JP4315035B2 - 内燃機関の気筒毎吸気量検出装置、気筒毎空燃比制御装置及び気筒毎発生トルク制御装置 - Google Patents

内燃機関の気筒毎吸気量検出装置、気筒毎空燃比制御装置及び気筒毎発生トルク制御装置 Download PDF

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Description

本発明は、多気筒内燃機関の各気筒に設けられた吸気バルブリフト可変機構を駆動して吸気バルブのバルブリフト量を調節する駆動調節機構を備えた内燃機関の気筒毎吸気量検出装置、気筒毎空燃比制御装置及び気筒毎発生トルク制御装置に関する。
コントロールシャフトをアクチュエータにより軸方向に移動させ、このことによりコントロールシャフトに係合しているスライダギアを軸方向に移動することでバルブ特性を調節する内燃機関の可変動弁機構が知られている(例えば特許文献1参照)。
特開2001−263015号公報(第7−12頁、図5−28)
このようにスライダギアを軸方向に移動させるために、スライダギアに対するコントロールシャフトの係合部には大きな力がかかる。特にバルブリフト量を大きくする方向にスライダギアを移動させる場合に係合部に大きな力が作用する傾向にある。このためコントロールシャフトの強度が不十分であると係合部が変形するおそれがあるので、このような変形を防止するために、コントロールシャフトには鉄系材料などの高強度の材料を用いている。
しかし内燃機関の軽量化のためにアルミ合金などの軽合金系材料がシリンダヘッドに用いられた場合には、シリンダヘッドの熱膨張率が鉄系材料に比較して可成り大きくなる。具体的には2倍程度に大きくなる。したがって内燃機関の冷間時と暖機後とでは、コントロールシャフト上における係合部の位置がシリンダヘッドに対して相対的に大きくずれることになる。このためアクチュエータ側でコントロールシャフトの移動量を検出しつつコントロールシャフトの移動量を制御しようとしても、係合部の軸方向位置が温度によりずれるので、基準温度以外では各気筒で同一のバルブリフト状態に調節することが不可能となる。
特に吸気バルブのバルブリフト状態が気筒間でずれを生じると、気筒間で吸入空気量にもずれが生じる。この吸入空気量のずれは内燃機関全体の吸入空気量を検出している吸入空気量センサでは検出できない。このように気筒毎の吸入空気量がわからないため、内燃機関全体の吸入空気量に対する燃料供給量は高精度に調節することで目標空燃比が達成できても、個々の気筒では目標空燃比からのずれが解消できず、目的とする燃焼状態となっていないため、排気エミッション悪化等の問題が生じるおそれがある。
又、このように気筒毎の吸入空気量がわからないために、気筒間で発生トルクに違いが生じてトルク変動が発生しても、このトルク変動を抑制することができず、内燃機関の騒音や振動等の問題を生じるおそれがある。
本発明は、温度に応じて、吸気バルブリフト可変機構による各気筒の吸気バルブリフト調節にずれが生じる内燃機関において、気筒毎の吸入空気量検出、気筒毎の空燃比制御、気筒毎の発生トルク制御を実現することを目的とするものである。
以下、上記目的を達成するための手段及びその作用効果について記載する。
請求項1に記載の内燃機関の気筒毎吸気量検出装置は、多気筒内燃機関の各気筒に設けられた吸気バルブリフト可変機構に掛け渡されたコントロールシャフトと、同シャフトを軸方向に駆動するアクチュエータとを有し、同アクチュエータを介して前記シャフトの軸方向位置を調節することにより吸気バルブのバルブリフト量を調節する駆動調節機構を備えた内燃機関における気筒毎吸気量検出装置であって、前記コントロールシャフトは、前記機関のシリンダヘッドとは互いに異なる熱膨張率を有する材質から構成されるものであり、前記コントロールシャフトと前記シリンダヘッドとの熱膨張差に起因して生じる調節ずれ量であって前記機関の温度に応じて生じる気筒毎の記バルブリフト量の調節ずれ量について、前記アクチュエータから離れて配置される気筒ほど、前記調節ずれ量の絶対値が大きくなるように同調節ずれ量を求める吸気バルブリフト調節ずれ検出手段と、前記駆動調節機構におけるバルブリフト調節量、内燃機関全体の吸入空気量及び前記吸気バルブリフト調節ずれ検出手段にて求められた前記調節ずれ量に基づいて、各気筒における吸入空気量を求める気筒毎吸気量算出手段とを備えたことを特徴とする。
各気筒への吸入空気量は、バルブリフト調節量、内燃機関全体の吸入空気量、及び調節ずれ量により決定されることを発明者は見いだした。
ここで、駆動調節機構がアクチュエータを介してコントロールシャフトの軸方向位置を調節することにより吸気バルブのバルブリフト量を調節するものである場合には、コントロールシャフトとシリンダヘッドとの間の熱膨張差に起因して、機関の温度に応じて吸気バルブリフト可変機構におけるバルブリフト量に気筒毎の調節ずれが生じる。また、こうした熱膨張差に起因して生じる気筒毎の調節ずれ量は、アクチュエータから離れて配置される気筒ほど、同調節ずれ量の絶対値が大きくなる傾向がある。したがって、上記吸気バルブリフト調節ずれ検出手段により、コントロールシャフトとシリンダヘッドとの熱膨張差に起因して温度に応じて生じる各気筒ごとの調節ずれ量を求め、気筒毎吸気量算出手段により、バルブリフト調節量、内燃機関全体の吸入空気量及び前記調節ずれ量に基づくことにより、各気筒における吸入空気量を求めることができるようになる。
のことから、吸気バルブリフト調節ずれ検出手段は、気筒毎の調節ずれ量を容易かつ高精度に求めることができる。このことにより気筒毎吸気量算出手段では気筒毎の吸入空気量を高精度に検出できる。
請求項に記載の内燃機関の気筒毎吸気量検出装置では、請求項1において、前記吸気バルブリフト可変機構は、各気筒の吸気バルブを開閉駆動する三次元カムを用い、前記コントロールシャフトは、前記三次元カムを回転させるカムシャフトを兼ねるものであることを特徴とする。
上記のように構成されて駆動調節機構がカムシャフトの軸方向移動により吸気バルブのバルブリフト量を調節するものである場合には、カムシャフトとシリンダヘッドとの間の熱膨張差に起因して、機関の温度に応じて吸気バルブリフト可変機構におけるバルブリフト量に気筒毎の調節ずれが生じる。この点、同構成に請求項1に記載の構成を適用することにより、こうした気筒毎の調節ずれ量を容易かつ高精度に求めることができる。このことにより気筒毎吸気量算出手段では気筒毎の吸入空気量を高精度に検出できる。
