JP4319311B2 - 自動整列装置及び自動整列方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、所定の形状を有する複数の物品を移動中に、その姿勢を規制して整列させる自動整列装置及び自動整列方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例として、生鮮食料や海産物などを収納して運搬するために、発泡樹脂などで形成された、有蓋または無蓋の有底の収納箱が用いられている。これらの収納箱は、発泡性の熱可塑性樹脂粒子を予備発泡し、或いは予備発泡させることなく金型内に充填して加熱成形した後、冷却、離型して金型から排出される。なお、この発泡成形に際しては、たとえ有蓋有底の収納箱であっても蓋と本体は別々に成形されるのが通常である。
【0003】
図13〜14には、それぞれ、このような収納箱を量産する場合の第1及び第2の従来技術を示す。
【0004】
成形機フロア1に設置された成形機の金型2中で収納箱3を発泡成形し、例として階下の作業場5に排出する。
【0005】
図13に示す第1の従来技術では、成形機フロア1の金型2で成形された収納箱3を、例として1日の作業分を作業場5に山積し、作業員7が手作業で収納箱3の姿勢を転換して袋詰などの梱包作業を行う。
【0006】
図14に示す第2の従来技術では、成形機フロア1の金型2で成形された収納箱3をスライダ8を用いて、金型2の1ショット毎に作業場5に移動させ、作業員7が連続的な手作業で収納箱3の姿勢を転換して整列させる。
【0007】
これらのいずれにおいても、多数の労働力を必要とする。特に、第1の従来技術では、多量の製品を積み上げておくためのスペースが必要となる。また、第2の従来技術では、成形機が稼動する時には必ず人がついて梱包作業をする必要があり、労力コストが大きくなる。場合によっては、作業員の欠員や休憩により成形機を止める必要も生じる。
【0008】
次に、図15〜16には、ロボット装置を用いる第3の従来技術について示す。
【0009】
成形機フロア1に設置された金型2で一例として60秒〜120秒のショットサイクルで収納箱3を発泡成形する。金型2内の収納箱3は、取出し装置4で取り出されて、例として階下の作業場5に積み上げられる。取出し装置4としては、図16に示されるように真空吸引パッド6を用いるものが従来から用いられている。
【0010】
このような取出し装置4を用いる場合、取出し装置4が金型2内にある収納箱3を保持するために例えば10秒〜20秒の動作時間を必要とするため、生産サイクルが長くなり、生産性が低下するという問題点がある。また、異なるサイズの収納箱3を成形するために金型2を交換するなどすると、取出し装置4の位置調整などを行う必要があり、この点でも生産性を低下させることになる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
上記いずれの従来技術においても、多量の労力を必要とするか、または、生産サイクルが長くなって生産性の向上が困難であるという問題点がある。
【0012】
また、ロボット型以外の複雑な自動整列機械が考案されたこともあるが、設置スペースや製造コストが過大となったり、多様な寸法の物品に対応できないといった問題点があった。
【0013】
本発明は、上記問題点に鑑みなされたものであり、長手方向または表裏の区別を有する物品、特には、発泡樹脂の箱といった矩形状の物品を自動的に整列することのできる、省スペースかつ安価な自動整列装置及び自動整列方法を提供するものである。特には、成形機の運転効率を高く保ちつつ、省力化を達成できる自動整列装置及び自動整列方法を提供するものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の自動整列装置は、軸線周りに回転駆動され、予め定める投入位置から投入されたほぼ同様の寸法を有する複数の物品を支持面に戴置して、回転方向に移動させる円板状のターンテーブルと、該ターンテーブル上を含む該物品の該投入位置からの移動経路に関して予め定められる該物品の排出位置付近に設けられ、該ターンテーブルの接線方向に該物品を案内して排出する排出ガイド部材と、該移動経路に関して該排出位置よりも該回転方向上流側であって、該ターンテーブルの半径方向内方側付近に配置され、外周上に規制突起が形成され該ターンテーブルの回転方向と逆方向に回転駆動される第1規制部材とを備え、該第1規制部材は、該突起が該移動経路中に突出している状態で、前記排出ガイド部材に沿った該物品の移動を許容する位置に設けられることを特徴とする。
【0015】
このとき、移動経路に沿って排出位置に向けて移動する物品において、第1規制部材の規制突起が経路中に突出している状態の移動経路を移動可能な物品は、前記規制突起によって回転方向と逆方向に押圧されることなく、移動経路を移動する。一方、その姿勢によっては、第1規制部材の規制突起が移動経路中に突出している状態の移動経路を移動困難な物品は、回転駆動されている第1規制部材の規制突起によって、ターンテーブルの回転方向と逆方向に押圧される。
【0016】
これにより、前記移動経路を移動可能な物品が選択され、または、物品の姿勢が調整されて、物品の姿勢が自動的に規制される。また、物品を適宜に押し戻す作用を行うので、移動する物品同士が押し合って、ターンテーブル上における物品の流れが詰まることを防止する。
【0017】
なお、「ほぼ同様の寸法を有する」とは、例えば、設定された最大寸法より小さく、かつ、この最大寸法の2分の1より大きい寸法のことをいうものである。
【0018】
請求項2記載の自動整列装置は、前記第1規制部材の前記回転方向下流側に、前記ターンテーブル上で該ターンテーブルと同一の回転方向に回転駆動される第2規制部材が設けられる。
【0019】
これにより、物品が第1規制部材により過度に回転された場合に、物品の姿勢を修正して、排出ガイド部材に沿った物品の排出が円滑に行なわれる。
【0020】
請求項3記載の自動整列装置は、移動経路に沿って排出位置に向けて移動する物品は、姿勢規制部材の第1近接センサによって姿勢規制部材への近接が検知され、押圧部材は、第1近接センサによる物品の近接の検知に基づいて、物品を物品の近接方向と逆方向に押圧して物品の姿勢を規制する。
【0021】
これにより、前記移動経路を移動している物品のうち規制が必要な物品は、前記姿勢規制部材によって、物品の姿勢が自動的に規制される。そのため、第1規制部材の個所を経由する、物品の排出ガイド部材に沿った移動が円滑に行なわれる。したがって、自動配列の効率が向上する。
【0022】
請求項4記載の自動整列装置は、前記押圧部材は、前記回転方向に実質的に沿う長手体に構成され、長手方向両端部付近にそれぞれ第1近接センサを備える。従って、姿勢規制部材に近接する物品の姿勢がどのような姿勢であっても、先に姿勢規制部材に近接した物品の部位が押圧部材によって移動方向と逆方向に押圧されるので、物品は押圧部材の長手方向と略平行に姿勢が自動的に規制される。
【0023】
これにより、物品の姿勢の規制をより高度に実現することができ、上記自動配列の効率をさらに向上させることができる。
【0024】
請求項5記載の自動整列装置は、前記排出ガイド部材に関して前記ターンテーブルの前記回転方向上流側であって、前記物品の高さを超える規制位置に設けられる高さ規制部材を備える。
【0025】
これにより、複数の物品が積み重なって移動している場合に、例として最下段のみの物品が移動可能にすることができる。また、他の物品と押し合うなどの作用により、物品が横転などしている場合に、横転などの状態を解消することができる。
【0026】
請求項6記載の自動整列装置によれば、移動経路に沿って排出位置に向けて移動する物品は、高さ規制部材の第2近接センサによって高さ規制部材への近接が検知され、押返し部材は、第2近接センサによる物品の近接の検知に基づいて、物品を物品の移動方向と逆方向に押返す。
【0027】
すなわち、複数の物品が積み重なった状態で移動経路を移動する物品群に対して、前記物品の高さを超える物品は、押返し部材によって押返され、最下段のみの物品が移動可能にすることができる。
【0028】
これにより、複数の物品が積み重なった状態、または横転した状態を容易かつ円滑に解消することができる。
【0029】
請求項7記載の自動整列装置は、前記物品が表裏を有し、前記排出位置の付近で、該物品の表裏のいずれが上方となっているかを検知する検知機構を備え、前記排出位置に関して該物品の移動方向下流側に、該物品を前記ターンテーブルよりも下方側に案内する案内部材が設けられ、該案内部材には該物品を載置して移動させる移動部材が備えられ、該検知機構により該物品が表裏に関して所定の逆であると判定されたときには、該移動部材における該排出位置側の側端部が下方に降下されるとともに、該移動部材が一時的に該物品を該排出位置の側へ押し戻す方向に駆動され、これにより、前記排出位置から落下した該物品が表裏に関して転倒されることを特徴とする。
【0030】
これにより、転倒状態の自動的な矯正を容易かつ確実に行うことができる。
【0031】
請求項10記載の自動整列装置によれば、前記物品は、無蓋有底の箱状体であり、前記排出位置に向かって移動する箱状体の姿勢に関して、底部が上方に向かっている転倒した状態では、到達センサが箱状体の排出位置付近への到達を検出しても、底部センサは箱状体の下部の底部の存在を検知しない。
【0032】
従って、これらの到達センサ及び底部センサの信号を用いることにより、表裏に関して転倒した状態の物品を容易に検出することができる。
【0033】
【発明の実施の形態】
以下、図1〜12を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
【0034】
図1は本発明の一実施例の自動整列装置11の正面図であり、図2は自動整列装置11の平面図である。以下の実施例では、本発明の物品として収納箱を例にとり説明する。
【0035】
本実施例は、発泡性樹脂などで成形された無蓋有底長手箱状の物品である収納箱を製造する工程で実施される。これらの収納箱は、幅W1、長さL1及び高さH1を有し、生鮮食料や海産物などを収納して運搬するために用いられるものであり、発泡性の熱可塑性樹脂粒子を予備発泡し、或いは予備発泡させることなく金型内に充填して加熱成形した後、冷却して離型して形成される。ほぼ均一の形状をなす多数の収納箱が一度に金型から排出されるが、梱包等の目的で多数の収納箱を自動的に整列させるために本実施例の自動整列装置11が用いられる。
【0036】
自動整列装置11には、従来技術の項で説明したような成形機フロア12にて金型(図示せず)中で成形された図2に示されるような収納箱13が、シュート14を介して投入される。図1に示された例では、自動整列装置11が、成形機フロア12の階下の作業場15に設置されており、シュート14が、成形機フロア12に吊下げ金具16によって吊下げられ、自動整列装置11に取付金具17によって装着される。
【0037】
自動整列装置11は、第1整列装置18と第2整列装置19とが一体に組み合わされて用いられる。後述するように、第1整列装置18は、多数の収納箱13に対して、横転、倒立、積層、収納箱13の長手方向の進行方向に対する振れなどを矯正する機能を有し、第2整列装置19は、第1整列装置18からの収納箱13に対して、表裏の裏返しに対する矯正を行う機能を有するものである。
【0038】
第1整列装置18は、例としてキャスタ20などで移動可能であって、平面視が図2に示されるように矩形状をなす台車21の上端部に例として水平方向に角度αをなして傾斜して設置されている支持プレート22上に設置され、モータ23によって軸線周りに図2の矢印A1方向に回転駆動される円板状のターンテーブル24を備える。ここで、前記傾斜角度αは、シュート14からターンテーブル24上への収納箱13の受入れを円滑にするなどの目的で、用途に対応して角度=0度を含めて適宜定められるものである。
【0039】
ターンテーブル24上には、金型間から排出された多数の収納箱13が投入され、ターンテーブル24の回転に伴って回転方向A1に沿って移動される。図示のように、支持プレート22における前記傾斜の最高部位全体が、前記シュート14に連結されるシュート連結位置25である。
【0040】
前記支持プレート22上にあって、排出側の傾斜縁26、すなわち、ターンテーブル24の回転方向A1の下流側の傾斜縁26には、回転方向A1上流側から、姿勢規制部材である整列ガイド27と、傾斜縁26に沿って固定された板状の固定排出ガイド28とが、ターンテーブル24の前記傾斜と並行に傾斜して配置されている。整列ガイド27は、ターンテーブル24上の収納箱13の姿勢について、長手方向が前記傾斜縁26と略並行になるように矯正するものである。整列ガイド27の構成と動作の詳細は後述する。
【0041】
図2に示すように、ターンテーブル24上には、逆回転規制ローラ33、及び順回転規制ローラ38が設けられている。ここで、説明の便宜のため、ターンテーブル24に関して図2中に示されるように、回転軸線30、前記傾斜方向と平行なY軸31及びY軸と垂直なX軸32とを想定する。
【0042】
前記整列ガイド27は、前記X軸32及びY軸31に関する第2象限に位置する。第1規制部材である逆回転規制ローラ33は、固定排出ガイド28と回転軸線30との間に設けられ、回転軸線を含むその大半の部分が前記第2象限に含まれるように配置される。逆回転規制ローラ33は、ターンテーブル24の回転軸線30と平行な軸線を有する略円柱形状のローラであって、外周面34に凸R状(略円弧状)の規制突起35が形成される。
【0043】
逆回転規制ローラ33は、規制突起35が固定排出ガイド28側に突出している状態で、固定排出ガイド28と規制突起35との間に構成される収納箱13が移動する移動経路の経路幅L2を収納箱13の移動を許容する範囲の程度とするように設けられている。即ち、前記収納箱13の幅W1と経路幅L2とに関して、
L2≧W1 ・・・(1)
となるように逆回転規制ローラ33の設置位置が定められる。また、逆回転規制ローラ33は、モータ33a(図1)により、ターンテーブル24の回転方向A1と逆方向の矢印A2方向に回転駆動される。
【0044】
逆回転規制ローラ33は、上記の配置位置において、矢印A2方向に回転されることにより、長手方向が傾斜縁26と並行でない姿勢、例として該長手方向が傾斜縁26と交差する横向き或いは斜め向き姿勢の収納箱13を規制突起35で移動方向と逆方向に押し戻す。
【0045】
また、長手方向が傾斜縁26と並行な姿勢の収納箱13であっても、複数個が密着して移動してくる場合には、固定排出ガイド28と規制突起35との間に位置するもの以外の収納箱13を、規制突起35で移動方向と逆方向に押し戻す。このようにして、逆回転規制ローラ33は、固定排出ガイド28と規制突起35との間を、傾斜縁26と長手方向とが略平行な収納箱13のみを通過させるとともに、複数の収納箱13が排出位置40の側で詰まってしまうのを「ほぐす」役割をするものである。
【0046】
