JP2010226393A - 自律分散制御によるパス設定方法およびシステム並びに通信装置 - Google Patents

自律分散制御によるパス設定方法およびシステム並びに通信装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2010226393A
JP2010226393A JP2009070980A JP2009070980A JP2010226393A JP 2010226393 A JP2010226393 A JP 2010226393A JP 2009070980 A JP2009070980 A JP 2009070980A JP 2009070980 A JP2009070980 A JP 2009070980A JP 2010226393 A JP2010226393 A JP 2010226393A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
communication device
path
adjacent
communication
adjacent communication
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2009070980A
Other languages
English (en)
Inventor
Takehiko Matsumoto
健彦 松本
Toru Nakazawa
透 中澤
Shunji Motomura
俊司 本村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
NEC Communication Systems Ltd
Original Assignee
NEC Corp
NEC Communication Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp, NEC Communication Systems Ltd filed Critical NEC Corp
Priority to JP2009070980A priority Critical patent/JP2010226393A/ja
Priority to PCT/JP2010/001819 priority patent/WO2010109802A1/ja
Priority to US13/258,877 priority patent/US20120014246A1/en
Publication of JP2010226393A publication Critical patent/JP2010226393A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L41/00Arrangements for maintenance, administration or management of data switching networks, e.g. of packet switching networks
    • H04L41/08Configuration management of networks or network elements
    • H04L41/0803Configuration setting
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L45/00Routing or path finding of packets in data switching networks
    • H04L45/02Topology update or discovery
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L45/00Routing or path finding of packets in data switching networks
    • H04L45/22Alternate routing
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L45/00Routing or path finding of packets in data switching networks
    • H04L45/02Topology update or discovery
    • H04L45/026Details of "hello" or keep-alive messages
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L45/00Routing or path finding of packets in data switching networks
    • H04L45/28Routing or path finding of packets in data switching networks using route fault recovery
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L45/00Routing or path finding of packets in data switching networks
    • H04L45/42Centralised routing

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)

Abstract

【課題】パス設定を行う際に当該パス上に存在する通信装置が通信不可状態であってもパス設定の失敗を回避できるパス設定方法およびそれに用いた通信装置を提供する。
【解決手段】複数の通信装置(NE200−NE206)が接続されたネットワークに自律分散制御によりパスを設定する方法であって、一通信装置(NE201)が当該一通信装置に隣接する通信装置(NE203)との通信の可否を判定し、隣接する通信装置との通信ができない状態であれば、隣接する通信装置を通るパス(P1)の設定シグナリングを隣接する通信装置を迂回する暫定パス(P2)の設定シグナリングに変更する。
【選択図】図1

Description

本発明は自律分散制御対応のネットワークにおけるパス設定方法およびシステム、並びにそれを用いる通信装置に関する。
MPLS(Multi-Protocol Label Switching)やGMPLS(Generalized MPLS)、あるいはGMPLSのASON(Automatically Switched Optical Network)への適用など、自律分散型のパス設定・運用技術が種々提案されている。このような自律分散制御対応のネットワークにおいて、制御チャネルや通信装置自体の障害あるいは装置の保守等の理由で通信装置を再起動する必要が生じる場合がある。
このように通信装置が何らかの理由で再起動した際に、再起動前のパスの状態を復元する標準仕様として、非特許文献1のRFC5063が規定されている。また、特許文献1には、全光ネットワークにおいて迂回パスを予め算出しておくことでトラフィックを障害から救済するた技術も提案されている。
特開2006−80778号公報
RFC5063 (Extensions to GMPLS Resource Reservation Protocol (RSVP) Graceful Restart) October 2007
しかしながら、自律分散制御プロトコルの明示的経路指定(ERO: Explicit Route Object)でパスを設定する場合、ある通信装置が当該パスを設定する隣接通信装置との通信ができない状態でパス設定シグナリングを受信すると、パスの設定に失敗してしまう。
非特許文献1に記載されている方法は、再起動前に設定済みのパスを復元するのみであり、通信装置が再起動中で通信ができない状態の時にパス設定のシグナリングが発生した場合を想定していない。また、特許文献1に開示された方法は、当初設定されたオリジナルパス以外のパスを迂回パスとして予め計算しておくものであり、再起動中で通信できない状態の通信装置にパス設定シグナリングが到着した場合のパス設定方法を教示するものではない。
本発明は、パス設定を行う際に当該パス上に存在する通信装置が通信不可状態であってもパス設定の失敗を回避できるパス設定方法およびシステム、並びにそれを用いた通信装置を提供することにある。
本発明によるパス設定方法は、複数の通信装置が接続されたネットワークに自律分散制御によりパスを設定する方法であって、一通信装置が当該一通信装置に隣接する通信装置との通信の可否を判定し、前記隣接する通信装置との通信ができない状態であれば、前記隣接する通信装置を通るパスの設定シグナリングを前記隣接する通信装置を迂回する暫定パスの設定シグナリングに変更する、ことを特徴とする。
本発明による通信装置は、複数の隣接通信装置と接続され自律分散制御によりパスを設定する機能を有する通信装置であって、隣接通信装置との通信の可否を判定する判定手段と、前記隣接通信装置との通信ができない状態であれば、前記隣接通信装置を通るパスの設定シグナリングを前記隣接通信装置を迂回する暫定パスの設定シグナリングに変換するシグナリング変換手段と、を有することを特徴とする。
本発明によるパス設定システムは、複数の通信装置が接続されたネットワークに自律分散制御によりパスを設定するシステムであって、前記複数の通信装置の各々が、隣接通信装置との通信の可否を判定する判定手段と、前記隣接通信装置との通信ができない状態であれば、前記隣接通信装置を通るパスの設定シグナリングを前記隣接通信装置を迂回する暫定パスの設定シグナリングに変換するシグナリング変換手段と、を有することを特徴とする。
本発明によるコンピュータプログラムは、複数の隣接通信装置と接続され自律分散制御によりパスを設定する機能をプログラム制御プロセッサで実現するためのコンピュータプログラムであって、隣接通信装置との通信の可否を判定する判定機能と、前記隣接通信装置との通信ができない状態であれば、前記隣接通信装置を通るパスの設定シグナリングを前記隣接通信装置を迂回する暫定パスの設定シグナリングに変換するシグナリング変換機能と、を前記プログラム制御プロセッサで実現することを特徴とする。
本発明によれば、パス設定を行う際に当該パス上に存在する通信装置が通信不可状態であってもパス設定の失敗を回避できる。
は本発明の一実施形態によるパス設定方法を説明するためのネットワーク構成図である。 (A)は本発明の第1実施例によるパス設定方法の再起動開始通知手順を説明するためのネットワーク構成図、(B)は第1実施例によるパス設定方法の暫定パス設定手順を説明するためのネットワーク構成図である。 第1実施例によるパス設定方法の暫定パス設定手順を説明するためのネットワーク構成図である。 第1実施例によるパス設定方法の暫定パス切断・恒久パス設定手順を説明するためのネットワーク構成図である。 第1実施例によるパス設定方法を実現するためのネットワークの一例を示すネットワーク構成図である。 第1実施例による通信装置の構成を示すブロック図である。 第1実施例で使用されるパス設定シグナリングメッセージあるいはパス設定要求の一例を示すフォーマット図である。 (A)は第1実施例における恒久パスを設定するためのパス設定シグナリングメッセージあるいはパス設定要求の一例を示すフォーマット図、(B)は第1実施例における暫定パスを設定するためのパス設定シグナリングメッセージあるいはパス設定要求の一例を示すフォーマット図である。 図6におけるパス管理情報記憶部に格納されるパス管理テーブルの一例を示す図である。 第1実施例によるパス設定方法の全体的手順を示すフローチャートである。 図10における再起動開始処理を示すフローチャートである。 図10における暫定パス設定処理を示すフローチャートである。 図10における再起動完了後の恒久パス設定および暫定パス切断処理を示すフローチャートである。 (A)は本発明の第2実施例によるパス設定方法における隣接通信装置の状態判定手順を説明するためのネットワーク構成図、(B)は第2実施例によるパス設定方法の暫定パス設定手順を説明するためのネットワーク構成図である。
1.一実施形態
本発明の一実施形態によるパス設定方法およびシステムは、パス設定を行う通信装置あるいはノード(以下、適宜、NEと略記する。)が通信できない状態であってもパス設定を成功させることができる。
以下、説明を煩雑化しないために、簡単なネットワークを仮定して本実施形態による通信装置のパス設定方法を説明する。ここでは、図1に示すように、6個の通信装置NE200−NE206が接続されたネットワークを想定し、その中の任意のNEとしてNE203が何らかの理由で通信できない状態となっており、その時にNE200とNE206との間に当該NE203を経由するパスの設定シグナリングが発生した場合を考える。なお、このネットワーク構成は一例であり、その中のNE203を障害発生あるいは再起動中にしたことも本実施形態を説明するための一つの仮定に過ぎない。本発明は、複数のノードあるいは通信装置が接続された任意の形態のネットワークに適用可能である。
図1に示すように、通信装置NE201は隣接する通信装置NE203との通信ができないことを認識したとする。この通信不可状態は、後述するように、通信装置NE203からの再起動開始通知や、通信装置NE203自体の障害あるいは通信装置NE201とNE203との間の回線障害の発生などを検出することで認識することができる。
このように少なくとも通信装置NE203との間で通信不可状態にあるときに、通信装置NE201が当該通信装置NE203を経路中に含むパス(以下、恒久パスP1という。)を設定するためのシグナリングメッセージを始点ノードである通信装置NE200から受信したと仮定する。この場合、本実施形態による通信装置NE201は、恒久パスP1の代わりに、迂回パス(以下、暫定パスP2という。)を設定する動作を開始する。
通信装置NE201は、パス設定シグナリングメッセージを受信すると、通信装置NE203を迂回する暫定パスP2を設定するための暫定パス設定シグナリングメッセージに変換し、迂回する方向の通信装置(ここではNE202)へ送信する。暫定パス設定シグナリングメッセージが通信装置NE202、NE205およびNE206へ順次転送されることで、NE200からNE202を経由してNE206までの暫定パスP2が設定される。これにより、設定しようとする当初のパス経路上の通信装置NE203が通信不可状態であっても、暫定パスP2が設定されることで、パス設定シグナリングによるパス設定の失敗を回避することができる。
暫定パスP2が設定された後に通信装置NE203が復旧したことを認識すると、通信装置NE201は、復旧した通信装置NE203に対して当初の恒久パスP1を設定するシグナリングメッセージを送信すると共に、通信装置NE202に対して暫定パスP2を切断するためのシグナリングメッセージを送信する。恒久パス設定シグナリングメッセージが通信装置NE203からNE205へ転送されることで、通信装置NE200からNE206までの恒久パスP1が設定され、暫定パス切断シグナリングメッセージが通信装置NE202からNE205へ転送されることで暫定パスP2が切断される。
このように、本実施形態によれば、通信装置が隣接する通信装置との間の通信ができない状態の時にパス設定シグナリングが発生すると、当該通信装置は、通信できない隣接の通信装置を迂回する暫定パスP2を設定する暫定パス設定シグナリングを開始して暫定パスを設定する。隣接する通信装置が復旧すれば、恒久パスP1を設定し、暫定パスP2から恒久パスP1へ切り替える。これにより、パス設定を行う際に当該パス上に存在する通信装置が通信できない状態であってもパス設定の失敗を回避することができ、再起動が完了すれば当初のパスに戻すことができる。
2.第1実施例
本発明の第1実施例によるパス設定方法およびシステムは、GMPLS/ASON等の自律分散制御対応ネットワークに適用され、パス設定を行う通信装置NEが再起動中であってもパス設定を成功させることができる。
まず、GMPLS/ASON等の自律分散制御対応ネットワークで使用される用語について簡単に説明する。
このネットワークで設定されるパスは、LSP(Label Switched Path)と呼ばれ、LSPの経路上のノードは、上流から始点ノード、中間ノード、終点ノードとなる。RSVP-TE (Resource ReSerVation Protocol-Traffic Engineering)では、始点ノードはIngress、中間ノードはTransit、終点ノードはEgressともいう。物理的には同じノードであっても、設定されるパスによって、始点ノード、中間ノードあるいは終点ノードになりうる。
LSP設定要求をおこなうメッセージはLSP Setupと呼ばれ、始点ノードからメッセージが送信され、下流ノードはメッセージの帯域予約を行い、さらにメッセージを下流へ転送する。RSVP-TE Protocol MessageではPathメッセージという。
LSPの予約を受諾することを通知するメッセージはLSP Acceptと呼ばれ、LSP Setupを受信した終点ノードが上流に向けて送信する。RSVP-TE Protocol MessageではResvメッセージと呼ばれる。
自律分散制御によって既に設定済の、または設定しようとしているパスを識別するためのパス識別情報があり、一般にGMPLSでは、パスの始点ノード識別子と、終点ノード識別子と、ノードごとに持つパス識別子と、によってネットワーク上に存在するパスまたは設定しようとしているパスを一意に特定することができる。
パス設定シグナリングは、自律分散制御によるパス設定のために、LSP SetupとLSP Acceptメッセージをノード間でのやり取りをおこなうことであり、始点ノードから終点ノードへLSP Setupを転送することをLSP Setupシグナリング、終点ノードから始点ノードへLSP Acceptを転送することをLSP Acceptシグナリングという。なお、LSP Acceptシグナリングには、光回線の導通のために通信インターフェースのハード設定や制御ソフトウェアへの帯域予約などのパス設定処理を実現する回線設定の実施も含まれる。
図2(A)に示すように、保守者は通信装置NE203に対して再起動要求を行うものとする。再起動要求を受けた通信装置NE203は、隣接する全ての通信装置(ここでは、NE201、NE202、NE204およびNE205)に対して再起動開始通知101を送信する。隣接する通信装置は再起動開始通知を受信することでNE203が再起動することを認識する。再起動開始通知101を送信後に、通信装置NE203は再起動を開始する。
このように通信装置NE203が再起動中の状態で、当該通信装置NE203を経路中に含むパス(以下、恒久パスP1という。)を設定するためのシグナリングメッセージ102が通信装置NE201に到達したと仮定する。この場合、本実施形態による通信装置NE201は、図2(B)に示すように、恒久パスP1の代わりに、迂回パス(以下、暫定パスP2という。)を設定する動作を開始する。
通信装置NE201は、パス設定シグナリングメッセージ102を受信すると、通信装置NE203を迂回する暫定パスP2を設定するための暫定パス設定シグナリングメッセージ103に変換し、迂回する方向の通信装置(ここではNE202)へ送信する。暫定パス設定シグナリングメッセージ103が通信装置NE202、NE205およびNE206へ順次転送されることで、NE200からNE202を経由してNE206までの暫定パスP2が設定される。これにより、設定しようとする当初のパス経路上の通信装置NE203が再起動中であっても、暫定パスP2が設定されることで、パス設定シグナリング102によるパス設定が失敗することを防ぐことができる。
暫定パスP2が設定された後に通信装置NE203の再起動が完了すると、図3に示すように、通信装置NE203は、隣接する全ての通信装置(ここでは、NE201、NE202、NE204およびNE205)に対して再起動完了通知110を送信する。隣接する通信装置は再起動完了通知を受信することでNE203の再起動が完了したことを認識する。
再起動完了通知を受信した通信装置(ここではNE201)は、図4に示すように、当初の恒久パスP1を設定し、暫定パスP2を切断する動作を開始する。すなわち、通信装置NE201は、再起動が完了した通信装置NE203に対して恒久パスP1を設定するためのシグナリングメッセージ111を送信すると共に、通信装置NE202に対して暫定パスP2を切断するためのシグナリングメッセージ112を送信する。恒久パス設定シグナリングメッセージ111が通信装置NE203からNE205へ転送されることで、通信装置NE200からNE206までの恒久パスP1が設定され、暫定パス切断シグナリングメッセージ112が通信装置NE202からNE205へ転送されることで暫定パスP2が切断される。
このように、本発明の第1実施例によれば、再起動対象の通信装置NE203のパス設定方向の両側に隣接する通信ノードNE201およびNE205の間で、再起動中の通信装置NE203を迂回する暫定パスP2が設定され、再起動が完了すれば暫定パスP2から恒久パスP1へ切り替わる。これにより、パス設定を行う際に当該パス上に存在する通信装置が再起動中であってもパス設定の失敗を回避することができ、再起動が完了すれば当初のパスに戻すことができる。
2.1)システム構成
図5において、自律分散制御対応ネットワークは、ネットワーク管理システムNMSと、GMPLS/ASON等の自律分散制御に対応した通信装置NE200〜NE206と、それらを接続するリンクとから構成される。パスを設定する場合、各通信装置(ノード)は保守者の指示に従い自律分散制御で経路制御およびシグナリング(LSP SetupシグナリングおよびLSP Acceptシグナリング)を実行し、各通信装置のラベル予約・スイッチ設定により、指定された始点・終点通信装置間のパスを設定あるいは切断することができる。
本実施例において想定するネットワークでは、パケットやTDM(時分割多重)、WDM(波長多重)などの通信技術によってエンド・トゥ・エンドのパスを提供する。通信装置NE201〜NE206の各々は、ラベル((パケット、タイムスロット、波長等の識別子)の情報に基づきクロスコネクト(以下、XCと記す。)あるいはスイッチングを実行する。また、通信装置NE201〜NE206の各々は、はGMPLS/ASON等の自律分散制御プロトコルによって、自律分散制御パスの経路制御やパス管理(パスの設定/維持/切断)を実行する。
通信装置の間は1本以上の光ファイバ等の通信リンク301と制御メッセージ交換リンク302でそれぞれ接続されている。通信リンク301はユーザ情報を伝送するリンクであるのに対して、制御メッセージ交換リンク302は通信装置間の制御情報の交換に用いるリンクである。ネットワークの運用方法によっては通信リンクと制御メッセージ交換リンクとが同一の物理リンクを共有することもある。
ネットワーク管理システムNMSは、ネットワーク全体の通信装置の監視/保守(例:パスの設定・切断要求、通信装置撤去管理など)を行う機能を有し、保守者とネットワークとのインターフェースとなるシステムである。NMSは、通信装置NE201〜NE206とマネージメントリンクML400−ML405を通してそれぞれ接続され、各通信装置の設定を行うことができる。また、ここでは通信装置NE203−NE206には保守端末MN410−MN413がそれぞれ直接接続され、保守端末はそれぞれの通信装置を個別に監視/保守する機能を有する。NMSはマネージメントリンクを介して遠隔地からネットワーク全体の装置の監視/保守をするのに対して、保守端末は通信装置に直接接続され、通信装置を個別に監視/保守する違いがある。
2.2)通信装置
本発明の第1実施例による通信装置(NE201〜NE206)は基本的には同じブロック構成を有するので、図6では任意の通信装置NEの構成を示すものとする。
図6において、通信装置NEは、通信リンク301と制御メッセージ交換リンク302とにより隣接する通信装置NEと接続され、マネージメントリンクを介してネットワーク管理システムNMSに接続され、さらに保守端末MNと直接接続されている。
通信装置NEには、通信不可状態NE記憶部501、パス管理情報記憶部502およびその他各種情報記憶部503が設けられ、さらに再起動通知処理部504、再起動処理部505、パス間処理部506、シグナリング処理部507、ルーティング処理部508およびその他既存機能処理部509が設けられ、制御部510がそれらを制御することで、後述する本実施例によるパス設定制御が実行される。
通信不可状態NE記憶部501は通信不可状態の(本実施例では再起動中の)隣接NEのアドレスを記憶する。
パス管理情報記憶部502は自身の通信装置を通る自律分散制御パスの情報を記憶する。具体的には、図7に例示するように、自律分散制御パスのパスIDごとに、始点通信装置および終点通信装置のアドレス情報(送信元ID、送信先ID)、始点と終点間の明示的経路情報(ERO: Explicit Route Object)、および、恒久パスか暫定パスかを示すパス種類を記憶する。
その他各種情報記憶部503はパス管理情報記憶部502と通信不可状態NE記憶部501に記録された情報以外の各種情報を記憶する。
再起動通知処理部504は隣接する通信装置NEに再起動開始通知および再起動完了通知を通知する機能を有する。再起動処理部505は当該通信装置NEを再起動する機能を有する。パス管理処理部506は後述するようにパス管理情報記憶部502を用いてパスを管理する機能を有する。シグナリング処理部507はGMPLS/ASON等の自律分散制御パスを設定/維持/切断するシグナリングメッセージを送受信する機能を有する。ルーティング処理部508はリンク情報の交換や経路の計算を実行する機能を有する。その他既存機能処理部509は、上記に示した機能以外の一般的なASON/GMPLS自律分制御通信装置が備える機能を有する。NE制御部510はNMSや保守端末からのメッセージの振り分けや処理メッセージの受け渡しなどを行う制御機能を有する。
なお、再起動通知処理部504、再起動処理部505、パス間処理部506、シグナリング処理部507、ルーティング処理部508、その他既存機能処理部509および制御部510は、CPU等のプログラム制御プロセッサ上でプログラムを実行することにより同等の機能を実現することもできる。
2.3)パス設定シグナリング変換
図7に示すように、パス管理情報記憶部502にはパス管理テーブルが格納されており、自身の通信装置NEを通って設定されたパスの情報が管理される。たとえば、本実施例における通信装置NE201を例にとると、パスID=ADP401のパスは、始点ノードがNE200、終点ノードがNE206、明示的経路情報EROがNE201−NE203−NE205の暫定パスであることを示している。また、パスID=ADP402のパスは、始点ノードがNE200、終点ノードがNE206、明示的経路情報ERO_02がNE201−NE202−NE205の恒久パスであることを示している。恒久パスに関する情報は、パス設定シグナリングメッセージあるいはパス設定要求を受信することで得られ、暫定パスに関する情報は、受信したパス設定シグナリングメッセージあるいはパス設定要求を次に述べるように変換することにより得られる。
図8に示すように、パス設定シグナリングメッセージあるいはパス設定要求は、一般に、パスID、送信元ノードアドレス、送信先ノードアドレス、明示的経路情報EROおよびその他設定情報を有する。明示的経路情報EROには、当該パスを構成するノード情報(通信装置ID)が順に記録されている。
本実施例における恒久パスを設定するためのパス設定シグナリングメッセージあるいはパス設定要求は、図9(A)に示すように、通信装置NE201−NE203−NE205を示す明示的経路情報EROを有する。また、本実施例における暫定パス設定シグナリングメッセージあるいはパス設定要求は、図9(B)に示すように、通信装置NE201−NE202−NE205を示す明示的経路情報EROを有する。すなわち、本実施例における通信装置NE201は、図9(A)に示すパス設定シグナリングメッセージを受信したときに、そのEROに含まれるNE203が再起動中で通信不可であれば、図9(B)に示すようにEROのNE203をNE202に変更した暫定パス設定シグナリングメッセージを生成する。そして、当該暫定パス設定シグナリングメッセージを、NE203ではなくNE202へ送信することで、通信不可状態のNE203を迂回した暫定パスを設定するように制御する。
2.4)パス設定動作
以下、図2〜図4で説明したように通信装置NE203を再起動することとし、NE203が再起動中にNE200-NE201-NE203-NE205-NE206の経路の自律分散制御パスの設定を試みる例を詳細に説明する。なお、通信装置NE200〜N206の各々は図6に示すブロック構成を有するものとする。
図10において、本実施例によるパス設定動作は、大きく分けて、NE再起動開始処理600(図2(A)参照)、NE再起動中の暫定パス設定処理700(図2(B)参照)および再起動完了後の恒久パス設定および暫定パス切断処理800(図3および図4参照)を有する。以下、これらの処理について順に説明する。
(a)NE再起動開始処理
図11に示すように、NE再起動開始処理600は、NMS/保守端末、再起動する通信装置(再起動NE)およびその隣接通信装置(隣接NE)により実行される。以下、ステップ毎の処理を説明する。
ステップ601:NMS又は保守端末から再起動対象の再起動NE203に対して再起動要求を送信する。
ステップ602:再起動NE203のNE制御部510はNMS又は保守端末から再起動要求を受信する。
ステップ603:再起動NE203の再起動通知処理部504は、隣接する全ての通信装置(隣接NE)に対して再起動開始通知を送信する。再起動開始通知には当該再移動NE203の識別子が含まれている。
ステップ604:再起動NE203の再起動処理部505は、自身の再起動処理を実行する。
ステップ605:隣接NEの再起動通知処理部504は再起動開始通知を受信する。
ステップ606:隣接NEの再起動通知処理部504は、再起動開始通知に含まれる再起動NE203の識別子を通信不可状態NE記憶部501に記憶する。
以上のステップにより、図2(A)で説明したように、再起動を開始した通信装置NE203が通信不可状態であることを隣接する通信装置NE201、NE202、NE204およびNE205が認識する。
(b)NE再起動中の暫定パス設定処理
図12に示すように、NE再起動中の暫定パス設定処理700は、パス設定シグナリングを受信した隣接NE(ここではNE201)により実行される。以下、ステップ毎の処理を説明する。
ステップ701:通信装置NE200からパス設定シグナリングを受信する。ここではNE200からパス設定シグナリングを受信してパス設定が開始されるが、NMS又は保守端末からパス設定要求を受信してパス設定を開始するケースもある。パス設定要求およびパス設定シグナリングは、図9(A)に示すように、それぞれ明示的経路情報EROを保持する。明示的経路情報EROは、設定しようとする自律分散制御パスの経路を示す情報であり、経路上の通信装置の識別子またはリンクの識別子が連結されている。
ステップ702:シグナリング処理部507は、パス設定要求又はパス設定シグナリングに含まれる明示的経路情報EROと通信不可状態NE記憶部501の記憶内容を参照する。
ステップ703:シグナリング処理部507は、再起動NE203が明示的経路情報EROに含まれるか否かを判定する。
ステップ704:再起動中NE203が明示的経路情報EROに含まれる場合(ステップ703:YES)、ルーティング処理部508は再起動NE203を迂回する経路 (NE200-NE201-NE202-NE205-NE206)を計算する。
ステップ705:シグナリング処理部507は、シグナリングメッセージに含まれる明示的経路情報EROを上記ステップ704で計算した経路(NE200-NE201-NE202-NE205-NE206)に更新する(図9(A)から図9(B)への変換)。
ステップ706:パス管理処理部506は、恒久パスと暫定パスの情報をパス管理情報記憶部502のパス管理テーブルに記憶する。恒久パスは当初設定しようとした計画パスであり、暫定パスは再起動NE203を迂回するパスを示し、当初計画した恒久パスの一時的な代替パスとしての位置づけである。パス管理情報記憶部502には各パスのエントリが恒久パスであるか暫定パスであるかを識別するパス種別の情報も記録されている(図7参照)。
ステップ707:再起動中NE203が明示的経路情報EROに含まれない場合(ステップ703:NO)、パス管理処理部506は、恒久パスの情報をパス管理情報記憶部502に記録する。
ステップ708:シグナリング処理部507は通常のシグナリング処理を実施する。
以上のステップにより、通信装置NE201は、図2(B)に示すように、恒久パスP1の代わりに、暫定パスP2を設定し、以後、再起動NE203が復旧するまで、通信装置NE200とNE206との間のデータを暫定パスP2を用いて転送する。
(c)恒久パス設定・暫定パス切断処理
図13に示すように、再起動NEが再起動を完了した後の恒久パス設定・暫定パス切断処理800は、再起動NEおよび隣接NE(ここではNE201)により実行される。以下、ステップ毎の処理を説明する。
ステップ801:再起動NE203の再起動処理が完了する。
ステップ802:再起動NE203の再起動通知処理部504は、隣接する全ての通信装置(隣接NE)に対して再起動完了通知を送信する。再起動完了通知には、当該再起動NEの識別子NE−IDが含まれている。
ステップ803:隣接NE201のNE制御部510は再起動NEから再起動完了通知を受信する。
ステップ804:隣接NE201のパス管理処理部506は再起動完了通知に含まれるNE−IDがパス管理情報記憶部502の暫定パスのEROに含まれているか否かを判定する。
ステップ805:再起動完了通知に含まれるNE−IDが暫定パスに含まれている場合(ステップ804:YES)、隣接NE201のシグナリング処理部507は該当する暫定パスに対する恒久パスを設定するためのパス設定シグナリングメッセージを再起動NE203へ送信する。なお、再起動完了通知に含まれるNE−IDが暫定パスに含まれていない場合には(ステップ804:NO)、隣接NE201は処理せずに終了する。
ステップ806:隣接NE201のシグナリング処理部507は、暫定パスを切断するパス切断シグナリングメッセージを(ここでは通信装置NE202へ)送信する。
ステップ807:隣接NE201のパス管理処理部506は、パス管理情報記憶部502の該当する暫定パスのエントリを削除する。
ステップ808:パス設定シグナリングを受信した再起動NE203はGMPLS/ASON等自律分散制御型プロトコルの通常のパス設定シグナリング処理を実行する。
なお、保守者はNMS又は保守端末を介して通信装置NEに対して暫定パス設定タイマを設定することができる。暫定パス設定タイマの設定値は、再起動NEに隣接する通信装置が暫定パスを設定したままにする時間を表し、暫定パス設定タイマがタイムアウトした場合、当該通信装置は保守者にタイムアウトしたことを通知するとともに、暫定パスを切断する。暫定パスは当初計画したパスである恒久パスの一時的な代替パスの位置づけであるから、このような暫定パス設定タイマを設けることが望ましい。
2.5)効果
上述したように、本発明の第1実施例によるパス設定方法によれば、再起動NEが隣接NEに対して再起動することを通知し、隣接NEが再起動NEを通過するパス設定シグナリングメッセージを迂回させて暫定パスを設定する。これにより、GMPLS/ASON等の自律分散制御対応ネットワークにおいて、パス設定中にそのパスの経路上の通信装置が再起動された場合でもパス設定の失敗終了を回避することができる。
さらに、再起動NEが隣接NEに対して再起動の完了を通知し、隣接NEが恒久パスを設定すると同時に暫定パスを切断する。これにより、GMPLS/ASON等自律分散制御対応ネットワークにおいて、再起動完了後に最初に意図した経路でパスを設定することを可能となる。
3.第2実施例
上述した第1実施例では、NMSまたは保守端末から明示的に再起動要求が発行された時のパス設定動作を例示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、通信装置の障害や制御チャネルの障害が発生した場合にもパス設定が失敗することを防止することができる。
図14(A)に示すように、GMPLS/ASON等の自律分散制御対応通信装置は、通常、隣接通信装置とHelloメッセージを交換して互いの生存確認をしている。通信装置の障害や制御チャネルの障害が発生した場合、このHelloメッセージが受信できなくなるため隣接通信装置になんらかの異常が発生していることを認識することができる。
したがって、たとえば通信装置NE201が通信装置NE203からHelloメッセージを受信しなくなれば、通信装置NE201は当該通信装置NE203を第1実施例における再起動中の通信不可状態の通信装置と同様に扱うことができる。すなわち、Helloメッセージを受信しなくなった通信装置NE203を通信不可状態NE記憶部501に登録する。この状態で、通信装置NE203を通る恒久パスP1のパス設定シグナリングメッセージ102を通信装置NE200から受信すると、図14(B)に示すように、通信装置NE201は、上述したように暫定パス設定シグナリングメッセージ103を通信装置NE202へ送信することで暫定パスP2を設定することができる。
これにより、設定しようとする当初のパス経路上の通信装置NE203に障害等が発生して通信不可状態であっても、暫定パスP2が設定されることで、パス設定シグナリング102によるパス設定が失敗することを防ぐことができる。
暫定パスP2が設定された後に通信装置NE203が復旧すると、通信装置NE201は通信装置NE203からHelloメッセージを受信するようになるので、通信装置NE203が復旧したことを認識することができる。通信装置NE203の復旧がわかれば、通信装置NE201は、図4で説明したように、当初の恒久パスP1を設定し、暫定パスP2を切断する動作を開始する。これにより、パス設定を行う際に当該パス上に存在する通信装置が障害発生により通信不可状態であってもパス設定の失敗を回避することができ、障害から復旧すれば当初のパスに戻すことができる。
なお、暫定パスP2が設定された後に通信装置NE203が復旧すると、復旧した通信装置NE203が復旧通知を隣接する全ての通信装置へ送信することもできる。
上述したように、本発明の第2実施例によるパス設定方法によれば、GMPLS/ASON等自律分散制御対応ネットワークにおいて、パス設定中にそのパスの経路上の通信装置に障害が発生している場合又は通信装置の制御チャネルに障害が発生している場合であっても、暫定パスを設定することでパス設定の失敗終了を回避できる。また、障害が発生した通信装置の障害が復旧した際に、隣接する通信装置が恒久パスを設定すると同時に暫定パスを切断するので、障害の復旧により当初計画した経路にパスを設定することが可能となる。
本発明は複数のノードあるいは通信装置が接続された任意の形態の自律分散制御対応のネットワーク上のパス設定制御に適用可能である。
101 再起動開始通知
102 パス設定シグナリングメッセージ
103 暫定パス設定シグナリングメッセージ
110 再起動完了通知
111 恒久パス設定シグナリングメッセージ
112 暫定パス切断シグナリングメッセージ
NE200−NE206 通信装置(ノード)
P1 恒久パス
P2 暫定パス

Claims (23)

  1. 複数の通信装置が接続されたネットワークに自律分散制御によりパスを設定する方法であって、
    一通信装置が当該一通信装置に隣接する通信装置との通信の可否を判定し、
    前記隣接する通信装置との通信ができない状態であれば、前記隣接する通信装置を通るパスの設定シグナリングを前記隣接する通信装置を迂回する暫定パスの設定シグナリングに変更する、
    ことを特徴とするパス設定方法。
  2. 前記隣接する通信装置との通信が可能になれば、前記暫定パスを切断するシグナリングと前記隣接する通信装置を通るパスの設定シグナリングとを実行することを特徴とする請求項1に記載のパス設定方法。
  3. 前記隣接する通信装置から再起動開始通知を受信すれば、当該隣接する通信装置との通信ができない状態であると判定することを特徴とする請求項1または2に記載のパス設定方法。
  4. 前記隣接する通信装置から再起動完了通知を受信すれば、当該隣接する通信装置との通信が可能になったと判定することを特徴とする請求項3に記載のパス設定方法。
  5. 前記隣接する通信装置から定期的に受信する確認メッセージの有無により、当該隣接する通信装置との通信の可否を判定することを特徴とする請求項1または2に記載のパス設定方法。
  6. 前記ネットワークは、MPLS(Multi-Protocol Label Switching)、GMPLS(Generalized MPLS)あるいはGMPLSを適用したASON(Automatically Switched Optical Network)に従った自律分散制御対応のネットワークであることを特徴とする請求項1−5のいずれか1項に記載のパス設定方法。
  7. 複数の隣接通信装置と接続され自律分散制御によりパスを設定する機能を有する通信装置であって、
    隣接通信装置との通信の可否を判定する判定手段と、
    前記隣接通信装置との通信ができない状態であれば、前記隣接通信装置を通るパスの設定シグナリングを前記隣接通信装置を迂回する暫定パスの設定シグナリングに変換するシグナリング変換手段と、
    を有することを特徴とする通信装置。
  8. 前記隣接する通信装置との通信が可能になれば、前記暫定パスを切断するシグナリングと前記隣接する通信装置を通るパスの設定シグナリングとを実行するシグナリング処理手段を更に有することを特徴とする請求項7に記載の通信装置。
  9. 前記判定手段は、前記隣接する通信装置から再起動開始通知を受信すれば、当該隣接する通信装置との通信ができない状態であると判定することを特徴とする請求項7または8に記載の通信装置。
  10. 前記判定手段は、前記隣接する通信装置から再起動完了通知を受信すれば、当該隣接する通信装置との通信が可能になったと判定することを特徴とする請求項9に記載の通信装置。
  11. 前記判定手段は、前記隣接する通信装置から定期的に受信する確認メッセージの有無により、当該隣接する通信装置との通信の可否を判定することを特徴とする請求項7または8に記載の通信装置。
  12. MPLS(Multi-Protocol Label Switching)、GMPLS(Generalized MPLS)あるいはGMPLSを適用したASON(Automatically Switched Optical Network)に従った自律分散制御対応のネットワークに接続されていることを特徴とする請求項7−11のいずれか1項に記載の通信装置。
  13. 複数の通信装置が接続されたネットワークに自律分散制御によりパスを設定するシステムであって、
    前記複数の通信装置の各々が、
    隣接通信装置との通信の可否を判定する判定手段と、
    前記隣接通信装置との通信ができない状態であれば、前記隣接通信装置を通るパスの設定シグナリングを前記隣接通信装置を迂回する暫定パスの設定シグナリングに変換するシグナリング変換手段と、
    を有することを特徴とするパス設定システム。
  14. 前記通信装置が、前記隣接する通信装置との通信が可能になれば、前記暫定パスを切断するシグナリングと前記隣接する通信装置を通るパスの設定シグナリングとを実行するシグナリング処理手段を更に有することを特徴とする請求項13に記載のパス設定システム。
  15. 前記判定手段は、前記隣接する通信装置から再起動開始通知を受信すれば、当該隣接する通信装置との通信ができない状態であると判定することを特徴とする請求項13または14に記載のパス設定システム。
  16. 前記判定手段は、前記隣接する通信装置から再起動完了通知を受信すれば、当該隣接する通信装置との通信が可能になったと判定することを特徴とする請求項15に記載のパス設定システム。
  17. 前記判定手段は、前記隣接する通信装置から定期的に受信する確認メッセージの有無により、当該隣接する通信装置との通信の可否を判定することを特徴とする請求項13または14に記載のパス設定システム。
  18. 前記ネットワークは、MPLS(Multi-Protocol Label Switching)、GMPLS(Generalized MPLS)あるいはGMPLSを適用したASON(Automatically Switched Optical Network)に従った自律分散制御対応のネットワークであることを特徴とする請求項13−17のいずれか1項に記載のパス設定システム。
  19. 複数の隣接通信装置と接続され自律分散制御によりパスを設定する機能をプログラム制御プロセッサで実現するためのコンピュータプログラムであって、
    隣接通信装置との通信の可否を判定する判定機能と、
    前記隣接通信装置との通信ができない状態であれば、前記隣接通信装置を通るパスの設定シグナリングを前記隣接通信装置を迂回する暫定パスの設定シグナリングに変換するシグナリング変換機能と、
    を前記プログラム制御プロセッサで実現することを特徴とするコンピュータプログラム。
  20. 前記隣接する通信装置との通信が可能になれば、前記暫定パスを切断するシグナリングと前記隣接する通信装置を通るパスの設定シグナリングとを実行するシグナリング処理機能を前記プログラム制御プロセッサで更に実現することを特徴とする請求項19に記載のコンピュータプログラム。
  21. 前記判定機能は、前記隣接する通信装置から再起動開始通知を受信すれば、当該隣接する通信装置との通信ができない状態であると判定することを特徴とする請求項19または20に記載のコンピュータプログラム。
  22. 前記判定機能は、前記隣接する通信装置から再起動完了通知を受信すれば、当該隣接する通信装置との通信が可能になったと判定することを特徴とする請求項21に記載のコンピュータプログラム。
  23. 前記判定機能は、前記隣接する通信装置から定期的に受信する確認メッセージの有無により、当該隣接する通信装置との通信の可否を判定することを特徴とする請求項19または20に記載のコンピュータプログラム。
JP2009070980A 2009-03-23 2009-03-23 自律分散制御によるパス設定方法およびシステム並びに通信装置 Pending JP2010226393A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009070980A JP2010226393A (ja) 2009-03-23 2009-03-23 自律分散制御によるパス設定方法およびシステム並びに通信装置
PCT/JP2010/001819 WO2010109802A1 (ja) 2009-03-23 2010-03-15 自律分散制御によるパス設定方法およびシステム並びに通信装置
US13/258,877 US20120014246A1 (en) 2009-03-23 2010-03-15 Method and system for setting up path through autonomous distributed control, and communication device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009070980A JP2010226393A (ja) 2009-03-23 2009-03-23 自律分散制御によるパス設定方法およびシステム並びに通信装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2010226393A true JP2010226393A (ja) 2010-10-07

