JP4318239B2

JP4318239B2 - Pneumatic tire

Info

Publication number: JP4318239B2
Application number: JP20983999A
Authority: JP
Inventors: 博司中村
Original assignee: Toyo Tire and Rubber Co Ltd
Current assignee: Toyo Tire Corp
Priority date: 1999-07-23
Filing date: 1999-07-23
Publication date: 2009-08-19
Anticipated expiration: 2019-07-23
Also published as: JP2001030718A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は空気入りタイヤにおいて、特に排水性を損なうことなしに石噛みを防止したトラック、バス用空気入りタイヤに関する。
【０００２】
【従来の技術】
トラック、バス用空気入りタイヤは、排水性、耐摩耗性及び操縦安定性の観点からトレッド面に、タイヤ周方向に延びる複数の縦溝が配されたタイプのものが多く使用される。しかしながらこの種のタイヤは、走行中に溝内に石噛みが生じやすく一旦溝内に溝壁を押し広げて侵入した石は溝壁の強い反発力で保持され走行時にタイヤにかかる遠心力程度では外れることがなく石噛み部がタイヤの回転に伴い接地する毎に押しつけられ溝底に向かって沈んでゆくことになる。従って、この状態のままで走行すると溝底面に亀裂或いは溝底からタイヤ補強層のベルト部に達するような深い傷が生じることがある。石噛みを防止するための対策として、例えば特開昭５８−２２７０２号、特公平６−６２０４２号、特公平７−１２７６４号などが知られている。
【０００３】
特開昭５８−２２７０２号は、トレッド部にタイヤ周方向に延びる複数個のジグザグ状の溝により、周方向のリブを形成する空気入りタイヤにおいて、前記溝の一方の溝壁部に、最大溝深さの３０〜６０％の深さを有する段部を設け、該段部の幅が最大溝幅に対して２０〜０％の範囲で周方向リブの出っ張り部を起点として、リブの隅部に向かって漸次狭くした溝幅拡張部を交互に溝の両縁に設けた空気入りタイヤである。
【０００４】
特公平６−６２０４２号は、トレッド部にタイヤ周方に延びる複数個のジグザグ状又は直線状の主溝を備えるとともに、該主溝のうち少なくとも一つのジグザグ状の主溝は、深さ方向に幅狭となる側壁傾斜を有しかつ溝底にこの溝底から隆起し周方向に連続するプラットホームが配置されるとともに、該プラットホームは、ジグザグに屈曲する隅部分に形成される幅広部分と、前記隅部分間のジグザグの直線部分に形成されることにより幅広部分と交互に設けられる幅狭部分とからなる空気入りタイヤである。
【０００５】
特公平７−１２７６４号は、トレッド部にタイヤ赤道上を通る中央の縦溝と、その両側に配される側の縦溝とを含む複数本かつタイヤ周方向にジグザグ状又はストレート状に延びる縦溝を設けるとともに、この側の縦溝の溝壁に、この溝壁から突出しかつ周方向に断続する石噛み防止用の壁プラットホームと、周方向に並び壁プラットホームの間に介在し溝底面から溝壁と離れて突起状に隆起する石噛み防止用の突起ブラッとホームとを設けた空気入りタイヤである。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、特開昭５８−２２７０２号は、トラックやバスのように、トレッド展開幅が広く、溝幅を広くできるタイヤの石噛み防止を目的としたものではなく、トレッド展開幅が狭い小型トラック用タイヤの石噛み防止を目的とした空気入りタイヤに関するものである。従って、トレッド展開幅の広いトラックやバス用タイヤの石噛み防止には、実用的でない。
【０００７】
特公平６−６２０４２号及び特公平７−１２７６４号は、いずれも石噛み防止用の突起物が溝底から隆起して配置されているので、排水性の面で、なお十分ではない。
【０００８】
本発明の目的は、トレッド展開幅の広いトラック、バス用空気入りタイヤに適用することができ、排水性を損なうことなしに優れた石噛み防止を確保することができる空気入りタイヤを提供するところにある。
【０００９】
【課題を解決するための手段】
本発明は、タイヤトレッド面にタイヤ周方向に延びる複数の縦溝を備えた空気入りタイヤにおいて、
前記縦溝のうち少なくともタイヤ赤道線を挟んだトレッド幅方向両側でトレッド幅の１／４ずつの広がりを持つ領域内の縦溝に、
その溝幅がタイヤトレッド面の開口部から溝底に向かって狭まる傾斜状の溝壁を持ち、
前記各壁には、
タイヤトレッド面の開口部から溝底に向かって幅と深さの拡大する切り込みとこの切り込みによって形成される壁体とが、タイヤ周方向にわたって交互に繰り返しながらジグザグ状に形成され、
かつ同一溝内で一方の溝壁の切り込みと他方の溝壁の壁体とが対向しており、
さらにタイヤ周方向にて隣り合う前記壁体と壁体とのピッチ間隔が当該縦溝の前記開口部における溝幅以下であり、
前記壁体は、
タイヤ径方向断面において、タイヤトレッド面の開口部から溝底に向かって、漸次突出量が増大する傾斜部と、
タイヤトレッド面に対する法線と平行或いはほぼ平行に前記傾斜部から溝底方向に落下する垂直部と、
前記垂直部に続き、上記縦溝の最大溝深さをＤとした場合、溝底からＤ／５〜Ｄ／２の高さＨでタイヤトレッド面とほぼ平行にタイヤ幅方向に延びる棚部
を有しており、
前記棚部は、当該縦溝内に先細り形状をなして突出しており、
前記縦溝の溝底は、両溝壁の壁体に形成された前記先細り形状の棚部によってタイヤ周方向にジグザグ状をなして構成されている
ことを特徴とする。
【００１０】
本発明の空気入りタイヤは、上記のように、
前記各壁には、
タイヤトレッド面の開口部から溝底に向かって幅と深さの拡大する切り込みとこの切り込みによって形成される壁体とが、タイヤ周方向にわたって交互に繰り返しながらジグザグ状に形成され、
かつ同一溝内で一方の溝壁の切り込みと他方の溝壁の壁体とが対向してしている。
また、縦溝の最大溝深さをＤとした場合、溝底からＤ／５〜Ｄ／２の高さＨでタイヤトレッド面とほぼ平行にタイヤ幅方向に先細り形状をなして延びる棚部が縦溝内の左右の壁のいずれかに配置されている。
それ故、排水性を犠牲にしない程度に溝面積を確保することができる。
【００１１】
従って、石噛みが生じても、従来タイヤの溝が噛み込む石と同じ大きさの石が侵入してきても棚部によって縦溝底への石の侵入を阻止するとともに、棚部よりも溝底方向へ石が噛み込んだ場合でも、石によって押し広げられる溝壁の反発力が従来タイヤと比較して緩和されるため石噛み部分が接地部から離れると走行中のタイヤにかかる遠心力の作用で容易に外れてしまうことになる。
その結果、本発明は、排水性を犠牲にすることなしに石噛み防止を確保することができる。
【００１２】
なお、本発明の空気入りタイヤにおいて、タイヤ周方向にて隣り合う前記壁体と壁体とのピッチ間隔が当該縦溝の前記開口部における溝幅よりも大であると前記壁体の石による変形に対する反発力が大きく、石が外れにくくなることと前記棚の面積が相対的に小さくなって石が棚に引っかかる機会が少なくなり石噛み防止効果が低下して実用的でない。
【００１３】
また棚部の高さＨがＤ／５未満であると棚部が低すぎて石噛み防止効果が低下し、Ｄ／２を超えると棚から棚又は棚と対向する切り込み部迄の距離が大きくなりやはり石噛み防止効果が低下する。
【００１４】
また、狭い溝底部において溝底を確保するために棚部が先細り形状になっていることが必要である。
【００１５】
なお、前記棚部の先端の位置は、前記開口部における溝幅の３０％地点を越えていることが石噛み防止効果上好ましい。また更に５０％地点を越えている方が石噛み防止効果の面で望ましいが、前記開口部における溝幅の位置に近づくほど、排水性が低下するので望ましくない。前記棚部の先端の位置は、市場での石噛みの程度を配慮して決定することとなるが、通常、その上限位置は、前記開口部における溝幅の６０％地点であることが望ましい。
【００１６】
本発明において、前記構成の縦溝を配置する場合、タイヤ赤道線を挟んだトレッド幅方向両側でトレッド幅の１／４ずつの広がりを持つ領域内に設けるのが効果的である。その理由は、前記領域内では、前記領域内に入らない領域に比べてタイヤ回転中の縦溝部分の開閉の動きが少なく、一旦、石噛みを起こすと外れにくいからである。
【００１７】
【発明の実施の形態】
以下、図面に従って本発明の実施の形態を説明する。図１は本発明に係る空気入りタイヤの一実施形態を示すトレッドパターンの概略展開図である。図２は同タイヤにおける縦溝の要部拡大概略図である。図３は図１及び図２におけるＡ−Ｂ線概略断面図である。図４は図１におけるＣ−Ｄ線概略断面図である。図５は本発明の溝壁の片面を斜め上から見た概略立体図である。
【００１８】
図において、１はタイヤトレッド面であり、このタイヤトレッド面１にはタイヤ周方向に延びる複数の縦溝２ａ、２ｂ、２ｃ、２ｄが設けられている。これらの縦溝２ａ、２ｂ、２ｃ、２ｄは、いずれもその溝幅がタイヤトレッド面１の開口部３から溝底４に向かって狭まる傾斜状の溝壁５ａ、５ｂ、５ｃ、５ｄを持っている。
【００１９】
それぞれの溝壁５ａ、５ｂ、５ｃ、５ｄには、タイヤトレッド面１の開口部３から溝底４に向かって幅と深さの拡大する切り込み６ａ、６ｂ、６ｃ、６ｄとこの切り込み６ａ、６ｂ、６ｃ、６ｄによって形成される壁体７ａ、７ｂ、７ｃ、７ｄとが、タイヤ周方向にわたって交互に繰り返しながらジグザグ状に形成されている。また、同一の縦溝２ｃにおける両溝壁５ｃ、５ｃ間で、一方の溝壁５ｃの切り込み６ｃと他方の溝壁５ｃの壁体７ｃとが対向する構成となっている。これらの構成は他の縦溝２ａ、２ｂ、２ｄにおいても同様である。
【００２０】
また、このタイヤでは、図２にも示す様に、同一の縦溝２ｃにおけるタイヤ周方向にて隣り合う前記壁体７ｃと壁体７ｃとのピッチ間隔Ｐが当該縦溝の前記開口部３における溝幅Ｗ（最大溝幅）以下となっている。これらの構成は他の縦溝２ａ、２ｂ、２ｄにおいても同様である。
【００２１】
一方、この実施形態のタイヤでは、図２及び図３に示す様に、タイヤセンター側の縦溝２ｃにおいて、その壁体７ｃ、７ｃは、タイヤ径方向断面において、タイヤトレッド面１の開口部３から溝底４に向かって漸次突出量が増大する傾斜部７１ｃと、タイヤトレッド面１に対する法線ＮＬと平行或いはほぼ平行に前記傾斜部７１ｃから溝底４方向に落下する垂直部７２ｃと、縦溝２ｃの最大溝深さをＤとした場合、溝底４からＤ／５〜Ｄ／２の高さＨでタイヤトレッド面１とほぼ平行にタイヤ幅方向に延びる棚部７３ｃをそれぞれ有している。本実施形態のタイヤでは、タイヤセンター側の縦溝２ｂにおいても上記と同様の構成がとられている。
【００２２】
また、図２及び図３に示す様に、タイヤセンター側の縦溝２ｃでは、棚部７３ｃは、当該縦溝２ｃ内に先細り形状をなして突出し、かつ当該棚部７３ｃの突出端の位置Ｗ_ａが少なくとも開口部３の溝幅Ｗ（最大幅）の３０％を越えている。また、縦溝２ｃの溝底４は、両溝壁５ｃ、５ｃに形成された前記先細り形状の棚部７３ｃによってタイヤ周方向にジグザグ状をなして構成されている。タイヤセンター側の縦溝２ｂにおいても上記と同様の構成がとられている。
【００２３】
本発明の空気入りタイヤは、上記のように、
前記縦溝２ｃにおいて、
タイヤトレッド面の各開口部３から溝底に向かって幅と深さの拡大する切り込みとこの切り込み６ｃ，６ｃによって形成される壁体７ｃ，７ｃとが、タイヤ周方向にわたって交互に繰り返しながらジグザグ状に形成され、
かつ同一溝内で一方の溝壁の切り込み６ｃと他方の溝壁の壁体７ｃとが対向しているので、開口部近辺の溝幅が確保される。
その結果、従来タイヤの溝が噛み込む石と同じ大きさの石が侵入してきても石によって押し広げられる溝壁の反発力が従来タイヤと比較して緩和されるため石噛み部分が接地部から離れると走行中のタイヤにかかる遠心力の作用で容易に外れてしまうことになる。
【００２４】
またこの壁体７ｃは、縦溝２ｃの最大溝深さをＤとした場合、溝底４からＤ／５〜Ｄ／２の高さＨでタイヤトレッド面１とほぼ平行にタイヤ幅方向に延びる棚部７３ｃを有していることから、たとえ縦溝２ｃ内に石噛みを起こしても、当該棚部７３ｃを有する壁体７ｃの対向面には他方の溝壁５ｃの切り込み６ｃが形成され、しかも当該切り込み６ｃの両側には互いに独立した壁体７ｃの棚部７３ｃが更にあることから、これらのジグザク状に近接する複数の独立した棚部７３ｃ、７３ｃ同士の間で、噛み込まれた石を縦溝２ｃの溝底への侵入を阻止しするものである。
【００２５】
また、本実施形態のタイヤの棚部７３ｃは、当該縦溝２ｃ内に先細り形状をなして突出し、かつ当該棚部７３ｃの突出端の位置が開口部３の開口端を起点として少なくとも開口部３の溝幅Ｗの３０％を越えており、前記縦溝２ｃの溝底４は、両溝壁５ｃの壁体７ｃに形成された前記先細り形状の棚部７３ｃとそれに対向する切り込み６ｃによってタイヤ周方向にジグザグ状をなして構成されていることから、溝底を広く残して排水性を損なうことなしに優れた石噛み防止作用を発揮することができる。
以上の作用効果は、同一構造を有する縦溝２ｂにおいても上記と同様の作用効果を発揮するものである。
【００２６】
なお、タイヤトレッド面１の端側に位置する縦溝２ａについては、図４に示す様に、縦溝２ｂ、２ｃの前記溝壁５ｂ、５ｃと同一構造を有しているものではなく、そのタイヤ径方向断面は、タイヤトレッド面１に対する法線ＮＬに対して傾斜する壁体７ａが切り込み６ａを挟んでタイヤ周方向に繰り返し形成され、かつ対向する他方の溝壁５ａとの間では壁体７ａと切り込み６ａが対向して配置されている。この構成はタイヤトレッド面１の他端側に位置する縦溝２ｄについても同様である。
【００２７】
なお、図５中、一点鎖線で示されている符号９は、傾斜部７１ｃと垂直部７２ｃと棚部７３ｃを構成しない場合の縦溝の溝壁位置を示しており、本実施形態のタイヤの縦溝２ｂ、２ｃでは、その溝壁に図示の様な傾斜部７１ｃと垂直部７２ｃと棚部７３ｃを切り込み状態において形成したもので、棚部７３ｃの表面には細溝８を設けている。
このような縦溝の形成は、タイヤの金型を調整することによって慣用のタイヤ製造法により容易に製造することができる。
【００２８】
【実施例】
図１乃至図４に示された表１に示す仕様のタイヤサイズ１１Ｒ２２．５の実施例タイヤを試作し、排水性と石噛み指数を評価した。なお、比較のため、タイヤセンター側の縦溝も縦溝２ａ又は２ｄの構成である以外は実施例と同じ比較例１のタイヤも試作した。なお、実施例において、前述の図３に示す７２cに示す部分は法線ＮＬ対して平行とした。また、タイヤの両端側の縦溝の溝底幅ｍ、切り込みの角度α及び壁体の傾斜部の角度βは、実施例及び比較例とも比較例１のタイヤセンター側の縦溝と同じである。
【００２９】
【表１】

【００３０】
表中、排水性は、直接、湿潤路の制動性に比例するので、本実施例、比較例に用いたデザインのリブパターンタイヤでは、湿潤状態のＩＳＯ規準のアスファルト舗装路に於いて、時速３０ｋｍから急制動をかけて停止する迄の距離を比較例１のタイヤの値を１００として指数表示した。数値の小さいものほど排水性が良好であることを示す。
【００３１】
石噛み指数は、定積状態で特定条件下の非舗装路５％と一般アスファル舗装路９５％を交互に８０００ｋｍ走行後、タイヤに噛み込んだ石の数及び石噛み跡を数えて比較例１のタイヤの値を１００として指数表示した。数値が小さいほど石噛み防止に優れていることを示す。
【００３２】
表１から分かるように、本発明は排水性を犠牲にすることなしに石噛み防止効果を発揮することが分かる。また、棚部は溝底からＤ／5〜Ｄ／２の高さＨ設定することが好ましいことが分かる。さらに棚部はその突出端の位置が少なくとも前記開口部の溝幅の３０％を越えて設定することが好ましいことが認められる。
【００３３】
【発明の効果】
以上述べた如く本発明は、
タイヤトレッド面にタイヤ周方向に延びる複数の縦溝を備えた空気入りタイヤにおいて、
前記縦溝のうち少なくともタイヤ赤道線を挟んだトレッド幅方向両側でトレッド幅の１／４ずつの広がりを持つ領域内の縦溝に、
その溝幅がタイヤトレッド面の開口部から溝底に向かって狭まる傾斜状の溝壁を持ち、
前記各壁には、
タイヤトレッド面の開口部から溝底に向かって幅と深さの拡大する切り込みとこの切り込みによって形成される壁体とが、タイヤ周方向にわたって交互に繰り返しながらジグザグ状に形成され、
かつ同一溝内で一方の溝壁の切り込みと他方の溝壁の壁体とが対向しており、
さらにタイヤ周方向にて隣り合う前記壁体と壁体とのピッチ間隔が当該縦溝の前記開口部における溝幅以下であり、
前記壁体は、
タイヤ径方向断面において、タイヤトレッド面の開口部から溝底に向かって、漸次突出量が増大する傾斜部と、
タイヤトレッド面に対する法線と平行或いはほぼ平行に前記傾斜部から溝底方向に落下する垂直部と、
前記垂直部に続き、上記縦溝の最大溝深さをＤとした場合、溝底からＤ／５〜Ｄ／２の高さＨでタイヤトレッド面とほぼ平行にタイヤ幅方向に延びる棚部
を有しており、
前記棚部は、当該縦溝内に先細り形状をなして突出しており、
前記縦溝の溝底は、両溝壁の壁体に形成された前記先細り形状の棚部によってタイヤ周方向にジグザグ状をなして構成されている
タイヤであるので、
トレッド展開幅の広いトラック、バス用空気入りタイヤに適用することができ、排水性を損なうことなしに、縦溝に入り込もうとする石の石噛みを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に係る空気入りタイヤの一実施形態を示すトレッドパターンの概略展開図である。
【図２】同タイヤにおける縦溝の要部拡大概略図である。
【図３】図１及び図２におけるＡ−Ｂ線概略断面図である。
【図４】図１におけるＣ−Ｄ線概略断面図である。
【図５】本発明に係る空気入りタイヤの溝壁の片面を斜め上から見た概略立体図である。
【符号の説明】
１タイヤトレッド面
２ａ縦溝
２ｂ縦溝
２ｃ縦溝
２ｄ縦溝
３開口部
４溝底
５ａ溝壁
５ｂ溝壁
５ｃ溝壁
５ｄ溝壁
６ａ切り込み
６ｂ切り込み
６ｃ切り込み
６ｄ切り込み
７ａ壁体
７ｂ壁体
７ｃ壁体
７ｄ壁体
７１ｃ傾斜部
７２ｃ垂直部
７３ｃ棚部
８細溝[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
TECHNICAL FIELD The present invention relates to a pneumatic tire for trucks and buses in which a stone bite is prevented without impairing drainage, particularly in a pneumatic tire.
[0002]
[Prior art]
As a pneumatic tire for trucks and buses, a tire having a plurality of vertical grooves extending in the tire circumferential direction on the tread surface is often used from the viewpoint of drainage, wear resistance, and steering stability. However, this type of tire is prone to stone biting in the groove during running, and the stone that has entered the groove once pushed into the groove is held by the strong repulsive force of the groove wall and the centrifugal force applied to the tire during running is about Each time the stone biting part comes into contact with the rotation of the tire without being detached, it is pressed and sinks toward the groove bottom. Therefore, when running in this state, there may be a crack on the bottom surface of the groove or a deep scratch that reaches the belt portion of the tire reinforcing layer from the bottom of the groove. As measures for preventing stone biting, for example, JP-A-58-22702, JP-B-6-62042, JP-B-7-12764, and the like are known.
[0003]
Japanese Patent Laid-Open No. 58-22702 discloses a pneumatic tire in which a circumferential rib is formed by a plurality of zigzag grooves extending in the tire circumferential direction in a tread portion, and a maximum groove is formed on one groove wall portion of the groove. A step portion having a depth of 30 to 60% of the depth is provided, and the width of the step portion is in the range of 20 to 0% with respect to the maximum groove width, and the protruding portion of the circumferential rib is used as a starting point. This is a pneumatic tire in which groove width expansion portions that are gradually narrowed toward each other are alternately provided on both edges of the groove.
[0004]
JP-B-6-62042 includes a plurality of zigzag or straight main grooves extending in the tire circumference in the tread portion, and at least one zigzag main groove among the main grooves is formed in the depth direction. A platform having a slanted side wall and having a circumferentially extending platform extending from the bottom of the groove at the bottom of the groove is disposed, and the platform includes a wide portion formed at a corner portion that bends zigzag, A pneumatic tire comprising a wide portion and a narrow portion provided alternately by being formed in a zigzag straight portion between corner portions.
[0005]
Japanese Examined Patent Publication No. 7-12764 has a plurality of vertical grooves extending in the tire circumferential direction in a zigzag shape or a straight shape including a central longitudinal groove passing over the tire equator in the tread portion and longitudinal grooves arranged on both sides thereof. A groove is provided on the groove wall of the vertical groove on this side, and is interposed between a wall platform for preventing stone biting that protrudes from the groove wall and is intermittent in the circumferential direction, and is arranged between the wall platforms arranged in the circumferential direction and grooved from the groove bottom surface. This is a pneumatic tire provided with a protrusion black and a platform for preventing stone biting that protrudes in a protruding shape away from the wall.
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
However, Japanese Patent Laid-Open No. 58-22702 is not intended to prevent stone biting of a tire having a wide tread width and a wide groove width, such as trucks and buses, but for small trucks having a narrow tread width. The present invention relates to a pneumatic tire for preventing tire biting. Therefore, it is not practical for preventing stone biting of truck and bus tires having a wide tread development width.
[0007]
In Japanese Patent Publication No. 6-62042 and No. 7-12764, since the protrusions for preventing stone biting are arranged so as to rise from the groove bottom, they are still not sufficient in terms of drainage.
[0008]
An object of the present invention is to provide a pneumatic tire that can be applied to a pneumatic tire for trucks and buses having a wide tread deployment width and can ensure excellent stone biting prevention without impairing drainage. It is in.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
The present invention, in a pneumatic tire provided with a plurality of longitudinal grooves extending in the tire circumferential direction on the tire tread surface,
In the longitudinal groove in the region having at least 1/4 of the tread width on both sides in the tread width direction across the tire equator line among the longitudinal grooves,
The groove width has an inclined groove wall that narrows from the opening of the tire tread surface toward the groove bottom,
Each wall has
A notch whose width and depth expand from the opening of the tire tread surface toward the groove bottom and a wall formed by this notch are formed in a zigzag shape while repeating alternately in the tire circumferential direction,
And the notch of one groove wall and the wall body of the other groove wall are opposed in the same groove,
Furthermore, the pitch interval between the wall body and the wall body adjacent in the tire circumferential direction is equal to or less than the groove width in the opening of the vertical groove,
The wall body is
In the tire radial direction cross section, an inclined portion where the amount of protrusion gradually increases from the opening of the tire tread surface toward the groove bottom,
A vertical portion falling in the groove bottom direction from the inclined portion in parallel or substantially parallel to the normal to the tire tread surface;
Following the vertical portion, when the maximum groove depth of the longitudinal groove is D, a shelf portion extending in the tire width direction substantially parallel to the tire tread surface at a height H of D / 5 to D / 2 from the groove bottom. Have
The shelf portion projects in a tapered shape in the longitudinal groove,
The groove bottom of the vertical groove is formed in a zigzag shape in the tire circumferential direction by the tapered shelf formed in the wall body of both groove walls.
[0010]
The pneumatic tire of the present invention is as described above.
Each wall has
A notch whose width and depth expand from the opening of the tire tread surface toward the groove bottom and a wall formed by this notch are formed in a zigzag shape while repeating alternately in the tire circumferential direction,
In addition, the notch of one groove wall and the wall body of the other groove wall face each other in the same groove.
Further, when the maximum groove depth of the longitudinal groove is D, there is a shelf that extends from the groove bottom at a height H of D / 5 to D / 2 in a tapered shape in the tire width direction substantially parallel to the tire tread surface. It is arrange | positioned in either of the left and right walls in a vertical groove.
Therefore, the groove area can be secured to the extent that drainage is not sacrificed.
[0011]
Therefore, even if a stone bite occurs, even if a stone of the same size as the stone that the groove of the conventional tire enters, the shelf prevents the stone from entering the vertical groove bottom, and the groove bottom than the shelf part. Even if stones are caught in the direction, the repulsive force of the groove wall that is spread by the stones is relaxed compared with conventional tires, so if the stone biting part moves away from the ground contact part, the effect of centrifugal force on the running tire It will easily come off.
As a result, the present invention can ensure prevention of stone biting without sacrificing drainage.
[0012]
In the pneumatic tire of the present invention, when the pitch interval between the wall bodies adjacent to each other in the tire circumferential direction is larger than the groove width at the opening of the vertical groove, The repulsive force against deformation is large, the stone is difficult to come off, the area of the shelf is relatively small, the chance that the stone is caught on the shelf is reduced, and the stone biting prevention effect is lowered, which is not practical.
[0013]
Further, if the height H of the shelf is less than D / 5, the shelf is too low and the stone biting prevention effect is reduced, and if it exceeds D / 2, the distance from the shelf to the shelf or the notch facing the shelf is large. After all, the stone biting prevention effect decreases.
[0014]
Moreover, in order to ensure a groove bottom in a narrow groove bottom part, it is necessary for the shelf part to be tapered.
[0015]
In addition, it is preferable on the stone biting prevention effect that the position of the front-end | tip of the said shelf part exceeds 30% of the groove width points in the said opening part. Further, it is desirable to exceed the 50% point in terms of the stone biting prevention effect, but it is not desirable because the drainage performance decreases as the position of the groove width in the opening is closer. The position of the tip of the shelf is determined in consideration of the degree of stone biting in the market, but it is usually desirable that the upper limit position is a point 60% of the groove width in the opening.
[0016]
In the present invention, when the longitudinal grooves having the above-described configuration are arranged, it is effective to provide them in a region having a spread of ¼ of the tread width on both sides in the tread width direction across the tire equator line. The reason is that in the region, the movement of opening and closing of the longitudinal groove portion during tire rotation is less than in the region not entering the region, and once the stone is bitten, it is difficult to come off.
[0017]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings. FIG. 1 is a schematic development view of a tread pattern showing an embodiment of a pneumatic tire according to the present invention. FIG. 2 is an enlarged schematic view of a main part of a longitudinal groove in the tire. FIG. 3 is a schematic cross-sectional view taken along line AB in FIGS. FIG. 4 is a schematic sectional view taken along line CD in FIG. FIG. 5 is a schematic three-dimensional view of one side of the groove wall according to the present invention as viewed obliquely from above.
[0018]
In the figure, reference numeral 1 denotes a tire tread surface. The tire tread surface 1 is provided with a plurality of

vertical grooves

2a, 2b, 2c, and 2d extending in the tire circumferential direction. Each of these

vertical grooves

2a, 2b, 2c, and 2d has inclined

groove walls

5a, 5b, 5c, and 5d whose groove width narrows from the opening 3 of the tire tread surface 1 toward the groove bottom 4. Yes.
[0019]
In each of the

groove walls

5a, 5b, 5c, and 5d, there are

cuts

6a, 6b, 6c, and 6d that increase in width and depth from the opening 3 of the tire tread surface 1 toward the groove bottom 4, and the

cuts

6a and 6b. , 6c, 6d are formed in a zigzag shape while being alternately repeated in the tire circumferential direction. Further, the notch 6c of one groove wall 5c and the wall body 7c of the other groove wall 5c are opposed to each other between both

groove walls

5c and 5c in the same vertical groove 2c. These configurations are the same in the other

vertical grooves

2a, 2b, and 2d.
[0020]
Further, in this tire, as shown in FIG. 2, the pitch interval P between the wall 7c and the wall 7c adjacent to each other in the tire circumferential direction in the same vertical groove 2c is set in the opening 3 of the vertical groove. The width is equal to or less than the groove width W (maximum groove width). These configurations are the same in the other

vertical grooves

2a, 2b, and 2d.
[0021]
On the other hand, in the tire of this embodiment, as shown in FIGS. 2 and 3, in the longitudinal groove 2 c on the tire center side, the

wall bodies

7 c and 7 c are the openings 3 of the tire tread surface 1 in the tire radial direction cross section. An inclined portion 71c that gradually increases from the inclined portion 71c toward the groove bottom 4, a vertical portion 72c that falls in the direction of the groove bottom 4 from the inclined portion 71c in parallel or substantially parallel to the normal line NL to the tire tread surface 1, Assuming that the maximum groove depth of the groove 2c is D, each has a shelf 73c extending in the tire width direction substantially parallel to the tire tread surface 1 at a height H of D / 5 to D / 2 from the groove bottom 4. Yes. In the tire according to this embodiment, the same configuration as described above is adopted in the longitudinal groove 2b on the tire center side.
[0022]
As shown in FIGS. 2 and 3, in the longitudinal groove 2c on the tire center side, the shelf 73c projects in a tapered shape into the longitudinal groove 2c, and the position W of the projecting end of the shelf 73c. _a exceeds at least 30% of the groove width W (maximum width) of the opening 3. Further, the groove bottom 4 of the longitudinal groove 2c is formed in a zigzag shape in the tire circumferential direction by the tapered shelf portion 73c formed in both the

groove walls

5c and 5c. The vertical groove 2b on the tire center side has the same configuration as described above.
[0023]
The pneumatic tire of the present invention is as described above.
In the longitudinal groove 2c,
A notch whose width and depth expand from each opening 3 on the tire tread surface toward the groove bottom and

wall bodies

7c and 7c formed by these

notches

6c and 6c are alternately zigzag while being repeated in the tire circumferential direction. Formed into
In addition, since the notch 6c of one groove wall and the wall body 7c of the other groove wall face each other in the same groove, the groove width in the vicinity of the opening is ensured.
As a result, even if a stone of the same size as the stone that the groove of the conventional tire enters, the repulsive force of the groove wall that is pushed out by the stone is reduced compared to the conventional tire, so the stone biting part is If it leaves | separates, it will remove | deviate easily by the effect | action of the centrifugal force concerning the driving | running | working tire.
[0024]
The wall 7c extends in the tire width direction substantially parallel to the tire tread surface 1 at a height H of D / 5 to D / 2 from the groove bottom 4, where D is the maximum groove depth of the longitudinal groove 2c. Since the shelf portion 73c is provided, even if the stone is bitten in the longitudinal groove 2c, the notch 6c of the other groove wall 5c is formed on the opposite surface of the wall body 7c having the shelf portion 73c. Moreover, since there are further shelves 73c of the wall 7c that are independent from each other on both sides of the notch 6c, the stones that are bitten between the plurality of

independent shelves

73c and 73c adjacent to each other in a zigzag shape. Prevents the vertical groove 2c from entering the bottom of the groove.
[0025]
Further, the shelf portion 73c of the tire of the present embodiment projects in a tapered shape into the vertical groove 2c, and the position of the protruding end of the shelf portion 73c starts from the opening end of the opening portion 3 at least as the opening portion 3. The groove bottom 4 of the longitudinal groove 2c is formed on the tire circumference by the tapered shelf 73c formed on the wall body 7c of both the groove walls 5c and the notch 6c opposed thereto. Since it is formed in a zigzag shape in the direction, it can exhibit an excellent stone biting prevention effect without leaving the groove bottom wide and impairing drainage.
The above-described functions and effects are the same as those described above even in the longitudinal grooves 2b having the same structure.
[0026]
The longitudinal groove 2a located on the end side of the tire tread surface 1 does not have the same structure as the

groove walls

5b and 5c of the

longitudinal grooves

2b and 2c, as shown in FIG. In the tire radial direction cross section, a wall body 7a inclined with respect to the normal NL to the tire tread surface 1 is repeatedly formed in the tire circumferential direction with the notch 6a interposed therebetween, and a wall body is formed between the other groove wall 5a facing each other. 7a and the notch 6a are arranged facing each other. This configuration is the same for the longitudinal groove 2d located on the other end side of the tire tread surface 1.
[0027]
In addition, the code | symbol 9 shown with the dashed-dotted line in FIG. 5 has shown the groove wall position of the vertical groove when not forming the inclination part 71c, the vertical part 72c, and the shelf part 73c, and is the tire of this embodiment. In the

longitudinal grooves

2b and 2c, an inclined portion 71c, a vertical portion 72c and a shelf portion 73c as shown in the figure are formed in the groove wall in a cut state, and the narrow groove 8 is provided on the surface of the shelf portion 73c.
Such longitudinal grooves can be easily formed by a conventional tire manufacturing method by adjusting the tire mold.
[0028]
【Example】
Example tires having the tire size 11R22.5 having the specifications shown in Table 1 shown in FIGS. 1 to 4 were experimentally manufactured, and drainage performance and stone biting index were evaluated. For comparison, a tire of Comparative Example 1 which is the same as the Example was also manufactured except that the longitudinal groove on the tire center side has the configuration of the

longitudinal groove

2a or 2d. In the example, the portion indicated by 72c shown in FIG. 3 is parallel to the normal line NL. Further, the groove bottom width m of the longitudinal groove on both ends of the tire, the cut angle α, and the angle β of the inclined portion of the wall body are the same as the longitudinal groove on the tire center side of Comparative Example 1 in both the example and the comparative example. .
[0029]
[Table 1]

[0030]
In the table, the drainage performance is directly proportional to the braking performance of the wet road. Therefore, in the rib pattern tire of the design used in this example and the comparative example, the speed is 30 km / h on the asphalt pavement road of the wet ISO standard. The distance from the start to the sudden braking to stop is indicated as an index with the tire value of Comparative Example 1 as 100. A smaller value indicates better drainage.
[0031]
The stone biting index is a comparative example 1 by counting the number of stones biting into the tire and the stone biting marks after running 8000 km alternately on the unpaved road 5% and the general asphalt paved road 95% under specific conditions in the fixed volume state. The tire value was expressed as 100. The smaller the value, the better the prevention of stone biting.
[0032]
As can be seen from Table 1, it can be seen that the present invention exhibits the effect of preventing stone biting without sacrificing drainage. Moreover, it turns out that it is preferable that the shelf is set to a height H of D / 5 to D / 2 from the groove bottom. Further, it is recognized that the shelf is preferably set so that the position of the protruding end exceeds at least 30% of the groove width of the opening.
[0033]
【The invention's effect】
As described above, the present invention
In a pneumatic tire provided with a plurality of longitudinal grooves extending in the tire circumferential direction on the tire tread surface,
In the longitudinal groove in the region having at least 1/4 of the tread width on both sides in the tread width direction across the tire equator line among the longitudinal grooves,
The groove width has an inclined groove wall that narrows from the opening of the tire tread surface toward the groove bottom,
Each wall has
A notch whose width and depth expand from the opening of the tire tread surface toward the groove bottom and a wall formed by this notch are formed in a zigzag shape while repeating alternately in the tire circumferential direction,
And the notch of one groove wall and the wall body of the other groove wall are opposed in the same groove,
Furthermore, the pitch interval between the wall body and the wall body adjacent in the tire circumferential direction is equal to or less than the groove width in the opening of the vertical groove,
The wall body is
In the tire radial direction cross section, an inclined portion where the amount of protrusion gradually increases from the opening of the tire tread surface toward the groove bottom,
A vertical portion falling in the groove bottom direction from the inclined portion in parallel or substantially parallel to the normal to the tire tread surface;
Following the vertical portion, when the maximum groove depth of the longitudinal groove is D, a shelf portion extending in the tire width direction substantially parallel to the tire tread surface at a height H of D / 5 to D / 2 from the groove bottom. Have
The shelf portion projects in a tapered shape in the longitudinal groove,
Since the groove bottom of the vertical groove is a tire configured in a zigzag shape in the tire circumferential direction by the tapered shelf formed in the wall body of both groove walls,
It can be applied to trucks and bus pneumatic tires with a wide tread deployment width, and can prevent stones from entering the longitudinal grooves without impairing drainage.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic development view of a tread pattern showing an embodiment of a pneumatic tire according to the present invention.
FIG. 2 is an enlarged schematic view of a main part of a longitudinal groove in the tire.
3 is a schematic cross-sectional view taken along the line AB in FIGS. 1 and 2. FIG.
4 is a schematic sectional view taken along line CD in FIG. 1. FIG.
FIG. 5 is a schematic three-dimensional view of one side of a groove wall of a pneumatic tire according to the present invention as viewed obliquely from above.
[Explanation of symbols]
1 tire tread surface 2a longitudinal groove 2b longitudinal groove 2c longitudinal groove 2d longitudinal groove 3 opening 4 groove bottom

5a groove wall

5b groove wall 5c groove wall 5d groove wall 6a notch 6b notch 6c notch 6d notch 7a wall 7b wall 7c wall Body 7d Wall 71c Inclined part 72c Vertical part 73c Shelf part 8 Narrow groove

Claims

In a pneumatic tire provided with a plurality of longitudinal grooves extending in the tire circumferential direction on the tire tread surface,
In the longitudinal groove in the region having at least 1/4 of the tread width on both sides in the tread width direction across the tire equator line among the longitudinal grooves,
The groove width has an inclined groove wall that narrows from the opening of the tire tread surface toward the groove bottom,
Each wall has
A notch whose width and depth expand from the opening of the tire tread surface toward the groove bottom and a wall formed by this notch are formed in a zigzag shape while repeating alternately in the tire circumferential direction,
And the notch of one groove wall and the wall body of the other groove wall are opposed in the same groove,
Furthermore, the pitch interval between the wall body and the wall body adjacent in the tire circumferential direction is equal to or less than the groove width in the opening of the vertical groove,
The wall body is
In the tire radial direction cross section, an inclined portion where the amount of protrusion gradually increases from the opening of the tire tread surface toward the groove bottom,
A vertical portion falling in the groove bottom direction from the inclined portion in parallel or substantially parallel to the normal to the tire tread surface;
Following the vertical portion, when the maximum groove depth of the longitudinal groove is D, a shelf portion extending in the tire width direction substantially parallel to the tire tread surface at a height H of D / 5 to D / 2 from the groove bottom. Have
The shelf portion projects in a tapered shape in the longitudinal groove,
A pneumatic tire characterized in that a groove bottom of the vertical groove is formed in a zigzag shape in the tire circumferential direction by the tapered shelf formed in the wall body of both groove walls.

The pneumatic tire according to claim 1, wherein the position of the protruding end of the shelf part exceeds at least 30% of the groove width of the opening part.