JP4323239B2 - イーサネット(登録商標)プロトコルのための並列検出方法の改良 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明の実施例は、リンクパートナ装置機能(link partner device capability)の判断方法の改良に関するものであり、より詳細には、イーサネット(登録商標)プロトコルによる並列検出方法の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
イーサネット(登録商標)(Ethernet(登録商標))は、広範囲にわたって導入されているローカルエリアネットワーク(LAN)である。イーサネット(登録商標)LANでは、基本的に、同軸ケーブルまたはツイストペア線のような特別な回線を使用する。一般に設置されているイーサネット(登録商標)システムは、10BASE−Tと呼ばれ、秒当たり10メガバイト(10mbps)の通信速度を提供する。また、高速イーサネット(登録商標)、すなわち100BASE−Tは、秒当たり100メガバイトの通信速度を提供する。以下、“10”は10Mbpsを、“BASE”は基底帯域通信網を、“T”はツイストペア線を、“100”は100mbpsを表すものとする。
【0003】
自動ネゴシエーション(automatic negotiation:AN)機能は、イーサネット(登録商標)標準の一部分であり、リンクセグメント(link segment)上にある装置の性能に関する情報の交換を可能にする。これによって、装置が自動設定(automatic configuration)機能を実行し、リンク上で最高の動作モードを実現することが可能になる。自動ネゴシエーション機能が、リンクの各末端で、マルチ速度装置に対して自動速度整合を実現することは確かである。これによって、マルチ速度イーサネット(登録商標)インタフェースは、マルチ速度ハブポートによって提供される最高の速度を利用することができる。
【0004】
自動ネゴシエーション機能は、通信網装置への接続が確立される時、すなわち自局リンクパートナが相手局リンクパートナへの接続を試みる時に、ツイストペア線などの物理的な通信チャンネルを制御する。また、自動ネゴシエーション機能は、自局リンクパートナによって支援されるモードの種類を通知する一方で、相手局リンクパートナによって支援される多様なモードを感知する。 自動ネゴシエーション機能は、10BASE−T、100BASE−T、またはこれに対応する同時双方向モード(full duplex mode)のなどの適正技術(correct technology)に自動的に転換する。一度最高性能の共通モードが決まれば、自動ネゴシエーション機能は、物理的接続の制御を適切な技術に任せ、その接続が切断されるまでトランスペアレントになる。
【0005】
自動ネゴシエーション機能は、高速リンクパルス(fast link pulse:FLP)信号を使って実行される。このような信号は、元の10BASE−T仕様に定義されるように、正常リンクパルス(NLP)信号の修正版であり、リンク集積度を検証するために使用される。FLP信号は、主にNLP信号のバースト(burst)である(10BASE−Tの専門用語では、リンクテストパルス(LTP)としても知られている)。
【0006】
各FLPは、データパルスに対応して16の位置を有している。FLPバーストにおける16個のデータ位置は、リンクコードワード(LCW)として知られる16ビットワードを構成する。LCWでのビット位置は、下の[表1]のように分類されている。
【表1】
【0007】
【表2】
【0008】
[表1]で、‘選択フィールド’は、適切な種類のIEEE標準を示す。‘技術能力フィールド’は、8ビットから構成される。このビットは、相手局リンクパートナに、装置のリンク容量を知らせる。自動ネゴシエーションプロトコルは、ビットA0〜A3に基づいた、装置の設定に関する規定を含む([表2]参照)。このようにして、例えばハブとそのハブに結合された装置は、自動ネゴシエーションを行うとともに、最高性能の動作モードを使用するよう自らを設定することができる。
【0009】
自動ネゴシエーションプロトコルは、自動ネゴシエーション機能が存在する以前に開設された古い10BASE−Tインタフェースとだけではなく、FLPや自動ネゴシエーション機能を支援しない100BASE−TXインタフェースとも連動するように設計される。自動ネゴシエーション機能は、自動ネゴシエーション機能を非活性化させる選択的管理インタフェースも有している。
【0010】
自動ネゴシエーション機能は、並列検出機能として知られる動作的特性を持っているため、より古い、つまりレガシー(legacy)のLANで動作することができる。並列検出機能は、物理的接続の一方の端部しか自動ネゴシエーション機能を持っていない場合、すなわち、例えば相手局リンクパートナが自動ネゴシエーション機能を持っていない場合に使用される。ハブ102、ノードA104、及びノードB106を有する(背景技術による)通信網100を示した図1を例にとってみる。ここで、ハブ102は、10BASE−Tモードと100BASE−TXモードの両方を支援するとともに、自動ネゴシエーション機能を有する。ノード104は、10BASE−Tモードと100BASE−TXモードの両方を支援するとともに、自動ネゴシエーション機能を有する。したがって、ノード104とハブ102は、100BASE−TXモードでの接続に自動ネゴシエーション機能を使用するであろう。対照的に、ノード106は10BASE−Tモードのみを支援し、自動ネゴシエーション機能を持たない。ハブ102は、10BASE−Tモードでのノード106との接続を成功させるためには、並列検出機能を使わないだろう。
【0011】
より詳細に説明すると、ハブ102は、ノード106(すなわちハブ102の相手局リンクパートナ)が自動ネゴシエーション機能を持っていないことを認識する。設定情報を交換する代わりに、ノード106から受信した信号を(並列検出機能を介して)検査する。ハブ102がノード106と共通の動作モードを支援することを決定すれば、自身とノード106とが共通に支援する最高速の動作モードで接続を行う。
【0012】
自動ネゴシエーション機能は、同時双方向イーサネット(登録商標)リンクだけではなく、ツイストペアイーサネット(登録商標)セグメント(twisted pair Ethernet(登録商標) segments)の全範囲も規定する。同時双方向イーサネット(登録商標)は、イーサネット(登録商標)技術の変形である。通常のイーサネット(登録商標)とは違って、同時双方向リンクの両端部に位置する装置は、リンク上でデータを同時に送受信することができる。同時双方向イーサネット(登録商標)は、理論的には、半双方向(half-duplex)のイーサネット(登録商標)リンクなど、通常のイーサネット(登録商標)リンクの帯域幅を二倍したものである。
【0013】
背景技術による、自動ネゴシエーション機能のための基本的なハードウェア設定は、図2に概略的に示されている。物理層PHYは、管理インタフェース(I/F)ブロック22、自動ネゴシエーションブロック20、及び物理媒体接続(PMA)ユニット204を含む。管理インタフェースブロック22は、物理層のすぐ上に位置する媒体アクセス制御MAC層とインタフェースするために存在しており、管理データ入出力インタフェース205と、レジスタブロック206とを含む。自動ネゴシエーションブロック20は、物理層内で実質的に自動ネゴシエーション機能を実行する。自動ネゴシエーション機能は、PMA20との間で送受信されるTX/RX信号を通じて、相手局リンクパートナと信号を交換する。
【0014】
自動ネゴシエーションブロック20は、送信器201、アービタ202、及び受信器203を有する。前記MAC層は、MACレジスタブロック208と、MAC管理データ入出力(MDIO)インタフェースユニット207とを含む。電源が入ると、ドライバソフトウェア層の基本的な部分であるMAC管理ブロック209は、所定の動作を開始して、前記物理層を望ましいモードに設置する。すなわち、ドライバソフトウェア層のMAC管理ブロック209は、電源が入った後、(MACレジスタブロック206内の)PHYレジスタ208Aでの値を設定する。MAC管理ブロック209からの信号に応答して、MAC MDIOインタフェースユニット207は、信号をPHY MDIOインタフェース205に伝送する。PHY MDIOインタフェースユニット207は、PHYレジスタブロック206のレジスタに対応して、値を望ましいモードに設定する。
【0015】
背景技術によるPHYレジスタブロック206は、図3にさらに詳細に示される。PHYレジスタブロック206は、ANAR301、ANLPAR302及びANER303を含む。ANAR(301:auto-negotiation advertisement register)は、自局(local station)/リンクパートナの容量に関する情報を示すとともに、ドライバソフトウェアまたはハードウェア制御によって初期化される。これと関連した図4のビットパターンは次の通りである。
Bit8:TXFD−100BASE−TX同時双方向が支援されるか否かを知らせる。
Bit7:TXHD−100BASE−TX半(half)双方向が支援されるか否かを知らせる。
Bit6:10FD−10BASE−T同時双方向が支援されるか否かを知らせる。
Bit5:10HD−10BASE−T半(half)双方向が支援されるか否かを知らせる。
Bit4:0:選択フィールド00001:CDMA/CD802.3プロトコルが支援されることを知らせる。
【0016】
ANLPAR(302:auto-negotiation link partner advertisement register)は、相手局/リンクパートナの容量に関する情報を示し、FLP信号から得た値を表示する。FLP信号は、ANブロック20から受信したものである。これと関連した図5の各ビットパターンは次の通りである。
Bit8:TXFS−100BASE−TX同時双方向が支援されるか否かを示す。
Bit7:TXHD−100BASE−TX半双方向が支援されるか否かを示す。
Bit6:10FD−10BASE−T同時双方向が支援されるか否かを示す。
Bit5:10HD−10BASE−T半同時双方向が支援されるか否かを示す。
Bit4:0:選択フィールド00001:CSMA/CD802.3が支援されることを示す。
【0017】
ANER(303:auto-negotiation expansion register)は、自動ネゴシエーション機能を実行することによって発生する状態情報を記憶する。これと関連した図6の各ビットパターンは、次の通りである。
Bit4:PDF−並列検出失敗の発生を知らせる。
Bit3:LP_NP_ABLE−リンクパートナが次のページ機能を実行可能であることを知らせる。
Bit2:NP_ABLE−自局が次のページ機能を実行可能であることを知らせる。
Bit1:PAGE_RX−以前とは異なるFLPを受信したことを知らせる。
Bit0:LP_AN_ABLE−リンクパートナが自動ネゴシエーション機能において動作可能であることを知らせる。
【0018】
PHYレジスタブロック206にあるANAR301のビットパターンは、例えば10M/100M、同時双方向/半双方向、自動ネゴシエーションなど、支援される動作モードを示す。アービタ202は、自動ネゴシエーションを実行するために動作する時には、PHYレジスタブロック206にあるANAR301の情報を、信号tx_LCWを通じて送信器201に伝送する。すると、FLPは、送信器201によって、PMA204を介して相手局リンクパートナに発信される。すなわち、FLPの各フィールドは、ANAR301の値を有している。受信器203は、リンクパートナから、PMA204を介してFLP信号の形式で情報を受信する。アービタ202は、FLP信号から情報を受信する。この情報は、FLP信号が受信器203から信号rx_LCWを通じて受信したものである。アービタ202は、この情報をレジスタブロック206のANLPAR320に記憶する。
【0019】
もし両パートナが自動ネゴシエーション機能を実行できるのであれば、その情報は、PMA204から信号link_statusを通じてアービタ202に表示される。
【0020】
図7は、背景技術による自動ネゴシエーション機能を実行する上での、典型的な段階を示したフローチャートである。まず、段階401において、アービタ202が、自動ネゴシエーション機能が現在使用可能か否か、すなわち自動ネゴシエーション機能が続けて実行されているか、または停止されているかを検査する。自動ネゴシエーション機能が使用可能であれば段階402に進行し、自局リンクパートナは相手局リンクパートナにFLP信号を送る。次に、決定段階403において、受信器203は、相手局リンクパートナがFLP信号を送信したか否かを判断する。相手局リンクパートナからのFLP信号送信が確認されれば、受信器203は、フラッグabi_matchをYESを示す状態に設定し、abi_matchフラッグをアービタ202に供給する。もしFLP信号が送信されていなければ、自動ネゴシエーション機能は並列検出動作を開始する(後述する)。
【0021】
段階403の“YES”は、段階404へとつながる。段階404において、アービタ202は、追加されたFLP信号、すなわち追加されたLCW信号を、送信器21とPMAユニット204を通じて相手局リンクパートナに送信する。相手局リンクパートナもまた、追加されたFLP信号、すなわち追加されたLCW信号を、PMAユニット204と受信器203を通じてアービタ202に送信する。所定数のFLP信号が交換された後に、アービタは受信器203から信号rx_LCW(相手局リンクパートナのリンクコードワードを示す)を受け取る。アービタ202は、この情報をPHYレジスタブロック206のANLPARレジスタ302に記録する。次に、 決定段階405において、アービタ202は、自身のANAR301のビットB5〜B8を、ANLPAR302のビットB5〜B8(相手局リンクパートナの容量を示す)と比較する。 ビットB5〜B8のうち一つ以上のビットが論理1の値を有していれば、アービタ202は、一致する最高性能の共通モードを選択するとともに、相手局リンクパートナに対するリンク接続(段階406)を確立する。ビットB5〜B8に、論理1に一致するビットがなければ、自動ネゴシエーション機能は失敗に終わる。
【0022】
図8は図7を発展させたものであり、背景技術による並列検出段階を含む。図8と図7の差は、次の説明から理解することができる。図8においては、フローは段階401から始まる。段階401では、アービタ202が、自動ネゴシエーション機能が使用可能か否かを判断する。自動ネゴシエーション機能が使用可能であれば、図7に示されるように、フローは段階402、さらに403に進行する。段階403で判断結果が“YES”であれば、その後は、図7に示した過程が実行される。反対に、段階403での判断結果が“NO”であれば、フローは段階502へ進行する。すなわち、段階403で、相手局リンクパートナからFLP信号が受信されなかったことが確認されれば、信号abi_matchのパラメータは、論理“NO”状態を示すように設定され、受信器203からアービタ202に送られる。すると、アービタ202は、PMAユニット204からアービタ202に伝達される信号link_statusのパラメータ値を確認する。すなわち、アービタ202は、単純なNLP信号のみが受信されたか否かを確認する。単純なNLP信号のみが受信されたのであれば、アービタ202は、相手局リンクパートナが、段階503において半双方向モードだけを支援すると推測する。
【0023】
次に、段階504において、アービタ202は、信号link_controlのパラメータが10BASE−T半双方向動作モードを表示するように設定し、そのパラメータを、PMAユニット204を通じて相手局リンクパートナに送る。決定段階505で、アービタ202は、PMAユニット204を通じて相手局リンクパートナからの応答を受ける。この応答は、link_statusのパラメータによって運ばれたものである。アービタ202は、相手局リンクパートナの応答情報を利用して、ANLPAR320を更新する。それから、アービタ202は再びANAR301のビットB5〜B8を、ANLPAR302のビットB5〜B8と比較する。比較の結果、一致するビットがあれば、段階506でリンク接続が設定される。しかし、一致するビットがなければ、並列検出機能は失敗に終わる(段階507)。
【0024】
段階401で、自動ネゴシエーション機能が使用可能でないのであれば、フローは段階501に進行する。段階501では、アービタ202は、送信器201とPMAユニット204に、正常リンクパルスNLPを相手局リンクパトーナに送らせる。上述のように、フローは段階501から段階502に進行する。
すなわち、並列検出機能は正常リンクパルスNLPを利用するが、NLPは双方向情報を有していない。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】
イーサネット(登録商標)型装置の製造者は、ANARを通じて、支援される最高速の通信モードのみを通知する場合がある。したがって、最高速の通信モードだけではなく、さらに遅い動作モードが支援されるとしても、製造者が遅い動作モードに対応するANARビットを設定しない場合がある。また、自局リンクパートナと相手局リンクパートナ操作機能との間には数多くの組み合わせが存在するため、理論的には通信リンクを設定することが可能である。しかし、通知が不分明であるために、自動ネゴシエーション機能と並列検出機能とによる通信リンクの設定に失敗してしまうことがある。
【0026】
図9は、そのような失敗から始まる順列をリスト化した表である。通信リンク設定の失敗は、自局リンクパートナが自動ネゴシエーション機能を支援する一方で、相手局リンクパートナはこの機能を支援しないという状況で発生する。表中の他の変化としては、自局リンクパートナの速度性能(Col.1)、自局リンクパートナの両方向性能(Col.2)、相手局リンクパトーナの速度性能(Col.4)及び相手局リンクパトーナの両方向性能(Col.5)が挙げられる。
【0027】
さらに、従来の自動交渉機能及び並列検出機能は、図6に示した失敗順列の持つ問題点の承認や解決を促進するようなフィードバックを提供しなかった。すなわち、並列検出が失敗した状況では、アービタ202は、並列検出フラッグ(ANER303のビット4)を、失敗した旨を表示するように設定するだけである。自動ネゴシエーション及び並列検出機能は、物理層で実行される。したがって、媒体アクセス制御層は、ANER303を含む物理レジスタブロック206にはアクセスしない。媒体アクセス層がANER303の情報から間違いを取り出すことができたとしても、PDFフラッグ値(ビット4)はリンク接続失敗の原因を把握するのに十分ではない。
【0028】
本発明は、図9に示した失敗順列の数を減らすという問題に対する解決策を提供することを目的とする。
【0029】
また、本発明は、物理層から媒体アクセス制御層に失敗情報を通信しないという問題を解決することを目的とする。
【0030】
本発明は、改良された並列検出のための技術(方法、装置及びソフトウェアなど)を、イーサネット(登録商標)通信プロトコルに従って提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明の自局リンクパートナ装置のための並列検出方法は、自局リンクパートナ装置がイーサネット(登録商標)通信プロトコルによる半双方向能力部分を含む自局端末機通知レジスタを有しており、さらに、並列検出方法が自動ネゴシエーション機能が支援されるか否かを判断する段階と、少なくとも一つの端末機が自動ネゴシエーション機能を支援しなければ、半双方向モードを選択する段階と、半双方向モードを表示するために半双方向能力部分の値を更新する段階とを具備することを特徴とする。
また、本発明の並列検出システムは、イーサネット(登録商標)方式の自動ネゴシエーション機能が、少なくとも一つの端末機によって支援されない環境での、イーサネット(登録商標)通信プロトコルのためのシステムであり、半双方向能力部分を含む自局端末機通知レジスタと、自動ネゴシエーション機能が支援されるか否かを判断し、自動ネゴシエーション機能が支援されない場合には半双方向モードを選択するアービタとを具備し、アービタはさらに、半双方向モードを表示するために半双方向能力部分の値を更新することが可能であることを特徴とする。
【0031】
【発明の実施の形態】
本発明の多様な実施形態における層構造を以下に説明する。また、図2の背景技術との差も説明する。発明による図面で実質的に同一の構成と機能を有する構成要素に対しては、同一の参照符号を使用する。
【0032】
図10は、本発明による層構造の第1の実施形態を示している。図10で、遮断発生論理ユニット701Aは物理層PHYの管理インタフェースブロック22内にある。また、遮断論理ユニット702Aは、媒体アクセス制御層内に提供される。遮断発生論理ユニット701Aは、アービタ202から信号を直接受信する。遮断論理ユニット702Aは、遮断発生論理ユニット701Aから直接信号を受信する。MACレジスタブロック208は、遮断論理ユニット702Aから直接信号を受信する。追加されたレジスタ、すなわち遮断レジスタ703は、MACレジスタブロック208内に提供されて、遮断論理ユニット702Aから信号を受信する。MAC管理ユニット209は、遮断レジスタ703の状態を読み出すことができる。
【0033】
図11は、本発明による層構造の他の実施形態を示している。図10と同様、図11は、遮断論理ユニット702Bと遮断レジスタ703を示している。これらは、図2の背景技術には示されていない。図10とは対照的に、遮断発生論理ユニット701Bは、アービタ202内に集積されている。遮断発生論理ユニット701Bは、アービタ202の一部として、信号を直接遮断論理ユニット702Bに送ることができる。
【0034】
図12は、本発明による層構造のさらに別の実施形態を示している。図10及び図11と同様に、図12は、図2の背景技術には存在しない遮断レジスタ703を示している。また、図10及び図11とは対照的に、図12は、遮断発生論理ユニット701C、アービタ202の核心部分、そしてMACレジスタブロック208の遮断レジスタ703の間での直接通信を規定する。
【0035】
ここで注意しておくべきことは、図10に示した実施の形態には、媒体アクセス層が設けられた集積回路とは物理的に区別された集積回路に物理層が設けられる場合に利点があるということである。図11も同じ利点を備えている。図10と図11とを比べると、既に遮断発生論理を持つ集積回路にとっては、図10の形態がより有利である。これは、遮断発生論理を適応させることは、アービタ202を適応させることよりも、複雑ではないと考えられるためである。図12の構造には、物理層と媒体アクセス層が同一の集積回路に設けられた状況において利点がある。
【0036】
次に、様々な実施形態の動作に関して、図14のフローチャートを参照して説明する。図14は、本発明による方法を実行する段階の実施例を示している。
【0037】
図14には、図8に示される背景技術のフローチャートと共通の段階がある。図8との差に関しても説明する。
【0038】
フローは決定段階505に向かって進行する。段階505において、アービタ202が、ANAR301のビットB5〜B8とANLPAR302のビットB5〜B8を比べた結果、(再び)一致するビットがなければ、背景技術によるフローは、並列検出失敗表示段階507に進んでいた。これに対し同時双方向能力が存在することを理由に、製造者がANARレジスタ301のビットB5及びB7で半双方向能力を表示しないことを選択する場合を考慮して、本発明の実施例は、ANARレジスタのビットB5及びB7の値を変更する。これは次の過程を経て実行される。
【0039】
フローは、段階505から段階901へ向かって進行する。段階901において、アービタ202は、双方向モードビットが半双方向能力を表示するよう変更されたか否かを判断する。ここで、アービタ202が、双方向モードがまだ変更されていないと判断すれば、フローは段階902に進行する。段階902では、アービタ202が、ANARレジスタ301のビットB5及びB7を、半双方向モードの支援を示す論理値1に設定する。
【0040】
図15は、段階902のビットにおける変化を実行するための、ハードウェアの実施例を示している。図15には、PHYレジスタブロック208及びアービタ202が詳細に示されている。特に、PHYレジスタブロック208は、マルチプレクサユニット1002を含んだものとして描かれている。アービタ202は、パラメータ値Update_reg[0]とUpdate_reg[1]とをマルチプレクサ(MUX)1002に渡す。Update_reg[0]が1に、Update_reg[1]が0に設定されるならば、MUX1002は、ANAR301のビットB5及びB7を論理値1に設定する。Update_reg[0]が論理値0に、Update_reg[1]が論理値1に設定されるならば、MUX1002は、ANAR301のビット位置B6及びB8を、論理状態1に設定する。また、パラメータUpdate_reg[0]とUpdate_reg[1]が両方とも0に設定されるか、あるいは両方とも1に設定される場合には、MUX1002はANAR301のビットB5〜B8を同じ値に保つ。
【0041】
続けて、図14を参照すると、フローは段階902から段階504Aに進行する(この段階504Aは、図8の段階504に類似している)。段階504Aにおいて、アービタ202は、半双方向能力を表示する信号を再び相手局リンクパートナに送る。フローは決定段階505Aに進行する。決定段階505A(図8の段階505に類似している)で、アービタ202は、ANAR301の新しく変更されたビットB5〜B8とANLPAR302のビットB5〜B8との間に一致が見られるか否かを判断する。一致するビットがあれば、フローは段階904に進行する。段階904では遮断信号が発生し、最終的に遮断レジスタ703に提供される。遮断レジスタ703は、MAC管理ユニット209によって読み出される。フローは段階904から段階506に向かって進行し、段階506にはリンクが設定される。
【0042】
図10で、アービタ202は、遮断発生論理ユニット701Aが遮断論理ユニット702Aに遮断信号を送るようにする。遮断論理ユニット702Aは、遮断レジスタ703の状態を変更して、遮断信号が受信されたことを表示する。図11は、遮断発生論理ユニット701Bがアービタ202と一体であるという点を除いては、図10の場合と実質的に同一の方式で動作する。図12においては、遮断発生論理ユニット701Cが、遮断レジスタ703に対して直接書き込みを行い、遮断信号を受信したことを表示する値をとらせる。
【0043】
一方、アービタ202は、段階505Aでは一致するビットがないと判断した場合には、決定段階901に戻って、双方向モードが既に変更されたか否かを再び判断する。しかし、段階901を介すこのような過程では、双方向モードが既に変更されているので、フローは段階903に進行する。段階903では、アービタ202がANAR301のビットB6及びB8の値を変更する。このような動作は、信号Update_reg[1]のパラメータ値が論理1である状態で、図15に示したハードウェアを通じて実施され得る。フローは、段階903から(図8の段階504に対応する)段階504Bへ進行する。これは、段階504Aに類似している。段階504Bからは、段階505B(図8の段階505に対応する)に進行するが、これは段階505Aに類似している。アービタ202が、ANAR301の新しく変更されたビットB5〜B8とANLPAR302のビットB5〜B8との間に一致するビットがあると判断すれば、フローは段階904に進行する。一方、一致するビットがなければ、フローは段階507に進行し、並列検出が失敗したことを表示する。
【0044】
段階902は、自局リンクパートナは10BASE同時双方向動作を支援することができるが、自局リンクパートナ装置の製造者が、より高速の100BASE同時双方向モードも支援されるということを理由に、論理1と同一のANAR301のビットB6を設定していない、という状況に備えて存在する。
【0045】
段階903は、自局リンクパートナは10BASE半双方向動作を支援することができるが、自局リンクパートナ装置の製造者が、より高速の10BASE半双方向モードも支援されるということを理由に、論理0と同一のANAR301のビットB6を設定していない、という状況に備えて存在する。
【0046】
図16は、図14のフローチャートによって体現される方式の概略図である。図16で、ボックス1102が表示するのは、ANAR301が、100BASE同時双方向モードが支援されることだけを表示する状態にあるということである。上述の段階902を経て、双方向状態変更が実行され(符号1108)、ANAR301は、100BASE半双方向モードと10BASE半双方向モードを支援することを、付加的に表示する(符号1104)。また、段階903に該当する表示速度の変更(符号1110)が実行され、ANAR301は、10BASE同時双方向モード能力を付加的に表示する(符号1106)。
【0047】
図14の各段階の選択的な概要が、図13(A)及び図13(B)に示されている。図13(A)は、背景技術の環境に対応している。この環境では、自局リンクパートナ装置が、100BASE同時双方向モードだけではなく、100BASE半双方向モード及び10BASE半双方向モードを支援することができる。しかし、製造者は、論理値0に設定されたビットB5及びB7を、別々に選択する。あわせて、ビットB6は、自局リンクパートナ装置が10BASE同時双方向モードを支援することができるにもかかわらず、論理値0に設定される。また、図13(A)におけるアービタ202とANAR301Aの相互作用は、アービタ202による読み出し専用方式である。
【0048】
図13(B)は、符号802及び804に示されるように、本発明の実施形態が、アービタ202の作動を経て、半双方向能力に関する表示状態を論理1状態に変更することを示している(段階902参照)。これが可能なのは、本発明の実施形態によるアービタが、ANAR302Bに対して読み出し/書き込み対話能力を有するためである。また、ビットB6の状態は論理1に設定され(段階903参照)、点線806に示されるように、10BASE同時双方向能力を表示する。
【0049】
また、選択肢としては、段階902及び903を結合して、すべてのビットB5〜B8を同時に論理1に変更することができる。
一方、速度状態の変更(段階903)は、双方向状態を変更する(段階902)前に実行され得る。
本発明は、その思想と本質的な特徴から離れなければ、他の形態で実施してもよい。上述の実施形態は、本発明の非制限的な例に過ぎないと考えられるべきである。本発明の範囲は、付随する請求項によって測られるものである。請求項の意味と価値の範疇で起こる変化はすべて、その範囲内に包含されるべきである。
上述の実施形態で示した本発明の手段または方法に準じて、本発明の属する技術分野で通常の知識を持つ者は、本発明の範囲内で本発明の変形及び応用が可能である。
【0050】
【発明の効果】
上述の本発明の実施形態によると、本発明は、最高速通信モードだけではなく、低速動作モードが支援される場合に、不分明な知らせによって、自動ネゴシエーション機能及び並列検出機能による通信リンク設定が失敗することを防止する効果がある。
【0051】
イーサネット(登録商標)型装置の製造者が、ANARを通じて単純に最高速の通信モードのみを設定する場合に、一部のリンクパートナで多少低速の動作モードが支援されても、ANARビットの値を更新することによって、並列検出の成功率を向上させる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】背景技術による単純化した通信網構成図。
【図2】背景技術による自動ネゴシエーション機能のための基本的なハードウェア構成図。
【図3】背景技術によるPHYレジスタブロックの構成図。
【図4】図3のPHYレジスタブロックのレジスタ構成図。
【図5】図3のPHYレジスタブロックのレジスタ構成図。
【図6】図3のPHYレジスタブロックのレジスタ構成図。
【図7】背景技術による自動ネゴシエーション機能を示すフローチャート。
【図8】背景技術による並列検出機能を含む、自動ネゴシエーション機能の詳細なフローチャート。
【図9】部分的に本発明によって、並列検出失敗の影響を受けやすいと認識された装置能力の順列をリスト化した表。
【図10】本発明の実施形態による層の構成図。
【図11】本発明の実施形態による層の構成図。
【図12】本発明の実施形態による層の構成図。
【図13】(A),(B)は、本発明のいくつかの様態の概略図。
【図14】本発明の実施形態による全体的な動作過程を示すフローチャート。
【図15】本発明の実施形態によるハードウェア配置例を示す図面。
【図16】本発明のいくつかの様態の選択的な概略図。
Claims (42)
- 自局リンクパートナ装置のための並列検出方法であって、前記自局リンクパートナ装置が、イーサネット(登録商標)通信プロトコルによる半双方向能力部分を含む自局端末機通知レジスタを有しており、さらに、
前記並列検出方法が、
自動ネゴシエーション機能が支援されるか否かを判断する段階と、
少なくとも一つの端末機が前記自動ネゴシエーション機能を支援しなければ、半双方向モードを選択する段階と、
前記半双方向モードを表示するために前記自局端末機通知レジスタの半双方向能力部分の値を更新する段階と、
を具備することを特徴とする方法。 - 前記請求項1に記載の方法において、
前記判断、選択、及び更新の段階が物理層内で実行され、さらに、
前記物理層の上部に位置する層に、前記半双方向能力部分が更新されたことを表示する段階を具備することを特徴とする方法。 - 前記請求項2に記載の方法において、
前記表示する段階が、
前記半双方向能力部分の値が更新された時に通知を行う段階と、
前記通知に応答して遮断信号を発する段階と、
前記物理層から前記物理層の上部に位置する層に、前記遮断信号を供給する段階と、
を具備することを特徴とする方法。 - 前記請求項1に記載の方法において、
前記自局端末機通知レジスタが、さらに、速度能力部分を有しており、
前記方法が、
相手局装置との通信リンクが確立されたか否かを判断する段階と、
前記通信リンクが設定されない場合に、前記自局端末機通知レジスタの速度能力部分の値を更新する段階と、
をさらに具備することを特徴とする方法。 - 前記請求項4に記載の方法において、
前記判断及び更新の段階が物理層内で実行され、
前記速度能力部分の値が更新されたことを、前記物理層の上部に位置する層に表示する段階をさらに具備することを特徴とする方法。 - 前記請求項5に記載の方法において、
前記表示する段階が、
前記速度能力部分の前記値が更新された時に通知を行う段階と、
前記通知に応答して遮断信号を発する段階と、
前記遮断信号を、前記物理層から前記物理層の上部に位置する前記層に供給する段階と、
をさらに具備することを特徴とする方法。 - 前記請求項4に記載の方法において、
前記速度能力部分の前記値を更新する前記段階が、前記速度能力部分の前記値を、トグリングによって更新することを特徴とする方法。 - 前記請求項4に記載の方法において、
前記速度能力部分が、前記自局端末機通知レジスタ内にある一つ以上のビットであることを特徴とする方法。 - 前記請求項1に記載の方法において、
前記半双方向能力部分が、前記自局端末機通知レジスタ内にある一つ以上のビットであることを特徴とする方法。 - 前記請求項1に記載の方法において、
前記半双方向能力部分の前記値を更新する前記段階が、前記半双方向能力部分の前記値を、トグリングによって更新することを特徴とする方法。 - イーサネット(登録商標)方式の自動ネゴシエーション機能が、少なくとも一つの端末機によって支援されない環境での、イーサネット(登録商標)通信プロトコルのための並列検出システムにおいて、
半双方向能力部分を含む自局端末機通知レジスタと、
自動ネゴシエーション機能が支援されるか否かを判断し、自動ネゴシエーション機能が支援されない場合には半双方向モードを選択するアービタと、
を具備し、また、
前記アービタはさらに、前記半双方向モードを表示するために前記自局端末機通知レジスタの半双方向能力部分の値を更新することが可能であることを特徴とする並列検出システム。 - 前記請求項11に記載のシステムにおいて、
前記自局端末機通知レジスタ及び前記アービタが物理層内にあり、
前記システムがさらに、
前記物理層の上部の層に前記半双方向能力部分の値が更新されたか否かを表示する遮断発生論理を具備することを特徴とするシステム。 - 前記請求項12に記載のシステムにおいて、
前記遮断発生論理が、
前記半双方向能力部分または前記速度能力部分の前記値が更新された時に、前記アービタから通知を受け、
前記通知に応答して遮断信号を発し、また、
前記遮断信号を、前記物理層から前記物理層の上部の前記層に供給することを特徴とするシステム。 - 前記請求項12に記載のシステムにおいて、
前記遮断発生論理が前記アービタ内に集積されていることを特徴とするシステム。 - 前記請求項12に記載のシステムにおいて、
前記遮断発生論理は、前記アービタとは区別された前記物理層にある装置であることを特徴とするシステム。 - 前記請求項11に記載のシステムにおいて、
前記自局端末機通知レジスタが、さらに速度能力部分を含み、また、
前記アービタが、
相手局装置との通信リンクが設定されたか否かを判断し、
前記通信リンクが設定されない場合に、前記自局端末機通知レジスタの速度能力部分の値を更新することを特徴とするシステム。 - 前記請求項16に記載のシステムにおいて、
前記自局端末機通知レジスタ及び前記アービタが物理層にあり、また、前記システムがさらに、
前記物理層の上部の前記層に前記半双方向能力部分と前記速度能力部分との値が更新されたことを表示する、遮断発生論理を具備することを特徴とするシステム。 - 前記請求項17に記載のシステムにおいて、
前記遮断発生論理が、
前記半双方向能力部分または前記速度能力部分の前記値が更新された時に、前記アービタから通知を受け、
前記通知に応答して遮断信号を発し、
前記物理層から前記物理層の上部に位置する前記層に前記遮断信号を供給することを特徴とするシステム。 - 前記請求項17に記載のシステムにおいて、
前記遮断発生論理が前記アービタ内に集積されていることを特徴とするシステム。 - 前記請求項17に記載のシステムにおいて、
前記遮断発生論理は、前記アービタとは区別された前記物理層にある装置であることを特徴とするシステム。 - 前記請求項16に記載のシステムにおいて、
前記アービタが、前記速度能力部分の前記値を、トグリングによって更新することを特徴とするシステム。 - 前記請求項16に記載のシステムにおいて、
前記速度能力部分が、前記自局端末機通知レジスタ内にある一つ以上のビットであることを特徴とするシステム。 - 前記請求項11に記載のシステムにおいて、
前記システムが単一集積回路上に形成され、
前記自局端末機通知レジスタ及び前記アービタは物理層内にあり、また、
前記システムがさらに、
前記物理層の上部に位置する層に前記半双方向能力部分の値が更新されたことを表示する遮断発生論理を具備することを特徴とするシステム。 - 前記請求項23に記載のシステムにおいて、
前記遮断発生論理が前記アービタ内に集積されることを特徴とするシステム。 - 前記請求項23に記載のシステムにおいて、
前記物理層の上部に位置する前記層が、前記物理層の制御に関する制御レジスタを含み、
前記遮断発生論理が前記制御レジスタの対応する部分を更新できることを特徴とするシステム。 - 前記請求項11に記載のシステムにおいて、
前記半双方向能力部分は、前記自局端末機通知レジスタ内にある一つ以上のビットであることを特徴とするシステム。 - 前記請求項11に記載のシステムにおいて、
前記アービタが、前記半双方向能力部分の前記値を、トグリングによって更新することを特徴とするシステム。 - イーサネット(登録商標)通信プロトコル可能システムであって、
相手局イーサネット(登録商標)通信プロトコル可能システムと接触する物理媒体入出力ユニットと、
前記入出力ユニットを経由して、前記相手局システムからの信号を受信する受信器と、
前記入出力ユニットを経由して、前記相手局ユニットに信号を送る送信器と、
半双方向能力部分を含む自局端末機通知レジスタと、
前記受信器及び前記送信器を経由して、前記相手局システムとの通信リンクが設定されたか否かを判断するアービタと、
を具備し、さらに、
前記アービタが、
前記相手局システムが自動ネゴシエーション機能を支援するか否かを判断し、
前記相手局システムが自動ネゴシエーション機能を支援しない場合、半双方向モードを選択することのできる並列検出モードを適用し、
半双方向モードを表示するために、前記自局端末機通知レジスタの半双方向能力部分の値を更新することを特徴とするシステム。 - 請求項28に記載のシステムにおいて、
前記自局端末機通知レジスタ、前記アービタ、前記受信器、前記送信器、及び前記入出力ユニットが物理層内にあり、また、
前記システムがさらに、
前記半双方向能力部分の値が更新されたことを前記物理層の上部に位置する層に知らせる遮断発生論理を具備することを特徴とするシステム。 - 前記請求項29に記載のシステムにおいて、
前記物理層の上部に位置する前記層が、
前記物理層の制御に関する制御レジスタと、
遮断受信論理ユニットと、
を含み、また、
前記遮断発生論理が、
前記半双方向能力部分または速度能力部分の前記値が更新された時に前記アービタから通知を受け、
前記通知に応答して遮断信号を発信し、
前記遮断受信論理ユニットに前記遮断信号を提供することが可能であり、さらに、
前記遮断受信論理ユニットが、前記制御レジスタの対応する部分を更新できることを特徴とするシステム。 - 前記請求項29に記載のシステムにおいて、
前記遮断発生論理が前記アービタ内に集積されることを特徴とするシステム。 - 前記請求項29に記載のシステムにおいて、
前記遮断発生論理は、前記アービタとは区別された前記物理層にある装置であることを特徴とするシステム。 - 前記請求項28に記載のシステムにおいて、
前記自局端末機通知レジスタが、さらに速度能力部分を含み、
前記アービタが、
前記相手局システムとの通信リンクが設定されたか否かを判断するために、前記相手局システムから受信した情報と、前記自局端末機通知レジスタの内容とを比較し、
前記通信リンクが設定されない場合には、前記自局端末機通知レジスタの速度能力部分の値を更新することを特徴とするシステム。 - 前記請求項33に記載のシステムにおいて、
前記自局端末機通知レジスタ、前記アービタ、前記受信器、前記送信器、及び前記入出力ユニットは物理層内にあり、
前記システムがさらに、
前記物理層の上部に位置する前記層に前記半双方向能力部分と前記速度能力部分の値が更新されたことを表示する、遮断発生論理を具備することを特徴とするシステム。 - 前記請求項34に記載のシステムにおいて、
前記物理層の上部の前記層が、
前記物理層の制御に関する制御レジスタと、
遮断受信論理ユニットと、
を含み、また、
前記遮断発生論理は、
前記半双方向能力部分または前記速度能力部分の前記値が更新された時に、前記アービタから通知を受け、
前記通知に応答して遮断信号を発信し、
前記遮断受信論理ユニットに前記遮断信号を供給することが可能であり、さらに、
前記遮断受信論理ユニットが前記制御レジスタの対応する部分を更新することが可能であることを特徴とするシステム。 - 前記請求項34に記載のシステムにおいて、
前記遮断発生論理は前記アービタ内に集積されることを特徴とするシステム。 - 前記請求項34に記載のシステムにおいて、
前記遮断発生論理は、前記アービタとは区別された前記物理層にある装置であることを特徴とするシステム。 - 前記請求項33に記載のシステムにおいて、
前記アービタが、前記速度能力部分の前記値を、トグリングによって更新することを特徴とするシステム。 - 前記請求項33に記載のシステムにおいて、
前記速度能力部分は、前記自局端末機通知レジスタ内にある一つ以上のビットであることを特徴とするシステム。 - 前記請求項29に記載のシステムにおいて、
前記システムが単一集積回路に形成され、
前記物理層の上部の前記層が、前記物理層を制御する制御レジスタを含み、
前記遮断発生論理は、
前記半双方向能力部分の前記値が更新された時に前記アービタから通知を受け、
前記通知に応答して遮断信号を発信し、
前記遮断信号を前記制御レジスタに供給して、前記制御レジスタの対応する部分を更新することを特徴とするシステム。 - 前記請求項28に記載のシステムにおいて、
前記半双方向能力部分は、前記自局端末機通知レジスタ内にある一つ以上のビットであることを特徴とするシステム。 - 前記請求項28に記載のシステムにおいて、
前記アービタが、前記速度能力部分の前記値を、トグリングによって更新することを特徴とするシステム。
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