JP4317057B2 - 超臨界微粒子製造装置 - Google Patents

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Description

本発明は超臨界流体を利用した微粒子製造装置に関するものであって、特に生産性及び歩留まりを高めることのできる装置に係るものである。
近時、超臨界流体の物性が着目され、液体溶媒に代わる新たな溶媒として利用する研究が盛んに行われている。具体的には、食品、医薬品、農薬、化学薬品等の粉粒体の製造において、超臨界技術を利用した粒子製造手法の研究が行われており、その一つにRESS法(Rapid Expansion of Supercritical Solutions)と呼ばれる方法がある。この方法は、溶質(原料)を溶解させた超臨界流体を減圧により急速に膨張させて、溶質の過飽和溶解状態を作り出して溶質を析出させるものであり、核形成と粒子への成長を均質に行うことができるというものである。
そして前記RESS法を実施するための装置として、図6に示すような超臨界微粒子製造装置D′が存在する。この装置は、反応器1′内において溶質溶解超臨界流体Sを得て、このものを捕集器2′内に具えたノズル20′から噴霧することにより、溶質Mを微粒子状に析出させて粉粒体Gを得る装置である(例えば、特許文献1参照)。
なお、捕集器2′によって捕集されずに排気口24′から排出される微粉粒体G0は、金属製のフィルタ8′によって捕捉されるものであり、フィルタ8′が目詰まりを引き起こしてしまう前に定期的に分解洗浄(エタノール等の液体溶媒を用いた超音波での溶媒洗浄や手洗い。)を行うことにより、溶質Mの回収・再利用が図られている。
ここで前記捕集器2′内の雰囲気は常温、大気圧または設定圧力以下となるものの、安全面の観点から捕集器2′及び管路にはある程度の機密性が要求されるが、フィルタ8′を取り外すために何度も分解・組み立てを繰り返しているうちに、しだいに機密性が維持できなくなってきてしまうという問題があった。
また当然ながら洗浄作業中には装置を停止せざるをえず、生産性の低下を引き起こしてしまっている。
特願2003−174475(図1)
本発明はこのような背景を認識してなされたものであって、特にフィルタを洗浄するにあたって装置の分解を要することがなく、且つ装置の著しい稼働率低下を伴うことがなく、生産性及び歩留まりを高めることのできる、新規な超臨界微粒子製造装置の開発を技術課題としたものである。
すなわち請求項1記載の超臨界微粒子製造装置は、ポンプ及び予熱器によって溶媒を昇圧、昇温して超臨界流体とするとともに、反応器内において前記超臨界流体に溶質を溶解して溶質溶解超臨界流体を得て、更にこの溶質溶解超臨界流体をノズルから捕集器内に噴霧して急速に膨張させることにより、溶質を析出させて粉粒体を得るとともに、捕集器における排気口から流出する微粉粒体をフィルタによって捕捉・回収する装置において、前記フィルタは複数基が具えられ、そのうちのいずれかひとつまたは複数への流路が選択的に開通状態とされるものであり、更に前記フィルタと、前記予熱器と反応器との間とを管路で結び、捕集器とフィルタとを結ぶ主管路とは別系統で超臨界流体をフィルタに供給できるように構成されており、更に前記フィルタと、予熱器と反応器との間とを結ぶ管路は、フィルタの吸気側に接続されていることを特徴として成るものである。
この発明によれば、一のフィルタによって捕集器における排気口から流出する微粉粒体を回収しながら、他のフィルタの洗浄を装置の分解を要することなく行うことができる。このため、装置の著しい稼働率低下を伴うことなく、超臨界流体に溶解した溶質を回収して再利用し、生産性及び歩留まりを高めることができる。
また、フィルタに対し、微粉粒体を捕捉するときと同じ方向(併流方向)で超臨界流体が供給されるため、粉粒体が効率的に超臨界流体中に溶け込むこととなる。
また請求項記載の超臨界微粒子製造装置は、前記要件に加え、前記フィルタの排気側と、反応器または捕集器との間は、管路で接続されていることを特徴として成るものである。
この発明によれば、溶媒に対して溶け込んだ溶質あるいはフィルタから回収された粉粒体を再利用することができる。
また請求3記載の超臨界微粒子製造装置は、ポンプ及び予熱器によって溶媒を昇圧、昇温して超臨界流体とするとともに、反応器内において前記超臨界流体に溶質を溶解して溶質溶解超臨界流体を得て、更にこの溶質溶解超臨界流体をノズルから捕集器内に噴霧して急速に膨張させることにより、溶質を析出させて粉粒体を得るとともに、捕集器における排気口から流出する微粉粒体をフィルタによって捕捉・回収する装置において、前記フィルタは複数基が具えられ、そのうちのいずれかひとつまたは複数への流路が選択的に開通状態とされるものであり、更に前記フィルタと、前記予熱器と反応器との間とを管路で結び、捕集器とフィルタとを結ぶ主管路とは別系統で超臨界流体をフィルタに供給できるように構成されており、更に前記フィルタと、予熱器と反応器との間とを結ぶ管路は、フィルタの排気側に接続され、更に前記フィルタの吸気側と、反応器または捕集器との間は、管路で接続されていることを特徴として成るものである。
この発明によれば、一のフィルタによって捕集器における排気口から流出する微粉粒体を回収しながら、他のフィルタの洗浄を装置の分解を要することなく行うことができる。このため、装置の著しい稼働率低下を伴うことなく、超臨界流体に溶解した溶質を回収して再利用し、生産性及び歩留まりを高めることができる。
また、フィルタに対し、微粉粒体を捕捉するときと逆方向(向流方向)で超臨界流体が供給されるため、微粉粒体を粉粒体のままフィルタから回収することができる。
更にまた、溶媒に対して溶け込んだ溶質あるいはフィルタから回収された粉粒体を再利用することができる。
更にまた請求記載の超臨界微粒子製造装置は、前記要件に加え、前記フィルタの排気側には、ガス洗浄器が具えられたことを特徴として成るものである。
この発明によれば、フィルタを通過してしまった微粉粒体を、ガス洗浄器によって回収して再利用することができる。
そしてこれら各請求項記載の発明の構成を手段として前記課題の解決が図られる。
本発明によれば、フィルタを洗浄するにあたって装置の分解を要することがなく、且つ装置の著しい稼働率低下を伴うことがないため、生産性及び歩留まりを高めることができる。
以下本発明の超臨界微粒子製造装置について図面を参照しながら説明するものであり、まず始めに併流式の超臨界微粒子製造装置とその作動態様について説明した後、続いて向流式の超臨界微粒子製造装置とその作動態様について説明を行う。
なおこれら実施例に対して、本発明の技術的思想の範囲内において適宜変更を加えることも可能である。
〔併流式の超臨界微粒子製造装置〕
まずはじめに本発明の一形態である併流式の超臨界微粒子製造装置Dについて説明すると、このものは図1に示すように、反応器1内において溶質Mを超臨界流体Fに溶解させて得た溶質溶解超臨界流体Sを、捕集器2内に具えたノズル20から噴霧して急速に膨張させることにより、所望性状の粉粒体Gを得るための装置である。
そして前記超臨界微粒子製造装置Dには、前記超臨界流体Fを得るための系が具えられるものであり、一例として、ボンベ3内に充填された二酸化炭素をチラーユニット4において冷却し、次いでポンプ5及び予熱器6によって昇圧、昇温することにより臨界点を超えさせるような構成が採られるものである。なお二酸化炭素は比較的安価で入手することができ、更に臨界温度が31.1℃、臨界圧力が7.38MPaであり、常温、常圧で気体となるため分離操作が容易に行える溶媒である。
また前記捕集器2における排気口24の次段には、排気口24から流出してしまう微粉粒体G0を捕捉するためのフィルタ8が具えられるものであり、更にフィルタ8に直に超臨界流体Fを供給して、フィルタ8に捕捉された微粉粒体G0を超臨界流体F中に回収できるような構成が採られるものである。
ここで前記併流式及び向流式とは、微粉粒体G0を回収する際に前記フィルタ8に対して直に供給する超臨界流体Fの方向の違いによって定義されるものであり、粉粒体G製造時と同じ方向、すなわちフィルタ8の吸気側から排気側に向けて超臨界流体Fを供給するのが併流式であり、その逆にフィルタ8の排気側から吸気側に向けて超臨界流体Fを供給するのが向流式である。
以下、前記超臨界微粒子製造装置Dを構成する諸部材について詳しく説明する。
まず前記反応器1は、溶質Mを溶媒たる超臨界流体Fに溶解するために用いられる容器体であり、SUS304、SUS316またはSUS316L等を素材として密閉可能に構成されたものである。この実施例では、溶媒として二酸化炭素の超臨界流体Fを用いるため、一例として最大圧力20.0MPaG、最大温度150℃まで耐え得るように設計した。
またこの反応器1には、必要に応じて前記溶質Mと超臨界流体Fとを攪拌・混合するための攪拌器10が具えられる。
次に前記捕集器2について説明すると、このものは気密状態を維持できるように形成された筐体内に、溶質溶解超臨界流体Sを噴出するためのノズル20を具えて成るものである。このノズル20は、主管路7に接続されるものであり、反応器1とノズル20との間にはノズル20の目詰まり防止を目的としてフィルタ23が設けられる。
また筐体に形成された排気口24の次段にもフィルタ8が接続されるものであるが、この構成については後程詳しく説明する。
次に前記ボンベ3について説明すると、このものは液化したガス(この実施例では液化した二酸化炭素)を保持するための部材であって、口の部分にバルブV1が具えられる。
次に前記チラーユニット4について説明すると、このものは適宜の冷却手段と冷却面とを具えて成るものであり、この冷却面に触れた液体を冷却することによりポンプ5入口部での気泡発生を防止するための機器である。
次に前記ポンプ5について説明すると、このものはボンベ3から供給されるガスを昇圧するための部材であり、適宜回転数で流量制御するためのインバータが具えられて成るものである。
次に前記予熱器6について説明すると、このものは前記ポンプ5によって昇圧されたガスを昇温するための部材であり、適宜の加熱手段を具えて成るものである。
そして上記諸部材は、ボンベ3、チラーユニット4、ポンプ5、予熱器6、反応器1及び捕集器2の順でSUS304、SUS316またはSUS316L等を素材として成る主管路7によって接続されるものであり、主管路7における各機器の間にはバルブV2、V3、V4が具えられる。
更に前記反応器1と捕集器2との間に具えたバルブV4の直後部分にはフィルタ70が具えられるものであり、このフィルタ70は、反応器1内において超臨界流体Fに溶解しきれずに固体のまま反応器1から流出した溶質Mを除去する目的で配されるものである。
更に前記主管路7におけるポンプ5の直後部分と、チラーユニット4の直前部分との間にはレリーフ弁71aを具えた戻り管路71が設けられるものであり、この戻り管路71を通じて昇圧された気体をフィードバックすることにより、流体の圧力を調整することができるように構成される。
そしてこのような構成を採ることにより、ボンベ3内において液体である二酸化炭素は、主管路7に導入され、ポンプ5及び予熱器6の作用によって超臨界流体Fとなった状態で反応器1に供給され、更に反応器1内において溶質溶解超臨界流体Sとなった状態で捕集器2内に噴霧され、ここで溶質M成分を粉粒体Gとして析出して気体となった後、排気口24から外部に排気されることとなる。
そしてこの排気には、捕集器2によって捕集できなかった微粉粒体G0が含まれるものであり、この微粉粒体G0を回収するために排気口24の後段にフィルタ8が具えられる。前記フィルタ8は一例として0.5μm程の焼結金属によって形成されたエレメントを有するものであり、微粉粒体G0はエレメントの微細孔に入り込んだり、表面に付着するなどして捕捉されることとなる。
また前記フィルタ8は複数基が具えられ、そのうちのいずれかひとつまたは複数への流路が選択的に開通状態とされるものであり、この実施例ではフィルタ8Aとフィルタ8Bとの二基を並列に配するとともに、これらフィルタ8の前後に接続されるフィルタ管路80と主管路7とを三方弁V5、V6によって接続して構成されるものである。
なおフィルタ8は二基以上の複数基が具えられるようにしてもよい。