請求項に記載の内燃機関の気筒毎空燃比制御装置は、多気筒内燃機関の各気筒に設けられた吸気バルブリフト可変機構に掛け渡されたコントロールシャフトと、同シャフトを軸方向に駆動するアクチュエータとを有し、同アクチュエータを介して前記シャフトの軸方向位置を調節することにより吸気バルブのバルブリフト量を調節する駆動調節機構を備えた内燃機関における気筒毎空燃比制御装置であって、請求項1又は2に記載の内燃機関の気筒毎吸気量検出装置と、前記気筒毎吸気量検出装置の気筒毎吸気量算出手段にて求められた各気筒における吸入空気量に基づいて、各気筒に対する燃料供給量の調節により各気筒での空燃比を制御する気筒毎空燃比制御手段とを備えたことを特徴とする。
気筒毎吸気量検出装置の気筒毎吸気量算出手段が前述したごとく各気筒における吸入空気量を求めている。したがって気筒毎空燃比制御手段は、この各気筒における吸入空気量に基づいて、各気筒に対する燃料供給量を調節することで各気筒での空燃比を適切に調節することができる。
このようにして温度に応じて吸気バルブリフト調節にずれが生じる内燃機関において気筒毎の空燃比を適切に制御できる。
請求項に記載の内燃機関の気筒毎空燃比制御装置では、請求項において、前記気筒毎空燃比制御手段は、各気筒の空燃比が、内燃機関の運転状態に応じて全気筒共通に設定される目標空燃比となるように、各気筒に対する燃料供給量を調節することを特徴とする。
このように、気筒毎空燃比制御手段が、全気筒共通に設定されている目標空燃比となるように各気筒に対する燃料供給量を調節することで、必要とする空燃比が各気筒についても実現される。
請求項に記載の内燃機関の気筒毎発生トルク制御装置は、多気筒内燃機関の各気筒に設けられた吸気バルブリフト可変機構に掛け渡されたコントロールシャフトと、同シャフトを軸方向に駆動するアクチュエータとを有し、同アクチュエータを介して前記シャフトの軸方向位置を調節することにより吸気バルブのバルブリフト量を調節する駆動調節機構を備えた内燃機関における気筒毎発生トルク制御装置であって、請求項3又は4に記載の内燃機関の気筒毎空燃比制御装置と、前記気筒毎空燃比制御装置による各気筒に対する燃料供給量の調節に応じて、各気筒の発生トルクを点火時期にて制御する気筒毎トルク制御手段とを備えたことを特徴とする。
前述した内燃機関の気筒毎空燃比制御装置による各気筒に対する燃料供給量から各気筒での燃焼状態が判明し、点火時期による各気筒での発生トルク状態を決定できる。したがって気筒毎トルク制御手段は各気筒に対する点火時期調節により各気筒での発生トルクを制御することができる。
このため温度に応じて吸気バルブリフト調節にずれが生じる内燃機関において、気筒毎の発生トルク制御が可能となる。
請求項に記載の内燃機関の気筒毎発生トルク制御装置では、請求項において、前記気筒毎トルク制御手段は、気筒間の発生トルク差が小さくなるように各気筒の点火時期を制御することを特徴とする。
このように気筒毎トルク制御手段が点火時期を制御することにより、トルク変動が抑制でき、内燃機関の騒音悪化や振動悪化を防止することができる。
[実施の形態1]
図1は、多気筒内燃機関としてのガソリンエンジン(以下、「エンジン」と略す)2における可変動弁機構の構成を示している。図1はエンジン2中の1つの気筒における縦断面を表している。図2はエンジン2の上部を主として示す平面図である。
エンジン2は車両走行駆動用として車両に搭載されているものである。このエンジン2は、シリンダブロック4、ピストン6及びシリンダブロック4上に取り付けられたシリンダヘッド8等を備えている。尚、このエンジン2においては、シリンダブロック4、ピストン6及びシリンダヘッド8は、軽合金系材料としてのアルミニウム合金材料にて成形されている。
シリンダブロック4には、複数の気筒、本実施の形態では4つの気筒2aが形成されている。尚、図2において各気筒2aには気筒番号#1〜#4を付してある。これらの各気筒2aには、シリンダブロック4、ピストン6及びシリンダヘッド8にて区画された燃焼室10が形成されている。各燃焼室10には、それぞれ2つの吸気バルブ12及び2つの排気バルブ16の4バルブが配置されている。吸気バルブ12は吸気ポート14を、排気バルブ16は排気ポート18を開閉する。
各気筒2aの吸気ポート14は吸気マニホールド内に形成された吸気通路を介してサージタンクに接続され、エアクリーナを介してサージタンクから吸入空気を各気筒2aに供給している。更に各気筒2aの吸気ポート14に燃料を噴射するように各吸気通路にはそれぞれ燃料噴射弁20,22,24,26が配置されている。尚、このように吸気バルブ12の上流側にて燃料噴射するエンジン以外に、直接各燃焼室10内に燃料を噴射する筒内噴射型ガソリンエンジンを用いることもできる。
本実施の形態では、吸気バルブ12のバルブリフト量の変化により吸入空気量を調節しているので、サージタンク上流の吸気通路にはスロットルバルブは配置されていない。ただし補助的なスロットルバルブを配置しても良い。このような補助用スロットルバルブを配置した場合には、例えば、エンジン2の始動時に補助用スロットルバルブを全開にし、エンジン2の停止時に補助用スロットルバルブを全閉にする制御を行う。そして、例えば後述する仲介駆動機構120が異常となった場合には補助用スロットルバルブの開度制御により吸入空気量を制御する。
吸気バルブ12のリフト駆動は、シリンダヘッド8に配置された仲介駆動機構120及びローラロッカーアーム52を介して、吸気カムシャフト45に設けられた吸気カム45aからのバルブ駆動力が、吸気バルブ12に伝達されることにより可能となっている。このバルブ駆動力伝達においては、スライドアクチュエータ100と付勢機構102との出力バランスに応じてコントロールシャフト132が軸方向に移動することで仲介駆動機構120による伝達状態が調節され、このことでバルブリフト量が可変となっている。尚、吸気カムシャフト45は、一端に設けられたタイミングスプロケット45b(タイミングギアやタイミングプーリでも良い)とタイミングチェーン47を介してエンジン2のクランクシャフト49の回転に連動している。
各気筒2aの排気バルブ16は、エンジン2の回転に連動して回転する排気カムシャフト46に設けられた排気カム46aにより、ローラロッカーアーム54を介して一定のバルブリフト量で開閉されている。そして各気筒2aの各排気ポート18は排気マニホルドに連結され、排気を触媒コンバータを介して外部に排出している。
電子制御ユニット(以下、ECUと称する)60は、デジタルコンピュータを中心に構成され、双方向性バスを介して相互に接続されたCPU、ROM、RAM、各種ドライバー回路、入力ポート及び出力ポート等の構成を備えている。ECU60の入力ポートへは、アクセル開度ACCP、エンジン回転数NE、吸入空気量GA、エンジン冷却水温度THW、空燃比AF、基準クランク角G2等の各信号が入力されている。尚、エンジン冷却水温度THWはシリンダブロック4に設けられたエンジン冷却水温センサ4aから検出され、吸入空気量GAはサージタンクよりも上流側に設けられた吸入空気量センサによりエンジン全体の吸入空気量として検出されている。
更に、本実施の形態では、ECU60へは、スライドアクチュエータ100においてボールネジシャフト100eの軸方向移動位置を検出するためのシャフト位置センサ100dからシャフト位置信号SLが入力されている。
ECU60の出力ポートは、駆動回路を介して各燃料噴射弁20〜26に接続され、ECU60はエンジン2の運転状態に応じて各燃料噴射弁20〜26の開弁制御を行い、燃料噴射時期制御や燃料噴射量制御を実行している。更に、ECU60は各気筒2aの点火装置28,30,32,34を介して点火プラグ36,38,40,42による放電時期を制御することで、エンジン2の運転状態に応じた点火時期制御を実行している。
更に、本実施の形態では、ECU60は、スライドアクチュエータ駆動回路62へ駆動信号Dsを出力することで、スライドアクチュエータ100を介してコントロールシャフト132の軸方向位置を調節し、このことで吸気バルブ12のバルブリフト量を目標値に制御している。
スライドアクチュエータ100は、モータ100a、ギア部100b及びボールネジ部100cから構成されている。モータ100aはスライドアクチュエータ駆動回路62からの給電制御により回転方向と回転量とが調節される。そしてこの回転がギア部100bにより減速されてボールネジ部100cに伝達される。このことでコントロールシャフト132側に軸力を伝達するボールネジシャフト100eが、モータ100aの回転方向に対応した軸方向に、モータ100aの回転量に応じた移動量で移動する。
ECU60はシャフト位置センサ100dにて検出されるボールネジシャフト100eの軸方向移動位置がエンジン2の運転状態に応じて設定される目標バルブリフト量を実現する位置となるように、駆動信号Dsによりモータ100aの回転方向と回転量とを調節する。ボールネジシャフト100eの軸方向移動には、コントロールシャフト132の軸方向移動が連動する。このコントロールシャフト132の軸方向移動により吸気バルブ12のバルブリフト量が調節されることで各気筒2aの吸入空気量が調節される。
次に仲介駆動機構120について説明する。図3は仲介駆動機構120の斜視図を、図4は部分破断斜視図を示している。尚、図4の(A)は図3と同方向(正面側)から見た部分破断斜視図、図4の(B)は背面側から見た部分破断斜視図である。又、図5は分解斜視図、図6は図4に対応する仲介駆動機構120の外側部分の構成を示す破断斜視図である。
仲介駆動機構120は、図示中央に設けられた入力部122、入力部122の一端側に設けられた第1揺動カム124、第1揺動カム124とは反対側に設けられた第2揺動カム126及び内部に配置されたスライダギア128を備えている。
入力部122のハウジング122aは内部に軸方向に空間を形成し、この空間の内周面には軸方向に右ネジの螺旋状に形成されたヘリカルスプライン122bを形成している。又、ハウジング122aの外周面からは平行に2つのアーム122cが突出して形成されている。これらアーム122cの先端には、ハウジング122aの軸方向と平行なシャフト122eが掛け渡され、ローラ122fが回転可能に取り付けられている。尚、ローラ122fには、付勢力がアーム122cあるいはハウジング122aに与えられていることにより、吸気カム45a側に常に接触するようにされている。この付勢力は、入力部122とシリンダヘッド8あるいは支持パイプ130との間に設けられたスプリングによっている。
第1揺動カム124のハウジング124aは、内部に軸方向に空間を形成し、この内部空間の内周面には軸方向に左ネジの螺旋状に形成されたヘリカルスプライン124bを形成している。又、このハウジング124aの内部空間は径の小さい中心孔を有するリング状の軸受部124cにて一端が覆われている。また外周面からは略三角形状のノーズ124dが突出して形成されている。このノーズ124dの一辺は凹状に湾曲するカム面124eを形成している。
第2揺動カム126のハウジング126aは、内部に軸方向に空間を形成し、この内部空間の内周面には軸方向に左ネジの螺旋状に形成されたヘリカルスプライン126bを形成している。又、このハウジング126aの内部空間は径の小さい中心孔を有するリング状の軸受部126cにて一端が覆われている。また外周面からは略三角形状のノーズ126dが突出して形成されている。このノーズ126dの一辺は凹状に湾曲するカム面126eを形成している。
これらの第1揺動カム124および第2揺動カム126は、図5に示したごとく軸受部124c,126cを外側にして、入力部122に対して両側から各端面を同軸上で接触させるように配置され、全体が図3に示したごとく内部空間を有する略円柱状となる。
入力部122及び2つの揺動カム124,126から構成される内部空間には、スライダギア128が配置されている。スライダギア128の詳細を図7〜9に示す。図7の(A)は平面図、(B)は正面図、(C)は右側面図である。図8は斜視図、図9は軸に沿って垂直に破断した場合の破断斜視図を示している。
スライダギア128は略円柱状をなし、外周面中央には右ネジの螺旋状に形成された入力用ヘリカルスプライン128aが形成されている。この入力用ヘリカルスプライン128aの一端側には小径部128bを挟んで左ネジの螺旋状に形成された第1出力用ヘリカルスプライン128cが形成されている。第1出力用ヘリカルスプライン128cとは反対側には小径部128dを挟んで左ネジの螺旋状に形成された第2出力用ヘリカルスプライン128eが形成されている。尚、これら出力用ヘリカルスプライン128c,128eは入力用ヘリカルスプライン128aに対して外径が小さく形成されている。
スライダギア128の内部には中心軸方向に貫通孔128fが形成されている。そして入力用ヘリカルスプライン128aの位置で、貫通孔128fの内周面には周方向に周溝128gが形成されている。この周溝128gには一カ所にて径方向に外部に貫通するピン挿入孔128hが形成されている。