逆回転規制ローラ33は、図1に示されるように、台車21と一体の規制ローラ支持フレーム36によってターンテーブル24と隙間をあけて回転自在に支持され、フレーム36に設けられたハンドル37を双方向に回転させることによって、ターンテーブル24の略半径方向に沿って並行移動され、前記経路幅L1の大小が調節される。これは、例として、ウォーム歯車とウォームホイールの原理でハンドル37の回転をハンドル37の軸線と交差する方向に軸線を有するロッド(図示せず)などの軸線周りの回転に変換し、このロッドの回転を例として雄ネジ及び雌ネジの噛み合わせを利用して軸線方向に沿う並行移動に変換するなどの周知の技術で実現し得るものであり、収納箱13の種類によって異なる幅W1に対応する機能である。
【0047】
ターンテーブル24の回転方向A1に沿って逆回転規制ローラ33よりも下流側に、順回転規制ローラ38と可動排出ガイド39とが設けられる。順回転規制ローラ38は、モータ38a(図1)によってターンテーブル24の回転方向A1と同一の回転方向A3に回転駆動される。順回転規制ローラ38は、収納箱13が逆回転規制ローラ33に沿って「回りすぎた」場合、すなわち収納箱13の長手方向が固定排出ガイド28に沿った方向から回転方向A1へとずれている場合に、収納箱13の姿勢を矯正することにより、収納箱13が固定排出ガイド28に沿って円滑に排出されるようにするものである。
【0048】
可動排出ガイド39は、台車21の前記傾斜縁26と平行にターンテーブル24の接線方向に延び、ターンテーブル24上の収納箱13を、排出位置40から前記第2整列装置19に向けて案内して排出する。前記順回転規制ローラ38と可動排出ガイド39とは、図1に示されるように、台車21と一体の規制ローラー支持フレーム36によってターンテーブル24と隙間をあけて支持され、順回転規制ローラ38はターンテーブル24に対して回転自在であるように支持される。また、順回転規制ローラ38と可動排出ガイド39とは、規制ローラー支持フレーム36に設けられたハンドル41を双方向に回転させることによって、前記逆回転規制ローラ33の場合と同様に、ターンテーブル24の略半径方向に沿って並行移動され、固定排出ガイド28との間隔が調整される。
【0049】
この調整動作は、逆回転規制ローラ33の場合に一例として説明した機構と同様な機構によって実現可能である。これにより、逆回転規制ローラ33の場合と同様に、収納箱13の種類によって異なる幅W1に対応する機能である。
【0050】
なお、図2中に示すように、整列ガイド27及び固定排出ガイド28が設けられない側の支持プレート22の縁部であって、シュート連結位置25から可動排出ガイド39へと至る個所には、略J字形に延びる囲い板9が設けられる。この囲い板9は、ターンテーブル24に投入された収納箱13が支持プレート22の外に落下するのを防止する。詳しくは、前記X軸32及びY軸31に関する第4象限(図の右下)においては、ターンテーブル24の縁に沿って延び、第1及び第3象限(図における右上及び左下)においては、支持プレート22の縁に沿って延びている。
【0051】
また、囲い板9には、ターンテーブル24における高さの最低位置24a(図における下端)から、シュート連結位置25に向かう側に延びる開閉部91が設けられる。この開閉部91は、不測のトラブルにより、万一、第1整列装置18からの正常な排出が不可能となった際に、作業員による収納箱13の取り出しを可能とするものである。この際には、ターンテーブル24が正常な運転時の回転方向A1とは逆向きに回転される。
【0052】
排出位置40には、前記排出される収納箱13を1個ずつ排出するためにストッパ装置42が設けられる。ストッパ装置42は、前記支持プレート22またはこれと一体のフレームに、取り付けられる取付部43と、取付部43に一端が角変位可能に連結され、他端が起立状態では排出される収納箱13に係止可能な位置に延びる係止部44とを備える。係止部44は、例としてアクチュエータ(図示せず)などによって駆動され、このアクチュエータは後述するように第1規制装置18に設けられる近接センサの出力に基づいて動作する。
【0053】
次に、図3〜6をを併せて参照して、前記整列ガイド27の構成の詳細と動作とについて説明する。
【0054】
整列ガイド27は、ターンテーブル24よりも半径方向外方に露出している前記支持プレート22に、取付フレーム55、56を介して固定される、例として一対のエアシリンダ57、58を備える。エアシリンダ57、58に装着されて伸縮駆動されるロッド59、60の先端には、金属板などの板状体から構成される押圧部材61が、ピン結合など角変位自在とする連結法で連結される。押圧部材61の前記収納箱13の前記移動方向に沿う両端部は円弧状に180度曲げ返されて湾曲部62、63が形成される。また、この押圧部材61には、例として相互にほぼ等間隔に第1近接センサである3つの近接センサ64、65、66が設けられる。
【0055】
この整列ガイド27は、自然状態としては図3に示されるようにロッド59、60が縮退した状態である。このとき、例として、押圧部材61の一端部の近接センサ64が収納箱13を検出すると、近接センサ64が設けられた側のエアシリンダ57が駆動され、ロッド59が伸長されて、図4に示されるように、収納箱13の移動方向A4に関して押圧部材61が傾斜した状態で収納箱13を押圧する。これにより、長手方向が移動方向A4に関して傾斜した収納箱13は、移動方向A4と並行になる向きに角変位する。
【0056】
また、例として、押圧部材61の他端部の近接センサ66が収納箱13を検出すると、近接センサ66が設けられた側のエアシリンダ58が駆動され、ロッド60が伸長されて、図5に示されるように、収納箱13の移動方向A4に関して押圧部材61が傾斜した状態で収納箱13を押圧する。従って、図4の動作例と同様に収納箱13の姿勢を矯正することができる。
【0057】
一方、押圧部材61の両端付近の近接センサ64、66が収納箱13を検出したり、或いは押圧部材61の中央位置付近の近接センサ65が収納箱13を検出したりすると、エアシリンダ57、58が駆動され、ロッド59、60が伸長されて、図6に示されるように、押圧部材61が並行移動して収納箱13を押圧する。
【0058】
以下、図2、及び図7〜8を併せて参照して、高さ規制装置45について説明する。
【0059】
図2に示すように、前記固定排出ガイド28と逆回転規制ローラ33との間付近に、高さ規制部材である高さ規制装置45が設けられる。
【0060】
また、図7に示すように、高さ規制装置45は、例として矩形板状の押返し部材81を備えており、押返し部材81の最下端は、ターンテーブル12の支持面29から高さH2
H1<H2<2×H1 ・・・(2)
の位置に設けられる。高さ規制装置45は、ターンテーブル24上を移動する収納箱13が2個以上積層して排出されないように、2段目以上の収納箱13を移動方向と逆方向に跳ね返して最下層の収納箱13のみを通過させ、或いは、先行する収納箱13に端部が乗り上げて傾斜した状態や横転、倒立するなどした状態の収納箱13を押し戻す機構と作用とを有する。
【0061】
これにより、上記の不正常な姿勢の収納箱13を押し戻すことにより、高さ規制装置45は、前記逆回転規制ローラ33の上述した作用と併せて、ターンテーブル24の支持面29に、上記不正常な姿勢以外の正規の姿勢で戴置され、固定排出ガイド28と規制突起35との間をターンテーブル24の半径方向及び軸線方向の双方共に1個の収納箱13を通過させる作用を有する。
【0062】
図8に示すように、高さ規制装置45は、前記台車21と一体のフレーム36から、取付プレート67、及び、中間部にネジが形成された上下動駆動軸69を介して、上下方向に移動可能に支持される。
【0063】
ハンドル68を双方向に回転することにより、上下動駆動軸69に掴みこむように嵌合する嵌合部材73が、上下動駆動軸69に沿って上下方向に移動する。嵌合部材73には、取付プレート74を介して、エアシリンダ75が固定される。エアシリンダ75から延びるロッド76の先端には略L字状のレバー77の一端部がピン結合などにより、角変位自在に連結されている。レバー77の屈曲部は、取付プレート74から前方に延びる一対のプレート78、79に設けられた軸80が遊通し、レバー77の他端部には例として矩形板状の押返し部材81が固定されている。
【0064】
また、押返し部材81の中央位置には、図7に示すように、第2近接センサである近接センサ82が設けられている。
【0065】
収納箱13の品種の切り替えにより高さH1が変化する際には、前記ハンドル68を操作することで、押返し部材81の下端部が前述したように、ターンテーブル24上を積層して通過する収納箱13を想定した場合に、1段目のみの収納箱13の高さH1を超え、2段目以上の収納箱13には係合する位置となるように定められる。
【0066】
本実施例において、前記ロッド76が縮退した自然状態では、押返し部材81は図13に実線で示すようにほぼ鉛直状態に近い位置に退避している。高さ規制装置45に収納箱13が近接して、近接センサ82が検知すると、エアシリンダ75が駆動されてロッド76が伸長する。これにより、レバー77は図13の時計周り方向に角変位し、押返し部材81が前方に突出する。
【0067】
これにより、前述したような2段目以上の収納箱13を上流へと跳ね返し、1段目のみの収納箱13を通過させる作用を実現することができる。すなわち、ハンマー状の動作機構により、収納箱13の重なりや、絡み合いをほぐして、1個ずつ、排出端40の側へと案内することができる。
【0068】
次に、図2を参照して、収納箱13の表裏、すなわち、収納箱13が開口49を上方に向けた状態であるか、または、開口49を下方に向けた状態であるかを検知する機構について説明する。
【0069】
収納箱13の搬送経路における前記排出位置40の上流側で高さ規制装置45よりも下流側、例として、収納箱13が前記排出位置40に至る直前の位置に、底部センサである近接センサ47が配置される。また、近接センサ47よりも多少上流側では、固定排出ガイド28に到達センサである近接センサ48が設けられる。近接センサ47は、ターンテーブル24上を移動する無蓋有底長手箱状の収納箱13の底部の有無を下方側から検出する。また、近接センサ47は、収納箱13の有無を側方から検出する。
【0070】
