JP4342580B2 - 通信装置 - Google Patents

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Description

本発明は、MPLS(Multi Protocol Label Switching)ネットワークにおける通信装置およびネットワークシステムに関する。特に、RSVP−TE(Resource Reservation
Protocol: Traffic Extension)を用いたFRR(Fast ReRoute、facility backup方式
)用の通信パス(LSP(Label Switched Path)と呼ばれる)をセットアップして、Local Revertive方式による切り戻しを行う通信装置およびネットワークシステムに関する。
MPLSは、ラベルスイッチング方式を用いたパケット転送技術である。MPLSでは、ルータが他のルータから受け取ったパケットを別のルータに転送する際に、ルーティング情報としてIPヘッダの代わりに短い固定長の識別標識(ラベル)を利用する。MPLSのルーティング方式として、FRRがある。FRRは、MPLSネットワークにおいて、予備経路として使用するための通信経路をあらかじめ用意し、使用している通信経路に障害が発生したときに、予備経路に切り替えて、通信を復旧させる方式である。FRRによれば、予備経路をあらかじめ用意することで、迅速に通信障害の復旧を行うことができる。
図1は、通常状態のネットワークの構成例を示す図である。MPLSネットワークでは、PSVP‐TEシグナリングを使用したFRR用のLSPとして、Protected LSP(保
護されるLSP(現用系LSP))とBackup LSP(Protected LSP障害時の迂回ルート(
予備系LSP))をセットアップする。図1では、Protected LSP(LSP#1)が、ノ
ードHから、ノードA、ノードB、ノードCを経由して、ノードTまでセットアップされている。また、Backup LSP(LSP#2)が、ノードAからノードDを経由してノードCまでセットアップされている。
ここで、LSPの先頭ノード(図1において、LSP#1の場合はノードH、LSP#2の場合はノードA)をIngressノードといい、LSPの終点ノード(図1において、L
SP#1の場合はノードT、LSP#2の場合はノードC)をEgressノードという。また、LSPの分岐点にあたるノード(図1において、ノードA)をPLR(Point of Local
Repair)といい、LSPの合流ポイントにあたるノード(図1において、ノードC)を
MP(Merge Point)という。
ノードAにはPLRであること、ノードCにはMPであることが明示的に設定されており、その後、各LSPが設定される。Protected LSPは、IngressノードであるノードHに対して、ノードHから、ノードA、ノードB、ノードCを経由して、EgressノードであるノードTまでの経路情報が与えられることで、セットアップされる。
また、同様に、Backup LSPは、IngressノードであるノードAに対して、ノードAから
、ノードDを経由して、EgressノードであるノードCまでの経路情報が与えられることで、セットアップされる。その後、PLR(ノードA)は、Protected LSPとBackup LSPと
の対応関係、すなわち、Protected LSP(LSP#1)とBackup LSP(LSP#2)との
ペアの関係を作成する。
この結果、Protected LSP上の保護区間(ノードA‐ノードB‐ノードC間)において
、ノードAとノードBとの間のリンク障害、ノードBとノードCとの間のリンク障害、又は、ノードBのノード障害が、発生した時の迂回ルートが作成されたことになる。
通常時、ノードHからのデータトラフィックは、Protected LSPを通ってノードTまで
運ばれる。
図27は、FRRのリンク障害発生時の動作概要を示す図である。図27に示すように、保護区間であるノードAとノードBとの間でリンク障害が発生したとする。PLR(ノードA)が、このリンク障害を認識すると、ノードHからのデータトラフィックをBackup
LSP側に切り替える。MP(ノードC)は、ノードDを経由して入ってきたデータトラフィックをノードTに向けて送信する。このようにして、ノードHからのデータトラフィックは、保護区間のリンク障害時に迂回ルートであるBackup LSPを経由してノードTまで運ばれる。この切替動作が高速に実施できることから、FRR(Fast ReRoute)と呼ばれる。
図28は、FRRのリンク障害復旧時の動作概要を示す図である。保護区間であるノードAとノードBとの間のリンク障害が復旧(解消)したとする。PLRが、このリンク障害の復旧を認識し、シグナリングにより再度ノードAとノードBとの間が正常になったことを確認すると、ノードHからのデータトラフィックを、Backup LSP側からProtected LSP側に切り戻す。ノードHからのデータトラフィックは、ノードHから、ノードA、ノー
ドB、ノードCを経由してノードTまで運ばれる。
このような切り戻しのことを、Local Revertive方式という。Backup LSPは、Protected
LSPより(遅延や帯域に関して)最適な経路ではない可能性がある。よって、(遅延や帯域に関して)常に最適な経路でデータトラフィックを送信するため、Backup LSPからProtected LSPに切り戻しを行う。
図29は、保護区間において障害発生中に新たなLSPがセットアップされる場合の動作の例を示す図である。図29では、ノードAとノードBとの間にリンク障害が発生している。リンク障害発生中は、Protected LSPのIngressノードであるノードHからのデータトラフィックは、ノードHから、ノードA、ノードD、ノードCを経由してEgressノードであるノードTまで送信される。このとき、ノードBとノードCとの間のリソースは、開放される。この後、ノードXをIngressノードとし、ノードXから、ノードB、ノードC
を経由してEgressノードであるノードYまでのLSP#3をセットアップしようとすると、ノードBとノードCとの間のリソースが空いているため、正常にセットアップされる。
特開2005−39362号公報
図30は、保護区間において障害発生中に新たなLSPがセットアップされたことによりリソース競合が起きる場合の動作の例を示す図である。図29で示したように、ノードXをIngressノードとし、ノードXから、ノードB、ノードCを経由して、Egressノード
であるノードYまでのLSP#3がセットアップされている。
図30のノードAとノードBとの間で発生していたリンク障害が復旧(解消)した時、復旧を認識したPLR(ノードA)がノードBにProtected LSP用のPath Messageを送信
する。このPath Messageを受信したノードBは、ノードBとノードCとの間にリソースがないことから、Protected LSPがセットアップできないことをPath Error Messageでノー
ドAに通知する。この結果、Local RevertiveするためのProtected LSPがセットアップされないことになり迂回したデータトラフィックを切り戻すことができなくなる。保護されているLSPの障害発生時に、障害が発生していない下流のリソース(例えば、ノードBとノードCとの間のリソース)が解放(Path Tear)されるからである。
本発明の目的は、第1の通信パスと、第1の通信パスの中間部分をバイパスするように作成される第2の通信パスとを有し、中間部分の障害中、第1の通信パスの始点から送信さ
れるデータが中間部分の代わりの第2の通信パスを経由して第1の通信パスの終点に転送
されるネットワークシステムにおいて、障害復旧時に第2の通信パスから中間部分への切り戻しができなくなることを抑止する技術を提供することである。
本発明は、上記課題を解決するために、以下の手段を採用する。
即ち、本発明の第1の態様は、
複数の通信装置が縦続接続され、始点と終点を有する第1の通信パスと、
複数の通信装置が縦続接続され、その両端の通信装置がともに前記第1の通信パス上にあって互いに異なる通信装置であり、前記両端の通信装置のうち、前記第1の通信パスの始点側に位置する通信装置を始点とし、前記両端の通信装置のうち、前記第1の通信パスの終点側に位置する通信装置を終点とする第2の通信パスと、を含む通信ネットワークにおける、第2の通信パスの始点に位置する通信装置であって、
第1の通信パスの始点から終点までの帯域、及び、第1の通信パスの一部区間の予備として第2の通信パスの始点から終点までの帯域が確立されているか否かを確認する確認部と、
前記確認部が前記第1の通信パスの始点から終点までの帯域及び前記第1の通信パスの一部区間の予備として前記第2の通信パスの始点から終点までの帯域が確保されていることを確認したとき、前記第1の通信パスの一部区間の帯域を維持するための経路維持情報を生成する経路情報管理部と、
第1の通信パス上の終点側に隣接する通信装置に、前記経路情報管理部が生成した前記経路維持情報を送信する送信部と、
を有する通信装置
である。
また、本発明の第2の態様は、
複数の通信装置が縦続接続され、始点と終点を有する第1の通信パスと、
複数の通信装置が縦続接続され、その両端の通信装置がともに前記第1の通信パス上にあって互いに異なる通信装置であり、前記両端の通信装置のうち、前記第1の通信パスの始点側に位置する通信装置を始点とし、前記両端の通信装置のうち、前記第1の通信パスの終点側に位置する通信装置を終点とする第2の通信パスと、を含む通信ネットワークにおける、第2の通信パスの始点と終点との間の第1の通信パス上に位置する通信装置であって、
第1の通信パス上の始点側に隣接する通信装置から、第1の通信パスの一部区間の帯域を維持するための経路維持情報を受信する受信部と、
前記経路維持情報を格納する経路情報管理部と、
第1の通信パス上の終点側に隣接する通信装置に、前記経路維持情報を送信する送信部と、
を有する通信装置
である。
また、本発明の第3の態様は、
複数の通信装置が縦続接続され、始点と終点を有する第1の通信パスと、
複数の通信装置が縦続接続され、その両端の通信装置がともに前記第1の通信パス上にあって互いに異なる通信装置であり、前記両端の通信装置のうち、前記第1の通信パスの始点側に位置する通信装置を始点とし、前記両端の通信装置のうち、前記第1の通信パスの終点側に位置する通信装置を終点とする第2の通信パスと、を含む通信ネットワークに
