JP4324051B2 - Electrostatic atomizer - Google Patents
Electrostatic atomizer Download PDFInfo
- Publication number
- JP4324051B2 JP4324051B2 JP2004222279A JP2004222279A JP4324051B2 JP 4324051 B2 JP4324051 B2 JP 4324051B2 JP 2004222279 A JP2004222279 A JP 2004222279A JP 2004222279 A JP2004222279 A JP 2004222279A JP 4324051 B2 JP4324051 B2 JP 4324051B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water
- porous ceramic
- transport unit
- voltage
- counter electrode
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Electrostatic Spraying Apparatus (AREA)
Description
本発明は、水をナノサイズに静電霧化するための静電霧化装置に関するものである。 The present invention relates to an electrostatic atomizer for electrostatically atomizing water into nano-sizes.
従来から静電霧化装置として、例えば特許文献1が知られている。この特許文献1に示された従来例にあっては、搬送部が多孔体で構成してあり、多孔体で構成した搬送部で水溜め部の水を毛細管現象により搬送し、搬送した水を静電霧化するようになっている。
For example,
図6には静電霧化の原理図が示してあり、図中1は水を溜める水溜め部、2は多孔体よりなる搬送部、3は対向電極、4は水印加電極、5は水印加電極4と対向電極3の間に高電圧を印加する電圧印加部であり、電圧印加部5により水印加電極4と対向電極3の間に高電圧を印加することで、搬送部2の上端に搬送した水Wを静電霧化してミストMを発生するものである。ここで、静電霧化のために使用する水Wとしては、例えば、水道水、電解水、pH調整水、ミネラルウォータ、ビタミンC・アミノ酸等の有用成分が入った水、アロマオイルや芳香剤や消臭材等が入った水が使用されている。これらの水Wの中にCa、Mg等のミネラル成分が入ったものを使用すると、多孔体よりなる搬送部2を毛細管現象で水が先端部に引き上げられ、搬送部2に電圧を印加した場合に、搬送部2の下端部と先端部(上端部)とでは電位差が大きいため、搬送部内の水Wが電気分解してpH分離が起こり、アルカリ性の部分では空気中のCO2が水に溶け込んでできる炭酸イオンと反応し、搬送部2の先端部にCaCO3やMgCO3等として析出付着して搬送部2を構成する多孔体を目詰まりさせる(図6において符号20はCaCO3やMgCO3等が析出して搬送部2の先端部に付着したスケールを示す)という問題があった。このように多孔体が目詰まりすると毛細管現象による水の搬送を阻害し、静電霧化が起こり難くなり、長期間にわたり安定して静電霧化ができず、このため、搬送部2に析出付着して目詰まりしているCaCO3やMgCO3等を除去するメンテナンスを行ったり、あるいは、搬送部2を交換したりするというメンテナンスを行う必要があった。
本発明は上記の従来の問題点に鑑みて発明したものであって、水の中に含まれるCa、Mg等の陽イオンが塩として析出しないようにでき、長期間にわたってメンテナンスをすることなく安定して静電霧化ができる静電霧化装置を提供することを課題とするものである。 The present invention has been invented in view of the above-described conventional problems, and can prevent cations such as Ca and Mg contained in water from being precipitated as a salt, and can be stable without maintenance over a long period of time. Thus, an object of the present invention is to provide an electrostatic atomizer capable of electrostatic atomization.
