JP4321403B2 - 液晶表示装置の製造方法、液晶表示装置及び電子機器 - Google Patents

液晶表示装置の製造方法、液晶表示装置及び電子機器 Download PDF

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この発明は、一対の基板間に液晶層を挟持してなる液晶表示装置の製造方法、液晶表示装置及び電子機器に関するものである。
従来、液晶表示装置は、所定の処理が施された一対の基板間に液晶を注入することにより製造されていた。即ち、まず、複数のアレイ基板又は対向基板が面付けされる大型の電極基板の主面上に、個々の基板に対応してシール材が液晶注入口部分を切り欠いた枠状に塗布され、シール材の内側部分にスペーサ材が塗布される。次に、スペーサ材が塗布された一対の基板を対向させ位置合わせした後に貼り合わせ、シール材を硬化させることによって所定の間隙を介して接着固定し、接着固定された基板を液晶表示装置のパネルサイズに分断する。そして、真空中において各パネルに液晶注入口を介して液晶を注入した後、液晶注入口を封止することによって液晶表示装置が製造されていた。
しかし、上述のように真空中で液晶を注入する方法では、例えば、20インチのパネルの場合で20時間以上の注入時間が必要となっていた。そのため、近年、予め必要量の液晶を基板に塗布し、液晶が塗布された基板を真空中で貼り合わせることによって液晶表示装置を製造する液晶滴下方法が採用されている。
なお、特許文献1に、液晶を滴下する領域を複数のブロックに区分し、このブロックに液晶をそれぞれ滴下させた後、基板を貼り合わせることによって液晶表示装置を製造する液晶表示装置の製造方法が開示されている。
特開2001−117105号公報
ところで、基板上に液晶を滴下した場合、例えば、ディスペンサにより液晶を滴下させた場合、液晶は液滴として基板上に存在するため、基板を貼り合わせた後に液晶の延びが遅く、パネルの角(コーナー)の部分では気泡が残り易くなってしまい、表示不良が発生するという問題がある。
この発明の課題は、基板上の第一領域と第二領域のそれぞれに異なる状態で液晶を吐出することにより、気泡の発生を防ぐことができる液晶表示装置の製造方法、液晶表示装置の製造方法により製造された液晶表示装置及び製造された液晶表示装置を搭載した電子機器を提供することである。
この発明に係る液晶表示装置の製造方法は、一対の基板間に液晶層を挟持してなる液晶表示装置の製造方法であって、基板上の第一領域に液晶の液滴を吐出する第一液晶吐出工程と、前記基板上の第二領域に、液面状になるように液晶を吐出する第二液晶吐出工程と、前記第一液晶吐出工程及び前記第二液晶吐出工程において吐出された液晶を再配列させる再配列工程とを有することを特徴とする。
この液晶表示装置の製造方法によれば、基板上の第一領域には液晶の液滴を吐出し、第二領域には液面状に液滴を吐出している。従って、例えば、気泡が発生し易い部分や段差等により液晶の延びが遅い部分には液面状に液晶を吐出することによって、表示不良の発生を低減させた液晶表示装置を効率的に製造することができる。
また、この発明に係る液晶表示装置の製造方法は、前記第二領域を周辺領域とし、該周辺領域に囲まれる中央領域を前記第一領域とすることを特徴とする。この液晶表示装置の製造方法によれば、第一領域である中央領域に液晶の液滴を吐出し、第二領域である周辺領域に液面状に液晶を吐出している。従って、周辺領域には液面状に液晶を吐出することによって、コーナーの部分に気泡が残らないようにでき、表示不良の発生を低減させることができる。
また、この発明に係る液晶表示装置の製造方法は、前記第一液晶吐出工程において、ディスペンサを用いて前記第一領域に液晶の液滴を吐出し、前記第二液晶吐出工程において、インクジェット式の吐出装置を用いて前記第二領域に、液面状に液晶を吐出することを特徴とする。
この液晶表示装置の製造方法によれば、ディスペンサにより液晶の液滴を吐出し、インクジェット式の吐出装置により液面状に液晶を吐出している。即ち、液晶を吐出する領域毎に異なる装置を用いることにより、液晶滴下法において効率的に液晶表示装置を製造することができる。
また、この発明に係る液晶表示装置は、この発明の液晶表示装置の製造方法により製造されたことを特徴とする。この液晶表示装置によれば、この発明の液晶表示装置の製造方法により製造されているため、気泡の発生が防止され表示不良が適切に低減されている。
また、この発明に係る電子機器は、この発明の液晶表示装置を搭載したことを特徴とする。この電子機器によれば、表示不良が適切に低減された液晶表示装置を搭載しているため、電子機器の歩留まりを向上させることができると共に、電子機器の製造コストを低減させることができる。
以下、図面を参照してこの発明の実施の形態に係る液晶表示装置の製造方法について説明する。
図1は、この発明の実施の形態に係る液晶表示装置の製造方法により、液晶表示装置を製造する液晶表示装置製造ラインの構成の一例を示す図である。図1に示すように、液晶表示装置製造ラインは、各工程においてそれぞれ用いられる洗浄装置2、吐出装置(インクジェット式吐出装置)4a、乾燥装置6、焼成装置8、ラビング装置10、シール形成装置11、ディスペンサ12、吐出装置4b、加熱装置14、冷却装置16、各装置を接続するベルトコンベアBC、ベルトコンベアBCを駆動させる駆動装置20及び液晶表示装置製造ライン全体の制御を行う制御装置18により構成されている。また、洗浄装置2、吐出装置4a、乾燥装置6、焼成装置8、ラビング装置10、シール形成装置11、ディスペンサ12、吐出装置4b、加熱装置14及び冷却装置16は、ベルトコンベアBCに沿って所定の間隔で一列に配置されている。
制御装置18は、洗浄装置2、吐出装置4、乾燥装置6、焼成装置8、ラビング装置10、シール形成装置11、ディスペンサ12、吐出装置4b、加熱装置14、冷却装置16及び駆動装置20に接続されている。駆動装置20は、制御装置18からの制御信号に基づいてベルトコンベアBCを駆動させ、液晶表示装置の基板(以下、単に「基板」とする。)を洗浄装置2、吐出装置4a、乾燥装置6、焼成装置8、ラビング装置10、シール形成装置11、ディスペンサ12、吐出装置4b、加熱装置14及び冷却装置16に搬送する。
洗浄装置2においては基板を洗浄する処理が行われ、吐出装置4aにおいては基板上に配向膜材料を塗布する処理、即ち、基板上に配向膜材料を含む液滴を吐出する処理が行われ、乾燥装置6においては配向膜材料を仮乾燥させる処理が行われる。また、焼成装置8においては乾燥させた配向膜材料を焼成させる処理が行われ、ラビング装置10においては配向膜のラビング処理が行われ、シール形成装置11においては、基板上にシールを形成する処理が行われる。更に、ディスペンサ12及び吐出装置4bにおいて基板上に液晶を吐出する処理が行われ、加熱装置14において液晶を加熱する処理が行われ、冷却装置16において加熱された液晶を冷却する処理が行われる。なお、加熱装置14において行われる加熱及び冷却装置16において行われる冷却の処理が液晶の再配列工程として行われる処理に該当する。
図2は、この発明の実施の形態に係る吐出装置として用いられるインクジェット式の吐出装置4aの構成の概略を示す図である。この吐出装置4aは、基板上に吐出物を吐出するインクジェットヘッド22を備えている。このインクジェットヘッド22は、ヘッド本体24及び吐出物を吐出する多数のノズルが形成されているノズル形成面26を備えている。このノズル形成面26のノズルから吐出物、即ち、基板上に配向膜を形成するための配向膜材料を含むインク(配向膜材料を含む液滴。以下、単に「配向膜材料」という。)が吐出される。また、吐出装置4aは、基板を載置するテーブル28を備えている。このテーブル28は、所定の方向、例えば、X軸方向、Y軸方向及びZ軸方向に移動可能に設置されている。また、テーブル28は、図中矢印で示すようにX軸に沿った方向に移動することにより、ベルトコンベアBCにより搬送される基板をテーブル28上に載置して吐出装置4a内に取り込む。
また、インクジェットヘッド22には、ノズル形成面26に形成されているノズルから吐出される吐出物である配向膜材料を収容しているタンク30が接続されている。即ち、タンク30とインクジェットヘッド22とは、吐出物を搬送する吐出物搬送管32によって接続されている。また、この吐出物搬送管32は、吐出物搬送管32の流路内の帯電を防止するための吐出物流路部アース継手32aとヘッド部気泡排除弁32bとを備えている。このヘッド部気泡排除弁32bは、後述する吸引キャップ40により、インクジェットヘッド22内の吐出物を吸引する場合に用いられる。即ち、吸引キャップ40によりインクジェットヘッド22内の吐出物を吸引するときは、このヘッド部気泡排除弁32bを閉状態にし、タンク30側から吐出物が流入しない状態にする。そして、吸引キャップ40で吸引すると、吸引される吐出物の流速が上がり、インクジェットヘッド22内の気泡が速やかに排出されることになる。
また、吐出装置6は、タンク30内に収容されている吐出物の収容量、即ち、タンク30内に収容されている配向膜材料の液面34aの高さを制御するための液面制御センサ36を備えている。この液面制御センサ36は、インクジェットヘッド22が備えるノズル形成面26の先端部26aとタンク30内の液面34aとの高さの差h(以下、水頭値という)を所定の範囲内に保つ制御を行う。液面34aの高さを制御することで、タンク30内の吐出物34が所定の範囲内の圧力でインクジェットヘッド22に送られることになる。そして、所定の範囲内の圧力で吐出物34を送ることで、インクジェットヘッド22から安定的に吐出物34を吐出することができる。
また、インクジェットヘッド22のノズル形成面26に対向して一定の距離を隔てて、インクジェットヘッド22のノズル内の吐出物を吸引する吸引キャップ40が配置されている。この吸引キャップ40は、図2中に矢印で示すZ軸に沿った方向に移動可能に構成されており、ノズル形成面26に形成された複数のノズルを囲むようにノズル形成面26に密着し、ノズル形成面26との間に密閉空間を形成してノズルを外気から遮断できる構成となっている。なお、吸引キャップ40によるインクジェットヘッド22のノズル内の吐出物の吸引は、インクジェットヘッド22が吐出物34を吐出していない状態、例えば、インクジェットヘッド22が、退避位置等に退避しており、テーブル28が破線で示す位置に退避しているときに行われる。
また、この吸引キャップ40の下方には、流路が設けられており、この流路には、吸引バルブ42、吸引異常を検出する吸引圧検出センサ44及びチューブポンプ等からなる吸引ポンプ46が配置されている。また、この吸引ポンプ46等で吸引され、流路を搬送されてきた吐出物34は、廃液タンク48内に収容される。
なお、吐出装置4bの構成は、吐出装置4aと同様の構成であるため説明を省略するが、以下の説明において、吐出装置4bの各構成には、吐出装置4aの説明において各構成に用いたのと同一の符号を用いて説明を行う。また、吐出装置4bに備えられているタンク30には、吐出物として液晶(液晶116、後述する図4参照)が収容されている。
図3は、この発明の実施の形態に係るディスペンサの構成の概略を示す図である。このディスペンサ12は、シリンダー50のシリンダスリーブ52内に液晶116を充填し、この液晶116をピストン54により押し出す。ピストン54は、ピストンロッド56により移動ブロック58に固定されている。移動ブロック58は、ボールネジ60及びリニアガイド62によりコラム64に対して上下移動する。移動ブロック58には、ボールネジ60のナット部60aが組み込まれ、その両端にスライダ62aが固定される。ボールネジ60のネジ部60bの端部には、サーボモータ66が取り付けられている。また、コラム64には、エンコーダ66aに代えて又は、エンコーダ66aと共に、ピストン54の位置を計測するためのリニアセンサ68が設けられている。リニアセンサ68のセンサ部68aは、図3に示すように、移動ブロック58に固定され、スケール部68bはコラム64に固定されている。コラム64は、サーボモータ74、ボールネジ76及びリニアガイド78によりZ方向に移動制御される。
シリンダスリーブ52のノズル先端70は、吐出する液晶116の液滴の大きさに合わせた先細り形状となっており、シリンダスリーブ52およびピストン54は、金属または樹脂により成形されている。また、液晶116を吐出する基板112は、XYテーブル72上に、真空吸着により固定されている。シリンダー50の上下移動を行うサーボモータ74及びXYテーブル72のサーボモータ80は、制御装置82により駆動制御される。また、サーボモータ66、74、80のエンコーダ出力は、制御装置82に入力される。なお、制御装置82は、各サーボモータ66,74,80のドライバユニットと、データを制御するためのパーソナルコンピュータおよび諸機能を実現するプログラムから構成されている(図示省略)。
このディスペンサ12においては、制御装置82によりZ軸の位置制御を行い、コラム64を上下移動させることで基板112に対して近接または退避し、また、制御装置82によりXYテーブル72を駆動制御してシリンダー50から吐出される液晶116の液滴を基板112上の所定領域に吐出することができる。
ここで、液晶表示装置の概略について説明する。図4は、液晶表示装置の断面の概略を示す図である。図4に示すように、液晶表示装置110は、ガラスやプラスチック等からなる矩形平板形状の基板112と、基板114とがシール材及びスペーサ(図示せず)を介して対向配置され、この基板112と基板114との間にSTN(Super Twisted Nematic)液晶等からなる液晶116が挟持されている。
基板112と液晶116との間には、基板112の側から順に、複数のセグメント電極118及び配向膜120が形成されている。セグメント電極118は、図4に示すように、ストライプ状に形成されており、インジウム錫酸化物(Indiumu Tin Oxide、以下、「ITO」と略記する。)等の透明導電膜により形成されている。また、配向膜120は、ポリイミド樹脂等により形成されている。
また、基板114と液晶116との間には、基板114側から順に、カラーフィルタ122、オーバーコート膜126、コモン電極128及び配向膜130が形成されている。カラーフィルタ122は、赤(R)、緑(G)、青(B)の各色素層122r、122g、122bから構成されており、カラーフィルタ122を構成する各色素層122r、122g、122bの間(境界)には、樹脂ブラックや光の反射率が低いクロム(Cr)等の金属により構成されるブラックマトリクス124が形成されている。なお、カラーフィルタ122を構成する各色素層122r、122g、122bは基板112に形成されているセグメント電極118に対向して配置されている。
また、オーバーコート膜126は、各色素層122r、122g、122b間の段差を平坦化すると共に各色素層の表面を保護するものであり、アクリル樹脂、ポリイミド樹脂、シリコン酸化膜等の無機膜により形成されている。また、コモン電極128は、ITO等の透明電動膜から形成されており、基板112に形成されているセグメント電極118と直交する位置にストライプ状に形成されている。また、配向膜130は、ポリイミド樹脂等により形成されている。従って、以下においては、セグメント電極118が形成された基板112又は、カラーフィルタ122、ブラックマトリクス124、オーバーコート膜126及びコモン電極128が形成された基板114に対する配向膜の形成及び液晶を吐出する処理について説明する。
次に、図5のフローチャートを参照して、実施の形態に係る液晶表示装置製造ラインにおける液晶表示装置の製造方法について説明する。
まず、配向膜を形成する基板を洗浄する(ステップS10)。即ち、セグメント電極118が形成された基板112をベルトコンベアBCにより洗浄装置2まで搬送する。ベルトコンベアBCにより搬送された基板112が洗浄装置2内に取り込まれ、アルカリ系洗剤、純水等を用いて基板112が洗浄された後、所定の温度及び時間、例えば、80〜90℃で5〜10分間乾燥させる処理が行われる。なお、洗浄及び乾燥が行われた基板112は、ベルトコンベアBCにより吐出装置4aまで搬送される。
次に、ステップS10において洗浄された基板上に配向膜を形成する(ステップS11)。即ち、まず、ベルトコンベアBCにより吐出装置4aまで搬送された基板112を、テーブル28に載置して吐出装置4a内に取り込む。吐出装置4a内においては、タンク30内に収容されている配向膜材料をノズル形成面26のノズルを介して吐出し、基板112上に配向膜材料を塗布し、レベリングが行われた後、配向膜材料が塗布された基板112がテーブル28からベルトコンベアBCへと移され、ベルトコンベアBCにより乾燥装置6へと搬送される。次に、乾燥装置6において、基板112を、例えば、60〜100℃で仮乾燥させた後、ベルトコンベアBCにより焼成装置8へと搬送し、焼成装置8において、180〜250℃で焼成され、ベルトコンベアBCによりラビング装置10へと搬送される。そして、ラビング装置10において、例えば、布を用いて基板112上に形成されている配向膜120(図4参照)を擦ることによりラビング処理が施される。なお、配向膜が形成された基板は、ベルトコンベアBCを介してシール形成装置11に搬送される。
次に、配向膜が形成された基板上にシールを形成する(ステップS12)。即ち、ベルトコンベアBCにより搬送された基板112をシール形成装置11内に取り込む。そして、基板112上の周縁部に、例えば、アクリル樹脂等からなる紫外線硬化型のシール材を枠状に塗布することによってシールを形成する。なお、シール材が塗布された基板は、ベルトコンベアBCを介してディスペンサ12まで搬送される。
次に、シールが形成された基板上に液晶を吐出する(ステップS13)。即ち、まず、ベルトコンベアBCによりディスペンサ12まで搬送された基板112を、XYテーブル72に載置してディスペンサ12内に取り込む。ディスペンサ12においては、シリンダスリーブ52内に充填されている液晶116をピストン54により押し出すことによって、基板112上の所定領域に液晶116の液滴を吐出する。次に、所定領域に液晶116が吐出された基板112がベルトコンベアBCにより吐出装置4bに搬送され、吐出装置4bにおいて、搬送された基板112をテーブル28に載置して吐出装置4b内に取り込む。そして、吐出装置4b内においては、タンク30に収容されている液晶116をノズル形成面26のノズルを介して吐出し、基板112上の所定領域に液面状に液晶116を吐出する。以下、図面を参照して基板上に液晶を吐出する処理について説明する。
図6は、この発明の実施の形態に係る基板上に液晶を吐出する所定領域を説明するための図である。基板上に液晶を吐出する所定領域は、図6に示すように、中央部(第一領域)132と外周部(第二領域)134とに分けられている。ここで、図6においては、基板上の液晶を塗布する領域における周辺50mm幅の領域を外周部とし、この外周部に囲まれる領域を中央部132としている。即ち、ディスペンサ12により液晶を吐出した場合、吐出された液晶は液滴として基板上に存在する。一方、吐出装置4bにより液晶を吐出した場合、吐出する際のピッチを細かくすることによって、液面状に液晶を塗布することができる。ここで、基板上の外周部には、引き回し配線部が設けられているため段差が存在しており、液晶の延びが遅くなることが経験的に知られている。また、液晶の液滴を基板上に吐出した場合、液面状に液晶を吐出した場合よりも延びが遅くなることも経験的に知られている。従って、図7に示すように、中央部132にはディスペンサ12を介して液晶の液滴を吐出し、引き回し配線部を含み段差が存在する外周部134には、吐出装置4bを介して液面状に液晶を吐出する。なお、外周部134においては、周縁部にシールが形成されているため、シール近傍1〜3mmの範囲を除いて液晶が吐出される。即ち、未硬化のシールに液晶が接触することで、シール成分が液晶に流れ込み汚染されるのを防止するため、シールに接触しないように液晶が吐出される。また、液晶が吐出された基板112は、テーブル28からベルトコンベアBCへと移され、ベルトコンベアBCにより加熱装置14へと搬送される。
次に、基板上に吐出された液晶を加熱させ(ステップS14)、加熱させた液晶を冷却する処理が行われる(ステップS15)。即ち、ベルトコンベアBCにより加熱装置14まで搬送された基板112を加熱装置14内に取り込み、例えば、120℃以上等の所定温度で加熱する。そして、加熱装置14からベルトコンベアBCに移された所定温度で加熱された基板112を、ベルトコンベアBCにより冷却装置16まで搬送し、冷却装置16において基板112を急冷させることによって、液晶を再配列させる。
なお、液晶を再配列させる処理が施された後、基板112は、ベルトコンベアBCへと移され、ベルトコンベアBCにより、図示しない基板収容カセット等に収容される。なお、図示しない基板収容カセット等に収容された基板112は、図示しない組立装置において、カラーフィルタ122、ブラックマトリクス124、オーバーコート膜126、コモン電極128及び配向膜が形成された基板114と貼り合わせられることにより、図4に示すような液晶表示装置110が製造される。なお、上述の実施の形態においては、基板112に液晶を吐出しているが、基板114に液晶を吐出し、基板112と貼り合わせることによって、又は、基板112と基板114のそれぞれに液晶を吐出して貼り合わせることによって液晶表示装置110を製造するようにしてもよい。
次に、この発明の実施の形態に係る液晶表示装置の製造方法により製造された液晶表示装置を搭載した電子機器について説明する。図8は、この発明の実施の形態に係る液晶表示装置の製造方法により製造された液晶表示装置を搭載した電子機器の一例を示す斜視図である。
図8(a)は、液晶表示装置を搭載した携帯電話の一例を示す図である。図8(a)に示すように携帯電話140の表示画面として、この発明の実施の形態に係る液晶表示装置の製造方法により製造された液晶表示装置141が搭載されている。また、図8(b)は、液晶表示装置を搭載した携帯型情報端末処理装置(例えば、携帯型のワードプロセッサや、携帯型のパーソナルコンピュータ等)の一例を示す図である。図8(b)に示すように、情報処理装置150は、情報処理装置本体151、キーボード等により構成される入力部152、この発明の実施の形態に係る液晶表示装置の製造方法により製造された液晶表示装置153を備えている。更に、図8(c)は、液晶表示装置を搭載した時計の一例を示す図である。図8(c)に示すように、時計160の表示画面として、この発明の実施の形態に係る液晶表示装置の製造方法により製造された液晶表示装置161が搭載されている。
この発明の実施の形態に係る液晶表示装置の製造方法によれば、基板上に液晶を吐出する領域を中央部と周辺部とに分け、中央部にはディスペンサを用いて液晶の液滴を吐出し、外周部には吐出装置を用いて液面状に液晶を吐出している。即ち、外周部には液面状に液晶を吐出することによって、基板を貼り合わせた際に、コーナー部に気泡が発生するのを防止することができる。従って、気泡の発生を防ぐことにより、表示不良の発生を低減することができる。
また、上述の実施の形態に係る液晶表示装置の製造方法においては、ディスペンサと吐出装置を用いて液晶表示装置を製造しているため、従来の液晶滴下法による液晶表示装置の製造ラインを用いて容易に製造を行うことができる。例えば、従来、ディスペンサを用いて液晶滴下法により液晶表示装置を製造している製造ラインに、吐出装置を組み込むことにより、上述の実施の形態に係る液晶表示装置の製造方法により液晶表示装置を製造することができる。従って、従来の設備を活用し、表示不良の発生を低減させた液晶表示装置を効率的に製造することができる。
また、上述の実施の形態に係る液晶表示装置によれば、上述の実施の形態に係る液晶表示装置の製造方法により気泡の発生を防ぐように液晶が吐出されているため、表示不良の発生を適切に防止することができる。
また、上述の実施の形態に係る電子機器によれば、上述の実施の形態に係る液晶表示装置の製造方法により製造された液晶表示装置を搭載しているため、電子機器の歩留まりを向上させることができる。また、効率的に液晶表示装置を製造することができるため、電子機器そのものの製造コストを低減させることができ、電子機器の低価格化を図ることができる。
なお、上述の実施の形態に係る液晶表示装置の製造装置においては、基板上の配向膜材料塗布領域における周辺50mmの領域を外周部としているが、液晶表示装置の大きさを考慮した任意の領域を外周部とするようにしてもよい。即ち、引き回し配線部の範囲等に基づいて任意に外周部となる領域を設定し、その他の領域を中央部とするようにしてもよい。また、液晶を吐出する領域を3つ、例えば、外周部、中間部、中央部の3つの領域に分割するようにしてもよい。
実施の形態に係る液晶表示装置製造ラインの一例を示す図である。 実施の形態に係るインクジェット式吐出装置の概略図である。 実施の形態に係るディスペンサの概略図である。 実施の形態に係る液晶表示装置の概略図である。 実施の形態に係る液晶表示装置の製造方法のフローチャートである。 実施の形態に係る液晶を吐出する領域の一例を示す図である。 実施の形態に係る液晶が吐出された基板の一例を示す図である。 実施の形態に係る液晶表示装置を搭載した電子機器の斜視図である。
符号の説明
2…洗浄装置、4a、4b…吐出装置、6…乾燥装置、8…焼成装置、10…ラビング装置、11…シール形成装置、12…ディスペンサ、14…加熱装置、16…冷却装置、18…制御装置、20…駆動装置、110…液晶表示装置、112,114…基板、132…中央部、134…外周部。

Claims (2)

  1. 一対の基板間に液晶層を挟持してなる液晶表示装置の製造方法であって、
    基板上の第一領域に液晶の液滴を吐出する第一液晶吐出工程と、
    前記基板上の第二領域に、液面状になるように液晶を吐出する第二液晶吐出工程と、
    前記第一液晶吐出工程及び前記第二液晶吐出工程において、吐出された液晶を再配列させる再配列工程を有し、
    前記第二領域を周辺領域とし、該周辺領域に囲まれる中央領域を前記第一領域とすることを特徴とする液晶表示装置の製造方法。
  2. 前記第一液晶吐出工程において、ディスペンサを用いて前記第一領域に液晶の液滴を吐出し、前記第二液晶吐出工程において、インクジェット式の吐出装置を用いて前記第二領域に、液面状に液晶を吐出することを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置の製造方法。
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CN104793376A (zh) * 2015-05-19 2015-07-22 合肥京东方光电科技有限公司 液晶面板配向不良修复设备

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