JP4337292B2

JP4337292B2 - Vehicle seat advancer

Info

Publication number: JP4337292B2
Application number: JP2001318895A
Authority: JP
Inventors: 正人廣川; 龍吾藤原; 浩昭佐藤; 敬介飯田
Original assignee: Mazda Motor Corp
Current assignee: Mazda Motor Corp
Priority date: 2001-10-17
Filing date: 2001-10-17
Publication date: 2009-09-30
Anticipated expiration: 2021-10-17
Also published as: JP2003118456A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、シート後方に荷室を備えた車両のシート前倒し装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
車両のなかには、フロントシートの後方にリヤシートを設け、さらに上記リヤシートの後方に荷室を設けるものであって、上記リヤシートはシートクッションとシートバックを備え、上記リヤシートを前倒しすることによって、上記リヤシートのシートバックの背面と後方の荷室フロアとを連続した床面とし、広大な荷室床面が得られるようになっているものがあり、上記シートの前倒し機構については、種々の構造のものが提案されている。
【０００３】
例えば特開平１０−８６７１８号公報等に示されているように、シートの前倒しを遠隔操作するレリーズノブを、荷室後端部の車体後部開口部近傍に配設し、荷室側からこのレリーズノブを操作することによって、レリーズケーブルを介し、シートバックの側面下端部に設けられたリクライニング機構のロックを解除するようにすることで、シートバック直近のリアドア近傍ではなく、バックドア側からシートを前倒し出来るようにしたものが知られている。
【０００４】
これによれば、荷物をバックドアから収納する際、全ての操作を車両後方から行なうことが出来るので、利便性が向上する。
【０００５】
しかし、上記従来技術によれば、全ての操作を車両後方から行なうことが出来るものの、乗員の乗り心地改善のため、シートクッションの前部は、シートクッションの後部に比べて、厚みを大きくする形状となっているため、シートを前倒ししてシートバックをシートクッションの上に倒置して重ねた場合、シートバックの背面が後方の荷室フロアに連なる同一高さの平坦面とはならず傾斜面が出来てしまい、長尺物の積載性等の面で問題がある。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、このような従来技術の問題を解消するためなされたもので、その課題は、シート前倒し時、シートバック背面と連なる同一高さの平坦な荷室フロアを、車両後方からの操作のみで実現することを可能とすることにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明では、車室内に備えられたシート後方に荷室を備え、該荷室の後端部に設けられた開口部を開閉する後部開閉体近傍に配設される操作部と、上記シートのシートバックを起立状態に保持するとともに、上記操作部によって遠隔操作されることにより、上記シートバックの起立保持状態を解除し、上記シートバックを起立保持状態から、前方へ回動可能とするロック部と、上記ロック部により上記シートバックの起立保持状態が解除された時、上記シートバックを上記シートバック下方部に設けられた回動軸まわりに回動させ、上記シートのシートクッション上に重ねて倒置させる回動部と、を備えた車両のシート前倒し装置であって、上記ロック部が、上記シートバックの側方上部に配設されていて、車体に設けられたストライカに係止することにより、上記シートバックを起立状態に保持するように構成されており、上記回動軸が、荷室フロア前方且つ該荷室フロアより低い位置で車体に固定支持され上記シートバックの回動中心となる上記シートバック下方側部に設けられており、上記回動部が、上記回動軸を中心として上記シートバックに常時前方への回動力を付勢する付勢部材と、起立保持状態の上記シートバックの下方部において、車両側面視で上記回動軸の上方斜め後方近傍且つ上記シートバックの背面近傍位置で車両横方向に延びる軸線のまわりに回動可能に一端を支持され、他端を上記シートクッション側部に固定された後部連結部材と、上記シートクッションの前方下部において、一端を上記シートクッションの前方下部で車両横方向に延びる軸線のまわりに回動可能に支持され、他端を上記シートクッションの前方下部の車室フロアに車両横方向に延びる軸線のまわりに回動可能に支持される支持部材と、を有し、上記支持部材の上記シートクッション側支持点位置が、上記シートバックの起立保持状態にあるときには、上記支持部材の上記シートクッション側支持点位置の最高位置近傍且つ上記支持部材の車室フロア側支持点位置よりも車両後方高位置となり、上記シートバックの倒置状態にあるときには、上記支持部材の車室フロア側支持点位置よりも車両前方位置となり、上記回動部が、上記操作部が遠隔操作されることによって上記ロック部により上記シートバックの起立保持状態が解除された時、上記付勢部材の付勢により上記シートバックを前方へ回動させ、該回動により上記後部連結部材が上記シートクッションと一体となって前方へ押し出されるとともに上記支持部材が上記車室フロア側支持点を中心として前下方へ回動することによって、上記シートバックを倒置状態にするとともに上記シートクッションを前下方へ移動させるように構成されている。
【０００８】
上記構成によれば、操作部を遠隔操作することにより、シートバックの起立保持状態が解除され、上記シートバックが、付勢部材により前方へ回動をはじめ、同時に、上記シートバックの下方部も前方へ移動する。これにより、上記シートバックの下方部に連結されたシートクッションが、前方へ押し出される。
【０００９】
このため、上記シートクッションの下部において、車室フロアに回動可能に支持された支持部材が、車室フロアの支持点を中心として前方へ回動をはじめる。
【００１０】
上記シートバックの前方への回動が、さらにおこなわれると、上記シートクッションがさらに前方へ押し出されることとなり、上述の車室フロアの支持点を中心とした支持部材の回動に加えて、上記シートクッションと上記支持部材との連結点を中心とした回動がおこなわれ、上記シートクッションの前部は、後部に比較して大きく沈み込むこととなる。
【００１１】
よって、上記シートクッションの前部の厚みが後部に比較して大きい場合でも、上記シートクッションの上に倒置されたシートバックの背面が、シート後方の荷室フロアに連なる同一高さとなる。
【００１２】
本発明では、さらに、上記回動軸が、上記荷室フロア前方の傾斜面にブラケットを介して固定支持される。
【００１３】
本発明では、さらに、上記シートバックが、倒置状態にあるときには、その背面が上記荷室フロアと同一高さとなる。
【００１４】
本発明では、さらに、上記後部連結部材が、上記シートバックの起立保持状態にあるときには、その一部が車両側面視で上記荷室フロア前方の傾斜面と略平行に延びる。
【００１５】
本発明では、さらに、上記付勢部材がスプリングであり、該スプリングの一端は、上記回動軸に係止され、他端は、上記シートバックとともに回動するよう該シートバックと一体をなすブラケットに係止される。
【００１６】
本発明では、さらに、上記後部連結部材が、起立保持状態の上記シートバックの下方部において、車両側面視で上記回動軸の上方斜め後方近傍且つ上記シートバックの背面近傍位置で回動可能に一端を支持された回動リンクと、該回動リンクの他端が結合されたシートクッションフレームとよりなり、上記支持部材が、上記シートクッションフレームに回動可能に一端を支持される。
【００１７】
本発明では、さらに、一端が上記ロック部へ導かれたケーブルを備え、上記ケーブルが、上記シートバックにそって下降し、上記車室フロアで車両前方へ導かれた後、他端が上記操作部へ導かれる。
【００１８】
【発明の効果】
本発明によれば、遠隔操作によりシートバックを前倒しすることが出来るため操作性が良いうえ、シートバックを前倒しした時、シートバックの背面を後方の荷室フロアに連なる同一高さの平坦面とすることが出来るため、荷室の最大限の広さを多目的に利用することが可能となる。
【００１９】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を添付図面に基づいて説明する。
【００２０】
本発明の実施形態による車両は、シート前倒し装置全体の斜視概略図である図１に示されるように、車室内にフロントシート（不図示）、その後方にリヤシート４０が備えられ、さらにその後方に荷室２０が設けられている。
【００２１】
また、荷室２０の後端部には、荷室２０への荷物積み下ろしのため、たとえば、リフトゲートのような後部開閉体（不図示）により開閉される開口部が設けられている。
【００２２】
車両の荷室２０の後端部に設けられた後部開閉体近傍の両側壁には、それぞれ操作部３０が配設され、リヤシート４０のシートバック７の側方上部には、操作部３０により牽引されるレリーズケーブル７０によって遠隔操作されるロック部５０が配設され、リヤシート４０のシートバック７の下側方部、及びシートクッション９の側方部には、回動部１０が配設される。
【００２３】
車室フロアは、リヤシート４０の側面概略図である図３に示されるように、シートクッション９の下方において、前方が後方よりも低い緩やかな傾斜面１ａを有するようにして形成され、荷室フロア１ｂは、車室フロアより後方で、急傾斜面１ｃにより形成される段差によって、車室フロアより、さらに一段高い位置となるようにして形成される。
【００２４】
リヤシート４０は、荷室フロア１ｂの前方の急傾斜面１ｃと車室フロアの緩やかな傾斜面１ａ前方の平坦面に支持され、シートクッション９と、シートバック７と、シートバック７を回動軸１２のまわりに回動可能とする回動部１０と、シートバック７の側方上部に設けられるロック部５０（図３〜図５においては不図示）を有する。
【００２５】
回動部１０は、シートバック７起立時のリヤシート４０の側面概略図である図３に示されるように、荷室フロア１ｂの前方に設けられた急傾斜面１ｃに、荷室フロア１ｂより低い位置となるようにしてブラケット１３で車体に支持され、シートバック７の回動中心となるようシートバック７の下方部に設けられた回動軸１２と、シートバック７下方部の各部品配置説明図である図６に示されるように、回動軸１２を中心としてシートバック７に常時前方への回動力を付勢する付勢部材である渦巻き状のスプリング１４を有する。このスプリング１４の一端は、車体に対し非回動となるようにして回動軸１２に係止され、他端は、シートバック７とともに回動するようシートバック７と一体をなすブラケット７ａに係止される。
【００２６】
したがって、シートバック７は、図３に示されるような起立状態にあるときには、スプリング１４によって、常に回動軸１２まわりに前倒し可能となるよう、前傾方向への回動力が付勢されているが、後述のロック部５０によって、この前傾方向への回動力に抗するようシートバック７側方上部を保持されることにより、起立状態とされている。
【００２７】
また、回動部１０は、一端を回動軸１２の近傍上方となる位置で回動ピン１５によってシートバック７側面に回動可能に支持され、他端をシートクッション９の下全面周辺部に固定されたシートクッションフレーム１７ｂにシートクッション９の側部で溶接結合された回動リンク１７ａを有する。
【００２８】
このため、シートバック７は、回動軸１２より上方を中心として回動可能とされるとともに、後部連結部材である回動リンク１７ａとシートクッションフレーム１７ｂによって、シートクッション９に連結されている。
【００２９】
さらに、回動部１０は、シートクッション９の前方下部において、一端をシートクッションフレーム１７ｂに連結ピン１８により回動可能にヒンジ結合され、他端を枢支ピン１６によって緩やかな傾斜面１ａの前方部に形成された車室フロアに枢支可能に固定支持された連動リンク１９よりなる支持部材を有する。
【００３０】
また、上記支持部材のシートクッション９側の支持点である連結ピン１８の位置は、シートバック７が起立保持状態にあるときには、上記支持部材の車室フロア側支持点である枢支ピン１６の位置よりも車両後方高位置となり、シートバック７が倒置状態にあるときには、枢支ピン１６の位置よりも車両前方位置となるよう構成される。
【００３１】
ロック部５０は、ロック部の動作説明図である図７に示されるように、レリーズケーブル７０を固定するためのブラケット５４、レリーズケーブル７０により揺動され長穴５５が設けられたレバー５３、操作ピン５１が一体的に設けられるとともにスプリング（不図示）によって付勢され支軸５９を中心として回動可能なカム５７、車体８０に設けられたストライカ６５を係止するための切欠６６が設けられるとともにねじりスプリング（不図示）によって付勢され支軸６４を中心として回動可能なカム６３、より構成される。
【００３２】
ロック部５０は、以上の構成により、レリーズケーブル７０に連結されたレバー５３によってＣからＣ’へ揺動操作されることにより、レバー５３に設けられた長穴５５内で移動方向を規制されたカム５７に一体的に設けられた操作ピン５１により、カム５７が支軸５９を中心としてスプリング（不図示）に抗してＡからＡ’に回転する。するとカム６３に設けられた係止凸部５８とカム５７に設けられた係止凹部６０との当接係止状態が解除され、カム６３が回転可能とされる。そして、カム６３は、ねじりスプリング（不図示）によって支軸６４を中心として、ＢからＢ’へ回転し、切欠６６に挿入係止されていた車体８０に設けられたストライカ６５を開放する。その結果、シートバック７が自由に倒置可能な状態とされる。
【００３３】
一方、シートバック７をロック部５０によって起立状態に保持する場合には、ストライカ６５に向かってロック部５０を押しつけることにより、カム６３がＢ’からＢへ回転する。すると、カム６３の係止凸部５８によってカム５７が押圧回転され、係止凸部５８がカム５７の係止凹部６０に当接係止された状態となるとともに、ストライカ６５が切欠６６に挿入係止されることとなるため、シートバック７は起立状態で固定保持される。
【００３４】
レリーズケーブル７０は、可撓性部材からなるアウタチューブ７２と、アウタチューブ７２内に挿通したインナケーブル７４とからなり、一端は上述のロック部５０へ導かれ、インナケーブル７４の端部は図７に示されるロック部５０内のレバー５３へ連結されるとともに、アウタチューブ７２の端部はロック部５０内に固設されたブラケット５４に固定される。そして、レリーズケーブル７０は、図１に示されるように、適宜の曲率半径を維持するため、一旦シートバック７にそって下降し、車室フロア面で車両前方へ導かれた後、他端は車両の荷室後端部に開口する後部開閉体近傍の側壁に配設された操作部３０へ導かれる。
【００３５】
操作部３０は、組立図として図８に示される第1実施形態、又は図９に示される第２実施形態のいずれか一方により形成される。第1実施形態によれば、車両前方より導かれるレリーズケーブル７０のインナケーブル７４端部が連結され操作者によって操作されることにより支点３２ａを中心として回動可能なレリーズノブ３２と、これらを隠蔽するとともにレリーズケーブル７０のアウタチューブ７２の端部を固定保持するためのケーブル保持部３５ａを有する操作部カバー３５と、より構成される。
【００３６】
第1実施形態の操作部３０の組立ては、レリーズノブ３２の支点３２ａが設けられた支柱部を、操作部カバー３５に設けられた貫通穴に貫通させた後、支柱部の先端に設けられた係止穴３２ｂにレリーズケーブル７０のインナケーブル７４端部に設けられたピンを係止させるとともに、アウタチューブ７２の端部を操作部カバー３５に設けられたケーブル保持部３５ａに係止させる。そして、支点３２ａに操作部カバー３５に設けられた突起物（不図示）を勘合させ、レリーズノブ３２が支点３２ａのまわりに回動自在となるようにしたのち、車体に組付けられる。
【００３７】
第1実施形態の構成によれば、操作者によりレリーズノブ３２がＡからＡ’方向、すなわち車両後方から前方へ支点３２ａを中心として回動されると、ケーブル連結部はＢからＢ’方向へ支点３２ａを中心として回動される。これにより、レリーズケーブル７０のインナケーブル７４端部は、ＣからＣ’方向へ牽引される。
【００３８】
同様に、第２実施形態によれば、車両前方より導かれるレリーズケーブル７０のインナケーブル７４端部が連結されるケーブル連結ブラケット３４と、操作者により操作されケーブル連結ブラケット３４を押圧することでケーブル連結ブラケット３４を回動させるレリーズノブ３３と、これらの部品を隠蔽するとともにレリーズケーブル７０のアウタチューブ７２の端部を固定保持するためのケーブル保持部３８ａを有する操作部カバー３８と、より構成される。
【００３９】
第２実施形態の操作部３０の組立ては、レリーズノブ３３の支点３３ａが設けられた支柱部を、操作部カバー３８に設けられた貫通穴に貫通させるとともに、レリーズケーブル７０が連結されたケーブル連結ブラケット３４の先端部に設けられた係止穴３４ｂと、レリーズノブ３３の先端部に設けられた突起物３３ｂを勘合させる。そして、レリーズノブ３３の支点３３ａに、操作部カバー３８に設けられた突起物（不図示）を、ケーブル連結ブラケット３４の支点３４ａに、操作部カバー３８に設けられた突起物３８ｂを、それぞれ勘合させ、レリーズノブ３３が支点３３ａのまわりに、ケーブル連結ブラケット３４が支点３４ａのまわりに、それぞれ回動自在となるようにしたのち、車体に組付けられる。
【００４０】
第２実施形態の構成によれば、操作者によりレリーズノブ３３がＡからＡ’方向、すなわち車両前方から後方へ支点３３ａを中心として回動されると、レリーズノブ３３の先端部に設けられた突起物３３ｂは、ＢからＢ’方向へ回動し、これと係止穴３４ｂによって連結されているケーブル連結ブラケット３４は、ＣからＣ’方向へ支点３４ａを中心として回動される。これにより、レリーズケーブル７０のインナケーブル７４端部は、ＤからＤ’方向へ牽引される。
【００４１】
このように構成された車両のシート前倒し装置は、以下の如く作動する。
【００４２】
シートバック７をシートクッション９の上に倒置する場合、上述したように、操作者によって車両の荷室後端部に設けられた後部開閉体近傍の両側壁に配設される操作部３０のレリーズノブ３２を車両後方から前方へ回動させることにより（第２実施係形態の場合は、レリーズノブ３３を車両前方から後方へ回動させることにより）、レリーズケーブル７０のインナケーブル７４端部は牽引される。
【００４３】
牽引されたインナケーブル７４の他端部は、図７に示されるようにロック部５０に導かれ、連結されたレバー５３を揺動するため、上述のように、カム５７とカム６３の当接係止状態が解除され、カム６３が回転することによって、カム６３に設けられている切欠６６に挿入係止されていた車体８０に設けられたストライカ６５が開放され、シートバック７が自由に倒置可能な状態とされる。
【００４４】
シートバック７は、自由に倒置可能な状態とされると、シートバック７の起立時を示す図３のように、シートバック７の下方部で回動軸１２のまわりに設けられたスプリング１４の付勢により、回動軸１２を中心として前方へ回動をはじめる。
【００４５】
これにより、シートバック７の側面に設けられ、回動リンク１７ａの一端を支持する回動ピン１５の位置も、シートバック７の倒置過渡時を示す図４のように、回動軸１２を中心として回動することとなり、その結果、回動ピン１５の位置は、前方へ移動する。
【００４６】
そのため、回動ピン１５により一端を支持されている回動リンク１７ａと、回動リンク１７ａに熔接結合されているシートクッションフレーム１７ｂよりなる後部連結部材と、シートクッションフレーム１７ｂに載置固定されているシートクッション９は、一体となって回動ピン１５の前方への位置移動により、前方へ押し出され、シートクッション９前端部においては、連動リンク１９が、車室フロアに設けられた枢支ピン１６を中心として、前下方向へ回動をはじめ、シートクッションフレーム１７ｂに載置固定されているシートクッション９前端部は、連結ピン１８を中心として、前下方向へ回動をはじめる。
【００４７】
さらにシートバック７が回動軸１２を中心として前方へ回動をおこなうと、シートバック７の倒置時を示す図２のように、回動ピン１５の位置は、さらに前方へ移動し、回動リンク１７ａと、シートクッションフレーム１７ｂと、シートクッション９は、さらに前方へ押し出されるため、シートクッションフレーム１７ｂの前端部に設けられた連動リンク１９は、枢支ピン１６を中心として前下方向へ回動をおこなうとともに、連結ピン１８部においてシートクッションフレーム１７ｂと連動リンク１９が折曲るため、シートクッション９は、車室フロアに設けられた緩やかな傾斜面１ａに沿って、前部が、後部に比較して大きく沈み込むこととなる。
【００４８】
したがって、前部の厚みが、後部に比較して大きいシートクッション９の上面は、平坦面となり、シートクッション９の上面に重ねて倒置されたシートバック７の背面も平坦面となる。
【００４９】
シートに設けられた回動ピン１５と連結ピン１８の動きを線図で示したものが、図５である。
【００５０】
回動軸１２、回動ピン１５、連結ピン１８、枢支ピン１６を実線でつないだものは図３の状態に相当し、回動軸１２、回動ピン１５’（回動ピン１５が変位したもの）、連結ピン１８’（連結ピン１８が変位したもの）、枢支ピン１６を点線でつないだものは図４の状態に相当し、回動軸１２、回動ピン１５’’（回動ピン１５が変位したもの）、連結ピン１８’’（連結ピン１８が変位したもの）、枢支ピン１６を一点鎖線でつないだものは図２の状態にそれぞれ相当する。
【００５１】
以上の実施形態の構成によれば、車両の荷室後端部に開口する後部開閉体近傍の両側壁に配設される操作部３０のレリーズノブ３２を操作することにより、シートバック７を前倒しして、広い荷室を作り出すことが出来るため操作性を向上させることが出来る。
【００５２】
さらに、シートバック７を前倒しし、シートクッション９の上に倒置する際、簡単な構造で、シートバック７の前倒と同時に、シートクッション９の前部を後部に比較して大きく沈み込ませることが出来る。
【００５３】
よって、シートクッション９の前部の厚みが、後部に比較して大きい場合であっても、シートクッション９の上に倒置されたシートバック７の背面を後方の荷室フロア１ｂに連なる同一高さの平坦面とすることが出来るため、荷室の最大限の広さを多目的に利用することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施形態を示す全体斜視概略図。
【図２】同実施形態のシートバック倒置時のシート側面概略図。
【図３】同実施形態のシートバック起立時のシート側面概略図。
【図４】同実施形態のシートバック倒置過渡時のシート側面概略図。
【図５】同実施形態のシートバック各部の動きを示す線図。
【図６】同実施形態のシートバック下方部の各部品配置説明図。
【図７】同実施形態のロック部の動作説明図。
【図８】同実施形態の操作部の第１実施形態組立図。
【図９】同実施形態の操作部の第２実施形態組立図。
【符号の説明】
７…シートバック
９…シートクッション
１０…回動部
１２…回動軸
１４…スプリング（付勢部材）
１５…回動ピン
１７ａ…回動リンク（後部連結部材）
１７ｂ…シートクッションフレーム（後部連結部材）
１８…連結ピン
１９…連動リンク（支持部材）
３０…操作部
５０…ロック部
７０…レリーズケーブル[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
TECHNICAL FIELD The present invention relates to a vehicle seat forward tilting device having a luggage compartment behind the seat.
[0002]
[Prior art]
In some vehicles, a rear seat is provided behind the front seat, and a luggage compartment is provided behind the rear seat.The rear seat includes a seat cushion and a seat back. Some of the seat backs have a continuous floor with the back of the back of the seat back and a large floor of the cargo can be obtained. Proposed.
[0003]
For example, as disclosed in Japanese Patent Application Laid-Open No. 10-86718, a release knob for remotely controlling the forward movement of the seat is disposed in the vicinity of the vehicle body rear opening at the rear end of the cargo compartment, and the release knob is disposed from the cargo compartment side. By operating the release cable, the reclining mechanism provided at the lower end of the side of the seat back can be unlocked, so that the seat can be moved forward from the back door side, not near the rear door. This is known.
[0004]
According to this, when storing the luggage from the back door, all operations can be performed from the rear of the vehicle, so that convenience is improved.
[0005]
However, according to the above prior art, all operations can be performed from the rear of the vehicle, but the front part of the seat cushion is thicker than the rear part of the seat cushion in order to improve the ride comfort of the occupant. Therefore, when the seat is moved forward and the seat back is placed on the seat cushion and stacked, the rear surface of the seat back does not become a flat surface of the same height that is connected to the rear cargo floor. There is a problem in terms of loadability of long objects.
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
The present invention has been made to solve such problems of the prior art, and the problem is that when the seat is tilted forward, a flat cargo floor with the same height as the back of the seat back is operated only from the rear of the vehicle. It is to be possible to realize with.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-described problems, in the present invention, a cargo compartment is provided behind the seat provided in the passenger compartment, and is disposed in the vicinity of a rear opening / closing body that opens and closes an opening provided in a rear end portion of the cargo compartment. an operation unit holds the seat back of the seat to the upright position, by being remotely operated by the operation unit, to release the upright holding state of the seat back, the upper carboxymethyl Tobakku from the standing holding state, the front When the seat back is released from the upright holding state by the lock portion that can be turned to the right and the lock portion, the seat back is rotated around a rotation shaft provided in the lower portion of the seat back, and A vehicle seat front tilting device, wherein the locking unit is disposed on a side upper part of the seat back, and is mounted on the vehicle body. The seat back is held in an upright state by being locked to a raised striker, and the pivot shaft is fixedly supported on the vehicle body at a position in front of the cargo compartment floor and lower than the cargo compartment floor. And provided at the lower side portion of the seat back, which is the pivot center of the seat back, and the pivot portion constantly biases forward rotational force to the seat back about the pivot shaft. and energizing member, the lower portion of the seat back upright holding state, rotatable about an axis extending in the transverse direction of the vehicle at a rear position adjacent to the obliquely upward rearward vicinity and the seat back of said rotary shaft as viewed from the side of the vehicle vehicle is supported at one end, and a rear connecting member and the other end secured to the seat cushion side, the front lower portion of the seat cushion, one end in the front lower portion of the seat cushion Yes is rotatably supported around an axis extending in a direction, and a support member which is pivotally supported around an axis extending in a vehicle lateral direction in the vehicle compartment floor front lower portion of the seat cushion and the other end, the When the seat cushion side support point position of the support member is in the seat back standing state, the support member is near the highest position of the seat cushion side support point position and on the vehicle compartment floor side of the support member. becomes the vehicle rear height position than the support point position, when in the inverted state of the seat back becomes a vehicle front position than the passenger compartment floor-side support point position of the supporting member, the rotation unit, the operating unit is the remote When the seatback standing state is released by the lock portion by the operation, the seatback is rotated forward by the urging of the urging member . As a result of the rotation, the rear connecting member is pushed forward together with the seat cushion, and the support member is rotated forward and downward about the vehicle floor support point, thereby the seat back. and it is configured to move the seat cushion forward and downward while the inverted state.
[0008]
According to the above configuration, when the operation unit is remotely operated, the seat back standing state is released, and the seat back starts to rotate forward by the urging member , and at the same time, the lower part of the seat back also moves. Move forward. As a result, the seat cushion connected to the lower portion of the seat back is pushed forward.
[0009]
For this reason, in the lower part of the seat cushion, the support member rotatably supported on the vehicle compartment floor starts to rotate forward about the support point of the vehicle compartment floor.
[0010]
When the seat back is further rotated forward, the seat cushion is further pushed forward, in addition to the rotation of the support member around the support point of the vehicle compartment floor, The seat cushion and the support member are pivoted about the connection point, and the front portion of the seat cushion sinks greatly compared to the rear portion.
[0011]
Therefore, even when the thickness of the front portion of the seat cushion is larger than that of the rear portion, the back surface of the seat back placed on the seat cushion has the same height that is continuous with the cargo compartment floor behind the seat.
[0012]
In the present invention, further, the rotary shaft is fixedly supported by a bracket on the inclined surface of the front the luggage compartment floor.
[0013]
In the present invention, when the seat back is in the inverted state, the back surface thereof is flush with the cargo compartment floor.
[0014]
Further, in the present invention, when the rear connecting member is in a state where the seat back is held upright, a part of the rear connecting member extends substantially parallel to the inclined surface in front of the cargo compartment floor in a vehicle side view.
[0015]
In the present invention, the biasing member is a spring, one end of the spring is locked to the rotating shaft, and the other end is a bracket integrated with the seat back so as to rotate with the seat back. It is locked to.
[0016]
In the present invention, further, the rear connecting member is rotatable in the lower part of the seat back in the standing-up state at a position near the rear of the seat back and obliquely above the rotation shaft in a side view of the vehicle. a pivot link that is supported at one end, be more a seat cushion frame and the other end is coupled to the pivoting link, it said supporting member is supported rotatably at one end to the seat cushion frame.
[0017]
The present invention further includes a cable having one end guided to the lock portion, and the cable descends along the seat back and is guided forward of the vehicle on the passenger compartment floor, and the other end is operated as described above. Led to the department.
[0018]
【The invention's effect】
According to the present invention, since the seat back can be moved forward by remote operation, the operability is good, and when the seat back is moved forward, the back surface of the seat back and the flat surface of the same height connected to the rear cargo compartment floor As a result, the maximum size of the cargo space can be used for multiple purposes.
[0019]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described with reference to the accompanying drawings.
[0020]
The vehicle according to the embodiment of the present invention is provided with a front seat (not shown) in the vehicle interior and a rear seat 40 behind the vehicle seat as shown in FIG. A luggage room 20 is provided.
[0021]
In addition, an opening that is opened and closed by a rear opening / closing body (not shown) such as a lift gate is provided at the rear end of the luggage compartment 20 for loading and unloading the cargo in the luggage compartment 20.
[0022]
An operation unit 30 is provided on each side wall in the vicinity of the rear opening / closing body provided at the rear end portion of the cargo compartment 20 of the vehicle, and the operation unit 30 pulls the side seat 7 of the rear seat 40 to the upper side. A lock portion 50 that is remotely operated by a release cable 70 is disposed, and a rotating portion 10 is disposed at a lower side portion of the seat back 7 of the rear seat 40 and a side portion of the seat cushion 9. .
[0023]
As shown in FIG. 3 which is a schematic side view of the rear seat 40, the passenger compartment floor is formed below the seat cushion 9 so that the front has a gently inclined surface 1a lower than the rear, and the cargo compartment floor 1b is formed at a position higher than the passenger compartment floor by the step formed by the steeply inclined surface 1c behind the passenger compartment floor.
[0024]
The rear seat 40 is supported by a steeply inclined surface 1c in front of the cargo compartment floor 1b and a flat surface in front of the gently inclined surface 1a of the passenger compartment floor, and the seat cushion 9, the seat back 7, and the seat back 7 are pivoted. 12 includes a rotating portion 10 that can be rotated around 12 and a lock portion 50 (not shown in FIGS. 3 to 5) that is provided on an upper side portion of the seat back 7.
[0025]
As shown in FIG. 3, which is a schematic side view of the rear seat 40 when the seat back 7 stands up, the rotating portion 10 is lower than the cargo floor 1 b on a steeply inclined surface 1 c provided in front of the cargo floor 1 b. The pivot shaft 12 provided at the lower part of the seat back 7 so as to be in the position and supported by the vehicle body by the bracket 13 and serving as the pivot center of the seat back 7, and the description of each component arrangement of the lower part of the seat back 7 As shown in FIG. 6, a spiral spring 14 is provided as a biasing member that constantly biases the forward turning force to the seatback 7 around the rotation shaft 12. One end of the spring 14 is locked to the rotation shaft 12 so as not to rotate with respect to the vehicle body, and the other end is engaged with a bracket 7 a that is integrated with the seat back 7 so as to rotate together with the seat back 7. Stopped.
[0026]
Therefore, when the seatback 7 is in the standing state as shown in FIG. 3, the rotational force in the forward tilt direction is urged by the spring 14 so that the seatback 7 can always be moved forward around the rotation shaft 12. However, the upper side portion of the seat back 7 is held up by the lock portion 50 described later so as to resist the rotational force in the forward tilt direction.
[0027]
Further, the rotating unit 10 is supported at one end at a position near the rotating shaft 12 so as to be rotatable on the side surface of the seat back 7 by a rotating pin 15, and the other end is disposed at the peripheral portion of the lower surface of the seat cushion 9. A pivot link 17a is welded to the fixed seat cushion frame 17b at the side of the seat cushion 9.
[0028]
For this reason, the seat back 7 is rotatable about the upper side of the rotation shaft 12, and is connected to the seat cushion 9 by the rotation link 17a and the seat cushion frame 17b which are rear connection members .
[0029]
Further, in the lower part of the front portion of the seat cushion 9, the rotating portion 10 is hinged to one end of the seat cushion frame 17 b so as to be rotatable by the connecting pin 18, and the other end is moved forward of the gently inclined surface 1 a by the pivot pin 16. And a support member composed of an interlocking link 19 fixed and supported so as to be pivotally supported by a passenger compartment floor formed in the section.
[0030]
The position of the supporting member of the seat cushion 9 side of a supporting point connecting pin 18, when the seat back 7 is in the upright holding state, the pivot pin 16 is a passenger compartment floor-side support point of the support member When the seatback 7 is in the inverted state, the vehicle is positioned forward of the vehicle rather than the pivot pin 16 when the seatback 7 is in the inverted state.
[0031]
As shown in FIG. 7 which is an operation explanatory diagram of the lock portion, the lock portion 50 includes a bracket 54 for fixing the release cable 70, a lever 53 which is swung by the release cable 70 and provided with a long hole 55, and an operation. A pin 51 is provided integrally, and a cam 57 that is urged by a spring (not shown) and is rotatable about a support shaft 59, and a notch 66 for locking a striker 65 provided on the vehicle body 80 are provided. At the same time, a cam 63 that is urged by a torsion spring (not shown) and is rotatable about a support shaft 64 is formed.
[0032]
With the above configuration, the lock unit 50 is controlled in the moving direction in the long hole 55 provided in the lever 53 by being swung from C to C ′ by the lever 53 connected to the release cable 70. With the operation pin 51 provided integrally with the cam 57, the cam 57 rotates from A to A 'around the support shaft 59 against a spring (not shown). Then, the contact and locking state between the locking projection 58 provided on the cam 63 and the locking recess 60 provided on the cam 57 is released, and the cam 63 can be rotated. Then, the cam 63 is rotated from B to B ′ around the support shaft 64 by a torsion spring (not shown), and the striker 65 provided on the vehicle body 80 inserted and locked in the notch 66 is released. As a result, the seat back 7 can be freely turned over.
[0033]
On the other hand, when the seat back 7 is held in the standing state by the lock portion 50, the cam 63 rotates from B ′ to B by pressing the lock portion 50 toward the striker 65. Then, the cam 57 is pressed and rotated by the locking projection 58 of the cam 63 so that the locking projection 58 is in contact with and locked to the locking recess 60 of the cam 57, and the striker 65 is inserted into the notch 66. Since it is locked, the seat back 7 is fixed and held in a standing state.
[0034]
The release cable 70 includes an outer tube 72 made of a flexible member, and an inner cable 74 inserted into the outer tube 72. One end of the release cable 70 is guided to the lock portion 50, and the end of the inner cable 74 is shown in FIG. The end portion of the outer tube 72 is fixed to a bracket 54 fixed in the lock portion 50. Then, as shown in FIG. 1, the release cable 70 is lowered along the seat back 7 and guided to the front of the vehicle on the passenger compartment floor surface in order to maintain an appropriate radius of curvature. The vehicle is guided to the operation unit 30 disposed on the side wall in the vicinity of the rear opening / closing body that opens at the rear end of the cargo compartment of the vehicle.
[0035]
The operation unit 30 is formed by either one of the first embodiment shown in FIG. 8 as an assembly drawing or the second embodiment shown in FIG. According to the first embodiment, the end portion of the inner cable 74 of the release cable 70 guided from the front of the vehicle is connected and operated by the operator, and the release knob 32 that can rotate around the fulcrum 32a is concealed. At the same time, an operation unit cover 35 having a cable holding portion 35a for fixing and holding the end portion of the outer tube 72 of the release cable 70 is constituted.
[0036]
The assembly of the operation unit 30 according to the first embodiment is performed by inserting a support column provided with the fulcrum 32a of the release knob 32 through a through-hole provided in the operation unit cover 35 and then attaching the support unit to the tip of the support column. The pin provided at the end portion of the inner cable 74 of the release cable 70 is locked in the stop hole 32b, and the end portion of the outer tube 72 is locked in the cable holding portion 35a provided in the operation portion cover 35. Then, a projection (not shown) provided on the operation unit cover 35 is fitted to the fulcrum 32a so that the release knob 32 can be rotated around the fulcrum 32a, and then assembled to the vehicle body.
[0037]
According to the configuration of the first embodiment, when the release knob 32 is rotated by the operator from the A to A ′ direction, that is, from the rear to the front of the vehicle about the fulcrum 32a, the cable connecting portion is supported from the B to the B ′ direction. It is rotated around 32a. As a result, the end of the inner cable 74 of the release cable 70 is pulled in the C ′ to C ′ direction.
[0038]
Similarly, according to the second embodiment, the cable connection bracket 34 to which the end portion of the inner cable 74 of the release cable 70 guided from the front of the vehicle is connected, and the cable by operating the operator and pressing the cable connection bracket 34. A release knob 33 that rotates the connecting bracket 34, and an operation unit cover 38 that conceals these components and includes a cable holding unit 38a for fixing and holding the end of the outer tube 72 of the release cable 70 are provided. .
[0039]
The assembly of the operation unit 30 according to the second embodiment is performed by passing the support column 33 provided with the fulcrum 33a of the release knob 33 through the through hole provided in the operation unit cover 38 and connecting the release cable 70 to the cable connection bracket. The engaging hole 34b provided at the tip of 34 and the projection 33b provided at the tip of the release knob 33 are fitted together. Then, a projection (not shown) provided on the operation unit cover 38 is fitted into the fulcrum 33a of the release knob 33, and a projection 38b provided on the operation unit cover 38 is fitted into the fulcrum 34a of the cable connection bracket 34. The release knob 33 is pivoted around the fulcrum 33a and the cable connecting bracket 34 is pivoted around the fulcrum 34a, and then assembled to the vehicle body.
[0040]
According to the configuration of the second embodiment, when the release knob 33 is rotated by the operator from the A to A ′ direction, that is, from the front to the rear of the vehicle with the fulcrum 33a as the center, the protrusion provided at the tip of the release knob 33 is provided. 33b rotates from B to B ', and the cable connection bracket 34 connected to this by the locking hole 34b is rotated from C to C' around the fulcrum 34a. As a result, the end portion of the inner cable 74 of the release cable 70 is pulled in the D ′ direction from the D direction.
[0041]
The vehicle seat front tilting device thus configured operates as follows.
[0042]
When the seat back 7 is turned over on the seat cushion 9, as described above, the release knob of the operation unit 30 disposed on both side walls in the vicinity of the rear opening / closing body provided at the rear end of the cargo compartment of the vehicle by the operator. By rotating 32 from the vehicle rear to the front (in the case of the second embodiment, the release knob 33 is rotated from the vehicle front to the rear), the end of the inner cable 74 of the release cable 70 is pulled. .
[0043]
The other end portion of the pulled inner cable 74 is guided to the lock portion 50 as shown in FIG. 7, and the connected lever 53 is swung, so that the cam 57 and the cam 63 abut as described above. When the locked state is released and the cam 63 rotates, the striker 65 provided in the vehicle body 80 inserted and locked in the notch 66 provided in the cam 63 is released, so that the seat back 7 can be freely inverted. Possible state.
[0044]
When the seat back 7 is in a state in which the seat back 7 can be freely turned upside down, a spring 14 provided around the rotating shaft 12 at the lower portion of the seat back 7 as shown in FIG. By urging, rotation starts forward about the rotation shaft 12.
[0045]
Accordingly, the position of the rotation pin 15 provided on the side surface of the seat back 7 and supporting one end of the rotation link 17a is also centered on the rotation shaft 12 as shown in FIG. As a result, the position of the rotation pin 15 moves forward.
[0046]
Therefore, the rotation link 17a is supported on one end by the rotation pin 15, the rear connection member including the seat cushion frame 17b welded to the rotation link 17a, and the seat cushion frame 17b. The seat cushion 9 is integrally pushed out by the forward movement of the pivot pin 15, and at the front end of the seat cushion 9, an interlocking link 19 is a pivot pin provided on the passenger compartment floor. The front end portion of the seat cushion 9 that is placed and fixed on the seat cushion frame 17b starts to rotate in the front and lower direction around the connecting pin 18.
[0047]
When the seat back 7 further pivots forward about the pivot shaft 12, the position of the pivot pin 15 further moves forward and pivots as shown in FIG. Since the link 17a, the seat cushion frame 17b, and the seat cushion 9 are further pushed forward, the interlocking link 19 provided at the front end of the seat cushion frame 17b rotates forward and downward about the pivot pin 16 as a center. Since the seat cushion frame 17b and the interlocking link 19 are bent at the connecting pin 18 portion, the seat cushion 9 is arranged along the gentle inclined surface 1a provided on the passenger compartment floor, and the front portion is the rear portion. It will sink greatly compared to.
[0048]
Therefore, the upper surface of the seat cushion 9 whose front portion has a larger thickness than that of the rear portion is a flat surface, and the back surface of the seat back 7 that is overlaid on the upper surface of the seat cushion 9 is also a flat surface.
[0049]
FIG. 5 is a diagram showing the movement of the rotation pin 15 and the connecting pin 18 provided on the seat.
[0050]
The rotation shaft 12, the rotation pin 15, the connecting pin 18, and the pivot pin 16 connected by solid lines correspond to the state shown in FIG. 3, and the rotation shaft 12, the rotation pin 15 ′ (the rotation pin 15 is displaced). 4), connecting pin 18 ′ (displaced connecting pin 18), and connecting pivot pin 16 with a dotted line correspond to the state of FIG. The one in which the moving pin 15 is displaced), the connecting pin 18 ″ (in which the connecting pin 18 is displaced), and the pivot pin 16 connected by a one-dot chain line correspond to the state of FIG.
[0051]
According to the configuration of the above embodiment, the seat back 7 is moved forward by operating the release knob 32 of the operation unit 30 disposed on both side walls in the vicinity of the rear opening / closing body that opens at the rear end of the cargo compartment of the vehicle. Therefore, it is possible to improve the operability because a large cargo space can be created.
[0052]
Further, when the seat back 7 is moved forward and placed on the seat cushion 9, the front portion of the seat cushion 9 should be greatly depressed compared to the rear portion at the same time as the seat back 7 is moved forward with a simple structure. I can do it.
[0053]
Therefore, even when the thickness of the front part of the seat cushion 9 is larger than that of the rear part, the back surface of the seat back 7 placed on the seat cushion 9 is connected to the rear luggage compartment floor 1b at the same height. Therefore, the maximum size of the cargo space can be used for multiple purposes.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an overall perspective schematic view showing an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a schematic side view of the seat when the seat back is inverted according to the embodiment.
FIG. 3 is a schematic side view of the seat when the seat back of the embodiment is raised.
FIG. 4 is a schematic side view of the seat when the seat back is turned upside down according to the embodiment;
FIG. 5 is a diagram showing the movement of each part of the seat back according to the embodiment.
FIG. 6 is an explanatory diagram of each component arrangement in a lower portion of the seat back according to the embodiment.
FIG. 7 is an operation explanatory diagram of the lock unit of the embodiment.
FIG. 8 is an assembly diagram of the first embodiment of the operation unit of the embodiment.
FIG. 9 is an assembly diagram of a second embodiment of the operation unit of the embodiment.
[Explanation of symbols]
7 ... Seat back 9 ... Seat cushion 10 ... Rotating part 12 ... Rotating shaft 14 ... Spring (biasing member )
15 ... Rotating pin 17a ... Rotating link (rear connecting member )
17b ... Seat cushion frame (rear connecting member )
18 ... connecting pin 19 ... interlocking link (supporting member )
30 ... Operation part 50 ... Lock part 70 ... Release cable

Claims

An operation portion provided in the vicinity of a rear opening / closing body for opening / closing an opening provided at a rear end portion of the cargo compartment, comprising a cargo compartment behind a seat provided in the vehicle interior;
It holds the seat back of the seat to the upright position, by being remotely operated by the operation unit, to release the upright holding state of the seat back, the upper carboxymethyl Tobakku from the standing holding state, rotatable forward And a lock part
When the upright holding state of the seat back is released by the lock portion, the seat back is rotated around a rotation shaft provided at a lower portion of the seat back, and is overlaid on the seat cushion of the seat. A rotating part;
A vehicle seat advance device, comprising:
The lock portion is disposed on the side upper part of the seat back, and is configured to hold the seat back in an upright state by being locked to a striker provided on a vehicle body,
The pivot shaft is fixedly supported by the vehicle body at a position in front of the cargo compartment floor and lower than the cargo compartment floor, and is provided at a lower side portion of the seat back that serves as a pivot center of the seat back;
An urging member that urges the seatback to always rotate forward to the seat back around the rotation axis;
In the lower portion of the seat back upright holding state, supports the upper obliquely rearward vicinity and pivotably at one end about an axis extending in the transverse direction of the vehicle at a rear vicinity of the seat back of said rotary shaft as viewed from the side of the vehicle A rear connection member having the other end fixed to the side portion of the seat cushion;
At the front lower part of the seat cushion, one end is supported rotatably around an axis extending in the lateral direction of the vehicle at the front lower part of the seat cushion, and the other end is laterally mounted on the vehicle floor at the lower front part of the seat cushion. A support member rotatably supported about an axis extending to
Have
The said seat cushion side support point position of the support member, when in the upright holding state of the seat back, the highest position near and cabin floor-side support point of the support member of the seat cushion side support point position of the support member When the seat back is in an inverted state than the position, and when the seat back is in an inverted state, the vehicle floor position of the support member is a vehicle front position,
When the operation unit is remotely operated, the rotation unit causes the seat back to rotate forward by the urging of the urging member when the upright holding state of the seat back is released by the lock unit. As a result of the rotation, the rear connecting member is pushed forward together with the seat cushion, and the support member is rotated forward and downward about the vehicle floor side support point, whereby the seat back is A vehicle seat forward tilting device configured to be in an inverted state and to move the seat cushion forward and downward.

In the vehicle seat forward-turning device according to claim 1,
A vehicle seat forward tilting device in which the pivot shaft is fixedly supported on an inclined surface in front of the cargo compartment floor via a bracket.

In the vehicle seat forward-turning device according to claim 1,
When the seat back is in an inverted state, the vehicle seat front-falling device has a back surface that is flush with the cargo compartment floor.

In the vehicle seat forward-turning device according to claim 1,
When the rear connecting member is in an upright holding state of the seat back, a part of the vehicle seat front-extending device that extends substantially parallel to an inclined surface in front of the cargo compartment floor in a side view of the vehicle.

In the vehicle seat forward-turning device according to claim 1,
The biasing member is a spring, one end of the spring is locked to the rotating shaft, and the other end is locked to a bracket that is integrated with the seat back so as to rotate together with the seat back. Sheet advance device.

In the vehicle seat forward-turning device according to claim 1,
In the lower part of the seat back in the upright holding state , the rear connecting member is supported at one end so as to be rotatable in the vicinity of the rear side of the seat back in the vicinity of the rear side of the seat back and obliquely above the rotation shaft in a side view of the vehicle A moving link and a seat cushion frame to which the other end of the rotating link is coupled,
A vehicle seat forward tilting device in which the support member is rotatably supported at one end by the seat cushion frame.

In the vehicle seat forward-turning device according to claim 1,
One end has a cable led to the lock part,
A vehicle seat front-end device in which the cable is lowered along the seat back and guided to the front of the vehicle on the passenger compartment floor, and then the other end is guided to the operation unit.