JP4318446B2 - デジタルカメラ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はデジタルカメラ、特に電子ビューファインダ(EVF)の表示制御に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、デジタルカメラにおいてはCCDセンサやCMOSセンサで得られた画像信号を処理して電子ビューファインダ(EVF)に表示し、光学カメラのファインダと同様にユーザが撮影すべき画像を確認し、あるいはフレーミングを可能としている。
【0003】
また、デジタルカメラにはその背面等に液晶ディスプレイを備え、各種情報を表示するとともに、EVFに表示した画像をこの液晶ディスプレイにも表示できるようにしている。EVFではフレーミングが困難な場合、ユーザは液晶ディスクプレイに画像を表示してフレーミングすることができる。なお、撮影した画像はフラッシュメモリ等に記憶されるが、記憶された画像を表示する際にも液晶ディスプレイが用いられる。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−209125号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
一方、デジタルカメラは急速に普及し、光学カメラで撮影していた画像もデジタルカメラで取得する場合が多くなっており、例えば工事現場の写真もデジタルカメラで取得する流れが加速している。工事現場の写真をデジタルカメラで取得し、デジタル画像データ化することで、建設の事業計画、調査・設計、施工、維持管理までの施設のライフサイクル全般にわたる各種情報を電子化し、技術情報や取引情報をネットワークを介して交換及び共有し、事業全体の短縮、コスト削減、生産性向上を図ろうとするいわゆる建設CALSが可能となる。ところが、現場写真等をデジタルカメラで取得する場合、必ずしも電子機器の操作に習熟していなくても簡易に、かつ正確に画像データを取得できることが好ましく、より一層の構成簡素化、操作性向上が望まれている。特に、従来のように撮影画像を液晶ディスプレイに表示させてその都度確認しなければならないのは煩雑であり、レリーズボタンを操作して撮影した直後に所望の画像を撮影できたか否かを一目で確認できることが望まれている。
【0006】
本発明は、上記従来技術の有する課題に鑑みなされたものであり、その目的は、徒に構成を複雑化することなく、所望の画像を撮影できたか否かを確認できるデジタルカメラを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、撮像素子と、前記撮像素子で得られた画像を表示する電子ビューファインダ(EVF)と、レリーズボタンが操作されたときの画像を所定時間継続して前記電子ビューファインダに表示し続ける手段と、前記レリーズボタンが操作されたときの画像を記憶する手段と、記憶された画像を通信回線を介して送信する手段と、前記所定時間内は前記送信する手段を機能させる作動ボタン以外のボタン操作を禁止する手段とを有することを特徴とする。撮影画像を送信する機能を有する場合、送信ボタン操作を許容することで撮影後に直ちに送信することが可能となる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づき本発明の実施形態について説明する。
【0012】
図1には、本実施形態のデジタルカメラを用いた通信システムの概念図が示されている。デジタルカメラで撮影した画像をサーバに送信するシステムである。デジタルカメラ10は無線によりインターネット12に接続され、取得した画像データを電子メール形式でメールサーバ14に送信する。デジタルカメラ10から電子メールを送信する際の宛先(メールアドレス)は予めデジタルカメラ10内のメモリに設定されており、ユーザは送信ボタンを操作するのみで所定の宛先に電子メールを送信できる。デジタルカメラ10から直接電子メール形式で画像データを送信することで、現場作業者は容易かつ迅速に送信できる。画像データは電子メールの添付ファイルとして送信され、画像データがJPEGフォーマットで取得されている場合、JPEG画像データをBase64等のエンコーダを用いてテキストデータに変換して送信する。
【0013】
メールサーバ14は、インターネット12経由でデジタルカメラ10から送信された電子メールを受信し、当該電子メールに添付された画像データを抽出してASPサーバ16に供給する。デジタルカメラ10において複数の画像データを取得し、これら複数の画像データを1通ずつ電子メール形式で送信した場合、メールサーバ14は複数の電子メールを受信することとなり、メールサーバ14は、各電子メールのサブジェクト(件名)のデータに基づき画像データを仕分けしてASPサーバ16に供給する。サブジェクト内のデータとは、具体的にはプロジェクト番号であり、より詳しくはフォルダプロジェクト番号である。デジタルカメラ10においては、送信先毎にフォルダが形成されており、取得した画像データは各フォルダにまとめて記憶される。同一送信先に異なる画像データ群を送信する場合、単一のフォルダではこれらの画像データを互いに識別することができない。そこで、デジタルカメラ10では、これら複数の画像データを各フォルダに付されたプロジェクト番号で管理する。プロジェクト番号は、電子メールのサブジェクトに自動挿入されメールサーバ14に送信される。メールサーバ14では、サブジェクト内のプロジェクト番号に基づき画像データを仕分けしてASPサーバ16に供給する。
【0014】
ASPサーバ16では、メールサーバ14から供給されたプロジェクト番号毎の画像データをデータベースに記憶し、各プロジェクト番号毎に記憶された画像データを用いて所定のフォーマットに編集あるいは加工してファイルデータを生成する。同時に、ASPサーバ16は、デジタルカメラ10から電子メールを受信したとき、より正確にはメールサーバ14から画像データを受信したときに、電子メールのサブジェクトに含まれるデジタルカメラ10のIDに基づき当該デジタルカメラ10を管理する管理端末を特定し、当該管理端末に受信通知を送信する。受信通知は、インターネット12を介して電子メール形式で送信することができる。デジタルカメラ10を管理する管理端末18、20は、ASPサーバ16からの受信通知を受けることによりデジタルカメラ10で取得された画像データが確かにASPサーバ16に格納されたことを確認できる。複数のデジタルカメラ10からの画像データを受信した場合、ASPサーバ16はそれぞれのデジタルカメラ10を管理する端末に対してそれぞれ受信通知を送信する。
【0015】
デジタルカメラ10の管理者は、画像データファイルが必要な際には、管理端末18(あるいは20)を用いてASPサーバ16にアクセスし、ASPサーバ16にて編集あるいは加工されたファイルデータを取得して端末の表示装置に表示する。管理者は、管理端末18の表示装置に表示されたファイルデータを視認することで、現場においてデジタルカメラ10で取得された画像データを確認し、さらに画像データが編集されてなる所定フォーマットのファイルを得ることができる。
【0016】
図2には、図1におけるデジタルカメラ10の構成ブロック図が示されている。デジタルカメラ10は、CMOSやCCD等のセンサ10a、DSP10b、CPU10c、メモリインタフェースI/F10d、JPEGコーデック10e、メモリ10f、通信インタフェースI/F10g、ビデオインタフェースI/F10h、信号プロセッサ10i、電子ビューファインダ(EVF)10j及び各種ボタンを有して構成される。各種ボタンからの信号はCPU10cに入力される。
【0017】
センサ10aで得られた画像データはDSP10bでガンマ補正や色差信号処理、輝度信号処理された後、ビデオインタフェースI/F10h、信号プロセッサ10iを経てEVF10jに表示される。レリーズボタンが操作された場合、CPU10cがレリーズボタンの操作を検知し、画像データをJPEGコーデック10eによりJPEGフォーマットに変換圧縮してフラッシュメモリに記憶する。画像データをフラッシュメモリに記憶する際に、送信先毎に作成されたフォルダにて一括管理する。例えば、送信先が1,2の2箇所ある場合、送信先番号を有するフォルダ1,2が作成され、送信先1に送るべき画像データをフォルダ1に記憶し、送信先2に送信すべき画像データをフォルダ2に記憶する。CPU10cは、各送信先フォルダにプロジェクト番号を初期値から付与していく。撮影日時も同時に記憶される。
【0018】
また、レリーズボタンが操作された場合、CPU10cはレリーズボタン操作時の画像、すなわちフラッシュメモリに記憶される画像を所定時間(例えば5秒間)だけEVF10jに表示し続ける。すなわち、通常状態では、所定のサンプリングタイミングでサンプリングした画像を順次EVF10jに表示していくため、被写体が移動している場合にはその動画像がEVF10jに表示されることとなるが、レリーズボタンが操作された場合にはそのときの画像データを更新せず、引き続きEVF10jに表示し続ける。具体的には、レリーズボタンが操作された場合にそのときの画像データをメモリ10fのRAMに蓄積し、蓄積された画像データを繰り返し読み出してEVF10jに表示し続ける。したがって、被写体が移動している場合でも、EVF10jにはセンサ10aに結像した現在の画像ではなく、レリーズボタン操作時の画像が静止画像として表示されることになる。
【0019】
送信ボタンが操作された場合、CPU10cはこの操作を検知し、送信先フォルダ内に記憶されている画像データを電子メールの添付ファイルとしてテキストデータに変換して添付し、また、当該電子メールのサブジェクトにプロジェクト番号等のデータをフラッシュメモリから取得して自動挿入し、メールサーバ14に送信する。JPEGデータ(バイナリデータ)からテキストデータへの変換は、CPU10cで実行される。上記変換はDSP10bで行うことも可能である。
【0020】
通信速度が十分でない場合、複数の画像データを一度に送信すると何らかの障害により通信中断が生じうる。したがって、デジタルカメラ10は、送信先フォルダ内に複数の画像データが格納され、これら複数の画像を送信する場合でも複数回に分けて送信することが好適である。例えば、24枚の画像データが送信先フォルダ1に格納され、これら全てを送信する場合、1通に1枚の画像データを割り当てて合計24通の電子メールに分けて送信する。合計24通の電子メールの各サブジェクトのプロジェクト番号は同一である。送信先フォルダ内の全ての画像データを送信した後、CPU10cはフラッシュメモリに記憶されていた送信済みの画像データを消去し、また、当該送信先フォルダのプロジェクト番号を1だけインクリメントして次回の送信に備える。なお、複数の画像データのそれぞれには初期値からインクリメントしたユニークなnnnnnnnnnn.jpg等のファイル名を付して互いを識別する。
【0021】
次に、図2における各種ボタンについて説明する。
【0022】
図3には、デジタルカメラ10の外観図が示されている。図3(A)は正面図、図3(B)は背面図である。デジタルカメラ10の背面には、EVF10j、ステータス表示LCD11b、電源スイッチ11c、選択ボタン11e、セットボタン11fがそれぞれ設けられており、カメラ上部にはレリーズボタン11dが設けられている。また、デジタルカメラ10の正面にはレンズ11i、光量センサ11h、ストロボ11gが設けられ、側部には通信カードやメモリカードを装着するためのスロット11k及びUSBコネクタ11jが設けられている。デジタルカメラ10で撮影した画像データを所望の送信先に電子メールで送信する際にはカードスロット11kに通信カードが装着され、画像データを外部メモリに記憶する場合、あるいは外部メモリに記憶されたバージョンアップ用プログラムをダウンロードしてデジタルカメラ10の制御プログラムをバージョンアップする際にはメモリカードが装着される。
【0023】
ステータス表示LCD11bは、撮影可能枚数や通信カード装着時の電波状態、電池残量等が表示される。従来のデジタルカメラでは、背面に設けられた液晶ディスプレイに撮影画像を表示するためある程度のサイズが必要であるが、本実施形態ではステータス表示LCD11bには撮影画像を表示しないため、そのサイズを小さくできる。
【0024】
選択ボタン11eは、複数の送信先から所望の送信先を選択するためのボタンであり、かつ、フラッシュメモリに記憶された画像データを電子メールで送信するための送信ボタンである。選択ボタン11eを長押しするとCPU10cは電子メールを作成して画像データを送信し、選択ボタン11eを短押しするとCPU10cはステータス表示LCD11bに送信先番号を順次変化させて表示する。
【0025】
セットボタン11fは、送信先を確定するためのボタンであり、選択ボタン11eで送信先を選択した後、このセットボタン11fを操作することでCPU10cは送信先を確定し、確定した送信先のフォルダに撮影画像を順次記憶していく。
【0026】
図4には、各種ボタンが操作された場合のデジタルカメラ10の処理フローチャートが示されている。なお、以下では撮影した画像データを所望の送信先に送信する場合について説明する。
【0027】
まず、ユーザ(現場作業者)がデジタルカメラ10の電源スイッチ11cを操作して電源をONにすると(S101)、CPU10cはフラッシュメモリに記憶されている設定パラメータを読み出す(S102)。設定パラメータは、例えば送信先毎の接続条件(電話番号やPPPパスワード、POPパスワード、アカウント、電子メールの本文データ等)である。読み出した設定パラメータはRAM上に展開される。
【0028】
次に、CPU10cはモードを識別する(S103)。このモード識別処理はカードスロット11kに通信カードが装着されたか、メモリカードが装着されたか、或いはカードが装着されていないかのいずれであるかを識別するものである。本実施形態においては、通信カードが装着されており、CPU10cは画像データをインターネット経由で送信先に送信するモードと識別するものとする。そして、CPU10cは、センサ10aから得られた画像をビデオインタフェースI/F10h、信号プロセッサ10iで処理してEVF10jに表示する(S104)。ユーザは、EVF10jに表示された画像を視認しながら撮影すべき構図を決定し(フレーミング)、レリーズボタン11dを押下げ操作する。CPU10cがレリーズボタン11dの押下げ操作を検知すると、所定の撮影処理が実行され(S105)、得られた画像データはフラッシュメモリに記憶される。撮影処理についてはさらに詳述する。撮影後、ユーザが選択ボタン11eを長押し操作するとCPU10cはこれを検知し、フラッシュメモリに記憶された画像データをテキストデータに変換して電子メールを送信する(S106)。
【0029】
図5には、図4における撮影処理(S105)の詳細フローチャートが示されている。まず、ユーザは選択ボタン11e及びセットボタン11fを用いて複数用意された送信先の中から所望の送信先を選択、設定する(S201)。送信先は、例えば、1→2→3→4→5→1と短時間の押下げ操作ごとに巡回変化し、所望の送信先となった時点でセットボタン11fを押下げ操作することにより設定される。
【0030】
送信先が選択された後、CPU10cは撮影用の各種パラメータ、例えば露出量やストロボのON/OFF等を取得し撮影に備える(S202)。センサ10aからの画像信号はビデオインタフェースI/F10h及び信号プロセッサ10iでビデオ信号に変換されてEVF10jに出力され画像が表示される。この状態でレリーズボタン11dが操作されると(S203)、CPU10cはカメラモジュール、具体的にはメモリインタフェースI/F10d、RAMに対してレリーズボタン11d操作時の画像(撮影画像)の蓄積を指令する(S204)。そして、CPU10cは、RAMに蓄積された画像を読み出し、EVF10jに出力し表示する(S205)。これにより、センサ10aからの画像(リアルタイム画像)に代えて、レリーズボタン11dが操作されたときの撮影画像(静止画像)がEVF10jに表示される。また、CPU10cは撮影画像をフラッシュメモリに格納する(S206)。フラッシュメモリに格納する際、S201で選択された送信先のフォルダに格納する。
【0031】
撮影画像をフラッシュメモリに格納した後、CPU10cはタイマを用いてレリーズボタン11dの操作から所定時間(例えば5秒間)経過したか否かを判定する(S207)。所定時間が経過していない場合には、CPU10cはEVF10jに撮影画像を表示し続ける。ユーザは、この撮影画像をEVF10jで視認することにより、確かに画像が撮影されたこと、及び撮影画像の内容を容易に確認できる。ユーザは、EVF10jを見ながら撮影完了を確認できることに留意されたい。また、所定時間内は継続して撮影画像を表示するため、CPU10cは各種ボタン操作を禁止する(S210)。すなわち、CPU10cは、各種ボタンから信号が入力されても無視する。
【0032】
一方、所定時間が経過した場合には、CPU10cはユーザが撮影完了を確認したと判定して、EVF10jにセンサ10aからの画像(リアルタイム画像)を再び表示し(S208)、また、ボタン操作を許容する(S209)。これにより、次の画像の撮影や画像データの電子メール送信が可能となる。
【0033】
図6には、EVF10jに表示される画像の変化状態が示されている。図において、横軸は時間である。電源スイッチ11cをオンすると、CPU10cはセンサ10aで得られた画像をEVF10jに表示する(通常画像)。この画像を視認することで、ユーザはフレーミングを行い撮影すべき画像を決定する。ユーザがレリーズボタン11dを操作すると、CPU10cはそのときの画像をRAMに蓄積し、蓄積した画像を5秒間継続してEVF10jに表示する(撮影画像)。ユーザはレリーズボタン11dを操作したときの静止画像がEVF10jに表示されるため、確かに所望画像が撮影されたことをEVF10jを見ながら確認することができる。従来のデジタルカメラにおいては、EVF10jに表示される画像は通常画像であり、撮影画像は別途液晶ディスプレイに表示することで確認している。本実施形態では、EVF10jが撮影画像(静止画像)に変化することで、撮影されたこと、及び撮影画像を撮影直後にEVF10j自体で確認することができる。撮影画像をEVF10jに表示している間(5秒間)は、CPU10cは他のボタン操作を禁止してその入力を受け付けない。これにより、撮影画像(静止画像)を一定時間確実に表示してユーザに提示することが可能となる。
【0034】
5秒間経過した後、CPU10cは再びセンサ10aで得られた画像をEVF10jに表示し(通常画像)、ユーザに対して次の撮影が可能であることを知らせる。EVF10jに表示された通常画像を用いてユーザはフレーミングし、再びレリーズボタン11dを操作すると、CPU10cは再びそのときの画像をRAMに蓄積し、通常画像の代わりに蓄積した撮影画像を5秒間だけEVF10jに表示する。5秒間は他のボタン操作が禁止され、5秒後に再び通常画像に復帰する。
【0035】
このように、本実施形態では、EVF10jを用いて撮影画像を表示するため、従来のように液晶ディスプレイに別途撮影画像を表示して確認する必要がなくなり、ユーザはEVF10jから目を離すことなく簡易に、かつ迅速に撮影が確かに行われたこと、及び撮影画像を確認することができる。
【0036】
なお、本実施形態では、EVF10jに5秒間だけ撮影画像(静止画像)を表示しているが、撮影画像を表示し続ける時間はユーザが任意に設定することができる。
【0037】
図7には、ユーザがデジタルカメラ10の設定パラメータ(撮影画像の表示継続時間も設定パラメータの一つである)を変更する場合の構成図が示されている。デジタルカメラ10のUSBコネクタ11jにUSBケーブルを介してパーソナルコンピュータ(PC)が接続される。また、デジタルカメラ10のカードスロット11kにはメモリカード22が挿入される。デジタルカメラ10のCPU10cは、USBコネクタ11jに外部機器が接続されていることを認識すると、通常撮影モードではなく設定モードに移行し、PCから入力されたパラメータ値を新たにフラッシュメモリに書き込んで設定パラメータを変更する。また、メモリカード22にバージョンアップ用プログラムが含まれている場合には、CPU10cはダウンローダを起動し、バージョンアッププログラムをフラッシュメモリにダウンロードする。
【0038】
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、種々の変更が可能である。
【0039】
例えば、本実施形態では、撮影画像をEVF10jに表示している間は全てのボタン操作を禁止しているが、連続撮影を可能とするためにレリーズボタン11dの操作のみを許容することも可能である。すなわち、ある時刻においてユーザがレリーズボタン11dを操作すると、そのときから5秒間はEVF10jに撮影画像が表示されるが、ユーザが1秒程度でこの撮影画像を確認し、5秒経過する前にレリーズボタン11dを操作した場合、CPU10cはそのときにセンサ10aで得られた画像をRAMに蓄積して新たな撮影画像をEVF10jに表示するとともに、その撮影画像をフラッシュメモリに記憶する。5秒経過する前にユーザがレリーズボタン11dを「半押し」した場合にCPU10cは今まで表示していた撮影画像の表示を中止しセンサ10aからの通常画像をEVF10jに表示してフレーミングを可能とし、その後ユーザがレリーズボタン11dを「全押し」した場合にそのときの撮影画像をフラッシュメモリに記憶することも好適である。公知のオートフォーカスカメラにおいては、レリーズボタンの半押しでフォーカス調整、全押しで撮影という操作が知られており、このような半押しでの撮影準備、全押しでの撮影実行という操作もユーザにとり違和感のないものである。
【0040】
また、撮影画像をEVF10jに表示している間に、選択ボタン(送信ボタンを兼用)11eの操作のみを許容することも好適である。すなわち、ある時刻においてユーザがレリーズボタン11dを操作すると、そのときから5秒間はEVF10jに撮影画像が表示されるが、ユーザが1秒程度でこの撮影画像を確認し、5秒経過する前に選択ボタン11eを長押しした場合(送信ボタンを操作した場合)、CPU10cは撮影画像のEVF10jへの表示を中止し、フラッシュメモリの送信先フォルダに記憶されている全画像データを電子メールで送信する。これにより、必要な画像の撮影を完了した後に直ちに画像をサーバに送信することができる。
【0041】
デフォルト状態においてデジタルカメラ10の制御プログラムが5秒間のボタン操作を禁止するものである場合、図7に示された構成で新たなプログラムをダウンロードしてフラッシュメモリ内の制御プログラムを書換え、レリーズボタン11dの操作のみを許容、あるいは送信ボタンの操作のみを許容するように設定すればよい。
【0042】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、電子ビューファインダ(EVF)を用いて撮影画像を直ちに確認することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 デジタルカメラを用いたシステム概念図である。
【図2】 デジタルカメラの構成ブロック図である。
【図3】 デジタルカメラの外観図である。
【図4】 デジタルカメラの全体処理フローチャートである。
【図5】 図4における撮影処理の詳細フローチャートである。
【図6】 EVFの画像変化説明図である。
【図7】 デジタルカメラとPCの接続状態説明図である。
【符号の説明】
10 デジタルカメラ、10j 電子ビューファインダ(EVF)、11d レリーズボタン。
Claims (1)
- 撮像素子と、
前記撮像素子で得られた画像を表示する電子ビューファインダと、
レリーズボタンが操作されたときの画像を所定時間継続して前記電子ビューファインダに表示し続ける手段と、
前記レリーズボタンが操作されたときの画像を記憶する手段と、
記憶された画像を通信回線を介して送信する手段と、
前記所定時間内は前記送信する手段を機能させる作動ボタン以外のボタン操作を禁止する手段と、
を有することを特徴とするデジタルカメラ。
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