JP4319575B2 - 回転電機の部分放電監視装置および回転電機の部分放電遠隔監視システム - Google Patents

回転電機の部分放電監視装置および回転電機の部分放電遠隔監視システム Download PDF

Info

Publication number
JP4319575B2
JP4319575B2 JP2004122463A JP2004122463A JP4319575B2 JP 4319575 B2 JP4319575 B2 JP 4319575B2 JP 2004122463 A JP2004122463 A JP 2004122463A JP 2004122463 A JP2004122463 A JP 2004122463A JP 4319575 B2 JP4319575 B2 JP 4319575B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
partial discharge
rotating electrical
electrical machine
frequency band
signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004122463A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005189226A (ja
JP2005189226A5 (ja
Inventor
吉治 兼田
千春 河瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2004122463A priority Critical patent/JP4319575B2/ja
Priority to US10/918,491 priority patent/US7165014B2/en
Publication of JP2005189226A publication Critical patent/JP2005189226A/ja
Publication of JP2005189226A5 publication Critical patent/JP2005189226A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4319575B2 publication Critical patent/JP4319575B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R31/00Arrangements for testing electric properties; Arrangements for locating electric faults; Arrangements for electrical testing characterised by what is being tested not provided for elsewhere
    • G01R31/34Testing dynamo-electric machines
    • G01R31/343Testing dynamo-electric machines in operation
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R31/00Arrangements for testing electric properties; Arrangements for locating electric faults; Arrangements for electrical testing characterised by what is being tested not provided for elsewhere
    • G01R31/12Testing dielectric strength or breakdown voltage ; Testing or monitoring effectiveness or level of insulation, e.g. of a cable or of an apparatus, for example using partial discharge measurements; Electrostatic testing
    • G01R31/1227Testing dielectric strength or breakdown voltage ; Testing or monitoring effectiveness or level of insulation, e.g. of a cable or of an apparatus, for example using partial discharge measurements; Electrostatic testing of components, parts or materials

Description

この発明は、回転電機の部分放電を監視する部分放電監視装置および部分放電遠隔監視システムに関するものである。
従来より、タービン発電機などの高電圧回転電機の部分放電を検出、監視する装置として、部分放電を1チャンネルで計測し、狭帯域フィルタで検出範囲を限定して通過帯域以外のノイズを除去することが示されている(例えば、特許文献1参照)。また、部分放電とノイズを識別するために第1狭帯域フィルタと第2狭帯域フィルタとを用いるものが示されている(例えば、特許文献2参照)。また更に、2つの特定の周波数の帯域幅を比較して高電圧機器の異常を判定することが示されている(例えば、特許文献3)。
特開2002−71742号公報(図1、P4) 特許第3187642号公報(図14、P9) 特許第2751834号公報(図11、P6)
しかしながら、前記特許文献1に示された装置では、狭帯域フィルタの帯域内のノイズが除去できないと言う問題点がある。
また、特許文献2に示された装置では、遠隔監視に関する記載がない。最近のように、電力自由化に伴う各地に多数分散配置された、例えば火力発電所のタービン発電機を監視センタにて統括監視する需要の増大に対して、前記特許文献2は何ら示されてない。また更に、比較するための2つの帯域の信号を収集する時間分解能に関する記述が無い。一般に計測対象とする回転電機の部分放電は1秒間に数百〜数千個発生する。この数の部分放電を高分解能で検出し、遠隔監視のためにこの特許文献2による装置でデータ転送をしようとすると、大形の装置となり高価となる欠点がある。
さらに、特許文献3によれば検出帯域が広く、検出帯域内のノイズが除去できないと言う問題点があった。更に、大形のシステムとなり高価となる欠点がある。
また前記特許文献1〜3に共通した問題点として、以下のような課題がある。一般に、回転電機の運転中には当該回転電機および周囲から高周波ノイズが発生しており、部分放電センサに検出される。時間的にランダムに発生するパルスをf1とf2の周波数帯域で検出しその強度比較を行う2周波相関法では、同一パルスをf1とf2の周波数帯域で計測するために高分解能が必要であり通常1〜2μ秒間に検出する必要がある。
一般にノイズは多数発生するので、2μ秒の時間分解能で連続計測するとf1帯域で1秒間に最大で500,000個、f2帯域を含めて1,000,000個のデータとなりメモリが膨大となる。前述したように部分放電発生が間欠性の場合は1秒間の計測では不十分であり、10秒間程度の計測が必要である。2μ秒の分解能で10秒間計測すると最大で10,000,000個のデータとなり、膨大なメモリが必要となるだけでなく、処理時間が長くなる問題がある。また、装置は大形となり、高価となる。
更に、遠隔監視のためのデータ転送に膨大な時間が必要となる問題点がある。この問題を解決するためには、パルス分解能を維持したまま検出パルス数を大幅に減らすことが必要となる。
検出するパルス数を減らすためには、ピークホールド時間を10μ秒〜100μ秒と大きくしてその間の最大値を検出する方法があるが、この方法では検出するパルス強度がf1とf2とで異なるパルスとなり2周波相関特性が得られない。
この発明は、以上のような課題を解決するためになされたものであって、同一パルスを2つの帯域で検出し、回転電機の部分放電発生現象に対応して部分放電波頭のみを高分解能で検出し、また部分放電発生間隔を考慮して放電検出繰り返し時間を長くすることにより、高分解能で検出しかつ検出パルス数を減少させることができ、従って優れたノイズ除去機能を備えるとともに小型化した部分放電監視装置および部分放電遠隔監視システムを提供する。
この発明に係る回転電機の部分放電監視装置に設けられた放電検出回路には、第1の減衰器と第1の帯域フィルタと第1のピークホールド回路とが設けられた第1の周波数帯域検出回路と、第2の減衰器と第2の帯域フィルタと第2のピークホールド回路とが設けられた第2の周波数帯域検出回路とが設けられており、
第1,第2の周波数帯域検出回路は、回転電機に配置された部分放電センサの出力信号を同時に計測するものであって、その計測レンジの制御は、制御用CPUにより、第1,第2の減衰器が制御されることによって行われるものであり、
第1,第2の減衰器を通過する放電センサの出力信号を、第1の帯域フィルタは予め決定された第1の周波数帯域で、また第2の帯域フィルタは第1の周波数帯域より高い第2の周波数帯域で通過させ、放電センサの出力信号を入力する第1,第2のピークホールド回路のそれぞれは、所定の信号検出レベルを越えた信号が入力した時に作動してピーク値を検出するとともに、第2のピークホールド回路は第1のピークホールド回路が動作した時のみに動作するものであり、さらに該第1,第2のピークホールド回路はピークホールド時間後の所定の不感時間を経過後に、次の信号を検出するものである。
また、この発明の回転電機の部分放電遠隔監視システムは、回転電機内に配置された部分放電センサと、部分放電監視装置と、前記部分放電監視装置に通信網を介して接続された監視センタとを備えたものであり、部分放電監視装置に設けられた放電検出回路には、第1の減衰器と第1の帯域フィルタと第1のピークホールド回路とが設けられた第1の周波数帯域検出回路と、第2の減衰器と第2の帯域フィルタと第2のピークホールド回路とが設けられた第2の周波数帯域検出回路とが設けられており、第1,第2の周波数帯域検出回路は、回転電機に配置された部分放電センサの出力信号を同時に計測するものであって、その計測レンジの制御は、制御用CPUにより、第1,第2の減衰器が制御されることによって行われるものであり、
第1,第2の減衰器を通過する放電センサの出力信号を、第1の帯域フィルタは予め決定された第1の周波数帯域で、また第2の帯域フィルタは第1の周波数帯域より高い第2の周波数帯域で通過させ、放電センサの出力信号を入力する第1,第2のピークホールド回路のそれぞれは、所定の信号検出レベルを越えた信号が入力した時に作動してピーク値を検出するとともに、第2のピークホールド回路は第1のピークホールド回路が動作した時のみに動作するものであり、さらに該第1,第2のピークホールド回路はピークホールド時間後の所定の不感時間を経過後に、次の信号を検出し、
部分放電監視装置に設けられたコンパレータは、検出された信号データを設定された基準値と比較して、回転電機の部分放電が許容レベルを越えている場合に、そのデータを直ちに監視センタに送信するものである。
この発明の部分放電監視装置は、放電パルス信号の検出時間を、f1信号検出時から信号ピークを検出するまでの時間とし、その後所定の不感時間設けているので、検出パルス数を大幅に減少させた状態で、部分放電とノイズとに信号識別を行うことができるとともに、部分放電監視装置を小型化することができ、さらに低コスト化することができる。
また、この発明の部分放電遠隔監視システムは、検出パルス数を大幅に減少させた状態で、回転電機内で発生する部分放電が許容レベルを越えた場合、直ちに監視センタに送信し、迅速な措置をとることが可能となり、無人化した監視が行える。
実施の形態1.
以下、この発明を図に基づいて説明する。
図1は、この発明の実施の形態1による部分放電監視装置を説明するための部分放電遠隔監視システム100の構成を示す図である。例えば、火力発電所9に設置されたタービン発電機に相当する回転電機1の絶縁状態を運転中に遠隔監視するシステムで、回転電機1内に設けられた部分放電センサ2の信号が端子板3を介して発電機外部に導出され、部分放電監視装置4に入力される。部分放電監視装置4はWebサーバ5とインターネット6を介し、例えば複数の発電所の諸機器を集中的に管理する監視センタ7内に設けられた監視サーバ8と送受信する構成となっている。
図2は部分放電監視装置4の構成を示すブロック図である。部分放電監視装置4は次のように構成されている。切換器10を用いて固定子コイルのU,V,W各相に設けた部分放電センサ2をリレー11で切換えて選択する。前記部分放電センサ2の出力する信号は第1の周波数帯域検出回路であるf1帯域検出回路12と第2の周波数帯域検出回路であるf2帯域検出回路13に入力される。f1帯域検出回路12は減衰器14a、f1帯域フィルタ15a、増幅器16、ピークホールド回路17a、A/D変換器18、メモリ19、飽和表示器20、信号レベル表示器21で構成される。f2帯域検出回路13は基本的にはf1帯域検出回路12と同じであるが、f1帯域フィルタ15aとは検出周波数帯域が異なるf2帯域フィルタ15bで構成される。更に制御用CPU22、ロジック手段23、位相信号入力手段24で構成されている。
次いで動作を説明する。
制御用CPU22にプログラミングされた順序で切換器10のリレー11を動作して所定の部分放電センサ2を選択する。部分放電センサ2は回転電機1の固定子コイル(図示せず)のU、V,W各相に設置されており、部分放電センサ2を選択することで監視対象となる固定子コイル相を選択することとなる。
選択された部分放電センサ2の出力する信号は、部分放電とノイズとに識別するために2回路に分岐され、片方はf1帯域検出回路12に、もう片方はf2帯域検出回路13に入力される。信号の流れと動作ステップは次の通りである。
第1ステップ;信号レベルに応じた計測レンジの自動制御を行なう。
計測レンジの自動制御はCPU22により減衰器14を制御することで実施する。この計測レンジの自動制御はf1帯域検出回路12、f2帯域検出回路13それぞれに行う。
第2ステップ;パルスを計測する。
減衰器14を通過した信号はf1帯域フィルタ15a、およびf2帯域フィルタ15bそれぞれで5〜40MHzの範囲内で予め決定された周波数帯域のみ通過させる。f2帯域フィルタ15bはf1帯域フィルタ15より5MHz以上高く、かつ40MHz以下の任意の周波数帯域が選定される。f1帯域フィルタ15a、f2帯域フィルタ15bともに帯域幅は3MHzである。ここで、f1帯域フィルタ15a、f2帯域フィルタ15bに飽和信号が入力された時に、その状態を飽和表示20で表示する。これはf1帯域フィルタ15a、f2帯域フィルタ15bで飽和した信号の周波数特性により、みかけ上飽和していない様な誤信号となる誤動作を防止するために用いる。
f1帯域フィルタ15a、f2帯域フィルタ15bを通過した信号を増幅器16で定率増幅した後、ピークホールド回路17a,17bにてピーク値を検出しA/D変換器18でデジタル値に変換してメモリ19に格納する。
第3ステップ;部分放電信号とノイズを識別する。
ここで、2つの帯域で検出して部分放電とノイズを識別する考え方と動作について記す。
回転電機1の固定子コイルの絶縁が劣化すると運転電圧によって部分放電が発生するが、その発生現象はつぎの特徴を有する。
1.部分放電の発生パルス個数が非常に多い。一般的に1秒間に数百〜数千個発生する。
2.絶縁劣化に有害とされる大きな部分放電の発生状態が間欠的である場合がある。
3.固定子コイル近傍に設置された部分放電センサ2で検出する場合、部分放電は部分放電センサ2の近くで発生しているため高周波数成分の減衰が小さいのに対し、ノイズは部分放電センサから遠い位置で発生するため信号伝播により高周波信号の減衰が大きく信号強度が弱くなる。
次にこの実施の形態1による2周波相関での部分放電とノイズの識別を図3にて説明する。図3はf1=10MHz、f2=20MHzで1秒間検出した信号の2周波強度相関であり、部分放電監視装置4または監視センタ7の双方において得られる図である。図3には(f2信号強度/f1信号強度)=0.8となるA信号群30aと、(f2信号強度/f1信号強度)=0.25となるB信号群31aと、f1帯域にのみ検出されるC信号群32aが見られる。この1秒間の計測パルス総数は約2千個である。
図3に示す2周波相関を把握するための検出タイミングを図4に示す。図4には、同一パルスをf1帯域検出回路12とf2帯域検出回路13で同時検出する時の信号強度と検出タイミングの1例を記載している。棒グラフは各パルスの強度を示しており、棒グラフ上のA,Bは図3のA信号とB信号を示す。検出タイミングの制御とデータ計測は制御用CPU22およびロジック回路23、データバス25で行う。
部分放電信号やノイズパルスが部分放電センサ2に検出され、ピークホールド回路17に入力される。信号検出レベル33を越えた信号が入力した時、ピークホールド回路17が作動する。ピークホールド回路17の動作時間は、ピークホールド時間34とリセット時間35と不感時間36で構成されている。信号入力後のピークホールド時間34が2μ秒間であり、その後2μ秒のリセット時間35でホールド値をリセットした後、不感時間36を6μ秒間設ける。したがって1パルスの検出時間は10μ秒である。検出するパルスはf1帯域検出回路12のピークホールド回路17aが動作したときにのみf2帯域検出回路13のピークホールド回路17bが動作するようにされている。ピークホールドした信号は、同一パルスのf1、f2帯域それぞれのピーク値と検出した時間がメモリされる。このようにして検出したパルスを読み出して表示したものが前述した図3である。
また不感時間36は6〜100μ秒の間で可変とする。この不感時間36を可変とすることで検出パルス数を制限することができる。不感時間36ではパルスを検出しない。この時間に絶縁劣化に有害なパルスが発生すると計測機能として問題となるが、この問題は次の説明で回避されることが分かる。
一般に、回転電機の絶縁劣化と部分放電の関係は部分放電の大きさと関係しており、絶縁体内部の劣化が進むと部分放電が大きくなり絶縁破壊電圧も低下する。したがって、絶縁状態の遠隔監視には放電の大きさの変化を監視することとなる。電気学会では絶縁評価時の部分放電の大きさとして最大放電電荷量(Qmax)を推奨している。この最大放電電荷量は印加電圧の毎サイクルに部分放電が1個安定的に発生するレベルと定義されており、商用周波数が60Hz域では1秒間に60個発生するレベル(60pps;60 Pulse per second)である。この60ppsレベルのパルス発生間隔は十数ミリ秒となる。絶縁劣化診断の指標となる部分放電の発生位相特性を得るためには数百〜2000個程度のパルス数が必要となる。仮に10秒間に10000個のパルスを検出すると仮定した場合、パルス発生間隔は平均的には1ミリ秒となる。実際にはdv/dtが大きい位相でランダムに発生するので更に短い間隔となるが、頻発する時のパルス間隔でも100μ秒程度と考えられる。
また、不感時間36に部分放電の検出ミスが出ても、位相特性は検出パルスが2000個あれば十分に得られるので、若干の検出ミスは問題とならない。
以上述べたように、6〜100μ秒の不感時間36は問題とならない。
ピークホールド時間34を2μ秒とするのは次の理由による。
一般に部分放電波形は、部分放電発生点では図5に示すように単発のパルス波形である。しかし、部分放電信号が回転機固定子巻線を経由して部分放電センサ2に到達するまでに反射や共振や減衰を繰返しながら伝播すること、およびf1周波数帯域を5〜40MHzの範囲で帯域幅3MHzに制限して通過させることで、帯域フィルタ15a、15bを通過した信号は図6に示す様な振動波形となる。この図6に示す信号波形のほう絡線(エンベロープ)の最大値を検出する必要がある。この1パルスの振動波形のほう絡線の最大値までの到達時間t1は回転電機の大きさや固定子巻線の長さに起因して決定されるが、固定子巻線での部分放電の場合約数百n秒から1μ秒以内である。検出時間Δtは、ほう絡線の最大値を確実に検出する時間とする必要がある。回転電機では、検出時間Δtを2μ秒間程度とすることで最大値をピークホールドし部分放電強度を検知することができる。検出時間Δtが必要以上に長い場合にはΔt内に別のパルスを重ねて検出しf1帯域検出回路12とf2帯域検出回路13とで別のパルスを検出する危険性が生じる。
信号検出レベル33は、例えば計測レンジの15%に設定されている。計測レンジの15%に設定することで、小さい信号は無視され、絶縁劣化を反映した大きな部分放電を効率よく検出できる。更に、信号検出レベル33が可変できる構成となっている。このため、強度が小さいノイズが多数検出される回転電機では、信号検出レベル33を可変し、高くすることで検出パルス数を大幅に制限することができる。
制御用CPU22によってノイズ除去を行う場合、前述した図3に示す信号群のヒストグラムからA信号群30aとB信号群31aとの境界の角度をノイズ除去しきい値29としている。ノイズ除去しきい値29を図3に示す。図3に示す例ではノイズ除去しきい値29は28度となり、28度より小さい角度に存在するB信号群31aとC信号群32aのパルスをノイズとして除去する。図3のノイズ除去前後の部分放電発生位相特性を図7、図8に示す。図7は図3に示す全パルスを示したものでノイズ除去前、図8は図3のA信号群のみ取り出して表示したものである。
このように、この実施の形態1では信号の検出タイミングを固定子コイルの部分放電発生現象を考慮して決定し、波頭に注目して検出時間を2μ秒とし、不感時間36を固定子コイルの有害部分放電発生間隔から6〜100μ秒とすることで、2周波相関特性を用いた信号識別機能を維持したまま、検出パルス数を大幅に減少させ、装置を小型化し低コスト化を実現出来る効果がある。
なお、この実施の形態1の図4に示した例では、ピークホールド時間34を2μ秒、不感時間36を6μ秒の場合を示したが、必ずしもこれに限らず、前記ピークホールド時間34を1〜2μ秒、不感時間36を6〜100μ秒としてもよい。この不感時間36は装置のコストを配慮して決められるものでもあり、望ましくは50μ秒である。
実施の形態2.
次に実施の形態2による信号レベルに応じた計測レンジの自動設定フローを図9に示す。制御用CPU22によるf1帯域の減衰器14aの自動設定は次のフローで動作する。
第1ステップ:信号を1秒間計測する。
第2ステップ:計測したデータをRAM19に格納する。
第3ステップ:RAM19に格納したデータを読み出す。
第4ステップ:実施の形態1で記述した2周波相関ノイズ除去方法を用いてノイズ除去を行う。
第5ステップ:部分放電が1秒間に60個(商用電源が60Hzの場合。商用電源が50Hzの場合は50個/秒)発生するレベル(60pps:Pulse per second)を演算し導出する。
第6ステップ:60ppsが計測レンジの40%レベルと比較し、40%以下である場合は感度を1段階上げて再計測する。40%以上である場合は次のステップへ進む。
第7ステップ:60ppsが計測レンジの90%レベルと比較し、90%以上である場合は感度を1段階下げて再計測する。90%以下である場合は次のステップへ進む。この第6と第7ステップで60ppsが計測レンジの40%〜90%の範囲となるよう制御する。
第8ステップ:計測している部分放電パルスの中でレンジオーバーしたパルス数を比較し、10pps以上がオーバーしている場合には、レンジを1段階下げて再計測する。この再計測の場合にはレンジオーバーの比較基準が優先される。
第9ステップ:第6,7がYes、第8がNoとなった時、決定されたレンジを計測レンジと決定し、レンジ設定が完了する。
f2帯域の減衰器14bの自動設定は次の順序で動作する。
第1ステップ:信号を1秒間計測する。
第2ステップ:計測したデータをRAM19に格納する。
第3ステップ:RAM19に格納したデータを読み出す。
ここまではf1計測と同時に行われる。
第4ステップ:f2の信号の最大値が、計測レンジの50%レベルと比較し、50%以下である場合は感度を1段階上げて再計測する。50%以上である場合は次のステップへ進む。
第5ステップ:f2の信号の最大値が計測レンジの95%レベルと比較し、95%以上である場合は感度を1段階下げて再計測する。95%以下である場合は次のステップへ進む。
第6ステップ:第4,5ステップがYesとなった時、決定されたレンジを計測レンジと決定し、レンジ設定が完了する。
以上のように、計測レンジ設定を、部分放電を計測する毎に計測値からノイズ除去した後の60pps(50pps)の値を基準として計測レンジを決定できるので、常に信号レベルに応じた計測レンジで計測することができる。この結果、精度良く無人遠隔監視ができる。
また、f1帯域検出回路12とf2帯域検出回路13がそれぞれに最適レンジに設定されるので、感度よく検出できるとともに、2周波相関ノイズ除去が容易となる効果がある。
さらに、ノイズ除去後の60pps値を基準にレンジが設定されるので、ノイズに埋もれた部分放電を精度良く検出できる効果がある。無人遠隔監視が精度良くできる効果がある。
実施の形態3.
この実施の形態3では計測レンジ設定時の部分放電データを基準にして、ピークホールド回路17a、17bの信号検出レベル33を可変させる構成とする。この場合最も望ましい変化の度合いは、信号検出レベル33を部分放電の60pps値の50%とする。例えば計測レンジが0〜100mVに設定されている場合に、部分放電の60pps値が70mVであると、信号検出レベル33を35mVとして35mV未満のパルスがピークホールドされないように設定する。部分放電が間欠性の場合で、レンジオーバーするパルスが10ppsとなるため60pps値が40mVとなる場合は信号検出レベル33を20mVとし20mV未満のパルスがピークホールドされないように設定する。
多くの場合、f1、f2の狭帯域内で検出されるノイズパルスは部分放電より小さく発生数が多い。したがって、部分放電を基準に信号検出レベルを制御することで、大きな部分放電が発生している場合には小さなノイズを検出しないように自動制御する。
一般に強度が小さなノイズは発生数が多く、ノイズを含めて検出した場合に処理時間や遠隔監視のためのデータ転送に時間を要するという課題がある。絶縁に有害となる大きな部分放電に着目して検出することで、遠隔監視の目的を達成しつつ処理時間を短縮できる。
このように信号検出レベルを部分放電強度の1/2に可変とすることで、検出パルス数を大幅に減少させることができ、部分放電遠隔監視システムにこの装置を採用した時データ処理時間や、データ転送時間が大幅に縮小できる効果がある。さらに部分放電監視装置を小型化、低コスト化できる効果がある。
さらに、部分放電とノイズが混在して発生している場合には、部分放電センサ2には部分放電とノイズが混在して検出される。この時、小さいノイズでピークホールド回路のトリガがかかり、その直後の不感時間に発生する部分放電の検出をミスするという点も解消できる。
実施の形態4.
次に部分放電監視装置で得られたデータを監視センタに伝送する回転電機の部分放電遠隔監視システムについて説明する。
部分放電監視装置4には、図示省略したコンパレータが設けられている。このコンパレータは前記実施の形態1〜3で検出した信号データを、設定された基準値と比較を行い、回転電機1の部分放電が許容レベルを越えている場合、そのデータを直ちにインターネット6等の通信網を介して監視センタ7の監視サーバ8に送信する。このように許容レベルを越える部分放電が発生した際に、直ちにその情報を監視センタに送信することができるので、必要な措置を速やかにとることが可能となり、従って無人遠隔監視が採用できるという効果がある。
また、部分放電が許容レベルを越えない通常運転中は、検出した信号データを前記部分放電監視装置4に、設定された期間内、例えば1日とか1週間保存しておき、その期間に達すると、一括して前記信号データを監視サーバ8に送信する。このような手法を採用することにより、情報伝達の簡素化、それに伴う通信費の削減がはかれるという効果がある。
またさらに、信号データを設定された期間内保存するとともに、前記コンパレータが部分放電の大きさと、発生傾向をデータ化し、そのデータを監視サーバに送信することにより、期間内の放電発生傾向が容易に判明するとともに、通信費の削減がはかれる。
なお、前記実施の形態1〜4では、回転電機とこれにつながる部分放電監視装置に対して、監視センタが1箇所設置されている例を示したが、これに限定されることなく、1箇所の監視センタが、分散配置された複数箇所の回転電機と部分放電監視装置を集中的に統括して管理する場合であってもよい。
以上のように、この発明の実施の形態1〜4による回転電機の部分放電監視装置、および部分放電遠隔監視システムを用いると、火力発電所、ガス発電所等に設置されているタービン発電機や、その他施設の高圧回転電機等のコイル絶縁の部分放電発生現象を、高分解能でかつ無人遠隔監視運転が可能となる。
この発明の実施の形態1の部分放電監視装置を説明する部分放電遠隔監視システム図である。 この発明の実施の形態1の部分放電監視装置の構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態1の部分放電とノイズの識別を示す図である。 この発明の実施の形態1の信号強度と検出タイミングを示す図である。 一般的な部分放電波形を示す図である。 一般的な信号波形のほう絡線図である。 この発明の実施の形態1の全パルスを示すノイズ除去前の図である。 この発明の実施の形態1のノイズ除去後のパルスを示す図である。 この発明の実施の形態2の計測レンジの自動設定を示すフロー図である。
符号の説明
1 回転電機、2 部分放電センサ、4 部分放電監視装置、7 監視センタ、
12 第1の周波数帯域検出回路、13 第2の周波数帯域検出回路、
14a,14b 第1,第2の減衰器、15a,15b 第1,第2の帯域フィルタ、
17a,17b 第1,第2のピークホールド回路、22 制御用CPU、
33 信号検出レベル、34 ピークホールド時間、35 リセット時間、
36 不感時間、37 検出時間、50 放電検出回路、
100 部分放電遠隔監視システム。

Claims (14)

  1. 回転電機の部分放電監視装置であって、該部分放電監視装置には放電検出回路と制御用CPUが備えられており、
    前記放電検出回路には第1の減衰器と第1の帯域フィルタと第1のピークホールド回路とが設けられた第1の周波数帯域検出回路と、第2の減衰器と第2の帯域フィルタと第2のピークホールド回路とが設けられた第2の周波数帯域検出回路とが設けられており、
    前記第1,第2の周波数帯域検出回路は、前記回転電機に配置された部分放電センサの出力信号を同時に計測するものであって、その計測レンジの制御は、前記制御用CPUにより、前記第1,第2の減衰器が制御されることによって行われるものであり、
    前記第1,第2の減衰器を通過する前記放電センサの出力信号を、前記第1の帯域フィルタは予め決定された第1の周波数帯域で、また前記第2の帯域フィルタは前記第1の周波数帯域より高い第2の周波数帯域で通過させ、前記放電センサの出力信号を入力する前記第1,第2のピークホールド回路のそれぞれは、所定の信号検出レベルを越えた信号が入力した時に作動してピーク値を検出するとともに、前記第2のピークホールド回路は前記第1のピークホールド回路が動作した時のみに動作するものであり、さらに該第1,第2のピークホールド回路はピークホールド時間後の所定の不感時間を経過後に、次の信号を検出することを特徴とする回転電機の部分放電監視装置。
  2. 前記周波数帯域は5MHz〜40MHzとし、前記第1の周波数帯域幅を1MHz〜3MHzとするとともに、前記第2の周波数帯域を前記第1の周波数帯域より5MHz以上高く設定されていることを特徴とする請求項1に記載の回転電機の部分放電監視装置。
  3. 前記ピークホールド回路の信号検出レベルは、計測レンジに対して可変とすることを特徴とする請求項1に記載の回転電機の部分放電監視装置。
  4. 前記ピークホールド回路の信号検出レベルは計測レンジの15%に設定されていることを特徴とする請求項1に記載の回転電機の部分放電監視装置。
  5. 前記ピークホールド時間を1μ秒〜2μ秒とし、前記不感時間を6μ秒〜100μ秒とし、かつこの不感時間は可変とすることを特徴とする請求項1に記載の回転電機の部分放電監視装置。
  6. 前記制御用CPUは、前記第1,第2の周波数帯域検出回路が、検出した信号の2周波強度相関から、ノイズ除去のしきい値を下廻る信号を除去するノイズ信号除去処理を行い、このノイズ信号除去後のデータ値を基準とし、前記第1、第2の周波数帯域検出回路の計測レンジを、前記減衰器を制御して設定することを特徴とする請求項1に記載の回転電機の部分放電監視装置。
  7. 前記制御用CPUは、前記ピークホールド回路の前記所定の信号検出レベルを、部分放電強度に応じて可変とするよう制御することを特徴とする請求項1に記載の回転電機の部分放電監視装置。
  8. 前記所定の信号検出レベルを、部分放電強度の1/2とすることを特徴とする請求項7に記載の回転電機の部分放電監視装置。
  9. 回転電機の部分放電遠隔監視システムであって、前記部分放電遠隔監視システムは、回転電機内に配置された部分放電センサと、部分放電監視装置と、前記部分放電監視装置に通信網を介して接続された監視センタとを備えたものであり、前記部分放電監視装置には放電検出回路と制御用CPUが備えられており、前記放電検出回路には第1の減衰器と第1の帯域フィルタと第1のピークホールド回路とが設けられた第1の周波数帯域検出回路と、第2の減衰器と第2の帯域フィルタと第2のピークホールド回路とが設けられた第2の周波数帯域検出回路とが設けられており、前記第1,第2の周波数帯域検出回路は、前記回転電機に配置された部分放電センサの出力信号を同時に計測するものであって、その計測レンジの制御は、前記制御用CPUにより、前記第1,第2の減衰器が制御されることによって行われるものであり、
    前記第1,第2の減衰器を通過する前記放電センサの出力信号を、前記第1の帯域フィルタは予め決定された第1の周波数帯域で、また前記第2の帯域フィルタは前記第1の周波数帯域より高い第2の周波数帯域で通過させ、前記放電センサの出力信号を入力する前記第1,第2のピークホールド回路のそれぞれは、所定の信号検出レベルを越えた信号が入力した時に作動してピーク値を検出するとともに、前記第2のピークホールド回路は前記第1のピークホールド回路が動作した時のみに動作するものであり、さらに該第1,第2のピークホールド回路はピークホールド時間後の所定の不感時間を経過後に、次の信号を検出し、
    前記部分放電監視装置に設けられたコンパレータは、前記検出された信号データを設定された基準値と比較して、前記回転電機の部分放電が許容レベルを越えている場合に、そのデータを直ちに前記監視センタに送信することを特徴とする回転電機の部分放電遠隔監視システム。
  10. 前記検出された信号データを、設定された期間内保存後、一括して前記監視センタに送信することを特徴とする請求項9に記載の回転電機の部分放電遠隔監視システム。
  11. 前記検出された信号データを、設定された期間内保存し、前記コンパレータが部分放電の大きさと発生傾向をデータ化して、そのデータを前記監視センタに送信することを特徴とする請求項9に記載の回転電機の部分放電遠隔監視システム。
  12. 前記周波数帯域は5MHz〜40MHzとし、前記第1の周波数帯域幅を1MHz〜3MHzとするとともに、前記第2の周波数帯域を前記第1の周波数帯域より5MHz以上高く設定されていることを特徴とする請求項9に記載の回転電機の部分放電遠隔監視システム。
  13. 前記ピークホールド回路の所定の信号検出レベルは、計測レンジに対して可変とすることを特徴とする請求項9に記載の回転電機の部分放電遠隔監視システム。
  14. 前記ピークホールド回路の所定の信号検出レベルは計測レンジの15%に設定されていることを特徴とする請求項9に記載の回転電機の部分放電遠隔監視システム。
JP2004122463A 2003-12-03 2004-04-19 回転電機の部分放電監視装置および回転電機の部分放電遠隔監視システム Expired - Fee Related JP4319575B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004122463A JP4319575B2 (ja) 2003-12-03 2004-04-19 回転電機の部分放電監視装置および回転電機の部分放電遠隔監視システム
US10/918,491 US7165014B2 (en) 2003-12-03 2004-08-16 Partial discharge monitoring apparatus and partial discharge remote monitoring system for rotating electric machines

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003404334 2003-12-03
JP2004122463A JP4319575B2 (ja) 2003-12-03 2004-04-19 回転電機の部分放電監視装置および回転電機の部分放電遠隔監視システム

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2005189226A JP2005189226A (ja) 2005-07-14
JP2005189226A5 JP2005189226A5 (ja) 2006-12-28
JP4319575B2 true JP4319575B2 (ja) 2009-08-26

Family

ID=34067430

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004122463A Expired - Fee Related JP4319575B2 (ja) 2003-12-03 2004-04-19 回転電機の部分放電監視装置および回転電機の部分放電遠隔監視システム

Country Status (2)

Country Link
US (1) US7165014B2 (ja)
JP (1) JP4319575B2 (ja)

Families Citing this family (27)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7183776B1 (en) * 2005-08-31 2007-02-27 Electrical Reliability Services, Inc. System and method for performing online partial discharge testing
US7282923B2 (en) * 2005-09-20 2007-10-16 General Electric Company Systems and methods for triggering a partial discharge acquisition
JP2007232495A (ja) * 2006-02-28 2007-09-13 Mitsubishi Electric Corp 部分放電遠隔監視装置
KR100968519B1 (ko) * 2008-07-14 2010-07-08 (주) 피에스디테크 전력설비의 부분방전 노이즈 제거 장치 및 부분방전발생구간 검출 장치
US8215183B2 (en) * 2009-07-03 2012-07-10 Ads Llc Augmented surface sensor for measuring flow velocity
US8115475B2 (en) * 2009-09-23 2012-02-14 Electrical Reliability Services, Inc. Manipulation assembly for online electrical system test probe installation
US8674642B2 (en) * 2011-03-28 2014-03-18 Baker Hughes Incorporated Partial discharge monitoring systems and methods
DE102011082866A1 (de) * 2011-09-16 2013-03-21 Olaf Rudolph Verfahren zum Erkennen einer oder meherer gleichzeitig auftretender Teilenladungs-Quellen
GB201116088D0 (en) * 2011-09-16 2011-11-02 High Voltage Partial Discharge Ltd Method and apparatus for measuring partial discharge
CN102508134A (zh) * 2011-11-22 2012-06-20 广东电网公司电力科学研究院 一种局部放电在线监测方法及系统
CN103176125A (zh) * 2011-12-26 2013-06-26 哈尔滨瑞格大电机技术有限公司 电机多功能电刷信号监测器
KR102001248B1 (ko) * 2013-05-03 2019-07-18 한국전력공사 부분방전 검출장치의 시험장치 및 방법
CN103487730A (zh) * 2013-09-12 2014-01-01 国家电网公司 电力变压器局部放电实时监测系统
CN103472379A (zh) * 2013-10-09 2013-12-25 薛建仁 Ac-owts局部放电测试装置
US10279081B2 (en) * 2014-10-24 2019-05-07 Allosource Composite grafts, systems, and methods
CN104407277B (zh) * 2014-11-08 2017-07-21 莆田学院 一种基于双波段紫外视频多信息融合局部放电监测装置
CN104780348A (zh) * 2015-04-16 2015-07-15 江苏科技大学 一种室外电力设备实时监测系统和方法
CN105891686A (zh) * 2016-04-11 2016-08-24 国网上海市电力公司 一种局部放电无线监测系统的告警方法
US10648847B2 (en) 2016-09-25 2020-05-12 Ads Llc Level sensor with parabolic reflector
US10928436B2 (en) * 2017-01-30 2021-02-23 General Electric Company Evaluation of phase-resolved partial discharge
WO2018160924A1 (en) * 2017-03-02 2018-09-07 Rosemount Inc. Trending functions for partial discharge
EP3470858B1 (en) * 2017-10-16 2022-10-05 Hamilton Sundstrand Corporation Motor drive assembly
EP3570052A1 (de) * 2018-05-18 2019-11-20 Siemens Aktiengesellschaft Verfahren zur messung eines gepulsten hochfrequenten ereignissignals
JP2020153900A (ja) * 2019-03-22 2020-09-24 東京電力ホールディングス株式会社 部分放電診断装置
EP3798652A1 (de) 2019-09-30 2021-03-31 Siemens Aktiengesellschaft Verfahren zum testen eines teilentladungsmesssystems für eine elektrische maschine
KR102220123B1 (ko) * 2020-10-28 2021-02-25 (주)오앤엠 코리아 공기 중 방사되는 부분 방전 신호 검출 장치
US11675012B2 (en) * 2021-09-27 2023-06-13 GM Global Technology Operations LLC Detection of partial discharge

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5126677A (en) 1990-08-14 1992-06-30 Electric Power Research Institute, Inc. Apparatus and method for preventing spurious signals to the radio frequency monitor used for early warning of impending failure in electric generators and other equipment
JP3187642B2 (ja) 1994-02-25 2001-07-11 関西電力株式会社 電気機器の異常検出方法及び回転電機の異常検出装置
US5475312A (en) 1994-06-07 1995-12-12 Iris Power Engineering Inc. Method and device for distinguishing between partial discharge and electrical noise
WO2001001366A2 (en) * 1999-06-25 2001-01-04 Telemonitor, Inc. Smart remote monitoring system and method
JP2002071742A (ja) 2000-08-30 2002-03-12 Mitsubishi Electric Corp 部分放電検出装置および部分放電監視システム
US6573727B2 (en) * 2001-01-25 2003-06-03 General Electric Company Method and apparatus for evaluation of insulation in variable speed motors

Also Published As

Publication number Publication date
US20050012507A1 (en) 2005-01-20
JP2005189226A (ja) 2005-07-14
US7165014B2 (en) 2007-01-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4319575B2 (ja) 回転電機の部分放電監視装置および回転電機の部分放電遠隔監視システム
JP2005189226A5 (ja)
CN103930789B (zh) 用于远程监视电气设备中的局部放电的设备和方法
US7236338B2 (en) System and method for remotely detecting and locating faults in a power system
US7183774B2 (en) Method of detecting partial discharges and diagnostic system for electrical apparatus
JP6704898B2 (ja) 光起電力システムにおけるアークを検出するための方法およびアークの検出装置
JP2000329833A (ja) 回転電機の異常検出装置
GB2264565A (en) Monitoring capacitive discharge ignition systems
JP2007232495A (ja) 部分放電遠隔監視装置
RU2195680C2 (ru) Способ и устройство для электрического контроля электродной линии биполярной высоковольтной установки электропередачи постоянного тока
KR20160025068A (ko) 부분방전 검출 시스템
JP5599982B2 (ja) 高圧受電設備の絶縁劣化診断装置
CN111201450B (zh) 可自测试的测量系统和用于运行可自测试测量系统的方法
JP2005147890A (ja) 絶縁異常診断装置
US11579181B2 (en) Detection of a partial discharge
JP2002071742A (ja) 部分放電検出装置および部分放電監視システム
JPH0356028A (ja) 油入変圧器の部分放電監視装置
JP4289282B2 (ja) 回転機の部分放電検出装置及び部分放電遠隔監視システム
US4982175A (en) Telemetry circuit with noise immunization
KR100888191B1 (ko) 전력용 변압기의 진단시스템
CN111239572B (zh) 雷电防护设施spd的在线监测方法和系统
JPH07508145A (ja) 検査すべき線路の異常検出方法
US5892369A (en) Method for the detection of the presence of passivation in an integrated circuit
JPH055064B2 (ja)
JPH05134032A (ja) ノイズを伴う信号の識別方法及び回路装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061114

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061114

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090227

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090310

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090427

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090519

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090528

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120605

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4319575

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130605

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees