JP4341896B2 - 洗面化粧台 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、洗面化粧台に関し、特に、サイドミラーの背面側に収納棚等の収納部が備えられる洗面化粧台に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の洗面化粧台として、洗面ミラーの幅方向端部に蝶番を備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
かかる構成によれば、洗面ミラーの幅方向端部の上記蝶番にて上記洗面ミラーを回動開きさせることにより、収納棚の前方側を開放させることが可能となっている。
また、収納棚の開扉機構として、扉が幅方向にスライドする扉装置が知られている。
かかる構成によれば、扉板を幅方向にスライドさせることにより、収納棚の前方側を開放させることが可能となっている。
【特許文献1】
特開2002−320521号公報
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
後者の扉装置を洗面化粧台に適用すると、扉板に相当する洗面ミラーは常に正面を向いた状態で移動するため、洗面ミラーの角度を変更することができない。従って、前者の洗面化粧台のように、サイドミラーをメインミラー側に向けて、二面鏡または三面鏡として使用することができないという課題があった。
【0004】
本発明は、上記課題にかんがみてなされたもので、二面鏡または三面鏡として使用することができるとともに、サイドミラーをメインミラーと干渉させることなく幅方向にスライドさせることができる洗面化粧台の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1にかかる発明は、ミラーキャビネットと、当該ミラーキャビネットの前面側において幅方向に隣接させて配設されたメインミラーおよびサイドミラーと、当該サイドミラーに前面側が覆い隠され閉状態となる収納部とを具備する洗面化粧台において、
上記ミラーキャビネットの上下に配設された一対のレールと、
当該レールのそれぞれに対して走査可能に係合したランナーと、
当該ランナーに固定片側を接合しつつ上記サイドミラーの上記メインミラー側に回動片側を接合した回動ヒンジとを具備し、
上記サイドミラーは、上記メインミラー側にスライド可能、かつ、上記メインミラー側を回動軸として回動可能とされ、
上記レールは、
上記ランナーの走査方向が上記サイドミラーの幅方向となるスライド部と、
上記ランナーの走査方向が前後または斜め前後方向となるとともに最前方位置にて上記スライド部と接続した引き出し部とを具備し、
上記ランナーが上記引き出し部において後方へ走査すると上記収納部が閉状態となり、上記ランナーが上記引き出し部から上記スライド部へ走査すると上記サイドミラーが上記メインミラーよりも前側となる構成としてある。
【0006】
上記のように構成した発明において、上記ミラーキャビネットの前面側にはメインミラーとサイドミラーが幅方向に隣接して配設されている。上記収納部は、前面側が上記サイドミラーに覆われて閉状態となる。
【0007】
上記サイドミラーが上記メインミラー側にスライドすることにより、上記収納部は閉状態から前方が開放する開状態となる。従って、上記収納部に収納物の出し入れを行うことが可能となるとともに、閉状態においては収納部内部を目隠ししつつ鏡として使用することが可能となる。
【0008】
さらに、上記サイドミラーは、上記メインミラー側を回動軸として回動可能であるため、上記サイドミラーを上記メインミラー側に所定角度回動させ、上記メインミラーと上記サイドミラーとを二面鏡として使用することも可能となる。ここで、上記メインミラーに隣接される上記サイドミラーは一枚に限られない。すなわち、上記メインミラーの左右両側に上記サイドミラーを配設することも可能である。この場合、上記メインミラーと左右の上記サイドミラーとによって三面鏡として使用することが可能となる。
【0010】
また、上記ミラーキャビネットの上下には樋状等のレールが配設されている。上記レールに上記ランナーは走査可能に係合するため、上記ランナーは上記ミラーキャビネットに対して移動可能となる。上記固定片と上記回動片とからなる上記回動ヒンジは、同固定片側が上記ランナーに接合され、同回動片側が上記サイドミラーの上記メインミラー側に接合されている。従って、上記回動片を上記固定片に対して回動させれば、上記ランナーに対して上記サイドミラーは回動する。すなわち、上記サイドミラーは、上記メインミラー側を回動軸として回動可能、かつ、上記メインミラー側にスライド可能とされている。
【0012】
上記レールは、上記スライド部と上記引き出し部とで構成される。上記スライド部において、上記ランナーは、上記サイドミラーの幅方向に走査することとなる。一方、上記引き出し部において、上記ランナーは前後または斜め前後方向に走査することとなる。そして、上記引き出し部の前方端部にて、上記スライド部と上記引き出し部とが接続されている。上記ランナーが上記引き出し部において後方へ走査すると、上記収納部が閉状態となる。従って、上記サイドミラーを後方に押し込めば、上記収納部を閉状態とすることができる。反対に、上記ランナーが上記引き出し部の前方端部に接続された上記スライド部に対して走査可能に係合するときは、上記サイドミラーも前方に移動して上記メインミラーよりも前方に位置することとなる。
【0013】
さらに、上記ランナーおよび上記引き出し部の配設個数は一の上記サイドミラーに対して上下一個ずつとは限られない。そこで、請求項2にかかる発明は、上記ランナーは、上記サイドミラーの幅方向に並んで複数配設されているとともに、これらに対応して複数の上記引き出し部が互いに平行に配設されている構成としてある。
【0014】
上記のように構成した発明において、複数の上記ランナーが上記サイドミラーの幅方向に並んで配設されている。これら複数のランナーに対応して、上記レールには複数の上記引き出し部が互いに平行に配設されている。従って、上記サイドミラーは、上記ミラーキャビネットに対して上記サイドミラーの幅方向に並ぶ少なくとも二個以上の上記ランナーにより支持される。すなわち、上記サイドミラーは、上記回動ヒンジが回動しない限りにおいては、幅方向にがたつくことがない。なお、上記ランナーは上記サイドミラーの上下に備えられるため、上記サイドミラーは上下方向にもがたつくことがない。従って、上記サイドミラーを一定の方向に配向させつつスライドさせることが可能となる。ここで、複数の上記引き出し部は、別々の上記スライド部に接続されていてもよいし、同一の上記スライド部に接続されていてもよい。
【0015】
また、上記回動ヒンジの上記固定片と上記ランナーは直接接合されるものとしてもよいし、別の部材を介して間接的に接合してもよい。そこで、請求項3にかかる発明は、上記ランナーと、上記回動ヒンジの固定片側は、上記サイドミラーと略同形の枠状に形成した一体のフレーム部材を介して接合されている構成としてある。
上記のように構成した発明において、枠状に形成されたフレーム部材を介して上記ランナーと上記回動ヒンジの固定片側とが間接的に接合されている。従って、上記サイドミラーの上下および幅方向に複数配設される上記ランナーは、上記フレーム部材に接合されることとなる。上記ランナーのそれぞれの相対位置が一定となって、上記サイドミラーを安定した状態でスライドさせることが可能となる。
【0016】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1にかかる発明によれば、メインミラーとサイドミラーとを二面鏡、或いは三面鏡として使用することができるとともに、サイドミラーをメインミラーと干渉させることなく幅方向にスライドさせることができる洗面化粧台を提供することができる。
請求項2にかかる発明によれば、サイドミラーがスライドする際の安定性を向上させることができる。
請求項3にかかる発明によれば、サイドミラーがスライドする際の安定性を向上させることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
(1)サイドミラーの動作:
(2)サイドミラーの取り付け構造:
(3)まとめ:
【0018】
(1)メインミラーの動作:
図1は、本発明にかかる洗面化粧台を斜めから見て示している。同図において、洗面化粧台10は大きくベースキャビネット11とミラーキャビネット30とにより構成されている。ベースキャビネット11は底面にて接地し、上面に設置されたカウンターに左右一対の洗面ボウル12a,12bが設けられている。ベースキャビネット11の前面側には、引き出し11a,11b,11c,11d,11eが備えられ、それぞれに備えられた取っ手を掴んで手前に引くことにより、前方にスライドし収納物の出し入れが可能となっている。また、カウンターにおける洗面ボウル12a,12bの奥方には、水栓13a,13bが備えられ水や湯を供給している。
【0019】
さらに、水栓13a,13bの奥にはミラーキャビネット30が鉛直に立設されている。ミラーキャビネット30の上部前面には、左から順に左サイドミラー60とメインミラー70と右サイドミラー80が鉛直に正立させて保持されている。左サイドミラー60とメインミラー70と右サイドミラー80は矩形板状に形成されており、それぞれ上端面、下端面が水平に配向しつつ、左右の端面は鉛直に配向している。左サイドミラー60とメインミラー70および右サイドミラー80は幅方向に隣接して保持されており、前面側の奥行き方向の位置が全て一致させられているとともに、上端面および下端面の高さが一致させられているため、全体として一体感のある鏡面を形成している。ミラーキャビネット30の下部には中間棚90が備えられている。この中間棚90は、前方に備えられる四枚の引き戸90a,90b,90c,90dにより開閉させられる。左サイドミラー60とメインミラー70と右サイドミラー80の上端面はミラーキャビネット30の天板とほぼ同じ高さとされ、下端面は中間棚90の上端とほぼ同じ高さとなっている。
【0020】
図2は、左サイドミラー60とメインミラー70および右サイドミラー80を取り外した状態のミラーキャビネット30を斜めから見て示している。同図において、左サイドミラー60とメインミラー70と右サイドミラー80のそれぞれの背面側には収納部としての左収納棚65とメイン収納棚75および右収納棚85が形成されている。左収納棚65とメイン収納棚75および右収納棚85は、ミラーキャビネット30の天板を兼ねる共通の天板30aと、共通の底板30bとを備え、この天板30aと底板30bは、幅方向、奥行き方向が同じ長さに形成され、左収納棚65とメイン収納棚75および右収納棚85の前方側の端面は全て鉛直方向に配向されている。
【0021】
このように、左収納棚65とメイン収納棚75および右収納棚85は全て前面側が開放するものの、図1において示すように前方側が左サイドミラー60とメインミラー70および右サイドミラー80によってそれぞれ覆い隠されると閉状態となる。
【0022】
図3は、右サイドミラー80と左サイドミラー60をスライドさせた状態を示している。同図において、右サイドミラー80は左方向にスライドしており、右サイドミラー80の右側端面はメインミラー70の右側端面と概略一致している。すなわち、右収納棚75は全体にわたって前方が開放された状態となっている。また、右サイドミラー80は、メインミラー70の前面より所定寸法前方に引き出されつつ左方向にスライドしているため、右サイドミラー80とメインミラー70とは互いに干渉していない。一方、左サイドミラー60は右方向にスライドしており、左サイドミラー60の左側端面はメインミラー70の左側端面と概略一致している。
【0023】
図4は、図1において示した右収納棚85の閉状態から右サイドミラー80と左サイドミラー60をそれぞれ回動させた状態を示している。同図において、右サイドミラー80はメインミラー70側を略鉛直な回動軸としてメインミラー70側に回動している。右サイドミラー80の右端がミラーキャビネット30から離間しているため、本状態においても右収納棚85は右前方が開放している。一方、左サイドミラー60はメインミラー70側を略鉛直な回動軸として回動し、左収納棚65の左前方が開放している。
【0024】
かかる構成により、右サイドミラー80と左サイドミラー60をスライドさせることにより、右収納棚85および左収納棚65の前方を開閉可能とすることができる。閉状態においては収納棚内部を目隠しすることができるとともに、左サイドミラー60とメインミラー70および右サイドミラー80を全体として大型の鏡面として使用することができる。一方、開状態においては、収納物の出し入れを行うことができる。また、閉状態と開状態との移行には、右サイドミラー80および左サイドミラー60をスライドさせることになるので、ミラーを回動させて収納物の出し入れをする場合に比べて、ミラーの大きさを比較的大きくすることも可能となって設計の自由度を向上させることができるとともに、不用意に右サイドミラー80および左サイドミラー60が閉まってしまう可能性が低く使いやすい。
【0025】
また、右サイドミラー80と左サイドミラー60とをメインミラー70側に回動させることができるため、三面鏡として使用することも可能となっている。このとき、右サイドミラー80および左サイドミラー60は外側端部がミラーキャビネット30から離間しているため、右収納棚85および左収納棚65の前方側をそれぞれ開放することができる。従って、右サイドミラー80および左サイドミラー60を回動させて収納物を出し入れ可能とする構成も併せて採用することができる。
【0026】
(2)サイドミラーの取り付け構造:
図2において、天板30aの上面には上レール40が配設されており、底板30bの下面には下レール41が配設されている。上レール40は、一直線状に形成されたスライド部40aが設けられ、同スライド部40aはメインミラー70と右サイドミラー80および左サイドミラー60の幅方向に配向している。
【0027】
上レール40における右収納棚85の上方側には、互いに平行に配設された引き出し部40b,40cが備えられており、同引き出し部40b,40cは前方端部にてスライド部40aに対し略垂直に接続されている。引き出し部40b,40cは、幅方向に所定の間隔を隔てて互いに平行となっている。同様に、上レール40における左収納棚65の上方側にも互いに平行に配設された引き出し部40d,40eが備えられている。
【0028】
図5は、引き出し部40b,40cを上方から見て示している。同図において、スライド部40aは、ミラーキャビネット30の前方端部よりわずかに後方に設置されている。引き出し部40b,40cは前方端部にてスライド部40aと接続されており、引き出し部40cとスライド部40aとの接続部がスライド部40aの最右端となっている。なお、図示されないスライド部40aの最左端は最も左側に位置する引き出し部40eとの接続部となっている。
【0029】
また、同図において上レール40の断面を示している。同断面図において、上レール40は底面および二側面により構成され、略コの字状の断面となる樋状となっている。上レール40の底面から所定の高さにおいて、側面を内側に向けて延出させることにより一対の凸部40f1,40f2が形成されており、この凸部40f1,40f2が対向する部分のみ、他の部分より樋幅が細い細幅部40f3が形成されている。
【0030】
一方、図2において下レール41は、スライド部41aと引き出し部41b,41c,41d,41eとで構成されており、同下レール41は上レール40に対応して同一形状となっている。また、底板30bの下面における下レール41の取り付け位置も、上レール40の鉛直下方となっている。ただし、配設方向が上下逆となっているため、下側に開口する樋状となっている。天板30aと底板30bはともに水平とされているため、下レール41のスライド部41aと上レール40のスライド部40aは互いに平行となっている。なお、上側に配設される引き出し部41b,41c,41d,41eと下側に配設される引き出し部41b,41c,41d,41eはすべて同形状とされており、長さはメインミラー70と右サイドミラー80および左サイドミラー60の厚みより長く形成されている。
【0031】
図6は、右サイドミラー80を背面から見て示している。同図において、右サイドミラー80の背面側には所定の厚みを有する矩形板状の右支持板81が備えられており、右端部(正面から見て左端部)に備えられた上下一対の回動ヒンジ82,83を介して、同右支持板81とフレーム部材84とが連結されている。
【0032】
フレーム部材84は外形が右支持板81および右サイドミラーと略同じにされつつ、中央部に略矩形の窓が形成され枠状となっている。フレーム部材84の上辺の背面側には上ランナー50a,50bが取り付けられており、同上ランナー50a,50bの上部が上方に突出している。フレーム部材84の下辺の背面側にも下ランナー55a,55bが取り付けられており、同下ランナー55a,55bの下部が下方に突出している。なお、上ランナー50a,50bおよび下ランナー55a,55bは、全てが略同形状に形成されている。
【0033】
図7は、右サイドミラー80を上方から見て示している。同図において、回動ヒンジ82は、フレーム部材84にネジ止め固定された固定片82aと、右支持板81に接合された回動片82bとで構成されており、固定片82aと回動片82bは鉛直に配向する回動軸82cにより相互に連結されている。同様に、回動ヒンジ83も固定片83aと回動片83bとが鉛直回動軸83cにより回動可能に連結されている。
【0034】
また、右支持板81とフレーム部材84とが互いの左端部(正面から見て右端部)を離間させるように回動可能となっている。右支持板81とフレーム部材84の右端部には磁性板81aと磁石84aがそれぞれ対応させて配設されており、これらの磁力より大きい外力が及ぼされない限り右支持板81を回動させないようにしている。右支持板81とフレーム部材84とを回動可能に連結する回動ヒンジ82,83の固定片82a,83aと回動片82b,83bは略L字状となっている。固定片82a,83aの屈曲部の内側は、フレーム部材84の右端部(正面から見て左端部)に側方および後方から当接している。回動片82b,83bの屈曲部の内側は、右支持板81の右端部(正面から見て左端部)に側方および後方から当接している。
【0035】
固定片82a,83aと回動片82b,83bの前方端部は右サイドミラー80より前方に突出しており、この先端において回動軸82c,83cが互いに連結している。そして、フレーム部材84と右支持板81が略平行となる状態、すなわちフレーム部材84と右支持板81とが閉じた状態においては、回動ヒンジ82の固定片82aと回動片82bは、固定片82aを外側にして互いに重なり合う。同様に、回動ヒンジ83の固定片83aと回動片83bは、固定片83aを外側にして互いに重なり合うこととなる。
