JP4333558B2 - セッション管理サーバ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ネットワークを利用した音楽セッションを支援する技術に関する。
ネットワークを利用することによって遠隔にある演奏者同士による音楽セッションを行わせる、「ネットセッション」と呼ばれるサービスが普及してきている。このサービスは、ネットセッションに特化された専用のデバイスである「セッション端末」から、それら各端末間での楽音情報のやり取りを仲介するサーバ装置へアクセスすると提供される。
このセッション端末は、通信機能に加えて、楽音信号をデコードし及びエンコードする機能を搭載する。そして、ある演奏者が自らのセッション端末に接続した電子楽器を演奏すると、その楽音信号が自らのセッション端末からサーバ装置を経由して他の演奏者のセッション端末へほぼリアルタイムに伝送され、伝送先の端末から楽音として放音される。このような処理が相互に行われることにより、音楽セッションが実現する。
ところで、ネットセッションサービスの場合、共に音楽セッションを行う相手と直接コミュニケーションをとることができないため、生の音楽セッションを行う場合に比べると楽曲の演奏開始のタイミングが揃えづらいという問題があった。この種の問題を解決する技術として、特許文献1などが提案されている。同文献に開示された楽音信号発生装置は、演奏者による演奏開始のタイミングを正確に案内すべく、楽曲データの進行に従ってテンポを報知する手段や、いわゆるカウントインを行う手段などを搭載する。
しかしながら、同文献に開示された楽音信号発生装置は、あくまで楽曲を独奏する際における演奏開始のタイミングを案内することを前提として案出されており、常に複数の演奏者が参加して行われるネットセッションには不向きなものであった。
特開2003−150163号公報
本発明は、このような背景の下に案出されたものであり、ネットセッションに参加する各演奏者が、同じタイミングで各々の演奏を開始できるようなシステムを提供することを目的とする。
本発明の好適な態様であるセッション管理サーバ装置は、音楽セッションへの参加を求める複数のセッション端末の各々から演奏者識別情報を受信する参加申込受信手段と、前記受信した各演奏者識別情報をセットとして記憶する記憶手段と、演奏準備の完了の有無を問い合わせるメッセージを、前記記憶手段にセットとして記憶された各演奏者識別情報の発信元のセッション端末に宛てて送信し、その宛先であった各セッション端末から送信される演奏準備が完了した旨のメッセージを受信する準備完了確認手段と、前記準備完了確認手段によって受信されたメッセージを送信したセッション端末の数が、2以上の予め設定された数になると、演奏開始までの残り時間長を表す演奏開始カウントダウン信号を、前記記憶手段にセットとして記憶された各演奏者識別情報の発信元の各セッション端末に宛てて送信するカウントダウン信号発信手段と、前記演奏開始カウントダウン信号の送信後、前記各セッション端末の各々から楽音情報を受信し、受信した楽音情報をその発信元とは別の一又は複数のセッション端末へ送信する楽音情報転送手段とを備える。
また、前記音楽セッションで演奏されることになっている楽曲の演奏開始からその楽曲に含まれる各演奏イベントの出だしまでの時間長を夫々表す楽曲シーケンス情報を記憶したシーケンス情報記憶手段を更に備え、前記カウントダウン信号発信手段は、前記演奏開始カウントダウン信号を送信した後、演奏開始からの経過時間長を計時し、前記シーケンス情報記憶手段に記憶された楽曲シーケンス情報が表す時間長の経過に合せて、演奏イベントの出だしまでの残り時間長を表わすイベントカウントダウン信号を送信するようにしてもよい。
更に、前記カウントダウン信号発信手段は、前記演奏開始カウントダウン信号が送信された後に前記参加申込受信手段が受信した演奏者識別情報の発信元のセッション端末に宛てて、前記イベントカウントダウン信号を送信するようにしてもよい。
本発明によると、ネットセッションに参加する各演奏者に、同じタイミングで各々の演奏を開始させることができる。
(発明の実施の形態)
本願発明の実施形態について説明する。
まず、以降の説明において用いる主要な用語を定義しておく。「運営者」とは、ネットワークを利用した各種サービスを提供している事業者を意味する。「演奏者」とは、運営者による支援の下、音楽セッションに参加する個人を意味する。各演奏者には、各々を識別する固有の識別情報である演奏者IDが運営者より交付されている。「楽音情報」とは、楽音信号にある圧縮符号化処理を施して得た符号列を表す情報を意味する。
図1は、本実施形態にかかるセッションシステムの全体構成図である。図に示すように、本システムは、複数のセッション端末10と、セッション管理サーバ装置20とから構成される。これら各ノードは、図に示すNTP(network time protocol)サーバ30による支援の下、時刻の同期が図られるようになっている。
図2は、セッション端末10のハードウェア構成を示すブロック図である。この端末10は、演奏者によって使用されるものであり、図に示すように、楽音信号入力部11、楽音信号出力部12、通信部13、エンコード/デコード部14、表示部15、操作部16、及び制御部17を備える。
楽音信号入力部11は、電子楽器40から自端末10へ楽音信号を入力する。一方、楽音信号出力部12は、自端末10からスピーカ50へ楽音信号を出力する。通信部13は、予め登録されたセッション管理サーバ装置20のネットワークアドレスを基に同装置20とコネクションを確立し、各種情報の送受信を行うようになっている。
エンコード/デコード部14は、楽音信号入力部11から楽音信号が供給されると、その楽音信号に符号化処理を施して得た楽音情報を通信部13へ供給する一方、通信部13から楽音情報が供給されると、その楽音情報に復号化処理を施して得た楽音信号を楽音信号出力部12へ供給する。
表示部15は、各種情報を表示するディスプレイである。操作部16は、各種情報を入力するタッチパネルである。
制御部17は、上記各部を制御する。この制御部17が行う特徴的な動作については、後にフローチャートを参照しつつ詳述する。
図3は、セッション管理サーバ装置20のハードウェア構成を示すブロック図である。図に示すように、このサーバ装置20は、各種制御を行うCPU21、CPU21にワークエリアを提供するRAM22、IPL(initial program loader)を記憶したROM23の他、ネットワークインターフェース24、コンピュータディスプレイ25、ハードディスク26などを備える。そして、ハードディスク26は、演奏者登録データベース26a、セッション用楽曲データベース26b、及び音楽セッション支援プログラム26cを記憶する。
演奏者登録データベース26aは、自装置20にアクセスしてくるセッション端末10の認証のために設けられており、運営者が各演奏者に交付した全ての演奏者IDを記憶している。
セッション用楽曲データベース26bは、各々がセッション用楽曲と対応する複数のレコードの集合体である。セッション用楽曲とは、音楽セッションへ参加する演奏者に演奏させるべく運営者が予め準備しておいた複数の楽曲の各々を意味する。
このデータベース26bを構成する1つのレコードは、各セッション用楽曲の楽曲シーケンス情報とそれらの楽曲名を示す曲名情報とを対応付けてなる。
図4は、楽曲シーケンス情報の一例を示すデータ構造図である。図に示すように、この楽曲シーケンス情報は、セッション用楽曲の演奏開始からその楽曲に含まれる一又は複数の演奏イベントの出だしまでの時間長を時系列順に定義したものである。演奏イベントとは、楽曲中の所定箇所で演奏されることになっている一纏まりの楽音の連なりを意味し、楽曲を形成する各小節や、楽曲中の「さび」などが該当する。例えば、図4の例では、演奏イベント1の出だしは演奏開始から10秒経過した時点と一致し、また、演奏イベント2の出だしは演奏開始から20秒経過した時点と一致するものとして定義されていることが分かる。
音楽セッション支援プログラム26cは、本実施形態に特有の機能をCPU21に実現させるためのプログラムである。CPU21によってこのプログラムが実行されると、RAM22にはセッション管理テーブルが形成される。
図5は、セッション管理テーブルのデータ構造図である。このテーブルは、各々が1つの音楽セッションと対応する複数のレコードの集合体である。図5の例では4つのレコードが設けられている。これは、セッション管理サーバ装置20が4つの音楽セッションを個別に取り仕切ることができることを意味している。このテーブルを構成する1つのレコードは、「セッション」、「参加申込メンバー」、「準備完了メンバー」、「セッション中フラグ」、及び「演奏楽曲」の5つのフィールドを有している。
「セッション」のフィールドには、各音楽セッションに予め割り振られた固有の番号であるセッション識別情報が記憶される。「参加申込メンバー」と「準備完了メンバー」の各フィールドには、セッション端末10から自装置20に送信されてくる演奏者IDが夫々異なるタイミングで記憶される。後の動作説明の項で詳述するように、演奏者IDはまず「参加申込メンバー」のフィールドに記憶され、その発信元のセッション端末10による音楽セッションの開始の準備が整った時点で、今度は「準備完了メンバー」のフィールドに記憶されることになっている。そして、あるレコードの「準備完了メンバー」のフィールドに記憶された演奏者IDの数が所定数、例えば、3つになると、それらの演奏者IDの発信元であるセッション端末10へ、音楽セッションの開始の合図が下されることになっている。
「セッション中フラグ」のフィールドには、音楽セッションが既に開始されていることを示す「1」、又は音楽セッションが未だ開始されていないことを示す「0」の何れかの情報が記憶される。「演奏楽曲」のフィールドには、音楽セッションで演奏されることになったセッション用楽曲の曲名情報が記憶される。後の動作説明の項で詳述するように、このフィールドに記憶される曲名情報は、音楽セッションへの参加申込が最初にあった時点、つまり、「準備完了メンバー」のフィールドに最初の演奏者IDが記憶された時点で選定されることになっている。
次に、本実施形態の動作を説明する。本実施形態の動作は、セッション参加申込処理と、セッション開始案内処理と、途中参加案内処理とに分けられる。
図6は、セッション参加申込処理を示すフローチャートである。
この処理は、何れかの演奏者が自らのセッション端末10からセッション管理サーバ装置20にアクセスすると開始される。
セッション端末10からのアクセスを受けたセッション管理サーバ装置20のCPU21は、演奏者ID要求画面の表示データをそのセッション端末10へ送信する(S100)。
表示データを受信したセッション端末10の制御部17は、演奏者ID要求画面を表示部15に表示させる(S110)。この画面には、「演奏者IDを入力して下さい。」という内容を示す文字列と演奏者IDの入力欄とが表示される。この画面を参照した演奏者は、操作部16により自らの演奏者IDを入力する。
演奏者IDが入力されると、セッション端末10の制御部17は、その演奏者IDをセッション管理サーバ装置20へ送信する(S120)。
演奏者IDを受信したセッション管理サーバ装置20のCPU21は、その演奏者IDが演奏者登録データベース26aに記憶されているか否かを判断する(S130)。
ステップ130において、演奏者IDが演奏者登録データベース26aに記憶されていないと判断したCPU21は、ログインを拒否するメッセージをセッション端末10へ送信する(S140)。このメッセージをセッション端末10が受信すると本処理が終了となる。
一方、ステップ130において、演奏者IDが演奏者登録データベース26aに記憶されていると判断したCPU21は、RAM22のセッション管理テーブルの記憶内容を基に生成したセッションルーム案内画面の表示データを、ステップ120で演奏者IDを送信してきたセッション端末10に宛てて送信する(S150)。
表示データを受信したセッション端末10の制御部17は、セッションルーム案内画面を表示部15に表示させる(S160)。
図7は、セッションルーム案内画面である。この画面は、セッション管理テーブルにおける各レコードの記憶内容を「セッションルーム」と呼ばれる仮想的な部屋への入室の有無として夫々表す。同画面の上段には、「入室するセッションルームを選択して下さい。」という内容を示す文字列が表示される。また、同画面の下段には、セッション管理テーブルの記憶内容が、「セッションルーム」と「入室者」の2つの項目を対応付けた表として表示される。この表では、セッション管理テーブルの「セッション」のフィールドに記憶されていたセッション識別情報が「セッションルーム」の項目として表示され、「参加申込メンバー」のフィールドに記憶されていた一又は複数の演奏者IDが「入室者」の項目として表示される。
セッションルーム案内画面を参照した演奏者は、自らが入室するセッションルームを操作部16により選択する。
操作部16によってセッションルームが選択されると、セッション端末10の制御部17は、選択されたセッションルームのセッション識別情報と、演奏者ID要求画面にて入力された演奏者IDとをセッション管理サーバ装置20へ送信する(S170)。
セッション識別情報と演奏者IDとを受信したセッション管理サーバ装置20のCPU21は、受信したセッション識別情報と対応するレコードをセッション管理テーブルから特定する(S180)。
続いて、CPU21は、ステップ180で特定したレコードの「参加申込メンバー」のフィールドへ演奏者IDを記憶する(S190)。
演奏者IDを記憶すると、CPU21は、ステップ180で特定したレコードの「セッション中フラグ」のフィールドの記憶内容が、「1」となっているかそれとも「0」となっているか否か判断する(S200)。
ステップ200の判断の結果、「セッション中フラグ」のフィールドの記憶内容が「0」であればセッション開始案内処理が実行され、「1」であれば途中参加案内処理が実行される。つまり、ある演奏者が、未だ音楽セッションが開始されていないセッションルームへ入室した場合、セッション開始案内処理を経てその音楽セッションへ最初から参加することになる一方で、既に音楽セッションが開始されているセッションルームに入室した場合、途中参加案内処理を経てその音楽セッションへ途中から参加することになる。
図8及び図9は、セッション開始案内処理を示すフローチャートである。図6のステップ200にて、「セッション中フラグ」のフィールドの記憶内容が「0」となっていると判断したCPU21は、ステップ180で特定したレコードの「演奏楽曲」のフィールドに曲名情報が記憶されているか否か判断する(S210)。
ステップ210において、曲名情報が記憶されていないと判断したとき、CPU21は、セッション用楽曲データベース26bに記憶されている各曲名情報のうち1つを選択する(S220)。このステップでは、公知の乱数発生アルゴリズムなどを用いて曲名情報がランダムに選択される。そして、CPU21は、選択した曲名情報をステップ180で特定したレコードの「演奏楽曲」のフィールドへ記憶する(S230)。
CPU21は、ステップ180で特定したレコードの「演奏楽曲」のフィールドに記憶されている曲名情報と「参加申込メンバー」のフィールドに記憶されている全ての演奏者IDを所定の雛形に埋め込んで得たスタート準備完了確認画面の表示データを、ステップ170でセッション識別情報及び演奏者IDを送信してきたセッション端末10に宛てて送信する(S240)。なお、ステップ210において曲名情報が記憶されていると判断したときは、ステップ220乃至230を実行せずにこのステップ240が直ちに実行される。
表示データを受信したセッション端末10の制御部17は、スタート準備完了確認画面を表示部15に表示させる(S250)。
図10は、スタート準備完了確認画面である。この画面の上段には、「あなたと同じセッションルームに入室している方は以下の通りです。あなたを含め3名の準備ができ次第、セッションスタートとなります。準備はよろしいですか。」という内容の文字列が表示される。更に、その下には、ステップ240で埋め込まれていた曲名情報及び演奏者IDが表示される。画面の下段には、「準備OK」と記したボタンが表示される。
この画面を参照した演奏者は、セッション管理サーバ装置20が今回の音楽セッション用に準備した楽曲の名称と、その楽曲を共に演奏する他の演奏者の演奏者IDとを了解する。そして、自らの準備が整ったとき、画面下のボタンを選択する。