上記課題を解決するために本発明に係る静電霧化装置は、水溜め部1と、前記水溜め部1より水を搬送する搬送部2と、前記搬送部2の搬送方向に対向するように配置された対向電極3と、水溜め部1から搬送部2の対向電極3側先端に到る経路中の水Wに電圧を印加できる水印加電極4と、水印加電極4と対向電極3の間に高電圧を印加する電圧印加部5を有する静電霧化装置6において、前記水溜め部1より水を搬送する搬送部2は、酸化チタン、ムライト、コージライトの何れかの固体酸を材料とする多孔質セラミックよりなり、ニオブ、パラジウム、白金の何れかの金属単体又はこれらの金属酸化物からなる導電性材料が添加されて導電性を有していることを特徴とするものである。
In order to solve the above problems, an electrostatic atomizer according to the present invention is opposed to a
このように水溜め部1より水を搬送する搬送部2は、酸化チタン、ムライト、コージライトの何れかの固体酸を材料とする多孔質セラミックよりなり、ニオブ、パラジウム、白金の何れかの金属単体又はこれらの金属酸化物からなる導電性材料が添加されて導電性を有していることで、電圧を印加して静電霧化を行う際に、多孔質セラミックよりなる搬送部2内で電気分解が発生することがなくて多孔質セラミックよりなる搬送部2内を搬送される水がpH分離することなく、これに加え、更に、搬送部2が酸化チタン、ムライト、コージライトの何れかの固体酸を材料とする多孔質セラミックよりなるので、酸化チタン、ムライト、コージライトの何れかの固体酸を材料とする多孔質セラミックに水が接触すると、水素イオンを放出して水が酸性となって炭酸イオンが炭酸水素となり、Ca、Mg等の陽イオンが塩として析出し難くなる。また、搬送部2が酸化チタン、ムライト、コージライトの何れかの固体酸を材料とする多孔質セラミックよりなるので、多孔質セラミックの毛細管内の水が酸性となって電圧を印加していない時でも、水に含まれるCa、Mg等の陽イオンが塩として析出し難くなる。これにより、電圧を印加した際も、電圧を印加しない際にもCa、Mg等の陽イオンが塩として析出して多孔質セラミックに付着して目詰まりさせることがないものである。
Thus, the
本発明は、上記のように、水溜め部より水を搬送する搬送部は、酸化チタン、ムライト、コージライトの何れかの固体酸を材料とする多孔質セラミックよりなり、ニオブ、パラジウム、白金の何れかの金属単体又はこれらの金属酸化物からなる導電性材料が添加されて導電性を有しているので、電圧を印加して静電霧化を行っている際も、電圧を印加しないで静電霧化を行っていない時も、水の中に含まれるCa、Mg等の陽イオンが塩として析出しないようにでき、長期間にわたってメンテナンスをすることなく安定して静電霧化ができるという利点がある。 In the present invention, as described above, the transport unit that transports water from the water reservoir is made of a porous ceramic made of any solid acid of titanium oxide, mullite, and cordierite, and is made of niobium, palladium, or platinum. Do not apply a voltage even when applying a voltage and conducting electrostatic atomization because it has conductivity by adding any metal alone or a conductive material made of these metal oxides. Even when electrostatic atomization is not performed, cations such as Ca and Mg contained in water can be prevented from depositing as a salt, and electrostatic atomization can be performed stably without maintenance over a long period of time. There is an advantage.
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基いて説明する。 Hereinafter, the present invention will be described based on embodiments shown in the accompanying drawings.
図1、図2には本発明の静電霧化装置6の断面図及び平面図が示してある。この図1、2に示すように、静電霧化装置6は、水を収容した水タンクよりなる水溜め部1と、下端が水溜め部1内に入れられた水Wに浸される複数本の多孔質セラミックよりなる棒状又は帯状の搬送部2と、これら搬送部2の保持及び水Wに対する電圧の印加のための水印加電極4と、絶縁体からなる保持部8によって保持されていると共に上記複数本の棒状又は帯状をした搬送部2の先端部と対向する対向部を備えている対向電極3と、上記水印加電極4と対向電極3との間に高電圧を印加する電圧印加部5とからなるもので、対向電極3と水印加電極4は共にカーボンのような導電材を混入した合成樹脂やSUSのような金属で形成してある。
1 and 2 are a sectional view and a plan view of the
搬送部2は棒状又は帯状をした多孔質セラミックにより構成してあって、搬送部2の上端は尖った針状霧化部11となっている。本発明において、この搬送部2を構成する多孔質セラミックは、固体酸を主材料としており、使用される固体酸としては、例えば酸化チタン、ムライト、コージライトの何れかである。ちなみに、酸強度(pKa)は酸化チタンが−11.35、ムライトが−11.99、コージライトが−11.99である。この主原料である固体酸にNb、Pd、Ptの何れかの金属単体またはこれらの金属酸化物(Nb2O5、Pb2O5、PtO等)の導電性材料を配合したものをセラミック原料として棒状又は帯状をした多孔質セラミックを形成するものである。ここで、固体酸と導電性材料との配合割合は、両者の混合物を100重量部とした場合、固体酸90〜99重量%、導電性材料10〜1重量%の配合割合とする。また、形成される多孔質セラミックは気孔率が10〜70%、粒径が0.1〜500μmで、上端の針状霧化部11の先端の断面形状をφ2mm以下とするのが好ましい。
The
この棒状又は帯状の搬送部2は、複数本配置され、これらの複数本の搬送部2は水溜め部1を構成する水タンクの上開口部に取付けられた水印加電極4の中央を中心とする同心円上に等間隔で配置されていて、各搬送部2の上部が水印加電極4よりも上方に突出し、下部が水印加電極4から下方に突出して上記水溜め部1内に入れられた水Wと接触するようになっている。
A plurality of the rod-like or belt-
水溜め部1の上開口部に取付けられた水印加電極4には円筒状のスカート9が下方に突設してあって、上記複数の搬送部2の外側を囲んでいると共に、その下端は搬送部2の下端より下方に位置し、下端開口には格子状の保護カバー10が被せてある。水印加電極におけるこのスカート9は、水溜め部1内に入れられた水と接触することで水に高電圧を印加すると同時に上記保護カバー1と共に搬送部2の保護を行うようになっている。
A
水溜め部1の上部には絶縁体からなる筒状をした保持部8の下部が取付けられ、該保持部8の上端開口を閉じるように対向電極3が配置され、これにより対向電極3が搬送部2の搬送方向の先端(つまり搬送部2の上端部)と対向するように配置される。対向電極3の中央には開口部12が設けてあり、この開口部12の縁は図2に示すように上方から見た場合前記複数本の搬送部2の上端の各針状霧化部11を中心とする同一径の複数の円弧Rを滑らかにつないだ形状となっている。対向電極3を接地し、水印加電極4に電圧印加部5を接続して高電圧を印加すると共に、多孔質セラミックで形成されている搬送部2が毛細管現象により水溜め部1に入れてある水Wを吸い上げている時、搬送部2の上端の針状霧化部11が水印加電極4側の実質的な電極として機能すると同時に、対向電極3の上記円弧Rが実質的な電極として機能するものである。電圧印加部5としては、500V/mm以上、例えば700〜1200V/mmの電界強度を与えることができるものが好ましい。
The lower part of the
ここで本発明においては、水溜め部1内には水道水、電解水、pH調整水、ミネラルウォータ、ビタミンC・アミノ酸等有用成分が入った水、アロマオイルや芳香剤や消臭剤が入った水を使用するが、これらの水にはCa、Mg等のミネラル成分の入ったものが想定される。
Here, in the present invention, the
上記水溜め部1内に溜められた水は多孔質セラミックよりなる搬送部2内を毛細管現象により上端部の針状霧化部11側へと搬送される。
The water stored in the
そして、電圧印加部5により水印加電極4と対向電極3との間に高電圧を印加すると、多孔質セラミックよりなる搬送部2の上端の針状霧化部11が実質的な電極となり、針状霧化部11に達した水Wが高電圧によりレイリー分裂を起こしてナノメータサイズの粒子径のイオンのミスト(例えば10〜30ナノメータ)を発生させる静電霧化がなされる。このようにして発生してたナノサイズのミストは活性種(ヒドロキシラジカル、スパーオキサイド等)を持ったナノサイズのミストであるため、これを室内に放出することで、室内の空気の脱臭のみならず、室内壁面等に付着した臭いを除去することことができる。
When a high voltage is applied between the
下記に臭気とナノサイズのミストに含まれた活性種の脱臭反応式を示す。 The deodorization reaction formula of the active species contained in odor and nano-size mist is shown below.
アンモニア 2NH3+6・OH→N2+6H2O
アセトアルデヒド CH3CHO+6・OH+O2→2CO2+5H2O
酢酸 CH3COOH+4・OH+O2→2CO2+4H2O
メタンガス CH4+4・OH→CO2+4H2O
一酸化炭素 CO+2・OH→CO2+H2O
一酸化窒素 2NO+4・OH→N2+2O2+2H2O
ホルムアルデヒド HCHO+4・OH→CO2+3H2O
なお、上記脱臭反応式において、・OHはヒドロキシラジカルを示す。
Ammonia 2NH 3 +6 ・ OH → N 2 + 6H 2 O
Acetaldehyde CH 3 CHO + 6 ・ OH + O 2 → 2CO 2 + 5H 2 O
Acetic acid CH 3 COOH + 4 ・ OH + O 2 → 2CO 2 + 4H 2 O
Methane gas CH 4 +4 ・ OH → CO 2 + 4H 2 O
Carbon monoxide CO + 2 ・ OH → CO 2 + H 2 O
Nitric oxide 2NO + 4 ・ OH → N 2 + 2O 2 + 2H 2 O
Formaldehyde HCHO + 4 ・ OH → CO 2 + 3H 2 O
In the above deodorization reaction formula, .OH represents a hydroxy radical.
また、ナノサイズの霧化イオンは粒子径がナノサイズときわめて小さいので空気中に長時間(約10分程度)浮遊すると共に拡散性が高いので、空気中に長時間満遍なく浮遊することになり、スプレー式で噴霧するものに比べて長時間空中に留まると共に広範囲に拡散することになり(スプレー式で噴霧させると粒径が数μmと大きくて空間浮遊時間が短いと共に拡散性が低い)、上記脱臭効果を広範囲において長時間発揮することができるものである。 In addition, nano-sized atomized ions have a very small particle size, so they float in the air for a long time (about 10 minutes) and are highly diffusive. It stays in the air for a long time and spreads over a wide range compared to those sprayed by the spray method (if sprayed, the particle size is a few μm, the space floating time is short and the diffusivity is low), The deodorizing effect can be exhibited over a wide range for a long time.
また、水がビタミンC・アミノ酸等有用成分が入った水や、アロマオイルや芳香剤や消臭剤が入った水の場合、これらの有用成分や鎮静成分や芳香成分や消臭剤成分がナノサイズで電化を持った帯電状態で上記のように空気中に放出され、長時間に空気中に浮遊し、上記の脱臭効果に加え、有用成分や鎮静成分や芳香成分や消臭成分を長時間にわたって供給することができる。 In addition, when water contains useful ingredients such as vitamin C and amino acids, or water containing aroma oils, fragrances and deodorants, these useful ingredients, sedative ingredients, fragrance ingredients and deodorant ingredients are nano-sized. In the charged state with electrification in size, it is released into the air as described above and floats in the air for a long time. Can be supplied over.
