JP4329423B2 - 顕微鏡装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ウェル等の培養容器内の生物標本を観察するための顕微鏡装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
細胞をウェル等の培養容器に入れて観察するための顕微鏡として、従来から倒立型顕微鏡があった(例えば、特許文献1参照)。従来の倒立型顕微鏡では、顕微鏡上に取り付けた移動可能なステージに培養容器を載置し、ステージを移動することによって観察位置を変更していた。また、正立型顕微鏡においても、顕微鏡全体を移動ステージ上に設置し、標本ステージを移動させる代わりに顕微鏡を移動させる標本ステージ固定型顕微鏡があった。
【0003】
【特許文献1】
特開2003−57559号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した倒立型顕微鏡では、培養容器内の溶液を環流させたり細胞の膜電圧を測定するなどの用途では、ステージ移動によって環流用のチューブが外れたり、電位測定用のパッチが外れるなどの問題があり、観察位置を移動させることは実際上困難であった。
【0005】
一方、上述した標本ステージ固定型顕微鏡では、高倍観察において対物レンズの先端が培養容器の溶液と接触するため、単一容器内の移動でも移動範囲が限られ、複数容器間の移動は困難であった。さらに、顕微鏡全体を移動させるために移動物が大きくなり、高速な移動は振動を引き起こし、倒立型顕微鏡と同様に環流用のチューブが外れたり、電位測定用のパッチが外れなどの問題があった。
【0006】
本発明は、環流用チューブや電位測定用パッチを付けた状態で、単一または複数の培養容器において高速に観察位置を変更できる顕微鏡装置を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
(1)請求項1の発明による顕微鏡装置は、標本用容器が載置される載置台と、標本用容器の標本を照明する照明装置と、標本用容器の下方から標本を観察する観察光学系とを備えた顕微鏡装置において、観察光学系の少なくとも一部の光学系を、標本の観察位置を変更すべく顕微鏡本体に対して観察光軸の垂直方向に移動する駆動装置を備え、載置台および照明装置は顕微鏡本体に対して固定され、載置台は、標本用容器を密閉する密閉室を形成し、密閉室には標本用容器を出し入れするために開閉される開閉扉が設けられ、照明装置は、開閉扉にその一部として設けられ、密閉室の標本を照明することを特徴とする。
(2)請求項2の発明、請求項1に記載の顕微鏡装置において、観察光学系は、無限遠系タイプの対物レンズおよびその対物レンズからの平行光束を観察像として結像する結像光学系を有し、駆動装置は、対物レンズの有効視野内にある標本からの光の平行光束の少なくとも中心の光が結像光学系の入射瞳を通過するように、一部の光学系の移動範囲を制御することを特徴とする。
)請求項の発明は、請求項1または2のいずれか一つに記載の顕微鏡装置において、駆動装置を制御する制御装置を更に備え、駆動装置には、標本の観察位置を標本の中心位置とする原点位置が予め設定されており、制御装置は、原点位置に観察光学系を設定するように駆動装置を制御することを特徴とする
)請求項の発明は、請求項に記載の顕微鏡装置において載置台には、複数標本用容器を載置できる複数の載置部が形成され、制御装置は、予め設定された複数の載置部に対応する複数の原点位置に観察光学系を設定するように、駆動装置を制御するようにしたものである。
)請求項の発明は、請求項1〜4のいずれか一つに記載の顕微鏡装置において、密閉室の温度および湿度を制御する環境制御部を備えたものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、図を参照して本発明の実施の形態を説明する。
−第1の実施形態−
図1は本発明による顕微鏡装置の第1の実施の形態を示す図であり、顕微鏡装置の概略構成を示すものである。図1では、培養容器に入った標本を透過照明で観察する場合を示している。1は顕微鏡装置のベースであり、ベース1上には載置台2および移動ステージ9が固設されている。載置台2の試料載置部2aには観察用の開口2bが形成されており、標本が入った培養容器3は開口2bが設けられた部分に載置される。試料載置部2aにはマニュピレータ支持用のサポート2cが設けられていて、図1に示す例では、投薬用細管10が取り付けられている。
【0009】
移動ステージ9上には顕微鏡筐体5が固設されている。顕微鏡筐体5には、対物レンズ6および観察像を撮影する撮像装置7が設けられている。一方、透過照明装置4は載置台2に設けられており、試料載置部2aの上方に配置されている。顕微鏡筐体5に設けられた対物レンズ6は、培養容器3が載置される試料載置部2aの下方に透過照明装置4と対向するように設けられている。すなわち、培養容器3中の標本を透過照明装置4により図示上方から照明して、標本を透過し開口2bを通過した光を対物レンズ6で観察する。
【0010】
対物レンズ6からの光は反射ミラー8で反射されて、撮像装置7の撮像面上に結像する。撮像装置7としては、コンフォーカル顕微鏡装置やCCDカメラ等が用いられるが、本実施の形態ではCCDカメラを用いた場合について説明する。100は顕微鏡全体の制御を行うコントローラであり、撮像装置7の撮像信号を処理する画像処理部等も含まれている。撮像装置7の撮像信号はコントローラ100内の画像処理部で処理され、モニタ101に撮像された標本像(デジタル画像)が表示される。モニタ101には液晶表示素子(LCD)などが用いられる。103は移動ステージ9の移動を制御するステージ制御装置である。標本上の所望の位置を観察するためのステージ移動指示や、光学フィルタ、絞り、対物レンズの切り替えや照明光量調整などの各種顕微鏡調整の指示は、指令部102に設けられた操作部を介して行われる。
【0011】
移動ステージ9は、上面に固設された顕微鏡筐体5をベース1に対して図のx方向、y方向およびz方向に移動することができる。なお、移動ステージ9がx、y方向に移動し、対物レンズ6がz方向に移動することも可能である。移動ステージ9の移動にはパルスモータやエンコーダ付DCモータなどが用いられ、出力されるパルスをカウントすることによりその移動距離を測定することができる。
【0012】
移動ステージ9には予め原点位置が設定されており、例えば、観察位置が培養容器3の中心位置となる位置が原点位置に設置される。移動ステージ9には原点位置に対応して検出器41が設けられている。検出器41にはフォトインタラプタ等が用いられ、移動ステージ9に設けられた基準40としての遮光板が検出器41を横切る度に原点信号を発生する。検出器41の原点信号により設定された位置に移動ステージ9を位置決めすると、対物レンズ6の光軸が培養容器3の中心位置に位置決めされる。以下では、検出器にフォトインタラプタを用いるとして説明する。
【0013】
顕微鏡筐体5をxy方向に移動させる移動ステージ9は、粗動移動と測定ポイントから僅かな距離だけ離れた位置への移動である微動移動との2つの移動形態をとることができる。一方、微動移動は標本内での移動であって、大きくても数mm程度の移動距離である。微動移動の際にはパルスを利用して移動制御を行う。
【0014】
まず、粗動移動について説明する。基準40が検出器41を横切ると、例えば、図2に示すような信号Iが検出器41から出力される。このような出力信号Iは、予め正確に把握しておくことができる。移動ステージ9を位置決めする際には、信号IがI1〜I1+ΔIの範囲に入るように移動ステージ9のx方向位置をフィードバック制御する。その結果、移動ステージ9は位置x1〜x1+Δxの範囲に位置決めされる。ΔIの範囲を可能な限り小さく設定することにより、0.1μmオーダーの精度で位置決めすることができる。
【0015】
微動移動の場合には、パルスをカウントすることにより移動距離を制御する。移動ステージ9の最小送りが1パルス当たり5μmの場合には、10パルス分だけ移動することにより観察位置が50μm変化することになる。
【0016】
上述したように、図1に示す顕微鏡装置では、培養容器3が載置される載置台2を固定式とし、その載置台2に対して顕微鏡筐体5をx、y、zの3方向に移動できるような構成とした。そのため、観察ポイントを変更する際にも培養容器3や投薬用細管10移動させることがないため、培養容器3の標本を安定な状態に保つことができる。さらに、照明装置4を移動させないので移動部分が小さくでき、高速に移動ができるとともに移動時の振動が小さい。
