JP4330972B2 - ハニカムパネルおよびその製造方法 - Google Patents

ハニカムパネルおよびその製造方法 Download PDF

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本発明は、ハニカムパネルおよびその製造方法に関する。すなわち、芯材である金属製のハニカムコアの開口端面に、表面板が接着されたハニカムパネル、およびその製造方法に関するものである。
《従来技術》
図6は、この種従来例のハニカムパネルおよびその製造方法の説明に供する。
そして、図6の(1)図,(2)図は、従来例1の説明に供し、(1)図は、ハニカムパネルの正断面図、(2)図は、ハニカムパネルの斜視図である。図6の(3)図,(4)図は、従来例2の説明に供し、(3)図は、ハニカムコアの斜視図、(4)図は、ハニカムパネルの正断面図である。
図6の(1)図,(2)図の従来例1に示したように、セル壁1にて区画形成された中空柱状の多数のセル2の集合体である、金属製のハニカムコア3を芯材とし、その開口端面に表面板4が接着されたハニカムパネル5は、芯材であるハニカムコア3の重量比強度に優れるという特性、つまり軽量であると共に高い剛性や強度を備えるという特性を生かすと共に、更にパネルとしての平面精度に優れるという特性や、断熱性や遮音性も確保されるという特性をも生かし、各種の構造材、その他の用途に広く使用されている。
そして、断熱性向上をめざし、図6の(3)図,(4)図の従来例2に示したように、セル壁6を予めすべて座屈したハニカムコア7を用い、その開口端面に表面板4を接着したハニカムパネル8も開発されていた。
すなわち、金属製のハニカムコア7をセル軸方向Aに加圧して押し潰し、→もって、図6の(3)図に示したように、セル壁6がすべて折り曲げられて座屈部9となったハニカムコア7を用いたことにより、→図6の(4)図に示したように、伝熱経路が屈曲され折り曲げられている分だけ長くなり、→もって熱伝導率の低下そして断熱性の向上をめざした、ハニカムパネル8も開発されていた(本明細書末尾の測定データも参照)。図中10は、ハニカムコア7のセルである。
なお、ハニカムコア7を完全に押し潰してしまうと、セル壁6が大きな断面積の略直線的な柱状となってしまい、熱伝導率が極端に高くなってしまうので、上記した座屈部9とは、図示したように、反転折り曲げ屈曲されている程度のものを言う。
《先行技術文献情報》
このような図6の(3)図,(4)図に示した従来例2としては、例えば、次の特許文献1に示したものが挙げられる。
特公平1−51331号公報
ところで、このような従来例については、次の問題が指摘されていた。まず、図6の(1)図,(2)図に示した従来例1については次のとおり。
《第1の問題点について》
第1に、金属製のハニカムコア3を芯材とするので、ハニカムパネル5の断熱性が不足する、という問題が指摘されていた。
すなわち、アルミニウム等の金属は、紙等の非金属に比べ熱伝導率が高いので、→金属製のハニカムコア3を使用した従来例1のハニカムパネル5については、→非金属製のハニカムコア3を使用したハニカムパネル5に比し、断熱性が劣っていた。
《第2の問題点について》
第2に、そこでセルサイズを大きくする対策も考えられたが、剛性や強度に問題が指摘されていた。
すなわち、上述した断熱性の向上を図るべく、熱伝導率を低くする方法として、従来例1のハニカムパネル5について、金属製のハニカムコア3のセル2のセルサイズを、より大きくすることが考えられた。しかしながら、このようにセルサイズの大きなハニカムコア3を採用したハニカムパネル5については、セルサイズが大きくなった分、ハニカムコア3の特性である剛性や強度、例えばせん断強度が低下してしまう、という難点があった。
又、このハニカムパネル5については、セルサイズが大きくなったハニカムコア3のセル2は、内部を空気が対流し易くなり、所期の熱伝導率そして断熱性が得られない、という難点もあった。
《第3の問題点について》
第3に、パネルをより厚くする対策も考えられたが、大型化してしまう、という問題が指摘されていた。
すなわち、上述した断熱性の向上を図るべく、熱伝導率を低くする方法として、従来例1のハニカムパネル5について、パネル厚さをより厚くすることも考えられた。例えば、セル軸方向Aの寸法がより長い金属製のハニカムコア3を、採用することも考えられた。
しかしながら、このようなハニカムパネル5については、全体が大型化してしまい、使用できない場合も発生する等、構造材としての用途が制限される、という難点があった。
《第4の問題点について》
第4に、非金属製の表面板4を用いる対策も考えられたが、コスト面や肉厚面に問題が指摘されていた。
すなわち、上述した断熱性の向上を図るべく、熱伝導率を低くする方法として、従来例1のハニカムパネル5について、金属製のハニカムコア3の開口端面に、従来より用いられている金属製の表面板4に代え、FRP(繊維強化プラスチック)製の表面板4を接着することも考えられた。
しかしながら、このようなハニカムパネル5については、非金属製で重量比強度等にも優れた表面板4として、現状ではFRPを採用せざるを得ないので、コスト高となるという難点があった。又、所期の熱伝導率そして断熱性を得るためには、どうしても表面板4の肉厚が厚くなってしまう、という難点もあった。FRP製の表面板4は、従来の金属製の表面板4と同等の薄い肉厚では、所期の低い熱伝導率が得られなかった。
《第5の問題点について》
第5に、次に図6の(3)図,(4)図に示した従来例2に関しても、所期の熱伝導率そして断熱性が得られない、という問題が指摘されていた。
すなわち、この従来例2のハニカムパネル8は、セル壁6を予め座屈部9とした金属製のハニカムコア7に対し、表面板4を接着してなるが、→ハニカムコア7と表面板4との接着箇所付近において、→折り曲げられて座屈部9となったセル壁6の端部が、表面板4に対し略面接触に近い状態となり、→その分、ハニカムコア7と表面板4間で伝熱が促進されてしまう、という難点があった。
この従来例2のハニカムパネル8にあっては、セル壁6を座屈部9としたことにより、→その分、伝熱経路が長くなって、熱伝導率を低くできるという利点は存する。→しかしながら、セル壁6端部の接着箇所付近が、表面板4と略面接触に近い状態となる(なお前述した従来例1では、セル壁1端部は表面板4と略線接触状態である)。
→このようにして、ハニカムコア7と表面板4間での伝熱面積が広くなり、→結局、この従来例2のハニカムパネル8は、座屈部9により熱伝導率を低くして、断熱性の向上をめざすものの、まだ不十分である、という指摘がなされていた。
《本発明について》
本発明のハニカムパネルおよびその製造方法は、このような実情に鑑み、上記従来例の課題を解決すべくなされたものである。
そして、表面板を接着してから、表面板を介し加圧して押し潰すことにより、表面板との接着箇所付近のフィレットにて保持された端部のフラットな未座屈部分を除いて、大部分のセル壁が座屈部分となって座屈された、金属製のハニカムコアを採用すること、を特徴とする。
もって、このハニカムパネルは、芯材であるハニカムコアのセル壁の座屈部分において、折り曲げ座屈されている分だけ伝熱経路が長くなっており、かつ、セル壁の未座屈部分において、表面板との伝熱面積が狭くなっている。
そこで本発明は、第1に、断熱性が向上すると共に、第2に、これが剛性や強度を維持しつつ、第3に、大型化もせず、第4に、表面板のコスト面や肉厚面にも優れつつ実現される、ハニカムパネルおよびその製造方法を提案すること、を目的とする。
《請求項について》
このような課題を解決する本発明の技術的手段は、次のとおりである。まず、請求項1については、次のとおり。
請求項1のハニカムパネルは、芯材である金属製のハニカムコア12の開口端面に表面板4が接着された、ハニカムパネル11であって、該ハニカムコア12は、該表面板4との接着箇所付近の端部18の未座屈部分21のセル壁14を除き、大部分のセル壁14が座屈部分20として座屈されている。
そして、該セル壁14の該座屈部分20は、座屈の程度が、完全に押し潰されることなく、連続的に反転しながら折り曲げ屈曲されている程度よりなる。もって該座屈部分20は、折り曲げ屈曲されている分だけ伝熱経路が長く、金属製よりなり熱伝導率が高いものの、熱伝導率低下そして断熱性向上機能を発揮する。
又、該セル壁14の端部18の該未座屈部分21は、フラットな板状態を維持しており、そのエッジ端面19が、硬化した接着剤16にて該表面板4に接着されると共に、周囲が、硬化した接着剤16にて形成されたフィレット17にて、中に埋め込まれるように隅肉状に囲われ、強固に接着保持されている。
もって該未座屈部分21は、該表面板4と略面接触状態となることなく略線接触状態となっており、該表面板4との間の伝熱面積が狭く、熱伝導率低下そして断熱性向上機能を発揮すること、を特徴とする。
請求項2については、次のとおり。請求項2のハニカムパネルは、請求項1において、該ハニカムコア12と該表面板4との間に、熱伝導率の低い織布や不織布13が介装されている。そして、該織布や不織布13は、該ハニカムコア12と該表面板4間を直接接触させず、もって熱伝導率低下そして断熱性向上機能を発揮すること、を特徴とする。
