JP4335440B2 - ビデオーケンスにおける転換の検出 - Google Patents

ビデオーケンスにおける転換の検出 Download PDF

Info

Publication number
JP4335440B2
JP4335440B2 JP2000526044A JP2000526044A JP4335440B2 JP 4335440 B2 JP4335440 B2 JP 4335440B2 JP 2000526044 A JP2000526044 A JP 2000526044A JP 2000526044 A JP2000526044 A JP 2000526044A JP 4335440 B2 JP4335440 B2 JP 4335440B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frame
fdm
value
threshold
threshold condition
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2000526044A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2001527344A (ja
Inventor
スチュアート, ジェイ ゴーリン,
Original Assignee
メディアテック インコーポレイション
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by メディアテック インコーポレイション filed Critical メディアテック インコーポレイション
Publication of JP2001527344A publication Critical patent/JP2001527344A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4335440B2 publication Critical patent/JP4335440B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00Details of television systems
    • H04N5/14Picture signal circuitry for video frequency region
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00Details of television systems
    • H04N5/14Picture signal circuitry for video frequency region
    • H04N5/147Scene change detection
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06VIMAGE OR VIDEO RECOGNITION OR UNDERSTANDING
    • G06V20/00Scenes; Scene-specific elements
    • G06V20/40Scenes; Scene-specific elements in video content
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N19/00Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals
    • H04N19/10Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using adaptive coding
    • H04N19/134Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using adaptive coding characterised by the element, parameter or criterion affecting or controlling the adaptive coding
    • H04N19/142Detection of scene cut or scene change
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N19/00Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals
    • H04N19/10Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using adaptive coding
    • H04N19/169Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using adaptive coding characterised by the coding unit, i.e. the structural portion or semantic portion of the video signal being the object or the subject of the adaptive coding
    • H04N19/179Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using adaptive coding characterised by the coding unit, i.e. the structural portion or semantic portion of the video signal being the object or the subject of the adaptive coding the unit being a scene or a shot
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N19/00Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals
    • H04N19/60Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using transform coding
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N19/00Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals
    • H04N19/85Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using pre-processing or post-processing specially adapted for video compression
    • H04N19/87Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using pre-processing or post-processing specially adapted for video compression involving scene cut or scene change detection in combination with video compression
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B27/00Editing; Indexing; Addressing; Timing or synchronising; Monitoring; Measuring tape travel
    • G11B27/10Indexing; Addressing; Timing or synchronising; Measuring tape travel
    • G11B27/19Indexing; Addressing; Timing or synchronising; Measuring tape travel by using information detectable on the record carrier
    • G11B27/28Indexing; Addressing; Timing or synchronising; Measuring tape travel by using information detectable on the record carrier by using information signals recorded by the same method as the main recording

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Image Analysis (AREA)
  • Picture Signal Circuits (AREA)
  • Processing Of Color Television Signals (AREA)
  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
  • Testing, Inspecting, Measuring Of Stereoscopic Televisions And Televisions (AREA)
  • Television Signal Processing For Recording (AREA)

