JP4315490B2 - ピエゾ式薬液噴霧装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、殺虫、殺ダニ、昆虫成長阻害、忌避、芳香、消臭、除菌、医療用吸入治療等を目的とした薬液を放出するためのピエゾ式薬液噴霧装置に関する。さらに本発明は、ピエゾ式薬液噴霧装置に好適に用いられる薬液容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、薬液等の液体の噴霧方法として、特表平7−501481号公報等に記載されたピエゾ式噴霧方法が注目されている。この方法は、液体の噴霧のために熱や噴射ガスを必要としない点で、使用性、安全性及び環境問題の面から好適な液体の噴霧方法といえ、さらに携帯に便利な電池駆動が行えるという点でも好適な方法である。そのため、この方法を利用した薬液の噴霧装置(ピエゾ式薬液噴霧装置)の開発も行われている(特開平4−298262号公報等)。
【0003】
上記のような利点が多いことから、ピエゾ式噴霧方法には種々の使用場面、使用状況についての展開が期待される。しかしながら、以下に示す理由から、ピエゾ式薬液噴霧装置は汎用性に乏しく、そのため、消費者はそれぞれの目的に対応して多くの異なる商品群から型式の異なる多数の商品を買い求めざるを得ないのが実情である。
【0004】
即ち、1)振動する部材と該部材に液体を供給する部材との間隔又は接触状態が、噴霧する薬液の種類を変更する際の薬液容器の着脱によっても変動しないこと、2)異なる種類の薬液を使用する場合における、例えば殺虫剤を使用した後に人体塗布用の忌避剤等、目的の異なる薬液を使用する場合における、先に使用した薬液の装置内への残留の程度が充分に小さいこと、3)薬液の効果を充分に発揮させるために、用いる薬液の種類に応じて薬液の噴霧量、噴霧パターン、噴霧粒子の粒子径等を調節し得る自由度を有すること、等の事項が、従来のピエゾ式薬液噴霧装置では達成され得ない、という理由からである。
【0005】
取り分け、1)の事項はピエゾ式薬液噴霧装置において重要である。というのは、振動する部材と該部材に液体を供給する部材とが弱接触しない程度に広い間隔を有する場合、振動する部材への液体の供給がうまく行われず、噴霧粒子そのものが発生しないからであり、また、両部材が強く接触し過ぎる場合、振動する部材の所期の振動を妨げたり、振動する部材の寿命が短くなる傾向があるからである。したがって、ピエゾ式薬液噴霧装置による液体の噴霧の安定化を図るためには、使用条件等に左右されることなく、両部材の間隔又は接触状態が常に一定であることが求められている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
したがって本発明の目的は、使用場面及び状況に応じて薬液噴霧を安定して行うことのできる、汎用性の高いピエゾ式薬液噴霧装置を提供することにある。さらに本発明の目的は、かかるピエゾ式薬液噴霧装置に適した薬液容器を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
即ち、本発明の要旨は、
〔1〕 噴霧装置本体に着脱自在に収納される薬液容器を備え、ピエゾ噴霧部に吸液芯を用いて薬液を供給するピエゾ式薬液噴霧装置において、該ピエゾ噴霧部及び吸液芯が前記薬液容器に付設されて一体化されてなり、該薬液容器と共に噴霧装置本体に着脱自在に収納されることを特徴とし、噴霧装置本体に駆動発振回路が設けられ、かつ該噴霧装置本体への薬液容器の装着時に接点部材を介して接するように、薬液容器側及び噴霧装置本体側にそれぞれ接点部材が設けられてなるピエゾ式薬液噴霧装置、
〔2〕 エゾ噴霧部及び吸液芯が付設されて一体化されてなることを特徴とする、前記〔1〕記載のピエゾ式薬液噴霧装置用の薬液容器、に関するものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明のピエゾ式薬液噴霧装置は、主に、噴霧装置本体と薬液容器とから構成される。本発明の薬液容器は噴霧装置本体に着脱自在に収納される構造であり、さらにピエゾ噴霧部及び吸液芯が付設されてなる。従って、これらピエゾ噴霧部及び吸液芯は、薬液容器と共に噴霧装置本体に着脱自在に収納される。
【0009】
ピエゾ噴霧部としては、少なくとも、ピエゾ発振子と、多数の孔を有する又は網状の振動板又は薄板とから構成されるものが好ましい。かかる構成のものの他に、公知のピエゾ噴霧部を用いることもできる。前記部材によって構成されるピエゾ噴霧部は、薬液容器の小型化や電池の駆動時間の長時間化を図ることができ、部品も安価なことから好ましいものである。ピエゾ噴霧部における、吸液芯の他端が弱接触する又は接触する部材としては、具体的には、振動板、薄板又はピエゾ発振子、さらには薬液通路壁等が挙げられる。
【0010】
振動板又は薄板とピエゾ発振子とは直接固着していても良く、金属基板等を介して間接的に固着していても良い。固着の態様としては、これら部材の形状にもよるが、その一辺もしくはその周縁をエポキシ接着剤等で接着する例や、ピエゾ発振子に振動板又は薄板を載置してその周縁を弾性支持体で取り囲んで一体的に保持して固着する例等を挙げることができる(例えば、特表平7−501481号公報、特開平7−63379号公報、特開平4−298262号公報、実開平5−44257号公報等が挙げられる。)。
【0011】
図1は薬液容器の一態様を示す図である。本態様は、矩形状のピエゾ発振子2の一端に多孔を有する矩形状の振動板1が直接固着されている例である(Type1)。ピエゾ発振子2は固定部材15を介して薬液容器に固定されている。ピエゾ発振子2への電気信号の供給は、接点部材9を介して行われる。薬液収納部22の薬液5は、吸液芯4を経て、ピエゾ噴霧部21の振動板1に直接的に供給される。
図2は薬液容器の一態様を示す図である。本態様は、円環状のピエゾ発振子2と多孔を有する円形の振動板1が円環状の金属基板3を介して固着されている例であり、吸液芯4から振動板1に直接薬液が供給される(Type2)。
図3は薬液容器の一態様を示す図である。本態様は、円環状のピエゾ発振子2と多孔を有する円形の振動板1が円環状の金属基板3を介して固着されている例であり、吸液芯4から振動板1に微小間隙13を介して間接的に薬液が供給される(Type3)。
図4は薬液容器の一態様を示す図である。本態様は、円板状のピエゾ発振子2に多孔を有する矩形の薄板12が微小間隙13を介して固着されている例であり、吸液芯4から薄板12に微小間隙13を介して間接的に薬液が供給される(Type4)。
【0012】
振動板の孔又は網目形状は特に限定されないが、振動板の表裏における開口サイズが、一方が他方よりも大きい形状が好適である。この開口サイズも特に限定されないが、例えばφ1〜100μm程度の間で適宜設定される。また、駆動時の消費電力は5W以下であることが望まれる。
【0013】
本発明に用いられる振動板及び薄板の材料としては、ニッケル、ニッケル化合物、ステンレス等の金属が好ましい。また、これらの厚さは20〜100μmが好ましい。振動板及び薄板は、例えばエレクトロフォーミング等によって製造できる。
【0014】
吸液芯は、薬液容器中の薬液を吸収し、ピエゾ噴霧部に薬液を伝達するための媒体としての、及び薬液容器が横転した場合でも薬液がこぼれないようにするための簡易栓としての機能を有する部材である。したがって、本発明における、吸液芯の設けられる位置としては、吸液芯の一端が薬液容器の薬液に接する位置に、かつ吸液芯の他端がピエゾ噴霧部に弱接触する位置又は接触する位置が好ましい。
【0015】
本発明に用いられる吸液芯としては、ピエゾ式薬液噴霧装置に通常用いられる公知の吸液芯を使用することができる。取り分け、連通孔を有する多孔質体、連続気泡を有する樹脂体又は樹脂繊維の集合体から構成されるものが好ましいものとして例示できる。具体的には、ポリウレタン、ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリビニルホルマール、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン等からなる発泡体(フォーム)、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ナイロン等の樹脂粉末を主成分として成形焼結させた有機多孔焼結体、ポリエステル、ポリプロピレン、ナイロン、アクリル、レーヨン、ウール等からなるフェルト部材、あるいはポリオレフィン繊維、ポリエステル繊維、ナイロン繊維、レーヨン繊維、アクリル繊維、ビニロン繊維、ポリフラール繊維、アラミド繊維等からなる不織布等が例示できる。さらに、セラミック等の無機粉体を主成分として成形焼結した無機多孔焼結体等も例示できる。
【0016】
使用場面及び状況に応じた薬液噴霧を行うためには、吸液芯は各種薬液を安定してピエゾ噴霧部に供給することが要求され、さらに種々の噴霧量に対応し得る薬液供給能力も要求される。したがって、吸液芯としては薬液の浸透性が高いものが好ましい。具体的には、吸液芯に使用する部材の薬液の吸い上げ速度が8分間以内のものが好ましく、5分間以内のものがより好ましい。さらに、吸液芯の薬液吸い上げ能力としては、40mm以上のものが好ましく、より好ましくは50mm以上のものである。本発明において薬液吸い上げ速度とは、室温25℃において、薬液中に幅5mm、厚み5mm、長さ60mmの部材をその下部より10mmの位置まで浸漬し、薬液面から上方30mmの位置に薬液が到達するまでの時間を意味する。また、薬液吸い上げ能力とは、前記吸い上げ速度と同じ方法において、浸漬開始から60分後に到達した薬液の高さを意味する。ここで、吸液芯に用いられる材料が不織布等の薄肉材料であって、これらの厚み寸法が確保できないものにあっては、幅5mm、長さ70mmの部材で厚みは特に規定しない。薬液の吸い上げ速度及び吸い上げ能力の測定は、噴霧しようとする薬液を用いて行う。
【0017】
本発明に用いられる吸液芯には、細孔の目詰まりを防止する観点から、酸化防止剤が配合されていてもよい。酸化防止剤の具体例としては、例えば、特開平5−58806号公報に記載された公知の酸化防止剤が挙げられる。かかる酸化防止剤は単独で用いても良く、2種類以上を組み合わせて混合使用しても良い。
【0018】
かかる酸化防止剤の配合量は特に限定されるものではない。なお、吸液芯にはその特性を損なわない範囲で紫外線吸収剤、界面活性剤、顔料、色素等の他の添加剤を配合、処理してもよく、吸液芯の表面を親水処理してもよい。
【0019】
かかる吸液芯は、通常用いられる公知の方法によって製造することができる。本発明においては、かかる性質を有する吸液芯を用いることが好ましく、吸液芯の形状等は特に限定されるものではない。
【0020】
本発明においては、吸液芯及びピエゾ噴霧部は薬液容器に付設されている。ピエゾ噴霧部の薬液容器への付設の態様は特に限定されるものではなく、薬液びんと直接的に一体化した態様等が挙げられる。
本発明では、このようにピエゾ噴霧部と吸液芯とを薬液容器に付設して一体化することにより、薬液容器の着脱の際にピエゾ噴霧部と吸液芯との位置が変わることがないため、吸液芯の他端とピエゾ噴霧部との間隔又は接触状態の一定化を図ることができる。したがって、薬液容器の着脱があっても噴霧を安定的に行うことができる。
【0021】
このように、ピエゾ噴霧部と吸液芯とが付設されて一体化された、本発明の薬液容器を用いることにより、薬液容器の着脱操作が必要な場合、ピエゾ噴霧部と吸液芯とが付設された薬液容器ごと着脱されるため、噴霧される薬液の種類の変更を極めて容易に行うことができる。即ち、この場合、吸液芯、ピエゾ噴霧部ごと交換されるため、これらの部材における薬液の残留性を何ら考慮する必要性がなく、薬液の種類の変更によっても高い安全性が確保される。
【0022】
かかる構成の薬液容器を用いるピエゾ式薬液噴霧装置の例を図により説明する。図5は、本発明のピエゾ式薬液噴霧装置の一態様の断面図である。
図5に示される装置には、図1に示される薬液容器が装置本体に収納されている。駆動発振回路6で発生した電気信号は、接点部材8、9を経てピエゾ発振子2に供給される。本装置の動作により、噴霧口14を経て、空間へ薬液が噴霧される。装置本体にはスリット11が設けられており、薬液の量を容易に確認することができる。
【0023】
吸液芯からピエゾ噴霧部への薬液供給については、吸液芯からピエゾ噴霧部における振動板又は薄板に直接供給してもよいし、微小な間隙を介して間接的に供給してもよい。例えば、ピエゾ噴霧部における振動板に吸液芯から直接薬液を供給する場合は、振動板と吸液芯の接触状態は、吸液芯の接触部が振動板の振動を妨げない程度に軽く接触した状態、又は吸液芯と振動板の間に形成される薬液の液膜が振動板に接触する程度にわずかな間隔を有した状態が好ましい。また、ピエゾ噴霧部に設けた微小な間隙を介して間接的に薬液を供給する場合は、例えば前記振動板の下方に微小な間隙で形成された空間を設け、これに通ずる位置に吸液芯の他端を配置し、薬液が毛細管現象で該空間に供給される構成としてもよい。
【0024】
本発明のピエゾ式薬液噴霧装置において、振動板が具備されたピエゾ噴霧部を用いる態様においては、ピエゾ噴霧部と吸液芯の他端との接触状態は、該他端がピエゾ噴霧部に弱接触する程度とすることが好ましい。ここで「弱接触」とは、吸液芯の他端が振動板又はピエゾ発振子の振動を妨げない程度に軽く接触した状態、又は吸液芯の他端の上面部に形成される薬液の液膜が振動板等のピエゾ噴霧部に接触する程度にわずかな間隔を有した状態をいう。このように、ピエゾ噴霧部と吸液芯の他端とが弱接触することにより、薬液を噴霧するための振動板及びピエゾ発振子の振動が妨げられることなく、吸液芯からピエゾ噴霧部へ薬液が安定供給される。
【0025】
上記の弱接触における「わずかな間隔」は、ピエゾ噴霧部の形状や吸液芯の上面部に形成される薬液の液膜厚さ等に依存し、特に液膜厚さは薬液の表面張力と吸液芯の表面エネルギーによる影響を受けるため一概には言えないが、例えば多数の孔が設けられた振動板の振動幅を最小間隔として、最大間隔は例えば0.5mm以下が好ましく、0.3mm以下がより好ましく、0.1mm以下が特に好ましい。また、上記の弱接触において、ピエゾ噴霧部と吸液芯とが「軽く接触した状態」である場合、吸液芯が比較的柔軟な材質であるとさらに好ましい。
【0026】
また、多孔状又は網状の薄板が具備されたピエゾ噴霧部を有する態様の薬液噴霧装置では、ピエゾ噴霧部と吸液芯の他端との接触状態を、該他端がピエゾ噴霧部と接触する程度とする。かかる態様におけるピエゾ噴霧部の具体例としては、特開平4−298262号公報に開示されているような、円板状のピエゾ発振子の噴霧部側(例えば上面)に多孔状又は網状の円形薄板が載置され、これら周縁部分を弾性環状の固定部で一体的に保持し、この一部に吸液芯の他端が接触するよう配設されたものが例示される。このとき、該ピエゾ発振子の噴霧部側と該薄板の下面との間で微小な間隙が形成され、吸液芯から供給された薬液が該間隙に入って広がっていく。したがって、吸液芯は、該他端がピエゾ噴霧部に確実に接触していることで安定した薬液供給が可能になる。
【0027】
本発明の薬液容器には、薬液の液面よりも高い位置に孔の面積が1mm2 以下のベント孔(開口部)を設けてもよい。該ベント孔は薬液容器内の圧力を常に外圧と一定に保つ働きをし、薬液を吸液芯、ひいてはピエゾ噴霧部に安定供給したり、容器保管時の液漏れを防止するために機能するため、かかるベント孔が薬液容器に設けられた薬液噴霧装置は好ましいものと言える。一般にこのような薬液容器においては、気温の上昇や低気圧の接近等により容器内の圧力が外気圧に対して上昇し、吸液芯からの薬液供給量が極端に増加したり、さらには大量の薬液が溢れたりする現象が生じることがあり、これらを防止するためには1mm2 以下で開口する前記ベント孔が有用である。また、放出量を変動させて使用する場合、例えば連続的に多量の薬液を放出させる場合において、薬液容器の急激な内圧低下による放出不能を防止する意味でも該ベント孔は有用である。転倒時のベント孔からの液漏れを防止する観点から、孔の開口面積は1mm2 以下が好ましい。
【0028】
ピエゾ発振子に電気信号を供給するための駆動発振回路は、所望の噴霧が行えるような回路であれば特に限定されず、公知の回路設計が利用できる。このような駆動発振回路は、噴霧装置本体及び薬液容器のいずれに設けても良い。噴霧装置本体に該回路が設けられた態様においては、噴霧装置本体への薬液容器の装着時に接点部材を介して接するように、薬液容器側及び噴霧装置本体側にそれぞれ接点部材が設けられたものが好ましい。かかる構成とすることにより、薬液容器の噴霧装置本体への装着時に、該回路から引き出された噴霧装置本体側の接点部材が薬液容器側の接点部材と接続し、ピエゾ発振子に電気信号が供給される。
【0029】
本発明において、駆動発振回路には、薬液の噴霧量等を自由に調節し得るために、複数の噴霧プログラムが記憶されていることが好ましい。これら複数の噴霧プログラムとしては、連続的噴霧プログラムと間欠的噴霧プログラムが例示できる。ここで、連続的噴霧とは、スイッチ操作時(オン時)に連続的に継続する噴霧をいい、間欠的噴霧とは、噴霧と休止とが周期的に繰り返す噴霧をいう。
また、複数の噴霧プログラムの選択については、例えば、切り替えスイッチを人為的に操作したり、薬液容器の形状の違いを識別させたり、薬液容器側に設けた接点部材と噴霧装置本体側に設けた接点部材の接続箇所の設定によって行うことができる。
【0030】
間欠的噴霧の態様においては、噴霧時間及び/又は休止時間を変動させて単位時間(例えば1時間)当りの薬液噴霧量を任意設定することができる。また、タイマー機能を併設して、所定時間後に単位時間当りの噴霧量を変化させたり、噴霧を終了させることもできる。
【0031】
また、粒子径をピエゾ噴霧部の構成によって制御する場合、ピエゾ噴霧部の構成に対応して、ピエゾ発振子が効果的に振動するように、駆動発振回路の出力(電圧や周波数)を変動させるような設定にすることもできる。
【0032】
本発明の装置は多種類の薬液に対応できるものである。しかもそれだけではなく、噴霧される薬液の粒子径、噴霧出力、噴霧量及び出力タイミング等を薬液ごとに設定することにより、噴霧効果を薬液ごとに最適化することもできる。
本発明の装置においては、粒子径についてはピエゾ発振子の駆動周波数及び電圧、振動板又は薄板の孔サイズ等を調節することにより、噴霧量については出力タイミング、粒子径、振動板又は薄板の孔数及び有効噴霧面積等を調節することにより、出力タイミングについては噴霧時間、休止時間等を調節することにより、所望の程度に設定することができる。
【0033】
本発明の薬液噴霧装置を用いることにより、噴霧される薬液の粒子径を所望の程度とすることができる。噴霧される薬液の好適な粒子径としては、薬液の効果のみの面から見れば、その種類により異なるため、一概には言えない。ただし、所定の薬液を空間に噴霧する場合において、床面や装置表面を汚染させない観点からは、粒子径が体積積算分布(体積累積パーセント)で示す90%粒子径で20μm以下になるよう設定することが好ましい。また、薬液を空間に噴霧するのではなく、対象物に対して直接塗布して効力を得る場合、上記の90%粒子径を15μm以上に設定することが好ましい。
【0034】
【実施例】
以下、実施例により本発明をさらに詳細に説明するが、本発明はかかる実施例により何ら制限されるものではない。
【0035】
以下の実施例で用いたピエゾ式薬液噴霧装置は、噴霧装置本体と該本体に着脱自在に収納される薬液容器から構成される装置であった。その断面図を図5に示す。噴霧装置本体には、駆動発振回路6、接点部材8が設けられていた。薬液容器には吸液芯4、ピエゾ噴霧部21、接点部材9が設けられていた。また、吸液芯4とピエゾ噴霧部21の振動板1とは、両者が弱接触するように固定されていた。なお、実験で用いた薬液容器には0.8mm2 のベント孔が設けられていた。吸液芯4の長さは30mmであった。
【0036】
薬液容器のピエゾ噴霧部は図1に示すType1の構造であった。振動板1には直径数μmの多数の孔が規則的な配列で設けられていた。該孔は振動板において、その薬液供給面(裏面)から薬液噴霧面(表面)に向けて縮径する構造であり、ここでいう孔径は表面側の開口サイズである。
【0037】
ピエゾ発振子2の駆動は電池(DC3V:図示せず)を使用し、装置内の駆動発振回路6において周波数113KHz、電圧43Vに制御し、さらに噴霧タイミング(噴霧時間と休止時間)を調整して以下の試験を実施した。
【0038】
試験例1(実施例1〜7)
前述の噴霧装置本体及び薬液容器において、特性の異なる吸液芯を用いて噴霧タイミングの変動に対する噴霧安定性を調査した。試験条件の詳細及び結果を表1に示す。
【0039】
【表1】
Figure 0004315490
【0040】
なお、噴霧薬液は、有効成分としてd・d−T80−プラレトリン(エトック)を2.0%(w/v)含有するn−パラフィン溶液であった。このn−パラフィンは炭素数12の脂肪族飽和炭化水素を主に含有していた。また、噴霧粒子の90%粒子径が10〜30μmとなるように振動板の孔サイズを設定し、噴霧の休止時間を変動させることにより噴霧タイミングの調整を図った。休止時間は約30秒、約15秒及び0秒とし、このときの単位時間(1分間)当りの噴霧容量が、それぞれ約2μL、約4μL及び約300μLになるような構成とした。
それぞれの条件で噴霧させ、継続的に安定した噴霧が得られたものを○、噴霧しなくなったり、極端な噴霧量低下を生じたものを×として評価した。
【0041】
試験例2(実施例8〜13)
試験例1の薬液を用い、粒子径、試験空間、噴霧間隔(噴霧から次の噴霧までの時間)及び単位時間当りの処理薬剤量(ai.量)を表2に示す条件に設定し、居室におけるアカイエカに対する空間効力を調査した。
【0042】
【表2】
Figure 0004315490
【0043】
ここで、粒子径は噴霧粒子の体積積算分布における90%粒子径で示し、粒子径は主に薬液容器に設けた振動板の孔サイズによって調整される構成とした。粒子径は、ピエゾ噴霧部(振動板)の約50mm上方において、レーザー光散乱による粒子分布測定装置(LDSA−1400A:東日コンピューターアプリケーションズ(株))を用いて測定した。
【0044】
そして、効力評価は8畳(約30m3 )又は16畳(約60m3 )の居室試験室において、各条件で装置を作動させてから30分後に100個体の供試虫(アカイエカ)を放ち、蚊を放ってからの経時的なノックダウン数をカウントした結果からBissのProbit法によって求めたKT50値を比較することで行った。KT50値は、供試虫の50%をノックダウンさせるのに要する時間を示し、この数値が小さいほどノックダウン効果、つまり対象害虫の防除効果が高いことを意味する。
また、それぞれの条件で360時間噴霧させたときの装置表面の汚染状況を目視で確認し、汚染をほとんど認めないものを○、わずかに薬液の付着を有する汚染を△、ベタつくほどの汚染を×として評価した。
【0045】
試験例3(実施例14、15)
噴霧薬液としては、有効成分としてd−T80−シフェノトリン(ゴキラート)を1.5%(w/v)含有するn−パラフィン溶液を用いた。このn−パラフィンは炭素数12の脂肪族飽和炭化水素を主に含有していた。ここでは供試虫をゴキブリ(クロゴキブリとチャバネゴキブリ)とし、試験例2と同様に、表3に示す条件に設定して試験した。
【0046】
試験は8畳(約30m3 )において、供試虫を入れたポリカップ(逃亡を防ぐため内面にワセリンを塗布したもの)を部屋の四隅に配置し、その上から6cm×6cmの穴を設けた箱型覆(30cm×30cm×48cm)を被せた。ノックダウン数の測定ポイントは試験開始から6時間後と12時間後とした。
【0047】
【表3】
Figure 0004315490
【0048】
上記の結果から、
(1)吸い上げ速度が8分間以内の吸液芯を用いることで、噴霧タイミングの変動に対する噴霧安定性が向上した。
(2)空間噴霧時の最適粒子径としては、効力から推定される粒子拡散性及び汚染性の点で体積積算分布における90%粒子径が20μm以下であることが好ましいことが分かった。
(3)同一薬剤の同一薬量処理においては、空間が広がれば当然効力も低下するが、噴霧量を適切に設定することで使用空間(広さ)が異なる場合においてもほぼ同等の効力を得ることができた。
(4)ゴキブリに対する効力において、試験例2で用いた薬剤(エトック)では期待する効力は得られなかった。薬液を用途に応じて適宜設定することで同一の装置を用いて、期待する効力を得ることができた。
【0049】
試験例4(実施例16、比較例1)
実施例1で用いた装置(実施例16)、及びピエゾ噴霧部を噴霧装置本体側に設けた以外は実施例1と同じ装置(比較例1)を用いて、以下に示す薬液噴霧試験を行った。比較例1では、吸液芯とピエゾ噴霧部とは、初回取り付け時において、薬液容器を噴霧装置本体内の所定の位置に装着した際に、両者が弱接触するようにその間隔を調整した。
【0050】
薬液容器を噴霧装置本体に装着して装置を24時間作動させ、初回の薬液噴霧量を求めた。次いで、薬液容器を噴霧装置本体から取り外し、再び取り付ける操作を繰り返した。これを所定回数(10回、20回、30回)行った時点で、装置を24時間作動させて薬液噴霧量を求めた。それぞれについて装置を24時間作動させた時の薬液減少重量から1時間当りの噴霧量(容量)を算出した。
【0051】
試験においては、初期の1時間当りの噴霧量を約30μLに設定した。
結果を表4に示す。
【0052】
【表4】
Figure 0004315490
【0053】
表4より、薬液容器の着脱にかかわらず、本発明の装置の噴霧量は非常に安定していることが分かった。一方、比較例の装置は、薬液容器の着脱によって噴霧量が大きくばらついていた。これは、本発明の装置は、薬液容器の着脱にかかわらず、ピエゾ噴霧部と吸液芯との接触状態が常に一定であるのに対し、比較例の装置は薬液容器の着脱毎にその接触状態にぶれが生じることによるものと思われる。
【0054】
【発明の効果】
本発明のピエゾ式薬液噴霧装置は、吸液芯及びピエゾ噴霧部が共に薬液容器に付設され一体化されているため、薬液容器の着脱操作や交換を伴っても、ピエゾ噴霧部と吸液芯との位置が変わることがないため、安定した薬液の噴霧が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、薬液容器の一態様を示す断面図である。
【図2】図2は、薬液容器の一態様を示す断面図である。
【図3】図3は、薬液容器の一態様を示す断面図である。
【図4】図4は、薬液容器の一態様を示す断面図である。
【図5】図5は、本発明のピエゾ式薬液噴霧装置の一態様の断面図である。
【符号の説明】
1 振動板
2 ピエゾ発振子
3 金属基板
4 吸液芯
5 薬液
6 駆動発振回路
8 (噴霧装置本体側の)接点部材
9 (薬液容器側の)接点部材
11 スリット
12 薄板
13 微小間隙
14 噴霧口
15 固定部材
21 ピエゾ噴霧部
22 薬液収納部

Claims (6)

  1. 噴霧装置本体に着脱自在に収納される薬液容器を備え、ピエゾ噴霧部に吸液芯を用いて薬液を供給するピエゾ式薬液噴霧装置において、該ピエゾ噴霧部及び吸液芯が前記薬液容器に付設されて一体化されてなり、該薬液容器と共に噴霧装置本体に着脱自在に収納されることを特徴とし、噴霧装置本体に駆動発振回路が設けられ、かつ該噴霧装置本体への薬液容器の装着時に接点部材を介して接するように、薬液容器側及び噴霧装置本体側にそれぞれ接点部材が設けられてなるピエゾ式薬液噴霧装置。
  2. 吸液芯の一端が薬液容器の薬液に接する位置に、かつ吸液芯の他端がピエゾ噴霧部に弱接触する位置又は接触する位置に設けられてなる、請求項1記載の薬液噴霧装置。
  3. 吸液芯に用いる部材の薬液吸い上げ速度が8分間以内である請求項1又は2記載の薬液噴霧装置。
  4. ピエゾ噴霧部が少なくともピエゾ発振子と、多数の孔を有する又は網状の振動板又は薄板とから構成される請求項1〜3いずれか記載の薬液噴霧装置。
  5. 駆動発振回路に複数の噴霧プログラムが記憶されている請求項記載の薬液噴霧装置。
  6. エゾ噴霧部及び吸液芯が付設されて一体化されてなることを特徴とする、請求項1〜5いずれか記載のピエゾ式薬液噴霧装置用の薬液容器。
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