JP4319575B2 - 回転電機の部分放電監視装置および回転電機の部分放電遠隔監視システム - Google Patents
回転電機の部分放電監視装置および回転電機の部分放電遠隔監視システム Download PDFInfo
- Publication number
- JP4319575B2 JP4319575B2 JP2004122463A JP2004122463A JP4319575B2 JP 4319575 B2 JP4319575 B2 JP 4319575B2 JP 2004122463 A JP2004122463 A JP 2004122463A JP 2004122463 A JP2004122463 A JP 2004122463A JP 4319575 B2 JP4319575 B2 JP 4319575B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- partial discharge
- rotating electrical
- electrical machine
- frequency band
- signal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01R—MEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
- G01R31/00—Arrangements for testing electric properties; Arrangements for locating electric faults; Arrangements for electrical testing characterised by what is being tested not provided for elsewhere
- G01R31/34—Testing dynamo-electric machines
- G01R31/343—Testing dynamo-electric machines in operation
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01R—MEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
- G01R31/00—Arrangements for testing electric properties; Arrangements for locating electric faults; Arrangements for electrical testing characterised by what is being tested not provided for elsewhere
- G01R31/12—Testing dielectric strength or breakdown voltage ; Testing or monitoring effectiveness or level of insulation, e.g. of a cable or of an apparatus, for example using partial discharge measurements; Electrostatic testing
- G01R31/1227—Testing dielectric strength or breakdown voltage ; Testing or monitoring effectiveness or level of insulation, e.g. of a cable or of an apparatus, for example using partial discharge measurements; Electrostatic testing of components, parts or materials
Description
また、特許文献2に示された装置では、遠隔監視に関する記載がない。最近のように、電力自由化に伴う各地に多数分散配置された、例えば火力発電所のタービン発電機を監視センタにて統括監視する需要の増大に対して、前記特許文献2は何ら示されてない。また更に、比較するための2つの帯域の信号を収集する時間分解能に関する記述が無い。一般に計測対象とする回転電機の部分放電は1秒間に数百〜数千個発生する。この数の部分放電を高分解能で検出し、遠隔監視のためにこの特許文献2による装置でデータ転送をしようとすると、大形の装置となり高価となる欠点がある。
さらに、特許文献3によれば検出帯域が広く、検出帯域内のノイズが除去できないと言う問題点があった。更に、大形のシステムとなり高価となる欠点がある。
一般にノイズは多数発生するので、2μ秒の時間分解能で連続計測するとf1帯域で1秒間に最大で500,000個、f2帯域を含めて1,000,000個のデータとなりメモリが膨大となる。前述したように部分放電発生が間欠性の場合は1秒間の計測では不十分であり、10秒間程度の計測が必要である。2μ秒の分解能で10秒間計測すると最大で10,000,000個のデータとなり、膨大なメモリが必要となるだけでなく、処理時間が長くなる問題がある。また、装置は大形となり、高価となる。
更に、遠隔監視のためのデータ転送に膨大な時間が必要となる問題点がある。この問題を解決するためには、パルス分解能を維持したまま検出パルス数を大幅に減らすことが必要となる。
検出するパルス数を減らすためには、ピークホールド時間を10μ秒〜100μ秒と大きくしてその間の最大値を検出する方法があるが、この方法では検出するパルス強度がf1とf2とで異なるパルスとなり2周波相関特性が得られない。
第1,第2の周波数帯域検出回路は、回転電機に配置された部分放電センサの出力信号を同時に計測するものであって、その計測レンジの制御は、制御用CPUにより、第1,第2の減衰器が制御されることによって行われるものであり、
第1,第2の減衰器を通過する放電センサの出力信号を、第1の帯域フィルタは予め決定された第1の周波数帯域で、また第2の帯域フィルタは第1の周波数帯域より高い第2の周波数帯域で通過させ、放電センサの出力信号を入力する第1,第2のピークホールド回路のそれぞれは、所定の信号検出レベルを越えた信号が入力した時に作動してピーク値を検出するとともに、第2のピークホールド回路は第1のピークホールド回路が動作した時のみに動作するものであり、さらに該第1,第2のピークホールド回路はピークホールド時間後の所定の不感時間を経過後に、次の信号を検出するものである。
第1,第2の減衰器を通過する放電センサの出力信号を、第1の帯域フィルタは予め決定された第1の周波数帯域で、また第2の帯域フィルタは第1の周波数帯域より高い第2の周波数帯域で通過させ、放電センサの出力信号を入力する第1,第2のピークホールド回路のそれぞれは、所定の信号検出レベルを越えた信号が入力した時に作動してピーク値を検出するとともに、第2のピークホールド回路は第1のピークホールド回路が動作した時のみに動作するものであり、さらに該第1,第2のピークホールド回路はピークホールド時間後の所定の不感時間を経過後に、次の信号を検出し、
部分放電監視装置に設けられたコンパレータは、検出された信号データを設定された基準値と比較して、回転電機の部分放電が許容レベルを越えている場合に、そのデータを直ちに監視センタに送信するものである。
以下、この発明を図に基づいて説明する。
図1は、この発明の実施の形態1による部分放電監視装置を説明するための部分放電遠隔監視システム100の構成を示す図である。例えば、火力発電所9に設置されたタービン発電機に相当する回転電機1の絶縁状態を運転中に遠隔監視するシステムで、回転電機1内に設けられた部分放電センサ2の信号が端子板3を介して発電機外部に導出され、部分放電監視装置4に入力される。部分放電監視装置4はWebサーバ5とインターネット6を介し、例えば複数の発電所の諸機器を集中的に管理する監視センタ7内に設けられた監視サーバ8と送受信する構成となっている。
図2は部分放電監視装置4の構成を示すブロック図である。部分放電監視装置4は次のように構成されている。切換器10を用いて固定子コイルのU,V,W各相に設けた部分放電センサ2をリレー11で切換えて選択する。前記部分放電センサ2の出力する信号は第1の周波数帯域検出回路であるf1帯域検出回路12と第2の周波数帯域検出回路であるf2帯域検出回路13に入力される。f1帯域検出回路12は減衰器14a、f1帯域フィルタ15a、増幅器16、ピークホールド回路17a、A/D変換器18、メモリ19、飽和表示器20、信号レベル表示器21で構成される。f2帯域検出回路13は基本的にはf1帯域検出回路12と同じであるが、f1帯域フィルタ15aとは検出周波数帯域が異なるf2帯域フィルタ15bで構成される。更に制御用CPU22、ロジック手段23、位相信号入力手段24で構成されている。
制御用CPU22にプログラミングされた順序で切換器10のリレー11を動作して所定の部分放電センサ2を選択する。部分放電センサ2は回転電機1の固定子コイル(図示せず)のU、V,W各相に設置されており、部分放電センサ2を選択することで監視対象となる固定子コイル相を選択することとなる。
選択された部分放電センサ2の出力する信号は、部分放電とノイズとに識別するために2回路に分岐され、片方はf1帯域検出回路12に、もう片方はf2帯域検出回路13に入力される。信号の流れと動作ステップは次の通りである。
計測レンジの自動制御はCPU22により減衰器14を制御することで実施する。この計測レンジの自動制御はf1帯域検出回路12、f2帯域検出回路13それぞれに行う。
第2ステップ;パルスを計測する。
減衰器14を通過した信号はf1帯域フィルタ15a、およびf2帯域フィルタ15bそれぞれで5〜40MHzの範囲内で予め決定された周波数帯域のみ通過させる。f2帯域フィルタ15bはf1帯域フィルタ15より5MHz以上高く、かつ40MHz以下の任意の周波数帯域が選定される。f1帯域フィルタ15a、f2帯域フィルタ15bともに帯域幅は3MHzである。ここで、f1帯域フィルタ15a、f2帯域フィルタ15bに飽和信号が入力された時に、その状態を飽和表示20で表示する。これはf1帯域フィルタ15a、f2帯域フィルタ15bで飽和した信号の周波数特性により、みかけ上飽和していない様な誤信号となる誤動作を防止するために用いる。
f1帯域フィルタ15a、f2帯域フィルタ15bを通過した信号を増幅器16で定率増幅した後、ピークホールド回路17a,17bにてピーク値を検出しA/D変換器18でデジタル値に変換してメモリ19に格納する。
第3ステップ;部分放電信号とノイズを識別する。
ここで、2つの帯域で検出して部分放電とノイズを識別する考え方と動作について記す。
回転電機1の固定子コイルの絶縁が劣化すると運転電圧によって部分放電が発生するが、その発生現象はつぎの特徴を有する。
1.部分放電の発生パルス個数が非常に多い。一般的に1秒間に数百〜数千個発生する。
2.絶縁劣化に有害とされる大きな部分放電の発生状態が間欠的である場合がある。
3.固定子コイル近傍に設置された部分放電センサ2で検出する場合、部分放電は部分放電センサ2の近くで発生しているため高周波数成分の減衰が小さいのに対し、ノイズは部分放電センサから遠い位置で発生するため信号伝播により高周波信号の減衰が大きく信号強度が弱くなる。
図3に示す2周波相関を把握するための検出タイミングを図4に示す。図4には、同一パルスをf1帯域検出回路12とf2帯域検出回路13で同時検出する時の信号強度と検出タイミングの1例を記載している。棒グラフは各パルスの強度を示しており、棒グラフ上のA,Bは図3のA信号とB信号を示す。検出タイミングの制御とデータ計測は制御用CPU22およびロジック回路23、データバス25で行う。
また不感時間36は6〜100μ秒の間で可変とする。この不感時間36を可変とすることで検出パルス数を制限することができる。不感時間36ではパルスを検出しない。この時間に絶縁劣化に有害なパルスが発生すると計測機能として問題となるが、この問題は次の説明で回避されることが分かる。
また、不感時間36に部分放電の検出ミスが出ても、位相特性は検出パルスが2000個あれば十分に得られるので、若干の検出ミスは問題とならない。
以上述べたように、6〜100μ秒の不感時間36は問題とならない。
一般に部分放電波形は、部分放電発生点では図5に示すように単発のパルス波形である。しかし、部分放電信号が回転機固定子巻線を経由して部分放電センサ2に到達するまでに反射や共振や減衰を繰返しながら伝播すること、およびf1周波数帯域を5〜40MHzの範囲で帯域幅3MHzに制限して通過させることで、帯域フィルタ15a、15bを通過した信号は図6に示す様な振動波形となる。この図6に示す信号波形のほう絡線(エンベロープ)の最大値を検出する必要がある。この1パルスの振動波形のほう絡線の最大値までの到達時間t1は回転電機の大きさや固定子巻線の長さに起因して決定されるが、固定子巻線での部分放電の場合約数百n秒から1μ秒以内である。検出時間Δtは、ほう絡線の最大値を確実に検出する時間とする必要がある。回転電機では、検出時間Δtを2μ秒間程度とすることで最大値をピークホールドし部分放電強度を検知することができる。検出時間Δtが必要以上に長い場合にはΔt内に別のパルスを重ねて検出しf1帯域検出回路12とf2帯域検出回路13とで別のパルスを検出する危険性が生じる。
制御用CPU22によってノイズ除去を行う場合、前述した図3に示す信号群のヒストグラムからA信号群30aとB信号群31aとの境界の角度をノイズ除去しきい値29としている。ノイズ除去しきい値29を図3に示す。図3に示す例ではノイズ除去しきい値29は28度となり、28度より小さい角度に存在するB信号群31aとC信号群32aのパルスをノイズとして除去する。図3のノイズ除去前後の部分放電発生位相特性を図7、図8に示す。図7は図3に示す全パルスを示したものでノイズ除去前、図8は図3のA信号群のみ取り出して表示したものである。
なお、この実施の形態1の図4に示した例では、ピークホールド時間34を2μ秒、不感時間36を6μ秒の場合を示したが、必ずしもこれに限らず、前記ピークホールド時間34を1〜2μ秒、不感時間36を6〜100μ秒としてもよい。この不感時間36は装置のコストを配慮して決められるものでもあり、望ましくは50μ秒である。
次に実施の形態2による信号レベルに応じた計測レンジの自動設定フローを図9に示す。制御用CPU22によるf1帯域の減衰器14aの自動設定は次のフローで動作する。
第1ステップ:信号を1秒間計測する。
第2ステップ:計測したデータをRAM19に格納する。
第3ステップ:RAM19に格納したデータを読み出す。
第4ステップ:実施の形態1で記述した2周波相関ノイズ除去方法を用いてノイズ除去を行う。
第5ステップ:部分放電が1秒間に60個(商用電源が60Hzの場合。商用電源が50Hzの場合は50個/秒)発生するレベル(60pps:Pulse per second)を演算し導出する。
第6ステップ:60ppsが計測レンジの40%レベルと比較し、40%以下である場合は感度を1段階上げて再計測する。40%以上である場合は次のステップへ進む。
第7ステップ:60ppsが計測レンジの90%レベルと比較し、90%以上である場合は感度を1段階下げて再計測する。90%以下である場合は次のステップへ進む。この第6と第7ステップで60ppsが計測レンジの40%〜90%の範囲となるよう制御する。
第8ステップ:計測している部分放電パルスの中でレンジオーバーしたパルス数を比較し、10pps以上がオーバーしている場合には、レンジを1段階下げて再計測する。この再計測の場合にはレンジオーバーの比較基準が優先される。
第9ステップ:第6,7がYes、第8がNoとなった時、決定されたレンジを計測レンジと決定し、レンジ設定が完了する。
第1ステップ:信号を1秒間計測する。
第2ステップ:計測したデータをRAM19に格納する。
第3ステップ:RAM19に格納したデータを読み出す。
ここまではf1計測と同時に行われる。
第4ステップ:f2の信号の最大値が、計測レンジの50%レベルと比較し、50%以下である場合は感度を1段階上げて再計測する。50%以上である場合は次のステップへ進む。
第5ステップ:f2の信号の最大値が計測レンジの95%レベルと比較し、95%以上である場合は感度を1段階下げて再計測する。95%以下である場合は次のステップへ進む。
第6ステップ:第4,5ステップがYesとなった時、決定されたレンジを計測レンジと決定し、レンジ設定が完了する。
また、f1帯域検出回路12とf2帯域検出回路13がそれぞれに最適レンジに設定されるので、感度よく検出できるとともに、2周波相関ノイズ除去が容易となる効果がある。
さらに、ノイズ除去後の60pps値を基準にレンジが設定されるので、ノイズに埋もれた部分放電を精度良く検出できる効果がある。無人遠隔監視が精度良くできる効果がある。
この実施の形態3では計測レンジ設定時の部分放電データを基準にして、ピークホールド回路17a、17bの信号検出レベル33を可変させる構成とする。この場合最も望ましい変化の度合いは、信号検出レベル33を部分放電の60pps値の50%とする。例えば計測レンジが0〜100mVに設定されている場合に、部分放電の60pps値が70mVであると、信号検出レベル33を35mVとして35mV未満のパルスがピークホールドされないように設定する。部分放電が間欠性の場合で、レンジオーバーするパルスが10ppsとなるため60pps値が40mVとなる場合は信号検出レベル33を20mVとし20mV未満のパルスがピークホールドされないように設定する。
多くの場合、f1、f2の狭帯域内で検出されるノイズパルスは部分放電より小さく発生数が多い。したがって、部分放電を基準に信号検出レベルを制御することで、大きな部分放電が発生している場合には小さなノイズを検出しないように自動制御する。
このように信号検出レベルを部分放電強度の1/2に可変とすることで、検出パルス数を大幅に減少させることができ、部分放電遠隔監視システムにこの装置を採用した時データ処理時間や、データ転送時間が大幅に縮小できる効果がある。さらに部分放電監視装置を小型化、低コスト化できる効果がある。
さらに、部分放電とノイズが混在して発生している場合には、部分放電センサ2には部分放電とノイズが混在して検出される。この時、小さいノイズでピークホールド回路のトリガがかかり、その直後の不感時間に発生する部分放電の検出をミスするという点も解消できる。
次に部分放電監視装置で得られたデータを監視センタに伝送する回転電機の部分放電遠隔監視システムについて説明する。
部分放電監視装置4には、図示省略したコンパレータが設けられている。このコンパレータは前記実施の形態1〜3で検出した信号データを、設定された基準値と比較を行い、回転電機1の部分放電が許容レベルを越えている場合、そのデータを直ちにインターネット6等の通信網を介して監視センタ7の監視サーバ8に送信する。このように許容レベルを越える部分放電が発生した際に、直ちにその情報を監視センタに送信することができるので、必要な措置を速やかにとることが可能となり、従って無人遠隔監視が採用できるという効果がある。
またさらに、信号データを設定された期間内保存するとともに、前記コンパレータが部分放電の大きさと、発生傾向をデータ化し、そのデータを監視サーバに送信することにより、期間内の放電発生傾向が容易に判明するとともに、通信費の削減がはかれる。
12 第1の周波数帯域検出回路、13 第2の周波数帯域検出回路、
14a,14b 第1,第2の減衰器、15a,15b 第1,第2の帯域フィルタ、
17a,17b 第1,第2のピークホールド回路、22 制御用CPU、
33 信号検出レベル、34 ピークホールド時間、35 リセット時間、
36 不感時間、37 検出時間、50 放電検出回路、
100 部分放電遠隔監視システム。
Claims (14)
- 回転電機の部分放電監視装置であって、該部分放電監視装置には放電検出回路と制御用CPUが備えられており、
前記放電検出回路には第1の減衰器と第1の帯域フィルタと第1のピークホールド回路とが設けられた第1の周波数帯域検出回路と、第2の減衰器と第2の帯域フィルタと第2のピークホールド回路とが設けられた第2の周波数帯域検出回路とが設けられており、
前記第1,第2の周波数帯域検出回路は、前記回転電機に配置された部分放電センサの出力信号を同時に計測するものであって、その計測レンジの制御は、前記制御用CPUにより、前記第1,第2の減衰器が制御されることによって行われるものであり、
前記第1,第2の減衰器を通過する前記放電センサの出力信号を、前記第1の帯域フィルタは予め決定された第1の周波数帯域で、また前記第2の帯域フィルタは前記第1の周波数帯域より高い第2の周波数帯域で通過させ、前記放電センサの出力信号を入力する前記第1,第2のピークホールド回路のそれぞれは、所定の信号検出レベルを越えた信号が入力した時に作動してピーク値を検出するとともに、前記第2のピークホールド回路は前記第1のピークホールド回路が動作した時のみに動作するものであり、さらに該第1,第2のピークホールド回路はピークホールド時間後の所定の不感時間を経過後に、次の信号を検出することを特徴とする回転電機の部分放電監視装置。 - 前記周波数帯域は5MHz〜40MHzとし、前記第1の周波数帯域幅を1MHz〜3MHzとするとともに、前記第2の周波数帯域を前記第1の周波数帯域より5MHz以上高く設定されていることを特徴とする請求項1に記載の回転電機の部分放電監視装置。
- 前記ピークホールド回路の信号検出レベルは、計測レンジに対して可変とすることを特徴とする請求項1に記載の回転電機の部分放電監視装置。
- 前記ピークホールド回路の信号検出レベルは計測レンジの15%に設定されていることを特徴とする請求項1に記載の回転電機の部分放電監視装置。
- 前記ピークホールド時間を1μ秒〜2μ秒とし、前記不感時間を6μ秒〜100μ秒とし、かつこの不感時間は可変とすることを特徴とする請求項1に記載の回転電機の部分放電監視装置。
- 前記制御用CPUは、前記第1,第2の周波数帯域検出回路が、検出した信号の2周波強度相関から、ノイズ除去のしきい値を下廻る信号を除去するノイズ信号除去処理を行い、このノイズ信号除去後のデータ値を基準とし、前記第1、第2の周波数帯域検出回路の計測レンジを、前記減衰器を制御して設定することを特徴とする請求項1に記載の回転電機の部分放電監視装置。
- 前記制御用CPUは、前記ピークホールド回路の前記所定の信号検出レベルを、部分放電強度に応じて可変とするよう制御することを特徴とする請求項1に記載の回転電機の部分放電監視装置。
- 前記所定の信号検出レベルを、部分放電強度の1/2とすることを特徴とする請求項7に記載の回転電機の部分放電監視装置。
- 回転電機の部分放電遠隔監視システムであって、前記部分放電遠隔監視システムは、回転電機内に配置された部分放電センサと、部分放電監視装置と、前記部分放電監視装置に通信網を介して接続された監視センタとを備えたものであり、前記部分放電監視装置には放電検出回路と制御用CPUが備えられており、前記放電検出回路には第1の減衰器と第1の帯域フィルタと第1のピークホールド回路とが設けられた第1の周波数帯域検出回路と、第2の減衰器と第2の帯域フィルタと第2のピークホールド回路とが設けられた第2の周波数帯域検出回路とが設けられており、前記第1,第2の周波数帯域検出回路は、前記回転電機に配置された部分放電センサの出力信号を同時に計測するものであって、その計測レンジの制御は、前記制御用CPUにより、前記第1,第2の減衰器が制御されることによって行われるものであり、
前記第1,第2の減衰器を通過する前記放電センサの出力信号を、前記第1の帯域フィルタは予め決定された第1の周波数帯域で、また前記第2の帯域フィルタは前記第1の周波数帯域より高い第2の周波数帯域で通過させ、前記放電センサの出力信号を入力する前記第1,第2のピークホールド回路のそれぞれは、所定の信号検出レベルを越えた信号が入力した時に作動してピーク値を検出するとともに、前記第2のピークホールド回路は前記第1のピークホールド回路が動作した時のみに動作するものであり、さらに該第1,第2のピークホールド回路はピークホールド時間後の所定の不感時間を経過後に、次の信号を検出し、
前記部分放電監視装置に設けられたコンパレータは、前記検出された信号データを設定された基準値と比較して、前記回転電機の部分放電が許容レベルを越えている場合に、そのデータを直ちに前記監視センタに送信することを特徴とする回転電機の部分放電遠隔監視システム。 - 前記検出された信号データを、設定された期間内保存後、一括して前記監視センタに送信することを特徴とする請求項9に記載の回転電機の部分放電遠隔監視システム。
- 前記検出された信号データを、設定された期間内保存し、前記コンパレータが部分放電の大きさと発生傾向をデータ化して、そのデータを前記監視センタに送信することを特徴とする請求項9に記載の回転電機の部分放電遠隔監視システム。
- 前記周波数帯域は5MHz〜40MHzとし、前記第1の周波数帯域幅を1MHz〜3MHzとするとともに、前記第2の周波数帯域を前記第1の周波数帯域より5MHz以上高く設定されていることを特徴とする請求項9に記載の回転電機の部分放電遠隔監視システム。
- 前記ピークホールド回路の所定の信号検出レベルは、計測レンジに対して可変とすることを特徴とする請求項9に記載の回転電機の部分放電遠隔監視システム。
- 前記ピークホールド回路の所定の信号検出レベルは計測レンジの15%に設定されていることを特徴とする請求項9に記載の回転電機の部分放電遠隔監視システム。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004122463A JP4319575B2 (ja) | 2003-12-03 | 2004-04-19 | 回転電機の部分放電監視装置および回転電機の部分放電遠隔監視システム |
US10/918,491 US7165014B2 (en) | 2003-12-03 | 2004-08-16 | Partial discharge monitoring apparatus and partial discharge remote monitoring system for rotating electric machines |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003404334 | 2003-12-03 | ||
JP2004122463A JP4319575B2 (ja) | 2003-12-03 | 2004-04-19 | 回転電機の部分放電監視装置および回転電機の部分放電遠隔監視システム |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005189226A JP2005189226A (ja) | 2005-07-14 |
JP2005189226A5 JP2005189226A5 (ja) | 2006-12-28 |
JP4319575B2 true JP4319575B2 (ja) | 2009-08-26 |
Family
ID=34067430
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004122463A Expired - Fee Related JP4319575B2 (ja) | 2003-12-03 | 2004-04-19 | 回転電機の部分放電監視装置および回転電機の部分放電遠隔監視システム |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US7165014B2 (ja) |
JP (1) | JP4319575B2 (ja) |
Families Citing this family (27)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7183776B1 (en) * | 2005-08-31 | 2007-02-27 | Electrical Reliability Services, Inc. | System and method for performing online partial discharge testing |
US7282923B2 (en) * | 2005-09-20 | 2007-10-16 | General Electric Company | Systems and methods for triggering a partial discharge acquisition |
JP2007232495A (ja) * | 2006-02-28 | 2007-09-13 | Mitsubishi Electric Corp | 部分放電遠隔監視装置 |
KR100968519B1 (ko) * | 2008-07-14 | 2010-07-08 | (주) 피에스디테크 | 전력설비의 부분방전 노이즈 제거 장치 및 부분방전발생구간 검출 장치 |
US8215183B2 (en) * | 2009-07-03 | 2012-07-10 | Ads Llc | Augmented surface sensor for measuring flow velocity |
US8115475B2 (en) * | 2009-09-23 | 2012-02-14 | Electrical Reliability Services, Inc. | Manipulation assembly for online electrical system test probe installation |
US8674642B2 (en) * | 2011-03-28 | 2014-03-18 | Baker Hughes Incorporated | Partial discharge monitoring systems and methods |
DE102011082866A1 (de) * | 2011-09-16 | 2013-03-21 | Olaf Rudolph | Verfahren zum Erkennen einer oder meherer gleichzeitig auftretender Teilenladungs-Quellen |
GB201116088D0 (en) * | 2011-09-16 | 2011-11-02 | High Voltage Partial Discharge Ltd | Method and apparatus for measuring partial discharge |
CN102508134A (zh) * | 2011-11-22 | 2012-06-20 | 广东电网公司电力科学研究院 | 一种局部放电在线监测方法及系统 |
CN103176125A (zh) * | 2011-12-26 | 2013-06-26 | 哈尔滨瑞格大电机技术有限公司 | 电机多功能电刷信号监测器 |
KR102001248B1 (ko) * | 2013-05-03 | 2019-07-18 | 한국전력공사 | 부분방전 검출장치의 시험장치 및 방법 |
CN103487730A (zh) * | 2013-09-12 | 2014-01-01 | 国家电网公司 | 电力变压器局部放电实时监测系统 |
CN103472379A (zh) * | 2013-10-09 | 2013-12-25 | 薛建仁 | Ac-owts局部放电测试装置 |
US10279081B2 (en) * | 2014-10-24 | 2019-05-07 | Allosource | Composite grafts, systems, and methods |
CN104407277B (zh) * | 2014-11-08 | 2017-07-21 | 莆田学院 | 一种基于双波段紫外视频多信息融合局部放电监测装置 |
CN104780348A (zh) * | 2015-04-16 | 2015-07-15 | 江苏科技大学 | 一种室外电力设备实时监测系统和方法 |
CN105891686A (zh) * | 2016-04-11 | 2016-08-24 | 国网上海市电力公司 | 一种局部放电无线监测系统的告警方法 |
US10648847B2 (en) | 2016-09-25 | 2020-05-12 | Ads Llc | Level sensor with parabolic reflector |
US10928436B2 (en) * | 2017-01-30 | 2021-02-23 | General Electric Company | Evaluation of phase-resolved partial discharge |
WO2018160924A1 (en) * | 2017-03-02 | 2018-09-07 | Rosemount Inc. | Trending functions for partial discharge |
EP3470858B1 (en) * | 2017-10-16 | 2022-10-05 | Hamilton Sundstrand Corporation | Motor drive assembly |
EP3570052A1 (de) * | 2018-05-18 | 2019-11-20 | Siemens Aktiengesellschaft | Verfahren zur messung eines gepulsten hochfrequenten ereignissignals |
JP2020153900A (ja) * | 2019-03-22 | 2020-09-24 | 東京電力ホールディングス株式会社 | 部分放電診断装置 |
EP3798652A1 (de) | 2019-09-30 | 2021-03-31 | Siemens Aktiengesellschaft | Verfahren zum testen eines teilentladungsmesssystems für eine elektrische maschine |
KR102220123B1 (ko) * | 2020-10-28 | 2021-02-25 | (주)오앤엠 코리아 | 공기 중 방사되는 부분 방전 신호 검출 장치 |
US11675012B2 (en) * | 2021-09-27 | 2023-06-13 | GM Global Technology Operations LLC | Detection of partial discharge |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5126677A (en) | 1990-08-14 | 1992-06-30 | Electric Power Research Institute, Inc. | Apparatus and method for preventing spurious signals to the radio frequency monitor used for early warning of impending failure in electric generators and other equipment |
JP3187642B2 (ja) | 1994-02-25 | 2001-07-11 | 関西電力株式会社 | 電気機器の異常検出方法及び回転電機の異常検出装置 |
US5475312A (en) | 1994-06-07 | 1995-12-12 | Iris Power Engineering Inc. | Method and device for distinguishing between partial discharge and electrical noise |
WO2001001366A2 (en) * | 1999-06-25 | 2001-01-04 | Telemonitor, Inc. | Smart remote monitoring system and method |
JP2002071742A (ja) | 2000-08-30 | 2002-03-12 | Mitsubishi Electric Corp | 部分放電検出装置および部分放電監視システム |
US6573727B2 (en) * | 2001-01-25 | 2003-06-03 | General Electric Company | Method and apparatus for evaluation of insulation in variable speed motors |
-
2004
- 2004-04-19 JP JP2004122463A patent/JP4319575B2/ja not_active Expired - Fee Related
- 2004-08-16 US US10/918,491 patent/US7165014B2/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US20050012507A1 (en) | 2005-01-20 |
JP2005189226A (ja) | 2005-07-14 |
US7165014B2 (en) | 2007-01-16 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4319575B2 (ja) | 回転電機の部分放電監視装置および回転電機の部分放電遠隔監視システム | |
JP2005189226A5 (ja) | ||
CN103930789B (zh) | 用于远程监视电气设备中的局部放电的设备和方法 | |
US7236338B2 (en) | System and method for remotely detecting and locating faults in a power system | |
US7183774B2 (en) | Method of detecting partial discharges and diagnostic system for electrical apparatus | |
JP6704898B2 (ja) | 光起電力システムにおけるアークを検出するための方法およびアークの検出装置 | |
JP2000329833A (ja) | 回転電機の異常検出装置 | |
GB2264565A (en) | Monitoring capacitive discharge ignition systems | |
JP2007232495A (ja) | 部分放電遠隔監視装置 | |
RU2195680C2 (ru) | Способ и устройство для электрического контроля электродной линии биполярной высоковольтной установки электропередачи постоянного тока | |
KR20160025068A (ko) | 부분방전 검출 시스템 | |
JP5599982B2 (ja) | 高圧受電設備の絶縁劣化診断装置 | |
CN111201450B (zh) | 可自测试的测量系统和用于运行可自测试测量系统的方法 | |
JP2005147890A (ja) | 絶縁異常診断装置 | |
US11579181B2 (en) | Detection of a partial discharge | |
JP2002071742A (ja) | 部分放電検出装置および部分放電監視システム | |
JPH0356028A (ja) | 油入変圧器の部分放電監視装置 | |
JP4289282B2 (ja) | 回転機の部分放電検出装置及び部分放電遠隔監視システム | |
US4982175A (en) | Telemetry circuit with noise immunization | |
KR100888191B1 (ko) | 전력용 변압기의 진단시스템 | |
CN111239572B (zh) | 雷电防护设施spd的在线监测方法和系统 | |
JPH07508145A (ja) | 検査すべき線路の異常検出方法 | |
US5892369A (en) | Method for the detection of the presence of passivation in an integrated circuit | |
JPH055064B2 (ja) | ||
JPH05134032A (ja) | ノイズを伴う信号の識別方法及び回路装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20061114 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20061114 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20090227 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090310 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20090427 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20090519 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20090528 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120605 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4319575 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130605 Year of fee payment: 4 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |