JP4343952B2 - 無線通信端末及びこの制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、ホスト機器に装着されホスト機器から電源の供給を受けて動作する無線通信端末の制御技術に係わり、特に大送信出力時において電源の電圧降下により無線通信端末が誤動作等を発生するおそれを解消して動作信頼性を高める技術に関する。
本願は、2004年7月30日に出願された日本国特許出願第2004−223836号、第2004−223837号、および第2004−223838号に対し優先権を主張し、その内容をここに援用する。
近年携帯電話システムにおいてデータ通信の需要が高まっていることから、カード型のデータ専用通信端末が使用されるようになって来ている。
従来の携帯電話型の端末では内蔵した電池から電源を供給されて動作していたが、PCカード(PCMCIAカード)型端末ではサイズの制約等から内部に電池等を持たず、パーソナルコンピュータ等のホスト機器から電源供給を受ける形態が一般的である。
PCカードのカードスロットは、主にいわゆるノートパソコンやPDA(個人用デジタル情報携帯端末)などの携帯端末で用意されていることが多く、カードスロットにおける信号や電源供給等の電気的特性やサイズ等機械的特性はスタンダード(PC Card Standerd、規格団体は米PCMCIA,JEITA)で規定されており、PCカード端末もこの規格に準拠している。電源供給の規格としては、例えば32bitカード(Card Bus)では3.3V±0.3V、最大1Aが規定されている。
近年の高速なデータ通信速度に対応した無線通信方式でかつ、無線LAN等と異なり広域での使用を前提としたセルラシステム(CDMA2000、W−CDMA等)では、高速なCPU等のベースバンドプロセッサや20dBm(100mW)以上の最大送信電力が求められ、消費電力が大きくなってきている。例えばCDMA2000 1x方式で最大送信電力23dBmの機種では、LCD(液晶ディスプレイ)やバックライト等を持たないPCカード型端末でも、最大出力送信時の消費電流が1A前後となる場合がある。
CDMA2000 1x方式等、端末の送信電力が基地局から制御される通信方式では、端末は必要最小限の送信電力で送信を行い、端末が基地局の近傍に存在する場合は電波が届きやすいため端末は小出力で送信(通信)を行うが、端末が基地局から離れると端末は大出力で送信(通信)を行うこととなり、消費電流が増大する。
このような背景を元に、例えば特許文献1に記載されるように、移動通信端末の消費電力を削減するための通信方式が提案されている。この方式では、移動通信端末が電源電圧の降下を検出するとネットワークに報告し、最大送信電力として通常より小さな値を改めて取り決め、通信を続行することとしている。
特開2003−309516号公報
ところで市場で販売されているカードスロットを有する携帯端末の中には電池での動作時間を優先し、カードスロットの供給電圧が規格値よりも低い、あるいは電流供給能力のために大電流(1A程度)時に供給電圧が規格値よりも低下する機種が存在している。
このため携帯端末の機種によっては、PCカード型端末が最大出力で送信(通信)を行ったときに、大電流が流れることによりPCカードスロットの電圧が降下し、PCカード端末の動作電圧範囲(通常スタンダードに準拠)を下回るため、PCカード型端末がスタンダードの規定を満たしている場合であっても、PCカード型端末の動作が不安定になったり電圧降下によるリセットが発生したりして通信が継続できなくなる問題があった。
このような問題の対策として、PCカード型端末のメーカが市販の携帯端末等を対象にPCカード型端末との互換性(相性)試験を実施し、動作確認機種等のリスト等を開示するなどの方策がとられている。しかしリストに載っていない携帯端末との相性は、ユーザは自分で動作確認を行うなどしなければならず、試してみて動作に不都合があった場合、PCカード型端末の使用が困難となる。すなわち携帯端末の他の電源供給可能ポート(USB、PS/2ポート等)と接続する電源供給ケーブルやACアダプタを接続する等の対策を講じる煩わしさが生じるし、これらの対策が用意されていないPC型端末カードでは動作させること自体が不可能になってしまう。
特許文献1に記載される技術は、通信中における電池消費による経時的な電圧降下への対処を主眼にしたものであり、かかる問題を解決するものではない。また急に送信電力が大になったとき(通信開始時や移動中の通信で基地局との間に物が入り送信電力の増大が必要になった場合等)の急激な電圧降下の対策として不十分である。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、携帯端末等のホスト機器に装着されホスト機器から電源の供給を受けて動作する無線通信端末において、大送信電力時において電源の電圧降下により無線通信端末が誤動作等を発生するおそれを解消して動作信頼性を高めることを課題とする。
上述した課題を解決するために、本発明の第1態様の無線通信端末の制御方法は、装着されたホスト機器から電源の供給を受けて動作する無線通信端末の制御方法であって、前記電源の電源電圧を測定するステップと、前記測定された電源電圧、予め設定された許容最低電源電圧または許容最低電源電圧に十分近い電圧を測定した際の送信電力を送信出力上限値として設定するステップと、前記無線通信端末の送信出力が前記設定された送信出力上限値を上回る場合、当該送信出力を前記設定された送信出力上限値に制限するステップと、を具備したことを特徴とする。
また、本発明の第2態様の無線通信プログラムは、装着されたホスト機器から電源の供給を受けて動作する無線通信端末に、前記電源の電源電圧を測定するステップと、前記測定された電源電圧、予め設定された許容最低電源電圧または許容最低電源電圧に十分近い電圧を測定した際の送信電力を送信出力上限値として設定するステップと、前記無線通信端末の送信出力が前記設定された送信出力上限値を上回る場合、当該送信出力を前記設定された送信出力上限値に制限するステップと、を実行させることを特徴とする。
また、本発明の第3態様の無線通信端末は、装着されたホスト機器から電源の供給を受けて動作する無線通信端末であって、前記電源の電源電圧値を測定する電源電圧測定部と、前記測定された電源電圧、予め設定された許容最低電源電圧または許容最低電源電圧に十分近い電圧を測定した際の送信電力を送信出力上限値として設定する送信出力上限値設定部と、前記無線通信端末の送信出力が前記設定された送信出力上限値を上回る場合、当該送信出力を前記設定された送信出力上限値に制限する送信出力制御部と、を備えたことを特徴とする。
以上、説明したように、この発明によれば、ホスト機器から供給される電源を前提として無線通信端末が正常動作可能な送信出力上限値を設定し、この送信出力上限値により無線通信端末の最大送信出力を制限することとしているので、ホスト機器から供給される電源の性能が低い場合でも、その電源の性能に見合った出力範囲で送信動作を行うことが可能となり、無線通信端末の動作異常やシャットダウン、通信断を回避して動作信頼性を向上させることができる。したがって通信環境の突発的な変化に伴って送信出力が増大する場合でも、動作信頼性が損なわれることがない。
また送信出力上限値の設定は、ホスト機器から無線通信端末に供給される電源の実際の性能に合わせて行うから、電源の性能に関わるホスト機器および無線通信端末の互換性の問題を解消でき、互換性試験における負担を軽減できる。しかも、電源の性能が不足して従来はそのままでは無線通信端末を使用できなかった場合でも、他の電源供給可能ポートと接続ケーブル等で繋いで無線通信端末の電源を確保するといった煩わしさを伴わずに、無線通信端末を使用可能にできる。
また、負荷値が可変な負荷回路に電源電圧を印加し、あるいは無線通信端末の出力段に終端回路を接続した状態で電源電圧の降下を測定することにより、大出力の送信動作を伴わずに送信出力上限値を求めることが可能となる。
また、上記の負荷回路を用いる構成によれば、無線通信回路の出力段に切替素子などを介挿せずに済むから、出力段において損失原因を付加することなしに本発明を適用可能である。
また、無線通信端末の出力段に終端回路を接続する構成によれば、無線通信回路とは別途に負荷回路等を用意せずに済み、小さい回路規模で本発明を適用できる利点がある。
また無線通信端末はホスト機器からの指示があったときに送信出力上限値を測定することとする一方、ホスト機器は無線通信端末から取得した送信出力上限値を保存しておいて、通常時は保存してある送信出力上限値を無線通信端末に与えて通信動作を行わせ、必要に応じて無線通信端末に送信出力上限値の測定を指示することとすれば、無線通信端末の送信出力上限値測定動作を必要最小限だけに留めることができる。これにより送信出力上限値測定動作に伴う時間的損失を抑え、ホスト機器が内蔵電池で駆動するタイプのものである場合、その内蔵電池の節約にもなる利点がある。
また、この発明によれば、ホスト機器から供給される電源を前提として無線通信端末が正常動作可能な送信出力上限値を設定し、この送信出力上限値により無線通信端末の最大送信出力を制限することとしているので、ホスト機器から供給される電源の性能が低い場合でも、その電源の性能に見合った出力範囲で送信動作を行うことが可能となり、無線通信端末の動作異常やシャットダウン、通信断を回避して動作信頼性を向上させることができる。したがって通信環境の突発的な変化に伴って送信出力が増大する場合でも、動作信頼性が損なわれることがない。
また、送信出力上限値の設定は、ホスト機器から無線通信端末に供給される電源の実際の性能に合わせて行われるから、電源の性能に関わるホスト機器および無線通信端末の互換性の問題を解消でき、互換性試験における負担を軽減できる。しかも、電源の性能が不足して従来はそのままでは無線通信端末を使用できなかった場合でも、他の電源供給可能ポートと接続ケーブル等で繋いで無線通信端末の電源を確保するといった煩わしさを伴わずに、無線通信端末を使用可能にできる。
また、送信動作時に電源電圧を測定して異なる送信出力における電源電圧測定値を取得し、この電源電圧測定値から許容最低電源電圧値に対応する消費電流値を推定して送信出力上限値を設定するため、大出力の送信動作を伴わずに送信出力上限値を求めることが可能である。
また、最初の送信動作時に要求された送信出力にかかわらず小さな送信出力で送信動作を行い、以降段階的に送信出力を増加させながら送信動作を行い、これらの送信動作時に電源電圧測定値を取得することとすれば、実際の送信動作において収集した情報をもとに送信出力上限値を設定でき、送信出力上限値を取得することを目的とした送信動作等を付加せずに済む。しかも送信出力上限値が決まらないうちに大送信出力が要求されて無線通信端末のリセット等を生じる事態を回避できる。
また、電源性能の劣るホスト機器であっても無線通信端末の動作信頼性を確保でき、しかも送信出力上限値を取得するために消費される電力は僅少で済むから、携帯型情報端末に主に装備されるPCカードスロットに装着可能なPCカード内蔵型の無線通信端末に適用すれば好適である。
また、この発明によれば、ホスト機器から供給される電源を前提として無線通信端末が正常動作可能な送信電力上限値を設定し、この送信電力上限値により無線通信端末の最大送信電力を制限することとしているので、ホスト機器から供給される電源の性能が低い場合でも、その電源の性能に見合った出力範囲で送信動作を行うことが可能となり、無線通信端末の動作異常やシャットダウン、通信断を回避して動作信頼性を向上させることができる。したがって通信環境の突発的な変化に伴って送信電力が増大する場合でも、動作信頼性が損なわれることがない。
また、送信電力上限値の設定は、ホスト機器から無線通信端末に供給される電源の実際の性能に合わせて行うから、電源の性能に関わるホスト機器および無線通信端末の互換性の問題を解消でき、互換性試験における負担を軽減できる。しかも、電源の性能が不足して従来はそのままでは無線通信端末を使用できなかった場合でも、他の電源供給可能ポートと接続ケーブル等で繋いで無線通信端末の電源を確保するといった煩わしさを伴わずに、無線通信端末を使用可能にできる。
また、許容最低電源電圧値に余裕をみた閾値を予め設定しておき、送信時に電源電圧を測定し、電源電圧測定値が閾値を下回ったときに当該送信時における送信電力を送信電力上限値に設定するので、大出力の送信動作を伴わずに送信電力上限値を求めることが可能である。
また、送信時に要求された送信電力にかかわらず小さな送信電力で送信を行い、以降段階的に送信電力を増加させながら送信を行い、最大送信電力履歴値を更新していく手順をとれば、送信電力上限値が決まらないうちに大送信電力が要求されて無線通信端末のリセット等を生じる事態を回避できる。
また、電源性能の劣るホスト機器であっても無線通信端末の動作信頼性を確保でき、しかも送信電力上限値を取得するために消費される電力は僅少で済むから、携帯型情報端末に主に装備されるPCカードスロットに装着可能なPCカード内蔵型の無線通信端末に適用すれば好適である。
この発明の第1の実施形態によるPCカード型通信端末の構成を示す概略ブロック図。 この発明の負荷回路の一具体例を示す回路図。 この発明の第1の実施形態における通信制御の要部を示すフローチャート。 この発明の第2の実施形態に係るPCカード型通信端末のブロック図。 この発明の終端回路の一具体例を示す回路図。 この発明の第2の実施形態における通信制御の要部を示すフローチャート。 この発明の第4の実施形態によるPCカード型通信端末の構成を示す概略ブロック図。 この発明の第4の実施形態に係る通信制御の要部を示すフローチャート。 送信電力および消費電流の対応関係を示すテーブルを示す図表。 電源電圧と消費電流の関係を示す線図 この発明の第5の実施形態における通信制御の要部を示すフローチャート。 この発明の第6の実施形態における通信制御の要部を示すフローチャート。 この発明の第6の実施形態における通信動作の一例を示す線図。 この発明の第7の実施形態によるPCカード型通信端末の構成を示す概略ブロック図。 この発明の第7の実施形態に係る通信制御の要部を示すフローチャート。 この発明の第7の実施形態に係る通信制御の要部を示すフローチャート。
符号の説明
1101,2101,3101:ホスト機器、1102,2102,3102:PCカードスロット、1103,2103,3103:PCカード型端末、1104,2104,3104:CardBusコネクタ、1106,2106,3106:ベースバンドプロセッサ、1107,2107,3107:メモリ、1108,2108,3108:送信回路、2112,3112:送信出力上限値推定部、2113,3113:電源回路、2114,3114:電圧測定回路、1201:D/Aコンバータ、1202,1203:トランジスタ、1204:コンデンサ、1205:ダイオード、1401:終端回路、1402:スイッチ、1501:抵抗、1502:コイル、1503:コンデンサ、S1301〜S1314:第1の実施形態においてベースバンドプロセッサが実行するステップ、S1601〜1613:第2の実施形態においてベースバンドプロセッサが実行するステップ、S2101〜S2109:第4の実施形態の通信処理における各ステップ、S2201〜2208:第5の実施形態の通信処理における各ステップ、S2301〜2308:第6の実施形態の通信処理における各ステップ、S3101〜S3104:第7の実施形態の通信処理における各ステップ、S3201〜33210:第8の実施形態の通信処理における各ステップ。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。ここではCDMA2000 1xEV−DO方式の32bitPCカード型通信端末への適用例を想定している。
図1は、この発明の第1の実施形態によるPCカード型通信端末の構成を示す概略ブロック図である。同図において、1101は、PCカードスロット1102を有するいわゆるノートパソコン等のホスト機器である。1103はPCカード型端末であり、32bitCardBusタイプのコネクタ1104を備えている。このPCカード型端末1103はホスト機器1に装着されて使用され、ホスト機器1101から電源供給を受け、例えばATコマンドで制御されて動作する。
このPCカード型端末1103において、1105はCardBusとUSB(汎用シリアルバス)を接続するブリッジ、1106は通信制御を行うベースバンドプロセッサ、1107はベースバンドプロセッサ1106が使用するメモリ、1108は送信回路、1109は受信回路、1110は分波器、1111はアンテナである。これらの部分は一般的な構成で良いから詳細な説明は省略する。
1112は、ベースバンドプロセッサ1106の制御により負荷値を可変とする負荷回路であり、この具体例は後述する。ホスト機器1101から供給される電源ラインは、電源回路1113と電圧測定回路1114に接続される。電源回路1113は、カード端末内の各部に供給する電圧を作るものである。図中、電源供給経路は、送信回路1108および負荷回路1112への経路のみを示し、他の回路への経路は図示を省略している。電圧測定回路1114は、ベースバンドプロセッサ1106の制御により電源電圧の測定を行うものである。
また、1112は、後述する送信出力上限値の推定処理を行う送信出力上限値推定部である。ベースバンドプロセッサ1106や図示しないDSP(デジタル信号プロセッサ)に所定のプログラムを読み込ませて上記の推定処理を行わせる手法等をとれば、既存のハードウエア構成をもって送信出力上限値推定部を構築することができる。
図2は、負荷回路1112の一具体例を示す回路図である。同図において、1201は、ベースバンドプロセッサからの制御信号をD/A(デジタル/アナログ)変換するD/Aコンバータである。1202,1203はnpn型のトランジスタであり、各トランジスタ1202,1203のコレクタには電源回路からの電源電圧が印加される。トランジスタ1202のベースには、D/Aコンバータ1201の出力端が接続される。トランジスタ1202のエミッタは、トランジスタ1203のベースに接続される。トランジスタ1203のエミッタはグランドに接続される。トランジスタ1202のベースとグランド間には、コンデンサ1204とダイオード1205を直列に接続してなる直列回路が介挿される。
図1に戻って説明する。電源回路1113から負荷回路1112と送信回路1108への電源の供給は、ベースバンドプロセッサ1106の制御により択一的に行われる。これは図示したように電源回路1113の外側に設けられたスイッチ1115で行ってもよいし、ベースバンドプロセッサ1106により制御される電源回路1113の個別の供給電圧のオン・オフによって実現されてもよい。
次にこの実施形態に係るカード型通信端末の動作を説明する。図3は、ベースバンドプロセッサの通信制御の要部を示すフローチャートである。図1,3を参照しながら説明すると、PCカード型端末1103をホスト機器1101のPCスロット1102に挿入することで電源がONとなると、ベースバンドプロセッサ1106が立ち上がってまず所定の初期設定を行い(S1301)、この後、通常モードによる待受・通信動作を行う(S1302)。通常モード時には送信回路1108へ電源を供給し、基地局に対し送受信を行うことにより通信を実現する。
ここでユーザ操作またはドライバ機能によりホスト機器から送信電力上限値測定の指示がATコマンド等のPCカード端末制御手段でPCカード型端末1103に与えられた場合(S1303:Yes)、ベースバンドプロセッサ1106は送信電力上限値測定モードに進む。
この送信電力上限値測定モードでは、ベースバンドプロセッサ1106は次の手順により処理を行う。まず通信中であれば(S1304:Yes)、通信動作を終了する(S1305)。そしてスイッチ1115を操作する、あるいは電源回路1113を制御して送信回路1108への電源供給を遮断すると共に(S1306)、負荷回路1112への電源供給を開始する(S1307)。このとき負荷回路1112は最小電流設定となる負荷初期値をもって動作を開始するように制御する。
この状態で電圧測定回路1114から測定電圧値を取得し(S1308)、PCカード型端末の動作が可能な最低電圧値として予め与えられている動作可能電圧値と測定電圧値を比較し(S1309)、測定電圧値の方が高ければ(S1309:Yes)、電流が増えるように負荷回路1112の負荷値を変更し(S1311)、再び測定を行う。このようにして測定電圧値が動作可能電圧値まで降下するか(S1309:No)、または負荷値が所定の最大電流に相当する負荷値になるまで(S1310:No)、ステップS1308に戻って同手順を繰り返す。
このようにして測定電圧が動作可能電圧まで低下したとき(S1309:No)または負荷値が最大電流に相当する負荷値に到達したとき(S1310:No)、ベースバンドプロセッサ1106は、メモリ1107に予め格納されている負荷値・送信出力変換テーブルを参照し、負荷回路1112の負荷値に対応する送信出力を取得し(S1312)、この値を当該ホスト機器1101におけるPCカード型端末1103の送信出力上限値として記憶する(S1313)。そして測定完了をATコマンドのリザルトコード等によりホスト機器に通知し(S1314)、通常モード(S1302)に復帰する。
CDMA2000 1xEV−DO方式では基地局がPCカード型端末1103に送信出力を要求する手順をとるが、ベースバンドプロセッサ1106は通常モードにおいて、基地局が要求した送信出力と上記の送信出力上限値と比較し、送信出力上限値を上回る送信出力が必要とされるとき(オープンループまたはクローズドループ制御による出力値が送信出力上限値を超えたときも含む)であっても送信出力を送信出力上限値に制限し、電源電圧が動作可能電圧値より低下することを防ぐ。
なお、負荷回路1112の負荷値と送信出力の対応関係は、PCカード型端末1103の製造時に送信回路1108の送信出力に対する電流と負荷回路1112の負荷に対する電流を所定台数または全台数について測定し、代表値または個別調整値として把握しておき、このデータを元に負荷値・送信出力変換テーブルを作成しておく。また図3のステップS1309で用いる動作可能電圧は、たとえば前述のスタンダードの規格に準拠してあらかじめ設定しておけばよい。また図3のステップS1310で用いる最大電流に相当する負荷値は、PCカード型端末1103自体のハードウェア制限や、法令等による出力制限などから最大電流値を定め、この最大電流値に相当する負荷値を設定しておけばよい。さらにステップS1307で用いる負荷初期値は、ホスト機器1101の電源性能が規格より劣っている場合であっても、電源電圧が動作可能電圧を下回らないように十分な安全マージンを考慮して最小電流を決定し、その最小電流に相当する負荷値に定めておけばよい。これらのデータは、メモリ1107の不揮発性の部分に格納しておく。
次に、この発明の第2の実施形態を説明する。図4は、第2の実施形態に係るPCカード型通信端末のブロック図である。同図に示すように第2の実施形態では、送信回路1108の送信出力を吸収して無効化する終端回路1401と、ベースバンドプロセッサ1106の指示により送信回路1108の出力端を分波器1110あるいは終端回路1401に択一的に接続するスイッチ1402が設けられている。一方、第1の実施形態で設けられていた負荷回路1112,スイッチ1115(図1参照)は不要である。この他の部分は第1の実施形態と同様であるので説明を省略する。
図5は、終端回路の一具体例を示す回路図である。同図に示すように終端回路1401はたとえば、抵抗1501とコイル1502とコンデンサ1503とからなる直列回路を入力端およびグランド間に介挿して構成することができる。
第2の実施形態においてベースバンドプロセッサ1106の動作を説明する。図6は、第2の実施形態おけるベースバンドプロセッサの通信制御の要部を示すフローチャートである。
図4,6を参照しながら説明すると、PCカード型端末1103をホスト機器1101のPCスロット1102に挿入することで電源がONとなると、ベースバンドプロセッサ1106が立ち上がってまず所定の初期設定を行い(S1601)、この後、通常モードによる待受・通信動作を行う(S1602)。通常モードの通信時には、スイッチ1402を分波器1110側に切り替え、送信回路1108の出力端を分波器1110に接続し、基地局に対し送受信を行うことにより通信を実現する。
ここで、ホスト機器から送信電力上限値測定の指示が与えられた場合(S1603:Yes)、ベースバンドプロセッサ1106は送信電力上限値測定モードに進み、通信中であれば(S1604:Yes)通信動作を終了する(S1605)。そしてスイッチ1402を操作して送信回路1108の出力端を終端回路1401に接続する。
この状態で、送信回路1108を制御して最小電流設定による送信動作を行わせ(S1607)、電圧測定回路1114から測定電圧値を取得し(S1608)、動作可能電圧値より測定電圧値が高く(S1609:Yes)、送信出力が最大送信出力値より低い場合(S1610:No)、ステップ1608に戻って同手順を繰り返す。
そして測定電圧値が動作可能電圧値まで低下したとき(S1609:No)あるいは送信出力が最大送信出力値に到達したとき(S1610:No)、ベースバンドプロセッサ1106は、このときの送信出力値を送信出力上限値として記憶する。(S1612)。そして測定完了をホスト機器に通知し(S1613)、通常モード(S1602)に復帰する。
次にこの発明の第3の実施形態について説明する。ホスト機器は、あらかじめOS(オペレーティングシステム)がインストールされており、このOSによりPCカードスロットへのPCカード型端末の装着を検出する機能などが提供されているものとする。
ホスト機器は、PCカード型端末が初めてPCカードスロットに挿入された場合、PCカード型端末から機器種別等の情報を読み出し、対応するドライバーソフトのインストールを行う。以後、同カード端末がカードスロットに挿入されるたびにホスト機器は、対応するドライバーソフトをハードディスク等から読み出し、ドライバーソフトを経由してカード端末の制御を行う。カード端末用のドライバーソフトは以下のように動作する。
ドライバーソフトのインストール時(PCカード型端末を制御する初回)に少なくとも一回、ドライバーソフトはPCカード型端末に送信出力上限値の測定を指示する。PCカード型端末は、第1あるいは第2実施形態のいずれかと同様な手法で送信出力上限値を決定し、ATコマンドのリザルトコード等により送信出力上限値をドライバーソフトに通知する。
ドライバーソフトは、通知された送信出力上限値を当該PCカード型端末固有の情報として保存する。次回以降、同ホスト機器に当該PCカード型端末が挿入されるとドライバーソフトは、保存している送信出力上限値をPCカード型端末に送信する。PCカード型端末は、受信した送信出力上限値を記憶して通信制御において送信出力の制限を行う。
かかる構成とすることにより、送信出力上限値の測定をPCカード型端末を使用する初回に限って行うこととし、ホスト機器であるノート型パーソナルコンピュータ等の電力消費を抑えることが可能となる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。ここではCDMA2000 1xEV−DO方式の32bitPCカード型通信端末への適用例を想定している。
図7は、この発明の第4の実施形態によるPCカード型通信端末の構成を示す概略ブロック図である。同図において、2101は、PCカードスロット2102を有するいわゆるノートパソコン等のホスト機器である。2103はPCカード型端末であり、32bitCardBusタイプのコネクタ2104を備えている。このPCカード型端末2103はホスト機器1に装着されて使用され、ホスト機器2101から電源供給を受け、例えばATコマンドで制御されて動作する。
このPCカード型端末2103において、2105はCardBusとUSB(汎用シリアルバス)を接続するブリッジ、2106は通信制御を行うベースバンドプロセッサ、2107はベースバンドプロセッサ2106が使用するメモリ、2108は送信回路、2109は受信回路、2110は分波器、2111はアンテナである。これらの部分は一般的な構成で良いから詳細な説明は省略する。
2112は、後述する送信出力上限値の推定処理を行う送信出力上限値推定部である。ベースバンドプロセッサ2106や図示しないDSP(デジタル信号プロセッサ)に所定のプログラムを読み込ませて上記の推定処理を行わせる手法等をとれば、既存のハードウエア構成をもって送信出力上限値推定部を構築することができる。
ホスト機器2101から供給される電源ラインは、電源回路2113と電圧測定回路2114に接続される。電源回路2113は、カード端末内の各部に供給する電圧を作るものである。各部への電源供給経路の図示は省略している。電圧測定回路2114は、ベースバンドプロセッサ2106の制御により電源電圧の測定を行うものである。
次に、この実施形態に係るカード型通信端末の動作を説明する。図8は、第4の実施形態に係る通信制御の要部を示すフローチャートである。図7,8を参照しながら説明すると、PCカード型端末2103をホスト機器2101のPCスロット2102に挿入することでPCカード型端末2103の電源がONとなると、ベースバンドプロセッサ2106が立ち上がり、以後はATコマンドなどによりホスト機器2101より制御されることになる。
このようにして、通常の端末と同じく基地局のサーチ、待ち受け動作に入る(S2101)。そして基地局が見つかり待ち受けに入る際に基地局に対して登録を行う場合や、待ち受け中に発呼をする場合など、端末が送信を開始した時(S2102)に、その送信電力を取得し(S2103)、同時にホスト機器2101から供給される電源電圧を電圧測定回路2114により測定する(S2104)。
ベースバンドプロセッサ2106は、この測定値をメモリ2107に格納し、再び送信電力を取得する(S2105)。ここで取得した送信電力を前回取得した送信電力と比較して変化があるかどうかを判定し(S2106)、変化が無い場合には送信電力の変化を監視し続ける(S2106:No)。送信電力に変化があった場合(S2106:Yes)、電圧測定回路2114により再び供給電源電圧を測定する(S2107)。ステップS2105〜S2107をN−1回繰り返す。ここでN(≧2)は送信出力上限値を推定するのに必要な電源電圧の測定回数としてあらかじめ設定された値である。
上記の処理により、異なる送信電力における電源電圧の測定値がN個得られると、このN個の測定値を用いて送信出力上限値推定部2112が送信出力上限値を演算する(S2108)。送信出力上限値は、PCカード型端末2103の許容最低電源電圧を下回らない範囲に電源電圧の降下を制限するための送信出力の上限値であり、ホスト機器2101から供給される電源電圧とPCカード型端末(特に送信回路2108)の消費電流の特性との関係に依存して定まるものである。
この送信出力上限値をもってPC型カード端末2103の最大送信電力を制限する設定を行い(S2109)、一連の動作を終了する。CDMA2000 1xEV−DO方式では基地局がPCカード型端末2103に送信出力を制限するが、上記の一連の動作により送信出力上限値を取得した後にあっては、ベースバンドプロセッサ2106は、基地局が制限した送信出力と上記の送信出力上限値と比較し、送信出力上限値を上回る送信出力が必要とされるとき(オープンループまたはクローズドループ制御による出力値が送信出力上限値を超えたときも含む)であっても送信出力を送信出力上限値に制限し、電源電圧が動作可能電圧値より低下することを防止する。
PCカード型端末2103が電源オフで動作を終了すると、送信出力上限値はクリアされる。次回電源がオンされたときに、同様の手順によりベースバンドプロセッサ2106が送信出力上限値を設定する。あるいは、設定した送信出力上限値をホスト機器2101が記憶しておき、当該PCカード型端末2103を再度使用するときに、記憶してある送信出力上限値をPCカード型端末2103に戻してやる形態をとることもできる。また以後の送信中において適宜同様の動作を行い、送信出力上限値の精度を高めていく形態をとっても良い。また上記の処理では、電源電圧測定値を取得する際、ベースパンドプロセッサ2106が把握している送信電力の値を用いて処理を行ったが、送信回路2108の送信電力を測定する測定部を設け、この測定部の測定値を用いる形態をとっても良い。
ここで送信出力上限値推定部2112における処理を詳細に説明する。メモリ2107の不揮発性の部分には、PCカード型端末2103の送信電力と消費電流の対応関係を示すテーブルが格納されている。出荷時においてPCカード型端末2103の所定台数または全台数について送信電力および消費電流の対応関係を測定し、代表値または個別調整値として把握してテーブルを作成するものとする。
図9は、送信電力および消費電流の対応関係を示すテーブルの1例を示す図表である。同図に示すような送信電力および消費電流のテーブルの形式で記憶しておいても良いし、I=F(W)のような関数式として記憶しておいても良い。ここでIは消費電流、Wは送信電力である。
図10は、電源電圧と消費電流の関係を示す線図である。ここではベースバンドプロセッサから与えられるN個の測定結果がN=5であるとする。m1〜m5は測定値、VMは動作可能電圧値、iMは動作可能電圧値VMに対応する消費電流値である。動作可能電圧値VMは、PCカード型端末が正常動作するために最低必要な電源電圧の値であり、あらかじめメモリ2107(図7参照)に格納されているものとする。
図10に示すように消費電流と電源電圧はある程度線形性が保たれているため、2個以上の測定値があれば、電源電圧が動作可能電圧値VMとなるときの消費電流値iMを定めることができる。そこで5個の測定値m1〜m5からまず消費電流値iMを推定する。次に先ほどのテーブルまたは関数式を用いて消費電流値iMに対応する送信電力を取得し、送信出力上限値の推定値とする。
図7に戻って説明すると以上のような動作によって、ホスト機器2101においてPCカード型端末2103が正常動作可能な送信電力上限値が推定され、その値をPCカード型端末2103の最大送信電力とすることによって、供給される電源電圧の低下によりPCカード型端末2103がリセットしたり動作不安定を生じたりする事態をユーザが意識することなく防止することが出来るようになる。また要求された送信処理実行時に送信出力上限値を設定する手法をとり、送信出力上限値設定のためだけの送信動作を伴わずに済むので、ホスト機器であるノートパソコン等の電源電力の消費を増大することなく処理を行える。
次に、この発明の第5の実施形態について説明する。第5の実施形態は、図7に示す第4の実施形態と同様の装置概略構成をもって実現できるため、装置概略構成については説明を省略する。第4の実施形態との比較において、第5の実施形態はベースバンドプロセッサにおける処理が異なるものであり、以下その処理について説明する。
図11は、この発明の第5の実施形態に係る通信制御の要部を示すフローチャートである。図7,11に示すようにPCカード型端末2103をホスト機器2101のPCスロット2102に挿入することでPCカード型端末2103の電源がONとなると、ベースバンドプロセッサ2106が立ち上がり、以後はATコマンドなどによりホスト機器2101より制御されることになる。
続いて送信の必要がある場合に送信処理に入る(S2202)。ただしステップS2202での送信処理開始ではまだ送信は行わないとする。続いてメモリ2107を参照して電源投入後の送信履歴があるかどうかを判断する(S2203)。送信履歴があれば(S2203:Yes)、既に適切な送信出力上限値が取得されていると判断し通常の送信動作に移る(S2208)。
送信履歴が無く最初の送信であった場合(S2203:No)には、初期送信電力をメモリ2107に格納されている所定の値だけ減じる(S2204)。ここで所定の値は例えば「20dBm」といった一定の値でも良いし、初期送信電力に応じて初期送信電力<0dBmでは「10dBm」、0dBm≦初期送信電力<10dBmでは「20dBm」、10dBm≦初期送信電力では「30dBm」といった値でも良いし、「−20dBm−初期送信電力」のようにしても良い。このことにより、ホスト機器2101の電源性能が規格より劣っている場合であっても、PCカード型端末2103の電源電圧が動作可能電圧を下回らないように十分な安全マージンを確保する。このようにして決定した初期送信出力により送信を開始する(S2205)。
次に、送信電力を所定の送信出力増加幅をもって段階的に増加しながら送信電力測定と供給電圧測定を数回繰り返し、送信電力の低い領域で送信出力上限値を求め、PCカード型端末2103に設定する(S2206)。送信出力上限値の算出は第4の実施形態と同様の手法で行う。上記の送信電力増加幅は、送信出力上限値推定部の推定精度を考慮しつつ、なるべく小さな値をとるように予め設定されている。この後、メモリ2107に送信履歴を書き込み(S2207)、以降は設定した送信出力上限値により最大送信電力を制限しながら通常送信を行う(S2208)。
CDMA2000 1xEV−DO方式では、端末の受信電力を元にして初期送信電力を決定する。受信電力が十分に強い場合には基地局は近いとみなし、極力他の端末の妨害とならないように小さい送信電力が設定され、逆に弱電界では基地局が遠いため大きな送信電力が設定され、基地局に対してアクセスを開始する。このためPCカード型端末をホスト機器に入れた直後に大送信電力で送信を開始してしまうことが考えられる。
第5の実施形態によれば、このような場合であっても、送信電力の低い状態で送信出力上限値を設定してから通常送信に進むため、大送信出力によるPCカード型端末2103のリセット等の発生を回避することができる。
次に、この発明の第6の実施形態を説明する。前述したようにCDMA2000 1xEv−DOでは、基地局にアクセスをするときに次のような一定の手順を踏む。まず受信電力を元に送信電力を決定する。次にその送信電力でアクセスブローブと呼ばれる所定時間の送信を行う。ここで基地局からの応答があれば基地局端末間の通信に移行し、応答が無ければ送信電力を所定値だけ増加して再びアクセスブローブを送信する。これを基地局から応答があるまで繰り返すが、このとき送信電力を増加し続けるわけではなく、基地局により決められた回数だけ増加しながら繰り返したら、再び受信電力から決まる送信電力として送信を開始し、以後基地局から応答があるまでこれを繰り返す。この動作をある回数繰り返した時点で応答が無ければ送信を中止する。第6の実施形態はこのアクセスプローブにおいて送信出力上限値を設定することとしたものであり、以下詳細に説明する。
図12は、この発明の第6の実施形態における通信処理の概略を示すフローチャートである。図7,12に示すようにホスト機器2101にPCカード型端末2103を挿入し電源が入ると、周辺基地局のサーチを行なうために受信動作を行う(S2301)。基地局が見つかるとそこへ登録するために送信動作に移行するが、ここで送信電力を最低値(例えば−25dBm)に設定し(S2302)、アクセスブローブを1つ送信する(S2303)。アクセスブローブを送信中に送信電力、供給電圧を測定する(S2304,S2305)。続いて送信電力を送信出力増加値(例えば1dB)だけ上げて(S2306)、次のアクセスブローブを送信する(S2303)。ステップS2303〜ステップS2308をN回繰り返してN個の測定結果を得ると、第4の実施形態と同様の手法で送信出力上限値を設定したうえで(S2307)、通常の送信電力で基地局へのアクセスを続行する(S2308)。
図13は、この発明の第6の実施形態の動作例を示す線図である。図中、横軸は時間、縦軸は送信電力を表す。また白抜き部分はアクセスプローブにおいて本来送信すべき送信電力、塗りつぶし部分は実際に送信する送信電力を表す。同図に示すように送信開始時には本来の送信電力ではなく、最低送信電力でアクセスブローブの送信を行う。その後、段階的に送信電力を増加しアクセスブローブを続行し、N個の測定結果を得て送信出力上限値を設定した後は、本来の送信出力でアクセスプローブを行う。そしてもし送信出力が送信出力上限値を上回った場合は、送信出力を送信出力上限値に制限して送信を行う。
このように既存の方式で行われているアクセスプルーブ時に送信出力上限値を設定できるので、ユーザが意識することなく短時間で送信出力上限値を設定できる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。ここではCDMA2000 1xEV−DO方式の32bitPCカード型通信端末への適用例を想定している。
図14は、この発明の第7の実施形態によるPCカード型通信端末の構成を示す概略ブロック図である。同図において、3101は、PCカードスロット3102を有するいわゆるノートパソコン等のホスト機器である。3103はPCカード型端末であり、32bitCardBusタイプのコネクタ3104を備えている。このPCカード型端末3103はホスト機器1に装着されて使用され、ホスト機器3101から電源供給を受け、例えばATコマンドで制御されて動作する。
このPCカード型端末3103において、3105はCardBusとUSB(汎用シリアルバス)を接続するブリッジ、3106は通信制御を行うベースバンドプロセッサ、3107はベースバンドプロセッサ3106が使用するメモリ、3108は送信回路、3109は受信回路、3110は分波器、3111はアンテナである。これらの部分は一般的な構成で良いから詳細な説明は省略する。
3112は、送信電力上限値の演算を行う送信電力上限値演算部である。ベースバンドプロセッサ3106や図示しないDSP(デジタル信号プロセッサ)に所定のプログラムを読み込ませて所定の演算処理を行わせる手法等をとれば、既存のハードウエア構成をもって送信電力上限値演算部を構築することができる。
ホスト機器3101から供給される電源ラインは、電源回路3113と電圧測定回路3114に接続される。電源回路3113は、カード端末内の各部に供給する電圧を作るものである。各部への電源供給経路の図示は省略している。電圧測定回路3114は、ホスト機器3101からの供給をベースバンドプロセッサ3106の制御のもとで測定するものである。
次に、この実施形態に係るカード型通信端末の動作を説明する。図15は、第7の実施形態に係る通信制御の要部を示すフローチャートである。図14,15を参照しながら説明すると、PCカード型端末3103をホスト機器3101のPCスロット3102に挿入することでPCカード型端末3103の電源がONとなると、ベースバンドプロセッサ3106が立ち上がり、次の手順で通信処理を行う。
まず、ベースバンドプロセッサ3106は送信を開始する先立ち、送信の開始処理に入る(S3101)。送信処理の中で受信電力などから送信電力などから送信電力を決定し送信を開始する(S3102)。送信電力上限値演算部3112は送信が行なわれた際、電圧測定回路3114により供給電圧Vを測定し、結果を閾値Vと比較をする(S3103)。ここで閾値Vは、許容最低電源電圧値VにマージンVをみた値(=V+V)である。マージンVは、供給電圧Vが許容最低電源電圧値Vを下回らない範囲で許容最低電源電圧値Vに十分近くなったことを判別するための電圧範囲を設定するための値である。
許容最低電源電圧値Vは、PCカード型端末3103の内部回路が正常動作可能な供給電圧の許容最低値としてあらかじめ設定された値である。この値はスタンダードの規格に準拠して設定しても良いし、出荷時においてPCカード型端末3103の所定台数または全台数について確認動作を行って代表値または個別調整値として設定することも考えられる。また許容最低電源電圧値Vとしてスタンダードの規格の値を採用したが実際は限界値まで余裕がある場合など、許容最低電源電圧値Vに十分な余裕を見込める場合、マージンVをみることなくその許容最低電源電圧値Vをもって閾値Vとしても良い。
ステップS3103で、供給電圧Vが閾値Vより大きいと判断されると(S3103:Yes)、端末は問題なく動作できるためそのまま送信を続け、以後送信が終了するまでステップS3102以降の処理を繰り返す。またステップS3103で、供給電圧Vが閾値V以下であると判断された場合(S3103:No)、このときの送信電力はPCカード型端末3103の内部回路が正常動作できる限界に近く、しかも既に送信が正常に行われた実績があることになる。そこでこのときの送信電力を送信電力上限値としてメモリ3107に記憶し、この送信電力上限値をもってPC型カード端末3103の最大送信電力を制限する設定を行い(S3104)、一連の動作を終了する。
CDMA2000 1xEV−DO方式では基地局がPCカード型端末3103に送信電力を制限するが、上記の一連の動作により送信電力上限値を取得した後にあっては、ベースバンドプロセッサ3106は、基地局が制限した送信電力と上記の送信電力上限値と比較し、送信電力上限値を上回る送信電力が必要とされるとき(オープンループまたはクローズドループ制御による出力値が送信電力上限値を超えたときも含む)であっても送信電力を送信電力上限値に制限し、電源電圧が動作可能電圧値より低下することを防止する。
PCカード型端末3103が電源オフで動作を終了すると、送信電力上限値はクリアされる。次回電源がオンされたときに、同様の手順により送信電力上限値演算部3112が送信電力上限値を設定する。あるいは、一度設定した送信電力上限値をホスト機器3101が記憶しておき、当該PCカード型端末3103を再度使用するときに、記憶してある送信電力上限値をPCカード型端末3103に戻してやる形態をとることもできる。
以上のような動作によって、ホスト機器3101の電源性能のもとでPCカード型端末3103が正常動作可能な送信電力上限値を求め、その値をPCカード型端末3103の最大送信電力とすることによって、供給される電源電圧の低下によりPCカード型端末3103がリセットしたり動作不安定を生じたりする事態を、ユーザに特別な操作を強いることなく防止することが出来るようになる。また送信処理実行時に送信電力上限値を設定する手法をとるから、送信電力上限値設定のためだけの送信動作は不要であり、ホスト機器であるノートパソコン等の電源電力の消費を特に増大せずに済む利点がある。
次にこの発明の第8の実施形態について説明する。第8の実施形態は、図14に示す第7の実施形態と同様の装置概略構成をもって実現できるため、装置概略構成については説明を省略する。第7の実施形態との比較において、第8の実施形態は送信電力上限値の演算処理が異なるものであり、以下その点について説明する。
図16は第8の実施形態に係る通信制御の要部を示すフローチャートである。図14,16を参照しながら説明すると、カード端末が送信する際に、ベースバンドプロセッサ3106はまず送信処理に入る(S3201)。送信処理に入った後、ベースバンドプロセッサ3106は受信状態や基地局指示などによって送信する送信電力を計算し決定する(S3202)。次にメモリ3107にある送信履歴を参照する(S3203)。
ここで送信履歴は、後述するステップS3208においてメモリ3107に書き込まれる情報であり、PCカード型端末3103の電源が入ってから現在までの送信電力のうち最も高い送信電力である最高送信電力値Wが書き込まれている。この送信履歴には、最高送信電力値Wによる送信の際の供給電圧Vなどを付加しておく形態をとることもできる。すなわち過去最も高い送信電力とその時の供給電圧Vが閾値V以下であるという情報を含んでいれば良い。
そしてステップS3202で決定した送信電力が試行送信電力値W(最大送信電力値W+所定値ΔW)と比較する(S3204)。ここで所定値ΔWは、供給電圧Vの降下量がマージンV以内に収まるような送信電力の試行的な上げ幅であり、余裕をもって十分小さな値(たとえば1dB)に設定すればよい。
この結果、今回の送信電力が試行送信電力値Wより大きい場合(S3204:Yes)、試行送信電力値Wを送信電力に設定し(S3205)送信を行う(S3206)。また今回の送信電力が試行送信電力値Wより小さい場合(S3204:No)、そのままの送信電力をもって送信を行う(S3206)。
この後、今回送信した送信電力と最高送信電力値Wと比較する(S3207)。もし今回の送信電力が最高送信電力値Wを上回っていれば(S3207:Yes)、今回の送信電力を最高送信電力値Wとして送信履歴を更新する(S3208)。また今回の送信電力が最高送信電力値Wを下回っていれば(S3207:No)、送信履歴を更新することなく次に進む。なお送信履歴の初期値には、十分小さな送信電力値をあらかじめ設定しておけば良い。
この後、その送信電力における供給電圧Vを電圧測定回路3114により測定し、閾値Vと比較する(S3209)。この結果、供給電圧Vが閾値Vを下回っている場合、今回の送信電力はホスト機器3101の電源性能のもとで正常動作をもって送信できる限界に十分近い出力であることが確認されたものとして、今回の送信電力を送信電力上限値に設定する(S3210)。また供給電圧Vが閾値Vを上回っている場合(S3209:No)、まだ出力に余裕があるものとして送信電力上限値を設定することなくステップS3202に戻って処理を続行する。
ここでCDMA2000 1xEV−DO方式では、端末の受信電力を元にして初期送信電力を決定する。受信電力が十分に強い場合には基地局は近いとみなし、極力他の端末の妨害とならないように小さい送信電力が設定され、逆に弱電界では基地局が遠いため大きな送信電力が設定され、基地局に対してアクセスを開始する。このためPCカード型端末をホスト機器に入れた直後に大送信電力で送信を開始してしまうことが考えられる。
第8の実施形態によれば、このような場合であっても、送信電力の低い状態から段階的に試行送信電力値Wを上げながら送信を行うので、送信電力上限値の設定後はもちろんのこと、送信電力上限値の設定前でもPCカード型端末3103のリセット等を回避することができる。
以上、この発明の実施形態を図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。

Claims (3)

  1. 装着されたホスト機器から電源の供給を受けて動作する無線通信端末の制御方法であって、
    前記電源の電源電圧を測定するステップと、
    前記測定された電源電圧、予め設定された許容最低電源電圧または許容最低電源電圧に十分近い電圧を測定した際の送信電力を送信出力上限値として設定するステップと、
    前記無線通信端末の送信出力が前記設定された送信出力上限値を上回る場合、当該送信出力を前記設定された送信出力上限値に制限するステップと、
    を具備したことを特徴とする無線通信端末の制御方法。
  2. 装着されたホスト機器から電源の供給を受けて動作する無線通信端末に、前記電源の電源電圧を測定するステップと、
    前記測定された電源電圧、予め設定された許容最低電源電圧または許容最低電源電圧に十分近い電圧を測定した際の送信電力を送信出力上限値として設定するステップと、
    前記無線通信端末の送信出力が前記設定された送信出力上限値を上回る場合、当該送信出力を前記設定された送信出力上限値に制限するステップと、
    を実行させることを特徴とする無線通信端末用プログラム。
  3. 装着されたホスト機器から電源の供給を受けて動作する無線通信端末であって、
    前記電源の電源電圧値を測定する電源電圧測定部と、
    前記測定された電源電圧、予め設定された許容最低電源電圧または許容最低電源電圧に十分近い電圧を測定した際の送信電力を送信出力上限値として設定する送信出力上限値設定部と、
    前記無線通信端末の送信出力が前記設定された送信出力上限値を上回る場合、当該送信出力を前記設定された送信出力上限値に制限する送信出力制御部と、
    を備えたことを特徴とする無線通信端末。
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