近接センサ47、48付近まで到達した収納箱13は、前記整列ガイド27、逆回転規制ローラ33、順回転規制ローラ38及び高さ規制装置45の上述した作用により、固定排出ガイド28と規制突起35との間をターンテーブル24の半径方向及び軸線方向の双方共に1個の収納箱13が通過することになり、しかも、この状態の収納箱13は、その長手方向が傾斜縁26と並行に規制されている。従って、これ以降、規制すべき不正常な姿勢は、無蓋有底の収納箱13の開口49が下方を向いている状態であり、この姿勢を開口49が上方を向いた正規の状態に矯正する必要がある。
【0071】
以下、図9〜12を併せて参照して、第2規制装置19について説明する。
【0072】
第2規制装置19は、キャスタ50などで移動可能に構成された台車51上に、図示しないモータでそれぞれ個別に回転駆動される案内部材である導入ベルトコンベア装置52及び排出ベルトコンベア装置53を備えている。排出ベルトコンベア装置53は、第1規制装置18の前記排出位置40よりも高さH3だけ下方側に配置されている。導入ベルトコンベア装置52は、一端が第1規制装置18の排出位置付近に配置され、他端が排出ベルトコンベア装置53の端部付近に位置するように傾斜して設けられている。
【0073】
導入ベルトコンベア装置52は、移動部材であるベルト54が後述するように双方向に走行可能に構成され、かつ、排出ベルトコンベア装置53側の前記他端を中心にして、第1規制装置18側の前記一端が、第1規制装置18付近の起立位置からほぼ水平状態の降下位置との間で往復角変位可能に構成される。起立位置と降下位置との間の駆動は、例としてエアシリンダ93(図1中に示す)により行なわれる。
【0074】
ここで、排出ベルトコンベア装置52が前記起立位置にあるときベルト54が収納箱13を排出ベルトコンベア装置53側に搬送するように、矢印B1方向に走行される。一方、排出ベルトコンベア装置52が前記降下位置にあるとき、ベルト54が収納箱13を第1規制装置18側に搬送するように、矢印B2方向に走行される。
【0075】
従って、前記近接センサ48が収納箱13を検出し、近接センサ47が収納箱13を検出しない場合、図11に示されるように収納箱13は開口49が上方を向いた正規の姿勢であることになり、導入ベルトコンベア装置52は前記起立位置にされ、ベルト54は矢印B1方向に走行される。これにより、第1規制装置18から排出された収納箱13は、そのままの姿勢で導入ベルトコンベア装置52及び排出ベルトコンベア装置53によって搬送される。
【0076】
一方、前記近接センサ47、48が共に収納箱13を検出した場合、図12に示されるように収納箱13は開口49が下方を向いた上下逆の姿勢であることになり、導入ベルトコンベア装置52は前記降下位置にされ、ベルト54は矢印B2方向に走行される。これにより、第1規制装置18から排出された収納箱13は、移動方向先端部が前記降下位置の導入ベルトコンベア装置52に落下する。
【0077】
このとき、導入ベルトコンベア装置52のベルト54が矢印B2方向に走行していて、収納箱13の前記移動方向先端部が第1規制装置18側に押圧され、収納箱13は図10の矢印C1で示すように回転し、開口49が上方を向いた姿勢になる。導入ベルトコンベア装置52のベルト54が矢印B2方向に走行し始めてから、収納箱13の前記回転が終了するまでの所定の期間が経過すると、ベルト54は再度矢印B1方向に走行を開始し、収納箱13は排出ベルトコンベア装置53を介して、自動整列装置11の外部に排出される。
【0078】
ここでは、開口49が上を向いた姿勢を所定の姿勢として説明したが、開口49が下方を向いた姿勢に整列される場合もある。
【0079】
自動整列装置11により整列されて排出された収納箱13は、ラベラー装置または自動積み上げ装置に送られる。しかし、従来技術の項で説明したと同様に作業員がそのまま梱包を行うこともできる。
【0080】
以上のような構成を有する本実施例の自動整列装置11によれば、モータ23によって回転されているターンテーブル24の支持面29に、ほぼ均等な高さH1を有する多数の収納箱13が、成形機フロア12からシュート14を介してターンテーブル24上へと投入される。ターンテーブル24は、収納箱13を支持面29に戴置して、ターンテーブル24上を含む製品の移動経路に沿って回転方向A1に移動させる。ターンテーブル24上の収納箱13は、可動排出ガイド39によってターンテーブル24の接線方向に案内されて排出される。
【0081】
このとき、収納箱13の移動経路に沿って移動中の収納箱13において、逆回転規制ローラ33の規制突起35が経路中に突出している状態の移動経路を移動可能な収納箱13は、前記規制突起35によって回転方向A1と逆方向に押圧されることなく移動経路を移動する。一方、斜めになるなど、その姿勢によっては、逆回転規制ローラ33の規制突起35が移動経路中に突出している状態の移動経路を移動困難な収納箱13は、回転駆動されている逆回転規制ローラ33の規制突起35によって、ターンテーブル24の回転方向と逆方向に押返される。
【0082】
これにより、逆回転規制ローラ33によって、前記移動経路を移動可能な収納箱13が選択され、または、収納箱13の姿勢が調整されて、収納箱13の姿勢が自動的に規制される。従って、収納箱13の姿勢の規制を人手で行う必要が解消されるので、作業を自動化することができ、生産性を格段に向上することができる。
【0083】
また、前記移動経路に沿って排出位置40に向けて移動する収納箱13は、整列ガイド27の近接センサ64、65、66によって整列ガイド27への近接が検知される。そして、整列ガイド27は、近接センサ64、65、66による収納箱13の近接の検知に基づいて、収納箱13を収納箱13の近接方向と逆方向に押返して収納箱13の姿勢を規制する。そのため、姿勢規制部材に近接する収納箱13の姿勢がどのような姿勢であっても、先に姿勢規制部材に近接した収納箱13の部位が押圧部材によって移動方向と逆方向に押圧されるので、収納箱13は押圧部材の長手方向と略平行に姿勢が自動的に規制される。
【0084】
従って、収納箱13の長手方向が所定の方向となるように、姿勢の規制を人手で行う必要が解消される。
【0085】
また、本実施例の自動整列装置11によれば、多数の収納箱13が積み重なった状態で移動経路を移動する場合に、押し返し部材81を備えた高さ規制装置45によって、最下段のみの収納箱13が排出されるようにすることができる。また、収納箱13が横倒しになっている場合に、上流側に一旦跳ね返して、横倒し状態を解消することもできる。
【0086】
これにより、積み重なりや横倒し等の姿勢についても自動的に矯正することができる。
【0087】
本実施例の自動整列装置11によれば、前記排出位置40付近に配置される近接センサ47、48の信号を用いれば、転倒状態(表裏が逆)の収納箱13を自動的に検出することができる。そしてこの転倒状態が検出された場合、第2整列装置19における導入ベルトコンベア装置52は、受入側の端部が下方に移動するとともに、逆回転が行なわれる。
【0088】
これにより、前記ターンテーブル24から導入ベルトコンベア装置52へ移動する収納箱13は、移動方向先頭側端部から導入ベルトコンベア装置52上へ転落することになり、収納箱13の上下が転倒される。従って、ターンテーブル24上を上下が転倒した状態で移動して排出位置40へ到達した収納箱13は、導入ベルトコンベア装置52によって上下が自動的に矯正される。即ち、このような矯正作業を人手で行う必要が解消され、この点でも生産性の向上を図ることができる。
【0089】
本実施例の自動整列装置11は、小寸法のターンテーブル等からなるため充分に省スペースであり、通常の成形作業の現場にそのまま導入することができる。すなわち、従来、人手により整列していた場合と全く同様のスペースで、成形作業の現場レイアウトを変更することなく導入して設置することができる。
【0090】
また、非常にシンプルな機械装置により構成されるため、ロボット等を用いる場合に比べて、格段に安価に製造することができ、しかも、高い信頼性を得ることができる。
【0091】
本発明において、姿勢を矯正される物品として、前記発泡樹脂材料からなる収納箱13に限定されるものではなく、また形状も矩形箱状に限定されるものではない。姿勢を矯正される物品は、完成品でも半製品でも良く、加工の途中の加工対象物(ワーク)であっても良い。
【0092】
【発明の効果】
以上のように本発明の自動整列装置及び自動整列方法によれば、矩形状といった方向性を有する物品を所定の姿勢、向きに、自動的に整列することができる。しかも、安価に製造することができ、高い信頼性を得ることができる。
【0093】
特に、成形機と連動して成形品の整列に用いる場合、成形機の生産性を落とすこともない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の自動整列装置11の正面図である。
【図2】自動整列装置11の平面図である。
【図3】整列ガイド27の平面図である。
【図4】整列ガイド27の第1動作状態の平面図である。
【図5】整列ガイド27の第2動作状態の平面図である。
【図6】整列ガイド27の第3動作状態の平面図である。
【図7】高さ規制装置45における、高さ規制部材81及びその周囲を示す正面図である。
【図8】高さ規制装置45の全体側面図である。
【図9】第2整列装置19の動作状態の簡略化した正面図である。
【図10】第2整列装置19の他の動作状態の正面図である。
【図11】本実施例の近接センサの動作状態を説明する図である。
【図12】本実施例の近接センサの他の動作状態を説明する図である。
【図13】第1の従来技術を示す系統図である。
【図14】第2の従来技術を示す系統図である。
【図15】第3の従来技術を示す系統図である。
【図16】第3の従来技術に用いられる真空吸引パッド4の図である。
【符号の説明】
11 自動整列装置
12 成形機フロア
13 収納箱
14 シュート
18 第1整列装置
19 第2整列装置
21 台車
23 モータ
25 投入位置
26 傾斜縁
27 整列ガイド
28 固定ガイド
29 支持面
33 規制ローラ
34 逆回転規制ローラ33の外周面
35 規制突起
36 フレーム
37、41 ハンドル
38 規制ローラ
39 排出ガイド
40 排出位置
42 ストッパ装置
44 係止部
45 高さ規制装置
46 押し戻し部材
47、48、64、65、66、82 近接センサ
49 収納箱13の開口
52 導入ベルトコンベア装置
53 排出ベルトコンベア装置
54 ベルト
57、58 エアシリンダ
59、60、76 ロッド
61 押圧部材
68 ハンドル
75 エアシリンダ
77 レバー
81 押返し部材
α ターンテーブル24の水平方向との角度
A1 ターンテーブル24の回転方向
A2 逆回転規制ローラ33の回転方向
B1、B2 ベルト54の走行方向
H1 収納箱13の高さ
L1 収納箱13の長さ
L2 移動経路幅
W1 収納箱13の幅

Claims (7)

  1. 軸線周りに回転駆動され、予め定める投入位置から投入されたほぼ同様の寸法を有する複数の物品を支持面に戴置して、回転方向に移動させる円板状のターンテーブルと、
    該ターンテーブル上を含む該物品の該投入位置からの移動経路に関して予め定められる該物品の排出位置付近に設けられ、該ターンテーブルの接線方向に該物品を案内して排出する排出ガイド部材と、
    該移動経路に関して該排出位置よりも該回転方向上流側であって、該ターンテーブルの半径方向内方側付近に配置され、外周上に規制突起が形成され該ターンテーブルの回転方向と逆方向に回転駆動される第1規制部材とを備え、
    該第1規制部材は、該突起が該移動経路中に突出している状態で、前記排出ガイド部材に沿った該物品の移動を許容する位置に設けられ
    前記物品が表裏を有し、前記排出位置の付近で、該物品の表裏のいずれが上方となっているかを検知する検知機構を備え、前記排出位置に関して該物品の移動方向下流側に、該物品を前記ターンテーブルよりも下方側に案内する案内部材が設けられ、該案内部材には該物品を載置して移動させる移動部材が備えられ、
    該検知機構により該物品が表裏に関して所定の逆であると判定されたときには、該移動部材における該排出位置側の側端部が下方に降下されるとともに、該移動部材が一時的に該物品を該排出位置の側へ押し戻す方向に駆動され、これにより、前記排出位置から落下した該物品が表裏に関して転倒されることを特徴とする自動整列装置。
  2. 表裏を有する物品について、該物品を案内する第1案内部材を備え、該第1案内部材に該物品の表裏のいずれが上方となっているかを検知する検知機構を備え、
    該第1案内部材の排出位置に関して該物品の移動方向下流側に、該物品を該第1案内部材よりも下方側に案内する案内部材が設けられ、該案内部材には該物品を載置して移動させる移動部材が備えられ、
    前記排出位置から排出される該物品が表裏に関して所定の逆である場合には、該移動部材における該排出位置側の側端部が下方に降下されるとともに、該移動部材が一時的に該物品を該排出位置の側へ押し戻す方向に駆動され、これにより、前記排出位置から落下した該物品が表裏に関して転倒されることを特徴とする自動整列装置。
  3. 前記物品が無蓋有底の箱状体であることを特徴とする請求項1または2に記載の自動配列装置。
  4. 前記検知機構が、移動される該箱状体の有無を検知する到達センサと、該箱状体の下部の底部の有無を検知する底部センサとからなることを特徴とする請求項に記載の自動整列装置。
  5. 前記移動部材がベルトコンベアまたはローラーコンベアであることを特徴とする請求項1または2に記載の自動整列装置。
  6. 軸線周りに回転駆動される円板状のターンテーブル上に、予め定める投入位置から、ほぼ同様の寸法を有する複数の物品を戴置する工程と、
    該ターンテーブル上を含む移動経路に沿って該物品が該投入位置から移動される際に、該ターンテーブルの半径方向外方側付近に配される押圧部材が、近接センサによる検知に基づき、該物品における該押圧部材に近接した部位を近接方向と逆方向に押圧することにより、該物品の長手方向に係る姿勢を、該ターンテーブルの接線方向に配された排出ガイド部材に沿う方向へと矯正する工程と、
    該ターンテーブルの半径方向内方側付近に配置され、外周上に規制突起が形成され該ターンテーブルの回転方向と逆方向に回転駆動される第1規制部材が、該突起が該移動経路中に突出している状態で、該排出ガイド部材に沿う姿勢の物品を選択して下流側の移動を許容し、かつ、該突起による該物品の側面に対する押圧で該物品の長手方向に係る姿勢をさらに矯正するとともに、一方では、該突起によって該物品を該移動経路の上流側へと押し戻すことにより該ターンテーブル上における該物品の詰まりを防止する選択・矯正・押し戻し工程と、
    該排出ガイド部材に沿って、該物品を該ターンテーブル上から排出する工程とを含むことを特徴とする自動整列方法。
  7. 前記ターンテーブル上から排出される物品の表裏に係る姿勢を検知する工程と、
    該検知により該物品が表裏に関して所定の逆であると判断されたときには、排出される物品を所定の高さだけ落下させるとともに、該物品を前記ターンテーブルの側へと一時的に移動させることにより、該物品を転倒して、表裏に係る姿勢を矯正する工程とをさらに含むことを特徴とする請求項6に記載の自動整列方法。
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