おける、第2の通信パスの終点に位置する通信装置であって、
第1の通信パス上の始点側に隣接する通信装置から、第1の通信パスの一部区間の帯域を維持するための経路維持情報を受信する受信部と、
前記経路維持情報を格納する経路情報管理部と、
を有する通信装置
である。
本発明の態様によると、主とする通信パスの一部区間に予備の通信パスが確保されている場合、予備の通信パスが確保されている区間の通信装置に対して、その旨を通知することができる。
また、本発明の第1の態様において、
前記第1の通信パス上の終点側に隣接する通信装置から、前記第1の通信パス上の終点側に隣接する通信装置より終点側でリンク障害が発生したことを示す経路エラー情報を受信する受信部を備え、
前記確認部が、第1の通信パスの始点から終点までの帯域と、第1の通信パスの一部区間の予備として第2の通信パスの始点から終点までの帯域とが確立されていることを確認し、かつ、前記受信部が、前記第1の通信パス上の終点側に隣接する通信装置から、前記第1の通信パス上の終点側に隣接する通信装置より終点側でリンク障害が発生したことを示す経路エラー情報を受信したとき、前記送信部は、前記第1の通信パス上の終点側に隣接する通信装置に、経路維持情報を送信する、
通信装置
とすることができる。
また、本発明の第2の態様において、
前記第1の通信パス上の始点側に隣接する通信装置との間でリンク障害が発生した場合、前記送信部は、第1の通信パス上の終点側に隣接する通信装置に、前記経路情報管理部に格納された経路維持情報を送信する、
とすることができる。
本発明の態様によると、第1の通信パス上でリンク障害が発生した場合、経路情報を送信し続けることで、第1の通信パス上の帯域を維持することができる。
本発明によれば、第1の通信パスと、第1の通信パスの中間部分をバイパスするように作成される第2の通信パスとを有し、中間部分の障害中、第1の通信パスの始点から送信さ
れるデータが中間部分の代わりの第2の通信パスを経由して第1の通信パスの終点に転送
されるネットワークシステムにおいて、障害復旧時に第2の通信パスから中間部分への切り戻しができなくなることを抑止する技術を提供することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。実施形態の構成は例示であり、本発明は実施形態の構成に限定されない。
〔実施形態〕
図1は、通常状態のネットワークの構成例を示す図である。MPLSネットワークでは、PSVP‐TEシグナリングを使用したFRR用のLSPとして、Protected LSP及びBackup LSPをセットアップする。図1では、Protected LSP(LSP#1)が、ノードHから、ノードA、ノードB、ノードCを経由して、ノードTまでセットアップされている。また、Backup LSP(LSP#2)が、ノードAからノードDを経由してノードCまでセッ
トアップされている。ノードAはPLR(Point of Local Repair)であり、ノードCは
MP(Merge Point)である。PLRはProtected LSPの分岐点に該当し、MPはProtected LSPの合流点に該当する。また、Backup LSPは、Protected LSPのPLRとMPとの間をバイパスする。
〈標準の動作例〉
最初に、図1の通信ネットワークの標準の動作例について説明する。
《Protected LSPのセットアップ》
図2は、Protected LSPのセットアップ方法を示す図である。LSPは、RSVP−T
Eというシグナリングプロトコルによってセットアップされる。シグナリングプロトコルは、ラベル配布用プロトコルである。シグナリングプロトコルは、Path MessageをIngressノードからEgressノードまで送信しながら、任意の経路で必要な帯域を要求しデータ転
送に必要なラベル要求を行う。また、シグナリングプロトコルは、Path Messageの応答であるResv Message(Reserve Message)をPath Messageと逆の経路をたどってEgressノー
ドからIngressノードまで送信しながら、必要な帯域を確保しラベル通知を行う。
Path MessageのObjectについて説明する。Path MessageのObjectは、Session Object(SO)、Fast Reroute Object(FRO)、Session Attribute Object(SAO)、Explicit Route Object(ERO)、HOP Objectを含む。
SOは、LSPのsessionを識別するObjectである。SOには、LSPのIngressノードおよびEgressノードを示す情報(IPアドレスなど)が格納されている。
FROは、LSPをProtected LSPとしてセットアップすることを要求するObjectであ
る。FROには、Protected LSPで必要な帯域が格納されている。FROは、Protected LSPのPath Messageに必ず含まれる。
SAOは、sessionの属性を示すObjectである。SAOには、Local Protectionを要求
することを示す情報等が格納されている。
EROは、明示的にLSPの経路を指定するためのObjectである。EROには、Messageを受信するInterfaceのIPアドレスが格納されている。
HOP Objectは、Messageの送信元を示すObjectである。HOP Objectには、Messageを送信するInterfaceのIPアドレスが格納されている。
Resv MessageのObjectについて説明する。Resv MessageのObjectは、Session Object(SO)、Record Route Object(RRO)、HOP Objectを含む。
SOは、LSPのsessionを識別するObjectである。Path MessageのSOと同様に、S
Oには、LSPのIngressノードおよびEgressノードを示す情報(IPアドレスなど)が
格納されている。
RROは、Messageの送信元を示すObjectである。RROには、Messageを送信するInterfaceのIPアドレスが格納されている。また、RROには、予約されたラベル情報が格
納されている。さらに、RROには、Local Protectionが利用可能か否かを示す情報が格納されている。
HOP Objectは、Messageの送信元を示すObjectである。HOP Objectは、Path MessageのH
OP Objectと同じである。
Path Message及びResv Messageには、上記に示していない他のObjectも含まれ得る。
Path Message及びResv Messageは、通信パスのリソース(帯域)を予約する経路情報であり、かつ、通信パスのリソース(帯域)の予約を更新する経路情報である。
図2に示すように、Ingressノード(ノードH)から送信されたPath Messageをノード
Aが受信すると、ノードAは、EROを1つ削除(A−IF1)するとともに、HOP Objectを変更(A−IF2)して下流ノード(ノードB)に向けて送信する。ノードB、ノードCでも、同様に処理をして、Path Messageを下流ノードに向けて送信する。
Egressノード(ノードT)は、受信したPath Messageに対する応答としてResv Messageを上流ノード(ノードC)に向けて返送する。ノードCは、受信したResv MessageにRROを1つ追加(C−IF1,Label200)するとともに、HOP Objectを変更(C−IF1)して上流ノード(ノードB)に向けて返送する。ノードB、ノードAでも、同様に処理をして、Resv Messageを上流ノードに向けて送信する。
この後、Path Message及びResv Messageは、一定周期(例えば30秒)で、原則として、同じ情報が同じノードに対して送信される。この一定周期の送信動作をRefreshという
。Refreshにより、セットアップされたLSPが維持される。
《Backup LSPのセットアップ》
図3は、Backup LSPのセットアップ方法を示す図である。Backup LSPで使用されるMessageは、基本的には、図2に示すProtected LSPで使用されるMessageと同様である。しか
し、Backup LSPで使用されるPath Messageには、FROはない。
Path Messageは、Backup LSPのIngressノードであるノードAからノードDを経由してBackup LSPのEgressノードであるノードCに向けて送信される。一方、Resv Messageは、Backup LSPのEgressノードであるノードCからノードDを経由してBackup LSPのIngressノードであるノードAに向けて送信される。このようにして、Backup LSPがセットアップされ、Refreshを行うことで維持される。
PLRであるノードAは、Resv Messageを受信することで、Backup LSPがセットアップされたことを認識することができる。
《Backup LSPセットアップ後のProtected LSPのシグナリング》
図4は、Backup LSPがセットアップされた後のProtected LSPのシグナリングを示す図
である。PLRであるノードAにおいてProtected LSPに対するBackup LSPがセットアッ
プされている。
PLRであるノードAは、Protected LSPのIngressノード(ノードH)に対し、Backup
LSPがセットアップされた旨をRROのLocal Protection Available(LP Available)情報で通知する。これにより、Protected LSPのIngressノード(ノードH)は、下流のリンクやノードがプロテクション(保護)されていることを認識する。図4では、Backup LSPのPath Message及びResv Messageは省略されている。
《リンク障害発生時の動作》
図5は、保護区間における障害が発生した状態での動作を示す図である。Protected LSPが通るノードAとノードBとの間のリンク障害が発生した時、PLRは、リンク障害を
認識した後、ノードBに送信していたPath Massageを、データトラフィックと同様に、Backup LSP側に切り替える。このPath Messageは、Backup LSPを通ってノードC(MP)に送信される。
一方、ノードBは上流のリンク障害を認識することで、もはやノードAからPath MessageがRefreshされないと判断し、下流のノードCに対してPath Tear Messageを送信する。このPath Tear Messageは、Path Messageで一旦予約されたリソースの開放を要求するMessageである。Path Tear Messageを受信したノードCは、予約していた関連する予約情報
を削除する。なお、ノードCはBackup LSP側からPath MessageがRefreshされるのでノー
ドCからノードTへのPath MessageのRefreshは行われる。
《リンク障害復旧時の動作》
図6は、保護区間におけるリンク障害が復旧した状態での動作を示す図である。PLR(ノードA)は、リンク障害の復旧を認識した後Path MessageをノードBに向けて送信する。Path Messageを受信したノードBは、新たにノードCにPath Messageを送信する。ノードCはノードBにResv Messageを送信し、ノードBはノードAにResv Messageを送信する。Resv Messageを受信したPLR(ノードA)は、Protected LSPが正常に復旧したこ
とを認識し、データトラフィックの切り戻しを行うとともに、Backup LSP側に送信していたPath Messageの送信を停止する。これによりLocal Revertiveが完了する。
ここで、Local Revertiveを実施する目的を具体的に説明する。もし、他に経路があっ
て、例えば、ノードAとノードXとの間にリンクがあったとすると、ノードAとノードBとの間でリンク障害発生中に一旦Backup LSPに切り替えを行った後、再度別のLSPをノードH、ノードA、ノードX、ノードB、ノードC、ノードTの径路でセットアップすることも可能である。しかし、その後また、そのLSP(ノードH、ノードA、ノードX、ノードB、ノードC、ノードT)に対して新たなBackup LSPを用意しなければならない。さらに、既にセットアップしているノードA、ノードD、ノードC間のBackup LSPは、不要なLSPとなるので、削除する必要がある。これらの処理を障害が発生するたびに管理者によって実施する必要がある。しかし、Local Revertiveを行うことによってこのよう
な煩雑な処理を回避することができる。
〈装置〉
《ノード》
次に、本実施形態のノードについて説明する。ノードは、配置された位置等に応じて、Ingressノード、Egressノード、Transitノード(中継ノード)、PLR、MP等として動作し得る。
図7は、ノードの構成例を示す図である。ノード200は、外部入出力IF(InterFace)部206、受信パケット処理部202、送信パケット処理部204、受信Path State
管理部212、送信Path Message管理部214、受信Resv State管理部222、送信Resv
Message管理部224、ラベル・経路情報管理部230、ラベルテーブル&フォワーディング処理部240を含む。
(外部入出力IF部)
外部入出力IF部206は、自ノードに対する制御や情報収集を行うためのインタフェースである。
(受信パケット処理部)
受信パケット処理部202は、入力インタフェースからの受信パケットに異常がないかのチェックを行う。受信パケット処理部202は、受信した受信パケットが正常であれば
、当該受信パケットを適切な管理部等に送信する。
受信パケット処理部202は、受信したパケットがPath Messageであれば、当該受信パケットを受信Path State管理部212に送信する。受信パケット処理部202は、受信したパケットがResv messageであれば、当該受信パケットを受信Resv State管理部222に送信する。受信パケット処理部202は、受信したパケットが主信号トラフィックであれば、当該受信パケットをラベルテーブル&フォワーディング部240に送信する。
図7では、2つの受信パケット処理部202が記載されているが、1つの受信パケット処理部で上記の処理をしてもよい。
(送信パケット処理部)
送信パケット処理部204は、送信Path Message管理部214、送信Resv Message管理部224、または、ラベルテーブル&フォワーディング部240から受信したパケットを出力インタフェースに送信する。
図7では、2つの送信パケット処理部204が記載されているが、1つの送信パケット処理部で上記の処理をしてもよい。
(受信Path State管理部)
受信Path State管理部212は、受信したPath Messageの経路情報が正しいか否かをラベル・経路情報管理部230に問い合わせる。また、受信Path State管理部212は、受信したPath Messageの各Objectの管理を行うとともにPath Stateが定期的にリフレッシュ(Refresh)されることを確認する。
(送信Path Message管理部)
Ingressノードとして動作する場合は、送信Path Message管理部224は、LSPをセ
ットアップするために外部入出力IF部206から入力された経路や帯域情報をもとに、Path Messageを生成する。
Egressノードとして動作する場合は、送信Path Message管理部224は、Path Messageを送信しない。
IngressノードでもなくEgressノードでもなく中継ノード(Transitノード)として動作する場合、送信Path Message管理部224は、受信したPath Messageをもとに送信Path Messageを生成する。このとき、送信Path Message管理部224は、ラベル・経路情報管理部230にその経路情報を問い合わせる。
PLRとして動作する場合、受信Path State管理部212からBackup LSPがセットアップされたことの通知を受けたとき、送信Path Message管理部224は、FROを有するLSPに対して、LPAO(Local Protection Available Object)を付与する。
MPとして動作する場合、LPAOを受信したとき、送信Path Message管理部224は、LPAOを削除する。MPではない場合、LPAOを受信したとき、送信Path Message管理部224は、LPAOをそのまま通過させる。
送信Path Message管理部224は、上流のリンク障害を認識すると、下流のノードに対してPath Tear Messageを送信する。但し、送信Path Message管理部224は、LPAO
を有するLSPに関しては、下流のノードに対してPath Tear Messageを送信しない。
送信Path Message管理部214は、LSPのリソースを予約(確保)する予約部と、LSPのリソースの予約状態を更新(維持)する予約更新部として、実現され得る。
(受信Resv State管理部)
受信Resv State管理部222は、受信Resv Messageから下流ノードからラベル情報をラベル・経路情報管理部230に送信するとともに、受信したResv Stateを管理する。この際に、受信Resv State管理部222は、一定時間にResv StateがRefreshされることを確
認する。また、Backup LSPがセットアップされたときは、受信Resv State管理部222は、送信Path Message管理部224にその旨を通知する。
(送信Resv Message管理部)
Ingressノードとして動作する場合、送信Resv Message管理部224は、Resv Message
を送信しない。
Egressノード、または、Transitノードとして動作する場合は、受信したResv Message
をもとに送信Resv Messageを生成する。このとき、送信Resv Message管理部224は、払い出すラベル情報や経路情報をラベル・経路情報管理部230に問い合わせる。
(ラベル・経路情報管理部)
ラベル・経路情報管理部230は、ラベル、及び、経路情報を管理する。ラベル・経路情報管理部230は、各ブロック(受信Path State管理部212、送信Path Message管理部214、送信Resv State管理部222、受信Resv Message管理部224、ラベルテーブル&フォワーディング処理部240等)からの問い合わせに応答する。ラベル・経路情報管理部230は、ラベルに関する情報をラベルテーブル&フォワーディング処理部240に送信する。
受信Path State管理部212、送信Path Message管理部214、送信Resv State管理部222、受信Resv Message管理部224、及び、ラベル・経路情報管理部230は、1つの経路情報管理部として実現されてもよい。
ノードは、LSPのPath Message及びResv Messageを受信することで、当該LSPのリソースが確保されていることを確認することができる。
(ラベルテーブル&フォワーディング処理部)
ラベルテーブル&フォワーディング処理部240は、ラベル・経路情報管理部230からラベルに関する情報を受信し、ラベルテーブルに保持する。
Ingressノードとして動作する場合、ラベルテーブル&フォワーディング処理部240
は、受信パケット処理部202からのパケットを受信すると、フォワーディング先を判定した後、ラベルを付与して当該パケットを送信パケット処理部204に送信する。
Transitノードとして動作する場合、ラベルテーブル&フォワーディング処理部240
は、受信パケット処理部202からのパケットを受信すると、受信したパケットに付与されたラベルをもとにフォワーディング先を判定するとともに、ラベルを付け替えて、送信パケット処理部204に送信する。
Egressノードとして動作する場合、ラベルテーブル&フォワーディング処理部240は、受信パケット処理部202からのパケットを受信すると、受信したパケットに付与されたラベルをもとにフォワーディング先を判定するとともに、ラベルを削除して、送信パケット処理部204に送信する。
〈本実施形態の動作例〉
上記のノードを使用した通信ネットワークの動作例を示す。
Protected LSPの障害時に、LPAOを利用して障害発生箇所より下流のリソースを解
放しない方法について説明する。
《Protected LSPのセットアップ》
図8は、Protected LSP生成時の構成を示す図である。図8では、ノードH(Ingressノード)からノードT(Egressノード)までのProtected LSP(LSP#1)がセットアッ
プされる。Backup LSPは、まだ、セットアップされていない。
図9は、Protected LSPセットアップ時の各ノードの送信Path Msg及びPath Stateを示
す図である。
図10は、Protected LSPセットアップ時の各ノードの送信Resv Msg及びResv Stateを
示す図である。
Protected LSP(LSP#1)は、ノードH(Ingressノード)からノードT(Egressノード)に向けてセットアップされる。ネットワーク管理者は、そのネットワーク内におけるノードの役割としてPLR及びMPを明示的に指定する。図8では、ノードAがPLRに、ノードCがMPに、指定されていることとする。ネットワーク管理者は、ノードHに対して、Protected LSP(LSP#1)をセットアップするための情報を与える。
ノードHは、外部入出力IF部206で、外部からProtected LSP(LSP#1)をセ
ットアップするための情報(例えば、経路や帯域の情報)を受信する。外部入出力IF部206は、受信した情報を送信Path Message管理部214に送信する。
送信Path Message管理部224は、受信した情報をもとに、Protected LSP(LSP#
1)をセットアップするためのPath Messageを生成する。図9のノードHの送信Path Msg(Message)T102がこれに該当する。
送信Path Message管理部224は、生成したPath Messageを送信パケット処理部204に送信する。送信パケット処理部204は、受信したPath Messageを、該Path Messageに従って、ノードAに向けて送信する。
ノードHの送信Path MsgT102には、Path Messageを生成するために必要な情報などが記録されている。例えば、LSP識別情報、Session管理情報(SO)、Fast Reroute
に対する帯域などの要求(FRO)、Local Protectionの要求(SAO)、明示的経路情報(ERO)、送信Interface情報(HOP)である。ノードHは、これらの情報をもと
にPath Messageを一定周期で生成し、送信する(Refresh)。
ノードAは、ノードHからのPath Messageを受信パケット処理部204で受信する。受信パケット処理部204は、受信したパケットがPath Messageであることから、当該パケットを受信Path State管理部212に送信する。
ノードAの受信Path State管理部212は、受信したPath Messageの経路情報が正しいか否かをラベル・経路情報管理部230に問い合わせる。受信Path State管理部212は、受信したPath Messageの各Objectの情報をPath StateT154としてそのまま保持する。
ノードAの受信Path State管理部212は、次のPath Messageを受信した時は、Path StateT154を更新する。受信Path State管理部212は、ノードHからのPath Messageを所定時間(例えば、150秒間。上記の一定時間と同じでもよい)、受信しない場合は、Path StateT154の各Objectの情報をクリアする。
ノードAの受信Path State管理部212は、受信したPath Messageを送信Path Message管理部214に送信する。
ノードAの送信Path Message管理部214は、Path State管理部212からPath Messageを受信する。送信Path Message管理部214は、Path MessageのEROからノードA自身の受信IF情報(A−IF1)を削除する。また、送信Path Message管理部224は、Path MessageのHOP ObjectをノードA自身の送信IF情報(A−IF2)に変更する。
ノードAの送信Path Message管理部214は、情報を更新したPath Messageを送信パケット処理部204へ送信する。送信パケット処理部204は、受信したPath Messageを、該Path Messageに従って、ノードBに向けて送信する。
以下、ノードB、ノードCの場合も、ノードAの場合と同様に、それぞれ、Path Messageを受信し、所定の処理の後、次のノードにPath Messageを送信する。それぞれのノードで、Path State及び送信Path Msgが記録され、EROおよびHOP Object等の情報が順次更新される。
ノードT(Egressノード)は、ノードCからのPath Messageを受信パケット処理部204で受信する。受信パケット処理部204は、受信したパケットがPath Messageであることから、当該パケットを受信Path State管理部212に送信する。
ノードTの受信Path State管理部212は、受信したPath Messageの経路情報が正しいか否かをラベル・経路情報管理部230に問い合わせる。受信Path State管理部212は、受信したPath Messageの各Objectの情報をPath StateT160としてそのまま保持する。
ノードTの受信Path State管理部212は、次のPath Messageを受信した時は、Path StateT160を更新する。受信Path State管理部212は、ノードCからのPath Messageを所定時間、受信しない場合は、Path StateT160の各Objectの情報をクリアする。
図10は、Protected LSP(LSP#1)をセットアップする際のResv Messageに関する各ノードの情報を示す図である。この中にはResv Messageを生成するために必要な以下の情報などが記録されている。例えば、LSP識別情報、Session管理情報(SO)、経路
情報やラベル情報、Local Protection情報が含まれるレコード情報(RRO)、送信Interface情報(HOP)である。
ノードT(Egressノード)の送信Resv Message管理部224は、送信Resv MsgT260をもとに、Resv Messageを一定周期で生成する(Refresh)。送信Resv Message管理部2
24は、生成したResv Messageを送信パケット処理部204に送信する。送信パケット処理部204は、送信Resv Message管理部224から受信したResv Messageを、該Resv Messageに従って、ノードCに向けて送信する。
ノードC(Transitノード)は、ノードTからのResv Messageを受信パケット処理部2
04で受信する。受信パケット処理部204は、受信したパケットがResv Messageである
ことから、当該パケットを受信Resv State処理部222に送信する。
受信Resv State管理部222は、受信したResv Messageの各Objectの情報をResv StateT208としてそのまま保持する。ノードCの受信Resv State管理部222は、受信したResv Messageからラベル情報を抽出し、抽出したラベル情報をラベル・経路情報管理部230に送信する。ラベル・経路情報管理部230は、受信Resv State管理部222から受信したラベル情報をラベルテーブル&フォワーディング処理部240に送信する。ラベルテーブル&フォワーディング処理部240は、受信したラベル情報をラベルテーブルに保持する。
ノードCの受信Resv State管理部222は、次のResv Messageを受信した時は、Resv StateT208を更新する。受信Resv State管理部222は、ノードTからのResv Messageを所定時間(例えば、150秒間。上記の一定時間と同じでもよい)、受信しない場合は、Resv StateT208の各Objectの情報をクリアする。
ノードCの受信Resv State管理部222は、受信したResv Messageを送信Resv Message管理部224に送信する。
ノードCの送信Resv Message管理部224は、Resv State管理部222からResv Messageを受信する。送信Resv Message管理部224は、Resv MessageのRROに対してノードC自身の送信IF情報(C−IF1)及びラベル情報(200)を追加する。また、送信Resv Message管理部224は、Resv MessageのHOP ObjectをノードC自身の送信IF情報(C−IF1)に変更する。
ノードCの送信Resv Message管理部224は、情報を更新したResv Messageを送信パケット処理部204へ送信する。送信パケット処理部204は、受信したResv Messageを、該Resv Messageに従って、ノードBに送信する。
以下、ノードB、ノードAの場合も、ノードCの場合と同様に、Resv Messageを受信し、所定の処理の後、Resv Messageを送信する。それぞれのノードで、Resv State及び送信Resv Msgが記録され、RROおよびHOP Object等の情報が順次更新される。
ノードH(Ingressノード)は、ノードAからのResv Messageを受信パケット処理部2
04で受信する。受信パケット処理部204は、受信したパケットがResv Messageであることから、当該パケットを受信Resv State管理部222に送信する。
ノードHの受信Resv State管理部222は、受信したResv Messageからラベル情報を抽出し、抽出したラベル情報をラベル・経路情報管理部230に送信する。受信Resv State管理部222は、受信したResv Messageの各Objectの情報をResv StateT202としてそのまま保持する。
各ノードは、LSPのPath Message及びResv Messageを受信することで、当該LSPがセットアップされていること、即ちリソースが確保されていることを認識することができる。
ノードHの受信Resv State管理部222は、次のResv Messageを受信した時は、Resv StateT202を更新する。受信Resv State管理部222は、ノードAからのResv Messageを所定時間、受信しない場合は、Resv StateT202の各Objectの情報をクリアする。
