JP4338552B2 - 固体撮像素子及びこれを使用した撮像装置並びに収差・シェーディング補正方法 - Google Patents

固体撮像素子及びこれを使用した撮像装置並びに収差・シェーディング補正方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4338552B2
JP4338552B2 JP2004061084A JP2004061084A JP4338552B2 JP 4338552 B2 JP4338552 B2 JP 4338552B2 JP 2004061084 A JP2004061084 A JP 2004061084A JP 2004061084 A JP2004061084 A JP 2004061084A JP 4338552 B2 JP4338552 B2 JP 4338552B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
spacer
microlens
solid
aberration
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004061084A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005252023A (ja
Inventor
悟 岡本
嘉広 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Corp
Original Assignee
Fujifilm Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujifilm Corp filed Critical Fujifilm Corp
Priority to JP2004061084A priority Critical patent/JP4338552B2/ja
Publication of JP2005252023A publication Critical patent/JP2005252023A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4338552B2 publication Critical patent/JP4338552B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Solid State Image Pick-Up Elements (AREA)
  • Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)

Description

本発明は、受光面側にマイクロレンズを設けたCCD等の固体撮像素子及びこれを使用する撮像装置並びに収差やシェーディングの補正方法に関するものである。
デジタルカメラやカメラ付き携帯電話等の撮像装置には、撮像素子としてCCD型やMOS型の固体撮像素子が使用されている。このような固体撮像素子には、マトリクス状に配列された各受光素子(フォトダイオード)への集光率を高めるために、各受光素子の上方にマイクロレンズが設けられている。また、デジタルカメラやカメラ付き携帯電話は、急速に高画質化が図られ、使用される固体撮像素子の有効画素数は年々増加の一途をたどっている。
撮影レンズに球面収差や非点収差,像面湾曲等の収差があると、固体撮像素子の各受光素子に正確に結像しないが、この収差による影響(画質の悪化)が、メガピクセルと呼ばれるような有効画素数が多い固体撮像素子では、無視できないものとなる。これを改善する方法として、光軸からの距離に応じて焦点距離が長くなるように光デバイスアレイ(固体撮像素子と同じ)のマイクロレンズを形成するものが知られている(例えば特許文献1)。
一方、デジタルカメラ等は、年々小型化されるため、撮影レンズと固体撮像素子との距離を狭くせざるを得なくなっている。このため、撮影レンズの絞りから固体撮像素子に入射する光線は平行光とはならず、撮影光軸から遠いマイクロレンズほど光線が斜めに入射する。この結果、撮影光軸から遠い受光素子ほど到達する光線の光量が撮影光軸に近い受光素子よりも少なくなるから、画面の端部に行くほど画素の濃度が濃くなるシェーディングが生じる。
このようなシェーディングの防止を図った固体撮像素子の構成が、例えば特許文献2に示されている。この特許文献2記載の固体撮像素子は、全体が所定の曲率半径で曲げ形成されており、撮影レンズの絞りから入射する光線は、撮影光軸から遠いマイクロレンズにも頂点部から入射する。すなわち、絞りから入射した光線が各受光素子に均等に到達するから、シェーディングの発生が防止される。
特開平7−035999号公報 特開平6−133229号公報
上記特許文献1,2では、各マイクロレンズの焦点距離や固体撮像素子の曲率半径が予め設計段階等で決められており、撮像装置の製造工程や撮影時に修正することはできない。したがって、固体撮像素子に製造誤差があったり、また撮像装置の機種が同じでも個体差があった場合には、撮像画像に収差やシェーディングが発生して画質が大幅に悪化し、完成後の撮影検査で大量の不合格品が出たり、製品の評価が下がる原因となる。
本発明は上記背景を考慮してなされたもので、撮像装置の製造時や撮影時に撮像画像の収差やシェーディングを補正できる固体撮像素子及び撮像装置及び収差・シェーディング補正方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するにあたり、本発明の固体撮像素子は、複数の受光素子の上面を覆う平坦化層の上に各受光素子毎にマイクロレンズを設けた固体撮像素子において、前記平坦化層と各マイクロレンズとの間にそれぞれスペーサを設け、各スペーサを、第一波長域の光を受けて屈曲変形し第二波長域の光を受けて復元する光変形プラスチックから形成したことを特徴とする。このような光変形プラスチックから形成したシート部材(以下光変形シートという)としては、アゾベンゼン分子を主原料とする高分子材料(プラスチック)をシート状にしたものが英国雑誌「NATURE」(Vol.245 11 SEPTEMBER 2003 )などで知られている。この光変形シートは、波長が366nm程度の紫外線の照射により平坦な形状から屈曲変形(湾曲)し、波長が540nm程度の可視光の照射により元の平坦な形状に戻る性質を有している。
また、複数の受光素子の上面を覆う平坦化層に各受光素子毎に色フィルタを設けるとともに、前記平坦化層の上に各受光素子毎にマイクロレンズを設けた固体撮像素子において、前記平坦化層と各マイクロレンズとの間にそれぞれスペーサを設け、各スペーサを、第一波長域の光を受けて屈曲変形し第二波長域の光を受けて復元する光変形プラスチックから形成するとともに、前記色フィルタの色毎に、前記スペーサの屈曲変形特性を変更したことを特徴とする。
また、面積が相対的に広い主感光部と狭い従感光部とからなる感光部を有する受光素子の上面を覆う平坦化層の上に、各主感光部,各従感光部毎にそれぞれマイクロレンズを設けた固体撮像素子において、前記平坦化層と各マイクロレンズとの間にそれぞれスペーサを設け、各スペーサを、第一波長域の光を受けて屈曲変形し第二波長域の光を受けて復元する光変形プラスチックから形成するとともに、前記主感光部に設けたスペーサと従感光部に設けたスペーサとが互いに異なる屈曲変形特性を有することを特徴とする。
また、前記スペーサの各々は、撮影光軸寄りの端部がマイクロレンズと平坦化層とにそれぞれ固着されていることを特徴とする。また、前記マイクロレンズと平坦化層とに固着されたスペーサの端部の面積は、撮影光軸からの距離に応じて徐々に変化し、撮影光軸に近いほど大きくしてあることを特徴とする。
また、本発明の撮像装置は、前記固体撮像素子と、この固体撮像素子から出力される撮像信号に基づいて撮像画像の収差情報及び/又はシェーディング情報を検出する検出装置と、前記収差情報及び/又はシェーディング情報に基づいて、前記スペーサに第一波長域の光又は第二波長域の光を選択的に与えることにより、撮像画像の収差及び/又はシェーディングが減少するように各マイクロレンズの傾きを調節する光源装置とを備えたことを特徴とする。
また、本発明の収差・シェーディング補正方法は、前記固体撮像素子から出力される撮像信号に基づいて撮像画像の収差情報及び/又はシェーディング情報を検出し、この情報に基づいて、前記スペーサに第一波長域の光又は第二波長域の光を選択的に与えることにより、撮像画像の収差及び/又はシェーディングが減少するように各マイクロレンズの傾きを調節することを特徴とする。
また、前記固体撮像素子に被写体光を結像させるズームレンズのズーム倍率に応じて、前記スペーサに第一波長域の光又は第二波長域の光を選択的に与えて各マイクロレンズの傾きを調節し、前記ズームレンズのズーム倍率に起因する撮像画像の収差及び/又はシェーディングを補正することを特徴とする。
本発明の固体撮像素子によれば、複数の受光素子の上面を覆う平坦化層と各マイクロレンズとの間にそれぞれスペーサを設け、各スペーサを、第一波長域の光を受けて屈曲変形し第二波長域の光を受けて復元する光変形プラスチックから形成したので、スペーサに第一波長域の光,第二波長域の光を選択的に照射することにより、撮像装置の製造時や撮影時に撮像画像の収差やシェーディングを補正できる。
また、平坦化層と各マイクロレンズとの間にそれぞれスペーサを設け、各スペーサを、第一波長域の光を受けて屈曲変形し第二波長域の光を受けて復元する光変形プラスチックから形成するとともに、色フィルタの色毎にスペーサの屈曲変形特性を変更したので、スペーサに第一波長域の光,第二波長域の光を選択的に照射することにより、色毎に相違する収差の発生度合を補正でき、撮像装置の製造時や撮影時に撮像画像の収差やシェーディングを補正できる。
また、平坦化層と各マイクロレンズとの間にそれぞれスペーサを設け、各スペーサを、第一波長域の光を受けて屈曲変形し第二波長域の光を受けて復元する光変形プラスチックから形成するとともに、主感光部に設けたスペーサと従感光部に設けたスペーサとが互いに異なる屈曲変形特性を有するので、デジタルカメラの製造時や撮影時に、スペーサに第一波長域の光,第二波長域の光を選択的に照射することにより、主感光部と従感光部とでそれぞれ個別に撮像画像の収差やシェーディングを補正でき、よりきめ細かな補正ができる。
また、前記スペーサの各々は、撮影光軸寄りの端部がマイクロレンズと平坦化層とにそれぞれ固着されているので、スペーサの湾曲変形がより有効にマイクロレンズの傾きに反映され、正確な補正に寄与できる。また、前記マイクロレンズと平坦化層とに固着されたスペーサの端部の面積は、撮影光軸からの距離に応じて徐々に変化し、撮影光軸に近いほど大きくしてあるので、マイクロレンズの傾きをより正確に制御でき、また振動が加えられてもマイクロレンズの傾きが変化するのを防止できる。
また、本発明の撮像装置によれば、前記固体撮像素子と、この固体撮像素子から出力される撮像信号に基づいて撮像画像の収差情報及び/又はシェーディング情報を検出する検出装置と、前記収差情報及び/又はシェーディング情報に基づいて、前記スペーサに第一波長域の光又は第二波長域の光を選択的に与えることにより、撮像画像の収差及び/又はシェーディングが減少するように各マイクロレンズの傾きを調節する光源装置とを備えたので、製造時や撮影時に撮像画像の収差やシェーディングを補正できる。
また、本発明の収差・シェーディング補正方法は、前記固体撮像素子から出力される撮像信号に基づいて撮像画像の収差情報及び/又はシェーディング情報を検出し、この情報に基づいて、前記スペーサに第一波長域の光又は第二波長域の光を選択的に与えることにより、撮像画像の収差及び/又はシェーディングが減少するように各マイクロレンズの傾きを調節するので、撮像装置の製造時や撮影時に撮像画像の収差やシェーディングを補正できる。
また、前記固体撮像素子に被写体光を結像させるズームレンズのズーム倍率に応じて、前記スペーサに第一波長域の光又は第二波長域の光を選択的に与えて各マイクロレンズの傾きを調節し、前記ズームレンズのズーム倍率に起因する撮像画像の収差及び/又はシェーディングを補正するので、撮像装置の製造時や撮影時に撮像画像の収差やシェーディングを補正できる。
本発明を実施した撮像装置としてのデジタルカメラの外観を示す図1において、デジタルカメラ10のカメラ本体11の前面の右上部には、対物側ファインダ窓12が設けられており、中央部には、開閉自在にスライド操作される半月状のレンズバリア13が組み付けられている。このレンズバリア13が開放位置にスライド操作された時に、撮影レンズ14、ストロボ発光部15等が露呈する。また、カメラ本体11の上面には、シャッタボタン16が設けられている。
デジタルカメラ10の電気的な構成を示す図2において、鏡筒20内に撮影レンズ14,絞り板21及びCCD22を収納したレンズユニット25が設けられている。このレンズユニット25には、詳しくは後述するように、CCD22に波長が540nm付近の緑色光を照射する緑色LED28と、波長が366nm程度の紫外線を照射する紫外線LED29とが設けられている。
CCD22は、撮像レンズ14から絞り板21の絞り開口21aを介して入射する被写体光を撮像信号に変換する。CCD22で変換された撮像信号は、相関二重サンプリング回路(CDS)31に入力される。CDS31は、CCD22から入力された撮像信号をCCD22の各セル(フォトダイオード)の蓄積電荷量に正確に対応したR、G、Bの画像データとして出力する。
CDS31から出力された画像データは、増幅器(AMP)32で増幅される。A/D変換器(A/D)33は、AMP32で増幅された画像データをデジタルの画像データに変換する。A/D33から出力されたデジタルの画像データは、画像信号処理部34に入力される。なお、CCD22,CDS31,AMP32,A/D33及び画像信号処理部34には、タイミングジェネレータ(TG)30からタイミング信号(クロックパルス)が入力される。
画像信号処理部34は、A/D33から出力された画像データに階調変換、ホワイトバランス補正、γ補正処理などの各種画像処理を施してから、バッファメモリ35に一旦格納する。このバッファメモリ35に格納された画像データは、LCDドライバ36によりコンポジット信号に変換され、カメラ本体11の背面に設けられたLCD37に表示される。
YC処理部38は、画像信号処理部34で各種画像処理を施された画像データをバッファメモリ35から読み出して、輝度信号Yと色差信号Cr、Cbとに変換する。圧縮伸長処理部40は、この変換された画像データに対して、所定の圧縮形式(例えばJPEG形式)で画像圧縮を施す。圧縮伸長処理部40により圧縮された画像データは、カードI/F41を介してメモリカード42に記録される。
メインCPU45は、バス47を介してデジタルカメラ10全体の動作を統括的に制御する。また、メインCPU45には、前述のシャッタボタン16の他に、モードダイヤル,十字キー等からなる操作部48,EEPROM49,収差・シェーディング補正テーブル50,緑色LED28の点灯制御を行う緑色光制御部52,紫外線LED29の点灯制御を行う紫外線制御部53及び測光・測距用CPU55が接続されている。
EEPROM49には、各種制御用のプログラムや設定情報などが記録されている。メインCPU45は、これらの情報をEEPROM49から作業用メモリであるワークメモリ57に読み出して、各種処理を実行する。
測光・測距用CPU55は、被写体の輝度、および被写体と撮像レンズ14との距離を検出し、メインCPU45に検出結果を送信する。メインCPU45は、この検出結果に基づいて、適正な焦点距離および露光量となるように撮像レンズ14及び絞り板21の各種パラメータを調整する。また、測光・測距用CPU55は、メインCPU45からフィードバックされる調整信号を元に、撮像レンズ14,絞り板21、およびストロボ装置58を制御する充電・発光制御部59を駆動する。なお、ストロボ装置58には、前記ストロボ発光部15が含まれる。
CCD22の一部を概略的に示す図3において、基板62には被写体光を光電変換して得られる信号電荷を蓄積する多数のフォトダイオード64が設けられている。また、基板62上には、各フォトダイオード64から信号電荷を取り出して垂直転送する垂直転送CCDと、垂直転送CCDで転送されてくる信号電荷を水平転送する水平転送CCDとからなる電荷転送部66が設けられている。また、基板62上には、フォトダイオード64及び電荷転送部66を覆う平坦化層(例えばSi02 )68が設けられ、この平坦化層68内の各フォトダイオード64の上方には、各フォトダイオード64毎にマイクロカラーフィルタ70が設けられている。
各フォトダイオード64の上方の平坦化層68の上面には、各フォトダイオード64毎にそれぞれマイクロレンズ72がスペーサ74を介して設けられている。このスペーサ74は、アゾベンゼン分子を主原料とする高分子材料で作られた光変形プラスチックから形成され、366nmの紫外線の照射量に応じて一定量を越えない範囲で湾曲し、540nmの可視光(緑色光)を照射したときには湾曲状態から元の平坦な形状に戻る性質を有している。
前記スペーサ74は、図4に示すように、フォトダイオード64に光を通すように中央部に開口74aを形成してあり、撮影光軸Lに近い方の端部74bの下面が平坦化層68に、また上面がマイクロレンズ72に固着されている(図3参照)。なお、端部74bは面積が小さいドット状をしている。これにより、540nmの可視光(緑色光)を照射したときには、スペーサ74が、図3(A)に示すように、平らになっており、マイクロレンズ72に傾きがない。
また、366nmの紫外線を照射したときには、スペーサ74が、同図(B)に示すように、湾曲変形して、マイクロレンズ72が端部74b側を支点として傾く。この傾きの度合は、撮影光軸Lから離れるにつれて大きくなるように、366nmの紫外線の照射量が撮影光軸Lから離れるにつれて多くなるようにされている。
ところで、デジタルカメラ10の小型化のために撮影レンズ14とCCD22との距離を十分に確保できないため、絞り板21の絞り開口21aからCCD22に入射する光線は平行光にならない。このため、撮影光軸Lから離れたマイクロレンズ72ほど、光線が斜めに入射して良好にフォトダイオード64に到達しないから、画面の端部に行くほど画素の濃度が濃くなるシェーディングが生じる。また、撮影レンズ14に球面収差や非点収差,像面湾曲等の収差がある場合、撮影光軸Lから離れるほど、その収差による画質の悪化が顕著になる。
そこで、デジタルカメラ10が完成した後、出荷前に、収差とシェーディングについてそれぞれの補正量を検出する。収差の補正量を検出するには、図5のフローチャートに示すように、操作部48を操作してデジタルカメラ10を収差補正量検出モードに設定する(st1)。
緑色LED28が点灯して540nm波長付近の緑色光がCCD22に照射され(st2)、スペーサ74が平らなデフォルト状態になる。そして、撮影レンズ14から例えば3m前方に所定のパターン図柄が描かれたチャート図を配置し、この面に撮影レンズ14のピントを合わせた後、シャッタボタン16を押し下げる(st3)。
CCD22からの撮像信号は、CDS31,AMP32を経てA/D33によりデジタルの画像データに変換され、画像信号処理部34によって階調変換、ホワイトバランス補正、γ補正処理などの各種画像処理が施されてから、バッファメモリ35に一旦格納される。この画像データは、メインCPU45によって読み出され、各フォトダイオード64毎に収差が計測される。そして、この計測結果は、デフォルト収差データとして収差・シェーディング補正テーブル50に入力される(st4)。
続いて、紫外線LED29が点灯され、366nmの紫外線がCCD22に照射される(st5)。この照射時間中、一定間隔で連続的にCCD22が駆動され、チャート図が撮影される(st6)。CCD22からの撮像信号が画像データに変換されてバッファメモリ35に格納される。メインCPU45は、各画像データを順次に読み出して各フォトダイオード64毎に収差を計測する。そして、収差が最も小さくなった時点(st7)における紫外線LED29の点灯時間を収差補正データとして収差・シェーディング補正テーブル50に入力する(st8)。
次に、図6のフローチャートに示すように、操作部48を操作してデジタルカメラ10をシェーディング補正量検出モードに設定する(st11)。緑色LED28が点灯して540nm波長付近の緑色光がCCD22に照射され(st12)、スペーサ74が平らなデフォルト状態になる。そして、撮影レンズ14から例えば3m前方に18%グレーのグレーボードを配置し、この面に撮影レンズ14のピントを合わせた後、シャッタボタン16を押し下げる(st13)。
CCD22からの撮像信号は、上記と同様に各種の処理を経てから、バッファメモリ35に一旦格納される。この画像データは、メインCPU45によって読み出され、各フォトダイオード64毎の輝度が読み出され、これに基づいてシェーディングの状態が計測される。そして、この計測結果は、デフォルトシェーディングデータとして収差・シェーディング補正テーブル50に入力される(st14)。
続いて、紫外線LED29が点灯され、366nmの紫外線がCCD22に照射される(st15)。この照射時間中、一定間隔で連続的にCCD22が駆動され、グレーボードが撮影される(st16)。CCD22からの撮像信号が画像データに変換されてバッファメモリ35に格納される。メインCPU45は、各画像データを順次に読み出して各フォトダイオード64毎の輝度からシェーディングの状態を計測する。そして、シェーディングが最も小さくなった時点(st17)における紫外線LED29の点灯時間をシェーディング補正データとして収差・シェーディング補正テーブル50に入力する(st18)。
このように構成されたデジタルカメラ10で撮影を行うには、図7のフローチャートに示すように、デジタルカメラ10の電源をオンにすると(st21)、デジタルカメラ10はデフォルトで撮影モードにセットされる(st22)。メインCPU45によって収差・シェーディング補正テーブル50から収差補正データ及びシェーディング補正データが読み出され(st23)、まず緑色LED28が点灯され(st24)、スペーサ74が平らなデフォルト状態になった後、収差及びシェーディングが補正されるように、紫外線LED29が点灯され、366nmの紫外線がCCD22に照射される(st25)。
この紫外線は、撮影光軸LからCCD22の周辺部にいくほど照射量が多くなるようにCCD22に照射され、スペーサ74が、図3(B)に示すように、湾曲変形して、マイクロレンズ72が端部74b側を支点として傾く。これにより、絞り開口21aから鏡筒25内に進入した被写体光の光線は、各フォトダイオード64に良好に結像される。
撮影レンズ14を被写体に向け、構図を決めてからシャッタボタン16を押し下げる(st26)。CCD22が駆動され、CCD22からの撮像信号は、CDS31,AMP32を経てA/D33によりデジタルの画像データに変換され、画像信号処理部34によって階調変換、ホワイトバランス補正、γ補正処理などの各種画像処理が施されてから、バッファメモリ35に一旦格納される。この画像データは、YC処理部38によって読み出され、輝度信号Yと色差信号Cr、Cbとに変換された後、圧縮伸長処理部40によって所定の圧縮形式で画像圧縮され、カードI/F41を経てメモリカード42に記録される(st27)。このメモリカード42に記録された画像データは、収差及びシェーディングがない高画質なものである。
このようにデジタルカメラ10の出荷前に収差及びシェーディングの補正を行うことができるから、たとえCCD22に製造誤差があったり、デジタルカメラ10の組立に際して撮影レンズ14とCCD22との位置精度が十分でなかったとしても、収差やシェーディングのない高画質な画像を撮像できる。
本実施形態では、収差とシェーディングの両方を同時に補正するようにしたが、撮影の目的等によっては、収差あるいはシェーディングの片方だけを補正するようにしてもよい。なお、スペーサ74の光変形特性が、ある程度高い温度環境のもとで有効に発揮される場合には、鏡筒25内に小型の赤外ランプを取り付け、収差,シェーディングの補正時に赤外線(熱線)を照射するようにしておけばよい。
また、上記実施形態では、スペーサ74の傾きの度合が撮影光軸Lから離れるにつれて大きくなるように、366nmの紫外線の照射量が撮影光軸Lから離れるにつれて多くなるようにしたが、例えばスペーサ74の傾きの度合が撮影光軸Lから離れるにつれて大きくなるように、スペーサ74に用いる光変形プラスチックの湾曲特性を変更するようにしてもよい。
また、平坦化層68及びマイクロレンズ72に固着するスペーサ74の端部74bは、面積が小さいドット状であったが、図8に示すように、CCD22の撮影光軸Lに近いスペーサ74ほど、端部74cの面積を大きくしてもよい。これにより、スペーサ74に照射する紫外線の量を周辺部にいくに従って徐々に多くしなくても、周辺部のスペーサ74の湾曲変形が大きくなり、マイクロレンズの傾きをより正確に制御できる。また、振動が加えられても、特に撮影光軸Lに近いマイクロレンズの傾きが変化するのを防止できる。なお、端部74cの形状は、図8に示すような三角形状に限定されず、例えば円弧状でもよい。
また、撮影レンズとしてズームレンズを用いる場合、ズームレンズは固定焦点レンズに比べて収差が大きく、またその収差もズーム倍率すなわち焦点距離によって変わる。そこで、ズームレンズの変倍レンズの位置と収差との関係を計測しておき、補正データとしてルックアップテーブルに記憶しておく。
図9に示すように、ズーム倍率が変更されると(st31)、変倍レンズの位置が検出される(st32)。変倍レンズの位置に応じてルックアップテーブルから補正データを読み出してから(st33)、まず緑色LED28が点灯され(st34)、スペーサ74が平らなデフォルト状態になった後、ズームレンズのズーム倍率に起因する収差が補正されるように、紫外線LED29が点灯される(st35)。この後、実際の撮影が行われ(st36)、画像データの記録が行われる(st37)。
また、図10に示すように、CCD80のマイクロカラーフィルタであるRフィルタ81,Gフィルタ82,Bフィルタ83毎に湾曲変形特性が異なる光変形プラスチックから形成したスペーサ85,86,87を設けるようにしてもよい。これにより、色によって収差の発生度合が異なることに対処でき、より高画質な撮像画像を得ることができる。
前記スペーサ85,86,87は、図11に示すように、中央部に開口を設けていないシート状をしている。スペーサ85,86,87は、アゾベンゼン分子を主原料とする高分子材料で作られているため、黄色〜茶色をしており、本来は不透明であるが、非常に薄く、例えば1〜2μに加工すると、光を透過するようになる。ただし、スペーサ85,86,87を透過した光が黄色味を帯びるので、画像処理又はRフィルタ81,Gフィルタ82,Bフィルタ83によって補正する。なお、スペーサ85,86,87を薄くしてもマイクロレンズ88のサイズが2〜3μであるから、スペーサ85,86,87の湾曲変形によって十分に動かすことができる。
また、図12に示すように、本発明はハニカム型のCCDにも適用できる。CCD90、光電変換素子である画素91の受光部92が八角形をしている。受光部92は、二分割されており、面積が小さい低感度部93と、面積が大きい高感度部94とからなる。低感度部93,高感度部94には、各上方には、スペーサ96,97が設けられ、更にその上にマイクロレンズ(図示せず)が設けられている。スペーサ96,97は、前記実施形態と同様に、撮影光軸L寄りの端部96a,97aが、下方の平坦化層98と上方のマイクロレンズとに固着されている。このように、低感度部93,高感度部94のそれぞれについて個別に収差やシェーディングを補正できるので、きわめて高画質な撮像画像を得ることができる。
次に、別の実施形態を示す図13及び図14において、CCD100の上部には、多数のマイクロレンズ102が形成された矩形状をしたマイクロレンズシート104が設けられている。マイクロレンズシート104の周縁部には、光変形プラスチックから形成した枠状の光変形シート105が固着され、この外周縁部は、鏡筒の一部107に固定されている。
また、光変形シート105の4辺に対面する位置には、緑色LED108,紫外線LED109がそれぞれ設置されている。また、マイクロレンズシート104と光変形シート105との境界部には、緑色LED108,紫外線LED109からの光がCCD100側に洩れないように仕切り部材111が設けられている。また、温度センサ112がマイクロレンズシート104の近傍に設けられている。
マイクロレンズシート104は透明樹脂で形成されているので、温度によって伸縮変形する。このマイクロレンズシート104の変形度合と温度との関係を予め計測しておき、補正データとしてデジタルカメラのルックアップテーブルに記憶しておく。CCD100を搭載したデジタルカメラは、電源をオンにした状態では常に一定間隔で温度センサ112がマイクロレンズシート104付近の温度を測定しており、この測定温度に対応した補正データをルックアップテーブルから読み出して緑色LED108,紫外線LED109を駆動する。
例えば温度が高くてマイクロレンズシート104が伸びる時には、緑色LED108が点灯して緑色LED108から緑色光が光変形シート105に照射され、光変形シート105は真っ直ぐに延び、マイクロレンズシート104が縮まる方向にマイクロレンズシート104に力が加わるから、マイクロレンズシート104の変形が防止される。
また、温度が低くてマイクロレンズシート104が伸びる時には、紫外線LED109が点灯して紫外線が光変形シート105に照射され、光変形シート105は湾曲変形してマイクロレンズシート104が伸びるようにマイクロレンズシート104に力が加えられるから、マイクロレンズシート104の変形が防止される。
本発明の固体撮像素子は、デジタルカメラや携帯電話用のカメラ部等の各種撮像装置に適用される他、電子内視鏡等の医療機器にも適用される。
本発明を用いたデジタルカメラの外観図である。 デジタルカメラの電気的な構成を示すブロック図である。 CCDの要部概略断面図である。 スペーサの配列図である。 収差補正量検出のシーケンスを示すフローチャートである。 シェーディング補正量検出のシーケンスを示すフローチャートである。 撮影のシーケンスを示すフローチャートである。 固着の方法が異なるスペーサの配列図である。 ズーム倍率に応じた収差補正のシーケンスを示すフローチャートである。 RGB毎に異なったスペーサを設けたCCDの要部概略断面図である。 開口がないスペーサの配列図である。 ハニカム型のCCDの要部概略断面図である。 マイクロレンズシートの温度による変形を補正する実施形態を示す説明図である。 図13に示す実施形態を側方から示す概略断面図である。
符号の説明
10 デジタルカメラ
14 撮影レンズ
21 絞り板
22,80,90,100 CCD
28,108 緑色LED
29,109 紫外線LED
45 メインCPU
50 収差・シェーディング補正テーブル
72,88,102 マイクロレンズ
74,85〜87,96,97 スペーサ
105 光変形シート

Claims (8)

  1. 複数の受光素子の上面を覆う平坦化層の上に各受光素子毎にマイクロレンズを設けた固体撮像素子において、
    前記平坦化層と各マイクロレンズとの間にそれぞれスペーサを設け、各スペーサを、第一波長域の光を受けて屈曲変形し第二波長域の光を受けて復元する光変形プラスチックから形成したことを特徴とする固体撮像素子。
  2. 複数の受光素子の上面を覆う平坦化層に各受光素子毎に色フィルタを設けるとともに、前記平坦化層の上に各受光素子毎にマイクロレンズを設けた固体撮像素子において、
    前記平坦化層と各マイクロレンズとの間にそれぞれスペーサを設け、各スペーサを、第一波長域の光を受けて屈曲変形し第二波長域の光を受けて復元する光変形プラスチックから形成するとともに、前記色フィルタの色毎に、前記スペーサの屈曲変形特性を変更したことを特徴とする固体撮像素子。
  3. 面積が相対的に広い主感光部と狭い従感光部とからなる感光部を有する受光素子の上面を覆う平坦化層の上に、各主感光部,各従感光部毎にそれぞれマイクロレンズを設けた固体撮像素子において、
    前記平坦化層と各マイクロレンズとの間にそれぞれスペーサを設け、各スペーサを、第一波長域の光を受けて屈曲変形し第二波長域の光を受けて復元する光変形プラスチックから形成するとともに、前記主感光部に設けたスペーサと従感光部に設けたスペーサとが互いに異なる屈曲変形特性を有することを特徴とする固体撮像素子。
  4. 前記スペーサの各々は、撮影光軸寄りの端部がマイクロレンズと平坦化層とにそれぞれ固着されていることを特徴とする請求項1ないし3いずれか記載の固体撮像素子。
  5. 前記マイクロレンズと平坦化層とに固着されたスペーサの端部の面積は、撮影光軸からの距離に応じて徐々に変化し、撮影光軸に近いほど大きいことを特徴とする請求項4記載の固体撮像素子。
  6. 前記請求項1ないし5いずれか記載の固体撮像素子と、この固体撮像素子から出力される撮像信号に基づいて撮像画像の収差情報及び/又はシェーディング情報を検出する検出装置と、前記収差情報及び/又はシェーディング情報に基づいて、前記スペーサに第一波長域の光又は第二波長域の光を選択的に与えることにより、撮像画像の収差及び/又はシェーディングが減少するように各マイクロレンズの傾きを調節する光源装置とを備えたことを特徴とする撮像装置。
  7. 前記請求項1ないし5いずれか記載の固体撮像素子から出力される撮像信号に基づいて撮像画像の収差情報及び/又はシェーディング情報を検出し、この情報に基づいて、前記スペーサに第一波長域の光又は第二波長域の光を選択的に与えることにより、撮像画像の収差及び/又はシェーディングが減少するように各マイクロレンズの傾きを調節することを特徴とする収差・シェーディング補正方法。
  8. 前記請求項1ないし5いずれか記載の固体撮像素子に被写体光を結像させるズームレンズのズーム倍率に応じて、前記スペーサに第一波長域の光又は第二波長域の光を選択的に与えて各マイクロレンズの傾きを調節し、前記ズームレンズのズーム倍率に起因する撮像画像の収差及び/又はシェーディングを補正することを特徴とする収差・シェーディング補正方法。
JP2004061084A 2004-03-04 2004-03-04 固体撮像素子及びこれを使用した撮像装置並びに収差・シェーディング補正方法 Expired - Fee Related JP4338552B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004061084A JP4338552B2 (ja) 2004-03-04 2004-03-04 固体撮像素子及びこれを使用した撮像装置並びに収差・シェーディング補正方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004061084A JP4338552B2 (ja) 2004-03-04 2004-03-04 固体撮像素子及びこれを使用した撮像装置並びに収差・シェーディング補正方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005252023A JP2005252023A (ja) 2005-09-15
JP4338552B2 true JP4338552B2 (ja) 2009-10-07

Family

ID=35032217

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004061084A Expired - Fee Related JP4338552B2 (ja) 2004-03-04 2004-03-04 固体撮像素子及びこれを使用した撮像装置並びに収差・シェーディング補正方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4338552B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101124269B1 (ko) 2010-07-30 2012-03-27 주식회사 엠지비엔도스코피 객체간 알지비 색상차이를 최대화하는 내시경용 엘이디 최적 조명장치

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5040662B2 (ja) 2006-02-03 2012-10-03 株式会社ニコン 画像処理装置、画像処理方法、および画像処理プログラム
EP2833621B1 (en) * 2013-08-01 2018-10-10 Harvest Imaging bvba Image sensor with shading detection
US9503698B2 (en) 2013-08-01 2016-11-22 Harvest Imaging bvba Image sensor with shading detection

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101124269B1 (ko) 2010-07-30 2012-03-27 주식회사 엠지비엔도스코피 객체간 알지비 색상차이를 최대화하는 내시경용 엘이디 최적 조명장치

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005252023A (ja) 2005-09-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7112779B2 (en) Optical apparatus and beam splitter
US8890972B2 (en) Image capturing apparatus and image processing method
RU2585235C2 (ru) Устройство захвата изображения
JP5098405B2 (ja) 撮像素子、焦点検出装置および撮像装置
JP5645846B2 (ja) 焦点調節装置及び焦点調節方法
US6816199B1 (en) Focus detecting device
KR20120128441A (ko) 디지털 촬영 장치 및 이의 제어 방법
JP4983271B2 (ja) 撮像装置
US9813687B1 (en) Image-capturing device, image-processing device, image-processing method, and image-processing program
CN104641276B (zh) 摄像装置及信号处理方法
JPWO2010095374A1 (ja) 撮像素子及びそれを備えた撮像装置
US7355154B2 (en) Image sensing apparatus with movable light flux splitter and control method thereof
JP4858179B2 (ja) 焦点検出装置および撮像装置
KR102550175B1 (ko) 카메라 모듈 및 이를 포함하는 전자 기기
JP2002170944A (ja) 固体撮像装置
US20040212696A1 (en) Digital camera with adjustment of color image signal and an imaging control method therefor
US7423679B2 (en) Imaging system having extended useful latitude
JP7091053B2 (ja) 撮像装置および焦点検出方法
JP4338552B2 (ja) 固体撮像素子及びこれを使用した撮像装置並びに収差・シェーディング補正方法
JP2009188461A (ja) 撮像装置
US6943335B2 (en) Signal processing apparatus having a specific limb darkening correction
JP2014165778A (ja) 固体撮像素子、撮像装置及び焦点検出装置
CN207589006U (zh) 一种广角摄像头模组以及终端
KR20060053147A (ko) 촬상 장치 및 촬상 방법
JP2011227388A (ja) 撮像装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060517

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20061221

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090624

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090625

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090630

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120710

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees