JP4318521B2 - 搬送設備 - Google Patents

搬送設備 Download PDF

Info

Publication number
JP4318521B2
JP4318521B2 JP2003345112A JP2003345112A JP4318521B2 JP 4318521 B2 JP4318521 B2 JP 4318521B2 JP 2003345112 A JP2003345112 A JP 2003345112A JP 2003345112 A JP2003345112 A JP 2003345112A JP 4318521 B2 JP4318521 B2 JP 4318521B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
traveling
guide
guide wheel
wheel
side guide
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003345112A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005112016A (ja
Inventor
明彦 坂田
Original Assignee
Tcm株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tcm株式会社 filed Critical Tcm株式会社
Priority to JP2003345112A priority Critical patent/JP4318521B2/ja
Publication of JP2005112016A publication Critical patent/JP2005112016A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4318521B2 publication Critical patent/JP4318521B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Platform Screen Doors And Railroad Systems (AREA)

Description

本発明は、たとえば米などの穀類を搬送するのに採用される搬送設備、すなわち、レール体と、このレール体に支持案内される走行台車からなる搬送設備に関するものである。
従来、この種のものとしては、次のような構成が提供されている。すなわち、天井走行車は2台の台車を備え、両台車間にはピボット軸を介して本体を連結し、本体の下部に設けられた巻き上げユニットによりハンドを昇降させることで、ハンドで保持したワークを搬送させる。天井走行車は、断面C形のレール内に位置させた走行車輪を走行モータにより駆動させることで走行し、その際に各台車に設けられたガイドローラがレールに案内されることで、各台車がレールから外れるのを防止している。
ここでガイドローラは各台車毎に8個ずつ設けられるもので、レールの被ガイド部を挟む状態で配置された左右一対(2個)を1組として、上下に2組かつ前後に2組の合計4組が設けられている。その際に上下の組は前後方向において同じ位置にあり、また前後の組は前後方向において同じ距離を置いた位置にある(たとえば、特許文献1参照。)。
特許第2907077号公報(第1−2頁、第1−3図)
しかし、上記した従来構成によると、全てのガイドローラが定位置に固定状態であることから、左右のガイドローラにおける当接面間の間隔をレールにおける被ガイド部の厚さに同等状としたときには、直線状経路部においては円滑な案内を行えるが、カーブ経路部においてはガイドローラが被ガイド部に圧接状(引っ掛かり状)となって円滑な案内を行えない。このようなカーブ経路部における圧接状態を解決するためには、左右のガイドローラにおける当接面間の間隔を被ガイド部の厚さよりも大にすればよいが、これによると、直線状経路部においてガイドローラの当接面と被ガイド部との間に隙間が生じ、以て天井走行車の走行はガタ付き状となって円滑に行えず、また騒音の発生源ともなる。
なお、このような問題点は、左右一対のガイドローラのうちの一方を左右方向に可動とし、そして可動側のガイドローラをスプリングにより当接側へ弾性付勢することで解決できるが、これによると構造が複雑にかつ高価となる。
そこで本発明の請求項1記載の発明は、簡単かつ安価な構成でありながら、直線状経路部と左右のカーブ経路部のいずれにおいても、走行台車を常に円滑に走行し得る搬送設備を提供することを目的としたものである。
前述した目的を達成するために、本発明の請求項1記載の搬送設備は、レール体と、このレール体に支持案内される走行台車からなる搬送設備であって、レール体は、上面によって走行案内面が形成されるとともに左右の側面によってガイド面が形成され、走行台車は、走行方向で一対の走行案内部と、走行案内部間に縦方向軸心の周りで相対回動自在に設けられた被搬送物収納部とからなり、各走行案内部は、前記走行案内面に支持案内される走行輪と、一方のガイド面に案内される一方側ガイド輪と、他方のガイド面に案内される他方側ガイド輪とを有するとともに、少なくとも1つの走行案内部における走行輪は駆動式とされ、各走行案内部において、一方側ガイド輪に対して他方側ガイド輪は下方に位置をずらせて配設され、前記被搬送物収納部は、その前後端と両走行案内部における相対向端側との間を縦方向軸により連結することで、レール体に対する走行輪やガイド輪の走行案内部分を避けて、他方側ガイド輪側でレール体の側外方に位置されていることを特徴としたものである。
したがって請求項1の発明によると、走行台車が停止しているとき、その被搬送物収納部に対して被搬送物を収納し得る。このようにして、被搬送物収納部に被搬送物を収納させた状態で、走行台車をレール体の支持案内により走行させ、目的とする箇所に停止させる。そして被搬送物収納部内から被搬送物の取り出しを行う。このようにして走行台車が直線状の経路部分で走行する際に、一方側ガイド輪と他方側ガイド輪とは、レール体における直線状のガイド面に傾斜することなく当接した姿勢にあり、この状態で、駆動式の走行輪を正逆に駆動回転させることにより、直線状の経路部分において走行台車は、走行案内部や被搬送物収納部を傾けることなく走行し得る。
そして、走行台車が一方向側へのカーブ経路部に入ったとき、カーブ内側面側に一方側ガイド輪が位置することで、カーブ内側面に対して一方側ガイド輪が入り込みの状態になる。このとき、一方側ガイド輪に対して他方側ガイド輪を下方に位置をずらせて配設していることで、他方側ガイド輪の当接部分を支点状として走行案内部は、被搬送物収納部側が少し上がるように傾動し、一方側ガイド輪がカーブ内側面に当接する状態になる。すなわち各ガイド輪を、傾斜状としてガイド面に当接させ、これによって走行台車を、被搬送物収納部が少し上がるように傾斜させて、一方向側へのカーブ経路部で走行し得る。
また、走行台車が他方向側へのカーブ経路部に入ったとき、カーブ外側面側に一方側ガイド輪が位置することで、カーブ外側面と一方側ガイド輪との間に隙間が生じる状態になる。このとき、一方側ガイド輪に対して他方側ガイド輪を下方に位置をずらせて配設していることで、他方側ガイド輪の当接部分を支点状として走行案内部は、被搬送物収納部側が少し下がるように傾動し、一方側ガイド輪がカーブ外側面に当接する状態になる。すなわち各ガイド輪を、傾斜状として隙間なくガイド面に当接させ、これによって走行台車を、被搬送物収納部が少し下がるように傾斜させて、他方向側へのカーブ経路部で走行し得る。
なおカーブ経路部において走行台車は、走行案内部と被搬送物収納部とが縦方向軸心の周りに左右に相対揺動することで、常に円滑に走行し得る。さらに走行台車の走行は、被搬送物収納部が、レール体に対する走行輪やガイド輪の走行案内部分を避けて、他方側ガイド輪側でレール体の側外方に位置された状態で行われることから、走行台車の走行時などにレール体側で生じた塵埃が被搬送物収納部側に落下しないことになる。
また本発明の請求項2記載の搬送設備は、上記した請求項1記載の構成において、一方側ガイド輪は前後一対に配設され、他方側ガイド輪は、走行方向において一方側ガイド輪間の中央部分でかつ一方側ガイド輪に対して下方に位置をずらせて配設されていることを特徴としたものである。
したがって請求項2の発明によると、走行台車が一方向側へのカーブ経路部に入ったとき、カーブ内側面側に一対の一方側ガイド輪が位置し、一方側ガイド輪に対して下方に位置をずらせて配設した1個の他方側ガイド輪がカーブ外側面側に位置することになる。また走行台車が他方向側へのカーブ経路部に入ったとき、カーブ外側面側に一対の一方側ガイド輪が位置し、一方側ガイド輪に対して下方に位置をずらせて配設した1個の他方側ガイド輪がカーブ内側面側に位置することになる。
そして本発明の請求項3記載の搬送設備は、上記した請求項1記載の構成において、一方側ガイド輪と他方側ガイド輪とはそれぞれ前後一対に配設され、一方側ガイド輪群に対して他方側ガイド輪群が下方に位置をずらせて配設されていることを特徴としたものである。
したがって請求項3の発明によると、走行台車が一方向側へのカーブ経路部に入ったとき、カーブ内側面側に一対の一方側ガイド輪が位置し、一方側ガイド輪に対して下方に位置をずらせて配設した一対の他方側ガイド輪がカーブ外側面側に位置することになる。また走行台車が他方向側へのカーブ経路部に入ったとき、カーブ外側面側に一対の一方側ガイド輪が位置し、一方側ガイド輪に対して下方に位置をずらせて配設した一対の他方側ガイド輪がカーブ内側面側に位置することになる。
しかも本発明の請求項4記載の搬送設備は、上記した請求項1〜のいずれか1項に記載の構成において、レール体が矩形筒状であることを特徴としたものである。
したがって請求項4の発明によると、レール体は、矩形筒状によって捩れに強い構成にし得る。
上記した本発明の請求項1によると、走行台車は、一方側ガイド輪に対して他方側ガイド輪を下方に位置をずらせて配設した簡単かつ安価な構成でありながら、その走行は、直線状の経路部と左右のカーブ経路部のいずれにおいても、ガタ付きなど生じることなく常に円滑に、また騒音を発生することなく行うことができる。さらに走行台車の走行は、被搬送物収納部が、レール体に対する走行輪やガイド輪の走行案内部分を避けて、他方側ガイド輪側でレール体の側外方に位置された状態で行われることから、走行台車の走行時などにレール体側で生じた塵埃が被搬送物収納部側に落下しないことになり、以て塵埃が被搬送物に混入することを防止できる。
また上記した本発明の請求項2によると、走行台車は、一方側ガイド輪を前後一対に配設し、他方側ガイド輪を、走行方向において一方側ガイド輪間の中央部分でかつ一方側ガイド輪に対して下方に位置をずらせて配設した簡単かつ安価な構成でありながら、その走行は、直線状の経路部と左右のカーブ経路部のいずれにおいても、ガタ付きなど生じることなく常に円滑に、また騒音を発生することなく行うことができる。
そして上記した本発明の請求項3によると、走行台車は、前後一対の一方側ガイド輪群に対して前後一対の他方側ガイド輪を、下方に位置をずらせて配設した簡単かつ安価な構成でありながら、その走行は、直線状の経路部と左右のカーブ経路部のいずれにおいても、ガタ付きなど生じることなく常に円滑に、また騒音を発生することなく行うことができる。
しかも上記した本発明の請求項4によると、レール体は、矩形筒状によって捩れに強い構成にでき、十分な強度を確保できるとともに、カーブ経路部を容易に形成できる。
[実施の形態1]
以下に、本発明の実施の形態1を、天井側走行用に採用した状態として図1〜図9に基づいて説明する。
図9に示すように、レール体11と、このレール体11に支持案内される走行台車21などによって搬送設備1が構成される。ここでレール体11は平面視において、図9(a)に示すように、第1作業部5と第2作業部7との間に直線状に配設されることで直線状搬送経路2が形成され、図9(b)に示すように、中間に左右へのカーブ経路部3a,3bが存在する状態で第1作業部5と第2作業部7との間に配設されることで段状搬送経路3が形成され、図9(c)に示すように、一対の反転経路部4a,4aが存在する状態に配設されることで無端状搬送経路4が形成されることになる。以下においては、図9(b)に示す段状搬送経路3に採用した状態として説明する。
図1〜図4に示すように、前記レール体11は1本であって、上板部11aと左右の側板部11b,11cと下板部11dとを有する状態で矩形筒状(矩形パイプ状)に形成されている。そして、上板部11aの上面によって走行案内面12が形成されるとともに、左右の側板部11b,11cの外側面によってガイド面13,14が形成されている。なお右側の側板部11cにおける上部の外面には逆L字状のガイドレール15が取り付けられ、このガイドレール15によって下向きの加圧ガイド面16が形成されている。また下板部11dの下方には給電手段17が配設され、この給電手段17は、連結具(ボルト・ナットなど)18を介して下板部11d側に連結されている。なおレール体11の両端部には、前記走行台車21が当接可能なストッパー手段19が設けられている。
前記走行台車21は、走行方向で一対(複数)の走行案内部22A,22Bと、両走行案内部22A,22B間に縦方向軸心38A,38Bの周りで相対回動自在に設けられた被搬送物収納部41などから構成されている。
両走行案内部22A,22Bは同様な構成であって、走行方向において面対称状に配置されている。すなわち本体23は、上板部11aに上方から対向される上枠23aと、右側の側板部11cに外側方から対向される側枠23bとにより逆L字状に形成されている。そして上枠23aの部分には前記走行案内面12に支持案内される走行輪24A,24Bが配置され、この走行輪24A,24Bの走行輪軸25A,25Bは側枠23bに支持されている。
ここで、1つの走行案内部22Aにおける走行輪24Aは、側枠23bに固定された走行輪軸25Aに遊転自在に設けられて遊転式走行輪24Aとされている。また、他の走行案内部22Bにおける走行輪24Bは、側枠23bの外面側に設けられた走行駆動装置(モータや減速機などからなる。)26側からの出力軸を走行輪軸25Bとして駆動式走行輪24Bとされている。
さらに両走行案内部22A,22Bには、一方のガイド面13に案内される一方側ガイド輪27と、他方のガイド面14に案内される他方側ガイド輪29とが設けられている。ここで一方側ガイド輪27は、走行方向において所定の間隔Lを置いて前後一対に配設され、それぞれ上枠23a側からの縦軸体28に遊転自在に設けられるとともに、一方のガイド面13の上部に当接自在に構成されている。
また他方側ガイド輪29は、走行方向において一方側ガイド輪27間の中央部分(所定の間隔Lの中央部分)に1個が配設され、側枠23b側に設けられたブラケット30からの縦軸体31に遊転自在に設けられるとともに、他方のガイド面14の下部に当接自在に構成されている。すなわち他方側ガイド輪29は、一方側ガイド輪27に対して所定の高さHだけ下方に位置をずらせて配設されている。
その際に、一方側ガイド輪27と他方側ガイド輪29とは、たとえばレール体11における直線状のガイド面13,14に当接されているときに、その当接面間距離が両ガイド面13,14間の距離(レール体幅)と同等状となるように、その回転軸心間ピッチPが設定されている。これにより、直線状の経路部分においては、両ガイド輪27,29、すなわち本体23を傾けることなく走行し得る。
また、駆動式走行輪24Bが設けられた走行案内部22Bには、前記ガイドレール15の加圧ガイド面16に対して下方から当接自在な補助ローラ33が設けられている。すなわち、側枠23bの内面側には、左右方向ピン34を介してリンク体35が上下揺動自在に設けられ、このリンク体35に左右方向のローラ軸36を介して前記補助ローラ33が遊転自在に設けられている。そしてリンク体35の遊端と側枠23bとの間、補助ローラ33を加圧ガイド面16に圧接付勢するスプリング37が設けられている。
ここで補助ローラ33は、前記駆動式走行輪24Bに対して走行方向において同様な位置に配置され、以てスプリング37による圧接付勢力によって補助ローラ33が加圧ガイド面16に対して下方から当接(圧接)されることによって、走行案内面12に対する駆動式走行輪24Bの圧接荷重(加圧力)が増加される。これにより、駆動式走行輪24Bのスリップ防止と脱線防止(抜け止め)とを可能にし得る。
両走行案内部22A,22Bにおける側枠23bの相対向端側と被搬送物収納部41の前後端との間が縦方向軸39A,39Bを介して連結されており、以て走行案内部22A,22Bと被搬送物収納部41とは、縦方向軸39A,39Bの軸心である縦方向軸心38A,38Bの周りに左右に相対揺動自在に連結される。
前記被搬送物収納部41はバケット形式であって、本体42は四側板体により矩形箱状に形成されている。そして被搬送物収納部41は、その本体42の一側板がレール体11の側板部11cに対向される状態で両走行案内部22A,22B側に連結されることによって、レール体11に対する走行輪24A,24Bやガイド輪27,29の走行案内部分を避けて、レール体11の側外方に位置されている。
前記本体42の上部の受け入れ口43は、一部がレール体11の上方に位置されるように形成されている。そして、レール体11の側下方に位置される取り出し口44には開閉蓋体45が設けられ、この開閉蓋体45は本体42側に、前後方向ピン46を介して開閉揺動自在に連結されている。前記開閉蓋体45の閉動姿勢は、開閉蓋体45側の被ストッパー体47が本体42側のストッパー体48に当接することにより規制され、そして開閉蓋体45と本体42との間には、被ストッパー体47をストッパー体48に当接させるように揺動付勢するスプリング49が設けられている。前記本体42の下部には、前記給電手段17に摺接作用自在な集電手段50が設けられている。以上の22A,22B〜50などによって走行台車21の一例が構成される。
なお前記第1作業部5は、前記受け入れ口43が下方から対向自在な投入ホッパー6などにより構成され、また前記第2作業部7は、前記取り出し口44が上方から対向自在な受け入れホッパー8などにより構成されている。そして第2作業部7には、たとえば前記被ストッパー体47に作用自在な開動手段(シリンダー形式など。)9が設けられている。
以下に、上記した実施の形態1における作用を説明する。
図1〜図4の実線に示されるように、走行台車21が第1作業部5に停止しているとき、その被搬送物収納部41における本体42の受け入れ口43に向けて、投入ホッパー6から、たとえば米などの穀類が投入される。このとき取り出し口44は、スプリング49の揺動付勢力によって閉動している開閉蓋体45により閉塞されている。このようにして、所定量の穀類が本体42に収納された状態で、走行台車21は段状搬送経路3において走行され、第2作業部5に停止される。そして第2作業部7において、開動手段9を被ストッパー体47に作用させて、図1〜図4の仮想線に示されるように、スプリング49の揺動付勢力に抗して開閉蓋体45を開動されることで、本体42内の穀類が取り出し口44から受け入れホッパー8へと取り出される。
上述したように走行台車21が段状搬送経路3において走行される際に、段状搬送経路3における直線状の経路部分では、図1〜図4に示されるように、一方側ガイド輪27と他方側ガイド輪29とは、その当接面間距離が両ガイド面13,14間の距離(レール体幅)と同等状となるように回転軸心間ピッチPが設定されていることで、レール体11における直線状のガイド面13,14に傾斜することなく当接された姿勢にある。この状態で、走行駆動装置26の正逆駆動によって駆動式走行輪24Bを正逆に駆動回転させることにより、直線状の経路部分において走行台車21は、両走行案内部22A,22Bや被搬送物収納部41を傾けることなく走行し得る。
そして図5、図6に示されるように、走行台車21が右方向のカーブ経路部3aに入ったとき、カーブ内側面側に一対の一方側ガイド輪27が位置されることで、カーブ内側面に対して一方側ガイド輪27が入り込みの状態になる。このとき、一方側ガイド輪27に対して他方側ガイド輪29が所定の高さHだけ下方に位置をずらせて配設されていることで、他方側ガイド輪29の当接部分を支点状として走行案内部22A,22Bは、被搬送物収納部41側が少し上がるように傾動され、一方側ガイド輪27がカーブ内側面に当接される状態になる。すなわち各ガイド輪27,29は、傾斜状となってガイド面13,14に当接され、これによって右方向のカーブ経路部3aにおける走行台車21の走行は、被搬送物収納部41が少し上がるように傾斜しているが、レール体11に対してガタ付きなど生じることなく常に円滑に、また騒音を発生することなく行える。
また図7、図8に示されるように、走行台車21が左方向のカーブ経路部3bに入ったとき、カーブ外側面側に一対の一方側ガイド輪27が位置されることで、カーブ外側面と一方側ガイド輪27との間に隙間が生じる状態になる。このとき、一方側ガイド輪27に対して他方側ガイド輪29が所定の高さHだけ下方に位置をずらせて配設されていることで、他方側ガイド輪29の当接部分を支点状として走行案内部22A,22Bは、被搬送物収納部41側が少し下がるように傾動され、一方側ガイド輪27がカーブ外側面に当接される状態になる。すなわち各ガイド輪27,29は、傾斜状となって隙間なくガイド面13,14に当接され、これによって左方向のカーブ経路部3bにおける走行台車21の走行は、被搬送物収納部41が少し下がるように傾斜しているが、ガタ付きなど生じることなく常に円滑に、また騒音を発生することなく行える。
なお、両走行案内部22A,22Bのうち、何れかがカーブ経路部3a,3bに入って傾動され、残りが直線状の経路部分にあって傾動されないような状態のときには、2箇所の縦方向軸心38A,38Bの部分のガタ(ヒンジ部分の構造的余裕)や各ガイド輪27,29のゴム変形などによって、傾きを吸収し得る。
このように走行台車21は、一方側ガイド輪27が前後一対に配設され、他方側ガイド輪29が、走行方向において一方側ガイド輪27間の中央部分でかつ一方側ガイド輪27に対して上下に位置をずらせて配設された簡単かつ安価な構成でありながら、その走行は、直線状経路部と左右のカーブ経路部3a,3bのいずれにおいても、ガタ付きなど生じることなく常に円滑に、また騒音を発生することなく行える。
なおカーブ経路部3a,3bにおいて走行台車21は、走行案内部22A,22Bと被搬送物収納部41とが縦方向軸心38A,38Bの周りに左右に相対揺動することで、常に円滑に走行し得る。
さらに走行台車21の走行は、被搬送物収納部41が、レール体11に対する走行輪24A,24Bやガイド輪27,29の走行案内部分を避けて、レール体11の側外方に位置された状態で行われることから、レール体11側で生じた塵埃が被搬送物収納部41側、すなわち受け入れ口43などに落下しないことになり、以て塵埃が被搬送物に混入することを防止し得る。
しかもレール体11は、矩形筒状によって捩れに強い構成にし得、十分な強度を確保し得るとともに、カーブ経路部3a,3bを容易に形成し得る。
[実施の形態2]
次に、本発明の実施の形態2を、図10〜図14に基づいて説明する。
上述した実施の形態1と異なる構成は、両走行案内部22A,22Bにおける他方側ガイド輪29が、一方側ガイド輪27と同様に、走行方向において所定の間隔Lを置いて前後一対に配設され、それぞれ側枠23b側に設けられたブラケット30からの縦軸体31に遊転自在に設けられているところにある。
以下に、上記した実施の形態2における作用を説明する。
図11、図12に示されるように、走行台車21が右方向のカーブ経路部3aに入ったとき、カーブ内側面側に一対の一方側ガイド輪27が位置されることで、カーブ内側面に対して一方側ガイド輪27が入り込みの状態になる。このとき、一方側ガイド輪27に対して一対の他方側ガイド輪29が所定の高さHだけ下方に位置をずらせて配設されていることで、他方側ガイド輪29の当接部分を支点状として走行案内部22A,22Bは、被搬送物収納部41側が少し上がるように傾動され、一方側ガイド輪27がカーブ内側面に当接される状態になる。すなわち各ガイド輪27,29は、傾斜状となってガイド面13,14に当接され、これによって右方向のカーブ経路部3aにおける走行台車21の走行は、被搬送物収納部41が少し上がるように傾斜しているが、レール体11に対してガタ付きなど生じることなく常に円滑に、また騒音を発生することなく行える。
また図13、図14に示されるように、走行台車21が左方向のカーブ経路部3bに入ったとき、カーブ外側面側に一対の一方側ガイド輪27が位置されることで、カーブ外側面と一方側ガイド輪27との間に隙間が生じる状態になる。このとき、一方側ガイド輪27に対して一対の他方側ガイド輪29が所定の高さHだけ下方に位置をずらせて配設されていることで、他方側ガイド輪29の当接部分を支点状として走行案内部22A,22Bは、被搬送物収納部41側が少し下がるように傾動され、一方側ガイド輪27がカーブ外側面に当接される状態になる。すなわち各ガイド輪27,29は、傾斜状となって隙間なくガイド面13,14に当接され、これによって左方向のカーブ経路部3bにおける走行台車21の走行は、被搬送物収納部41が少し下がるように傾斜しているが、ガタ付きなど生じることなく常に円滑に、また騒音を発生することなく行える。
なお、両走行案内部22A,22Bのうち、何れかがカーブ経路部3a,3bに入って傾動され、残りが直線状の経路部分にあって傾動されないような状態のときには、2箇所の縦方向軸心38A,38Bの部分のガタ(ヒンジ部分の構造的余裕)や各ガイド輪27,29のゴム変形などによって、傾きを吸収し得る。
このように走行台車21は、一方側ガイド輪27と他方側ガイド輪29が、それぞれ前後一対に配設されるとともに、上下に位置をずらせて配設された簡単かつ安価な構成でありながら、その走行は、直線状経路部と左右のカーブ経路部3a,3bのいずれにおいても、ガタ付きなど生じることなく常に円滑に、また騒音を発生することなく行える。
上記した実施の形態1、2では、天井側走行用に採用した搬送設備1を説明したが、これは床側走行用にも同様に採用し得るものである。
上記した実施の形態1、2では、被搬送物収納部41が、レール体11に対する走行輪24A,24Bやガイド輪27,29の走行案内部分を避けて、レール体11の側外方に位置された走行台車21が示されているが、これはレール体11の上方や下方に被搬送物収納部41が位置された走行台車などであってもよい。
上記した実施の形態1、2では、レール体11として矩形筒状(矩形パイプ状)に形成されたものが採用されているが、これはI型レールなどであってもよい。
本発明の実施の形態1を示し、搬送設備における直線状経路部の平面図である。 同搬送設備における直線状経路部の一部切り欠き側面図である。 同搬送設備における直線状経路部の一部切り欠き正面図である。 同搬送設備における直線状経路部の一部切り欠き背面図である。 同搬送設備における右のカーブ経路部の要部の平面図である。 同搬送設備における右のカーブ経路部の一部切り欠き正面図である。 同搬送設備における左のカーブ経路部の要部の平面図である。 同搬送設備における左のカーブ経路部の一部切り欠き正面図である。 同搬送設備における各種経路状態の概略平面図である。 本発明の実施の形態2を示し、搬送設備における直線状経路部の一部切り欠き側面図である。 同搬送設備における右のカーブ経路部の要部の平面図である。 同搬送設備における右のカーブ経路部の正面図で、図11のA−A矢視図である。 同搬送設備における左のカーブ経路部の要部の平面図である。 同搬送設備における左のカーブ経路部の正面図で、図13のB−B矢視図である。
符号の説明
1 搬送設備
2 直線状搬送経路
3 段状搬送経路
3a カーブ経路部
3b カーブ経路部
4 無端状搬送経路
4a 反転経路部
5 第1作業部
7 第2作業部
11 レール体
12 走行案内面
13 ガイド面
14 ガイド面
15 ガイドレール
16 加圧ガイド面
17 給電手段
21 走行台車
22A 走行案内部
22B 走行案内部
23 本体
24A 遊転式走行輪
24B 駆動式走行輪
26 走行駆動装置
27 一方側ガイド輪
29 他方側ガイド輪
33 補助ローラ
38A 縦方向軸心
38B 縦方向軸心
39A 縦方向軸
39B 縦方向軸
41 被搬送物収納部
42 本体
43 受け入れ口
44 取り出し口
45 開閉蓋体
47 被ストッパー体
48 ストッパー体
49 スプリング
L 所定の間隔
H 所定の高さ
P 回転軸心間ピッチ

Claims (4)

  1. レール体と、このレール体に支持案内される走行台車からなる搬送設備であって、レール体は、上面によって走行案内面が形成されるとともに左右の側面によってガイド面が形成され、走行台車は、走行方向で一対の走行案内部と、走行案内部間に縦方向軸心の周りで相対回動自在に設けられた被搬送物収納部とからなり、各走行案内部は、前記走行案内面に支持案内される走行輪と、一方のガイド面に案内される一方側ガイド輪と、他方のガイド面に案内される他方側ガイド輪とを有するとともに、少なくとも1つの走行案内部における走行輪は駆動式とされ、各走行案内部において、一方側ガイド輪に対して他方側ガイド輪は下方に位置をずらせて配設され、前記被搬送物収納部は、その前後端と両走行案内部における相対向端側との間を縦方向軸により連結することで、レール体に対する走行輪やガイド輪の走行案内部分を避けて、他方側ガイド輪側でレール体の側外方に位置されていることを特徴とする搬送設備。
  2. 一方側ガイド輪は前後一対に配設され、他方側ガイド輪は、走行方向において一方側ガイド輪間の中央部分でかつ一方側ガイド輪に対して下方に位置をずらせて配設されていることを特徴とする請求項1記載の搬送設備。
  3. 一方側ガイド輪と他方側ガイド輪とはそれぞれ前後一対に配設され、一方側ガイド輪群に対して他方側ガイド輪群が下方に位置をずらせて配設されていることを特徴とする請求項1記載の搬送設備。
  4. レール体が矩形筒状であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の搬送設備。
JP2003345112A 2003-10-03 2003-10-03 搬送設備 Expired - Fee Related JP4318521B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003345112A JP4318521B2 (ja) 2003-10-03 2003-10-03 搬送設備

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003345112A JP4318521B2 (ja) 2003-10-03 2003-10-03 搬送設備

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005112016A JP2005112016A (ja) 2005-04-28
JP4318521B2 true JP4318521B2 (ja) 2009-08-26

Family

ID=34538480

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003345112A Expired - Fee Related JP4318521B2 (ja) 2003-10-03 2003-10-03 搬送設備

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4318521B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114380010A (zh) * 2022-02-18 2022-04-22 福玻斯(太仓)物联网科技有限公司 一种空中运输系统

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005112016A (ja) 2005-04-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US1000106A (en) Car-haul.
US4852718A (en) Conveyor system
US20050188892A1 (en) Transverse car body conveying system
JP2007119145A (ja) 搬送台車
JP4318521B2 (ja) 搬送設備
JP4237297B2 (ja) キャリア式台車コンベヤの乗継機構
JP3637820B2 (ja) 移動体
JP2835998B2 (ja) 落下防止用ガイドローラを有するトロリ
JP3656509B2 (ja) 移動体使用の搬送設備
JP4052173B2 (ja) 移動体使用の搬送設備
JPS5878913A (ja) タ−ン機構付台車
JPH0813643B2 (ja) 移動体搬送装置
JPS6027168Y2 (ja) 重力式輸送装置の張力緩和装置
US3678861A (en) Conveyor
US11745951B2 (en) Drive device for a conveyor carriage of a conveyor device
KR100654815B1 (ko) 전자기기 이송장비
CN117550263B (zh) 一种双轨环形穿梭车
JPH06247301A (ja) 操舵機構を有する搬送台車
USRE28909E (en) Conveyor
JPS6027167Y2 (ja) 重力式輸送装置の張力緩和装置
JP2001261144A (ja) 移動体使用の搬送設備
JP3246422B2 (ja) 搬送装置
JP2002029618A (ja) トレー式物品搬送装置におけるリンクフレーム連結機構
JP2008239271A (ja) 搬送装置および係入離脱防止機構
JP2006111027A (ja) 昇降機能付き搬送台車

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060328

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20080430

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080709

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081104

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081226

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090428

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090526

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120605

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4318521

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130605

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees