JP4318279B2 - 水中有害付着生物の付着忌避方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、海洋有害付着生物による海中汚損を防除するための有害生物の付着忌避方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
汚損物質として知られているフジツボ類、イガイ類、ヒドロ虫類、コケムシ類などの海洋付着生物は、船底、養殖用魚網、定置網、ブイ、海底油田リグなどの海中構築物、火力発電所等の臨海工場の冷却水取水路、熱交換器冷却水配管系、水族館、栽培漁業センターなどの海水取水施設に付着して多大の被害を与えている。
【0003】
これらの生物の防除には、従来tributyltin oxide(TBTO)などの有機スズ化合物や亜鉛化銅、硫酸銅などの重金属を含む防汚剤が主に使われてきた。有機スズ系防汚塗料は、優れた防汚効果を有する塗料で船底塗料として広く用いられてきたが、使用量が増大するにつれて巻貝の不妊化を起こしたり、他の海産生物に対しても影響を及ぼすことが分かってきた。そのため、わが国では製造および使用禁止となり、世界的にも使用を禁止する方向で協議が進められている。亜鉛化銅は多量に使用されているヨットハーバーなどの場所では海底に蓄積され、海洋生物に影響をおよぼす懸念が生じる濃度にまで達している例が報告されている。このような従来の防汚剤は、重金属の毒性を利用したものであり、防汚効果はあっても環境に悪影響を及ぼすという問題があった。また、近年、シリコン系の塗料が発電所冷却水路系で使用されるようになってきているが、水流の弱い箇所で防汚性能が落ちるという欠点があり防汚効果が完全ではなく、またコストが高いという問題点がある。
【0004】
こうした状況から、現在、経済的で無公害の付着生物対策の開発が緊急な課題であり、その中で天然の生体間作用物質(フェロモンやアレロケミカルなど他個体に影響を及ぼす生態物質)を利用して付着を制御する方法などが考えられている((財)電力中央研究所「電力中央研究所報告」平成11年12月)。このような動きの中で、新たな防汚剤として付着忌避物質の利用が注目されている。例えば、特許第2902579号には、新規物質が提案されているが、それでも毒性が全くないわけではなく、付着阻害率を上げつつ安全性を保つには使用時の溶出濃度を狭い範囲にコントロールしなければならないという困難がある。例えば、同特許の一例である10−ホルムアミド−4−カジネンの場合、3μg/mlを超える濃度でフジツボ幼生が死亡し始め、10μg/mlの濃度で100%死亡している。しかも、新規に化合物を合成するためコスト高となる。
【0005】
他にも毒性の少ない付着忌避物質として、多くの物質が既に報告されているが、実用化の検討がなされているのは1例のみであり、多くの場合、多量の付着忌避物質を得るには多大なコストを要するという問題がある。また、大量に得られる化合物であっても、実際に浸漬実験を行うと防汚効果が失われることから実用化に到っていないというのが現状である。
【0006】
このように、安価で、且つ防汚効果の優れた、安全性の高い防汚剤は未だに得られていない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、従来使用されてきた有機スズ化合物のような重金属を使用した防汚剤による付着忌避方法とは異なり、魚介類または人類にも安全性が高い水中有害付着生物の付着忌避方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するため、本発明の水中有害付着生物の付着忌避方法は、下記の化学式2
【化2】
で表されるカジノール類を海中に溶出させて0.5μg/ml以上の濃度とするようにしている。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明に用いられるカジノール類は、檜やヒバのようなヒノキ科植物の精油をはじめ多くの精油中に含まれるセスキテルペンアルコールであり、精油から抽出することができる。また、海綿などの海洋生物からも抽出できる。抽出は容易であり、ヒノキ科植物の精油中には大量に含まれており、コストが安価である。抽出はどの様な方法でもよく、また、カジノール類が抽出される物質もこれらに限定されるものではない。
【0012】
本発明者等は、実験から下記の化学式3
【化3】
で表されるT−カジノールなどのカジノール類に水中有害生物に対し付着忌避効果があることを発見した。図1はT−カジノールの濃度とフジツボの付着阻害率および死亡率との関係を示したグラフであるが、付着阻害率が50%の時、T−カジノール濃度は0.5μg/mlであり、これ以上の濃度で実用値となり、3μg/ml以上の濃度で付着阻害率は100%である。したがって、海水などに溶出した時の濃度が0.5〜3μg/mlであれば付着忌避効果を得ることができる。しかしながら、実際に使用時にこのような狭い範囲に溶出濃度をコントロールすることは非常に難しい。また、海水などの流れの速さなどにより、濃度が低くなる可能性などを考慮すると、濃度を濃くした方がよい場合もある。T−カジノールは、30μg/mlの濃度でも、死亡率は0であり、この濃度を超えても毒性を示さない。したがって、本発明の付着忌避方法では、海水中などに溶出した時のT−カジノール濃度を0.5μg/ml以上の幅広い範囲でコントロールすればよい。半数付着忌避濃度は0.5μg/mlであり、0.5μg/ml未満では効果がない。また30μg/mlを超える濃度でも付着忌避活性は変わらず、毒性もないが、コスト的に好ましくない。したがって、本発明の付着忌避方法における好ましいT−カジノール溶出濃度は、0.5〜30μg/ml、さらに好ましくは1〜10μg/ml、特に好ましくは3〜10μg/mlである。また、T−カジノールは阻害率100%時の濃度の10倍の濃度でも死亡率が0であり、環境に対しても非常に安全なものである。
【0018】
【実施例】
以下、実施例を挙げ、本発明をさらに具体的に説明するが、本発明はこれらにより限定されるものではない。
【0019】
〔T−カジノールおよび10−ホルムアミド−4−カジネンの抽出〕
伊豆で採集されたエイキャンテラ(Acantella)属未同定海綿150g(冷凍湿重量)を細かく粉砕した後に、メタノール300mlで3回抽出した。抽出物を濃縮後、水とクロロホルムで2層分配を行った後、n−ヘキサンと90%メタノールで2層分配に付した。活性が見られたn−ヘキサン層をクロロホルムとメタノールを用いたシリカゲルカラムフラッシュクロマトグラフィーにより分画し、さらにトーヨーパールHW40(東ソー(株)製))を用いてゲル濾過を行った。ゲル濾過後、ODSカラム(資生堂(株)製Capcell Pak UG120、φ20mm×250mm)を用いたHPLC(高速液体クロマトグラフィー)を行った。流速5ml/minで75%から100%メタノールのリニアグラジエントで分離を行い、測定波長は210nmで検出し、付着忌避活性を示す化合物2種類を得た。それぞれのリテンションタイムは46.0分、56.2分であった。2種類の化合物をそれぞれHPLCにより再精製し、化合物A(3.9mg)、化合物B(0.7mg)を得た。
【0020】
化合物AのNMRの測定、および化合物Aのホルムアミド基をイソニトリル基に変換して得られた化合物がNMRにより既知の10−イソシアノ−4−カジネンであると決定されたことから、化合物Aは10−ホルムアミド−4−カジネンであることが分かった。また、化合物BはNMRの測定により下記の化学式4
【化4】
で表されるT−カジノールであることが分かった。
【0021】
〔活性試験〕
本実施例で用いた活性試験方法は、マルチウェルプレートを用いたRittschofらが考案した方法に基づいて実施した(Rittschof et.al,J.Exp.Mar.Bio.Ecl.,82,131−146(1984))。
【0022】
25℃のインキュベータ内で珪藻を餌として与えて飼育したタテジマフジツボのキプリス幼生を用いて、T−カジノールの忌避活性を試験した。忌避活性試験にはコースター社製24ウェルのポリスチレン製マルチウェルプレートを用い、この化合物をメタノールに溶かした溶液を各ウェルに20μl注ぎ、乾燥させた後、濾過海水を2ml注入した。ウェルの大きさは直径15.5mm、高さ17.6mm、容量3.2mlである。試験する化合物の濃度は(μg/ml)は、0.03、0.1、0.3、1、3、10というように約3倍濃度刻みとなるように調製した。1ウェルにつき6個体のフジツボ幼生を収容し、4ウェルを1濃度区とした。5日後に付着個体数、死亡個体数を実体顕微鏡下で計数した。なお、死亡の判定は、明らかに崩壊している個体、解剖針で接触刺激を加えた場合に反応しない個体とした。5日後の各濃度区別の付着率と死亡率を算出した。
【0023】
この他に化合物を入れない濾過海水のみのウェルに6個体ずつフジツボ幼生を入れたウェルを24個設け、計144個体のフジツボ幼生の付着個体数を同様に計数して無処理区の付着率を求めた。無処理区のフジツボ幼生の付着率が低い時には試験データに採用しなかった。無処理区の付着阻害率を100とした時の処理区の付着阻害率を次式により算出した。
付着阻害率(%)
=(100−処理区の付着率(%)/無処理区の付着率(%))×100
なお試験は3〜5回繰り返し、その平均値を求めて横軸(対数軸)に化合物の濃度、縦軸に付着阻害率を片対数グラフにプロットした。
また、比較例として、10−ホルムアミド−4−カジネン、硫酸銅を使用して同様の実験を行った。
【0024】
これらの結果を図1〜3のグラフに示した。
図1に示すように、T−カジノールは付着阻害活性を有しており、フジツボ幼生の100%付着阻害を示す濃度は3μg/mlであったが、30μg/mlの濃度でもフジツボ幼生の死亡が観察されなかった。
これに対し、比較例の硫酸銅の場合には、図3に示すように、半数付着阻害濃度が0.27μg/mlで、0.3μg/mlを超えるとフジツボ幼生が死亡し始め、半数付着阻害濃度の10倍の2.7μg/mlでは半数のフジツボ幼生が死亡している。また、付着阻害率100%の濃度では死亡率が70%にもなる。
また、比較例の10−ホルムアミド−4−カジネンの場合には、図2に示すように、3μg/mlを超える濃度でフジツボ幼生が死亡し始め、10μg/mlの濃度で100%死亡している。
これらの結果から、T−カジノールは明らかに海洋生物への安全生が高く、極めて有効な防汚剤であることがわかった。
【0025】
【発明の効果】
カジノール類を用いた本発明の付着忌避方法は、海洋付着生物の忌避効果に優れると共に、重金属を使用しておらず、海洋生物への安全性が高いため環境保全の観点からも極めて高い価値を有する。
【0026】
即ち、本発明の付着忌避方法に用いるカジノール類は、主要な付着生物であるフジツボ類の付着を阻害する作用を有するものである。しかも、フジツボ幼生の100%付着阻害を示す濃度3μg/mlより10倍高い濃度でもフジツボ幼生の死亡率が0であることから海洋生物への安全性も高いと考えられる。同等の付着阻害濃度であった硫酸銅と比べても、硫酸銅の場合には付着阻害率100%の濃度(3μg/ml)では死亡率が70%にもなり、非常に安全性に優れていることがわかる。
【0027】
また、比較的毒性が低いとされている特許2902579号で開示されている10−ホルムアミド−4−カジネンの場合と比べても、優れた安全性を示している。即ち、10−ホルムアミド−4−カジネンの場合には、付着阻害濃度である3μg/mlを超える濃度でフジツボが死亡し始め、10μg/mlの濃度で100%死亡しているが、本発明の実施例の一例であるT−カジノールは付着阻害濃度の10倍高い濃度(30μg/ml)でもフジツボ幼生の死亡率が0であることから、優れた安全性を示しているといえる。また、10−ホルムアミド−4−カジネンでは、死亡率0%とするには3μg/mlより低濃度にしなくてはならず、かつ付着阻害効果を大きくするには使用できる濃度範囲が非常に狭い。使用時に、海水等の中に防汚剤が溶出する濃度を狭い範囲で、しかも3μg/ml前後にコントロールすることは非常に難しいが、カジノール類は前述したように安全性が高く、溶出した時の濃度を0.5μg/ml以上の幅広い範囲でコントロールすればよいので使い易く、この点からも非常に優れている。
【0028】
さらに、有効成分であるカジノール類は容易に自然由来物質から抽出できることから低コストで提供可能である。即ち、本発明の付着忌避方法に用いるカジノール類は、檜やヒバの精油に大量に含まれており、容易に入手・抽出でき、コストもかからない。
【図面の簡単な説明】
【図1】T−カジノールについてその濃度(μg/ml)と付着阻害率(%)および死亡率(%)との関係を示すグラフである。
【図2】10−ホルムアミド−4−カジネンについてその濃度(μg/ml)と付着阻害率(%)および死亡率(%)との関係を示すグラフである。
【図3】硫酸銅についてその濃度(μg/ml)と付着阻害率(%)および死亡率(%)との関係を示すグラフである。
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