請求項3について、次のとおり。請求項3のハニカムパネルの製造方法では、まず、金属製のハニカムコア12の開口端面に、表面板4を接着剤16にて接着してから、次に、該表面板4を介し該ハニカムコア12をセル軸方向Aに加圧して押し潰す。
そこで該ハニカムコア12は、大部分のセル壁14が座屈部分20として座屈されるが、部分的に該表面板4との接着箇所付近の端部18のセル壁14は、該接着剤16にて形成されたフィレット17にて保持されることにより、未座屈部分21となって座屈されない。もって、該ハニカムコア12を芯材とし該表面板4が接着された、ハニカムパネル11を得る。
そして、該セル壁14の該座屈部分20は、座屈の程度が、完全に押し潰されることなく、連続的に反転しながら折り曲げ屈曲されている程度よりなる。もって該座屈部分20は、折り曲げ屈曲されている分だけ伝熱経路が長く、金属製よりなり熱伝導率が高いものの、熱伝導率低下そして断熱性向上機能を発揮する。
又、該セル壁14の端部18の該未座屈部分21は、フラットな板状態を維持しており、そのエッジ端面19が、硬化した接着剤16にて該表面板4に接着されると共に、周囲が、硬化した接着剤16にて形成されたフィレット17にて、中に埋め込まれるように隅肉状に囲われ、強固に接着保持されている。
もって該未座屈部分21は、該表面板4と略面接触状態となることなく略線接触状態となっており、該表面板4との間の伝熱面積が狭く、熱伝導率低下そして断熱性向上機能を発揮すること、を特徴とする。
《作用について》
本発明に係るハニカムパネルおよびその製造方法は、このようになっているので、次のようになる。
(1)この製造方法では、まず、金属製のハニカムコアの開口端面に、表面板を接着する。その際、接着箇所付近のハニカムコアの端部のセル壁は、表面板との間で硬化した接着剤により、エッジ端面が接着されると共に、周囲に形成されたフィレットにて接着,保持される。なお、ハニカムコアと表面板との間に、熱伝導率の低い織布や不織布を介装してから、接着が行われる場合もある。
(2)次にハニカムコアを、表面板更には織布や不織布を介して、加圧して押し潰す。もってハニカムコアは、大部分のセル壁が座屈するが、フィレットにて保持された端部のセル壁は、座屈しない。
(3)この製造方法では、このように、芯材である金属製のハニカムコアの開口端面に表面板が接着されて、ハニカムパネルが製造される。なお、ハニカムコアと表面板との間に、織布や不織布が介装されている場合もある。
(4)さて、製造されたハニカムパネルは、金属製のハニカムコアを用いてなるものの、大部分のセル壁が座屈されており、伝熱経路が長くなっているので、熱伝導率が低く断熱性に優れている。
これと共に、ハニカムコアの端部のセル壁が座屈されていないので、ハニカムコアと表面板とが略面接触状態となることはなく、略線接触状態となるなど伝熱面積が狭く、この面からも、熱伝導率が低く断熱性に優れている。
更に、ハニカムコアと表面板との間に織布や不織布が介装された場合は、ハニカムコアと表面板が直接接触しないので、一段と熱伝導率が低く断熱性に優れている。
(5)このハニカムパネルでは、このように、端部のセル壁を座屈しないことにより、断熱性の向上を実現している。すなわち、ハニカムコアのセルサイズを大きくすることなく、セルサイズには変更を加えなくてもよいので、ハニカムコアの特性である重量比強度が損なわれず、剛性やせん断強度が低下することもない。又、セルサイズを大きくしないので、セル内での空気の対流も抑えられ、この面からも、断熱性が向上がする。
(6)このハニカムパネルでは、端部のセル壁を座屈しないことにより、断熱性の向上を実現している。すなわち、パネル厚さを厚くすることなく、パネル厚さには変更を加えなくてもよいので、大型化が回避される。
(7)このハニカムパネルでは、端部のセル壁を座屈しないことにより、断熱性の向上を実現している。すなわち、FRP等の非金属製の表面板を、肉厚を厚くして使用する必要はなく、一般的な金属製の表面板を、薄い肉厚のまま使用可能である。
《本発明の特徴》
本発明に係るハニカムパネルおよびその製造方法は、以上説明したように、表面板を接着してから、表面板を介し加圧して押し潰すことにより、表面板との接着箇所付近のフィレットにて保持された端部のフラットな未座屈部分を除いて、大部分のセル壁が座屈部分となって座屈された、金属製のハニカムコアを採用すること、を特徴とする。
もって、このハニカムパネルは、芯材であるハニカムコアのセル壁の座屈部分において、折り曲げ屈曲されている分だけ伝熱経路が長くなっており、かつ、セル壁の未座屈部分において、表面板の伝熱面積が狭くなっている。