スライダギア128の貫通孔128f内には、図10(A)の斜視図に一部分を示している支持パイプ130が周方向に摺動可能に配置される。図2に示したごとく、この支持パイプ130は全仲介駆動機構120に共通の1本が設けられている。支持パイプ130には各仲介駆動機構120に対応する位置に軸方向に長く形成された長孔130aが開口している。
更に支持パイプ130内には、図10(B)の斜視図に一部分を示しているコントロールシャフト132が、図10(C)に示すごとく軸方向に摺動可能に貫通して配置されている。このコントロールシャフト132の全体図を図11の斜視図に示す。コントロールシャフト132の本体は丸棒状に形成され、鋳鋼、鋳鉄などの鉄系材料からなり、高強度の材質である。各係合部位には図10(B)に示したごとく軸直角方向の支持穴132bが設けられている。この支持穴132bにはそれぞれコントロールピン132aの基端部が挿入されることにより、コントロールピン132aが軸直角方向に突出するように支持されている。尚、コントロールピン132aもコントロールシャフト132の本体と同じく鋳鋼、鋳鉄などの鉄系材料からなり、高強度の材質である。
そしてコントロールシャフト132が支持パイプ130の内部に配置されている状態では、各コントロールピン132aの先端は、支持パイプ130に形成されている軸方向の長孔130aを貫通し、図12の部分破断図に示すごとくスライダギア128の内周面に形成されている周溝128gに挿入されている。
図11に示したごとく、コントロールシャフト132の一端側は、スライドアクチュエータ100側のボールネジシャフト100eにより軸方向での駆動力を受ける。そしてコントロールシャフト132の他端側は、付勢機構102(図2)の内部に設けられた押圧スプリング102aにより、スプリングシート102bに設けられている押圧シャフト102cを介して、スライドアクチュエータ100側への付勢力を与えられている。
尚、吸気カム45aの駆動力を仲介する際に、4つの仲介駆動機構120は、内部のスプライン機構により各コントロールピン132aを介して、コントロールシャフト132に対して、付勢機構102方向への軸力を生じさせている。押圧スプリング102aの付勢力は、これら4つの仲介駆動機構120から生じている全軸力よりも少し大きく設定されている。
したがってコントロールシャフト132を付勢機構102側(図3,4の矢印L方向)へ移動させる場合は、スライドアクチュエータ100は、押圧スプリング102aの付勢力の内で仲介駆動機構120が生じている全軸力より大きい部分の付勢力に抗してボールネジシャフト100eを移動させることになる。又、逆方向(図3,4の矢印H方向)へコントロールシャフト132を移動させる場合には、スライドアクチュエータ100は前記付勢力に対抗するボールネジシャフト100eの駆動力を弱める、あるいは逆方向の駆動力とする。このことで前記付勢力を利用してコントロールシャフト132を移動させることになる。
このようにボールネジシャフト100eを付勢機構102側(矢印L方向)へ移動させた場合は、コントロールシャフト132も連動して付勢機構102側へ移動する。このことにより入力部122と揺動カム124,126とが形成している各仲介駆動機構120の内部空間内において、各コントロールピン132aがそれぞれ係止しているスライダギア128を、ボールネジシャフト100eの移動量と同じ移動量で、L方向(図4)へ移動させることができる。
逆に、前記付勢力に対抗する力を弱めることにより、あるいは逆方向の駆動力によりボールネジシャフト100eを押圧スプリング102aの付勢方向と同じ側(矢印H方向)へ移動させた場合も同様である。すなわち前記付勢力によりコントロールシャフト132はスライドアクチュエータ100側へ移動する。このことにより各仲介駆動機構120の内部空間内において、各コントロールピン132aがそれぞれ係止しているスライダギア128を、ボールネジシャフト100eの移動量と同じ移動量で、H方向(図4)へ移動させることができる。
このように各スライダギア128はコントロールシャフト132の移動により軸方向位置が決定される。しかし図12に示したごとく、各スライダギア128は周溝128gにてコントロールピン132aに係止されているので、軸周りについてはコントロールピン132aの位置に関わらず揺動可能となっている。
スライダギア128内では、入力用ヘリカルスプライン128aは入力部122内部のヘリカルスプライン122bに噛み合わされている。そして第1出力用ヘリカルスプライン128cは第1揺動カム124内部のヘリカルスプライン124bに噛み合わされ、第2出力用ヘリカルスプライン128eは第2揺動カム126内部のヘリカルスプライン126bに噛み合わされている。
そして各仲介駆動機構120は、図2に示したごとく、揺動カム124,126の軸受部124c,126c側にてシリンダヘッド8に設けられた軸受136に接触し、2つの軸受136の間に挟まれて、軸周りには揺動可能であるが軸方向に移動するのが阻止されている。このためコントロールシャフト132がスライダギア128を軸方向に移動させても、入力部122及び揺動カム124,126は軸方向に移動することはない。
このように仲介駆動機構120の内部空間内でスライダギア128の軸方向移動量を調節することにより、ヘリカルスプライン128a,122b,128c,124b,128e,126bの機能により、入力部122と揺動カム124,126との位相差を変更できる。そしてこのことにより、ローラ122fとノーズ124d,126dとの位置関係を変更することができる。
尚、可変動弁機構の取り付けは次のように行われる。すなわち支持パイプ130内に、コントロールシャフト132を挿入する。そして図5に示すごとく4つのスライダギア128の貫通孔128fに支持パイプ130を挿入して、各長孔130aの位置にそれぞれスライダギア128を配置する。そして、スライダギア128のピン挿入孔128hから長孔130aを介して支持穴132bにコントロールピン132aの基端部を挿入する。そして支持パイプ130とコントロールシャフト132との一体物と、スライダギア128とを相対的に回転させることにより、コントロールピン132aをピン挿入孔128hの位相位置から十分に離れた位相位置に配置する。このことによりスライダギア128が支持パイプ130とコントロールシャフト132との一体物に対して相対的に揺動してもコントロールピン132aが支持穴132bから脱落しないようにする。その後、入力部122と揺動カム124,126とをスライダギア128に組み合わせる。
そして図2に示したごとくシリンダヘッド8上に配置して固定し、コントロールシャフト132の一端側にスライドアクチュエータ100を取り付ける。更にコントロールシャフト132の他端側を押圧シャフト102cにて押圧するようにして、軸受136に付勢機構102を取り付ける。このように構成することにより、前述したごとくスライドアクチュエータ100によりローラ122fとノーズ124d,126dとの位置関係を変更でき、このことで吸気バルブ12のバルブリフト量を調節できる。
ここで図13は、スライドアクチュエータ100の駆動力を調節して、ボールネジシャフト100eにて、付勢機構102の付勢力に抗してコントロールシャフト132を最大限L方向(図3,4の矢印)へ移動させた場合の仲介駆動機構120の状態を示している。図13(A)が閉弁時、図13(B)が開弁時である。この場合には入力部122のローラ122fと揺動カム124,126のノーズ124d,126dとの相対的位置関係が最も近い状態となる。このため、図13(B)に示すごとく吸気カム45aが最大限に入力部122のローラ122fを押し下げても、ノーズ124d,126dのカム面124e,126eによるロッカーローラ52aの押し下げ量は最小となり、吸気バルブ12のバルブリフト量は最小となる。したがって吸気ポート14から燃焼室10内への吸入空気量も最小限の状態となる。
図14は、スライドアクチュエータ100の駆動力を調節して、ボールネジシャフト100eを付勢機構102の付勢力と同方向に移動させ、付勢機構102の付勢力を利用してコントロールシャフト132を最大限H方向(図3,4の矢印)へ移動させた場合の仲介駆動機構120の状態を示している。図14(A)が閉弁時、図14(B)が開弁時である。この場合には入力部122のローラ122fと揺動カム124,126のノーズ124d,126dとの相対的位置関係が最も遠い状態となる。このため、図14(B)に示すごとく吸気カム45aが最大限に入力部122のローラ122fを押し下げた時には、ノーズ124d,126dのカム面124e,126eによるロッカーローラ52aの押し下げ量は最大となり、吸気バルブ12のバルブリフト量は最大となる。したがって吸気ポート14から燃焼室10内への吸入空気量も最大限の状態となる。
このようにスライドアクチュエータ100と付勢機構102との協働によりコントロールシャフト132の軸方向位置を調節することで、図13の状態と図14の状態との間で連続的に吸気バルブ12のバルブリフト量を調節できる。このことによりスロットルバルブによることなく、各気筒2aの吸入空気量の調節が可能となる。
尚、前記図13(B)に示したごとく吸気バルブ12のバルブリフト量の最小状態は或る程度の開度が存在したが、バルブリフト量「0」すなわち吸気バルブ12を完全に閉じたままにしても良く、この場合には吸入空気量は「0」となる。
次にECU60により実行される気筒毎空燃比制御処理について説明する。図15に気筒毎空燃比制御処理のフローチャートを示す。本処理は燃料噴射間隔毎、ここで4気筒エンジンであるので180°CA(CA:クランク角)毎に実行される処理である。なお個々の処理内容に対応するフローチャート中のステップを「S〜」で表す。
本処理が開始されると、まずエンジン冷却水温度THW、シャフト位置SL、吸入空気量GA及びエンジン回転数NEの値がECU60内に設けられたRAM内の作業メモリに読み込まれる(S102)。
まず図16のマップMAPthwから、エンジン冷却水温度THWにより、現在、燃料噴射対象となっている#i気筒におけるシャフト位置ずれ量dSL(i)を算出する(S104)。
このシャフト位置ずれ量dSL(i)は気筒2a毎に異なり、#1気筒2aにおける仲介駆動機構120はシャフト位置センサ100dに近いのでコントロールシャフト132の熱膨張率とシリンダヘッド8の熱膨張率との違いが大きく現れず、#1気筒シャフト位置ずれ量dSL(1)は緩い勾配となっている。そして#2気筒2a、#3気筒2a、#4気筒2aとシャフト位置センサ100dから離れるに従い、前記熱膨張率の違いが大きく現れて、#2気筒シャフト位置ずれ量dSL(2)、#3気筒シャフト位置ずれ量dSL(3)、#4気筒シャフト位置ずれ量dSL(4)へと勾配が急になっている。
尚、図16においては基準温度THWsにて、全気筒シャフト位置ずれ量dSL(1)〜dSL(4)が一致して「0(mm)」となっている。これは基準温度THWsにて全気筒(#1〜#4)についてコントロールシャフト132の支持穴132b、シャフト位置センサ100d、仲介駆動機構120の位置関係が設定されていることを示している。ただし、このように全気筒シャフト位置ずれ量dSL(1)〜dSL(4)が一致して「0(mm)」となっている必要はない。
シャフト位置SLは、図3,4などに示した方向H側にコントロールシャフト132が移動すると値が大きくなり、方向L側に移動すると値が小さくなる。基準温度THWsよりも低温側では熱膨張率の違いによりシリンダヘッド8よりもコントロールシャフト132の収縮量が少ない。したがってコントロールシャフト132が方向L側へずれたと同じことになる。このため各仲介駆動機構120による吸気バルブ12のリフト量は、シャフト位置センサ100dにより検出されるシャフト位置SLに該当するリフト量よりもマイナス側にずれる。この調節ずれ量の絶対値はシャフト位置センサ100dから離れるほど、すなわち#1,#2,#3,#4気筒の順で次第に大きくなる。
逆に基準温度THWsよりも高温側では熱膨張率の違いによりシリンダヘッド8よりもコントロールシャフト132の伸長量が少ない。したがってコントロールシャフト132が方向H側へずれたと同じことになる。このため各仲介駆動機構120による吸気バルブ12のリフト量は、シャフト位置センサ100dにより検出されるシャフト位置SLに該当するリフト量よりもプラス側にずれる。この調節ずれ量の絶対値はシャフト位置センサ100dから離れるほど、すなわち#1,#2,#3,#4気筒の順で次第に大きくなる。
このようにして燃料噴射対象気筒(#i)のシャフト位置ずれ量dSL(i)が得られる。そして、次に#i気筒の吸入空気量マップMAPga(i)からシャフト位置SL、シャフト位置ずれ量dSL(i)及びエンジン2全体としての吸入空気量GAにより、燃料噴射対象気筒(#i)についての気筒毎吸入空気量ga(i)が算出される(S106)。
吸気バルブ12のリフト量が気筒間で同一でない場合には、燃料噴射対象気筒(#i)の実際のシャフト位置「SL+dSL(i)」と、他の3つの気筒の実際のシャフト位置「SL+dSL(i以外)」との関係から、エンジン2全体の吸入空気量GAの各気筒への分配が決定される。
ただし、このように実際のシャフト位置「SL+dSL」を計算しても良いが、燃料噴射対象気筒(#i)のシャフト位置ずれ量dSL(i)が決定されれば他の3つの気筒のシャフト位置ずれ量dSL(i以外)も図16に示したごとく一意に決定される。このことから、シャフト位置SL、シャフト位置ずれ量dSL及びエンジン2全体としての吸入空気量GAをパラメータとして、各気筒2a毎に吸入空気量マップMAPgaを作成できる。そして、この気筒毎の4つのマップMAPgaから該当する#i気筒のマップMAPga(i)を選択して、シャフト位置SL、シャフト位置ずれ量dSL(i)及びエンジン2全体としての吸入空気量GAから、燃料噴射対象気筒(#i)についての気筒毎吸入空気量ga(i)を算出することができる。
次にこの気筒毎吸入空気量ga(i)とエンジン回転数NEとにより、#i気筒に対する空燃比を目標空燃比(ここではストイキ)にするために設定されている基本燃料噴射量マップMAPqbsから燃料噴射対象気筒(#i)の基本燃料噴射量qbs(i)を算出する(S108)。尚、上記目標空燃比は、全気筒(#1〜#4)に共通に設定されている目標空燃比である。
そしてこの基本燃料噴射量qbs(i)に対して補正係数Kaによる補正を実行して、#i気筒の燃料噴射量q(i)を求める(S110)。この補正係数Kaは、排気系に備えられた空燃比センサの出力AFに基づき目標空燃比にするためのフィードバック補正係数、加速時増量などのための補正係数を含んだ補正係数である。
したがって#i気筒が燃料噴射タイミングとなれば、燃料噴射量q(i)に基づいて計算される燃料噴射時間TAU(i)によって、#i気筒に設けられた燃料噴射弁の開弁制御が実行される。
上述した構成において、請求項との関係は、仲介駆動機構120が吸気バルブリフト可変機構に、コントロールシャフト132及びスライドアクチュエータ100が駆動調節機構に相当する。気筒毎空燃比制御処理(図15)のステップS104が吸気バルブリフト調節ずれ検出手段としての処理に、ステップS106が気筒毎吸気量算出手段としての処理に、これらステップS104,S106が内燃機関の気筒毎吸気量検出装置としての処理に相当する。そしてステップS108,S110が気筒毎空燃比制御手段としての処理に、ステップS104〜S110の処理が内燃機関の気筒毎空燃比制御装置としての処理に相当する。
以上説明した本実施の形態によれば、以下の効果が得られる。
(イ).気筒毎空燃比制御処理(図15)に示したごとくエンジン冷却水温度THWに応じて#i気筒のシャフト位置ずれ量dSL(i)を求めることができる(S104)。そしてこのシャフト位置ずれ量dSL(i)、吸入空気量GA及びシャフト位置SLにより、マップMAPga(i)から#i気筒における吸入空気量ga(i)を、容易かつ高精度に求めることができる(S106)。このようにエンジン2の温度(ここではエンジン冷却水温度THW)に応じて吸気バルブ12のバルブリフト調節にずれが生じるエンジン2において気筒2a毎の吸入空気量ga(i)を検出できる。
(ロ).更に気筒毎空燃比制御処理(図15)では、ステップS106にて求められた#i気筒における吸入空気量ga(i)に基づいて、#i気筒に対する燃料噴射量を調節することにより#i気筒での空燃比を制御している(S108,110)。このことにより各気筒2aの空燃比を適切に制御できる。
この空燃比制御においては、全気筒2a共通に設定されている目標空燃比(ここではストイキ)となるように、各気筒2aに対する燃料噴射量を調節しているので、必要とする空燃比が各気筒2aについても実現される。このことにより排気エミッション悪化を防止することができる。
[実施の形態2]
本実施の形態では、前記実施の形態1の構成に対して、更に図17に示す発生トルク制御処理を実行する。このことにより気筒間の発生トルク差を抑制する。他の処理は前記実施の形態1と同じであるので図1〜16も参照する。
発生トルク制御処理(図17)について説明する。本処理は点火間隔毎、ここで4気筒エンジンであるので180°CA毎に実行される処理である。
本処理が開始されると、まず各気筒において前記気筒毎空燃比制御処理(図15)にて計算されている最新の燃料噴射量q(1)〜q(4)、エンジン回転数NE及び基本点火進角θBにより、気筒毎発生トルクマップMaptqから気筒毎発生トルクtq(1)〜tq(4)を算出する(S202)。
ここで基本点火進角θBは、エンジン2の運転状態(負荷及びエンジン回転数NE)に基づいて設定されるものである。そして気筒毎発生トルクマップMaptqは予め実験にて、燃料噴射量、エンジン回転数NE及び点火時期をパラメータとして求められているマップであるが、理論計算にて求めたマップでも良く、又、ステップS202で、マップを用いずに理論計算にて気筒毎発生トルクtq(1)〜tq(4)を求めても良い。
次に最新の気筒毎発生トルクtq(1)〜tq(4)の平均値を求めて、平均気筒毎発生トルクtqaveとして設定する(S204)。
そして現在、燃料噴射対象となっている#i気筒におけるトルク偏差dtqが式1に示すごとく算出される(S206)。
[式1] dtq ← tqave − tq(i)
そして、このトルク偏差dtqを解消して#i気筒の発生トルクを平均気筒毎発生トルクtqaveに一致させるための点火時期補正量dθを、トルク偏差dtqとエンジン回転数NEとにより、点火時期補正量マップMapθから算出する(S208)。
ここで点火時期補正量マップMapθはトルク偏差dtq分を解消する点火時期補正量dθを、トルク偏差dtqとエンジン回転数NEとをパラメータとして予め実験により求めたものである。このマップMapθは理論計算にて求めたマップでも良く、又、ステップS208では、マップを用いずに理論計算にて点火時期補正量dθを求めても良い。
そして前述した基本点火進角θBを式2のごとく補正して燃料噴射対象気筒(#i)の点火時期を求める(S210)。
[式2] θ(i) ← θB + dθ
上述した構成において、請求項との関係は、前記実施の形態1にて説明した対応関係に加えて、発生トルク制御手段(図17)が気筒毎トルク制御手段に相当する。
以上説明した本実施の形態によれば、以下の効果が得られる。
(イ).前記実施の形態1の効果を生じる。
(ロ).目標空燃比となるように気筒毎に燃料噴射量の調節を実行しているので気筒間での発生トルクの差が大きくなる可能性がある。本実施の形態では、気筒毎にトルク偏差dtqを求めて、点火時期により各気筒での発生トルク状態を制御することにより、トルク偏差dtqを解消している。
このことにより、トルク変動が抑制でき、エンジン2の騒音悪化や振動悪化を防止することができる。
[実施の形態3]
本実施の形態では、仲介駆動機構の代わりに図18,19に示す3次元カムを利用した可変動弁機構を用いて、バルブリフト量を調節するものである。
すなわち吸気カム464aを3次元カムとして構成し、吸気カムシャフト464にコントロールシャフトを兼ねさせて、スライドアクチュエータ500により軸方向に移動するようにしている。ここでは吸気カムシャフト464の端部にはストレートスプライン464bが設けられて、このストレートスプライン464bによりタイミングスプロケット445bに係合している。したがって吸気カムシャフト464とタイミングスプロケット445bとは一体に回転するが、吸気カムシャフト464は軸方向に移動可能となっている。
ここでスライドアクチュエータ500は前記実施の形態1にて説明したスライドアクチュエータ100と基本的に同一の構成である。ただしスライドアクチュエータ500が軸方向に移動させる補助軸502はシリンダヘッド上に回転不能に支持されていると共に転がり軸受部466を介して吸気カムシャフト464に接続されている。このことによりクランクシャフトに連動して回転している吸気カムシャフト464に対して、補助軸502は回転することなく吸気カムシャフト464を軸方向に移動できる。
そして図19の(A)に示すごとくスライドアクチュエータ500が吸気カムシャフト464をL方向の限界位置にすると、吸気バルブ12は吸気カム464aの低バルブリフト側に接触して駆動され、バルブリフト量は最も小さいものとなる。
図19の(A)の状態からスライドアクチュエータ500が吸気カムシャフト464をH方向へ移動させると、吸気バルブ12の接触位置は、吸気カム464aの高バルブリフト側へ移動し、バルブリフト量は次第に大きくなる。
そして図19の(B)に示すごとくスライドアクチュエータ500が吸気カムシャフト464をH方向の限界位置にすると、吸気バルブ12は吸気カム464aの高バルブリフト側に接触して駆動され、バルブリフト量は最も大きいものとなる。
このようにして前記実施の形態1と同様に吸気バルブ12のバルブリフト量の調節が可能となる。
ここで吸気カムシャフト464は、鋳鋼、鋳鉄などの鉄系材料からなり、高強度の材質である。したがって軽合金系材料にて成形されているエンジン側とは熱膨張差が大きい。
このため本実施の形態では、前記実施の形態1又は前記実施の形態2にて説明した気筒毎空燃比制御処理(図15)、発生トルク制御処理(図17)を実行している。
以上説明した本実施の形態によれば、以下の効果が得られる。
(イ).気筒毎空燃比制御処理(図15)を実行することにより前記実施の形態1の効果を生じ、更に発生トルク制御処理(図17)を実行することにより、前記実施の形態2の効果も生じる。
[その他の実施の形態]
(a).前記実施の形態1においては、エンジン冷却水温度THWにより一旦シャフト位置ずれ量dSL(i)を求めてから、このシャフト位置ずれ量dSL(i)、シャフト位置SL及び吸入空気量GAにより#i気筒における吸入空気量ga(i)を求めていた。
しかしエンジン冷却水温度THWとシャフト位置ずれ量dSL(i)とは対応しているので、エンジン冷却水温度THW、シャフト位置SL及び吸入空気量GAにより#i気筒における吸入空気量ga(i)を求めるマップを作成することができる。したがって、シャフト位置ずれ量dSL(i)を求めずに、このマップから吸入空気量ga(i)を求めても良い。
(b).上述したごとく、エンジン冷却水温度THW、シャフト位置SL及び吸入空気量GAの状態は、#i気筒における吸入空気量ga(i)に対応している。したがって吸入空気量ga(i)を算出することなく、エンジン冷却水温度THW、シャフト位置SL及び吸入空気量GAに基づいて基本燃料噴射量qbs(i)を算出しても良い。すなわち、図15のステップS108にて、吸入空気量ga(i)の代わりに、エンジン冷却水温度THW、シャフト位置SL及び吸入空気量GAを用いて、基本燃料噴射量qbs(i)を算出しても良い。
(c).燃料噴射量q(1)〜q(4)はエンジン冷却水温度THW、シャフト位置SL及び吸入空気量GAに基づくことから、発生トルク制御処理(図17)のステップS202では、燃料噴射量q(1)〜q(4)の代わりにエンジン冷却水温度THW、シャフト位置SL及び吸入空気量GAを用いても良い。
(d).前記実施の形態2では、各気筒の発生トルクを平均気筒毎発生トルクtqaveに合わせるように各気筒の点火時期を制御していた。この代わりにステップS202で求めた気筒毎発生トルクtq(1)〜tq(4)の内で最大の発生トルクに合わせるように、点火時期を制御しても良い。あるいは気筒毎発生トルクtq(1)〜tq(4)の内で最小の発生トルクに合わせるように、点火時期を制御しても良い。あるいは気筒毎発生トルクtq(1)〜tq(4)の内で平均気筒毎発生トルクtqaveに最も近い発生トルクに合わせるようにしても良い。
(e).前記各実施の形態においては、シャフト位置ずれ量dSL(i)を求めるための内燃機関の温度は、エンジン冷却水温度THWを用いていたが、シリンダヘッドに温度センサを設けて、内燃機関の温度として、シリンダヘッドの温度によりシャフト位置ずれ量dSL(i)を求めても良い。あるいはエンジンオイルの油温センサにて検出される油温を内燃機関の温度として用いてシャフト位置ずれ量dSL(i)を求めても良い。
実施の形態1のエンジン及び可変動弁機構の構成を説明する縦断面図。 同エンジンの平面図。 同可変動弁機構に用いられている仲介駆動機構の斜視図。 同仲介駆動機構の部分破断斜視図。 同仲介駆動機構の分解斜視図。 同仲介駆動機構の外側部分の破断斜視図。 同仲介駆動機構内に配置されるスライダギアの構成説明図。 同スライダギアの斜視図。 同スライダギアを軸に沿って垂直に破断した状態の斜視図。 同スライダギア内に貫通配置される支持パイプ及びコントロールシャフトの斜視図。 同コントロールシャフトの全体構成を示す斜視図。 前記仲介駆動機構の部分破断図。 同仲介駆動機構の動作説明図。 同仲介駆動機構の動作説明図。 同ECUが実行する気筒毎空燃比制御処理のフローチャート。 上記気筒毎空燃比制御処理で用いるマップMAPthwの構成説明図。 実施の形態2のECUが実行する発生トルク制御処理のフローチャート。 実施の形態3で用いる可変動弁機構の例を示す斜視図。 実施の形態3で用いる可変動弁機構の駆動状態の説明図。
符号の説明
2…エンジン、2a…気筒、4…シリンダブロック、4a…エンジン冷却水温センサ、6…ピストン、8…シリンダヘッド、10…燃焼室、12…吸気バルブ、14…吸気ポート、16…排気バルブ、18…排気ポート、20,22,24,26…燃料噴射弁、28,30,32,34…点火装置、36,38,40,42…点火プラグ、45…吸気カムシャフト、45a…吸気カム、45b…タイミングスプロケット、46…排気カムシャフト、46a…排気カム、47…タイミングチェーン、49…クランクシャフト、52…ローラロッカーアーム、52a…ロッカーローラ、54…ローラロッカーアーム、60…ECU、62…スライドアクチュエータ駆動回路、100…スライドアクチュエータ、100a…モータ、100b…ギア部、100c…ボールネジ部、100d…シャフト位置センサ、100e…ボールネジシャフト、102…付勢機構、102a…押圧スプリング、102b…スプリングシート、102c…押圧シャフト、120…仲介駆動機構、122…入力部、122a…ハウジング、122b…ヘリカルスプライン、122c…アーム、122e…シャフト、122f…ローラ、124…第1揺動カム、124a…ハウジング、124b…ヘリカルスプライン、124c…軸受部、124d…ノーズ、124e…カム面、126…第2揺動カム、126a…ハウジング、126b…ヘリカルスプライン、126c…軸受部、126d…ノーズ、126e…カム面、128…スライダギア、128a…入力用ヘリカルスプライン、128b…小径部、128c…第1出力用ヘリカルスプライン、128d…小径部、128e…第2出力用ヘリカルスプライン、128f…貫通孔、128g…周溝、128h…ピン挿入孔、130…支持パイプ、130a…長孔、132…コントロールシャフト、132a…コントロールピン、132b…支持穴、136…軸受、445b…タイミングスプロケット、464…吸気カムシャフト、464a…吸気カム、464b…ストレートスプライン、466…軸受部、500…スライドアクチュエータ、502…補助軸。

Claims (6)

  1. 多気筒内燃機関の各気筒に設けられた吸気バルブリフト可変機構に掛け渡されたコントロールシャフトと、同シャフトを軸方向に駆動するアクチュエータとを有し、同アクチュエータを介して前記シャフトの軸方向位置を調節することにより吸気バルブのバルブリフト量を調節する駆動調節機構を備えた内燃機関における気筒毎吸気量検出装置であって、
    前記コントロールシャフトは、前記機関のシリンダヘッドとは互いに異なる熱膨張率を有する材質から構成されるものであり、
    前記コントロールシャフトと前記シリンダヘッドとの熱膨張差に起因して生じる調節ずれ量であって前記機関の温度に応じて生じる気筒毎の記バルブリフト量の調節ずれ量について、前記アクチュエータから離れて配置される気筒ほど、前記調節ずれ量の絶対値が大きくなるように同調節ずれ量を求める吸気バルブリフト調節ずれ検出手段と、
    前記駆動調節機構におけるバルブリフト調節量、内燃機関全体の吸入空気量及び前記吸気バルブリフト調節ずれ検出手段にて求められた前記調節ずれ量に基づいて、各気筒における吸入空気量を求める気筒毎吸気量算出手段と、
    を備えたことを特徴とする内燃機関の気筒毎吸気量検出装置。
  2. 請求項1において、前記吸気バルブリフト可変機構は、各気筒の吸気バルブを開閉駆動する三次元カムを用い、前記コントロールシャフトは、前記三次元カムを回転させるカムシャフトを兼ねるものであることを特徴とする内燃機関の気筒毎吸気量検出装置。
  3. 多気筒内燃機関の各気筒に設けられた吸気バルブリフト可変機構に掛け渡されたコントロールシャフトと、同シャフトを軸方向に駆動するアクチュエータとを有し、同アクチュエータを介して前記シャフトの軸方向位置を調節することにより吸気バルブのバルブリフト量を調節する駆動調節機構を備えた内燃機関における気筒毎空燃比制御装置であって、
    請求項1又は2に記載の内燃機関の気筒毎吸気量検出装置と、
    前記気筒毎吸気量検出装置の気筒毎吸気量算出手段にて求められた各気筒における吸入空気量に基づいて、各気筒に対する燃料供給量の調節により各気筒での空燃比を制御する気筒毎空燃比制御手段と、
    を備えたことを特徴とする内燃機関の気筒毎空燃比制御装置。
  4. 請求項3において、前記気筒毎空燃比制御手段は、各気筒の空燃比が、内燃機関の運転状態に応じて全気筒共通に設定される目標空燃比となるように、各気筒に対する燃料供給量を調節することを特徴とする内燃機関の気筒毎空燃比制御装置。
  5. 多気筒内燃機関の各気筒に設けられた吸気バルブリフト可変機構に掛け渡されたコントロールシャフトと、同シャフトを軸方向に駆動するアクチュエータとを有し、同アクチュエータを介して前記シャフトの軸方向位置を調節することにより吸気バルブのバルブリフト量を調節する駆動調節機構を備えた内燃機関における気筒毎発生トルク制御装置であって、
    請求項3又は4のいずれかに記載の内燃機関の気筒毎空燃比制御装置と、
    前記気筒毎空燃比制御装置による各気筒に対する燃料供給量の調節に応じて、各気筒の発生トルクを点火時期にて制御する気筒毎トルク制御手段と、
    を備えたことを特徴とする内燃機関の気筒毎発生トルク制御装置。
  6. 請求項5において、前記気筒毎トルク制御手段は、気筒間の発生トルク差が小さくなるように各気筒の点火時期を制御することを特徴とする内燃機関の気筒毎発生トルク制御装置。
JP2004089553A 2004-03-25 2004-03-25 内燃機関の気筒毎吸気量検出装置、気筒毎空燃比制御装置及び気筒毎発生トルク制御装置 Expired - Fee Related JP4315035B2 (ja)

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