Family

ID=42780502

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009070980A Pending JP2010226393A (ja) 2009-03-23 2009-03-23 自律分散制御によるパス設定方法およびシステム並びに通信装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US20120014246A1 (ja)
JP (1) JP2010226393A (ja)
WO (1) WO2010109802A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014068167A (ja) * 2012-09-25 2014-04-17 Mitsubishi Electric Corp 通信システム、管理装置および通信装置
WO2020130785A1 (en) * 2018-12-18 2020-06-25 Mimos Berhad Method and node for network traffic management

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102870432B (zh) * 2012-06-20 2015-04-08 华为技术有限公司 一种恢复路径建立的方法、系统和节点设备
WO2014040628A1 (en) * 2012-09-13 2014-03-20 Telefonaktiebolaget L M Ericsson (Publ) Method and apparatus for node realignment in a telecommunications network
CN102904632B (zh) * 2012-10-25 2016-02-03 中国南方电网有限责任公司 一种基于先拆后建的自动交换传送网自愈恢复方法
CN103795629B (zh) * 2012-10-31 2018-10-26 中兴通讯股份有限公司 标签交换路径的全局并发优化方法、装置及系统
JP6354362B2 (ja) * 2014-06-12 2018-07-11 富士通株式会社 波長選択方法、波長選択装置および波長選択システム
JP6495197B2 (ja) * 2016-03-29 2019-04-03 株式会社日立製作所 ネットワークシステム、ネットワーク管理方法、及び、ネットワーク管理装置
CN105871452B (zh) * 2016-05-24 2018-04-20 烽火通信科技股份有限公司 一种ason中主备通道部分路径资源共享的方法
CN106487674A (zh) * 2016-08-19 2017-03-08 中国南方电网有限责任公司 满足光纤纵差继电保护要求的自动交换光网络路由方法
US10785278B2 (en) * 2016-11-04 2020-09-22 Google Llc Network management interface
TWI651117B (zh) * 2017-11-27 2019-02-21 三芳化學工業股份有限公司 球體結構及其製造方法

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11136715A (ja) * 1997-10-28 1999-05-21 Fujitsu Ltd ネットワークシステム及び通信装置
JP2003258865A (ja) * 2002-03-06 2003-09-12 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> ノードおよびネットワークおよびプログラムおよび記録媒体
WO2007063716A1 (ja) * 2005-12-02 2007-06-07 Nec Corporation 通信装置、装置起動制御方法、通信制御方法及び通信制御プログラム
JP2009060492A (ja) * 2007-09-03 2009-03-19 Fujitsu Ltd 通信装置

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20050226162A1 (en) * 2004-03-30 2005-10-13 Shrum Edgar V Jr Methods, systems, and products for maintaining communications service reachability
US7512063B2 (en) * 2004-12-14 2009-03-31 Cisco Technology, Inc. Border router protection with backup tunnel stitching in a computer network
US7995461B2 (en) * 2005-08-24 2011-08-09 Cisco Technology, Inc. Efficient constrained shortest path first optimization technique
US7580359B2 (en) * 2006-02-14 2009-08-25 Alcatel Lucent Method and system for maximizing network capacity utilization in multiprotocol label switched networks by moving label switched paths
US7508772B1 (en) * 2006-06-02 2009-03-24 Cisco Technology, Inc. Partial graceful restart for border gateway protocol (BGP)
JP2008061091A (ja) * 2006-09-01 2008-03-13 Hitachi Communication Technologies Ltd パス設定方法およびノード装置
JP4835522B2 (ja) * 2007-06-20 2011-12-14 富士通株式会社 Ip網エンド・ツー・エンド導通試験方法およびホームゲートウェイ装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11136715A (ja) * 1997-10-28 1999-05-21 Fujitsu Ltd ネットワークシステム及び通信装置
JP2003258865A (ja) * 2002-03-06 2003-09-12 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> ノードおよびネットワークおよびプログラムおよび記録媒体
WO2007063716A1 (ja) * 2005-12-02 2007-06-07 Nec Corporation 通信装置、装置起動制御方法、通信制御方法及び通信制御プログラム
JP2009060492A (ja) * 2007-09-03 2009-03-19 Fujitsu Ltd 通信装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014068167A (ja) * 2012-09-25 2014-04-17 Mitsubishi Electric Corp 通信システム、管理装置および通信装置
WO2020130785A1 (en) * 2018-12-18 2020-06-25 Mimos Berhad Method and node for network traffic management

Also Published As

Publication number Publication date
WO2010109802A1 (ja) 2010-09-30
US20120014246A1 (en) 2012-01-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2010109802A1 (ja) 自律分散制御によるパス設定方法およびシステム並びに通信装置
JP3972664B2 (ja) パス障害回復方式及び障害復旧後の切戻方式並びにそれらを用いるノード
US7881183B2 (en) Recovery from control plane failures in the LDP signalling protocol
EP1898584B1 (en) A method and device for recovering the share mesh network
JP5020896B2 (ja) ノード及び通信システム
US20070274224A1 (en) Path setting method, node device, and monitoring/control device
JP2009201156A (ja) 通信ネットワークにおけるパスの故障救済を行うための装置及び方法
JP2008199311A (ja) スイッチ装置およびパス監視設定方法
EP2866394B1 (en) Method and device for sending inter-domain fault information
US20100165997A1 (en) Path switching method, communication system, communication device, and program
EP1921797B1 (en) Recovery method and apparatus for optical network lsp occuring abnormal delete
CN102480368B (zh) 一种聚合链路的保护方法及系统
JP2007053793A (ja) 通信ネットワークにおけるパスの故障救済を行うための装置及び方法
JP5301014B2 (ja) ノード、制御装置及び通信システム
JP6442847B2 (ja) 通信システム及びノード
WO2018121485A1 (zh) 业务切换方法、装置及业务切换系统
KR20120104137A (ko) Wson 시스템 중 노드 리소스 상태의 자동 복구 방법 및 장치
JP4704311B2 (ja) 通信システムおよび故障復旧方法
JP2007129782A (ja) 通信ネットワークにおけるパスの故障救済を行うための装置及び方法
WO2015154583A1 (zh) 控制通道协议状态的更新方法、装置及系统
JP5020176B2 (ja) パス制御方法
CN113169939B (zh) 一种业务路径建立的方法、网络设备和系统
JP2006319758A (ja) 通信装置、通信システムおよび通信プログラム
JP2007014031A (ja) 通信ネットワークにおけるパスの故障救済を行うための装置及び方法
JP2007014032A (ja) 通信ネットワークにおけるパスの故障救済を行うための装置及び方法

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20110714

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20110714

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110808

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130117

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130318

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130516

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130716

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20131211