JP4342999B2 - ボルト - Google Patents

ボルト Download PDF

Info

Publication number
JP4342999B2
JP4342999B2 JP2004095034A JP2004095034A JP4342999B2 JP 4342999 B2 JP4342999 B2 JP 4342999B2 JP 2004095034 A JP2004095034 A JP 2004095034A JP 2004095034 A JP2004095034 A JP 2004095034A JP 4342999 B2 JP4342999 B2 JP 4342999B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bolt
tool engagement
tool
engagement hole
filler
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004095034A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005282664A (ja
Inventor
信孝 柴田
利夫 武方
雅訓 白木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2004095034A priority Critical patent/JP4342999B2/ja
Publication of JP2005282664A publication Critical patent/JP2005282664A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4342999B2 publication Critical patent/JP4342999B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Joining Of Building Structures In Genera (AREA)

Description

本発明は、ボルトに関し、特にその腐食時の取り外し容易化に関する。
スパナやメガネレンチを係合可能な六角柱状に頭部を形成するとともに、この頭部に棒状の六角レンチを係合可能な六角穴を形成したボルトが特許文献1に開示されている。また、スパナやメガネレンチを係合可能な六角柱状に頭部を形成するとともに、軸部の頭部とは反対側にもスパナやメガネレンチを係合可能な六角柱状部を形成したボルトが特許文献2に開示されている。これらに開示されたボルトは、いずれにおいても二カ所の工具係合部を備えることで、一方の工具係合部が使用できない場合に他方の工具係合部を使用することで締結または締結解除ができるようになっている。
特開2001−56009号公報 特開平9−273525号公報
ボルトが塩害地等の腐食環境下で腐食する場合、露出する部分の全体が腐食してしまうことになるため、上記のように二カ所の工具係合部を形成したとしても、両方の工具係合部がともに腐食してしまう場合がほとんどであり、容易には締結を解除できなくなってしまうという問題があった。
したがって、本発明は、腐食が生じても容易かつ確実に締結を解除することができるボルトの提供を目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明は、ボルト本体(例えば実施形態におけるボルト本体14)に、被取付体に螺合する螺合部(例えば実施形態における螺合部13)と、工具を相対回転不可に係合させる六角柱状の通常使用工具係合部(例えば実施形態における通常使用工具係合部17)と、該通常使用工具係合部が使用不可とされる場合に使用される前記ボルト本体の軸中心位置に形成された非常時使用工具係合穴(例えば実施形態における工具係合穴20)と、を備えたボルトであって、前記非常時使用工具係合穴に、加熱により溶融して該非常時使用工具係合穴を露出させる、前記ボルト本体よりも低融点の充填材を充填してなることを特徴としている。
請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明において、前記工具係合穴が前記ボルト本体を軸線方向に貫通していることを特徴としている。
請求項1に係る発明によれば、ボルト本体の軸中心位置に形成された工具係合用の工具係合穴にボルト本体よりも低融点の充填材を充填しているため、充填材が工具係合穴を腐食から保護することになる。そして、適宜の加熱によって充填材のみを溶融させて工具係合穴から除去することで工具係合穴に工具を係合させて締結を解除することができる。したがって、腐食が生じても容易かつ確実に締結を解除することができる。
請求項2に係る発明によれば、工具係合穴がボルト本体を軸線方向に貫通しているため、ボルト本体の頭部に工具係合穴を形成しまたボルト本体の軸部の頭部とは反対側に工具係合穴を形成しても、これら工具係合穴に充填材を一度に充填することができる。したがって、充填材の充填が容易となり、低コスト化が図れる。
本発明の第1実施形態のボルトを図1〜図3を参照して以下に説明する。
第1実施形態のボルト11は、頭部12と螺合部13とが軸線方向に隣り合う形状をなすボルト本体14を有している。
このボルト本体14は、螺合部13の外周部にオネジ15が形成されており、図示は略すがこのオネジ15において別途のナットや取付部のメネジに螺合する。ボルト本体14の材質は、ステンレス鋼材等の通常ボルト用として用いられるものであり、特に耐腐食性に優れた材質とするのが良い。
ボルト本体14の頭部12の外周部には、スパナやメガネレンチ等のメス型レンチ(工具)を相対回転不可に係合させるための六角柱状の通常使用工具係合部17が形成されている。
そして、第1実施形態においては、通常使用工具係合部17とは別に、ボルト本体14の軸中心位置にも工具Tを相対回転不可に係合させるための工具係合用の工具係合穴20が、ボルト本体14を軸線方向に貫通して形成されている。
ここで、工具係合穴20は、六角レンチ等の棒レンチからなる工具Tが係合されるもので、工具Tと同じ六角形等の軸直交断面形状をなしており、そのほぼ全長にわたって軸直交断面が同一形状をなしている。
そして、本実施形態のボルト11は、ボルト本体14の上記した工具係合穴20にボルト本体14よりも低融点の充填材22が充填されて構成されている。この充填材22は、耐腐食性に優れた材質のものが好ましく、例えば、ボルト本体14が鋼材の場合にハンダやロウ等の融点が250℃以下の低温溶融物質が用いられる。充填材22は、ボルト本体14の工具係合穴20にその全長にわたって充填されており、その結果、工具係合穴20は封孔されている。
工具係合穴20が充填材22で封孔されていることから、ボルト本体14は、通常、通常使用工具係合部17においてのみ工具によって回転力が導入されて締結および締結解除が行われる。
以上に述べた第1実施形態のボルト11によれば、ボルト本体14の軸中心位置に形成された工具係合用の工具係合穴20にボルト本体14よりも低融点の充填材22を充填しているため、塩害地等の腐食環境下で使用されても充填材22で覆われることで工具係合穴20を腐食から保護することができる。そして、通常使用工具係合部17が腐食や舐め等で使用できなくなった時には、適宜の加熱によって充填材22のみを溶融させて工具係合穴20から除去する。このときボルト11はボルト本体14のみで構成される状態となる。このようにすることで工具係合穴20に工具Tを係合させて締結を解除することができる。したがって、腐食等が生じて通常使用工具係合部17が使用できなくなっても容易かつ確実に締結を解除することができる。また必要により再締結させることもできる。
また、第1実施形態のボルト11によれば、工具係合穴20がボルト本体14を軸線方向に貫通しているため、ボルト本体14の頭部12にその端面12aから凹むように工具係合穴20を設けボルト本体14の螺合部13の頭部12とは反対側にその端面13aから凹むように工具係合穴20を設ける形状としても、これら工具係合穴20に充填材22を一度に充填することができる。したがって、充填材22の充填が容易となり、低コスト化が図れる。つまり、ボルト本体14の頭部12側および螺合部13の頭部12とは反対側の両側で工具Tを係合可能とする構造であっても充填材22の充填が容易となって低コスト化が図れる。
なお、上記した第1実施形態のボルト11を以下の第2〜第5実施形態のように変更することも可能である。
ボルト本体14の頭部12側および螺合部13の頭部12とは反対側の両側で工具Tを係合可能とする場合に、図4に示す第2実施形態のように頭部12側および螺合部13の頭部12とは反対側のそれぞれに互いに連通しない工具係合穴20を形成することも可能であり、この場合も両方の工具係合穴20それぞれに充填材22を充填する。
また、ボルト本体14の頭部12側のみで工具Tを係合可能とする場合に、図5に示す第3実施形態のように頭部12側のみに工具Tが係合される工具係合穴20を形成することになり、この場合、この工具係合穴20に充填材22を充填する。
さらに、ボルト本体14の螺合部13の頭部12とは反対側のみで工具Tを係合可能とする場合に、図6に示す第4実施形態のように螺合部13の頭部12とは反対側のみに工具Tが係合される工具係合穴20を形成することになり、この場合、この工具係合穴20に充填材22を充填する。この構造の場合、頭部12側に形成される通常使用工具係合部17を、六角レンチ等の棒レンチが係合される穴としても良く、この穴には充填材22を充填しないことになる。
加えて、工具係合穴20の形成の容易化等を目的としてボルト本体14において、図7に示す第5実施形態のように通常使用工具係合部17および螺合部13が形成された外側の構成部26と、充填材22が充填される工具係合穴20が形成された内側の構成部27とを別構造としてもよい。これら構成部26,27は適宜の方法で一体化される。この場合、内側の部材27に形成する工具係合穴20の形態としては、第1〜第4実施形態のいずれの形態も適用可能である。
本発明の第1実施形態のボルトを示すもので、(a)は正断面図、(b)は(a)の右方から見た側面図、(c)は(a)の左方から見た側面図である。 本発明の第1実施形態のボルトにおいて充填材を除去した状態を示すもので、(a)は正断面図、(b)は(a)の右方から見た側面図、(c)は(a)の左方から見た側面図である。 本発明の第1実施形態のボルトにおいて充填材を除去した状態であって工具が挿入される直前の状態を示す斜視図である。 本発明の第2実施形態のボルトを示すもので、(a)は正断面図、(b)は(a)の右方から見た側面図、(c)は(a)の左方から見た側面図である。 本発明の第3実施形態のボルトを示すもので、(a)は正断面図、(b)は(a)の右方から見た側面図、(c)は(a)の左方から見た側面図である。 本発明の第4実施形態のボルトを示すもので、(a)は正断面図、(b)は(a)の右方から見た側面図、(c)は(a)の左方から見た側面図である。 本発明の第5実施形態のボルトを示すもので、(a)は正断面図、(b)は(a)の右方から見た側面図、(c)は(a)の左方から見た側面図である。
符号の説明
11 ボルト
14 ボルト本体
20 工具係合穴
22 充填材
T 工具

Claims (2)

  1. ボルト本体に、被取付体に螺合する螺合部と、工具を相対回転不可に係合させる六角柱状の通常使用工具係合部と、該通常使用工具係合部が使用不可とされる場合に使用される前記ボルト本体の軸中心位置に形成された非常時使用工具係合穴と、を備えたボルトであって、
    前記非常時使用工具係合穴に、加熱により溶融して該非常時使用工具係合穴を露出させる、前記ボルト本体よりも低融点の充填材を充填してなることを特徴とするボルト。
  2. 前記工具係合穴が前記ボルト本体を軸線方向に貫通していることを特徴とする請求項1記載のボルト。
JP2004095034A 2004-03-29 2004-03-29 ボルト Expired - Fee Related JP4342999B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004095034A JP4342999B2 (ja) 2004-03-29 2004-03-29 ボルト

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004095034A JP4342999B2 (ja) 2004-03-29 2004-03-29 ボルト

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005282664A JP2005282664A (ja) 2005-10-13
JP4342999B2 true JP4342999B2 (ja) 2009-10-14

Family

ID=35181298

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004095034A Expired - Fee Related JP4342999B2 (ja) 2004-03-29 2004-03-29 ボルト

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4342999B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005282664A (ja) 2005-10-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI595162B (zh) 力矩受限之固定裝置
JP5957716B2 (ja) 焼付き防止ボルト
JPWO2007144946A1 (ja) 固定具
JP5388290B2 (ja) 締結部材
JP2009097707A (ja) ボルト
JP2013053704A (ja) 緩み防止付き締結部材
JPWO2011158824A1 (ja) ボルト
JP5808989B2 (ja) ナットの回転抑制構造
JP2006220210A (ja) 介在部材、締付具、及び被締付体
JP4342999B2 (ja) ボルト
BR112015011771B1 (pt) porca de aterramento
EP2816244B1 (en) Anti-theft locking device for vehicle wheels
JP6481555B2 (ja) 鋼管杭継手の回転抑止構造
WO2019088217A1 (ja) インサートナット
JP6943363B2 (ja) 外装部材取付方法
US7828500B2 (en) Threaded engagement element with self-locking threads
ES2457237T3 (es) Dispositivo y procedimiento para unir un primer componente con un segundo componente
GB2060452A (en) Tool for Applying Torque to Fastening Elements
JP2009008128A (ja) ボルト
JP5838941B2 (ja) 車両用のボルト締結構造
JP2007030120A (ja) ねじ込み式アンカーのねじ込み補助具及びねじ込み式アンカーを石質基材に固定する施工方法
JP4228873B2 (ja) ホゾ付きセグメントの組立ボルト脱落防止金具
JP2013076434A (ja) トルク管理機能付きネジ部材及びボルト用のトルク管理部材
JP4194447B2 (ja) 金属製ビーム型防護柵の伸縮部構造
US2049649A (en) Battery terminal clamp bolt

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061128

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081028

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20081029

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090105

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090630

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090708

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120717

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120717

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130717

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140717

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees