JP4325646B2 - ディスク装置 - Google Patents

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Description

本発明は、各種コンピュータシステムなどの情報機器において、大量の情報を記録する記録媒体としての光ディスク(例えば、CD−R/RW、DVD−R/−RW/RAM/+R/+RWなど)をドライブするディスク装置に関する。
一般にパーソナルコンピュータ(以下、パソコンという)などに内蔵されているディスク装置は、通常、ディスクを装填するディスクトレイを備えており、このディスクトレイが前進後退するように構成されている。そして、ディスクトレイに装填されたディスクは、ディスク装置本体内でドライブされ、情報の記録または再生が行われる。
図13は、このような従来のディスク装置101の外観を示す斜視図であり、ディスクトレイ102は光ディスクを収容するため浅皿状に形成されており、その中央に、直下に配したスピンドルモータ103の駆動軸に固定されたターンテーブル104が配置され、このターンテーブル104のクランプヘッド105により光ディスクの中心孔をクランプし、ドライブするようにしている。
光ピックアップユニット106はディスクトレイ102の裏面に構成された駆動機構により全体がディスクトレイ102の直径方向に往復動し、そのビームレンズ106aから光ディスクにレーザビームが照射される。ディスクトレイ2の前端にはフロントベゼル107が装着されており、インジケータ107aが表面に臨み、ディスクトレイ102のロック状態を強制的に解除するための通孔107b、そして、ディスクトレイ102のロード状態を解除するための押釦108を備える。ディスクトレイ102の両側はガイドレール109により遊嵌状態で支持されており、このガイドレール109はシャーシケース110にスライド可能に支持されている。
このように構成されたディスク装置101は、パソコン本体の側部などに内蔵され、スイッチ操作あるいはパソコン本体からの指令によりディスクトレイ102がポップアウトし、さらにパソコンの使用者がディスクトレイ102を引き出し、光ディスクを装填するようにしている。
ところで、一般にデスクトップ型のパソコンでは、その本体の容積が大きいため、内蔵するディスク装置も大型のものを採用することが可能であるが、ノート型パソコンに内蔵するディスク装置は、きわめて薄型に構成され、しかも光ディスクへの情報の記録または情報の再生を司る光ピックアップユニットおよびこの光ピックアップユニットの駆動制御、信号処理を司る半導体集積回路素子などの電子部品を実装した配線基板や機構要素をディスクトレイ102内に組み込むようにしている。
このように構成されることから、近年のディスク装置の裏面には電子部品ならびに機構要素が稠密に配設され、各種光ディスクへの情報の記録または情報の再生が可能となるようにしており、その実装技術がディスク装置の性能向上と大きく関連するものとなっている。特に薄型化が要求されるノート型パソコンのディスク装置では、CD−ROM/R/RW(読出し/書込み/追記)までの対応が一般的であり、薄型化を維持しつつDVD−R/RW/RAM(書込み/追記)に対応できる仕様とすることが甚だ困難であった。
これは、DVD−RW用として採用する光ピックアップの熱的課題によるものであった。即ち、DVD−RW用の光ピックアップは、650nmの高出力赤色レーザ素子が標準として採用されるが、この高出力赤色レーザ素子が正常に発光できる温度の上限は、通常、約60℃程度であり、これより温度が上昇(66〜70℃)すると発光を停止するという問題がある。
そして、薄型のディスク装置では、前述したようにディスクトレイまたはシャーシケースに多くの電子部品を実装しているが、特にマイコン系の半導体集積回路素子は約100℃の発熱があり、また、データの書き込みを行う半導体集積回路素子(フロントエンドプロセッサ)にあっては100℃以上の高熱を発生する。このような高い発熱をする部品を実装するディスク装置では、当然、その内部の雰囲気温度が上昇し、光ピックアップに高出力赤色レーザ素子を採用することが困難となる。
