JP4326129B2 - 回収ポリエステル容器の再生設備 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、回収したポリエステル(ポリエチレンテレフタレート)製の容器を再生する設備に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、不要となった飲料用のペットボトル等を再利用するには、例えば、ペットボトルを粉砕した後、一旦加熱溶融し、ペレット状にしたものを原料として用いていた。当該ペレットは、ペットボトルを粉砕したものを一旦溶融し、押出し機で伸ばしつつ所定の長さにカットして製造される。このようなペレットは、例えば、円柱状あるいは楕円状、球状を呈しており、乾燥や加熱に際してのハンドリングが比較的容易である。
よって、ポリエステル容器をリサイクルして再びペットボトル等を製造しようとする場合には、上記のごとく再生して製品化されたペレットを購入し、再度溶融して任意のポリエステル容器等を製造することが多かった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記のごとく、回収したポリエステル容器等を再利用する場合には、ポリエステル容器を粉砕・洗浄する際等にポリエステル容器に水分が付着することが多い。このような水分が付着していると、再びペレットを製造すべく前記粉砕したものを加熱すると、溶融したポリエステルと前記水分とが反応して加水分解を生じさせるという不都合が生じる。このような加水分解が生じると、製造したペレットのIV値が不十分なものとなる。
ここでIV値とは、一般に固有粘度と呼ばれる数値であり、粘度によってポリエステルの重合度を間接的に表示する値である。即ち、固有粘度と分子量とが直接比例関係にあることが見い出されているので、一般的にIV値を分子量(重合度)を表す基準として用いている。IV値が大きいほど重合度が高いことを意味する。
ペレットのIV値が低いと、当該材料を用いて製造した容器等もIV値が低いものとなり、特に、炭酸飲料水などを収納するペットボトルとしては強度が不足するなど、再生用ポリエステル材料を用いて形成したリサイクル品が十分な製品品質を有しないものとなる場合があった。
【0004】
また、ポリエステル材料のIV値を高めるべくポリエステル材料を加熱する際には、未結晶のポリエステル材料が残存している場合に、材料の表面の粘性が増加し、ポリエステル材料どうしが非常に付着し易い状態となる場合がある。ただし、高温状態がある程度維持されて結晶化が終了すれば付着し易い傾向は減少する。しかしながら、例えば、重合初期の段階でペレット状のポリエステル材料どうしが付着してしまうと、その後の固相重合反応に際して個々のポリエステル材料の表面積が変動して加熱程度が異なることとなり、得られたペレット製品のIV値が均一とならない不都合が生じていた。
【0005】
さらに、回収したペットボトル等からペレット状の再生用ポリエステル材料を得ようとすると、必ず、上記のごとく回収したポリエステル材料を粉砕して溶融する必要があるが、特に、溶融工程を経なければならないとすれば、当該溶融作業そのものが手間となるばかりでなく、溶融のための設備が必要となるなど、回収したポリエステル容器を必ずしも効率的に再生しているとはいえなかった。
【0006】
本発明の目的は、上記従来技術の問題点を解消し、十分な重合度を有する再生用ポリエステル材料を効率的に提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
〔構成1〕
本発明に係る回収ポリエステル容器の再生設備は、請求項1に示すごとく、回収したポリエステル容器を再利用すべく、前記ポリエステル容器を粉砕して得たフレーク状のポリエステル材料を乾燥させる乾燥手段と、前記ポリエステル材料を重合温度にまで高める加熱手段と、前記重合温度に高めたポリエステル材料を固相重合させる重合反応手段とを有し、前記乾燥手段と前記加熱手段とを一体的に構成すると共に、前記乾燥手段の温度を前記加熱手段の温度よりも低く維持しつつ、前記乾燥手段の温度と前記加熱手段の温度とを独立に調節可能に構成し、前記乾燥手段および前記加熱手段が、横方向に延出した回転軸を有する撹拌手段を備えると共に、前記ポリエステル材料の搬送方向を前記回転軸の延出方向に沿わせて構成してある回収ポリエステル容器の再生設備であって、前記攪拌手段が、熱媒流通路を内部に形成した第1攪拌手段と第2攪拌手段とを有し、前記第1攪拌手段と前記第2攪拌手段とを前記乾燥手段と前記加熱手段とに各別に備え、前記第1攪拌手段と前記第2攪拌手段との間に、前記乾燥手段の内部の温度と前記加熱手段の内部の温度との影響を受けて、双方の中間の温度に到達可能な中間攪拌手段を備えた回収ポリエステル容器の再生設備。点に特徴を有する。
〔作用効果〕
本構成のごとく、乾燥手段と、加熱手段と、重合反応手段とを設けておけば、例えば、ポリエステル材料を重合温度に加熱する際に、ポリエステル材料の温度を段階的に高めることが可能となる。よって、ポリエステルの材料が有する水分をまず確実に除去しておき、その後、重合温度に加熱することが可能となって、IV値が高く、かつ、IV値のバラつきが少ないポリエステル材料を得ることができる。
【0008】
また、本構成では、フレーク状のポリエステル材料を用いるが、当該フレークは、例えば、回収したポリエステル容器を粉砕したものをそのまま使用するものである。よって、従来のごとくペレット化のための溶融工程が不要であるから、極めて効率的に再生用ポリエステル材料を得ることができる。
【0009】
さらに、本構成の再生設備では、前記乾燥手段および前記加熱手段が、横方向に延出した回転軸を有する撹拌手段を備えると共に、前記ポリエステル材料の搬送方向を前記回転軸の延出方向に沿わせて構成してある。このように、撹拌装置の回転軸を横方向に延出させ、前記ポリエステル材料の搬送方向を前記回転軸の延出方向に沿わせた装置であれば、ポリエステル材料の堆積高さは、通常、低いものとなる。よって、堆積したポリエステル材料の下方の部分が荷重で締め固められるのを防止することができる。仮に、当該撹拌手段の上方に比較的高くポリエステル材料が堆積している場合でも、前記撹拌器によってポリエステル材料を撹拌するから、上記締め固めを解消することができる。
そして、前記乾燥手段について上記撹拌装置を備えていると、締め固めを防止して、キャリアガスの流れを良好に維持し、乾燥を確実に行うことができる。即ち、水分除去の効果を高めて重合温度への加熱を適切に行うことができるため、よりIV値の高いポリエステル材料を得ることができる。
一方、前記加熱手段が上記撹拌装置を備えていると、重合温度近傍に加熱されたポリエステル材料どうしが付着するのを阻止するから、例えば、フレーク状のポリエステル材料の全てが略均一な条件で加熱されることとなる。この結果、IV値の揃ったポリエステル材料を得ることができる。
勿論、前記乾燥手段および前記加熱手段の双方ともを上記構成とすることで、IV値が高くかつ均一なポリエステル材料を得ることができる。
【0010】
ポリエステル材料を固相重合する際には、当該材料に含まれている水分を確実に除去した状態で重合温度に昇温させる必要がある。重合温度に達した状態でポリエステル材料に水分が含まれていると、加水分解が生じてIV値を高めることができないからである。そして、水分の除去は、重合温度に比べて低温であっても十分に可能である。
本構成の重合設備では、前記乾燥手段の温度と前記加熱手段の温度とを独立に調節可能に構成し、しかも、前記乾燥手段の温度を前記加熱手段の温度よりも低く維持してあるから、上記加水分解が生じるのを最大限に防止しつつ乾燥を行わせることができる。
また、双方の手段の温度調節は任意の温度に設定可能であるから、処理するポリエステル材料に適した最適の加熱条件を設定することができる。
さらに、前記乾燥手段と前記加熱手段とを一体的に構成してあるから、ポリエステル材料を前記乾燥手段と前記加熱手段との間で搬送する際の熱損失を最小に抑えることができ、熱効率に優れた設備を得ることができる。
この他に、前記乾燥手段と前記加熱手段とを一体的に構成することで、固相重合設備をコンパクトに構成することができる。
【0011】
本構成のごとく、第1攪拌手段と第2攪拌手段とを備えることで、ポリエステル材料どうしの付着を防止して、ポリエステル材料どうしの隙間に対してキャリアガスを円滑に流通させることができ、水分を確実に除去することができる。
また、夫々の攪拌手段の内部に熱媒を流通可能な熱媒流通路を形成しておけば、ポリエステル材料の堆積層の内部からも加熱できるため、ポリエステル材料の加熱を促進させることができる。しかも、加熱容器内に存在するポリエステル材料全体の温度をより均一に保持することができる。
さらに、乾燥手段の内部の温度と加熱手段の内部の温度との影響を受けて、双方の中間の温度に到達可能な中間攪拌手段を設けておくことで、双方の手段の温度差を確実に維持することができ、夫々の手段での熱処理を適切に実行することができる。
【0012】
〔構成2〕
本発明に係る回収ポリエステル容器の再生設備は、請求項2に記載したごとく、前記重合反応手段が、上部に前記ポリエステル材料の投入部を備えると共に、内部に貯留空間を形成した筒体を備え、当該筒体の下部に前記ポリエステル材料を搬出するテーブルフィーダーを備えていて、当該テーブルフィーダーが、前記ポリエステル材料を載置するテーブルと、前記ポリエステル材料を外周部に向かって押し出す押出部材とを備えており、これらテーブルと押出部材とを互いに相対回転させる回転駆動機構を備えて構成することができる。
〔作用効果〕
本構成のごとく、ポリエステル材料の投入部を上部に有する筒体を備え、この筒体内部の貯留空間をポリエステル材料が下方に搬送される構成とした場合に、前記筒体の下部に、互いに相対回転自在なテーブルと押出部材とを有するテーブルフィーダーを備えておけば、貯留空間の上方部から搬送されてきた偏平なフレーク状のポリエステル材料が、その下方において仮に締め固められようとしても、前記押出部材が前記ポリエステル材料を確実にテーブルの外に押し出すことができ、ポリエステル材料の排出を円滑に行うことができる。よって全てのポリエステル材料について、前記筒体の内部に保持される時間が一定となって、IV値の揃ったポリエステル材料を得ることができる。
【0013】
〔構成3〕
本発明に係る回収ポリエステル容器の再生設備は、請求項3に記載したごとく、前記回転駆動機構に冷却機構を備えて構成することができる。
〔作用効果〕
前記回転駆動機構に冷却機構を備えておけば、前記回転駆動機構の過熱を防止して、回転駆動機構の熱ひずみ或いは焼き付けなどの不具合が発生するのを防止することができるため、前記テーブルと前記押出部材との相対回転が常に円滑に維持される。この結果、装置の連続運転が可能となり、固相重合工程を終了した直後の高温ポリエステル材料を連続的に排出することができる。即ち、ポリエステル材料の排出が一定の効率で行われ、個々のポリエステル材料が固相重合工程に維持される時間が均一化されて、IV値の揃った再生用ポリエステル材料を得ることができる。
【0014】
〔構成4〕
本発明に係る回収ポリエステル容器の再生設備は、請求項4に記載したごとく、前記重合反応手段の内部に対して、その下方から上方に不活性ガスを供給するガス供給機構を備えており、当該ガス供給機構が、前記重合反応手段に係る下側部分の中央位置から前記重合反応手段の内部に不活性ガスを供給する第1供給口と、前記下側部分の周囲近傍の位置から前記重合反応塔の内部に不活性ガスを供給する第2供給口とを備えた点に特徴を有する。
〔作用効果〕
本構成のごとく、重合反応手段の内部に不活性ガスを供給するのに、重合反応手段の下側中央位置に第1供給口を設け、下側周囲に第2供給口を設けることで、重合反応手段の内部に均等に不活性ガスを供給することができる。本構成であれば、仮に、重合反応手段の形式が縦型であって、その内部の上方から下方にポリエステル材料を流動させるものであっても、また、攪拌機能を備えないような重合反応手段であっても、堆積したポリエステル材料に対して均等に不活性ガスを供給することができるから、やはりIV値の揃った再生用ポリエステル材料を得ることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
(概要)
本願発明は、回収した飲料用ペットボトル等を、再び飲料用ペットボトル等として利用すべく、不要となったペット製品から得たフレーク状の再生用ポリエステル材料に各種処理を施して再生用ポリエステル材料フレークとして用いるものである。
本願発明においては、廃ペットボトル等を粉砕した再生用ポリエステル材料フレークF(以下、単に「フレークF」と称する)をアルカリ洗浄および水洗浄したのち乾燥させ、所定温度下で所定時間保持して重合度を高める。即ち、ペレット状に再加工するものではなく、粉砕して得たフレークFの形状をそのまま維持した状態でIV値を高めるものである。
本発明に係る再生設備は、主に、前記洗浄したフレークFを乾燥させる乾燥手段の一部としての予備乾燥器1と、前記乾燥させたフレークFをさらに乾燥させると共に重合温度にまで高める加熱手段としての加熱器2と、前記重合温度に高めた再生用ポリエステル材料を固相重合させる重合反応手段としての重合反応塔3とを有する。本実施形態では、前記加熱器2は、乾燥手段としての機能と加熱手段としての機能とを併せ持つものである。
【0016】
(予備乾燥器)
ペットボトル等の回収ポリエステル容器の表面には、幾らかの水分が付着しているばかりでなく、粉砕し洗浄する際にはフレークFの表面には必ず水分が付着する。前記予備乾燥器1は、このような水分を除去する。
本実施形態では、当該予備乾燥器1としてホッパードライヤーを用いる例を示す。ホッパードライヤーは、略円筒状の乾燥室11を有している。上方に投入したフレークFは下方に流動させられ、その間に乾燥が行われる。乾燥温度t1は、およそ100乃至200℃である。
【0017】
前記予備乾燥器1の出口部分には、前記フレークFの搬送を容易にする手段としてテーブルフィーダー4を備えてある。当該テーブルフィーダー4は、再生用ポリエステル材料を載置するテーブルと、フレークFを外周部に向かって押し出す押出部材とを備えている。これらテーブルと押出部材とが相対回転することで、テーブル上に載置したフレークFを押し出すことができる。尚、このテーブルフィーダーは、後述する重合反応塔3に設けるものと同様の構成を有するので、詳細は後述する。
【0018】
(加熱器)
上述の予備乾燥を終了したフレークFは加熱器2に搬送される。ここでは、前記予備乾燥を終了したフレークFの乾燥度をさらに高めると共に、次の固相重合工程への移行を円滑に行うためにフレークFを重合温度に高める。即ち、当該加熱器2は、予備乾燥が終了したフレークFを更に乾燥させる別の乾燥手段としての機能および前記加熱手段としての機能を併せ持つものである。
【0019】
本発明に用いる加熱器2は横置きに構成してある。当該加熱器2は撹拌手段21を備えており、当該撹拌手段21の回転軸22は略水平方向に延出させてある。当該加熱器2の内部には、キャリアガスとして窒素ガスを流通させる。当該キャリアガスは、主に、フレークFを加熱する機能、および、フレークFから生じた揮発成分を除去する機能を有する。このように横置きの構成であれば、下方にフレークFを流下させる場合に生じ易い不都合、例えば、堆積したフレークFの下方領域が荷重で締め固められたり、キャリアガスの流れが阻害されたりする不都合が生じ難い。即ち、本構成のごとく、横置きの加熱器2では、フレークFの堆積による締め固めが生じ難く、キャリアガスが流通し易いため、フレークFの水分除去が円滑に行われる。
また、本構成のごとく横置き型の加熱器2であれば、工場設備を低く構成することができ、再生設備がコンパクトなものとなって、工場設備の建設コストを低減できる等の利点を得ることもできる。
【0020】
本実施形態の加熱器2は、図2に示すごとく、その内部を二つの領域に区分してある。
即ち、前記予備乾燥器1で除去されずに残存する水分をさらに除去する領域を第1加熱領域A1とする。当該第1加熱領域A1は、前記乾燥手段の機能を有するものである。当該第1加熱領域A1では、前記再生用ポリエステル材料の重合温度t3よりも所定の温度だけ低い温度に設定する。重合温度t3よりも低い温度に設定するのは、フレークFが加水分解するのを防止するためである。この温度を予備重合温度t2と称する。具体的には100乃至200℃に設定し、30分以上保持される。この工程を特に第1加熱工程と称する。例えば、フレークFを第1加熱領域A1に投入した直後の水分濃度は、およそ4000ppmから6000ppm程度であるが、第1加熱工程を終了する時点では、およそ30ppmにまで水分が除去される。
【0021】
一方、水分除去を終了したフレークFを重合温度t3まで加熱するのが第2加熱領域A2である。当該第2加熱領域は、前記加熱手段として機能する。ここでは、フレークFを重合温度t3である150乃至250℃に設定し、この温度を30分以上保持する。この結果、水分濃度を20乃至30ppmに低減化することができる。
当該温度は再生用ポリエステル材料の重合温度t3であるから、当該加熱器2の内部においてもフレークFの重合は開始される。しかし、この段階では、フレークFに含まれていた水分が除去されているので、加水分解が進行することはない。
【0022】
前記加熱器2としては、例えばトーラスディスク(ホソカワミクロンの製品名称)を用いることができる。当該加熱器2は、略円筒状の本体23を横置きにしたものであり、この内部で複数の円盤或いはパドル形状をした撹拌手段21を回転させて、フレークFを攪拌しつつ次工程の重合反応塔3へフレークFを搬送するものである。
【0023】
本実施形態に係る加熱器2では、前記第1加熱領域A1の温度と前記第2加熱領域A2の温度とを独立に調節可能に構成してある。図2に示すごとく、前記第1加熱領域A1および前記第2加熱領域A2には、第1攪拌手段21aと第2攪拌手段21bとを各別に備えてある。本実施形態においては、これら第1攪拌手段21aおよび第2攪拌手段21bは同じ円盤状の形態であり、夫々の内部は中空に構成してある。これら攪拌手段21の内部には、温度調節用の熱媒を流通させる熱媒流通路24を形成してある。当該熱媒としては、例えばオイルを用いる。上記のごとく、前記第1攪拌手段21aに供給するオイルと温度と、前記第2攪拌手段21bに供給するオイルの温度とは異ならせてある。
また、図示は省略してあるが、当該加熱器2では、加熱器本体23の外側にも熱媒を供給する熱媒供給路を形成してある。これにより、加熱器2の内部に供給されたフレークFは、その周囲から均等に、かつ、効率よく加熱されることとなる。
【0024】
前記第1攪拌手段21aと前記第2攪拌手段21bとの間には中間攪拌手段21cを備えてある。当該中間攪拌手段21cは、前記第1加熱領域A1の温度と前記第2加熱領域A2の温度との差を維持するためのものである。例えば、前記中間攪拌手段21cには熱媒を流通させないこととし、双方の加熱領域の影響を受けて双方領域の中間の温度に到達し得るよう構成してある。
【0025】
前記第1攪拌手段21aおよび第2攪拌手段21b、中間攪拌手段21cには、夫々の外周部にフレークFを攪拌流動させるパドル21dを設けてある。前記フレークFの搬送条件は、前記パドル21dの大きさや各攪拌手段21の回転方向に対する傾斜角度、あるいは、各攪拌手段21の回転速度を変化させることで適宜調節することができる。
【0026】
(固相重合)
本実施形態では、図1に示すごとく、例えば前記重合反応手段である重合反応塔3としてホッパーリアクタ(ホソカワミクロンの製品名)を用いる。当該重合反応塔3は、上下方向に延出した筒体3Aを有している。当該筒体3Aの内部には、所定の重合温度t3である150℃から200℃に維持可能な貯留空間3Bを形成してある。固相重合反応させるフレークFは、前記筒体3Aの上方に形成した投入部3Cから前記貯留空間3Bに投入される。投入されたフレークFは徐々に下方に搬送される。当該搬送速度は、重合反応塔3の下方に設けた後述のテーブルフィーダーによるフレークFの排出速度を変更することで適宜設定する。これにより、フレークFは所定の時間だけ重合反応を進行することができる。
【0027】
前記重合反応塔3の内部に対しては、図1及び図3に示すごとく、その下方部に設けたガス供給機構5から、キャリアガスGである窒素ガスを投入する。当該重合反応塔3の内部にあっては、撹拌手段を備えていない。しかし、前記フレークFは、極めて安定的に重合反応塔3の下方に搬送され、そのIV値を高めることができる。
【0028】
キャリアガスGとしては前述のごとく窒素ガスを用いる。当該キャリアガスGは、前記フレークFの酸化を防止する他、重合反応塔3内の温度制御を行い、固相重合に伴うポリエステル材料からの揮発成分を排出する機能を有する。特に、ポリエステル材料が酸化すると黄色に着色されてしまい、特に、飲料用ペットボトルとして用いるには製品の品質が劣るものとなる。
窒素ガスは、上記機能を有するうえに非常に経済的でもある。勿論、この他にもアルゴン・ヘリウム等の不活性ガスをキャリアガスGとして使用可能である。
【0029】
本実施形態では、前記ガス供給機構5を図3に示すごとく構成する。即ち、前記重合反応塔3に係る下側部分の中央位置に第1供給口51を設けると共に、前記下側部分の周囲近傍の位置に環状の第2供給口52を設けてある。前記第1供給口51は、その上方にコーン部材53を備えており、フレークFの流下を妨げない構成としてある。
本構成により、重合反応塔3の内部に対してキャリアガスGを均等に供給することができ、フレークFのIV値を均一に高めることができる。
【0030】
当該重合反応塔3の下方には、重合を終了したポリエステル材料を次の冷却器に搬送する手段としてテーブルフィーダー6を備えてある。当該テーブルフィーダー6は、図4に示すごとく、フレークFを載置可能なテーブル61を備えており、当該テーブル61の直上を押出部材62が回動する構成を有する。
前記押出部材62のうちフレークFに当接して押し出し力を付与する前縁部63は、例えば図4(a)に示すごとく曲線状に構成しておき、後退角を付与しておく。本構成であれば、前記前縁部63の何れの部位においても、テーブル61との相対移動方向に対して一定の傾斜角度を維持することが可能となる。この結果、フレークFを確実に外周側に押し出すことができる。しかも、前記前縁部63には庇部材64を取り付けてある。つまり、テーブル61の上に載置されたフレークFのうち主に最下部に位置するフレークFが、前記テーブル61の表面と前記庇部材64との間に挟まれた状態で、前記前縁部63によって押し出される。よって、押し出し途中のフレークFが前記前縁部63から外れることがなく、フレークFをテーブル61の外方に確実に押し出すことができる。
押し出されたフレークFは、テーブルフィーダー6の本体68とテーブル61との間の隙間から落下し、略円錐状を呈する前記本体68の内周傾斜面68aの上を摺動して、排出口69に堆積する。
【0031】
前記テーブルフィーダー6は、前記押出部材62の回転軸65および当該回転軸65を支持する軸受け66等を冷却する冷却機構67を備えてある。冷却機構67としては、例えば、冷却水を循環させることができる水冷ジャケットを前記回転軸65等の周囲に設けておく。勿論、この他にもテーブルフィーダー6の本体68の側に冷却機構67を備えてもよい。
【0032】
上記重合反応塔3を用いることで、フレークFのIV値を1.5程度までに高めることができる。この程度のIV値を備えたフレークFであれば、飲料用ペットボトル等として十分に再利用することができる。
【0033】
(冷却)
前記固相重合処理を終了したポリエステル材料は、冷却し、再生ポリエステルフレークとして梱包し製品化される。本実施形態において、前記冷却は、図1に示すごとく、前記加熱器2として用いたのと同様の横型タイプの冷却器7を用いる。
図示は省略するが、当該冷却器7も撹拌手段を備えており、当該撹拌手段の回転軸は略水平方向に延出させてある。当該撹拌手段の内部には冷媒を供給可能であり、前記冷却器7の本体外側にも冷媒を流通可能なジャケットを設けてある。
【0034】
このため、前記冷却器7の内側および外側の双方からポリエステル材料に冷熱を供給して迅速に冷却することが可能である。そして、当該冷却器7においても、冷却器7の内部に貯留したフレークFが締め固められることがなく、各フレークFの間にキャリアガスGを流通させることができ、個々のフレークFを迅速に冷却することができる。さらに、横置き型の冷却器7を用いることで、工場設備を低く構成することができ、再生設備全体をコンパクトなものにして、工場設備の建設コストを低減化する等の利点を得ることもできる。
【0035】
(その他の設備)
本発明に係る回収ポリエステル容器の再生設備には、上記設備の他に、例えばEGスクラバ8を設けている。当該EGスクラバ8は、特に固相重合時に発生するEG(エチレングリコール)を除去するものである。
ただし、後述の実験によれば、本発明のごとく、再生用ポリエステル材料であるフレークFを重合させる場合には、EG分圧の差がIV値に与える影響は少なかった。このため、EGスクラバ8を用いるよりも通常の吸着装置を用いるものであってもよい。
【0036】
(効果)
本発明に係る回収ポリエステル容器の再生設備は、ポリエステル材料の水分を除去する乾燥手段およびポリエステル材料を重合温度に高める加熱手段のうち少なくとも何れか一方を横置きに構成し、これら手段に備えた撹拌手段の回転軸を横方向に延出させておけば、ポリエステル材料の堆積高さを低く設定することができ、堆積したポリエステル材料の下方の部分が荷重で締め固められるのを防止することができる。そして、攪拌主段によるポリエステル材料の攪拌効果が発揮されるから、重なり易いフレーク状のポリエステル材料を用いる場合であっても、ポリエステル材料の水分除去、および、ポリエステル材料どうしの付着を確実に防止して、IVが高くかつ均一なポリエステル材料を得ることができる。
特に、前記乾燥手段に上記撹拌装置を備えているものであれば、締め固めを防止して、キャリアガスの流れを良好に維持し、乾燥を確実に行うことができ、水分除去の効果を高めて重合温度への加熱を適切に行うことができるため、よりIV値の高いポリエステル材料を得ることができる。
一方、前記加熱手段に上記撹拌装置を備えているものであれば、重合温度近傍に加熱されたポリエステル材料どうしが付着するのを阻止するから、例えば、フレーク状のポリエステル材料の全てが略均一な条件で加熱されることとなる。この結果、IV値の揃ったポリエステル材料を得ることができる。
さらに、本願発明では、例えば、回収したポリエステル容器を粉砕したフレーク状のポリエステル材料をそのまま用いるものであるため、従来のごとくペレット化のための溶融工程が不要となり、再生用ポリエステル材料を極めて効率的に得ることができる。
【0037】
この他、本構成のごとく横置き型の乾燥手段あるいは加熱手段であれば、設備の高さを低く構成することができ、再生設備の全体がコンパクトなものとなって、工場設備の建設コストを低減できる等の利点を得ることもできる。
【0038】
〔別実施形態〕
〈1〉 上記実施形態では、横置型の加熱器2を一つ用いる例を示したが、当該横置型の加熱器2を複数用いるものであってもよい。この場合には、乾燥手段専用として用いるものと、加熱手段専用として用いるものとに区別することができ、夫々の手段における処理温度をより正確に設定することができる。また、横置型の加熱器2を複数用いることとすれば、図1に示した縦型の予備乾燥器1を当該横置型の加熱器2に替えることも可能となるため、固相重合設備全体をコンパクトに構成することも可能となる。
前記横置型の加熱器2は、フレーク状のポリエステル材料であっても攪拌性がよく、上述のごとくフレークFのブリッジ現象も生じ難い。
また、このような加熱器2は、一般の重合反応塔3などに比べて装置の構成が複雑になり、メンテナンス等の手間が発生する。しかし、全ての再生用ポリエステル材料を均一に加熱することができ、十分に再生用ポリエステル材料を重合させることができるため、横置型の加熱器2のみを用いて回収ポリエステル容器の再生設備を構成することも可能である。
【0039】
〔実験結果〕
本発明に係る再生設備を用いて得た再生用ポリエステル材料の特性を評価するために行った実験結果を以下に示す。
実験は、フレーク状の再生用ポリエステル材料を用いた場合と、ペレット状の再生用ポリエステル材料を用いた場合とを比較したものである。
【0040】
表1には、フレーク状の再生用ポリエステル材料の品質規格を示す。当該品質規格は、よのPETボトルリサイクル株式会社の使用済みPETボトルの再生処理PET樹脂の製品品質規格より抜粋したものである。
【0041】
【表1】
【0042】
尚、これらフレークFのIV値は、0.65乃至0.75dl/gである。原料となる回収ポリエステル容器には各種のものが混在するため、この程度のばらつきは必然的に生じる。水分率は、0.6%以下であった。フレークFのサイズは、8mmφスクリーンを有するふるいを通過したものとした。ふるいを通過したフレークのサイズ分布を表2に示す。
【0043】
【表2】
【0044】
一方、実験には比較のためにペレット状の再生用ポリエステル材料も用いた。当該ペレットは、IV値が0.66±0.22dl/gであった。このような再生ペレットは、回収ポリエステル容器などを一旦溶融した後にペレットに押出し成形するものであるため、IV値のばらつきは極めて少なかった。水分率は0.4%以下であった。再生ペレットは概ね円柱状であり、ペレットサイズは2.5乃至3.0mmφ×2.5乃至3.0mmLであった。具体的には、長径3.45×短径2.25×長さ2.60mmのサイズを有するもの等がみられた。再生ペレットの重さは、0.0223g/粒程度であった。
【0045】
図5には、再生用ポリエステル材料の反応温度がIV値に与える影響を示す。即ち、反応温度が高いほどIV値は高くなることがわかった。しかし、反応温度を上げ過ぎるとフレークの粘着性が増加し、流動性が低下し、ついには重合設備の運転が不能となってしまう場合がある。
【0046】
図6には、重合反応塔の内部に流通させるキャリアガスの流量がIV値に与える影響を示した。流量が大きいほど到達IV値が高くなることがわかる。即ち、流量を増大させることで短時間の内にフレークのIV値を高めることができる。
【0047】
一般に、ヴァージンペレットの固相重合では、流通させるキャリアガス中のEG(エチレングリコール)分圧がIV値に大きく影響することが知られている。しかし、結果的には、フレークの固相重合においてはキャリアガス中のEG分圧がIV値に及ぼす影響は少なかった。
【0048】
使用した原料の種類の違いによるIV値の上昇程度の違いを図7に示し、併せて、原料の種類の違いによるIV増加率の違いを図8に示した。これらの図より、フレークとペレットとを比較すると、IV値の絶対値はフレークの方が高いことがわかる。これは、再生ペレットを製造する際には、回収したポリエステル容器を一旦溶融するため、その際に加水分解が進行してIV値の絶対値が低下することに起因すると考えられる。
【0049】
また、IV値の上昇速度及び増加率は再生ペレットよりもフレークの方が僅かながら大きい結果となった。すなわち、両者の形状の異なりにより、フレークの比表面積がペレットの比表面積よりも大きいことが影響していると考えられる。
【0050】
このように、フレークの方がIV値の高まりの観点から有利であること、および、ペレット状に加工する手間が省けることなどを勘案すれば、フレーク状の再生用ポリエステル材料を利用する方が有利であるといえる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る回収ポリエステル容器の再生設備の概要を示す説明図
【図2】 加熱器の詳細を示す説明図
【図3】 ガス供給機構の詳細を示す説明図
【図4】 テーブルフィーダーの詳細を示す説明図
【図5】 ポリエステル原料の温度とIV値との関係を示す説明図
【図6】 キャリアガス流量とIV値との関係を示す説明図
【図7】 ポリエステル原料の違いとIV値との関係を示す説明図
【図8】 ポリエステル原料の違いとIV値増加率との関係を示す説明図
【符号の説明】
21 撹拌手段
21a 第1撹拌手段
21b 第2撹拌手段
21c 中間撹拌手段
5 ガス供給機構
51 第1供給口
52 第2供給口
6 テーブルフィーダー
61 テーブル
62 押出部材
65 回転軸
67 冷却機構
t3 重合温度
Claims (4)
- 回収したポリエステル容器を再利用すべく、前記ポリエステル容器を粉砕して得たフレーク状のポリエステル材料を乾燥させる乾燥手段と、
前記ポリエステル材料を重合温度にまで高める加熱手段と、
前記重合温度に高めたポリエステル材料を固相重合させる重合反応手段とを有し、
前記乾燥手段と前記加熱手段とを一体的に構成すると共に、前記乾燥手段の温度を前記加熱手段の温度よりも低く維持しつつ、前記乾燥手段の温度と前記加熱手段の温度とを独立に調節可能に構成し、
前記乾燥手段および前記加熱手段が、横方向に延出した回転軸を有する撹拌手段を備えると共に、前記ポリエステル材料の搬送方向を前記回転軸の延出方向に沿わせて構成してある回収ポリエステル容器の再生設備であって、
前記攪拌手段が、熱媒流通路を内部に形成した第1攪拌手段と第2攪拌手段とを有し、
前記第1攪拌手段と前記第2攪拌手段とを前記乾燥手段と前記加熱手段とに各別に備え、
前記第1攪拌手段と前記第2攪拌手段との間に、前記乾燥手段の内部の温度と前記加熱手段の内部の温度との影響を受けて、双方の中間の温度に到達可能な中間攪拌手段を備えた回収ポリエステル容器の再生設備。 - 前記重合反応手段が、上部に前記ポリエステル材料の投入部を備えると共に、内部に貯留空間を形成した筒体を備え、当該筒体の下部に前記ポリエステル材料を搬出するテーブルフィーダーを備えていて、当該テーブルフィーダーが、前記ポリエステル材料を載置するテーブルと、前記ポリエステル材料を外周部に向かって押し出す押出部材とを備えており、これらテーブルと押出部材とを互いに相対回転させる回転駆動機構を備えた請求項1に記載の回収ポリエステル容器の再生設備。
- 前記回転駆動機構に冷却機構を備えてある請求項2に記載の回収ポリエステル容器の再生設備。
- 前記重合反応手段の内部に対して、その下方から上方に不活性ガスを供給するガス供給機構を備えており、
当該ガス供給機構が、前記重合反応手段に係る下側部分の中央位置から前記重合反応手段の内部に不活性ガスを供給する第1供給口と、前記下側部分の周囲近傍の位置から前記重合反応手段の内部に不活性ガスを供給する第2供給口とを備えている請求項1から3の何れかに記載の回収ポリエステル容器の再生設備。
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