JP4337688B2 - テレビジョン放送信号受信装置 - Google Patents

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Description

本発明は、接続されたアンテナの受信方向が制御可能なテレビジョン放送信号受信装置に関する。
従来から、地上波を受信するために、八木アンテナ等の指向性アンテナが使用されている。このような指向性アンテナは、強い指向性により弱い電波でも拾うことができる一方、特定方向からの電波しか拾うことができないという欠点がある。このような八木アンテナの特性は、電波塔が一箇所に集中している日本等においてはあまり問題にならないが、米国等においては、都市部を囲むように電波塔が分布している地域も多く、八木アンテナのような指向性アンテナを利用した場合、送信塔からの距離が近くても受信できない局が多数存在するケースがあった。このため、このような問題を解決すべく、アンテナの受信方向を変更できるように、テレビジョン放送信号受信装置からアンテナをコントロールする規格、EIA−909”Antenna Control Interface”が制定された。これは、テレビジョン放送信号受信装置に、通称スマートアンテナと呼ばれる受信方向を変更できるアンテナ(以下、このように受信方向を変更できるアンテナを多指向性アンテナという)を接続し、これをテレビジョン放送信号受信装置側からモジュラ端子を介して制御するための規格である。
なお、アンテナの最適受信制御を行う装置として、例えば、特許文献1乃至特許文献3に記載される装置が知られている。特許文献1に記載される装置は、アンテナの設置位置に関する情報及び放送衛星の静止軌道位置の情報に基づいて、複数の放送衛星に対して選局チャンネルに応じて自動的に最適な受信方向にアンテナを制御する装置であり、特許文献2に記載される装置は、衛星の方位データ及びアンテナの向いている方向に基づいて、目標とする衛星の方角にアンテナを制御する装置である。
特開2000−68877号公報 特開平7−263938号公報 特開平11−251996号公報
ところで、上述したような多指向性アンテナが接続されるテレビジョン放送信号受信装置においては、多指向性アンテナの全ての受信方向を順次指示して、各受信方向で受信したテレビジョン放送信号の受信レベル等に基づいて、テレビジョン放送信号を最も状態良く受信できるアンテナの方向(以下、最適受信方向という)を自動的に決定、更新するスキャン機能を備えたものも存在する。一方、所定方向から配信されるチャンネルについて一時的な電波障害により受信状態が悪化している場合や、ユーザがマニュアルで最適受信方向を設定したチャンネルについて最適受信方向を更新させたくない場合など、チャンネルによっては、スキャン機能に基づく処理により最適受信方向を自動的に更新することが適当でない場合がある。しかしながら、従来のスキャン機能を備えたテレビジョン放送信号受信装置においては、スキャン機能に基づく処理による最適受信方向の更新を許可するチャンネルと、最適受信方向の更新を禁止するチャンネルを任意に設定することができなかった。このため、ユーザが最適受信方向の更新を希望しないチャンネルについてまでもスキャン機能に基づく処理により最適受信方向が更新される場合があり、装置の使い勝手があまりよくなかった。なお、上述した特許文献1乃至特許文献3に開示の内容を適用したとしても、上述した問題を解決することはできない。
本発明は、上記の問題を解決するためになされたものであり、最適受信方向の更新が許可されたチャンネルについてのみ最適受信方向の更新を自動的に行って、最適受信方向の更新が禁止されたチャンネルについては、既に記憶されている最適受信方向を保護することができるテレビジョン放送信号受信装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために請求項1の発明は、予め定められている複数の受信方向を有する多指向性アンテナが接続され、前記複数の受信方向のうちのいずれか1つの受信方向のみを有効にして、放送局から各チャンネルで配信されるテレビジョン放送信号を受信するテレビジョン放送信号受信装置において、前記多指向性アンテナが接続され、テレビジョン放送信号の受信を行う受信手段と、前記受信手段に対して選局するチャンネルを指示するためのチャンネル制御信号を出力すると共に、前記多指向性アンテナに対してテレビジョン放送信号を受信する際の受信方向を指示するための受信方向制御信号を出力することによりテレビジョン放送信号の受信動作を制御する受信制御手段と、放送局から配信される各チャンネルのチャンネル番号、これら各チャンネルを受信する際の前記多指向性アンテナの最適受信方向、これら各チャンネルが選局可能なチャンネルとして登録されているか否かを示す登録チャンネル情報、及びこれら各チャンネルについて前記最適受信方向の更新が禁止されているか否かを示す受信方向保護情報を含み、ユーザによって指定されたチャンネルを選局する際に利用されるチャンネル情報テーブルを記憶するチャンネル情報テーブル記憶手段と、前記放送局から配信される任意の1チャンネルについて、前記受信制御手段により前記多指向性アンテナの全ての受信方向を順次指示して、前記受信手段によりテレビジョン放送信号を受信することにより、受信したテレビジョン放送信号の受信レベルに基づいて前記最適受信方向及び前記登録チャンネル情報を決定し、前記チャンネル情報テーブルの内容を更新するスキャン手段と、前記スキャン手段による処理を繰り返すことにより、前記放送局から配信される全てのチャンネルについて、前記最適受信方向及び前記登録チャンネル情報を決定し、前記チャンネル情報テーブルの内容を更新する全域スキャン手段と、前記受信手段により受信したテレビジョン放送信号の受信レベルが所定値以下になった状態が、所定時間だけ継続したときに、前記スキャン手段による処理を実行して、前記チャンネル情報テーブルの内容を更新するノーシグナル時スキャン手段と、任意のチャンネルについて、前記受信方向保護情報をユーザに設定させるための保護情報設定手段と、前記チャンネル情報テーブルに記憶された前記受信方向保護情報に基づいて前記最適受信方向の更新が禁止されているチャンネルについて、前記スキャン手段による前記最適受信方向の更新を禁止する受信方向更新禁止手段とを備えたことを特徴とする。
請求項2の発明は、予め定められている複数の受信方向を有する多指向性アンテナが接続され、前記複数の受信方向のうちのいずれか1つの受信方向のみを有効にして、放送局から各チャンネルで配信されるテレビジョン放送信号を受信するテレビジョン放送信号受信装置において、前記多指向性アンテナが接続され、テレビジョン放送信号の受信を行う受信手段と、前記受信手段に対して選局するチャンネルを指示するためのチャンネル制御信号を出力すると共に、前記多指向性アンテナに対してテレビジョン放送信号を受信する際の受信方向を指示するための受信方向制御信号を出力することによりテレビジョン放送信号の受信動作を制御する受信制御手段と、放送局から配信される各チャンネルのチャンネル番号、これら各チャンネルを受信する際の前記多指向性アンテナの最適受信方向、及びこれら各チャンネルについて前記最適受信方向の更新が禁止されているか否かを示す受信方向保護情報を含み、ユーザによって指定されたチャンネルを選局する際に利用されるチャンネル情報テーブルを記憶するチャンネル情報テーブル記憶手段と、前記放送局から配信される任意の1チャンネルについて、前記受信制御手段により前記多指向性アンテナの全ての受信方向を順次指示して、前記受信手段によりテレビジョン放送信号を受信することにより、受信したテレビジョン放送信号の受信レベルに基づいて前記最適受信方向を決定し、前記チャンネル情報テーブルの内容を更新するスキャン手段と、前記チャンネル情報テーブルに記憶された前記受信方向保護情報に基づいて前記最適受信方向の更新が禁止されているチャンネルについて、前記スキャン手段による前記最適受信方向の更新を禁止する受信方向更新禁止手段とを備えたことを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項2に記載の発明において、任意のチャンネルについて、前記受信方向保護情報をユーザに設定させるための保護情報設定手段を備えたことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、受信方向更新禁止手段は、チャンネル情報テーブルに記憶されている受信方向保護情報に基づいて、最適受信方向の更新が禁止されているチャンネルについて、スキャン手段による最適受信方向の更新を禁止するので、最適受信方向の更新が許可されたチャンネルについてのみ最適受信方向の更新を自動的に行って、最適受信方向の更新が禁止されたチャンネルについては、既にチャンネル情報テーブルに記憶されている最適受信方向を保護することができる。また、保護情報設定手段を備えるので、ユーザは、スキャン手段により最適受信方向を更新するチャンネルと、最適受信方向を更新しないチャンネルを任意に設定することができる。
また、受信方向更新禁止手段により、最適受信方向の更新が禁止されているチャンネルについて、スキャン手段による最適受信方向の更新を禁止するので、全域スキャン処理及びノーシグナル時スキャン手段による処理の際にも、最適受信方向の更新が許可されたチャンネルについてのみ最適受信方向の更新がされ、最適受信方向の更新が禁止されたチャンネルについては、既にチャンネル情報テーブルに記憶されている最適受信方向が保護される。
請求項2の発明によれば、受信方向更新禁止手段により、最適受信方向の更新が禁止されているチャンネルについて、スキャン手段による最適受信方向の更新を禁止するので、最適受信方向の更新が許可されたチャンネルについてのみ最適受信方向の更新を行って、最適受信方向の更新が禁止されたチャンネルについては、既にチャンネル情報テーブルに記憶されている最適受信方向を保護することができる。
請求項3の発明によれば、保護情報設定手段を備えるので、ユーザは、スキャン手段により最適受信方向を更新するチャンネルと、最適受信方向を更新しないチャンネルを任意に設定することができる。
以下、本発明の一実施形態に係るテレビジョン(TV)放送信号受信装置について説明する。ユーザが家庭においてディジタルTV放送信号(以下、単にTV放送信号という)を受信する状況を図1に示す。ディジタルTV放送が行われている地域では、受信したTV放送信号の強度が一定の閾値以上であれば、補正などにより一定の画質の画像が得られる。そのため、図1に示すように、A地域、B地域、C地域など複数箇所に点在する放送局から送信されてくるTV放送信号を受信して、TV番組を視聴することができる。このような状況に対応して、複数の受信方向を有するスマートアンテナと呼ばれる多指向性アンテナが実用化されている。
図2に示されるように、TV放送信号受信装置1は、スマートアンテナ2に接続され、スマートアンテナ2の有効な受信方向を切り替えることにより、複数箇所に点在する放送局から所定周波数帯域で配信されてくるTV放送信号を受信して各チャンネルのTV放送信号に含まれるTV番組をモニタ装置3に出力する。なお、本実施形態の説明では、TV番組の放送に使用されている搬送波の周波数帯域である物理チャンネルのことを、単にチャンネルという。
TV放送信号受信装置1は、スマートアンテナ2に接続されTV放送信号を受信するチューナ(受信手段)11と、チューナ11で受信したTV放送信号に対して所定の信号処理を行い、復号化するフロントエンド12と、MPEG圧縮されていたTV放送信号をデコードするMPEGデコーダ13と、デコードされたTV放送信号に所定の表示画像を重畳させるオンスクリーンディスプレイ(OSD)部14と、ユーザによるボタン操作に応じた信号を出力するリモコン15と、リモコン15から出力された信号を受信し、制御部19へ出力するリモコン受信部16と、チャンネル情報テーブル等を記憶するメモリ(チャンネル情報テーブル記憶手段)17と、モジュラ端子18と、不図示のROMに記憶されているプログラムに基づいて各種処理を実行しTV放送信号受信装置1全体を制御する制御部19とを備えている。
制御部(受信制御手段)19は、チューナ11に対して選局するチャンネルを指示するためのチャンネル制御信号を出力すると共に、スマートアンテナ2に対してTV放送信号を受信する際の受信方向を指示するための受信方向制御信号を出力することによりTV放送信号の受信動作を制御する。また、制御部19は、後述するスキャン処理、全域スキャン処理、及びノーシグナル時スキャン処理を実行することにより、スキャン手段、全域スキャン手段、及びノーシグナル時スキャン手段として機能する。また、制御部19は、全域スキャン処理及びノーシグナル時スキャン処理の際に、チャンネル情報テーブルに記憶されている受信方向保護情報に基づいて、最適受信方向の更新が禁止されているチャンネルについて、スキャン処理による最適受信方向の更新を禁止する受信方向更新禁止手段として機能する。また、リモコン15は、後述する受信方向保護設定処理の際にユーザによって操作され、保護情報設定手段として機能する。
図3に示されるように、メモリ17に記憶されるチャンネル情報テーブル50は、放送局から配信される各チャンネルのチャンネル番号51、これら各チャンネルを受信する際の多指向性アンテナの最適受信方向52、これら各チャンネルが選局可能なチャンネルとして登録されているか否かを示す登録チャンネル情報53、及びこれら各チャンネルについて最適受信方向52の更新が禁止されているか否かを示す受信方向保護情報54を含んでいる。制御部19は、この登録チャンネル情報53に基づいて、選局可能なチャンネルとして登録されているチャンネルについて受信処理を実行し、選局されるチャンネルの最適受信方向52をメモリ17から読み出して、この最適受信方向52を指示する受信方向制御信号をスマートアンテナ2に出力等することにより、受信処理を実行する。
なお、以下においては、あるチャンネルが選局可能なチャンネルとして登録されている状態をADDフラグがオン状態であると表現し、あるチャンネルが選局不可能なチャンネルとして登録されている状態をADDフラグがオフ状態であると表現する。また、これら各チャンネルについて最適受信方向52の更新が禁止されている状態をLOCKフラグがオン状態であると表現し、最適受信方向52の更新が許可されている状態をLOCKフラグがオフ状態であると表現する。図3において、ADDフラグのオン状態を”○”印で示し、ADDフラグのオフ状態を無印で示している。また、LOCKフラグのオン状態を”○”印で示し、LOCKフラグのオフ状態を無印で示している。また、最適受信方向52の欄に記載されている各数字は、図4におけるスマートアンテナ2の受信方向D1〜D16に対応している(例えば、”2”は受信方向D2に、”3”は受信方向D3にそれぞれ対応)。
スマートアンテナ2は、有効な受信方向を機械的又は電子的に切り替えることにより複数の受信方向D1〜D16(図4参照)からTV放送信号を受信するアンテナ部21と、アンテナ部21の動作を制御する制御ユニット22とを備えている。制御ユニット22は、TV放送信号受信装置1からの受信方向制御信号に応じて、アンテナ部21の複数ある受信方向D1〜D16のうち、指示された受信方向のみを有効にする。
次に、上記チャンネル情報テーブル50を更新等する際に行われるスキャン処理について図5を参照して説明する。スキャン処理が開始されると、制御部19は、スマートアンテナ2の受信方向D1〜D16の数に応じてカウンタの初期値n(ここでは”16”)を設定する(#1)。そして、第n番目の方向を指定する受信方向制御信号をスマートアンテナ2に出力し(#2)、チューナ11により所定チャンネルのTV放送信号を受信する(#3)。TV放送信号受信装置1は、受信したTV放送信号の受信レベルを測定し、測定結果をメモリ17に記憶する(#4)。そして、カウンタを1つ減算し(#5)、スマートアンテナ2の全ての受信方向についてTV放送信号の受信レベルを測定したか否かを判断する(#6)。全ての受信方向についてTV放送信号の受信レベルを測定していない場合は(#6でNO)、ステップ#2に戻って次の受信方向についてTV放送信号の受信レベルを測定する。全ての受信方向についてTV放送信号の受信レベルの測定が完了すると(#6でYES)、制御部19は、メモリ17に記憶されている測定データを読み出し、読み出した全ての受信レベルを比較して(#7)、受信レベルが最大となる方向を最適受信方向52として決定し(#8)、チャンネル情報テーブル50に登録する(#9)。更に、この最適受信方向52の受信レベルが所定値以上か否か判断し(#10)、所定値以上であれば(#10でYES)、チャンネル情報テーブル50のADDフラグをオンにして処理を終了する(#11)。一方、最適受信方向52の受信レベルが所定値より小さければ(#10でNO)、ADDフラグをオンにせず(すなわち、ADDフラグがオフ状態のまま)、処理を終了する。
次に、受信方向保護情報54をユーザに設定させるための受信方向保護設定処理について図6を参照して説明する。制御部19は、ユーザが受信方向保護情報54を設定する際に操作する設定ボタンが押下されたか否か監視し、設定ボタンが押下されると(#21でYES)、図7に示されるような設定画面30をモニタ装置3に表示させて(#22)、受信方向保護情報54を変更するチャンネル番号51の入力を受け付ける(#23)。設定画面30には、チャンネル番号51に対応して受信方向保護情報54が表示されており、ユーザは、カーソル31を操作して、受信方向保護情報54を変更するチャンネル番号51を選択する。ユーザによりチャンネル番号51を選択されると、制御部19は、ウインドウ32を表示させて設定の入力を受け付ける(#24)。ユーザはカーソル33を操作して、チャンネルをロックするか(最適受信方向の更新を禁止するか)、或はロックを解除するか(最適受信方向の更新を許可するか)選択する。制御部19は、入力された設定がチャンネルをロックする設定であるか否か判断し、ユーザによりチャンネルのロックが選択された場合には(#25でYES)、LOCKフラグをオンにして(#26)、処理を終了する。一方、ロックの解除が選択された場合には(#25でNO)、LOCKフラグをオフにして(#27)、処理を終了する。
次に、図8を参照して全域スキャン処理について説明する。全域スキャン処理が開始されると、制御部19は、放送局から配信されるチャンネル数に応じて、カウンタの初期値m、及び最適受信方向52を決定するチャンネル数mmaxを設定する(#61)。そして、第m番目のチャンネルについてLOCKフラグがオン状態か否か判断し、第m番目のチャンネルについてLOCKフラグがオフ状態であれば(#62でNO)、第m番目のチャンネルについて、上記スキャン処理を実行することにより、このチャンネルについて最適受信方向52及び登録チャンネル情報53を決定し、チャンネル情報テーブル50に登録する(#63)。そして、カウンタを1つ加算し(#64)、全てのチャンネルについてステップ#62からステップ#64までの処理が実行されたか否かを判断する(#65)。一方、LOCKフラグがオン状態であれば(#62でYES)、第m番目のチャンネルについて、上記スキャン処理を実行することなく、カウンタを1つ加算し(#64)、全てのチャンネルについてステップ#62からステップ#64までの処理が実行されたか否かを判断する(#65)。全てのチャンネルについてステップ#62からステップ#64までの処理が実行されていない場合は(#65でNO)、ステップ#62に戻って、ステップ#62からステップ#64までの処理が繰り返され、全てのチャンネルについてステップ#62からステップ#64までの処理が終了すると(#65でYES)、全域スキャン処理を終了する。
次に、ノーシグナル時スキャン処理について、図9を参照して説明する。制御部19は、TV放送信号の受信中、受信レベルを監視して受信レベルが所定値以下(以下、このような状態をノーシグナル状態という)になったか否か判断する(#81)。そして、受信レベルが所定値以下になると(#81でYES)、タイムカウントを開始し(#82)、ノーシグナル状態が所定時間だけ継続したか否か判断する(#83)。そして、ノーシグナル状態が所定時間、継続した場合には(#83でYES)、受信中のチャンネルについて、LOCKフラグがオン状態か否か判断する(#84)。LOCKフラグがオフ状態であれば(#84でNO)、スキャン処理を実行して、このチャンネルについて最適受信方向52を更新し(#85)、処理を終了する。一方、LOCKフラグがオン状態であれば(#84でYES)、スキャン処理を実行せずに処理を終了する。
このように、本実施形態のTV放送信号受信装置1によれば、制御部19は、チャンネル情報テーブル50に記憶されている受信方向保護情報54に基づいて、最適受信方向52の更新が禁止されているチャンネルについて、スキャン処理による最適受信方向52の更新を禁止するので、例えば、上記全域スキャン処理又はノーシグナル時スキャン処理の際に、最適受信方向52の更新が許可されたチャンネルについてのみ最適受信方向52の更新を自動的に行って、最適受信方向52の更新が禁止されたチャンネルについては、既にチャンネル情報テーブル50に記憶されている最適受信方向52を保護することができる。また、ユーザは、受信方向保護設定処理の際にリモコン15を操作して、スキャン処理により最適受信方向52を更新するチャンネルと、最適受信方向52を更新しないチャンネルを任意に設定することができる。
なお、本発明は上記実施形態の構成に限られることなく種々の変形が可能である。例えば、TV放送信号受信装置1が受信できるTV放送信号は、ディジタルテレビジョン放送信号に限られずアナログテレビジョン放送信号であってもよい。また、スマートアンテナ2の受信方向数は、上記実施形態で例示した16方向に限られず、4方向や8方向など、その他の数であってもよい。また、受信方向保護情報54に基づいて最適受信方向52の更新が禁止される処理は、上記全域スキャン処理、及びノーシグナル時スキャン処理におけるスキャン処理に限られず、処理中にスキャン処理が行われるものであれば、本発明を適用することが可能である。また、受信方向保護情報54は、必ずしもユーザによって設定される必要はなく、例えば、EPG(Electric Program Guide)等に基づいてTV番組の放送が終了していると判断されるチャンネルについては、自動的に最適受信方向52の更新を禁止するなどしてもよい。
ユーザが家庭においてTV放送信号を受信する状況を示す概念図。 本発明の一実施形態に係るTV放送信号受信装置の構成を示すブロック図。 同受信装置のメモリに記憶されるチャンネル情報テーブルを示す図。 同受信装置に接続されるスマートアンテナの受信方向の説明図。 同受信装置によるスキャン処理を示すフローチャート。 同受信装置による受信方向保護設定処理を示すフローチャート。 同受信方向保護設定処理時のモニタ画面を示す図。 同受信装置による全域スキャン処理を示すフローチャート。 同受信装置によるノーシグナル時スキャン処理を示すフローチャート。
符号の説明
1 テレビジョン放送信号受信装置
2 スマートアンテナ(多指向性アンテナ)
3 モニタ装置
11 チューナ
12 フロントエンド
13 MPEGデコーダ
14 オンスクリーンディスプレイ部
15 リモコン
16 リモコン受信部
17 メモリ
18 モジュラ端子
19 制御部
21 アンテナ部
22 制御ユニット

Claims (3)

  1. 予め定められている複数の受信方向を有する多指向性アンテナが接続され、前記複数の受信方向のうちのいずれか1つの受信方向のみを有効にして、放送局から各チャンネルで配信されるテレビジョン放送信号を受信するテレビジョン放送信号受信装置において、
    前記多指向性アンテナが接続され、テレビジョン放送信号の受信を行う受信手段と、
    前記受信手段に対して選局するチャンネルを指示するためのチャンネル制御信号を出力すると共に、前記多指向性アンテナに対してテレビジョン放送信号を受信する際の受信方向を指示するための受信方向制御信号を出力することによりテレビジョン放送信号の受信動作を制御する受信制御手段と、
    放送局から配信される各チャンネルのチャンネル番号、これら各チャンネルを受信する際の前記多指向性アンテナの最適受信方向、これら各チャンネルが選局可能なチャンネルとして登録されているか否かを示す登録チャンネル情報、及びこれら各チャンネルについて前記最適受信方向の更新が禁止されているか否かを示す受信方向保護情報を含み、ユーザによって指定されたチャンネルを選局する際に利用されるチャンネル情報テーブルを記憶するチャンネル情報テーブル記憶手段と、
    前記放送局から配信される任意の1チャンネルについて、前記受信制御手段により前記多指向性アンテナの全ての受信方向を順次指示して、前記受信手段によりテレビジョン放送信号を受信することにより、受信したテレビジョン放送信号の受信レベルに基づいて前記最適受信方向及び前記登録チャンネル情報を決定し、前記チャンネル情報テーブルの内容を更新するスキャン手段と、
    前記スキャン手段による処理を繰り返すことにより、前記放送局から配信される全てのチャンネルについて、前記最適受信方向及び前記登録チャンネル情報を決定し、前記チャンネル情報テーブルの内容を更新する全域スキャン手段と、
    前記受信手段により受信したテレビジョン放送信号の受信レベルが所定値以下になった状態が、所定時間だけ継続したときに、前記スキャン手段による処理を実行して、前記チャンネル情報テーブルの内容を更新するノーシグナル時スキャン手段と、
    任意のチャンネルについて、前記受信方向保護情報をユーザに設定させるための保護情報設定手段と、
    前記チャンネル情報テーブルに記憶された前記受信方向保護情報に基づいて前記最適受信方向の更新が禁止されているチャンネルについて、前記スキャン手段による前記最適受信方向の更新を禁止する受信方向更新禁止手段と、
    を備えたことを特徴とするテレビジョン放送信号受信装置。
  2. 予め定められている複数の受信方向を有する多指向性アンテナが接続され、前記複数の受信方向のうちのいずれか1つの受信方向のみを有効にして、放送局から各チャンネルで配信されるテレビジョン放送信号を受信するテレビジョン放送信号受信装置において、
    前記多指向性アンテナが接続され、テレビジョン放送信号の受信を行う受信手段と、
    前記受信手段に対して選局するチャンネルを指示するためのチャンネル制御信号を出力すると共に、前記多指向性アンテナに対してテレビジョン放送信号を受信する際の受信方向を指示するための受信方向制御信号を出力することによりテレビジョン放送信号の受信動作を制御する受信制御手段と、
    放送局から配信される各チャンネルのチャンネル番号、これら各チャンネルを受信する際の前記多指向性アンテナの最適受信方向、及びこれら各チャンネルについて前記最適受信方向の更新が禁止されているか否かを示す受信方向保護情報を含み、ユーザによって指定されたチャンネルを選局する際に利用されるチャンネル情報テーブルを記憶するチャンネル情報テーブル記憶手段と、
    前記放送局から配信される任意の1チャンネルについて、前記受信制御手段により前記多指向性アンテナの全ての受信方向を順次指示して、前記受信手段によりテレビジョン放送信号を受信することにより、受信したテレビジョン放送信号の受信レベルに基づいて前記最適受信方向を決定し、前記チャンネル情報テーブルの内容を更新するスキャン手段と、
    前記チャンネル情報テーブルに記憶された前記受信方向保護情報に基づいて前記最適受信方向の更新が禁止されているチャンネルについて、前記スキャン手段による前記最適受信方向の更新を禁止する受信方向更新禁止手段と、
    を備えたことを特徴とするテレビジョン放送信号受信装置。
  3. 任意のチャンネルについて、前記受信方向保護情報をユーザに設定させるための保護情報設定手段を備えたことを特徴とする請求項2に記載のテレビジョン放送信号受信装置。
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