JP4336594B2 - 再生装置 - Google Patents

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Description

本発明は再生装置に関し、特には再生データ列中の同期データの検出に関する。
従来、この種の装置としてデジタルVTRが知られている。
デジタルVTRでは、通常、所定量のデジタルデータを一まとめとしたブロック(以下シンクブロックと呼ぶ)の先頭に、他の部分ではほとんど現れないパターンのデータ(同期パターン、シンクパターンと呼ぶ)を付加することで、デジタルデータの区切りを見つけられるようにしている。
しかしながら、シンクパターン中にエラーが混入してシンクが検出できないこと(ミスシンク)、あるいは、他の部分ではほとんど現れないパターンを使っていても、シンクパターンではない部分がエラーの混入でシンクパターンになってしまうこと(疑似シンク)は、ある程度避けられない。また、情報によってはデジタルデータ列としてシンクパターンと同じパターンとなってしまうこと(これも疑似シンク)も発生する場合がある。
そこで、ミスシンクの対策として、一度シンクパターンを捕らえたら、デジタルデータのサンプルを計数することで次のシンクパターン位置を推定し、次のシンクパターンがエラーで検出できなかった場合でも検出されたものとして処理を行う構成が考えられている。
また、疑似シンクの対策としては、一度シンクパターンを捕らえたら、次のシンクブロックの先頭近傍まではシンクを検出しないように構成することが、例えば、特許文献1に記載されている。
特開昭63−90073号公報
しかしながら、前述の様なミスシンク及び擬似シンクの対策は全て、着目しているシンクブロック以前のシンクブロックのシンクパターンが捕らえられていることを前提としているので、各トラック先頭のシンクブロックはこの様な対策が取れず、検出しづらくなる。
更に、各トラックの先頭部分はヘッドがテープに接触してすぐの部分であり、ヘッドとテープとの当たりが他の部分と比べて悪いこともあって、正確にシンクデータを検出することが難しくなる。
本発明はこの様な問題を解決することを目的とする。
本発明の他の目的は、データの再生開始部分における同期データを正確に検出可能とする処にある。
前記問題を解決し、目的を達成するため、本発明は、テープ状記録媒体上に形成された複数のトラックより、それぞれ所定量の情報データと同期データからなる複数の同期ブロックから構成されるメインデータと前記トラックに関するインサートトラック情報とを再生する装置であって、前記複数のトラックにおけるインサートトラック情報エリアから、それぞれ前記インサートトラック情報エリア内におけるブロック位置を示す位置データを含む複数のスタートシンクブロックから構成されるインサートトラック情報を再生すると共に、前記インサートトラック情報エリアに引き続くメインエリアから前記メインデータを再生する再生手段と、前記再生手段により再生されたメインデータと前記同期データに対応したデータパターンを持つパターンデータとを比較し、前記再生されたメインデータが前記パターンデータに一致したことを示す同期検出信号を出力する比較手段と、前記比較手段から出力される同期検出信号をマスクするマスク手段とを有し、前記再生されたメインデータ中の前記同期データを検出する同期検出手段と、前記再生手段により再生されたインサートトラック情報における前記スタートシンクブロックを検出し、前記検出したスタートシンクブロックのブロック位置に基づいて検出信号を出力するトラック情報検出手段と、前記トラック情報検出手段から出力された検出信号に基づいて前記マスク手段によるマスクタイミングを制御する制御手段とを備える。
本発明によれば、正確且つ安定して同期データを検出することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。以下に説明する実施形態では、本発明を周知のデジタルVTRに適用した場合について説明する。図1は本発明が適用されるVTR100の再生系の構成を示す図である。
図1において、回転ヘッド101は二つのヘッド素子により交互にテープTの多数のトラックをトレースし、テープTに記録されているデータを再生して再生回路102に出力する。再生回路102はアンプ、イコライザによりヘッド101の出力データを処理し、更に、再生データからデジタルデータを検出して同期検出回路103、ITI検出回路105、ID検出回路107、及びメモリ115に出力する。
SWP生成回路118は回転ヘッドの回転位相を示すPG信号に応じてヘッド101の二つのヘッド素子を切り替えるためのヘッドスイッチパルスを生成し、再生回路102及びエッジ検出回路119に出力する。
再生回路102はこのヘッドスイッチパルスに基づいて二つのヘッド素子を交互に切り替えて出力を受ける。また、エッジ検出回路119は、ヘッドスイッチパルスの立ち上がりエッジと立下りエッジをそれぞれ検出し、検出パルスをマスク制御回路104及びカウンタ106に出力する。
ここで、本形態における再生データの構成について説明する。図2の201は1トラックに記録されたデータの様子を示す図である。テープTには、図2の201に示した多数のヘリカルトラックが記録されており、回転ヘッド101はテープ上に形成された多数のトラックを走査してデータを再生する。
本形態では、1トラックに対し、ITI(Track Insert Information)データ201a、メインデータ201b、サブコードデータ201cの順にデータが記録されており、メインデータは170個程度のシンクブロックで構成されている。ITIデータ201aはクロックを再生するためのデータやトラックに関する情報などを含むデータである。
202はITIデータ201aの構成を示す図であり、ITIデータ201aは、プレシンク202a(1400ビット)、SSA(Start Sync Area)(1830ビット)、TIA(Track Information Area)202c(30ビット)、及び、ポストシンク202d(280ビット)で構成されている。プレシンク202aとポストシンク202dは、ビットクロックを再生するため及びトラッキングトーンを重畳するためのデータであり、意味のある情報は記録されていない。
SSA202bはスタートシンクエリアと呼ばれ、それぞれ同期データ(10ビット)と、SSA内で0から60まで1づつ増加する数値データ(20ビット)を含む61個のブロックで構成されており、トラック上の位置を示している。TIA202cはトラックインフォメーションエリアと呼ばれ、このトラックの基本的な情報である、アプリケーション、トラックピッチ、パイロットフレームの各情報が記録されている。TIA202cは同じ情報が入った三個のブロックで構成される。
203はメインデータ201bの各シンクブロックの構成を示す図である。
一つのシンクブロックはシンクデータ203a(2バイト)、ID202b(2バイト)、IDのエラーを検出するためのIDパリティ202c(1バイト)、MPEG2のストリームデータ203d(77バイト)及び、データパリティ(8バイト)の85バイトのデータで構成されている。
ITI検出回路141は再生回路から出力された再生データ列中から図2に示したITIデータを検出し、タイミングパルスをマスク制御回路104、カウンタ106、レジスタ109、ステートマシン114に出力する。本形態では、SSA202b内の何れかのブロックを検出した場合に、そのブロックの位置データに基づいてTIA202cの先頭位置のタイミングを予測し、TIA202cの先頭位置でITI検出パルスを発生する。
図2に示した様に、ITI202にはエラー訂正コードは付いていないが、SSA202bの各ブロックには一つづつ数値が増加する数値データが含まれており、ITI検出回路105は、多少エラーが混入しても61個のブロックのうちの何れかのブロックを検出することは容易である。そして、何れかのブロックの数値を検出した時点で、そのブロックの数値データに基づいて、TIA202cの先頭位置を認識することができる。
同期検出回路103は再生回路102から出力された再生データ列中から図2に示したシンクデータ203aを検出し、マスク制御回路104及びカウンタ106に検出パルスを出力する。
図3は同期検出回路107の構成を示す図である。
再生回路102からの再生データ列が入力端子301から比較回路303に入力される。メモリ305は2バイトのシンクパターンを記憶しており、比較回路303は入力された再生データ列とメモリ305からのシンクパターンを比較し、一致したら検出パルスをマスク回路307に出力する。
マスク回路307は後述の如くマスク制御回路104からのマスク制御信号に従って比較回路303からの検出パルスをマスクし、マスクオープンの状態で出力されたパルスのみを出力端子309より出力する。
カウンタ106は各トラックのブロック数をカウントするブロックカウンタ、各ブロック内のデータ数をカウントするシンボルカウンタ及び、これら各カウンタのカウント値に基づいて各種のタイミング信号を発生するタイミング信号発生回路からなる。
ブロックカウンタはエッジ検出回路119からのエッジパルスでリセットされ、同期検出回路103からの検出パルスをカウントする。また、シンボルカウンタは同期検出回路103からの出力パルスに応じてリセットされ、図示しないPLLで生成された、再生データに位相同期したクロックをカウントする。また、ブロックカウンタ及びシンボルカウンタはITI検出回路105の出力するパルスに応じて規定値にプリセットされる。プリセットする値は、図2に示したTIA202cの先頭位置と、メインデータ201bの最初のシンクデータとのビット間隔に対応した所定の値である。
ID検出回路107は、カウンタ106のシンボルカウンタのカウント値に基づいて、再生データからIDデータとIDパリティデータを抽出し、IDデータをスイッチ110、比較回路112及びメモリ115に出力すると共に、IDデータとIDパリティデータをIDP演算回路108に出力する。
IDP演算回路108はID検出回路107より検出されたIDデータとIDパリティデータとを用いて所定の演算処理を施すことで、IDデータもしくはIDパリティデータ中のエラーを検査し、検査結果を示す二値信号をスイッチ110、111及びステートマシン114に出力する。
スイッチ110はIDパリティ演算回路108からの検査結果に応じて、検査の結果エラーがない場合には接続状態となってID検出回路107からのIDデータをレジスタ109に出力し、エラーがある場合には開放状態となる。一方、スイッチ111はIDパリティ演算回路108によりエラーありの出力が得られた場合には接続状態となって演算回路113からの予測IDデータをレジスタ109に出力し、エラーなしの場合には開放状態となる。
レジスタ109はスイッチ110あるいはスイッチ111から出力されたIDデータを記憶する。演算回路113はレジスタ109に記憶されたIDデータの値に1を加算し、次に検出されると予測されるシンクブロックのIDデータの値を持つ予測IDデータを生成し、比較回路112とスイッチ111に出力する。
このようにスイッチ110とスイッチ111を制御することにより、IDP演算回路108によりエラー無しの検査結果が得られた場合にはID検出回路107により新たに検出されたIDデータがレジスタ109に出力され、エラーありの検査結果が得られた場合には演算回路10により得られた予測IDデータがレジスタ109に出力される。
また、ITI検出回路105から検出パルスが加えられた際には、レジスタ109はこのトラックのメインデータ201bにおける最初のシンクブロックのIDから1減算した値にプリセットされる。これにより、トラック先頭のブロックのシンクデータが検出されなかった際には、プリセットされた値に1加算した値を予測IDデータとして用いるようにしている。
比較回路112はID検出回路107により新たに得られたIDデータと予測IDデータとを比較し、この比較結果を示す二値データをステートマシン114に出力する。このように、本形態では、比較回路112によりIDデータの連続性を確認している。
ステートマシン114はレジスタ等から構成され、ITI検出回路105の検出パルス、IDP演算回路108の検査結果及び、比較回路112の比較結果に基づいてメモリ115に対する再生データの書き込み動作を制御する。
信号処理回路116はメモリ115から読み出された画像データ、音声データに対してパリティデータを用いたエラー訂正復号処理、記録時に対応した復号処理等の処理を施し、出力端子117を介して出力する。
マスク制御回路104はITI検出回路105からのITI検出パルス及び同期検出回路103からの検出パルスに基づいて、同期検出回路103によるシンクパターンの検出を制御する。
次に、ステートマシン114の動作について説明する。
図4はステートマシン114の動作を説明するための状態遷移図である。
図4においては、IDP演算回路108の検査結果がエラー無しであったときidG、エラーありであったときにidNGとしている。また、比較回路112による比較結果が一致していたときcmpG、不一致であったときcmpNGとしている。
idNGの場合には再生されたIDデータにエラーがあり、比較回路112による比較動作ができないので、ステートマシン114に入力される情報は、idNG、idG且つcmpG、idG且つcmpNGの三つとなる。また、ステートマシン114にはカウンタ106のブロックカウンタよりタイミング信号が出力されており、1シンクブロックに1回、状態遷移が許可される。
図4において、ステートマシン114はエッジ検出回路119からのエッジパルスによりリセットされ、idle状態401となる。
ここで、状態遷移が許可されたタイミングでidGが検出されると、wait1状態402に状態遷移する。wait1状態402においては直前にidGであったIDデータがレジスタ109に記憶されている。
wait1状態402において次に状態遷移が許可されたときに、idGかつcmpGであれば、IDデータの連続性が確認されたので、lock1状態405に状態遷移する。一方、idNGの場合は新たにIDデータが得られないので比較動作は行われず、スイッチ110が開放状態となり、スイッチ111により演算回路113からの予測IDデータがレジスタ109に出力される。そして、wait2状態403に遷移する。
wait2状態403において状態遷移が許可されたタイミングで、idG且つcmpGであればIDデータの連続性が確認されたため、lock1状態405に状態遷移する。一方、idNGの場合は新たにIDデータが得られないので比較動作は行われず、スイッチ110は開放状態となり、スイッチ111により演算回路112からの予測IDデータがレジスタ109に出力される。そして、wait3状態404に遷移する。
wait3状態404において状態遷移が許可されたタイミングで、idG且つcmpGであればIDデータの連続性が確認されたため、lock1状態405に状態遷移する。一方、idNGの場合は、3回連続してidGが得られず、先に正しく検出されたIDデータと新たに検出されるIDデータとのデータ間隔が長くなってしまい、たとえ予測IDデータと新たに検出されたIDデータとの比較結果が一致した場合でも信頼性が低くなってしまうので、再びidle状態401に遷移し、新たにidGを待つ。
lock1状態405において状態遷移が許可されたタイミングで、idG且つcmpGであれば、IDデータの連続性が確認されているのでそのままlock1状態405を保持する。一方、idNGであった場合、新たにIDデータが得られないので比較動作は行われず、スイッチ111は演算回路112からの予測IDデータを選択してレジスタ109に出力する。そして、lock2状態406に遷移する。
lock2状態406において状態遷移が許可されたタイミングで、idG且つcmpGであればIDデータの連続性が確認されたため、lock1状態405に状態遷移する。一方、idNGの場合は新たにIDデータが得られないので比較動作は行われず、スイッチ111は演算回路112からの予測IDデータを選択してレジスタ109に出力する。そして、lock3状態407に遷移する。
lock3状態407において状態遷移が許可されたタイミングで、idG且つcmpGであればIDデータの連続性が確認されたため、lock1状態405に状態遷移する。一方、idNGの場合には、wait3状態404と同様、3回連続してidGが得られず、先に正しく検出されたIDデータと新たに検出されるIDデータとのデータ間隔が長くなってしまい、たとえ予測IDデータと新たに検出されたIDデータとの比較結果が一致した場合でも信頼性が低くなってしまうので、再びidle状態401に遷移し、新たにidGを待つ。
また、wait1、wait2、wait3、lock1、lock2、lock3の各状態において状態遷移が許可されたタイミングで、idG且つcmpNGであった場合には、IDPの検査結果はIDデータのエラー無しとなっているが、IDデータが不連続になっており、wait1状態402に遷移して新たに検出されるIDデータとの連続性を確認するように制御している。
以上の各状態のうち、lock1状態405、lock2状態406及びlock3状態407の各状態がIDデータの連続性が確認されている捕捉状態であり、ステートマシン114はlock1状態405、lock2状態406及びlock3状態407のいずれかの状態である場合にハイレベルとなる2値信号を発生し、マスク制御回路104及びメモリ115に出力する。
メモリ115にはステートマシン114からの制御信号と共にID検出回路107からのIDデータも出力されており、ステートマシン114からの制御信号が捕捉状態を示している時に供給されるIDデータ応じたアドレスに再生データを記憶する。また、捕捉状態以外の時には再生データの記憶を禁止する。
また、ITI検出回路105よりタイミングパルスが得られた場合には、状態遷移が許可されたタイミングの例外として、idle状態401からwait1状態402に状態遷移する。ITI検出回路105がタイミングパルスを出力するタイミングは信頼性が高く、また、ITI直後ということで続いて再生されるべきIDの値も既知であるので、wait1状態402に移行させることで、次に状態遷移が許可されたタイミングidGかつcmpGであれば、IDデータの連続性が確認されなくてもlock1状態405に移行させて捕捉状態とする。
次に、マスク制御回路104の動作について説明する。
図5はマスク制御回路104の構成を示すブロック図である。
入力端子501には同期検出回路103からの検出パルスが入力され、カウンタ504に加えられる。
また、入力端子502にはITI検出回路105からのITI検出パルスが入力され、カウンタ504に加えられる。
カウンタ504には1シンクブロックに1回カウンタ106からのタイミングパルスが出力される。カウンタ504はこのタイミングパルスが入力されたときに、入力端子501からの検出パルスがハイレベルであったときには所定値n(nは1以上の整数)をロードする。また、タイミングパルスが入力されたときに入力端子501からの検出がローレベルであった場合には一つダウンカウントする。したがって、nシンクブロック連続してシンクデータが検出できない場合にカウンタ504のカウント値が0となる。また、ITI検出パルスが入力された際には別または同じ規定値にプリセットされる。
カウンタ504は自身のカウント値が0のときにローレベルとなり、それ以外の値のときにはハイレベルとなる2値信号を発生し、アンド回路506に出力する。
また、入力端子503にはカウンタ106のシンボルカウンタのカウント値が入力される。演算回路505はこのカウント値を用いて演算を行い、シンクデータが入力される近傍の数ビット期間だけローレベルとなり、それ以外の期間はハイレベルとなる2値信号を生成してアンド回路506に出力する。アンド回路506はカウンタ504の出力と演算回路505の出力との論理積をとって出力端子507を介して同期検出回路103に出力する。
従って、カウンタ504が0以外の値の時に、演算回路505からの出力信号に応じた2値信号がアンド回路506から出力されることになる。
カウンタ106内のシンボルカウンタは1シンクブロックのデータ量、例えば750ビットだけクロックを計数すると0に戻るように構成されているため、正常にシンクデータを検出できた場合、0に戻った瞬間に同期検出回路103から同期検出パルスが入るはずである。カウンタ504は予め決められた値、例えば2にプリセットされるが、同期検出パルスが入力されなかった場合は一つづつ減算され、最終的には0になる。
カウンタ504が0になっているときは、同期信号が規定の間隔で来なくなっていることを示しており、これを制御信号として同期検出回路103に出力することで、シンクマスクをオープンする。
この様子を図6を用いて説明する。
図6の601は同期検出回路103から出力される検出パルスであり、シンクデータが等間隔で検出されている様子を示しており、点線はシンクデータが検出されなかったことを示している。602はカウンタ504の数値であり、シンクデータが検出されている場合は2にプリセットされており、シンクデータが検出されない場合は減算され、最終的には0となる。603はシンクマスク信号であり、論理Hはシンクを検出しないようにマスクしていることを示す。603に示すように、カウンタ504が0でない場合は疑似シンクをマスクし、カウンタ504の出力が0になった際にはマスクをオープンする。
また、ITI検出回路105からITI検出パルスが出力された時には、別または同じ規定値にカウンタ504をプリセットすることで、すぐに疑似シンクをマスクするようにしている。
図7はこの様子を示している。図7の701がITI検出パルスであり、このITI検出パルスが出力されると703に示すようにカウンタ504は2にプリセットされることで、シンクマスク704は直ぐにマスク状態となる。さらに、前述の様に、ITI検出パルスによりカウンタ106を所定値にプリセットすることにより、トラックの最初のシンクデータの近傍ではマスクが一時的にオープンされるため、シンク検出パルス702aが得られる。これらの動作と、既に説明した予測IDデータのプリセットとを組み合わせて用いることにより、例えトラック最初のシンクデータがエラーで取れなかった場合でも、最初のシンクデータが本来検出されるべきタイミングでシンクパルスを出力してデータを再生することができ、また、疑似シンクを排除することも可能となる。
次に、図8のタイミングチャートを用いてステートマシン114の動作を説明する。
図において801はSWP生成回路118から得られるヘッドスイッチパルスであり、この各エッジでマスク制御回路104、カウンタ106がリセットされ、ステートマシン114がidle状態になる。
802はITI検出回路105からのITI検出パルスであり、このパルスが入力されることにより、ステートマシン114はwait1状態に遷移する。更に図示しないカウンタ106のプリセットとカウンタ504のプリセットによりマスク信号806がマスク状態になる。
次に、804の様にシンクが検出され、805のようにIDパリティの検査結果がOKとなると、ステートマシン114はlock1状態に遷移し、メモリ114に再生データの記憶を指示する。また、トラックの最初のシンクデータが検出できなかった場合でも、ITI検出パルスによるレジスタ109へのプリセットにより、IDが予測可能となるので、直ちにメモリ114へ再生データの書き込みを開始することが可能となる。
以上述べたように、本形態では、ITI検出パルスを用いて、シンクデータの検出パルスの出力タイミングを制御するカウンタ106と予測IDデータを保持するレジスタ109をプリセットすることにより、その後再生されるシンクブロックにタイミングを合わせることができ、トラック最初のシンクデータを検出できない場合でも、トラック最初のシンクブロックのデータを正確に検出することができる。
また、ITI検出パルスに応じてシンク検出のためのマスクを有効にすることで、ITIが検出された以降の疑似シンクを直ちにマスクすることができる。
また、ITI検出パルスに応じて、再生データシンクブロック中のIDを予測するためのレジスタをプリセットすることにより、最初のシンクデータを検出できない場合でもIDを予測することが出来、最初のシンクブロックのデータからから直ちにメモリへの書き込みを開始することができる。
更に、ITI検出パルスに応じて、再生データのメモリへの書き込みを制御するステートマシンを待ち受け状態にプリセットすることにより、トラックの先頭ではIDの連続性を確認することなく、最初シンクブロックのデータから直ちにメモリへの書き込みを開始することが出来る。
なお、本実施形態では、ITI検出パルスあるいは、同期検出回路からの出力信号に応じてカウンタ106に所定値をプリセットし、同期データを検出できなった場合にダウンカウントして、カウント値が0になったときにマスクをオープンにしていたが、例えば、ITIパルスあるいは同期検出出力に応じてカウンタをリセットし、同期データを検出する度にカウントアップし、カウント値が所定値になったときにマスクをオープンするように構成してもよい。
また、前述の実施形態では、本発明をデジタルVTRに対して適用した場合について説明したが、これ以外にも、伝送路を介して入力した情報データ中の同期ブロックにおける同期データ及びIDデータを検出する構成に対して、同様に本発明を適用可能であり、同様の効果をもつ。
本発明が適用されるVTRの構成例を示す図である。 本発明の実施形態で扱うデータの構成を示す図である。 同期検出回路の構成を示す図である。 ステートマシンの動作を説明するための図である。 マスク制御回路の構成を示すブロック図である。 同期検出動作を説明するためのタイミングチャートである。 同期検出動作を説明するためのタイミングチャートである。 同期検出動作を説明するためのタイミングチャートである。

Claims (3)

  1. テープ状記録媒体上に形成された複数のトラックより、それぞれ所定量の情報データと同期データからなる複数の同期ブロックから構成されるメインデータと前記トラックに関するインサートトラック情報とを再生する装置であって、
    前記複数のトラックにおけるインサートトラック情報エリアから、それぞれ前記インサートトラック情報エリア内におけるブロック位置を示す位置データを含む複数のスタートシンクブロックから構成されるインサートトラック情報を再生すると共に、前記インサートトラック情報エリアに引き続くメインエリアから前記メインデータを再生する再生手段と、
    前記再生手段により再生されたメインデータと前記同期データに対応したデータパターンを持つパターンデータとを比較し、前記再生されたメインデータが前記パターンデータに一致したことを示す同期検出信号を出力する比較手段と、前記比較手段から出力される同期検出信号をマスクするマスク手段とを有し、前記再生されたメインデータ中の前記同期データを検出する同期検出手段と、
    前記再生手段により再生されたインサートトラック情報における前記スタートシンクブロックを検出し、前記検出したスタートシンクブロックのブロック位置に基づいて検出信号を出力するトラック情報検出手段と、
    前記トラック情報検出手段から出力された検出信号に基づいて前記マスク手段によるマスクタイミングを制御する制御手段とを備える再生装置。
  2. 前記制御手段は、前記検出信号に応じて、前記メインデータ中の先頭の同期ブロックが入力すべきタイミングの近傍において前記マスク手段によるマスク動作をオープンとするよう前記マスク手段を制御することを特徴とする請求項1記載の再生装置。
  3. 前記制御手段はカウンタを含み、前記検出信号に応じて前記カウンタのカウント値を所定値にセットすると共に、前記同期データを検出すべきタイミングにおいて前記比較手段が前記同期検出信号を出力しなかったことに応じて前記カウンタにカウント動作を実行させ、前記カウンタの値が所定値になったことに応じて前記マスク動作をオープンとするよう前記マスク手段を制御することを特徴とする請求項2記載の再生装置。
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