そこで、DVD−RW用の光ピックアップを採用したディスク装置を内蔵するノート型パソコンでは排気装置を備え、装置内部の空気を強制的に外部へ排出し、ディスク装置の温度上昇を防ぐようにしている。ところが、この排気装置はかなり大掛かりな構成となるため、薄型化、小型化には好ましくない構成要素となり、騒音の発生要因となる。また、光ピックアップユニットに放熱シートを貼着するような試みもなされている(例えば、特許文献1)。
特開2005−196860号公報
ところが、光ピックアップユニットに放熱シートを貼着するのみの対策では、放熱シートが吸収した熱を装置外部へ十分に放出することができない。即ち、光ピックアップユニットはディスク装置の内部に密封された状態にあり、しかも放熱シートが装置に接触する部分がないため、吸収した熱は放熱シートに蓄熱されたままの状態となり、十分な放熱効果を得ることができない。
上記従来の放熱手段によっても、ディスクトレイを引き出す構成、いわゆるドロワ方式のディスク装置ではディスクを引き出したとき、光ピックアップユニットがシャーシケースの密閉状態から解放され外気に触れることができるので、このとき放熱をある程度期待することができる。ところが、ディスクトレイを採用しないスロットイン方式のディスク装置では、ディスクをスロットから挿入するように構成されていることから、光ピックアップユニットは常にシャーシケース内に密閉された状態となり、外気に全く触れることがない。したがって、DVD−RW用の光ピックアップをスロットイン方式のディスク装置に採用した場合、装置内部の雰囲気温度が異常に高温となることから、放熱シートを光ピックアップユニットに貼着した程度の対策では温度の降下を期待することができない。
本発明は、かかる従来の問題に鑑みなされたものであり、光ピックアップユニットに発生した熱をシャーシケースを介して装置外部へ効率良く排出できるようにしたもので、これにより、光ピックアップの温度上昇を防止し、熱的影響に対して動作の安定したディスク装置となるようにすることを目的とするものである。
そこで本発明は、以下に述べる各手段により上記課題を解決するようにした。即ち、請求項1記載の発明では、クランプヘッドを備えたターンテーブルおよびスピンドルモータからなるディスクドライブ機構および前記クランプヘッドに対してディスクの直径方向に前進後退する光ピックアップユニットを設けた昇降フレームを上下動させることにより、前記クランプヘッドによるディスクの中心孔のクランプまたはクランプの解除が可能となるようにし、且つ、前記光ピックアップユニットをクランプヘッドから離間させた初期位置に対応するシャーシの底板面に放熱シートを貼着してなり、前記昇降フレームが降下したとき、前記放熱シートに前記光ピックアップユニットの底面が接触するようにする。
請求項2記載の発明では、上記請求項1記載の発明において、放熱シートを貼着するシャーシケースの底板面を傾斜させる。
請求項3記載の発明では、クランプヘッドを備えたターンテーブルおよびスピンドルモータからなるディスクドライブ機構および前記クランプヘッドに対してディスクの直径方向に前進後退する光ピックアップユニットを設けた昇降フレームを上下動させることにより、前記クランプヘッドによるディスクの中心孔のクランプまたはクランプの解除が可能となるようにし、且つ、前記光ピックアップユニットの底面に放熱シートを貼着してなり、前記昇降フレームが降下したとき、前記放熱シートがシャーシの底面と接触するようにする。
請求項4記載の発明では、上記請求項3記載の発明において、光ピックアップユニットの底面に貼着した放熱シートが接触するシャーシケースの底板面を傾斜させる。
本発明によれば、光ピックアップユニットに発生した熱をシャーシケースを介して装置外部へ効率良くに排出することができ、これにより光ピックアップの温度上昇を防止し、熱的影響に対して動作の安定したディスク装置とすることができる。そして、放熱効果を向上したことにより、排気装置を採用する場合においてもこの装置の小型化が可能となり、騒音の発生が小さいものとすることができる。
以下、本発明の実施の形態を図にもとづいて詳細に説明する。なお、以下の説明では、大小直径の異なる2種類のディスクをドライブ可能としたスロットイン方式のディスク装置を実施例として説明するが、本発明の要旨となる構成は大径ディスクのみをドライブするディスク装置にも採用可能となるものである。
図1は、本発明を実施するスロットイン方式のディスク装置1の外観を示す図であり、シールド状態に構成されたシャーシケース2の天板の中央に開口2aが形成されており、この開口2aの周縁部に内部へ突出する凸部2bが形成されている。前記シャーシケース2の前端にはフロントベゼル3が固定されており、このフロントベゼル3には、12cmディスク(以下、大径ディスクという)D1および8cmディスク(以下、小径ディスクという)D2を挿入するスロット3aと、エマージェンシー解除のための通孔3b・3cが形成されている。また、フロントベゼル3には、収容されている大径ディスクD1または小径ディスクD2を装置外部へ搬出させるための押釦4およびディスク装置1の動作状態を表示するためのインジケータ5を備える。
図2は、前記シャーシケース2の天板部分を除去した状態の斜視図であり、このシャーシケース2内にはベースパネル6が配設されており、その中央から斜め下方への配置状態で大径ディスクD1および小径ディスクD2の駆動ユニットAが設けられている。この駆動ユニットAは、大径ディスクD1および小径ディスクD2の中心孔Da1・Da2をクランプまたはクランプされている状態を解除するため、フロントベゼル3側を支軸とし、装置中央に位置する後端部を上下方向に揺動可能となるようにした昇降フレーム7が既知の緩衝支持構造8により複数箇所でベースパネル6に連結されている。
前記昇降フレーム7の先端には、搬入されて停止した大径ディスクD1または小径ディスクD2の中心に対応する位置にクランプヘッド9が配置される。このクランプヘッド9はターンテーブル10と一体に構成され、直下に配したスピンドルモータ11の駆動軸に固定されており、このスピンドルモータ11によりクランプヘッド9のチャック爪9aにクランプされた大径ディスクD1または小径ディスクD2を回転駆動してドライブし、情報の記録または再生が行われる。
符号Bは、昇降フレーム7に支持された光ピックアップユニットであり、図3に示すように光ピックアップ12を大径ディスクD1、小径ディスクD2の直径方向に往復動させるためのキャリアブロック13に組み込まれ、このキャリアブロック13の両端が昇降フレーム7に固定されたガイドシャフト14・15に支持されている。そして、前記キャリアブロック13は、ギヤトレイン17からスクリューシャフト18に伝達されたスレッドモータ16の駆動力により前進後退する。
つぎに、大径ディスクD1、小径ディスクD2の搬入および搬出を司る複数のアームは、ベースパネル6の平面上に前記昇降フレーム7を囲む状態で配され、ベースパネル6の裏面に配設された駆動機構により作動するように構成されている。この複数のアームの中で、ディスクの搬入および搬出において中枢的機能を果たすのがディスク支持アーム19であり、リベットピン20を支点に揺動し、大径ディスクD1、小径ディスクD2の後端側を支持するとともに搬送行程における高さ位置を正確に保つようにしている。このため、先端にホルダー21を備え、このホルダー21の保持溝21aで大径ディスクD1、小径ディスクD2の後端側が保持される。
符号22は大径ディスクD1を装置内部へ搬入するためのローディングアームであり、枢支ピン23で連結されたリンクレバー24に牽引されて揺動し、そのローディングローラー22aで挿入された大径ディスクD1の中心より前方の側部から押圧が開始され、大径ディスクD1を装置内部へ誘引する機能を果たす。
ガイドアーム25はベースパネル6に回転可能に取り付けられた枢支ピン26を支点にして揺動し、その先端に垂下した状態で固定された支持部材25aにより搬送される小径ディスクD2の側部を支持して定位置へ導く機能を果たす。また、ガイドアーム27はリベットピン28を支点にして揺動し、その先端に垂下した状態で固定された支持部材27aにより搬送される大径ディスクD1の側部を支持して定位置に導く機能、および小径ディスクD2の側部を支持して定位置に導く機能を果たす。このガイドアーム27は、その基端部の枢支ピン27bにベースパネル6の裏面で第3揺動部材51の端部と引張コイルバネ53の端部が取り付けられている。
ガイドアーム29はリベットピン30を支点に揺動し、その先端に起立した状態で固定された支持部材29aにより搬送される小径ディスクD2の側部を支持して定位置へ導く機能、および大径ディスクD1の側部を支持して定位置に位置決めする機能を果たす。なお、引張コイルバネ31に付勢され、リベットピン32を支点に揺動するリンクレバー33の作用ピン33aが前記ガイドアーム29のスリット29eに係合しているので、ガイドアーム29の先端は常に求心方向へ付勢された状態となる。前記ガイドアーム29の後端部のガイド溝29cに従動ピン35bにより連結されたガイドアーム35は、リベットピン36を支点に揺動し、その先端に起立した状態で固定された支持部材35aにより大径ディスクD1および小径ディスクD2の側部を支持して定位置に位置決めする機能を果たす。
符号37はロックレバーであり、リベットピン38を支点に揺動し、先端に形成したアングル37aが前記ガイドアーム29の先端に備えた舌片29bを係止することが可能となるようにしている。このロックレバー37はワイヤースプリング39により先端のアングル37aが常に求心方向へ付勢されているが、通常はストッパー40が機能して定位置に静止している。
符号41はリードワイヤーであり、フロントベゼル3の下辺に沿って配設され、その端部が前記ロックレバー37の後端部に連結されており、係止端部41aが起立状態に折り曲げられ、フロントベゼル3のスロット3aに臨むようにしている。したがって、大径ディスクD1をスロット3aから挿入すると、大径ディスクD1の外周縁で前記係止端部41aが押圧されるため、このリードワイヤー41はフロントベゼル3に平行して横移動する。これにより、ロックレバー37が牽引され、その先端のアングル37aが遠心方向へ揺動するため、ガイドアーム29の舌片29bの係止を回避することができる。
なお、ベースパネル6の平面上に露呈する機構要素において、符号42aはレバーアーム42(図3参照)の係止舌片であり、ガイドアーム27の位置制御の機能を果たすものであるが、その動作態様の詳細については後述する。また、符号71は大径ディスクD1および小径ディスクD2がクランプヘッド9でクランプされている状態を解除するためのクランプ解除ピンである。
以上のようにベースパネル6の平面上に構成された各ガイドアームなどを作動するため、このベースパネル6の裏面に構成された機構要素を以下に説明する。本発明のディスク装置1は、装置内部の側部に図3の仮想線で示すように前後方向に配置したローディングスライダー43の前進後退により大径ディスクD1と小径ディスクD2の搬送に係る動作制御のすべてを完結できるように構成されており、機構要素の中枢となるローディングスライダー43の構成ならびにこのローディングスライダー43に動作制御される各機構要素について説明する。
図4は、ローディングスライダー43がベースパネル6の裏面へ対向する方向から俯瞰した状態を示すもので、同図に示すようにローディングスライダー43は柱状に形成され、その前端部分にラックギヤ43aが形成されている。一方、後端部分には、上端水平部43b−1と下端水平部43b−2および中間に段差を備えた垂直部43b−3が連通するガイド溝43bが形成されている。
前記上端水平部43b−1にはリベットピン44を支点に揺動する第1揺動部材45の従動ピン45aを装着し、垂直部43b−3にはリベットピン46を支点に揺動する第2揺動部材47の従動ピン47aが装着される。そして、この第2揺動部材47の作用ピン47bは、従動スライダー48の端部通孔48aに装着される。
符号43dはローディングアーム22を大径ディスクD1の搬送に同期させて作動するようにリンクレバー24を牽引する誘導溝である。図5に示すようにこの誘導溝43dに重合する位置のベースパネル6に固定されたガイドプレート49にガイドスリット49aが形成されており、誘導溝43dとガイドスリット49aにリンクレバー24の先端に固定した従動ピン24aを差し込んだ状態としてある。したがって、前進後退する誘導溝43dに対して定位置にあるガイドスリット49aとが相互に作用し、前記従動ピン24aの動作制御がなされる。
また、ローディングスライダー43の昇降フレーム7に面する側部にこの昇降フレーム7の昇降を司る従動ピン7aを上下動させるためのカム溝43eが形成されている。このカム溝43eは昇降フレーム7を低位置に保つ低位部43e−1、昇降フレーム7を上昇または降下させる傾斜部43e−2、昇降フレーム7を高位置に保つ高位部43e−3が連続して形成されている。
図6は、装置内部の後部に構成された動力伝達機構を裏面から俯瞰した状態の分解斜視図であり、従動スライダー48の昇降フレーム7の昇降を司る従動ピン7bを上下動させるためのカム溝48cが形成されている。このカム溝48cは昇降フレーム7を低位置に保つ低位部48c−1、昇降フレーム7を上昇または降下させる傾斜部48c−2、昇降フレーム7を高位置に保つ高位部48c−3が連続して形成されている。
つきに、第1揺動部材45と後述するギヤディスク59との間に連結されるリンクアーム54は、第1揺動部材45に連結部材55により連結された第1リンクアーム54aと引張コイルバネ56により付勢された第2リンクアーム54bの組み合わせにより伸縮可能に構成され、大径ディスクD1および小径ディスクD2の搬送時における機構の安全を確保するようにしている。
図7は、前記第2リンクアーム54bの端部の構成を装置裏面から俯瞰した斜視図であり、第2リンクアーム54bの通孔54b−1、ディスク支持アーム19の回転基板19aの通孔19b、ギヤディスク59の通孔59aが同時に枢支ピン57により回転可能に軸支されている。一方、ディスク支持アーム19の回転基板19aの中心孔19cとギヤディスク59の中心孔59bは、一端をベースパネル6に固定したリベットピン20で同時に軸支され、前記回転基板19aの係止片19dがギヤディスク59の係止窓59cに臨み、一体となるようにしている。
前記ギヤディスク59のシャーシケース2の側面に対向する外周縁の一部にはギヤ59dが形成され、これと相対する外周縁にはスイッチ起動段部59e・59fが形成されている。前記スイッチ起動段部59e・59fにより入接されるリミットスイッチ60は、シャーシケース2の底面上に配設して配線基板(図示せず)に実装され、スイッチノブ60aが前記スイッチ起動段部59e・59fで作動される。
前述したレバーアーム42は、リベットピン61を支点に揺動するように固定され、その係止舌片42aをベースパネル6の開口からベースパネル6の表面に臨ませるとともに、バネ片42bの先端をベースパネル6の開口壁6aに接触させ、先端部のローラー42cに遠心方向への付勢力が発生するようにしている。これにより、レバーアーム42は、ローラー42cが従動スライダー48の側壁に接触している状態にあるときは定位置に静止しているが、従動スライダー48がスライドするとその作用片48dにローラー42cが押圧されることによってリベットピン61を支点に揺動し、係止舌片42aが遠心方向へ移動する。
つぎに、ガイドアーム25を揺動させるための機構を説明する。このガイドアーム25はその揺動の支点となる基端の枢支ピン26がベースパネル6の背面に延設され、その端部にローラー支持板62が固定されている。このローラー支持板62には図3に示すように引張コイルバネ63が張設されているので、同図において時計回り方向の付勢力が作用し、これによりガイドアーム25が求心方向へ傾倒するようになる。前記ローラー支持板62に配設されたダブルローラー64は、図8に示すように大径部64aと小径部64bが同軸に構成されたものである。
同図において、シャーシケース2の側壁内面に沿って配設されたラックスライダー65は、ギヤディスク59のギヤ59dに噛合するラックギヤ65aを備え、ギヤディスク59の回転に同期して前進後退する。ラックスライダー65の中間部の下辺には低位ガイド片65b、上辺には高位ガイド片65cが形成されており、低位ガイド片65bが前記ダブルローラー64の大径部64aを案内し、高位ガイド片65cが小径部64bを案内する。
このように構成された機構要素は、ローディングスライダー43の前進後退により作動されるが、この駆動機構は、図3に示すように装置裏面の角隅部に配設されている。そして、駆動機構の動力源となるローディングモータ66の出力軸のウォームギヤ67の回転力がダブルギヤ68・69・70によるギヤトレインにより順次、小径ギヤから大径ギヤへ減速されながら伝達される。そして、ローディングスライダー43のラックギヤ43aに噛合しているダブルギヤ70の小径ギヤから駆動力が伝達され、ローディングスライダー43が前進後退する。
以上に説明したディスク装置の構成では、昇降フレーム7が、フロントベゼル3側を支軸として装置中央に位置する後端部が上下方向に揺動し、これにより、クランプヘッド9による大径ディスクD1または小径ディスクD2のクランプが可能となるようにしている。したがって、フロントベゼル3のスロット3aからディスクが挿入されるのを待機している状態では、昇降フレーム7は降下しており、ディスクをドライブしている状態では上昇している。
この場合、昇降フレーム7が降下したとき、光ピックアップユニットBをフロントベゼル3側に位置させなければならない。これは、光ピックアップユニットBがクランプヘッド9側にあると、昇降フレーム7が降下したとき、光ピックアップユニットBの底面がシャーシケース2の底板に接触してしまうためであり、光ピックアップユニットBの底面とシャーシケース2の底板とのクリアランスの大きいフロントベゼル3側に光ピックアップユニットBをクランプヘッド9から離間させて初期位置となるようにしている。
そこで本発明は、光ピックアップユニットBが初期位置に達して昇降フレーム7が降下したとき、光ピックアップユニットBの熱がシャーシケース2に伝達し、放熱効果が向上するようにした。第1実施例である図9に示す構成では、光ピックアップユニットBの初期位置に対応するシャーシケースの底板に、内部へ膨出させた傾斜部2cを形成し、この傾斜部2cの傾斜面に放熱シートSを貼着するようにしている。この放熱シートSは、シリコーンあるいはグラファイトなどを主材料として熱伝導性を向上したもので、ゲル状の柔軟性を備えたものが好ましい。
したがって、図9(A)に示すように収容したディスクが搬出され、光ピックアップユニットBが図9(B)に示すように初期位置へ移動し、その後、昇降フレーム7が図9(C)に示すように降下すると、光ピックアップユニットBの底面が図9(C)に示すごとく放熱シートSに面接触する。これにより、光ピックアップユニットBの熱は傾斜部2cを介してシャーシケース2へ伝達して放熱されることになる。
第2実施例である図10に示す構成は、光ピックアップユニットBの底面に放熱シートSを貼着(図3参照)するようにしたもので、この場合も図9の構成と同様に昇降フレーム7が降下すると、図10(C)に示すように放熱シートSが傾斜部2cに面接触し、光ピックアップユニットBの熱がシャーシケース2へ伝達して放熱される。
ところで、以上に説明した実施例におけるディスク装置は、昇降フレーム7を降下したときこれが傾斜する方式のディスク装置を例としているが、昇降フレーム7を水平状態で上下動する方式のディスク装置にも本発明を実施することが可能である。第3実施例である図11(A)に示す構成は、昇降フレーム7を水平状態で上下動する方式のディスク装置において、放熱シートSを光ピックアップユニットBの初期位置に対応するシャーシケース2の底板面に貼着するようにした。
これにより、図11(A)に示すように収容していたディスクが搬出され、光ピックアップユニットBが図11(B)に示すように初期位置へ移動し、その後、昇降フレーム7が水平状態で降下すると、光ピックアップユニットBの底面が図11(C)に示すごとく放熱シートSに面接触する。これにより、光ピックアップユニットBの熱はシャーシケース2へ伝達して放熱される。
第4実施例である図12に示す構成は、光ピックアップユニットBの底面に放熱シートSを貼着するようにしたもので、この場合も図11の構成と同様に昇降フレーム7が水平状態で降下すると、図12(C)に示すように放熱シートSがシャーシケース2の底板に面接触する。これにより、光ピックアップユニットBの熱はシャーシケース2へ伝達して放熱される。
このように本発明によれば、光ピックアップユニットBの熱がシャーシケース2へ効率良く伝達させることができ、温度上昇を効果的に防止することができる。したがって、スロットイン方式のように装置内部が密閉されているディスク装置においても高い効率で放熱が可能となり、光ピックアップの安定した動作を確保することができる。
本発明を実施するスロットイン方式のディスク装置の斜視図である。 図1のディスク装置の内部の構成を示す斜視図である。 図1のディスク装置の駆動機構の構成を示す斜視図である。 ローディングスライダーの構成を示す分解斜視図である。 ローディングスライダーとガイドプレートの構成を示す分解斜視図である。 動力伝達機構の構成を示す分解斜視図である。 ギヤディスクの構成を示す分解斜視図である。 ラックスライダーの構成を示す斜視図である。 本発明の第1実施例の構成および機能を説明する図である。 本発明の第2実施例の構成および機能を説明する図である。 本発明の第3実施例の構成および機能を説明する図である。 本発明の第4実施例の構成および機能を説明する図である。 従来のディスク装置の外観を示す斜視図である。
符号の説明
1・・・・・・ディスク装置
2・・・・・・シャーシケース
2c・・・・・傾斜部
3・・・・・・フロントベゼル
6・・・・・・ベースパネル
7・・・・・・昇降フレーム
8・・・・・・緩衝支持構造
10・・・・・ターンテーブル
11・・・・・スピンドルモータ
12・・・・・光ピックアップ
13・・・・・キャリアブロック
14・・・・・ガイドシャフト
15・・・・・ガイドシャフト
16・・・・・スレッドモータ
17・・・・・ギヤトレイン
18・・・・・スクリューシャフト
19・・・・・ディスク支持アーム
21・・・・・ホルダー
22・・・・・ローディングアーム
24・・・・・リンクレバー
25・・・・・ガイドアーム
27・・・・・ガイドアーム
29・・・・・ガイドアーム
31・・・・・引張コイルバネ
33・・・・・リンクレバー
35・・・・・ガイドアーム
37・・・・・ロックレバー
39・・・・・ワイヤースプリング
40・・・・・ストッパー
41・・・・・リードワイヤー
42・・・・・レバーアーム
43・・・・・ローディングスライダー
45・・・・・第1揺動部材
47・・・・・第2揺動部材
48・・・・・従動スライダー
49・・・・・ガイドプレート
51・・・・・第3揺動部材
52・・・・・リンクワイヤー
53・・・・・引張コイルバネ
54・・・・・リンクアーム
55・・・・・連結部材
56・・・・・引張コイルバネ
59・・・・・ギヤディスク
60・・・・・リミットスイッチ
62・・・・・ローラー支持板
63・・・・・引張コイルバネ
64・・・・・ダブルローラー
65・・・・・ラックスライダー
66・・・・・ローディングモータ
67・・・・・ウォームギヤ
71・・・・・クランプ解除ピン
A・・・・・・駆動ユニット
B・・・・・・光ピックアップユニット
D1・・・・・大径ディスク
D2・・・・・小径ディスク

Claims (4)

  1. クランプヘッドを備えたターンテーブルおよびスピンドルモータからなるディスクドライブ機構および前記クランプヘッドに対してディスクの直径方向に前進後退する光ピックアップユニットを設けた昇降フレームを上下動させることにより、前記クランプヘッドによるディスクの中心孔のクランプまたはクランプの解除が可能となるようにし、且つ、前記光ピックアップユニットをクランプヘッドから離間させた初期位置に対応するシャーシケースの底板面に放熱シートを貼着してなり、
    前記昇降フレームが降下したとき、前記放熱シートに前記光ピックアップユニットの底面が接触するようにしたことを特徴とするディスク装置。
  2. 放熱シートを貼着するシャーシケースの底板面が傾斜していることを特徴とする請求項1記載のディスク装置。
  3. クランプヘッドを備えたターンテーブルおよびスピンドルモータからなるディスクドライブ機構および前記クランプヘッドに対してディスクの直径方向に前進後退する光ピックアップユニットを設けた昇降フレームを上下動させることにより、前記クランプヘッドによるディスクの中心孔のクランプまたはクランプの解除が可能となるようにし、且つ、前記光ピックアップユニットの底面に放熱シートを貼着してなり、
    前記昇降フレームが降下したとき、前記放熱シートがシャーシの底板面に接触するようにしたことを特徴とするディスク装置。
  4. 光ピックアップユニットの底面に貼着した放熱シートが接触するシャーシケースの底板面が傾斜していることを特徴とする請求項3記載のディスク装置。
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