JP4344985B2 - 充填物を有する人工芝生及びその施工方法 - Google Patents

充填物を有する人工芝生及びその施工方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、基布に植毛したパイル糸の間に砂その他の充填物を有する人工芝生及びその施工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
運動競技場のアリーナースペースには、競技場の維持管理の容易性、グランドコンディションの安定性、優れた透水性等の特徴を備えた、充填物を有する人工芝生が用いられている。図15に示すように、人工芝生1は、一般的に、裏打ち用の基布2に多数の合成樹脂製のパイル糸3(葉片)を植毛したものである。特に、野球やサッカー、テニスコート等の競技を行う運動競技場には、運動選手の足腰にかかる負担を大幅に軽減するため、衝撃吸収性、しなやかさ、良好なバウンド力等の運動性能を備えた、砂、ゴムチップ等の充填物5をパイル糸3の間に充填した、充填物5を有する人工芝生1が用いられることが多い。
【0003】
通常、人工芝生を敷設する場合は、幅3.6mから4m程度のロール状の基布を展長し、各人工芝生の端部の基布を縫製加工して運動競技場に合せた大きな人工芝生とし、該人工芝生の周辺部を床面に接着した後、充填物である砂(珪砂)を撒き、砂の散布によって倒れたパイル糸をブラシで起毛させて、砂をパイル糸の間に落とし込み、更に、砂の上からゴムチップ等を撒いて、ブラシでパイル糸を起毛させることを繰り返し、所定の高さまで充填物をパイル糸の間に充填して、充填物を有する人工芝生を運動競技場に敷設している。
【0004】
特開平5−156602号公報には、テニスコート、サッカー場、ラグビー場、ゲートボール場等に用いられる長尺状に形成された複数枚の人工芝生を接続して敷設し、砂を充填した人工芝生において、敷設した人工芝生のうち使用頻度の高い部分と低い部分とを、芝ブロックで構成し、該芝ブロックの裏面にジョイントテープ材を敷いて、隣接する芝ブロックを接続し、人工芝生の硬化又は磨耗が目立ってきたら、隣接する芝ブロック間を接続しているジョイントテープ材をカッター等を用いて切り離し、使用頻度の高い芝ブロックと使用頻度の低い芝ブロックとの位置を交代する、砂入れ人工芝生の施工方法が開示されている。
【0005】
また、充填した充填物が人工芝生の周辺端部から流出しやすいため、人工芝生の周辺部には、充填物の流出を堰き止める構造が必要となる。このため、従来においては、人工芝生を敷設する部分を凹状に形成し、この凹部内に充填物を有する人工芝生を敷設し、凹部の側壁で充填物の流出を堰き止めたり、図15に示すように、人工芝生1の周囲にコンクリートでブロック状の突設部22を設け、該突設部22で充填物の流出を堰き止める構造となっていた。
【0006】
特開平8−3914号公報には、人工芝生の周辺部に、透水性を有するとともに、人工芝生に充填した充填物の高さと同等若しくはそれよりも高く形成されたウレタンバインダ製の直方体ブロック状の舗装材を、砂止めとして配置した発明が開示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図16に示すように、運動競技のみならず、コンサートや各種展示会等の多目的利用を前提とする施設のアリーナスペースには、コンクリートの床面に、給排水用マンホールA、地下収納庫用ハッチB、電源引き込みハッチ、可動装置用レール収納ハッチC及び競技用グラウンドの周囲に設けた可動席用のレールハッチD等の設備を有するものが多く、催事に合せてこれらの設備を使用するために、人工芝生を撤去し、催事後、再び人工芝生を修復する必要があった。
【0008】
このため、運動選手の足腰にかかる負担を考慮すると、運動競技場のアリーナスペースには、充填物を有する人工芝生を敷設することが適当であるが、施設の多目的利用を考慮して、撤去や修復が簡便に施工できる充填物のない人工芝生が用いられるという傾向にあった。すなわち、充填物を有する人工芝生の場合は、催事に合せて、アリーナスペースの人工芝生から充填物を抜き取って人工芝生を撤去し、その後、再び人工芝生を敷設して、充填物の再充填を行なわなければならず、膨大な時間と費用がかかる、と云う問題があった。
【0009】
部分的に充填物を有する人工芝生を撤去する場合であっても、一部の人工芝生を撤去した際に、人工芝生の端部から充填物が流出して周囲に散乱し、この流出した充填物をほうきで掃いたり、掃除機で吸い取って、除去しなければならず、1平方メートル程度でも約1時間程度の作業時間を要し、撤去作業が困難である、と云う問題があった。
【0010】
充填物を有する人工芝生の一部を撤去若しくは修復すると、人工芝生の端部から、傾斜角約45°の角度で充填物が流出するため、修復の度に補充する充填物量も少なくなく、部分的な人工芝生の撤去であっても、修復費用がかかる、と云う問題もあった。
【0011】
また、多量に流出してしまった充填物の再充填にあたっては、人工芝生の衝撃吸収性を損なったり、ボールのバウンドのイレギュラーが起きたりしないように、周囲の充填密度と同程度に充填物を再充填することが必要となり、再充填に技術を要し、時間がかかる、と云う問題もあった。
【0012】
使用頻度の高い部分に芝ブロックを用いる上述の発明であっても、芝ブロックを交換する際に人工芝生の端部から充填物が流出する、という問題は解決されていない。また、修復の際にはカッターで切断したジョイントテープに代わり、再び新たなジョイントテープ材を敷いて芝ブロックを接続しなければならず、充填物を有する人工芝生の撤去若しくは修復の施工が困難である、と云う問題は解決されていなかった。
【0013】
また、人工芝生の周辺端部から充填物を流出させないために、人工芝生の周辺部の地面等にコンクリートブロックを配置すると、硬いコンクリートブロックにぶつかって運動選手が怪我等をする場合があり、安全性の点で問題があった。
【0014】
上述のウレタンバインダ製の直方体ブロックを、砂止めとして人工芝生の周辺部に配置した場合であっても、該直方体ブロックが、人工芝生に充填された充填物の高さと同等若しくはそれよりも高く形成されているため、運動選手が直方体ブロックに躓くおそれがあり、安全性の点では問題があった。広範囲なアリーナスペースに敷設した人工芝生には、整備用又は搬送用の車輌が乗り入れる必要があるが、ウレタンバインダ製の直方体ブロックでは、重量物、大型車輌の通行に対する耐荷重性がない、と云う問題もあった。
【0015】
また、多目的利用を前提とした施設においては、催事に合せて、給排水用のマンホール、可動装置用レール等の設備を利用するために、人工芝生の撤去若しくは修復に伴って、人工芝生の周辺部に配置した突起部等の一部も部分的に撤去若しくは修復する必要があった。
【0016】
そこで、本発明は、叙述の諸事情を鑑みて創案されたもので、充填物の流出を防止して充填物を有する人工芝生を撤去若しくは修復することを技術的課題とし、もって施設の多目的利用に合せて、充填物を有する人工芝生の安全性能、運動性能を損なうことなく、簡便かつ迅速に、撤去若しくは修復の可能な充填物を有する人工芝生及びその施工方法を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】
上記技術的課題を解決する本発明のうち、
請求項1記載の発明の手段は、基布にパイル糸を植毛した植毛部を設け、前記パイル糸の間に砂、砂及びゴムチップ、ゴムチップ等の充填物を有する人工芝生ブロックであること、互いに接合する二つの人工芝生ブロックの少なくとも一方の端部に、パイル糸の上面まで巻き上げ可能な、パイル糸を植毛しない非植毛部を設け、該非植毛部に他方の人工芝生ブロックと接合するジョイント部を設け、他方の人工芝生ブロックの端部に、ジョイント部と接合する接合部を設けたこと、にある。
【0018】
本願請求項1記載の発明にあっては、充填物を有する人工芝生ブロックを撤去する際に、互いに接合する二つの人工芝生ブロックの少なくとも一方の端部に設けた非植毛部を、パイル糸の上面まで巻き上げ、この非植毛部をテープ、固定用ペグ等でパイル糸の上面に留めておくことにより、非植毛部で充填物を堰き止め、人工芝生ブロックの端部から充填物の流出を防止することができ、充填物が散乱しないため、充填物を有する人工芝生ブロックの撤去を、簡便かつ迅速に施工することができる。
【0019】
撤去した人工芝生ブロックの修復にあっては、巻き上げてあった非植毛部を元に戻し、撤去した一部の人工芝生ブロックを元の場所に戻す。撤去した人工芝生ブロックを元に戻すと、撤去した人工芝生ブロックの接合部と、該人工芝生ブロックに隣接する人工芝生ブロックの非植毛部に設けたジョイント部とが、互いに接合し、充填物を有する人工芝生の修復を簡便に施工できる。
【0020】
そして、二つの人工芝生ブロックの接合部分上に、少量の充填物を再充填して接合部分をならすことにより、接合部が離れることなく、人工芝生の安全性能と運動性能を維持する。
【0021】
請求項2記載の発明の手段は、請求項1記載の発明の構成に、少なくとも一方の人工芝生ブロックの非植毛部に設けたジョイント部を、非植毛部の表面に設けた面ファスナーとしたこと、他方の人工芝生ブロックに設けた接合部を、該他方の人工芝生ブロックの端部の裏面に設けた面ファスナーとしたこと、にある。
【0022】
一方の人工芝生ブロックのジョイント部として、非植毛部の表面に面ファスナーを設け、他方の人工芝生ブロックの接合部として、人工芝生ブロックの端部の裏面に面ファスナーを設けたため、撤去した人工芝生ブロックを元の位置に戻すと、ワンタッチ的に面ファスナー同士が接合し、元の位置からずれることなく、撤去した人工芝生ブロックを、短時間で簡便な修復を施工できる。
【0023】
請求項3記載の発明の手段は、基布にパイル糸を植毛した植毛部を設け、前記パイル糸の間に砂、砂及びゴムチップ、ゴムチップ等の充填物を有する人工芝生であること、互いに隣接する一方の人工芝生ブロックと他方の人工芝生ブロックの端部のそれぞれに、パイル糸に沿ってアングル状の縁取り材である枠材を立設し、該枠材の外部若しくは内部に、充填物の充填高さよりもやや低い、可撓性の起立壁を立設したこと、にある。
又、撤去側の人工芝生ブロックにあっては、硬質性の平板の周囲に枠部を立設したパレットを用いたこと、にある。
【0024】
請求項3記載の発明にあっては、充填物を有する人工芝生ブロックの端部に、予め枠材を立設し、該枠材に沿って可撓性の起立壁を立設しておくことにより、充填物の流出を起立壁で堰き止めて、充填物の流出を防止することができ、充填物が周囲に散乱しないため、人工芝生ブロックの撤去若しくは修復を、より簡便に施工できる。撤去した人工芝生ブロックを修復した際には、隣接した起立壁の上部に、少量の充填物を再充填して接合部をならすことにより、運動選手等が起立壁に躓いたり、ボールのバウンドのイレギュラーが起きることはない。
【0025】
請求項4記載の発明の手段は、請求項3記載の発明の構成に加え、可撓性の起立壁に、該起立壁の上端から縦方向に複数の切り込み部を設けたこと、にある。
【0026】
請求項4記載の発明にあっては、起立壁の上端から縦方向に、複数の切り込み部を設けたため、起立壁の上端が切片状となり、運動選手の運動やボールのバウンドの際に、切片状となっている起立壁の上端が柔軟に撓み、人工芝生の安全性と、人工芝生の衝撃吸収性、しなやかさ、バウンド力等の良好な運動性能を維持する。
【0028】
請求項3、4記載の発明にあっては、予めパレットに敷設した人工芝生ブロックを、パレットごと部分的に撤去若しくは修復できるため、給排水用マンホール、電源引き込みハッチ等の使用頻度の高い部分において、人工芝生ブロックの部分的な撤去若しくは修復を簡便かつ迅速に行うことができる。
【0029】
請求項5記載の発明の手段は、請求項3、4または5記載の発明の構成に加え、互いに接合する一方の人工芝生ブロックの端部と他方の人工芝生ブロックの端部のそれぞれに、パイル糸の上面まで巻き上げ可能な、パイル糸を植毛しない非植毛部を設けたこと、それぞれの非植毛部の端部に互いにジッパーで接合するジッパー部を設けたこと、一方の人工芝生ブロックと他方の人工芝生ブロックの間に、接合したジッパーを押し込む間隙を形成するスペーサーを設けたこと、にある。
【0030】
請求項記載の発明にあっては、撤去する人工芝生ブロックの周辺端部と、該人工芝生ブロックに隣接する人工芝生ブロックの端部のそれぞれに非植毛部を設けたため、人工芝生ブロックを撤去する際に、それぞれの非植毛部をパイル糸の上面まで巻き上げて、充填物の流出を堰き止めて充填物の散乱を防止し、人工芝生ブロックの撤去を簡便かつ迅速に施工できる。
【0031】
撤去した人工芝生ブロックの修復にあっては、撤去した人工芝生ブロックを元の位置に戻し、この人工芝生ブロックの非植毛部に設けたジッパー部と、隣接する人工芝生ブロックの非植毛部に設けたジッパー部とをジッパーで接合することにより、撤去した人工芝生ブロックを簡便に修復することができる。二つの人工芝生ブロックを接合したジッパーは、隣接する二つの人工芝生ブロックに設けたスペーサーにより形成された間隙に押し込み、ジッパーの上部に少量の充填物を充填してならすことにより、運動選手がジッパーに引っ掛かったりすることはない。
【0032】
なお、ジッパーとは、同一構造をもった1組の噛み合い歯によって隣接する非植毛部を連続的につなぎあわせる滑り式の締具を云う。
【0033】
請求項記載の発明の手段は、請求項記載の発明の構成に加え、少なくとも一方の非植毛部の裏面に、ジッパーを引き出す引き出し紐を設けたこと、にある。
【0034】
請求項記載の発明にあっては、引き出し紐により、隣接する二つの人工芝生ブロックの間に押し込んで上部に充填物を充填したジッパーを簡便に引き出すことができ便利である。
【0051】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を、図面を参照にしながら説明する。
図1は、本発明の第一の実施例を示す、人工芝生1の概略構成を説明する、側面図である。
【0052】
図1に示すように、人工芝生ブロック1は、基布2にパイル糸3を植毛した植毛部4を有し、該植毛部4のパイル糸3の間に、砂、砂及びゴムチップ、ゴムチップ等の充填物5を充填している。敷設した人工芝生ブロックのうち、一部を部分的に撤去する人工芝生ブロック1´にあっては、人工芝生ブロック1´の基布2の裏面にジョイント用のシート6を設け、該シート6を介して、人工芝生ブロック1´の周端部の裏面に面ファスナーを接合部7として設けている。撤去する人工芝生ブロック1´に隣接する人工芝生ブロック1´の端部には、基布2の裏面にジョイント用のシートを設けて該シートを延出設し、パイル糸3の上面まで巻き上げ可能な、パイル糸3を植毛しない非植毛部8を形成している。該非植毛部8の表面には、パイル糸3に近接して、接合部7と接合する面ファスナーをジョイント部9として設けている。
【0053】
図2は、可動装置用レールC´を収納したハッチC上に敷設した人工芝生ブロック1、1´の一部を部分的に撤去する施工工程を説明する側面図であり、図3は、図2の概略構成を説明する斜視図である。
【0054】
図2及び図3に示すように、可動装置用レールC´を収納したハッチC上に敷設した人工芝生ブロック1´を部分的に撤去する際には、ハッチC上に敷設した一部の人工芝生ブロック1´の周辺部に水を散水し、人工芝生ブロック1´を部分的に引き上げてハッチC上から取り去る。
【0055】
撤去する前に、部分的に引き上げる人工芝生ブロック1´の周辺部に散水し、充填物5の結合性を水分によって高めて、抜き取った人工芝生ブロック1´の端部及び人工芝生ブロック1から充填物5が崩れないように防止する。なお、撤去した人工芝生ブロック1´を、抜き取ったまま長期保存する場合は、パレット等の板状物上に載置しておくことが望ましい。
【0056】
図2(b)及び図3に示すように、撤去した人工芝生ブロック1´に隣接していた人工芝生ブロック1は、非植毛部8をパイル糸3の上面まで巻き上げ、巻き上げた非植毛部8をテープやペグ等でパイル糸3上に固定する。人工芝生ブロック1の端部の充填物5は、巻き上げられた非植毛部8で堰き止められて流出せず、充填物5が周囲に散乱しないため、速やかに一部の人工芝生ブロック1´の撤去を施工できる。
【0057】
撤去した人工芝生ブロック1´を修復するには、巻き上げた非植毛部8を元に戻した後、撤去した一部の人工芝生ブロック1´を元の位置に戻す。なお、巻き上げてあった非植毛部8を元に戻す際には、人工芝生ブロック1の端部に押さ板を設置すると、人工芝生ブロック1から充填物5が殆ど流出しない。
【0058】
人工芝生ブロック1´を元に戻すと、人工芝生ブロック1´の端部の裏面に設けた接合部7と、非植毛部8の表面に設けたジョイント部9とが、互いに面ファスナーでワンタッチ的に接合し、人工芝生ブロック1´を簡便に元の位置に修復できる。
【0059】
そして、人工芝生ブロック1´と人工芝生ブロック1の接合部分の上部に、少量の充填物5を再充填して、パイル糸3を起毛し、接合部分をならすことにより、人工芝生ブロック1´の修復を完了する。
【0060】
本実施例によれば、従来において、人工芝生の撤去若しくは修復に、作業員2人程度で1時間の作業時間を要していたところを、同一の人数で、5分程度で、簡便かつ迅速に、充填物5を有する人工芝生1の撤去若しくは修復を施工できることを確認している。
【0061】
図4は、本発明の第二の実施例を示し、互いに接合する人工芝生ブロック1、1´の端部の構造を説明する側面図である。図5は、パレット12を示す平面図である。
【0062】
図4に示すように、人工芝生ブロック1、1´において撤去する部分の基布2は、切断されており、基布2が切断された人工芝生ブロック1の端部には、パイル糸3に沿ってアングル状の縁取り材である枠材10を立設している。枠材10の内部には、充填物5の充填高さよりもやや低い、可撓性を有するゴム製の板材からなる起立壁11を立設している。
【0063】
撤去する人工芝生ブロック1´は、図5に示すように、硬質性の平板の周囲に枠部12aを設けたパレット12上に載置している。枠部12aの内部にも、可撓性を有するゴム製の板材からなる起立壁11を立設している。
【0064】
一部の人工芝生ブロック1´を撤去若しくは修復する際には、人工芝生ブロック1´及び人工芝生ブロック1の端部に立設した起立壁11で充填物5の流出とパイル糸3の倒れが防止され、充填物5が周囲に散乱しないため、人工芝生ブロック1´の部分的な撤去若しくは修復を、簡便かつ迅速に、施工できる。
【0065】
図4及び図5に示すように、給排水用マンホールや、ハッチ等の大きさに合せたパレット12に、部分的に撤去する人工芝生ブロック1´を載置することにより、使用頻度の高い給排水用のマンホールやハッチ部分の人工芝生ブロック1´の撤去若しくは修復を簡単に施工できる。
【0066】
なお、撤去した人工芝生ブロック1´を修復した後、人工芝生ブロック1´と人工芝生ブロック1の隣立した起立壁11の上部に、少量の充填物5を再充填することにより、運動選手等が起立壁11に躓いたり、起立壁11の存在によって、ボールのバウンドのイレギュラーが起こることは少なく、人工芝生ブロック1の運動性能、安全性能を維持する。
【0067】
図6に示す、第三の実施例のように、起立壁11を、枠材10若しくはパレット12の枠部12aの外部に設けることも可能である。また、本実施例においては、起立壁11として、ウレタン加工したポリエチレン製の板材を用いている。起立壁11の素材としては、可撓性を有していれば、ゴム製若しくはポリエチレン製に限らず、他の素材を用いることも可能である。
【0068】
図7は、パレット12上に載置した人工芝生ブロック1を説明する斜視図である。図7に示すように、枠部12aに沿って立設した起立壁11には、上端部から縦方向に複数の切り込み部11aを設けている。
【0069】
起立壁11は、切り込み部11aによって、上端部が切片状となり、該切片状の起立壁11の上端部が柔軟に撓んで、運動選手の運動やボールのバウンド等による衝撃を吸収し、人工芝生1の衝撃吸収性、しなやかさ、バウンド力等の良好な運動性能を維持する。
【0070】
図8乃至図10は、本発明の第四の実施例を説明する、側面図である。図8乃至図10に示すように、撤去する一部の人工芝生ブロック1´を載置し、枠部12aと起立壁11の間には、パイル糸3を植毛しない非植毛部8を設けている。また、人工芝生ブロック1´に隣接した人工芝生ブロック1の枠材10と起立壁11の間にも、同様に非植毛部8を設けている。それぞれの非植毛部8の端部に、ジッパー13で連続的に人工芝生ブロック1´と人工芝生ブロック1を接合するジッパー部13aを設け、隣立する起立壁11の間には、接合したジッパー13を押し込む間隙を形成するためのスペーサー14を設けている。
【0071】
一方の非植毛部8の裏面には、スペーサー14によって形成された間隙に押し込まれるジッパー13を引き出すための引き出し紐15を設けている。
【0072】
図9に示すように、一部の人工芝生ブロック1´を撤去する際には、引き出し紐15を引っ張って、ジッパー13を人工芝生ブロック1の表面上に引き出し、ジッパー3の接合を解除する。
【0073】
そして、図10に示すように、ジッパー13の接合を解除したそれぞれの非植毛部8をパイル糸3の上面に巻き上げて、固定ペグ16等で固定し、充填物5の流出を非植毛部8で堰き止めて防止し、一部の人工芝生ブロック1´を抜き取る。
【0074】
人工芝生ブロック1´を修復する際には、図8に示すように、撤去した人工芝生ブロック1´を元の位置に戻し、人工芝生ブロック1と人工芝生ブロック1´をジッパー13で接合し、該ジッパー13をスペーサー14によって形成された間隙に押し込んで、押し込んだジッパー13上に少量の充填物5を充填して、倒れたパイル糸3を起毛して、表面をならして、修復を完了する。
【0075】
撤去した人工芝生ブロック1´は、隣接する人工芝生ブロック1とジッパー13で連続的に簡単に接合されるため、撤去した人工芝生ブロック1´を簡便かつ迅速に修復することができる。人工芝生ブロック1と人工芝生ブロック1´を接合したジッパー13は、スペーサー14により形成された間隙に押し込まれ、ジッパー13の上部には、少量の充填物5が再充填されるため、運動選手等がジッパー13に引っ掛かることはない。
【0091】
【発明の効果】
本発明は、上記した構成となっているので、以下に示す効果を奏する。
請求項1記載の発明にあっては、充填物を有する人工芝生ブロックを撤去する際に、少なくとも一方の人工芝生ブロックの端部に設けた非植毛部を、パイル糸の上面まで巻き上げ、この非植毛部をパイル糸の上面に留めておくことにより、非植毛部で充填物の流出を堰き止めて防止することができ、撤去の際に充填物が周囲に散乱しないため、充填物を有する人工芝生ブロックの撤去を、簡便かつ迅速に施工できる。
【0092】
また、撤去した人工芝生ブロックの修復にあたって、撤去した人工芝生ブロックの接合部と、該人工芝生ブロックに隣接する人工芝生ブロックのジョイント部とが互いに接合し、元の位置からずれることなく、撤去した充填物を有する人工芝生の修復を簡便かつ迅速に施工できる。
【0093】
このように、充填物を有する人工芝生の撤去若しくは修復の施工を簡便かつ迅速に行うことができるため、人工芝生の撤去若しくは修復作業を行う頻度の高い、多目的利用を前提とした施設においても、運動性能の優れた充填物を有する人工芝生を適用することができる。
【0094】
施設のアリーナスペースに敷設する人工芝生のうち、修復若しくは撤去を行う頻度の高い部分にのみ、互いに接合する一方の人工芝生に非植毛部とジョイント部を設け、他方の人工芝生に接合部を設けた構造としても良く、アリーナスペースに敷設する人工芝生の全体を上述の構造としてもよい。
【0095】
修復した部分の人工芝生とこれに隣接する人工芝生の接合部分の上部には、少量の充填物を再充填して補充するため、運動選手等が接合部分に躓いたり、ボールのバウンドのイレギュラーが起きることはなく、充填物を有する人工芝生の衝撃吸収性、しなやかさ、バウンド力等の良好な運動性能を維持する。
【0096】
請求項2記載の発明にあっては、ジョイント部を、非植毛部の表面に設けた面ファスナーとし、ジョイント部に接合する接合部を、人工芝生の端部の裏面に設けた面ファスナーとしたため、撤去した人工芝生を元の位置に戻すだけで、面ファスナーがワンタッチ的に接合し、撤去した人工芝生の修復を、簡便かつ迅速に、施工できる。
【0097】
請求項3、記載の発明にあっては、撤去する人工芝生の周端部及び該人工芝生に隣接する人工芝生の端部のそれぞれに、枠材及び可撓性の起立壁を立設したため人工芝生の端部の充填物の流出を、起立壁で堰き止めて防止することができ、充填物の散乱により困難であった充填物を有する人工芝生の撤去若しくは修復を、簡便かつ迅速に施工することができる。
【0098】
又は、可撓性の起立壁に、該起立壁の上端から縦方向に複数の切り込み部を設けたため、該切り込み部によって上端が切片状となった起立壁が柔軟に撓み、運動選手の運動やボールのバウンド等による衝撃を吸収し、充填物を有する人工芝生の衝撃吸収性、しなやかさ、バウンド力等の良好な運動性能を維持する。
【0099】
請求項5記載の発明にあっては、予めパレットに、部分的に撤去する一部の人工芝生を敷設し、パレットごと部分的に人工芝生を撤去若しくは修復できるため、給排水用マンホール、電源引き込みハッチ等の使用頻度の高い部分において、人工芝生の部分的な撤去若しくは修復作業の簡便かつ迅速な施工を実現できる。
【0100】
請求項記載の発明にあっては、互いに接合する一方の人工芝生の端部と他方の人工芝生の端部のそれぞれに、非植毛部を設け、それぞれの非植毛部に、ジッパーで連続的に接合可能なジッパー部を設けたため、人工芝生を撤去する際には、それぞれの非植毛部をパイル糸の上面に巻き上げて、充填物の流出を防止することができるとともに、撤去した人工芝生を修復する際には、ジッパーで二つの人工芝生を連続的に接合することができるため、人工芝生の撤去若しくは修復を簡便かつ迅速に施工できる。
【0101】
請求項記載の発明にあっては、少なくとも一方の非植毛部の裏面に設けた引き出し紐により、隣接する二つの人工芝生の間に押し込まれて上部に充填物を充填したジッパーを簡単に引き出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施例を示し、人工芝生の概略構成を説明する側面図。
【図2】(a)撤去前の人工芝生の側面図、(b)一部を撤去した人工芝生の側面図。
【図3】図2に示す、一部撤去した人工芝生の概略構成を説明する斜視図。
【図4】本発明の第二の実施例を示し、人工芝生の端部の構造を説明する側面図。
【図5】パレット状の枠材を示す平面図。
【図6】本発明の第三の実施例を示し、人工芝生の端部の構造を説明する側面図。
【図7】図6に示す、パレット状の枠材上に載置した人工芝生を示す斜視図。
【図8】本発明の第四の実施例を示し、人工芝生の端部の構造を説明する側面図。
【図9】図8の人工芝生を撤去・修復する際の施工工程を説明する、側面図。
【図10】図8の人工芝生を撤去する際の施工工程を説明する、側面図。
【図11】従来例を示し、人工芝生の周辺部の構造を示す縦断面図。
【図12】多目的利用を前提とする、施設の平面図。

Claims (4)

  1. 基布(2)にパイル糸(3)を植毛した植毛部(4)を設け、前記パイル糸(3)の間に砂、砂及びゴムチップ、ゴムチップ等の充填物(5)を有する人工芝生ブロック(1)と撤去する人工芝生ブロック(1’)が互いに接合した人工芝生において、人工芝生ブロックは、互いに接合する部分の基布(2)切断され、基布(2)が切断された端部には、パイル糸(3)に沿ってアングル状の縁取り材である枠材(10)を立設し、枠材(10)と隣接し、枠材(10)よりも高く、充填物(5)の充填高さよりもやや低い、可撓性を有する板材からなる起立壁(11)を立設し、撤去する人工芝生ブロック(1’)は、硬質性の平板の周囲に枠部(12a)を設けたパレット(12)上載置し、枠部(12a)に隣接して、枠部よりも高く、充填物の高さより低い、可撓性を有する板材からなる起立壁(11)を立設してなる充填物を有する人工芝生。
  2. 可撓性の起立壁(11)に、該起立壁(11)の上端から縦方向に複数の切り込み部を(11a)を設けた請求項1記載の充填物を有する人工芝生。
  3. 請求項1または2に記載の発明において、枠部(12a)と起立壁(11)の間にパイル糸(3)を植毛しない非植毛部(8)を挟み込み、また枠材(10)と起立壁(11)の間にも同様に非植毛部(8)を挟み込み、それぞれの非植毛部(8)の端部にジッパー(13)で連続的に人工芝生ブロック(1’)と人工芝生ブロック(1)を接合するジッパー部(13a)を設け、隣立する起立壁(11)の間には、接合したジッパー(13)を押し込む間隙を形成するためのスペーサー(14)を設けてなる充填物を有する人工芝生。
  4. 少なくとも一方の非植毛部(8)の裏面に、ジッパー(13)を引き出す引き出し紐(15)を設けた請求項1記載の充填物を有する人工芝生。
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