JP4317720B2 - 通話情報管理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、通話記録管理装置に係り、特に電話による通話のデジタル記録に対してタイムスタンプを付する通話情報管理装置に関するものである。
現在、電話機の機能として電話機自体に内蔵されていたり、電話機に接続することで通話内容をデジタル記録し保存、再生を行う通話情報管理装置が普及している。例えば、特許文献1に記載の「音声情報管理装置」では、電話機や無線機による音声通話を、通話の開始時刻、終了時刻を付帯させて記録し、その記録した通話情報を管理する「音声情報管理装置」が提案されている。この装置を使って通話内容を記録する場合、自身の内部時計の時刻情報に由来した時刻情報を基に、通話記録の開始時刻と完了時刻を通話内容のデータに付けたし合わせて記録し、その時刻情報を管理情報としている。
特開2002−278576号公報
しかしながら、この装置で記録した通話内容を証拠として採用しようとした場合、連続している通話記録の部分部分には一切時刻情報が記録されていないため、一旦、記録した内容を部分的に抽出して別の装置に再記録すると、時刻情報は失われ、通話のなされた時刻を遡及することは不可能になってしまう問題があった。
また、記録したデータを付け足したり、あるいは部分的に削除するなど改ざんが行われた場合、その部分を発見することは非常に困難な作業であるため、いくら正当な通話記録であると主張しても証拠性は高いと言えない。更に、時刻情報は電話機、又は、通話情報管理装置の内部時計に由来した時刻であるため、予め所有者に都合の良い時刻に時計を合わせてしまっている可能性もあり、この点からも証拠性は疑問視される問題があった。
そこで本発明の目的は、通話のなされた時刻を遡及することが可能にして、証拠性の高い通話情報管理装置を提供することである。
(1) 上記目的を達成するために、本発明の請求項1の通話情報管理装置は、電話機に内蔵、或いは接続されて自動的、又は、使用者の操作によって通話内容をデジタル記録する通話情報管理装置であって、
通話情報を管理する通話管理部と、この通話管理部の出力信号と電話機からの音声信号を入力とする入力回路部とから成り、
上記の通話管理部は、通話時刻を規定する内部時計と、内部時計からの現在時刻情報より、上記電話機のバンドパスフィルタによる通過帯域の上限周波数よりも高く、量子化手段でのサンプリング周波数の1/2よりも低い周波数帯における単独、又は、複数の周波数からなる信号を生成する信号生成手段と、記録したデジタルデータを音声として再生する信号再生手段と、記通話管理部に内蔵、又は、外部に取り付け可能なデジタル化した信号を記憶保存する記録手段とを備え、
上記の入力回路部は、上記電話機からの上記音声信号と上記信号生成手段にて生成された信号を重ねて合成する信号合成手段と、この信号合成手段によって合成された合成信号を、上記電話機のバンドパスフィルタによる通過帯域の上限周波数の2倍よりも高い上記サンプリング周波数で量子化する量子化手段とを備えていて、
上記の信号合成手段により、記録している通話の上記音声信号に上記信号生成手段で生成された信号を連続または離散的に重ねて成る合成信号を、上記量子化手段により上記のサンプリング周波数で量子化すると共に、上記の記録手段にデジタルデータとして記録保存し、事後、この記録保存したデータをフィルタリング手段を介して上記信号再生手段で再生するように構成したことを特徴とする。
) 請求項の通話情報管理装置は、前記フィルタリング手段が、電話のバンドパスフィルタによる通過帯域の上限周波数を閾値として、閾値より高い周波数を遮断するローパスフィルタと、前記閾値より低い周波数を遮断するハイパスフィルタから成ることを特徴とする。
) 請求項の通話情報管理装置は、前記信号生成手段で生成された所定の信号が、前記通話管理部に搭載された内部時計の時刻情報をコード化するエンドコード演算手段を用いて、前記内部時計が示す現在時刻情報をコード化した信号であることを特徴とする。
) 請求項の通話情報管理装置は、前記信号生成手段で生成された所定の信号が、前記通話管理部に搭載された内部時計が歩進するパルス状の信号であることを特徴とする。
) 請求項の通話情報管理装置は、前記信号生成手段で生成された所定の信号が、前記通話管理部ごとに定められた周波数の組み合わせで構成された通話管理部のID信号であることを特徴とする。
) 請求項の通話情報管理装置は、通話記録が終了した後一定の時間記録を継続し、自身に搭載された内部時計の現在時刻情報をコード化する前記エンコード演算手段を用い、通話記録の完了時刻をコード化して発信した信号を前記サンプリング周波数で量子化し、記録したデータの末尾に追加して記録することを特徴とする。
) 請求項の通話情報管理装置は、コード化されて記録された時刻情報のコードを前記ハイパルフィルタで抽出し、コード化された時刻情報を、デコード演算手段を介して時刻情報とし、表示、又は、音声合成による音声への変換を行うことを特徴とする。
) 請求項の通話情報管理装置は、コード化されて記録された音声信号を前記ローパスフィルタで抽出し、前記信号再生手段を介して音声として再生することを特徴とする。
) 請求項の通話情報管理装置は、前記内部時計、正確かつ公正な時刻情報を生成し配信する時刻配信機関とのネットワークを経由した直接通信、または、ネットワークに接続された情報端末を介した間接通信によってのみ、内部時計の時刻校正処理を可能とすることを特徴とする。
上記(1)〜()で述べた手段から成る本発明によれば、電話機に接続して通話内容を記録するための通話情報管理装置において、通話データをデジタルサンプリングして記録するためのサンプリング周波数を電話機におけるバンドパスフィルタの最大周波数の2倍より高い周波数とする。
通話情報管理装置は、内部時計を持ち、通話記録開始時点、終了時点および通話途中の適当な時点において、内部時計に由来した記録開始時刻の情報をコード化したパルス信号群を発信し、それ以外の時点では、時刻情報間を補完するタイミングマーカとして内部時計の歩進に同期したパルス信号を発信し、発信した信号を通話音声信号に重ねて加える。また、記録した通話情報管理装置を特定するために、パルス信号として使用しない周波数を単独または複数組み合わせて通話管理部のID信号を生成し、通話開始から終了まで連続して通話音声信号に重ねて発信可能なように構成しておく。
自動又は使用者の操作により通話情報管理装置で通話の記録が開始された場合、通話の音声信号に時刻情報をコード化したパルス信号群と同期したパルス信号と、通話管理部のID信号を重ねた合成信号を生成し、その生成された合成信号を前記条件のサンプリング周波数でサンプリングして記録する。
記録が完了した時点で、内部時計に由来した終了時刻をコード化してサンプリングしたデジタルデータを記録したデータの末尾に付け加える。このデジタル化したデータを、電話機のバンドパルスフィルタの帯域の上限を閾値とするローパスフィルタに通して再生すると、音声が電話による通話と同等の品位で再生できる。また、電話機のバンドパスフィルタ上限を閾値とするバンドパスフィルタに通して再生すると、記録装置の内部時計に由来するコード化された時刻情報または歩進と同期したパルス信号と連続性のある通話管理部のID信号を再生できる。
そして、記録開始時点と終了時点および記録中に適当な間隔で記録したコード化された時刻情報をデコードして求めた任意の時刻情報からパルス信号の個数を計算することで、通話での任意の時点における装置の内部時計に由来した時刻も遡及可能となる。内部時計の時刻情報を、正確かつ公正な時刻情報を配信機関により監査可能な仕組み(例えば特願2002−366268に記載のキークロックのようなもの)を持たせれば、通話が行われた時刻を、認証機関で認証可能となる。
本発明は以上の如くであって、電話による通話内容を記録し保存する装置において、音声信号と分離抽出可能な時刻情報、ID情報からなる付帯信号を重ね合わせ、その合成された信号をデジタルサンプリングすることで、音声信号に付帯信号がしっかりと結び付いたデジタルデータを作成でき、事後、通話の音声品質を劣化せずに音声を再生したり、通話のなされた時刻を遡及したり、記録した通話情報管理装置を特定したりすることが可能となる。
また、本発明によれば、簡単な機器構成で通話内容を記録したデータに、しっかりと結び付いた時刻情報と記録した通話管理部のIDを連続的に埋め込むことが可能であり、例えば記録内容を部分的に抽出しても、その時刻を判別できる。また、時刻情報と連続的なID情報とによって、記録した内容を改ざんすることが困難でありかつ、記録した通話情報管理装置の特定も可能である。以上のように、本発明による通話情報管理装置を用いることで、非常に証拠性の高い通話記録を実現できる。
以下に、本発明の実施の形態による装置について、図1から図7を参照しながら説明する。図1は本発明の実施の形態による通話情報管理装置の構成ブロック図であって、図1において、10は電話機11等からなる通信機器と一般電話またはIP電話回線網12からなる通信網、20は世界時等の正確な時刻を配信する時刻配信機関、30はインターネット31等の通信回線網、40は通信網10からの音声信号を入力とする入力回路、50は音声信号や時刻信号を記録処理する通話管理部である。
さらに詳しくは、入力回路40は、電話機11からの音声信号や通話管理部50からの所定の信号を合成する信号合成手段としての信号合成部41と、この信号合成部41の出力信号を増幅する増幅部42と、増幅部42の出力信号をデジタル信号に変換する量子化手段としてのA/Dコンバータ43からなる。
通話管理部50は、時刻配信機関20からの正確な時刻情報を基に正確な歩進を行う内部時計51と、内部時計51の現在時刻情報を符号化処理するエンコード部52と、エンコード部52の符号化信号を入力として所定の信号を生成する信号生成手段としての信号生成部53と、入力回路40の上記量子化手段としてのA/Dコンバータ43の出力データを格納記録する記録部54と、ハイパスフィルタとローパスフィルタからなり記録部54の記録データをフィルタリングするフィルタ部55と、フィルタ部55の出力信号を増幅する増幅部56と、増幅部56の出力信号を入力とするスピーカー57と、フィルタ部55のハイパス信号をデコードするデコード部58と、デコード部58によるデコード(再生)された音声信号を合成する音声合成部59と、増幅部60と、スピーカー61と、デコード部58の出力信号を入力とする表示制御部(コントローラ)62、及び表示器63によって構成される。
図1の装置において、時刻配信機関20は、正確な時刻情報をインターネット31を介して通話管理部50の内部時計51に送信すると共に、定期的な監査を行う。内部時計51は、時刻配信機関20の時刻情報を基に自己の時刻を校正し、現在時刻情報をエンコード部52に送る。エンコード部52は、現在時刻を符号化し、符号化した時刻情報を上記信号生成手段としての信号生成部53に送る。信号生成部53は、時刻情報をサンプリングして時刻コード化した時刻コード信号と通話管理部50のID(識別)信号を入力回路40の上記信号合成手段としての信号合成部41に送る。
上記信号合成手段としての信号合成部41は、電話機11からの音声信号、時刻コード信号および通話管理部50のID信号を合成した合成信号を、増幅部42を介して上記量子化手段としてのA/Dコンバータ43に送る。このA/Dコンバータ43は、合成信号を電話機11のバンドパスフィルタによる通過帯域の上限周波数の2倍よりも高いサンプリング周波数で信号を量子化して記録部54に送信する。
記録部54は、格納記録した情報をフィルタ部55に送り、フィルタ部55はハイパス信号とローパス信号にフィルタリングし、ローパス信号は増幅部56を介してスピーカー57に送られると共に、ハイパス信号はデコード部58に送られる。デコード部58は、フィルタ部55からのハイパス信号を再生して、音声後合成部59に送ると共に、表示制御部62に送る。音声合成部59は音声合成信号を増幅部60を介してスピーカー61に送る。表示制御部62はデコード部58からの再生信号を基に時刻再生時の時刻を表示器63に送る。表示器63は時刻と内部時計51からの記録時を表示する。
また、エンコード部52は、通話記録を自動的または利用者の操作によって開始する場合、まず、内部時計51の時刻情報をエンコード化し、前記信号生成手段としての信号生成部53を介してパルス信号群として発生し、発信する。この記録開始時刻を起点に、内部時計51の歩進に同期したパルス信号を、前記信号生成手段としての信号生成部53を介して生成して、発信する。このパルス信号は、必要とする時刻の分解能に対応した記録部54自身で計測可能な間隔でも良いし、場合によっては人間が認識し易い1秒信号でもよい。
前記信号生成手段としての信号生成部53は、電話機11のバンドパスフィルタによる通過帯域の上限周波数よりも高く、上記サンプリング周波数の1/2の帯域における単独、又は複数の周波数成分で構成される任意の信号を生成する。同時に、通話管理部50固有の少なくとも一つの周波数からなるID信号も、前記信号生成手段としての信号生成部53で生成し、連続的に発信する。任意の時点で、内部時計由来の時刻情報をコード化したパルス信号群の発信と、内部時計の歩進に同期したパルス信号の発信を繰り返す。また、この信号と、連続した通話管理部50のID信号も含めて通話の音声信号に重ねて加えた合成信号を、前記量子化手段としてのA/Dコンバータ43を介して、電話機11のバンドパルスフィルタによる通過帯域の上限周波数の2倍よりも高いサンプリング周波数で量子化する。
記録部54は、記録部自体に内蔵しているメモリでも良いし、外部に接続したパソコンのハードデスクなどの記録装置を用いてもよい。また、パソコンを使用する場合は、パソコンの内部時計を手動で校正できないように管理した上で「内部時計」としてパソコンの内部時計を使用し、前記信号生成手段としての信号生成部53、フィルタリング手段、信号再生手段、エンコード演算手段とデコード演算手段をパソコンにインストールしたソフトウエアで構成してもよい。そのときは、上記の信号合成部41と量子化手段としてのA/Dコンバータ43を、電話機と回線網の間に置き、パソコンの入力ポートに量子化したデータを送る。
記録したデータの音声のみを再生する場合は、前記ローパスフィルタを介して電話機11のバンドパスフィルタの通過帯域と同等の帯域を再生する。記録したデータの時刻情報を再生する場合は、前記ハイパスフィルタを介して、時刻情報のパルス群をデコード演算手段で時刻情報に変換し、表示器あるいは音声合成で再生する。データを記録した通話管理部50のIDを確認するには、前記ハイパスフィルタを介して、時刻情報のパルス信号群の内部に記録されている上記のID信号をFFTすることで簡単に調べることができる。
現在、電話回線網を使った電話機による通過帯域は、通信データ量を軽減するために300Hzから3400Hzの周波数のみが伝送可能なバンドパスフィルタが使用されている。したがって、図2に示すように、量子化するためのサンプリング周波数を11.025KHz(CDなどの記録周波数の1/4の記録周波数)とすれば、5KHzまでの信号は十分にナイキストサンプリングすることが可能である。
ナイキストサンプリングとは、サンプリングの対象となる信号の1周期に対して2回より多くサンプリングすることであり、FFTなどの信号処理を行うための信号のサンプリング方法である。つまり、信号に含まれる最大周波数の2倍より高いサンプリング周波数でサンプリングすることである。
時刻情報をコード化したパルス信号群や歩進に同期したパルス信号、或いは通話管理部50のID信号を構成する周波数を4KHzから5KHzの周波数帯で構成する。内部時計51の時刻情報を、デジタルコード化するエンコード部52を介してコード化する。年、月、日、分、秒をコード化するには32bitで十分であるから、例えば2値化されたデータ1を5[msec]、0を10[msec]として、データの間隔をデータ0と同じ10[msec]としても、最大データ長は20[msec]であり、最大データの連続であっても640[msec]と十分に1秒以内に収まる。ただし、1秒以下の分解能で時刻情報を行う必要がある場合は、記録開始時点と記録終了時点、及び、通話中の適当な間隔で時刻コードを発信し、後は希望する分解能に応じた歩進パルスで完了すればよい。
記録されたデジタルデータを、サンプリングしたときと同じ11.025KHzで再生すると、図3に示すようにパルス信号が音声と重なり、あたかもノイズのごとく聞こえる。そこで、音声を再生する場合は、3.4KHz〜4KHzの任意の周波数を閾値としたローパスフィルタを介して再生すると、音声部のみが抽出できる。時刻情報は3.4KHz〜4KHzの任意の周波数を閾値としたハイパスフィルタを介して再生して時刻情報のコードを抽出し、このコードをデコードすることで調べることができる。
図3は実際に音声信号に、歩進パルスを重ね、その信号をサンプリングした結果を示す信号波形図であって、(A)に示す音声信号と(B)に示す歩進パルス信号を重ね合わせて、(C)に示すような音声信号に歩進信号を重ねた合成信号が得られる。図4は合成信号からローパルスフィルタで抽出した音声信号を示し、図5は合成信号からハイパスフィルタで抽出した歩進パルス信号を示す。
通話管理部50のIDは、図2に示すように、4KHz〜5KHzの周波数帯でパルス信号として使用しない周波数を使うこととする。上記周波数帯においてIDを構成する周波数を25Hzおきに定めたとすると、40個の周波数が選定できる。この内の30個を使ったとするとIDの種類は230(=107374万種類)となり十分な数のIDが確保できる。
時刻配信機関20は、内部時計51の時刻情報を定期的に監査校正するように、通話管理部50を常にネットワーク30に接続しておく。或いは、本通話管理部50自体、又は内部時計ユニットを着脱自在な構造として、ネットワークに接続可能な情報端末と接続する事によって内部時計51を監査校正する。この場合は、内部時計51に有効期限を設け、有効期限の切れた内部時計では常に記録時に時刻情報は発信せず通話管理部50のID信号のみを発信する。期限切れの内部時計は、ネットワークを介して時刻配信機関20と接続することで、時刻校正を行った後に有効期限の更新処理を行い、以後、次の有効期限までは通話記録時に時刻信号を発信する。
図6は音声処理の動作フローを示すもので、図面に示すように、ステップS1で自動又は使用者により記録開始操作を行い、ステップS2で記録部54は記録を開始する。ステップS3で、量子化手段としてのA/Dコンバータ43はサンプリングを開始し、ステップS4でID信号の発信を開始する。ステップS5に進み、エンコード部52は内部時計51の時刻情報をエンコードする。ステップS6で信号生成手段としての信号生成部53は時刻情報のパルス信号群を発信する。ステップS7で信号生成手段としての信号生成部53は内部時計51の歩進に合わせてパルス信号を発信する。ステップS8で通話が終了したか否かを判断する。ステップS8で通話が終了していないと判断すれば、ステップS9に進み、記録開始から一定時間が経過したか否かを判断する。一定時間が経過していれば、ステップS5に戻り、ステップS5からS6の動作を繰り返す。また、ステップS9で一定時間が経過していなければ、ステップS7に戻り、ステップS7からS8の動作を繰り返す。
ステップS8で通話が終了しておれば、ステップS10に進み、エンコード部52は内部時計51の時刻情報をエンコードする。次に、ステップS11で信号生成手段としての信号生成部53は、時刻情報のパルス信号群を発信し、ステップS12で上記ID信号の発信を停止し、ステップS13でサンプリングを停止する。ステップS14で記録部54が記録を終了して、装置の動作が終了する。
上記の実施例によれば、電話機に接続して電話による通話内容を記録するための通話情報管理装置において、記録した通話内容に内部時計に由来した時刻情報を、通話記録の開始時点から終了時点まで連続して埋め込み、後に記録した結果から通話が取り交わされたときの内容と時刻を識別可能とする。
通話管理部の内部時計が、正確かつ公正な時刻情報を配信する時刻配信機関の時計に由来し、同機関に継続的に監視されていることを前提に、記録された通話内容の時刻を認証機関が認証可能とすることで、通話のなされた時刻の認証性を高める。
本発明の実施の形態による通話情報処理装置の構成ブロック図。 本発明の実施の形態による通話情報処理装置を実現した場合の周波数帯域の振り分けを示す説明図。 本発明の通話情報処理装置の実際の音声信号に、歩進パルスを重ね、その信号をサンプリングした結果を示す波形図。 本発明の実施の形態による通話情報処理装置においてサンプリングした結果にローパルスフィルタをかけて抽出した音声情報の波形図。 本発明の実施の形態による通話情報処理装置のおいてサンプリングした結果にハイパルスフィルタをかけて抽出した歩進パルス情報の波形図。 本発明の実施の形態による通話情報処理装置における音声処理の動作フローチャート。
符号の説明
10 通話回線網
11 電話機
12 一般またはIP電話回線網
20 時刻配信機関
30 通信回線網
31 インターネット
40 入力回路部
41 信号合成手段としての信号合成部
43 量子化手段としてのA/Dコンバータ
50 通話管理部
51 内部時計
52 エンコード部
53 信号生成手段としての信号生成部
54 記録部
55 フィルタ部
57 スピーカー
58 デコード部
59 音声合成部
61 スピーカー
62 表示制御部
63 表示器

Claims (9)

  1. 電話機に内蔵、或いは接続されて自動的、又は、使用者の操作によって通話内容をデジタル記録する通話情報管理装置であって、
    通話情報を管理する通話管理部と、この通話管理部の出力信号と電話機からの音声信号を入力とする入力回路部とから成り、
    上記の通話管理部は、通話時刻を規定する内部時計と、内部時計からの現在時刻情報より、上記電話機のバンドパスフィルタによる通過帯域の上限周波数よりも高く、量子化手段でのサンプリング周波数の1/2よりも低い周波数帯における単独、又は、複数の周波数からなる信号を生成する信号生成手段と、記録したデジタルデータを音声として再生する信号再生手段と、上記通話管理部に内蔵、又は、外部に取り付け可能なデジタル化した信号を記憶保存する記録手段とを備え、
    上記の入力回路部は、上記電話機からの上記音声信号と上記信号生成手段にて生成された信号を重ねて合成する信号合成手段と、この信号合成手段によって合成された合成信号を、上記電話機のバンドパスフィルタによる通過帯域の上限周波数の2倍よりも高い上記サンプリング周波数で量子化する量子化手段とを備えていて、
    上記の信号合成手段により、記録している通話の上記音声信号に上記信号生成手段で生成された信号を連続または離散的に重ねて成る合成信号を、上記量子化手段により上記のサンプリング周波数で量子化すると共に、上記の記録手段にデジタルデータとして記録保存し、事後、この記録保存したデータをフィルタリング手段を介して上記信号再生手段で再生するように構成したことを特徴とする通話情報管理装置。
  2. 前記フィルタリング手段が、電話のバンドパスフィルタによる通過帯域の上限周波数を閾値として、閾値より高い周波数を遮断するローパスフィルタと、前記閾値より低い周波数を遮断するハイパスフィルタから成ることを特徴とする請求項1に記載の通話情報管理装置。
  3. 前記信号生成手段で生成された所定の信号が、前記通話管理部に搭載された内部時計の時刻情報をコード化するエンコード演算手段を用いて、前記内部時計が示す現在時刻情報をコード化した信号であることを特徴とする請求項1又は2に記載の通話情報管理装置。
  4. 前記信号生成手段で生成された所定の信号が、前記通話管理部に搭載された内部時計が歩進するパルス状の信号であることを特徴とする請求項1、2又は3に記載の通話情報管理装置。
  5. 前記信号生成手段で生成された所定の信号が、前記通話管理部ごとに定められた周波数の組み合わせで構成された通話管理部のID信号であることを特徴とする請求項1、2、3又は4に記載の通話情報管理装置。
  6. 通話記録が終了した後一定の時間記録を継続し、自身に搭載された内部時計の現在時刻情報をコード化する前記エンコード演算手段を用い、通話記録の完了時刻をコード化して発信した信号を前記サンプリング周波数で量子化し、記録したデータの末尾に追加して記録することを特徴とする請求項に記載の通話情報管理装置。
  7. コード化されて記録された時刻情報のコードを前記ハイパスフィルタで抽出し、コード化された時刻情報を、デコード演算手段を介して時刻情報とし、表示、又は音声合成による音声への変換を行うことを特徴とする請求項に記載の通話情報管理装置。
  8. コード化されて記録された音声信号を前記ローパスフィルタで抽出し、前記信号再生手段を介して音声として再生することを特徴とする請求項に記載の通話情報管理装置。
  9. 前記内部時計が、正確かつ公正な時刻情報を生成し配信する時刻配信機関とのネットワークを経由した直接通信、又は、ネットワークに接続された情報端末を介した間接通信によってのみ、内部時計の時刻校正処理を可能とすることを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7又は8に記載の通話情報管理装置。
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