の画像データと画素数が同一の中間画像データを生成する中間画像データ生成ステップと、
    上記中間画像データを記憶部に記憶する記憶ステップと、
    上記記憶部に記憶された上記中間画像データ中の複数の予測タップの画素値と予測係数との線形演算によって上記第1の画像データの画素値を予測した時に、誤差が最小となる上記予測係数を生成する予測係数生成ステップと、
    上記記憶部に記憶された上記中間画像データと予測係数との線形演算によって、上記第1の画像データと画素数が同一の予測画像データを生成する予測画像データ生成ステップと、
    上記第1の画像データと上記予測画像データの誤差を検出する誤差検出ステップと、
    上記誤差検出ステップで検出された誤差の変化量が第1の閾値以上か否かを判定する第1の判定ステップと、
    上記誤差検出ステップで検出された誤差が上記第1の閾値と異なる第2の閾値以上か否かを判定する第2の判定ステップと、
    上記第1の判定ステップが、上記誤差の変化量が上記第1の閾値以上であると判定した時に、上記誤差が小さくなるように、上記記憶ステップに記憶されている上記中間画像データの画素値を更新する第1の調整処理を行ない、
    上記第1の判定ステップが、上記誤差の変化量が上記第1の閾値未満と判定し、上記第2の判定ステップが上記誤差が上記第2の閾値以上であると判定した時に、上記誤差検出ステップで検出された上記誤差の変化の方向が増加の場合に、上記記憶ステップに記憶されている上記中間画像データの画素値に、所定の値を加算し、上記誤差検出ステップで検出された上記誤差の変化の方向が減少の場合に、上記記憶ステップに記憶されている上記中間画像データの画素値に、所定の値を減算することで第2の調整処理を行なう調整ステップと
    上記第2の画像データおよび上記予測係数を出力する出力ステップとを備え、
    上記第1の判定ステップが上記誤差の変化量が上記第1の閾値未満と判定し、上記第2の判定ステップが上記第2の閾値未満であると判定した時に、上記記憶部に記憶されている中間画像データを上記第2の画像データとして決定し、上記第2の画像データが上記出力ステップで出力され、
    上記予測係数生成ステップは、調整ステップによって上記中間画像データの画素値が調整される毎に、新たな上記予測係数を生成することを特徴とする画像データ変換方法。
  3. 第1の画像データを、上記第1の画像データより画素数が少ない第2の画像データに変換し、上記第2の画像データおよび予測係数を出力し、上記第2の画像データおよび上記予測係数から上記第1の画像データを復元するようにした画像データ変換方法をコンピュータに実行させるためのプログラムが記録された記録媒体において、
    上記プログラムは、
    上記第1の画像データから上記第2の画像データと画素数が同一の中間画像データを生成する中間画像データ生成ステップと、
    上記中間画像データを記憶部に記憶する記憶ステップと、
    上記記憶部に記憶された上記中間画像データ中の複数の予測タップの画素値と予測係数との線形演算によって上記第1の画像データの画素値を予測した時に、誤差が最小となる上記予測係数を生成する予測係数生成ステップと、
    上記記憶部に記憶された上記中間画像データと予測係数との線形演算によって、上記第1の画像データと画素数が同一の予測画像データを生成する予測画像データ生成ステップと、
    上記第1の画像データと上記予測画像データの誤差を検出する誤差検出ステップと、
    上記誤差検出ステップで検出された誤差の変化量が第1の閾値以上か否かを判定する第1の判定ステップと、
    上記誤差検出ステップで検出された誤差が上記第1の閾値と異なる第2の閾値以上か否かを判定する第2の判定ステップと、
    上記第1の判定ステップが、上記誤差の変化量が上記第1の閾値以上であると判定した時に、上記誤差が小さくなるように、上記記憶ステップに記憶されている上記中間画像データの画素値を更新する第1の調整処理を行ない、
    上記第1の判定ステップが、上記誤差の変化量が上記第1の閾値未満と判定し、上記第2の判定ステップが上記誤差が上記第2の閾値以上であると判定した時に、上記誤差検出ステップで検出された上記誤差の変化の方向が増加の場合に、上記記憶ステップに記憶されている上記中間画像データの画素値に、所定の値を加算し、上記誤差検出ステップで検出された上記誤差の変化の方向が減少の場合に、上記記憶ステップに記憶されている上記中間画像データの画素値に、所定の値を減算することで第2の調整処理を行なう調整ステップと
    上記第2の画像データおよび上記予測係数を出力する出力ステップとを備え、
    上記第1の判定ステップが上記誤差の変化量が上記第1の閾値未満と判定し、上記第2の判定ステップが上記第2の閾値未満であると判定した時に、上記記憶部に記憶されている中間画像データを上記第2の画像データとして決定し、上記第2の画像データが上記出力ステップで出力され、
    上記予測係数生成ステップは、調整ステップによって上記中間画像データの画素値が調整される毎に、新たな上記予測係数を生成することを特徴とする記録媒体。
  4. 第1の画像データを、上記第1の画像データより画素数が少ない第2の画像データに変換し、上記第2の画像データおよび予測係数を出力し、上記第2の画像データおよび上記予測係数から上記第1の画像データを復元するようにした画像データ変換装置において、
    上記第1の画像データから上記第2の画像データと画素数が同一の中間画像データを生成する中間画像データ生成部と、
    上記中間画像データを記憶する記憶部と、
    上記記憶部に記憶された上記中間画像データ中の複数の予測タップの画素値と予測係数との線形演算によって上記第1の画像データの画素値を予測した時に、誤差が最小となる上記予測係数を生成する予測係数生成部と、
    上記記憶部に記憶された上記中間画像データと予測係数との線形演算によって、上記第1の画像データと画素数が同一の予測画像データを生成する予測画像データ生成部と、
    上記第1の画像データと上記予測画像データの誤差を検出する誤差検出部と、
    上記誤差検出部で検出された誤差が第1の閾値以上か否かを判定し、上記第1の閾値未満の時に、上記中間画像データを上記第2の画像データとして決定する第1の判定部と、
    上記第1の判定部が、上記誤差が上記第1の閾値以上と判定した時に、画素値の更新が連続的に行なわれた回数が上記第1の閾値と異なる第2の閾値以上か否かを判定する第2の判定部と、
    上記第2の判定部が、上記回数が、上記第2の閾値未満と検出した時に、上記誤差が小さくなるように、上記中間画像データの画素値を更新する第1の調整部と、
    上記第2の判定部が、上記回数が、上記第2の閾値以上と検出した時に、上記誤差検出部で検出された上記誤差の変化の方向が増加の場合に、上記記憶部に記憶されている上記中間画像データの画素値に、所定の値を加算し、上記誤差検出部で検出された上記誤差の変化の方向が減少の場合に、上記記憶部に記憶されている上記中間画像データの画素値に、所定の値を減算することで第2の調整処理を行なう第2の調整部と、
    上記第2の画像データおよび上記予測係数を出力する出力部とを備え、
    上記第1の判定部が上記誤差の変化量が上記第1の閾値未満と判定した時に、上記記憶部に記憶されている中間画像データを上記第2の画像データとして決定し、上記第2の画像データが上記出力部を介して出力され、
    上記予測係数生成部は、調整部によって上記中間画像データの画素値が調整される毎に、新たな上記予測係数を生成することを特徴とする画像データ変換装置。
  5. 第1の画像データを、上記第1の画像データより画素数が少ない第2の画像データに変換し、上記第2の画像データおよび予測係数を出力し、上記第2の画像データおよび上記予測係数から上記第1の画像データを復元するようにした画像データ変換方法において、
    上記第1の画像データから上記第2の画像データと画素数が同一の中間画像データを生成する中間画像データ生成ステップと、
    上記中間画像データを記憶部に記憶する記憶ステップと、
    上記記憶部に記憶された上記中間画像データ中の複数の予測タップの画素値と予測係数との線形演算によって上記第1の画像データの画素値を予測した時に、誤差が最小となる上記予測係数を生成する予測係数生成ステップと、
    上記記憶部に記憶された上記中間画像データと予測係数との線形演算によって、上記第1の画像データと画素数が同一の予測画像データを生成する予測画像データ生成ステップと、
    上記第1の画像データと上記予測画像データの誤差を検出する誤差検出ステップと、
    上記誤差検出ステップで検出された誤差が第1の閾値以上か否かを判定し、上記第1の閾値未満の時に、上記中間画像データを上記第2の画像データとして決定する第1の判定ステップと、
    上記第1の判定ステップが、上記誤差が上記第1の閾値以上と判定した時に、画素値の更新が連続的に行なわれた回数が上記第1の閾値と異なる第2の閾値以上か否かを判定する第2の判定ステップと、
    上記第2の判定ステップが、上記回数が、上記第2の閾値未満と検出した時に、上記誤差が小さくなるように、上記中間画像データの画素値を更新する第1の調整ステップと、
    上記第2の判定ステップが、上記回数が、上記第2の閾値以上と検出した時に、上記誤差検出ステップで検出された上記誤差の変化の方向が増加の場合に、上記記憶部に記憶されている上記中間画像データの画素値に、所定の値を加算し、上記誤差検出ステップで検出された上記誤差の変化の方向が減少の場合に、上記記憶部に記憶されている上記中間画像データの画素値に、所定の値を減算することで第2の調整処理を行なう第2の調整ステップと、
    上記第2の画像データおよび上記予測係数を出力する出力ステップとを備え、
    上記第1の判定ステップが上記誤差の変化量が上記第1の閾値未満と判定した時に、上記記憶部に記憶されている中間画像データを上記第2の画像データとして決定し、上記第2の画像データが上記出力ステップを介して出力され、
    上記予測係数生成ステップは、調整ステップによって上記中間画像データの画素値が調整される毎に、新たな上記予測係数を生成することを特徴とする画像データ変換方法。
  6. 第1の画像データを、上記第1の画像データより画素数が少ない第2の画像データに変換し、上記第2の画像データおよび予測係数を出力し、上記第2の画像データおよび上記予測係数から上記第1の画像データを復元するようにした画像データ変換方法をコンピュータに実行させるためのプログラムが記録された記録媒体において、
    上記プログラムは、
    上記第1の画像データから上記第2の画像データと画素数が同一の中間画像データを生成する中間画像データ生成ステップと、
    上記中間画像データを記憶部に記憶する記憶ステップと、
    上記記憶部に記憶された上記中間画像データ中の複数の予測タップの画素値と予測係数との線形演算によって上記第1の画像データの画素値を予測した時に、誤差が最小となる上記予測係数を生成する予測係数生成ステップと、
    上記記憶部に記憶された上記中間画像データと予測係数との線形演算によって、上記第1の画像データと画素数が同一の予測画像データを生成する予測画像データ生成ステップと、
    上記第1の画像データと上記予測画像データの誤差を検出する誤差検出ステップと、
    上記誤差検出ステップで検出された誤差が第1の閾値以上か否かを判定し、上記第1の閾値未満の時に、上記中間画像データを上記第2の画像データとして決定する第1の判定ステップと、
    上記第1の判定ステップが、上記誤差が上記第1の閾値以上と判定した時に、画素値の更新が連続的に行なわれた回数が上記第1の閾値と異なる第2の閾値以上か否かを判定する第2の判定ステップと、
    上記第2の判定ステップが、上記回数が、上記第2の閾値未満と検出した時に、上記誤差が小さくなるように、上記中間画像データの画素値を更新する第1の調整ステップと、
    上記第2の判定ステップが、上記回数が、上記第2の閾値以上と検出した時に、上記誤差検出ステップで検出された上記誤差の変化の方向が増加の場合に、上記記憶部に記憶されている上記中間画像データの画素値に、所定の値を加算し、上記誤差検出ステップで検出された上記誤差の変化の方向が減少の場合に、上記記憶部に記憶されている上記中間画像データの画素値に、所定の値を減算することで第2の調整処理を行なう第2の調整ステップと、
    上記第2の画像データおよび上記予測係数を出力する出力ステップとを備え、
    上記第1の判定ステップが上記誤差の変化量が上記第1の閾値未満と判定した時に、上記記憶部に記憶されている中間画像データを上記第2の画像データとして決定し、上記第2の画像データが上記出力ステップを介して出力され、
    上記予測係数生成ステップは、調整ステップによって上記中間画像データの画素値が調整される毎に、新たな上記予測係数を生成することを特徴とする記録媒体。
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