JP4336506B2 - 変化検知表示システム、その表示処理方法、そのプログラム、記憶媒体 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、化検知表示システムに関し、特にその変化検知処理の結示に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
監視システムにおいて、画像処理によって監視画像の変化を自動的に求め、変化があった時の画像を保存蓄積する機能が実用化されている。ここで変化検知感度を設定するために、変化検知の途中経過を表示し、対話的に調整する機能が実装されているものがある。例えばあるネットワークカメラでは、変化の度合いを表示するインジケータを見ながら変化検知パラメータを調節できる。一方、ビデオ編集システムにおいてシーンの変化を画像処理によって求め、シーンの変化時時刻と変化時の画像を編集画面上に視覚的に表示する機能がある(特許文献1,2参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平11−032301号公報
【特許文献2】
特開平9−65287号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、動画像の変化検知処理が複数の検知パラメータに依存する場合、最終的な検知結果や単純な変化検知量を表示するだけでは、複数の検知パラメータが検知結果にどのように影響するかが分からないために、変化検知パラメータの調整が困難である。また、ビデオ編集システムにおいて、カット検出によるシーン開始画像や代表画像表示機能があるが、検出処理における変化量の大きさも分からない。
【0005】
本発明は、このような状況のもとでなされたもので、変化検知表示システムにおいて、変化検知設定を容易に行えるようにすることを課題とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため、本発明では、変化検知表示システムを次の(1)、(2)のとおりに構成し、その表示処理方法を次の(、(4)のとおりに構成する。
(1)メラによって撮像された画像の変化量が予め定められたしきい値より大きいか否かを判別する第1の判別手段と、
前記第1の判別手段によって前記画像の変化量が予め定められたしきい値より大きいと判別された状態が予め定められた時間より継続しているか否かを判別する第2の判別手段と、
前記第2の判別手段によって前記画像の変化量が予め定められたしきい値より大きいと判別された状態が予め定められた時間より継続していると判別された場合、変化検知ありと判別する第3の判別手段と、
前記第3の判別手段によって変化検知ありと判別されていない状態において前記第1の判別手段によって前記画像の変化量が予め定められたしきい値より小さいと判別された状態と、前記第3の判別手段によって変化検知ありと判別された状態と、前記第2の判別手段によって前記画像の変化量が予め定められたしきい値より大きいと判別された状態の継続が予め定められた時間未満であると判別された状態と、を変化検知結果として区別して表示する表示手段とを有する変化検知表示システム。
(2)カメラによって撮像された画像の変化量が予め定められたしきい値より大きいか否かを判別する第1の判別手段と、
前記第1の判別手段によって前記画像の変化量が予め定められたしきい値より大きいと判別された状態が予め定められた時間より継続しているか否かを判別する第2の判別手段と、
前記第2の判別手段によって前記画像の変化量が予め定められたしきい値より大きいと判別された状態が予め定められた時間より継続していると判別された場合、変化検知ありと判別する第3の判別手段と、
前記第3の判別手段によって変化検知ありと判別された状態において、前記画像の変化量が予め定められたしきい値より小さいと判別された状態が予め定められた時間より継続しているか否かを判別する第4の判別手段と、
前記第3の判別手段によって変化検知ありと判別されていない状態において前記第1の判別手段によって前記画像の変化量が予め定められたしきい値より小さいと判別された状態と、前記第3の判別手段によって変化検知ありと判別された状態と、前記第4の判別手段によって前記画像の変化量が予め定められたしきい値より小さいと判別された状態の継続が予め定められた時間未満であると判別された状態と、を変化検知結果として区別して表示する表示手段とを有する変化検知表示システム。
(3)カメラによって撮像された画像の変化量が予め定められたしきい値より大きいか否かを制御装置が判別する第1の判別ステップと、
前記第1の判別ステップにおいて前記画像の変化量が予め定められたしきい値より大きいと判別された状態が予め定められた時間より継続しているか否かを前記制御装置が判別する第2の判別ステップと、
前記第2の判別ステップにおいて前記画像の変化量が予め定められたしきい値より大きいと判別された状態が予め定められた時間より継続していると判別された場合、変化検知ありと前記制御装置が判別する第3の判別ステップと、
前記第3の判別ステップによって変化検知ありと判別されていない状態において前記第1の判別ステップによって前記画像の変化量が予め定められたしきい値より小さいと判別された状態と、前記第3の判別ステップによって変化検知ありと判別された状態と、前記第2の判別ステップによって前記画像の変化量が予め定められたしきい値より大きいと判別された状態の継続が予め定められた時間未満であると判別された状態と、を変化検知結果として区別して表示装置に表示させる表示ステップと、
有することを特徴とする変化検知表示システムの表示処理方法。
(4)カメラによって撮像された画像の変化量が予め定められたしきい値より大きいか否かを制御装置が判別する第1の判別ステップと、
前記第1の判別ステップにおいて前記画像の変化量が予め定められたしきい値より大きいと判別された状態が予め定められた時間より継続しているか否かを前記制御装置が判別する第2の判別ステップと、
前記第2の判別ステップにおいて前記画像の変化量が予め定められたしきい値より大きいと判別された状態が予め定められた時間より継続していると判別された場合、変化検知ありと前記制御装置が判別する第3の判別ステップと、
前記第3の判別ステップにおいて変化検知ありと判別された状態において、前記画像の変化量が予め定められたしきい値より小さいと判別された状態が予め定められた時間より継続しているか否かを判別する第4の判別ステップを有し、
前記第3の判別ステップにおいて変化検知ありと判別されていない状態において前記第1の判別ステップにおいて前記画像の変化量が予め定められたしきい値より小さいと判別された状態と、前記第3の判別ステップにおいて変化検知ありと判別された状態と、前記第4の判別ステップにおいて前記画像の変化量が予め定められたしきい値より小さいと判別された状態の継続が予め定められた時間未満であると判別された状態と、を変化検知結果として区別して表示装置に表示させる表示ステップとを有する変化検知表示システムの表示処理方法。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の形態を、動画像変化検知表示システムの実施例により詳しく説明する。なお、本発明は、システムの形に限らず、実施例の説明に裏付けられて、方法の形で、さらにこの方法を実現するためのプログラムの形で実施することができる。
【0009】
【実施例】
(実施例1)
実施例1として、カメラサーバにおいて動画像変化検知を行い、画像変化検知設定クライアント(以下、設定クライアントと略す)に画像と変化検知の途中経過と変化検知結果とを送信して表示する“動画像変化検知表示システム”を説明する。
【0010】
本実施例におけるカメラサーバと設定クライアントのハードウェア構成を図1に示す。ハードウェアはカメラサーバ1−1と設定クライアント1−14から構成され、両者はネットワーク1−15経由で接続される。
【0011】
カメラサーバ1−1はカメラ1−13の画像を取得し、ネットワーク1−15経由でクライアント1−14に送信する。また内部で変化検知処理を行い、変化を検知したときの画像を蓄積できる。
【0012】
設定クライアント1−14では、受信した画像を表示するソフトウェアや、カメラサーバの変化検知パラメータを設定するソフトウェアが動作する。変化検知処理の途中経過や変化検知結果も実時間で表示する。設定ソフトウェアにより設定クライアント1−14はカメラサーバ1−1に対して設定値を送信する。カメラサーバ1−1は設定値を受信し、以後その設定値に基づいて変化検知処理を行う。
【0013】
カメラサーバ1−1は、CPU1−2,RAM1−3,ROM1−4,二次記憶1−5を具備する。また画面表示のためにビデオRAM1−6を具備し、モニタ1−7を接続する。周辺機器の接続のために周辺機器インターフェース1−8を具備し、操作のためのキーボード1−10、マウスなどのポインティングデバイス1−11、および、雲台付あるいは雲台のないカメラ1−13を接続する。カメラ1−13は、デジタル信号を送受信する周辺機器インターフェース1−8、または、ビデオ信号を受信するビデオキャプチャカード1−12に接続される。また、ネットワーク1−15との接続のためにネットワークインターフェース1−9を具備する。なお周辺機器インターフェース1−8には、PS/2,RS−232C,USB,IEEE1394などの規格が存在するが、本実施例はこのような規格に依存するものではない。
【0014】
CPU1−2,RAM1−3,ROM1−4,二次記憶1−5,VRAM1−6,周辺機器インターフェース1−8,ネットワークインターフェース1−9,ビデオキャプチャカード1−12は、内部バスに接続する。
【0015】
以上説明したようなカメラサーバの構成は、市販のパーソナルコンピュータとカメラを用いることで簡単に実現できる。また、サーバ本体はネットワーク経由で外部からの操作も可能であることから、VRAM1−6,モニタ1−7,キーボード1−10,マウス1−11のない、いわゆるセットトップボックスの形態をとることも何ら問題ない。
【0016】
設定クライアント1−14もカメラサーバとほぼ同一の構成で、接続する入力機器が異なるのみである(クライアントの機器であることを示すため、末尾にclを付す)。CPU1−2cl,RAM1−3cl,ROM1−4cl,二次記憶1−5cl,VRAM1−6cl,モニタ1−7cl,周辺機器インターフェース1−8cl、ネットワークインターフェース1−9cl,キーボード1−10cl,ポインティングデバイス1−11clによって構成される。設定クライアントも市販のパーソナルコンピュータを用いることで簡単に実現できる。二次記憶1−5clには既に説明した映像表示や、変化検知設定や、変化検知履歴表示を行うソフトウェアを格納する。また、モニタ1−7clにはアプリケーションソフトウェアのGUIを表示し、ユーザはキーボード1−10clおよびマウス1−11clで対話的に操作を行う。
【0017】
カメラサーバから画像を取得するには、例えばURLエンコーディングされたコマンドをHTTPによって送信すると複数フレーム分の画像が返信される、といった方式による。またネットワーク1−15はIPプロトコルに基づくインターネットを想定しているが、デジタル信号を送受信可能で画像通信に十分な容量のある伝送路であれば、その実現方式は問わない。
【0018】
以上はカメラサーバと設定クライアントがネットワーク接続された別々のハードウェア上で動作する構成であるが、同一のハードウェア上で動作する構成であっても何ら構わない。
【0019】
次に図2を用いて、カメラサーバの機能構成例を説明する。また図2では画像処理に関連する部分のみを説明し、カメラ制御やシステム制御などに関する部分の説明は省略する。
【0020】
図2において、カメラ1−13から入力した画像信号はA/D変換部2−2でデジタル化され、符号化部2−3において符号化される。ここで符号化の方式はJPEGやMPEGなどがあるが、本実施例は符号化の方式に依存するものではない。次に変化検知部2−5において画像の変化検知処理が行われる。変化検知時の蓄積画像は二次記憶1−5に保存・管理される。符号化された画像や、変化検知処理の途中経過および結果は、設定クライアントからの要求に応じて送信部2−4から送信される。また受信部2−6は、設定クライアントから送信された、符号化設定や、変化検知設定や、ライブ画像要求や、変化検知情報要求を受信する。
【0021】
変化検知処理の方式は、隣接フレーム間差分や背景差分がある。隣接フレーム間差分の特徴量としては、同一座標画素の明度差の絶対値や、JPEG符号化ブロック中におけるDCT係数の差の絶対値などが用いられ、これらを画像全体で積算した値があらかじめ定めたしきい値以上になると変化ありとする方式がある。差分の方式によって符号化後の画像を変化検知部2−5に入力するか、符号化前の画像を入力するかが異なるため、図2では変化検知部2−5に入力する画像の経路を実線と一点鎖線で示している。
【0022】
本実施例は変化検知の方式に依存するものではないが、説明の都合上、JPEG符号化ブロック単位でDCT係数の差の絶対値を求める隣接フレーム間差分方式を想定する。この場合、変化検知の発生は、感度,面積比,継続時間の3つのしきい値で決定する。
【0023】
感度とはJPEG符号化ブロック単位でのDCT係数の差の絶対値和が、あるしきい値以上になった場合に当該ブロックで変化が発生したとするしきい値を定めるもので、感度が高いほどしきい値が低くなり、より少ない変化でも検出する。面積比とは画像中で定めた変化検知領域面積に対して変化が発生したブロックの合計面積の割合がある一定のしきい値を超えた場合に変化を検知したとするものである。
【0024】
継続時間とは前記の面積比によって検知された変化がある一定のしきい値を超えて継続した場合に、最終的に変化検知結果を変化ありとするもので、ここで初めて変化検知イベントが発生する。逆に変化検知が変化ありの状態のときに、面積比がしきい値以下の状態が継続時間以上連続した場合には最終的に変化検知結果を変化なしとする。
【0025】
変化の発生したブロック、面積比の値、最終的な変化検知結果は、画像と同様にカメラサーバから設定クライアントに送信できる。
【0026】
次に本実施例におけ設定クライアントの機能構成例を図3に示す。設定クライアントは、受信部3−1、表示操作部3−2、変化検知設定部3−3、送信部3−4からなり、ライブ画像の受信と表示機能、変化検知の途中経過および結果の受信と表示機能、変化検知パラメータの設定機能を有する。設定クライアントは、例えばパーソナルコンピュータと同コンピュータ上に実装されたアプリケーションソフトであるが、特定のハードウェアやオペレーションソフトに依存するものでないことは言うまでもない。
【0027】
画像信号は受信部3−1において受信され、表示操作部3−2において復号化され表示される。変化検知結果も受信部3−1において受信され、表示操作部3−2に表示される。変化検知設定情報は受信後、変化検知設定部3−3にて検知設定の初期化に使用され、その後表示操作部3−2に設定情報が表示される。
【0028】
表示操作部3−2において行う設定とは、例えば画像上で変化検知領域を指定したり、検知感度を指定したりするものである。指定を行うと設定情報は変化検知設定部3−3に送信され、送信部3−4を通じてカメラサーバに送信される。
【0029】
なお、変化検知情報や変化検知設定情報を取得するためのプロトコルはTCPプロトコル上に実装する手法やHTTPプロトコル上に実装する手法などがあるが、本実施例は情報の取得手法やプロトコルに依存するものではないため説明を省略する。
【0030】
次に設定クライアントのGUI(グラフィカル・ユーザー・インターフェース)の例を図4から図6を用いて説明する。
【0031】
図4は設定クライアントの表示操作部(表示操作画面)3−2の例であり、ウィンドウシステムに実装されたアプリケーションソフトの表示するウィンドウである。ウィンドウはウィンドウ枠4−1とクライアント領域4−2から成り、クライアント領域4−2にはカメラサーバから受信した画像を表示する。画像中には変化検知対象領域を示すフレーム4−3を表示する。フレーム4−3はラッチ4−4を不図示のマウスカーソルでドラッグすることによってその大きさ変更できる。また不図示のマウスカーソルをフレーム上でドラッグすることでフレームの位置を変更できる。変更した値は適用ボタン4−6によりカメラサーバに送信される。
【0032】
変化検知処理はカメラサーバにおいて変化検知対象領域に対して行い、変化が発生した場所をブロック4−5位置としてクライアントに送信する。本実施例では前述したようにJPEGのブロック単位で変化検知を行うためブロック表示としたが、画素単位で変化を検知する場合は画素ごとに変化の有無を表示する。また4−7はウィンドウを閉じるためのボタンである。
【0033】
次に変化検知の各種設定を行うための変化検知設定部(変化検知設定画面)3−3の例を図5に示す。5−1はウィンドウの外枠である。5−2は変化検知機能を有効にするか無効にするかを選択するチェックボックスである。5−3は制御可能なカメラを対象とする場合にパン,チルト,ズームを指定するための上下矢印付き編集ボックスである。5−4は感度設定であり、値は数字で表示され、スライドバーで調節が可能である。5−7は面積比のしきい値であり、感度と同様に値は数字で表示しスライドバーを用いて調節する。
【0034】
5−6は現在の面積比、すなわち検知対象領域に対する検知した領域の割合を左右に変化するグラフとして実時間で表示するもので、面積比のしきい値の位置に印があり、面積比がしきい値を超えたかどうかが一目で分かる。5−8は継続時間のしきい値を表示・設定する上下矢印付編集ボックスである。また5−9は設定値をカメラサーバに送信するボタンであり、5−10は設定終了後ウィンドウ5−1を閉じるボタンである。
【0035】
次に図6を用いて本実施例における変化検知表示手法に関して説明する。図6−(a)は面積比を表示する矩形5−6である。この矩形はより詳しくは、矩形外周6−1、面積比しきい値表示部6−2、面積比表示部6−3からなる。面積比表示部6−3は幅が面積比に相当し、実時間で変化する。
【0036】
次に面積比と継続時間から変化検知結果を求める方法と、面積比表示部6−3の表示手法を図6−(b)を用いて説明する。図において、面積比が6−4の太線のようにしきい値を基準に変化したとすると、以下のような4つの状態が存在する。
状態1:変化検知なし。面積比はしきい値以下。
状態2:変化検知なし。面積比はしきい値より大きいが、面積比がしきい値より大きい状態は継続時間未満である。
状態3:変化検知あり。面積比がしきい値より大きい。
状態4:変化検知あり。面積比がしきい値以下で、面積比がしきい値以下の状態が継続時間未満である。
【0037】
状態1と2では変化検知結果は検知なしで、状態3と4では変化検知結果が検知ありになる。一方状態2と状態4は遷移的な状態である。そこで、各状態における面積比表示部を図に示すように別々の色で表示する。例えば状態1は緑、状態2は黄緑、状態3は赤、状態4は橙といったように表示する。これにより、変化検知の途中経過である面積比は矩形の幅で、変化検知結果の遷移状態は矩形の色で表示することになり、変化検知の途中経過と結果を直感的に理解できる。ここで矩形を別々の色の変わりに別々の柄で表現することも可能である。
【0038】
次に図7および図8を用いて、カメラサーバの動作手順を説明する。カメラサーバは設定クライアントからのリクエスト処理を担当するメインプロセスと、画像取得および変化検知を行うサブプロセスからなる。図7はカメラサーバのメインプロセスの動作手順であり、図8はサブプロセスの動作手順である。サーバの処理手順にはこの他に画像蓄積やオペレーションシステム固有の処理があるが、説明を省略する。
【0039】
図7のメインプロセスにおいて、開始後ステップ701(図ではS701と表示する、以下同様)で初期化処理を行い、ステップ702でサブプロセスを起動する。サブプロセスは図8で説明する。ステップ703でイベント待ちを行い、イベントが発生するとY分岐してステップ704以下の処理を行う。ステップ704で設定クライアントの接続要求イベントかどうか判別する。もしそうである場合にはステップ705に進み接続を許可するかどうか判別する。これは接続数に制限がある場合や接続サービス時間の制限などがある場合に、接続を許可できないことがあるからである。もし接続を許可しない場合はN分岐し、ステップ706に進んで接続拒否通知を行う。
【0040】
もし接続を許可する場合にはY分岐し、ステップ707に進んでクライアントを登録する。これは、クライアントに管理番号を割り振り、IPアドレスを登録し、接続時間などの管理データを初期化する。次にステップ708で設定クライアントに対して接続許可通知を発行する。ここには例えば設定クライアントに割り当てられる管理番号なども同時に通知する。処理終了後ステップ703に戻って次のイベントを待つ。
【0041】
もしステップ704において接続要求イベントでない場合にはN分岐し、ステップ709で接続終了要求かどうか判別する。もしそうである場合にはY分岐し、ステップ710に進んで接続終了をクライアントに通知する。次にステップ711に進んでク設定ライアントの管理データを抹消する。処理終了後ステップ703に戻って次のイベントを待つ。
【0042】
ステップ709において接続終了要求イベントで無い場合にはN分岐し、ステップステップ712で画像要求イベントかどうか判別する。もしそうである場合にはY分岐し、ステップ713に進んで画像取得プロセスによって符号化された画像を取得し、ステップ714で要求した設定クライアントに対して画像を送信する。さらにステップ715で変化検知ブロックや、面積比、検知結果などの変化検知情報を設定クライアントに送信する。処理終了後ステップ703に戻って次のイベントを待つ。
【0043】
ステップ712で映像要求イベントでない場合にはステップ716に進んで変化検知情報要求イベントかどうか判別する。もしそうである場合にはY分岐し、ステップ717に進んで検知情報として変化検知の設定値を送信する。処理終了後ステップ703に戻って次のイベントを待つ。
【0044】
もしステップ716で変化検知情報要求イベントではない場合にはステップ718に進んで変化検知設定更新要求イベントかどうか判別する。もしそうである場合にはY分岐し、ステップ719で変化検知設定更新を行う。処理終了後ステップ703に戻って次のイベントを待つ。
【0045】
次に図8を用いてカメラサーバのサブプロセスの動作手順を説明する。サブプロセスは、画像の取得と符号化、変化検知処理、変化検知情報の送信、イベント送信を行う。
【0046】
開始後ステップ801においてカメラ1−13から画像を取得し、ステップ802において画像の符号化を行い画像バッファに符号化した画像を格納する。もしメインプロセスにおいて画像要求イベントが発生した場合には、この画像バッファの画像を送信する。次にステップ803において変化検知処理を行うかどうか判別する。変化検知処理を行うかどうかは、設定クライアントの設定画面上で、「変化検知を有効にする」チェックボックス5−2によって指定できる。もし行う場合にはY分岐しステップ804以下の処理を行う。もし行わない場合にはN分岐しステップ801に戻る。
【0047】
プロセスは変化検知処理のために検知用バッファ1、検知用バッファ2の2枚のバッファを持つ。ステップ804において、検知用バッファ1から検知用バッファ2にデータをコピーする。次にステップ805において現在の画像を検知用バッファ1に格納する。次にステップ806で変化検知を行う。ここで変化検知は既に説明したようにいくつかの方式があり、検知対象領域に対して検知した領域の割合すなわち面積比を変化量として求める。これらの情報はステップ715で設定クライアントに対して送信される。
【0048】
さらにステップ807に進んで、ステップ806の変化検知結果が以前と比較して変化したかどうか判別する。もし変化検知ありから変化検知なしに、あるいは、変化検知なしから変化検知ありに変化した場合には、ステップ808に進んで変化検知あり、変化検知なしなどのイベントを発行する。ステップ807において、変化検知結果に変化がない場合には、N分岐してステップ809に進む。
【0049】
ステップ809では終了すべきかどうか判別する。もし何らかの例外処理が発生した場合や、メインプロセスから終了指示があった場合にはY分岐しプロセスを終了する。そうでない場合にはN分岐しステップ801に戻って処理を続ける。
【0050】
次に図9を用いて設定クライアントのプロセスの処理手順を説明する。開始後ステップ901で初期化を行い、ステップ902でカメラサーバに対して接続要求する。ステップ903でカメラサーバからの応答を待って、もし接続に失敗した場合にはN分岐しステップ904に進んで終了処理を行い終了する。もし接続に成功した場合にはY分岐し、ステップ905において画像受信を行うサブプロセスを起動する。
【0051】
画像受信プロセスは、メインプロセスとは別に画像の受信とデコードを専用に行うプロセスであり、別プロセスにすることでメインプロセスにおけるイベント処理の反応速度の低下を防ぐものであるが、本実施例はその実装方式に影響を受けないため詳しい説明は省略する。
【0052】
次にステップ906に進んでイベント待ちを行う。もしイベントが発生した場合にはY分岐しステップ907において画像受信イベントかどうか判別する。もしそうである場合にはY分岐し、ステップ909で画像を表示する。その後ステップ906に戻って次のイベントを待つ。
【0053】
もしステップ907において画像受信イベントではない場合はN分岐し、ステップ911に進んで変化検知情報受信イベントであるかどうか判別する。もしそうである場合にはY分岐し、ステップ912で検知情報表示を更新する。変化検知情報とは検知ブロック位置,検知面積比,検知結果などのデータである。その後、ステップ906に戻って次のイベントを待つ。
【0054】
ステップ911で変化検知情報受信イベントではない場合、ステップ913に進んで変化検知設定受信イベントかどうか判別する。もしそうである場合にはY分岐し、ステップ914に進んで変化検知設定情報を更新する。変化検知設定情報にはカメラのパン,チルト,ズームと、検知対象領域と、感度,面積比,継続時間の各しきい値が含まれる。その結果、検知対象領域表示4−3や、カメラパラメータ指定部5−3、感度設定部5−4、面積比のしきい値設定部5−7、継続時間設定部5−8が更新される。その後ステップ906に戻って次のイベントを待つ。
【0055】
ステップ913で変化検知情報受信イベントではない場合、ステップ915に進んで変化検知設定送信イベントかどうか判別する。このイベントは適用ボタン5−9押下時に発生するものである。もしそうである場合にはY分岐し、ステップ916に進んで変化検知設定を送信する。その後ステップ906に戻って次のイベントを待つ。
【0056】
ステップ915において変化検知情報送信イベントではない場合にはN分岐し、ステップ917に進んでその他のイベント処理を行った後、ステップ906に戻って次のイベントを待つ。その他のイベント処理としては、終了ボタン5−10を押下した場合やウィンドウを強制的に閉じた場合に発生する終了イベントや、OS既定のイベントなどがある。終了イベントの場合は終了処理を行い、ソフトウェアを終了する。
【0057】
次に図10を用いて、面積比と継続時間から変化検知結果を求めるアルゴリズムを説明する。このアルゴリズムはカメラサーバ側のステップ806として実装するが、設定クライアント側でも変化検知情報受信時にステップ912で実装可能である。
【0058】
開始後ステップ1001でMD=0と初期化する。MDは変化検知の最終結果を表し、0が変化検知なし、1が変化検知ありを示す。次にステップ1002で面積比がしきい値より大きいかどうか判別する。もし面積比がしきい値より大きければY分岐し、ステップ1003でTon=0かどうか判別する。
【0059】
Tonは面積比がしきい値より大きくなった時刻であり、ON開始時刻と呼ぶ。同様にToffは面積比がしきい値以下になった時刻でありOFF開始時刻と呼ぶ。Ton,Toffは初期化されると0になる。ステップ1003でTon=0、すなわち、初期化された状態であればY分岐し、ステップ1004でTon=Tnowとする。Tnowは現在の時刻である。もしすでにON開始時刻が設定されていればN分岐し、ステップ1005に進む。
【0060】
ステップ1005において、Tnow−Tonが継続時間Td以上である場合はY分岐し、ステップ1006においてMD=1とする。これは継続時間以上連続して面積比がしきい値より大きかったか、あるいは、面積比が瞬間的にしきい値以下になることがあっても、継続時間以上は連続しなかった結果、変化検知ありと判別したことを示す。最後にステップ1007においてOFF開始時刻を、Toff=0と初期化し終了する。もしステップ1005においてTnow−Tonが継続時間Td未満である場合はN分岐して終了する。
【0061】
ステップ1002において、変化量がしきい値以下であった場合にはN分岐し、ステップ1008でToff=0かどうか判別する。もしそうである場合にはY分岐しToff=Tnow、すなわち、現在時刻をOFF開始時刻に代入して、ステップ1010に進む。ステップ1008においてToff=0でない場合にもステップ1010に進む。
【0062】
ステップ1010において、Tnow−Toffが継続時間Td以上である場合はY分岐しステップ1012において、Ton=0と初期化する。これは、継続時間以上連続して面積比がしきい値以下であったか、あるいは、面積比が瞬間的にしきい値より大きくなることがあっても、継続時間以上は連続しなかった結果、変化検知なしと判別したことを示す。もしステップ1010において、Tnow−Toffが継続時間Td未満の場合にはN分岐して、ステップ1011でMD=1とする。これは、面積比がしきい値以下となる時間が短いため、変化検知ありの状態が続いていることを示す。
【0063】
以上の説明からも明らかなように、本実施例によれば、画像を取得して変化検知処理を行うカメラサーバと、ネットワーク経由で画像と変化検知結果を取得して表示し、変化検知設定を対話的に行う設定クライアントからなる変化検知表示システムにおいて、変化量と継続時間から決まる変化検知結果の遷移状態を視覚的に示す手段を設ける。これにより、容易に変化検知設定を行うことができる画像変化検知表示システムを構築する。なお、本実施例では説明の都合上変化量として面積比を用いたが、変化検知の最終的な判別に関わる変化量であれば、面積比以外でも同様の表示方式を適用可能であることは言うまでもない。
【0064】
(実施例2)
実施例1に対し、▲1▼設定クライアントの面積比表示部5−6において、変化量と変化検知結果とを別々に表示する、▲2▼この際に変化量が変化量のしきい値より大きいかどうかで表示手法を分ける、▲3▼さらに変化検知遷移状態が実施例1で説明した第3の状態にある期間中における、変化量の最大値を表示する機能を追加する、例を実施例2として説明する。本実施例におけるハードウェア構成および機能構成は、実施例1と同様なので、その説明を援用する。
【0065】
本実施例の“動画像変化検知表示システム”における変化検知結果の表示手法を図11に示す。図において、実施例1において説明した第1から第4の状態が、それぞれ図(a)から図(d)に相当する。ここで、現在の面積比は図11−1に示すように矩形表示される。面積比がしきい値より大きくなった場合は、図(b)の11−3、(c)の11−4に示すように面積比を表示する矩形の色や柄が変化する。
【0066】
さらに、状態3および4にあるときは変化検知ありということであるから、図(c)の11−5、および、図(d)の11−7のように変化検知結果表示とピーク表示を兼ねる矩形を表示する。矩形の色は面積比を表示する矩形とは異なるものにする。また矩形の位置は状態3における面積比の最大値に対応する位置に表示する。
【0067】
ピーク表示の手法としては、この他にも図12に示すようにピーク表示部と面積比表示部を隣接させて表示する手法もある。例えば(c)において、ピーク表示部12−5と面積比表示部12−4は隣接しており、ピーク表示部12−5の右端がピーク値を示す。この手法では、動き検知結果が検知ありであることをより強調することができる。
【0068】
以上の表示方式を面積比の変化と面積比のしきい値、および、継続時間の関係から、図13を用いて再度説明する。図13は実施例1の図6に対応するもので、重複する部分に関しては説明を省略する。図13において、面積比の変化がしきい値より大きいか、しきい値以下であるかで、矩形インジケータの色や柄を変更する。例えばしきい値以下のときは緑、しきい値より大きいときは黄色などとする。一方で、変化検知結果が変化検知ありのときは、赤色の矩形をピーク位置に表示する。これにより変化検知結果と、変化検知が検知ありである期間中の面積比の最大値を同時に表示する。なお、ピーク表示の色は赤に限定されず、別の色でもよい。また柄を変えたり、点滅表示したりすることで強調表示することも可能である。