上記のようにして水印加電極4と対向電極3との間に高電圧を印加して高電圧により針状霧化部11に達した水Wをナノサイズのミストに静電霧化するのであるが、このように水印加電極4と対向電極3との間に高電圧を印加した場合、本発明においては、前述のように搬送部2である多孔質セラミックがNb、Pd、Ptの何れかの金属単体またはこれらの金属酸化物(Nb 2 O 5 、Pb 2 O 5 、PtO等)の導電性材料を添加して導電性を有しているので、高電圧を印加して上記のように静電霧化を行う際に、多孔質セラミックよりなる搬送部2内で電気分解が発生することがなくて多孔質セラミックよりなる搬送部2内を搬送される水がpH分離することがないものである。これにより多孔質セラミックよりなる搬送部2内を搬送される水がアルカリ性を呈することがなく、水中に含まれるCa、Mg等の陽イオンが空気中のCO2と反応してCaCO3、MgCO3等として析出し難くなり、析出物が搬送部2に付着して目詰まりが生じるのを防止できる。更に、上記、多孔質セラミックが導電性を有していて電圧印加時に水がpH分離しないことによるCaCO3、MgCO3等として析出抑制効果に加えて、搬送部2が酸化チタン、ムライト、コージライトの何れかの固体酸を材料とする多孔質セラミックよりなるので、酸化チタン、ムライト、コージライトの何れかの固体酸を材料とする多孔質セラミックに水が接触すると、多孔質セラミックの毛細管内の水が酸性となって、よりいっそう、水に含まれるCa、Mg等の陽イオンが塩として析出し難くなる。しかも、電圧を印加していない非使用時においても、搬送部2が酸化チタン、ムライト、コージライトの何れかの固体酸を材料とする多孔質セラミックよりなるので、多孔質セラミックの毛細管内の水が酸性となってCa、Mg等の陽イオンが塩として析出せず、静電霧化の運転が終わるたびに水溜め部1内に残っている水を捨てる手間が省け、使用勝手が良くなると共に、非使用時においても析出物が多孔質セラミックに付着して目詰まりして水の搬送効率が低下するといったことがなく、長期間にわたって、安定して多孔質セラミックよりなる搬送部2内を毛細管現象により水を搬送して搬送部2の上端部に搬送し、安定して静電霧化ができるものである。
As described above, a high voltage is applied between the
図3(a)には、本発明のように、固体酸を材料とする多孔質セラミックで搬送部2を構成し更に該多孔質セラミックが導電性を有しているものにおいて、搬送部2を構成する多孔質セラミックの下端部と上端部とでは電位差が小さく(ほぼ等電位)、搬送部2を構成する多孔質セラミック内の水がpH分離することがなく、しかも、固体酸を材料としているので、多孔質セラミック内の水が酸性となることを示す模式図が示してある。
In FIG. 3 (a), as in the present invention, the
図3(b)には導電性を有しない多孔質セラミックにより搬送部2を構成したものにおいて、水印加電極4と対向電極3との間に高電圧を印加した場合、搬送部2を構成する多孔質セラミックの下端部と上端部とでは電位差が大きいために搬送部2を構成する多孔質セラミック内の水が電気分解してpH分離することを示す模式図が示してある。
In FIG. 3 (b), in the case where the
ところで、CO2の水中における存在状態は下記の化1に示す通りである。
By the way, the state of existence of CO 2 in water is as shown in
上記化1、化2においては水中のCaの陽イオンを例としてアルカリ性の水又は中性の水と酸性の水の場合における、CaCO3の析出の有無につき説明したが、Mgの陽イオンについてアルカリ性の水又は中性の水と酸性の水の場合においても、同様にしてアルカリ性の水又は中性の水ではMgCO3が析出し、酸性の水ではMgCO3が析出しない。
In the
図4、図5には前述した構成の静電霧化装置6を備えた空気清浄機13を示している。図4は空気清浄機13の概略正面図であり、図5は空気清浄機13の概略側断面図である。空気清浄機13は本体ケース14内に、プレフィルタ部15、除塵・脱臭フィルタ部16、ファン部17を備えた空気清浄部18と、前述の構成の静電霧化装置6とが内装してある。本体ケース14には一端が入口、他端が出口となった風路が形成されるが、この風路の上流側から順に上記プレフィルタ部15、除塵・脱臭フィルタ部16、ファン部17、静電霧化装置6が配置される。図5の矢印は風の流れを示しているが、風路の入口から入った空気が空気清浄部18で浄化され、この浄化された空気が静電霧化装置6を通過することで、静電霧化装置6の電圧が印加されている部分に室内の埃等が付着することがなく、埃の付着が原因で静電霧化が生じ難くなることを防止している。
4 and 5 show an
静電霧化で生じたナノメータサイズの粒子径のミストであるナノサイズミストは粒径が極めて小さいので拡散性が元々高いが、浄化された空気がファン部13によって送風される空気流に乗って広がるためにさらに拡散性が良好になり、また、浄化された空気の流れに乗って広がるためナノサイズのミストが直ぐに汚れた空気と接触せず、遠くまで浄化された空気に乗って拡散されるものであり、このためにナノサイズミストが有している活性種によるところの室内空気中の臭気成分や室内壁面への付着物に対する脱臭機能が有効に働いて広範囲において脱臭することができ、前述の静電霧化装置の持つ脱臭機能をより効果的に実現できることになる。
Nano-size mist, which is a mist of nanometer-size particle diameter generated by electrostatic atomization, is originally highly diffusive because of its very small particle size, but purified air rides on the air flow blown by
1 水溜め部
2 搬送部
3 対向電極
4 水印加電極
5 電圧印加部
6 静電霧化装置
DESCRIPTION OF
Claims (1)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004222279A JP4324051B2 (en) | 2004-07-29 | 2004-07-29 | Electrostatic atomizer |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004222279A JP4324051B2 (en) | 2004-07-29 | 2004-07-29 | Electrostatic atomizer |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006035170A JP2006035170A (en) | 2006-02-09 |
JP4324051B2 true JP4324051B2 (en) | 2009-09-02 |
Family
ID=35900728
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004222279A Expired - Fee Related JP4324051B2 (en) | 2004-07-29 | 2004-07-29 | Electrostatic atomizer |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4324051B2 (en) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4768864B1 (en) * | 2010-03-09 | 2011-09-07 | 株式会社セラフト | Release pin member and electrostatic atomizer using the same |
JP2012096235A (en) * | 2012-02-08 | 2012-05-24 | Toshiba Corp | Electrostatic atomizer |
-
2004
- 2004-07-29 JP JP2004222279A patent/JP4324051B2/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2006035170A (en) | 2006-02-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR100716639B1 (en) | Electrostatic atomizer and air purifier using the same | |
KR100716638B1 (en) | Electrostatic atomizing device and humidifier using this | |
AU2007252721B2 (en) | Electric discharge device and air purifying device | |
JP4004437B2 (en) | Air cleaner | |
JP4936200B2 (en) | Electrostatic atomizer and air cleaner equipped with electrostatic atomizer | |
JP4333339B2 (en) | Toilet seat device | |
JP4325730B2 (en) | Electrostatic atomizer and air cleaner using the same | |
JP2006198502A (en) | Antistatic atomizer | |
JP2007029812A (en) | Electrostatic atomizer | |
JP4407415B2 (en) | Electrostatic atomizer and air cleaner equipped with electrostatic atomizer | |
JP4195989B2 (en) | Electrostatic atomizer and air cleaner provided with the same | |
JP4324051B2 (en) | Electrostatic atomizer | |
JP4003835B2 (en) | Air cleaner | |
JP2008264738A (en) | Electrostatic dust collecting device | |
WO2004110642A1 (en) | Electrostatic atomizer with anion ion generating function and air cleaner using same | |
JP2006122758A (en) | Electrostatic atomization apparatus | |
JP4325729B2 (en) | Electrostatic atomizer and air cleaner provided with the same | |
JP2008104982A (en) | Electrostatic atomization apparatus | |
JP4462089B2 (en) | Electrostatic atomizer for toilet | |
JP2006063643A (en) | Toilet provision with static-atomizing device | |
JP2009125123A (en) | Air cleaner | |
JP2009039545A (en) | Electrostatic atomizer | |
JP2005066586A (en) | Charged particulate water | |
JP2007245149A (en) | Charged particulate water | |
JP4649846B2 (en) | Electrostatic atomizer and air cleaner provided with the same |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060403 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20080724 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080826 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20081027 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20090512 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20090605 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120612 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120612 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130612 Year of fee payment: 4 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |