JP4317388B2 - 水力発電装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、蛇口から射出される水道水などの流れを利用して水力発電を行う水力発電装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
蛇口の下方位置に手を差し出したとき、それをセンサが感知すると、蛇口から水を自動的に流すように構成した自動水栓装置が普及しつつある。また、近年、水道水の流路の途中位置に小型の水力発電装置を設けるとともに、この水力発電装置によって得た電力を蓄え、この電力を自動水栓装置のセンサ回路に供給する装置も案出されている。
【0003】
この種の水力発電装置としては、従来、流体入口から流体出口までの間に水車室を備えた流路を構成する本体ケースと、この本体ケースの上面を覆うカバーとを有し、本体ケースの上面に形成された溝によって、本体ケースとカバーとの間には、水車室内の発電用水車の羽根に向けて流体を高速で射出させる射出口を設けたものが案出されている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
このような水力発電装置では、射出口から水車室内の発電用水車の羽根に向けて流体を高速で射出させるため、少ない流量でも効率よく発電用水車を回転させることができる。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−81361号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
この種の水力発電装置は、様々な状況下で使用されるという性質上、様々な仕様のものが求められる。例えば、水路抵抗や流量が異なれば、発電量も変化するため、その使用状況に応じて、発電用水車の羽根に高速で射出するための射出口の大きさを変更する必要がある。しかしながら、その仕様毎に本体ケースを製作したのでは、本体ケースを製作するための金型代に多大な費用が発生するとともに、短納期に対応することができないという問題点がある。
【0007】
以上の問題に鑑みて、本発明の課題は、大幅な設計変更しなくても、射出口の開口面積を変更可能にして、低コスト化および短納期化を達成可能な水力発電装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明では、流体入口から流体出口までの間に水車室を備えた流路を構成するケース本体と、該ケース本体の上面を覆うカバーと、前記水車室に配置された発電用水車と、該発電用水車に連動して回転するロータマグネットとを有する水力発電装置において、前記ケース本体と前記カバーとの間には、前記ケース本体および前記カバーのうちの一方側部材における他方側部材との対向面に形成された溝によって前記発電用水車の羽根に向けて流体を高速で射出させる射出口が形成されている一方、前記他方側部材における前記一方側部材との対向面には、前記溝内に入り込んで前記射出口の開口面積を調節する突起が形成されていることを特徴とする。
【0009】
すなわち、2つの部材の一方に形成した溝によって射出口を形成したことを利用して、他方の部材には、溝内に入り込んで射出口の開口面積を調節する突起を形成したことを特徴とする。従って、本発明では、設計変更が容易、あるいは金型代の安価な方の部材において、突起を形成するか否か、あるいは突起をどのようなサイズで形成するかによって、射出口の開口面積を調整することができる。それ故、射出口を設計変更しなくても、射出口の開口面積を調整できるので、水力発電装置の低コスト化および短納期化を達成することができる。
【0010】
本発明において、前記射出口を構成する溝は、前記ケース本体の上面に形成されている一方、前記突起は、前記カバーの下面に形成されていることが好ましい。すなわち、ケース本体およびカバーのうち、設計変更が容易で、金型代が安価なゆえに部品コストの安価なカバーの方に突起を形成した場合には、突起のないカバー、突起の有するカバー、突起のサイズが異なるカバーのうちのいずれを用いるかによって、射出口の開口面積を調整でき、水力発電装置のさらなる低コスト化および短納期化を図ることができる。
【0011】
本発明において、前記本体ケースと前記カバーとの間には、前記本体ケースの上面に形成された環状凹部によって前記水車室の上方位置を囲む環状の導水路が形成され、前記射出口は、前記導水路から前記発電用水車の羽根に向かって複数、形成されている一方、前記カバーには、前記射出口の開口面積を調節する前記突起が複数、形成されていることが好ましい。このように構成した場合には、発電用水車の羽根に対して複数箇所から流体を噴射するので、発電効率が向上する。この場合も、カバーに複数の突起を設けるだけで、複数の射出口の各々について開口面積を調整することができる。
【0012】
本発明において、前記複数の突起には、突出寸法の異なる複数の突起が含まれていることが好ましい。射出口を複数、形成した場合には、導水路との位置関係などによって、射出口から噴射される流体速度がばらつくことがあるが、このような場合でも、複数の突起に大小をつければ、各射出口から噴射される流体速度がばらつきを解消して発電効率を高めることができるなどの利点がある。
【0013】
本発明において、前記流体は、蛇口から射出される水である。このような水力発電装置は、例えば、自動水栓装置のセンサなどに対して電力を供給するために用いられる。
【0014】
【発明の実施の形態】
図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。
【0015】
(全体構成)
図1は、本発明を適用した小型の水力発電装置の平面図である。図2は、図1の矢印II方向からみた側面図である。図3は、図1に示す水力発電装置の縦断面図である。
【0016】
図1、図2および図3に示すように、本形態の水力発電装置100は、流体入口12、流体出口13、および流路110を備えた本体ケース1と、本体ケース1に形成された水車室50と、水車室50の中心位置で直立する支軸7と、この支軸7に対して回転可能に支持された回転体4と、この回転体4に被さるように本体ケース1に取り付けられたステンレス製のカップ状ケース5と、このカップ状ケース5の円筒部55の外周側に配置されたステータ部6と、このステータ部6に被さるように本体ケース1に取り付けられた樹脂ケース9とから構成されている。後述するように、回転体4には、その中央に支軸7が嵌る軸孔41(軸受)が形成されているとともに、その下端側に発電用水車3が構成され、上半部の外周面にはロータマグネット2が固着されている。
【0017】
本形態では、本体ケース1に支軸7の下端部を圧入固定した後、環状のカバー15を取り付け、しかる後に支軸7に対して回転体4を取り付け、次に、シール用のOリング8を嵌め込んだカップ状ケース5を本体ケース1に圧入し、次に、カップ状ケース5の円筒部55の周りにステータ部6を取り付け、次に、このステータ部6に被さるように本体ケース1に樹脂ケース9を取り付けた構造になっている。また、本体ケース1の水車室20を覆う円環状のカバー15によって、図5を参照して後述するように、発電用水車3に対して半径方向の外側から水を吹き付ける注水部30が構成されている。
【0018】
(本体ケースおよびカバーの構成)
図4および図5はそれぞれ、図1に示す水力発電装置に用いた本体ケースの平面図、および断面図である。図6(A)、(B)はそれぞれ、図3に示す水力発電装置において、本体ケースとともに射出口を構成するカバーの底面図、および断面図である。
【0019】
本形態の水力発電装置100において、本体ケース1は、本体部11と、この本体部11から両側に各々突出している筒状の流体入口12および流体出口13とを備えている。本体部11の内部には、流体入口12の側で立ち上がって水車室50を区画する注水用壁201が形成され、この注水用壁201と、本体部11の内壁とによって水車室50が構成されている。
【0020】
水車室50において、その底部には、支軸7の下端を保持する軸受け孔112が形成されている。この軸受け孔112は、水車室50の底部に形成されたボス51の上面に形成され、支軸7に回転体4を取り付けた状態において、発電用水車3の下方位置には、回転体4において発電用水車3の下方に突き出た突起42の高さ寸法と、ボス51の高さ寸法とを合わせた高さ寸法の排出空間25が形成されている。
【0021】
注水部30は、流体入口12から流れ込んできた水の流路110を絞り、水の勢いを強くして発電用水車3の羽根に吹き付けてぶつけるためのものである。
【0022】
このような注水部30を構成するにあたって、本形態では、まず、図4および図5に示すように、本体ケース1において、水車室50の周りには、2つの環状面18、19が段差を介して形成されている。これらの環状面18、19のうち、内側の環状面18には環状凹部26が形成され、その内側で、水車室50を区画する側壁の上方には、周方向に延びた5つの注水用壁201、202、203、204、205が形成されることにより、本体ケース1とカバー15との間には、水車室50の上方位置を囲む環状の導水路27が構成されている。ここで、環状凹部26は、注水用壁201の外周側に位置する部分が流体入口12と連通している。
【0023】
このように構成した環状面18に対しては、図6に示す円環状のカバー15が被せられる。このカバー15の内径寸法は、水車室50の内径と同じであり、このカバー15の外径寸法は、2つの環状面18、19を構成する段差の内径よりわずかに小さい。従って、カバー15はその内周部分が、周方向に延びた5つの注水用壁201、202、203、204、205の上面に載置され、その外周部分が環状面18上に載置される。
【0024】
ここで、注水用壁201、202、203、204、205の上面には、細い溝206が形成されている一方、カバー15には、各溝206に嵌る突起156が形成されている。このため、本体ケース1にカバー15を被せた状態で突起156が溝206に嵌ることにより、カバー15と、注水壁201、202、203、204、205との隙間からの水漏れを防止している。
【0025】
また、カバー15を注水用壁201、202、203、204、205の上面に載置した状態において、カバー15は導水路27の上を覆うとともに、注水用壁201、202、203、204、205の狭い溝状の途切れ部分によって、水車室50の内周面で開口する複数の射出口221、222、223、224を構成することになる。射出口221、222、223、224は、水車室50に配置された発電用水車3の周りで開口し、本体ケース1の流体入口12から流れ込んだ水を発電用水車3の半径方向外側から、図7を参照して後述する羽根31に向けて水を射出する。
【0026】
さらに、本形態では、カバー15の下面のうち、射出口221、222、223、224に対応する部分には、それぞれ対応する射出口221、222、223、224に入り込んで射出口221、222、223、224の開口面積を調整するリブ221a、222a、223a、224a(突起)が形成されている。
【0027】
また、本形態では、リブ221a、222a、223a、224aは、その突出寸法により、射出口221、222、223、224の開口面積がそれぞれ調節されている。すなわち、図6(B)に示すように、4つの射出口221、222、223、224のうち、流量が多い射出口221、224に対応するリブ221a、224aについては突出寸法を小さくして、射出口221、224の開口面積を大きくし、流量が少ない射出口222、223に対応するリブ222a、223aについては突出寸法を大きくして、射出口222、223の開口面積を小さくしてある。それ故、射出口221、222、223、224において、水は、略等しい流速で羽根31に向けて吹き付けられる。
【0028】
なお、カバー15には、下方に1枚の板状部151が延びており、この板状部151は、図3に示すように、発電用水車3の周りのうち、水車室50と流体出口13との連通部分131において発電用水車3の側方を覆った状態となる。
【0029】
(発電部の構成)
再び図3において、本体ケース1にカバー15を取り付けた状態においてカバー15の上面には凹部14が形成されるので、そこにカップ状ケース5の下面側が嵌めこまれる。カップ状ケース5は、中央の円筒部55の下端縁から外周側にフランジ部が広がり、かつ、フランジ部は、外周側が上方に屈曲した後、外側に折れ曲がっていることにより、下面側には環状部分56が形成され、この環状部分56が凹部14にはめ込まれている。この際、環状部分56の外周部分と凹部16との間にOリング8が配置され、ここでの液密が確保されている。このカップ状ケース5において、円筒部55の上面には、支軸7の上端部を支持する軸受部分52が形成されている。
【0030】
このようにして本体ケース1に被せられたカップ状ケース5の円筒部55に対しては、環状に構成されたステータ部6が装着される。ステータ部6は、軸方向に重ねて配置された2つの相601、602で構成されている。各相601、602は、それぞれ外ヨーク61と、この外ヨーク61に一体的に形成された外極歯611と、内ヨーク62と、この内ヨーク62に一体的に形成された内極歯621と、コイルボビンに巻回されたコイル63とを備えている。コイル63の巻き始め部分および巻き終わり部分は、それぞれ端子部64に接続されている。
【0031】
このような構成のステータ部6をカップ状ケース5の円筒部55の外側部分に嵌めこんだ状態で、ステータ部6の各極歯611、621と、回転体4に装着されているロータマグネット2との間には磁束が流れている。従って、発電用水車3とともに、回転体4全体が回転すると、この磁束の流れの変化が生じ、この流れの変化を防止する方向にコイル63に誘起電圧が発生する。この誘起電圧は、端子部64から取り出される。このような形で取り出された誘起電圧は、回路により直流に変換され、所定の回路(図示省略)を通して整流され電池に充電される。
【0032】
また、ステータ部6を覆うように樹脂ケース9が被せられ、この樹脂ケース9は、カップ状ケース5とともに本体ケース1に対してねじ10によって固定される。この樹脂ケース9には、図2および図3に示すように、端子部64を覆うフード部91が形成されている。このフード部91には、端子部64に一方端が接続されたリード線65の他端側を外部へ引き出すための引き出し部92が形成されている。この引き出し部92には、外部とステータ部6とを封止するシール剤(図示せず)が充填され、外部から引き出し部92を通ってステータ部6へ水が浸入するのを防止する構造になっている。
【0033】
(発電用水車の構成)
図7(A)、(B)、(C)はそれぞれ、図3に示す水力発電装置に用いた回転体の一部を切り欠いて示す側面図、平面図、および底面図である。
【0034】
図7(A)、(B)、(C)に示すように、発電用水車3は、回転体4の下端部に形成された胴部33と、この胴部から放射状に形成された羽根31とから構成されている。胴部33は、軸孔41を構成する円筒状の小筒部331と、この小筒部331より径の大きい大筒部332と、両筒部331、332を連結した骨部333とから形成されている。なお、両筒部331、332の間は軸方向に貫通し、このような貫通部分334によって水車室50において水を循環させ、回転体4(発電用水車3)の回転を滑らかにする。
【0035】
羽根31は、各射出口221、222、223、224から射出される水の圧力を受けやすいように途中部分が湾曲している。このため、発電用水車3は、流体入口12から流れ込んだ水が各射出口221、222、223、224で絞られて圧力を高められた状態で羽根31に勢い良くぶつかり、その水力で支軸7を回転中心として回転するようになっている。
【0036】
回転体4において、その上半部分にはロータマグネット2が嵌めこまれ、このロータマグネット2の外周面には多極着磁がなされている。
【0037】
このように構成した水力発電装置100において、以下に説明するように、流体入口12から流れ込んだ水は、流体入口12から流体出口13までの間に水車室50を備える流路110(図3に矢印Aで示す)を通って発電に寄与する。
【0038】
まず、水力発電装置100において、流体入口12から流れ込んだ水は、注水用壁201にぶつかって上方に流れ、本体ケース1の環状面18とカバー15と間において、凹部26からなる導水路27を通って各射出口221、222、223、224から水車室50の発電用水車3の羽根31に射出される。その結果、発電用水車3が回転する。発電用水車3を回し終えた水は、下方に形成されている排出空間25に落下し、そこから流体出口13に向かう。
【0039】
(本形態の効果)
以上説明したように、本形態では、本体ケース1とカバー15との間に射出口221、222、223、224を形成したことを利用して、カバー15の方には、射出口221、222、223、224の開口面積を調節するリブ221a、222a、223a、224aを形成してある。従って、本体ケース1を作り直さなくても、カバー15にリブを形成するか否か、あるいはリブをどのようなサイズで形成するかによって、射出口221、222、223、224の開口面積を調整することができる。従って、射出口221、222、223、224を設計変更しなくても、その開口面積を調整できるので、水力発電装置100の低コスト化および短納期化を達成することができる。しかも、本形態では、設計変更が容易、かつ、金型代が安価なカバー15の方にリブ221a、222a、223a、224aを形成したので、リブのないカバー、リブの有するカバー、リブのサイズが異なるカバーを準備しておき、そのうちのいずれを用いるかによって、射出口221、222、223、224の開口面積を調整できるため、水力発電装置100の低コスト化および短納期化に有利である。
【0040】
また、本形態では、4つの射出口221、222、223、224のうち、流量が多い射出口221、224に対応するリブ221a、224aについては突出寸法を小さくして、射出口221、224の開口面積を大きくする一方、流量が少ない射出口222、223に対応するリブ222a、223aについては突出寸法を大きくして、射出口222、223の開口面積を小さくしてあるため、射出口221、222、223、224の各々から、略等しい流速で羽根31に水が吹き付けられる。しかも、対称位置にある射出口221、224同士、および射出口222、223同士については、同一の開口面積にしてあるので、発電用水車3を均等に回すことができる。それ故、水路全体の水路抵抗を抑えながら、発電量を上げることができる。
【0041】
[その他の実施の形態]
なお、上記形態では、射出口221、222、223、224に向けて突出するリブ221a、222a、223a、224aの突出寸法を相違させたが、全てのリブにおいて突出寸法を同一としてもよい。
【0042】
また、上記形態では、本体ケース1の方に射出口を構成する溝を形成し、カバー15の方に、溝内に入り込んで射出口の開口面積を調節する突起を形成したが、カバー15に射出口を構成する溝を形成し、本体ケース1の方に、溝内に入り込んで射出口の開口面積を調節する突起を形成してもよい。
【0043】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る水力発電装置では、2つの部材の一方に形成した溝によって射出口を形成したことを利用して、他方の部材には、溝内に入り込んで射出口の開口面積を調節する突起を形成したことを特徴とする。従って、本発明では、設計変更が容易、あるいは金型代の安価な方の部材において、突起を形成するか否か、あるいは突起をどのようなサイズで形成するかによって、射出口の開口面積を調整することができる。従って、射出口を設計変更しなくても、射出口の開口面積を調整できるので、水力発電装置の低コスト化および短納期化を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した小型水力発電装置の平面図である。
【図2】図1の矢印II方向からみた側面図である。
【図3】図1に示す小型水力発電装置の縦断面図である。
【図4】図1に示す小型水力発電装置に用いた本体ケースの断面図である。
【図5】図1に示す小型水力発電装置に用いた本体ケースの平面図である。
【図6】(A)、(B)は、図1に示す小型水力発電装置において、本体ケースと一緒に射出口を構成するカバーの底面図、および断面図である。
【図7】図1に示す小型水力発電装置に用いた回転体の一部を切り欠いて示す側面図、平面図、および底面図である。
【符号の説明】
1 本体ケース
2 マグネット
3 発電用水車
4 回転体
5 カップ状ケース
6 ステータ部
7 支軸
11 本体部
12 流体入口
13 流体出口
15 カバー
18、19 環状面
25 排出空間
26 溝状凹部
27 導水路
30 注水部
31 羽根
50 水車室
63 コイル
100 水力発電装置
110 発電用の流路
201、202、203、204、205 注水用壁
221、222、223、224 射出口
221a、222a、223a、224a リブ

Claims (5)

  1. 流体入口から流体出口までの間に水車室を備えた流路を構成するケース本体と、該ケース本体の上面を覆うカバーと、前記水車室に配置された発電用水車と、該発電用水車に連動して回転するロータマグネットとを有する水力発電装置において、
    前記ケース本体と前記カバーとの間には、前記ケース本体および前記カバーのうちの一方側部材における他方側部材との対向面に形成された溝によって前記発電用水車の羽根に向けて流体を高速で射出させる射出口が形成されている一方、前記他方側部材における前記一方側部材との対向面には、前記溝内に入り込んで前記射出口の開口面積を調節する突起が形成されていることを特徴とする水力発電装置。
  2. 請求項1において、前記射出口を構成する溝は、前記ケース本体の上面に形成されている一方、前記突起は、前記カバーの下面に形成されていることを特徴とする水力発電装置。
  3. 請求項2において、前記本体ケースと前記カバーとの間には、前記本体ケースの上面に形成された環状凹部によって前記水車室の上方位置を囲む環状の導水路が形成され、
    前記射出口は、前記導水路から前記発電用水車の羽根に向かって複数、形成されている一方、前記カバーには、前記射出口の開口面積を調節する前記突起が複数、形成されていることを特徴とする水力発電装置。
  4. 請求項3において、前記複数の突起には、突出寸法が異なる複数の突起が含まれていることを特徴とする水力発電装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれかにおいて、前記流体は、蛇口から射出される水であることを特徴とする水力発電装置。
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