【0069】
本実施例のソフトウェア構成は実施例1と同様であるので説明を省略する。また動作手順に関しては設定クライアントの動作手順において、検知情報表示更新処理ステップ912において、面積比表示を既に述べた方式に変更するのみであるため、説明を省略する。
【0070】
以上の説明からも明らかなように、本実施例によれば、変化検知に使用する面積比と、変化検知結果を分けて表示し、さらに変化検知結果が検知ありの場合、変化検知結果がありの期間中における面積比の最大値を表示する。これにより変化検知量や、変化検知結果の遷移状態、および、最終的な変化検知結果を分かりやすく表示し、簡便に検知用パラメータの設定を行うことができる。なお本実施例では説明の都合上変化量として面積比を用いたが、変化検知の判別に関わる変化量であれば、面積比以外でも同様の表示方式を適用可能であることは言うまでもない。
【0071】
(実施例3)
実施例2において、変化検知結果と変化検知ありの期間中における面積比の最大値とを同時に表示するピーク表示を廃止し、その代わりに、変化検知ありの場合、面積比表示部5−6の周囲を強調表示する例を実施例3として説明する。本実施例におけるハードウェア構成および機能構成は、実施例1と同様なので、その説明を援用する。
【0072】
図14を用いて、実施例3である“動画像変化検知表示システム”における変化検知表示手法を説明する。図において、実施例2と同様に、変化検知の遷移状態である状態1から状態4までがそれぞれ(a)〜(d)に相当する。ここで面積比表示は、14−1,14−6のように面積比が面積比しきい値以下の場合と、14−3、14−4のように面積比しきい値より大きい場合とで色や柄を分けて表示する。
【0073】
さらに、変化検知結果が検知ありの場合には14−5、14−7のように面積比表示部の全体を強調表示する。強調表示の手法としては、枠を太くしたり、枠を別の色にしたり、枠を点滅表示したりする手法がある。また、面積比表示部14−4,14−6と、面積比しきい値表示部を除く領域全体の色や柄を変えたり、強調表示したりする手法がある。
【0074】
本実施例における、面積比の変化と、面積比のしきい値、および、継続時間との関係は、図13において、「ピーク表示」に代わって「表示領域全体の強調表示」となるだけなので、図および説明は省略する。
【0075】
本実施例のソフトウェア構成は実施例1,2と同様なので説明を省略する。また動作手順に関しては設定クライアントの動作手順において、面積比表示を既に述べた方式に変更するのみであるため、説明を省略する。
【0076】
以上の説明からも明らかなように、本実施例によれば、変化検知に使用する面積比と、変化検知結果を分けて表示し、変化検知結果が検知ありの場合、面積比表示領域全体を強調表示する。これにより変化検知量と最終的な変化検知結果を分かりやすく表示し、簡便に検知用パラメータの設定を行うことができる。なお本実施例では説明の都合上変化量として面積比を用いたが、変化検知の判別に関わる変化量であれば、面積比以外でも同様の表示方式を摘要可能であることは言うまでもない。
【0077】
なお、以上の各実施例において、動画像の部分領域ごとに変化検知結果を判別し、変化ありと判別された部分領域の面積和である変化検知面積を変化検知量とし、部分領域の変化検知結果を画像上に重畳して表示するようにしても良い。
【0078】
本発明の実施態様を、動画像変化検知表示システムを次の(1)〜(12)のとおりに構成し、動画像変化検知表示方法を次の(13)ないし(21)のとおりに構成し、プログラムを次の(22)のとおりに示す。
【0079】
(1)変化検知結果が変化なしの場合に、動画像の変化量が所定時間以上継続して基準を満たしたときは変化検知結果を変化ありとし、変化検知結果が変化ありの場合に、動画像の変化量が所定時間以上連続して基準を満たさなかったときは変化検知なしとする動画像の変化検知手段と、
前記動画像の変化量と、前記動画像の変化量が前記基準を満たしているか否かを示す指標と、前記変化検知結果とを同時に表示する表示手段と、
変化検知に関する設定をする設定手段と、
を備えたことを特徴とする動画像変化検知表示システム。
【0080】
(2)前記(1)に記載の動画像変化検知表示システムにおいて、
カメラサーバと、該カメラサーバとネットワークを介して接続される設定クライアントとを備え、前記カメラサーバが前記変化検知手段を有し、前記設定クライアントが前記表示手段と設定手段とを有することを特徴とする動画像変化検知表示システム。
【0081】
(3)前記(1)に記載の動画像変化検知表示システムにおいて、
カメラサーバと、該カメラサーバとネットワークを介して接続される設定クライアントとを備え、
前記設定クライアントが前記変化検知手段と前記表示手段と設定手段とを有することを特徴とする動画像変化検知表示システム。
【0082】
(4)前記(2)または(3)に記載の動画像変化検知表示システムにおいて、
前記設定手段は、カメラサーバに接続されたカメラのパン,チルト,ズームの各値および検知対象領域および検知感度,面積比のしきい値,継続時間のしきい値の各値のすくなくとも1つを設定することを特徴とする動画像変化検知表示システム。
【0083】
(5)前記(1)に記載の動画像変化検知表示システムにおいて、
前記表示手段は、前記動画像の変化量を矩形の幅で表示し、また変化検知結果が検知ありのときには前記矩形とは別の矩形を変化検知ありの期間における変化量の最大値の位置に表示することを特徴とする動画像変化検知表示システム。
【0084】
(6)動画像の変化量と、該動画像の変化量のしきい値と、継続時間のしきい値とを表示する動画像変化検知表示システムであって、
変化検知結果が変化なしの場合に、前記変化量が変化量しきい値以上の状態が継続時間しきい値以上連続したときに変化検知結果を変化ありとし、変化検知結果が変化ありの場合に、前記変化量がしきい値未満の状態が継続時間しきい値以上連続したときに変化検知結果を変化なしとする変化検知手段と、
前記変化検知手段による変化検知結果が変化なしで、かつ、変化量が変化量しきい値未満のときを第1の状態とし、変化検知結果が変化なしで、かつ、変化量が変化量しきい値以上のときを第2の状態とし、変化検知結果が変化ありで、かつ、変化量が変化量しきい値以上のときを第3の状態とし、変化検知結果が変化ありで、かつ、変化量が変化量しきい値未満のときを第4の状態とし、該第1から第4の状態を視覚的に区別して表示する表示手段と、