ノードHは、Resv Messageを受信することで、Protected LSPがセットアップされてい
ること、即ちリソースが確保されていることを認識することができる。
《Backup LSPのセットアップ》
Backup LSPは、図3に示す標準の動作例のBackup LSPのセットアップと同様にセットアップされる。
《Backup LSPセットアップ後のProtected LSPのシグナリング》
図11は、Protected LSPおよびBackup LSPがセットアップされた後のProtected LSPのシグナリングの概要を示す図である。PLRであるノードAにおいてProtected LSPに対
するBackup LSPがセットアップされている。Backup LSP(LSP#2)は、ノードAからノードDを経由してノードCに向けてセットアップされる。
PLRであるノードAは、Protected LSP及びBackup LSPがセットアップされたことを
契機にPath MessageにLPAO(Local Protection Available Object)を追加して下流
のノードに送信する。中継ノードであるノードBはLPAOをそのまま通過させ、MPであるノードCはPath MessageからこのLPAOを削除して下流のノードに送信する。
ここで、LPAO(Local Protection Available Object)は、Protected LSPに対してBackup LSPがセットアップされていることを示すObjectである。LPAOは、標準のシグナリングメッセージには存在しないObjectである。LPAOは、本実施形態により新規に追加するObjectである。LPAOは、PLRからMPまでの間で送信される。
図12は、Backup LSPをセットアップした後の各ノードの送信Path MsgとPath Stateを示す図である。
図13は、Backup LSPをセットアップした後の各ノードの送信Resv MsgとResv Stateを示す図である。
PLRであるノードAがBackup LSPがセットアップされたことを認識すると、ノードAの受信Path State管理部212は、送信Path Massage管理部214に対し、Backup LSPがセットアップされたことを通知する。
Protected LSP及びBackup LSPがセットアップされたことの確認は、ノードの確認部と
して実現されてもよい。
送信Path Message管理部214は、送信Path MsgのFROを有するLSP#1にLPAOを新たに追加する(図12:ノードAの送信Path MsgT304)。送信Path Message管理部214は、LPAOを追加したPath Messageを送信パケット処理部204に送信する。
送信パケット処理部204は、受信したPath Messageを、該Path Messageに従って、ノードBに向けて送信する。
中継ノードであるノードBは、ノードAからのPath Messageを受信パケット処理部204で受信する。受信パケット処理部204は、受信したパケットがPath Messageであることから、当該パケットを受信Path State管理部212に送信する。
ノードBの受信Path State管理部212は、受信したPath Messageの経路情報が正しいか否かをラベル・経路情報管理部230に問い合わせる。受信Path State管理部212は、受信したPath Messageの各Object(LPAOを含む)の情報をPath StateT356とし
てそのまま保持する。
ノードBの受信Path State管理部212は、次のPath Messageを受信した時は、Path Stateを更新する。受信Path State管理部212は、ノードAからのPath Messageを所定時間、受信しない場合は、Path StateT356の各Objectの情報をクリアする。
ノードBの受信Path State管理部212は、受信したPath Messageを送信Path Message管理部214に送信する。
ノードBの送信Path Message管理部214は、Path State管理部212からPath Messageを受信する。送信Path Message管理部214は、Path MessageのEROからノードB自身の受信IF情報(B−IF1)を削除する。また、送信Path Message管理部224は、Path MessageのHOP ObjectをノードB自身の送信IF情報(B−IF2)に変更する。
ノードBの送信Path Message管理部214は、情報を更新したPath Message(LPAOを含む)を送信パケット処理部204へ送信する。送信パケット処理部204は、受信したPath Messageを、該Path Messageに従って、ノードCに送信する。
MPであるノードCは、ノードBからのPath Messageを受信パケット処理部204で受信する。受信パケット処理部204は、受信したパケットがPath Messageであることから、当該パケットを受信Path State管理部212に送信する。
ノードCの受信Path State管理部212は、受信したPath Messageの経路情報が正しいか否かをラベル・経路情報管理部230に問い合わせる。受信Path State管理部212は、受信したPath Messageの各Object(LPAOを含む)の情報をPath StateT358としてそのまま保持する。
ノードCの受信Path State管理部212は、次のPath Messageを受信した時は、Path Stateを更新する。受信Path State管理部212は、ノードBからのPath Messageを所定時間、受信しない場合は、Path StateT358の各Objectの情報をクリアする。
ノードCの受信Path State管理部212は、受信したPath Messageを送信Path Message管理部214に送信する。
ノードCの送信Path Message管理部214は、Path State管理部212からPath Messageを受信する。送信Path Message管理部214は、Path MessageのEROからノードC自身の受信IF情報(C−IF1)を削除する。また、送信Path Message管理部224は、Path MessageのHOP ObjectをノードC自身の送信IF情報(C−IF2)に変更する。
送信Path Message管理部214は、受信したPath MessageからLPAOを削除して、Path Messageを送信Path Msgとして保持する(図12:ノードCの送信Path MsgT308)。
ノードCの送信Path Message管理部214は、情報を更新したPath Messageを送信パケット処理部204へ送信する。送信パケット処理部204は、受信したPath Messageを、該Path Messageに従って、ノードTに送信する。
図14は、LPAOの追加、削除の処理条件を示す図である。自ノードがPLRであり、FROを有するPath Messageを受信し、Backup LSPがセットアップされている場合、下流へのPath MessageにLPAOを追加する。自ノードがMPであり、FROを有するPath
Messageを受信する場合、LPAOを削除する。
また、PLRであるノードAは、Backup LSPがセットアップされたことを認識すると、図13のノードAの送信Resv MsgT454のRROに示すようにLocal Protection Available(LP avilable)になったことをIngressノードであるノードHに通知する。
《リンク障害発生時の動作》
図15は、Protected LSP上でリンク障害が発生したときの動作概要を示す図である。
図15では、ノードAとノードBとの間でリンク障害が発生している。
ノードBは、上流のリンク障害によってPath MessageがRefreshされないことを認識す
る。ノードBは、LSPのPath MessageがFRO及びLPAOを有するため、Path Tear Messageによるリソース解放を行わず、下流のノード(ノードC)へのRefresh動作を継続する。これにより、Protected LSP(LSP#1)に関するノードBとノードCとの間の
リソースは開放されずに維持されることになる。つまり、Protected LSP(LSP#1)
に関するノードBとノードCとの間のリソースの解放が禁止される。
図16は、Protected LSP上でリンク障害が発生した時の構成を示す図である。
図17は、リンク障害発生中の各ノードの送信Path Msg及びPath Stateを示す図である。
図18は、リンク障害発生中の各ノードの送信Resv Msg及びResv Stateを示す図である。
PLRであるノードAは、ノードAとノードBとの間の障害を認識すると、データトラフィックをBackup LSP側に切り替える。ノードAは、受信Resv State管理部222でノードBからのResv Messageが受信されないことにより、ノードAとノードBとの間の障害を認識することができる。ノードAは、これにより障害を検出する。ノードAは、ノードB側へ送信していたPath MessageをBackup LSP側に切り替える。このとき、ノードAの送信Path Message管理部214は、ノードAの送信Path MsgのEROの「B−IF1」及び「C−IF1」を「C−IF3」に、HOPの「A−IF2」を「A−IF3」に変更する(図17:ノードAの送信Path MsgT504)。送信Path Message管理部214は、変更したPath Messageを送信パケット処理部204に送信する。
送信パケット処理部204は、受信したPath Messageを、該Path Messageに従って、Backup LSP側から、ノードCに送信する。
ノードCは、Backup LSP側からノードAからのPath Messageを受信パケット処理部204で受信する。受信パケット処理部204は、受信したパケットがPath Messageであることから、当該パケットを受信Path State管理部212に送信する。
ノードCの受信Path State管理部212は、受信したPath Messageの経路情報が正しいか否かをラベル・経路情報管理部230に問い合わせる。
受信Path State管理部212は、Path StateにLSP#1‐BU(BackUp)を追加し、受信したPath Messageの各Objectの情報を保持する(図17:ノードCのPath StateT558)。
ノードCの受信Path State管理部212は、受信したPath Messageを送信Path Message
管理部214に送信する。
ノードCの送信Path Message管理部214は、Path State管理部212からPath Messageを受信する。送信Path Message管理部214は、Path MessageのEROからノードC自身の受信IF情報(C−IF3)を削除する。また、送信Path Message管理部224は、Path MessageのHOP ObjectをノードC自身の送信IF情報(C−IF2)に変更する。ノードCはMPであることから、送信Path Message管理部214は、受信したPath MessageからLPAOを削除する。
送信Path Message管理部214は、情報を更新したPath Messageを送信パケット処理部204に送信する。送信パケット処理部204は、受信したPath Messageを、該Path Messageに従って、ノードTに送信する。
一方、中継ノードであるノードBは、ノードAとノードBとの間の障害を認識すると、ノードBのPath Stateをクリアする(図17:ノードBのPath StateT556)。ノードBは、受信Path State管理部212でノードAからのPath Messageが受信されないことにより、ノードAとノードBとの間の障害を認識することができる。ノードBの送信Path Message管理部214は、ノードBの送信Path MsgT506をそのまま維持する。ノードBの送信Path MessageT506は、FROとLPAOとを有しているので、継続したRefresh動作が必要となるためである。これにより、図16に示すように、ノードBは、ノード
AとノードBとの間の障害発生中も、ノードCに向けて継続してPath Messageを送信する。よって、ノードBとノードCとの間では、Protected LSP(LSP#1)のためのリソ
ースを維持することができる。
ノードCでは、ノードAからのPath Message(LSP#1−BU)と、ノードBからのPath Message(LSP#1−P)とを受信することになる。
図19は、保護区間中の中継ノード(例えば、ノードC)がPath MessageのRefresh動
作を継続するか否かの判断条件を示す図である。保護区間中の中継ノードにおいて、上流のリンクが正常かつ上流からPath MessageがRefreshされるならば、ノードは、下流へのPath MessageもRefreshする。保護区間中の中継ノードにおいて、上流のリンクが異常であっても送信するPath MessageがFROとLPAOとを有する場合は、ノードは、下流へのPath MessageもRefreshする。それ以外の場合は、RefreshせずにPath Tearする。
ノードAとノードBとの間の障害発生中、ノードCは、Protected LSP側から、及び、Backup LSP側から、Path Messageを受信する。よって、図18のノードCの送信Resv Msg
T658に示すように、ノードA及びノードBの双方にResv Messageを送信する。
また、ノードAは、Backup LSP側からResv Messageを受信する。ノードAの受信Resv State管理部222は、ノードAのResv StateのRROの「C−IF1」を「C−IF3」に、HOPを「B−IF1」に変更する(図18:ノードAのResv StateT604)。受信Resv State管理部222は、受信したResv Messageを送信Resv Message管理部224に送信する。
ノードAの送信Resv Message管理部224は、Resv State管理部222からResv Messageを受信する。送信Resv Message管理部224は、送信Resv Msgを更新する。送信Resv Message管理部224は、Resv Messageを、送信パケット処理部204に送信する。送信パケット処理部204は、Resv Messageに従って、該Resv Messageを、ノードHに向けて送信する。これらの動作によって、障害発生中のリソース競合を回避することができる。
Protected LSPに対してBackup LSPがセットアップされていることを示すLPAOを使
用することにより、Protected LSPのリソースを維持することができる。LPAOは、経
路維持情報をもって、実現できる。
PLRであるノードAは、リンク障害の復旧を認識すると、Path MessageをノードBに向けて送信する。Path Messageを受信したノードBは、ノードCにPath Messageを送信する。ノードCはノードBにResv Messageを送信し、ノードBはノードAにResv Messageを送信する。Resv Messageを受信したPLR(ノードA)は、Protected LSPが正常に復旧
したことを認識し、データトラフィックの切り戻しを行うとともに、Backup LSP側に送信していたPath Messageの送信を停止する。
この構成によると、リンク障害発生中も、Protected LSP上のリソースを維持すること
ができるので、リンク障害が復旧した際、データトラフィックの切り戻しが可能となる。
リンク障害の検出は、検出部として実現され得る。データトラフィックの切り戻しは、切替制御部として実現され得る。Protected LSPのリソースの維持は、リソースの解放を
禁止する禁止部として実現され得る。
《新たなLSPのセットアップが要求されたときの動作》
図20は、新たなLSP(LSP#1、LSP#2以外)のセットアップが要求されたときの動作例を示す図である。
図20に示すように、ノードXから、ノードB、ノードCを経由してノードYまでのLSP#3のセットアップが要求されたとする。このとき、LSP#3のPath Messageを受信したノードBは、ノードBとノードCとの間のリソースがないことから、そのLSPがセットアップできないことをPath Error MessageでノードXに通知する。その結果、ノードBにおいてProtected LSP(LSP#1)とLSP#3のリソース競合を回避(Protected LSP(LSP#1)のリソースを優先)することができるので、ノードAとノードBと
の間の障害復旧時に確実にLocal Revertiveすることが可能となる。
《Protected LSP上でリンク障害発生中にLSPの削除要求がされた場合の動作》
Protected LSP上で障害発生中にそのLSPの削除要求(Path Tear)を受信した場合の動作について説明する。
図21は、Protected LSP上で障害発生中にLSPの削除要求がされたときの構成を示
す図である。
図22は、Path Tear Messageを受信した後の各ノードの送信Path MsgとPath Stateを
示す図である。
図23は、Path Tear Messageを受信した後の各ノードの送信Resv MsgとResv Stateを
示す図である。
ノードHは、LSP#1の削除要求を受信すると、Path Tear Messageを、ノードHか
ら、ノードA、ノードD、ノードCを経由してノードTに送信する。この構成によると、Backup LSPを経由したLSP#1のリソースが解放される。
ノードBは、ノードAとノードBとの間が障害発生中のため、上流(ノードA)からPath Tear Messageを受信することができない。このため、ノードBとノードCとの間のリ
ソースは、解放されない。そこで、不要なリソースの維持を回避するために、MPである
ノードCはBackup LSP側からPath Tear Messageの受信を契機に上流のノードBに向かっ
てResv Tear Messageを送信する。ノードBは、Resv Tear Messageを受信すると、ノードBとノードCとの間のリソースを解放する。この構成によると、ノードBとノードCとの間のリソースが解放される。
図24は、MPがProtected LSP側の上流にResv Tear Messageを送信する条件を示す図である。自ノードがMPであり、同一LSPに対するProtected LSPとBackup LSPのPath Stateを持ち、さらにBackup LSP側からPath Tear Messageを受信すると、Protected LSP
側の上流にResv Tear Messageを送信する。図22及び図23には、Path Tear後、LSP#1に関する情報がすべてクリアされた結果が示されている。
この構成によると、Backup LSPに切り替っている時に受信するLSPの削除要求にも対応することが可能となる。
《ノードBとノードCとの間でリンク障害が発生した場合の動作》
上記のようなPLRであるノードAの直近ではない、ノードBとノードCとの間でリンク障害が発生した場合の動作(リンク障害が発生した箇所の上流のリソースを開放しない方法)について説明する。
図25は、ノードBとノードCとの間でリンク障害が発生した場合の構成図を示す図である。
上記のように、ノードAとノードBとの間のリンク障害発生時には、PLRであるノードAは、直近の下流リンク異常を直接検出することができる。ノードAとノードBとの間のリンク障害を認識したノードAは、データトラフィック及びPath MessageをBackup LSP側に切り替える。
一方、図25に示すように、ノードBとノードCとの間のリンク障害が発生した場合、ノードBは、上流のノードAに向かってPath Error Messageを送信する。Path Error Messageは、下流のリンク障害等を通知する経路エラー情報である。ノードBからPath Error
Messageを受信したPLRであるノードAは、下流でリンク障害が発生したことを認識する。ノードAは、データトラフィック及びノードBに送信していたPath MessageをBackup
LSP側に切り替える。さらに、ノードAがノードBに送信するPath MessageがFROとLPAOとを有する場合、ノードAとノードBとの間のリソースを維持する必要がある。そのため、ノードAは、ノードBにもPath Messageを送信し続ける。これにより、例えばノードZ、ノードA、ノードB、ノードXのような経路のLSPとのリソース競合を回避することができる。
図26は、PLRにおけるProtected LSPのPath MessageをRefreshする条件を示す図である。
PLRであるノードにおいて、上流リンクが正常かつ上流からPath MessageがRefresh
され、直近の下流リンクが正常で、下流からPath Error Messageを受信しない場合、Protected LSP側のみにPath MessageをRefreshする。
PLRであるノードにおいて、上流リンクが正常かつ上流からPath MessageがRefresh
され、直近の下流リンクが異常である場合、Backup LSP側にPath MessageをRefreshする
(切り替え)。
PLRであるノードにおいて、上流リンクが正常かつ上流からPath MessageがRefresh
され、送信するPath MessageがFROとLPAOとを有し、直近の下流リンクが正常で、下流からPath Error Messageを受信する場合、Protected LSP側及びBackup LSP側にPath MessageをRefreshする。
PLRであるノードにおいて、上流リンクが正常かつ上流からPath MessageがRefresh
され、送信するPath MessageがFROとLPAOとを有さず、直近の下流リンクが正常であり、下流からPath Error Messageを受信する場合、Backup LSP側にPath MessageをRefreshする(切り替え)。
PLRであるノードにおいて、上流リンクが異常である場合、Path Tear Messageを送
信する。
この構成によると、PLRであるノードが下流リンクの障害状態によりPath MessageのRefresh動作を変えることでProtected LSPと他のLSPとのリソース競合を回避することができる。
〔付記〕
上述の実施形態は、以下の発明を開示する。以下の発明は、必要に応じて適宜組み合わせることができる。
(付記1)
複数の通信装置が縦続接続され、始点と終点を有する第1の通信パスと、
複数の通信装置が縦続接続され、その両端の通信装置がともに前記第1の通信パス上にあって互いに異なる通信装置であり、前記両端の通信装置のうち、前記第1の通信パスの始点側に位置する通信装置を始点とし、前記両端の通信装置のうち、前記第1の通信パスの終点側に位置する通信装置を終点とする第2の通信パスと、を含む通信ネットワークにおける、第2の通信パスの始点に位置する通信装置であって、
第1の通信パスの始点から終点までの帯域、及び、第1の通信パスの一部区間の予備として第2の通信パスの始点から終点までの帯域が確立されているか否かを確認する確認部と、
前記確認部が前記第1の通信パスの始点から終点までの帯域及び前記第1の通信パスの一部区間の予備として前記第2の通信パスの始点から終点までの帯域が確立されていることを確認したとき、前記第1のパスの一部区間の帯域を維持するための経路維持情報を生成する経路情報管理部と、
第1の通信パス上の終点側に隣接する通信装置に、前記経路情報管理部が生成した前記経路維持情報を送信する送信部と、
を有する通信装置。
(付記2)
前記第1の通信パス上の終点側に隣接する通信装置から、前記第1の通信パス上の終点側に隣接する通信装置より終点側でリンク障害が発生したことを示す経路エラー情報を受信する受信部を備え、
前記確認部が、第1の通信パスの始点から終点までの帯域と、第1の通信パスの一部区間の予備として第2の通信パスの始点から終点までの帯域とが確立されていることを確認し、かつ、前記受信部が、前記第1の通信パス上の終点側に隣接する通信装置から、前記第1の通信パス上の終点側に隣接する通信装置より終点側でリンク障害が発生したことを示す経路エラー情報を受信したとき、前記送信部は、前記第1の通信パス上の終点側に隣接する通信装置に、経路維持情報を送信する、
付記1に記載の通信装置。
(付記3)
複数の通信装置が縦続接続され、始点と終点を有する第1の通信パスと、
複数の通信装置が縦続接続され、その両端の通信装置がともに前記第1の通信パス上にあって互いに異なる通信装置であり、前記両端の通信装置のうち、前記第1の通信パスの始点側に位置する通信装置を始点とし、前記両端の通信装置のうち、前記第1の通信パスの終点側に位置する通信装置を終点とする第2の通信パスと、を含む通信ネットワークにおける、第2の通信パスの始点と終点との間の第1の通信パス上に位置する通信装置であって、
第1の通信パス上の始点側に隣接する通信装置から、第1の通信パスの一部区間の帯域を維持するための経路維持情報を受信する受信部と、
前記経路維持情報を格納する経路情報管理部と、
第1の通信パス上の終点側に隣接する通信装置に、前記経路維持情報を送信する送信部と、
を有する通信装置。
(付記4)
前記第1の通信パス上の始点側に隣接する通信装置との間でリンク障害が発生した場合、前記送信部は、第1の通信パス上の終点側に隣接する通信装置に、前記経路情報管理部に格納された経路維持情報を送信する、
付記3に記載の通信装置。
(付記5)
前記受信部が、前記第1の通信パス上の終点側に隣接する通信装置から、第1の通信パスの帯域の削除要求情報を受信した場合、前記経路情報管理部は、前記経路維持情報を削除する、
付記3または4に記載の通信装置。
(付記6)
前記第1の通信パス上の終点側に隣接する通信装置との間でリンク障害が発生した場合、前記送信部は、第1の通信パス上の始点側に隣接する通信装置に、前記第1の通信パス上の終点側でリンク障害が発生したことを示す経路エラー情報を送信する、
付記3乃至5のいずれか1つに記載の通信装置。
(付記7)
複数の通信装置が縦続接続され、始点と終点を有する第1の通信パスと、
複数の通信装置が縦続接続され、その両端の通信装置がともに前記第1の通信パス上の異なる通信装置であり、前記両端の通信装置のうち、前記第1の通信パスの始点側に位置する通信装置を始点とし、前記両端の通信装置のうち、前記第1の通信パスの終点側に位置する通信装置を終点とする第2の通信パスと、を含む通信ネットワークにおける、第2の通信パスの終点に位置する通信装置であって、
第1の通信パス上の始点側に隣接する通信装置から、第1の通信パスの一部区間の帯域を維持するための経路維持情報を受信する受信部と、
前記経路維持情報を格納する経路情報管理部と、
を有する通信装置。
(付記8)
第2の通信パスの始点と終点との間の第1の通信パス上でリンク障害が発生し、前記経路情報管理部が前記経路維持情報を格納し、かつ、前記受信部が前記第2の通信パスの通信装置から第1の通信パスのリソースの削除要求情報を受信したとき、第1の通信パス上の始点側に隣接する通信装置に、前記削除要求情報を送信する送信部を備える、
付記7に記載の通信装置。
(付記9)
始点及び終点を有する第1の通信パスと、第1の通信パスからみた分岐点及び合流点が始点及び終点として規定され、且つこれらの分岐点から合流点までで規定される第1の通信パスの中間部分をバイパスするように作成される第2の通信パスとを有し、前記中間部分に障害が生じていない場合には、前記第1の通信パスの始点から送信されるデータが前記中間部分を経由して前記第1の通信パスの終点に転送されるネットワークシステムにおいて、
前記中間部分の障害を検出する検出部と、
前記中間部分の障害が検出された場合に、前記第1の通信パスの始点から終点までのデータの転送経路の一部を前記中間部分から前記第2の通信パスに切り替え、前記中間部分の障害から復旧した場合に、前記第1の通信パスの始点から終点までのデータの転送経路の一部を前記第2の通信パスから前記中間部分に切り戻す切替制御部と、
前記中間部分の障害発生から復旧までの間において、前記中間部分の障害未発生部分に関する前記第1の通信パス用のリソース解放を禁止する禁止部と、
を備えるネットワークシステム。
(付記10)
始点及び終点を有する第1の通信パスと、第1の通信パスからみた分岐点及び合流点が始点及び終点として規定され、且つこれらの分岐点から合流点までで規定される第1の通信パスの中間部分をバイパスするように作成される第2の通信パスとを有し、前記中間部分に障害が生じていない場合には、前記第1の通信パスの始点から送信されるデータが前記中間部分を経由して前記第1の通信パスの終点に転送され、前記中間部分に障害が発生した場合に、前記第1の通信パスの始点から送出されるデータの転送経路が前記中間部分から前記第2のパスに切り替えられ、前記中間部分が前記障害から復旧した場合に、前記第1の通信パスの始点から送出されるデータの転送経路が前記第2の通信パスから前記中間部分に切り替えられるネットワークシステムにおいて、前記中間部分に配置される通信装置であって、
前記第1の通信パスの作成時に、前記中間部分に関する前記第1の通信パス用のリソースを予約する予約部と、
前記第1の通信パス用のリソースの予約状態を更新する予約更新部とを備え、
前記第1の通信パス用のリソースの予約状態は、前記中間部分の障害発生によっては解除されず、前記予約更新部は、前記中間部分の障害発生時においても前記予約状態を更新する、
通信装置。
通常状態のネットワークの構成例を示す図である。 Protected LSPのセットアップ方法を示す図である。 Backup LSPのセットアップ方法を示す図である。 Backup LSPがセットアップされた後のProtected LSPのシグナリングを示す図である。 保護区間における障害が発生した状態での動作を示す図である。 保護区間におけるリンク障害が復旧した状態での動作を示す図である。 ノードの構成例を示す図である。 Protected LSP生成時の構成を示す図である。 Protected LSPセットアップ時の各ノードの送信Path Msg及びPath Stateを示す図である。 Protected LSPセットアップ時の各ノードの送信Resv Msg及びResv Stateを示す図である。 Backup LSPを生成した後の構成を示す図である。 Backup LSPをセットアップした後の各ノードの送信Path Msg及びPath Stateを示す図である。 Backup LSPをセットアップした後の各ノードの送信Resv Msg及びResv Stateを示す図である。 LPAOの追加、削除の処理条件を示す図である。 Protected LSP上で障害が発生したときの動作を示す図である。 Protected LSP上で障害が発生したときの動作を示す図である。 障害発生中の各ノードの送信Path Msg及びPath Stateを示す図である。 障害発生中の各ノードの送信Resv Msg及びResv Stateを示す図である。 Path messageのRefresh動作の判断条件を示す図である。 新たなLSP(LSP#1、LSP#2以外)のセットアップが要求されたときの動作例を示す図である。 Protected LSP上で障害発生中にLSPの削除要求がされたときの動作を示す図である。 Path Tear Messageを受信した後の各ノードの送信Path Msg及びPath Stateを示す図である。 Path Tear Messageを受信した後の各ノードの送信Resv Msg及びResv Stateを示す図である。 MPがResv Tear Msgを送信する条件を示す図である。 ノードBとノードCとの間でリンク障害が発生した場合の動作の構成を示す図である。 PLRにおけるProtected LSPのPath MessageをRefreshする条件を示す図である。 FRR動作概要(保護区間においてリンク障害が発生した場合)を示す図である。 FRR動作概要(保護区間の障害が復旧した場合)を示す図である。 保護区間において障害発生中に新たなLSPがセットアップされる場合の動作例を示す図である。 保護区間において障害発生中に新たなLSPがセットアップされたことによりリソース競合が起きる場合の動作例を示す図である。
符号の説明
200 ノード
202 受信パケット処理部
204 送信パケット処理部
206 外部入出力IF(InterFace)部
212 受信Path State管理部
214 送信Path Message管理部
222 受信Resv State管理部
224 送信Resv Message管理部
230 ラベル・経路情報管理部
240 ラベルテーブル&フォワーディング処理部
A ノード(PLR、LSP#2のIngressノード)
B ノード(中継ノード)
C ノード(MP、LSP#2のEgressノード)
D ノード(中継ノード)
H ノード(LSP#1のIngressノード)
Y ノード(LSP#1のEgressノード)
X ノード(LSP#3のIngressノード)
Y ノード(LSP#3のEgressノード)
Z ノード
T102 ノードHの送信Path Message
T104 ノードAの送信Path Message
T106 ノードBの送信Path Message
T108 ノードCの送信Path Message
T154 ノードAのPath State
T156 ノードBのPath State
T158 ノードCのPath State
T160 ノードTのPath State
T202 ノードHの送信Resv Message
T204 ノードAの送信Resv Message
T206 ノードBの送信Resv Message
T208 ノードCの送信Resv Message
T254 ノードAのResv State
T256 ノードBのResv State
T258 ノードCのResv State
T260 ノードTのResv State
T302 ノードHの送信Path Message
T304 ノードAの送信Path Message
T306 ノードBの送信Path Message
T308 ノードCの送信Path Message
T354 ノードAのPath State
T356 ノードBのPath State
T358 ノードCのPath State
T360 ノードTのPath State
T402 ノードHの送信Resv Message
T404 ノードAの送信Resv Message
T406 ノードBの送信Resv Message
T408 ノードCの送信Resv Message
T454 ノードAのResv State
T456 ノードBのResv State
T458 ノードCのResv State
T460 ノードTのResv State
T502 ノードHの送信Path Message
T504 ノードAの送信Path Message
T506 ノードBの送信Path Message
T508 ノードCの送信Path Message
T554 ノードAのPath State
T556 ノードBのPath State
T558 ノードCのPath State
T560 ノードTのPath State
T602 ノードHの送信Resv Message
T604 ノードAの送信Resv Message
T606 ノードBの送信Resv Message
T608 ノードCの送信Resv Message
T654 ノードAのResv State
T656 ノードBのResv State
T658 ノードCのResv State
T660 ノードTのResv State

Claims (8)

  1. 複数の通信装置が縦続接続され、始点と終点を有する第1の通信パスと、
    複数の通信装置が縦続接続され、その両端の通信装置がともに前記第1の通信パス上にあって互いに異なる通信装置であり、前記両端の通信装置のうち、前記第1の通信パスの始点側に位置する通信装置を始点とし、前記両端の通信装置のうち、前記第1の通信パスの終点側に位置する通信装置を終点とする第2の通信パスと、を含む通信ネットワークにおける、第2の通信パスの始点に位置する通信装置であって、
    第1の通信パスの始点から終点までの帯域、及び、第1の通信パスの一部区間の予備として第2の通信パスの始点から終点までの帯域が確立されているか否かを確認する確認部と、
    前記確認部が前記第1の通信パスの始点から終点までの帯域及び前記第1の通信パスの一部区間の予備として前記第2の通信パスの始点から終点までの帯域が確立されていることを確認したとき、前記第1の通信パスの一部区間の帯域を維持するための経路維持情報を生成する経路情報管理部と、
    第1の通信パス上の終点側に隣接する通信装置に、前記経路情報管理部が生成した前記経路維持情報を送信する送信部と、
    を有する通信装置。
  2. 前記第1の通信パス上の終点側に隣接する通信装置から、前記第1の通信パス上の終点側に隣接する通信装置より終点側でリンク障害が発生したことを示す経路エラー情報を受信する受信部を備え、
    前記確認部が、第1の通信パスの始点から終点までの帯域と、第1の通信パスの一部区間の予備として第2の通信パスの始点から終点までの帯域とが確立されていることを確認し、かつ、前記受信部が、前記第1の通信パス上の終点側に隣接する通信装置から、前記第1の通信パス上の終点側に隣接する通信装置より終点側でリンク障害が発生したことを示す経路エラー情報を受信したとき、前記送信部は、前記第1の通信パス上の終点側に隣接する通信装置に、経路維持情報を送信する、
    請求項1に記載の通信装置。
  3. 複数の通信装置が縦続接続され、始点と終点を有する第1の通信パスと、
    複数の通信装置が縦続接続され、その両端の通信装置がともに前記第1の通信パス上にあって互いに異なる通信装置であり、前記両端の通信装置のうち、前記第1の通信パスの始点側に位置する通信装置を始点とし、前記両端の通信装置のうち、前記第1の通信パスの終点側に位置する通信装置を終点とする第2の通信パスと、を含む通信ネットワークにおける、第2の通信パスの始点と終点との間の第1の通信パス上に位置する通信装置であって、
    第1の通信パス上の始点側に隣接する通信装置から、第1の通信パスの一部区間の帯域を維持するための経路維持情報を受信する受信部と、
    前記経路維持情報を格納する経路情報管理部と、
    第1の通信パス上の終点側に隣接する通信装置に、前記経路維持情報を送信する送信部と、
    を有する通信装置。
  4. 前記第1の通信パス上の始点側に隣接する通信装置との間でリンク障害が発生した場合、前記送信部は、第1の通信パス上の終点側に隣接する通信装置に、前記経路情報管理部に格納された経路維持情報を送信する、
    請求項3に記載の通信装置。
  5. 前記受信部が、前記第1の通信パス上の終点側に隣接する通信装置から、第1の通信パス
    の帯域の削除要求情報を受信した場合、前記経路情報管理部は、前記経路維持情報を削除する、
    請求項3または4に記載の通信装置。
  6. 複数の通信装置が縦続接続され、始点と終点を有する第1の通信パスと、
    複数の通信装置が縦続接続され、その両端の通信装置がともに前記第1の通信パス上にあって互いに異なる通信装置であり、前記両端の通信装置のうち、前記第1の通信パスの始点側に位置する通信装置を始点とし、前記両端の通信装置のうち、前記第1の通信パスの終点側に位置する通信装置を終点とする第2の通信パスと、を含む通信ネットワークにおける、第2の通信パスの終点に位置する通信装置であって、
    第1の通信パス上の始点側に隣接する通信装置から、第1の通信パスの一部区間の帯域を維持するための経路維持情報を受信する受信部と、
    前記経路維持情報を格納する経路情報管理部と、
    を有する通信装置。
  7. 第2の通信パスの始点と終点との間の第1の通信パス上でリンク障害が発生し、前記経路情報管理部が前記経路維持情報を格納し、かつ、前記受信部が前記第2の通信パスの通信装置から第1の通信パスの帯域の削除要求情報を受信したとき、第1の通信パス上の始点側に隣接する通信装置に、前記削除要求情報を送信する送信部を備える、
    請求項6に記載の通信装置。
  8. 始点及び終点を有する第1の通信パスと、第1の通信パスからみた分岐点及び合流点が始点及び終点として規定され、且つこれらの分岐点から合流点までで規定される第1の通信パスの中間部分をバイパスするように作成される第2の通信パスとを有し、前記中間部分に障害が生じていない場合には、前記第1の通信パスの始点から送信されるデータが前記中間部分を経由して前記第1の通信パスの終点に転送されるネットワークシステムにおいて、
    前記中間部分の障害を検出する検出部と、
    前記中間部分の障害が検出された場合に、前記第1の通信パスの始点から終点までのデータの転送経路の一部を前記中間部分から前記第2の通信パスに切り替え、前記中間部分の障害から復旧した場合に、前記第1の通信パスの始点から終点までのデータの転送経路の一部を前記第2の通信パスから前記中間部分に切り戻す切替制御部と、
    前記中間部分の障害発生から復旧までの間において、前記中間部分の障害未発生部分に関する前記第1の通信パス用のリソース解放を禁止する禁止部と、
    を備えるネットワークシステム。
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