そこで本発明は、次の効果を発揮する。
《第1の効果》
第1に、断熱性が向上する。すなわち、本発明のハニカムパネルは、金属製のハニカムコアの大部分のセル壁が座屈されており、座屈されていない一般的なフラットなセル壁の金属製のハニカムコアを用いた前述したこの種従来例のハニカムパネルに比し、伝熱経路が長く、断熱性に優れている。
これと共に、表面板との接着箇所付近のセル壁は、周囲をフィレットで囲われ、座屈されていない。そこで、本発明のハニカムパネルは、セル壁をすべて座屈した金属製のハニカムコアを用いた前述したこの種従来例のハニカムパネルのように、ハニカムコアと表面板とが、略面接触状態となることは回避され、両者間の伝熱面積は狭く、この面からも断熱性に優れている。
更に、ハニカムコアと表面板との間に、熱伝導率の低い織布や不織布が介装された場合は、一段と断熱性に優れている。
《第2の効果》
第2に、しかもこれは、セルサイズを大きくすることなく、剛性や強度を維持しつつ実現される。
すなわち、本発明のハニカムパネルは、断熱性を向上させるため、前述したこの種従来例のハニカムパネルのように、金属製のハニカムコアのセルサイズをより大きくする必要はなく、セルサイズには変更を加えない。そこで、ハニカムコアの重量比強度に優れるという特性が生かされるようになり、剛性や強度も維持される。
《第3の効果》
第3に、更にこれは、パネルをより厚くすることもなく、大型化することもなく実現される。
すなわち、本発明のハニカムパネルは、断熱性を向上させるため、前述したこの種従来例のハニカムパネルのように、パネル厚さをより厚くする必要がなく、パネル厚さに変更を加えない。そこで、全体が大型化してしまうこともなく、構造材として広く各種用途に使用可能である。
《第4の効果》
第4に、そして更に、表面板のコスト面や肉厚面にも優れつつ実現される。
すなわち、本発明のハニカムパネルは、断熱性を向上させるため、前述したこの種従来例のハニカムパネルのように、FRP等の非金属製の表面板を用いる必要がなく、金属製の表面板を従来通り使用可能であり、表面板のコスト面に優れている。又、FRP等の非金属製の表面板のように、肉厚をより厚くする必要もなく、従来通り薄い肉厚の金属製の表面板を使用可能である。
このように、この種従来例に存した課題がすべて解決される等、本発明の発揮する効果は、顕著にして大なるものがある。
《図面について》
以下、本発明のハニカムパネルおよびその製造方法を、図面に示した、発明を実施するための最良の形態に基づいて、詳細に説明する。図1,図2,図3,図4,図5等は、本発明を実施するための最良の形態の説明に供する。
そして図1は、第1例の正断面図であり、(1)図は、準備されたハニカムコアと表面板を、(2)図は、接着されたハニカムコアと表面板を、(3)図は、製造されたハニカムパネルを示す。図2は、第1例の斜視図であり、(1)図は、準備されたハニカムコアを、(2)図は、接着されたハニカムコアと表面板を、(3)図は、製造されたハニカムパネルのハニカムコアを示す。
図3は、第2例の正断面図であり、(1)図は、準備されたハニカムコア,表面板,不織布等を、(2)図は、接着されたハニカムコア,表面板,不織布等を、(3)図は、製造されたハニカムパネルを示す。図4は、第2例の斜視図であり、(1)図は、準備されたハニカムコアを、(2)図は、準備されたハニカムコア,表面板,不織布等を、(3)図は、製造されたハニカムパネルのハニカムコアを示す。
図5は、製造されたハニカムパネルの要部の正断面拡大図であり、(1)図は、第1例を、(2)図は、第2例を示す。
《製造方法について》
まず、本発明のハニカムパネル11の製造方法について説明する。この製造方法では、予め、金属製のハニカムコア12,表面板4,不織布13や織布、等が準備される。
ハニカムコア12は、図2の(1)図に示したように、セル壁14にて各々独立空間に区画形成された、中空柱状の多数のセル15の平面的集合体よりなる。
セル壁14そしてセル15の断面形状は、図示のように正六角形のものが代表的であるが、更に、縦長や横長の六角形,略四角形,略台形,その他各種形状のものも可能である。そしてハニカムコア12は、母材として、アルミニウム箔,ステンレス箔,その他の金属箔が使用され、公知の展張方式やコルゲート方式にて製造される。又、ハニカムコア12は、重量比強度に優れ、軽量であると共に高い剛性や強度を備えており、更に、整流効果に優れると共に、単位容積当たりの表面積が大である、等々の特性が知られている。
次に表面板4は、フラットな平板状をなし、ハニカムコア12に準じた材質のもの、例えばアルミニウムやステンレス等の金属製の平板が使用されるが、FRP製,樹脂製,その他,非金属製の各種平板も使用可能である。
不織布13や織布としては、例えばガラスクロスその他各種材質よりなる、織られていない布や糸を織った布中から、他熱伝導率の低いものが選択使用される。
そして、図1,図2,図5の(1)図等に示した第1例の製造方法では、まず、図1の(1)図,(2)図,図2の(2)図等に示したように、準備された金属製のハニカムコア12の開口端面に、表面板4が接着剤16にて接着される。
すなわち、セル軸方向Aを上下に向けたハニカムコア12の上下の開口端面に、図示例ではシート状・フィルム状の接着剤16を介して、それぞれ表面板4を被せた後、上下から加熱加圧することにより、ハニカムコア12の両開口端面のセル壁14に、それぞれ表面板4が接着される。
その際、ハニカムコア12のセル壁14と表面板4とは、硬化した接着剤16により、図5の(1)図に示したようにフィレット17付で接着される。
すなわち、まずセル壁14の端部18のエッジ端面19と対応する表面板4との間が、硬化した接着剤16にて接着される。これと共に、その周囲がフィレット17にて接着,保持されるが、フィレット17は、加熱加圧により接着剤16がセル壁14の端部18を中に埋め込むように、断面略三角形状でアール状の結合隅肉状をなして、硬化,形成される。
それから、この製造方法では、図1の(3)図,図2の(3)図,図5の(1)図等に示したように、ハニカムコア12が表面板4を介して、セル軸方向Aに加圧されることにより、押し潰されて座屈される。
すなわち、ハニカムコア12は、接着された表面板4を介し、その上下外側から加圧される。そこでハニカムコア12のセル壁14は、セル軸方向Aにその圧縮強度を越える荷重を受けることにより、フィレット17にて保持された端部18を除き、押し潰されて座屈し、折り曲げられた折り畳み状態で塑性変形する。
もってハニカムコア12は、セル軸方向Aの寸法つまり厚さが、元の厚さの例えば1/2や2/7程度となる。
製造方法は、このようになっている。
《ハニカムパネル11について》
このような製造方法を辿ることにより、図1の(3)図,図2の(3)図,図5の(1)図等に示したように、ハニカムパネル11が製造される。
そして、このハニカムパネル11は、芯材である金属製のハニカムコア12の開口端面に表面板4が接着されてなり、ハニカムコア12は、表面板4との接着箇所付近の端部18のセル壁14を除き、セル壁14が座屈されている。すなわちハニカムコア12は、その大部分のセル壁14が座屈部分20となって座屈されているが、部分的に表面板4との接着箇所付近の端部18のセル壁14は、前述した接着剤6にて形成されたフィレット17にて保持されることにより、座屈されず未座屈部分21となっている。
そしてハニカムパネル11は、芯材であるハニカムコア12の特性を生かし、重量比強度に優れ、軽量であると共に高い剛性や強度を備えてなると共に、表面板4が接着されたハニカムサンドイッチパネルとして、平面精度,断熱性,遮音性等にも優れるという特性を備えている。断熱性に優れる点については後で詳述するが、遮音性についても、この断熱性に準じた理由により優れている。
ハニカムパネル11は、このようになっている。
《織布や不織布13の介装について》
ところで、図3,図4,図5の(2)図等に示した第2例では、ハニカムコア12と表面板4との間に、熱伝導率の低い織布又は不織布13が介装された、ハニカムパネル11が製造される。
この第2例の製造方法では、まず、図3の(1)図,(2)図,図4の(1)図,(2)図等に示したように、金属製のハニカムコア12の開口端面に、図示例では熱伝導率の低い不織布13を挟み込み介装して、表面板4が接着剤16にて接着される。
それから、図3の(3)図,図4の(3)図,図5の(2)図等に示したように、表面板4および不織布13を介し、ハニカムコア12をセル軸方向Aに加圧して押し潰す。
このようにして、ハニカムコア12を芯材とし、不織布13を介し表面板4が接着されたハニカムパネル11が製造される。そして、そのハニカムコア12のセル壁14は、前述した第1例におけると同様に、その大部分が座屈部分20となって座屈されているが、表面板4との接着箇所付近の端部18は、フィレット17にて保持されることにより、未座屈部分21となり座屈されない。
ところで、この第2例のハニカムパネル11において、織布や不織布13は、図5の(2)図に示したように、接着剤16が全体的に含浸されて硬化すると共に、ハニカムコア12のセル壁14の端部18のエッジ端面19にて、押圧力を受けて、部分的に圧縮される。
そして、ハニカムコア12のセル壁14の端部18のエッジ端面19は、織布や不織布13を介して表面板4に当接,接着されており、前述した第1例のように、表面板4には直接接触していない。又、接着剤16が硬化して形成されるフィレット17は、接着剤16が含浸,硬化した織布や不織布13を介して形成される。
なお、この第2例において、その他の構成,機能等は、第1例について前述したところに準じるので、同符号を付し、その説明は省略する。
第2例は、このようになっている。
《その他》
なお、このように用いられるハニカムコア12は、その準備段階において、セル軸方向Aの長さ(厚さ)が、所定寸法毎に切断されているが、そのセル壁14の端部18のエッジ端面19(つまり切断面)の面形状については、次のとおり。
エッジ端面19は、まず一般的には、滑らかでフラットな平坦面として切断形成されるが、これによらず、波形,小凹凸,粒状突起,点状めくら孔等が存する面形状に、形成しておくことも考えられる。
後者の場合は、ハニカムパネル11としてハニカムコア12が表面板4と接着された際に、セル壁14の端部18のエッジ端面19と表面板4との接触面積を、より減らすことができ、もって熱伝導率を更に低く、断熱性を更に向上させることができる、という利点がある。なおこの場合、ハニカムコア12のセル壁14と表面板4間の接着強度に関しては、フィレット17の存在により十分確保されているので、上述した接触面積,接着面積減少の影響はない。
セル壁14のエッジ端面19の面形状については、このような構成も考えられる。
《作用等》
本発明に係るハニカムパネル11およびその製造方法は、以上説明したように構成されている。そこで、以下のようになる。
(1)この製造方法では、まず、準備された金属製のハニカムコア12の両開口端面に、それぞれ、金属製等の表面板4を接着剤16にて接着する(図1の(1)図,(2)図,図2の(1)図,(2)図、および、図3の(1)図,(2)図,図4の(1)図,(2)図等を参照)。
その際、表面板4との接着箇所付近のハニカムコア12の両端部18のセル壁14は、それぞれ、表面板4との間で硬化した接着剤16により、そのエッジ端面19が接着されると共に、その周囲が隅肉状に形成されたフィレット17にて接着,保持される(図5の(1)図,(2)図を参照)。
なお、ハニカムコア12と表面板4との間に、熱伝導率の低い織布や不織布13を介装してから、接着が行われる場合もあり、この場合接着剤16は、織布や不織布13に含浸されると共に、上述したようにエッジ端面19接着やフィレット17形成を行う(図3の(1)図,(2)図,図4の(2)図,図5の(2)図等を参照)。
(2)次にこの製造方法では、金属製のハニカムコア12を、表面板4を介して、場合によっては更に織布や不織布13を介して、外側からセル軸方向Aに加圧して押し潰す(図1の(3)図,図2の(3)図,図3の(3)図,図4の(3)図,図5の(1)図,(2)図等を参照)。
そこでハニカムコア12は、その大部分のセル壁14が座屈部分20となって座屈されるが、部分的に表面板4との接着箇所付近の端部18のセル壁14は、硬化した接着剤16にて形成されたフィレット17により、周囲を強固に保持されており座屈されず、未座屈部分21となる。
なお、この座屈は、セル壁14の座屈部分20が完全に押し潰されてしまうことなく、セル壁14が圧縮されて屈曲され、もって連続的に反転しながら折り曲げられた状態で、塑性変形される程度に実施される。
(3)この製造方法では、このようにして、芯材である金属製のハニカムコア12の両開口端面に、それぞれ表面板4が接着され、もってハニカムパネル11が製造される。そして、製造されたハニカムパネル11は、そのハニカムコア12のセル壁14が、表面板4との接着箇所付近の端部18を除き、座屈されている(図1の(3)図,図3の(3)図,図5の(1)図,(2)図等を参照)。
なお、ハニカムコア12と表面板4との間に、熱伝導率の低い織布や不織布13が介装される場合もある(図3の(3)図,図5の(2)図を参照)。
(4)さて、このようにして製造されたハニカムパネル11は、芯材として金属製のハニカムコア12を用いてなるものの、このハニカムコア12は、まず、その大部分のセル壁14が座屈部分20として座屈されている。
そこで、このハニカムコア12そしてハニカムパネル11は、このようにセル壁14が屈曲され折り曲げられている分だけ、セル壁14の伝熱経路が長く熱抵抗が大となっており、もって熱伝導率が低く、断熱性に優れている(本明細書末尾の測定データも参照)。
これと共に、このハニカムパネル11の金属製のハニカムコア12は、表面板4との接着箇所付近の端部18のセル壁14が、座屈されずに未座屈部分21となっている。すなわち、ハニカムコア12の端部18のセル壁14は、硬化した接着剤16にて形成されたフィレット17にて、囲われると共に強固に保持されており、製造途中で加圧されても座屈されずにフラットな板状態を維持している。
そこで、このハニカムパネル11では、芯材であるハニカムコア12のセル壁14の端部18と、表面板4とが、略面接触状態となることは回避される。このように、このハニカムパネル11は、ハニカムコア12と表面板4との間が、略線接触状態となるなど伝熱面積が狭く、この面からも、熱伝導率が低く断熱性に優れている。
更に、ハニカムコア12と表面板4との間に、熱伝導率の低い織布や不織布13が介装された場合は、ハニカムコア12と表面板4が直接接触しないので、熱伝導率が一段と低くなり、断熱性に極めて優れたハニカムパネル11が得られる。
(5)このハニカムパネル11では、このように、金属製のハニカムコア12について、表面板4との接着箇所付近のセル壁14を座屈しないという手段を採用したことにより、熱伝導率を低くし、もって断熱性の向上を実現している。すなわち、金属製のハニカムコア12について、セル15のセルサイズをより大きくする手段を採用することなく、熱伝導率の低下つまり断熱性の向上を実現可能となってる。
このように、このハニカムパネル11は、ハニカムコア12のセルサイズには変更を加える必要がないので、ハニカムコア12の特性である重量比強度は損なわれることなく保持され、もって、例えばせん断強度が低下することもない等、剛性や強度に優れている。
又、ハニカムコア12のセル15のセルサイズを大きくしないので、セル15内での空気の対流も抑えられ、この面からも、上述した熱伝導率の低下そして断熱性の向上が、確保される。
(6)このハニカムパネル11では、このように、金属製のハニカムコア12について、表面板4との接着箇所付近のセル壁14を座屈しないという手段を採用したことにより、熱伝導率を低くし、もって断熱性の向上を実現している。すなわち、ハニカムパネル11について、パネル厚さをより厚くする手段を採用することなく、熱伝導率の低下つまり断熱性の向上を実現可能となっている。
このように、このハニカムパネル11は、ハニカムコア12のパネル厚さには変更を加える必要がないので、例えば、セル軸方向Aの寸法がより長い(厚さが厚い)金属製のハニカムコア12を用いることもなく、全体的に大型化してしまうことはない。
(7)。このハニカムパネル11では、このように、金属製のハニカムコア12について、表面板4との接着箇所付近のセル壁14を座屈しないという手段を採用したことにより、熱伝導率を低くし、もって断熱性の向上を実現している。すなわち、ハニカムパネル11について、FRP等の非金属製の表面板4を、肉厚を厚くして採用する手段を採用することなく、熱伝導率の低下つまり断熱性の向上を実現可能となっている。
そこで、このハニカムパネル11では、一般的に用いられてきた金属製の表面板4を、薄い肉厚のまま使用可能である。
《測定データ》
参考までに、座屈しないハニカムコアと、座屈したハニカムコアとについて、それぞれの熱伝導率を測定したところ、次の表1の結果が得られた。測定結果を比較すると、次のとおり。
Figure 0004330972
《条件》
・各ハニカムコア共に、箔厚50μmのステンレス箔(SUS316)製よりなる。
・各ハニカムコア共に、セルサイズは25.4mm(1インチ)。
・各ハニカムコア共に、厚さ(セル軸方向の寸法)は20mm。
・No.2のハニカムコアは、座屈しない厚さが40mmのハニカムコアを、1/2に圧縮,座屈した結果、その厚さを20mmとした。
・No.3のハニカムコアは、座屈しない厚さが70mmのハニカムコアを、2/7に圧縮,座屈した結果、その厚さを20mmとした。
本発明に係るハニカムパネルおよびその製造方法について、発明を実施するための最良の形態の説明に供し、第1例の正断面図である。そして(1)図は、準備されたハニカムコアと表面板を、(2)図は、接着されたハニカムコアと表面板を、(3)図は、製造されたハニカムパネルを示す。 同発明を実施するための最良の形態の説明に供し、第1例の斜視図である。そして(1)図は、準備されたハニカムコアを、(2)図は、接着されたハニカムコアと表面板を、(3)図は、製造されたハニカムパネルのハニカムコアを示す。 同発明を実施するための最良の形態の説明に供し、第2例の正断面図である。そして(1)図は、準備されたハニカムコア,表面板,不織布等を、(2)図は、接着されたハニカムコア,表面板,不織布等を、(3)図は、製造されたハニカムパネルを示す。 同発明を実施するための最良の形態の説明に供し、第2例の斜視図である。そして、(1)図は、準備されたハニカムコアを、(2)図は、準備されたハニカムコア,表面板,不織布等を、(3)図は、製造されたハニカムパネルのハニカムコアを示す。 同発明を実施するための最良の形態の説明に供し、製造されたハニカムパネルの要部の正断面拡大図であり、(1)図は、第1例を、(2)図は、第2例を示す。 この種従来例のハニカムパネルおよびその製造方法の説明に供し、(1)図は、従来例1のハニカムパネルの正断面図、(2)図は、従来例1のハニカムパネルの斜視図、(3)図は、従来例2のハニカムコアの斜視図、(4)図は、従来例2のハニカムパネルの正断面図である。
1 セル壁(従来例1のもの)
2 セル(従来例1のもの)
3 ハニカムコア(従来例1のもの)
4 表面板
5 ハニカムパネル(従来例1のもの)
6 セル壁(従来例2のもの)
7 ハニカムコア(従来例2のもの)
8 ハニカムパネル(従来例2のもの)
9 座屈部
10 セル(従来例2のもの)
11 ハニカムパネル(本発明のもの)
12 ハニカムコア(本発明のもの)
13 不織布
14 セル壁(本発明のもの)
15 セル
16 接着剤
17 フィレット
18 端部
19 エッジ端面
20 座屈部分
21 未座屈部分
A セル軸方向

Claims (3)

  1. 芯材である金属製のハニカムコア12の開口端面に表面板4が接着された、ハニカムパネル11であって、該ハニカムコア12は、該表面板4との接着箇所付近の端部18の未座屈部分21のセル壁14を除き、大部分のセル壁14が座屈部分20として座屈されており、
    該セル壁14の該座屈部分20は、座屈の程度が、完全に押し潰されることなく、連続的に反転しながら折り曲げ屈曲されている程度よりなり、
    もって該座屈部分20は、折り曲げ屈曲されている分だけ伝熱経路が長く、金属製よりなり熱伝導率が高いものの、熱伝導率低下そして断熱性向上機能を発揮し、
    該セル壁14の端部18の該未座屈部分21は、フラットな板状態を維持しており、そのエッジ端面19が、硬化した接着剤16にて該表面板4に接着されると共に、周囲が、硬化した接着剤16にて形成されたフィレット17にて、中に埋め込まれるように隅肉状に囲われ、強固に接着保持されており、
    もって該未座屈部分21は、該表面板4と略面接触状態となることなく略線接触状態となっており、該表面板4との間の伝熱面積が狭く、熱伝導率低下そして断熱性向上機能を発揮すること、を特徴とするハニカムパネル。
  2. 請求項1に記載したハニカムパネルにおいて、該ハニカムコア12と該表面板4との間に、熱伝導率の低い織布や不織布13が介装されており、
    該織布や不織布13は、該ハニカムコア12と該表面板4間を直接接触させず、もって熱伝導率低下そして断熱性向上機能を発揮すること、を特徴とするハニカムパネル。
  3. まず、金属製のハニカムコア12の開口端面に、表面板4を接着剤16にて接着してから、次に、該表面板4を介し該ハニカムコア12をセル軸方向Aに加圧して押し潰すことにより、
    該ハニカムコア12は、大部分のセル壁14が座屈部分20として座屈されるが、部分的に該表面板4との接着箇所付近の端部18のセル壁14は、該接着剤16にて形成されたフィレット17にて保持されることにより、未座屈部分21となって座屈されず、
    もって、該ハニカムコア12を芯材とし該表面板4が接着された、ハニカムパネル11を得るハニカムパネル11の製造方法であって、
    該セル壁14の該座屈部分20は、座屈の程度が、完全に押し潰されることなく、連続的に反転しながら折り曲げ屈曲されている程度よりなり、
    もって該座屈部分20は、折り曲げ屈曲されている分だけ伝熱経路が長く、金属製よりなり熱伝導率が高いものの、熱伝導率低下そして断熱性向上機能を発揮し、
    該セル壁14の端部18の該未座屈部分21は、フラットな板状態を維持しており、そのエッジ端面19が、硬化した接着剤16にて該表面板4に接着されると共に、周囲が、硬化した接着剤16にて形成されたフィレット17にて、中に埋め込まれるように隅肉状に囲われ、強固に接着保持されており、
    もって該未座屈部分21は、該表面板4と略面接触状態となることなく略線接触状態となっており、該表面板4との間の伝熱面積が狭く、熱伝導率低下そして断熱性向上機能を発揮すること、を特徴とするハニカムパネルの製造方法。
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