「準備OK」のボタンが選択されると、セッション端末10の制御部17は、準備が整ったことを示すメッセージをセッション管理サーバ装置20へ送信する(S260)。
このメッセージを受信したッション管理サーバ装置は、その発信元のセッション端末10がステップ170で送信してきていた演奏者IDを、ステップ180で特定したレコードの「準備完了メンバー」のフィールドへ記憶する(S270)。「準備完了メンバー」のフィールドへ演奏者IDを記憶したCPU21は、そのフィールドに記憶された演奏者IDの総数が3つになったか否かを判断する(S280)。
ステップ280において、記憶された演奏者IDの総数が3つになったと判断したCPU21は、ステップ220で選択していた曲名情報と対応付けてセッション用楽曲データベース26bに記憶されている楽曲シーケンス情報をRAM22に読み出す(S290)。
続いて、CPU21は、ステップ180で特定したレコードの「セッション中フラグ」のフィールドの記憶内容を「0」から「1」に書き換える(S300)。
CPU21は、ステップ180で特定したレコードの「準備完了メンバー」のフィールド記憶された各演奏者IDの発信元のセッション端末10に宛てて、音楽セッションの開始までの残り時間長を表す演奏開始カウントダウン信号を送信する(S310)。
演奏開始カウントダウン信号を受信したセッション端末10の制御部17は、音楽セッションの開始までの残り時間長を表示部15に表示させる(S320)。具体的には、「3秒前」→「2秒前」→「1秒前」の各内容を示す文字列をこの順番で一秒おきに表示させ、更に「1秒前」の文字列を表示してから1秒経過したタイミングで、「スタート!」の文字列を表示させる。
この表示部15の表示内容を参照した各演奏者は、「スタート!」の文字列が表示されたタイミングに合わせて一斉に電子楽器40の演奏を開始する。
また、「スタート!」の文字列を表示部15に表示させた各セッション端末10の制御部17は、セッションが開始されたことを確認するメッセージをセッション管理サーバ装置20へ送信する(S330)。
このメッセージを受信したセッション管理サーバ装置20は、セッション開始からの経過時間長の計時を開始する(S340)。
「スタート!」の文字列を参照した演奏者が自らの電子楽器40の演奏を開始すると、その演奏者のセッション端末10は、電子楽器40から自端末10に入力される楽音信号を楽音情報としてセッション管理サーバ装置20へ送信する処理と、セッション管理サーバ装置20から自端末10へ送信される楽音情報を楽音信号としてスピーカ50へ出力する処理とを並行して行う。また、セッション管理サーバ装置20のCPU21は、一方のセッション端末10から受信した楽音情報を、他のセッション端末10へ直ちに転送する処理を行う。
このようなセッション管理サーバ装置20を介した楽音情報の遣り取りが実行されることで、各セッション端末10は、遠隔にある他のセッション端末10に入力された楽音信号をも自らのスピーカ50から楽音として放音することが可能になり、その結果、遠隔にある演奏者同士によるリアルタイムの音楽セッションが実現する。
図11は、途中参加案内処理を示すフローチャートである。
この処理は、図6のステップ200において、「セッション中フラグ」のフィールドの記憶内容が「1」となっていると判断されたときに実行される。
この「セッション中フラグ」の記憶内容が「1」であることは、音楽セッションが既に開始されていること、つまり、セッション開始案内処理を経た端末10を含む少なくとも3つのセッション端末10による楽音情報の遣り取りが現に行われていることを意味する。従って、CPU21は、それらのセッション端末10による自装置20を経由した楽音情報の遣り取りの制御を実行しつつ、図に示す途中参加案内処理を併せて実行することになる。
「セッション中フラグ」のフィールドの記憶内容が「1」となっていると判断したCPU21は、ステップ180で特定したレコードの「演奏楽曲」のフィールドに記憶されている曲名情報と「準備完了メンバー」のフィールドに記憶されている全ての演奏者IDとを所定の雛形に埋め込んで得た途中参加準備完了確認画面の表示データを、ステップ170で演奏者IDを送信してきたセッション端末10に宛てて送信する(S350)。
表示データを受信したセッション端末10の制御部17は、途中参加準備完了確認画面を表示部15に表示させる(S360)。
図12は、途中参加準備完了確認画面である。この画面の上段には、「あなたの入室されたセッションルームでは、既に以下の方たちによるセッションが行われていますので、途中からの参加となります。準備はよろしいですか。」という内容の文字列が表示される。更に、その下には、ステップ340で埋め込まれていた曲名情報及び演奏者IDが表示される。画面の下段には、「準備OK」と記したボタンが表示される。
この画面を参照した演奏者は、セッション管理サーバ装置20が今回の音楽セッション用に準備した楽曲の名称と、その楽曲を現在演奏している他の演奏者とを了解する。そして、自らの準備が整ったとき、画面下のボタンを選択する。
「準備OK」のボタンが選択されると、セッション端末10の制御部17は、準備が整ったことを示すメッセージをセッション管理サーバ装置20へ送信する(S370)。
このメッセージを受信したセッション管理サーバ装置20のCPU21は、その発信元のセッション端末10がステップ170で送信してきていた演奏者IDを、ステップ180で特定したレコードの「準備完了メンバー」のフィールドに記憶する(S380)。
続いて、CPU21は、ステップ380で「準備完了メンバー」のフィールドへ新たに記憶した演奏者IDの発信元のセッション端末10へ、そのフィールドに記憶されている他の演奏者IDの発信元のセッション端末10から自装置20へ送信されてきている楽音情報を転送する(S390)。
転送された楽音情報を受信したセッション端末10は、その楽音情報を楽音信号としてスピーカ50へ出力する。すると、スピーカ50からは、既に行われている音楽セッションの演奏内容が楽音として放音される。この楽音を聴取することにより、演奏者は、自らがこれから途中参加する音楽セッションで演奏されているセッション用楽曲の現在の進捗状況を了解する。
続いて、CPU21は、ステップ340で計時を開始していたセッション開始からの経過時間長とステップ290でRAM22に読み出しておいた楽音シーケンス情報の内容とを基に、次に到来する演奏イベントの出だしを特定する(S400)。
そして、ステップ400で特定した演奏イベントの出だしまでの残り時間長を示すイベントカウントダウン信号を、音楽セッションへ途中から参加するセッション端末10に宛てて送信する(S410)。
イベントカウントダウン信号を受信したセッション端末10の制御部17は、次に到来する演奏イベントの出だしまでの残り時間長を表示部15に表示させる(S420)。具体的には、「3秒前」→「2秒前」→「1秒前」の各内容を示す文字列をこの順番で一秒おきに表示させ、更に「1秒前」の文字列を表示してから1秒経過したタイミングで、「スタート!」の文字列を表示させる。
この表示部15の表示内容を参照した演奏者は、スピーカ50から放音される他の演奏者の演奏内容を聴取しつつ、「スタート!」の文字列が表示されたタイミングに合わせて、電子楽器40の演奏を開始する。
以上説明した本実施形態では、セッション端末10の表示部15に、演奏開始までの残り時間長が表示される。従って、同じセッションルームに入室した複数の演奏者は、各々のセッション端末10の表示部15に表示される残り時間長を頼りに演奏を開始するようにすれば、演奏を開始するタイミングを互いに一致させることができる。
また、セッション端末10の表示部15には、音楽セッションで演奏されることになったセッション用楽曲の演奏イベントの出だしまでの残り時間長も表示されるようになっている。従って、既に開始された音楽セッションに途中から参加する演奏者は、自らのセッション端末10の表示部15に表示される時間長を頼りに演奏を開始するようにすれば、既に行われている演奏を妨げることなく、適切なタイミングで音楽セッションに参加することができる。
(他の実施形態)
本実施形態は、種々の変形実施が可能である。
上記実施形態では、セッション管理テーブルの「準備完了メンバー」のフィールドに記憶された演奏者IDが3つになると、楽曲シーケンス情報がRAM22に読み出されるようになっていたが、この楽曲シーケンス情報の読出しのトリガーとなる演奏者IDの数は、4つとしてもよいし5つにしてもよい。
上記実施形態では、セッションルームに演奏者が入室すると、そのセッションルームへ入室した演奏者が演奏するセッション用楽曲が、セッション管理サーバ装置20によって自動的に選択されるようになっていた。これに対し、セッション管理サーバ装置20が、セッション用楽曲データベース26bに記憶した全ての曲名情報を並べた楽曲選択画面を提示し、演奏者がこの画面から所望の楽曲を選択するようにしてもよい。
セッションシステムの全体構成図である。 セッション端末のハードウェア構成図である。 セッション管理サーバ装置のハードウェア構成図である。 楽曲シーケンス情報のデータ構造図である。 セッション管理テーブルのデータ構造図である。 セッション参加申込処理を示すフローチャートである。 セッションルーム案内画面である。 セッション開始案内処理を示すフローチャートである(前半部分)。 セッション開始案内処理を示すフローチャートである(後半部分)。 スタート準備完了確認画面である。 途中参加案内処理を示すフローチャートである。 途中参加準備完了確認画面である。
符号の説明
10…各セッション端末、11…楽音信号入力部、12…楽音信号出力部、13…通信部、14…エンコード/デコード部、15…表示部、16…操作部、17…制御部、20…セッション管理サーバ装置、21…CPU、22…RAM、23…ROM、24…ネットワークインターフェース、25…コンピュータディスプレイ、26…ハードディスク、40…電子楽器、50…スピーカ

Claims (3)

  1. 音楽セッションへの参加を求める複数のセッション端末の各々から演奏者識別情報を受信する参加申込受信手段と、
    前記受信した各演奏者識別情報をセットとして記憶する記憶手段と、
    演奏準備の完了の有無を問い合わせるメッセージを、前記記憶手段にセットとして記憶された各演奏者識別情報の発信元のセッション端末に宛てて送信し、その宛先であった各セッション端末から送信される演奏準備が完了した旨のメッセージを受信する準備完了確認手段と、
    前記準備完了確認手段によって受信されたメッセージを送信したセッション端末の数が、2以上の予め設定された数になると、演奏開始までの残り時間長を表す演奏開始カウントダウン信号を、前記記憶手段にセットとして記憶された各演奏者識別情報の発信元の各セッション端末に宛てて送信するカウントダウン信号発信手段と、
    前記演奏開始カウントダウン信号の送信後、前記各セッション端末の各々から楽音情報を受信し、受信した楽音情報をその発信元とは別の一又は複数のセッション端末へ送信する楽音情報転送手段と
    を備えたセッション管理サーバ装置。
  2. 請求項1に記載のセッション管理サーバ装置において、
    前記音楽セッションで演奏されることになっている楽曲の演奏開始からその楽曲に含まれる各演奏イベントの出だしまでの時間長を夫々表す楽曲シーケンス情報を記憶したシーケンス情報記憶手段を更に備え、
    前記カウントダウン信号発信手段は、
    前記演奏開始カウントダウン信号を送信した後、演奏開始からの経過時間長を計時し、前記シーケンス情報記憶手段に記憶された楽曲シーケンス情報が表す時間長の経過に合せて、演奏イベントの出だしまでの残り時間長を表わすイベントカウントダウン信号を送信する
    セッション管理サーバ装置。
  3. 請求項に記載のセッション管理サーバ装置において、
    前記カウントダウン信号発信手段は、
    前記演奏開始カウントダウン信号が送信された後に前記参加申込受信手段が受信した演奏者識別情報の発信元のセッション端末に宛てて、前記イベントカウントダウン信号を送信する
    セッション管理サーバ装置。
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