JP4330924B2 - 対話型情報検索システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、利用者との対話形式により、該利用者が希望する情報を提供するための対話型情報検索システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、各種の機器の複雑な操作を、自由発話による対話形式で遂行することを可能とする音声対話システムがある。このシステムでは、対話処理専用の処理部が、対話の履歴を管理する対話履歴管理部を有し、対話の履歴に基づくシステムの案内の変更を可能にしている。また、対話履歴管理部は、音声認識手段のエラーの回数、音声認識手段の誤認識による発声のやり直しの回数、及び音声認識手段におけるタイムアウトの回数を管理する。これにより、それらの回数を条件とすることで、エラー及びやり直しの回数に応じて異なる対話の遷移を実現する。具体的には、音声認識手段が認識エラーを検出した際の発声のやり直しの回数や、音声認識手段が誤認識結果を出力した際の発声のやり直しの回数、あるいは利用者が発声可能なときに発声を行わなかった場合のタイムアウトの回数によって、ガイダンスの内容を変更することができる。従って、同じ操作を複数回行うことから生ずる利用者の不快感を、状況に応じて異なるガイダンスを提供することで軽減することができる(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−125591号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、特許文献1に記載されているような従来のシステムでは、状況に応じてガイダンスの内容を変更し、同じ操作を複数回行うことから生ずる利用者の不快感を軽減することができるものの、要求された複数の入力項目の中で1項目でも不足していると、ガイダンスが変更された異なる内容からの発話誘導が何回も行われるため、利用者との対話形式により、該利用者が希望する情報を提供する対話型情報検索システムを構築しようとすると、希望の情報が検索されるまでに時間がかかるという問題があった。
【0005】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたもので、状況に応じてガイダンスの内容を変更しながらも、短時間で目的の情報を検索可能な対話型情報検索システムを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1の発明に係る対話型情報検索システムは、利用者の発話内容を認識する音声認識手段(例えば実施の形態の音声認識装置2、または音声認識装置42)と、前記音声認識手段により認識された入力語に基づいて、前記利用者への対話応答を制御する対話制御手段(例えば実施の形態の対話制御部11、または対話制御部51)と、前記利用者への対話応答を音声として提供する音声合成手段(例えば実施の形態の音声合成装置5、または音声合成装置45)とを備え、前記入力語に関連する情報を検索して前記利用者へ提供する対話型情報検索システムであって、前記対話制御手段が、一連の対話により入力される複数の前記入力語を管理する入力語管理手段(例えば実施の形態のステップS11からステップS14、ステップS26からステップS27、ステップS31からステップS32、ステップS36からステップS38)と、前記入力語管理手段に対する一連の対話により入力された入力済みの内容に基づいて、少なくとも情報種類、区間、地点の情報の何れか一つを検索条件として設定する検索条件設定手段(例えば実施の形態のステップS15からステップS25、ステップS28からステップS30、ステップS33からステップS35)と、前記車両の走行位置、前記車両の走行速度、前記音声認識手段による音声認識率、音声認識時のノイズレベル、前記対話制御部の応答レスポンス、および、対話が成立しているかのうち少なくとも何れか一つの情報に基づいて前記利用者の対話に対する対話余裕度を算出する対話余裕度検出手段と、前記対話余裕度に基づいて、該対話余裕度が所定値より高い場合に、前記検索条件に基づく情報検索範囲を、前記検索条件設定手段で設定された前記検索条件より広く設定する一方、前記対話余裕度が所定値より低い場合に前記検索条件設定手段で設定された前記検索条件に基づく情報検索範囲とする前記検索条件に基づく情報検索範囲を変更する情報検索範囲変更手段と、を備えたことを特徴とする。
【0007】
以上の構成を備えた対話型情報検索システムは、利用者の発話内容を音声認識手段により認識すると共に、認識された入力語に基づいて対話制御手段が対話制御を行いながら、音声合成手段が利用者への対話応答を音声として提供することで、入力語に関連する情報を検索して利用者へ提供する。この時、入力語管理手段が、一連の対話により入力される複数の入力語を管理すると共に、検索条件設定手段が、入力語管理手段に対する入力状態に基づいて、情報の検索条件を設定することで、利用者の発話内容に応じて対話内容を遷移させながら、入力済みの内容から検索する情報の内容を選択して提供することができる。
【0009】
以上の構成を備えた対話型情報検索システムは、自車両の利用者の発話内容を音声認識手段により認識すると共に、認識された入力語に基づいて対話制御手段が対話制御を行いながら、音声合成手段が利用者への対話応答を音声として提供することで、入力語に関連する情報を検索して利用者へ提供する。この時、入力語管理手段が、一連の対話により入力される複数の入力語を管理すると共に、検索条件設定手段が、入力語管理手段に対する入力状態と、走行状態判定手段が判定する自車両の走行状態とに基づいて、情報の検索条件を設定することで、利用者の発話内容に応じて対話内容を遷移させながら、入力済みの内容と自車両の走行状態に基づく利用者の負荷状況とから検索する情報の内容を選択して提供することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態の対話型情報検索システムを示すブロック図である。図1において、音声入力用マイク1は、利用者の音声を入力するための音声入力手段であって、音声入力用マイク1を介して入力された利用者の音声は、音声認識装置2に入力される。
音声認識装置2では、利用者の入力する音声を所定の音声認識辞書と比較して音声認識を行い、認識結果を状態管理部3へ出力する。
【0011】
状態管理部3は、対話シナリオに沿ったガイダンス(音声、画像情報)に従って、音声認識装置2を介した音声入力用マイク1からの音声入力、または操作部(後述するディスプレイ8に備えられたタッチパネル等)からの入力により、車両の利用者に機器操作や情報検索を行わせる処理部であって、対話シナリオや利用者に提供される情報は、情報蓄積部4に記憶されている。
また、音声合成装置5は、利用者との対話において、状態管理部3が出力するガイダンスや利用者へ提供される情報を合成音声により通知する音声合成部であって、音声合成装置5が生成した合成音声はスピーカ6から出力される。
【0012】
また、状態管理部3には、GPS(Global Positioning System )を備えたナビゲーション装置や車両の走行速度を検出する速度センサ、更にはステアリングやブレーキ等に設けられたセンサにより、車両の走行位置や走行速度、利用者の運転操作等を含む車両の走行状況や運転状態を検出する車両状態検出装置7が接続されており、状態管理部3は、随時車両の位置情報や走行速度、運転状態等を取得することができる。
更に、状態管理部3には、利用者との対話において、状態管理部3が出力するガイダンスや利用者へ提供される情報を画像情報として表示すると共に、利用者が必要事項を入力するためのタッチパネルを備えたディスプレイ8や、音声入力時の発話トリガ用スイッチ9が接続されている。
【0013】
また、状態管理部3は、所定の対話シナリオに基づき、利用者との対話を制御する対話制御部11と、車両状態検出装置7により検出された車両の走行状況や運転状態に基づいて、利用者の対話に対する余裕度を判定する対話余裕度判定部12とを含んでいる。なお、対話余裕度判定部12は、車両状態検出装置7により検出された車両の走行位置や走行速度等の情報の他、音声認識装置2における音声認識率や音声認識時のノイズレベル、状態管理部3における対話時の応答レスポンスや対話が成立しているか等の情報も利用して利用者の対話に対する余裕度を判定する。
【0014】
(基本動作)
次に、本実施の形態の対話型情報検索システムの基本動作について、図面を参照して説明する。図2は、本実施の形態の対話型情報検索システムの基本動作を示すフローチャートである。
図2において、まず状態管理部3の対話制御部11は、車両の利用者の発話内容から抽出された入力語に基づいて、情報の検索条件を設定する検索条件設定処理を行う(ステップS1)。なお、検索条件設定処理の詳細は後述する。
次に、状態管理部3の対話余裕度判定部12は、車両状態検出装置7が取得する車両の走行位置や走行速度等の情報の他、音声認識装置2による音声認識率や音声認識時のノイズレベル、対話制御部11が検出する対話時の応答レスポンスや対話が成立しているか等の情報も利用して、利用者の対話に対する余裕度(対話余裕度)を算出すると共に、対話余裕度に基づいて、車両の利用者に対する車両負荷(運転負荷等)を判定する(ステップS2)。
【0015】
そして、対話余裕度判定部12は、対話余裕度に基づく車両の利用者に対する車両負荷(運転負荷等)が所定値より高いか否かを判定し(ステップS3)、車両の利用者に対する車両負荷(運転負荷等)が所定値より高い場合(ステップS3のYES)、利用者の要求事項により設定された検索条件に基づく情報検索範囲を、負荷状態に応じて要求事項より広く設定し、状態管理部3は検索処理を実行する(ステップS4)。
一方、ステップS3において、車両の利用者に対する車両負荷(運転負荷等)が所定値より低い場合(ステップS3のNO)、状態管理部3は利用者の要求事項により設定された検索条件に基づく情報検索範囲の検索処理を実行する(ステップS5)。
【0016】
(検索条件設定処理動作)
次に、本実施の形態の対話型情報検索システムの検索条件設定処理動作について、図面を参照して説明する。図3及び図4は、本実施の形態の対話型情報検索システムの検索条件設定処理動作を示すフローチャートである。なお、本実施の形態では、説明を簡単化するために、検索条件設定処理動作において利用者により入力される入力語の数(入力項目数)が3個の場合について説明する。
図3及び図4において、まず状態管理部3の対話制御部11は、音声合成装置5を用いて、スピーカ6から、例えば「知りたい区間あるいは地点と情報種類をおっしゃってください。」というメッセージを出力して発話誘導ガイダンスを行う(ステップS11)。
【0017】
次に、対話制御部11は、音声認識装置2を用いて、利用者により音声入力用マイク1から入力された音声を認識して入力語を取得し(ステップS12)、入力語に含まれる情報種類(type)、区間(posi1、posi2)または地点(posi1)を認識する(ステップS13)。
ここで、情報種類(type)とは、検索する情報の種類のことで、例えば交通情報や気象情報(天気)、更には販売店情報等が含まれる。また、区間(posi1、posi2)は、図5(a)に示すように、始点(posi1)と終点(posi2)とで示される2地点間の地域を示し、地点(posi1)は、図5(b)に示すように、地点(posi1)付近の地域を示す。
【0018】
また、情報種類と区間あるいは地点のいずれかを正常に取得できたか否かを判定し(ステップS14)、情報種類と区間あるいは地点のいずれかを正常に取得できていない場合(ステップS14のNO)、ステップS11へ戻り、上述の動作を繰り返す。
一方、ステップS14において、情報種類と区間あるいは地点のいずれかを正常に取得できている場合(ステップS14のYES)、対話制御部11は、取得できた入力語に基づいて、下記(A)から(E)の5種類の処理のいずれかを行う。
【0019】
(A)情報種類(type)と区間(posi1、posi2)に基づく検索条件設定処理。
(B)区間(posi1、posi2)に基づく検索条件設定処理。
(C)情報種類(type)と地点(posi1)に基づく検索条件設定処理。
(D)地点(posi1)に基づく検索条件設定処理。
(E)情報種類(type)に基づく検索条件設定処理。
【0020】
具体的には、ステップS14において、情報種類(type)と区間(posi1、posi2)が取得された場合(ステップS15)、対話制御部11は、音声合成装置5を用いて、スピーカ6から、例えば「%posi1から%posi2までの%type情報を検索します。」というメッセージを出力して入力内容ガイダンスを行う(ステップS16)。なお、メッセージ中の「%posi1、%posi2、%type」には、それぞれ取得された入力語が代入される。
【0021】
そして、例えば「よろしいですか?」というメッセージを出力して内容確認ガイダンスを行い(ステップS17)、対話制御部11は、音声認識装置2を用いて、利用者により音声入力用マイク1から入力された音声を認識して入力語を取得し(ステップS18)、入力語が同意を示す言葉(具体的には「はい。」や「OK」等)であるか否かを判定する(ステップS19)。
【0022】
もし、ステップS19において、入力語が同意を示す言葉ではなかった場合(ステップS19のNO)、ステップS11へ戻り、上述の動作を繰り返す。
また、ステップS19において、入力語が同意を示す言葉であった場合(ステップS19のYES)、利用者により入力された情報種類(type)と区間(posi1、posi2)を検索条件に設定する(ステップS20)。
【0023】
一方、ステップS14において、区間(posi1、posi2)のみが取得された場合(ステップS21)、対話制御部11は、音声合成装置5を用いて、スピーカ6から、例えば「%posi1から%posi2までの情報を検索します。」というメッセージを出力して入力内容ガイダンスを行う(ステップS22)。なお、メッセージ中の「%posi1、%posi2」には、それぞれ取得された入力語が代入される。そして、ステップS17へ進み、上述の動作を実行する。
【0024】
一方、ステップS14において、情報種類(type)と地点(posi1)が取得された場合(ステップS23)、対話制御部11は、音声合成装置5を用いて、スピーカ6から、例えば「%posi1付近の%type情報を検索します。」というメッセージを出力して入力内容ガイダンスを行う(ステップS24)。なお、メッセージ中の「%posi1、%type」には、それぞれ取得された入力語が代入される。
【0025】
そして、次に、例えば「区間を指定する場合は、終点(posi2)を指定してください。」というメッセージを出力して発話誘導ガイダンスを行い(ステップS25)、利用者に、地点(posi1)を始点とした場合に対応する終点(posi2)の入力を促す。
対話制御部11は、音声認識装置2を用いて、利用者により音声入力用マイク1から入力された音声を認識して入力語を取得し(ステップS26)、入力語が終点(posi2)を示す言葉であるか否かを判定する(ステップS27)。
【0026】
もし、ステップS27において、入力語が終点(posi2)を示す言葉であった場合(ステップS27のYES)、ステップS16へ進み、上述の動作を実行する。
また、ステップS27において、入力語が終点(posi2)を示す言葉ではなかった場合(ステップS27のNO)、ステップS20へ進み、利用者により入力された情報種類(type)と地点(posi1)を検索条件に設定する(ステップS20)。
【0027】
一方、ステップS14において、地点(posi1)のみが取得された場合(ステップS28)、対話制御部11は、音声合成装置5を用いて、スピーカ6から、例えば「%posi1付近の情報を検索します。」というメッセージを出力して入力内容ガイダンスを行う(ステップS29)。なお、メッセージ中の「%posi1」には、取得された入力語が代入される。
【0028】
そして、次に、例えば「区間を指定する場合は、終点(posi2)を指定してください。」というメッセージを出力して発話誘導ガイダンスを行い(ステップS30)、利用者に、地点(posi1)を始点とした場合に対応する終点(posi2)の入力を促す。
対話制御部11は、音声認識装置2を用いて、利用者により音声入力用マイク1から入力された音声を認識して入力語を取得し(ステップS31)、入力語が終点(posi2)を示す言葉であるか否かを判定する(ステップS32)。
【0029】
もし、ステップS32において、入力語が終点(posi2)を示す言葉であった場合(ステップS32のYES)、ステップS22へ進み、上述の動作を実行する。
また、ステップS32において、入力語が終点(posi2)を示す言葉ではなかった場合(ステップS32のNO)、ステップS20へ進み、利用者により入力された地点(posi1)を検索条件に設定する(ステップS20)。
【0030】
一方、ステップS14において、情報種類(type)のみが取得された場合(ステップS33)、対話制御部11は、音声合成装置5を用いて、スピーカ6から、例えば「%type情報を検索します。」というメッセージを出力して入力内容ガイダンスを行う(ステップS34)。なお、メッセージ中の「%type」には、取得された入力語が代入される。
【0031】
そして、次に、例えば「区間を指定する場合は、始点(posi1)と終点(posi2)を、地点を指定する場合は地点(posi1)を指定してください。」というメッセージを出力して発話誘導ガイダンスを行い(ステップS35)、対話制御部11は、音声認識装置2を用いて、利用者により音声入力用マイク1から入力された音声を認識して入力語を取得する(ステップS36)。
そして、まず、入力語が始点(posi1)と終点(posi2)を含む区間を示す言葉であるか否かを判定する(ステップS37)。
【0032】
もし、ステップS37において、入力語が始点(posi1)と終点(posi2)を含む区間を示す言葉であった場合(ステップS37のYES)、ステップS16へ進み、上述の動作を実行する。
また、ステップS37において、入力語が始点(posi1)と終点(posi2)を含む区間を示す言葉ではなかった場合(ステップS37のNO)、対話制御部11は、利用者により入力された入力語が地点(posi1)を示す言葉であるか否かを判定する(ステップS38)。
【0033】
もし、ステップS38において、入力語が地点(posi1)を示す言葉であった場合(ステップS38のYES)、ステップS24へ進み、上述の動作を実行する。
また、ステップS38において、入力語が地点(posi1)を示す言葉ではなかった場合(ステップS38のNO)、ステップS20へ進み、利用者により入力された情報種類(type)を検索条件に設定する(ステップS20)。
【0034】
なお、本実施の形態では、対話制御部11が入力語管理手段と、検索条件設定手段とを含んでいる。より具体的には、図3及び図4のステップS11からステップS14、ステップS26からステップS27、ステップS31からステップS32、ステップS36からステップS38が入力語管理手段に相当し、図3及び図4のステップS15からステップS25、ステップS28からステップS30、ステップS33からステップS35が検索条件設定手段に相当する。
【0035】
以上説明したように、本実施の形態の対話型情報検索システムは、自車両の利用者の発話内容を音声認識装置2により認識すると共に、認識された入力語に基づいて対話制御部11が対話制御を行いながら、音声合成装置5が利用者への対話応答を音声として提供することで、入力語に関連する情報を検索して利用者へ提供する際、対話制御部11に含まれる入力語管理手段が、一連の対話により入力される複数の入力語を管理すると共に、対話余裕度判定部12と対話制御部11に含まれる検索条件設定手段とが、入力語管理手段に対する入力状態と、車両状態検出装置7が判定する自車両の走行状態とに基づいて、情報の検索条件を設定することで、利用者の発話内容に応じて対話内容を遷移させながら、入力済みの内容と自車両の走行状態に基づく利用者の負荷状況とから検索する情報の内容を選択して提供することができる。
【0036】
従って、利用者の入力語の数(入力項目数)により検索される情報内容が決定されることで、入力項目数及びその内容に応じた情報を提供することが可能となり、利用者の目的や状態に応じた情報の検索及び取得が可能になるという効果が得られる。また、要求された複数の入力項目の中で、入力された項目が不足している場合でも、ガイダンスが変更された異なる内容からの発話誘導の回数を最小限に留めるため、情報検索において、希望の情報が検索されるまでの時間を短縮することができるという効果が得られる。
【0037】
(第2の実施の形態)
図6は、本発明の第2の実施の形態の対話型情報検索システムを示すブロック図である。第2の実施の形態の対話型情報検索システムは、第1の実施の形態の対話型情報検索システムが車両側のみに設けられた装置で構成されていたのに対して、音声を認識する装置と対話を制御する装置とが、車両と無線通信により接続される情報センタ側に設けられることを特徴とする。
図6において、音声入力用マイク31は、車両20側に設けられ、車両20の利用者の音声を入力するための音声入力手段であって、音声入力用マイク31を介して入力された利用者の音声は、ナビゲーション装置32に入力される。
【0038】
また、ナビゲーション装置32は、利用者とのインタフェース機能を備えると共に、GPS(Global Positioning System )や車両20の走行速度を検出する速度センサ、更にはステアリングやブレーキ等に設けられたセンサ等を備え、車両20の走行位置や走行速度、利用者の運転操作等を含む車両20の走行状況や運転状態を検出する車両状態検出装置であって、ナビゲーション装置32は、随時車両20の位置情報や走行速度、運転状態等を取得することができる。
【0039】
また、ナビゲーション装置32には、通信装置33やスピーカ34、更には利用者が必要事項を入力するためのタッチパネルを備えたディスプレイ35が接続され、音声入力用マイク31から入力された利用者の音声、またはタッチパネル等の操作部からの入力内容は、情報センタと無線通信回線を接続可能な通信装置33を介して情報センタ21へ送信され、一方、通信装置33が情報センタ21から受信した対話シナリオに沿ったガイダンス(音声、画像情報)や利用者へ提供される情報(音声、画像情報)は、ナビゲーション装置32を介して、音声はスピーカ34から出力され、画像情報はディスプレイ35に表示される。なお、ナビゲーション装置32には、利用者との対話において、音声入力時の発話トリガ用スイッチ36も接続されている。
【0040】
一方、車両20と無線通信により接続される情報センタ21には、車両20と無線通信回線を接続可能な通信装置41が設けられ、通信装置41を介して車両20から受信した利用者の音声は、音声認識装置42に入力される。音声認識装置42では、車両20から受信した利用者の音声を所定の音声認識辞書と比較して音声認識を行い、認識結果を状態管理部43へ出力する。
【0041】
また、状態管理部43は、対話シナリオに沿ったガイダンス(音声、画像情報)に従って、通信装置41と音声認識装置42を介した車両20からの音声入力、または通信装置41で受信した車両20の操作部(タッチパネル等)からの入力により、車両20の利用者に機器操作や情報検索を行わせる処理部であって、対話シナリオや利用者に提供される情報は、情報蓄積部44に記憶されている。なお、情報センタ21は複数の車両20と無線通信回線を接続できる。
【0042】
更に、状態管理部43について詳細に説明すると、状態管理部43は、所定の対話シナリオに基づき、利用者との対話を制御する対話制御部51と、車両20より受信した車両の走行状況や運転状態に基づいて、利用者の対話に対する余裕度を判定する対話余裕度判定部52とを含んでいる。なお、対話余裕度判定部52は、車両20より受信した車両の走行位置や走行速度等の情報の他、音声認識装置42における音声認識率や音声認識時のノイズレベル、状態管理部43における対話時の応答レスポンスや対話が成立しているか等の情報も利用して利用者の対話に対する余裕度を判定する。
【0043】
また、音声合成装置45は、車両20の利用者との対話において、状態管理部43が出力するガイダンスや利用者へ提供される情報を合成音声により通知する音声合成部であって、音声合成装置45が生成した合成音声は、通信装置41を介して車両20へ送信されると共に、車両20において通信装置33により受信され、ナビゲーション装置32を介してスピーカ34から出力される。
【0044】
(基本動作)
次に、本実施の形態の対話型情報検索システムの動作について説明すると、本実施の形態の対話型情報検索システムの動作は、車両20の利用者の音声が無線通信により情報センタ21へ送信されて音声認識されると共に、対話シナリオにそったガイダンスや利用者へ提供される情報に関する合成音声や画像情報が情報センタ21から車両20へ送信されて利用者に対して出力されることを除き、第1の実施の形態の対話型情報検索システムと基本的には変わりがない。
【0045】
すなわち、本実施の形態の対話型情報検索システムの基本動作は、まず状態管理部43の対話制御部51が、車両20の利用者の発話内容から抽出された入力語に基づいて、情報の検索条件を設定する検索条件設定処理を行う。
次に、状態管理部43の対話余裕度判定部52は、ナビゲーション装置32が取得する車両の走行位置や走行速度等の情報の他、音声認識装置42による音声認識率や音声認識時のノイズレベル、対話制御部51が検出する対話時の応答レスポンスや対話が成立しているか等の情報も利用して、利用者の対話に対する余裕度(対話余裕度)を算出すると共に、対話余裕度に基づいて、車両の利用者に対する車両負荷(運転負荷等)を判定する。
【0046】
そして、対話余裕度判定部52は、対話余裕度に基づく車両の利用者に対する車両負荷(運転負荷等)が所定値より高いか否かを判定し、車両の利用者に対する車両負荷(運転負荷等)が所定値より高い場合、利用者の要求事項により設定された検索条件に基づく情報検索範囲を、負荷状態に応じて要求事項より広く設定し、状態管理部43は検索処理を実行する。
また、車両の利用者に対する車両負荷(運転負荷等)が所定値より低い場合、状態管理部43は利用者の要求事項により設定された検索条件に基づく情報検索範囲の検索処理を実行する。
【0047】
(検索条件設定処理動作)
一方、本実施の形態の対話型情報検索システムの検索条件設定処理動作は、まず状態管理部43の対話制御部51が、音声合成装置45を用いて、車両20のスピーカ34から、例えば「知りたい区間あるいは地点と情報種類をおっしゃってください。」というメッセージを出力して発話誘導ガイダンスを行う。
次に、対話制御部51は、車両20の利用者により音声入力用マイク31から入力された音声を通信装置33及び通信装置41を介して取得すると共に、音声認識装置42を用いて、利用者により入力された音声を認識して入力語を取得し、入力語に含まれる情報種類(type)、区間(posi1、posi2)または地点(posi1)を認識する。
【0048】
また、情報種類と区間あるいは地点のいずれかを正常に取得できたか否かを判定し、情報種類と区間あるいは地点のいずれかを正常に取得できていない場合、最初の発話誘導ガイダンスから上述の動作を繰り返す。
一方、情報種類と区間あるいは地点のいずれかを正常に取得できている場合、対話制御部51は、取得できた入力語に基づいて、第1の実施の形態と同様に、下記5種類の処理のいずれかを行う。
【0049】
(A)情報種類(type)と区間(posi1、posi2)に基づく検索条件設定処理
(B)区間(posi1、posi2)に基づく検索条件設定処理
(C)情報種類(type)と地点(posi1)に基づく検索条件設定処理
(D)地点(posi1)に基づく検索条件設定処理
(E)情報種類(type)に基づく検索条件設定処理
【0050】
なお、対話制御部51が実施する5種類の検索条件設定処理の手順は、上述のように、対話制御部51が、音声合成装置45を用いて、ガイダンスに利用するメッセージを車両20のスピーカ34から出力することと、車両20の利用者により音声入力用マイク31から入力された音声を、通信装置33及び通信装置41を介して取得し、音声認識装置42を用いて、利用者により入力された音声を認識すること以外は、第1の実施の形態の対話制御部11が実施する5種類の検索条件設定処理と同一であるので、ここでは説明を省略する。
また、本実施の形態でも、対話制御部51が入力語管理手段と、検索条件設定手段とを含んでいる。
【0051】
以上説明したように、本実施の形態の対話型情報検索システムも、第1の実施の形態と同様に、車両20の利用者の発話内容を音声認識装置42により認識すると共に、認識された入力語に基づいて対話制御部51が対話制御を行いながら、音声合成装置45が利用者への対話応答を音声として提供することで、入力語に関連する情報を検索して利用者へ提供する際、対話制御部51に含まれる入力語管理手段が、一連の対話により入力される複数の入力語を管理すると共に、対話余裕度判定部52と対話制御部51に含まれる検索条件設定手段とが、入力語管理手段に対する入力状態と、ナビゲーション装置32が判定する自車両の走行状態とに基づいて、情報の検索条件を設定することで、利用者の発話内容に応じて対話内容を遷移させながら、入力済みの内容と自車両の走行状態に基づく利用者の負荷状況とから検索する情報の内容を選択して提供することができる。
【0052】
従って、利用者の目的や状態に応じた情報の検索及び取得が可能になると共に、情報検索において、希望の情報が検索されるまでの時間を短縮することができるという効果が得られる。また、情報センタ21側に音声認識装置42や状態管理部43、更には情報蓄積部44を設けることで、車両20側の装置の負担を減らして車両20の組立コストや部品コストを削減し、個々の車両に情報蓄積部等を設ける場合よりも総合的なコストを削減することができるという効果が得られる。
【0053】
【発明の効果】
以上の如く、本発明の対話型情報検索システムによれば、対話入力により入力された入力語に関連する情報を検索して利用者へ提供する際、入力語管理手段が、一連の対話により入力される複数の入力語を管理すると共に、検索条件設定手段が、入力語管理手段に対する入力状態に基づいて、あるいは入力語管理手段に対する入力状態と自車両の走行状態とに基づいて、情報の検索条件を設定することで、利用者の発話内容に応じて対話内容を遷移させながら、入力済みの内容と自車両の走行状態に基づく利用者の負荷状況とから検索する情報の内容を選択して提供することができる。
【0054】
従って、利用者の入力語の数(入力項目数)により検索される情報内容が決定されることで、入力項目数及びその内容に応じた情報を提供することが可能となり、利用者の目的や状態に応じた情報の検索及び取得が可能になるという効果が得られる。また、要求された複数の入力項目の中で、入力された項目が不足している場合でも、ガイダンスが変更された異なる内容からの発話誘導の回数を最小限に留めるため、情報検索において、希望の情報が検索されるまでの時間を短縮することができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態の対話型情報検索システムを示すブロック図である。
【図2】 同実施の形態の対話型情報検索システムの基本動作を示すフローチャートである。
【図3】 同実施の形態の対話型情報検索システムの検索条件設定処理動作を示すフローチャートである。
【図4】 同実施の形態の対話型情報検索システムの検索条件設定処理動作を示すフローチャートである。
【図5】 同実施の形態の対話型情報検索システムにおいて定義された区間または地点を示す模式図である。
【図6】 本発明の第2の実施の形態の対話型情報検索システムを示すブロック図である。
【符号の説明】
1、31 音声入力用マイク
2、42 音声認識装置(音声認識手段)
3、43 状態管理部(請求項2の対話制御手段)
4、44 情報蓄積部
5、45 音声合成装置(音声合成手段)
6、34 スピーカ
7 車両状態検出装置(走行状態判定手段)
8、35 ディスプレイ
9、36 発話トリガ用スイッチ
11、51 対話制御部(対話制御手段)
12、52 対話余裕度判定部(請求項2の検索条件設定手段)
20 車両
21 情報センタ
32 ナビゲーション装置(走行状態判定手段)
33、41 通信装置
S11〜S14、S26〜S27、S31〜S32、S36〜S38 入力語管理手段
S15〜S25、S28〜S30、S33〜S35 検索条件設定手段
Claims (1)
- 利用者の発話内容を認識する音声認識手段と、
前記音声認識手段により認識された入力語に基づいて、前記利用者への対話応答を制御する対話制御手段と、
前記利用者への対話応答を音声として提供する音声合成手段とを備え、前記入力語に関連する情報を検索して前記利用者へ提供する対話型情報検索システムであって、
前記対話制御手段が、
一連の対話により入力される複数の前記入力語を管理する入力語管理手段と、
前記入力語管理手段に対する一連の対話により入力された入力済みの内容に基づいて、少なくとも情報種類、区間、地点の情報の何れか一つを検索条件として設定する検索条件設定手段と、
前記車両の走行位置、前記車両の走行速度、前記音声認識手段による音声認識率、音声認識時のノイズレベル、前記対話制御部の応答レスポンス、および、対話が成立しているかのうち少なくとも何れか一つの情報に基づいて前記利用者の対話に対する対話余裕度を算出する対話余裕度検出手段と、
前記対話余裕度に基づく車両の利用者に対する車両負荷が所定値より高い場合に、前記検索条件に基づく情報検索範囲を、前記検索条件設定手段で設定された前記検索条件より広く設定する一方、前記車両負荷が所定値より低い場合に前記検索条件設定手段で設定された前記検索条件に基づく情報検索範囲とする情報検索範囲変更手段と、
を備えたことを特徴とする対話型情報検索システム。
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