JP4344784B2 - セキュア・ネットワーク印刷システム及びセキュア・ネットワーク印刷プログラム - Google Patents
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Description
このネットワーク印刷システムでは、クライアント端末から印刷ジョブが送られてきた順に印刷が行われるか、あるいは印刷ジョブに付加された優先順位情報に基づいて印刷が行われる。
このようなネットワーク印刷システムにおいて、プリンタ端末は、複数台のクライアント端末による共有環境下に置かれているため、あるクライアント端末から送られた印刷ジョブがプリンタ端末から出力される際には、出力された書類が印刷を指示した特定のユーザ以外の目に触れてしまう危険性を伴う。
そのため、このようなネットワーク印刷システムでは、印刷結果を他者に見られないようにするために、ユーザがクライアント端末から印刷ジョブを送出した直後にプリンタ端末の近傍に行き、印刷結果が排出されるまで待機する必要があった。
また、ユーザが印刷ジョブを送出した後に印刷結果を直ちに回収しない場合は、印刷済みの紙がそのまま放置されてしまい、その結果、印刷結果の遺失、汚損、盗難、若しくは、情報漏洩といった問題が発生することがあった。
かかる印刷ジョブ毎の認証入力は、ユーザにとって必ずしも使い勝手のよいものとは言えなかった。
また、一度の認証だけで複数の印刷ジョブが印刷処理されているときに、他の印刷データの割込みを防止する技術も併せて提供するものである。
前記クライアント端末は、
・印刷スプール領域の印刷ジョブの有無及び印刷ジョブの認証状態(未認証または認証済みのステータス)を少なくとも含む、印刷スプール領域に対して1つ割り当てられたステータス情報を判別するステータス判別手段と、
・予め登録された若しくは入力されたユーザの識別情報と、前記プリントサーバから受信したユーザの識別情報とが一致するか否かに基づいてユーザの個人認証を行う個人認証手段と、
・印刷スプール領域の印刷ジョブ数または印刷ジョブIDを少なくとも含む、印刷スプール領域に対して1つ割り当てられた印刷ジョブ識別情報を取得する印刷ジョブ情報取得手段と、
・前記ステータス情報を、印刷ジョブが保存されると未認証に変更し、認証されると認証済みに変更されるようにコントロールするステータス制御手段と、
を少なくとも備え、
前記プリントサーバは、
・ユーザの識別情報を入力させ、入力されたユーザの識別情報をクライアント端末に送信するユーザ識別情報取得手段と、
を備えることを特徴とするセキュア・ネットワーク印刷システムが提供される。
また、印刷スプール領域の印刷ジョブ識別情報を取得することで、1回の認証で印刷処理する印刷ジョブを、認証完了時点でスプールに格納されている印刷ジョブに制限することができる。
前記クライアント端末は、
・印刷スプール領域の印刷ジョブの有無及び印刷ジョブの認証状態(未認証または認証済みのステータス)を少なくとも含む、印刷スプール領域に対して1つ割り当てられたステータス情報を判別するステータス判別手段と、
・予め登録された若しくは入力されたユーザの識別情報をプリントサーバに送信するユーザ識別情報取得手段と、
・印刷スプール領域の印刷ジョブ数または印刷ジョブIDを少なくとも含む、印刷スプール領域に対して1つ割り当てられた印刷ジョブ識別情報を取得する印刷ジョブ情報取得手段と、
・前記ステータス情報を、印刷ジョブが保存されると未認証に変更し、認証されると認証済みに変更されるようにコントロールするステータス制御手段と、
を少なくとも備え、
前記プリントサーバは、
・ユーザの識別情報を入力させ、入力されたユーザの識別情報と、前記プリントサーバから受信したユーザの識別情報とが一致するか否かに基づいてユーザの個人認証を行う個人認証手段と、
を備えることを特徴とするセキュア・ネットワーク印刷システムが提供される。
前述の第1の観点の発明と異なる点は、第1の観点の発明ではクライアント端末が有する個人認証手段を、第2の観点の発明ではプリントサーバが有することとし、また、第1の観点の発明ではプリントサーバが有するユーザ識別情報取得手段を、第2の観点の発明ではクライアント端末が有することとした点である。
・印刷スプール領域の印刷ジョブの有無及び印刷ジョブの認証状態(未認証または認証済みのステータス)を少なくとも含む、印刷スプール領域に対して1つ割り当てられたステータス情報を判別するステータス判別ステップと、
・予め登録された若しくは入力されたユーザの識別情報と、前記プリントサーバから受信したユーザの識別情報とが一致するか否かに基づいてユーザの個人認証を行う個人認証ステップと、
・印刷スプール領域の印刷ジョブ数または印刷ジョブIDを少なくとも含む、印刷スプール領域に対して1つ割り当てられた印刷ジョブ識別情報を取得する印刷ジョブ情報取得ステップと、
・前記ステータス情報を、印刷ジョブが保存されると未認証に変更し、認証されると認証済みに変更されるようにコントロールするステータス制御ステップと、
を少なくとも備えたセキュア・ネットワーク印刷プログラムが提供される。
また、一度の認証だけで複数の印刷ジョブが印刷処理されているときに、他の印刷データの割込みを防止するといった効果を有する。
本発明により、重要な文書の印刷において機密性を高めると共に、ユーザにとってより利便性に優れたセキュア・ネットワーク印刷システムを提供することができる。
クライアント端末に指紋センサが接続されているものは、ログイン時や印刷命令時に、接続された指紋センサから指紋データを入力して認証することができる。
一方、クライアント端末に指紋センサが接続されていないものは、指紋センサが接続されたクライアント端末やサーバから、予め指紋を入力し登録しておき、その指紋情報をクライアント端末若しくはサーバ上にデータベースとして管理しておくことで、印刷命令時の指紋データの入力を省略し、データベースの指紋データを認証に利用できるように構成されている。
以下、図2を参照しながら、印刷する下記手順(1)〜(8)を説明する。
(1)先ず、ユーザがパソコン等のクライアント端末1でワープロソフトなどのアプリケーション11から印刷の指示を行うと、印刷データはプリンタドライバ12により変換され、クライアント端末の印刷スプール領域20に保存され、印刷ジョブ1が生成される(図中の印刷ジョブ1)。
(2)印刷ジョブが生成されると、印刷ジョブの処理手段であるポートモニタプログラム14が起動する。ポートモニタプログラム14はプリントサーバ(図示せず)との間のネットワークコネクションを確立する。
(3)ポートモニタプログラム14は、クライアント端末における個人認証のために指紋入力画面をクライアント端末のモニタ上に表示させる。
(4)ユーザがクライアント端末に接続されている指紋センサ2等の周辺機器から指紋を入力すると、指紋処理プログラム15によってその指紋画像データが解析され、指紋特徴点データが抽出され、クライアント端末のメモリ内に保存される。
(5)次に、ユーザはプリントサーバの設置場所に移動して、プリントサーバに接続されている指紋センサ等の周辺機器から指紋を入力する。
(6)指紋画像データは暗号化されてプリントサーバからクライアント端末へ送信される。
(7)クライアント端末では、受信した指紋画像データを解析し、指紋特徴点データを抽出して、既に保存されている指紋特徴点データと照合する。
(8)照合結果がOKならば、ポートモニタプログラム14において、クライアント端末の印刷スプール領域20に保存されている印刷ジョブ1がプリントサーバに送信され、プリントサーバに接続されているプリンタから印刷出力される。
すなわち、ポートモニタプログラム14は、ユーザに指紋入力を促し、指紋照合がOKの場合に、印刷スプール領域20に保存されている印刷ジョブをプリントサーバに向けて送信する処理を行う機能を有するのであるが、このポートモニタプログラム14は印刷ジョブ毎に呼ばれるのである。
