JP4335134B2 - 冷凍方法及びその方法を実施するための設備 - Google Patents

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Description

本発明は、熱化学系を利用する冷凍の設備と方法に関し、詳細には、各種製品を凍結し又は冷水を製造するための設備と方法に関する。
液体/ガスの相変化に基づく、又は作動ガスと呼ばれるガスと液体もしくは固体収着体との間の可逆的収着に基づく熱発生や冷凍の設備は周知である。可逆的収着は、液体によるガスの吸収、固体上のガスの吸収、又はガスと固体間の反応であってよい。収着体SとガスGの間の可逆的収着は、合成方向 S+G→SGにおいては発熱的でありそして分解方向 SG→S+Gにおいては吸熱的である。ガスGの液体/ガスの相変化においては、凝縮は発熱的でありそして蒸発は吸熱的である。
これらの可逆的現象は、それらの平衡線によるクラウジウス・クラペイロン(Clausius−Clapeyron)のプロットで表すことができる:
InP=f(−1/T)、より正確には、InP=−ΔH/RT+ΔS/R
ここで、P及びTは、それぞれ、圧力及び温度であり、ΔH及びΔSは、それぞれ、その現象(分解、合成、蒸発、凝縮)のエンタルピー及びエントロピーであり、そしてRは完全気体常数である。
吸熱段階は、各種の製品(特に、氷を得るための水)を凍結し又は冷水を製造するためのこの方式の設備に有益に採用することができる。
これらの原理に基づく種々の反応装置及び方法が開示されている。
EP 0 810 410は、バルブ付きのパイプを介して接続された反応装置と蒸発器/凝縮器を具備するシステムを開示するものである。熱化学的反応又は固体/ガス吸収がその反応装置で生ずる。後者は、それが含んでいる固体を加熱するための装置と発熱合成反応から熱を抽出するための装置を具備し、これらの装置は、熱交換器によるか、又は反応装置の熱質量を増やすことによるかの何れかで形成されている。反応装置は、その容量に関して、それが発熱反応中に生じた熱を吸収するのに十分な熱質量を有するように設計される。このシステムを操作する方法は、蒸発器/凝縮器が液体形状の作動ガスで充填時に蒸発器/凝縮器を反応装置と連絡状態にする(これは蒸発器/凝縮器を蒸発によって冷却する効果がある)ステップと、そしてその後、固体を加熱して作動ガスを蒸発器/凝縮器へ輸送し且つそこでそれを凝縮するように意図された装置をオンにするステップを包含する。反応装置において固体を加熱するべく意図された装置は、先のステップが完了する以前にオンされる。蒸発器/凝縮器によって生成される冷凍は、冷水又は氷を製造するのに利用することができる。しかし、このシステムでは、サイクル時間が比較的長い。何故なら、そのシステムの冷凍は、高温度Tで行われそしてその反応装置の冷却は、周囲温度Tで行われるからである。従って、反応装置は、再生温度と周囲温度の間で比較的大きい熱変位を受けることになる。これは、低い性能係数に帰着する。
EP−0 835 414は、それぞれの塩(S、S)を含んでいる2つの反応装置(R、R)、ガスG用の蒸発器及びガスG用の凝縮器から成る設備においてガスGに関わる熱化学的現象を利用する冷凍及び/又は熱発生の方法を開示するものである。塩Sの平衡温度は、与えられた圧力では塩Sの平衡温度より低い。反応装置は、熱交換できるよう熱接触して配置される。反応装置、蒸発器及び凝縮器は、バルブが設けられたパイプによって相互に選択的に連絡状態におかれる。初期段階では、反応装置と凝縮器が、凝縮器の圧力で、連絡される。動作中、反応装置の1つは合成モードにあり、一方、他の反応装置は分解モードにある。この動作モードにおいて、冷凍は、単一の温度レベルで、即ち、蒸発器における蒸発温度で、達成される。
本発明の目的は、大幅に短縮されたサイクル温度とより高性能レベルで、特に、冷水の即時且つ急速生成又は種々の(例えば,製氷のための)製品の急速凍結に向く極めて高い冷凍能力、例えば、約200kW/m、を得るための方法と設備を提供することにある。
本発明に従い、熱化学系を利用する冷凍の方法は、3チャンバー(EC)、(1)及び(2)におけるガスGに関わる3つの可逆現象を含み、与えられた圧力における各々の平衡温度TE(EC)、TE(1)、TE(2)は、TE(EC)<TE(2)<TE(1)のようになり、チャンバー(1)及び(2)は熱接触している。同方法は、3チャンバーが周囲温度にあり且つ同一の圧力にある状態からスタートして、以下のようにすると言う事実によって特色付けられる:
− 第一段階で、チャンバー(1)を分離しそしてチャンバー(EC)及び(2)を連絡させてチャンバー(2)で発熱合成を実施できるようにし、生成された熱はチャンバー(1)で吸収するようにし、
− 第二段階で、チャンバー(2)を分離しそしてチャンバー(EC)及び(1)を連絡させてチャンバー(1)で発熱合成を実施できるようにし、生成された熱はチャンバー(2)で吸収するようにし、
− 第三段階で、3つのチャンバーを連絡させそして熱エネルギーをチャンバー(1)へ供給して、設備の再生の目的で、(1)及び(2)で発熱分解を実施できるようにし、その後、設備を周囲温度に戻すために放置する。
本発明の方法に従って操作され、その最も一般的な構成にある本発明による設備は、従って、極めて短時間で強力な冷凍を達成することを可能にし、これによって、例えば、氷のほとんど即時の製造を可能にすることができる。さらに、当該設備が吸熱成分に相変化物質を含んでいるときは、最高温度で動作している反応装置における再生温度が減じられ、これは、一方で、プロセスの所要時間を短縮し且つ電力消費を低減させることになる。
より詳細には、
− 予備段階中、3チャンバーを相互から分離して且つ周囲温度に置き、前記チャンバーは、それぞれ、SEC+G、S1及びS2を含み、
− 第一段階中、チャンバー(EC)及び(2)を連絡させ、チャンバー(1)を分離した状態に保持して、(2)及び(EC)によって形成された組立における圧力に対応する(EC)の平衡温度で(2)での発熱合成及びチャンバー(EC)における冷凍を実施できるようにし、
− 第二段階中、チャンバー(2)を分離しそしてチャンバー(EC)及び(1)を連絡させて、(1)及び(EC)によって形成された組立における圧力に対応する(EC)の平衡温度で(1)での発熱合成及びチャンバー(EC)における冷凍を実施できるようにし、
− 第三段階中、3つのチャンバーを連絡させて、(EC)における合成と(2)における分解を実施できるようにし、そして熱エネルギーをチャンバー(1)へ供給して、(1)における分解を実施できるようにし、そして
− 第四段階中、3つのチャンバーを分離して、周囲温度まで冷却すべく放置する。
冷凍サイクルは、以上で、完結する。
反応装置(1)及び(2)における可逆現象は、ガスGと固体の間の可逆化学反応、固体上でのガスGの吸収、及び液体によるガスGの吸収から選択された可逆収着であってよい。
装置(EC)における可逆現象は、上で定義されたような、収着、又はガスGの液体/ガスの相変化であってよい。液体/ガスの相変化は、その系の低目の熱慣性のため、それらによって収着より高速度での冷凍が可能になるので望ましいものである。
本文書の残余で、「収着」は、可逆的収着を表し、用語「現象」は、収着及び液体/ガスの相変化から選択された可逆的現象を表し、用語[L/G変化]は、ガスGの液体/ガスの相変化を表し、用語「S1」、「S2」及び「SEC」は、ガス希薄状態における収着体、又は、適当である場合、それぞれ、ガス状態における、反応装置(1)における、反応装置(2)及び装置(EC)におけるGを表し、用語「S1+G」、「S2+G」及び「SEC+G」は、ガスリッチ状態における収着体、又は、適当である場合、それぞれ、液体状態における、反応装置(1)における、反応装置(2)及び装置(EC)におけるGを表す。
ガスGの一例として、アンモニア(NH)とその誘導体、水素(H)、二酸化炭素(CO)、水(HO)、硫化水素(HS)、メタン及びその他の天然ガスを挙げることができる。収着反応として、アンモニウム化合物(例えば、塩化物、臭化物、ヨウ化物又は硫酸塩)、水和物、炭酸塩又は水素化物の反応を挙げることができる。
本発明の方法は、装置(EC)から成る、吸熱成分と、反応装置(1)及び反応装置(2)から成る、発熱成分とを具備する設備を用いて実行してよい。前記設備は、以下の事実によって特色付けられる:
− 反応装置(1)と(2)は、その各々が他に対して活性熱質量を構築するよう熱接触されており、
− 反応装置(1)と(2)及び装置(EC)は、それらを選択的に連絡させるための手段を備えており、
− 反応装置(1)と(2)は、加熱手段(6)と熱抽出手段(5)を備えており、そして
− サイクルのスタート時:
*反応装置(1)と(2)は、ガスGに関わる可逆吸着にあずかることができる収着体S1と収着体2を、それぞれ含んでいて、クラウジウス・クラペイロンのプロットにおいて(1)における可逆吸着の平衡曲線は、(2)における可逆吸着の平衡曲線のそれより高い温度範囲内にあり、そして
*装置(EC)は、液体/ガスの相変化を受けることができる化合物G又は可逆吸着にあずかることができるガスGに富んだSEC+G収着体を含み、その平衡温度は、反応装置(2)における可逆吸着の平衡温度を下回る。
特定の実施態様において、反応装置(1)と(2)の間の熱接触は、反応装置(2)の内部に反応装置(1)を配置させることにより達成される。例えば、反応装置(1)と(2)は同心であって、反応装置(1)が反応装置(2)の内部に配置される。
別の実施態様において、反応装置(1)と(2)の各々は、それぞれの収着体を含んでいる幾つかの中空板で、反応装置の1つの板が他の板と互い違いになるものによって形成される。板の厚さは、典型的に、約1〜3cmである。
本発明による設備において、冷凍は、装置(EC)において行われる。その冷凍が、氷又は冷水を製造しようとするものであれば、当該設備は、さらに、装置(EC)と直接熱接触した状態水を容れる貯蔵器(3)を具備する。氷を作りたい場合は、所望の氷片サイズを有する区分に分割された貯蔵器を用いることが好まれる。当該設備が冷水製造に使用される場合は、貯蔵器3は、装置(EC)の壁の中に組み込まれていてその中を水が流れるコイルであってよい。当該設備で種々の製品を凍結しようとする場合は、貯蔵器(3)は、製品を正しく収容し且つ凍結できる適当な形状を有する。
図1は、本発明に従う設備の線図を示す。
この図で、当該設備は、加熱手段(6)を備えた、反応装置(1)と、反応装置(1)と熱接触していて且つ冷却手段(5)を備えた、反応装置(2)と、装置(EC)と、反応装置(1)と(2)を(EC)と選択的に接触させるためのバルブV1及びV2を備えたパイプ群を包含する。反応装置(1)は、ガスGに関する収着を受けることができる収着体S1を含む。反応装置(2)は、ガスGに関する収着を受けることができる収着体S2を含み、S1の平衡温度は、与えられた圧力でS2の平衡温度を上回る。装置(EC)は、液体状態のガスG又はガスGに関する収着を受けることができる収着体SECを含み、SECの平衡温度は、S2の平衡温度を下回り且つ与えられた圧力である。装置(EC)は、有利には、液体/ガスの相変化がそこで起こるところの蒸発器/凝縮器(以後、蒸発器で記載)である。(EC)は、その壁の中に取り込まれ且つ水を含んでいる貯蔵器(3)と直接熱接触している。
本発明による設備と方法は、装置(2)が蒸発器/凝縮器(以後、蒸発器で記載)である時に特に有益である。1つの特定の実施態様において、蒸発器は、図2と3に示したような構造を有する。図2は断面図を示しそして図3は長さ方向の断面図を示す。
蒸発器は、その2つの端部で閉じられていて且つ円形の断面を有する円筒(8)からなる。円形断面は、その上部が氷トレイ(7)の断面と対応する凹形の円形アークを含む。中空フィン(9)が、蒸発器内部に、長さ方向に配置される。蒸発器と反応装置(1)又は(2)の間でガスGを移動させるためのパイプに接続されたチューブ(10)が、円筒の端部の1つに作られた孔を介して蒸発器の円筒チャンバー内に配管され、そしてそれが氷トレイ(7)の壁の真下に配置される。作動ガスGが、沸騰液の形で、蒸発器の底部に置かれる。フィンの壁間の空間は、相変化物質Mで充満される。
蒸発器(8)の外側壁は、壁の温度を急速に降下させられるよう高い熱拡散性、即ち、低い熱容量を有し且つ急速アイス形成を可能にするために高い熱伝導性を有する物質から作られる。低熱容量と高伝導性を有するところの、例えばアルミニウムをベースとした、物質は、負温度冷凍設備に頻繁に用いられるガスであるところの、アンモニアとのその相容性の理由から、適当である。フィン(9)は、沸騰液から氷トレイ中への、熱の拡散と、蒸発器の機械的強度を高めるものである。氷トレイ7は、所望の形状の氷片が得られるように配置された多数の横向きの区分を備えている。氷トレイの全体的形状は、適当なトロイダル半月形を有しており、従って、形成された氷片の容易な脱成形(demolding)を可能にするものである。
中空フィンの壁の間に置かれた相変化物質Mは、蒸発器の温度を低温度に維持する。これによって、蒸発器から分離された反応器を再生するための過渡的な加熱段階の間氷製造段階を拡張することが可能となる。
チューブ(10)の特殊な配置形状及び蒸発器のチャンバーにおけるその位置は、高圧反応装置を相変化物質によって低圧に維持された蒸発器と連絡させるというステップ5の間中、反応装置から来るホットガスが、最初に、氷トレイの壁に当り、そのため氷片を分離するのが比較的容易になるようにする。
1つの特異的実施態様において、本発明に従う冷凍の方法は、上述のような設備を使って実施され、この場合、チャンバー(EC)は、さらに、固体/液体の相変化物質Mを含む。相変化物質Mは、凝固温度が(2)における合成に対応して(EC)における冷凍温度より少なくとも僅かに下回るように選択される。例えば、1℃〜10℃の、数度の温度差が適当である。例えば、この温度は、所望の目的が氷を製造することである場合は0℃である。物質Mは、例えば、10〜20炭素原子を有するn−アルカンのような、パラフィン類、共融混合物及び共融溶液から選択してよい。そのプロセスは、上述の一般的な場合と同様な方法で行われる。しかし、再生段階中、チャンバー(EC)における温度は、物質Mの融点のそれであり、結果的に、相物質の変化のない状態で生ずるそれより低い再生温度になる。本発明の方法を実行するこの代替方法は、従って、サイクル時間と再生に要するエネルギー量を低減する。
本発明による冷凍における本発明の方法の実行は、(EC)が蒸発器/凝縮器であるところの設備の場合において図4−7を参照して以下により詳しく記述する。図4−7は、動作サイクルの種々の段階中のクラウジウス・クラペイロンプロットにおける設備の位置を示す。プロットの曲線は、一変量現象に対応する。しかし、吸収性溶液(例えば、水/NH又は水/LiBr)によるガスGの吸収に関する又は活性固体(例えば、活性炭素又はゼオライト)の表面上のガスGに関する例に対応した、二変量現象が反応装置(1)及び/又は(2)に用いられるようなら、設備の動作は同一であろう。
初期段階
初期段階中、構成部分(1)、(2)及び(EC)は、周囲温度Tに置かれ且つバルブV1及びV2を閉状態に維持することにより相互から分離される。構成成分が相互から分離されるので、それらは、温度TでPE、P1及びP2で表される、それらの各々の平衡圧力にある。反応装置(1)及び(2)は、それぞれ、S1及びS2を含み、一方、装置(EC)は、液体形のGを含む。S1、S2及びGは、P1<P2<PEとなるように選択される。構成成分の状況を図4で示されたプロットでは1、2及びEで示す。
ステップ1:第一冷凍段階
バルブV1が閉じられそして設備は、反応装置(2)と蒸発器(EC)によって動作する。バルブV2を開けると、(EC)と(2)の間で圧力が等しくなる(PE=P2)。蒸発器(EC)は、位置EからEへ移行しそして反応装置(2)は、位置2から2へ移る。それぞれの位置の変化を図4に示す。2の状態では、反応装置(2)が合成位置にあるが、Eの状態では、蒸発器(EC)が蒸発状態にある。(EC)を(2)と連絡させることで、(EC)における温度の急降下が生じそして温度がTからTE1へ移る。この温度降下は、従って、第一に、蒸発器の壁の中に編入された(図1には示されていない)トレイに収容された水の急速凍結を可能にする。次いで、最初の冷凍力ピークが観察される。(EC)における蒸発によって遊離されたガスは、(2)に含まれた収着体S2によって吸収され、その収着が極めて発熱的であるという事実のため反応装置(2)での温度上昇の原因になる。(2)における収着によって生成されたエネルギーは、(EC)から分離されているが(2)と熱接触しているところの、反応装置(1)によって吸収される。それ故、反応装置(1)は、熱容量を構築し、反応装置(2)をその熱力学的平衡からはるかに離れた状態に留めることができる。反応装置(1)が、その後、その熱力学的平衡ライン上に留まることで位置1から位置1へ移る。
ステップ2:第二冷凍段階
ステップ1の終了で合成が反応装置(2)で完了し終わると[その所要時間は、(2)及び(EC)に使用された要素の性質と量によって決められる]、バルブV2が閉じられそしてバルブV1が即時に開けられる。その時、当該設備は、反応装置(1)と蒸発器(EC)によって動作する。反応装置(1)及び蒸発器(EC)間で確立される平衡圧力は、これらの構成部分をE及び1によって示された位置からE及び1によって示された位置へ移行させる。この変化を図5に示す。
冷凍は、蒸発器(EC)においてEで、即ち、ステップ1における冷凍温度TE1を下回る温度TE2で、行われる。ステップ1とステップ2は、交互に行われるので、それらは、TE2で高レベルの冷凍力を与え、(EC)を僅かにT からT まで駆動する。この段階中、反応装置(2)は、反応装置(1)に対する熱容量として作用する。反応装置(1)から来る発熱反応の熱を吸収するところの、反応装置(2)は、温度が上昇しそしてその熱力学的平衡ライン上で2となる。この熱容量のお陰で、反応装置(1)は、その熱力学的平衡から離れた位置であるところの、1に留まる。これが、強力な第二の冷凍力ピークとなる。
ステップ3:氷分離及び再生段階
ステップ2の終了時又はその前、バルブV2が開けられ、バルブV1は開けられたままである。
構成部分(1)、(2)及び(EC)が、ステップ1のそれとステップ2間の中間圧力レベルで位置1,2及びCへ急速に移動する。反応装置(2)の内容物が分解位置になりそして反応装置(1)の内容物が合成位置に留まる。これらの合成/分解位置は、反応装置(1)と(2)の間に存在する熱接触のため平衡から離れている。その結果は、反応装置(2)における分解が反応装置(1)で発散する合成より速いという事実である。このように、凝縮が装置(EC)で直ちに開始され、それが位置Cへ急速に移動する。この発熱的凝縮は、その熱が氷片の表面融解によって吸収されるときに可能であり、その氷片を分離させ且つ従ってそれらを後で装置(EC)からより外し易くする。このステップのスタートから直ぐに(バルブV2が開けられると同時に)(1)において加熱手段(6)をオンにすることで、(EC)における凝縮となり、それが、漸次、位置Cから圧力レベルCへ移動し、ガスGを再度凝縮させることができる。凝縮は、反応装置(1)が位置1にあるときで且つ凝縮圧力が要素(EC)の冷却液の平均温度に対応する飽和蒸気圧(例えば、外部大気のそれ)より大きくなるときもやはり可能である。温度T は、再生温度(Treg)でありそして装置(EC)が位置Cにあり、それが、凝縮によって課せられる圧力レベルでもまた反応装置(2)を位置2へ移動させる。その時、凝縮の熱はヒートシンクへ移されるため、熱力学的位置Cは、必然的に、位置Cに対応する温度が周囲温度Tを上回るようなものである。装置の再生は、この発熱的凝縮の熱が、周囲空気又は冷却回路であってよいところの、ヒートシンクから抽出されなければならないことを意味する。種々の構成部分の位置の変化を図6に示す。
ステップ4:冷却段階及び初期段階への復帰
反応装置(1)及び(2)の再生が完了し終わると、バルブV1及びV2が閉じられる。このように分離された反応装置は、その後、自然に又は冷却手段(5)(ファン、冷却回路、等)を使って冷却され、その温度と圧力を下げる。各構成部分は、それが周囲温度に到達するまでその熱力学的平衡曲線に沿って移動し、よって、初期位置、E、1及び2へ、それぞれ、戻る。このようにして、装置は、動作サイクルの開始時の冷凍貯蔵段階の初期状態となる。この段階中の種々の構成部分の位置の変化を図7に示す。
チャンバー(EC)が、さらに、相変化物質Mを含む設備に対して本発明の方法が採用されるとき、その相変化温度Tが(EC)における冷凍温度TE1を少なくとも僅か下回り、反応装置(1)及び(2)に収容された収着体の再生がより速まる。反応装置(1)と(2)及びチャンバー(EC)が連続段階中に見出される連続状態を図8に示したクラウジウス・クラペイロンプロットで図解する。この実施態様において、装置(EC)は、図2及び3に示した形状を有していてもよい。
初期段階
これは、上述の初期段階と類似している。構成部分(1)、(2)及び(EC)は、図8において1、2及びEで示された位置にある。
ステップ1:第一冷凍段階
バルブV1が閉状態にある。設備は、反応装置(2)と蒸発器(EC)によって動作する。バルブV2を開けると、(EC)と(2)の間で圧力が等しくなる(PE=P2)。蒸発器(EC)は、位置EからEへ移行しそして反応装置(2)は、位置2から2へ移る。2の状態では、反応装置(2)が合成位置にあるが、Eの状態では、蒸発器(EC)が蒸発状態にある。
(EC)を(2)と連絡させることで、温度(EC)の急降下が生じ、TからTE1へ移る。この温度降下は、従って、第一に、蒸発器の壁の中に編入されたトレイ7に収容された水の急速凍結並びにその後、部分的凍結となり、次いで、物質Mの凝固となる。(EC)における蒸発によって遊離されたガスは、(2)に含まれた収着体S2によって吸収され、その収着が極めて発熱的であるため反応装置(2)での温度上昇の原因になる。(2)における収着によって生成されたエネルギーは、(EC)から分離されているが(2)と熱接触しているところの、反応装置(1)によって吸収される。それ故、反応装置(1)は、熱容量を構築し、反応装置(2)をその熱力学的平衡からはるかに離れた状態に留めることができる。反応装置(1)が、その後、位置1から位置1へ移り、その熱力学的平衡ライン上に留まる。
ステップ2:第二冷凍段階
(EC)における相変化物質の存在は、ステップ2の実行を変更するものではない。この段階の後、反応装置(1)と(2)及びチャンバー(EC)は、各々の位置1、2、Eにある。
ステップ3:氷分離及び再生段階
ステップ2の後は、バルブV2が開けられ、バルブV1は開けられたままである。
構成部分(1)、(2)及び(EC)が、ステップ1のそれとステップ2の間の中間圧力レベルで位置1,2及びCへ急速に移動する。反応装置(2)の内容物が分解位置になりそして反応装置(1)の内容物が合成位置に留まる。これらの合成/分解位置は、反応装置(1)と(2)の間に存在する熱接触のため平衡から離れている。結果として、反応装置(2)における分解が反応装置(1)で完了される合成より速い。このように、凝縮が装置(EC)で直ちに開始され、それが位置Cへ急速に移動する。この発熱的凝縮は、その熱が氷片の表面融解によって吸収されるので可能であり、その氷片を分離させ且つ従ってそれらを後で装置(EC)からより外し易くする。このステップのスタートから直ぐに(バルブV2を開けると同時に)(1)において加熱手段(6)をオンにすることで、(EC)における凝縮を維持し、それが、漸次、位置C3から位置C4’へ移動し、ガスを再度効果的に凝縮させることができる。凝縮は、反応装置(1)が位置14’にあるときで且つ凝縮圧力が相変化物質の融点Tに対応する飽和蒸気圧より大きくなるときもやはり可能である。温度T 4’は、再生温度(Treg)でありそして装置(EC)が位置C4’にあり、それが、反応装置(2)をガスGの凝縮によって課せられる圧力レベルでも、また、位置24’へ移動させる。
バルブV2を開け(バルブV1は開いたまま)且つ反応装置(1)における加熱手段(6)をオンにすることで、反応装置(2)における急速脱離、氷の分離と取り外し、及び反応装置(1)における合成の終了、それに続く(1)における脱離を誘発する。共融の溶解によって温度Tで課せられた凝縮温度は、一方では、周囲温度を下回る温度でガスGを凝縮することを可能にする。これによって装置(EC)の熱的変位を実質的に減少させることができ、結果的に、当該方法のより良好な効率及びより短いサイクル時間が得られる。他方、凝縮圧PC4’は、相変化物質の無い場合に得られた圧力PC4より低い。このことは、(1)の再生温度、及び従って(2)のそれの低下となり、これは、(1)及び(2)を再生する際に消費されるエネルギーの低減を意味し、再度、当該方法のより良好な効率が得られ且つサイクル時間の短縮となる。
ステップ4:冷却段階及び初期段階への復帰
相変化物質が存在する場合は、反応装置(1)が低目の温度にある故、設備全体は、比較的短時間で温度Tに復帰する。

Claims (13)

  1. 熱化学系を利用する冷凍の方法において、3つのチャンバー(即ち、EC装置(EC)、第1の反応装置(1)及び第2の反応装置(2)におけるガスGに関わる3つの可逆現象を含み、与えられた圧力における各々の平衡温度TE(EC)、TE(1)、TE(2)がTE(EC)<TE(2)<TE(1)の関係にあり、第1の反応装置(1)及び第2の反応装置(2)が熱接触していて、ここで、3つのチャンバーが周囲温度にあり且つ同一の圧力にある状態からスタートして:
    − 第一段階で、第1の反応装置(1)を分離しそしてEC装置(EC)及び第2の反応装置(2)を連絡させて第2の反応装置(2)で発熱合成を実施できるようにし、生成された熱は第1の反応装置(1)で吸収するようにし、
    − 第二段階で、第2の反応装置(2)を分離しそしてEC装置(EC)及び第1の反応装置(1)を連絡させて第1の反応装置(1)で発熱合成を実施できるようにし、生成された熱は第2の反応装置(2)で吸収するようにし、
    − 第三段階で、3つのチャンバーを連絡させそして熱エネルギーを第1の反応装置(1)へ供給して、第1の反応装置(1)及び第2の反応装置(2)で発熱分解を実施できるようにし、設備の再生の目的で、その後、設備を周囲温度に戻すために放置する、方法。
  2. − 初期段階において、EC装置(EC)、第1の反応装置(1)及び第2の反応装置(2)を相互から分離して且つ周囲温度に置き、前記第1の反応装置(1)及び第2の反応装置(2)は、ガスGが希薄な状態におけるそれぞれの第1の収着体S1及び第2の収着体(S2を含み、且つEC装置(EC)は、液体状態のG又はガスGが富んだ状態における収着体を含み、
    − 第一段階中、EC装置(EC)及び第2の反応装置(2)を連絡させることで、第2の反応装置(2)及びEC装置(EC)によって形成された組立における圧力に対応するEC装置(EC)の平衡温度でEC装置(EC)において冷凍を起こさせ、
    − 第二段階中、EC装置(EC)及び第1の反応装置(1)を連絡させることで、第1の反応装置(1)及びEC装置(EC)によって形成された組立(assembly)における圧力に対応するEC装置(EC)の平衡温度でEC装置(EC)において冷凍を起こさせ、
    − 第三段階中、3つのチャンバーを連絡させることで、EC装置(EC)における合成と第2の反応装置(2)における分解を起こさせ、且つ熱エネルギーを第1の反応装置(1)へ供給して第1の反応装置(1)における分解を起こさせる、請求項1に記載の方法。
  3. 第1の反応装置(1)及び第2の反応装置(2)における可逆現象が、ガスGと固体の間の可逆化学反応、固体上でのガスGの吸収、及び液体によるガスGの吸収から選択される、請求項1に記載の方法。
  4. EC装置(EC)における可逆現象が、液体/ガスの相変化である、請求項1に記載の方法。
  5. EC装置(EC)における可逆現象が、ガスGと固体の間の可逆化学反応、固体上でのガスGの吸収、及び液体によるガスGの吸収から選択される収着である、請求項1に記載の方法。
  6. EC装置(EC)から成る吸熱成分と、第1の反応装置(1)及び第2の反応装置(2)から成る発熱成分とを包含し、この場合、
    第1の反応装置(1)と第2の反応装置(2)は、その各々が他に対して活性熱質量を構築するよう熱接触されており、
    第1の反応装置(1)と第2の反応装置(2)及びEC装置(EC)は、それらを選択的に連絡させるための手段を備えており、
    第1の反応装置(1)と第2の反応装置(2)は、加熱手段(6)と熱抽出手段(5)を備えており、そして
    − サイクルのスタート時:
    第1の反応装置(1)と第2の反応装置(2)は、ガスGに関わる可逆収着にあずかることができる第1の収着体S1第2の収着体S2を、それぞれ、含んでいて、第1の反応装置(1)における可逆収着の平衡温度は、与えられた圧力における第2の反応装置(2)における可逆収着の平衡温度より高く、そして
    EC装置(EC)は、液体/ガスの相変化を受けることができる化合物G又は可逆収着にあずかることができるガスGが富んだSEC+G収着体を含み、その平衡温度は、第2の反応装置(2)における可逆収着の平衡温度を下回る
    請求項1に記載の方法を実行するための設備。
  7. EC装置(EC)が、水を含んでいる貯蔵器(3)と直接熱接触状態にある、請求項6に記載の設備。
  8. EC装置(EC)が、さらに、液体/固体の相変化物質を含み、その相変化温度が冷凍温度を下回る、請求項6に記載の設備。
  9. EC装置(EC)が、その2つの端部で閉じられている円筒(8)からなる蒸発器であって、その円筒の円形断面が、その上部において氷トレイ(7)の断面に対応する凹形の円形アークを含み、蒸発器が、さらに、
    − 固体/液体の相変化物質によって占有される中空フィンと、
    − 蒸発器と第2の反応装置(2)の間でガスGを移転させるためのパイプに接続されていて、円筒の端部の1つに作られた孔を介して蒸発器の円筒チャンバー内に配管され、氷トレイ(7)の壁の真下に配置されるところのチューブ(10)を具備し、作動ガスGが、沸騰液の形で、蒸発器の底部に置かれる、請求項6に記載の設備。
  10. 第1の反応装置(1)が第2の反応装置(2)の内部に設置される、請求項6に記載の設備。
  11. 第1の反応装置(1)と第2の反応装置(2)が同心であって、第1の反応装置(1)が第2の反応装置(2)の内部に設置される、請求項10に記載の設備。
  12. 第1の反応装置(1)と第2の反応装置(2)の各々が、それぞれの収着体を含んでいる複数の中空板によって形成され、1つの反応装置の板が他の反応装置の板と互い違いになる、請求項6に記載の設備。
  13. 相変化物質の相変化温度と冷凍温度との差が1℃〜10℃である、請求項8に記載の設備。
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