【0017】
図3は第1の実施の形態の変形例を示す図である。ベース1上には移動ステージ9および載置台2が固設されている。載置台2には、光学ガラスが填め込まれた試料載置部2aが3カ所設けられている。なお、ガラスを填め込む代わりに、培養容器3を置いて密閉保持することもできる。培養容器3はこれらの試料載置部2aに載置される。すなわち、図3に示す顕微鏡装置では、載置台2上に3つの培養容器3を載置して、それらを順に観察することができる。載置台2上には、試料載置部2aに対応するように照明装置4が3つ設けられたカバーCが、培養容器3を覆うように取り付けられる。その結果、培養容器3は気密環境に置かれることになる。一方、顕微鏡筐体5や移動ステージ9は気密環境とはなっていない。
【0018】
移動ステージ9には、試料載置部2aのそれぞれに対応して、検出器41A,41B,41Cがx方向に並んで設けられている。検出器41A〜41Cは上述した検出器41と同様のものであり、移動ステージ9によって顕微鏡筐体5がx方向に移動すると、基準40の位置が検出器41A〜41Cの位置に一致したときに原点信号を発生する。すなわち、検出器41A〜41Cを利用することにより、対物レンズ6が各試料載置部2aに位置決めされる。なお、図示していないが、y方向に関しては、各試料載置部2aに共通な検出器41および基準40が設けられており、これらは図1で説明したものと同様のものである。
【0019】
異なる培養容器3の間で対物レンズ6を移動する際には、移動ステージ9を粗動移動させ、検出器41A〜41Cによって試料載置部2aの位置に位置決めする。同一培養容器3内での観察位置の移動は、図1の場合と同様に微動移動によって観察位置を移動する。
【0020】
−第2の実施形態−
図4は本発明による顕微鏡装置の第2の実施形態を示す図であり、観察光学系の一部を移動できるようにしたものである。図1の顕微鏡装置では観察光学系全体を動かし、かつ、光学系を小型化するために有限系の対物レンズおよび光学系であった。一方、本実施の形態の顕微鏡装置では対物レンズを含んだ一部の観察光学系のみを移動させるために、無限系の対物レンズ、および光学系として固定部に結像レンズや撮像装置を配設する構成とした。
【0021】
図4において、図1と同一な部分には同一符号を付した。顕微鏡装置のベース11上には、載置台12、移動ステージ19および顕微鏡筐体固定部20が固設されている。移動ステージ19は、ステージ制御装置103によって制御される。載置台12の試料載置部12aには観察用の開口12bが形成されており、標本が入った培養容器3は開口12bが設けられた部分に載置される。試料載置部12aに設けられたマニュピレータ支持用サポート12cには、図1の場合と同様の投薬用細管10が取り付けられている。載置台12には、培養容器3の標本を透過照明で観察するための透過照明装置4が設けられている。
【0022】
第2の実施の形態の顕微鏡装置では、顕微鏡筐体は固定部20と移動部15とに分割されており、顕微鏡筐体移動部15は移動ステージ19上に固設されている。移動ステージ19は、上面に固設された顕微鏡筐体移動部15を図のx方向、y方向およびz方向に移動することができる。移動ステージ19には図1に示した移動ステージ9と同様に検出器41がx軸方向およびy軸方向のそれぞれに設けられている。一方、顕微鏡筐体移動部15には基準40が設けられている。移動ステージ19の移動機構は上述した移動ステージ9と同様であって観察ポイントの移動において同様の機能を有しているが、ここでは説明を省略する。
【0023】
顕微鏡筐体移動部15には、対物レンズ16および反射ミラー18が設けられている。一方、顕微鏡筐体固定部20には、載置台12に設けられた透過照明装置4とは別に落射照明装置14が設けられている。また、顕微鏡筐体固定部20には、観察像を撮像するための撮像装置7、落射照明装置14の照明光を顕微鏡筐体移動部15側に導いたり観察像を撮像装置7に結像させたりするための光学部材21,22,23,24が設けられている。光学部材23,24はレンズであり、光学部材22は反射ミラーで、光学部材21はビームスプリッタである。本実施の形態の顕微鏡装置では、透過照明および落射照明のいずれでも観察することができるが、以下では、落射照明の場合を例に説明する。
【0024】
落射照明装置14を出射した照明光は、レンズ24,反射ミラー22およびビームスプリッタ21を介して顕微鏡筐体移動部15の反射ミラー18に入射する。反射ミラー18で反射された照明光は対物レンズ16を介して培養容器3に入射し、標本の所定領域を照明する。標本から出射された光は対物レンズ16、反射ミラー18、ビームスプリッタ21およびレンズ23によって撮像装置7に導かれ、撮像装置7の撮像面に観察像が結像される。
【0025】
対物レンズ16は無限遠光学系のものであり、標本の焦点面から発した光は対物レンズ16を通過すると平行光束25となり、その平行光束25が反射ミラー18によってビームスプリッタ21へ導かれる。また、落射照明装置14を出射した照明光はレンズ24により平行光束とされ、その平行光束の照明光が反射ミラー22およびビームスプリッタ21を介して反射ミラー18へ入射される。
【0026】
図4に示す顕微鏡装置では、顕微鏡筐体移動部15を移動ステージ19で移動しても、対物レンズ16の有効視野内にある標本からの光の平行光束の少なくとも中心の光が、結像光学系の入射瞳を通過するように構成されている。この場合、顕微鏡筐体移動部15のストロークは数mm程度なので、光学部材21,23の口径は、顕微鏡筐体移動部15がy方向に移動する分だけ大きくする。この場合、顕微鏡筐体移動部15の移動許容範囲の移動量は数mm程度なので、光学部材21,23の口径をその移動量に合わせて数mm程度大きくすれば良い。観察光学系全体が移動する場合と比べて、顕微鏡筐体移動部15の負荷が減るのでレスポンスが良くなる。
【0027】
なお、複数または大きい培養容器3を観察するために、移動ステージ19のx方向およびy方向のストロークが長くなる場合には、図5のように光をy方向に反射するミラーM1を対物レンズ16と共に移動ステージ19のy方向移動部に設け、光をx方向に反射するミラーM2をミラーM1、対物レンズ16およびy方向移動部と共に移動ステージ19のx方向移動部に設ける。これにより、光束がビームスプリッタ21から外れてしまうのを防止できる。
【0028】
このように、第2の実施の形態においても、載置台12に載置された培養容器3に対して顕微鏡筐体移動部15を移動させることにより、観察位置を移動させることができる。そのため、第1の実施の形態と同様の効果を奏することができる。加えて、標本からの光束を平行光束25とすることにより、顕微鏡筐体を固定部20と移動部15とに分割して、移動部15のみを載置台12に対して移動させることが可能となる。そのため、移動ステージ19で移動させるべき移動物の重量が軽くなり、より高速に移動を行わせることができる。また、移動・停止の際の振動の発生を低減することができる。
【0029】
−第3の実施の形態−
図6は本発明による顕微鏡装置の第3の実施の形態を示す図であり、生物標本を長時間観察するような場合に適した顕微鏡装置を示したものである。図6に示す装置では、ベース1,移動ステージ9,対物レンズ6が設けられた顕微鏡筐体5および撮像装置7は筐体81内に収納されている。第1の実施の形態と同様に、移動ステージ9には検出器41が設けられ、顕微鏡筐体5には基準40が設けられており、同様な動作を行うことができる。なおそれらの構成は第1の実施の形態と同様なので、説明を省略する。
【0030】
筐体81の天井部分には密閉型の試料室80が載置されており、それによって、筐体81内は密閉されている。すなわち、試料室80の底板801を隔壁として、底板801の上側に培養容器3が収納される第1の密閉室が形成され、底板801の下側に顕微鏡筐体5等が収納される第2の密閉室が形成される。
【0031】
図7において底板801には光学ガラス等の観察用窓802が填め込まれており、培養容器3は観察用窓802上に載置される。すなわち、底板801は顕微鏡装置の載置台として機能するものである。なお、窓802を設ける代わりに培養容器3を置いて密閉保持するようにしても良い。試料室80の天井部分は図6に示すように開閉蓋803となっており、開閉蓋803の観察用窓802に対向する位置には透過照明装置83が設けられている。生物標本Sの入った培養容器3は、この透過照明装置83によって照明される。透過照明装置83の部分の密閉には、コンデンサレンズを使うこともできる。なお、底板801全体を透明部材で構成しても良い。
【0032】
開閉蓋803はリンク機構804により底板801と連結されており、取っ手805を操作することで開閉蓋803の開閉し、生物標本Sの出し入れを行う。開閉蓋803と底板801の壁部との間にはシール部材(不図示)が設けられており、開閉蓋803を閉じるとシール部材によって試料室80は密閉される。
【0033】
このように、開閉蓋803の開閉機構により試料室80は筐体81とは独立に開放でき、生物標本Sの交換が任意にかつ簡単に行える。また、図7に示すように試料室80の天井部分全体が開閉できるので、生物標本Sの交換の際に培養容器3が傾いてしまったり、培養容器3を試料室80の壁面に衝突させてしまったりという不具合を防止することができる。
【0034】
ところで、生物標本を長時間観察する場合には、標本の環境状態を一定に保つ必要がある。そこで、第3の実施の形態の顕微鏡装置では、培養容器3が設置される試料室80を密閉構造とし、環境制御装置82を設けて生物標本Sの環境状態(温度、湿度およびCO濃度)を一定に保つようにした。例えば、試料室80内は、37℃−100%RH、CO濃度5%に保たれる。また、環境制御装置82は、生物標本Sの環境状態を一定に保つだけでなく、顕微鏡筐体5などが収納されている筐体81内を恒温状態(例えば、37℃)に保持する機能も有している。
【0035】
環境制御装置82と試料室80とは配管825接続されており、環境制御装置82と筐体81とは配管825と独立した別の配管825で接続されている。827,828は、配管825,826を試料室80および筐体81に接続するためのジョイント部である。環境制御装置82には、加湿器821、過熱器822、循環ポンプ823およびCO調整器824が設けられている。循環ポンプ823は独立した2つのポンプP1,P2を有しており、ポンプP1は配管825に接続され、ポンプP2は配管826に接続されている。すなわち、配管825と配管826とは独立した循環系を構成している。
【0036】
試料室82に接続された配管825中には上述した循環ポンプ823のポンプP1に加えて、循環ポンプ823の下流側に、順にCO調整器824、加湿器821が設けられている。一方、筐体81に接続された配管826中には、循環ポンプ823のポンプP2の下流側に加熱器822が設けられている。加湿器821は加熱器822と熱的に接続されており、加熱器822と同一温度(例えば37℃)に暖められている。CO調整器824は試料室80内のCO濃度を調整する装置であり、不図示のCO供給部(例えば、COガスが充填されたガスボンベ)に接続されている。
【0037】
試料室82内の空気はポンプP1によりCO調整器824に送り込まれ、CO調整器824によって所定のCO濃度(例えば、5%)に調整される。そして、CO調整器824から加湿器821に送り込まれた空気は、加湿器821により加温・加湿されて37℃−100%RHの空気とされる。37℃−100%RH、CO濃度5%に調整された空気は、配管825を介して試料室80に送り込まれる。その結果、試料室80内の空気は所定のCO濃度を有する37℃−100%RHに保持される。その結果、生物標本Sの状態を一定に保つことができ、例えば、生物標本Sの培地からの水分の蒸発を防止することができる。なお、図示していないが、試料室82内の温度を監視する温度センサは、観察に支障のない限り培養容器3の近傍に配置するのが好ましい。
【0038】
一方、筐体81内の空気はポンプP2により加熱器822に送り込まれて、所定の温度、例えば37℃に暖められる。そして、37℃に暖められた空気は配管826を介して筐体81内に送り込まれる。その結果、筐体81内の空気は所定温度に保持される。その結果、ベース1,移動ステージ9,対物レンズ6が設けられた顕微鏡筐体5などを一定温度に保つことができ、例えば、光学系の温度ドリフトを防止することができる。また、試料室80と筐体81とは同一温度に保たれるため、底板80に設けられた観察用窓802に結露が生じて観察に支障をきたすことがない。
【0039】
−第4の実施の形態−
図8は本発明による顕微鏡装置の第4の実施の形態を示す図であり、透過照明で観察を行う顕微鏡に関するものである。上述した第3の実施の形態では、試料室80には一つの培養容器3が収納されたが、図8に示す装置では、試料室80内に5つの培養容器3A〜3Eが一列に並べて収納される。なお、図8の装置においても図5に示したようなコントローラ100,モニタ101,指令部102,ステージ制御装置103を備えているが、図示は省略した。また、試料室80のジョイント部827,828には配管825,826が接続され、配管825,826を介して図5に示すのと同様の環境制御装置82(不図示)が接続されている。
【0040】
図8では培養容器3A〜3Eに隠れて見えないが、図6に示した試料室80と同様に、底板801には5つの観察用窓が填め込まれており、その観察用窓上に培養容器3A〜3Eが載置されている。なお、観察用窓としてガラスを設ける代わりに、その穴に培養容器を置いて窓と兼用しても良い。試料室80の開閉蓋803には、各観察用窓に対向する位置に5つの透過照明装置83A〜83Eが設けられている。
【0041】
一方、筐体81内には、図6の場合と同様に、ベース1,移動ステージ9,対物レンズ6が設けられた顕微鏡筐体5および撮像装置7(不図示)からなる顕微鏡が設けられている。なお、図8では筐体81の内部が分かりやすいように、筐体81の前面811を外した状態で示した。筐体81の下部には、筐体81の左右方向(x軸方向)に延びるガイド90および送りネジ91が設けられている。92は送りネジ91を回転駆動するモータである。モータ92にはパルスモータやエンコーダ付DCモータ等が用いられる。ガイド90はベース1に貫通して挿入されており、送りネジ91はベース1に貫通して螺合している。モータ90により送りネジ91を正転および逆転駆動すると、ベース1はガイド90に沿って左方向および右方向に移動する。モータ90はステージ制御装置103によって制御される。
【0042】
移動ステージ9,対物レンズ6,顕微鏡筐体5および撮像装置7の構成は、図6に示したものと全く同様の構造を有している。移動ステージ9には、移動ステージ9を原点位置に位置決めするための検出器41が、x方向移動およびy方向移動にそれぞれ設けられている。顕微鏡筐体5には、検出器41に対応して基準40が設けられている。また、筐体81の底板部分には、ベース1を各培養容器3A〜3Eの位置に位置決めするための検出器93A〜93Eが設けられている。一方、ベース1には検出器93A〜93Eに対する基準94が設けられている。検出器93A〜93Eには検出器41と同様にフォトインタラプタ等が用いられ、基準94には基準40と同様に遮光板が用いられる。
【0043】
本実施の形態では、複数の培養容器3A〜3Eを観察する際、一つの顕微鏡をx方向に移動させて順に観察する。図8に示す状態では、顕微鏡のベース1は培養容器3Cの観察位置に位置決めされており、対物レンズ6の観察ポイントは培養容器3Cの中心位置に位置決めされる。そのときの位置決めは検出器93Cと基準94によって行われる。この状態から隣の培養容器3Bを観察する場合には、モータ92により送りネジ91を正転駆動し、検出器93Bが基準94を検出したならばモータ92を停止して、ベース1を検出器93Bで設定される位置に位置決めする。その結果、対物レンズ6の観察ポイントが培養容器3Bの中心位置に位置決めされる。その後の、培養容器3B内の観察ポイントの移動は第1の実施の形態と同様である。
【0044】
ところで、生物標本を長時間観察するような場合には、一定の時間間隔(例えば、15分間隔)で各標本を観察するのが一般的である。例えば、所定時間間隔毎に培養容器3A,3B,3C,3D,3Eの順に観察する。第4の実施の形態では、このような場合、容器間の移動はモータ92および検出器93B〜93Eを用いた粗動移動により素早く、かつ、高精度に位置決めすることができる。さらに、所定時間間隔毎に繰り返し観察を行った場合でも、観察位置の再現性が非常に高い。
【0045】
[第1変形例]
上述した第4の実施の形態では、複数の培養容器3A〜3Eを一列に配設して、1台の顕微鏡で観察する場合について説明した。図9に示す第1変形例では、培養容器3A〜3Cが円弧状に配設される場合について示した。図9は顕微鏡装置を上方から見た平面図であり、培養容器3A〜3Cが配設される載置台を省略して示した。なお、図9に示す例では、上述したような試料室80,筐体81,環境制御装置82が図示されていなが、これらについては用途に応じて設けても良いし、設けなくても良い。
【0046】
顕微鏡筐体52が固設されたxyステージ58は回転ステージ59上に載置されている。そのため、回転ステージ59によって、顕微鏡筐体52が載置されたxyステージ58を軸51を回転軸として回転することができる。顕微鏡筐体52には対物レンズ53および撮像装置7が設けられている。56A,56B,56Cは培養容器3A〜3Cに対応して設けられた検出器であり、円弧状に配設されている。一方、顕微鏡筐体52には基準55が設けられている。
【0047】
なお、基準55および検出器56A〜56Cの構成は、上述した基準40および検出器41〜41Cの構成と同様である。第1変形例の場合も、顕微鏡筐体52を回転して基準55が検出器56A〜56Cを横切る度に原点信号を発生する。第1変形例の場合、回転ステージ59による回転移動で粗動移動が行われ、xyステージ58により微動移動が行われる。
【0048】
[第2変形例]
図10(a)は第2変形例を示す平面図であり、顕微鏡装置の載置台(不図示)には図10(b)に示すような培養容器71が載置される。なお、図10(a)では載置台の記載を省略した。なお、第2実施例においても試料室80,筐体81,環境制御装置82が図示されていないが、これらについては用途に応じて設けても良いし、設けなくても良い。図10(b)に示すように、培養容器71には標本を入れるためのウェル72が格子状に複数形成されている。このウェル72の各々に標本が入れられる。顕微鏡装置のベース60上にはxステージ67が固設されており、xステージ67の固定部67Aに対して可動部67Bがx方向に移動する。
【0049】
可動部67Bはyステージの固定部を兼ねており、可動部67Bにはy方向に移動可能なy可動部67Cが設けられている。y可動部67C上には顕微鏡筐体61が固設されており、y可動部67Cは顕微鏡筐体61をz方向に移動させるz移動機構を備えている。顕微鏡筐体61には対物レンズ62および撮像装置7が設けられている。
【0050】
xステージ67の固定部67Aには複数の検出器68がx方向に並んで設けられている。検出器68の数は培養容器71のx方向に関するウェル72の数と等しく、ウェル72のx方向間隔と等しい間隔で配設されている。これらの検出器68の基準としてx基準70xが可動部67Bに設けられている。
【0051】
一方、可動部67Bには、y方向に並んだ検出器66が複数設けられている。検出器66の数は培養容器71のy方向に関するウェル72の数と等しく、ウェル72のy方向間隔と等しい間隔で配設されている。そして、検出器66に対応するy基準70yがy可動部67Cに設けられている。基準70x、70yおよび検出器68,66の構成は上述した基準40および検出器41〜41Cの構成と同様であり説明を省略する。
【0052】
第2変形例の場合、検出器68の原点信号を利用して可動部67Bのx方向粗動移動、すなわち、x方向のウェル間移動を行わせる。そして、検出器66の原点信号を利用して可動部67Cのy方向粗動移動、すなわち、y方向のウェル間移動を行わせる。この場合も、ウェル72内における観察位置の変更の際には、パルス信号を利用して可動部67Bおよび可動部67Cを微動移動させる。
【0053】
なお、上述した第2〜4の実施の形態では、検出器としてフォトインタラプタを用いて位置決めをする場合を例に説明したが、第1の実施の形態に記載したようにクリック式位置決め機構のような機械式の位置決め装置を用いても良い。また、本発明の特徴を損なわない限り、本発明は上記実施の形態に何ら限定されるものではない。
【0054】
以上説明した実施の形態と特許請求の範囲の要素との対応において、ベース1,11,60は顕微鏡本体を、対物レンズ6,16および反射ミラー8,18は観察光学系を、光学部材23は結像光学系を、図8の移動ステージ9,ガイド90,送りネジ91およびモータ92は駆動装置を、ステージ制御装置103は制御装置をそれぞれ構成する。
【0055】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、培養容器の下方から観察する観察光学系を移動して観察位置を変更するようにしたので、標本に環流用チューブや電位測定用パッチ等を付けた状態で、素早く観察光学系を移動して観察位置を変更しても、環流用チューブや電位測定用パッチが外れるという問題が生じない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による顕微鏡装置の第1の実施の形態を示す図である。
【図2】信号Iを説明する図である。
【図3】第1の実施の形態の変形例を示す図である。
【図4】本発明による顕微鏡装置の第2の実施の形態を示す図である。
【図5】ミラーM1〜M3の配置を示す斜視図である。
【図6】本発明による顕微鏡装置の第3の実施形態を示す図である。
【図7】試料室80の詳細を示す図である。
【図8】本発明による顕微鏡装置の第4の実施形態を示す図である。
【図9】第4の実施の形態の第1変形例を示す図である。
【図10】第4の実施の形態の第2変形例を示す図であり、(a)は顕微鏡装置の平面図、(b)は培養容器71の平面図である。
【符号の説明】
1,11,60 ベース
2,12 載置台
2a,12a 試料載置部
3,3A〜3E,71 培養容器
4,83,83A〜83E 透過照明装置
5,52,61 顕微鏡筐体
6,16,53,62 対物レンズ
9,19 移動ステージ
15 顕微鏡筐体移動部
20 顕微鏡筐体固定部
40,55,94 基準
41A〜41C,56A〜56C,66,68,93A〜93E 検出器
58 xyステージ
59 回転ステージ
67 xステージ
70x x基準
70y y基準
72 ウェル
80 試料室
81 筐体
82 環境制御装置
90 ガイド
91 送りネジ
92 モータ
100 コントローラ
103 ステージ制御装置
801 底板
802 観察用窓
803 開閉蓋

Claims (5)

  1. 標本用容器が載置される載置台と、
    前記標本用容器の標本を照明する照明装置と、
    前記標本用容器の下方から標本を観察する観察光学系とを備えた顕微鏡装置において、
    前記観察光学系の少なくとも一部の光学系を、前記標本の観察位置を変更すべく顕微鏡本体に対して観察光軸の垂直方向に移動する駆動装置を備え、
    前記載置台および前記照明装置は前記顕微鏡本体に対して固定され
    前記載置台は、前記標本用容器を密閉する密閉室を形成し、前記密閉室には前記標本用容器を出し入れするために開閉される開閉扉が設けられ、
    前記照明装置は、前記開閉扉にその一部として設けられ、前記密閉室の前記標本を照明することを特徴とする顕微鏡装置。
  2. 請求項1に記載の顕微鏡装置において、
    前記観察光学系は、無限遠系タイプの対物レンズおよびその対物レンズからの平行光束を観察像として結像する結像光学系を有し、
    前記駆動装置は、前記対物レンズの有効視野内にある前記標本からの光の平行光束の少なくとも中心の光が前記結像光学系の入射瞳を通過するように、前記一部の光学系の移動範囲を制御することを特徴とする顕微鏡装置。
  3. 請求項1または2のいずれか一つに記載の顕微鏡装置において、
    前記駆動装置を制御する制御装置を更に備え、
    前記駆動装置には、前記標本の観察位置を前記標本の中心位置とする原点位置が予め設定されており、
    前記制御装置は、前記原点位置に前記観察光学系を設定するように、前記駆動装置を制御することを特徴とする顕微鏡装置。
  4. 請求項に記載の顕微鏡装置において
    前記載置台には、複数の前記標本用容器を載置できる複数の載置部が形成され、
    前記制御装置は、予め設定された前記複数の載置部に対応する複数の前記原点位置に前記観察光学系を設定するように、前記駆動装置を制御することを特徴とする顕微鏡装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか一つに記載の顕微鏡装置において、
    前記密閉室の温度および湿度を制御する環境制御部を備えたことを特徴とする顕微鏡装置。
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