このポートモニタプログラムの機能について、印刷スプール領域20に複数の印刷ジョブ(例えばJob1とJob2)が蓄積されている場合を想定して具体的に説明する。
このことは、同一ユーザが複数の印刷指示を行ない、複数の印刷ジョブが印刷スプール領域20に格納されている場合に、その印刷ジョブ毎に指紋入力が必要となるということを意味している。
そこで、本発明においては、同一ユーザが複数の印刷指示を行ない、複数の印刷ジョブが印刷スプール領域に格納されている場合に、後で起動され得るポートモニタプログラムに対しても指紋照合OKの情報を与えることができるように、前の指紋照合OKの情報をステータス情報として、プログラムがグローバルにアクセスできる共有メモリに記録するようにしたのである。
また、ステータス情報とは、印刷ジョブの有無と、印刷ジョブの認証状態(未認証または認証済みのステータス)を少なくとも含むものである。以下に示す実施例においては、ステータス情報として、A:ジョブなし,B:未認証,C:認証済みを用いるものとする。
また、印刷ジョブ識別情報は、印刷ジョブ数または印刷ジョブIDを少なくとも含むものである。
より詳しく説明すると、印刷ジョブ数とは、印刷スプール領域に蓄積されている印刷ジョブ数をカウントするものである。また、印刷ジョブID情報とは、印刷スプール領域に蓄積されている印刷ジョブのジョブID一覧から取得される情報である。
上述のステータス情報、印刷ジョブ識別情報が格納される共有メモリは、RAM33上に存在する。
また、図7は本発明に係るセキュア・ネットワーク印刷システムの処理フローを示している。
従来のセキュア・ネットワーク印刷システムの処理では、その後、ポートモニタプログラムによって指紋入力画面が表示され、クライアント端末に接続された指紋センサ2から指紋画像データが入力される(指紋入力(S33))。入力された指紋画像データが解析され、指紋特徴点データが抽出され保存される。
指紋照合結果がOKであれば、クライアント端末から印刷ジョブ送信(S36)が行われ、プリントサーバにおいて印刷ジョブを受信(S37)し、接続されたプリンタ5から書類が印刷出力されるのである(印刷ジョブ出力(S38))。
図6に示した従来のセキュア・ネットワーク印刷システムの処理には無かったステータス判別(S41)と、印刷ジョブ識別情報取得(S42)と、ステータス制御(S43)が追加されることによって、クライアント端末の印刷スプール領域に複数の印刷ジョブが蓄積されている場合においても、プリントサーバでの一度の認証だけで複数の印刷ジョブが印刷処理されるのである。
印刷準備(S32)が行われた後、共有メモリ21に記憶されているステータス情報が参照され、ステータス判別(S41)が行われる。
なお、ステータス情報には、印刷ジョブ有無の情報もあるが、プリンタドライバにより印刷スプール領域20に印刷ジョブが保存され、印刷準備(S32)が行われた時点で、印刷ジョブ監視プログラムによって、必ず印刷ジョブ有りという情報に更新されている。
また、ステータス判別(S41)では、共有メモリ21に記憶されている印刷ジョブ識別情報(印刷ジョブID、印刷ジョブ数)を参照し、自身の印刷ジョブIDがあるかどうかについても照合する。この結果によっても、ステータス制御(S43)が行われるか否かが決定する。
本人がプリントサーバに移動して、プリントサーバの周辺機器の指紋センサ2から同様に指紋入力すると、その指紋画像データがプリントサーバからクライアント端末に送信され(指紋入力・送信(S35))、クライアント端末において指紋特徴点データの照合が行われる(指紋解析・照合(S34))。
クライアント端末では、ステータス制御(S43)の処理を行い、ステータス情報と印刷ジョブ識別情報(印刷ジョブID、印刷ジョブ数)を更新する。
以下では、ポートモニタプログラムの処理フローを示す図8とクライアント端末のプログラム機能ブロック図を示す図2とを参照しながら説明を行う。
(b)印刷ジョブ監視プログラム13は、印刷スプール領域20を監視(ポーリング)しており、印刷ジョブ1が保存されると、共有メモリ21上のステータス情報に「未認証(=B)」を書き込む。
(c)印刷ジョブが保存されると、印刷ジョブ1を処理するためポートモニタプログラム14が呼び出される。ポートモニタプログラム14は共有メモリ21を参照し、ステータス情報が「未認証(=B)」なので指紋画像入力画面をクライアント端末のモニタに表示する。
(d)ユーザが指紋センサ2から指紋を入力すると、指紋処理プログラム15は、指紋画像データを解析し特徴点データを生成し保存する。
(e)印刷ジョブ1が印刷スプール領域20に格納されている状況で、ユーザが第2の印刷指示を実行すると、プリンタドライバは第2の印刷データを変換し、印刷スプール領域20に印刷ジョブが保存される(例えば、印刷ジョブ2が格納される)。
(f)ユーザ本人はプリントサーバのある場所に移動し、プリントサーバの指紋センサから指紋を入力する。
(g)指紋画像は暗号化されてネットワーク経由でクライアント端末に送られ、クライアント端末で指紋解析・照合処理が行われる。
(h)指紋照合結果がOKの場合、指紋処理プログラムがその旨をポートモニタプログラム14に伝える。
(i)ポートモニタプログラム14は、共有メモリ21のステータス情報を「認証済み(=C)」に変更し、ジョブ数「2」、印刷ジョブID「1、2」を格納する。そして印刷ジョブ1をプリントサーバに向けて送信する。
(j)ポートモニタプログラム14は、印刷ジョブ1の終了時に、共有メモリ21のジョブ数を「1」、印刷ジョブID「2」に変更する。
(k)印刷スプール領域20に印刷ジョブ2が残っているので、これを処理するために、ポートモニタプログラムが新たに起動される。新たなポートモニタプログラムは、共有メモリを参照し、ステータス情報が「認証済み(=C)」、印刷ジョブIDに「2」が格納されているので指紋照合は既に終了していると判断し、印刷ジョブ2をプリントサーバへ向けて印刷ジョブ送信し、処理を終了する。
(l)プリントサーバは、受信した印刷ジョブを順次プリンタに送信し、プリンタで印刷出力する。
(m)印刷ジョブ2が終了する時に、ポートモニタプログラムは、印刷スプール領域にジョブが無いことを検知した場合、共有メモリのステータス情報を「ジョブなし(=A)」に書き換える。
この場合、指紋認証が終了した時点で、ポートモニタプログラムが印刷スプール領域にある印刷ジョブ数と印刷ジョブIDを確認し記憶しておく。
認証後に、新たな印刷の指示により印刷ジョブが印刷スプール領域に格納された場合、その印刷ジョブが印刷を開始する際に、自らの印刷ジョブIDが共有メモリに格納されていないため共有メモリのステータス情報を「未認証(=B)」へと変化させる。
これにより、指紋認証が終了した後のタイミングで印刷スプール領域に格納された印刷ジョブについては、先の認証では印刷されないこととなり、1回の認証で印刷処理する印刷ジョブを、認証完了時点で印刷スプール領域に格納されている印刷ジョブに制限することができる。
図9は、実施例2のネットワーク上の他のクライアント端末からの印刷ジョブの割込防止処理フロー図を示している。
印刷スプール領域内の印刷ジョブが全て送信されると(認証された印刷ジョブがなくなると)、ポートモニタプログラム14はLock・Unlock処理プログラム16にUnlock信号を与える。Lock・Unlock処理部はプリントサーバ4にUnlock信号を送信し、これを受けてプリントサーバ4は排他状態を解除する(他のクライアント端末からの止めていた印刷を開始する)。
図10は、単一のクライアント端末1内に印刷ジョブの処理手段であるポートモニタプログラム(14a,14b)が複数ある場合に、クライアント端末1内部での印刷ジョブの割込防止処理フロー図を示している。
(ア)ポートモニタプログラム1(14a)は指紋を照合し認証OKの場合、Lock・Unlock処理プログラム16にLock信号を与える。
(イ)これを受けてLock・Unlock処理プログラム16はプリントサーバ4に対してLock信号を送信すると同時に、ポートプログラム2(14b)からの印刷が割り込まないように、共有メモリ21のLock・Unlock情報データを参照し、当該データがLock状態でないので、これをLock状態とした後、ポートモニタプログラム1(14a)にLock OKの信号を与える。
(ウ)プリントサーバ4はLock信号を受けると排他状態に移行し、Unlock信号を受けるまで他のクライアント端末からの印刷ジョブは受け付けるが印刷待ちに入る(この間に印刷スプール領域の複数印刷ジョブがプリントサーバへ送信処理される)。
(エ)ポートモニタプログラム1(14a)はLock・Unlock処理プログラム16からのLock OKの信号を受け、印刷処理を開始する。
(オ)ポートモニタプログラム2(14b)は指紋を照合し認証OKの場合、Lock・Unlock処理プログラム16にLock信号を与える。
(カ)これを受けてLock・Unlock処理プログラム16は、プリントサーバ4に対してLock信号を送信すると同時に、共有メモリ21にLock情報を書き込むべく共有メモリ21のLock・Unlock情報データを参照しこれをLock状態にしようとするが、既にポートモニタプログラム1(14a)によってLock状態とされているためLockできないことになる。
(キ)Lock・Unlock処理プログラム16からLock NG を受けたポートモニタプログラム2(14b)はLock OK信号が与えられるまで、Lock・Unlock処理プログラム16を周期的に呼び出し続ける(Lock・Unlock処理をポーリングし続ける)。
(ク)ポートモニタプログラム1(14a)は印刷スプール領域内の印刷ジョブが全て送信されると(認証された印刷ジョブがなくなると)、Lock・Unlock処理プログラム16にUnlock信号を与える。
(ケ)Lock・Unlock処理プログラム16はプリントサーバ4にUnlock信号を送信し、これを受けてプリントサーバ4は排他状態を解除する(他のクライアント端末からの止めていた印刷を開始する)。解除と同時に、共有メモリ21のLock・Unlock情報データをUnlock状態にする。
(コ)Lock・Unlock処理をポーリングさせているポートモニタプログラム2(14b)から受けたLock信号を受けて、Lock・Unlock処理プログラム16はプリントサーバ4に対してLock信号を送信すると同時に、共有メモリ21にLock情報を書き込みポートモニタプログラム2(14b)にLock OKの信号を与える。
(サ)プリントサーバ4はLock信号を受けると排他状態に移行し、Unlock信号を受けるまで他のクライアント端末からの印刷ジョブは受け付けるが印刷待ちに入る(この間に印刷スプール領域の複数印刷ジョブがプリントサーバ4へ送信処理される)。
(シ)ポートモニタプログラム2(14b)は、Lock・Unlock処理プログラム16からのLock OKの信号を受け、印刷処理を開始する。
(ス)ポートモニタプログラム2(14b)は、印刷スプール領域内の印刷ジョブが全て送信されると(認証された印刷ジョブがなくなると)、Lock・Unlock処理プログラム16にUnlock信号を与える。
(セ)Lock・Unlock処理プログラム16は、プリントサーバ4にUnlock信号を送信し、これを受けてプリントサーバ4は排他状態を解除する(他のクライアント端末からの止めていた印刷を開始する)。解除と同時に、共有メモリ21にUnlock情報を書き込む。
また、本発明を用いることにより、他のクライアント端末からの印刷ジョブに割り込まれたり、複数の印刷ジョブを処理しているときに同一クライアント端末内の異なるポートからの印刷ジョブによって割り込まれることはないため、より機密性の高いセキュア・ネットワーク印刷システム若しくはセキュア・ネットワーク印刷プログラムとして有用である。
2,2a,2c,2d 指紋センサ
3 通信回線
4 プリントサーバ
5 印刷装置(プリンタ)
6 機密書類
11 アプリケーション
12 プリンタドライバ
13 印刷ジョブ監視プログラム
14 ポートモニタプログラム
14a ポートモニタプログラム1
14b ポートモニタプログラム2
15 指紋処理プログラム
16 Lock・Unlock処理プログラム
17 スプーラ
20 印刷スプール領域
21 共有メモリ
41 ネットワーク処理プログラム
42 指紋処理サーバプログラム
43 印刷ジョブ出力プログラム
44 表示・音声制御プログラム
45 Lock・Unlock処理サーバプログラム
46 LED・ブザー
Claims (11)
- 印刷ジョブを生成し印刷指示する少なくとも1台以上のクライアント端末と、印刷ジョブを受付するプリントサーバとがネットワークを介して接続され、前記クライアント端末からの印刷指示により印刷ジョブを前記プリントサーバ経由で印刷装置へ転送し、印刷処理を行うネットワーク印刷システムであって、
前記クライアント端末は、
印刷スプール領域の印刷ジョブの有無及び印刷ジョブの認証状態(未認証または認証済みのステータス)を少なくとも含む、印刷スプール領域に対して1つ割り当てられたステータス情報を判別するステータス判別手段と、
予め登録された若しくは入力されたユーザの識別情報と、前記プリントサーバから受信したユーザの識別情報とが一致するか否かに基づいてユーザの個人認証を行う個人認証手段と、
印刷スプール領域の印刷ジョブ数または印刷ジョブIDを少なくとも含む、印刷スプール領域に対して1つ割り当てられた印刷ジョブ識別情報を取得する印刷ジョブ情報取得手段と、
前記ステータス情報を、印刷ジョブが保存されると未認証に変更し、認証されると認証済みに変更されるようにコントロールするステータス制御手段と、
を少なくとも備え、
前記プリントサーバは、
ユーザの識別情報を入力させ、入力されたユーザの識別情報をクライアント端末に送信するユーザ識別情報取得手段と、
を備えることを特徴とするセキュア・ネットワーク印刷システム。 - 印刷ジョブを生成し印刷指示する少なくとも1台以上のクライアント端末と、印刷ジョブを受付するプリントサーバとがネットワークを介して接続され、前記クライアント端末からの印刷指示により印刷ジョブを前記プリントサーバ経由で印刷装置へ転送し、印刷処理を行うネットワーク印刷システムであって、
前記クライアント端末は、
印刷スプール領域の印刷ジョブの有無及び印刷ジョブの認証状態(未認証または認証済みのステータス)を少なくとも含む、印刷スプール領域に対して1つ割り当てられたステータス情報を判別するステータス判別手段と、
予め登録された若しくは入力されたユーザの識別情報をプリントサーバに送信するユーザ識別情報取得手段と、
印刷スプール領域の印刷ジョブ数または印刷ジョブIDを少なくとも含む、印刷スプール領域に対して1つ割り当てられた印刷ジョブ識別情報を取得する印刷ジョブ情報取得手段と、
前記ステータス情報を、印刷ジョブが保存されると未認証に変更し、認証されると認証済みに変更されるようにコントロールするステータス制御手段と、
を少なくとも備え、
前記プリントサーバは、
ユーザの識別情報を入力させ、入力されたユーザの識別情報と、前記プリントサーバから受信したユーザの識別情報とが一致するか否かに基づいてユーザの個人認証を行う個人認証手段と、
を備えることを特徴とするセキュア・ネットワーク印刷システム。 - 前記ステータス情報は、少なくとも、印刷ジョブの有無,未認証,認証済みのステータスから成り、共有メモリに記憶されることを特徴とする請求項1または2に記載のセキュア・ネットワーク印刷システム。
- 前記クライアント端末は、前記個人認証手段による認証結果が一致の場合に前記プリントサーバに対してLock信号を送信するLock処理手段と、全ての印刷ジョブに対する処理が終了したときに前記プリントサーバに対してUnlock信号を送信するUnlock処理手段とをさらに備え、プリントサーバの排他制御を行うことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のセキュア・ネットワーク印刷システム。
- 前記Lock処理手段は、Lock・Unlock情報データを参照して、Lock状態でない場合に該Lock・Unlock情報データをLock状態にして前記プリントサーバに対してLock信号を送信し、かつ、前記Unlock処理手段は、前記プリントサーバに対してUnlock信号を送信して該Lock・Unlock情報データをUnlock状態にすることを特徴とする請求項4に記載のセキュア・ネットワーク印刷システム。
- 前記個人認証手段は、ユーザID、パスワード、ICカード、指紋、生体認証情報のうち少なくとも1つに基づいて、ユーザの個人認証を行うことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のセキュア・ネットワーク印刷システム。
- 印刷ジョブを生成し印刷指示する少なくとも1台以上のクライアント端末と、印刷ジョブを受付するプリントサーバとがネットワークを介して接続され、前記クライアント端末からの印刷指示により印刷ジョブを前記プリントサーバ経由で印刷装置へ転送し、印刷処理を行うネットワーク印刷システムにおける前記クライアント端末上で動作するプログラムであって、
印刷スプール領域の印刷ジョブの有無及び印刷ジョブの認証状態(未認証または認証済みのステータス)を少なくとも含む、印刷スプール領域に対して1つ割り当てられたステータス情報を判別するステータス判別ステップと、
予め登録された若しくは入力されたユーザの識別情報と、前記プリントサーバから受信したユーザの識別情報とが一致するか否かに基づいてユーザの個人認証を行う個人認証ステップと、
印刷スプール領域の印刷ジョブ数または印刷ジョブIDを少なくとも含む、印刷スプール領域に対して1つ割り当てられた印刷ジョブ識別情報を取得する印刷ジョブ情報取得ステップと、
前記ステータス情報を、印刷ジョブが保存されると未認証に変更し、認証されると認証済みに変更されるようにコントロールするステータス制御ステップと、
を少なくとも備えたことを特徴とするセキュア・ネットワーク印刷プログラム。 - 前記ステータス情報は、少なくとも、印刷ジョブの有無,未認証,認証済みのステータスから成り、共有メモリに記憶されることを特徴とする請求項7に記載のセキュア・ネットワーク印刷プログラム。
- 前記個人認証ステップによる認証結果が一致の場合に前記プリントサーバに対してLock信号を送信するLock処理ステップと、全ての印刷ジョブに対する処理が終了したときに前記プリントサーバに対してUnlock信号を送信するUnlock処理ステップとをさらに備え、プリントサーバの排他制御を行うことを特徴とする請求項7または8に記載のセキュア・ネットワーク印刷プログラム。
- 前記Lock処理ステップは、Lock・Unlock情報データを参照して、Lock状態でない場合に該Lock・Unlock情報データをLock状態にして前記プリントサーバに対してLock信号を送信し、かつ、前記Unlock処理ステップは、前記プリントサーバに対してUnlock信号を送信して該Lock・Unlock情報データをUnlock状態にすることを特徴とする請求項9に記載のセキュア・ネットワーク印刷プログラム。
- 前記個人認証ステップは、ユーザID、パスワード、ICカード、指紋、生体認証情報のうち少なくとも1つに基づいて、ユーザの個人認証を行うことを特徴とする請求項7乃至10のいずれかに記載のセキュア・ネットワーク印刷プログラム。
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