JP4315111B2 - Shelf board structure - Google Patents
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Description
本発明は、キャビネットに設けた棚ダボに載置される棚板の構造に関するものである。 The present invention relates to a structure of a shelf board placed on a shelf dowel provided in a cabinet.
従来、棚板をキャビネットに取り付けるにあたって、図9に示すように、キャビネット1の側板に固定した棚ダボ2,3に棚板4’を載置するようにしている。
Conventionally, when the shelf board is attached to the cabinet, as shown in FIG. 9, the
しかし、このような構成では、棚ダボ2,3と棚板4’とは引っ掛かりがないため、棚板4’に対して様々な外力が加わった場合、例えば地震などによって下方向からの突き上げ力が加わった場合には、棚板4’が上方向Dに跳ね上がって回転したり、前方向Cにずれたりして容易に外れて落下することがある。
However, in such a configuration, since the shelf dowels 2 and 3 and the
他の従来例として、棚板の下面に設けた下方に開口する凹部に棚ダボを挿入することが知られている(例えば、特許文献1参照)。 As another conventional example, it is known that a shelf dowel is inserted into a recessed portion that opens downward on a shelf board (see, for example, Patent Document 1).
しかし上記特許文献1に示される従来例では、棚ダボと棚板とは上下方向に引っ掛かりがなく、やはり、棚ダボに対する拘束力が弱いため、棚板に対して様々な外力が加わった場合に容易に外れて落下することがある。
本発明は上記の従来の問題点に鑑みて発明したものであって、誰でも簡単に棚ダボに対する取り付け、取り外しができるものでありながら、棚板の棚ダボに対する拘束力を強くでき、こにより棚板に対して様々な外力が加わった場合に、棚板が棚ダボから外れて落下してしまうのを防止でき、さらに、棚板の上面全体を収納スペースとして有効利用できると共に部品点数が少なくて済み、低コスト化を図ることができる棚板の構造を提供することを課題とするものである。 The present invention was invented in view of the above-mentioned conventional problems, and anyone can easily attach and detach to / from the shelf dowels. When various external forces are applied to the shelf board, the shelf board can be prevented from falling off the shelf dowels, and the entire top surface of the shelf board can be effectively used as a storage space and the number of parts can be reduced. Therefore, an object of the present invention is to provide a shelf structure that can reduce costs.
前記課題を解決するために本発明にあっては、キャビネット1の前側及び奥側に設けた左右の棚ダボ2,3に載置される棚板の構造において、棚板4の後端部4a側の下面に、下方に突出した第1垂下片5aと、上記第1垂下片5aの下端から後方Aに突出して奥側の棚ダボ2の下側に配置される第1外れ防止突片5bとからなる棚ダボ差込部5が突設され、棚板4の前端部4b側の下面に、下方に突出した第2垂下片6aと、上記第2垂下片6aの下端から後方Aに突出して前側の棚ダボ3の下側に配置される第2外れ防止突片6bと、上記第2垂下片6aよりも後方Aの棚板4下面から下方に突出して前側の棚ダボ3の背後に配置されるずれ防止突起6dと、上記第2外れ防止突片6bとずれ防止突起6dとの間から斜め後方下方Bに開口した棚ダボ差込口6cとを備えた棚ダボ受け部6が突設されていることを特徴としている。
In order to solve the above problems, in the present invention, in the structure of the shelf board placed on the left and
このような構成とすることで、棚板4の取り付け時には、棚板4の後端部4a側が前端部4b側よりも下になるような斜め姿勢で、棚ダボ差込部5の第1外れ防止突片5b上に奥側の棚ダボ2を差し込み、さらに棚ダボ受け部6の斜め後方下方Bに開口した棚ダボ差込口6cから前側の棚ダボ3を差し込むことができ、その後、棚板4の前端部4b側を下に降ろして水平姿勢にすれば、前後の棚ダボ2,3が棚ダボ差込部5と棚ダボ受け部6とに引っ掛けられた状態となり、誰でも簡単に棚ダボ2,3に対する取り付け、取り外しができる。また棚板4の取り付け状態では、棚ダボ差込部5の第1外れ防止突片5bが奥側の棚ダボ2の引っ掛りとなり、棚ダボ受け部6の第2外れ防止突片6bが前側の棚ダボ3の引っ掛かりとなる。従って、棚板4に対して様々な外力が加わった場合、例えば地震などによって棚板4に下方向からの突き上げ力、或いは棚板4を前下方向へ引っ張って棚板4を回転させる力などが加わった場合でも、棚板4が上方向Dに跳ね上がったり回転したりすることがない。さらに、前側の棚ダボ3の背後にずれ防止突起6dが配置されるので、棚板4に前方向Cにずれる力が加わった場合でも、棚板4が前方向Cにずれるのを防止できる。これにより、棚板4が棚ダボ2,3から外れて落下するのを確実に防止できるようになる。
With such a configuration, when the
また、前記棚板4は、キャビネット1に固定される固定棚10の上面に被せられると共に、固定棚10の上面近傍の前側及び奥側に設けられた棚ダボ2,3が棚板4の棚ダボ差込部5及び棚ダボ受け部6にそれぞれ着脱可能に差し込まれ、前記棚板4の前端部4bから下方に向けて固定棚10を隠すための隠し片11が垂設されていると共に前記棚板4の後端部4aから上方向Dに向けてキャビネット1の背板14に当接可能な凸リブ12が立設されているのが好ましく、この場合、棚板4を固定棚10に被せることで、固定棚10を棚板4として使用可能となり、また棚板4を固定棚10の上面近傍の棚ダボ2,3に取り付けることで、棚板4は固定棚10と一体化されると共に、棚板4に対して様々な外力が加わった場合でも棚板4が外れて落下するのを防止できるようになる。しかも、棚板4は固定棚10に対して着脱自在となるので、棚板4と固定棚10との使い分けが容易となる。また棚板4の取り付け状態では、棚板4の前端部4bから垂下する隠し片11によって固定棚10を覆い隠すことができるので、棚板4と固定棚10とが一体化した外観を呈するので、見栄えが良好となり、さらに棚板4の後端部4aから立設する凸リブ12をキャビネット1の背板14に当接させることで、地震時に凸リブ12が背板に当たって棚板4の回転を阻止するので、棚ダボ差込部5及び棚ダボ受け部6による外れ防止効果とあいまって、棚板4の回転防止に一層効果的となると共に、棚板4上に濡れた物が置かれた場合でも、棚板4の後端部4aと背板との隙間に水が流れ込むのを凸リブ12にて防止できるようになる。
Further, the
本発明にかかる棚板は、誰でも簡単に棚ダボに対する取り付け、取り外しができ、しかも棚板に設けた棚ダボ差込部及び棚ダボ受け部によって棚ダボに対する拘束力を強くでき、従って、棚板に対して様々な外力が加わった場合に、上方向への跳ね上がり防止や回転防止、さらに前方向へのずれ止めが確実となり、地震等の振動に対して簡単に落下する心配がなく、結果、棚板が棚ダボから外れて容易に落下してしまうのを防止でき、棚板の使用の安全性を高めることができる。そのうえ、棚板の上面に、例えば跳ね上りや回転、ずれ等を止めるための専用の部品や部材を別途設ける必要がなくなるため、棚板の上面全体を収納スペースとして有効利用できると共に、部品点数が少なくて済み、低コスト化を図ることができるものである。 The shelf board according to the present invention can be easily attached to and detached from the shelf dowels by anyone, and the binding force to the shelf dowels can be increased by the shelf dowel insertion part and the shelf dowel receiving part provided on the shelf board. When various external forces are applied to the plate, it is possible to prevent upward jumping and rotation, and to prevent forward displacement, and there is no risk of falling easily due to vibrations such as earthquakes. Therefore, it is possible to prevent the shelf board from falling off the shelf dowel and easily fall off, and to improve the safety of using the shelf board. In addition, there is no need to separately provide a dedicated part or member for stopping the jumping, rotation, displacement, etc. on the upper surface of the shelf board, so that the entire upper surface of the shelf board can be effectively used as a storage space and the number of parts can be reduced. The amount can be reduced and the cost can be reduced.
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基いて説明する。 Hereinafter, the present invention will be described based on embodiments shown in the accompanying drawings.
ミラーキャビネット1の側板の前側及び奥側には、図2に示すように、上下複数組の棚ダボ2,3が設けられている。各組の棚ダボ2,3は左右の側板にそれぞれ設けられている。
As shown in FIG. 2, a plurality of sets of upper and
棚板4は、図1に示すように、後端部4a側の下面に棚ダボ差込部5が突設され、前端部4b側の下面に棚ダボ受け部6が突設されている。なお図2(a)は棚板4の平面図、図2(b)は棚板4の正面図である。
As shown in FIG. 1, the
ここで、棚板4の棚ダボ差込部5は、棚板4下面から下方に突出した第1垂下片5aと、第1垂下片5aの下端から後方Aに突出して奥側の棚ダボ2の下側に配置される第1外れ防止突片5bとからなり、後方Aに開口した第1棚ダボ差込口5cを有している。この第1棚ダボ差込口5cは棚ダボ2,3の外径寸法より若干大きく設定されている。
Here, the shelf
また、棚板4の棚ダボ受け部6は、棚板4下面から下方に突出した第2垂下片6aと、上記第2垂下片6aの下端から後方Aに突出して前側の棚ダボ3の下側に配置される第2外れ防止突片6bと、上記第2垂下片6aよりも後方Aの棚板4下面から下方に突出して前側の棚ダボ3の背後に配置されるずれ防止突起6dとからなり、上記第2外れ防止突片6bとずれ防止突起6dとの間に斜め後方下方B(図5)に開口した第2棚ダボ差込口6cが設けられている。この第2棚ダボ差込口6cは棚ダボ2,3の外径寸法より若干大きく設定されている。
Further, the shelf
また本例の棚板4の前端部に第2外れ防止突片6bよりも下方に突出するように、後述の隠し片11が垂設されている。さらに、棚板4の後端部4aからは上方向Dに向けてキャビネット1の背板14に当接可能な凸リブ12が立設されており、一方、棚板4の前端部4bからは上方向Dに突出した立ち上がり片13が立設されている。この立ち上がり片13の高さは凸リブ12よりも高く設定され、前側からの収納物の落下防止等の働きをする。
Moreover, the below-mentioned
なお棚板4及び棚ダボ2,3の材質は特に問わず、金属製、合成樹脂製、木製のいずれでもよい。
The material of the
次に、棚板4を取り付けるにあたっては、図4に示すように、棚板4を後端部4a側が前端部4b側よりも下になるような斜め姿勢にして、棚ダボ差込部5の後方Aに開口した第1棚ダボ差込口5cから奥側の棚ダボ2を差し込み、さらに、棚ダボ受け部6の斜め後方下方Bに開口した第2棚ダボ差込口6cから前側の棚ダボ3を差し込む。その後、棚板4の前端部4b側を下に降ろして図5に示す水平姿勢にすることで、前後の棚ダボ2,3が棚ダボ差込部5と棚ダボ受け部6とにそれぞれ引っ掛けられた状態となり、取り付け作業が完了する。なお、棚板4を取り外すときは、前記動作と逆の動座で外すことができる。
Next, when attaching the
しかして、図5のように、棚板4の後側の棚ダボ差込部5に奥側の棚ダボ2を差し込み、棚板4の前側の棚ダボ受け部6に前側の棚ダボ3を受けた状態では、図6(a)のように、後側の棚ダボ差込部5の第1外れ防止突片5bが奥側の棚ダボ2の引っ掛りとなり、図6(b)のように、前側の棚ダボ受け部6の第2外れ防止突片6bが前側の棚ダボ3の引っ掛かりとなる。従って、棚板4に対して様々な外力が加わった場合、例えば地震などによって棚板4に下方向からの突き上げ力、或いは棚板4を前下方向へ引っ張って棚板4を前に回転させる力などが加わった場合でも、棚板4が上方向Dに跳ね上がったり回転したりすることがない。つまり人が恋に斜め後方下方に外そうとする外力を加えないかぎり、棚板4は外れるおそれがない。さらに、図6(c)のように、前側の棚ダボ3のすぐ背後にずれ防止突起6dが位置しているので、棚板4に前方向Cにずれる力が加わった場合でも、棚板4が前方向Cにずれるのを防止できる。なお、棚板4の後端部4a側へのずれは背板にて防止できる。この結果、誰でも簡単に棚板4の取り付け、取り外しができるものでありながら、棚板4の上方向Dへの跳ね上がり防止や回転防止、さらに前方向Cへのずれ止めが確実となり、地震等の振動に対して簡単に落下する心配がなく、安全性の高い棚板4を得ることができる。
As shown in FIG. 5, the
しかも、棚板4の上面に、跳ね上りや回転、ずれ等を止めるための専用の部品や部材を別途設ける必要がないため、棚板4の上面全体を収納スペースとして有効利用できるようになると共に、部品点数が少なくて済み、低コスト化を図ることができる利点もある。
Moreover, since it is not necessary to separately provide a dedicated part or member for stopping jumping, rotation, displacement, etc. on the upper surface of the
また本例では、棚板4の後端部4aから立設する凸リブ12が、棚板4の外れ止め機能と水処理機能とを有する。つまり、凸リブ12をキャビネット1の背板14に当接させることで、地震時に凸リブ12が背板に当たって棚板4の回転を阻止するので、棚ダボ差込部5及び棚ダボ受け部6による外れ防止効果とあいまって、棚板4の回転防止に一層効果的となる。そのうえ、棚板4上に濡れた物が置かれた場合でも、棚板4の後端部4aと背板との隙間に水が流れ込むのを凸リブ12にて防止できるようになる。さらに、棚板4の前端部4bから上方向Dに突出した立ち上がり片13が立設されているので、棚板4の前端部4bから収納物の落下や水の流れ落ちを立ち上がり片13により防止できる利点もある。
Moreover, in this example, the
図7及び図8は本発明の他の実施形態であり、前記実施形態の棚板4(以下「着脱棚板4」という)とは別に、キャビネット1に固定される固定棚10を備えた場合の一例を示している。本例では固定棚10の上面は平坦面となっている。また固定棚10の上面近傍の前側及び奥側には、着脱棚板4を取り付けるための棚ダボ2,3がそれぞれ設けられている。図7の例では、上下2段の固定棚10に着脱棚板4を取り付ける場合を示しているが、勿論、図7の例に限定されるものではない。また本例の着脱棚板4は、キャビネット1に固定される固定棚10の上面に被せられると共に、固定棚10の上面近傍の前側及び奥側に設けられた棚ダボ2,3が着脱棚板4の棚ダボ差込部5及び棚ダボ受け部6にそれぞれ着脱可能に差し込まれるようになっている。なお、着脱棚板4の棚ダボ差込部5及び棚ダボ受け部6の構造等は前記図1〜図6の実施形態と同様であり、対応する部位には同一符号を付して詳しい説明は省略する。
7 and 8 show another embodiment of the present invention, in which a fixed
しかして、着脱棚板4を固定棚10に被せた状態で取り付けるにあたっては、前記図4と同じ方法で、着脱棚板4を後端部4a側が前端部4b側よりも下になるような斜め姿勢にして、前後の棚ダボ2,3を棚ダボ差込部5と棚ダボ受け部6とにそれぞれ引っ掛けた状態で取り付けることができる。なお、着脱棚板4を取り外すときは、前記動作と逆の動座で外すことができる。これにより、図7に示すように、着脱棚板4を固定棚10に被せることができ、固定棚10を着脱棚板4として使用できるようになる。このとき、図8に示すように、棚ダボ受け部6の第2外れ防止突片6bと隠し片11とが固定棚10の前端部側の上面コーナー部にて支持されるようになり、着脱棚板4の前端部4b側をそのまま固定棚10の上に安定良く設置できるようになる。つまり、着脱棚板4は棚ダボ2,3に引っ掛けられると同時に固定棚10でも支持される形となり、結果、着脱棚板4の上の荷物荷重が固定棚10によって十分に受け止められる構造となり、安定した着脱棚板4の取り付け状態を確保できるものである。
Thus, when attaching the
しかも固定棚10の上面近傍に設けた棚ダボ2,3に着脱棚板4を取り付けることで、誰でも簡単に着脱棚板4の取り付け、取り外しができるものでありながら、着脱棚板4の上方向Dへの跳ね上がり防止や回転防止、さらに前方向Cへのずれ止めが確実となり、地震等の振動に対して簡単に落下するのを防止できるようになる。しかも、着脱棚板4を棚ダボ2,3から簡単に取り外せるので、着脱棚板4と固定棚10との使い分けが容易となる。また着脱棚板4の取り付け状態では、着脱棚板4の前端部4bから垂下する隠し片11によって固定棚10を覆い隠すことができるので、着脱棚板4と固定棚10とが一体化した外観を呈するようになり、見栄えが良好になる利点もある。
In addition, by attaching the
前記実施形態ではミラーキャビネット用の棚板4を例示したが、必ずしもこれに限らず、本発明の棚板4は、地震対策用の書棚等の家具全般にも広く適用可能である。
Although the
1 キャビネット
2 奥側の棚ダボ
3 前側の棚ダボ
4 棚板
4a 後端部
4b 前端部
5 棚ダボ差込部
5a 第1垂下片
5b 第1外れ防止突片
5c 第1棚ダボ差込口
6 棚ダボ受け部
6a 第2垂下片
6b 第2外れ防止突片
6c 第2棚ダボ差込口
6d ずれ防止突起
10 固定棚
11 隠し片
12 凸リブ
14 背板
A 後方
B 斜め後方下方
C 前方向
D 上方向
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1
Claims (2)
The shelf board is put on the upper surface of the fixed shelf fixed to the cabinet, and the shelf dowels provided on the front side and the back side near the upper surface of the fixed shelf are used as the shelf dowel insertion part and the shelf dowel receiving part of the shelf board. Each of the cabinets is detachably inserted and has a hidden piece for concealing the fixed shelf downward from the front end of the shelf, and the back plate of the cabinet upward from the rear end of the shelf. 2. The shelf board structure according to claim 1, wherein convex ribs capable of coming into contact with the wall are provided upright.
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