更に前記フィルタ8と、前記予熱器6と反応器1との間の主管路7とは、バイパス管路72で結ばれ、捕集器2とフィルタ8とを結ぶ主管路7とは別系統で超臨界流体Fを直にフィルタ8に供給できるように構成されるものであり、この実施例で示す併流式の超臨界微粒子製造装置Dにあっては、前記バイパス管路72は、バルブV7、V8を介在させてフィルタ8の吸気側のフィルタ管路80に接続される。なおバイパス管路72にはバルブ72aが具えられる。
また前記バイパス管路72には洗浄溶媒管路73が接続されるものであり、ポンプ73aのインバータを調節することにより、超臨界流体Fに対する洗浄溶媒W(エタノール等)の混入量が調整されるものである。なお洗浄溶媒管路73には洗浄溶媒Wを収容する容器が接続される。
更に前記フィルタ8の排気側と、反応器1との間は、戻し管路74で接続されるものであり、この戻し管路74と前記フィルタ管路80はバルブV9、V10によって接続される。なお戻し管路74を捕集器2に接続するようにしてもよい。
更にまた前記主管路7における予熱器6の前段部分には、バルブ75aを具えた洗浄溶媒管路75が接続されるものであり、この洗浄溶媒管路75には適宜エタノール等の洗浄溶媒Wを収容する容器が接続される。なおこの洗浄溶媒管路75を利用して助溶媒Hを供給してもよい。
更にまた前記主管路7及び各機器には適宜圧力センサまたは温度センサが具えられる。
なお前記反応器1、捕集器2及びこの二つの機器を結ぶ区間の主管路7やバイパス管路72を恒温槽内に配したり、あるいは恒温槽の代わりに、適宜のヒータを反応器1、捕集器2及びこの二つの機器を結ぶ区間の主管路7やバイパス管路72に巻回するようにして所望の温度に保つことができるようにしてもよい。
本発明の超臨界微粒子製造装置D(併流式)は一例として上述のようにして構成されるものであり、以下この装置の作動態様を説明する。なおこの実施例では、溶質Mとしてナフタレンを用い、溶媒として二酸化炭素の超臨界流体Fを用い、更に助溶媒Hとしてエタノールを用い、最終的に粒径0.01mmφ程度の粉粒体Gを得る過程について説明を行う。因みにメタノール、水等の超臨界流体Fを溶媒として用いることもできる。
(1)原料の投入
まず始めに、全てのバルブV1〜4、V7〜10、レリーフ弁71a、バルブ72a、75aを閉じ、三方弁V5、V6をフィルタ8A側に切り替えた状態で反応器1に対して溶質Mを投入するものであり、更に必要に応じて助溶媒Hを投入する。なおこの助溶媒Hは超臨界流体Fと混合したときに溶質Mの溶解度を上昇させるものであって、溶質Mに応じて適切なものが選択される。
(2)超臨界流体の生成
次にバルブV1、V2、V3を開放するものであり、ボンベ3内において液体であった二酸化炭素は主管路7に導入され、まずチラーユニット4において冷却される。そして二酸化炭素はポンプ5及び予熱器6の作用によって昇圧・昇温されて臨界点を超えるものであり超臨界流体Fとなった状態で反応器1に供給される。
この実施例では、超臨界流体Fの圧力が15MPaG、温度が45〜60℃となるように昇圧、昇温するようにした。
なお流体の流量圧力は、圧力センサP1によって監視され、適宜レリーフ弁71aの開度を調節して昇圧された気体の一部をチラーユニット4の前段部分にフィードバックすることと、インバータによるポンプ5の回転数制御とにより所望の値とされるものである。
(3)溶質溶解超臨界流体の生成
そして反応器1には順次超臨界流体Fが供給されるものであり、反応器1内の圧力が所定の値に達したことを圧力センサP2によって検知した時点でバルブV3を閉鎖する。このとき反応器1内において超臨界流体Fに対して溶質Mが溶解し、溶質溶解超臨界流体Sが生成されるものであり、適宜攪拌器10を起動して溶解の促進を図るようにする。
(4)粉粒体の生成
次いで図2(a)に示すように、バルブV4及びバルブV9(フィルタ8Bを使用するときにはバルブV4及びバルブV10)を開放すると捕集器2内は大気圧であるので、溶質溶解超臨界流体Sがノズル20から噴霧されて捕集器2内において急速に膨張し、溶質Mたるナフタレンが析出され、やがて所望性状の粉粒体Gが得られるものである。
なお図1中仮想線で示すように、バイパス管路72を分岐して、反応器1と捕集器2との間の主管路7に接続し、この間に超臨界流体Fを充填できるようにしておけば、溶質溶解超臨界流体Sは主管路7内で急速に膨張することがなく、この区間での溶質Mの析出を回避することができる。
またこのとき、反応器1内において未溶解の溶質Mがあった場合には、このものはフィルタ70によって捕捉され、更に細かいものはフィルタ23によって捕捉されるため、ノズル20の目詰まりを回避することができる。
一方、溶質Mの析出とともに気体となった二酸化炭素は、気化した助溶媒Hや微粉粒体G0とともに排気口24から流出するものであり、フィルタ8Aによって微粉粒体G0が捕捉され、二酸化炭素と気化した助溶媒Hのみが外部に排気されることとなる。
(5)メンテナンス
このような一連の粉粒体Gの製造を継続するうちに、前記フィルタ8Aは目詰まりしてくるものであり、ここでフィルタ8Aの洗浄操作について説明する。
まず図2(b)に示すように三方弁V5、V6を切り替えて、排気口24から流出する二酸化炭素、気化した助溶媒H及び微粉粒体G0をフィルタ8Bに送るようにする。
続いてバルブ72a、V7、V9を開放し、バイパス管路72から超臨界流体Fを直にフィルタ8Aに供給する。この実施例では、微粉粒体G0を捕捉するときと同じ方向(併流方向)でフィルタ8Aに超臨界流体Fが供給されるため、微粉粒体G0が効率的に超臨界流体F中に溶け込むこととなる。なおポンプ73aのインバータを調節して、適量の洗浄溶媒W(エタノール)を超臨界流体Fとともにフィルタ8Aに送ることにより、より効果的に微粉粒体G0を除去することができる。
そして微粉粒体G0すなわち溶質Mが溶け込んだ超臨界流体Fと洗浄溶媒Wとは、戻し管路74を経由して反応器1に送り込まれるものであり、ここから再度捕集器2に送られて溶質Mが粉粒体Gとして析出されることとなる。
このとき捕集器2における排気口24から排出される二酸化炭素、気化した助溶媒H及び微粉粒体G0は、フィルタ8Bに送られるため、超臨界微粒子製造装置Dを停止することなくフィルタ8Aの洗浄が行われるものである。
なお図2(c)にはフィルタ8Bの洗浄を行う場合の各バルブの状態を示した。
また、反応器1、捕集器2及び主管路7内並びにバルブV4、フィルタ70、フィルタ23等に溶質溶解超臨界流体Sが付着して残存してしまうことは避けられない。そしてこのように系内に残存した溶質溶解超臨界流体Sは、系内が大気圧まで低下するため、溶質Mが析出して異物として付着してしまう。
そこで超臨界流体Fと洗浄溶媒Wとを、前記溶質Mが付着する個所に送り込むものであり、まず始めにバルブ72aを閉鎖し、バルブV3及びバルブV4を開放した状態で、適宜バルブV2及びバルブ75aの開度を調節して昇圧された溶媒と洗浄溶媒Wとの混合物を予熱器6に供給する。この実施例では溶媒として二酸化炭素を、洗浄溶媒Wとしてエタノールを用いるものであり、二酸化炭素は予熱器6によって昇温されて超臨界流体Fとなり、一方、エタノールも超臨界流体Fと同じ高圧、中温となり、これらが反応器1、バルブV4、フィルタ70、フィルタ23、ノズル20及び主管路7を通過する際に、残存していた溶質Mを溶解して除去するものである。因みにこの場合には、超臨界微粒子製造装置Dによる粉粒体Gの製造を停止しなければならない。
〔向流式の超臨界微粒子製造装置〕
次に本発明の一形態である向流式の超臨界微粒子製造装置Dについて説明するが、以下の説明においては、先に述べた併流式の超臨界微粒子製造装置Dと異なる構成部分についてのみ説明を行うものとする。
具体的には図3に示すように、バイパス管路72及び戻し管路74の接続個所が異なるものであり、まずバイパス管路72は、予熱器6と反応器1との間の主管路7と、フィルタ8の排気側に接続されるノズルV9、V10との間を結ぶように設けられるものである。
また前記戻し管路74は、フィルタ8の吸気側に接続されるノズルV7、V8と、捕集器2との間に設けられるものである。
本発明の超臨界微粒子製造装置D(向流式)は一例として上述のようにして構成されるものであり、以下この装置の作動態様を説明する。なおこの実施例でも、溶質Mとしてナフタレンを用い、溶媒として二酸化炭素の超臨界流体Fを用い、更に助溶媒Hとしてエタノールを用い、最終的に粒径0.01mmφ程度の粉粒体Gを得る過程について説明を行う。
(1)原料の投入
まず始めに、全てのバルブV1〜4、V7〜10、レリーフ弁71a、バルブ72a、74a、75aを閉じ、三方弁V5、V6をフィルタ8A側に切り替えた状態で反応器1に対して溶質Mを投入するものであり、更に必要に応じて助溶媒Hを投入する。
(2)超臨界流体の生成
次にバルブV1、V2、V3を開放するものであり、ボンベ3内において液体であった二酸化炭素は気体となって主管路7に導入され、まずチラーユニット4において冷却される。そして二酸化炭素はポンプ5及び予熱器6の作用によって昇圧・昇温されて臨界点を超えるものであり超臨界流体Fとなった状態で反応器1に供給される。
(3)溶質溶解超臨界流体の生成
そして反応器1には順次超臨界流体Fが供給されるものであり、反応器1内の圧力が所定の値に達したことを圧力センサP2によって検知した時点でバルブV3を閉鎖する。このとき反応器1内において超臨界流体Fに対して溶質Mが溶解し、溶質溶解超臨界流体Sが生成されるものであり、適宜攪拌器10を起動して溶解の促進を図るようにする。
(4)粉粒体の生成
次いで図4(a)に示すように、バルブV4及びバルブV9(フィルタ8Bを使用するときにはバルブV4及びバルブV10)を開放すると、捕集器2内は大気圧であるので、溶質溶解超臨界流体Sがノズル20から噴霧されて捕集器2内において急速に膨張し、溶質Mたるナフタレンが析出され、やがて所望性状の粉粒体Gが得られるものである。
一方、溶質Mの析出とともに気体となった二酸化炭素は、気化した助溶媒Hや微粉粒体G0とともに排気口24から流出するものであり、フィルタ8Aによって微粉粒体G0が捕捉され、二酸化炭素と気化した助溶媒Hのみが外部に排気されることとなる。
(5)メンテナンス
このような一連の粉粒体Gの製造を継続するうちに、前記フィルタ8Aは目詰まりしてくるものであり、ここでフィルタ8Aの洗浄操作について説明する。
まず図4(b)に示すように三方弁V5、V6を切り替えて、排気口24から流出する二酸化炭素、気化した助溶媒H及び微粉粒体G0をフィルタ8Bに送るようにする。
続いてバルブ72a、V7、V9を開放し、バイパス管路72から超臨界流体Fを直にフィルタ8Aに供給する。この実施例では、微粉粒体G0を捕捉するときと逆の方向(向流方向)でフィルタ8Aに超臨界流体Fが供給されるため、微粉粒体G0がフィルタ8Aから除去されることとなる。
そして微粉粒体G0と超臨界流体Fとは、戻し管路74を経由して捕集器2に送り込まれるものであり、ここで回収されることとなる。
このとき捕集器2における排気口24から排出される二酸化炭素、気化した助溶媒H及び微粉粒体G0は、フィルタ8Bに送られているため、超臨界微粒子製造装置Dを停止することなくフィルタ8Aの洗浄が行われるものである。
なお図4(c)にはフィルタ8Bの洗浄を行う場合の各バルブの状態を示した。
なお超臨界流体Fによって微粉粒体G0がフィルタ8から除去されない場合を想定し、図3中破線で示すように洗浄溶媒管路73を、フィルタ8の吸気側に接続されるノズルV7、V8に接続し、更にフィルタ8の排気側に接続されるノズルV9、V10と、反応器1との間に、バルブ76aを具えた別の戻し管路76を設けるようにする。
そして洗浄溶媒管路73からフィルタ8に対して併流方向に洗浄溶媒Wを供給し、洗浄溶媒W中に微粉粒体G0を溶かし込むようにし、微粉粒体G0が溶け込んだ洗浄溶媒Wを戻し管路76を通じて反応器1に送り、助溶媒H及び溶質Mとして再利用を図るものである。
他の実施例
本発明は上述した二種の実施例を基本となる実施例とするものであるが、本発明の技術的思想に基づいて以下に示すような実施例を採ることも可能である。
すなわち上述した基本となる実施例では、フィルタ8によって捕捉しきれなかった微粉粒体G0は外部に排出されてしまう構成を採っていたが、このような微粉粒体G0の回収を図る構成を採ることができるものである。
具体的には図5に示すように、フィルタ8の排気側にガス洗浄器9を具えるとともに、このガス洗浄器9と、ポンプ5と予熱器6との間の主管路7との間を、バルブ77aを具えた戻し管路77によって接続するものである。
前記ガス洗浄器9は、内部にエタノール等の液体を収容し、この液体中にフィルタ8から排出されてくる気体を噴出することにより、気体に含まれていた微粉粒体G0を液体中に捕捉するものである。このような構成を採ることにより、フィルタ8によって捕捉しきれなかった微粉粒体G0の再利用が可能となるものであり、微粉粒体G0はエタノール(助溶媒H)中に取り込まれた状態で予熱器6を経由し、反応器1に供給されることとなる。
なお図5には向流式の超臨界微粒子製造装置Dに対してガス洗浄器9を具えた実施例を示したが、併流式の超臨界微粒子製造装置Dに対してガス洗浄器9を具えるようにすることもできる。
本発明の併流式の超臨界微粒子製造装置を示すブロック図である。 併流式の超臨界微粒子製造装置におけるフィルタ周辺のノズルの開閉状態を示すブロック図である。 本発明の向流式の超臨界微粒子製造装置を示すブロック図である。 向流式の超臨界微粒子製造装置におけるフィルタ周辺のノズルの開閉状態を示すブロック図である。 ガス洗浄器を具えた超臨界微粒子製造装置を示すブロック図である。 既存の超臨界微粒子製造装置を示すブロック図である。
D 超臨界微粒子製造装置
1 反応器
10 攪拌器
2 捕集器
20 ノズル
23 フィルタ
24 排気口
3 ボンベ
4 チラーユニット
5 ポンプ
6 予熱器
7 主管路
70 フィルタ
71 戻り管路
71a レリーフ弁
72 バイパス管路
72a バルブ
73 洗浄溶媒管路
73a ポンプ
74 戻し管路
74a バルブ
75 洗浄溶媒管路
75a バルブ
76 戻し管路
76a バルブ
77 戻し管路
77a バルブ
8 フィルタ
8A フィルタ
8B フィルタ
80 フィルタ管路
9 ガス洗浄器
F 超臨界流体
G 粉粒体
G0 微粉粒体
H 助溶媒
M 溶質
P1 圧力センサ
P2 圧力センサ
S 溶質溶解超臨界流体
V1 バルブ
V2 バルブ
V3 バルブ
V4 バルブ
V5 三方弁
V6 三方弁
V7 バルブ
V8 バルブ
V9 バルブ
V10 バルブ
W 洗浄溶媒

Claims (4)

  1. ポンプ及び予熱器によって溶媒を昇圧、昇温して超臨界流体とするとともに、反応器内において前記超臨界流体に溶質を溶解して溶質溶解超臨界流体を得て、更にこの溶質溶解超臨界流体をノズルから捕集器内に噴霧して急速に膨張させることにより、溶質を析出させて粉粒体を得るとともに、捕集器における排気口から流出する微粉粒体をフィルタによって捕捉・回収する装置において、前記フィルタは複数基が具えられ、そのうちのいずれかひとつまたは複数への流路が選択的に開通状態とされるものであり、更に前記フィルタと、前記予熱器と反応器との間とを管路で結び、捕集器とフィルタとを結ぶ主管路とは別系統で超臨界流体をフィルタに供給できるように構成されており、更に前記フィルタと、予熱器と反応器との間とを結ぶ管路は、フィルタの吸気側に接続されていることを特徴とする超臨界微粒子製造装置。
  2. 前記フィルタの排気側と、反応器または捕集器との間は、管路で接続されていることを特徴とする請求項記載の超臨界微粒子製造装置。
  3. ポンプ及び予熱器によって溶媒を昇圧、昇温して超臨界流体とするとともに、反応器内において前記超臨界流体に溶質を溶解して溶質溶解超臨界流体を得て、更にこの溶質溶解超臨界流体をノズルから捕集器内に噴霧して急速に膨張させることにより、溶質を析出させて粉粒体を得るとともに、捕集器における排気口から流出する微粉粒体をフィルタによって捕捉・回収する装置において、前記フィルタは複数基が具えられ、そのうちのいずれかひとつまたは複数への流路が選択的に開通状態とされるものであり、更に前記フィルタと、前記予熱器と反応器との間とを管路で結び、捕集器とフィルタとを結ぶ主管路とは別系統で超臨界流体をフィルタに供給できるように構成されており、更に前記フィルタと、予熱器と反応器との間とを結ぶ管路は、フィルタの排気側に接続され、更に前記フィルタの吸気側と、反応器または捕集器との間は、管路で接続されていることを特徴とする超臨界微粒子製造装置。
  4. 前記フィルタの排気側には、ガス洗浄器が具えられたことを特徴とする請求項1、2または3記載の超臨界微粒子製造装置。
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