JP4336626B2 - 縦型ディーゼルエンジン - Google Patents
縦型ディーゼルエンジン Download PDFInfo
- Publication number
- JP4336626B2 JP4336626B2 JP2004189672A JP2004189672A JP4336626B2 JP 4336626 B2 JP4336626 B2 JP 4336626B2 JP 2004189672 A JP2004189672 A JP 2004189672A JP 2004189672 A JP2004189672 A JP 2004189672A JP 4336626 B2 JP4336626 B2 JP 4336626B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- chamber
- communication hole
- diesel engine
- bearing
- valve
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
- 239000000446 fuel Substances 0.000 claims description 26
- 238000002347 injection Methods 0.000 claims description 25
- 239000007924 injection Substances 0.000 claims description 25
- 238000005192 partition Methods 0.000 claims description 18
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 30
- 238000000926 separation method Methods 0.000 description 8
- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 5
- 238000007664 blowing Methods 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)
- Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
Description
この従来のエンジンでは、ブローバイガス迂回経路の構成に当たり、ギヤケースとロッカアーム室との間にブローバイガス案内用のバイパス管を介設し、クランク室のブローバイガスをギヤケースとバイパス管を順に介してロッカアーム室に流入させるようになっている。
この従来のエンジンによれば、クランク室からバイパス管を介して動弁カム室に流入させたブローバイガスは、オイル落下量の多い下連通孔を迂回するので、ブローバイガスによる下連通孔でのオイルの吹き上がりが抑制される。
《問題》 新たな部品を必要とする。
ブローバイガス迂回経路の構成に当たり、ブローバイガス案内用のバイパス管という新たな部品を必要とする。
《問題》 新たな封止を必要とする。
ブローバイガス迂回経路の構成に当たり、ギヤケースとバイパス管との間、バイパス管とロッカアーム室との間で、新たな封止を必要とする。
図3に例示するように、上から順に、ブリーザ室(1)、ロッカアーム室(2)、上連通孔(3)、動弁カム室(4)、下連通孔(5)、クランク室(6)を配置し、これらをその順で連通させ、
ロッカアーム室(2)のオイル(8)を上連通孔(3)を介して動弁カム室(4)に落下させ、このオイル(8)と動弁カム軸(9)からリークしたオイル(10)との合流オイル(11)を、下連通孔(5)、クランク室(6)を順に介してオイルパン(12)に落下させ、
クランク室(6)のブローバイガス(13)を、下連通孔(5)、動弁カム室(4)、上連通孔(3)、ロッカアーム室(2)を順に介してブリーザ室(1)に浮上させるようにした、縦型ディーゼルエンジンにおいて、
図2に例示するように、クランク室(6)と燃料噴射カム室(14)との間の室壁(6a)に第1連通孔(16)をあけ、燃料噴射カム室(14)とギヤケース(15)との間の室壁(14a)に第2連通孔(18)をあけ、下連通孔(5)よりも高い位置で、ギヤケース(15)と動弁カム室(4)との間の室壁(4a)に第3連通孔(20)をあけることにより、
第1連通孔(16)と、燃料噴射カム室(14)と、第2連通孔(18)と、ギヤケース(15)と、第3連通孔(20)とを順に連通させたブローバイガス迂回経路(21)を形成し、
このブローバイガス迂回経路(21)を介して、クランク室(6)のブローバイガス(13)を、動弁カム室(4)に流入させることができるようにした、ことを特徴とする縦型ディーゼルエンジン。
《効果》 新たな部品を必要としない。
図2に例示するように、ブローバイガス迂回経路(21)を形成するに当たり、既存の室壁(6a)(14a)(4a)に連通孔(16)(18)(20)をあけるだけで済み、新たな部品を必要としない。
《効果》 新たな封止を必要としない。
図2に例示するように、ブローバイガス迂回経路(21)を形成するに当たり、燃料噴射カム室(14)、ギヤケース(15)、動弁カム室(4)という既存の封止済み空間を利用するので、新たな封止を必要としない。
《効果》 ブリーザ室からのオイルの流出が抑制される。
図3に例示するように、クランク室(6)からブローバイガス迂回経路(21)を介して動弁カム室(4)に流入させたブローバイガス(13)は、オイル落下量の多い下連通孔(5)を迂回するので、ブローバイガス(13)による下連通孔(5)でのオイルの吹き上がりが抑制される。このため、ブリーザ室(1)からのオイルの流出が抑制される。
《効果》 オイルパンの油量の上限を高めることができる。
ブリーザ室(1)からのオイルの流出が抑制されるので、オイルパン(12)の油量の上限を高めることができる。このため、オイル交換回数を減らすことができる。
請求項1の効果に加え、次の効果を奏する。
《効果》 剛性低下を最小限に抑えることができる
図3に例示するように、クランク室(6)の所定の1の分室(6b)の室壁(6a)にのみ第1連通孔(16)をあけるので、シリンダブロック(42)の剛性低下を最小限に抑えることができる。
《効果》 ブローバイガスのオイル分離性能が高い。
図6に例示するように各軸受けベアリングケース(24)に、クランク室(6)の隣り合う分室(6b)(6b)同士を連通させる分室連通孔(29)をあけたので、図3に例示するように、第1連通孔(16)のないクランク室(6)の分室(6b)のブローバイガス(13)は、第1連通孔(16)のある分室(6b)に到達するまでに、分室連通孔(29)で絞られ、オイル分離される。このため、ブローバイガス(13)のオイル分離性能が高い。
《効果》 各下連通孔でのオイルの吹き上がりが抑制される。
図6に例示するように、各軸受けベアリングケース(24)に、クランク室(6)の隣り合う分室(6b)(6b)同士を連通させる分室連通孔(29)をあけたので、図1に例示するピストン(39)の昇降に伴う各分室(6b)の圧力変動が緩和される。このため、クランク室(6)の各分室(6b)の圧力変動による各下連通孔(5)でのオイルの吹き上がりが抑制される。
請求項2の効果に加え、次の効果を奏する。
《効果》 分室連通孔がオイルパンのオイルで塞がれることがない。
図6に例示するように、クランク室(6)の分室連通孔(29)として、軸受けベアリングケース(24)の上端部に上端切欠部(30)を形成したので、分室連通孔(29)が高い位置にあり、エンジンが大きく傾斜しても、分室連通孔(29)がオイルパン(12)のオイル(40)で塞がれることがない。
請求項2または請求項3の効果に加え、次の効果を奏する。
《効果》 分室連通孔の総開口面積を大きく確保することができる。
図6に例示するように、クランク室(6)の分室連通孔(29)として、軸受けベアリングケース(24)の両横に一対の横切欠部(31)(31)を形成したため、クランク室(6)の分室連通孔(29)の総開口面積を大きく確保することができる。
請求項2〜請求項4の効果に加え、次の効果を奏する。
《効果》 クランク室の各分室の圧力変動がより効果的に緩和される。
図2、図3に例示するように、区画壁(32)で区分した動弁カム室(4)の隣り合う両分室(4a)(4a)を分室連通孔(34)で連通させるとともに、この分室連通孔(34)に動弁カム軸(9)を貫通させたので、クランク室(6)の各分室(6b)が動弁カム室(4)の分室連通孔(34)でも連通し、図1に示すピストン(39)の昇降に伴うクランク室(6)の各分室(6b)の圧力変動がより効果的に緩和される。
請求項1〜請求項5の効果に加え、次の効果を奏する。
《効果》 ブローバイガスのオイル分離性能が高い。
図5に例示するように、クランク軸中心軸線(26a)と平行な向きに見て、第2連通孔(18)のギヤケース(15)側の開口部をガバナレバー(36)と重なる位置に配置したので、第2連通孔(18)からギヤケース(15)に流入しようとするブローバイガス(13)は、ガバナレバー(36)に衝突し、オイル分離される。このため、ブローバイガス(13)のオイル分離性能が高い。
請求項1〜請求項6の効果に加え、次の効果を奏する。
《効果》 ブローバイガスのオイル分離性能が高い。
図5に例示するように、クランク軸中心軸線(26a)と平行な向きに見て、第2連通孔(18)のギヤケース(15)側の開口部を燃料噴射カムギヤ(37)の歯と重なる位置に配置したので、第2連通孔(18)からギヤケース(15)に流入しようとするブローバイガス(13)は、回転する燃料噴射カムギヤ(37)の歯に衝突し、オイル分離される。このため、ブローバイガス(13)のオイル分離性能が高い。
請求項1〜請求項7の効果に加え、次の効果を奏する。
《効果》 ブローバイガスのオイル分離性能が高い。
図5に例示するように、クランク軸中心軸線(26a)と平行な向きに見て、第3連通孔(20)のギヤケース(15)側の開口部を動弁カムギヤ(38)の歯と重なる位置に配置したので、ギヤケース(15)から第3連通孔(20)に流入しようとするブローバイガス(13)は、回転する動弁カムギヤ(38)の歯に衝突し、オイル分離される。このため、ブローバイガス(13)のオイル分離性能が高い。
請求項1〜請求項8の効果に加え、次の効果を奏する。
《効果》 燃料噴射カム軸の潤滑性が高い。
図6に例示するように、クランク軸中心軸線(26a)と平行な向きに見て、第1連通孔(16)をクランク室(4)の左上に位置させた観察状態で、クランク軸(26)の回転方向(26b)が時計廻り方向となるようにしたので、クランク軸(26)からリークしたオイルが、クランク軸(26)の回転により第1連通孔(16)から燃料噴射カム室(14)に跳ね上げられる。このため、燃料噴射カム軸(41)の潤滑性が高い。
図1〜図6はいずれも本発明の実施形態に係る縦型ディーゼルエンジンを説明する図である。
図1に示すように、シリンダブロック(42)の上半部をシリンダ部、下半部をクランク室(6)としている。シリンダブロック(42)の前部にギヤケース(15)を取り付けている。シリンダブロック(42)の上部にシリンダヘッド(43)を組み付け、シリンダヘッド(43)の上部にヘッドカバー(44)を組み付け、ヘッドカバー(44)内にロッカアーム室(2)を設け、ヘッドカバー(44)の上部にブリーザ室(1)を設けている。シリンダブロック(42)の下部にオイルパン(12)を組み付けている。図2及び図3に示すように、シリンダブロック(42)の横側部に動弁カム室(4)を設け、この動弁カム室(4)に動弁カム軸(9)を収容している。図3に示すように、ロッカアーム室(2)と動弁カム室(4)との間に上連通孔(3)を設け、動弁カム室(4)とクランク室(6)との間に下連通孔(5)を設けている。上から順に、ブリーザ室(1)、ロッカアーム室(2)、上連通孔(3)、動弁カム室(4)、下連通孔(5)、クランク室(6)を配置し、これらをその順で連通させている。
図3に示すように、ロッカアーム(7)からリークしたオイル等、ロッカアーム室(2)のオイル(8)を上連通孔(3)を介して動弁カム室(4)に落下させ、このオイル(8)と動弁カム軸(9)からリークしたオイル(10)との合流オイル(11)を、下連通孔(5)、クランク室(6)を順に介してオイルパン(12)に落下させる。また、クランク室(6)のブローバイガス(13)を、下連通孔(5)、動弁カム室(4)、上連通孔(3)、ロッカアーム室(2)を順に介してブリーザ室(1)に浮上させるようにしている。
図2に示すように、シリンダブロック(42)の両横側のうち、動弁カム室(4)とは反対側の横側に燃料噴射カム室(14)を設け、図4に示すように、燃料噴射カム室(14)に燃料噴射ポンプ(52)と燃料噴射カム軸(41)とを収容している。図2に例示するように、クランク室(6)と燃料噴射カム室(14)との間の室壁(6a)に第1連通孔(16)をあけ、燃料噴射カム室(14)とギヤケース(15)との間の室壁(14a)に第2連通孔(18)をあけ、下連通孔(5)よりも高い位置で、ギヤケース(15)と動弁カム室(4)との間の室壁(4a)に第3連通孔(20)をあける。これにより、第1連通孔(16)と、燃料噴射カム室(14)と、第2連通孔(18)と、ギヤケース(15)と、第3連通孔(20)とを順に連通させたブローバイガス迂回経路(21)を形成している。このブローバイガス迂回経路(21)を介して、クランク室(6)のブローバイガス(13)を、動弁カム室(4)に流入させることができるようにしている。
図1に示すように、このエンジンは3気筒であり、クランク室(6)を仕切り壁(22)で気筒(28)毎の分室(6b)に区分し、仕切り壁(22)に取付孔(23)をあけ、この取付孔(23)に軸受けベアリングケース(24)を取り付け、この軸受けベアリングケース(24)に軸受けベアリング(25)を取り付け、この軸受けベアリング(25)でクランク軸(26)のジャーナル部(27)を軸受けしている。図3に示すように、下連通孔(5)を気筒(28)毎にそれぞれ設け、気筒(28)毎にクランク室(6)の分室(6b)を動弁カム室(4)に連通させるに当たり、クランク室(6)の第1気筒(28)の分室(6b)の室壁(6a)にのみ第1連通孔(16)をあけ、各軸受けベアリングケース(24)に、クランク室(6)の隣り合う分室(6b)(6b)同士を連通させる分室連通孔(29)をあけている。気筒(28)は、前から第1気筒、第2気筒、第3気筒である。
図6に示すように、クランク室(6)の分室連通孔(29)は、軸受けベアリングケース(24)の両斜め上に設けた一対の斜め上切欠部(45)(45)と、上部に設けた一対の上部孔(55)(55)と、下部に設けた一対の下部孔(46)(46)と、上端部に設けた上端切欠き部(30)と、両横に設けた一対の横切欠部(31)(31)と、仕切り壁(22)の横に設けた壁切欠き部(56)とからなる。この壁切欠き部(56)は、クランク軸(26)をシリンダブロック(42)に挿入する際、クランクピン部分(26c)を通過させるのに用いる。
図2及び図3に示すように、動弁カム室(4)の複数の区画壁(32)で気筒(28)毎の分室(4b)に区分し、図3に示すように、気筒(28)毎にクランク室(6)の分室(6b)を下連通孔(5)で動弁カム室(4)の分室(4b)に連通させている。動弁カム室(4)の2個の区画壁(32)のうち、第1気筒と第2気筒の間の区画壁(32)に軸受け孔(33)をあけ、この軸受け孔(33)で動弁カム軸(9)のジャーナル部(9a)を軸受けさせるに当たり、第2気筒と第3気筒の間の区画壁(32)に分室連通孔(34)をあけ、この区画壁(32)で区分した動弁カム室(4)の隣り合う両分室(4b)(4b)を分室連通孔(34)で連通させるとともに、この分室連通孔(34)に動弁カム軸(9)を貫通させている。上連通孔(3)は合計3本あり、2本は各区画壁(32)の上方に位置し、残りの1本は動弁カム軸(9)の後端軸受け壁(53)の上方に位置している。隣り合う両分室(4b)(4b)の連通は、上記2本の連通孔(3)によっても行われている。
図5に示すように、ギヤケース(15)内にタイミングギヤトレイン(47)を収容している。
タイミングギヤトレイン(47)は、クランクギヤ(48)と第1アイドルギヤ(49)と第2アイドルギヤ(50)と燃料噴射カムギヤ(37)と動弁カムギヤ(38)とで構成されている。クランク軸中心軸線(26a)と平行な向きに見て、第2連通孔(18)のギヤケース(15)側の開口部をガバナレバー(36)と重なる位置に配置し、第2連通孔(18)のギヤケース(15)側の開口部を燃料噴射カムギヤ(37)の歯と重なる位置に配置し、第3連通孔(20)のギヤケース(15)側の開口部を動弁カムギヤ(38)の歯と重なる位置に配置している。図4に示すように、ギヤケース(15)内で燃料噴射カムギヤ(37)の後方にメカニカルガバナ(51)を配置し、メカニカルガバナ(51)のガバナレバー(36)を第2連通孔(18)から燃料噴射カム室(14)に侵入させ、図6に示すように、カバナレバー(36)を燃料噴射ポンプ(52)の燃料調量ラック(54)に連動連結している。
図6に示すように、クランク軸中心軸線(26a)と平行な向きに見て、第1連通孔(16)をクランク室(4)の左上に位置させた観察状態で、クランク軸(26)の回転方向(26b)が時計廻り方向となるようにしている。
Claims (9)
- 上から順に、ブリーザ室(1)、ロッカアーム室(2)、上連通孔(3)、動弁カム室(4)、下連通孔(5)、クランク室(6)を配置し、これらをその順で連通させ、
ロッカアーム室(2)のオイル(8)を上連通孔(3)を介して動弁カム室(4)に落下させ、このオイル(8)と動弁カム軸(9)からリークしたオイル(10)との合流オイル(11)を、下連通孔(5)、クランク室(6)を順に介してオイルパン(12)に落下させ、
クランク室(6)のブローバイガス(13)を、下連通孔(5)、動弁カム室(4)、上連通孔(3)、ロッカアーム室(2)を順に介してブリーザ室(1)に浮上させるようにした、縦型ディーゼルエンジンにおいて、
クランク室(6)と燃料噴射カム室(14)との間の室壁(6a)に第1連通孔(16)をあけ、燃料噴射カム室(14)とギヤケース(15)との間の室壁(14a)に第2連通孔(18)をあけ、下連通孔(5)よりも高い位置で、ギヤケース(15)と動弁カム室(4)との間の室壁(4a)に第3連通孔(20)をあけることにより、
第1連通孔(16)と、燃料噴射カム室(14)と、第2連通孔(18)と、ギヤケース(15)と、第3連通孔(20)とを順に連通させたブローバイガス迂回経路(21)を形成し、
このブローバイガス迂回経路(21)を介して、クランク室(6)のブローバイガス(13)を、動弁カム室(4)に流入させることができるようにした、ことを特徴とする縦型ディーゼルエンジン。 - 請求項1に記載した縦型ディーゼルエンジンにおいて、
クランク室(6)を仕切り壁(22)で気筒(28)毎の分室(6b)に区分し、仕切り壁(22)に取付孔(23)をあけ、この取付孔(23)に軸受けベアリングケース(24)を取り付け、この軸受けベアリングケース(24)に軸受けベアリング(25)を取り付け、この軸受けベアリング(25)でクランク軸(26)のジャーナル部(27)を軸受けし、
下連通孔(5)を気筒(28)毎にそれぞれ設け、気筒(28)毎にクランク室(6)の分室(6b)を動弁カム室(4)に連通させるに当たり、
クランク室(6)の所定の1の分室(6b)の室壁(6a)にのみ第1連通孔(16)をあけ、各軸受けベアリングケース(24)に、クランク室(6)の隣り合う分室(6b)(6b)同士を連通させる分室連通孔(29)をあけた、ことを特徴とする縦型ディーゼルエンジン。 - 請求項2に記載した縦型ディーゼルエンジンにおいて、
クランク室(6)の分室連通孔(29)として、軸受けベアリングケース(24)の上端部に上端切欠部(30)を形成した、ことを特徴とする縦型ディーゼルエンジン。 - 請求項2または請求項3に記載した縦型ディーゼルエンジンにおいて、
クランク室(6)の分室連通孔(29)として、軸受けベアリングケース(24)の両横に一対の横切欠部(31)(31)を形成した、ことを特徴とする縦型ディーゼルエンジン。 - 請求項2から請求項4のいずれかに記載した縦型ディーゼルエンジンにおいて、
動弁カム室(4)を複数の区画壁(32)で気筒(28)毎の分室(4b)に区分し、気筒(28)毎にクランク室(6)の分室(6b)を下連通孔(5)で動弁カム室(4)の分室(4b)に連通させ、
動弁カム室(4)の複数の区画壁(32)のうち、所定の区画壁(32)に軸受け孔(33)をあけ、この軸受け孔(33)で動弁カム軸(9)のジャーナル部(9a)を軸受けさせるに当たり、
他の区画壁(32)に分室連通孔(34)をあけ、この区画壁(32)で区分した動弁カム室(4)の隣り合う両分室(4b)(4b)を分室連通孔(34)で連通させるとともに、この分室連通孔(34)に動弁カム軸(9)を貫通させた、ことを特徴とする縦型ディーゼルエンジン。 - 請求項1から請求項5のいずれかに記載した縦型ディーゼルエンジンにおいて、
クランク軸中心軸線(26a)と平行な向きに見て、第2連通孔(18)のギヤケース(15)側の開口部をガバナレバー(36)と重なる位置に配置した、ことを特徴とする縦型ディーゼルエンジン。 - 請求項1から請求項6のいずれかに記載した縦型ディーゼルエンジンにおいて、
クランク軸中心軸線(26a)と平行な向きに見て、第2連通孔(18)のギヤケース(15)側の開口部を燃料噴射カムギヤ(37)の歯と重なる位置に配置した、ことを特徴とする縦型ディーゼルエンジン。 - 請求項1から請求項7のいずれかに記載した縦型ディーゼルエンジンにおいて、
クランク軸中心軸線(26a)と平行な向きに見て、第3連通孔(20)のギヤケース(15)側の開口部を動弁カムギヤ(38)の歯と重なる位置に配置した、ことを特徴とする縦型ディーゼルエンジン。 - 請求項1から請求項8のいずれかに記載した縦型ディーゼルエンジンにおいて、
クランク軸中心軸線(26a)と平行な向きに見て、第1連通孔(16)をクランク室(4)の左上に位置させた観察状態で、クランク軸(26)の回転方向(26b)が時計廻り方向となるようにした、ことを特徴とする縦型ディーゼルエンジン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004189672A JP4336626B2 (ja) | 2004-06-28 | 2004-06-28 | 縦型ディーゼルエンジン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004189672A JP4336626B2 (ja) | 2004-06-28 | 2004-06-28 | 縦型ディーゼルエンジン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006009726A JP2006009726A (ja) | 2006-01-12 |
JP4336626B2 true JP4336626B2 (ja) | 2009-09-30 |
Family
ID=35777235
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004189672A Expired - Fee Related JP4336626B2 (ja) | 2004-06-28 | 2004-06-28 | 縦型ディーゼルエンジン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4336626B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6026380B2 (ja) * | 2013-09-30 | 2016-11-16 | 株式会社クボタ | ディーゼルエンジン |
JP6242986B2 (ja) * | 2016-10-12 | 2017-12-06 | 株式会社クボタ | ディーゼルエンジン |
-
2004
- 2004-06-28 JP JP2004189672A patent/JP4336626B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2006009726A (ja) | 2006-01-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4225327B2 (ja) | 内燃機関のオイル戻し構造 | |
US7926458B2 (en) | Lubricating device | |
US20180030867A1 (en) | Oil supply device of engine, method of manufacturing engine, and oil supply passage structure of engine | |
JP5662965B2 (ja) | エンジンの潤滑油供給機構 | |
US20100077999A1 (en) | Internal combustion engine | |
JP6151672B2 (ja) | 給油部材及びそれを具備するエンジンの潤滑油供給機構 | |
KR0157504B1 (ko) | 엔진의 오일통로구조 | |
JP2007270737A (ja) | 4サイクル空油冷エンジンにおけるオイル通路構造 | |
BRPI1102040A2 (pt) | estrutura de cárter para motor de combustão interna | |
JP3631863B2 (ja) | 内燃機関 | |
JP2004518844A (ja) | シリンダクランクケーシングを備えた内燃機関 | |
DE102019210463A1 (de) | Abdeckstruktur eines verbrennungsmotors | |
JP5931140B2 (ja) | 内燃機関の油路構造 | |
JP4336626B2 (ja) | 縦型ディーゼルエンジン | |
JP6751449B2 (ja) | シリンダヘッド | |
JP4404832B2 (ja) | 縦型ディーゼルエンジン | |
CN111140312B (zh) | 内燃机 | |
US10947874B2 (en) | Oil container of a combustion engine | |
JPH053692Y2 (ja) | ||
US10634020B2 (en) | Internal combustion engine | |
JP6916065B2 (ja) | 内燃機関 | |
JP2011001902A (ja) | 内燃機関のクランクケース | |
JP2007064054A (ja) | 二サイクル式多気筒内燃機関 | |
JP4551070B2 (ja) | 自動二輪車用エンジンの潤滑装置 | |
JP2009052421A (ja) | エンジンの潤滑装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060926 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20090528 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20090623 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20090629 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120703 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4336626 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120703 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130703 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130703 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140703 Year of fee payment: 5 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |