JP4336928B2 - Vibration control rack - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の利用分野】
この発明は自動倉庫などに用いる制震ラックに関する。
【0002】
【従来技術】
自動倉庫などに用いるラックでは耐震性が要求され、特に高層になればなるほど耐震性が強く要求される。そして必要な耐震性に合わせて、柱等の剛性を高めると、ラックのコストが増すばかりでなく、太い柱のために間口が狭くなることになる。
【0003】
【発明の課題】
この発明の基本的課題は、短辺方向にも長辺方向にも地震エネルギーを吸収でき、耐震性が高いため軽量化が容易な制震ラックを提供することにある。
この発明での追加の課題は、長辺方向の制震ジョイントやブレスの配置を合理化することにある。
【0004】
【発明の構成】
この発明の制震ラックは、各層の高さがほぼ一定のラックの短辺方向の前後の各柱に、上下の柱部材を結合し、かつ上側の柱部材の上方への移動を許容しながら地震エネルギーを吸収するための第1のジョイントを設け、ラックの長辺方向の支柱間にブレスを交差させて配置し、かつ該交差位置に、ブレスを結合すると共に、ブレスの移動を塑性変形により許容しながら地震エネルギーを吸収するための第2のジョイントを設け、さらに前記第2のジョイントで結合したブレスを、長辺方向に沿って見たラック側面の底辺の両端部と上辺の中央部とを結ぶ線の付近に配設したものである。制震ラックは例えば自動倉庫のラックに用いる。
【0005】
この発明はまた、複数の層からなり、層の高さがラックの下側で大きく、上側で小さいラックの、短辺方向の前後の各柱に、上下の柱部材を結合し、かつ上側の柱部材の上方への移動を許容しながら地震エネルギーを吸収するための第1のジョイントを設け、ラックの長辺方向の支柱間にブレスを交差させて配置し、かつ該交差位置に、ブレスを結合すると共に、ブレスの移動を塑性変形により許容しながら地震エネルギーを吸収するための第2のジョイントを設け、さらに前記第2のジョイントで結合したブレスを、長辺方向に沿って見たラック側面の対角線付近に配設した、制震ラックにある。
【0007】
【発明の作用と効果】
ラックの構造は一般に、高さが大きく、長辺方向の長さが大きく、短辺方向の長さが短いものが多い。短辺方向の長さが短いため、ラックでは一般に短辺方向の剛性が不足する。
この発明では、短辺方向の前後の柱に対して、上下の柱部材を結合する第1のジョイントで、上側の柱部材の上方移動を許容し、かつ上方移動の間に地震エネルギーを吸収する。このようにすると、短辺方向に加わる水平力によって柱に加わる引き抜き力を、柱部材の上方移動で逃がしながら、地震エネルギーを吸収できる。
次に長辺方向では、ブレスを結合する第2のジョイントを用いて、地震エネルギーを吸収する。第2のジョイントはブレスの交差部に設け、塑性変形によりブレスの移動を許容し、この間に地震エネルギーを吸収する。
これらのためこの発明では、剛性が不足しやすい短辺方向に対して、第1のジョイントで上側の柱部材の上方移動を許容して引き抜き力を吸収し、長辺方向には第2のジョイントの塑性変形により地震エネルギーを吸収する。この発明の制震ラックは、地震時に倒壊する恐れが少なく、地震による柱やブレスやラチス等の損傷も少なく、また軽量化や高層化が容易である。
【0008】
第2のジョイントをリング状に構成してブレスを取り付けると、第2のジョイントはリング状の単純な構造となるので製造が容易になる。またリングの周面にブレスを通して固定できるので、ブレスの取り付けも容易で、ブレスの長さを調整するためのターンバックルも不要になる。さらに第2のジョイントには基本的に方向性が無く、ブレスをはり渡した長方形のエリアの縦横比などによる制約もない。
【0009】
ラックの長辺方向に加わる地震力の程度は、位置によって異なる。例えば長辺方向に沿って見たラックの側面では、底辺中央部に加わる地震力は他の部分に比べて僅かである。そこでこの発明では、第2のジョイントで結合したブレスを、層の高さがラックの下側で大きく、上側では小さいラックに対しては、長辺方向に沿って見たラック側面の対角線付近に配設する。また各層の高さがほぼ一定のラックに対しては、側面の底辺の両端部と上辺の中央部とを結ぶ線の付近に配設する。これらの線の付近は地震力が強く加わる線上にあり、この線の付近で地震力をブレスで受けて、第2のジョイントで効率的に吸収する。
【0010】
【実施例】
図1〜図10に、実施例とその変形とを示す。図1に、実施例の制震ラック2の短辺方向のモデルを示す。4,6,8は左側の柱部材で、これらを制震ジョイント10,12で上下方向に結合して左側の柱とし、5,7,9は右側の柱部材で、これらを制震ジョイント11,13で結合して右側の柱部材とする。14は梁で、上下方向に複数本設け、16は短辺方向のブレスで、設けなくても良い。制震ラック2は単独でラックとして用いても良いが、例えば自動倉庫のラックとして用いる。また2つのラックを背中合わせに結合して、ラックユニットとして用いる場合、ラックユニットの中央部と短辺方向の前後両端の計3ヶ所等に支柱を設けることがある。このような場合、制震ジョイントが必要なのは前後方向の両端の柱で、中央部の柱に制震ジョイントを設ける必要はない。制震ジョイント10〜13のうち、下側の制震ジョイント10,11は必ず設け、上側の制震ジョイント12,13は高層の例えば高さ20m以上、好ましくは30m以上のラックに設ける。下側の制震ジョイント10,11を設けるのに適した位置は、上下の柱部材間の接続位置で、制震ラック2の高さの1/2以下の場所、特に好ましくは1/3以下の場所である。また上側の制震ジョイント12,13を設ける場合、制震ラック2の高さが20m以上、特に30m以上の場合に設けるのが好ましく、好ましい設置位置は制震ラック2の高さ方向に沿って上から1/3以内の場所である。
【0011】
図1の左側に制震ラック2に地震力が加わる前の状態を示し、右側に地震力が加わった状態を示す。図1の右側では、白抜き矢印のように、左から右へと制震ラック2を倒壊させようとする水平力が加わったものとする。するとこの時、地震による水平力で左側の柱部材6を上側に持ち上げる力が働き、この反作用で右側の柱部材7には下側に押し込もうとする力が働く。この結果、制震ジョイント10には柱部材6を上側に持ち上げる力が加わり、制震ジョイント11には圧縮力が加わる。ここで後述のように、制震ジョイント10の塑性変形で左側の柱部材6の上方移動を許容し、この塑性変形によって地震エネルギーを吸収する。また柱部材6の上方移動により、右側の制震ジョイント11に加わる圧縮力が軽減される。左側の制震ジョイント10が塑性変形すると、次の逆向きの振動で右側の制震ジョイント11が塑性変形して、右側の柱部材7が上方に持ち上げられる運動が生じる。この運動の反作用で、左側の制震ジョイント10は圧縮されてほぼ元の形状に戻る。
【0012】
図2に、制震ラック2の長辺方向に沿って見た側面をモデル的に示す。制震ラック2は短辺方向の長さに比べて長辺方向の長さが大きいので、前後の柱が多数本平行に表れ、前後の各柱に対して制震ジョイント10,11を設ける。柱と柱とを対角線状に結ぶようにブレス24を配置し、ブレスが交差する位置で制震ジョイント26を設ける。ブレス24と制震ジョイント26との組み合わせは、図2では、制震ラック2の長辺方向底辺の両端と、長辺方向上辺の中央部とを結ぶ線に沿って設け、これ以外の位置には特にブレス24や制震ジョイント26を設ける必要はない。制震ラック2は各層の高さがほぼ一定で、このような場合、地震力(地震時の水平力)は底辺の両端部に大きく加わり、この位置で制震ジョイント26が塑性変形するため、連鎖的にラック2の長辺方向側面の上部中央へと加わりやすいためである。このため、制震ジョイント26は、制震ラック2の長辺方向底辺の両端と、長辺方向上辺の中央部とを結ぶ線に沿って設ける。
【0013】
実施例では、これ以外の位置には、例えば剛性の低い材料からなる一般ブレス28を設けた。なお一般ブレス28もブレス24も設けない間口を設けても良い。例えば図2の場合、底辺中央部と、左右両端付近の高さ方向の中間部付近にステーション30を設けて、この部分ではブレス24,28を設けず、フォークリフト等でラック内の物品を搬出入できるようにした。
【0014】
図3に変形例の制震ラック32を示す。この図は、制震ラック32の長辺方向側面を示し、短辺方向前後の柱が多数平行に表れ、これらを梁14で結合すると共に、支柱間に対角線状にブレス24と制震ジョイント26との組み合わせを配設する。またブレス24を設けない間口に対して、一般ブレス28で柱間を結合した。図3では層の高さが制震ラック32の下側で大きく、上側では小さくしてある。このような構造の場合、長辺方向に沿って加わる地震時の水平力は、長辺方向側面の底部の頂点から対角線に沿って上辺の頂点へと伝わりやすい。そこで長辺方向側面の底部両端と上辺の対角線方向の両端とを結ぶ線の付近に、ブレス24と制震ジョイント26との組み合わせを配置した。これ以外の間口に対しては、図2の場合と同様に一般ブレス28を設けるが、一般ブレス28は特に設けなくても良い。
【0015】
図4、図5に制震ジョイント26へのブレス24の取り付けを示す。制震ジョイント26は低降伏点鋼のリングで構成され、その周面を貫通するように4本のブレス24を取り付けてある。34はブレス24に設けたネジ部、36は制震ジョイント26に設けた貫通孔、38は固着用のナットである。そしてブレス24を貫通孔36を介して制震ジョイント26のリング内に通し、ナット38で締め付けると、ターンバックル等を用いずに、ブレス24を取り付けることができる。
【0016】
図6に、地震時の制震ジョイント26の変形を示す。ブレス24に矢印方向の力が加わった場合、制震ジョイント26は一点鎖線のように変形し、これによって地震エネルギーを吸収する。制震ジョイント26は、その軸方向に直角な面では基本的に方向性がないので、ブレス24の向きに塑性変形しやすいように、ブレス24の向きに合わせて、形状を工夫する必要はない。また例えば図6の右上と左下とに引き延ばそうとする力が働き変形した場合、次の振動で左上と右下に引き延ばそうとする力が加わるので、ほぼ元の形に戻ることになる。このためリング状の制震ジョイント26を用いると、ブレス24の取り付けにターンバックルが不要で、貫通孔を通してナットなどで締めると取り付けられ、方向性がないので設置が容易で、かつ塑性変形を繰り返して地震エネルギーを吸収できる。
【0017】
図7に、制震ジョイント26の変形による地震エネルギーの吸収をモデル的に示すと、地震力が小さい間は制震ジョイント26は弾性変形し、地震力が大きくなると塑性変形を開始する。そして図7のループ状に変形を繰り返し、このループで囲まれた面積分の地震エネルギーを吸収できる。
【0018】
図8,図9に、前後の柱での上下の柱部材の連結に用いた、板状をした制震ジョイント10の構成を示す。なお制震ジョイント11〜13も同様の構成である。42は上下一対のフランジ部で、この部分に柱部材4,6を溶接等で取り付け、44は両端の補強部で、ボルト46とナット48等で上下に結合する。フランジ部42には低降伏点鋼等の塑性変形しやすい材料を用い、補強部44には普通鋼等の相対的に塑性変形しにくい材料を用いる。
【0019】
図8の左側に通常時の制震ジョイント10の姿を示し、右側に地震波で塑性変形した後の状態を示す。地震時に水平力が加わると、制震ラックの短辺方向の一方の柱には上方向の引き抜き力が加わる。この引き抜き力がフランジ部42の弾性限界を超えると、一対のフランジ部42が上下に塑性変形して、フランジ42,42間に隙間が生じる。この時制震ジョイント10の両端は補強部44で補強されているので塑性変形は生じない。そしてフランジ部42,42の塑性変形分のエネルギーが吸収される。次の地震波では柱部材6には下向きの押し込み力が働き、この押し込み力でフランジ部42,42間の隙間が閉じて、元の状態に復帰する。
【0020】
図8,図9には、板状の制震ジョイント10の塑性変形を利用した例を示したが、上側の柱部材の上方移動を許容し、かつ上側の柱部材の水平移動を禁止し、上下方向の移動の間に地震エネルギーを吸収できるジョイントであればよい。このような制震ジョイントの変形例を図10に示す。50,50はフランジで、上側の柱部材6と下側の柱部材4の端部にフランジ50,50を設けて、フランジ50,50を突き当ててある。52は上下の柱部材4,6のいずれかに固着した筒体で、他方の柱部材の内側に収容され、上側の柱部材6が上方に移動した場合に、水平移動するのを防止する。54,56はブラケットで、58はその間に設けたダンパである。
【0021】
図10の変形例の場合、地震力により上側の柱部材6が上方に移動すると、フランジ50,50は離れるが、筒体52により柱部材4,6が水平方向にずれるのを防止する。そしてこの上方移動時にダンパ58を用いて地震エネルギーを吸収する。逆向きの地震波が加わると、上側の柱部材6は下降してフランジ50,50は密着し、この下降を利用してダンパ58により同様に地震エネルギーを吸収する。
【0022】
実施例では、剛性が不足しやすいラックの短辺方向について、前後の各柱に制震ジョイント10,11等を設けて、上側の柱部材の上方移動を許容しながら、ジョイントの塑性変形を利用して地震エネルギーを吸収する。これによって短辺方向の制震性を格段に高め、短辺方向での倒壊等を防止する。次にラックの長辺方向にはブレス24と制震ジョイント26との組み合わせを用い、地震によりブレス24が引き延ばされると、それに伴ってリング状の制震ジョイント26が塑性変形して、地震エネルギーを吸収する。制震ジョイント26は次の地震波で例えば90゜逆の方向に引き延ばされて、繰り返し地震エネルギーを吸収できる。
【0023】
さらにブレス24と制震ジョイント26との組み合わせは、ラックの長辺方向底辺の両端と上辺中央部とを結ぶ線の付近や、ラックの長辺方向側面の対角線付近に設ければ良く、ラックの長辺方向側面全体に設ける必要はないので、取り付けも容易である。そしてブレス24や制震ジョイント26を設けない間口には、ステーション等を設けることができる。さらに制震ジョイント26は単純なリング状の形状で、ターンバックルが不要である。また取り付けも容易で、方向性がないのでブレス間の公差角に合わせて形状を工夫する必要がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例の制震ラックの短辺方向側面図
【図2】 実施例の制震ラックの長辺方向側面図
【図3】 他の実施例での制震ラックの長辺方向側面図
【図4】 実施例でブレス間の結合に用いたリング状制震ジョイントの正面図
【図5】 実施例のリング状制震ジョイントの側面図
【図6】 実施例でのリング状制震ジョイントの塑性変形を示す図
【図7】 実施例でのリング状制震ジョイントでの制震機構を示す図
【図8】 実施例で柱の接続に用いた制震ジョイントの側面図
【図9】 実施例で用いた制震ジョイントの平面図
【図10】 柱間の接続用の制震ジョイントの変形例を示す側面図
【符号の説明】
2,32 制震ラック
4〜9 柱部材
10〜13,26 制震ジョイント
14,20 梁
16,24 ブレス
28 一般ブレス
30 ステーション
34 ネジ部
36 貫通孔
38 ナット
42 フランジ部
44 補強部
46 ボルト
48 ナット
50 フランジ
52 筒体
54,56 ブラケット
58 ダンパ[0001]
[Field of the Invention]
The present invention relates to a vibration control rack used for an automatic warehouse or the like.
[0002]
[Prior art]
Racks used in automatic warehouses and the like are required to have earthquake resistance, and the earthquake resistance is particularly required as the height increases. Increasing the rigidity of the pillars in accordance with the required earthquake resistance not only increases the cost of the rack, but also narrows the frontage due to the thick pillars.
[0003]
[Problems of the Invention]
A basic object of the present invention is to provide a vibration control rack that can absorb seismic energy both in the short side direction and in the long side direction and is easy to reduce in weight because of its high earthquake resistance .
An additional problem in the present invention is to rationalize the arrangement of the vibration control joints and braces in the long side direction.
[0004]
[Structure of the invention]
The seismic control rack according to the present invention connects upper and lower column members to the front and rear columns in the short side direction of the rack having a substantially constant height of each layer , and allows the upper column member to move upward. The first joint for absorbing the seismic energy is provided, the braces are arranged between the columns in the long side direction of the rack, and the braces are connected to the intersecting positions, and the movement of the braces is made by plastic deformation. allowable setting only the second joint to absorb seismic energy while further the second breath bound in the joint, both end portions of the bottom and top side of the central portion of the rack side as viewed along the longitudinal direction Are arranged in the vicinity of a line connecting the two. The vibration control rack is used for an automatic warehouse rack, for example.
[0005]
The present invention is also composed of a plurality of layers, the upper and lower column members are coupled to the front and rear columns of the rack in the short side direction of the rack whose layer height is large at the lower side of the rack and smaller at the upper side, and A first joint for absorbing seismic energy while allowing the column member to move upward is provided, and the braces are arranged so as to cross between the columns in the long side direction of the rack. A side surface of the rack in which a second joint for absorbing seismic energy while allowing the movement of the brace by plastic deformation is provided and the brace joined by the second joint is viewed along the long side direction. It is in a seismic control rack arranged near the diagonal of.
[0007]
[Operation and effect of the invention]
In general, a rack has a large height, a large length in the long side direction, and a short length in the short side direction. Since the length in the short side direction is short, the rack generally lacks the rigidity in the short side direction.
In this invention, the first joint that connects the upper and lower column members to the front and rear columns in the short side direction allows the upper column member to move upward and absorbs seismic energy during the upward movement. . In this way, seismic energy can be absorbed while the pulling force applied to the column by the horizontal force applied in the short side direction is released by the upward movement of the column member.
Next, in the long side direction, the seismic energy is absorbed using the second joint for connecting the brace. The second joint is provided at the intersection of the brace, allows the brace to move by plastic deformation, and absorbs seismic energy during this time.
Therefore, in the present invention, the first joint allows the upper column member to move upward with respect to the short side direction where rigidity is likely to be insufficient, and absorbs the pull-out force, and the long side direction uses the second joint. The seismic energy is absorbed by plastic deformation. The seismic control rack according to the present invention is less likely to collapse during an earthquake, damage to pillars, braces, lattices, and the like due to the earthquake is small, and it is easy to reduce the weight and increase the height .
[0008]
When the second joint is configured in a ring shape and a brace is attached, the second joint has a simple ring-shaped structure, which facilitates manufacture . In addition, since the brace can be fixed to the peripheral surface of the ring, it is easy to attach the brace and no turnbuckle is required to adjust the length of the brace. Further, the second joint basically has no directionality, and there is no restriction due to the aspect ratio of the rectangular area across the breath.
[0009]
The degree of seismic force applied in the long side direction of the rack varies depending on the position. For example, on the side surface of the rack as viewed along the long side direction, the seismic force applied to the bottom center is small compared to other parts. Therefore, in the present invention, the breath bound in the second joint, greatly lower rack height of the layer, for small rack in the upper, near the diagonal of the rack side as viewed along the longitudinal direction Arrange. In addition, for a rack having a substantially constant height in each layer, the rack is disposed in the vicinity of a line connecting both ends of the bottom of the side surface and the center of the upper side. The vicinity of these lines is on the line where the seismic force is strongly applied, and the seismic force is received by the breath in the vicinity of this line and efficiently absorbed by the second joint.
[0010]
【Example】
1 to 10 show an embodiment and its modifications. In FIG. 1, the model of the short side direction of the
[0011]
The state before the seismic force is applied to the
[0012]
In FIG. 2, the side surface seen along the long side direction of the damping
[0013]
In the embodiment, the
[0014]
FIG. 3 shows a modified damping
[0015]
4 and 5 show the attachment of the
[0016]
In FIG. 6, the deformation | transformation of the damping joint 26 at the time of an earthquake is shown. When force in the direction of the arrow is applied to the
[0017]
FIG. 7 schematically shows the absorption of seismic energy due to the deformation of the seismic joint 26. The seismic joint 26 is elastically deformed while the seismic force is small, and plastic deformation starts when the seismic force is increased. Then, deformation is repeated in the loop shape of FIG. 7, and the seismic energy for the area surrounded by this loop can be absorbed.
[0018]
FIG. 8 and FIG. 9 show the configuration of the plate-like vibration control joint 10 used for connecting the upper and lower column members at the front and rear columns. The
[0019]
The left side of FIG. 8 shows the shape of the vibration control joint 10 in a normal state, and the right side shows a state after plastic deformation by a seismic wave. When a horizontal force is applied during an earthquake, an upward pulling force is applied to one column in the short side direction of the damping rack. When the pulling force exceeds the elastic limit of the
[0020]
FIGS. 8 and 9 show an example using plastic deformation of the plate-like vibration control joint 10. However, the upper column member is allowed to move upward and the upper column member is not allowed to move horizontally, Any joint that can absorb seismic energy during vertical movement is acceptable. A modification of such a vibration control joint is shown in FIG. 50 and 50 are flanges. The
[0021]
In the modified example of FIG. 10, when the
[0022]
In the embodiment, with respect to the short side direction of the rack where rigidity is apt to be insufficient,
[0023]
Further, the combination of the
[Brief description of the drawings]
[Fig. 1] Side view in the short side direction of the damping rack according to the embodiment [Fig. 2] Side view in the long side direction of the damping rack according to the embodiment [Fig. 3] Side view in the long side of the damping rack according to the other embodiment [Fig. 4] Front view of ring-shaped damping joint used for coupling between braces in the embodiment [Fig. 5] Side view of ring-shaped damping joint of the embodiment [Fig. 6] Ring-shaped damping in the embodiment Figure showing joint plastic deformation [Figure 7] Figure showing the damping mechanism of the ring-shaped damping joint in the embodiment [Figure 8] Side view of the damping joint used for connecting the columns in the embodiment [Figure 9] ] Plan view of the damping joint used in the embodiment [Fig. 10] Side view showing a modified example of the damping joint for connection between columns [Explanation of symbols]
2,32 Damping rack 4-9 Column members 10-13,26 Damping joint 14,20
Claims (2)
ラックの長辺方向の支柱間にブレスを交差させて配置し、かつ該交差位置に、ブレスを結合すると共に、ブレスの移動を塑性変形により許容しながら地震エネルギーを吸収するための第2のジョイントを設け、
さらに前記第2のジョイントで結合したブレスを、長辺方向に沿って見たラック側面の底辺の両端部と上辺の中央部とを結ぶ線の付近に配設した、制震ラック。 The upper and lower pillar members are connected to the front and rear pillars in the short side direction of the rack whose height of each layer is substantially constant , and the upper pillar member is allowed to move upward while absorbing the seismic energy. 1 joint,
A second joint for arranging a brace between struts in the long side direction of the rack and coupling the brace at the intersecting position and absorbing seismic energy while allowing movement of the brace by plastic deformation the setting,
Furthermore, the vibration control rack which arrange | positioned the braces couple | bonded by the said 2nd joint in the vicinity of the line | wire which connects the both ends of the bottom of the rack side surface seen along the long side direction, and the center part of an upper side .
ラックの長辺方向の支柱間にブレスを交差させて配置し、かつ該交差位置に、ブレスを結合すると共に、ブレスの移動を塑性変形により許容しながら地震エネルギーを吸収するための第2のジョイントを設け、
さらに前記第2のジョイントで結合したブレスを、長辺方向に沿って見たラック側面の対角線付近に配設した、制震ラック。 The upper and lower column members are connected to the front and rear columns of the rack in the short side direction of the rack having a plurality of layers, the height of the layer being large on the lower side of the rack and small on the upper side , and above the upper column member. Providing a first joint to absorb seismic energy while allowing movement of
A second joint for arranging a brace between struts in the long side direction of the rack and coupling the brace at the intersecting position and absorbing seismic energy while allowing movement of the brace by plastic deformation the setting,
Furthermore, the vibration control rack which arrange | positioned the braces couple | bonded by the said 2nd joint in the diagonal vicinity of the rack side surface seen along the long side direction .
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