JP4317985B2 - Long material weighing device - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、長物計量装置に関するもので、比較的長い大根、ごぼう、長いも、きゅうり、なすび等の青果物や、はまち、かつを、さけ、さんま等の魚類の計量乃至選別を行う装置として利用できる。
【0002】
【従来の技術】
ローラコンベアやベルトコンベア等の搬送コンベアの途中に重量を計測する計量器を設けて、搬送されるダンボールケース等の容器を計量器に受けさせて計量する技術が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
選別皿に被計量物を載せて搬送しながら計量選別するウエイトサイザー形態では、ミカンやリンゴ、いも類のように丸い形状のものや、小さい形状のものに適するが、大根やハマチ魚のように大きく長い形状のものには適し難い。これら大根のように長物の計量選別では、搬送時の姿勢乃至方向性を平行状に揃えて、計量時の振動や衝撃等を少くする必要がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、鋸歯形状のラック部14を形成して前後に長い楕円形状の揺動軌跡線Dを描くように往復揺動しながら、このラック部14上に載せた長物を各ラック部14のピッチ毎に繰出搬送する揺動ラック1を設け、この揺動ラック1の終端搬送域内に、前記ラック部14の揺動軌跡線Dの下方揺動によって繰出停止される長物を受けて計量する計量受2を設けたことを特徴とする長物計量装置の構成とする。揺動ラック1を揺動させて長物を横向きにして供給載置すると、長物は揺動方向に向けて一ラック毎に係合されて並列状態を維持して送り出される。揺動ラック1による一揺動毎に搬送される長物は、この搬送終端部で揺動軌跡線Dの終端の下降行程に沿って下動するとき計量受2に受けられて、一瞬繰出停止されるようになって直ちに重量計量される。揺動ラック1は続く揺動によってこの長物を計量受2上面から持上げて送出すと共に、後続の長物をこの計量受2上に載置して同様の重量計測を行わせるものである。
【0005】
又、前記揺動ラック1は、前後一対のクランク軸7、8を前後方向へ移動可能に構成して、この前後揺動と同期して前後直線状に一定間隔往復移動する形態とすることができる。この場合、揺動ラック1は、前後揺動して長物を搬送する。
この揺動ラック1の前方への揺動時には前方への直線状に一定間隔往行程の移動が行われ、後方への揺動時には後方への直線状に一定間隔復行程の移動が行われるため、揺動ラック1の揺動行程において上下方向長さを短かくし、前後方向長さをより長く設定した長楕円形状軌跡の搖動軌跡とすることができ、これによって搬送される長物の上下動落差は小さくなり、前方への送り出しを長くする。
【0006】
又、前記揺動ラック1は、搬送幅方向のラック間隔3を有して複数並設して一体的に揺動すると共に、このラック間隔3部毎に計量受2を配置した構成とすることができるが、この場合、各搖動ラック1の幅は狭く形成されると共に、幅広いラック間隔3を有して複数に配置される揺動ラック1上に横向きに受けられた長物は、揺動毎に並列状態を維持して搬送されて各箇毎に計量受2上に載せられて、重量計測される。この揺動ラック1によって受けられ搬送される長物はラック間隔3部では支持されないで、ラック間隔3部おきの数個所であるため、安定した支持姿勢に維持されて、揺動搬送される。
【0007】
又、前記揺動ラック1の始端側には長物を洗浄しながら搬送供給する洗浄装置4を設け、終端側にはこの揺動ラック1から送出される長物を受継して搬送しながら重量別に選別する選別コンベア5を設けることができる。この場合、洗浄装置4に供給される長物は洗浄されながら搬送されて、揺動ラック1の始端部に供給される。この揺動ラック1の揺動搬送によって並列状一箇並びに整列されて、揺動毎に一箇毎計量受2に載せられ重量計測される。この計量受2で計量された長物は揺動ラック1の終端から選別コンベア5に送出されて、この選別コンベア5を搬送されながら計測重量別に選別される。
【0008】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明は、長物は揺動ラック1の揺動によって間歇的に搬送されて、各揺動毎に計量受2上に載置計量され、更に計量された長物を計量受2上面から送出す。このため各長物の間欠的搬送と計量とが同期して速かに行われ、長物の並列状搬送姿勢を横方向に維持しながら正確に計量することができ、次行程への長物繰出を整然とした状態で行わせることができる。この長物を受けて揺動搬送する搬送用の搖動ラック1の間歇的搖動搬送の停止の瞬間に、この搬送長物を一旦計量受2上に受けさせて、長物の重量計量を搬送しながら行わせるものであるから、特別の搬送停止の構成形態にすることなく、単なる揺動搬送用の揺動ラック1を用いて長物を搬送しながらこの重量を計量することができるもので、構成を簡単にすることができる。
【0009】
又、前記揺動ラック1を、前後一対のクランク軸7、8を前後方向へ移動可能に構成して、この前後揺動と同期して前後直線状に一定間隔往復移動する形態とする場合は、揺動ラック1の揺動軌跡において、上下方向長さを短かくして前後方向長さを長く設定できるため、揺動搬送の途中で長物を計量受2に載せるときの振動、乃至衝撃を少なくして高精度の計測を行わせることができる。
【0010】
又、前記揺動ラック1は、搬送幅方向のラック間隔3を有して複数並設して一体的に揺動すると共に、このラック間隔3部毎に計量受2を配置した構成とすることができるが、この場合、ラック間隔部3では長物を直接支持しないで浮かせた状態にして、数個所の揺動ラック1部で支持係合して搬送するため、長物の並列搬送姿勢を安定させることができ、そのまま計量受2に載せて重量計測できる。このため長物の搬送姿勢を揃えて安定させることができ、振動や衝撃を少くして精度のよい計量を行わせることができる。
【0011】
又、前記揺動ラック1の始端側には長物を洗浄しながら搬送供給する洗浄装置4を設け、終端側にはこの揺動ラック1から送出される長物を受継して搬送しながら重量別に選別する選別コンベア5を設けることができが、この場合、計量受2が揺動ラック1の揺動搬送行程中に設置されているため、長物は洗浄後の状態で計量されて正確な計量を行わせることができ、選別コンベア5への揺動ラック1の組合せ設置を簡単化させることができる。又、長物の並列搬送方向性を揃え易くでき、長物の搬送姿勢を一定させて、洗浄から選別にわたる処理能率を高めることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
この発明の実施例を図面に基づいて説明する。長物野菜として大根を計量選別する大根選別装置が、大根Bを洗浄する洗浄装置4と、この洗浄された大根Aを揺動搬送する揺動ラック1と、この揺動搬送途中の大根Aを受けて重量を計量する計量受2と、この計量された大根Cを受けて搬送しながら重量区分に選別する選別コンベア5等から構成される。このうち揺動ラック1は、洗浄装置4と選別コンベア5との間に配置されるもので、左右のフレーム側板6間に、前後一対のクランク7,8に支持されて、前後方向へ揺動される。このクランク軸7,8は軸受ベース9に軸装されて、前後軸間距離は一定に保持されると共に、これらクランク軸7,8周りに嵌合のローラ10を、前後方向のフレームレール11上に移動自在に支持させる。揺動ラック1は、これら前後のクランク軸7,8のクランク部12に軸受けし、各クランク軸7,8のクランク部12は同位相位置に設定している。又、前後のクランク軸7,8の一側端にはチエン13を掛け渡して同期回転するように構成している。このような構成により、前側のクランク軸7を回転することによってチエン13を介して後側のクランク軸8が回転されて、各クランク部12により支持される揺動ラック1が回動揺動される。又、このような回転揺状態を維持して、クランク軸7を前後に一定間隔往復移動することによって、軸受ベース9が各ローラ10に支持されてフレームレール11上を前後一直線状に往復移動案内される。
【0013】
前記揺動ラック1は、針金線形態の線材を鋸歯形状に屈曲形成させて、適宜のラック間隔3を有して複数本を平行状に配置させる。各ラック部14のピッチは長物の対象によって異なり、一ピッチ間に大根A一本を係合しうる形態としている。揺動ラック1の下側には前後各クランク部12に軸受けするためのブラケット15を有する。このような揺動ラック1は、適宜厚さの鋸板状、又は適宜幅の帯板状の形態にして、この上縁を鋸歯状に形成することもできる。
【0014】
前記揺動ラック1の連動は、モータ17によりチエン16を経て連動されるクランク軸18を介して回転され、各ラック部14が前後に長い楕円形状の搖動軌跡線Dを描くように往復移動される。クランク軸18のクランク部19と前記クランク軸7との間には、これらの軸に固定のスプロケット20,21間にチエン22が掛け渡されて、このクランク軸18の回転によってクランク軸7が回転される。又、このクランク軸18のクランク部19とクランク軸7の間はクランクロッド23で連結されて、このクランク軸18の回転によてクランク軸7が往復移動されて、軸受ベース9は揺動ラック1全体を支持した状態で前記フレームレール11に対して一定間隔前後に移動される。このため前記搖動軌跡線Dは、上下方向の短径を短くして、前後方向の長径を長くすることができる。
【0015】
前記ラック間隔3部における揺動ラック1の側部に沿って、針金線状、乃至板金成形の固定ラック24が配置される。この固定ラック24のラック部は揺動ラック1と略同形態に形成されて、揺動ラック1で送出される大根Aを受けて、この揺動ラック1が後側へ揺動する間支持するものである。計量受2は大根Aを支持し易いように側面視でY字形に形成して、揺動ラック1の終端部近くに配置して、該固定ラック24の支持面よりも適宜間隔上位にして、この固定ラック24が計量受け2の計量作動の邪魔にならないようにしている。この計量受2は下端部をロードセル25を有して、大根Aの重量を計測できる。揺動ラック1の先端部26は一ラック部14だけ計量受2よりも前方へ揺動移動しうる構成としている。
【0016】
前記洗浄装置4は、多数の回転ブラシロール27を配置し、このブラシロール27の上面に大根Bを載せて回転搬送しながらブラッシング洗滌する。このブラシロール27の上側にはブラシ28を下方に向けて植設したマット29が設けられて、大根Bの洗滌効果を高める。このブラシマット29の上方に散水ノズル30を設けて、散水しながらブラシ洗滌を行わせるものである。この始端部の供給台31から大根Bを、ブラシロール27の軸32方向と平行状態にして供給すると、各ブラシロール27の回転によって上側のブラシ28との間にブラッシングを受けながら搬送されて、この始端部に連設される前記揺動ラック1の始端部に各揺動ラック1の方向と直交状態にして供給される。
【0017】
この揺動ラック1の始端部に配置の選別コンベア5は、揺動ラック1による搬送方向とは直交状態にベルト形態のコンベアとして水平状に張設され、この選別コンベア5の途中には、選別フレーム36に選別スクレパー33をスクレパー軸34の周りに回動可能に設け、この各選別スクレパー33と対向して選別シュート35を配置している。前記揺動ラック1のラック先端部26は、この選別コンベア5の始端部上面にのぞむように作動されて、このラック先端部26に支持して送出する大根Aをこの選別コンベア5の上側面でこの搬送方向と平行状態に受けることができる。
【0018】
この選別コンベア5上に受けた大根Cは、この選別コンベア5の駆動回転によって搬送されると共に、前記揺動ラック1部におけるロードセル25による計量とコントローラからの出力によって、選別指定位置の選別スクレパー33が回動作動されて、この大根Cが指定の選別スクレパー33位置に搬送されたとき、この選別コンベア5上面から選別シュート35に選別排出される。このような選別スクレパー33は、選別重量域毎に設けられていて、選別排出はロードセル25の重量計測に基づいてコントローラを介して選別出力される。各選別スクレパー33による選別排出を受けなかった大根Cは選別コンベア5の終端部から選別シュート37に排出される。
【0019】
供給台31から洗浄装置4に大根Bを供給すると、ブラシロール27の回転によってブラッシング作用を受けながら洗滌されて搬送される。この終端部から一本毎揺動ラック1の始端部に供給載置される。大根Aは長さによって各揺動ラック1にわたって支持される。このとき大根Aは、全長にわたって同期ピッチ位置のラック部14に係合されて、搬送方向と直交状の姿勢を維持して搬送される。又、各ピッチのラック部14には単一の大根A毎係合されて、複数本は係合されない。この大根Aの搬送順位をA1,A2,A3とすると図3のように、揺動ラック1の終端部では大根A2を支持して下動するとき、計量受2に受けさせてロードセル25による重量計測を行わせる。このとき既に計量受2上から前側へ搬送された大根A1は先行のラック先端部26で支持されて、前側の選別コンベア5側へ送り出される。この搖動ラック1の下動と固定ラック24の先端部との関係によって大根A1が前側の選別コンベア5上面に落下されて、選別コンベア5へ受け継ぎ移送される。
【0020】
このような揺動ラック1の揺動による大根Aの搬送は、前記クランク軸7,8の回転による揺動作用と、クランク軸18の回転によりクランク軸7,8が前後往復移動との合成揺動によって、上下揺動よりも前後揺動ストロークを長くした搖動軌跡線Dの長楕円形態に行われるため、大根Aの送出を静かに円滑に搬送することができ、各大根A1,A2,A3の送出間隔を大きく維持して、計量受2への載置を干渉なく行わせる。又、この計量受2による大根Aの載置が静かに行われて、正確な重量計測を行わせることができる。
【0021】
このような揺動ラック1の揺動毎に大根Aを一本毎に繰出しながら、途中で計量受2で受けて計量して、選別コンベア5に載置させる。この大根Aは長手方向を選別コンベア5の搬送方向に沿わせるようにして搬送され、ロードセル25によって計測されて選別指定された選別スクレパー33の位置に搬送されたとき、選別スクレパー33の回動によって選別シュート35上に排出される。このように供給台31から供給される大根の長手方向は、この洗浄装置4から揺動ラック1を経て、選別コンベア5等を搬送される行程にわたって一定の方向に向った姿勢を維持されるため、速かな搬送、計量、選別処理を行わせることができ、各部相互間の連結構成を簡単化することができ、大根に損傷を与えることも少くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】揺動ラック部の側面図。
【図2】その平面図。
【図3】その一部搖動ラック部の作動状態を示す側面図。
【図4】全体の平面配置図。
【図5】その洗浄装置部の側面図。
【図6】その選別コンベア部の側面図。
【符号の説明】
1 揺動ラック
2 計量受
3 ラック間隔
4 洗浄装置
5 選別コンベア[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a long measuring device, and can be used as a device for measuring or sorting relatively long vegetables such as radish, burdock, long cucumber, cucumber, eggplant, and fish such as hamachi and bonito.
[0002]
[Prior art]
A technique is known in which a measuring instrument for measuring weight is provided in the middle of a conveyor such as a roller conveyor or a belt conveyor, and a container such as a cardboard case to be conveyed is received by the measuring instrument and measured.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
The weight sizer type that weighs and sorts while placing an object on a sorting tray and transports it is suitable for round shapes such as mandarin oranges, apples, and potatoes, and small shapes, but it is large like radish and hamachi fish. It is difficult to fit a long shape. In weighing and sorting long objects such as these radishes, it is necessary to align the posture or direction during conveyance in parallel and reduce vibration and impact during weighing.
[0004]
[Means for Solving the Problems]
According to the first aspect of the present invention , a long object placed on the
[0005]
Further, the
When the
[0006]
Further, the swinging
[0007]
Further, a cleaning device 4 is provided on the starting end side of the
[0008]
【The invention's effect】
According to the first aspect of the present invention, a long object is intermittently conveyed by the swing of the
[0009]
Further, the swinging
[0010]
The
[0011]
Further, a cleaning device 4 is provided on the starting end side of the
[0012]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
An embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings. A radish sorting device for weighing and sorting radishes as long vegetables receives a washing device 4 for washing radishes B, a rocking
[0013]
The
[0014]
The
[0015]
A wire-line-shaped or sheet-metal-formed
[0016]
The cleaning device 4 has a large number of rotating brush rolls 27 and performs brushing washing while rotating and transporting the radish B on the upper surface of the
[0017]
The sorting
[0018]
The radish C received on the sorting
[0019]
When the radish B is supplied from the supply base 31 to the cleaning device 4, it is washed and conveyed while receiving a brushing action by the rotation of the
[0020]
The conveyance of the radish A by the swing of the
[0021]
Each time the
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a side view of a rocking rack portion.
FIG. 2 is a plan view thereof.
FIG. 3 is a side view showing an operating state of the partially peristaltic rack portion.
FIG. 4 is an overall plan view.
FIG. 5 is a side view of the cleaning device.
FIG. 6 is a side view of the sorting conveyor unit.
[Explanation of symbols]
1
Claims (1)
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2003
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