【0036】
かかる構成により、右支持板81はフレーム部材84に対して、鉛直方向の回動軸により回動可能となる。すなわち、ミラーキャビネット30に取り付けた状態においては、メインミラー70側を回動軸としてメインミラー70側に右サイドミラーを回動させることが可能となる。なお、図示しないが同様の機構により左サイドミラー60も左支持板とフレーム部材とが回動可能に連結されている。フレーム部材84は枠状に形成されているため軽く、スライドおよび回動操作時の負荷が少なくて済む。フレーム部材84の中央部には矩形の窓部が設けられているため、右支持板81および右サイドミラー80を回動させれば同窓部を介して右収納棚85に収納物の出し入れをすることができる。さらに、磁性板81aと磁石84aが右支持板81をフレーム部材84側に拘束するため、右サイドミラー80をスライドさせようと操作したとき等に不用意に右支持板81が回動してしまうことを防止することができる。
【0037】
図8は、上ランナー50を側方から見て示している。同図において、上ランナー50aは側面視略コの字状に形成されており、開口を鉛直下方に配向させている。すなわち、上ランナー50aは、走行軸51と取り付け部52とが所定の間隔をもって互いに平行に対向しており、アーム部53がこれらを接合している。取り付け部52は平面板状となっており、右支持板81に面接しつつネジ止め穴52a1〜52a3によりネジ止め固定される。従って、アーム部53は、右支持板81に対して垂直となり、走行軸51は右支持板81に対して略平行となる。略円柱状の走行軸51の軸方向の一端には上レール40と係合するための係合部51aが設けられている。
【0038】
また、走行軸51は軸方向が鉛直となっており、係合部51aが下向きに配向されている。係合部51aにおける軸方向先端部は、軸方向に所定の高さを有する円柱状の先端部51a1が形成されている。さらに、同先端部51a1の軸方向内側に隣接して環状ベアリング51a2が設けられており、同環状ベアリング51a2は内径が係合部51aの軸部に遊挿されることで、走行軸51に垂直かつ水平方向に回転可能となるように保持されている。下ランナー55の形状も上ランナー50と同様のものとなっているが、下向きに開口する下レール41に係合させるために図7に示した上ランナー50を上下反転させた態様でフレーム部材84に取り付けられている。
【0039】
図9は、右収納棚85が閉状態となるときのミラーキャビネット30の断面を左側から見て示している。同図において、上ランナー50aの係合部51aが上レール40の引き出し部40bの最後方位置にて、上レール40に係合している。アーム部53の奥行き方向の長さは引き出し部40bの後端部からミラーキャビネット30の前端部までの長さとほぼ同等に形成されているため、このとき取り付け部52はミラーキャビネット30の前方端面に近接する。上ランナー50aは上部が右サイドミラー80の上端面から上方に突設されるため、アーム部53は右サイドミラー80の上端面より高い位置となっている。さらに、右サイドミラー80とメインミラー70の上端は同じ高さとされているため、アーム部53はメインミラー70の上端面より高い位置にある。
【0040】
一方、下ランナー55aは、下レール41の引き出し部41bの最後方位置にて下レール41に係合している。下ランナー55aは、下部が右サイドミラー80の下端面から下方に突設されるため、アーム部58は、右サイドミラー80の下端面より低い位置となっている。さらに、右サイドミラー80とメインミラー70の下端は同じ高さとされているため、アーム部53はメインミラー70の上端面より低い位置にある。なお、本図の状態において、メインミラー70および右サイドミラー80は奥行き位置が一致させられて隣接しているため、右サイドミラー80は左側方から見るとメインミラー70に全体が隠されている。
【0041】
図10は、右サイドミラー80がスライドすることにより右収納棚85が開放するときのミラーキャビネット30の断面を左側から見て示している。同図においては、上ランナー50aは、上レール40のスライド部40aを走査しており、下ランナー55aは、下レール41のスライド部41aを走査している。同様に図示されない上ランナー50bは、上レール40のスライド部40aを走査しており、下ランナー55bは、下レール41のスライド部41aを走査している。このとき、図9において示した閉状態より、上ランナー50a,50bと下ランナー55a,55bと右支持板81および右サイドミラー80は前方に移動している。すなわち、引き出し部40b,40c,41b,41cの長さ分だけ前方に移動している。
【0042】
本状態における上レール40の断面を見ると、先端を鉛直下方に配向させた係合部51aは、上方に開口する上レール40の凸部40f1,40f2の上面に環状ベアリング51a2を当接させるまで進入している。先端部51a1は細幅部40fd3より奥部に進入するものの、先端部51a1の先端は底面まで到達せず隙間が形成されている。そして、この隙間において、上レール40をミラーキャビネット30の天板30aに固定するためのネジ43の頭部が先端部51a1と接触することなく上方に突出している。
【0043】
すなわち、上レール40の凸部40f1,40f2は、係合部51aの先端部51a1の高さより底面から高い位置に形成されている。一方、細幅部40f3の幅は、先端部51a1の径より大きく、環状ベアリング51a2の外径より小さいとともに、細幅部40f3以外の樋幅は環状ベアリング51a2の外径より大きく形成されている。同様に他のランナー50b,55a,55bも他の引き出し部40b,41bにそれぞれの係合部を係合させている。ただし、下レール41は樋部を下方に開口させているため、下ランナー55a,55bの係合部は下方から上方に向かって係合している。
【0044】
かかる構成により、右支持板81とフレーム部材84と右サイドミラー80をミラーキャビネット30に上吊り状態で支持することが可能となる。右支持板81とフレーム部材84と右サイドミラー80の自重により下方に荷重がかかることとなるが、凸部40f1,40f2が当接して環状ベアリング51a2を上向きに支持するため、この荷重に対抗することができる。さらに、環状ベアリング51a2は回転可能であるため摩擦抵抗が軽減されて走行軸51はスムーズに上レール40内を移動することができる。また、先端部51a1が接触して摩擦抵抗を発生させることもない。
【0045】
一方、下ランナー55aと下レール41の係合部位においては、右支持板81とフレーム部材84と右サイドミラー80の自重による荷重に対抗することはないが、走行軸56の軌道を下レール41の樋内部に規制することができるため、右サイドミラー80の姿勢が安定する。すなわち、右サイドミラー80を鉛直に正立させたままスライド移動させることができる。フレーム部材84がミラーキャビネット30を上下から挟み込む態様となるため、フレーム部材84および右支持板81が前方に離脱してしまうこともない。むろん、下ランナー55aと下レール41との摩擦抵抗も環状ベアリング56a2の作用により軽減されている。
【0046】
ここで、図9の閉状態から図10の開放状態となるまでの課程を図11において上面図により模式的に示す。なお、走行軸51および右サイドミラー80の左端部の軌道を矢印を用いて示している。同図において実線で示す図8の状態においては、フレーム部材84の背面はミラーキャビネット30に近接するとともに、右サイドミラー80の前面はメインミラー70と奥行き方向の位置を一致させている。この状態から、走行軸51は引き出し部40bを前方に進行する。すると、右サイドミラー80と右支持板81とフレーム部材84も前方に進行する。このとき、引き出し部40bはメインミラー70および右サイドミラー80の幅方向に対して垂直に形成されているため、メインミラー70の右端部と右サイドミラー80の幅方向の間隔は縮められることなく一定となっている。引き出し部40bはメインミラー70の厚みより所定寸法長く形成されているため、走行軸51がスライド部40aの位置までスライドするとフレーム部材84はメインミラー70より前方位置に到達する。
【0047】
フレーム部材84がメインミラー70より前方位置に到達すると、右サイドミラー80と右支持板81とフレーム部材84はメインミラー70に干渉することなく左方向にスライドすることが可能となる。そして、右支持板81とフレーム部材84が左サイドにスライドした分だけ右収納棚の右側部分を前方に開放することができる。一方、図10に示すように上ランナー50のアーム部53はメインミラー70の上端面の十分上方を通過する。同様に、下ランナー55aのアーム部58はメインミラー70の下端面の十分下方を通過する。従って、走行軸51がメインミラー70の背後までスライド部40aを走行しても上ランナー50および下ランナー55はメインミラー70に干渉することなく左方向に移動することができる。なお、図10においては、上ランナー50aと引き出し部40bを図に示して説明したが、他の上ランナー50bと引き出し部40cの動作や下ランナー55aと引き出し部41bの動作および下ランナー55bと引き出し部41cの動作も同様となっている。
【0048】
図12は、右サイドミラー80が回動する状態を上方から模式的に示している。同図において、右サイドミラー80および右支持板81の右端部がフレーム部材84から離間するように右支持板81を回動させている。なお、右サイドミラー80と右支持板81とフレーム部材84のスライド位置は、右収納棚85が閉状態となる位置となっている。従って、右支持板81を回動させる前ではメインミラー70の右端部と右サイドミラー80の左端部が幅方向に隣接しており、これらを互いに干渉させることなく右支持板81を回動させる必要がある。そこで、本実施形態においては回動ヒンジ82,83の回動軸82c,83cをメインミラー70および右サイドミラー80より前方に配置している。このようにすれば、右支持板81および右サイドミラー80の左端部をメインミラー70の右端部から離間させつつ右支持板81を回動させることが可能となる。
【0049】
フレーム部材84は、それぞれ左右に並んで配設された上ランナー50a,50bと下ランナー55a,55bによってミラーキャビネット30側に支持されている。従って、上ランナー50a,50bがスライド部40aに係合し、下ランナー55a,55bがスライド部41aに係合する場合においては、フレーム部材84は正面に配向し鉛直に正立した姿勢を維持したまま幅方向に移動することができる。
【0050】
上ランナー50a,50bおよび下ランナー55a,55bは全てフレーム部材84に接合されているため、これらの相対位置は変化しない。従って、上ランナー50a,50bおよび下ランナー55a,55bが引き出し部40b,40bおよび引き出し部41b,41bに係合する場合においても、上ランナー50a,50bおよび下ランナー55a,55bの奥行き方向の位置は全て一致する。すなわち、右支持板81がフレーム部材84は正面に配向し鉛直に正立した姿勢を維持したまま前方に移動することができる。
【0051】
(3)まとめ:
以上説明したように、本発明にかかる洗面化粧台は、サイドミラーをメインミラー側にスライド可能に支持するとともに、メインミラー側を回動軸として回動可能に支持する。従って、サイドミラーの背後に備えられた収納棚を前方に開放させることができる。また、サイドミラーをメインミラー側に回動させることもできるため、二面鏡、三面鏡として使用することができて便利である。また、サイドミラーを回動させて収納物を出し入れする洗面化粧台と比べ、サイドミラーの大きさの制約を受け難くすることができ、設計の自由度を向上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかる洗面化粧台の斜視図
【図2】 本発明にかかるミラーキャビネットの斜視図
【図3】 本発明にかかる洗面化粧台の斜視図
【図4】 本発明にかかる洗面化粧台の斜視図
【図5】 本発明にかかる上レールの上面図
【図6】 本発明にかかる右サイドミラーの背面図
【図7】 本発明にかかる右サイドミラーの上面図
【図8】 本発明にかかる上ランナーの側面図
【図9】 本発明にかかる洗面化粧台を左側方から見た断面図
【図10】 本発明にかかる洗面化粧台を左側方から見た断面図
【図11】 本発明にかかるランナーおよびサイドミラーの動作を示す模式図
【図12】 本発明にかかるランナーおよびサイドミラーの動作を示す模式図
Claims (3)
- ミラーキャビネットと、当該ミラーキャビネットの前面側において幅方向に隣接させて配設されたメインミラーおよびサイドミラーと、当該サイドミラーに前面側が覆い隠され閉状態となる収納部とを具備する洗面化粧台において、
上記ミラーキャビネットの上下に配設された一対のレールと、
当該レールのそれぞれに対して走査可能に係合したランナーと、
当該ランナーに固定片側を接合しつつ上記サイドミラーの上記メインミラー側に回動片側を接合した回動ヒンジとを具備し、
上記サイドミラーは、上記メインミラー側にスライド可能、かつ、上記メインミラー側を回動軸として回動可能とされ、
上記レールは、
上記ランナーの走査方向が上記サイドミラーの幅方向となるスライド部と、
上記ランナーの走査方向が前後または斜め前後方向となるとともに最前方位置にて上記スライド部と接続した引き出し部とを具備し、
上記ランナーが上記引き出し部において後方へ走査すると上記収納部が閉状態となり、上記ランナーが上記引き出し部から上記スライド部へ走査すると上記サイドミラーが上記メインミラーよりも前側となることを特徴とする洗面化粧台。 - 上記ランナーは、上記サイドミラーの幅方向に並んで複数配設されているとともに、これらに対応して複数の上記引き出し部が互いに平行に配設されていることを特徴とする請求項1に記載の洗面化粧台。
- 上記ランナーと上記回動ヒンジの固定片側は、枠状に形成されたフレーム部材を介して接合されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の洗面化粧台。
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