を備えたことを特徴とする動画像変化検知表示システム。
【0085】
(7)前記(6)に記載の動画像変化検知表示システムにおいて、
変化量が変化量しきい値を超えるか、変化量しきい値以下かで変化を判別することを特徴とする動画像変化検知表示システム。
【0086】
(8)前記(6)または(7)に記載の動画像変化検知表示システムにおいて、
前記第1から第4の状態を、前記矩形における別々の色や柄で表すことを特徴とすることを特徴とする動画像変化検知システム。
【0087】
(9)前記(6)または(7)に記載の動画像変化検知表示システムであって、
ある時刻での変化量を矩形の幅で表示し、前記動画像の変化検知結果が変化ありの場合には矩形の外周の太さや色や柄を変更することを特徴とする動画像変化検知表示システム。
【0088】
(10)前記(6)または(7)に記載の動画像変化検知表示システムにおいて、
ある時刻での変化量を矩形の幅で表示し、前記動画像の変化検知結果が変化ありの場合には矩形の外周を点滅することを特徴とする動画像変化検知表示システム。
【0089】
(11)前記(6)または(7)に記載の動画像変化検知表示システムにおいて、
ある時刻での変化量を矩形の幅で表示し、前記状態3および4にあるときに、前記状態3における変化量の最大値を前記矩形とは別の矩形として表示することを特徴とする動画像変化検知表示システム。
【0090】
(12)前記(1)から(11)に記載の動画像変化検知表示システムにおいて、
動画像の部分領域ごとに変化検知結果を判別し、変化ありと判別された部分領域の面積和である変化検知面積を変化検知量とし、部分領域の変化検知結果を画像上に重畳して表示することを特徴とする動画像変化検知表示システム。
【0091】
(13)変化検知結果が変化なしの場合に、動画像の変化量が所定時間以上継続して基準を満たしたときは変化検知結果を変化ありとし、変化検知結果が変化ありの場合に、動画像の変化量が所定時間以上連続して基準を満たさなかったときは変化検知なしとする動画像の変化検知工程と、
前記動画像の変化量と、前記動画像の変化量が前記基準を満たしているか否かを示す指標と、前記変化検知結果とを同時に表示する表示工程と、
変化検知に関する設定をする設定工程と、
を備えたことを特徴とする動画像変化検知表示方法。
【0092】
(14)前記(13)に記載の動画像変化検知表示方法において、
前記表示工程は、前記動画像の変化量を矩形の幅で表示し、また変化検知結果が検知ありのときには前記矩形とは別の矩形を、変化検知ありの期間における変化量の最大値の位置に表示することを特徴とする動画像変化検知表示方法。
【0093】
(15)動画像の変化量と、該動画像の変化量のしきい値と、継続時間のしきい値とを表示する動画像変化検知表示方法であって、
変化検知結果が変化なしの場合に、前記変化量が変化量しきい値以上の状態が継続時間しきい値以上連続したときに変化検知結果を変化ありとし、変化検知結果が変化ありの場合に、前記変化量がしきい値未満の状態が継続時間しきい値以上連続したときに変化検知結果を変化なしとする変化検知工程と、
前記変化検知手段による変化検知結果が変化なしで、かつ、変化量が変化量しきい値未満のときを第1の状態とし、変化検知結果が変化なしで、かつ、変化量が変化量しきい値以上のときを第2の状態とし、変化検知結果が変化ありで、かつ、変化量が変化量しきい値以上のときを第3の状態とし、変化検知結果が変化ありで、かつ、変化量が変化量しきい値未満のときを第4の状態とし、該第1から第4の状態を視覚的に区別して表示する表示工程と、
を備えたことを特徴とする動画像変化検知表示方法。
【0094】
(16)前記(15)に記載の動画像変化検知表示方法において、
変化量が変化量しきい値を超えるか、変化量しきい値以下かで変化を判別することを特徴とする動画像変化検知表示方法。
【0095】
(17)前記(15)または(16)に記載の動画像変化検知表示方法において、
前記第1から第4の状態を、前記矩形における別々の色や柄で表すことを特徴とすることを特徴とする動画像変化検知表示方法。
【0096】
(18)前記(15)または(16)に記載の動画像変化検知表示方法であって、
ある時刻での変化量を矩形の幅で表示し、前記動画像の変化検知結果が変化ありの場合には矩形の外周の太さや色や柄を変更することを特徴とする動画像変化検知表示方法。
【0097】
(19)前記(15)または(16)に記載の動画像変化検知表示方法において、
ある時刻での変化量を矩形の幅で表示し、前記動画像の変化検知結果が変化ありの場合には矩形の外周を点滅することを特徴とする動画像変化検知表示方法。
【0098】
(20)前記(15)または(16)に記載の動画像変化検知表示方法において、
ある時刻での変化量を矩形の幅で表示し、前記状態3および4にあるときに、前記状態3における変化量の最大値を前記矩形とは別の矩形として表示することを特徴とする動画像変化検知表示方法。
【0099】
(21)前記(13)ないし(20)のいずれかに記載の動画像変化検知表示方法において、
動画像の部分領域ごとに変化検知結果を判別し、変化ありと判別された部分領域の面積和である変化検知面積を変化検知量とし、部分領域の変化検知結果を画像上に重畳して表示することを特徴とする動画像変化検知表示方法。
【0100】
(22)前記(13)ないし(21)のいずれかに記載の画像変化検知表示方法を実現するためのプログラム。
【0101】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、変化検知処理の途中経過や変化検知結果の遷移状態、および、最終的な変化検知結果を分かりやすく表示することができ、これにより、変化検知設定を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1のハードウェア構成を示すブロック図
【図2】 カメラサーバの機能構成を示すブロック図
【図3】 設定クライアントの機能構成を示すブロック図
【図4】 設定クライアントの表示操作画面の例を示す図
【図5】 設定クライアントの変化検知設定画面の例を示す図
【図6】 変化検知表示の説明図
【図7】 カメラサーバのメインプロセスを示すフローチャート
【図8】 カメラサーバのサブプロセスを示すフローチャート
【図9】 設定クライアントのプロセスを示すフローチャート
【図10】 変化検知結果を求めるための処理を示すフローチャート
【図11】 実施例2における変化検知結果の表示手法を示す図
【図12】 変化検知結果の表示手法を示す図
【図13】 変化検知表示の説明図
【図14】 実施例3における変化検知結果の表示手法を示す図
【符号の説明】
1−1 カメラサーバ
1−2 CPU
1−2cl CPU
1−7 モニタ
1−10cl キーボード
1−14 設定クライアント

Claims (10)

  1. メラによって撮像された画像の変化量が予め定められたしきい値より大きいか否かを判別する第1の判別手段と、
    前記第1の判別手段によって前記画像の変化量が予め定められたしきい値より大きいと判別された状態が予め定められた時間より継続しているか否かを判別する第2の判別手段と、
    前記第2の判別手段によって前記画像の変化量が予め定められたしきい値より大きいと判別された状態が予め定められた時間より継続していると判別された場合、変化検知ありと判別する第3の判別手段と、
    前記第3の判別手段によって変化検知ありと判別されていない状態において前記第1の判別手段によって前記画像の変化量が予め定められたしきい値より小さいと判別された状態と、前記第3の判別手段によって変化検知ありと判別された状態と、前記第2の判別手段によって前記画像の変化量が予め定められたしきい値より大きいと判別された状態の継続が予め定められた時間未満であると判別された状態と、を変化検知結果として区別して表示する表示手段とを有することを特徴とする変化検知表示システム。
  2. 前記表示手段は、変化検知結果として、前記グラフの色または柄の表示を変更することを特徴とする請求項1記載の変化検知表示システム。
  3. 前記表示手段は、変化検知結果として、前記グラフの外周の表示状態を変更することを特徴とする請求項1記載の変化検知表示システム。
  4. カメラによって撮像された画像の変化量が予め定められたしきい値より大きいか否かを判別する第1の判別手段と、
    前記第1の判別手段によって前記画像の変化量が予め定められたしきい値より大きいと判別された状態が予め定められた時間より継続しているか否かを判別する第2の判別手段と、
    前記第2の判別手段によって前記画像の変化量が予め定められたしきい値より大きいと判別された状態が予め定められた時間より継続していると判別された場合、変化検知ありと判別する第3の判別手段と、
    前記第3の判別手段によって変化検知ありと判別された状態において、前記画像の変化量が予め定められたしきい値より小さいと判別された状態が予め定められた時間より継続しているか否かを判別する第4の判別手段と、
    前記第3の判別手段によって変化検知ありと判別されていない状態において前記第1の判別手段によって前記画像の変化量が予め定められたしきい値より小さいと判別された状態と、前記第3の判別手段によって変化検知ありと判別された状態と、前記第4の判別手段によって前記画像の変化量が予め定められたしきい値より小さいと判別された状態の継続が予め定められた時間未満であると判別された状態と、を変化検知結果として区別して表示する表示手段とを有することを特徴とする変化検知表示システム。
  5. メラによって撮像された画像の変化量が予め定められたしきい値より大きいか否かを制御装置が判別する第1の判別ステップと、
    前記第1の判別ステップにおいて前記画像の変化量が予め定められたしきい値より大きいと判別された状態が予め定められた時間より継続しているか否かを前記制御装置が判別する第2の判別ステップと、
    前記第2の判別ステップにおいて前記画像の変化量が予め定められたしきい値より大きいと判別された状態が予め定められた時間より継続していると判別された場合、変化検知ありと前記制御装置が判別する第3の判別ステップと、
    前記第3の判別ステップによって変化検知ありと判別されていない状態において前記第1の判別ステップによって前記画像の変化量が予め定められたしきい値より小さいと判別された状態と、前記第3の判別ステップによって変化検知ありと判別された状態と、前記第2の判別ステップによって前記画像の変化量が予め定められたしきい値より大きいと判別された状態の継続が予め定められた時間未満であると判別された状態と、を変化検知結果として区別して表示装置に表示させる表示ステップと、
    有することを特徴とする変化検知表示システムの表示処理方法。
  6. 前記表示ステップにおいて、変化検知結果として、前記グラフの表示状態の変更として、前記グラフの色または柄の表示を変更することを特徴とする請求項記載の変化検知表示システムの表示処理方法。
  7. 前記表示ステップにおいて、変化検知結果として、前記グラフの表示状態の変更として、前記グラフの外周の表示状態を変更することを特徴とする請求項記載の変化検知表示システムの表示処理方法。
  8. カメラによって撮像された画像の変化量が予め定められたしきい値より大きいか否かを制御装置が判別する第1の判別ステップと、
    前記第1の判別ステップにおいて前記画像の変化量が予め定められたしきい値より大きいと判別された状態が予め定められた時間より継続しているか否かを前記制御装置が判別する第2の判別ステップと、
    前記第2の判別ステップにおいて前記画像の変化量が予め定められたしきい値より大きいと判別された状態が予め定められた時間より継続していると判別された場合、変化検知ありと前記制御装置が判別する第3の判別ステップと、
    前記第3の判別ステップにおいて変化検知ありと判別された状態において、前記画像の変化量が予め定められたしきい値より小さいと判別された状態が予め定められた時間より継続しているか否かを判別する第4の判別ステップを有し、
    前記第3の判別ステップにおいて変化検知ありと判別されていない状態において前記第1の判別ステップにおいて前記画像の変化量が予め定められたしきい値より小さいと判別された状態と、前記第3の判別ステップにおいて変化検知ありと判別された状態と、前記第4の判別ステップにおいて前記画像の変化量が予め定められたしきい値より小さいと判別された状態の継続が予め定められた時間未満であると判別された状態と、を変化検知結果として区別して表示装置に表示させる表示ステップとを有することを特徴とする変化検知表示システムの表示処理方法。
  9. 請求項ないし請求項のいずれかに記載の表示処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  10. 請求項のプログラムを記憶したコンピュータ読み出し可能な記憶媒体。
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