JP4321324B2 - 通信機及び通信システム - Google Patents

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Description

本発明は、通信機同士で通信して相手通信機の位置情報を認識するようにした通信機及び通信システムに関する。
通信機例えば自動車が備えた車載端末と歩行者が携帯した歩行者用携帯端末とにおいて、相互に、あるいは一方側において相手の移動状況(移動位置など)を認識し、その移動状況を表示したり、あるいは接近したときに警告したり、自動車の減速ガイダンスや減速制御をしたりすることが考えられている。例えば、特許文献1に示されるように、自動車側と歩行者側とで直接無線通信することにより、センターを介さないで位置情報をやり取りする通信システムが考えられている。
特開平7−306995号公報
ところが上述の場合、定期的(例えば1秒間隔)に通信を行って、最新の通信情報に基づいて、歩行者の位置を認識するようにしている。この場合、建物や物陰に移動したりしたときには、電波が受信できず、歩行者の位置を認識できなくなる。このように受信不成立の場合(当該歩行者に関する位置情報データが得られなかった場合)、その時点で当該歩行者情報がなくなってしまう。このため、当該歩行者に関する表示や、警告あるいは減速ガイダンスなどができなくなる不具合があった。例えば、表示の場合を図20ないし図22を参照して説明する。
図20(a)に示すように、6人の歩行者A、B、C、D、E、Fが実際に移動しているとする。そして、車載端末において、6人の歩行者A、B、C、D、E、Fの歩行者用携帯端末からの位置情報の受信が成功した場合には、車載端末の表示装置では、図20(b)に示すように夫々歩行者A、B、C、D、E、Fの位置を示すアイコンAI、BI、CI、DI、EI、FIを表示させる。
ところが図21(a)に示すように歩行者C、Eが実際には存在するにもかかわらず、車載端末と通信不成立となった場合、車載端末で歩行者C、Eの歩行者用携帯端末から位置情報がなかったことから、この歩行者情報(実際には歩行者の歩行者用携帯端末からの位置情報)はなく、図21(b)に示すように歩行者C、EのアイコンCI、EIも表示されない。
次の通信時に、図22(a)に示すように歩行者Cと通信が復活成功し、歩行者D、Eが通信不成立となると、図22(b)に示すように、歩行者CについてのアイコンCIは表示し、歩行者D、EについてのアイコンDI、EIは表示されない。
このように、歩行者の位置情報について受信が成功すれば、その歩行者情報のデータが記憶されて使用され、通信ができずに位置情報の受信が不成立となれば、歩行者情報のデータはなくなる。つまり、通信機である車載端末が相手通信機である歩行者用携帯端末に対して位置情報受信不成立であれば、通信可能範囲内に存在しながら何らかの理由で一時的に通信できないような場合でも、当該相手通信機の存在がないと決定してしまう不具合がある。このようなことは車車間通信でも考えられる。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、以前に位置情報を通信できていて次に通信できなくなった相手通信機に対して、当該相手通信機の存在をある条件下では残しておくことができる通信機及び通信システムを提供するにある。
請求項1の発明の通信機によれば、以前に位置情報を通信できていて次に通信できなくなった相手通信機に対して、所定条件下において当該相手通信機の位置情報を保持することができ、相手通信機と一時的に通信不可能な状況となった場合でも、該位置情報に基づく、暫定的な位置表示や警告や減速制御が可能となる。しかも、前記所定条件としては、確信度パラメータを用い、相手通信機からの位置情報受信不成立時に当該相手通信機の位置情報についての確信度パラメータを減少し、確信度パラメータが所定値になるまで、当該相手通信機の位置情報を保持するという条件であるから、相手通信機が通信可能エリア(位置情報を必要としないエリア)から離れた場合などでは、不要となった位置情報は正常に消去できる。そして、確信度パラメータが大きいほど位置情報の正確度も高いという認識が可能となる。
ここで、相手通信機からの位置情報受信成立時においても、その時点から時間が経過するほど位置情報の信頼性は低くなる。
しかるに請求項2の発明の通信機によれば、相手通信機からの位置情報受信成立時においても、その時点から時間が経過しても、所定条件下において当該相手通信機の位置情報を保持することができ、該位置情報に基づく、暫定的な位置表示や警告や減速制御が可能となる。この場合、時間経過が長いほど当該相手通信機の位置情報についての確信度パラメータを減少し、確信度パラメータが所定値になるまで、当該相手通信機の位置情報を保持することを条件としているから、確信度パラメータが大きいほど相手通信機に対する位置情報の正確性が高いという認識が可能となる。
また、請求項3の発明のように、相手通信機の位置を地図と共に表示する表示手段を備える構成としても良い。このようにすると、相手通信機の地図上の位置を所定条件下では消えないように表示することができる。
請求項4の発明のように、位置を示すアイコンを、相手通信機の位置情報についての確信度パラメータに応じて表示形態を変更させるようにしても良い。このようにすると、相手通信機の位置の確信度をアイコンによって判別することができる。
さらに、請求項5の発明のように、相手通信機の位置情報についての確信度パラメータによる表示形態の変更を、アイコンの色調あるいは明るさの変更としても良い。このようにすると、相手通信機の位置の確信度をアイコンの色調あるいは明るさによって簡単に判別することができる。
請求項6の発明のように、相手通信機の位置情報についての確信度パラメータによる表示形態の変更を、アイコンの大きさの変更としても良い。このようにすると、相手通信機の位置の確信度をアイコンの大きさによって判別することができる。
請求項7の発明のように、位置情報に移動速度情報が含まれていて、この移動速度情報に応じてアイコンの表示形態を変更させるようにしても良い。このようにすると、相手通信機の移動速度もアイコンによって表示することができる。
請求項8の発明のように、位置情報に移動方向情報が含まれていて、この移動方向情報に応じてアイコンの表示形態を変更させるようにしても良い。このようにすると、相手通信機の移動方向もアイコンによって表示することができる。
請求項9の発明のように、位置情報に当該相手通信機の種別情報が含まれていて、この種別情報に応じてアイコンの表示形態を変更させるようにしても良い。このようにすると、例えば通信機が車両搭載であるのか歩行者携帯であるのか、また、車両のうちバス、トラック、乗用車のいずれであるのか、歩行者のうち自転車、高齢者、子供などのいずれであるのかを表示できる。
この場合、請求項10の発明のように、種別情報を、相手通信機に付与されている一意のナンバーに基づいて認識するようにしても良い。このようにすると、例えば、固有IDやBluetooth(登録商標)アドレスや無線機ナンバーにより種別認識が簡単となる。
請求項11の発明のように、位置情報が特定位置情報であるときには相手通信機の位置情報についての確信度パラメータを0とするようにしても良い。このようにすると、例えば、相手通信機が建物の中とかバスの中とかの特定位置であるときに、位置情報を保持しなくて済む。
請求項13の通信システムによれば、通信機同士で通信して少なくとも一方の通信機にて相手通信機の位置情報を認識するようにした通信システムにおいて、前記一方の通信機を、請求項1ないし12のいずれかに記載の通信機から構成しているので、以前に位置情報を受信できていて次に受信できなくなった相手通信機に対して、当該相手通信機の存在をある条件下では残しておくことができる。
以下、本発明の第1の実施例について図1ないし図10を参照して説明する。まず、図1において、通信システムMを構成する車両に搭載される例えば一方の通信機(本発明に係る通信機)である車載端末1と、歩行者が携帯する相手通信機である歩行者用携帯端末2とが示されている。車載端末1は、CPUを含んで構成された制御装置3と、GPS衛星から送信されたGPS信号をアンテナ4を介して受信するGPS受信機5と、目的地設定や、ルート探索、地図表示制御や、自車位置・方向認識などを司るナビゲーションシステム6と、地図データや関連施設データや、該車載端末1全体の制御プログラムなどを記憶したメモリ装置7と、地図及び自車位置の表示や、ルート表示や、歩行者の位置表示などを司る例えば液晶ディスプレーなどからなる表示装置8と、ルートガイダンスや警告などを音声出力するスピーカ9と、例えば歩行者などを画像認識するためのカメラ10と、歩行者用携帯端末2と通信するための例えばBluetoothからなる無線装置11と、そのアンテナ12と、種別入力スイッチ13と、外部コネクタ14とを備えて構成される。なお、上記制御装置3は自車の車両制御装置とデータ通信されるようになっている。上記種別入力スイッチ13は、例えば、バス、トラック、乗用車などの種別情報をユーザー側において入力するものである。
歩行者用携帯端末2は、CPUを含んで構成された制御装置15と、GPS衛星から送信されたGPS信号をアンテナ16を介して受信するGPS受信機17と、該歩行者用携帯端末2全体の制御プログラムなどを記憶したメモリ装置18と、車載端末1と通信するための例えばBluetoothからなる無線装置19と、そのアンテナ20と、種別入力スイッチ21と、外部コネクタ22とを備えて構成される。
さて、上記構成において、車載端末1は、車両走行時あるいは停止時において、図2のシーケンスに示すように、所定時間周期例えば1秒周期で歩行者用携帯端末2に問い合わせの送信信号を無線装置11及びアンテナ12を介して送信する(S1)。車載端末1の無線装置11の無線通信可能範囲に歩行者(歩行者用携帯端末2)がいると、車載端末1からの問い合わせ信号を受信した歩行者用携帯端末2は、送信データを作成する(S2)。
この歩行者用携帯端末2における送信データ作成は、図3に示すように、アンテナ16及びGPS受信機17によりGPS信号を受信し、自端末位置情報(これには位置測位時刻、移動方位、移動速度などの情報も含まれる)を取得し(ステップR1)、送信データを作成する(ステップR2)。この送信データは、図6に示すように、種別情報(これは一意のナンバーである固有IDに含まれる)と、位置情報と、位置測位時刻情報と、移動方位情報と、移動速度情報などから構成されている。
この送信データは歩行者用携帯端末2の無線装置19及びアンテナ20を介して、図2に示すように車載端末1にレスポンス(応答)として送信される(S3)。
車載端末1はレスポンスを受信すると、歩行者保護処理を実行する(S4)。この歩行者保護処理は、図4に示すように、位置情報受信処理を行い(ステップP1)、そして確信度パラメータ制御処理を行う(ステップP2)。前記位置情報受信処理は、歩行者用携帯端末2から送信された送信データを解析して、固有IDに、確信度パラメータ(5段階、初期値は5とする)、位置情報、位置測位時刻情報、移動方位情報、移動速度情報などを付随させて、各歩行者用携帯端末2の位置情報データ(図7参照)としてメモリ装置7に記憶させる。
上記確信度パラメータにおいて、確信度パラメータ5(これは最大値)は位置情報が得られたときのパラメータであり、以下、4,3,2,1,0と、位置情報が得られない回数が連続するほどデクリメントされるものである。
確信度パラメータ制御処理は図5に示すように、まずメモリ装置7から位置情報データを読み出す(ステップQ1)。このときの位置情報データリストが例えば図7に示されている。各歩行者用携帯端末2に応じた確信度パラメータ、固有ID、位置情報、位置測位時刻情報、移動方位情報、移動速度情報が記憶されている。
そして、読み出した全位置情報データの確信度パラメータを「1」デクリメントする(ステップQ2)。このデクリメントの意義は、この時点での位置情報データは、過去の位置情報データであるから、確信度パラメータを一つ下げる。そしてこの確信度パラメータが「0」となったときには、当該位置情報データをメモリ装置7から削除する(ステップQ4)。
一つあるいは複数の歩行者用携帯端末2からの位置情報データについて受信があると(ステップQ5の「YES」)、最初に受信した当該歩行者用携帯端末2の固有IDが過去の位置情報データの固有IDと一致するか否かを判断し(ステップQ6)、一致すれば、当該固有IDの歩行者用携帯端末2の位置情報データについての確信度パラメータを最大値(初期値5)に設定する(ステップQ7)。また、ステップQ6において一致しなければ(つまり新規な位置情報データを得たことが判明すれば)、確信度パラメータを最大値に設定して当該歩行者用携帯端末2の位置情報データを、メモリ装置7における位置情報データ群の最後尾に記憶する(ステップQ8)。
この後、受信した他の歩行者用携帯端末2の位置情報データについて確信度パラメータの設定が終了すると(ステップQ9の「YES」)、この時点で記憶している位置情報データ群の先頭から順に、確信度パラメータに応じて位置情報を地図データと共に表示装置8に表示させる(ステップQ10)。
例えば、図8(a)に示すように歩行者A(実際にはこの歩行者Aが携帯した歩行者用携帯端末2)、歩行者B、歩行者C、歩行者D、歩行者E、歩行者Fと位置情報の受信が成功した場合には、車載端末1の表示装置8では、図8(b)に示すように夫々歩行者A、B、C、D、E、Fの位置(歩行者用携帯端末の位置)を示すアイコンAI、BI、CI、DI、EI、FIを表示させる。この時、各位置情報の確信度パラメータは最大値5としている。各アイコンは人の概略形象を示す。
以上の歩行者保護処理を例えば1秒の時間周期で行うようになっており、従って、次のタイミングの歩行者保護処理において、図9(a)に示すように、歩行者A、B、D、Fから位置情報を受信すると(歩行者C、Eとの通信は不成立であると)、歩行者A、B、D、Fの確信度パラメータは最大値5(ステップQ2で一旦デクリメントされるがステップQ7で最大値に設定)となり、歩行者C、Eの確信度パラメータは4(ステップQ2でデクリメントされる)となるが、位置データとしては記憶されたままである。各確信度パラメータに応じたアイコンAI、BI、CI´、DI、EI´、FIとなる。つまり、確信度パラメータが一つ下がった歩行者C、EのアイコンCI´、EI´は、前回の位置情報に基づく位置を表示すると共に、確信度パラメータの減少を色の薄色化(薄色度1、色調の変化)で表示させる。薄色度としては、5段階あり、薄色度5が最も薄い。
この後、さらに次のタイミングの歩行者保護処理において、図9(a)に示すように、歩行者A、B、C、Fから位置情報を受信すると(歩行者Cとの通信が復活、歩行者Dとの通信が1回目の不成立、Eとの通信は2回続けて不成立であると)、歩行者A、B、C、Fの確信度パラメータは最大値5(ステップQ2で一旦デクリメントされるがステップQ7で最大値に設定)となり、歩行者Dの確信度パラメータは4(ステップQ2でデクリメントされる)、Eの確信度パラメータは3(ステップQ2でさらにデクリメントされる)となるが、位置データとしては記憶されたままである。各確信度パラメータに応じたアイコンAI、BI、CI、DI´、EI´´、FIとなる。つまり、確信度パラメータが二つ下がった歩行者EのアイコンEI´´は、前回の位置情報に基づく位置を表示すると共に、確信度パラメータのさらなる減少を色のさらなる薄色化(薄色度2)で表示させる。
このような本実施例によれば、一方の通信機としての車載端末1が、相手通信機としての歩行者用携帯端末2からの位置情報受信不成立時においても、所定条件下において当該歩行者用携帯端末2の位置情報を保持することができ、車載端末1と歩行者用携帯端末2とが建物などにより一時的に通信不可能な状況となった場合でも、該位置情報に基づく、暫定的な位置表示を行うことができる。
しかも、前記所定条件としては、確信度パラメータを用い、歩行者用携帯端末2からの位置情報受信不成立時に当該歩行者用携帯端末2の位置情報についての確信度パラメータを減少し、確信度パラメータが所定値0になるまで、当該歩行者用携帯端末2の位置情報を保持するという条件であるから、歩行者用携帯端末2が通信可能エリア(位置情報を必要としないエリア)から離れた場合などでは、不要となった位置情報は正常に消去できる。そして、確信度パラメータが大きいほど位置情報の正確度も高いという認識ができる。
特に、車載端末1が、地図に歩行者用携帯端末2の位置を表示する表示手段としての表示装置8を備える構成としたから、相手通信機の位置を所定条件下(確信度パラメータが0となるまで)では消えないように表示することができる。
また、本実施例では、歩行者用携帯端末2つまり歩行者の位置を示すアイコンを、確信度パラメータに応じて表示形態を変更させるようにしたから、歩行者用携帯端末2の位置の確信度をアイコンによって判別することができる。
さらに、本実施例によれば、確信度パラメータによる表示形態の変更を、アイコンの色調の変更で行うようにしたから、歩行者用携帯端末2の位置の確信度をアイコンの色調によって簡単に判別することができる。なお、アイコンの明るさを変更させても良い。
また、本実施例では、歩行者用携帯端末2の種別情報を、該歩行者用携帯端末2に付与されている一意のナンバーである固有IDに基づいて認識するから、種別認識が簡単である。なお、この場合、固有IDに代えて、Bluetoothアドレスや無線機ナンバーでも良い。
また、確信度パラメータによる表示形態の変更は、次のようにしても良い。
図11ないし図13は本発明の第2の実施例を示しており、この実施例においては、確信度パラメータによる表示形態の変更を、アイコンの大きさで変更している。つまり、確信度パラメータが小さい(確信度が小さい)ほど、人を形象するアイコンの濃さを薄くすることに加え、確信度パラメータが小さい(確信度が小さい)ほどこのアイコンを大きくとしても良い。なお、アイコンを大きくする理由は、確信度が低いほど、移動予測範囲が広がるから、地図上のアイコンを大きくすることで、移動予測範囲の大きさも示すことになる。このようにすると、歩行者用携帯端末2の位置の確信度をアイコンの大きさによっても判別することができる。
図14ないし図16は本発明の第3の実施例を示しており、この実施例においては、確信度パラメータが小さくなった(4以下となった)アイコン(例えばアイコンCI´)は、人を形象する部分(CI1)に対してこれを囲む円形の部分(CI2)を付加した形態とし、さらにその円形の部分の大きさを確信度パラメータが小さくなるにつれ大きくするように変更し(例えば図16(b)のアイコンEI´´の円形の部分EI2)、もって、アイコンの大きさで変更するようにしている。これによっても歩行者用携帯端末2の位置の確信度をアイコンの大きさによって判別することができる。
図17ないし図19は本発明の第4の実施例を示し、この実施例においては、位置情報に移動方向情報が含まれていることに着目し、確信度パラメータが4以下のアイコンについては、この移動方向情報に応じてアイコンの表示形態を変更させるようにしている。アイコンCI´のうち楕円形の部分CI2の向き、あるいはアイコンEI´´のうち楕円形の部分EI2が移動方向を示し、大きさが確信度の低さ(移動予測範囲)を示す。このようにすると、歩行者用携帯端末2の移動方向もアイコンによって表示することができる。
本発明の実施例は次のように変更しても良い。
車載端末1は、歩行者用携帯端末2からの位置情報受信成立時からの経過時間が長くなるに応じて確信度パラメータを減少し、確信度パラメータが所定値になるまで、当該歩行者用携帯端末2の位置情報を保持するようにしても良い。
このようにすれば、歩行者用携帯端末2からの位置情報受信成立時点から時間が経過しても、所定条件下において当該歩行者用携帯端末2の位置情報を保持することができ、該位置情報に基づく、暫定的な位置表示や警告や減速制御が可能となる。この場合、時間経過が長いほど当該歩行者用携帯端末2の位置情報についての確信度パラメータを減少し、確信度パラメータが所定値になるまで、当該歩行者用携帯端末2の位置情報を保持することを条件としているから、確信度パラメータが大きいほど歩行者用携帯端末2に対する位置情報の正確性が高いという認識が可能となる。この場合、歩行者用携帯端末2の移動速度が遅いほど通信周期が長いような場合に好適する。
上述した実施例では、車載端末と歩行者用携帯端末とを備えた通信システムを例示したが、車載端末同士つまり車車間通信システムでも良い。また、歩行者用携帯端末側を本発明通信機として構成して、歩行者用携帯端末同士、あるいは歩行者用携帯端末及び車載端末間での通信システムに用いても良い。
また、位置情報に移動速度情報が含まれることを利用して、この移動速度情報に応じてアイコンの表示形態を変更させるようにしても良い。このようにすると、相手通信機の移動速度もアイコンによって表示することができる。
さらに、当該相手通信機の種別情報に応じてアイコンの表示形態を変更させるようにしても良い。このようにすると、例えば通信機が車両搭載であるのか歩行者携帯であるのか、また、車両のうちバス、トラック、乗用車のいずれであるのか、歩行者のうち自転車、高齢者、子供などのいずれであるのかを表示できる。
位置情報が特定位置情報であるときには確信度パラメータを0とするようにしても良い。このようにすると、例えば、相手通信機が建物の中とかバスの中とかの特定位置であるときに、位置情報を保持しなくて済む。
また、確信度パラメータに応じて表示装置8における位置アイコンを変更制御するようにしたが、例えば、警告の変更とか、減速制御の目安にするなどの変更も可能である。
通信システムの概略構成図 制御内容を示すシーケンス 歩行者用携帯端末における送信データ作成のフローチャート 車載端末における歩行者処理のフローチャート 車載端末における確信度パラメータ制御処理のフローチャート 送信データの構成を示す図 記憶された多数の位置情報データ示す図 (a)は位置情報受信状況を示す図、(b)は確信度パラメータに応じた表示制御を説明するための図 異なる時点における図8相当図 さらに異なる時点における図8相当図 本発明の第2の実施例を示す図8相当図 図9相当図 図10相当図 本発明の第3の実施例を示す図8相当図 図9相当図 図10相当図 本発明の第4の実施例を示す図8相当図 図9相当図 図10相当図 従来例を示す図8相当図 図9相当図 図10相当図
符号の説明
図面中、Mは通信システム、1は車載端末(通信機)、2は歩行者用携帯端末(相手通信機)、3は制御装置、8は表示装置(表示手段)を示す。

Claims (13)

  1. 相手通信機と通信して当該相手通信機の位置情報を認識するようにした通信機であって、
    前記相手通信機からの位置情報受信不成立時に当該相手通信機の位置情報についての確信度パラメータを減少し、確信度パラメータが所定値になるまで、当該相手通信機の位置情報を保持することを特徴とする通信機。
  2. 相手通信機と通信して当該相手通信機の位置情報を認識するようにした通信機であって、
    前記相手通信機からの位置情報受信成立時からの経過時間が長くなるに応じて、当該相手通信機の位置情報についての確信度パラメータを減少し、確信度パラメータが所定値になるまで、当該相手通信機の位置情報を保持することを特徴とする通信機。
  3. 相手通信機の位置を地図と共に表示する表示手段を備えたことを特徴とする請求項1又は2記載の通信機。
  4. 位置を示すアイコンは、相手通信機の位置情報についての確信度パラメータに応じて表示形態を変更させるようにしたことを特徴とする請求項3記載の通信機。
  5. 相手通信機の位置情報についての確信度パラメータによる表示形態の変更は、アイコンの色調あるいは明るさの変更であることを特徴とする請求項4記載の通信機。
  6. 相手通信機の位置情報についての位置確信度パラメータによる表示形態の変更は、アイコンの大きさの変更であることを特徴とする請求項4又は5記載の通信機。
  7. 位置情報には移動速度情報が含まれ、この移動速度情報に応じてアイコンの表示形態を変更させる請求項4ないし6のいずれかに記載の通信機。
  8. 位置情報には移動方向情報が含まれ、この移動方向情報に応じてアイコンの表示形態を変更させる請求項4ないし7のいずれかに記載の通信機。
  9. 位置情報には相手通信機の種別情報が含まれ、この種別情報に応じてアイコンの表示形態を変更させる請求項4ないし8のいずれかに記載の通信機。
  10. 種別情報は、相手通信機に付与されている一意のナンバーに基づいて認識することを特徴とする請求項9記載の通信機。
  11. 位置情報が特定位置情報であるときには相手通信機の位置情報についての確信度パラメータを0とすることを特徴とする請求項1ないし10のいずれかに記載の通信機。
  12. 相手通信機は歩行者用携帯端末であり、且つ、当該相手通信機と通信する通信機は車両に搭載される車載端末であることを特徴とする請求項1ないし11のいずれかに記載の通信機。
  13. 通信機同士で通信して少なくとも一方の通信機にて相手通信機の位置情報を認識するようにした通信システムであって、
    前記一方の通信機は、請求項1ないし12のいずれかに記載の通信機から構成されていることを特徴とする通信システム。
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