Description

【0001】
発明の背景
発明の分野
本発明はビデオ処理に関し、詳細には、デジタルビデオ画像のシーケンスにおけるカット、ワイプ(wipe)、ディゾルブ(dissolve)等の転換の検出に関する。
【0002】
連邦後援の研究又は開発に関する供述
米国政府は、政府契約番号MDA−904−95−C−3126に従い、本発明の少なくとも一部の一定の権利を有する。
【0003】
関連技術の説明
デジタルビデオシーケンスにおいて、画像即ちフレームは、普通には画素即ちピクセルのアレイにより表され、各画素は、1つ以上の異なる成分により表される。例えば、単色のグレースケール画像では、各画素は、その値が画素の明暗度に相当する成分により表される。RGBカラーフォーマットでは、各画素は、レッド成分、グリーン成分、及びブルー成分により表される。同様に、YUVカラーフォーマットでは、各画素は、明暗度(又は輝度)成分Yと2つの色(又は色度)成分UとVにより表される。このカラーフォーマットの24ビットバージョンでは、各画素成分は8ビットの値により表される。
【0004】
典型的なビデオシーケンスは、ショットと呼ばれる連続するフレームのセットで構成されており、所定ショットのフレームは、同じ基本場面に対応する。ショットは、1つのカメラからの途切れのないフレームのシーケンスである。現在、デジタルビデオをその構成ショットへ分解することへの大きな関心がある。これは、ビデオ材の急速に高まる入手性と、ビデオデータベースに対してインデックスを生成する必要性とにより駆り立てられている。解析は、ビデオの編集及び圧縮に対しても有用である。
【0005】
デジタルビデオシーケンスにおける異なるショットを識別する1つの方法は、ビデオフレームに対応するヒストグラムを分析することである。フレームのヒストグラムは、ビデオデータのフレームに対する成分値の分布を表す。例えば、32ビンのヒストグラムは、24ビットYUVカラーフォーマットで表されるビデオフレームの8ビットY成分に対して生成でき、ここで、第1のビンは、フレームで幾つの画素が0と7を含んで0と7間のY値を有するかを示し、第2のビンは、幾つの画素が8と15を含んで8と15間のY値を有するかを示し、以下同様であって、最後の第32のビンは、幾つの画素が248と255を含んで248と255間のY値を有するかを示す。
【0006】
多次元ヒストグラムも、異なる成分からのビットの組合せに基づき生成できる。例えば、3次元(3D)ヒストグラムが、YUVデータに対してY成分の4つの最上位桁(MSB)及びUとV成分の3つのMSBを使用して生成でき、ここで、3Dヒストグラムでの各ビンは、Yの同じ4つのMSB、Uの同じ3つのMSB、及びVの同じ3つのMSBを有するフレームでの画素数に相当する。
【0007】
ビデオシーケンスの一般的特性の1つは、一定の種類のヒストグラムに対して、所定ショット内のフレームに対するヒストグラムが、普通には、異なる場面に対応するショットでのフレームに対するヒストグラムよりも、より類似していることである。その場合、デジタルビデオをその構成ショットへ分解する1つの方法は、ビデオシーケンスにおけるフレームに対して生成されたヒストグラムを比較することによりショット間の転換を捜すことである。一般的に、類似のヒストグラムを持つフレームは、非類似のヒストグラムを持つフレームより同じ場面に対応する見込みが高い。
【0008】
2つのヒストグラム間の差は、非類似性測度 (dissimilarity measures) と称する測定基準を使用して、数学的に表すことができる。1つの可能な非類似性測度Dabs(m,n)は、2つのフレームmとnに対して対応するヒストグラムのビン値間の差の絶対値の総和に相当し、以下の式(1)により表すことができる。
(1) Dabs(m,n)≡Σi|hi(m)−hi(n)|
ここで、hi(m)はフレームmに対応するヒストグラムのi番目ビンの値であり、hi(n)はフレームnに対応するヒストグラムのi番目ビンの値である。別の可能な非類似性測度Dsq(m,n)は、対応するヒストグラムのビン値間の差の2乗の総和に相当し、以下の式(2)により表すことができる。
(2) Dsq(m,n)≡Σi|hi(m)−hi(n)|2
これらの非類似性測度の各々は、2つのフレーム間の差、即ち非類似性、の数字表示を提供する。
【0009】
カットは、2つの引続くショット間の突然の転換であり、第1のショットの最後のフレームは、第2のショットの最初のフレームに直接続く。そのようにな突然の転換は、ビデオシーケンスにおける各対の引続くフレーム間のヒストグラムの差を解析して、そのヒストグラムの差がビデオシーケンスでのカットに相当する規定の(及び普通には、経験的に生成された)閾値を超える対の引続くフレームを識別することにより高い信頼性をもって検出できる。
【0010】
カットと異なり、ディゾルブ、フェード(fade)、ワイプ等の、ビデオシーケンスでの漸進的な転換は、引続くフレームに基づくヒストグラムの差を使用して充分な信頼性を持ち検出することができない。ディゾルブは、第2のショットの画素値が第1のショットの画素値を、数多くの転換フレームにわたり漸次置換える、2つのショット間の転換であり、そこでは、転換フレームの個々の画素は、2つの異なるショットに対応する画素を混合することにより生成される。混合される画素Pbは、以下の式(3)により定義できる。
(3) Pb ≡(1−f) * P1+f * P2 0≦f≦1
ここで、P1は第1のショットに対応する画素であり、 P2は第2のショットに対応する画素であり、fは混合割合である。ディゾルブが1つの転換フレームから次へ進行すると、混合割合fは増加する。その場合、第1のショットからの画素の影響は混合過程で徐々に小さくなる一方で、第2のショットからの画素の影響が増大し、転換の終りには、各画素は全て第2のショットからの画素に該当する。
【0011】
フェードは、ショットの画素が数多くの転換フレームにわたり徐々に変化して、最後に画像は全て1つの色になる転換である。例えば、ブラックへのフェードでは、画素の明暗度即ち輝度が、画像が全てブラックになるまで漸次低減する。フェードは、第2のショットがソリッド色に相当するディゾルブの特定の種類とみなすことができる。
【0012】
ワイプは、第2のショットの画素が第1のショットの画素を数多くの転換フレームにわたり漸次置換える転換であり、ここで、転換フレームの個々の画素は、第1のショットか又は第2のショットのいずれかから画素値を選択することにより生成される。ワイプが1つの転換フレームから次へ進むと、第1のショットから選択される画素値の数が減少する一方で、第2のショットからの画素値の数が増加して、転換の終りには、画素の全てが第2のショットからになる。
【0013】
ディゾルブ、フェード、ワイプ等の、漸進的な転換では、式(1)と(2)で定義されるようにな非類似性測度により測定されるようにな、引続く転換フレーム間のヒストグラムの差は、所定のショット内の引続くフレーム間のヒストグラムの差と著しく違わないかもしれない。その場合、引続くフレームに基づくヒストグラムの差を使用することは、ビデオシーケンスにおいて漸進的な転換を検出するための信頼性のある測度を提供しないであろう。
【0014】
漸進的な転換を検出するために、Zhang 他の「フルモーションビデオの自動仕切り (Automatic partitioning of full-motion video)」Multimedia Systems, Vol. 1, No. 1, pp. 10-28 (1993) が、2つの閾値を持つ2重比較法を提案する。この方法は、最初に隣接フレーム間の非類似性を評価し、2つの閾値の低い方を使用して、漸進的な転換の可能性のある開始フレームを指示する。次に、それは、D(s+k−1,s+k)がこの低い方の閾値を超える、各フレームs+kに対するD(s,s+k)を評価する。漸進的転換は、D(s,s+k)が2つの閾値の高い方(即ち、突然の転換のために使用されるものに類似である)を超える場合を識別する。隣接フレーム間の変化を許容する幾つかの改良にも関らず、この方法は、モーションによって混乱させられる。カメラモーションはモーション解析により識別できるが、物体のモーションの影響は、非常に困難である。
【0015】
Yeo 他の「圧縮ビデオに関する急速場面解析 (Rapid Scene Analysis on Compressed Video)」IEEE Transactions on Circuit and Systems for Video Technology, Vol. 5, No. 6, pp. 533-544 (1995) は、D(n−w,n)を全てのnに対して評価することにより転換を検出し、ここで、固定のタイミングウインドウwが、転換におけるフレームの数より著しく大きいように選定される。この方法は、モーションに耐えるが、予測される転換の長さの情報を必要とする。
【0016】
Shahraray の「ビデオシーケンスの場面変更検出と内容ベースのサンプリング (Scene change detection and content-based sampling of video sequences)」 Digital Video Compression: Algorithms and Technologies 1995, Proc. SPIE 2419, pp. 2-13 (1995) は、再帰時間形 (recursive temporal) フィルタをD(n−w,n)へ適用する、ここでwは1を超えてもよい。彼の解析は、順序統計 (order statistics) とモーションインジケータを含む。
【0017】
Alattar の「DVIマルチメディア画像圧縮アルゴリズムを持つビデオシーケンスにおいてディゾルブ領域を検出し圧縮すること (Detecting and Compressing Dissolve Regions in Video Sequences with a DVI Multimedia Image Compression Algotithm)」 Proceedings of IEEE International Symposium on Circuits and Systems, May 3-6, 1993, Chicago, IL, pp. 13-16, は、ディゾルブを識別するために画素値の分散を使用する。この方法もモーションに耐えるが、ワイプのようにな他の種類の漸進的な転換へ適合するように見えない。
【0018】
発明の要約
本発明は、デジタルビデオシーケンスにおいてショット間の転換を検出するためのスキームに向けられる。本発明は、ディゾルブやワイプ等の漸進的な転換と同様に、カットのようにな突然の転換の検出に使用することができる。その場合、本発明は、ビデオシーケンスをその構成ショットへ分解することにおける有用なツールであることができる。
【0019】
実施の形態の1つでは、フレーム非類似性測度(FDM)値が、タイミングウインドウサイズにより分離されたビデオシーケンスでの複数の対のフレームの各々に対して生成され、ここで、FDM値は、正味の非類似性測度と累積の非類似性測度との比である。FDM値は解析されて、ビデオシーケンスにおける転換を識別する。
【0020】
代替の実施の形態では、FDM値が、タイミングウインドウサイズにより分離されたビデオシーケンスでの複数の対のフレームの各々に対して生成される。第1の閾値条件がFDM値へ適用されて、該当する対のフレームが転換に該当するかを決定する。第1の閾値条件が満足される場合、次に、第2の閾値条件が1つ以上の他のFDM値へ適用されて、転換の開始と終了フレームを識別する。
【0021】
詳細な説明
本発明によると、ビデオシーケンスは、規定されたタイミングウインドウサイズによりビデオシーケンスにおいて分離された対のフレームに対してフレーム非類似性測度(FDM)を生成することにより解析される。FDMの値が第1の閾値条件を満足する場合、次に、該当する対のフレームは、ビデオシーケンスでの2つの引続くショット間の転換の一部分であると(少なくとも、暫定的に)識別される。その転換の開始と終了でのフレームは、次に、FDM値へ第2の閾値条件を適用することにより識別される。
【0022】
開始フレームは、転換が始まる直前のフレームとして定義され、終了フレームは、転換が完了した直後のフレームとして定義される。即ち、開始フレームは、第1のショットからだけで生成される最後のフレームであり、終了フレームは、第2のショットからだけで生成される最初のフレームである。開始と終了フレームとの間が転換フレームであり、それは、第1と第2のショットの両方から生成される。
【0023】
本発明の実施の形態の1つでは、フレーム非類似性測度R(m,n)は、2つのフレームmとnに対して以下の式(4)により定義される。
(4) R(m,n)≡Dnet(m,n)/Dcum(m,n)
ここで、Dnet(m,n)は、フレームmとnとの間の正味の非類似性であり、
cum(m,n)は、フレームmとnとの間の累積の非類似性である。
【0024】
正味の非類似性Dnet(m,n)は、以下の式(5)により定義される。
(5) Dnet(m,n)≡Σi|hi(m)−hi(n)| γ
ここで、hi(m)はフレームmに対応するヒストグラムのi番目ビンの値であり、hi(n)はフレームnに対応するヒストグラムのi番目ビンの値である。パラメータγは、通常2であると規定されるが、他の正のいずれの値も使用できる。γ=2の場合、正味の非類似性Dnet(m,n)は、フレームmとnに対応するヒストグラムの該当するビン値間の差の2乗の総和であると言うことができる。
【0025】
累積の非類似性Dcum(m,n)は、以下の式(6)により定義される。
(6) Dcum(m,n)≡Σn-1 k=mnet(k,k+1)
その場合、累積の非類似性Dcum(m,n)は、フレームmとフレームnとを含みその間の対の引続くフレームの各々間の正味の非類似性の総和であると言うことができる。
【0026】
図1は、本発明の実施の形態の1つによる、デジタルビデオシーケンスにおける転換を検出するための処理のフロー図を示す。図1の処理は、式(4)で定義されたフレーム非類似性測度R(m,n)を使用して、転換はFDMデータでのピークとして現れる、ビデオシーケンスにおけるショット間の転換を識別する。第1の閾値条件が適用されて、FDM値が規定された閾値を超えるか否かを決定することにより、可能性のあるピークを識別する。次に、第2の閾値条件が適用されて、FDMが規定されたより低い閾値より下回るか否かを決定することによりピークの境界(即ち、転換の開始と終了フレーム)を識別する。図1の処理は、ディゾルブやワイプ等の漸進的な転換と同様に、カットのようにな突然の転換の両方を識別するように設計されている。
【0027】
図1の処理は、規定されたタイミングウインドウサイズwにより時間で分離されるビデオシーケンスでの各対のフレームに対して式(4)のフレーム非類似性測度(FDM)の生成で始まる(図1のステップ102)。換言すると、ビデオシーケンスが「左」から「右」へ進行し、時間が通常のXYグラフのX軸に沿いプロットされる場合、フレームnがタイミングウインドウの右側にあるフレームである場合、フレームm=(n〜w)は、タイミングウインドウの左側にあるフレームである。
【0028】
FDMデータは、例えば、3タップのメディアンフィルタ (median filter) を使用してオプションでフィルタリングされる(ステップ104)。フィルタが適用される場合、処理の残りは、フィルタリングされたFDMデータへ適用される。そうでない場合、元のFDMデータが使用される。
【0029】
平均のローカルノイズがフィルタリングされたFDMデータに対して推定され、それにより、FDMデータでのピークの境界が識別できる(ステップ106)。ノイズは、好ましくは、FDMデータを小さな値の方向へバイアスして、次にバイアスされたデータをフィルタリングすることにより特徴付けられる。実施の形態の1つでは、バイアスすることは、バイアス関数 bias(R) の適用を含み、ここで、bias(R) = tanh(2R)/2 であり、フィルタリングすることは、exp[-(d/b)2] の形のガウスフィルタリング関数 (Gaussian filtering function) の適用を含み、ここで、dはフィルタリングされたフレームからのフレームの数であり、bは規定の定数(例えば、40)である。
【0030】
この初期処理のステップ102〜106の後に、FDM値が解析され、ビデオシーケンスでのショット間の転換を識別する。このデータ解析は、ビデオシーケンスの始まりでのフレームで始まり、ビデオシーケンスの終りでのフレームまでデータを走査する処理ループである。図2は、図1の処理のこの解析フェーズに対応する疑似コードの一覧を提示する。
【0031】
解析フェーズは、第1と第2の閾値条件を適用することに使用される一定のパラメータの初期化で始まり(図2での行16参照)、ここでT1とT2は、第1と第2の閾値の値であり、M1とM2は、第1と第2の閾値の乗数である。図2に示す特定のパラメータ値は、異なる既知のビデオシーケンスを試験することにより経験的に引出された典型的な値である。
【0032】
式(4)のFDMは、サイズwを有するスライドするタイミングウインドウの対向端での対のフレームに基づいているので、タイミングウインドウの右側でのフレームを指示する現在のフレーム指示子(ポインタ)nは、wへ初期化され(図1でのステップ108、及び図2での行17)、ここで、フレームシーケンスでの最初のフレームはフレーム0であると仮定する。
【0033】
処理は、次いで、転換を捜してビデオシーケンスを走査する。第1の閾値条件が適用されて、現在のフレームnがビデオシーケンスでの2つのショット間の転換に該当するかを決定する(図1でのステップ110)。図2での行20によると、現在のフレームnに対するFDM値が2つの値、即ち(a)第1の閾値の値T1と(b)第1の閾値乗数M1と現在のフレームnでのノイズレベルとの積、の最大より大きい場合、この第1の閾値条件は満足される。固定タイミングウインドウサイズwが使用されたので、式(4)のFDM値R(m,n)は、R(n−w,n)であり、nがタイミングウインドウの右側でのフレームを規定する場合、それはR(n)とも表せることに注意されたい。
【0034】
第1の閾値条件が満足される場合、次に、FDMデータは、転換に対する開始と終了フレームを識別するように解析される(図1でのステップ112)。これは、(1)第2の閾値条件を満足する最初のフレームsを現在のフレームnの左で捜すようにビデオシーケンスにおいて左へ走査すること(図2での行21)、及び(2)第2の閾値条件を満足する最初のフレームe'を現在のフレームnの右で捜すようにビデオシーケンスにおいて右へ走査すること(図2での行22)により完遂される。行21と22によると、フレームmに対するFDM値が2つの値、即ち(a)第2の閾値の値T2と(b)第2の閾値乗数M2とフレームmでのノイズレベルとの積、の最大より小さい場合、この第2の閾値条件は満足される。
【0035】
転換が検出される場合、次フレーム指示子は、ビデオシーケンスでのフレームe'に直接続くフレームに等しく設定される(図1でのステップ114、及び図2での行23)。フレームe'は、第2のショットへの転換の完了直後のタイミングウインドウの右側でのフレームに該当する。先に記載の定義によると、終了フレームは、第2のショットからだけで生成される最初のフレームである。その場合、転換に対する終了フレームは、実際に、タイミングウインドウの左側でのフレームである。従って、終了フレームeは、フレームe'に対するフレーム数からタイミングウインドウサイズwを減算することにより識別される(図2の行24参照)。
【0036】
タイミングウインドウのサイズに対して調整した後に、転換の終了として識別されたフレーム(e)が、転換の開始として識別されたフレーム(s)の右に無いと判明する場合、検出された転換は却下される(図1でのステップ116、及び図2での行25)。このステップは、タイミングウインドウサイズwより短い時間の期間で場面に現れる、カメラのフラッシュ、又は非常に近接した物体のようにな他の変則、により引起されるかもしれないFDMデータでの短期間ノイズを弁別する。そのようにな変則のフレームが検出される場合、式(6)のDcumへの寄与を排除することによりそれを無視することが有利であろう。
【0037】
そうでない場合、フレームsとeは、ビデオシーケンスにおけるショット間の転換に対する、それぞれ開始と終了フレームとして決定される(図1でのステップ118、及び図2での行26)。次に、図1の処理は、ステップ108へ戻り、第1の閾値条件の次の適用のために現在のフレーム指示子nを更新する。図2の行18〜19、23、及び28は、ビデオシーケンスでの進行を実行するブックキーピング(簿記)のステップである。
【0038】
図3は、図1及び図2の処理を実証するために、ビデオシーケンスの数多くのフレームに対するFDM値の例示セットを示す。この例示の目的のために、FDMデータにおけるノイズは充分に低く、それにより、選定された第1と第2の閾値の値、それぞれT1=0.50とT2=0.25は、第1と第2の閾値条件が満足されるか否かを常に決定すると仮定する。FDM値は、タイミングウインドウサイズ6を使用して生成されるとも仮定する。これは、例えば、フレームn=11に対するフレーム非類似性測度R(n)は、フレーム11とフレーム(n−6)即ち5との間の差を特徴付けることを意味する。
【0039】
図1及び図2の処理を図3のデータへ適用すると、FDMデータは、フレームn=6(タイミングウインドウサイズが6であるので)で始まる。処理は、第1の閾値条件をFDMデータへ適用して左から右へ、フレームn=14に対するR(n)が第1の閾値の値T1=0.50を超えることを決定するまで、継続する。処理でのこの点で、FDMデータは、フレームn=14から両方向に走査されて、第2の閾値条件を満足するフレームn=14の左への最初のフレーム(即ち、フレームs=9)を見出し、第2の閾値条件を満足するフレームn=14の右への最初のフレーム(即ち、フレームe'=30)を見出す。フレームe'は、転換が完了した後にタイミングウインドウの右側に該当するので、フレームe=e'−w=30−6=24が、転換の終了フレームとして識別される。
【0040】
本発明は、主として漸進的な転換を検出するように設計されたが、転換フレームが無い、カットのようにな突然の転換を検出することでも有効である。これを、ビデオシーケンスにおいてフレーム20と21との間で起るカットに対応するFDM値の例示セットを示す図4において実証する、ここで、フレーム20は、フレーム0〜20に対応する第1のショットの最後のフレームであり、フレーム21は、フレーム21〜36に対応する第2のショットの最初のフレームである。説明の目的のために、第1のショットでの各フレームは、単一の静止画像に対応すると仮定され、第2のショットでの各フレームは、別の単一の静止画像に対応すると仮定される。タイミングウインドウサイズw=6であるとする。
【0041】
図4に示すように、第1のショット内の各フレームは同一であるので、n=6からn=20に対するフレーム非類似性測度R(n)は、全てゼロである。正味の非類似性Dnetがゼロの場合、累積の非類似性Dcumもゼロであっても、フレーム非類似性測度R(n)は、ゼロであると定義される。R(n=20)は、タイミングウインドウサイズ6に対するフレーム20とフレーム14との間の差を表すことに注意されたい。フレームn=21は、第2のショットの最初のフレームであるので、R(n=21)は、第2のショットのフレーム21と第1のショットのフレーム15との間の差に相当する。その場合、フレーム非類似性測度R(n=21)は、ゼロではないであろう。同様に、R(n=22)は、第2のショットのフレーム22と第1のショットのフレーム16との間の差に相当し、等々フレームn=26まで同様であり、ここで、R(n=26)は、第2のショットのフレーム26と第1のショットのフレーム20との間の差に相当する。しかし、フレームn=27で、フレーム27と21は、共に第2のショットからであるので、R(n=27)はゼロであろう。第2のショット内のフレームを比較しているので、同じことが、図4の残りのFDM値に対して真である。
【0042】
図1及び図2の処理を図4の例へ適用する場合、フレームn=21は、第1の閾値条件を満足する最初のフレームとして識別されるであろう。次に、フレームs=20とe'=27が、第2の閾値条件を満足する、それぞれフレームn=21の左と右への最初のフレームとして識別されるであろう。6のタイミングウインドウサイズに対してe'=27を調整すると、フレームs=20とフレームe=21は、第1と第2のショット間の転換に対して、それぞれ開始と終了フレームとして正しく識別される。
【0043】
図5(A)〜(C)は、3つの異なる試験シーケンスに対するFDM値を生成する実験結果を示す。3つの50フレーム試験シーケンスを、MPEG4シーケンス Stefan(クラスC)と Foreman(クラスB)から生成した。これらの試験シーケンスは、全て同じ Stefan の15フレームで始まり(フレーム0〜14)、同じ Foreman の15フレームで終わる(フレーム35〜49)。それらは、20転換フレーム(フレーム15〜34)をどのように生成したかで異なる。3つの試験シーケンスを、3つの異なる種類の漸進的転換、即ちリニアワイプ(lin W)、2次元ワイプ(quad W)、及びリニアディゾルブ(lin D)、に基づき生成した。
【0044】
リニアワイプは、第2のショットから選択された画素の数が転換フレームにわたり直線的に増大するワイプである。普通のリニアワイプは、第1のショットから選択された画素から、第2のショットから選択された画素を分離するワイプの端が、左から右へ転換フレームを横切り一定の速度で移動する垂直の線であるワイプである。図5(A)〜(C)の試験シーケンス lin W を、左から右への垂直のワイプで Stefan を Foreman で置換えることにより生成した。
【0045】
2次元のワイプは、第2のショットから選択された画素の数が転換フレームにわたり2次元で増大するワイプである。普通の2次元ワイプは、ワイプ端が方形を画成して、ここで、方形内の画素が第2のショットから選択され、方形の外側の画素が第1のショットから選択されて、方形の高さと巾両方が一定の速度で転換フレームにわたり増加するワイプである。図5(A)〜(C)の試験シーケンス quad W を、Stefan の真中で増大する方形領域において Foreman に置換えることにより生成した。
【0046】
リニアディゾルブは、式(3)の混合割合が0から1へ均一な速度で転換フレームにわたり変化するディゾルブである。
図5(A)〜(C)の試験シーケンス lin D を、fを均一な速度でフレーム14でf=0からフレーム35でf=1まで変化させることにより生成した。
【0047】
図5(A)は、式(4)のフレーム非類似性測度R(0,n)を示し、ここで、式(5)でのγ=2であり、それにより、ビデオシーケンスでの各フレームは、ビデオシーケンスでの最初のフレーム(即ち、フレーム0)と比較する。図5(B)はγ=4に対するR(0,n)を示し、図5(C)はγ=2と固定のタイミングウインドウサイズ5に対するR(n−5,n)を示す。各々の場合、FDMの計算は、Yデータの4MSBとU及びVデータ両方の3MSBから生成された3Dヒストグラムに基づいた。γ=2に対する図5(A)での結果とγ=4に対する図5(B)での結果との間の最も劇的な差は、ワイプ(lin W と quad W)に対する応答が、2桁増大して、それが、シーケンスの始まりで、ディゾルブ (lin D) に対する応答も一緒に、応答を完全に圧倒する (swamp) ことである。
【0048】
図6(A)〜(C)は、図1及び図2の処理を、15フレーム/秒で符号化されたMPEG−1である352Wx240H画像の30,001フレームのビデオシーケンスへ適用した結果を示す。図6(A)〜(C)の各々では、グラフの上部は、γ=2とタイミングウインドウサイズの6に対する式(4)のフレーム非類似性測度R(n−6,n)をプロットし、グラフの下部は、両データセットが同じグラフ上に明確に観察できるように適用された−50の負のスケーリング係数を持つ式(2)の引続くフレームの非類似性測度Dsq(n−1,n)をプロットする。これらの結果の全ては、図5(A)〜(C)に対して使用されたのと同じ種類の3Dヒストグラムを使用して生成した。
【0049】
図6(A)は30,001フレームのビデオシーケンス全体に対する結果をプロットする。図6(B)はフレーム2500〜5000に対する結果の引伸ばしを示し、図6(C)はフレーム27000〜29000に対する結果の引伸ばしを示す。図6(B)と6(C)の下半分における文字は、次の種類の手動で観測した転換の位置と種類を示す。W=ワイプ、F=フェード、D=ディゾルブ、及びC=カット。非類似性測度Dsq(n−1,n)は、大多数のワイプに対して殆ど応答を有せず、式(2)の引続くフレームの非類似性測度は充分な信頼性を持ちワイプを識別する見込がないであろうことを示すことに注意されたい。
【0050】
図6(B)と6(C)の上部における円は、図1及び図2の処理により識別されたイベントに対する転換比を示す。転換比は、図1及び図2の処理中に識別された転換の開始と終了フレームに対するフレーム非類似性測度R(s,e)として定義される。FDMデータにおけるノイズレベルは、図6(B)と6(C)で平滑な曲線により示す。
【0051】
一般的に、図1及び図2の処理は、ワイプ、フェード、ディゾルブ、又はカットであろうと、大多数の転換を識別することに成功し、少しだけの虚偽の否定(即ち、実際の転換を見落とす)と虚偽の実在(即ち、転換でないのを転換と識別する)を持つ。幾つかの明白なピークを拾い上げていない。図1及び図2のアルゴリズムは、非常に狭いピークをノイズとみなし、ここで、ピークの巾は、ピークの境界を決定する第2の閾値条件におけるT2やM2等の、一定のパラメータに対して選定される値に依存する。
【0052】
大多数のワイプに対して、転換比R(s,e)の大きさは、固定のタイミングウインドウサイズwの6を使用して生成された対応するFDMデータと同等か、又はそれより大きい。これは、wより長いワイプに対して予測される。
【0053】
無次元の比であるので、式(4)のFDMは、一種の規格化関数として働く。FDMデータにおけるピークの範囲は、スケールされていないDsq(n−1,n)データのそれよりはるかに小さい。これは、閾値の選定を容易にすることになる。
【0054】
処理効率の点では、全てのx>0に対して、式(6)のDcum(0,x)を生成することが有用かもしれない。いずれの対のフレームmとnに対して、累積の非類似性Dcum(m,n)は、Dcum(m,n)=|Dcum(0,n)−Dcum(0,m)|の関係に基づき容易に生成できる。
【0055】
代替の実施の形態
本発明を、図1及び図2の処理に沿って説明する。そこでは、転換は、FDM値を規定された閾値の値と比較することにより検出される。本発明は、虚偽の実在を弁別する追加の条件を使用して補強するすることができる。例えば、転換比R(s,e)は、虚偽の実在を検出するように、規定された閾値と比較できる。別の可能性は、虚偽の実在を検出するように、FDM曲線の下で規定された最小の領域を有する転換を要求することであろう。更に別の可能性は、転換の開始と終了フレーム間の正味の非類似性であるDnet(s,e)へ閾値を適用することであろう。
【0056】
図1及び図2のアルゴリズムは、FDMデータにおいてピークを検出して、対応する開始と終了フレームを識別する特定の解析スキームを適用する。図1及び図2のアルゴリズムは、2回通過の解析であり、それは、ビデオシーケンス全体がメモリに蓄積されている状況に特に適している。当業者は、ピークがFDMデータへ異なる解析スキームを適用することにより検出及び/又は識別できることを理解するであろう。
【0057】
例えば、代替の実施の形態では、本発明は、ビデオシーケンス全体をメモリに必ずしも蓄積せず、各フレームが遭遇されるに従いデータが解析される状況に適する1回通過の解析を使用して実行できる。図7は、可能な1回通過の解析のための疑似コードを示す。この1回通過の解析は、図1及び図2の2回通過の解析と類似であるが同一ではない。例えば、1回通過の解析では、可能性の転換は、高い方の閾値でなく2つの閾値の低い方により提起される。加えて、ノイズは少し異なって計算され、メディアンフィルタは無く、及び、閾値定数は少し異なる。
【0058】
詳細には、図7の1回通過の解析は、3つの状態を有する状態マシンに対応する。noTrans(即ち、現在の状態は転換を指示しない)、possibleTrans(即ち、現在の状態は可能性の転換を指示する)、及び probableTrans(即ち、現在の状態は有望な転換を指示する)。ビデオシーケンスにおいてフレームが遭遇されるに従い、関数 Analyze(n) が、各現在のフレームnへ適用される、ここで、nの初期値は、規定のタイミングウインドウサイズwより大きいか等しいと仮定される。関数 Analyze(n) は、図7の行1〜5で定義され初期化されるグローバル変数に依頼する。現在フレームに対するフレーム非類似性測度Rを計算し(行10)、ノイズレベルを特徴付けるように再帰形フィルタを適用し(行12〜13)、及び、低い方と高い方の閾値(tLとtH)を生成(行15〜16)した後に、関数 Analyze(n) は、1つ前のフレームの後のマシンの状態に依存して適切な処理を実行する。
【0059】
noTrans 状態に対して(行19)、行20〜28が実行される。詳細には、現在のフレームに対するFDMのRが低い方の閾値tLより大きい場合(行20)、可能性の転換の最初のフレームが1つ前のフレーム(n−1)に設定され(行21)、状態は possibleTrans へ変更される(行22)。FDMが更に高い方の閾値tHより大きい場合(行24)、状態は直ちに probableTrans へ変更され(行25)、高い方の閾値に対する最初と最後の両フレームは現在のフレームnへ初期化される(行26)。そうでない場合、状態は noTrans に留まる。
【0060】
possibleTrans 状態に対して(行29)、行30〜35が実行される。詳細には、現在のフレームに対するFDMのRが低い方の閾値tLより低いか等しい場合(行30)、状態は noTrans へ変更される(行30)。これは、FDM値が低い方の閾値を超えたが、しかし、高い方の閾値に決して達することなく低い方の閾値以内へ戻った状況に相当する。そうでなく、FDMが高い方の閾値tHより大きい場合(行31)、状態は probableTrans へ変更され(行32)、高い方の閾値に対する最初と最後の両フレームは現在のフレームnへ初期化される(行33)。そうでない場合、状態は possibleTrans に留まる。
【0061】
probableTrans 状態に対して(行36)、行37〜46が実行される。詳細には、現在のフレームに対するFDMのRが低い方の閾値tLより大きい場合(行37)、Rが更に高い方の閾値tHより大きい場合(行38)、転換での最後のフレームは現在のフレームnへ更新され(行38)、そうでない場合現在のフレームnに対する処理は終了される(行39)。そうでなく、Rが低い方の閾値tLより小さいか等しい場合、転換は終了する。その場合、状態は noTrans へ変更され(行41)、上方と下方のピークの終りは、タイミングウインドウサイズに対して調整される(行42〜43)。ピークが狭過ぎる場合(行44)、転換は却下される。そうでない場合、転換は Analyze(n) 関数により報告される(行45)。行44での狭いピークに対する試験は、2回通過の解析の対応する試験より複雑であり、可能性の転換の開始と終了をより対称的に処理するように試みる。
【0062】
本発明は、フレーム全体に対して生成されるFDM値に対して説明された。場面間の漸進的な転換から場面内での対象のモーションを区別するために、フレームは、副フレームへ分割でき、各副フレームが別々に解析される。対象のモーションは、副フレームの幾つかだけに出現すると思われる一方で、転換は、全てではないにしても、大多数の副フレームで明白である筈である。
【0063】
本発明は、ビデオシーケンスにおけるショット間の漸進的な転換を検出するように設計されたが、ショット間の突然の転換(即ち、カット)又はカメラのモーション(例えば、パン)でさえ検出することにも使用できる。パンは、特にパンが結果として著しい場面変更となる場合、ショット内の漸進的な転換の1種とみなされ得る。例えば、ビデオのインデックス付けの中に、ショット間の転換と同様にショット内のパンを検出できるユーティリティがあってもよい。代替として、パンは、パンのフレーム間の全体のグローバルモーションを検出するようにモーション解析を使用することによりショット間の転換から弁別できる。
【0064】
実験結果の大多数は、式(5)でのγ=2を使用することに基づいた。γを増加することは、無規則な活動の影響を低減し、図5(A)と5(B)に示すように、他の漸進的な転換に対してワイプの影響を増大させる。しかし、アルゴリズムの安定性も低下させるかもしれない。γ=1も有用であることに注意されたい。その場合、FDM値は1を決して超えないであろうとはいえ、それは、他の場合より転換で依然はるかに大きい傾向である。タイミングウインドウサイズを変更することは、短時間尺度で系統的に現れる無規則なモーションの弁別を助けることになる。
【0065】
タイミングウインドウサイズの選定は、かなり任意であるが、選定された特定の値は、特定のビデオシーケンスに対するFDMデータにおけるノイズレベルに影響することができる。例えば、一定の周期性を持つ符号化スキームでは、符号化周期の整数倍に基づきタイミングウインドウサイズを選定することは、より少ないノイズを生じることができる。
【0066】
式(4)のフレーム非類似性測度は、フレームのヒストグラムに基づく非類似性測度の比である。フレーム非類似性測度の代替のバージョンも使用できる。例えば、非類似性測度は、フレームのヒストグラムでなく、フレーム間の画素から画素への差(例えば、差の2乗の総和、又は絶対値差の総和)に基づくことができる。
【0067】
本発明は、これらの方法を実施するための方法と装置の形態で具現化できる。本発明は、フロッピーディスケット、CD−ROM,ハードドライブ、又はマシンが読み得るいずれか他の記憶媒体、等の有形の媒体内に実現されるプログラムコードの形態でも具現化でき、プログラムコードが、コンピュータのようになマシンへロードされ、マシンにより実行される場合、マシンは、本発明を実施するための装置となる。本発明は、例えば、記憶媒体に蓄積されるか否かに関らず、マシンへロードされ、マシンにより実行される、又は、電線又は電気ケーブル上で、光ファイバを通し、又は電磁波を介する等の、伝送媒体上で伝送されるプログラムコードの形態でも具現化でき、プログラムコードが、コンピュータのようになマシンへロードされ、マシンにより実行される場合、マシンは、本発明を実施するための装置となる。汎用プロセッサ上で実行される場合、プログラムコード部分はプロセッサと組合せて、特定のロジック回路に類似で動作する独特の装置を提供する。
【0068】
本発明の性質を説明するために記述され図解された詳細、資料、及び部品の編成における種々の変更は、以下の特許請求の範囲に表示された発明の原理と範囲から逸脱することなく、当業者にはなされ得ることが更に理解されるであろう。
【図面の簡単な説明】
本発明の他の局面、特徴、及び利点は、以下の詳細な説明、付帯する特許請求の範囲、及び添付の図面からより充分に明らかになるであろう。
【図1】 本発明の実施の形態の1つによる、デジタルビデオシーケンスにおける転換を検出するための処理のフロー図を示す。
【図2】 図1の処理のこの解析フェーズに対応する疑似コードの一覧を提示する。
【図3】 図1及び図2の処理を実証するために、ビデオシーケンスの数多くのフレームに対するフレーム非類似性測度(FDM)値の例示セットを示す。
【図4】 カットに対応するFDM値の例示セットを示す。
【図5】 A〜Cは3つの異なる試験シーケンスに対するFDM値を生成する実験結果を示す。
【図6】 A〜Cは図1及び図2の処理を、特定のビデオシーケンスへ適用した結果を示す。
【図7】 本発明の実施の形態の1つによる、1回通過の解析に対する疑似コードを示す。

Claims (8)

  1. ビデオシーケンスにおいて転換を識別するための方法であって、
    (a)タイミングウインドウサイズwのタイミングウインドウにより分離される前記ビデオシーケンスでの複数のフレーム対(m,n)の各々に対してフレーム非類似性測度(FDM)値を生成するステップであって、前記wは1より大きい整数個のフレーム数を表し、前記複数のフレーム対(m,n)の各々に対する前記FDM値は、非類似性測度と非類似性測度累積値の比であり、
    前記非類似性測度は、フレームmとnにおける対応するヒストグラムのビンの値同士の差の絶対値xおよび規定される正の数γにより表される、絶対値xのγ乗を、全てのビンについて合計した値であり、
    変数kを用いてフレームkとフレーム(k+1)との間の非類似性測度をD(k,k+1)とした場合、前記非類似性測度累積値は、
    Σn-1 k=mD(k,k+1)
    で表される、当該ステップと、
    (b)前記複数のフレーム対各々に対する前記FDM値を解析することによって前記ビデオシーケンスでの転換を識別するステップであって、前記複数のフレーム対各々に対する前記FDM値のうち第1のFDM値へ第1の閾値条件を適用することによって、対応するフレーム対におけるフレームが転換に該当するか否かを決定するサブステップと、前記第1の閾値条件が満足される場合、前記複数のフレーム対各々に対する前記FDM値のうち、前記第1のFDM値とは異なる1つ以上のFDM値へ第2の閾値条件を適用することによって、前記転換における開始フレームと終了フレームとを識別するサブステップと、を含む、当該ステップと、
    を含む方法。
  2. 前記非類似性測度net(m,n)が、
    net(m,n)≡Σi|hi(m)−hi(n)|γにより定義され、
    i(m)はフレームmに対応するヒストグラムのi番目のビン(bin)であり、
    i(n)はフレームnに対応するヒストグラムのi番目のビンであり、
    γは規定される正の数であり、
    前記累積の非類似性測度Dcum(m,n)が、
    cum(m,n)≡Σn-1 k=mnet(k,k+1)により定義される、
    請求項1の方法。
  3. 識別された転換の各々について、前記ビデオシーケンスにおける前記識別された転換の開始フレームの位置と終了フレームの位置とを相対比較することで、前記識別された転換のうち、前記終了フレームが、前記開始フレームから、前記タイミングウインドウサイズwよりも短い時間の期間で現れるような前記識別された転換を却下するステップ、を更に含む、
    請求項1の方法。
  4. 前記ビデオシーケンスに対する前記FDM値におけるノイズを特徴付けるステップ、を更に含み、前記第1と第2の閾値条件は、前記ノイズの関数である、請求項1の方法。
  5. 第1のフレーム対に対する前記FDM値が、第1の閾値の値T1、及び前記第1のフレーム対に対する前記ノイズと第1の閾値乗数M1との積、の最大を超える場合、前記第1の閾値条件が満足され、
    前記タイミングウインドウ内に少なくとも1つのフレームを持つ第2のフレーム対に対する前記FDM値が、第2の閾値の値T2、及び前記第2のフレーム対に対する前記ノイズと第2の閾値乗数M2との積、の最大を下回る場合、前記第2の閾値条件が満足される、
    請求項4の方法。
  6. 前記第1のフレーム対に対する前記FDM値が、第1の閾値レベルより大きい場合、前記第1の閾値条件が満足され、
    前記第2のフレーム対に対する前記FDM値が、第2の閾値レベルより小さい場合、前記第2の閾値条件が満足される、
    請求項1の方法。
  7. 前記第1の閾値条件は、前記複数のフレーム対の前記FDM値におけるピークを識別することに使用され、
    前記第2の閾値条件は、前記ピークに対する境界を決定することに使用される、
    請求項1の方法。
  8. 前記ステップ(b)は、
    (1)前記第1のフレーム対に対する前記FDM値へ第1の閾値条件を適用することによって、第1のフレーム対でのフレームが、可能性の転換に対する開始フレームに該当するか否かを決定するステップと、
    (2)前記第1の閾値条件が満足される場合、第2のフレーム対に対する前記FDM値へ第2の閾値条件を適用することによって、前記可能性の転換が有望な転換であるか否かを決定するステップと、
    (3)前記第2の閾値条件が満足される場合、第3のフレーム対に対する前記FDM値へ第2の閾値条件を適用することによって、前記有望な転換に対する終了フレームを決定するステップと、
    を含む、請求項1の方法。
JP2000526044A 1997-12-23 1998-12-22 ビデオーケンスにおける転換の検出 Expired - Lifetime JP4335440B2 (ja)

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US6877497P 1997-12-23 1997-12-23
US60/068,774 1997-12-23
US09/086,373 1998-05-28
US09/086,373 US5990980A (en) 1997-12-23 1998-05-28 Detection of transitions in video sequences
PCT/US1998/027281 WO1999033261A1 (en) 1997-12-23 1998-12-22 Detection of transitions in video sequences

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001527344A JP2001527344A (ja) 2001-12-25
JP4335440B2 true JP4335440B2 (ja) 2009-09-30

Family

ID=26749359

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000526044A Expired - Lifetime JP4335440B2 (ja) 1997-12-23 1998-12-22 ビデオーケンスにおける転換の検出

Country Status (8)

Country Link
US (1) US5990980A (ja)
EP (1) EP1048169B1 (ja)
JP (1) JP4335440B2 (ja)
KR (1) KR100591470B1 (ja)
AU (1) AU2008799A (ja)
CA (1) CA2311662C (ja)
DE (1) DE69841656D1 (ja)
WO (1) WO1999033261A1 (ja)

Families Citing this family (86)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6393054B1 (en) * 1998-04-20 2002-05-21 Hewlett-Packard Company System and method for automatically detecting shot boundary and key frame from a compressed video data
EP0991011B1 (en) * 1998-09-28 2007-07-25 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Method and device for segmenting hand gestures
US6449392B1 (en) * 1999-01-14 2002-09-10 Mitsubishi Electric Research Laboratories, Inc. Methods of scene change detection and fade detection for indexing of video sequences
US6493042B1 (en) * 1999-03-18 2002-12-10 Xerox Corporation Feature based hierarchical video segmentation
US7092620B1 (en) 1999-08-05 2006-08-15 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Converting analog video data into digital form
US6636220B1 (en) * 2000-01-05 2003-10-21 Microsoft Corporation Video-based rendering
US8028314B1 (en) 2000-05-26 2011-09-27 Sharp Laboratories Of America, Inc. Audiovisual information management system
US6611268B1 (en) * 2000-05-30 2003-08-26 Microsoft Corporation System and process for generating 3D video textures using video-based rendering techniques
US6600491B1 (en) * 2000-05-30 2003-07-29 Microsoft Corporation Video-based rendering with user-controlled movement
US8020183B2 (en) 2000-09-14 2011-09-13 Sharp Laboratories Of America, Inc. Audiovisual management system
AUPR133700A0 (en) * 2000-11-09 2000-11-30 Mediaware Solutions Pty Ltd Transition templates for compressed digital video and method of generating same
US20030038796A1 (en) 2001-02-15 2003-02-27 Van Beek Petrus J.L. Segmentation metadata for audio-visual content
US7904814B2 (en) 2001-04-19 2011-03-08 Sharp Laboratories Of America, Inc. System for presenting audio-video content
US7143354B2 (en) 2001-06-04 2006-11-28 Sharp Laboratories Of America, Inc. Summarization of baseball video content
US7499077B2 (en) 2001-06-04 2009-03-03 Sharp Laboratories Of America, Inc. Summarization of football video content
US6870956B2 (en) 2001-06-14 2005-03-22 Microsoft Corporation Method and apparatus for shot detection
US7203620B2 (en) 2001-07-03 2007-04-10 Sharp Laboratories Of America, Inc. Summarization of video content
US7474698B2 (en) 2001-10-19 2009-01-06 Sharp Laboratories Of America, Inc. Identification of replay segments
US7120873B2 (en) 2002-01-28 2006-10-10 Sharp Laboratories Of America, Inc. Summarization of sumo video content
US7023503B2 (en) 2002-02-20 2006-04-04 Planar Systems, Inc. Image sensor with photosensitive thin film transistors
WO2003073159A1 (en) 2002-02-20 2003-09-04 Planar Systems, Inc. Light sensitive display
US7053967B2 (en) 2002-05-23 2006-05-30 Planar Systems, Inc. Light sensitive display
US7009663B2 (en) 2003-12-17 2006-03-07 Planar Systems, Inc. Integrated optical light sensitive active matrix liquid crystal display
US8214741B2 (en) 2002-03-19 2012-07-03 Sharp Laboratories Of America, Inc. Synchronization of video and data
US6928407B2 (en) * 2002-03-29 2005-08-09 International Business Machines Corporation System and method for the automatic discovery of salient segments in speech transcripts
US6985623B2 (en) * 2002-06-10 2006-01-10 Pts Corporation Scene change detection by segmentation analysis
GB0215624D0 (en) * 2002-07-05 2002-08-14 Colthurst James R Razor head
JP2005534220A (ja) * 2002-07-24 2005-11-10 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ ディジタルビデオ信号の符号化方法及び符号化器
US7657836B2 (en) 2002-07-25 2010-02-02 Sharp Laboratories Of America, Inc. Summarization of soccer video content
JP4036328B2 (ja) * 2002-09-30 2008-01-23 株式会社Kddi研究所 動画像データのシーン分類装置
US7657907B2 (en) 2002-09-30 2010-02-02 Sharp Laboratories Of America, Inc. Automatic user profiling
US7127120B2 (en) * 2002-11-01 2006-10-24 Microsoft Corporation Systems and methods for automatically editing a video
US20040088723A1 (en) * 2002-11-01 2004-05-06 Yu-Fei Ma Systems and methods for generating a video summary
US7116716B2 (en) * 2002-11-01 2006-10-03 Microsoft Corporation Systems and methods for generating a motion attention model
US7274741B2 (en) * 2002-11-01 2007-09-25 Microsoft Corporation Systems and methods for generating a comprehensive user attention model
US7164798B2 (en) * 2003-02-18 2007-01-16 Microsoft Corporation Learning-based automatic commercial content detection
US7260261B2 (en) 2003-02-20 2007-08-21 Microsoft Corporation Systems and methods for enhanced image adaptation
US20080084374A1 (en) 2003-02-20 2008-04-10 Planar Systems, Inc. Light sensitive display
CN1543096A (zh) * 2003-04-30 2004-11-03 ���µ�����ҵ��ʽ���� 自动检测电视广告的装置及其方法
US7400761B2 (en) * 2003-09-30 2008-07-15 Microsoft Corporation Contrast-based image attention analysis framework
US8055063B2 (en) 2003-09-30 2011-11-08 Sharp Laboratories Of America, Inc. Methods and systems for improving robustness of color balance correction
US7471827B2 (en) * 2003-10-16 2008-12-30 Microsoft Corporation Automatic browsing path generation to present image areas with high attention value as a function of space and time
US20050123886A1 (en) * 2003-11-26 2005-06-09 Xian-Sheng Hua Systems and methods for personalized karaoke
JP2005190473A (ja) * 2003-12-05 2005-07-14 Sharp Corp 光源モデル推定のためのシステムおよび方法
US7594245B2 (en) 2004-03-04 2009-09-22 Sharp Laboratories Of America, Inc. Networked video devices
US8949899B2 (en) 2005-03-04 2015-02-03 Sharp Laboratories Of America, Inc. Collaborative recommendation system
US8356317B2 (en) 2004-03-04 2013-01-15 Sharp Laboratories Of America, Inc. Presence based technology
JP4424590B2 (ja) * 2004-03-05 2010-03-03 株式会社Kddi研究所 スポーツ映像の分類装置
US7773139B2 (en) 2004-04-16 2010-08-10 Apple Inc. Image sensor with photosensitive thin film transistors
US9053754B2 (en) 2004-07-28 2015-06-09 Microsoft Technology Licensing, Llc Thumbnail generation and presentation for recorded TV programs
US7986372B2 (en) * 2004-08-02 2011-07-26 Microsoft Corporation Systems and methods for smart media content thumbnail extraction
US7880815B2 (en) * 2005-01-10 2011-02-01 Mavs Lab, Inc. Method for detecting and eliminating flash scene in digital video
US7548936B2 (en) 2005-01-12 2009-06-16 Microsoft Corporation Systems and methods to present web image search results for effective image browsing
US7713175B2 (en) * 2005-04-07 2010-05-11 Monaghan Michael J Infant activity systems
US7551234B2 (en) * 2005-07-28 2009-06-23 Seiko Epson Corporation Method and apparatus for estimating shot boundaries in a digital video sequence
US7639873B2 (en) * 2005-07-28 2009-12-29 Microsoft Corporation Robust shot detection in a video
US20070112811A1 (en) * 2005-10-20 2007-05-17 Microsoft Corporation Architecture for scalable video coding applications
US8180826B2 (en) * 2005-10-31 2012-05-15 Microsoft Corporation Media sharing and authoring on the web
US7599918B2 (en) 2005-12-29 2009-10-06 Microsoft Corporation Dynamic search with implicit user intention mining
US8689253B2 (en) 2006-03-03 2014-04-01 Sharp Laboratories Of America, Inc. Method and system for configuring media-playing sets
US7945142B2 (en) * 2006-06-15 2011-05-17 Microsoft Corporation Audio/visual editing tool
US7921116B2 (en) 2006-06-16 2011-04-05 Microsoft Corporation Highly meaningful multimedia metadata creation and associations
EP1914994A1 (en) * 2006-10-17 2008-04-23 Mitsubishi Electric Information Technology Centre Europe B.V. Detection of gradual transitions in video sequences
US7721209B2 (en) * 2008-09-08 2010-05-18 Apple Inc. Object-aware transitions
US20100119142A1 (en) * 2008-11-11 2010-05-13 Sean Miceli Monitoring Multiple Similar Objects Using Image Templates
EP2216983A1 (en) 2009-02-05 2010-08-11 Mitsubishi Electric R&D Centre Europe B.V. Detection of wipe transitions in video
JP4999015B2 (ja) * 2009-08-27 2012-08-15 株式会社Kddi研究所 動画像データの分類装置
US9310923B2 (en) 2010-12-03 2016-04-12 Apple Inc. Input device for touch sensitive devices
US8638320B2 (en) 2011-06-22 2014-01-28 Apple Inc. Stylus orientation detection
US8928635B2 (en) 2011-06-22 2015-01-06 Apple Inc. Active stylus
US9329703B2 (en) 2011-06-22 2016-05-03 Apple Inc. Intelligent stylus
US9824296B2 (en) * 2011-11-10 2017-11-21 Canon Kabushiki Kaisha Event detection apparatus and event detection method
US8897554B2 (en) 2011-12-13 2014-11-25 The Nielsen Company (Us), Llc Video comparison using color histograms
US8897553B2 (en) 2011-12-13 2014-11-25 The Nielsen Company (Us), Llc Image comparison using color histograms
US8750613B2 (en) 2011-12-13 2014-06-10 The Nielsen Company (Us), Llc Detecting objects in images using color histograms
US9557845B2 (en) 2012-07-27 2017-01-31 Apple Inc. Input device for and method of communication with capacitive devices through frequency variation
US9652090B2 (en) 2012-07-27 2017-05-16 Apple Inc. Device for digital communication through capacitive coupling
US9176604B2 (en) 2012-07-27 2015-11-03 Apple Inc. Stylus device
CN103780801A (zh) * 2012-10-25 2014-05-07 特克特朗尼克公司 用于数字基带视频中场景剪切检测的启发式方法
US10048775B2 (en) 2013-03-14 2018-08-14 Apple Inc. Stylus detection and demodulation
US8891021B2 (en) 2013-03-15 2014-11-18 General Instrument Corporation System and method of detecting strobe using temporal window
US9195892B2 (en) 2013-03-15 2015-11-24 Arris Technology, Inc. System for and method of detecting strobe using spatial features in video frames
US9939935B2 (en) 2013-07-31 2018-04-10 Apple Inc. Scan engine for touch controller architecture
US10867635B2 (en) 2013-11-11 2020-12-15 Vimeo, Inc. Method and system for generation of a variant video production from an edited video production
US10061449B2 (en) 2014-12-04 2018-08-28 Apple Inc. Coarse scan and targeted active mode scan for touch and stylus
US10474277B2 (en) 2016-05-31 2019-11-12 Apple Inc. Position-based stylus communication

Family Cites Families (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3036287B2 (ja) * 1992-12-15 2000-04-24 富士ゼロックス株式会社 動画像シーン検出装置
JP2978039B2 (ja) * 1993-08-10 1999-11-15 ケイディディ株式会社 動画像のカット画面検出方法
US5642294A (en) * 1993-12-17 1997-06-24 Nippon Telegraph And Telephone Corporation Method and apparatus for video cut detection
JP2839132B2 (ja) * 1993-12-17 1998-12-16 日本電信電話株式会社 映像カット点検出方法及び装置
JPH07193718A (ja) * 1993-12-24 1995-07-28 Nec Corp レーザプリンタの画像信号制御装置
JP3240024B2 (ja) * 1993-12-27 2001-12-17 ソニー株式会社 画像処理方法
US5521841A (en) * 1994-03-31 1996-05-28 Siemens Corporate Research, Inc. Browsing contents of a given video sequence
US5635982A (en) * 1994-06-27 1997-06-03 Zhang; Hong J. System for automatic video segmentation and key frame extraction for video sequences having both sharp and gradual transitions
JP3755155B2 (ja) * 1994-09-30 2006-03-15 ソニー株式会社 画像符号化装置
US5708767A (en) * 1995-02-03 1998-01-13 The Trustees Of Princeton University Method and apparatus for video browsing based on content and structure
JP3823333B2 (ja) * 1995-02-21 2006-09-20 株式会社日立製作所 動画像の変化点検出方法、動画像の変化点検出装置、動画像の変化点検出システム
JPH09130732A (ja) * 1995-11-01 1997-05-16 Matsushita Electric Ind Co Ltd シーンチェンジ検出方法および動画像編集装置
US5835163A (en) * 1995-12-21 1998-11-10 Siemens Corporate Research, Inc. Apparatus for detecting a cut in a video
US5767922A (en) * 1996-04-05 1998-06-16 Cornell Research Foundation, Inc. Apparatus and process for detecting scene breaks in a sequence of video frames
US5920360A (en) * 1996-06-07 1999-07-06 Electronic Data Systems Corporation Method and system for detecting fade transitions in a video signal
TW303555B (en) * 1996-08-08 1997-04-21 Ind Tech Res Inst Digital data detecting method
US5751378A (en) * 1996-09-27 1998-05-12 General Instrument Corporation Scene change detector for digital video

Also Published As

Publication number Publication date
KR100591470B1 (ko) 2006-06-20
KR20010033552A (ko) 2001-04-25
AU2008799A (en) 1999-07-12
CA2311662A1 (en) 1999-07-01
DE69841656D1 (de) 2010-06-17
CA2311662C (en) 2008-05-13
US5990980A (en) 1999-11-23
EP1048169A1 (en) 2000-11-02
EP1048169A4 (en) 2004-08-11
EP1048169B1 (en) 2010-05-05
WO1999033261A1 (en) 1999-07-01
JP2001527344A (ja) 2001-12-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4335440B2 (ja) ビデオーケンスにおける転換の検出
Bouwmans et al. Scene background initialization: A taxonomy
Bora Importance of image enhancement techniques in color image segmentation: A comprehensive and comparative study
US6493042B1 (en) Feature based hierarchical video segmentation
US7110454B1 (en) Integrated method for scene change detection
EP2224357A1 (en) Video segmentation
CN106937114B (zh) 用于对视频场景切换进行检测的方法和装置
US7123769B2 (en) Shot boundary detection
US6535254B1 (en) Method and device for noise reduction
US20040090453A1 (en) Method of and system for detecting uniform color segments
US8340412B2 (en) Image processing
GB2431793A (en) Image comparison
EP2022055A2 (en) Key-frame extraction from video
EP0940033B1 (en) Method of processing a video stream
Fernando et al. Fade-in and fade-out detection in video sequences using histograms
US20040161152A1 (en) Automatic natural content detection in video information
EP2325801A2 (en) Methods of representing and analysing images
CN114449362B (zh) 视频封面的选取方法、装置、设备及存储介质
US8150167B2 (en) Method of image analysis of an image in a sequence of images to determine a cross-fade measure
EP4064700A1 (en) Systems and methods for histogram-based weighted prediction in video encoding
CN108737814B (zh) 一种基于动态模式分解的视频镜头检测方法
Shen et al. Cut detection via compressed domain edge extraction
Bendraou et al. Video cut detection method based on a 2D luminance histogram using an appropriate threshold and a post processing
Koumousis et al. A new approach to gradual video transition detection
Saoudi et al. Spatio-temporal video slice edges analysis for shot transition detection and classification

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20050622

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20050622

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050704

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20051201

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20081020

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081104

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090202

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090303

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090521

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090616

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090625

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120703

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120703

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130703

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term