JP4318632B2 - 波長ルーティング装置 - Google Patents

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本発明は、複数の通信ノード間を任意に接続可能な光ネットワークシステムを構成するための波長ルーティング装置に関する。
近年、ブロードバンドサービスの普及や企業のインターネットを利用した情報交換の利用増加に伴い、通信トラフィックは恒常的に増加しており、通信ネットワークの大容量化及び高速化の要求は絶えることがない。
波長分割多重(WDM)通信技術は、光ファイバ1本あたりの伝送容量を大幅に増加させ、2地点間で伝送される情報の大容量化を実現した。WDM技術を使用した伝送を多くの通信ノード間に適用するためには、伝送路の合流点(分岐点)において多重化された多数の光信号を高速に交換、処理する機能が必要である。しかしながら、伝送速度の高速化や大容量化に伴い、通信ノードにおける、電気信号処理による経路制御処理が膨大な量となり、近い将来限界に達すると考えられる。
上述の問題の解決手段として、光信号を電気信号に変換して電気的にルーティングを行うのではなく、光信号のままでルーティングを行う技術が盛んに研究されている。光信号の波長に応じてルーティングを行う波長ルーティングは、代表的な技術である。波長ルーティングを実現する上でキーとなる光部品として、アレイ導波路回折格子がある。アレイ導波路回折格子は、複数の入力ポートと複数の出力ポートを有する光部品であり、入力ポートに入力する光信号の波長に応じて出力ポートが変化する特性を有している。
図1は、アレイ導波路回折格子を用いて波長ルーティングを行う光ネットワークシステムの一例を示した図である。(例えば、非特許文献1に記載されている。)
図1に示した光ネットワークシステムは、4つ通信ノード10−1〜10−4および、4個の入力ポート14−1〜14−4及び4個の出力ポート15−1〜15−4を有する4×4アレイ導波路回折格子11から構成されている。通信ノード10−1〜10−4から送出される光信号は、それぞれ上りの光導波路12−1〜12−4を通り、4×4アレイ導波路回折格子11の入力ポート14−1〜14−4に入力されている。また、4×4アレイ導波路回折格子11の出力ポート15−1〜15−4から出力された光信号は、下りの光導波路13−1〜13−4を通り、通信ノード10−1〜10−4に入力されている。
図2は、4×4アレイ導波路回折格子の各入力ポートと各出力ポートが波長によってどのような関係で結ばれているかを示す図である。図2(a),図2(b)は波長周回性を有する4×4アレイ導波路回折格子の場合を、図2(c),図2(d)は波長周回性を有しない場合をそれぞれ示している。
例えば、図2(a)において、4×4アレイ導波路回折格子の第1入力ポートにλ3の波長の光信号が入力された時、λ3の光信号は4×4アレイ導波路回折格子の第3出力ポートより出力される。従って、図1の光ネットワークについて考えれば、通信ノード10−1が波長λ3の光信号を送出すると、λ3の光信号は光導波路12−1を通って4×4アレイ導波路回折格子11の入力ポート14−1に入力され、波長ルーティングにより、λ3の光信号は4×4アレイ導波路回折格子11の出力ポート15−3から出力される。その後、λ3の光信号は光導波路13−3を通って通信ノード10−3に届く。
上述したように、アレイ導波路回折格子の波長ルーティング機能を用いることにより、光信号を電気信号に変換することなく、光信号の波長に基づいてルーティングを行い通信ノード間の通信が可能となる。
通信ノードに設置する光信号送出用光源として、出力される光信号の波長が固定された波長固定光源と、出力される光信号の波長を可変することができる波長可変光源とがある。
図1に示した波長ルーティングを行う光ネットワークシステムにおいて、各通信ノードが同時に複数の通信ノードと通信を行わず、通信相手が不定期に変わるシステムの場合には、通信ノードにおいて使用する全ての波長の波長固定光源を実装することはコスト的に有効ではない。即ち、波長固定光源の利用は、通信する相手が常に定まっている場合にコスト的に有効である。一方、状況に応じて通信相手が変わる場合には波長可変光源の利用がコスト的に有効となる。
波長可変光源を光信号送出用光源として用いる通信ノードにおいては、この波長可変光源の出力光波長や光出力のオンオフを制御する波長可変光源制御手段が設けられている。波長可変光源制御手段は、各通信ノード内に設けられた波長可変光源制御手段同士で波長可変光源制御などに関する情報をお互いにやりとりすることにより、光信号が波長ルーティング装置11によって目的の通信ノードに届くように波長可変光源を制御する。以下、光ネットワークシステムの波長ルーティングについて、さらに詳細に説明する。
図3は、各通信ノードの光信号送出用光源として波長可変光源を用いて、波長ルーティングを行う光ネットワークシステムの一例を示す図である。例えば、特許文献1に詳細が記載されている。図3において、通信ノード200−1〜200−4は、それぞれ波長可変光源内蔵光信号送信器210、波長可変光源制御手段220、および光信号受信器230を備えている。但し、図3においては通信ノード200−1内にのみ示しており、通信ノード200−2〜200−4については省略している。
各通信ノード200−1〜200−4の波長可変光源制御手段220同士は、波長可変光源制御などに関する情報をやりとりする制御信号線270によってお互いに接続されている。図3において、制御信号線270は、模式的に点線で示している。また、各波長可変光源内蔵光信号送信器210は、光導波路280−1〜280−4によって、4×4波長周回性アレイ導波路回折格子250の入力ポート251−1〜251−4にそれぞれ接続されている。さらに、4×4波長周回性アレイ導波路回折格子250の出力ポート252−1〜252−4は、光導波路290−1〜290−4によって、各通信ノード200−1〜200−4の光信号受信器230にそれぞれ接続されている。
すなわち、図3において、通信ノード200−1は4×4波長周回性アレイ導波路回折格子250の第1入力ポート251−1と第1出力ポート252−1に、通信ノード200−2は4×4波長周回性アレイ導波路回折格子250の第2入力ポート251−2と第2出力ポート252−2に、通信ノード200−3は4×4波長周回性アレイ導波路回折格子250の第3入力ポート251−3と第3出力ポート252−3に、通信ノード200−4は4×4波長周回性アレイ導波路回折格子250の第4入力ポート251−4と第4出力ポート252−4にそれぞれ接続されている。4×4波長周回性アレイ導波路回折格子250は、図2(a)に示したような入出力ポートと波長の関係を有している。
図4は、図3に示した構成の光ネットワークシステムが正常に動作している場合の光ルーティング動作の一例を示している。通信ノード200−1から通信ノード200−2へ、そして通信ノード200−2から通信ノード200−3へ、そして通信ノード200−3から通信ノード200−4へ、そして通信ノード200−4から通信ノード200−1へ、それぞれ光パスが確立され、通信がおこなわれている。この時、通信ノード200−1の波長可変光源出力波長はλ2、通信ノード200−2の波長可変光源出力波長はλ4、通信ノード200−3の波長可変光源出力波長はλ2、通信ノード200−4の波長可変光源出力波長はλ4である。
特開2004−088705号公報 K.Kato, A. Okada, Y. Sakai, K. Noguchi, T. Sakamoto, S.Suzuki, A. Takahara, S. Kamei, A. Kaneko, M. Matsuoka," 32 ×32 full-mesh(1024path) wavelength-routing WDM network based on uniform-loss cyclic-frequency arrayed-waveguide grating,"Electronics Letters, 2000/7/20, Volume 36 , Issue 15 , 1294-1296
しかしながら、通信ノードの波長可変光源制御手段220の異常、あるいは制御信号線270の通信路障害などによって波長可変光源の波長が正常に制御されない状況が発生した場合、光信号同士の干渉妨害によってネットワーク運用に支障が生じるという問題があった。
例えば、図4に示した正常動作の状態から、通信ノード200−1から通信ノード200−4へ、そして通信ノード200−2から通信ノード200−3へ、そして通信ノード200−3から通信ノード200−2へ、そして通信ノード200−4から通信ノード200−1へ、それぞれ光パスを確立し通信を行うように、ルーティング経路を変更する場合を考える。
上記のルーティング経路変更をする場合には、本来通信ノード200−1の波長可変光源内蔵光信号送信器210からの出力光信号波長はλ4に、通信ノード200−2の波長可変光源内蔵光信号送信器210からの出力光信号波長はλ4に、通信ノード200−3の波長可変光源内蔵光信号送信器210からの出力光信号波長はλ4に、通信ノード200−4の波長可変光源内蔵光信号送信器210からの出力光信号波長はλ4にそれぞれ制御されなければならない。
図5は、図3に示した光ネットワークシステムに異常が発生した場合の光ルーティング動作の一例を示す。前述したように、波長可変光源制御手段220の異常、あるいは制御信号線270の通信路障害などによって、波長可変光源内蔵光信号送信器210からの出力光信号波長が正常に制御されない状況が発生する。例えば、通信ノード200−3の波長可変光源内蔵光信号送信器210からの出力光信号波長がλ4に切り替わらず、波長がλ2の光信号が出力された場合を考える。このとき、本来第2出力ポート252−2にルーティングされるべき通信ノード200−3からの光信号は、図5に示すように第4出力ポート252−4にルーティングされてしまい、通信ノード200−1からの光信号と干渉する。その結果、通信ノード200−1の波長可変光源の出力光波長は正常に切り替わったにも拘らず、通信ノード200−3からの光信号との干渉があるために、通信ノード200−1からの光信号は通信ノード200−4によって正常に受信されない。
上記のように、通信ノードが波長可変光源を光信号送出用光源として用いる波長ルーティングを行う光ネットワークシステムにおいては、通信ノードに設置された波長可変光源の出力光波長制御の不調によって、正常に動作している他の通信ノード間の通信にまで妨害を引き起こす。従って、光ネットワークシステムの正常なネットワーク運用のためには、上述の通信妨害を防ぐ必要がある。
また、図3に示した光ネットワークシステムでは、ある一つの通信ノードが複数の通信ノードに同一のデータを送出する、いわゆるマルチキャストを行う場合、マルチキャストを行う通信ノードは、時間をずらして同一データを、複数回、複数の通信ノードに送信しなければならなかった。なぜなら、各通信ノードは、波長可変光源内蔵光信号送信器210を1つしか有しておらず、波長可変光源内蔵光信号送信器210は、同時に複数の異なる波長の光信号を送出することができないためである。
上記の問題点を、図3に示した光ネットワークシステムを用いて説明する。通信ノード100−1が、通信ノード100−2と通信ノード100−4にマルチキャストを行う場合を考える。まず、通信ノード100−1は通信ノード100−2に向けて波長λ2の光信号を送信する。送信完了後、通信ノード100−1は通信ノード100−4に向けて波長λ4の光信号を送信する。例えば、通信ノード100−1から通信ノード100−2までの光路長と、通信ノード100−1から通信ノード100−4までの光路長とが等しい場合、少なくとも光信号の送信時間(光信号の長さ)分だけ、光信号が通信ノード200−2へ届く時刻と通信ノード200−4へ届く時刻に差が生じることになる。また、通信ノード100−1は、少なくとも上記光信号の送信時間(光信号の長さ)の2倍の分、マルチキャスト送信に時間を費やすことになる。
例えば、光ネットワークシステムを用いて、多数のコンピュータを接続するコンピュータクラスタリングを行う場合などには、上述したマルチキャスト送信における光信号の到達時刻のばらつきや送信時間の長時間化は、コンピュータクラスタリングの性能劣化につながる重大な問題となる。より具体的には、多数のコンピュータを光ネットワークによって接続して高速計算を行うような場合には、一つのコンピュータが他の多数のコンピュータに計算指示命令を出すためにマルチキャスト送信が必要になる。上述のような、光信号の到達時刻ばらつきや送信時間の長時間化は、光ネットワークシステムを用いた高速計算の性能を制限し、特定のコンピュータすなわち特定の送信ノードに重い負担が掛かることとなる。
以上に述べたように、図3に示した光ネットワークシステムにおいては、マルチキャストを行う場合、光信号を受信する通信ノードに光信号が到達する時刻がばらつくという問題や、送信ノードに負荷がかかるという問題があった。
本発明は上記の事情を考慮してなされたものであり、波長ルーティングを用いた、複数の通信ノード間を任意に接続可能な光ネットワークシステムにおいて、波長可変光源の波長設定制御不調などにより発生する上述のようなネットワーク障害を防ぎ、信頼性に優れた光ネットワークシステムを実現可能な波長ルーティング装置を提供することを目的とする。
更に、波長ルーティング装置にマルチキャスト機能を持たせることにより、受信ノードに光信号が到達する時刻のばらつきを抑え、且つ、送信ノードの負荷を軽減することが可能な波長ルーティング装置を提供することを目的とする。
本発明は、このような目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、前記通信ノードの制御部との間で、前記通信ノード間の通信接続を制御する接続制御信号を送受信する制御回路と、前記制御回路からの光源制御信号により出力光波長が定まるN個の波長可変光源と、前記波長可変光源が入力ポートに接続された第一のN×Nアレイ導波路回折格子と、前記装置入力ポートが第一の入力ポートに接続され、前記第一のN×Nアレイ導波路回折格子の出力ポートが第二の入力ポートに接続されたN個の波長変換器と、前記波長変換器の出力ポートが入力ポートに接続され、前記装置出力ポートが出力ポートに接続された第二のN×Nアレイ導波路回折格子とを備え、送信元の通信ノードが発する送信先情報を含む前記接続制御信号によって前記波長可変光源の出力光波長が定まり、前記送信元の通信ノードの光信号送信器が発する光信号の波長と前記波長可変光源の前記出力光波長とによって、前記波長変換器が出力する光信号の波長が定まることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、前記装置入力ポートと前記波長変換器との間に接続された接続制御信号分離手段と、前記装置出力ポートと前記第二のN×Nアレイ導波路回折格子の出力ポートとの間に接続された接続制御信号合成手段とを備え、前記接続制御信号を前記第1の光導波路および前記第2の光導波路によって伝送することを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、前記波長変換器が、前記第一の入力ポートが接続される光電変換器と、前記光電変換器と前記第二の入力ポートに接続される光変調器とを備えたことを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、前記波長変換器が、前記第一の入力ポートと前記第二の入力ポートが接続される波長変換用光合波器と、前記波長変換用光合波器に接続される非線形光素子と、前記非線形光素子にて生成された波長変換された光信号のみを透過する光フィルタとを備えたことを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、前記第一のN×Nアレイ導波路回折格子及び前記第二のN×Nアレイ導波路回折格子が波長周回性を有することを特徴とする。
本発明によれば、複数の通信ノード間を任意に接続可能な光ネットワークシステムにおいて、光信号受信器における光信号同士の衝突を防ぎ、信頼性に優れた光ネットワークシステムを実現することが可能となる。
更には、波長ルーティング装置にマルチキャスト機能を持たせることにより、受信ノードに光信号が到達する時間のばらつきを抑え、且つ、送信ノードの負荷を軽減することが可能となる。
以下、図面に従って本発明を詳細に説明する。なお、以下の実施形態では、本発明の波長ルーティング装置の装置入力ポート及び装置出力ポートの数Nとして、それぞれN=4の場合を例にとって説明しているが、これに限定されるものではなく、Nは2以上の整数であれば良い。
(実施の形態1)
図6は、本発明の第1の実施形態を示し、本発明にかかる波長ルーティング装置を含む光ネットワークシステムの全体構成を示す図である。
図6において、光ネットワークシステムは、通信ノード1000−1〜1000−4、波長ルーティング装置1010、各通信ノード1000−1〜1000−4と波長ルーティング装置1010とを接続する光導波路1030−1〜1030−4及び波長ルーティング装置1010と各通信ノード1000−1〜1000−4とを接続する光導波路1090−1〜1090−4からなる。波長ルーティング装置1010は、装置入力ポート5−1〜5−4、装置出力ポート6−1〜6−4を有している。
波長ルーティング装置1010は、波長可変光源1340−1〜1340−4、第一の4×4アレイ導波路回折格子1350、波長変換器1040−1〜1040−4、第二の4×4アレイ導波路回折格子1050及び制御回路1120を有している。さらに、第一の4×4アレイ導波路回折格子1350は入力ポート1360−1〜1360−4及び出力ポート1370−1〜1370−4を、第二の4×4アレイ導波路回折格子1050は入力ポート1060−1〜1060−4及び出力ポート1070−1〜1070−4をそれぞれ有している。
制御回路1120は、現在どの通信ノード間で通信が行われているかを常に把握しており、上記の通信状態に関する情報をデータベースとして所有している。
波長可変光源1340−1〜1340−4は、制御回路1120からの光源制御信号により、光出力の波長を変化させることができる。波長可変光源1340−1〜1340−4から出力された光は、第一の4×4アレイ導波路回折格子1350の入力ポート1360−1〜1360−4から第一の4×4アレイ導波路回折格子1350に入力される。
本実施形態の第一の4×4アレイ導波路回折格子1350は波長周回性を有し、入出力ポートと波長の関係は図2(a)に示した関係となっている。
図2(a)に従い、第一の4×4アレイ導波路回折格子1350の入力ポート1360−1〜1360−4に入力された光は、第一の4×4アレイ導波路回折格子1350の出力ポート1370−1〜1370−4のいずれかから出力される。
第一の4×4アレイ導波路回折格子1350の出力ポート1370−1〜1370−4から出力された光はそれぞれ、波長変換器1040−1〜1040−4に入力される。
波長変換器1040−1〜1040−4は、通信ノード1000−1〜1000−4から送信されて来る光信号の波長と、第一の4×4アレイ導波路回折格子1350の出力ポート1370−1〜1370−4から入力される光の波長とから定まる波長へ、光信号の波長を変換する。
例えば、波長変換器1040−1について考える。通信ノード1000−1から送信されて来る光信号の波長をλinとして、第一の4×4アレイ導波路回折格子1350の出力ポート1370−1から入力される光の波長がλ1,λ2,λ3,λ4の時、波長変換器1040−1から出力される光信号の波長がそれぞれλ1′,λ2′,λ3′,λ4′へと変換されるとする。
ここで、1つの波長変換器(例えば、1040−1とする)に、第一の4×4アレイ導波路回折格子1350の出力ポート1370−1から、波長の異なる複数の光を入力しても良い。例えば、波長λ2,λ3の光が入力されたとすると、波長変換器1040−1から出力される光信号の波長は、λ2′,λ3′の両方となる。
波長変換器1040−1〜1040−4から出力される光信号は、第二の4×4アレイ導波路回折格子1050の入力ポート1060−1〜1060−4から第二の4×4アレイ導波路回折格子1050に入力される。
本実施形態の第二の4×4アレイ導波路回折格子1050は波長周回性を有し、入出力ポートと波長の関係は図2(b)に示した関係となっている。図2(b)の関係に従い、第二の4×4アレイ導波路回折格子1050に入力された光は、第二の4×4アレイ導波路回折格子1050の出力ポート1070−1〜1070−4のいずれかから出力される。
第二の4×4アレイ導波路回折格子1050の出力ポート1070−1〜1070−4はそれぞれ、光導波路1090−1〜1090−4を介し、通信ノード1000−1〜1000−4に接続されている。
図8(a)は、本発明の第1の実施形態における通信ノード1000−1〜1000−4の構成を示す図である。
図8(a)において、通信ノード1000−1〜1000−4は、光信号送信器2010、制御部2020、光信号受信器2030を有する。通信ノード1000−1〜1000−4の各光信号送信器2010は、それぞれ光導波路1030−1〜1030−4と装置入力ポート5−1〜5−4を介して波長変換器1040−1〜1040−4に接続されている。また、通信ノード1000−1〜1000−4の各光信号受信器2030は、それぞれ光導波路1090−1〜1090−4と装置出力ポート6−1〜6−4を介して第二の4×4アレイ導波路回折格子1050の出力ポート1070−1〜1070−4に接続されている。
波長可変光源1340−1から出力された波長λ1,λ2,λ3,λ4の光は、波長変換器1040−1〜1040−4にて波長がλ1′,λ2′,λ3′,λ4′のいずれかに変換された後、必ず第二の4×4アレイ導波路回折格子1050の第1出力ポート1070−1から出力される。以下に、図面を用いて詳細に説明する。
図9(a)は、波長可変光源から出力される波長の異なる光が、本波長ルーティング装置によりどのようにルーティングされるかを説明する図である。
図2(a)に示した入出力ポートと波長の関係によれば、第一の4×4アレイ導波路回折格子1350の入力ポート1360−1から入力された光が出力される出力ポートは、光の波長がλ1,λ2,λ3,λ4の時それぞれ、第一の4×4アレイ導波路回折格子1350の出力ポート1370−1、1370−2、1370−3、1370−4となる。第一の4×4アレイ導波路回折格子1350の出力ポート1370−1、1370−2、1370−3、1370−4はそれぞれ波長変換器1040−1〜1040−4を経由して、第二の4×4アレイ導波路回折格子1050の入力ポート1060−1、1060−2、1060−3、1060−4に接続されている。従って、波長変換された波長λ1′,λ2′,λ3′,λ4′の光はそれぞれ、第二の4×4アレイ導波路回折格子1050の入力ポート1060−1、1060−2、1060−3、1060−4に入力される。図2(b)に示した入出力ポートと波長の関係によれば、上記の波長λ1′,λ2′,λ3′,λ4′の光はすべて第二の4×4アレイ導波路回折格子1050の第1出力ポート1070−1から出力される。従って、図9(a)に示したように、波長可変光源1340−1から出力された光は波長変換された後、必ず第二の4×4アレイ導波路回折格子1050の出力ポート1070−1から出力される。
同様に、波長可変光源1340−2から出力された光は波長変換された後、必ず第二の4×4アレイ導波路回折格子1050の出力ポート1070−2から出力される。
同様に、波長可変光源1340−3から出力された光は波長変換された後、必ず第二の4×4アレイ導波路回折格子1050の出力ポート1070−3から出力される。
同様に、波長可変光源1340−4から出力された光は波長変換された後、必ず第二の4×4アレイ導波路回折格子1050の出力ポート1070−4から出力される。
すなわち、波長可変光源1340−1〜1340−4は、出力光の波長にかかわらず、通信ノード1000−1〜1000−4の各光信号受信器2030とそれぞれ一対一に対応している。したがって、波長可変光源1340−1〜1340−4の出力光の波長の制御不調が生じても、他の通信ノード間の通信に対する通信妨害が発生する恐れがない。
次に、本発明の波長ルーティング動作をさらに詳細に説明する。
例えば、通信ノード1000−1が、通信ノード1000−2に送信を行う場合を考える。通信ノード1000−1内の制御部2020は、接続制御信号によって、制御回路1120に、通信ノード1000−2への接続要求を伝える。制御回路1120は、通信ノード1000−2の光信号受信器2030が空いているかどうかを、所有しているデータベースを参照して判断する。通信ノード1000−2の光信号受信器2030が空いていなければ、制御回路1120は、接続制御信号により、空いていないことを通信ノード1000−1に知らせる。空いていれば、制御回路1120は、波長可変光源1340−2の出力光の波長をλ2に設定する。第一の4×4アレイ導波路回折格子1350の入力ポート1360−2から入力された波長λ2の光は、第一の4×4アレイ導波路回折格子1350の出力ポート1370−1より出力される。そして、通信ノード1000−1から送信されて来る光信号(波長λin)は、波長変換器1040−1にて、波長λ2′に波長変換される。波長λ2′の光信号は、第二の4×4アレイ導波路回折格子1050の入力ポート1060−1に入力され、第二の4×4アレイ導波路回折格子1050の出力ポート1070−2より出力される。そして光導波路1090−2を介して通信ノード1000−2の光信号受信器2030にて受信される。
もう一つのルーティング動作の例として、通信ノード1000−1が、通信ノード1000−2と1000−3への送信(マルチキャスト送信)を行う場合を考える。通信ノード1000−1内の制御部2020は、マルチキャスト送信をすべき通信ノードの行き先情報を含んだ接続制御信号を制御回路1120に送信する。制御回路1120は、通信ノード1000−2と通信ノード1000−3の光信号受信器2030がそれぞれ空いているかどうかを、所有しているデータベースを参照して判断する。空いていなければ、制御回路1120は、接続制御信号により、空いていないことを通信ノード1000−1に知らせる。空いていれば、制御回路1120は、波長可変光源1340−2、1340−3の出力光波長をそれぞれλ2、λ3に設定する。
第一の4×4アレイ導波路回折格子1350の入力ポート1360−2から入力された波長λ2の光は、第一の4×4アレイ導波路回折格子1350の出力ポート1370−1より出力される。また、第一の4×4アレイ導波路回折格子1350の入力ポート1360−3から入力された波長λ3の光は、第一の4×4アレイ導波路回折格子1350の出力ポート1370−1より出力される。そして、通信ノード1000−1から送信されて来る光信号(波長λin)は、波長変換器1040−1にて、波長λ2′とλ3′に波長変換される。
波長λ2′の光信号は、第二の4×4アレイ導波路回折格子1050の入力ポート1060−1に入力され、第二の4×4アレイ導波路回折格子1050の出力ポート1070−2より出力された後、光導波路1090−2を介して通信ノード1000−2の光信号受信器2030にて受信される。
一方波長λ3′の光信号は、第二の4×4アレイ導波路回折格子1050の入力ポート1060−1に入力され、第二の4×4アレイ導波路回折格子1050の出力ポート1070−3より出力後、光導波路1090−3を介して通信ノード1000−3の光信号受信器2030にて受信される。したがって、通信ノード1000−1から通信ノード1000−2と1000−3へマルチキャスト送信が行われたことになる。
すなわち、波長ルーティング装置1010にマルチキャスト機能を持たせることにより、受信ノードに光信号が到達する時刻のばらつきを抑え、且つ、送信ノードの負荷を軽減することが可能となる。
本実施形態では、第一の4×4アレイ導波路回折格子1350及び第二の4×4アレイ導波路回折格子1050は波長周回性を有し、入出力ポートと波長の関係は図2(a),図2(b)に示した関係を想定したが、図2(c),図2(d)に示すように波長周回性を持たなくても良い。なぜなら、波長周回性を持たなくとも、波長可変光源1340−1〜1340−4は、通信ノード1000−1〜1000−4の光信号受信器とそれぞれ一対一に対応しているからである。以下、詳細に説明する。
図9(b)は、第一の4×4アレイ導波路回折格子が周回性を持たない場合に、波長可変光源から出力される波長の異なる光が本波長ルーティング装置によりどのようにルーティングされるかを説明する図である。
例として、図9(b)のように波長可変光源1340−3から出力される光を考える。図2(c)に示した入出力ポートと波長の関係によれば、第一の4×4アレイ導波路回折格子1350の入力ポート1360−3から入力された光が出力される出力ポートは、波長可変光源1340−3の出力光波長がλ3,λ4,λ5,λ6の時、それぞれ第一の4×4アレイ導波路回折格子1350の出力ポート1370−1、1370−2、1370−3、1370−4となる。第一の4×4アレイ導波路回折格子1350の出力ポート1370−1、1370−2、1370−3、1370−4はそれぞれ波長変換器1040−1〜1040−4を経由して、第二の4×4アレイ導波路回折格子1050の入力ポート1060−1、1060−2、1600−3、1060−4に接続されている。従って、波長変換されたλ3′,λ4′,λ5′,λ6′の光はそれぞれ、第二の4×4アレイ導波路回折格子1050の入力ポート1060−1、1060−2、1600−3、1060−4に入力される。図2(d)に示した入出力ポートと波長の関係によれば、これらの光はすべて第二の4×4アレイ導波路回折格子1050の出力ポート1070−3から出力される。すなわち、波長可変光源1340−3と、通信ノード1000−3の光受信器2030は一対一に対応している。
同様に、波長可変光源1340−1、1340−2、1340−4の場合も、通信ノード1000−1、1000−2、1000−4の各光受信器2030とそれぞれ一対一に対応している。
上記の実施形態において、通信ノード1000−1〜1000−4の制御部2020と、波長ルーティング装置1010の制御回路1120との接続形態は問わない。
(実施の形態2)
図7は、本発明の第2の実施形態を示し、接続制御信号の送受方法を変更した波長ルーティング装置を含む光ネットワークシステムを示した図である。
図8(b)は、第2の実施形態における通信ノード1000−1〜1000−4の詳細な構成を示す図である。通信ノード1000−1〜1000−4の制御部2020と、波長ルーティング装置1010の制御回路1120との接続に光導波路1030−1〜1030−4及び光導波路1090−1〜1090−4を用いた例を示す。図7において、波長ルーティング装置1010は、制御用光分波器7−1〜7−4、制御用光合波器8−1〜8−4を有している。図8(b)において、通信ノード1000−1〜1000−4は、それぞれ送信用光合波器2060、受信用光分波器2070を有している。
制御部2020が出力する接続制御信号の波長λcontrol を、光信号送信器2010が出力する光信号の波長λinと異なった波長にすれば、送信用光合波器2060で接続制御信号と光信号を合波し、また制御用光分波器7−1〜7−4で分波することが可能である。また、波長ルーティング装置1010の制御回路1120が出力する接続制御信号の波長を、波長変換器1040−1〜1040−4から出力される波長変換された光信号の波長と異なった波長にすれば、制御用光合波器8−1〜8−4で接続制御信号と光信号を合波し、また受信用光分波器2070で分波することが可能である。
なお、本実施形態の光導波路として光ファイバを用いても良いが、これに限定されない。第2の実施形態にかかる発明によれば、接続制御信号を光信号と同一の光導波路によって伝送することで、各通信ノードと波長ルーティング装置の制御回路との接続制御信号の接続を省略し、ネットワーク構成を簡略化できる効果がある。
図10は、波長変換器1040−1〜1040−4の構成を示す図である。波長変換器1040−1〜1040−4が、光電変換器3010と光変調器3020とから構成された場合を示す。波長可変光源1340−1〜1340−4から出力された光(波長λi,i=1or2or3or4)は、第一の4×4アレイ導波路回折格子1350の出力ポート1370−1〜1370−4から光変調器3020に入力される。
一方、通信ノード1000−1〜1000−4から送信された光信号は、光導波路1030−1〜1030−4を介して光電変換器3010に入力される。光電変換器3010にて、光信号が、電気信号に変換される。電気信号により、光変調器3020に入力された光は変調され、波長λi′(i=1or2or3or4)へ光信号波長が変換されたことになる。この場合、λi′=λiとなる。波長変換後、第二の4×4アレイ導波路回折格子1050の入力ポート1060−1〜1060−4へ入力される。
光電変換器3010として、pin フォトダイオード(pin-PD)や、なだれフォトダイオード(APD)や、単一走行キャリアフォトダイオード(UTC-PD)などを用いることができるが、光信号を電気信号に変換できれば、これらに限定されない。
また、光電変換器3010は、前置光増幅器や電気増幅器を含んでいても良い。
また、光電変換器3010は、識別再生回路を含んでいても良い。
光変換器3020として、マッハツェンダー型強度変調器や、電界吸収型強度変調器などを用いることができるが、電気信号により光を変調できれば、これらに限定されない。更には光変調器3020として位相変調器を用いても良い。
図11(a)は、波長変換器1040−1〜1040−4の別の具体的な構成を説明する図である。波長変換器1040−1〜1040−4が、波長変換用光合波器3110と、非線形光素子3120と、光フィルタ3130とから構成された場合を示す。波長可変光源1340−1〜1340−4から出力された光(波長λi,i=1or2or3or4)は、第一の4×4アレイ導波路回折格子1350の出力ポート1370−1〜1370−4からそれぞれ波長変換用光合波器3110に入力される。
一方、通信ノード1000−1〜1000−4から送信された光信号(波長λin)は、光導波路1030−1〜1030−4を介して波長変換用光合波器3110に入力される。非線形光素子3120において、非線形光学過程により、波長λj′(j=1or2or3or4)の光信号が生成される。非線形光素子3120における非線形光学効果を、以下さらに詳細に説明する。
図11(b)は、非線形光素子3120が3次の非線形光学効果を有する場合を説明したものである。横軸は光周波数ωであり、波長λとω=2πc/λ(cは真空中での光速度)の関係がある。図中には、波長可変光源1340−1〜1340−4から、光周波数ω1、ω2、ω4の光が、1つの非線形光素子3120に入力された場合を示してある。また、通信ノードから光周波数ωinの光信号が非線形光素子3120に入力されている。3次の非線形光学効果によりωj′=2ωj−ωin(j=1or2or3or4)を満たす光周波数ωj′の光信号が生成される。光フィルタ3130により、光周波数ωj′(j=1or2or3or4)のみを透過させることにより、第二の4×4アレイ導波路回折格子1050には光周波数ωj′(波長λj′)の光信号のみが入力される。
図11(c)は、非線形光素子3120が2次の非線形光学効果を有する場合を説明したものである。横軸は光周波数ωである。図11(c)中には、波長可変光源1340−1〜1340−4から、光周波数ω1、ω2、ω4の光が、1つの非線形光素子3120に入力された場合を示してある。また、通信ノードから光周波数ωinの光信号が非線形光素子3120に入力されている。2次の非線形光学効果により、ωj′=ωj−ωin(j=1or2or3or4)を満たす光周波数ωj′の光信号が生成される。光フィルタ3130により、光周波数ωj′(j=1or2or3or4)のみを透過させることにより、第二の4×4アレイ導波路回折格子1050には光周波数ωj′(波長λj′)の光信号のみが入力される。
以上、詳細に述べたように各種の方法で波長変換器が構成可能であり、本発明に掛かる波長ルーティング装置が実現できる。本波長ルーティング装置により、光信号受信器における光信号同士の衝突を防ぎ、信頼性に優れた光ネットワークシステムを実現するとともに、波長ルーティング装置にマルチキャスト機能を持たせることにより、受信ノードに光信号が到達する時刻のばらつきを抑え、且つ、送信ノードの負荷を軽減することが可能となる。
アレイ導波路回折格子を用いた光ネットワークシステムを示す図である。 4×4アレイ導波路回折格子の入出力ポートと波長の関係を示す図である。 波長可変光源を用いた波長ルーティングをベースとした光ネットワークを示す図である。 正常動作をしている光ネットワークシステムの動作例を示す図である。 異常動作をしている光ネットワークシステムの動作例を示す図である。 本発明の第1の実施形態を示す図である。 本発明の第2の実施形態を示す図である。 通信ノードの構成を示す図である。 本発明のルーティング動作を説明する図である。 波長変換器の構成を示す図である。 波長変換器の詳細な構成を示す図である。
符号の説明
5−1〜5−4 装置入力ポート
6−1〜6−4 装置出力ポート
7−1〜7−4 制御用光分波器
8−1〜8−4 制御用光合波器
10−1〜10−4、200−1〜200−4、1000−1〜1000−4 通信ノード
11 4×4アレイ導波路回折格子
12−1〜12−4、13−1〜13−4、280−1〜280−4、290−1〜290−4、1030−1〜1030−4、1090−1〜1090−4 光導波路
14−1〜14−4 4×4アレイ導波路回折格子11の入力ポート
15−1〜15−4 4×4アレイ導波路回折格子11の出力ポート
210 波長可変光源内蔵光信号送信器
220 波長可変光源制御手段
230 光信号受信器
250 4×4波長周回性アレイ導波路回折格子
251−1〜251−4 入力ポート
252−1〜252−4 出力ポート
270 制御信号線
1010 波長ルーティング装置
1040−1〜1040−4 波長変換器
1050 第二の4×4アレイ導波路回折格子
1060−1〜1060−4 第二の4×4アレイ導波路回折格子1050の入力ポート
1070−1〜1070−4 第二の4×4アレイ導波路回折格子1050の出力ポート
1120 制御回路
1340−1〜1340−4 波長可変光源
1350 第一の4×4アレイ導波路回折格子
1360−1〜1360−4 第一の4×4アレイ導波路回折格子1350の入力ポート
1370−1〜1370−4 第一の4×4アレイ導波路回折格子1350の出力ポート
2010 光信号送信器
2020 制御部
2030 光信号受信器
2060 送信用光合波器
2070 受信用光分波器
3010 光電変換器
3020 光変調器
3110 波長変換用光合波器
3120 非線形光素子
3130 光フィルタ

Claims (5)

  1. N個の通信ノード間を任意に接続可能な光ネットワークシステムを構成する波長ルーティング装置において、
    前記通信ノードの光信号送信器と第1の光導波路を介して接続される装置入力ポートと、
    前記通信ノードの光信号受信器と第2の光導波路を介して接続される装置出力ポートと、
    前記通信ノードの制御部との間で、前記通信ノード間の通信接続を制御する接続制御信号を送受信する制御回路と、
    前記制御回路からの光源制御信号により出力光波長が定まるN個の波長可変光源と、
    前記波長可変光源が入力ポートに接続された第一のN×Nアレイ導波路回折格子と、
    前記装置入力ポートが第一の入力ポートに接続され、前記第一のN×Nアレイ導波路回折格子の出力ポートが第二の入力ポートに接続されたN個の波長変換器と、
    前記波長変換器の出力ポートが入力ポートに接続され、前記装置出力ポートが出力ポートに接続された第二のN×Nアレイ導波路回折格子とを備え、
    送信元の通信ノードが発する送信先情報を含む前記接続制御信号によって前記波長可変光源の出力光波長が定まり、前記送信元の通信ノードの光信号送信器が発する光信号の波長と前記波長可変光源の前記出力光波長とによって、前記波長変換器が出力する光信号の波長が定まることを特徴とする波長ルーティング装置。
  2. 前記装置入力ポートと前記波長変換器との間に接続された接続制御信号分離手段と、
    前記装置出力ポートと前記第二のN×Nアレイ導波路回折格子の出力ポートとの間に接続された接続制御信号合成手段とを備え、
    前記接続制御信号を前記第1の光導波路および前記第2の光導波路によって伝送することを特徴とする請求項1に記載の波長ルーティング装置。
  3. 前記波長変換器は、
    前記第一の入力ポートが接続される光電変換器と、
    前記光電変換器と前記第二の入力ポートに接続される光変調器とを備えたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の波長ルーティング装置。
  4. 前記波長変換器は、
    前記第一の入力ポートと前記第二の入力ポートが接続される波長変換用光合波器と、
    前記波長変換用光合波器に接続される非線形光素子と、
    前記非線形光素子にて生成された波長変換された光信号のみを透過する光フィルタとを備えたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の波長ルーティング装置。
  5. 前記第一のN×Nアレイ導波路回折格子及び前記第二のN×Nアレイ導波路回折格子が波長周回性を有することを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の波長ルーティング装置。
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