JP4330387B2 - 画像処理装置および画像処理方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、画像処理装置及び画像処理方法に係り、特に、パーソナルコンピュータなどの画像作成装置で作成されたページ記述情報から高画質画像を出力するための画像処理装置及び画像処理方法に関する.
【0002】
【従来の技術】
パーソナルコンピュータ等で実行されたアプリケーションで作成された画像情報の印刷は、出力するテキスト、グラフィック、イメージなどをページ単位で記述する、ページ記述情報をプリンタ等の画像出力装置に対して出力することにより行われる。この際、ページ記述情報は画素の色や濃淡といった情報で構成される画像データと、その画像データの各画素の属性を示す識別データとに展開するプリンタコントローラを介して、出力データをプリンタやMFP(マルチ・ファンクション・ペリフェラル)等の画像出力装置に送信することが一般に行われている。
【0003】
プリンタコントローラの画像処理において、識別信号によってオブジェクト毎にフィルタ処理や階調処理を切り替えていることがあるが、特にフィルタ処理について着目すると、自然画のシャープネスを向上させるために自然画の属性を持つ画素に関してはエッジ強調を行う場合がある。
【0004】
しかしながら、自然画上に文字があり、その文字と背景のコントラストが大きい場合などはエッジ強調の弊害で文字周囲の濃度が下がり白抜けしたように見える。これを防ぐために、画像展開部で生成された識別データの属性の変曲点でフィルタ処理を切り替えることで白抜けを防ぐ(例えば特許文献1参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−358516号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のプリンタコントローラにおいてページ記述情報から生成される識別信号は全ての色版で共通となっているため、全ての色版で同じ画像処理を施すと画質の劣化を招くことがある。
【0007】
特に、特許文献1記載の技術を用いると、全色版で共通に処理を切り替えているため文字周囲でシャープネスが低下するという弊害が生じる。
【0008】
例えば、色地上の黒文字の画素を考えると、文字部では解像度重視の階調処理を行い、自然画部や描画部では階調性重視の階調処理を行う場合がある。その場合、シアン、マゼンタ、イエローの各色版に着目すると文字の周囲で階調処理の切り替わり部分が見えてしまい、画質の低下が発生するという問題がある。
【0009】
本発明は、このような問題を解決するためになされたもので、ページ記述情報から高画質画像を得ることのできる画像処理装置および画像処理方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明にかかる画像処理装置は、ページ記述言語で記述されている画像情報から、前記画像情報が表す原画像を構成する各画素が、イメージ属性とグラフィック属性とを含む複数の属性のうちいずれの属性を有するかを表す第1の識別データと、前記原画像を色版毎に分けた色版毎の画像を表す第1の画像データと、を生成する画像展開部と、前記第1の画像データを含む複数画素分の画像データを蓄積する蓄積部と、前記蓄積された複数画素分の画像データのうち前記イメージ属性に対応する画素の濃度平均値と前記イメージ属性以外の属性に対応する画素の濃度平均値との差が所定の値以上であり前記複数画素のいずれかがイメージ属性に対応する画素でない場合であって前記第1の画像データに対応する前記第1の識別データが前記イメージ属性を表す場合に、前記グラフィック属性として、色版毎の各画素の属性を表す第2の識別データを出力する識別信号出力部と、前記第2の識別データに基づいて前記第1の画像データに所定の処理を行い色版毎の第2の画像データを出力する画像処理部とを備えたことを特徴とする。
【0011】
また、本発明にかかる画像処理方法は、ページ記述言語で記述されている画像情報から、前記画像情報が表す原画像を構成する各画素が、イメージ属性とグラフィック属性とを含む複数の属性のうちいずれの属性を有するかを表す第1の識別データと、前記原画像を色版毎に分けた色版毎の画像を表す第1の画像データと、を生成し、前記第1の画像データを含む複数画素分の画像データを蓄積し、前記蓄積された複数画素分の画像データのうち前記イメージ属性に対応する画素の濃度平均値と前記イメージ属性以外の属性に対応する画素の濃度平均値との差が所定の値以上であり前記複数画素のいずれかがイメージ属性に対応する画素でない場合であって前記第1の画像データに対応する前記第1の識別データが前記イメージ属性を表す場合に、前記グラフィック属性として、色版毎の各画素の属性を表す第2の識別データを生成し、前記第2の識別データに基づいて前記第1の画像データに所定の処理を行い色版毎の第2の画像データを生成することを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0013】
図1は本発明に係る画像処理装置100を含む画像出力装置200の第1の実施の形態の構成を示すブロック図である。
【0014】
この画像処理出力装置200は、画像展開部1、識別信号出力部2、画像処理部3を備えた画像処理装置100及び画像出力部4を備えている。
【0015】
画像展開部1には、外部のパーソナルコンピュータ300等におけるCPU301により実行されたアプリケーションソフトウェアによりプリンタドライバ302を介して出力された、ページ記述言語で記述された出力データが入力されている。そして、画像展開部1は入力されたページ記述データを展開し、ビットマップデータである第1の画像データと、各画素の属性(文字、線や面で描画した図形、自然画などのビットマップイメージ)を表す第1の識別データとを取り出して別個に出力する。なお、この画像展開部1はここに示されたように装置内に内蔵されるものだけでなく、外付けのユニットとすることもできる。
【0016】
次に、識別信号出力部2は第1の画像データと第1の識別データとが入力され、これらに基づいて、色版毎の第2の識別データを出力する。
【0017】
さらに、画像処理部3はプリンタ出力の際に画像を強調する処理を行うものである。この画像処理部3には画像展開部1から出力された第1の画像データと、識別信号出力部2から出力された第2の識別データが入力されており、例えばフィルタ処理のためのフィルタ係数や、ガンマ補正のためのガンマ補正テーブルを第2の識別データに応じて切り替えることにより処理が行われ、第2の画像データとして出力される。
【0018】
画像出力部4は画像処理部3によって生成された第2の画像データを受けてインクを紙等に転写するプリントエンジンである。
【0019】
図2は本発明の第1の実施の形態にかかる画像処理装置に用いられる識別信号出力部の構成を示すブロック図である。この実施の形態は、前述した特開2002−358516に開示された技術で属性の変曲点でフィルタ処理を切り替えることで白抜けを防いでいるものの、全色版で共通に処理を切り替えているため文字周囲でシャープネスが低下するという問題が生じていたことを解決するもので、文字とその背景の濃度差を色版毎に算出し、その濃度差が大きい色版のみフィルタの処理を切り替えることでシャープネスの低下を防ぎ、かつ文字周囲の白抜けも防ぐようにしたものである。
【0020】
図2を参照すると、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックのいずれかの画像データはラインバッファ22aに入力され、ここで数ライン分蓄積されてブロックデータとなる。その出力は乗算器23aおよび23bに与えられる。
【0021】
一方、識別信号は2値化器21で2値化され、その出力信号はラインバッファ22bに与えられて、ここで数ライン分蓄積されてブロックデータとなる。
【0022】
図3は2値化器21での入力識別信号と2値化出力値Aとの関係を示す図表であって、テキストとグラフィックは出力値”0”、イメージは出力値”1”であることがわかる。これはイメージ領域とその他の領域での境界を抽出するため識別信号が自然画を表すイメージの場合のみ出力値を”1”としたものである。
【0023】
2値化器21の出力はラインバッファ22bを経た後、乗算器23bおよび23cに与えられるとともに、反転されて乗算器23aにも与えられる。
【0024】
乗算器23aはラインバッファ22aが出力するブロックデータとラインバッファ22bが出力するブロックデータの反転データとをマトリクスの要素どうしを掛け合わせる。加算器24aは乗算器23aから出力されたブロックデータを入力とし、そのブロックデータの信号値の総和を算出する。この値はテキスト領域およびグラフィック領域の濃度値の総和を表す。
【0025】
また、加算器24bはラインバッファ22bが出力するブロックデータの反転データを入力してその総和を算出する。この値はテキスト領域およびグラフィック領域の画素数の和を表す。
【0026】
加算器24aの出力と加算器24bの出力は除算器25aに入力され、加算器24aの出力値を加算器24bの出力値で除した商を求める。この商はテキスト領域およびグラフィック領域の濃度平均値を表す。
【0027】
同様に、乗算器23bはラインバッファ22aが出力するブロックデータとラインバッファ22bが出力するブロックデータとをマトリクスの要素どうしを掛け合わせる。加算器24cは乗算器23bから出力されたブロックデータを入力とし、そのブロックデータの信号値の総和を算出する。この値はイメージ領域の濃度値の総和を表す。また、加算器24dはラインバッファ22bが出力するブロックデータを入力してその総和を算出する。この値はイメージ領域の画素数の和を表す。
【0028】
加算器24cの出力と加算器24dの出力は除算器25bに入力され、加算器24cの出力値を加算器24dの出力値で除した商を求める。この商はイメージ領域の濃度平均値を表す。
【0029】
除算器25aの出力と除算器25bの出力とは減算器26に入力され、除算器25aの出力から除算器25bの出力が減算され、その減算結果が出力Bとして変換器27に供給される。
【0030】
また、乗算器23cはラインバッファ22bが出力するブロックデータを入力し、ブロックデータの全要素それぞれに対応する第1の識別データの積を出力Cとして変換器27に供給する。乗算器23cの出力値が”1”である場合は全画素の属性が自然画であり、識別信号の属性の切り替りが無いことを示している。
【0031】
変換器27には、さらに閾値Thおよび識別信号が入力されている。
【0032】
変換器27における出力動作例を図4に示す。ここでは減算器26の出力値Bの絶対値|B|と閾値Thの関係が|B|>Thであり、かつ、乗算器23cの出力値が”0”の場合、その色版において属性の変曲点があるので、識別信号がイメージである場合にはグラフィックに変換する。
【0033】
これに対して、減算器26の出力値Bの絶対値|B|と閾値Thの関係が|B|≦Thであり、または、乗算器23cの出力値が”1”の場合、その色版において属性の変曲点はないので、第1の識別信号はそのまま第2の識別信号として出力される。以上の処理を各色版毎に同様に行う。
【0034】
以下に、具体的な処理の例を示す。ここでは簡略化のためにブロックデータは3×3のマトリクスをなすものとする。
【0035】
ラインバッファ22aが出力する画像信号のブロックデータは図5に示されるようなものである。これに対し、ラインバッファ22bが出力する2値化された識別信号のブロックデータは図6に示されるようなものとなる。
【0036】
乗算器23aの出力は図5のデータと図6のデータ中”0”と”1”を交換したものが乗算されるため、図7に示すものとなる。同様に乗算器23bの出力は図5のデータと図6のデータが乗算されるため、図8に示すものとなる。
【0037】
したがって、加算器24aの出力は
220+180+200=600
であり、加算器24bの出力は
1+1+1=3
であり、加算器24cの出力は
32+10+45+20+25+30=162
であり、加算器24dの出力は
1+1+1+1+1+1=6
となる。したがって、除算器25aの出力値は
600÷3=200
となり、この値は非イメージ領域における濃度平均値を表している。同様に除算器25bの出力値は
162÷6=27
となる。減算器26の出力値は
200−27=173
となって、この値が変換器27に対する入力Bとなる。
【0038】
乗算器23cの出力はラインバッファ22bの出力に1つでも”0”データがあることにより”0”となり、これが変換器27に対する入力Cとなる。
【0039】
閾値Thは自由に決めることができるが、ここでは例えば100とすれば、図4における上側の条件に合致し、第1の識別信号と同じ信号が第2の識別信号として出力されることになる。
【0040】
本実施の形態においては、イメージ領域においてシャープネス向上のためにフィルタ処理を行った。しかし、フィルタ処理を施すのはイメージ領域のみとは限らない。例えば文字再現性向上のために、テキスト領域にフィルタ処理を施すような場合にも同様にしてフィルタ処理の弊害を低減できる。
【0041】
次に、第2の実施の形態について述べる。この実施の形態にかかる画像処理装置の全体的な構成は図1と同じであるが、識別信号出力部の構成のみが異なる。
【0042】
図9は、本発明の第2の実施の形態における識別信号出力部2の構成例のブロック図である。それぞれシアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの各色の画像信号が一端側に入力される2値化器1a,11b,11c,11dの他端側にはそれぞれ閾値T1,T2,T3,T4が入力されている。ここで、2値化に使用する閾値T1、T2、T3はそれぞれT1≒0,T2≒0,T3≒0とする。また、ブラック用の2値化のための閾値T4はT4≒100%とする。すなわち、2値化器11dの出力が”1”である場合は黒オブジェクトであることを示している。
【0043】
2値化器1a,11b,11cの出力はOR回路12に入力され、このOR回路12の出力と2値化器11dの出力はAND回路13に入力され、このAND回路13の出力は第1の識別データとともに変換器4に入力されている。
【0044】
ここで、このOR回路12の出力が”1”のときは色下地であることを示し、0であるときは白下地であることを示している。また、AND回路3の出力が”1”である場合は色地上の黒オブジェクトであることを示し、”0”の場合はそれ以外であることを示している。
【0045】
変換器14は、色版毎に各画素の属性を示す第2の識別データを出力する。この第2の識別データは後続の画像処理部で行うべき階調処理の内容を表しており、テキストの場合、解像度重視の階調処理を行い、グラフィックやイメージの場合には階調性重視の階調処理を行うことになる。
【0046】
図10は変換器4における変換の様子を示す図表であって、AND回路13の出力と識別データがテキスト、グラフィック、イメージのいずれであるかにより、第2の識別データである出力が各色版でどのように設定されるかを示している。図10によれば、AND回路13の出力が”0”のとき、すなわち、色地上の黒オブジェクトではないときには、第2の識別データは各色版とも第1の識別データと全く同じであるので、第1の識別信号が”テキスト”の画素は解像度重視の階調処理を行い、″グラフィック″あるいは″イメージ″の画素は階調性重視の階調処理を行うことになる。
【0047】
一方、AND回路の出力が”1”のとき、すなわち色地上の黒文字の画素に対しては、第1の識別データがテキストの時には第2の識別データはブラックのみテキストで他の色版はグラフィックとなっている。この結果、シアン、マゼンタ、イエローの各色版については階調性重視の階調処理を行い、ブラックの色版は解像度重視の階調処理を行うことになる。
【0048】
図11は第1の画像データ、第1の識別データ、第2の識別データの例を示す説明図である。ここでは、マゼンタの背景の上にブラックの文字「A」が描かれたもの、すなわち図10においてAND回路12の出力が1で識別データがテキストである場合を例示しているため、第1の画像データでは、マゼンタ色版(図11(b))は全体に、ブラック色版(図11(d))が文字「A」の部分にデータを持っていることがわかる。
【0049】
このような描画背景上に黒文字が存在している第1の画像データの各画素の属性を第1の識別データが示している。第1の識別データの白色部分は非テキストの″描画図形″、斜線部分はテキストの″文字″であることを示している。
【0050】
そして、第2の識別データは、各色版に対して属性を与えている。すなわち、シアン(図11(f))、マゼンタ(図11(g))、イエロー(図11(h))に関してはそれぞれ非テキストのグラフィックかイメージであり、ブラック(図11(i))については非テキストの背景上にテキストの文字が存在する、第1の識別データと同様のものになっている。
【0051】
以上で述べたとおり、この実施の形態によれば、第1の識別データと第1の画像データを使用して、色版毎に各画素の属性を示す第2の識別データを生成することで階調処理の切り替わりを極力避けることができ、画質を改善することができる。
【0052】
特に、背景上の文字のような場合、文字を構成する画素において色版毎に最適な画像処理を行うことができるので、出力画像の画質を向上させることができる。
【0053】
上述した画像処理装置においては、4色カラー印刷の場合を例示したが、より多くのインク、例えば6色インクを使用する画像形成装置にも同様に本発明を適用することができる。
【0054】
また、カラー印刷ができる出力装置であれは、インクジェット、バブルジェット(登録商標)など各種のシリアル方式の画像形成装置に本発明を適用することができる。
【0055】
さらに、対象となる装置もシリアル形式の画像出力装置を有するものであれば、プリンタのみでなく、カラーファックス、複合機なども含まれる。
【0056】
また、画像展開部は画像処理装置、画像出力装置に内蔵されたものに限ることなく、外付けのプリンタコントローラにも適用可能である。
【0057】
【発明の効果】
上記構成により出力画像の画質を向上させることができる。特に、文字を構成する画素において色版毎に最適な画像処理を行うことができるので、背景上の文字等における出力画像の画質が向上する。
【0058】
また、濃度差の大きな箇所でフィルタ処理を行わないようにできるため、白抜け状の画質劣化が発生せず、画質を改善することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態にかかる画像処理装置を含む画像出力装置の構成例を示すブロック図である。
【図2】 図1における識別信号出力部の構成を示すブロック図である。
【図3】 図2に示す構成のうち2値化器21の動作を示す図表である。
【図4】 図2に示す構成のうち変換器27の動作を示す図表である。
【図5】 ラインバッファ22aが出力する画像信号のブロックデータの一例を示す図表である。
【図6】 ラインバッファ22bが出力する2値化された識別信号のブロックデータの一例を示す図表である。
【図7】 乗算器23aの出力を示す図表である。
【図8】 乗算器23bの出力を示す図表である。
【図9】 本発明の第2の実施の形態にかかる画像処理装置における識別信号出力部の構成を示すブロック図である。
【図10】 図9に示す識別信号出力部における変換器の動作を示す図表である。
【図11】 第2の実施の形態にかかる画像処理装置で処理される第1の画像データ、第1の識別データ、第2の識別データを例示する説明図である。
【符号の説明】
1 画像展開部
2 識別信号出力部
3 画像処理部
4 画像出力部
21 2値化器
22a、22b ラインバッファ
23a、23b、23c 乗算器
24a、24b、24c、24d 加算器
25a、25b 除算器
26 減算器
27 変換器
100 画像処理装置
200 画像出力装置
300 コンピュータ
301 CPU
302 プリンタドライバ
Claims (4)
- ページ記述言語で記述されている画像情報から、前記画像情報が表す原画像を構成する各画素が、イメージ属性とグラフィック属性とを含む複数の属性のうちいずれの属性を有するかを表す第1の識別データと、前記原画像を色版毎に分けた色版毎の画像を表す第1の画像データと、を生成する画像展開部と、
前記第1の画像データを含む複数画素分の画像データを蓄積する蓄積部と、
前記蓄積された複数画素分の画像データのうち前記イメージ属性に対応する画素の濃度平均値と前記イメージ属性以外の属性に対応する画素の濃度平均値との差が所定の値以上であり前記複数画素のいずれかがイメージ属性に対応する画素でない場合であって前記第1の画像データに対応する前記第1の識別データが前記イメージ属性を表す場合に、前記グラフィック属性として、色版毎の各画素の属性を表す第2の識別データを出力する識別信号出力部と、
前記第2の識別データに基づいて前記第1の画像データに所定の処理を行い色版毎の第2の画像データを出力する画像処理部と
を備えた画像処理装置。 - 前記画像処理部は、前記第2の識別データに基づいて前記第1の画像データに施すフィルタ処理のためのフィルタ係数を替えることを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
- 前記画像処理部は、前記第2の識別データに基づいて、前記第1の画像データに施すガンマ補正のためのガンマ補正テーブルを切り替えることを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
- ページ記述言語で記述されている画像情報から、前記画像情報が表す原画像を構成する各画素が、イメージ属性とグラフィック属性とを含む複数の属性のうちいずれの属性を有するかを表す第1の識別データと、前記原画像を色版毎に分けた色版毎の画像を表す第1の画像データと、を生成し、
前記第1の画像データを含む複数画素分の画像データを蓄積し、
前記蓄積された複数画素分の画像データのうち前記イメージ属性に対応する画素の濃度平均値と前記イメージ属性以外の属性に対応する画素の濃度平均値との差が所定の値以上であり前記複数画素のいずれかがイメージ属性に対応する画素でない場合であって前記第1の画像データに対応する前記第1の識別データが前記イメージ属性を表す場合に、前記グラフィック属性として、色版毎の各画素の属性を表す第2の識別データを生成し、
前記第2の識別データに基づいて前記第1の画像データに所定の処理を行い色版毎の第2の画像データを生成することを特徴とする画像処理方法。
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